ディゴール・ダ・ジゴールの漂流船 ―― a.s.l:-1cubitus
- 1 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/11(土) 21:33:49 ID:???0
-
lヽ、
‐=.,''"ヾヽヽ、
_,,.='ヽ\ヾヾヽ\ 「このキチガイ共の巣窟に、ようこそいらっしゃいやがりました。
`- 、ヽヾ\ヾ、\_>、
`ー、_∠二上三〉 ……ああ、ちょっと待て、
「ァ`ヾfタ> く
____ `''i、(ー- 'ェ┘ ここに来た奴は、オレ様が棺桶を作っておく事になってるんだ。
,. ――――' /二二`!ヽ_,_」 ;`下、-、、_____
/o/o o/。"二二二/⌒ヽ ヽ. 、'北川:l`》ト、―| || | `ヽ この漂流船がいつ難破しても、その先は迷わないようにな……」
/o/o o/。 ° ノ 尸!:::::ミ川:|:l::};;ヾヽ l | |! | ||
...| ̄ | ̄ ̄| l′ / /ノ~ラ__≦l:l:W:}、;;;ド\!;| l| | ||
..|.占.|(.X.)| / / / /{ー--'ムル刈 `L|ヾ::\|:! | ||
,|__,|____| l、 / / / / {''''" /l;ハ:イ:| ___\:ヾ:::ト、┴‐''’
..\ロ_\、シ\゚ 。./ _/ ./ / ,,r|w、,'mlトィ"了 ト::ヾ;;;ヽ、_
\―\。t。\ ヽ、 \__/ /-‐|「[「[「[〔∵∴)} `ヾ::ヾ::っヽ、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \'_/jニニj |;' 丁丁〈 ``=、ヾ::二''┬n ..___
ヽ、 !ニニ! | `ー=二|_| |ミ/川 |lヽ
`~~| ̄´ i \ ,ノ | `ヾl┼'-ド.}
| i ! i |ll;;: | V {ソ
|_,..、_r'i_,M__」l!rv、__|
| | |;:|}:}:|!::|
Lrv、_,.、_! ||::川!::{
l、 | {|:!|:l:|::ゝ
〈,: | }二ニコ
/ `'´| }_ニ=-{
| | |-ィ爪!
| | {:ミ三:}
| :| !川川
| | |~'┴(
| | |>‐'(
,ノ 〉 (二-∠>、
,. ‐'" ) {/_/_/三ニ=-、
`ー-゙- '´ `⌒"'''''''´
_
乙-=、`'ヽ、
)r-''`''⌒'´}
} (_) 〈_) 〈
ノヽ ノヽ 「ディゴール・ダ・ジゴールはこう言っていた。
/乂)、` ´ (乂\
/ヾ. └乂、__r乂 ┘ ヽ 『棺桶の奴が失礼な事は言わなかったかい?
{ i (○) y }
.(エlエl{,x(乂三乂x、}rエlエ) ああ、これがここでのルールだから、一度目を通してほしい』
} !}三 彡} ノ {
} {乂x.ニ,ニx乂|/ ! ……と」
,| ! !_x乂┴乂x| !{
〈丶 }_j___j}__}__| !〈
ヽ {_ 〉'┼'┴'┼〈 / ノ
}ニニ< j ! にニコ
{ 、>___,,.. -‐/r, }
ヽト-`'-‐=ニ二`く/ノ
| ̄丁~~¨¨广¨{~'|
| {. ! | ☆本船でのルール
| ! { | ○投下内容にそぐわぬ書き込み、雑談、展開予想等は避難所でお願いします。
(ニヱニヱニヱ) ○長文不可。本文三行+空白三行迄とします。
{-ェ-ェ-ェ-ェ-ェ-ェ} ○安価は基本的には不可ですが、スレ主によるものや誤字訂正の書き込みは例外とします。
{.エニエニエニヱニ} ○歌詞の書き込みは禁止です。
,},,_j__,}___,j__j{__;i{{ ○自治不要。違反者は、基本的にはスレ種が通報し、☆凛の裁定を仰ぐこととします。
ノ┴-┼-┴-┴┴ヽ、
`ー、__,....._,....___... -''´
.
- 2 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 21:36:57 ID:6rDJa6cN0
-
__ノ /
`」 く
/ Y
i {. |
|. T L
| | 「´
| | ト
L -‐== } /⌒ヽ
「'::.:.... Y∧ ∠{ } ` 、
「::V {::q 0. |. | 「.゚ V __ \ コレが今までの航海の記録ダ。
. |ノ}::∧::}_ ノ |. V (⌒´ ^`` ……何もしていないようでいて、なかなかどうして、降り積もっていくものなのダナ
レ V〕 ソ ∧__ヽ {
」 }:::「 //∧v^ヽリ . ○やる夫は魔法使いです
. ⌒7::::| //∧ ・第一話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/5772
i::::::| //∧ ・第二話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/6006
LノL _ ⌒ ・第三話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/6484
レ^V__^¨´ /∧ ・第四話前 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/7515
{{: } 0). //∧ ・第四話後 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/7827
ト ,ノ {. //∧
|. { //∧ ○やる夫は、無限の成層圏に手を延ばすようです
|::. { //∧ ・プロローグ:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1421058531/9347
|::. { //∧ ・ 第一話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1432733502/694
l:: {. //∧ . ・ 第二話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1432733502/1950
l:: _」 ///i ・ 第三話 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1432733502/6421
|:: (0 //| . ・ 第四話 :ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1454131547/4815
|:: }. //|
. |:: } //| ○私のブラ鎮
. |:: } //| ・ブラ鎮1 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1432733502/8321
l::: } //| ・ブラ鎮2 :ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1432733502/8625
l::: } //| ・ブラ鎮3 :ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1454131547/4537
|::: } //|
|::: } //| ○一方通行の婚活模様
′ L._ //| . 全編 :ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1440768983/4497
/ O)} //|
/i. 「¨´ i. /|
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ヽ.| |. { | /|
. L |. { L "^⌒ヽ
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`¨¨¨7 ___彡 U. し \ )> ミ
. // \\__」_ノ7
`¨´ `¨¨¨¨´
.
- 3 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 21:38:47 ID:6rDJa6cN0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ダイス振ってみたかったからスレを建てた!
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 反省はするかもしれんが、後悔はしないことをめざす!
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ ……戒めのつもりで、首の者のアバター選んだのに、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 逆に近づいて行っている気がするのはなぜだろう……。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 2016/6/12 お昼頃より、投下開始予定です。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 一人でダイス振るのも寂しいですので、何人か御参加頂けたら幸いです。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 4 :タイガージョー:2016/06/11(土) 21:54:14 ID:E+rEHtNv0
- スレ立て乙に御座います。
- 5 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 21:55:30 ID:JFdlRBD10
- 立乙ー
- 6 :スネア ◆UUcp66tYgQ ★:2016/06/11(土) 21:56:37 ID:???0
- スレ立て乙です
- 7 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 21:57:35 ID:jr01guWo0
- スレ立てお疲れ様です。
投下纏めありがとうございます。見直したかったので助かります。
明日お昼っすね、楽しみにしてます。
- 8 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 22:41:25 ID:1e+03ktK0
- おわぁ
おつ
狂わないで
- 9 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 23:07:27 ID:s4LYbvjn0
- スレ立て乙に御座います。
- 10 :名無しの読者さん:2016/06/11(土) 23:09:34 ID:f8KO2D0b0
- 立て乙です
- 11 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 09:12:38 ID:3t2N7+1Zi
- たておつ
- 12 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:00:02 ID:R/JO2uIJ0
- _lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ ……どうでもいい話。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 折角自スレ立てたのだからと、今後も使う機会がないだろうAAを使用して見た。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 ただでさえ面倒臭いののスレが、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 更に近寄り難くなった気もするが、後悔はしてない(をい)。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ ……と、言う訳で、
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 私のブラ鎮・番外変的な半即興のキャラクター作成を始めようかと思いますが、
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ ダイスを振ってくださる方はいらっしゃいますでしょうか?
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
今から十分ほど待ちますので、参加してくださる方は意思表示をお願いします。
- 13 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:04:58 ID:agIgavDi0
- ノ
- 14 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:08:07 ID:8G3V371z0
- ノ
- 15 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:30:46 ID:R/JO2uIJ0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 白状します。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 ぶっちゃけ、席離れて珈琲淹れてました。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ ルワンダのチビゴリラ、天罰なのか変な渋みが出てぶっちゃけ余り美味しくないです。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 現実的に言えば、割と時間を焦ったせいだと思いますが、
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 参加表明頂いた方はまだいらっしゃいますでしょうか?
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 16 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:31:38 ID:8G3V371z0
- ノ
- 17 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:34:25 ID:R/JO2uIJ0
- いらっしゃるようですので始めちゃいますね。
キャラ作成は13コマくらいからですんで、そこまではサクサク飛ばします。
- 18 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:35:22 ID:R/JO2uIJ0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ 【前回までの要点+α】
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,//
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠ ・オナ禁続行中!
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´ ・提督の霊的特性に応じて、邂逅・建造艦が大きく偏るよ!
寸:;|:l o o |::l;::}ニア ・邂逅及び改装時、艦娘が提督に適応・変化する場合があるよ!
‘!从._-_,.ィrイ1′ ・今回は、ダイスでキャラクターを作成するよ!
`` Yh+‐{ゝ,
У‡ Li↑
1´`゛T゜
’ ̄’
.
- 19 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:36:21 ID:???0
-
_f il_
. ーヨE =卅l
|-、_ / T .冂 } E、
ト--、_lロ=ー'´ ̄{__} ヒ,コ E-'~ {ー-,______|!
└―――――― ,、_―――――――――――´
_, _l ! 冫_
/{ } `ゝ`ニ二二コ }`ヽ、 ,、
/ } }ヽ! /ヽ,| [] [ ̄.,' ノ_ ' ,` 、 .}ヽ,
l ̄`V | | ,rv, l ┌┐`ソ , '--`_ ,´ー―` { l ___
| / __,! {,ノ || └┘_,{∠,--、 { ( | V´ /
ヽ ノ } ニ [] レヽ,――' ヽ、 ー―、 | ノ
| / .l_ ! | |l__r´ ,ニニ',__ `コ f´ _ ヽ、 {
| i .| |! | | |`ー´ `ゝ―(`ー' ,ニ´ 冫 .! |
l i } /!__ハ | i || || || | /, f´ /./_ | !
,ゝ i ノノ ヽ j_| || || || |-、-イ_ノ / レ'/ ! |
/ く ´ )__ノヽ――――――' 、_ノ > `ヽ
\_ \___ ({艦隊これくしょん_/ _/
,ゝ \ |\ iニニ .二二 /{____ノ /
/ ヽレ <. ヾ | | ./ | <
 ̄ ̄ ̄\ ゝ` 、 l ト、_,/ノ` / ̄ ̄ ̄
` ー,-..\ ''、j |ゝ/ 、-ー´
{_/ `ヽソ ' \__l
私のブラ鎮 だってみんな提督の事大好きなんだから!
―― 番外! 新キャラ作成変――
.
- 20 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:37:30 ID:???0
-
[提督執務室]
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||: : : :.:王王王王王王王王王王王王王王 : : : : :||
||: : : :>==========< >==========<.: : : :||
||.:.:. :|\ /| |\. /|: : : :||
||.:.:. :| |  ̄ ̄ ̄ ̄| | | |. ̄ ̄ ̄ ̄.|. .|: : : :||
||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :||
||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :||
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||.:.:. :|/ \| |/. \|: : : :||
|| 人 >==========< >==========<|: : : :||
|||◇| :王王王王王王:: 只 :::王王王王王:::::::: : : :||
|| У >==========< >==========<|: : : :||
||.:.:. :|\ /| |\. /|: : : :||
||.:.:. :| |  ̄ ̄ ̄ ̄| | | |. ̄ ̄ ̄ ̄.|. .|: : : :||
||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :||
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||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :||
||.:.:. :| | l | |:. l |. .|: : : :||
||.:.:. :| |_____| | |:. |_____|. .|: : : :||
||.:.:. :|/ \| |/. \|: : : :||
||.:.:. :|>─────≦ ≧ ────ー<|: : : :||
||: : : :.:王王王王王王王王王王王王王王 : : : : :|| カツカツカツカツ……。
 ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_,n_00 |//,|. ヽ
└l n | ,⊆.己 _,n___ |//,| ヽ
U U `フ_厂 `l_ヤ′ |//,|. ヽ
┌―――――――――――――..|//,|. ヽー┐
| |三三三三三三三三三三三三三.|//,| ヽ.|
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |//,| | |
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| | |//,| | |
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| | |//,| ヨォ、邪魔させてもらう……ッて、
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |iーi,| r 、 | |
| | |lニl,| | !l | |
| | |L.l,| | ;!!. | |
| | |//,| |-|l. | |
| | |//,| |i l.! | |
| | |//,| |.! !!. | |
| | ||l l|| | !.||. | |
| | ||l_l|| | l ||. | |
| | |//,| | | |l. | |
.
- 21 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:37:36 ID:agIgavDi0
- いるよー
- 22 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:38:00 ID:???0
-
【家具:鎮守府カウンターバー+酒棚】
. 「!.「! iョ 「! |;;| _「i_ _ 「!_._ _「i__. _[]_ _[]_ .「! _[]_
}i;;;Y;;;Y....r「!┬’’┐,.⌒ 、’ |_ : I‐i_ .「!.‐i_. 「! |.i┐|..「!_{.冖.} _「!_!´__`f_.`!,[]_[|_. ;|
.| !.|「!;!::::!「 !.|i.⌒ |( );}ロ |:::| !! ::l !´=`i |::||:[]:|:|E|:|l´冖 i | | |;;;; | ‐ | .| ;;|
」_!.!L_!:_:| !_| !___|ヽ_ y'≡」_」__」L :!__」、__,ノ__|::||:[]:|:|E|」!_|__|_|_!_!_!_|_=_|_」__|
=============================== 「……相も変わらず此処は、
_ _[]_ ._[]__ .「l _「|_ .「l _「|_
:! ,-,.[]_ロ_!−|!. |_「!_._ロ_.ィ ⌒ヽ,.「! [|._「!_ : |_「!_._ロ_.ィ ⌒ヽ,.「! [|._「!_ : |_「!_._ 執務室って概念に喧嘩売ってやがるな……」
..| ,.! !___|. |冂.!!| ̄||.冖.f.ロ.l( ̄).}.[] !f |.ロ.|::: |.冖.f.ロ.l( ̄).}.[] !f |.ロ.|::: |.冖.f
..|{ _ }_|_」__|」!|_||__|_.卜二ノi_|.!__|口」:: |__|_.卜二ノi_|.!__|口」:: |__|
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]_ 「! []_ _ |,.-、!.__. __.._. __._._._.__.____ .__._.__.__. _. __.._. __._._._.__.____ .__._.__.__. _. __..
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」.|、__,ノ;;;!!|| .!!.ー'.|| || | || | | ||. | |. || || |. | || | || | | ||. | |. || || |. | || | |
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- 23 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:38:21 ID:???0
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, -‐ .ニ= 、
. / / r:i,、 ':,
. {: /∧ |_|{ ヽ斗‐-、
. ,:‐;= '=-‐ '''^´ .-=t i{
{ { ,,..-=ニ三三三:i{ i{
. }i j{ {{ニニ三三三三:i{ i{
}i j{ {{ニニ三三三三:i{ i{
. }i j{ {{ニニ三三三三:i{ i{ / ̄ `ヽ _
}i j{ {{ニニ三三三三:i{ i{ {(⌒) } ,,..-‐:''´: : : : : 二ニニ==-- . . . . . . . . _
. }i j{ {{ニニ三三三三:i{ i{ ♪¨ ,/: ''´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; イ
}i j{ {{ニニ三三三三:i{⊂ニ=§ ̄.: :_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :''´イ i
. }i j{ {{ニニ三三ニ=‐'' ´: : : : §: : :.{il} : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ''´ : : イ i,:' ……………。
}i j{ {{ニ=‐'' ´:>''^´\: : : :.§: : :{il}: : :rュ_: : : : : : : : : : : : : :''´ : : : : : :イ i,:' ||
,,..-‐ :'':´: : : : : : | ,,.. <>: : : :§: : Y/ :匚l_} : : : : : : : :''´ : : : : : : : : :イ i,:' ||
. < : : : : : : : : : : : : └<__|/: : : : (靈): :{_} : : : : : : : : ''´ : : : : : : : : : : : イ i ,:' ||
i i\: 二ニ=-: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゙ー=、: : : ''´ : : : : : : : : : : : : : : イ i ,:' ||
. ゙j i iヽ: : : : : : : : :二ニ=-: : ,,: : : : :_: ,,: : : :}} : : : : : : : : : : : : : : : : : イ i j,' ||
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 ̄ ` ..,, ||| {{ .> ´
` ...,, ||| {{ >'´
` .., |||>t_}}
'ー'^´
{ ┌──────┐
┌─────┴┐ -= ¨ __ ___ - ── -=== __ /| 無. 作 .|
|問 運. .理 |≧s。. __////////////////////〃⌒}/l 茶 戦 .|
|題 用 屈. .l彡彡ミ彡ミ≧s。//////////////{ / .| な 司 .|
|は 面. .は |彡彡ミミ彡彡ミミ笊ア^\ニニニニ=-{ | 話 .令 .|
|無 .で 解 |彡ア7イ/^Vミ彡 / `-=ニニニニ∧ .l を 部. |
|視. の る |彡ィ彡ア⌒>ミ" ′  ̄ アニニ∧| : め. |
|.か. が |ミミ彡{ { < ミ{ / / /  ̄ ̄└──────┘
|.:. |ミ彡ィ乂_, ′ / /
└───┬‐┬‐┘ミ ト< / / 「……ヨォ」
,从 ィWハミハ{^` / l ′
ノィハ从爪⌒ / 乂_ / ………………。
/ ̄ ≧s。,ノィ 〈 /
ノ^≧s。 __≧s。 : : : ≧s。.. _ _厶
/ ´ ⌒  ̄______≧s。<  ̄ ¨¨ / ヽ
. ′ { ∧ \__ /'^{ ィ ¨¨¨}
/ V^ ¨¨¨¨¨ ∧ ヽ} { ィゝ' , <´ヽ
.
- 24 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:38:26 ID:YCf0Fo3B0
- 入ってます
- 25 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:38:57 ID:???0
-
, -――- 、
/ ´_ヽニヽ
/ / ヾ 、ハ
!i i / i //, i ||i、` ! ゙ フ ソ ウ
i!! .i / | .! i//i .i匕 リ 「……破壊神の片割れが、
| /i 二ニi/'´ッイト
!/{ィ|i ト、` ’ 〉 ,!リ イイっつぅから入ったけどヨォ、
从V!、 _ /
... ...从≧ ´__ ,′ 問題あンなら出直すぜ?」
/::{ !:::', 、 / 〕≧
,:::::i !:::::ヽ ー/:::::/ /≧,
i::::;ヽ';::::::::: ̄::::::::/./:::::::::',
|:::::;::',';::::::::::::::://::::::::::::::::::',
i::::::i:::::i!:〈 〉:::〃:::::::::::::::::::::::::::',
`!-|ヽ::::::::::::::i!:::::::::::::::::イ::::::::::i
! .iヽ|::::::::::::::::::; - "/!-−"', ……いや、構わない。
| ;:::i!:::::::::::::i -‐:::´::/ ヽ ',
,| !:::::::::::::::::!/::::::::::::i ',_ ', もう非番だし、隠すような事でもない。
i iヽ::;、::::::::::::;---彡 / /
| !:::::V::::::::〃 ̄:::::_| / /
| ,'ヽ:::::::::::::;=ニニ/! / /
| ,':::::::::〈〉:::::::::::::::::::::::/ /
< __ ≧s。
\ ¨  ̄ /。 \:.:.:... ≧s。
V___ / 十 ヽ:.:.:.:.:.... ≧s。
. }///>V{ }{ r‐ァ.:.:.:.:.:.:..... >、
,</////V/}{ />'≧s。_  ̄ :........ ',
,イニ=-__////X//////////≧s。__  ̄ :...... __ }
/ニニニニニニ=-__/////////////≧s。 _____> ....ノ
. {ニニニニニニニニニニニニ=-__/////////////ア ¨´
丶ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-笊笊T
`≦アニニニニニニニニニ=- ̄ ̄ j{三ミ、ミミミ{ 実は、上からケッコンを急かされていてね。
|::. ┃ j{ミミミミミミ「
|::. ┃ ┃ j{^ミ/⌒Yミミト、
|::. ┃ j{ ゙゙〈^i }ミi {⌒
|::. j{ r'_,ノ 'ミY
|::. | l j{ __,ノミi ハ{ 「……あんだそりゃ?
|::. 乂 ノ j{ / V从{
|::.  ̄ j{ イ ∨{ 見合いでも世話してくれるってのか?」
|::. j{´.::: 〉-- 、
ト、... イ.::: ィi〔 ∧
>- ---r‐‐ ´ ,.ィi〔 / ∧
V ィi〔 / ∧
{ / >、
.
- 26 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:39:29 ID:???0
-
_ _
, ' ´ ‐' ヾ` ̄ 'ヽ、
、 、 } / / ,x- / / // ̄ヽ、
ミ、 \、\\ヽ }' //'" '"´/ / /'´ /.//, 斗ヾ,、
{ 、ヾ、 ヽ、//'" /'//// ィ' // /、/!
.{、l ! ! / / / .// //! / // / }/ }、
ヾ } {/ / _.// /./ .// / //| // /.// ! } ……ソッチの話も無いではないが、そうじゃない。
ヽゞ}{ /::|/ } / / ,イi / // .! / //! /! |
ヽ {:::::/{ / ! { {. ||./ /´ ,| / // ///! }
ヾ {:::::::/|.//| ! ∨ / l/ ///_|.|/'" /' ///! !'|
\ヽ:::::::/|//'i ! | ヽ | ./ { /'/./~>x、,イ'/ ! .///! i i
\::// | |/! ,イ i | 斗'"/l弋 ィッ ;`ヾ/'///'/ l/! 「……あァ、カッコカリの方か。
` \:|''"|'::::| //! l | |/ .{ |'  ̄ /゙r::'"/|/// i!
ヾ}、::::/// !! i i ! / {:!'//'!// i' 別にすりゃいいじゃねぇか。
>- \、 ヽ::/'"|ヽ| i ,| | 、_,, ゝ.!.! |/
- ,z__ _ヽ メ:::/'::::∨ l | ~''三'"/,ィ/.{ |' 戦力上がるし、リスクはねぇだろ?」
'" ''" /-/ ,ィ‐ ミ、:::::: ヽl |`゙'' --'´//'| |
、x‐== /´//彡//!ヽ:::::::/| .i::::::::::l -‐/ |.i
.}} |:: {´〈 /|// ∨:/:::|/:::::/ ==-. レ
..}} i: ∧ ' ∨ ∨::::::::/ ミ、-、"
. }} i: ∧ /! 〉::;x彡ヘ |ミ ヾヽ` ああ、オマエの適性だと実感がないのか。
. ト、 ∨ //:/ / }、
/ヽ 、 {//:/ ./ / }
\、 |:/ x、" /:: {、
ヽ 、 /ィ‐/ `ヽ \ //、
// /'" / | ∨ // \
// ' | `ヽ / \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
´ }
/ ____ ' 「……ン? なんかアンのか?」
. / ィ〔 }>、/
/ 。o≦ニニ乂 ノニ/
' 。o≦ニニニニニニニニ<_
/ 。o≦ニニニニニニニニニニニニ=-__ いや、艦娘の改装を進めると、
。o≦ニニニニニニ=-¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ヽニニニ〉
.アア彡彡ミミア'"| ┃ ┃|  ̄ ̄´ 提督への適応が進む事があるんだよ。
ノィ/ミミY^ミミ/ | ┃ ┃|
. W}iミ{ 〈 ミ{ | | ウチの問題児や、お前ンとこの改ロ達みたいにな。
V从ミV; ゙ | { |
ノィ 彳{i:` | 乂 ___.ノ | . ましてや、ケッコンはな……。
} ィハY | |
ノィ从}/込、 | | 「……………」
7: : : : > \__ > ‐─── 、 |
__{ ___ __ : : : : : : : : : :>─ ¨
「  ̄ 7ァ、´
. }i }{ {
ィi〔八 }{ >、
.
- 27 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:40:01 ID:???0
-
ヤ:::::::::l! ヤ::::ム \ ,、,/ /
:::ヤ::::::::l! ヤ::::ム.. 、 <\> /::::::
ヽ.ヤ::::::::l! ヤ::::ム. \、,r<\>='\ /::::::::/
ヤ::::::::l!、 ヤ::::ム. -−- 、入゙\::::::〉 /::::::::/
ヤ::::::::l!ヽ.. ,.ィ.: : : : : : : : :.\`</< /ヾ-:/
ヤ::::::::l!::::\ /.: : : :,ィ.: : : : : :.l: : :.ヽ:::::>\ /::::::::/ , ィ
. ヤ__ノl!:::::::::.゙,': : : :./ i.: : : :. :. :.!: : : :ミヾヽ、 /::::::::/ , ィ´::::
. ヤ::::::::ト、::::゙l.: :. .:.;'-弋: : : : : : :ト: : :.l ミoo、_::::::::/ , ィ´:::::::::>' 扶桑、山城は改一までは普通だったし、
. ヤ::::::::l! ヽ|、: :!:ト! ヽミ\|ヽミ \j: : |トミ':::/ , ィ´::ヾミ>':::::::::
、 ヤ::::::::l!__.l ';: :ト|ィ== ==ュ、|: : l)川 , ィ´:::::::::>' ´::::::::::/ . 潮も、初めて改装した頃から片鱗はあったが、
::::\ ヤ::::::::l!::|: :';: :| j: : /:::::\.:::::>.'´ /:::::::::/ ,
:::::::::::ヽ ヤ__ノl.,'.: :.ヾ::ヽ、 ー‐‐' , イ::::イ]7ュ、:::ヾィ'´ /:::::::::/, ィ´: 本格的にああなったのは改二改装してからだ。
ヽ_::丿\..ヤ /: : : :.入::::<ヽ 丁/=7:::/ ̄ ̄ ̄l_」/ヾ_/イ:::::::::::
\´ ///..゙イ: : : : : | ヽ::| 'y/ /:::< 小 ,':::ヽ /:::::::::::>'´
ム=':::::/.: : : :. :.,⊥、__|::ノV/ /ヽ:::::ゝ イ、:::::=='ヽ>'´
ム::::::::.゙,' : : : : : : : L=┴┤∠__/__/ュ 吉 /| l::`ヽ:::::::ハ
゙7ェェ..゙i: : : : : : : : : 〉=-ー!=,rィ 三! /|::! !: : :.ヽェェュ'
ハ:::::.゙| : : : : : : : : | / '′| ,-アト、/ レ' l: : ,ィ: :l:::::ハ
ム::::. | . ,: : : : : : λ、 |丁 /┼!| /::/ |: :ノ:::::::|
` ̄...l /|: : :.,ィ: :└lヘ. l |┴┴|/ /::/ ̄レ'  ̄´
. ' | / !: :// ヽ |,' `ヽ-='´V
【扶桑型戦艦一番艦、扶桑改一】
>;::::::::::::::::::::::::::<
> ´ヘ て :::::::::::::::::::::ヾ::ヽ
. /:::,:':::::iレ, "ー- 、、~゙ :::::::::::.
