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国士さまvs有識者さま専用リング その5

7 :名無しの読者さん:2024/12/22(日) 13:33:18 ID:nyypv6dbi
『生物科学』 誌 に掲載された書評
『文明崩壊 滅亡と存続の運命を分けるもの』
(書評 石田 健准教授 東京大学)

ttps://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/~ishiken/japanese/books/collapse.html

日本に該当する部分の書評を抜粋

北大西洋の歴史に続いて、太平洋のさまざまな大きさの島の文明を比較し、ティコピア島や分断化されたニューギニア高地の小規模社会では個人が比較的平等な立場で、大きなトンガや
(江戸時代の)日本は権力者による規制が実効を発揮して持続的に環境利用してきたことが、簡潔に紹介されている。
これらの社会の自然環境は異なっており、それぞれに応じた対処をできたことが重要であったと説明されている。
鎖国されてほぼ自給自足の閉鎖系だった江戸時代の日本における人口増加と環境や生活水準の維持の両立は、特殊な成功例であった。
対処さえできればなんとかなるという成功例は希望を抱かせる。これが、2セットめの、過去の崩壊と成功をめぐる文明比較である。


日本が、崩壊をまぬがれた文明の実例として紹介されていることは、本書を少し身近に感じられる理由でもある。日本は、温暖で降水量が多く森林の成長に適していることや、火山があり、水資源や海洋資源にも恵まれているなど、自然環境の面では有利な条件を多く備えている。
また、リサイクルをふんだんにとりいれた江戸時代の社会のしくみを見直す書籍は、国内でも少なからずみかける。
今後予測される人口の急激な自然減は、鎖国当時の人口に近づくことであり、変化過程で上手に対処できれば、資源の浪費を抑え、環境を保全しながら持続的に自然資源を利用していく上で有利な立場を手に入れる基礎ともなりえるのかもしれない。

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