. /:::::::/::::::::::::::::::::`Y゛:::::::::::::::::::::::::::::.
.. |:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::∨
. /ヽ j::l:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::.
{ くソ ,'ノィ゙:::::::/:::::::::,1::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::::::::
`ー≦}::/:::::::/:::::::::/ }::,1::::::::::::::/ ',::::::::::::::::::::
|/:::::::/:::::::::/ }/ |::::::::::::/ ',:::::::::::::::::::.
{::::/:::::::/`ー-ノ:::::::::/ -―弋::::::::::::::::乂
. ≧´_::ィf芹斧ミ、 ィ斧系劣:::_:::::::ゞ´ 改装ですら、あれだけの変化を促すのに、
|:::|:{ ', 。ら三_シ 辷三う。,' }:::::|{
|:::|::ヽ∧ :/:/:/: i: :/:/:/: /.イ::::::|:: 艦娘と提督の霊的結びつきを強める事を主眼に置く
}:::|:::::}::ー 、 J ,.'i::/::::::::|::
. /::::|:::::i:i:{::::i:>u、 ¨`' - ´¨ .。<:::|:{:i:::::::::i::: ケッコン、いや、結魂の儀なんか行ったら……。
/:::::::i::ツ从::{:::├f≧::...._..::≦ー}:::::从辷z 、::i
/イ:::::::/ マヾ、::|/| `Y|::::i:{///| }:::lノ }
/:::::::ノ i ∨∧i,∧ ` ´ |.|:::|ノ///,> ´/
. |:::::「 く、 ヽ∨/},/∧z≦ ̄`t_|.|:::i///- ¨  ̄ _フ
. |:::::| ` ー _y∨///∧ //}//  ̄二ァ
. |:::::|  ̄}///∧ ,//,/ 、―= '
从::| ___∨//,∧ // _jI斗-―气_{ ┌───────────────────────────────┐
| /////,∧////, / ,少 {: { │Tips:改装 │
| ////////,∧ ̄/ ,少 } __{. │ 艦娘の艤装を、強化改造する事。 │
| ////////: : > ´ ,イ '///,∧ │ 艤装が精巧になるほど霊性は薄れる為、改装を行うには、 │
〈//////: :/ ,イ:i::: : : : : .,'/////∧. │ 宿った艦娘が一定以上の力を顕現させている必要が有る。 │
. ∨//ヘ .' 。少 {: : : : : ///////// │ なお、本来存在しない改装や、霊的繋がりが薄い艦艇への改装には、 ...│
∨i:i:iム .。仔: :: :}: : : : ,'// ̄ ∨ │ 改装設計図を始めとする特殊な呪物が必要となる場合がある。 │
. \i:i:i:ム .。会| {_ノ: : : :イ 〈 、 _」 ∨ . └───────────────────────────────┘
/  ̄: :ヽ .。s升/ :| ' } ∨
. く : : : : :: / i } ∨
【綾波型駆逐艦十番艦、潮改一】
.
- 28 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:40:40 ID:???0
-
_
_,r '´ ̄. .. .`'`'''ー.、
__,,,,,,,ィ". . . . . . . . . .} ,. . . .ヽ,,,,,,,__
マ 、 ./. . . ./ ,イ / ∧ト、. . . .ヘ ノミ 「……確かにソイツは厄介だな。
'、`゙ i. . .i / // ,'/ / リ ヽi. .. .Y"ノ
ヽ{. .. .|リ/'´/ノ'/ `ヽ リ、i. .|'" だ 要は、ウチのLittorioをItaliaに改装したら、
/i.iヽ i| c > < っ リ /ソ'ヽ っ
\/\ 〃 〃 /\/ こ ただでさえチビなのが、更にチビっこくなる可能性があるって事ったろ?」
∧__/\ '⌒) /\__∧
入 \ ヽ=ー--ー=´ /ノ イヽ
〈 i\彡ヽ, 〈_/|j\_〉 /ヾ_/ノ /
r'"ンゞミ} { } 彡ヘミ'、 ……ああ、必ずそうなるとも限らんがな。
乂 ゝ-ィ::`:--く ,-ーっ 乂
. ,イ、 入ノ ,' ̄
∨心ィ≦≧ュ心_,,ノ
ヽミ圭圭圭ヌ´
|:::::{ |::::::|
i:::::| |:::::i
`゙''゙ |:::ノ
゙´
. ' . -==={ /
/ ィi〔//////∧ / :
ィi〔////////////\ __ / ま : 「……悩ましいモンだな。
ィi〔///////。o≦ニニニニニニ| だ そ
}///。o≦ニニニニニニニニニ| マ れ ケッコンをきっかけに、
}//〈-=ニニニニニニニニニニ| シ だ
}ァァ≧s。-=ニニニニニニニニ| な け 他の艦まで、アイツらみてぇになるかもしれねぇってのは」
{芹ミ彡i  ̄ -=ニニニニニニニ| ん な
笊ミ彡l  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ | だ ら
从ミ彡| | が
仆ミ彡| ┃ ∨ な
Y⌒^ミ| ┃ V :
i{ 〈{:.ミ| ┃ V :
乂, } V| }/\ __ ノ
从乂|  ̄ ̄|从{
^ヾミ| |ハ{" 「ン? そりゃ一体、どういうこった?」
Y | | |/"
. `| 乂 ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
| |
| |
. 乂 /
` r ───‐‐ ===== ‐── ---〈
}::::....  ̄ ¨T¨T {
___ ィi}:::::::... } { {、
r‐r'¨i { ¨ 八:::::::::... } { 八 ≧s。 __
{ { { > \::::::.... } { イ {
Vィ ⌒´ :.... r─┴┘ ¨  ̄ =--
}
- 29 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:41:11 ID:???0
-
----
´ ヽ
/ .
u }
/{___
//////〉
////// ……いや、当鎮守府のケッコン可能艦は、
U / ,.r<´
,.ィ//,イ| | 現在、大鳳、扶桑、山城、潮の四隻なんだ。
,.ィ//ィ〔彡| |
─‐‐<ィi〔ア{v'^ | | 支給された結魂指輪も、四つある。
--r<笊从Vハl i | |
ハ}Wハ{Vハi从l 〉| |
从iハ }i∧Vハミ乂 | |
从W从VハW}ィi{ | | 「……ってオメェ、指輪の数もおかしいが、
ハV}ハV}ィ}/ハア}i:ハ | |
Y从ハv彡ィ/ノ^ >、__| あの破壊神を二隻も育て上げたのかよ!」
从ハ}ィ}ィ彡≧s。{
 ̄_二二ニ=- >、
-=ニ二  ̄ \
、 ゞ「」
ヾr く=ヾ{i``
. : : : :  ̄ ̄: ,r、/ヾ、ニゞ-〉
/ : : : : : : : : : 〈二ヽニヾ=={ヾ、
. : : : : : : : : : : : : : 寸二ー―、 `
/: : : : : : :/: : : : : : : ` ー―‐´
/ : : / : : /: : : : : : : : : : : {{ {{ {{ {{\ 上が、特殊な変化を遂げた艦のデータを欲しがったんだよ。
: : : / : : /ィ ───── ゞ ゞゞ.ゞ } ユニーク
: : : i : : :iィ ── ァ ─ ,─‐ ヽ}ヽ}ヽ} リ 扶桑と山城はアレだし、潮も周囲に影響を及ぼす点が特殊だ。
i : : |: :i: :!: : : : /: : : :/ ヽ : |: : :|: : | \
|: : :ィ:│:|_/_/ /:/__ヽ!: : :!: : !\ \ ……指輪の支給も、今回の通達も、多分それ絡みだろう。
| :/ !: :!´|__/イ/ ___ │: : , : :, \ \
| i |: :| :{佗ソ`` 佗ソ``:{: : : 、 : 、 \ \
| | |: :|ゝ〉 { /: :',: : : , : : , \ \
| | |: :| ヘ / : : ヘ: : :‘,: . 、 ` ー― 、 「得られる情報の価値も解るが、
| | |: :| : :\ ─ ‐ /: : : : :!ヽ: : :\ : \ \ \
| | |: :|: : : /}` __ ´{-、: : : : :| \: : \ : \ ヽ } 運用する方としちャア、溜まったもんじゃねェな」
| | |: :|_/ ‘, / \: : :| ヽ: : :ヽ : : , } |
, イ.|: :| ヘ ‘, / / ` ‐- 、 ', : : ', : : ', │ }
/ { .!: :! ‘,. ‘, / / | ヽ } : : } : : :} ノノ
. / | .!: :!. ‘, ∨ / | ' ! : : ! : : :! ´
, | .ゞ.{ , _ /-、r、 l / ! : : | : : :| だが、その分の便宜を図ってもらってるのも確かだ。
{ ヽ / /rく`ヽ ヽヽ ヽ{ │: : | : : :|
', ∨ / 〈\ヽ } 、r 、 |:: : :| : : :| 貴重な結魂指輪を四つも支給されておいて、
,r≦}{ニ}f′ ヽ ヽ }、 v{ニ}≧x: :│: : :!
. マ ニ}{ニ}i! 〉、 \ ノ 、 i{ニ}ニ}=} :│: : :! . 全部死蔵なんてことは、流石に許されんさ。
マニ}{ニ}{ / / ヘ 、 ;{ニ}ニ}/ : ! : : :!
マ>込 ./ / ‘ , / ` ‐ ' : : :! : : j
', 丶 / / ‘, ヽ' /: : : :j: : : ,
, ⌒ ``/ /_____ヘ ヽ {: : : :/ : : /
i / / !ニ=ニ!ニ=ニヘ , ∨ / : : /
| i' /ニ|ニ=ニ|ニ=ニ|.ヘ | ∨ : : /
| | ./ ニ!ニ=ニ!ニ=ニ!ニム .! \:/
| | / =ニ!ニ=ニ!ニ=ニ!ニニム .| ヽ
| |、 /ニニニ|ニ=ニ|ニ=ニ|ニ=ニ|ム .! }
.
- 30 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:41:40 ID:???0
-
_, -‐、`ヽ- 、 _
,r ´ __,‐ニ、`ヽ、 、`ヽ
,r ,´,r´ `ヽ、ヽ、、`lヽ
// l, ,r , l , l、ヽヽ、ヽ、ヽ
l y´, l l l ll l l ヽヽヽ、、 l
´,r l 、l l l l l l l l l ` ‐ l、 「……ンで、結局おまえさんはどうするつもりなんだ?」
´´l , l l`__、l ノl lノ l / l , 、l`ヽ
lノlヽヽ_oヽ/ r‐,、‐、 / l、/__
l l` ´/ ``´ r´, lノv;;;;;`ヽ‐、_
______,l ,lヽ ` ´/ ,/lノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`l ̄` ‐‐--
,r,´;;;;;l l;;' l 、ヽ ‐- 、 , -/ノ l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
/;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;ヽヽ , -´ ,r;;;;l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ--‐ -,
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;`,ヽ __ -,´;;;;;;;/ ノ;;;;;r-‐‐ ´ /
,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;l /
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;/ / /
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶 l;;;;/ヽ;;;l ./;;;ノl r´ /
/` ‐--'イ、ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽl;;;ヽ/;;;l/;;// / l
./ / l;;;;ヽ`ヽ'、;;;;;;;;;;;;';;;;;;;;;;;;;;;;;;/ / ,l l
/ / l;;;;;;;;;;`,‐,、` ‐、;;;;;;;;;;;;;;;;/ノ;l l l l
/ ´‐‐- '---------ヽゝ;;;;;;;;;;;;l/;;;l l 、, ,u
/ ` -、;;;;;l `ヽ,-'‐´
ヽ, ‐-- __ ----‐  ̄ ` ̄´ ‐-`
ヽ/////////〈/////////////< _ / ̄
|Tア「≧ミィ"´}¨ -=ニニニニニニニ>、 | :
扶 |笊从彡" |  ̄-=ニニニニニ〉 | :
桑 |仆'⌒ | ┃ |  ̄ ̄ ̄ < : それから、山城に頼もうと思ってる。
. と. |ハ{ 〈l | ┃ | | :
: .|Y ァ | | \
: >i }ヽ | l | 潮は下手すると、鎮守府に幽閉する事になりかねん。
/从{::::{ | 乂_|
\___/≧s。::...` | |
ノ >、 | | それを話して、理解してもらうよ。
,ィi〔 丶 \ 「 `≧=─ ┘
.
- 31 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:42:11 ID:???0
-
|
| /l ........:::::::::::::::.......
| lィ:i<:::::::::::::::::::::::::::::::::::>
| ィ.l//i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|/::::l/斗::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|:::::::!イ:::::::::/:::ィ:::::::i::::::::::::::::l::::::::::::::.
|::::::/:::;:´/:::≠/::::::i:i::::::::::::::::l::::::::::::::::i 「……んで、そこの窓から覗いてるアレはどうすンだ?」
|:::/:::/::/://,':::::::::i;':::::::::::::::リ::::::l:::::::::i
|/:::/::::i/` i.、i:::::イ:,'::::::::::::/:リl::::::i:::i::::::ト,
|:::::i::::i芹ミト、:;:イ!,'::::::::::::/イニ!:::::}:::l::::::i::i
|:::::i::::i{心/ヾ丶'/::::::::::イ/ヽ.!:::::j::::}::::::i::i ……勿論却下だ。
|::::i:i:i ¨ ム'ィ´/`.、/::::イ:::i{::::}:i.li
|::::l:i:i ィ芯ミ、 ´ソリ::::イ:::::i:i i アレに、今以上に自由になられたら困るからな。
|::::i:i:i . ゝィ ィ,.,.:'〆/:::::/i:/
|::::::i∧ ` 、 .<:ィ´/::ムイ丿 取り敢えず二隻とケッコンして、後は追々決めてくさ。
|ト:i:リiミ`Zzz―‐ ´ '´ l:::´:::::::i:::;'
|:lリ';::i二ニ%__γ ヽ l:i:::::::::j:::j
|二二.l/ / ' ./ !::::::/:/
|‐、Z:ノ i ´ !::/:/
|ナ、ヽハ / i .イ:/
|ニニ ‐ i } ムイ
|_ ', lム i / ワクワク・・・。
|_ l/i '
, . . : :¨: ̄: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
. 〈 >、:' :/: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ソ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l がびーん
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
‖l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:、: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l! 「……ヲイ、あっちでなんか、スゲェショック受けてッけど、いいのかヨ?」
.l: :l : : : u: l! マ :`T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
. l: :l: : : : : : l ==┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!!
. l: :l: : : : : : ! l!/ j!: : /j/:!
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l/:::{: :! ありゃあ、アイツの自業自得だ、放っとけ……。
. ',: : : : : : : :l _ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l /  ̄ マ} /:::::::::::::l!:.! それより一方、お前の用事は何だったんだ?
',:.', : : : : !>. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
'.; ',: : : : ト . >-_=.、´ !::::::::::::::::!.l:|
,. ',:',、: : :.!::::::>-=三ニ)ー- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:iヽ.:.!ト、::::::::::::::::0:/、 `ヾ、';::::! .l!
. i ,il ヘ:.!:ハ\::::::::::::/ ヘ .! l.';::! |
. l /.|! ヘ!' ヽ\:__/ ヘ .! i l|
」 / // \_/ ヘ / l
! ´ ,// ヽ___j!
. ! , ー- 、/ r{ー- l!
.
- 32 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:42:40 ID:???0
-
. ' ゛゛>、 ´、 ' ,
/, ' \ミ、丶 ヽ
/ / ヽ 丶 ,
// l . | l |ヽ l | l
/ /ィ l |,L__,| j_Ll | .l l |
. ノ| , |l l|ニ'ニ.リ、ニ'|Z || l | . | 「ああ、こっちはそんな大した用じゃねェよ。
. _, ‐、 |l l! j ノレ, |,| |
/: : : : :l リl |∧ ` ‐'|ハ| リ Littorioの運用でチィと相談に乗って欲しかったのと、
/: : : : :.:.: :.|. ヘ人j\゙ ̄`/ハノ '
/: : : : : : : : | l ^ | それから、アイツのこと覚えてっか?」
'l: : : : : l: : : :| , <¨'' − ''´゙ 、
/:l: : : : : l.: .:.:.:|<| ∨/////////> ,
./:.:l: : : : /: : : :.:.l//\',//∧///,'/////ヽ
.l: :l: : : :/: : : :|:.: :l./////〈 .〉////////:|
: :.l: : : .':l: : : :.l.: : :l /////∨.//////////| アイツ……?
: /: : ;/ :|:.:.:.: :|: : : |ヘ/////////_,| < ,/|
/.:.:.:::l : :|: : : :.|: : : |////∧///|///|/////|
:__;r::、l: :.|: : .:.::|: : : |:///,∨/////'-iT ‐-‐f
|::::ノ:.: :|: : .:.:|: : ノ}ゝ////////レ'7l | .|
//./ // / / j ./ l|: } ヽ ヽ 「チッ、ド忘れして名前が出てこねェ。
,′,′ / ∧ / / ! / / :l| / :ト、 '..
i i/ / / ./ :l !/イ |./ j i ほら、アイツだ、同期で俺らとつるんでた……」
/ィ ,' _ 斗イ ./ __,斗-‐ァ/ / |
/ | { l { _,.斗个 _,∠ :} :/ ∧ :iヾ}.
{ i ', i_,⊥弍 .| ./ ァ'二抖イ ノイ ∧ } j
从 | ∨| 八___ }/ ⌒ | / ! \,′
} l ∧|<_抖乂 |./ ./| :| :/ ,′
八,ハ \ } / ./:代r'゙ ,ハ{ ……ああ、アイツか。
' > ヽ - 厶イ j j:| ',.
} \ ___ /j :|:l 个=-
ノ价 i 个 , ´ ̄ イ:||:| |
圦ハ| ゝ.  ̄ // | |:l :|
从l >.. / :/ .⊥/_:八
≧‐-‐≦ _,. -‐ニ三三ム. \
|:r-‐=ニニ三三三ニ斗'¨ ', >
圦三二ニ=+‐ ¨ // ヽ、__>‐ 、
/ハハ // // >'゙´ >'⌒ヽ、__
/ :. // /厶< >'゙´  ̄/ `ヽ
.
- 33 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:47:23 ID:???0
-
【これよりキャラクター作成を開始します】
まず最初に、キャラクターの霊能の素養と性別を決定します。
ダイススタートから十分以内に振られたダイスの中から、ランダム抽出するか、
或は、私が自分で振ったダイスの何れかに従い決定いたします
1D75+25と、1D14、1D4を一回ずつ行ってください。
もし、十分以内に一回も振られなかった場合は自分で振りますが、非常に侘しいので出来れば参加をお願いします。
ダイスロールは、!○D◇と書き込む事でで行われます。○がふるさいころの数◇がダイスの面数、!とDは半角大文字限定です。
この場合は、!1D75 !1D14 !1D4 を全て半角で書き込んでください。
○1D75+25は霊能の強度を決めるダイスです。大きい方が優れており、26から50までは艦長、51からは提督となります。
*この物語内に置いて、艦長とは、自分の鎮守府を持たない艦娘使役者の事を指します。
○1D14は霊能の傾向を決めるダイスです。判定や内容は以下の通り。
能力A:発信 艦娘に対する影響力の強さです。艦娘の能力や艤装、行動範囲などに影響します。
能力B:受信 艦娘達へのチャンネルの強固さです。艦娘のドロップ率や、行動範囲などに影響します。
能力C:器量 文字通り霊的な器の大きさです。艦娘の保持数や、一度に編成できる艦隊の数などに影響します。
能力D:異能 艦娘の契約運用に関係なく発現している異能です。
ダイス 結果 備考
1 A>B>C 3:2:1 端数はAに+
2 A>C>B 3:2:1 端数はAに+
3 A>B=C 2:1:1 端数はAに+
4 B>A>C 3:2:1 端数はBに+
5 B>C>A 3:2:1 端数はBに+
6 B>A=C 2:1:1 端数はBに+
7 C>A>B 3:2:1 端数はCに+
8 C>B>A 3:2:1 端数はCに+
9 C>A=B 2:1:1 端数はCに+
10 A=B>C 2:2:1 端数は、【1D2:2】(1=A、2=B)優先でAとBに均等割り
11 B=C>A 2:2:1 端数は、【1D2:1】(1=B、2=C)優先でBとCに均等割り
12 C=A>B 2:2:1 端数は、【1D2:1】(1=C、2=A)優先でCとAに均等割
13 A=B=C 1:1:1 端数は、【1D3:3】(1=A、2=B、3=C)優先で均等に割り振り
14 特殊型 合計値-【1D6:2】 比率は【1D13:11】、端数切捨て。減少分は能力Dとしてストックされる。
○1D4は性別です。
1〜3=♂ 4=♀とします。
女性の船乗りは希少である為、艦娘と絆を繋げる女性の比率はどうしても下がるのです。
.
- 34 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:48:16 ID:8G3V371z0
- 【1D75:74】
- 35 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 11:48:35 ID:???0
-
なお、この二人は……
__
}__\
{/∧ 丶
r‐=ニ{//∧ \ , -――- 、
 ̄≧s。/∧ 、 / ´_ヽニヽ
/ / / ¨≧s。 / / / ヾ 、ハ
/ / ^>ミミ}´ !i i / i //, i ||i、` ! ゙
〈`ー' / ィ´ミミミノ i!! .i / | .! i//i .i匕 リ
‐<.: :´ }二{" . | /i 二ニi/'´ッイト
rくヘ ̄ __∧ !/{ィ|i ト、` ’ 〉 ,!リ
,イ  ̄>、-‐∧ 从V!、 _ /
/ /o \-‐〉、 ... ...从≧ ´__ ,′
/ / / ̄ ', /::{ !:::', 、 / 〕≧
ィi:i: ′ 〉' : :} ,:::::i !:::::ヽ ー/:::::/ /≧,
/i:i/ / . . / i::::;ヽ';::::::::: ̄::::::::/./:::::::::',
'i:i:i:i:i{ ′ . : : :/ |:::::;::',';::::::::::::::://::::::::::::::::::',
// ̄>、 __ ___/ . . : : : ′ . i::::::i:::::i!:〈 〉:::〃:::::::::::::::::::::::::::',
,ィ'/ ヾ} 、 :. } . . : : :/ `!-|ヽ::::::::::::::i!:::::::::::::::::イ::::::::::i
Y___ レし'し}ノ . . : :/ ! .iヽ|::::::::::::::::::; - "/!-−"',
{i:i:i:i>、 ヽ}/ イ | ;:::i!:::::::::::::i -‐:::´::/ ヽ ',
`ー=={ \ イ: { . ,| !:::::::::::::::::!/::::::::::::i ',_ ',
} ` ---<: : : :{ i iヽ::;、::::::::::::;---彡 / /
} 丶_:_:_: :∧ | !:::::V::::::::〃 ̄:::::_| / /
{ : : :/: :ハ | ,'ヽ:::::::::::::;=ニニ/! / /
霊能 【1D25:14】+75(B>A=C) 霊能 【1D41:17】+53(A>C>B D=6+)
ダイススタートです!
……なければ、
【1D75:67】+25 【1D14:8】 【1D4:3】
.
- 36 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:48:49 ID:VclgF4HL0
- 【1D75:61】
【1D14:11】
【1D4:1】
- 37 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:49:19 ID:agIgavDi0
- 【1D75:53】
【1D14:8】
【1D4:2】
- 38 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:50:12 ID:ToTM3F6D0
- !1d75 +25
!1d14
!1d4
- 39 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:50:40 ID:agIgavDi0
- ごめん一回づつか
【1D14:5】
- 40 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:51:03 ID:ToTM3F6D0
- 失敗した
!1d75
!1d14
!1d4
- 41 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 11:53:03 ID:ToTM3F6D0
- 【1D75:50】 【1D14:8】 【1D4:1】
- 42 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:00:35 ID:???0
-
ダイスロール終了
あ、全部一遍ですね。
焦らなくても失敗した時は、振り直し可ですんで、のんびりと。
有効票は
>>36
>>37
>>41
丁度三票ですんで、そのままひとつづずつ使いましょう。
__
{/∧ 丶
r‐=ニ{//∧ \ , -――- 、
 ̄≧s。/∧ 、 / ´_ヽニヽ
/ / / ¨≧s。 / / / ヾ 、ハ
/ / ^>ミミ}´ !i i / i //, i ||i、` ! ゙
〈`ー' / ィ´ミミミノ i!! .i / | .! i//i .i匕 リ
‐<.: :´ }二{" . | /i 二ニi/'´ッイト
rくヘ ̄ __∧ !/{ィ|i ト、` ’ 〉 ,!リ
,イ  ̄>、-‐∧ 从V!、 _ /
/ /o \-‐〉、 ... ...从≧ ´__ ,′
/ / / ̄ ', /::{ !:::', 、 / 〕≧
ィi:i: ′ 〉' : :} ,:::::i !:::::ヽ ー/:::::/ /≧,
/i:i/ / . . / i::::;ヽ';::::::::: ̄::::::::/./:::::::::',
'i:i:i:i:i{ ′ . : : :/ |:::::;::',';::::::::::::::://::::::::::::::::::',
// ̄>、 __ ___/ . . : : : ′ . i::::::i:::::i!:〈 〉:::〃:::::::::::::::::::::::::::',
,ィ'/ ヾ} 、 :. } . . : : :/ `!-|ヽ::::::::::::::i!:::::::::::::::::イ::::::::::i
Y___ レし'し}ノ . . : :/ ! .iヽ|::::::::::::::::::; - "/!-−"',
{i:i:i:i>、 ヽ}/ イ | ;:::i!:::::::::::::i -‐:::´::/ ヽ ',
`ー=={ \ イ: { . ,| !:::::::::::::::::!/::::::::::::i ',_ ',
} ` ---<: : : :{ i iヽ::;、::::::::::::;---彡 / /
} 丶_:_:_: :∧ | !:::::V::::::::〃 ̄:::::_| / /
{ : : :/: :ハ | ,'ヽ:::::::::::::;=ニニ/! / /
霊能 89(B>A=C) 霊能 70(A>C>B D=10)
発信 22 発信 33
受信 45 受信 11
器量 22 器量 22
異能 0 異能 10
……下駄履いてる分だけ優秀な二人。
.
- 43 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:04:10 ID:pkncj/x20
- おお、スレ建てしたんですな、おめでとうござりますー
- 44 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:07:28 ID:agIgavDi0
- けっこう役割分担
- 45 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:09:24 ID:???0
-
霊能総合値が 61+25=86
適性が 8で C>B>A型
性別が 1で男性です。
○霊能・性別判定結果
総合:86/提督 内訳:発信(A)14 /受信(B)28 /器量(C)44 /異能(D)00 性別 男
総評:
非常に有能な提督です。一方と提督さんも併せて、同期の三羽烏と言った所でしょうか?
とにかくたくさんの艦娘を保有できるタイプで、ドロップ率も低くなく、提督の影響もそれ程艦娘には反映されない為、
戦力として非常に計算しやすいです。
.
- 46 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:10:53 ID:HG+RoLaO0
- おお、通常プレイヤータイプの提督かな?
- 47 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:11:17 ID:???0
-
ィi〔 ィi〔ニ∧
〈__。o≦ニニニニ>
从ィ" | ̄ ┃「
ノ从{ | | ……ソイツは随分懐かしい名前だな。
___「¨\_ L. `ー 」
. 。o≦//// \ }: /≧s。 なんか連絡でもあったのか?
. /⌒ヽ´  ̄ >r'  ̄ >、
. { | { ハ
. } ', { o V
. j 、 } ', 「今度、ブインに赴任するんだとよ」
. 〈 } . . . . 〉 ,
. 〉 / { { o {
. V V / :/ / } }
. V / =-v : : / { { -- v へぇ、直接会うのは【艦長/提督】養成過程を出て以来だから、
. iV / }: :/ }o ',/ ,
j: V V: . < 〉 もう【1D5:2】年ぶりか。
. /: :∧ 、: 〉。 / /
. V: : : ヽ \ 〈 V
. /: : : >┴ 、 >‐<_ /_ _ __
. { / ', / ト、\ /. . . ヽ
. レ V〈 `¨〉 }/: / V
._____〈 i: . }ゞ ヾ ノ イア: :/. . / v __
三三三三 } l: : : . ア≧=-=≦三三V V三三
三三三ニ ノ : : : : : {三三三三三三∧ V三三
続いて、アイツさんとの関係性を決定します。
アイツ→提督 提督→アイツ アイツ→一方通行 一方通行→アイツ
友愛1D70+30 信頼【艦長1D90+10/提督1D80+20 性愛1D100-55 性愛最低値-1D20
数字が大きいほど良い感情を持っています。
.
- 48 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:14:39 ID:???0
-
目安:友愛/信愛/性愛
それ以下 嫌悪/不信/生理的に受け付けない。
01-20 顔見知り/よく知らない/性愛の対象になり得る
21-40 友人/ちょっと不安かも/嫌いじゃない
41-60 仲の良い友人/信頼できる/自覚的に好き
61-80 親友/自分を預けられる/明確な強い恋愛感情
81-100 自分と同等以上に重い存在
それ以上 精神病を疑うレベル
今回のロールは、
!1D70 !1D80 !1D100 !1D20
を半角でご記入お願いします。
今から十分、ダイススタートです!
もし足りなければ
友愛:【1D70:1】+30 信頼:【1D80:15】+20 性愛:【1D100:3】-55(最低値- 【1D20:12】)
友愛:【1D70:16】+30 信頼:【1D80:73】+20 性愛:【1D100:56】-55(最低値- 【1D20:5】)
友愛:【1D70:31】+30 信頼:【1D80:63】+20 性愛:【1D100:66】-55(最低値- 【1D20:9】)
友愛:【1D70:46】+30 信頼:【1D80:6】+20 性愛:【1D100:91】-55(最低値- 【1D20:8】)
.
- 49 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:15:47 ID:YCf0Fo3B0
- 【1D70:30】 【1D80:70】 【1D100:54】 【1D20:1】
- 50 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:16:19 ID:YCf0Fo3B0
- 偏ったなw
- 51 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:16:29 ID:VclgF4HL0
- 【1D70:38】
【1D80:69】
【1D100:11】
【1D20:7】
- 52 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:18:31 ID:agIgavDi0
- 【1D70:13】
【1D80:49】
【1D100:94】
【1D20:16】
- 53 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:21:16 ID:ToTM3F6D0
- 【1D70:6】 【1D80:11】 【1D100:67】 【1D20:16】
- 54 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:25:37 ID:???0
-
ダイスロール終了
有効票は、
>>49
>>51
>>52
>>53
アイツ→提督 提督→アイツ アイツ→一方通行 一方通行→アイツ
ぴったりなので今回も上からですね……。
因みに……提督と一方通行
友愛/提督 35+【1D30:8】 ⇔一方 35+【1D30:16】
提督:ちょっと気が短いし照れ屋だが、アイツは良い奴だよ。
一方:マァ、腐れ縁の喧嘩友達ってトコだな。
信頼/提督 40+【1D30:23】 ⇔一方 40+【1D30:17】
提督:体力面に不安はあるし、頑固でひねくれてるが、なんだかんだと面倒見は良い。
一方:悔しいが、提督しての力量じゃアイツには敵わねぇ。律儀すぎるのが欠点だな。
性愛/提督(【1D100:77】-60 最低値- 【1D20:17】)⇔一方(【1D100:40】-60 最低値- 【1D20:1】)
提督:……何の冗談だ。
一方:テメェ、オレに喧嘩売ってんのか?
総評:悪くない仲の、友人で戦友です。
.
- 55 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:29:28 ID:???0
- ……ええと(困惑9
まず第一に、ですね、一方通行との性愛値が皆押しなべて高めですんで、追加でロールします。
僕は鈴科百合子ちゃん。
!1d6
1-4 うん
5-6 何言ってやがる、殺すぞ!
.
- 56 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:29:53 ID:???0
- 先着一名様どうぞw
- 57 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:31:11 ID:jORdemrR0
- 【1D6:6】
- 58 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:31:53 ID:jORdemrR0
- おh・・・
- 59 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:36:01 ID:VclgF4HL0
- 【1D6:6】
- 60 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:36:47 ID:ygVx21iw0
- 圧倒的男感w
- 61 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:37:18 ID:agIgavDi0
- www
- 62 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:37:38 ID:VclgF4HL0
- 何この、何w
- 63 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:39:32 ID:Id+DZ0FE0
- 選択肢がいまいちわからんw
- 64 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:44:03 ID:???0
-
原作一方通行さんは性別不詳で、作者自らネタにした、
実は女性だった鈴科百合子ちゃんと言うのがあるのですよ。
友愛は、一般的な仲の良さ。
信頼は、能力や人格などの、ビジネス的な面での信用。
性愛は、異性愛です。
アイツさんとの関係性
友愛/提督 58⇔アイツ60 信頼/提督 89⇔アイツ90 性愛/提督 -7⇔アイツ-1
能力も人格も高く評価してます。互いに性愛の対象にならないのは男同士ですので当然です。
……しかし、提督さんの一方への性愛は、性愛の対象になり得るレベル(困惑)。
友愛/一方 36⇔アイツ43 信頼/一方 31⇔アイツ69 性愛/一方 12⇔アイツ39
互いに人格も能力も良く知ってる間柄なのに、互いに評価が辛いですね。
そして、一方さんはアイツを性愛の対象として見られて、アイツさんはもう一押しで好意を自覚するレベル……。
なんなんでしょうか、この魔性の一方通行(困惑)。
あー、いまから上記を踏まえて、アイツさんのアバターを決定します。
今から十分間、推薦するキャラクターの名前と出展を書き込んでください。
その中から私の知っているものを抽出、ランダムで決定します。
*ニューハーフ禁止!(一応軍なので、男装、オネェ系は可)。
キャラクターの性別が【男性/女性】で【女装/男装】していないアバターを選択してください。
TS設定があり、その性別のAAがある場合、見た目の性別の推薦をOKとします。
例:秀吉(バカテス)→男性
枢斬暗屯子(檄!!極虎一家)→女性
鏑木瑞穂(おとボク)→TS設定有り&男装時AAが無い為、女性としてのみ可
新庄運切(終わりのクロニクル)→TS設定有り&両方ある為、両性共に可
.
- 65 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:46:46 ID:ygVx21iw0
- ルルーシュ(コードギアス)→男
- 66 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:48:23 ID:???0
- すいません。【】の項目は消し忘れです。
男性の格好した男性キャラ選んでねって事ですね。
- 67 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:50:46 ID:Id+DZ0FE0
- 横島忠夫(GS美神)
- 68 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:52:06 ID:VclgF4HL0
- 潮田渚(暗殺教室)
- 69 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 12:56:45 ID:???0
-
推薦終了、
有効票は
ルルーシュ・ランペルージ
瀬田渚
……理由。
美形分類な男にキュンとしちゃう横島とか、私の中ではどう考えてもあり得ない。
【1D2:2】
1 ルル 2 渚きゅん
では、続き作りながら落としますンで、更新間隔空くかと思われます。
.
- 70 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 12:58:26 ID:agIgavDi0
- 伊藤誠(School Days)
- 71 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:03:16 ID:???0
-
、___
、__ ヽ ≧o。 __
. `¨¨ヽー-\ `ヽ、 / <
。o≦ `¨¨¨¨¨≧o。、 / / ̄`ヽ
. / _ -――--ミ ヽ{ `¨¨¨≧=-
、_/ / / ≧=‐ァー‐ <⌒ヽ<
`¨¨/ ,/ / 〈 ヽ \
/ ,/ / / / ヽ} ‘, ’,
. / / / / / :| ‘, ‘,
.. / / ,/ / / / ! ‘, ‘, ぶっちゃけ、
/ _ / ,/ / / .イ | ‘, ‘,
. // | /| / |/ / / / ∧ :| :|: ‘, カルマくんとの関係がそのまま流用できそうですね。
Y i! ,/ _ 斗‐七¨¨ヽ / /_/ :! | { | ‘,
∨ /! ! /__ /:./| /:./`ヽ! | :| !
‘,{ { |ィf笊¨¨_/ ムイ/__ |/\ | |: ト、|
/ Y / | 乂:.: ノ 芹ミメ、 | |: /
∧ ∨ / | ー‐ ら_ソ ! ! /
/ ヽ、∨!∧ '''''''''' У ー ′/ /,! レ'´
` ∨ ∧ '''''''/ イ / ! ,/
\{、 ゝ _, ,.′/ ,/ |/
| \ 。o≦! ムイ
. /{ -‐=≦
_ / ‘, /}\
__ 。o≦ニ≧x} \ !::} ‘,_
.. ,′ `ヽニニニ} `ヽ、 V! Xー---ミ_
,′ ∨ニニ} 厂¨¨¨¨ヽ、 Xニニニ} ヽ あ、一方くん
,′ Vニニ} / {/////,∧、 Vニニニ} ,
,′ Vニニ} /ハ ∨>==く \Vニニニ} ∧
} / Vニ=}/ニ ∧ }////ハ ∨二二} / ∧
∨ / ∨二ニニ= ∧ }/////∧ }ニニハ /,∧
‘, / }ニニニニニ∧ }///// ∧ }ニニニ} / |
∨ / {ニニニニニ,∧}//////,∧ }ニニニ} |
} ,′ }二二ニニニニ∨//////∧ ∨ニニ } |
{ } }二二二ニニニ ∨//////∧ i}ニニニ} |
\{ リニニニニニニニ∨//////∧}ニニニ}
| }二二ニニニニニ ∨///////}二二二} |
| }二二二二ニニニニ∨//////}二ニニ } |
瀬田渚 ♂
総合:86/提督 内訳:発信(A)14 /受信(B)28 /器量(C)44 /異能(D)00 性別 男
友好度一覧
友愛/提督 58⇔アイツ60 信頼/提督 89⇔アイツ90 性愛/提督 -7⇔アイツ-1
友愛/一方 36⇔アイツ43 信頼/一方 31⇔アイツ69 性愛/一方 12⇔アイツ39
- 72 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:03:59 ID:VclgF4HL0
- 中の人同じだしなw<一通とカルマ
- 73 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:05:48 ID:???0
-
最後に、忘れていた艦娘との相性と異能関係のアレコレを決定します。
まずは、艦娘たち全体との縁の強さを、
1D80+B(28)−15
!1D80を半角でお願いします。
で決定します。
結果表
〜-15 艦娘と契約できません
〜±0 あまり向いていません。艦娘との邂逅、建造、改装にペナルティが付き、相性の良くない艦とはほぼ邂逅できません。
〜+20 一般的な艦娘関係者の水準です。レア艦及び相性の良くない艦との邂逅は、それと縁がある場所でしかできません。
更に、相性の良くないレア艦との邂逅、建造、改装にはペナルティが付きます。
〜+40 優れています。全般的なドロップ率が上昇し、相性の良いレア艦の建造&邂逅領域が広がります。
また、相性の良くないレア艦へのペナルティが減少します。
〜+60 大変優れています。建造資材が減少し、相性の良いレア艦、相性の悪い艦と普通に邂逅&建造可能になります。
相性の良くないレア艦へのペナルティがさらに減少し、縁のある場所であればペナルティの無い邂逅建造改装が可能です。
〜+80 相性の良い艦ならある程度選択した邂逅が可能です。相性の悪いレア艦と普通に邂逅、建造、改装する事が可能です。
+81〜 最初の艦長達と同域の素養です。建造、邂逅しなくとも、相性の良い艦娘は向うからやってきます。
期間は今から十分間、ダイススタートです!
無いなら【1D80:46】+13
.
- 74 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:06:58 ID:VclgF4HL0
- 【1D80:34】
- 75 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:07:48 ID:pkncj/x20
- 【1D80:57】
- 76 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:08:06 ID:ToTM3F6D0
- 【1D80:28】
- 77 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:09:05 ID:k7zI66Y8i
- !1d80
- 78 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:09:35 ID:k7zI66Y8i
- 【1D80:8】
- 79 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:16:08 ID:???0
-
ダイスロール終了
有効票
>>74 34+13
>>75 57+13
>>76 28+13
>>78 08+13
【1D4:4】
参考!
 ̄ ̄ ヽ
/ ____ }
/ ィi〔/(__)/{´ . ⌒ヽ
. く /-=ニニニニ>、 _.ノ{-r≪__ / . i
>ァチア|¨-=ニニニニニ> / フ⌒¨ }ミ_/ ′ l
ノィY'^ミ | ┃ ┃| .__┘_{ノ{\ __jノ' / |
ノハ:{ | | / / ´厶≧ヒ.人 __ ..イ |
从ト、 | 乂_.ノ | / // i |厂 ̄`` ,`フ爪 i !V |
_}:::`| | }ノ ′ | | . -- 、 从jノ'⌒ヽ. |
{ ≧sニ=---rァ‐' / /i トミ / ̄_⌒’ }| |: /: : : : \|
__ ,. ィi〔` __} ト-- __ 'イ{j i { 从{/: : : : : : : :`7
。o≦ { o  ̄ ¨¨≧s。__ i 八 トミー─ ヽ///: : : : : : : : :V
 ̄ ', } j{ >、 |ハ{\| iい イi//{ : : : : : : : ∨
V j / L_ }从 } {_/ i: : : : : : : :/
∧ , } }ハ /}:{ l:、: : : : : /
', vo { ¨ヽ __、 -‐<{___.____{/: } ,|: :\ : /
〉 i } -- } ,. :く 丶 : : : : : : : : : \ / : ノ /: : : : ∨
,.イ/ : ' ¨¨  ̄ 丶 /: : : :\ \: : : : : : : : : : : : { i : : : : : i
ハ/// } jト . \ / : : : : : : \ \:_:_: : : /\ :| |: : : : : :j
V// } o \ _ .ィ^::.. } /: : : : : : : : : : 丶 、{: : :\,/ : | ' : : : :∨
V/ } i 〉' ¨¨ ′ _,ノ: : : : : : : : |: : : : : :丶 \: : : : : : l/ : : : : : i
v/ { l ′ / }: : : : : : : : : 厶: : :i: : : : :\ \ : : : : : : : : : : |
} { | / / /\: : : : : : /{ \|_: : : : : : \{: : : : : : : : : : '|
, { o ' / / >、:_:/ |- 、_}丶 : : : : : : : : : : : : : : :/ }
/ { { / / / / / | : : : |\ \: : : : : : : : : : : :/ /|
【【1D50:13】+50】 【【1D40:29】+19】
.
- 80 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:19:23 ID:???0
-
続いて、それぞれの艦との相性をチェックします。
1D100-20+縁の強さ(21)で決定します
結果表
〜0 どの艦とも縁が薄く、全ての艦と相性が良くありません。改装にアイテムが必要となる可能性があります。
〜50 普通に縁が結ばれています。下一桁で相性判定を行います。
〜100. 強い縁が結ばれた艦がいます。更に、相性の良い艦の改装費用及び必要レベルが減少します。
艦娘型の場合、ドロップ率、レア艦出現率が僅かに上昇します。
〜150. 非常に強い縁で結ばれた艦がいます。更に、相性の良い艦の初期レベルが+10されます。
艦娘型の場合、更に、レア艦のドロップ領域が拡大します。
〜200. 艦娘全体と強い縁で結ばれています。更に、改装に必要なアイテムを無視した改装が可能です。
艦娘型の場合、全ての艦を相性の良い艦として扱う事が出来ます。
201〜. 貴方は本当に人間ですか? 艦娘相性が万能型になります。
また、下一桁が
1〜4 艦娘型/艦娘全体と薄い縁で結ばれています。相性はありません。
5〜8 艦種型/特定の艦種(【1D10:2】)と強い縁で結ばれています。
特定の艦種の艦娘と相性が良く、特定の艦種の艦娘と相性が悪く(【4D10:回数は2まで】、一つ)、それ以外の艦娘とは普通です。
9〜0 単艦型/特定の艦(艦種【1D10:6】)と非常に強い縁で結ばれています。
特定の艦娘と非常に、その艦と縁のある艦娘と相性が良く、それ以外とは良い相性ではありません。
非常に相性の良い艦娘とは、1ランク上の縁の強さを持つ相性の良い艦と判定されます。
艦種選定 1D10/駆逐1、2 軽巡3 重巡4 航空5 軽空6 高戦7 鈍戦8 潜水9 他10
今から十分、ダイスロールです。
!1D100 !1D10
を半角でお願いします。
なければ
【1D100:26】 【1D10:5】
.
- 81 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:21:11 ID:ygVx21iw0
- !1d100 !1d10
- 82 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:21:25 ID:pkncj/x20
- 【1D100:73】 【1D10:6】
- 83 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:21:27 ID:k7zI66Y8i
- 【1D100:47】 【1D80:59】
- 84 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:21:31 ID:ygVx21iw0
- 【1D100:24】 【1D10:6】
- 85 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:22:24 ID:k7zI66Y8i
- 【1D100:1】 【1D10:5】
- 86 :スネア ◆UUcp66tYgQ ★:2016/06/12(日) 13:24:05 ID:???0
- 【1D100:86】 【1D10:7】
- 87 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:24:12 ID:VclgF4HL0
- 【1D100:81】
【1D10:10】
- 88 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:28:26 ID:ToTM3F6D0
- 【1D100:100】 【1D10:10】
- 89 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:31:01 ID:???0
- 有効票
>>82 73+1=74 6
>>83 47+1=48
>>84 24+1=25 6
>>85 1+1=2 5
>>86 86+1=87 7
>>87 81+1=82 10
>>88 100+1-101 10
普通の縁か、それとも強い縁か……。
【1D7:1】
.
- 90 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:31:52 ID:ToTM3F6D0
- 出目が極端すぎぃw
- 91 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:37:00 ID:???0
-
相性無し 薄く広くで、割と渚くんっぽいですね。
潜水艦相性は、流石になかったw
最後に、霊能のチェックをします。
発信型霊能 1D100+A+(D×5)
受信型霊能 1D100+B+(D×5)
器量型霊能 1D100+C+(D×5)
複合型霊能 1D100+(D×8)
渚くんの場合、
発信1D100+14
受信1D100+28
器量1D100+44
複合は判定できません
結果
〜75 持っていません
〜125. 微弱な霊能力(フレーバー)を持っています
〜175. 有意な霊能を持っています
175〜. 強い霊能を持っています
因みに、その能力は、艦娘に影響しますか?
1D10
1 −に働きます
2〜6 無関係です
7〜9 メリットデメリット有り
10 +に働きます
ダイスロールです。
!1D100 !1D10
半角でお願いします。
.
- 92 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:37:45 ID:ToTM3F6D0
- 【1D100:80】 【1D10:5】
- 93 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:38:02 ID:MHN/Ctda0
- !1d100 !1d10
- 94 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:38:42 ID:MHN/Ctda0
- あれ?間違った
!1d100
!1d10
- 95 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:39:54 ID:VclgF4HL0
- 【1D100:16】
【1D10:7】
- 96 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:40:09 ID:YCf0Fo3B0
- 【1D100:26】 【1D10:5】
- 97 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 13:40:22 ID:pkncj/x20
- 【1D100:28】 【1D10:9】
- 98 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:41:03 ID:???0
- >>94
dは大文字です。
忘れてた無かった時用
【1D100:68】 【1D10:6】
【1D100:18】 【1D10:3】
【1D100:75】 【1D10:6】
- 99 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:51:55 ID:???0
-
有効票
>>92 80 5
>>95 16 7
>>96 26 5
>>97 28 9
ぶっちゃけむりっすよね。
一応、
送信 【1D4:2】
受信 【1D3:3】
器量 【1D2:1】
__
{/∧ 丶
r‐=ニ{//∧ \ , -――- 、
 ̄≧s。/∧ 、 / ´_ヽニヽ
/ / / ¨≧s。 / / / ヾ 、ハ
/ / ^>ミミ}´ !i i / i //, i ||i、` ! ゙
〈`ー' / ィ´ミミミノ i!! .i / | .! i//i .i匕 リ
‐<.: :´ }二{" . | /i 二ニi/'´ッイト
rくヘ ̄ __∧ !/{ィ|i ト、` ’ 〉 ,!リ
,イ  ̄>、-‐∧ 从V!、 _ /
/ /o \-‐〉、 ... ...从≧ ´__ ,′
/ / / ̄ ', /::{ !:::', 、 / 〕≧
ィi:i: ′ 〉' : :} ,:::::i !:::::ヽ ー/:::::/ /≧,
/i:i/ / . . / i::::;ヽ';::::::::: ̄::::::::/./:::::::::',
'i:i:i:i:i{ ′ . : : :/ |:::::;::',';::::::::::::::://::::::::::::::::::',
// ̄>、 __ ___/ . . : : : ′ . i::::::i:::::i!:〈 〉:::〃:::::::::::::::::::::::::::',
,ィ'/ ヾ} 、 :. } . . : : :/ `!-|ヽ::::::::::::::i!:::::::::::::::::イ::::::::::i
Y___ レし'し}ノ . . : :/ ! .iヽ|::::::::::::::::::; - "/!-−"',
{i:i:i:i>、 ヽ}/ イ | ;:::i!:::::::::::::i -‐:::´::/ ヽ ',
`ー=={ \ イ: { . ,| !:::::::::::::::::!/::::::::::::i ',_ ',
} ` ---<: : : :{ i iヽ::;、::::::::::::;---彡 / /
} 丶_:_:_: :∧ | !:::::V::::::::〃 ̄:::::_| / /
{ : : :/: :ハ | ,'ヽ:::::::::::::;=ニニ/! / /
艦娘型 【1D100:76】+43 特定艦型-鳳翔 【1D100:29】+48
受信型異能(メリットデメリット) 複合型異能持ち(メリットデメリット)
- 100 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 13:57:17 ID:???0
-
、___
、__ ヽ ≧o。 __
. `¨¨ヽー-\ `ヽ、 / <
。o≦ `¨¨¨¨¨≧o。、 / / ̄`ヽ
. / _ -――--ミ ヽ{ `¨¨¨≧=-
、_/ / / ≧=‐ァー‐ <⌒ヽ<
`¨¨/ ,/ / 〈 ヽ \
/ ,/ / / / ヽ} ‘, ’,
. / / / / / :| ‘, ‘,
.. / / ,/ / / / ! ‘, ‘,
/ _ / ,/ / / .イ | ‘, ‘,
. // | /| / |/ / / / ∧ :| :|: ‘,
Y i! ,/ _ 斗‐七¨¨ヽ / /_/ :! | { | ‘,
∨ /! ! /__ /:./| /:./`ヽ! | :| !
‘,{ { |ィf笊¨¨_/ ムイ/__ |/\ | |: ト、|
/ Y / | 乂:.: ノ 芹ミメ、 | |: /
∧ ∨ / | ー‐ ら_ソ ! ! /
/ ヽ、∨!∧ '''''''''' У ー ′/ /,! レ'´
` ∨ ∧ '''''''/ イ / ! ,/
\{、 ゝ _, ,.′/ ,/ |/
| \ 。o≦! ムイ
. /{ -‐=≦
_ / ‘, /}\
__ 。o≦ニ≧x} \ !::} ‘,_
.. ,′ `ヽニニニ} `ヽ、 V! Xー---ミ_
,′ ∨ニニ} 厂¨¨¨¨ヽ、 Xニニニ} ヽ あ、一方くん
,′ Vニニ} / {/////,∧、 Vニニニ} ,
,′ Vニニ} /ハ ∨>==く \Vニニニ} ∧
} / Vニ=}/ニ ∧ }////ハ ∨二二} / ∧
∨ / ∨二ニニ= ∧ }/////∧ }ニニハ /,∧
‘, / }ニニニニニ∧ }///// ∧ }ニニニ} / |
∨ / {ニニニニニ,∧}//////,∧ }ニニニ} |
} ,′ }二二ニニニニ∨//////∧ ∨ニニ } |
{ } }二二二ニニニ ∨//////∧ i}ニニニ} |
\{ リニニニニニニニ∨//////∧}ニニニ}
| }二二ニニニニニ ∨///////}二二二} |
| }二二二二ニニニニ∨//////}二ニニ } |
瀬田渚 ♂
総合:86/提督 内訳:発信(A)14 /受信(B)28 /器量(C)44 /異能(D)00 性別 男
艦娘全体との縁21 縁のある艦娘 なし
異能 なし
友好度一覧
友愛/提督 58⇔アイツ60 信頼/提督 89⇔アイツ90 性愛/提督 -7⇔アイツ-1
友愛/一方 36⇔アイツ43 信頼/一方 31⇔アイツ69 性愛/一方 12⇔アイツ39
まる総評
ハイスペック型一般提督です。
余り得手不得手が無く、上層部としては大変使いやすい部類に入ります。
一方さんと二人並んでいると、カップルにしか見えない事があるとの噂がちらほら……。
.
- 101 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 14:03:09 ID:???0
-
感想
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
´ }
/ ____ '
. / ィ〔 }>、/
/ 。o≦ニニ乂 ノニ/
' 。o≦ニニニニニニニニ<_
/ 。o≦ニニニニニニニニニニニニ=-__
。o≦ニニニニニニ=-¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ヽニニニ〉
.アア彡彡ミミア'"| ┃ ┃|  ̄ ̄´
ノィ/ミミY^ミミ/ | ┃ ┃|
. W}iミ{ 〈 ミ{ | |
V从ミV; ゙ | { |
ノィ 彳{i:` | 乂 ___.ノ |
} ィハY | | アイツが来るなら休みが増やせるな……。
ノィ从}/込、 | | 歓迎会の準備くらいはしといてやるか。
7: : : : > \__ > ‐─── 、 |
__{ ___ __ : : : : : : : : : :>─ ¨
「  ̄ 7ァ、´
. }i }{ {
ィi〔八 }{ >、
. ⌒ヽ
_.ノ{-r≪__ / . i
/ フ⌒¨ }ミ_/ ′ l
.__┘_{ノ{\ __jノ' / |
/ / ´厶≧ヒ.人 __ ..イ |
/ // i |厂 ̄`` ,`フ爪 i !V |
}ノ ′ | | . -- 、 从jノ'⌒ヽ. |
/ /i トミ / ̄_⌒’ }| |: /: : : : \|
'イ{j i { 从{/: : : : : : : :`7 頼りにはなるんだが、
i 八 トミー─ ヽ///: : : : : : : : :V
|ハ{\| iい イi//{ : : : : : : : ∨ なんかアイツ、俺のこと変な目で見てる事があるんだよな。
}从 } {_/ i: : : : : : : :/
}ハ /}:{ l:、: : : : : / つーか、アイツなんで俺ンとこだけに連絡入れたんだよ?
__、 -‐<{___.____{/: } ,|: :\ : /
,. :く 丶 : : : : : : : : : \ / : ノ /: : : : ∨
/: : : :\ \: : : : : : : : : : : : { i : : : : : i
/ : : : : : : \ \:_:_: : : /\ :| |: : : : : :j
/: : : : : : : : : : 丶 、{: : :\,/ : | ' : : : :∨
_,ノ: : : : : : : : |: : : : : :丶 \: : : : : : l/ : : : : : i
}: : : : : : : : : 厶: : :i: : : : :\ \ : : : : : : : : : : |
/\: : : : : : /{ \|_: : : : : : \{: : : : : : : : : : '|
/ >、:_:/ |- 、_}丶 : : : : : : : : : : : : : : :/ }
/ / / | : : : |\ \: : : : : : : : : : : :/ /|
/ / |: : : !: : 丶 } : : : : : : : : : / /: |
/ / | : : : | : : : : 〉 : : : : : : : : } /: : |
.
- 102 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 14:04:27 ID:???0
- すいませんが、用事が出来たんでそろそろ切り上げます、すいません。
□
┌─┐
└─┘
┌───┐
└───┘
┌─────┐
┌┼─────┼──┐
│└─────┘ │
┌─┼─────────┼───┐
│ └─────────┘ │
│ │
└───────────────┘
【……追記】
___
, <::::::::::::::::::::::>、
/:::/::::::::::::::::::::::`、:::ヽ
,'::::::::::≠::::::::::::_::::::ヽ:::',
l::::::,:::-==:::::イ"::::::::::ヽ::::::l
,ィ' ,,{:::/:::::::::__::く:::_:::‐ミ:::ヘ::::l:',
{{ィ/|イ::/::::::/:ミ:::ヽ:::::\:::::ヘ}/ハ
/ ゞ≦:::彡:: ,イ: |::::|:::|:}ヾ:::=:::::::爻,}.ヽ
,'} ! {ゞ::::=::イ:/{:::|::::|:::|:}、::=:::::爻イ/}/ハ
, | ヘマ/ゞ;;;;;;彡、!:|::::|::::,'>、;;;彡:|/// { ',
. ,'. | ',∨,}::::}/ハ )从从ハ.//,}:::::}// |. ',
ム |. ヘV{::::}'/ハ | .///}::::// | ,|!
ゞ,|. ハ Y'//ハ、 !,.ィ////:,イ { }彡'
{ミ三彡人 ゙\/ハ ̄'///イ' ,イ≧z彡}
', ̄ |/>。_`¨只¨´_ .イ/|`¨¨´|
, Y//////ハ:ハV/////!. ,'
. l. マ/////ゞ=彳///// ,
/, ',ァ─‐く/{|}ァ=─ v′ /ハ
{'ハ. ',. `Y´ / //ハ
}/{ヘ '、 ! ./ /}/{´
マ', ヽ. ', ! ./ /.八}
ハ ', ', | / ,イ /|⌒
. 八 ', ヘ ヽ、. | , ′ / / 八
-=ヘ! { ハ|ハ. ,' } /ニ=-
. -=ニヘ、 ', .、{ }|,' ,' ,.イニ=-
 ̄ヽ',',', V/,'// ̄
ゝ‐┴‐"
_ . .-‐. .‐- . . . _ , \
,. . : : : : : : : : : : `: : 、: :`: . /、 .!
>: : : : : : : : : : : : : : : 、: : :`: 、:/:::::\'、
/: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : マ : : : :ヽ::::::::/: \
/: : : : : : : : : :ヽ: :、.: : : : :ヽ: : マ : : : : :ヾ/: : : : ヽ
/: : : : : l: : : : : : : ムマ:ヽ : : : : マ : i: : : : : : ヽ: : : : : .ヽ
,、 ./.: : : : : :l: : : : : : : :.ムヽ: 'マ: : : ::!: : !: : : : : : : : :: : : : : ヘ
ヘZ: : : : !: : :l: : : : : : : : ',ム マ:lマ: : :lマ/!: : : : : : : : : : : : : : :',
';:!: : : : !: : : !: : : : : : : : :',:l マ!マ: ;:!''マ:l: : : : : : : : : : : : : : : !
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l○:!:::o:::::ーヘ´////,f:::'::/ '; :l: : : : : : l!: i´ / ヽ
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l: :.l:::::::::::::::::::ハ ' ' V:l /:'; : : : : :.!'ll , V
.!: :!:::::::::::::::::::;::ト、 ヾ, _ /::::/ ', : : : :l! | l V
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.!: !::::::::::::::/ .l::l > ´ !::::::::::::::::>"三=',: :.ト、 ! `ー- }
. l:.!::::::::::::/ l::! / ト:_::>_´三三三ハ:l ! l
l:l:::::::::::/ l:l { >=ニ0三三ニ./,ハ! .! l
コ
【泣く娘と地頭には勝てませんでした……】
扶桑改OR :Lv99→Lv100! 山城改GL :Lv99→Lv100!
潮改二(魔) :Lv99→Lv100! 大崩壊(残念):Lv99→Lv100!
.
- 103 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:05:45 ID:VclgF4HL0
- 一旦乙です
あの、その変換ミスはわざとなのですかそれともw<大崩壊
- 104 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 14:06:57 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 親に用事申し付けられたんで、すいませんがオチだけ投下で終了です。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 即興で書いてる時間がなくなってしまいましたんで……。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 順当に、プレイヤー提督のハイスペック版みたいな感じのが出来上がりましたね。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 一方くんとの怪しい関係を除けば……。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 105 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:07:39 ID:YCf0Fo3B0
- 乙でした
- 106 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:08:09 ID:YhZyQ/ps0
- いったん乙ですー。
……誤字だとしたら「たいほう(大鳳)」を「だいほう」と呼んで「たいほうかい」を「だいほうかい(大崩壊)」で変換した……?
- 107 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 14:10:03 ID:???0
- 涙と鼻水で顔面大崩壊なのです>>103 >>106
- 108 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:11:27 ID:pkncj/x20
- 乙でしたー 潮はアカンよなぁ…w
- 109 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:12:37 ID:ToTM3F6D0
- 乙ー
- 110 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:13:12 ID:YCf0Fo3B0
- けしからん乳の持ち主潮
- 111 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 14:17:21 ID:agIgavDi0
- 乙です
- 112 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 18:09:04 ID:???0
- 今回のマトメ
主人公
 ̄ ̄ ヽ
/ ____ }
/ ィi〔/(__)/{´
く /-=ニニニニ>、
>ァチア|¨-=ニニニニニ>
ノィY'^ミ | ┃ ┃|
ノハ:{ | |
从ト、 | 乂_.ノ |
_}:::`| |
{ ≧sニ=---rァ‐'
__ ,. ィi〔` __} ト-- __
。o≦ { o  ̄ ¨¨≧s。__
 ̄ ', } j{ >、
V j / L_
∧ , }
', vo { ¨ヽ
〉 i } -- }
,.イ/ : ' ¨¨  ̄ 丶
ハ/// } jト . \
V// } o \ _ .ィ^::.. }
V/ } i 〉' ¨¨ ′
v/ { l ′ /
} { | / /
, { o ' /
/ { { / /
本名不明 ♂
○提督能力
総合89/提督 内訳:発信(A)22/受信(B)45/器量(C)22/異能(D)0
艦娘全体との霊的相性63/大変優れた相性――ドロップ率上昇、建造資材減少
艦娘との縁119/艦娘全体との強い縁――ドロップ率上昇、レア艦出現率、ドロップ領域拡大
異能??/電波受信――艦娘達以外にもチャンネルが開いており、それが時に混信します。
○友好関係
友愛 提督43⇔一方51 互いに仲の良い友人同士です。
提督58⇔渚60 互いに仲の良い友人同士です。
信頼 提督63⇔一方57 提督は一方を高く評価していますが、一方側には微妙に割り切れないものがある模様……。
提督89⇔渚90 互いに互いを強く信頼しています。仮に裏切られた場合、まずは自分の側の過ちを探すでしょう。
性愛 提督17⇔一方-1 提督にとって、女装時の一方はアリな部類の様です。一方側も何かあればない事も……。
提督-7⇔渚-1 互いに性愛の対象になる相手ではありませんが、なにかあれば……な領域でもあります。
○総評
大変能力に優れ、艦娘達の研究的にも貴重なデータを多く提供してくれる提督です。
ただし、指揮する艦娘には非常に灰汁の強い個体が多く、他提督との共同作戦においては、足並みが乱れがちな所があります。
戦列に並べるよりは、遊撃向きの提督です。
.
- 113 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 18:09:54 ID:???0
- 一方通行
-- ,
'´ / イ`スrf^ヽ
/,/ // / / リ ヽノ}
, l ィ / ,イ /.l ´Y_~)
ん | |i /∠彡' 」 . / | l} ̄}
/ ヽ j イ_`メ、 i| / l ./i|_,ノ
〃 リ.| { i弋ぃ. . イ-‐=.| / |
| イ { 八 | ¨^ fで ) .|' i|
|/| | v| ヽ , 厶 ,|リ
|.|i l |.|\ ー- _ イ/ .| / |'
レレル-リ.| `ニj ∨ ./ |  ̄>:.
/.八 ノ >、.|,/ / i
.ィT.:::.〉、ニニソ/:::::::::i .′ |
r< |::〈 ...}ニ|/::::::::::.:|/ {_
| 、 |::ハ:/ニニ .:::::::: / .i
| \ j::::::::}ニニニム / |
} |::::::::\ニニニ} { ,斗‐==-、 |
′ {:::::::::::::iニニニ|:::`}ニニニニニニY´
/ ヽ ::::::::{ニニ斗:::::¨i´ ̄`Yニソ
\ ∨::::::::::::::}:::::::::::| |⌒
}ニニニニニ}V:::::::::::::::}:::::::::| |
⌒iニニニソ }:::::::::::::::c}::::: | ト、-‐…<
| |_j:::::::::::::::::∧::::| {:::/ \
} |〈:::::::::::::::/ `¨| |∧ /
} \::::::/ .| | }、 .{
, .ノ ヽ′ | { |ム ′
/ /}/ | i j}:∧ |
.′ _/_j | 弋_∧_」
.: _ノ:::::::ヽ _ | r':::ハ
i_.ノ⌒ 、::::辷丶、 .| {_ }::::::::}
ハ___ \::::{ 辷 ⌒Y^| |:辷⌒:::::::::ー┐
/ニニニ廴_ \`¨i⌒'¨⌒| |::::::::::::::::::::::::::{
/ニニニニニニヘ、__ /_ > ⌒ヽ、._j {::::::::::::::::::::::::::廴_
/ニニニニニニニニニニ⌒/ニ= . | ∨::::::::::::::::::::::::::::`ー=こ)
ニニニニニニニニニニニニ/ニニニニニヽ l }ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::} )
【艦長養成校学園祭にて】
一方通行 ♂
○提督能力
総合70/提督 内訳:発信(A)33/受信(B)11/器量(C)22/異能(D)10
艦娘全体との霊的相性48 優れています――ドロップ率が上昇し、相性の良いレア艦の建造&邂逅領域が増大。
また、相性の良くないレア艦へのペナルティ減少が減少しています。
艦娘との縁69 鳳翔との強い縁――航空母艦鳳翔と非常に強い縁で結ばれています。
航空母艦全般と良い相性です。
鳳翔のレベル+10(上限も上昇)。
相性の良い艦の改装費用及び必要レベルが減少します。
異能??/不明――艦娘に影響を及ぼす種類の、強い複合異能を所持しています(*アクセラレータじゃないよ!)。
○友好関係
友愛 提督43⇔一方51 互いに仲の良い友人同士です。
一方36⇔渚43 一方側は普通の友人、渚側は仲の良い友人だと考えています。
信頼 提督63⇔一方57 提督は一方を高く評価していますが、一方側には微妙なわだかまりがある模様。
一方31⇔渚69 渚側は、一方を信頼していますが、一方は、時々自分に対して挙動不審な渚を訝しんでいる模様。
性愛 提督17⇔一方-1 提督にとって、女装時の一方はアリな部類の様です。一方側も何かあればない事も……。
一方12⇔渚39 一方側は渚を、女だったらアリなんだがな位に思っています。
渚側は、現状無自覚ですが、恋に近い感情を抱いているようです。
○総評
小型高速艦に偏った適性を備えた提督です。
高練度の艦娘を多く抱えており、他提督の同クラス艦と比べ二枚ほど上手の能力を誇ります。
特に回避・防空能力は非常に高いのですが、小型艦主体である為に絶対的な火力に欠ける所があります。
.
- 114 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 18:10:16 ID:???0
- 瀬田渚
_ .. _ _ ,. _ ,.-―_ -‐ァ
> ヾハ '" _ ,.. _ rへ、.-― く
、 -‐ ´ <'///> ´ / ` 、 V/┘ `
ー- ´ ヽ' / ', ` ヾ. ヽ
, ´ ./ , ヽ ヽ 、
/ -‐/ ./ ./ ; ヽ '
. ' ノ イ .l , ', ヽ l \ヽ ,
. / ´/ .' .l i 、 ヽ! lヽ 、
' ./ l /!__ '! ハ l ヽ ' ', ', .l
. l/ / .i / ! ,.l´l ! ./ l ./` ソ‐-! ! ト、 !\ !
. '/ l .lハ !./了:lハ / l / ,.ィf示!ヽ .i l ;、 ! `
l/ ! ', l/j rっソ∨ ' 込ィつl.ハ !ノ∨
, ハ ハ /// //// リ.∧,!/
! V i ' /l./}
∨ヽ. r―-、 .ィ '
丶 ー一' .イ 、
. ,  ̄´,;;;;:' >- ´ `.,;;;:- ._
,;;;;:' ; ,;;;;' 、
' ,;;;;:' 、 _ .,;;;;' ヽ
,_! ;;;;;' ヽ ,. ´ .,;;;;'
l/> 、i.;;;;; ;;;;; ト,
}////,\;, ;;;;; ,: __.//〉
l////,i//,>- _ __ ,... r―/77/////////
j////,!/////////7,!fヽイノl'////////////',
〈////!'//////////,!、へ.),'//,//////////丿
l` <{////l///r―イ ハヽV,/////イ////ィ/
. l V//////,{__,´イノ.} .i.V〉―--==-‐'"
, V///>'"´.// .{ ノ, /,!
}V//ゝ、,イ// ' l'// //,l
【艦長養成校学園祭にて】
瀬田渚 ♂
○提督能力
総合:86/提督 内訳:発信(A)14 /受信(B)28 /器量(C)44 /異能(D)00
艦娘全体との霊的相性21/優れた相性 ―― 全般的なドロップ率が上昇しています。
艦娘との縁74/艦娘全体との確かな縁 ―― ドロップ率、レア艦出現率が僅かに上昇しています。
異能 なし 異能に目覚める事無く、彼の霊能は艦娘に適応されました。
○友好関係
友愛 提督58⇔渚60 互いに仲の良い友人同士です。
一方36⇔渚43 一方側は普通の友人、渚側は仲の良い友人だと考えています。
信頼 提督89⇔渚90 互いに互いを強く信頼しています。仮に裏切られた場合、まずは自分の側の過ちを探すでしょう。
一方31⇔渚69 渚側は、一方を信頼していますが、一方は、時々自分に対して挙動不審な渚を訝しんでいる模様。
性愛 提督-7⇔渚-1 互いに性愛の対象になる相手ではありませんが、なにかあれば……な領域でもあります。
一方12⇔渚39 一方側は渚を、女だったらアリなんだがな位に思っています。
渚側は、現状無自覚ですが、恋に近い感情を抱いているようです。
○総評
ユーザー提督に毛が生えたレベルのハイスペック型一般提督です。
特殊性はなにもありませんが、大量の艦を保有し、かなりの艦隊を同時運用可能です。
余り得手不得手が無く、上層部としては大変使いやすい部類に入るでしょう。
なお、一方さんと一緒に居る時の仕草が妙に色っぽい事があるとか……。
.
- 115 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/12(日) 18:12:00 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……結論。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 有能、だが、微妙にホモホモしい。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 116 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 18:20:34 ID:Ia+yC0x10
- 乙です
微妙?
- 117 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 18:20:53 ID:agIgavDi0
- どうしてこうなったw
- 118 :名無しの読者さん:2016/06/12(日) 18:26:49 ID:pkncj/x20
- ま、まあ関係性なんてどうなるかわからんもんですし…
- 119 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:16:12 ID:???0
-
すいません、おくれました。
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今回の話の最初のサブタイトルは、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ホモダイスなんかには負けない!
}== {;;了
〈_ ,ニ二> でした。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ……には勝てなかったよと、繋がりそうだったのでやめましたが。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ その結果はどうなったでしょうか?
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 投下を開始します。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 120 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:16:42 ID:???0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,// 【前回までの要点+α】
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´ ・ダイスでキャラクター作成!
寸:;|:l o o |::l;::}ニア ・提督さん&一通君と同期の有能提督、潮田渚がブイン基地にやって来るらしい。
‘!从._-_,.ィrイ1′ ・三人とも超有能だけど、ちょっと関係がホモホモしいぞ!
`` Yh+‐{ゝ, ・用事が入って即興部分カット!
У‡ Li↑ . ・扶桑山城潮大鳳「私達(提督と)ケッコン(カリ)しました」
1´`゛T゜
’ ̄’
.
- 121 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:20:54 ID:???0
-
(  ̄ ̄ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(
}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r‐ ‐ 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ (  ̄ ̄  ̄ ヽ
ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ ).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___) ).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
(  ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:( ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:( ( ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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=== - ---  ̄  ̄____ --- ─ -- 。o≦
==-- == ─- -二 二 _- - - - 。o≦ オセアニア、ソロモン諸島
-==─ ___ 。o≦: : . . . ブーゲンビル島
--- ─ -- _ -== 。o≦: : : : : : : : : : . . . . . . ブイン基地
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ポーッ!ポーッ! 「品 品 品 L .|| ||
ヘr--,、 「____ l  ̄ ヽ || ||
∧ , ___ | |::| | > 、.| |::| | ロ ロ ロ .| } ┬┬┬┐
立 /_./ {二二二{行{イ l  ̄ ̄ ̄ } ヘ 「 ..> 、| .: ,´ ̄ ̄ ̄¨i
Π .| ト Y l |  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ i .| |ニニニニイニニ≧ 、 | | ロ ロ ロ 「
|.| ._| | | | ノ | ., ====| .トイ || lヨ i i l l ____, イ^ 7
|.| .} | └| | , -Π_ヽ r== 、 .| >´ | .|==||---「|ー -----ニニ= ニ≧ ´:::::::::::::::::/
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- 122 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:23:11 ID:???0
-
川))
///
rえ ,__ ブイン――それは、パプワニューギニア独立国は
辻ェzx、 .ー|ii|一 ブーゲンビル自治州に存在する街の名前である。
三三そ |ii|
三三ミ .|ii| i: ーミ込xr}、、'、ィ爻ミ爻爻爻ミミミミ
三彡'__I_ .|ii| 丶 、 ` fr'、 、x、メミミ爻シメ爻爻ミ爻爻爻ミ
三ミx、 \~`'‐ 、, k .|ii| . `丶 、 .||,, 丶 メ爻爻ミ爻爻ミミxメ爻爻爻爻爻
三三≦ \ `'‐ 、, || .|ii| `丶、 オ}‐ `i!、 ,、x爻爻ミミ爻爻爻爻爻爻爻ミ
ミx、 ─────┬ェ___ェ、__/\ || .|ii| _ 、xメ `|ト 、 .i! }、 ィヌ爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻必
三ミx、 i| 、"''- 、 "''- 、_ `ヽ、|_. _|ii| 、!彡爻、 ,、__,x . || `:i!、!`i ,ム爻爻爻爻爻爻爻爻必必必必
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田] ||王|王|| | _ ix本xi....|Y^Y^Y|I|:.:.::.:.:| |||ii|k;.: ,, ,, xx _,-==冖'''''""゙゙゙´ ,, :;' " . 寸ヨ圭圭|圭圭|圭圭圭圭|圭圭
田] ||王|王|| | |圭| |...|]! .|~:|!i!⌒|I|Ю,.,| |||ii|_rェュ '''' "´ ,.:',:ノ! .:.:.:.:.:.:.:.:`守ヌ圭圭圭|圭圭圭圭|圭圭
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,.,.,.,.,.,__,.,_|_|,.,,.rH,,.,_,,., ,., ,.,_,|,.,|],.,.,.,_i!;:;_;:;_;_;:;:;:;;:;:;| ||/ ̄! ., ' ./7::;.' . . : .:.:.::: .`守ヌ|圭圭圭圭|圭圭
;:; ;:; ;:;;i!;:;;:; ;:; ;:;;:;:;:;:/,.,;:;;:;;:;:;;::;:;:;:;:;:;;::;ミx;:;:;:;:;;: 傘;:;:;| ||II圭I| , ' /_,/:' |::::::`守}ヨ圭圭圭|圭圭
;:;;:;;:;:;:;ミx;:;;:;;:;;:;;:;;: /:;::;:;;;:;;:;v;:;:;:;:;;: ;:; ;;:;ミx;:;;:;;i!|II|;:;;:| ||II三I| , ′ .: .. `守}ヨ圭圭|圭圭
;:;;:;;:;,、x升卅从从≦x、;:;:;i!;:;:;:;:;;:;;:;;:;;::;:;:;:;;ミx;i!|III|z------------──────────────---------------x 圭|圭圭
,;xミ从dx_爻dx_x、川;:; ;:; ;:; ;:; ;:; ;:; ;:; ;i!:|III|二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁二コ仁 守}|圭圭
dx_恋dx_dx_恋dx、;:;:;;:;;:;;:; ;:; ;:;:;;! |III| .., ' ∠ /::::;::' .. ::::::........:::::::::::::::::::::::::::::::`寺圭ヨ
x_恋dx_dx_恋dx_恋ヰ ;:; ;:; ;:; ;:;i! |III| .., ' / ./:l:::;:' ..... :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`守ヨ
dx_恋dx_dx_恋dx_爻;:;;:;;:;;:;:;;;ミ. |III| ' ∠ /::::::;::' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`
x_恋dx_dx_恋dx_恋川'"'"'"'"~
}
ッヽ,
`}"i
`´ 第二次大戦の激戦地であり、
=_- !! _,
,、 `=,´,''‐‐-、 ←この辺り 入れ代わり立ち代わり占領されて、多くの国が基地を置いたこの島は、
_,,、 ヽ,_,-、`,
~´ ,‐--, ,、 `‐` 深海棲艦の出現してから数年が過ぎた今、日本の保護下にあり、
_,,i´`‐ ´-,_| `‐,
`ヽ, かつて日本軍が飛行場を築いたその街は、
ヽ,
} いまや人類の貴重な食料生産拠点となったオーストラリアと、
_,,,,--,_ /
‐´ ヽ´!, / ,、 それを繋ぐ航路とを守る、重要な海軍基地となっていた。
`‐-、,-‐ `)-,
,-‐i ,,i‐!`´ そして今日、その地を踏む提督が、また一人……。
`´ ,/,‐´
 ̄
.
- 123 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:23:56 ID:???0
-
 ̄ ̄ .
´ \
/ 。o≦  ̄ ヽ 丶
' /-=ニ{ }=-、 \
/ イ-=ニニ乂 __ノニニ>、__ /
〈 /-=ニニニニニニニニニ=-X
` 7 r<ニ=-¨¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ 丶ニニ} 「やぁぁぁぁぁぁぁっと、着いたぁ。
ノィ从''| ┃ ┃ |>´
'⌒Y^ミ | ┃ ┃ | やっぱり南洋は遠いなぁ……」
{〈iミ | |
从_ | l l |
^7ィ{ | | | |
ノィ从 | ` --- ´ |
ノ¨Y /
____,r‐ュ _ 。o≦´{ └ ── …ァァ…─‐ '≧s。r‐ュ __ ___
////V/∧//////>、 // /{////{/{/{/{////{
////∧/∧//// \ {_{ イ ` </V∧V∧//'}\
 ̄  ̄ ¨¨¨¨¨ ´ -- { ̄ ´  ̄ ̄  ̄ ̄ ヽ
\//////////.> 、 ///// ; !
` <//////////\ ////// .| |
` <///////\ ////// .| ;
゜ <////.》=ァ//// .| |
>{/{/リ>_-=ミ、 ! |
/ィ≦ー '  ̄ ̄` .、.\.! _| 「ほーんと、おっそーい!
> ´ ̄/ ´ .ハ \ | 〉--}
| / ./ { { / .| } .ハ 〈ニニ.} 私ならもっともっと早く着けたのに!」
{ . イ ハ八 .| /-‐-} .ハ '. ー.f
'. 八 |´ \ヾ {′ }′} l}_ |
∨ / l{ l{.ィ≠ミ _ .| .八: : :`ヽ
》/ イ八 .《 Vrリ ´ ̄ ` 八 .′: : : : :}
《: /: :{ .八ハ ' /} / ̄ ̄ }ソ
∨: :八 {、从 r.、 .八.′ |
` 〉 ヾ } > イ}/イ .| .ト、
/∧ 八/: : : :>.< /: : ! { ;l \
// .∧/ .∧: : : :{ /: : : | .| .从. ヽ
./ / ./ ./ .〉: :八 /: : : :∧八 .′ ∧
/ / ./ ∧ / \: ヽ/: :// Vハ .′ / .∧
/ / / / V ○{::\{/:/○ }Vハ / \ ./ ∧
/ / ./ / ./ >{::::}く '. VV ヽ / .∧
/ / .// / .{ /::::::ゞイ:ハ { ∧ヽ ∨ / .∧
/ / ./ / / ./ ! /::::::/ l}:::::l} {′ .∨ / }
/ ./ / ./イ / ′ {:::::/ 八::リ /》 '. |
/ / / ./ .′ |::/ /:::/ ○ ハ.′ } l|
./ / / .′ }′ /イ { .′ .| l|
/ / / .′ | { | l|
′ { / / ○ .| | | l|
l{ | ./ / ○ .| | .八 .リ
l| | / ` < .{ | / /
{ .| l{ .′≧=- .______.|.」 / /
八 人 l| { i ヽ / /
ヽ ヾ { | l} ‘. / ./
.
- 124 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:24:30 ID:???0
-
____
´ ` 、
/ / ‐- 、 \
/ / / /{ ', \ \ ヽ
/ / / /、 \. \ \ ヽ、 ,
. / / { {_,.斗‐==\ 彡ヾ , ,
/ , / /{ .{ { \{\ゞ\', ‐ 、 ' , 「けど流石に、今の鈴谷達じゃ、
. ' / i 代 ', { /゙´だ心ヽ ん ! i
| / / \\', 弋tソ r'´ノ .| , 提督を乗せて運ぶのは無理だしねー」
|i.i ! | ,ィzx、 \ i´ ! ,
|| ', ゝ_r.弋.ソ /| | ,
|| \ / } ' , .| | ,
ゝ / ∧ -‐ 、 ' .! } | ,
_/__/_ヽ' 、 ` /_/´| ./ l\ ,
. ,r'―‐ 、_}´ / >‐-- '´<´ .!/ /:xz=ニニニx、 ,
/ f二_ノ .//´ヽノ/,イニミ 、 .l ∠/ xz=ニ=x} '
| ノ´=ニ/ / {ニニソ、:ヽ/ {={:∠/´  ̄ `ヽ \
ノ _/=ニ/ : : |/ 〉イ i: / /{={/ニニニニニニニ} \
__/、 ´/ヽ〉/ミ、:_,.ノ{ノニ/ |/ /〈_/: |ニニニニニニニ/ヽ、 \
. ∧ `ゝ<ニ/:/´ /{_/} / , /: :∠.ニニニニニニ/ ',\ \
/: : : , ./: :/ __,. -‐' / / ,/: :〈.ニニニニニニ/ , ヽ '
. /: : : : :\ /: ',:ヽ (`>、 / { ./: : : |ニニニニニ{´/ ', ! ', ',
i: : : : : : : :\: :',: `¨: : \ __,ゞ': : : : : :! ニニニ/:/ , ! } }
/´|: : : : : : : : : : フ: : : : : : : ` ー ´/.: : : : : : :|ニニ/: :/ } / / /
< __ ≧s。
\ ¨  ̄ /。 \:.:.:... ≧s。
V___ / 十 ヽ:.:.:.:.:.... ≧s。
. }///>V{ }{ r‐ァ.:.:.:.:.:.:..... >、
,</////V/}{ />'≧s。_  ̄ :........ ',
,イニ=-__////X//////////≧s。__  ̄ :...... __ }
/ニニニニニニ=-__/////////////≧s。 _____> ....ノ
. {ニニニニニニニニニニニニ=-__/////////////ア ¨´
丶ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-笊笊T
`≦アニニニニニニニニニ=- ̄ ̄ j{三ミ、ミミミ{
|::. ┃ j{ミミミミミミ「 「それに、島風は好きに海の上を走り回れるからいいじゃない。
|::. ┃ ┃ j{^ミ/⌒Yミミト、
|::. ┃ j{ ゙゙〈^i }ミi {⌒ 僕なんか、ずっとこの船の上でお客さんだよ?
|::. j{ r'_,ノ 'ミY
|::. | l j{ __,ノミi ハ{ ……まぁ、深海棲艦なんて出ないに越したことはないけさぁ」
|::. 乂 ノ j{ / V从{
|::.  ̄ j{ イ ∨{
|::. j{´.::: 〉-- 、
ト、... イ.::: ィi〔 ∧
>- ---r‐‐ ´ ,.ィi〔 / ∧
V ィi〔 / ∧
{ / >、
.
- 125 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:24:54 ID:???0
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〃
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.:.:.:.:.::./ '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i|.:.:.:.:.:.:r---,.:.:.:.′
,.:.:.:.:. / ,.:.:.:.:.ト、.:.:.:. i|.:.:.:. .: `| |.:.:.:.::.|
. / /.:.:.:.: ,ィ斧 }.:.:.ィ斧ミ、.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:. {.:.:.:.:.′
{___.ノ.:./.:.: { Vリ |/ Vzり.:.:.:.:.:.:.::.八.:.:.:.:':,.: ノ{ 、
、__ノ'.:.:.:. | ' /.:.::.:.:.::./..:.:.:`.:. .:.:\ノ_ノ
. /.:.:./∧ 、 /.:.:.::.:.:.:/.:.::.:.:.::.:.. `¨}¨¨
′.:.{.:.:.:. .、  ̄ ′:.:.:. イ.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.::.八
|.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:≧=―イ.:.: /.:.:.:.:.:.:.::.._ '
|.:.:..:.:.:、.:.:.:.:.:.ノ / イ/.:.:.:.:_ ≦
、__.:(.`¨¨}- 、_./}ニ{ ´ニニニ \
, イ/.:.:. / ,. /.:.:.|ー―――.、 「でも、私は楽しかったですよ?
/´,..:.:.:.:./}/- /.:.:.:. 八 / {
' /7イ.::/r--}_./.:.:.:.:.:,. { | 提督とのんびり海を行く……なんて、
{〈_/j{/ニ7:::::::/.イ.:.:.:.:. '. ′
|ニ.|{ニニニ/:::::: ′,.:.:.:/、__ 八 } 滅多にできる事じゃありませんから」
. }ニリニニ./:::::::::::::::{.:.:/ニニニニニ≧、____ノ
、_从_/:::::::::::::: :八{ニニニニ..。s升 /从
l 、::::::::::: __::::::}`¨¨¨¨´/ ' |ノ
'. \_/ `¨´ /′ { | '.
. , .| \ /. / l ト、
. ′ } 〉___ イ. / { \_
. 、./ r../ {l|〉. ,. ′ ∨ \__
}7 {i / / ∧ 、
. /. ハ. / ' }. ∧ `ー‐--、
__ /イ / ′.' / ∧. \
./ `¨¨¨¨¨{. /. / /. ∧ \
i| /. / / ∧
__________
// / / / / \
/ // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄リ`ヽ/ \
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iリ:::::::::::\/ ∧\
/:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::iリ::::::::::::::ヽ:::\ ∧:::::.
__/:/___/__/:::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::V⌒ヽi
〈 /___/__/二ニ=‐‐---/ ∨:::::::::::{::::::l::::::::V'⌒レ―――┐
「禍福は糾える縄の如し……とは言いますが、 ∨:/::::/:::::::/::/:::/::/::::/ ∨__:::::::{::::::l::::::::| r‐{ /
,::::::::/::レ'": ̄`ヽ:/}/ '´ ̄ ̄∨:`ヽ:{::::::l:::::::| \___/
何事も気の持ちようと言う事かもしれませんね」 i:::::/:::::|:::|::/:::::::/ ∨:::::::{::::::l::::::|__/::|
/|:l::|:::::::|::j/xf≦ミx ,ィf沙芋竿ミx::::::{:::::|:::/:|::::::::::.
//jノ/:::::l::l:::《{_ )::_:::」{ __rァ― )-:::::」{ }》:}N:::::|:/:::|:::::::::::l
// /:/:::::::{::|:i{ ∨z少}}r⌒Y{ ヒ込ゾ}h jハ厂}//:::::::::::::|
/|/://|:::::人::乂___/、 \______リ / )i/:::::::::|:::::::::::ト :.
|:::::|:::::l |::\{::::/ /ト、 ̄  ̄ ̄ ̄ r‐/::::::|:::::|:::::::::::| |:|
|:::::|:::::| |:r‐く ̄\::| ヽ _,ノ / ̄:/|:::::::|:::::|:::::::::::| }:i
\|:::::|/⌒ヽ \ ´l__\ イ::::::://:::|:::::/:::/::::::::::/ /:/
ヽ/ -{ | | { |_ノ/|〕ト ´ |::|::::j/|::::|::/:::/::::|:::::/ /:/
/ 乂l__,ノ人_|レi∧:::::|:::〕ー‐ ´ l/|::/ ノノj//j/|:::/ ̄
/ ー一'{:( ヽ{ ∨|:::l _______「 レ'´ ̄`ヽ j/
____/ /  ̄ ̄/ ̄ ̄/ ̄ j/ / /
/ _/ /___/ // / / /
/ /,∠。-‐≦〔 ̄ _ -‐ァ ¨  ̄ __/ / / |
カツカツカツカツ……。 / {_}__} ´ _ =-‐  ̄ ̄ _/ / |
. // / / {_}__}/ ´ __f―‐) /| |
/ ̄ ̄/ / / {_}__}/ ___{__ } ̄ /{l| ∨ |
. / ′ / / {_}__}______r――f――‐}ー一' / / |l| | li!
___/ / i ′ //{_}__ノ___} ̄ ̄ }ー一'^ / /l |l|! | l∧
. [ ̄] / | i / (_>一'^ ̄ ̄ / / / ヽ V{_ | l/八
/ / l | { {_}ト、 / / i Vハ| //∧
. | //| │ / | \ ′ Vハ ′/∨〉
/ ̄/| ///| |/ │l| | \ノ i ′ |/ ∨ハ ////∨∧
. / ////| 从{人/ | i /| ∨人___/ //∨ ∧
i l////} | | | | ∨三三三三三∨
| |/// ハ | | l | ∨三三三三∨ ∧
.
- 126 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:25:18 ID:???0
-
__ __
.'//ハ ///ハ
////∧ |///∧
i/////∧ |////.ム
|//////ハ ,.. -――- .!/////ム
|/////,.イi:::::/::::::::::::::::::ヾr--r---!
|/////:::{ {:::::{:::::::::::::',::::::::L __|___}
乂/,/:::::::マ::::::',:::::::::::::i:::::i::::::::V//ノ
ハ::::::::ハ::::::',:::::::::::ト、::i:::::::!:::T
i::',::::、二_\:ー::::::::i二}:::::/:::::i
|:::',:::{マ´んミ、`ヽ:::}ニ/::/:::::::,
|:::::ト∧ マソ , j/ /:イ::::::::/
',::::|::::{ヘ _ /::::::::/
ヽ:!::::!从≧:. __`ィ:::::::/
.r≦\{.-/ j __彡イ
ム二ヽ{/ r'' }ヘ !ー- 、 「提督、下船の準備が整ったようだ。
i/ハ二./イ^} |` r':.リ\{ニニハ
_j///i二{{ ヽ乂__jィ/ /ニ二//.{ それから、船長が挨拶をしたいと……」
ノ///.リ二乂 }::::::r'' _/ニニ∨//!
///./二二ニ∨::::::}/ニ二二\ {
////二二二ニニ ',:::/ ニ二二二二∨
/////{二二二二ニ∨.ニ二二二二二}
,. -'-―</八二二二ニ===ニ二二二二ノ
', `i ≧=--二-―-二ミ二二二彡/!
} _ { _}二二二二二二二 {/////|
/{ ,イ ヽ} {ニニニニニニニニニ|/////i'レィ
´ ̄ヽ..__ \ ', .ノニニニニニニニ/ニ{/////ノ /
\/ニヽニニニニニ/ニニ乂 ̄ {
r::r≦ニニニ\ニニニイニニニニ\--ィ
r=ミ≧ ..、 iヘ::}ニニニニニニニニニニニニニニ} .
{{ }} }///≧{_ソ j j≧ニニニニニニニニニニニ.イ !
`'' - ..,/////ノ::`''<ミュzz ニニニニニニzzュ彡ヘ |
 ̄/::::::::/::::i::::`''<ミzzzzzz 彡イ::::::::::::::::',. !
Y::::::::::::/:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::',:::::::::::乂_
',::::::::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::',::::::::::::/:::ヽ≧..,,
ヽ::::::/⌒ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ::r v}////≧..,,
`i 乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ´ ̄ ´ .',j /ハ</////≧..,,
|:.、 __ ニ.T  ̄ ̄ ̄ヘ ̄__ ,,.ィ::::', ム{ `'' 、 </////≧..,,
i:::::::::::::::::::::::::i .ハ:::::::::::::::::::::::::::', ゞ 、 `'' 、 <////≧、
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
´ }
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/ 。o≦ニニ乂 ノニ/
' 。o≦ニニニニニニニニ<_
/ 。o≦ニニニニニニニニニニニニ=-__
。o≦ニニニニニニ=-¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ヽニニニ〉
.アア彡彡ミミア'"| ┃ ┃|  ̄ ̄´
ノィ/ミミY^ミミ/ | ┃ ┃| 判った、すぐ行くよ!
. W}iミ{ 〈 ミ{ | |
V从ミV; ゙ | { |
ノィ 彳{i:` | 乂 ___.ノ |
} ィハY | |
ノィ从}/込、 | | ………………。
7: : : : > \__ > ‐─── 、 |
__{ ___ __ : : : : : : : : : :>─ ¨
「  ̄ 7ァ、´
. }i }{ {
ィi〔八 }{ >、
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- 127 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:25:41 ID:???0
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:: :: :: :`ヽ : : : : : : : : : . : . : : : : : : : : : ; -; : : : : : : : : : : : : : : r' - :: :: :.:.:.:.:.:
: :: :: :: :: ::`゙ 、 : : : : : : : : : . : : . : : : : : : :ノ イ: : : : : _ : : : :_:_: : : : { j :: :: :: :.:.:.:.:.:.
:: :: :: :: :: :: :: ノ : : : : : : : : : . : : . : : : _ -' {: ; -; r': :: :ヽj:: :: イ: :/ ' :: :: ::.:.:.:.:.:.:.:.
: :: :: :: :: :: ::`: :ソ. . : : : : : : : : : . : : . : ノr ,、_; : { イ: : :: :: :: :: :: ::j:: '´:: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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: :: :: :: :: :: :: :: :: ::j: ヽ; : : : : . . . : : : : : : : : . : : , 、j _: :-´:: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::
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: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ: : : : : : : : : : : : : , -、' ハ ィ :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::
:: :: :: :: :: :ュ:: :: :: :: :: :: :ハ: :r::ヽ: : : : : : ;-':: :: :: ::丶-::ヾ:、 ー,、´:: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ……やっと、来たんだなぁ。
: :: :: :: :: :: `ゝ:: :: :: :: ::- ヽ;:::::::`:::ー:::、j:: :: :: :: :: :: :: :: r ::Y ヽ:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: `ゝ {:::::::::::::::::::::::ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: `ヾ:: :: :: :: :.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::`::ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ;: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::{ : : : : : : : :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ' ´ {、:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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, r--ュ r--ュ「77! rュ
777777l ./l| l///| !//////|―ュ r-‐ュ_ j r-ュ 」/l
//////|////! __ |///| _l//////|///| j7////77| !777ェ r='7//l| l//|l
///////////lイ/ト|///|l///////////lェ「77ヽ==='////////トt-=-=-l////ト=-'7/////l|-==イ///-=
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
……二人の居る、ブインに。
.
- 128 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:26:08 ID:???0
-
_f il_
. ーヨE =卅l
|-、_ / T .冂 } E、
ト--、_lロ=ー'´ ̄{__} ヒ,コ E-'~ {ー-,______|!
└―――――― ,、_―――――――――――´
_, _l ! 冫_
/{ } `ゝ`ニ二二コ }`ヽ、 ,、
/ } }ヽ! /ヽ,| [] [ ̄.,' ノ_ ' ,` 、 .}ヽ,
l ̄`V | | ,rv, l ┌┐`ソ , '--`_ ,´ー―` { l ___
| / __,! {,ノ || └┘_,{∠,--、 { ( | V´ /
ヽ ノ } ニ [] レヽ,――' ヽ、 ー―、 | ノ
| / .l_ ! | |l__r´ ,ニニ',__ `コ f´ _ ヽ、 {
| i .| |! | | |`ー´ `ゝ―(`ー' ,ニ´ 冫 .! |
l i } /!__ハ | i || || || | /, f´ /./_ | !
,ゝ i ノノ ヽ j_| || || || |-、-イ_ノ / レ'/ ! |
/ く ´ )__ノヽ――――――' 、_ノ > `ヽ
\_ \___ ({艦隊これくしょん_/ _/
,ゝ \ |\ iニニ .二二 /{____ノ /
/ ヽレ <. ヾ | | ./ | <
 ̄ ̄ ̄\ ゝ` 、 l ト、_,/ノ` / ̄ ̄ ̄
` ー,-..\ ''、j |ゝ/ 、-ー´
{_/ `ヽソ ' \__l
私のブラ鎮 だってみんな提督の事大好きなんだから!
―― 番外の更にオマケ変!潮田渚着任す ――
.
- 129 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:26:31 ID:???0
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
´ }
/ ____ '
. / ィ〔 }>、/
/ 。o≦ニニ乂 ノニ/
' 。o≦ニニニニニニニニ<_
/ 。o≦ニニニニニニニニニニニニ=-__
。o≦ニニニニニニ=-¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ヽニニニ〉
.アア彡彡ミミア'"| ┃ ┃|  ̄ ̄´
ノィ/ミミY^ミミ/ | ┃ ┃| じゃあ、同期航空組の、生きての再会を祝して!
. W}iミ{ 〈 ミ{ | |
V从ミV; ゙ | { |
ノィ 彳{i:` | 乂 ___.ノ |
} ィハY | |
ノィ从}/込、 | |
7: : : : > \__ > ‐─── 、 |
__{ ___ __ : : : : : : : : : :>─ ¨ 酒の強さ 【1D70:28】+30(カウンターバー常備提督)
「  ̄ 7ァ、´
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ィi〔八 }{ >、
. .- :=: : : :¨: : : : . .
,. ': : : : : : : : : : : : : :\: :`: .、
_ ,.': : : /: : : : : : :!: : : : !: : : ヽ: : :/ ヽ _..._
l V: /: : !: !: : : : l: :l: : : : ll: : : : :',:/ヘ ./ レ ` 、
_ _ _ V: :l: : ;l: :!: : : : :!: :! : : : l !: : : : :!//,V:, レ ` 、
. γ'く ! ', ヽ i:!: :! : l_l: l: : : : :l: l:l: !:l: :レl: l: : : :l///.:.i Y 、 ┴、
/ <_ノノー'く l:l : lヽl-l: !: : : : l!:.!l: !匕! ll: l: : : :l//: : l `¨`¨¨ヽ/ ∨
{ ´ `/ l:l: : l: :l `ト:', : : /l/ l:ム斗ミl: l: : : :!': : , :l / _..V
. γ!  ̄i´、 vi : iVγf云、;/ ′´ Vrllソl: l: : : /: :/; :! { /´ V
i\_ 斗┤ l:'.; i: l Vリ , `¨ !:.!: : :/: //:.′ ヽ / V
! i l: :N: l', i/: : /: //V ', V
. i i i: :i: :.!:ト、 、 ノ /': :/:./v _ _ ⊥_ '.
. !`''ー=- ''! i: i!: :i: :.i!>。. _ <r''/:.:/:/ `¨ /  ̄ ¨ ´ ̄ ヾー i
. ! l ';.!i: :i ¨''ー∠:::>.:'':´{./:./:/ / ノ
l ノ =-‐ ''/ 'i ',:.i .p:::::::::::://:/:.; { _.. -― <
! ,./ / ! ';.! ,ハ:::::/ /'.{: i、 キ _. <
. i // 'l ,/ `¨.: ´ i::i ヽ V_,, <
\ / _ =-‐一 =ーl、/ :.: V / \ !
`´ ̄ ̄ ′ .: / `ー/
! _ _i...._,...... __ / ‖
V:´:/_::_:;;:斗、:::::>...,,,,....{ 「乾杯―!」
}:ノ:::::ハ::::::::::≧=-.、::::::j
i::::゚::::::i:::::::::::゚:::::::i:::::`ー':!
i:::::::::::l:::::::::::::::::::!:::::::::::::!
!::::::::::i::::::::::::::::::i::::::::::::::i 酒の強さ 【1D60:54】+40(ウィスキー勢)
}::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::ヽ
l :::::::::!::::::::::::::::l:::::::::::::::::::ノヽ
【(自称)提督の嫁、大鳳改(残念)】
.
- 130 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:26:58 ID:???0
-
,、nク-ァ__
,f, ,仁二=ミ、` 、
,_/ ./ , -ニ二≧、_ム、
,イ/ /彡' / ,ィ| i ツト、
/イ./ //// / ィ i! .|ヽハ
/ .,'/,〃 イ/ /イハ :ll .|i l |l!
_.../ /!ィl' ,' ./イ/ .l/lハ V|| .l:|
._//'.′ ,i l`l .l ,' .、' ,ヽ_.,',イ 〉ヽ!ハl
,イ:ハ /ノl!:|! ハ.! ` rイイ.l /ミi〈
l:.!::|:i-`'´ ::::.ヽl i!l\ヾ、 _...:'i〃リ/lハ!
|::::ハ_...::::} ::.ヽ:..ヽlノ.:`´!`:. /イ, './
l::::::..../.::lハ、::::::. ::::::::::://.::ト、
ヽ,ヽ::::::::|!l::::::::::::::::::::::イ:::/イハ、 「この面子で集まンのも、卒業式以来だな」
';::`::::::ヽヽ::::::::〈l:::::::レi、::::::::〉
.';:::::::::::..\!:::::: ::::::::::| ヽ:/ハ、
';::::::::::::::::::::::::::::::::::rl ヽ ヽ.
'ト、二ニ=:::::::ハ:::::|ノ,. ',-、 ヽ
';:::::::::::::::::::::`'.:::::::::',. ,' / 酒の強さ 【1D100:82】(手元に情報なし)
'ト、::::::::::::::::::::::::::::ト',ノ /
〉ヽヽ:::::::::::::〈〉::::`'::l,ト、/
i:.:.:.:.:.:.:/:,ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:、
|:.:_,..:.:.'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. // ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:,
-≦:.-=チ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
|:._,,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄/ ̄ ¨¨ キ-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
-=≦--=彡_ ..ィ:./}:.:/ |:.:/:.:.:.:.:.:.:./ l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
|:.:. ̄:.V 、|/ .}/ __ |∧:.:.:.:.:.:./` ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
|:.:.:.:.:.:.{ 「  ̄``'ミ '.∧:./ .l:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:. l 「……ほんとうに。
|:.:.:.:.:.:.:.、 /// =ミx、 ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
|:.:.:.:.:.:.:.:.`ー! ん}:.:.:.:.:.:.:∧| あの日は、龍鳳さんと二人で、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、 ′ /// /ノ }:.:/}/}/
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ、 _ }/ 皆さんのおつまみを作りましたっけ……」
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / l:、 ` > /
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.i/ } ヽ、 イ
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| } ` .,_,, '"´
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| __ } {
|:.:.:._,,'"´: :\、 77 ̄`ミ、_
___レ7:l:/: : : : : : : : :\ 、 /./: : : : : : : \ヘー--- ミ、
': : : : : l:l:l:i: : : :、: : : : : : : \ / /: : : : : : : /: : Vヘ: : : : : : :ヽ
: : : : : .l:l:l:|: : : : \: : : : : : : ヽ/: : : : : : : / : : : Vヘ: : : : : : : ,
: : : : : :l:l:l:|: : : : : : ヽ: : : : : : /: : : : : : : /: : : : : :Vヘ: : : :i : : l
: : : : : .!:l:l:!: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/: : : : : : : Vヘ: : :!: : :l
: : : : : l:l:l:l{: : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/ : : : : : : : : Vヘ-く : : l、 酒の強さ 【1D80:20】+20(日本酒勢)
: : : : `l:l:l:l{: : : : : : : : : : :./: : : : : : : :/: : : : : : : : : : Vニニミx: l: ヽ
: : : : : l:l:l:{: : : : : : : : : : /: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :.V:l:l:l:l:}: : : :',
【一方通行鎮守府のお母さん、鳳翔】
.
- 131 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:27:24 ID:???0
-
〃
. .′
. {_ --------- 、
/.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ::..:\
. /:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:.::..:.:.:.:.: 、.:.:.:.:.:'..
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.'..:.:.:.::.:从
.′.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:..| \.:. . ′:.:i|.:.:.:`:...
ト、. .:.:.:.:ト:| 、.:.:.:{ ィ斧ミ、|.:.:.:i|.:.、___
| |i|.:.:.:.: x斧ミ、.:.:..、 Vり j{.:.:.:|}.:.:ト、{
/∧.:.:〃 Vり 从.:.'.:.:.:.:.:.:'.
{、_/.:.:.:ム.:.:.:八 ' , ′:.:从.:.:.:.:iハ
`ー――‐イ.:.:.:.:> `_ イ.:.:.:. ;.:.:j{.:.:.:从} 「……提督も、激戦区に配属されたお二人を
/.:.:.{i.:.、:.:.'..:.:., 〕 、.:.:./.:.イ.:/イ
八.:.:.:.`_r-、:.∨/ /.:/ニ}¨|‐‐ 、 ずっと心配してらっしゃいましたよ。
.´ /.ムノ、\{ ` r-y }イ.:. . : 、| ハ
′.'ニ/.:.:.:.}ニ.{ 7ノ、 }.、.:.:.:. ` ′ 今ここでこうしてまた会えて、本当によかったです」
, {.7.:.:.:./ニニ`¨´ 7ニ \.:.:. ∨ }
ノ -从.:./ニニニニ∨ /ニニニ. \ . '. |
, ⌒.:/{ニニニニ∨. /ニニニニニ ム.:} |
/ 7 ′ __`ー‐、.Y__。o≦⌒`¨.|从λ
. /{ -<. {.:.| { }::::{´ l | / |
、 `¨´ニ /.′ 、 | 从::|. 八 /イ ′
Y---.′へ-> 、___. - イ:::::≧o。_ イ. /
八 / {ニニ{ ∧:::::::∨ |
`ー__ム '.ニニ., |:::::: : ′ /
{ , --`¨¨`ー‐、 ___|:::::::::::}___./ 酒の強さ 【1D80:68】+20(日本酒勢)
7 / i|八 `¨¨. \/ / '. }
「 ̄ ̄′. i| \ 、 ´. / ∨⌒Y
. | , --{. i| \ } ヽー‐、
/ヽ  ̄へ 从 / 八 从
【潮田渚鎮守府最古参 航空母艦龍鳳改】
-―く \_ ∧
/ ____ ⌒'y___>-く '.
_フ´ . / ´ ⌒\\
´/ /// __/ / `:、
//|::/|// ̄)' / / i| ,
/^|: |/ / / /__| /ヘ /ハ l| ′
|i | ′/ /⌒l/ ` | '/.:|i|| | 「あー、それより、
八 /| . ,: rf_ |/ 斗レ' 八_
ヘ, | | /| |_ノ {,ノj| /⌒ なんで君は飲み会だってのにそんな格好なのさ?」
. \|ヽ∨u\ , 爪(
И「\ 八
_|L___` . ` ´/
-┴- __ \ | ̄
/ -‐- . \∧:| ̄|__ 酒の強さ 【1D100:49】(手元に情報なし)
\ \\ノ |\
.
- 132 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:27:57 ID:???0
-
__
}__\
{/∧ 丶
r‐=ニ{//∧ \
 ̄≧s。/∧ 、
/ / / ¨≧s。 /
/ / ^>ミミ}´
〈`ー' / ィ´ミミミノ ……え? ああ、ごめん。
‐<.: :´ }二{"
rくヘ ̄ __∧ ここ数か月、寝る時以外はずっとこの格好だったんだ。
,イ  ̄>、-‐∧
/ /o \-‐〉、 確かに、二年ぶりの再会だってのに、この仮面はないよな……」
/ / / ̄ ',
ィi:i: ′ 〉' : :}
/i:i/ / . . /
'i:i:i:i:i{ ′ . : : :/
// ̄>、 __ ___/ . . : : : ′
,ィ'/ ヾ} 、 :. } . . : : :/
Y___ レし'し}ノ . . : :/
{i:i:i:i>、 ヽ}/ イ 「ここ数週間は、外に出てくる時もその格好だったしナァ」
`ー=={ \ イ: {
} ` ---<: : : :{
} 丶_:_:_: :∧
{ : : :/: :ハ
ノ --: : : :_}
ヽ斗 ‐‐ -== ¨¨  ̄∧
`} / ∧
r‐-...._
| ヽ、 ___ __
.| ヽ<´ ~~ ~ ヽ、
_.. -‐ヘ j 、 / ヽ ゙ヽ、
>" \ .)/ ヽ \
.,r / .| ', ',
-――,、―-/ / / | ', , ',
/;;;ハ l / / / .| l |i ,
/;;;;;;;' , .| , / ./ l | | | l i l
;;;;;;;;;;;l , .| .l / / | | .| ト.N', |
 ̄7;;;| ., .i| | // .| i.i ハ .i ハ |
l;;;;;;| V ',.| '.ii.| | .| ' /‐ ij、 /;;ハ i 「そう言えば、先月終わった“敵中枢戦力の漸減と、
|;;/ i .',i | ||| .,イ | .} .| V"´.ii .i从j Y
.', .', .i ij |/ ij .i ハ .| || || { . 友軍泊地への打通作戦”にも参加してたんだっけ。
.' .V {ヘ .ハ | ',i ij ヽ
' ' レ、/ ', i .〉 ……成功おめでとう。
.ヘ ヘ N ./
\ ヲー'、 .、 ___/ . 本土にも、前から君の噂は聞こえてたよ。
゙ヽ、 ,..;;;シ \ ノ
` Y ゙ヽ、 / . たった二隻の最強支援艦隊がどうとか……」
_|_ /` ‐--"
|  ̄ ―- .._ /
_ | ~ ゙ヽ、
./三ニ‐-..._ ハ.{
/三三三三三ニ‐-.._ | V
.
- 133 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:28:25 ID:???0
-
. ⌒ヽ
_.ノ{-r≪__ / . i
/ フ⌒¨ }ミ_/ ′ l
.__┘_{ノ{\ __jノ' / |
/ / ´厶≧ヒ.人 __ ..イ |
/ // i |厂 ̄`` ,`フ爪 i !V |
}ノ ′ | | . -- 、 从jノ'⌒ヽ. | 「その件にはあまり触れてやるな。
/ /i トミ / ̄_⌒’ }| |: /: : : : \|
'イ{j i { 从{/: : : : : : : :`7 コイツ、ケッコンしたら、更に手を付けられなくなったって、
i 八 トミー─ ヽ///: : : : : : : : :V
|ハ{\| iい イi//{ : : : : : : : ∨ 割とマジに凹んでッからヨォ……」
}从 } {_/ i: : : : : : : :/
}ハ /}:{ l:、: : : : : /
__、 -‐<{___.____{/: } ,|: :\ : /
,. :く 丶 : : : : : : : : : \ / : ノ /: : : : ∨
/: : : :\ \: : : : : : : : : : : : { i : : : : : i
/ : : : : : : \ \:_:_: : : /\ :| |: : : : : :j
/: : : : : : : : : : 丶 、{: : :\,/ : | ' : : : :∨
_,ノ: : : : : : : : |: : : : : :丶 \: : : : : : l/ : : : : : i
}: : : : : : : : : 厶: : :i: : : : :\ \ : : : : : : : : : : |
/\: : : : : : /{ \|_: : : : : : \{: : : : : : : : : : '|
/ >、:_:/ |- 、_}丶 : : : : : : : : : : : : : : :/ }
/ / / | : : : |\ \: : : : : : : : : : : :/ /|
/ / |: : : !: : 丶 } : : : : : : : : : / /: | イェンホウ ダカ、
/ / | : : : | : : : : 〉 : : : : : : : : } /: : | リョクタイ ダカ……。
,.': : : : ;ィ: : : : : : : : : : : ;ィ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj. ̄/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ー-‐ T'; : : : /j:/ー--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ハ: : :' ┳ '; : / / ┳ l:,': : : : : /': : : :,'
. ./ハ:.l ┃ ∨ ' ┃ /: : : : : /: : : : '
/: : l` /: : : : : /: : : : '
/: : / u / : : : : /: : : : / ……少なくとも、上陸支援などの
/ : / > _ __-_‐- 、/: : : :/: : : :/
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: イ/゙ 対地攻撃には使えなくなりましたね。
; :/ r= l三ゝ<三_/: / 〉
l:/ i ,〉マl>-/; ' ´ ` ァ、
l{ / l// `-‐/' lll / l゙
l j lll {! lll / !
.
- 134 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:28:50 ID:???0
-
< __ ≧s。
\ ¨  ̄ /。 \:.:.:... ≧s。
V___ / 十 ヽ:.:.:.:.:.... ≧s。
. }///>V{ }{ r‐ァ.:.:.:.:.:.:..... >、
,</////V/}{ />'≧s。_  ̄ :........ ',
,イニ=-__////X//////////≧s。__  ̄ :...... __ }
/ニニニニニニ=-__/////////////≧s。 _____> ....ノ
. {ニニニニニニニニニニニニ=-__/////////////ア ¨´
丶ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-笊笊T
`≦アニニニニニニニニニ=- ̄ ̄ j{三ミ、ミミミ{ ……アレに関しては、
|::. ┃ j{ミミミミミミ「
|::. ┃ ┃ j{^ミ/⌒Yミミト、 僕等も、覚悟の上での実験だったからね。
|::. ┃ j{ ゙゙〈^i }ミi {⌒
|::. j{ r'_,ノ 'ミY
|::. | l j{ __,ノミi ハ{
|::. 乂 ノ j{ / V从{
|::.  ̄ j{ イ ∨{
|::. j{´.::: 〉-- 、
ト、... イ.::: ィi〔 ∧
>- ---r‐‐ ´ ,.ィi〔 / ∧
V ィi〔 / ∧
{ / >、
_ニ=-――-<
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
/⌒ /:::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::\ ティロリロリーン♪
i { .:::::::::::::::i::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::. ┌──────────────────────┐
ゞ 、_イ::::::::::::::::{:::::::::::::ヾ::::__:_:::::::::::::::::i │【魔性を宿した潮改二】は、 │
 ̄⌒i::::::::::::::i_|z=-:::::::::|´\::::`::::::::::::::::i │ 【魔性の潮改二】へと成長を遂げた。 │
ノ:::::::::::ィ´i| \::::::::::i _抖斧ミ、\:::::{ │【無意識のエロス】と【ToLOVEる体質】は統合され、 . │
/-イ::::::::/抖扞ミ\::_{ 圦z少 〉}´}\_≧ │ 【魔性菩薩】へと変化した。 │
}::::::/ 込z歹 / / i}:::::| └──────────────────────┘
/イ::{ヘヾ´ 、 /^イ:::::::|
|:::ゞ∧ _ -、 .,':::: |:::::::::|
|:::::::::{::i>。 乂_ ノ イ:::::::ト、:_:_|
|:::::::::::>|::::≧s。.. _ イ |:::::::|二==\
|:::::/ニ|:::::::::{ |:::::/{ニニニ=/ト、
|::∧ニニ|:::::::::i }::/二ニニ/ i}〈 ……扶桑と山城には悪いが、
|::}、'∨弋_:_:_{、 ,イ::(二=/:::::〈 \
|〈 \ニニニ=、,――-/ニニ/ ー< \ 潮を幽閉せずに済んだだけまだ良かったよ。
|::} .ゝ - \ニニ=、 /ニ/ \ ヽ
|/  ̄¨ヾ、_// ヽト、
v´ >< i{ |
. /イヾ、 辷 =-、
i / }i| }vi ,'、} | | }
vノi| `' ,イ ノ|./ニ〈
∧ _ ィ介s。,_ -→-:: <二二二二〉
_{ 〈\ /´ ̄ ` 、=ニニ/ \二ニニ/
r_人_}亠-ァ ̄ ∨t,' 、 \ニ={
〉二二=レ' 並 ヽ,∧=\
〈二二レ' i}{i ∨,ト、//,
∨ニ/ .,' |ヘ ∨ '∨/,
}==i { i:::::、 ∨, ∨/,
\:| i、 ,1::i:i::ヽ ∧, ∨/,
/∧ } ヽ /::}: : : :{::>、 _。s≦ニ∧
【魔性の潮改二】
.
- 135 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:29:21 ID:???0
-
}ヽ /{
| \ / |
_____| \ / 」―――――― ァ
\ \ ` 、 -――‐ -――――- ′ /
\ \ | \ ____/
\__,/ _>― ‐┴< \ \
/ / ‐'´ ` 、 \ ` 、
/ / / / \ _ \ \
´ / / / \  ̄ ̄ 、 \
/ ー‐=7´ | ヽ \ \ \
/ / / / | | , \
/ / / / | | | | ', ∨  ̄ ̄
/ / / ′ | /| ∧ | | | | |
∠ イ / イ _|_/ | l /\\{ヽ | | |\
| |  ̄ ̄ | /}/ | /| /  ̄ \i{ | | ヽ |
| /| }/ | / }iイ \i{ | \i{
}i/ | | }/ | | |
| | | i | {[ ̄}} {{ ̄]} | | |
| | | | | l||||「  ̄ | | |
| | | | | / | \i{
| /| /、 |\ | / /| ∧i{
W }iィ′ \{ {\{ ij 厶イ丿 }iィ′
ゝ _j} 厶 イ
、 __ u / 「…………ごめん。
\ ∠ ヽ /
/ なんか言ってる事がさっぱり判らないんだけど、
、 ´
_|> __ <|_ . ケッコンカッコカリって、そんなにリスキーだったっけ?」
/ | | \
__/ | | ヽ _
/::/ \ / |:::::\
r'´::::: | \ ′ |:::::::::::\
 ̄|:::::::::| \ / |::::::::::::::::「 ー‐
/ |:::::::::| _∨_ |::::::::::::::::| \
/ ヽ |:::::::::::l\ /:::::::::::::::::\ /|::::::::::::::::| \
/ |:::::::::::| \__∧ ::::::::::::::::::::: ∧/ |::::::::::::::::l /
| |:::::::::::| \:::::::::::::/ |::::::::::::::::| / |
,、nク-ァ__
,f, ,仁二=ミ、` 、
,_/ ./ , -ニ二≧、_ム、
,イ/ /彡' / ,ィ| i ツト、
/イ./ //// / ィ i! .|ヽハ
/ .,'/,〃 イ/ /イハ :ll .|i l |l!
_.../ /!ィl' ,' ./イ/ .l/lハ V|| .l:|
._//'.′ ,i l`l .l ,' .、' ,ヽ_.,',イ 〉ヽ!ハl
,イ:ハ /ノl!:|! ハ.! ` rイイ.l /ミi〈 . 「マァ、俺達みたいなタイプの提督には、
l:.!::|:i-`'´ ::::.ヽl i!l\ヾ、 _...:'i〃リ/lハ!
|::::ハ_...::::} ::.ヽ:..ヽlノ.:`´!`:. /イ, './ 特性のメリットデメリットが、割とはっきり出るからな……。
l::::::..../.::lハ、::::::. ::::::::::://.::ト、、
ヽ,ヽ::::::::|!l::::::::::::::::::::::イ:::/イハ コイツの場合、それがケッコンに出たってだけの話だ」
';::`::::::ヽヽ::::::::〈l:::::::レi、::::::::〉
.';:::::::::::..\!:::::: ::::::::::| ヽ:/ハ、
';::::::::::::::::::::::::::::::::::rl ヽ ヽ.
'ト、二ニ=:::::::ハ:::::|ノ,. ',-、 ヽ ……………………。
';:::::::::::::::::::::`'.:::::::::',. ,' /
'ト、::::::::::::::::::::::::::::ト',ノ /
〉ヽヽ:::::::::::::〈〉::::`'::l,ト、/
.
- 136 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:29:48 ID:???0
-
ィ
/{/ |
} ̄\ / | |____
「 ̄ ̄\ \ __ --―| /
人 }'´ | -<  ̄\
/ > /  ̄ ̄  ̄ ̄`ヽ \ \
. / ∠ ___,/ \ \ `
∠ / / \ |
/ / ′ / / ヽ \i{ 「……なんだか、釈然としないものがあるなぁ」
/ / / / | | , |
/ / ′ ′ | | | ′
.  ̄ ̄/ i / | | ∧ | | ', |
. 厶 | 厶イ /| | / \i{\{ | |
| /| | / | /| '′ / | |\{
| / | | }iイ ー―}iイ--| / ´ ̄ィ_,笊| |
}/| | | | ‐┬_笊 }i/ 《 込ツ| /
Y | ∧ | 《 込'ツ | /
}/}iイ \ \ 、 厶ィ´
\ \ / この辺りの感覚は、言って判るモノでもないしね。
/Τ ̄ ̄ . -―- 、 /
--―く | \ / ___}'´ ………さて、
///////∧ \ ー/ ___}>x, 、
/⌒\////////\ \ / ___}///} \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
´ }
/ ____ '
. / ィ〔 }>、/
/ 。o≦ニニ乂 ノニ/
' 。o≦ニニニニニニニニ<_
/ 。o≦ニニニニニニニニニニニニ=-__
。o≦ニニニニニニ=-¨¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ヽニニニ〉
.アア彡彡ミミア'"| ┃ ┃|  ̄ ̄´
ノィ/ミミY^ミミ/ | ┃ ┃|
. W}iミ{ 〈 ミ{ | |
V从ミV; ゙ | { |
ノィ 彳{i:` | 乂 ___.ノ | 悪いけど、少し席を外させてもらうよ。
} ィハY | | コノ カッコ ノ
ノィ从}/込、 | | 流石に、仮面をつけたままと言う訳にもいかないだろう?
7: : : : > \__ > ‐─── 、 |
__{ ___ __ : : : : : : : : : :>─ ¨
「  ̄ 7ァ、´
. }i }{ {
ィi〔八 }{ >、
.
- 137 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:30:09 ID:???0
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,.イ >:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.<
/ ´./〉´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/: :./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ .,イ
. /:/ ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i,,イ .//
/ .: : :/ i:.:.:.:.:.:,ィ:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:i:.:.:.:.:.:.:マニi/
/ /: : : ./,:.:.:i:.:/.Y:.:.:.:.:.:.:.:.:/:/|:.:.:.i:.:.:.:.},イi
i/i: : //:.:.|:人iッ。_i∨:.:.|:i:./:/ .|:.:.トi:.:.从:.i
、、,,_ /:.:.:.:|i、ヾi、匁ソヽヾi/匁戈:./:.:./:i':.:.i 「あッ、私も着替えてきますっ!!!」
ヾ、ミ''<__ ‖:.:.:.:.:.:.〕乂 ノイ:.:./:.:.i:.:/
,ゝ'__i} i/:.:/i/i/_〕i。,,_ 、_-イ_)./:.:.:.:.:/:./i/
` ∨___人.{ i }≧ニニ./:.:.:.:.:/}/ . ……一方、頼む。
l / ヾ、 ̄"''=イ >ニゞ .i:.:.:.:./ ´'
レ゙ レ `≧/|/ / 〉,/i{
} >´ / 、_〉〉 「オウ、オマエは行った行った。……鳳翔」
,γ⌒)ノ|.>'´ /ニニミ|
/ \__ }i_ ./ニニニ二|
/ ゝ彡、 .∨ ./ニニニ二二}、 「………はい、提督。承りました」
. / ゝ,ィ、_,戈;;;;;;≧s。ゞ';;;;;;;;;≧、
\攻 //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ }ニニ<
\ / .└i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/'‐<ニニニニ\
\./ ゝー-〈`''ー彡' /ニニニゞ 「…………」
マニニニム /ニニニ/
.ヾニニニ〉三\ニ/
シュタッ!! ヾニノニニゞ'´ 「…………」
.}{ニニニニ≧、
.ムi≧sミニニノ
.ムニニ/ ` ´
!,iヽ ,. ヘ
ー‐- 、 _ -- y У´ }
=- ,x<- ´  ̄ ヽ ト、
. / \ /ァ
ヽー'
/ } ∧
/ ,イ , i l | ∧
/ イ .i イ /.i i .l ハ
.´7/∠i /.i /,-i .il .リ ハ
. //二zi / i / ,..i izレ'‐| l ∧} ………………。
∧{ .| {才jヾ 辷リ / ∧./
{ ハ u `ー' //lノv
.V` , /
\ .. __ . 、 (……なんだか、このノリに馴染むには、
}> _ イ
/| |ェ、 大分時間が掛かりそうだ)
, ェニ{ニく |ヽ}、
ニニ.ヽニヽ }ニヽ チクッ。
ニニニiニ\ヽー- 、 ,}|ニ∧
ニlニニiニ/\\ //\ニ∧
ニl|ニニi´:;:;:;:;:;`ー―‐':;:;:;:;ヽニ∧
.
- 138 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:30:37 ID:???0
-
(………………あーあ、折角こっちに来たのになぁ)
.
- 139 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:31:07 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ここで主人公ノーマルスタイルを晒してしまうのも惜しかったので、
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 特に山もオチも意味も無く終わります。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ いっそ犯人@コナンか黒井社長で続けるかとも思いましたが、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 長く続けられるほどのネタもありませんでしたし……。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ それに渚くん、ダイスで昨日作ったばかりのキャラですから、
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 長く続けると、どうしても現状最大のネタなアレに引っ張られるのですよね。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 140 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/06/13(月) 22:31:31 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……後、前回忘れていたダイスを使ってみた感想なのですが、
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 そもそも考えてみると、私は平仄の合わない事が苦手なので、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 飛躍した結果が出るダイスとか、絶対振りませんよね。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ なので、三題話的に前提状況作るのに使うとか、ランダムキャラ制作、
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ フレーバー決定程度が、丁度いいのではないかと思いました。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 141 :名無しの読者さん:2016/06/13(月) 22:56:14 ID:logbryGG0
- 乙でしたー
ダイスは人それぞれに使い易いやり方が違いますよなー
- 142 :名無しの読者さん:2016/06/13(月) 22:57:54 ID:F3CAkK6M0
- おつおつお
- 143 :名無しの読者さん:2016/06/13(月) 23:37:17 ID:9C950jvJi
- 扶桑と山城、一体どうなったんだよwww
霧の艦隊(フルスペック)並のビームでも連射出来るようにでもなったんか
後、大鳳は何かスペック的な強化はなかったんか
- 144 :名無しの読者さん:2016/06/14(火) 04:36:52 ID:xSoyDrT9i
- 魔性菩薩ってどんなんやねんww
- 145 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 00:27:03 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ どうでもいい話ー。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ イェンホウ、リョクタイ、魔性菩薩の下りは、みんな酷い事になったよ!
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 誰も気づいてないけど、一番酷い事になったのは、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 無事でよかったと提督がせめての慰めにしてた潮だったよってだけの話です。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 大鳳ちゃん? ギャグ補正が成長したけど、元々ヨゴレなんで、誰も気づいてません。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 轟沈しても、横からひょっこり頭アフロで出てきたりするんじゃないですかね(投げやり)。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 146 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 00:31:37 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 扶桑、山城はMH→GTM相当のパワーアップ。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 魔性菩薩は、サイコダイバーを読むんだ!!
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 尤も、どれも提督の霊的支配下にある上に、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 混信したしたアレなのが混じっただけの劣化能力なので、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 元ネタほど酷くはありません。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ なんか眠れないので、眠くなるまでてきとーにさいころ振ります。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 147 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 00:39:37 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } と言う訳で、てけとーに、キャラ作ってその物語の初めを即興してみるテスト。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 世界観は面倒臭いので、趣味で書いてる完成しない小説のオリ世界を流用。
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ データは、ブラ鎮で流用した安価ネタ用システムの流用です。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 世界観はてけとーにファンタジー系なので舞台は
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 【1D3:1】 1:森 2:鍛冶 3:世界樹
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 148 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 00:55:06 ID:???0
-
:..:..:..:..:..:..:..:..:..:|ik;;:;;:;::;;:;:;;::;:;:::;:;;l:;:;::;:j!|:..:..:..:..,(;;ハ:..:..:.Vヾ:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..ノ'ヘ.:..:.|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:..:..:..:..:..:..:..:..:..(ik;;:;;:;::;;:;:;;::;:;:::;:;;l:;:;::;:j!:|ゞv'.:..:..:..:..:..,,‐ゞy;;'ゞ<.:..:..:..:..:..:..ゞ>:..、..:..:..:..|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;:;;:;
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;:;;:;;;:;k!:;;:;:;::;;:;:;:;:j!;:;:;;:;|:;ゝ、7-ー<ヾ:'(゙':ヾ:.:.:.:.:.:..:..:..:..:..:.〆、,,;">-、|:;:;:;;:;:;::;:;;:::;:;;;:;;
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!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~ ~""~'"'" ~~""~'"'" '"'"~~""~'"'" ~ "'''~"''""'''~"''" "'~"''"''~"''"
森っすか……。
一番面倒な所を引いたな。
キャラの性別 【1D2:1】/1=♂ 2=♀
出生ダイス 【2D10:13(6+7)】/
2:G 3〜4:貴族 5〜8:冒険 9〜12:市民 13:魔法使い 14〜17:傭兵 18〜19:防人 20:森人
.
- 149 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 01:01:18 ID:???0
-
_____
<´ >
`/ , ──- _ `
/ / ⌒ ⌒ \\
. / / ((::::::) ) ((::::) ). ヽ ヽ
′ / '""""(__人_)'""" | ./ ̄}
i | |:::::::::| / rz ,|
| ヽ ___乂_.ノ _ ,′ _廴/
` フ¨´ ニ二ニ=-`≧≦二/ /!
{ ´ ̄ ̄>──ュ_ _/_/-={
\ / <:::::\_}> \
〉 `>::|__〉\ ヽ
/\ <:::::::∧|:::::: > .
. /  ̄〉 \::::::|!::< .
. /〈 / < ̄::::: !;::::::::`>
. \/\ハ/ \:::::::}::::::/ .|
`丁Y´ < ̄::::::∧::〈 |
| /. \:::/に∨ ̄> /
. {〈 厂::::/ー一{<´ /
.. | \_. \_∧ |  ̄ ̄
| |`ー─一’ | __、
/¨ヽ_! }/::::::::::\
. 〈__ノ `ー─一'
……魔法使い。
わーい、また面倒なところぶち抜いてったぞ。
出自や地位は? 【1D10:2】/
1:宮廷魔術師 2〜3:宗教所属 4〜5:国家登録 6〜7:モグリ 8〜9:貴族 10:シャーマン
.
- 150 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 01:10:29 ID:???0
-
____
/ \
─ ─ \
(ー) ( ー) \
| (_人__) |
\` ⌒´ /
/ ー‐ / ,>"'-、
// / ヽ/ / ヽ
/ | !/ / i
./ /!/ / |
,.{ l./ ./ ノ ヽ
/ ヽ、 /_____,,...--' ヽ
/ ゝ-- , ,----、 i
,..--....,,,_,,.-( .(~ ~) 丿....,,,____,,,..-' ,..-‐-., J
( ゝllllゝ.,_,彡ミ,_,.ノllllllllllllllllllllll/ i
ヽ ヽlll/lllllllllllllllllllllllllllll/ミ/ ,/
ゝ \llllllllllllllllllllllllll// ,...-'
うん、ある意味一番穏当な所を引いたな。
系統 【1D12:11】/
1:迷 物理:2〜3 豊饒:4〜6 治療7〜9: 10〜11:武術 12:禁
.
- 151 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 01:23:54 ID:fZxB3aUn0
- 武闘派僧侶w
- 152 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 01:28:28 ID:???0
-
, '  ̄ 、
//ーx'´, ,.- Y
,┤・ニ/, 、・ニ !ヽ
!(| / ,,` ' 、-、 !/
`!i,、ヽ=_= ' /´',
_ i "'州i州li;iヾ`;' ',、、、_
,. ィ≦ミハ';', 、 ;' / ,佳圭ェ、
/圭圭圭ミi ',_:,_ ヾ'" ;'_/ /圭圭圭≧ョ、_
/圭圭圭圭圭i ∨ ー , ' /圭圭圭圭圭圭\
/圭圭圭圭圭圭 ∨ /´/ ,.佳圭圭圭圭圭圭圭ヽ
/圭圭圭圭圭圭圭l \ / /圭圭圭圭圭圭圭圭圭ヘ
/圭圭圭圭圭圭圭圭圭п^ /圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ミi,
/圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭\佳圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ミi
./圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ミi
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ミi
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ミi
圭圭[圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭W圭圭圭圭、
≧¬Z圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭/圭圭圭圭圭、
ミi ; , Y圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭W'": ' ム彡ミ圭
' ' ; , ヾ圭圭≡-マ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭彡圭圭圭', ; ' ヾミ 》圭リ
`"´ :,_`マ圭圭圭圭圭圭圭圭a ``¨ー- '' , ,リ圭!
;_; , ヾ,-二``ー=''≡=''=━`¨_ヾ, ' i , ; ;_',イ圭{
圭;、 ' , iーニ ≡ /ヘ ゙´/ ', = ≡ =/' , ' /=≦圭圭a′
マ圭圭l;、, ,' , ' )= ≡/ /;:;' ハ'';: [≧=/ ; ' , ; ; /圭k )圭!
.`圭{`ヾ>,..,___ェョョ佳圭圭W ';:;:' ,州 ';' [圭ミ≦≡ミi<=i佳圭リ /W
ノ<ミ、/圭圭圭圭圭ミW ,:;:;' ,圭| '; [圭圭圭圭圭圭圭圭' '"
`ヾ "/圭圭圭圭圭圭a ,:;:;:' 佳リ ,: 》圭圭圭圭圭圭圭マlli
イ圭圭圭、 ̄;:,:,.,:;:;:;' ,' 佳W ';:,/圭圭圭圭圭圭圭ミ! ゙`
/圭圭圭圭|i ;:;'-'i ,:;:,: /圭lW ,:;:;:;圭圭圭圭圭圭圭圭l
/圭圭圭圭圭ミ彡ソ ;:;:; !圭W ;:;:;ィ圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!_ zi ';:マ圭圭圭圭圭圭圭圭l! モンク系列――自己バフメインで、治癒系も使える。
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧iイ圭圭圭圭圭圭圭圭l!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l! 鉄身の五体こそ、真の武器な人たちです。
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|i 武器・防具は、基本的に持ちませんので、
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ll!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|l! 魔法の意地判定とかに失敗すると、あっさり死にます。
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|l!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭ll! 一応チェック
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭|!
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l! 【1D6:2】/1〜4:宗教で学んだ 5〜6:外部で学んで帰依した。
圭圭圭圭圭圭圭圭圭>圭圭圭圭圭圭圭圭マ圭圭圭圭|{
リ`ヾ圭圭ア'`ヾ圭圭圭! ノla`ゞ圭a"`乍彡' ヤ>'"´a乍i
! '"≡ミリ /圭彡aマ 'ヾ' ,r- 圭 ,-1 '"_ _ ´ 《''゙
.γ⌒ ヽ' __ {1 i ´,...{ ノ _佳圭l≦ミ! ´ ヽ┘
_{ / , <ヽ fヾヽ、 r‐;' | .└ ' ` !圭圭圭l!
`¬ ´¨¨ !  ̄ ,:; | |圭圭圭|
! ;:,.! /圭圭圭l!
! 'ハ [圭圭ミi
/ / i圭圭圭W
、/ ヘ l圭圭圭圭i
/ ', i圭圭圭圭ミli
(ニ 、`; ,、,「!/;∨ . !圭圭圭圭└
/ , , ̄,` ,/ K ヾ≡≡≡≡イ
r'ー '-'- !...ィ、__,,.ハ
ゝ┴┴┴┴┴┘''"′
.
- 153 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 01:43:55 ID:???0
-
んでもって、追加チェックを幾つか
出生:【1D10:8】/1:貴族 2〜3:僧侶 4〜6:都市民 7〜10:農民
地位:【1D60:24】/
1:国の長 2〜3:地方の長 4〜7:幹部 8〜15:隊長 16〜30:熟練 31〜60:ヒラ
現在の状況:【1D10:7】
1:密命 2〜3:出奔 4〜6:修行 7〜10:神殿所属
.
- 154 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 01:51:54 ID:???0
-
__
/ 、
農村出の叩き上げの熟練兵。
__ { } こう、子供が神殿で、
/‐‐∧ r \
/‐‐/‐‐、 ‘ィ } } ちょっとした知識とか道徳とか学ぶ時に
{‐_/‐‐‐‐\ 、__ 丿ノ、
/‐‐‐‐‐‐‐≧=‐- -=イ‐‐‐ト __ 神官の人に見いだされて修行開始、
イ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ }}‐‐‐‐/--\ / 斗-{ニ
←‐‐‐‐‐‐‐‐\‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐}}/‐ ‐ /  ̄ // /二二二 みたいな……。
/‐‐‐‐‐‐ ‐‐‐‐ ‐‐ ‐‐‐‐‐‐‐‐ }}‐‐/ // ヽr=7 ァ丶、 /二二二二
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐} ‐‐ ‐ ‐ ‐‐ }}‐/ }_/ / ノ}二二二二二
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ‐ ‐‐ ‐‐ ‐‐‐ ‐‐ }},′ / / /〈i:二二二二二
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐/‐‐‐ ‐‐‐ ‐‐ }} {_/ イイノ二二二二二
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐イ‐‐‐‐‐‐‐‐/‐∧ __..斗フ7ァ、 /i:二二二二二
‐‐‐‐>=┬=/‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐/ ‐\ /_ 。z≦==/=///Vi二二二二二二
-<´ ノ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ /‐‐‐‐_ 。z≦=======/=//===i}二二二二二二,'
{‐/‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐_..斗≦====/==== = /=//====i}ニニ二二二二 /
V‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐/‐ /======/==,====/=//=====i}iニニ二二二//
}‐‐‐‐‐‐‐‐/‐‐‐/=========/=====∧==/==/=}ニニ二二/ニ/}
}‐‐‐‐‐‐/‐‐‐/=========/===/⌒ヽ /==/=∧ニ二二二/∧
}‐‐‐‐‐‐‐‐‐/==========/==/{二二!}== /====/,ニ二二二/二
ノ‐‐‐‐‐‐‐/==============/ ∧二ニ/= /=====/,ニ二二/ 二
イ‐‐‐‐‐‐イ=============== / / `'モ〈======== //,二二二二イ
<‐‐‐‐≦「=================イ /,====== //二二二 二
 ̄¨¨¨V==============/==} //,====/ハ二二二二二
\===============/ ///,=/ {_ト、 --‐=ニ7
\≧=‐イ=== == 〈 /〈/ /‐‐‐‐‐‐‐ /
}===========l} }___ イ‐‐‐‐ ‐ /丁¨
}===/===/==l} {‐‐‐‐‐‐‐_.斗≦i:i:i/:i:i:
V/==/==== V‐‐‐‐‐ァi:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i
/== イ=====/ ヽ‐_/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:
{=========/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{:i:i:i:i:
- 155 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 02:12:36 ID:???0
-
続けて才能チェックー
本来は、
吐き捨てたガム、どうしようもないクズ、おちこぼれ、非才、平凡、優秀、極めて優秀、天才、神
の9段階なのですが、才能を見いだされた熟練魔術師と言う出生の補正が付きます。
【1D20:8】/1:非才 2〜6:平凡 7〜14:優秀 15〜19:極めて優秀 20:天才
加えて、キャラタイプー。
能力値は心技体の三種類。
心:機転や精神の安定性、判断力、カリスマ等
技:学習能力や手先の器用さ、記憶力、自分の肉体を使いこなす才能です
体:身体能力の素養です。
ダイス 結果
1 心>技>体
2 心>体>技
3 心>技=体
4 技>心>体
5 技>体>心
6 技>心=体
7 体>心>技
8 体>技>心
9 体>心=技
10 心=技>体
11 技=体>心
12 体=心>技
13 心=技=体
.
- 156 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 02:13:21 ID:???0
- おっと。
【1D13:7】
- 157 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 02:56:53 ID:???0
-
);
__ - ァァ―‐┐ ,ィー=彡'ー―┐
.ィ ´// \;i;i;i;i;i;/ ,.イ″` ≧:;:;:;:;:;:;:;ゝ-' . -――- 、
// / 必 理 そ ヽ;i;i/ くイハ从「:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ:;`, / \
. / /. 要 由 れ. ∨ 、_ノ彳:;:;:;:;:;:;ハ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ- / か 命 俺 V
/ / な .は 以 i <:;:;{:イ/{イ'゙ _j:!ハ;:ト、:;:;:;:;ミ=-'|. け を .が |
/| い 上 l __ノ.;:;リ リ ヾ '、ソ::::`!ノヘ:;:;( ', る ,'
./.:::、 の ! {イ:;i゛ ,∠ニニヽ_:.:: ハ:;:〉゙- V. の /
'.::::::::ヽ / _ノ人!、 ´`−- ‐'.::::イ:;:(_, ヽ.. に /
ヾ::: (/\ ./  ̄ | ヽ _,:::::;イ:::!:ト:;く >―― "
 ̄ ./>――ヘ「 ィヘ-‐┤ ヽΞ::::イ::::::!;乂ソ
/.イ;i;i;i;i;i;i;|_ ..< \ ヽ:::::7.::::::ハ
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ー−--= \、 ヽ 〈: j:::{;i;',
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| `ヽ._ {::::Vi;i;ヽ._
i !;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i| `ヽ.ー'∧;i;i;i;i;、≧、__
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;,′ ∨ V;i;i;i;i;゙、 ト 、
.//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ Y;i;i;i;i;i ヽ 丶
'/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ };i;i;i;i;i| ゙、 ヽ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;イ/ !;i;i;i;i;i;| `、 ヘ
;i;i;i;i;i;i;i;i;iイ'//、 !;i;i;i;i;i;| ! ハ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i}::::::::::::.ヽ. ;i;i;i;i;i;| ! }
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;゙::::::::::::::::::::.>.、 j;i;i;i;i;i;i| ,` ,
;i;i;i;i;i;i;i;i;/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ /;i;i;i;i;i;/ / !
;i;i;i;i;i;i;i;/、:::::::,′`ヽ:::::::::::::::::::>− |;i;i;i;i;i| / ゙.
;i;i;i;i;i;i;/ ヽ::,′  ̄ |;i;i;i;i;i;| ,′ }
優秀な素養を持つ 体>心>技 型。
肉体的素養に恵まれ、それほど器用なタイプではありませんが、人間的にも安定している。
正にザ・叩き上げ。
……似合うAA探したけど、霊圧が消えたさんしかみつからなかったよ。
インフレしているだけで、この人もどちらかと言うと天才型なのだけれど。
なお、年齢15+ 【1D20:7】(熟練補正)
.
- 158 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 03:01:28 ID:???0
-
│;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
_ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ハ
ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:イ;:;:;:;:;:;:;:;:\_
く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:人;:;:;:;:;:;:;:;:入ヾ
ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノく⌒`;:;:;:;:;:;:)
_ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;イ;:;:;:;:イ /ノ ハ );:;:;:;:/
⌒フ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ノノ ソ´ソ´ノ /´ ハ ノ;:;:;:;:;:(
く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ハ/ イ 、 j フ;:;:;:;:;:;:ヽ
\;:;:;:;:;:;ヽ j ヽノ ノイ;:;:;:;入;:ヽ
);:;:;:;: \ ノ千ーヽ /;:;:ハノ `ヽ
ノ;:;:;:;:;:;:;:ヽ\ イ〆 _ /;:;:/
´イ;:;:;:;:;:;ヽヽ \、 ⌒ ´ / 入
/千────┐\ /イへ
「´ i \__,イ \
. │ │ / \
_| │ /ヽ /
イ´ ─────´ミヽ | ヽ /
割と若いので、このAAでいいかもしれませんね……。
問題は、表情が全然ない事だけれど。
なお、この世界は【位階(レベル)】と言うものが存在し、客観的に測れます。
まだ意外と若い、優秀な、熟練、魔術師、と言う事で
【1D25:17】+15レベルと言った所でしょうか。
.
- 159 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 03:12:15 ID:???0
-
r、_ィVミ彡';、__
r┘イ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ゞゝ‐-、
(;〃;i;ノソ从;i;i;i;i;i;i;i;i;ヾ、;i≧'
、_);i;i圦{;j人!ヾ.トヘ、トミ;i;i;i入_, ……強い。
ゝイ;i;i;i((仆;i;i);i;iヽ;i;i;iミ;i;i;i冂
_ rr、;i;i;i;i};リ;i;i;i;i;ト、;トV、;i、;i;ヽ._, 22才でLv32か……。
イ| | l | |`≧=‐┐トミ乂、.._゙, リ ヾ{´
,ィ≦i;i;|.| |! l | |;i;i;i;i;i;i;i;|ゞ. ,-=イ レベル目安は、3以下が子供並、普通に暮らしていても5程度はあって、
!;i;i;i;i;i;|.| |i j | |;i;i;i;i;i;i;i;|`ヽ.` ̄{´
V;i;i;i;i;|.| ヾ.___ノ' | |;i;i;i;i;i;i;i;|\/三Ξ≡ァ 10以上あればまぁ、兵士、魔術師としては駆け出しを脱した所でしょうか?
'/;i;i;i;|.| ` ̄ ,l |;i;i;i;i;i;i;i;|:;.:.: ̄> /
. '/;i;i;i;、ヽ. /./;i;i;i;i;i;i;i;i|:※くヽ≦、:,\ 30超えてるので、傭兵隊の隊長とかで普通に通じるレベルですわ。
i;i;i;i;i;iヽ ゙. ././;i;i;i;i;i;i;i;i;i|.:;.::: :.`ーァ >:;:.:ヽ
|;i;i;i;i;i;i;ii | | i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;|.:: ;;:..ヽ:〔Ξ7:: :;.’. と言うあたりでそろそろ寝ます。
'/;i;i;i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;|て::、.::. ::.L/.:*:.'V
V;i;i;i;i;i| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/Ξ>::::':,::; {::ィ:、::.i:〉 気が向いたらと言うか、煮詰まってたら続くかもしれません。
ヽ;i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i/=/:.;}:: :::::。:Y.:;ゝ:{
}i;i;i;| | | |;i;i;i;i; //.:ゝ::: :::、,.:::!.:...: :!
{i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i{ニ{.:ヽノ).:::...ー:::...ヘ::: :::!
'/;i;} } } };i;i;i;i;i|Ξ::.ゝ::.;,::... .:..: .:.::〉:.:::!
};i;{ { { {;i;i;i;i;i;三!.:...._):: :....:.`.:: :ヘ::、{ ____
V;iヾ. //;i;i;i;i/|三!. : :: :: ':,.:.:....∠:::ヘ::'┐ /.:; :./
'/;|| |.!;i;i;i;/‐t≦::.:;'.:. ..::、::..ゝ...::.:.; Y.:ゝ-イ:}__.イ.: ..;゙/
i;i;|| ||;i;i;i( ∀.:;゙.:...: .. .i:. .:.::/..ヽ.:.:::;.:.. ..:`!:..:::イ
- 160 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 07:58:01 ID:m4SkjZok0
- おつおつ
- 161 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 11:05:35 ID:VtqS25990
- 乙
僧兵部隊の隊長とかか
- 162 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 11:34:46 ID:JixqThBV0
- 元祖二重の極みの人はちょっと年取り過ぎか
僧兵系だと光覇明宗も居るがAA有るかなぁ
- 163 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 11:58:27 ID:XgAQY1Lli
- モズグス様御一行やセルピコも一応神官扱いだから…
- 164 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:14:35 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } >>161 隊長ではないですね。無役のベテランっす。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ >>162 あー、和尚さんがいましたね。体格が良くて素手ゴロ系。
}== {;;了 歳が若くなっちゃったので、範囲ギリギリですけど。
〈_ ,ニ二> 光覇明宗は、該当キャラ凶羅さんしかいないんや……。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ >>163 体格に恵まれた素手ゴロ系ですので……。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 取り敢えず、キャラ完成までは振っちゃいますねー。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 165 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:15:11 ID:???0
-
);
,− ァァ―‐┐ ,ィー=彡'ー―┐
.ィ ´/\ / //;i;i;i;i;i;/ ,.イ″` ≧:;:;:;:;:;:;:;ゝ-' Lv32 仮称・茶渡泰寅 22歳 ♂
// /.::::::.ヽ/ //;i;i;i;i;i;/ くイハ从「:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ:;`, キャラクタークラス:フィジカルアデプト
. / /.::::::: // //;i;i;i;i;i;/ 、_ノ彳:;:;:;:;:;:;ハ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ- 才能:優秀 能力タイプ:体>心>技
/ /.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ <:;:;{:イ/{イ'゙ _j:!ハ;:ト、:;:;:;:;ミ=-' . 能力値/スキル
/.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ __ノ.;:;リ リ ヾ '、ソ::::`!ノヘ:;:;(. 心:??/??
./.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ {イ:;i゛ ,∠ニニヽ_:.:: ハ:;:〉゙- . 技:??/??
'.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ _ノ人!、 ´`−- ‐'.::::イ:;:(_. 体:??/??
ヾ::: (/ //;i;i;i;i;i;/  ̄ | ヽ _,:::::;イ:::!:ト:;く
 ̄ .//;i;i;i;i;i;/ ィヘ-‐┤ ヽΞ::::イ::::::!;乂ソ
/.イ;i;i;i;i;i;i;|_ ..< \ ヽ:::::7.::::::ハ
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ー−--= \、 ヽ 〈: j:::{;i;', まずはこの?部分を埋めていきますです。
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| `ヽ._ {::::Vi;i;ヽ._
i !;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i| `ヽ.ー'∧;i;i;i;i;、≧、__
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;,′ ∨ V;i;i;i;i;゙、 ト 、
.//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ Y;i;i;i;i;i ヽ 丶
'/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ };i;i;i;i;i| ゙、 ヽ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;イ/ !;i;i;i;i;i;| `、 ヘ
;i;i;i;i;i;i;i;i;iイ'//、 !;i;i;i;i;i;| ! ハ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i}::::::::::::.ヽ. ;i;i;i;i;i;| ! }
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;゙::::::::::::::::::::.>.、 j;i;i;i;i;i;i| ,` ,
;i;i;i;i;i;i;i;i;/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ /;i;i;i;i;i;/ / !
;i;i;i;i;i;i;i;/、:::::::,′`ヽ:::::::::::::::::::>− |;i;i;i;i;i| / ゙.
;i;i;i;i;i;i;/ ヽ::,′  ̄ |;i;i;i;i;i;| ,′ }
.
- 166 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:15:44 ID:???0
-
茶渡君は、素養:優秀 タイプ:体>心>技ですので……。
心:20 技:10 体:30の能力基本値に、優秀補正が加わります。
心:20+【2D6:10(5+5)】+3 技:10+【2D6:9(4+5)】+3 体:30+【2D6:8(5+3)】+3
なお、普通は2D6、非才は2D6-3 どうしようもないクズが2d6-7 吐き捨てたガムが-1D5ですね。
.
- 167 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 15:19:01 ID:8bAW3mpn0
- 生来の素質に、素直に上積みか。ちょっと苦手分野に気を使った感じで。
- 168 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:32:57 ID:???0
-
__,ニ,____
. /. //;i;i;i;i;i;i;i/
/. //;i;i;i;i;i;i;i/ .イ j ,
. /. //;i;i;i;i;i;i;i/ f( ,ィ_r;{_人_)、 ,
/. //;i;i;i;i;i;i;i/ ヽ.,ィ:;、V、_ヽ:ト.ヽ'.{、(i ガチ優秀……。
. //;i;i;i;i;i;i;i/ゞ=彡:;:;:;:;:;:;:;:;ヽハ:;:;:、゙_ヾ:,_ Lv32 仮称・茶渡泰寅 22歳 ♂
、//;i;i;i;i;i;i;i/.:\:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;( キャラクタークラス:フィジカルアデプト
/;i;i;i;i;i/.:: .;゙|:.:Y‐=≦ィ!'`~7イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 才能:優秀 能力タイプ:体>心>技
;i;i;i;i;i;i「.:;::、<:.、:| ゝ、 / ′〃~ノ}:;:;:;ゝ 能力値/スキル
;i;i;i;i;i;i|.:.:;'.'.:. : :.ヽ! :::.\ ヽ.、 '、 7:;:;ぅ 心:33/??
;i;i;i;i;i/.:%_.: ./.:! ;::::::::.ヽ ゙: i },r┘( 技:22/??
;i;i;i;/.:. :::.ゝ:く:.:'.: ! !:::;-、::} ,┴'´ノ(^~` 体:41/??
;i;i;/⊆.:、:::ヾ:. Y.: ! ,イ `=′ 魔:32/フィジカルアデプト:32
;i/.::... :. :.’;. :. :!:::.レ/:! {`ヽ/ヽ_
/≪≫:.ヽ.:}:c:.:!://.::.i < ,/ / ヽ
.::::;: ::.:;.';::/:.: .::l'./.:、::| / Y / ̄|
::;:':...:..,ヽ.:´.:: . Vイ.::ヾ 〈 ∨_/`>
.::.. :.((⊇:).:. ://.::ハ __〉- ,′ `、,マ,」
:.:,.::⊃.:_j{:: .:./´..、.::; ハ >ゞム''ヽ _..イ
::、.:::..ゞ'ヘ.::: :{.::: .::'/.:: | > '´ ″ヾy>
次いでスキルです。
Lv=スキルレベル合計ですが、32回判定は流石に怠いので5レベル毎に5回判定、
残りの7は、一番レベル合計の少ない能力値に加算しますに
1〜20:心スキル 21〜30:技スキル 31〜60:体スキル、
【1D60:57】 【1D60:17】 【1D60:40】 【1D60:7】 【1D60:47】
.
- 169 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 15:36:35 ID:8bAW3mpn0
- 高低高低高か。
波打ってるなあ。修行で何度も壁に当たった感じですね。
- 170 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 15:37:34 ID:8bAW3mpn0
- じゃなかった。
当てるスキルか。ちょっとおやつ食ってきます。頭回ってない。
- 171 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:39:10 ID:???0
-
,ィヘ_ ,ィ=-、
ゝ、ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i`;ー≦ 素直に長所を延ばして行った模様……。
_,ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;\
〈;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{ . Lv32 仮称・茶渡泰寅 22歳 ♂
j;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iム キャラクタークラス:フィジカルアデプト
ー=彡;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i、=-' 才能:優秀 能力タイプ:体>心>技
く;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;} 能力値/スキル
ヽ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/´ 心:33/心スキル10Lv
j;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i ハド、 技:22/技スキル07Lv
ー=彳;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iケ/-' . 体:41/体スキル15Lv
ゝ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iハ{ j 魔:32/フィジカルアデプト:16Lv
-―━―- 、___....∠_ノ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ハ/ ゙ ,′ あ、魔法技能はレベルの1/2でしたorz
`\、ヽ、 ー彡;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ィイイ、ヽ__j
ヽ\、 {イ;i;i;i;i;i;i;i;iィ=-'"ノ′_ ヾ、_
{イ⌒~´("  ̄``゛ `ー- 、
.
- 172 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:52:22 ID:???0
-
流石にスキル内訳とか取得魔法とかはダイスでてきとーにとはいきませんので、
忘れてた分のダイス振って総評作ったら終了です。
r、_ィVミ彡';、__
r┘イ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ゞゝ‐-、
(;〃;i;ノソ从;i;i;i;i;i;i;i;i;ヾ、;i≧'
、_);i;i圦{;j人!ヾ.トヘ、トミ;i;i;i入_,
ゝイ;i;i;i((仆;i;i);i;iヽ;i;i;iミ;i;i;i冂
_ rr、;i;i;i;i};リ;i;i;i;i;ト、;トV、;i、;i;ヽ._,
イ| | l | |`≧=‐┐トミ乂、.._゙, リ ヾ{´ 所属する神殿 !2D6/
,ィ≦i;i;|.| |! l | |;i;i;i;i;i;i;i;|ゞ. ,-=イ 1〜2:中央 3〜5:地方 6:僻地 7〜9:前線 10〜12:聖地
!;i;i;i;i;i;|.| |i j | |;i;i;i;i;i;i;i;|`ヽ.` ̄{´
V;i;i;i;i;|.| ヾ.___ノ' | |;i;i;i;i;i;i;i;|\/三Ξ≡ァ
'/;i;i;i;|.| ` ̄ ,l |;i;i;i;i;i;i;i;|:;.:.: ̄> /
. '/;i;i;i;、ヽ. /./;i;i;i;i;i;i;i;i|:※くヽ≦、:,\ この能力でベテラン/ヒラと言う事で、僻地は少なめに……。
i;i;i;i;i;iヽ ゙. ././;i;i;i;i;i;i;i;i;i|.:;.::: :.`ーァ >:;:.:ヽ
|;i;i;i;i;i;i;ii | | i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;|.:: ;;:..ヽ:〔Ξ7:: :;.’.
'/;i;i;i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;|て::、.::. ::.L/.:*:.'V
V;i;i;i;i;i| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/Ξ>::::':,::; {::ィ:、::.i:〉
ヽ;i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i;i;i;i/=/:.;}:: :::::。:Y.:;ゝ:{
}i;i;i;| | | |;i;i;i;i; //.:ゝ::: :::、,.:::!.:...: :!
{i;i;i;| | | |;i;i;i;i;i{ニ{.:ヽノ).:::...ー:::...ヘ::: :::!
'/;i;} } } };i;i;i;i;i|Ξ::.ゝ::.;,::... .:..: .:.::〉:.:::!
};i;{ { { {;i;i;i;i;i;三!.:...._):: :....:.`.:: :ヘ::、{ ____
V;iヾ. //;i;i;i;i/|三!. : :: :: ':,.:.:....∠:::ヘ::'┐ /.:; :./
'/;|| |.!;i;i;i;/‐t≦::.:;'.:. ..::、::..ゝ...::.:.; Y.:ゝ-イ:}__.イ.: ..;゙/
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- 173 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 15:52:43 ID:???0
- 【2D6:7(6+1)】
- 174 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 15:55:01 ID:8bAW3mpn0
- 若いわりに実践慣れした歴戦のつわものですね。
- 175 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 16:12:02 ID:???0
-
);
__ - ァァ―‐┐ ,ィー=彡'ー―┐
.ィ ´// \;i;i;i;i;i;/ ,.イ″` ≧:;:;:;:;:;:;:;ゝ-' . -――- 、
// / 必 理 そ ヽ;i;i/ くイハ从「:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ:;`, / \
. / /. 要 由 れ. ∨ 、_ノ彳:;:;:;:;:;:;ハ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ- / か 命 俺 V
/ / な .は 以 i <:;:;{:イ/{イ'゙ _j:!ハ;:ト、:;:;:;:;ミ=-'|. け を .が |
/| い 上 l __ノ.;:;リ リ ヾ '、ソ::::`!ノヘ:;:;( ', る ,'
./.:::、 の ! {イ:;i゛ ,∠ニニヽ_:.:: ハ:;:〉゙- V. の /
'.::::::::ヽ / _ノ人!、 ´`−- ‐'.::::イ:;:(_, ヽ.. に /
ヾ::: (/\ ./  ̄ | ヽ _,:::::;イ:::!:ト:;く >―― "
 ̄ ./>――ヘ「 ィヘ-‐┤ ヽΞ::::イ::::::!;乂ソ
/.イ;i;i;i;i;i;i;|_ ..< \ ヽ:::::7.::::::ハ
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ー−--= \、 ヽ 〈: j:::{;i;',
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| `ヽ._ {::::Vi;i;ヽ._
i !;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i| `ヽ.ー'∧;i;i;i;i;、≧、__
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;,′ ∨ V;i;i;i;i;゙、 ト 、
.//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ Y;i;i;i;i;i ヽ 丶
'/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ };i;i;i;i;i| ゙、 ヽ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;イ/ !;i;i;i;i;i;| `、 ヘ
;i;i;i;i;i;i;i;i;iイ'//、 !;i;i;i;i;i;| ! ハ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i}::::::::::::.ヽ. ;i;i;i;i;i;| ! }
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;゙::::::::::::::::::::.>.、 j;i;i;i;i;i;i| ,` ,
;i;i;i;i;i;i;i;i;/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ /;i;i;i;i;i;/ / !
;i;i;i;i;i;i;i;/、:::::::,′`ヽ:::::::::::::::::::>− |;i;i;i;i;i| / ゙.
;i;i;i;i;i;i;/ ヽ::,′  ̄ |;i;i;i;i;i;| ,′ }
○茶渡泰寅 22才 男
その資質を見いだされ、神殿にスカウトされた農家の次男坊。
彼は余り器用ではなかったが、努力を苦にしない性質と天性の肉体、そして、稀有な魔術への適性を備えており、
学ぶ環境を与えられた事で見る見るうちに成長、地方の神殿であれば、一部門を任せられる程の力を手にする。
しかし、一人前の僧となった彼が選んだ道は、自らの栄達よりも報恩であった。
斯くして、将来を嘱望された青年は、自ら望んで【森】との最前線に赴く。
……見るからに主人公じゃねぇな、コイツ。
.
- 176 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/18(月) 16:13:58 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 以上です。続きは気が向いたら……って、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 既にこの時点で即興じゃあねぇな。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 177 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 16:15:30 ID:8bAW3mpn0
- AAがチャドさんじゃ、ラスボスに向かう主人公のために死ぬ1番か2番ポジションな気がw
- 178 :名無しの読者さん:2016/07/18(月) 16:40:26 ID:XyFCx2DD0
- 素手ゴロなら刃牙とかがAAが豊富だけど宗教要素がないのよね
- 179 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:33:47 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 既に違うと言う説もありますが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 即興チャレンジ、ひっそりはじめます。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 180 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:34:26 ID:???0
-
弋ー‐,..‐く二>、
/ ̄/ ,、入 ∨
/iー'/,.イ: :〉∧ ∨
レ:〉 .,′|: :|!j|:∧ |
{, /_,.,人::!ij| ∧ ./\
,,イ _,人!リ、 .∧./ \
厂 /`ヾリ., ∧ \
_/!,,イ りリ! .∧, \
/ / ̄/ \ _ りリ!;, ∧,、 \
/ /,,、 ヽ ゙/ `戈リ!:.、 戈_ i \
/ 〈/l! \ 〈 り|リ:! ∧`ヾ、! \
〈ヽ _:|弋_ ノ |: .| リ,:!`!, 、 . ∧ リ`ヾ 、 . \
り、_∨_ /|: :| `ヾiり'; ;,..∧ り`ヾ、 ヽ
|__ | .|: :| リ.;ヾ、、.∧  ̄`ヾリ
/ >.-、l ,,-.|-:| ';り!\i:∧
〉弋_ノ|/ | ∧ !l戈 戈りゝ、
|〉-〈` ji l〈 | `ヾリ;j ; ヾー `
/! 厂|! l :, .! , 小j j.:.∧
/,,==、 |`ヽ,. l ; `; ; リ:!,j,.リ:∧
/´ '; i ! ;./ 戈i.j,.i j j.:人
, イ .i | ! ./ 弍リ!ヾlリヾi:`ヽ
/ .| | l i/ リヾ 川 :jヽ.人
/ | 人_,,< |`ヾ! ヾ !川`ヽ
/ .| ,,イ ./ り 小:川i j:i
/ `ー ' ./| ヾ!ヾ | :! !j j/` 遥か昔、神話の時代、
,′ / i 、:j i.:人j j:i {
. ′ ,、 ./l :, り :|り!、!り:.∧ 人は半神であったと神話は伝える。
, _,,、 ,,´ !/ ! :, `ヾり:〈リル: .∧
!人 ./,,二/ .i :, ∨り小ゞ゙; ∧
. \ Y.〈l (`ヽ .l ! ∨り! ; ゞ ∧
i `ヽ, ` ,. \ ./| ∨リ″:! ! ∧
∧ ':,_ '; .∨ヽ| `; i ∨り小 j. ∧
. ∧ :,`ヽ、', ∨´ !, !、 人;j .j j小 ! ∧
. \ ヽ :, ヽ ∨二|j ! `, { りj ;j j | j:! i :,
\ ', ヽ `. ,∨ .|j l :, `iり.j: j,;j j:| j! |
マ`ヽ !ー .∨|j.ノ :, i |りj j j,j_j:! .! |
`ヾ ', ∨ ..マ! :, ; .i |川 j j,j〈 ! |
∧ , ∨ .! :, , i i .i;り j_j,j_j,j j .l り
∧ ! ! :, レ' i ;i`りjヾj:| ; .| | :|
∧ .∨ ! .i ;.! i ! jヾり り:i i j :j
∧ マ :! l l l.j .', | :!り j;j,;j;j / . | :!
∧ | :, り !i :, iり j j .! j.し:! j :|
∧ ! .:, `リ :,|し'j j ,l .i .:| ; !
マ :, , , :,しj j j,! j ,..:l :i
| ; .! i :, J.j j;!Yゞ,ノ :!
| l l し:| , :.∨| ! `ヾ ./
'; :! .| | .:! 、 ; :, し | .|./
, ! .|.り`ヾ ! :l、 :, `ヾj !
l ! .| :! し、 :! ヾ :i ! .!
l !, i.J :, :| ` ! .!
| .j :, ! ', i .:| i !
|.; ., j ヾ ! i j. ', !
´ ` ` ´ :, i
:, i
, j
`
- 181 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:37:06 ID:???0
-
---<
∨∧ \
_____ ∨∧ ', ヽ
\: : : :.:__/ ̄ ̄ ≧ュ {', ∧} :{ヽ
\: : \ ____ | ≧=‐ __ :∨ :∧:Xヘ
‐= \-∨////////≧o。 } ≧o。、 マム: ∨ :∧ Yハ__
< <///////////77 ‐=≦ }/ {/∧ _ ∨ :∧ マ//} ヽ___
` < ` <//////////////≧ュ、}}_ } ∨ :∧ 寸∧///////}____r――――
` < ` <// \////zzz/> }/二 r┴/ ∨ :∧ 〉////////:i} r―――‐=≦
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{ | ̄|ヽ〈__r/7∨ ゝ∧_/ ゝzz{ ̄|‐====≦
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<//γ < _//////ト、 >--, :{/777!
_ゝ<> \///rzz ∨ //////} {//}/}
〈ニ〉/< l / ∨/// |/ニニ∨ ̄ ̄ ヽ 〈/ニ} 7
ゝ´ :! { /// :////} Y l } E_/,′
ゝi: ∨ 〈 |//i: ∧ } /__
////: ∨ :|:|:|//|/ r ゝf___〈 }
>-〃 ∧ :l:|:|//|: !_ ∨∧/ 〉
{//7777:∨{}|/,′∨___∨∧< 巨大な鎧を纏いて星の海を駆け……。
i///≧=‐:∨7{,'/ { {ヘ/} ',
// ̄ ///// i \!//}
〈/ ///>'´ .  ̄ :
/∧ :/ ̄ ∨ __ i
////ゝ‐=7 ∨//ヽ!___
/////_ イ >i//∧ }
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ゝ≦ ¨ ¨:∨/i }
∨ :i
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- 182 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:39:42 ID:???0
-
, , .ト .,, - イ .>.i ,,
/ ./ .ヤ, ,,.‐'' /./,,-'''"⌒゛ ''-.,, .>'' /' .1 ''‐、
.,,、. i ./ | ム/ ,i ム./´ \ ,, ‐'´ / .,イ 1 \
/ .\.│ { 、 .i .∧ ./.} .,,イ ./ ,,.ィ ヘ ‐" ./ / | 1 ヘ
.{ ''ヤ ! ゙ャ.、 ヤ、| .ヘ./.│/ / ,,.ィツ' .,, ‐'´ / /- ,,,i,,,,i_ ヘ
U .\ 、ゞュ.ャ.}ー、_k,,,l.| .ム ''" / ,,.‐'' / / ゛'フ1 i
」 ^ー ,, \`k,/ `フ" ./ / / ./ / .| │
,.‐'´! フ'<イ / /.フ‐'',|,,-''ヽ / ./ / / .ノ
l k ./ ,ィャ.iヘ''''.) .i゙ク.}ハ./ ,,<l / / / ,く,,
l ヽ ./ .//'''1´,''tく ./|ノ/ .i .i / ./ ,,,,,,, -< / |"\、
/l_ ヽ / / ,ュ、|1‐ァ'ソ-' lノ'" l .| ./ / ./-、 __./ ヽ, \. ヘ\
ヘ ゙ -\ .ヽ i i_/ Y∠.-‐'''}フ\ .l,,.-ヘ ./\j___,,.イ、 \、\__. \ ハ /
ヘ .>、.i j / ヽ,,/ / \.| r'ヘ / ) .ヘ.\,,, イ.`i │ .゙r'" .ヘ'
.∧ ./ \ / ./ ./\. \ ヘ ,,/ ./‐ァ‐---''"ヽ ヘ .\! |. │ }
.,,<  ̄ イャ∧,,,, - 〈‐‐―‐-〈 / ヽ`,、 \.ヘ ,ィ" / ヽ .ヘ .ノ''‐-、、__| /
.r‐" _,,r.-/. │ k ヽ `{、 ./ ゙ー 、 `/゙ /.、{ .! .入 |. ヽ,,,,,,_/./⌒''ート、
../ ./ 人 .| /ヾュ<"~ '''''' −‐ ヘ/ \ ^ー、 / │ ヘ`ァヘ /--ヘ,,_ `'' 、_丶、 /l,,,__
''''"'ー、 _./7 /'' .1 .i/  ̄|`/----〈 Y--,,1 ''‐、 / ...| i \ .,,/ r-\-ヽ./ ヘー ニ_ノフ .ヘ
./"  ̄i .ャ,,--y _,,, -И'''''''''''''ヘ|-ィ'' `''.-、 / | .i 〉''゙ `-,, ゙ナ- ニ--,ー!-、_ノ / ノ
| l ゙ -''│ .Y" ̄ ̄ハ '' ァ- ,,,,,,,,,/ | .ヘ .{ ,,,,,,,、 7'''<__ ''' --ン / /
k .'--、 ノ ,,/7 ̄.\i }-‐く __/ .ヘ ヽ ∨ 、 .'' {._ ">- 、,,/ / ./
.ヘ ゛''''''.7" ,/ \ ./ ゙''ァ‐ 、 ヘ ヽ ''\ 7"- 、 _ ゛7"_>i ./ /
゙ゝ,, _,,, --‐''" ./! ゙.ァ---ナ‐ 、__ / ,,>、 ヽ ヘ 》- ,,_ .゛/" ノ,, ィ '' /
/.''''" / l、,,,.〇 / ./ ゛.1,,,,,/,ィ''' \ ヘ .ヘ .゙''マ―一''' フ⌒ヘ、 >ノ
、 ./-.,, .,,l ./ .,, -'" ./ !.(´ .)'" .\ ヘ \ ゛''==.i‐''''フ--‐''"
. ̄ '''''''''''''' -,, / ,,|''''ヘ .i,ィ'" ̄''-.,, >、ニ| r--''''ヘ. \ \ / i/ 大地を砕き、
.''i / 1 ,,i \/.\ ゙ / \__,,,,,,,,|. .,,−へ .\ ゙x ./
.i/ `'" 〉 ./ >,/ ヘ''''''''/ .\ へ '-'"ヽ
ト
| \. / 〉/〉
'. \ _/ /′/ 〉 .ト
` 、 \ / / 〉、/ / 〉 | ゚, 太陽に頸木を掛けて
\ \. V^/ ∧_ i / _ | 、_ / ̄/
\/ ̄ム∨./ ∧__レ′〉 ̄  ̄ / ∧ 檻に閉じ込め
__}_ / ̄∨^∧′∧ 「」 「」 / / ,
______〈 / / ∧./_∧_{ ̄ ̄\._____ / / i
\_'\__/| : _∧ ∨ ’} \. \/ / \
| | :./ _ 〉 廴__/!、/ ̄ ├─- . /_ 「」 「」 \__ ./ ̄/
| |⌒ヽ/ i| \ /ヘ___ \ `ヽ / / .′
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__.|.乂__/ ! ./ `ヽ ∧∨ .〉 .〉 `ヽ \ \ / / /
∨ } i| /´ /ヽ.′{ .∨ ′ \/ ̄ ̄\ ヽ. __ __ / /
∨、/ ′/ } i::、 i{_/ ,/′/ / :. :.. ∧__f | | l V'i /
∨\.| 乂{_/| {::::\ト/ {::..Vi{ ト / 〉 :../ ∧ / レ' ' }!:./
三三三三三三三三\∨ i ∧{ 廴| 、:::::| \。^U、:/ l ∨ ̄ ̄ \ / /:、_l∧/ / i^ 〉
\.| |/∧ / ̄〉 \_./⌒ヽ。 _/ / /| /{ー┬′ | ̄ト、/_/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__/ ̄`¨¨∨.∧_/ ̄、_./ ∧゚sノ\二フ.. イ′ |‐ く :、 _L_/ / / / 〉
|i  ̄ ̄\ ∨// 廴ノ_{/¨/ / / 〉 }──〈 ./⌒, i} └─〈 ̄ ̄|_/ /
/ ̄ ̄「i| ゚, >\ 〈廴|〈∨〉iト/^\ _{ } i{ }_/ : !' ̄  ̄\
/ |l. ∨^iト \、 /\__ノ}/⌒ヽ\/ ゚,_/ / 〉 〉.:: ,′:. \
/ , -‐/' ̄\ |f¨ 〉-くゝ-/ ノ \.ノ、__/\ 、__/ / ̄/ / \ ̄\ 〉
/ / / \\i| 丶`Y / -‐ 廴////// 〉 / /⌒ヽ/ \ \.、 \/
.// /\ / _}〉 ∧/ ̄ ̄/ \____._/ ‐‐-く 乂__ノ′ \ / \
./ /へ \ / /〈 `¨「∧ニニ゙/ 〉 / \ \_____ >ヘ \ /
/ / / \ \} / \___/ }^\__/ / \ 〉 { \ \ \′
.
- 183 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:43:29 ID:???0
-
,./
//
, .′
いのちの法を解き明かし、 / /
/ ′
地を自らの手で作り替えた __ __ イ /´
// _〈 , "
いのちで満たしたと……。 / } }く_r_ァ゚._∧}
__ {乂ノ { ,. -、 7′
,.。 ヱ∠_\__∨廴/ゝヘ_/{〉
く `ヽ ̄....二ニ=‐‐  ̄`ヽ
, ´ ̄\ / __,,.. ∠___\
/___,. ァ〔:\____ ' ´ ̄ ̄ ̄ \  ̄¨ 。,
/´ ̄/ 乂__アハ_____ / \ \
′ / ).:′ }了__ー< ̄丶> , ‘, }
\ / イ人._ _ ̄ ̄\ \ >, 〈(⌒)___r 、_,′
:, __,..ィ ,/.′___/ ̄ ̄\〉__ く/ `ヽ_____〉__/ /
\ ___ノ ′____,/`o。.__ \ ̄ヾ iレ、_〉}_____ イ,/
 ̄ 〈¨¨¨¨}\ ∨ ヽ/`ヽr 、丶 :レヘ/ 〉 ノ
‘, \_ :{ {ヽ. ∧∧__/ ∨‐一
‘ 乂 \__{/'\人_} }`ヽ/、〉
 ̄`ヽ人__‘, \トv′ハ/ ̄\/}
/廴_ ゝ::::::: ∨ /⌒ ,> :,\
/ \ ______ }::::::::∨__/ } 丶
/ / / \:::::::/ ‘
/ /⌒ヽ { ̄ 〈 γ⌒ヽ、  ̄\ 〉:::\
/ /`ヽ/ ̄乂r__人\____/ } ∨ \::/
} / , \ i卩 ,: i! \
}/ ‘ /} } } ′ } :,
′ / / \_} } / ∧, !
.
- 184 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:51:42 ID:???0
-
/,:;.,, ..,,,. ,,,,..
./,;' ., //', ; ノ レ, ''/ ::;;;;;,,..フ
.;il .: i ::i' 彡,.'/", イ" .,;` ,;;;:::;,,,:::;i
.1l ' /`ソ ,ノ ./ ハ .f ,. 'ソ ル`';;:::;;;;;;ヽ
.;iイ:, "'.:/.'' / ;シ イ ノ,:;. 心;;:,:::;;;;;;::t けれども人が、
‘レ' :イ / .:ノ .' /ノ ./,;::.、 八;;,::::ノ`t
’Y/ i.::; イ,; ,シ, l ;:: ヘ. '';`:,レ;;リ弌,, 真の意味で神の階に手を掛ける事は、
'代'!.ノj' :'' li、.'《;`,v ヾ; %;,∬ ';y
` ノ` レ. ;'.ノr' ::.`'ゝ`i.ヾ人 ノl l'' ’ 終になかった。
,ノ ' ....::. ...`ゝ,_' リ
_.;.-冬´ .., ' ...::...`¬ト,, 侵してはならぬ領域に触れた人は
.,r‐´ ...::;i ,, ....::..... ..::. ̄令ト、
.f ノb込. ,..:::;l ィR≧.、:::::::.. ..::::... ヽ その力を奪われ、
| 彷6ンノ ,...:::,l' ↓幻爻;ヘ;: ..:::::.. ..;:::::.... j
! ..:Y彡l,イ ,..:::::.,i . ..;:レ旧迪ヨ|;;::::....... ,,...::::..... l 天駆けるちからを奪われ、
i .;` ;{以.y' ,..::::::.,i. .;‘i価川イ;:::::::::::.ノ ....:::::... ,!
; .:;;;;,. ;lH∫,..::::::::,'i ...::;:{册\!';:::::::..::;j′ ....:::;;:::.j′ 地に繋がれたのだ……。
; .:;;;;;::... '';|:l:|l ,...:::::::,'i ..::;;:ミ爿;:::::..::.,/ ....::;;;::.'}
; ,::;;;;;;;;;:.. ,い ,.::::::::.,i ..::::;;tn〉;:::...:;;.f ..::;;:::...|
} .::::;;;;;;;;;;:.. 斗 ,.::::::.,i ...::::,'り;:::.....:;;:| ..::;;;::::..!
} ,:;;;;;;;;;;;;;;;;::. ,.::::::.,i .,..:::::::.' :....::;;;;;:l, ..::;;::...i
; ,::;;;;;;;;;∧;;;;;,,. ..,::::::::..,i .,,...:::::. ...:::;;;;;;;:l ...::;::...:l
j ,::;;;;;;;;;:! 1,;;;;,. ...,::::::::.,i .:;::::::.....::;;;;;;;;;:f ...::;:...:j′
/ ,::;;;;;;;;f i::;;;;.....,::::::::..,i; ...:::::,,..:;;;;;;;;;;;;;:.j′..::;;;...;l
/ ,:;;;;;;;;;,j′ i..;;;:...,:::::::::::.,i:. :::::::;;;;;;;;;;;;;;;;:'i′.....:;;::..;l
' ...::;;;;;;;;;j′ l..:;::..,..:::::::::..;i, ....:::;;;;;;;;;;;;;;;;;:.j′ .....:;:...;l
' ..,::::;;;;;;;;j′ l ..;::..,.:::::::::..,i ..::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.t ...:;:.:l
′.,,:::::;;. , ' λ..::..::::::::::...,l:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::.i, ...:::.:i′
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- 185 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/19(火) 23:59:02 ID:???0
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三三三三| |!:::::::::::::::: : : : : :: 。. :::: : : : : : : :::::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::::::::::::::: :: : : : ・ : :: : o: : : :: :: :: ::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::::: ::::: : :: : : : o : : : : : : :: :: :: ::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::::::::::゚:: : : : : : ゚ : : : : :O。: : : : :::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::。:: : : ::::::: : 0゚ o ,ィ´,ィrァ__: : : : : ::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::: : : :: : : ゚ _(:(Y/:::::::::rイ:::::`ミヽ::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::: : : o: : :: ,ィ´:::::::`ヽ.::::彡::::イ´ ヽ): : :i| |三三三三
三三三三| |!::::: :: : :: :: /:::::::::::::::::::::::ヽー≦:::ミヽ; : : ::::i| |三三三三 なかでも人がいのちを歪めるさまを
三三三三| |!:::: :: -‐、:: {:::::::::::r、:::::::::::::::}ミー::::::::::ヾ; : :::i| |三三三三
三三三三| |!:::: :: r‐- ゝ、 ゝ!ヽ、ゝ \::;イ::ハ::::::::`ー、::ノ: : ::i| |三三三三 長く見続けていた“いのちの神”の怒りは激しく、
三三三三| |!:::: : `7::ハ7 ー' j:::ゝ:::::__:::::::::Y::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::: : :r==ァ-イ人 〉、_ イ:;ハ__ノ ヾ}::ハ::::j: ::::::::i| |三三三三 大きな憤りと憐憫を込めてこう命ぜられた。
三三三三| |!:::: : : 0 ((_ノ/-‐<_ ノ:j / ヽ ' !ノ: : ::::::i| |三三三三
三三三三| |!::: : r 、 Y´ ヽ'、 イ `ヽ/ _ ',: : ::::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::: : Yソ }ュ_,、_ `'ー-_/ , イ !: O::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::: : : o ヽ,、`ー'´ ミ、/l 、 ,': :゚0::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::: : : l `Tr−-イ !_ !:。: :゚:::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:: : o。 l j ! ,' ',` j: : : : : :::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::: : i ,' ! l /:: : : : :::::::::::i| |三三三三 “木々よ、人の作りし全てを、その懐の内に閉じ込めよ”
三三三三| |!::: : 0 j ト、j l /:: : : : : :::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::: : : ,' j / !ヽ _ ,ノ: o: ::゚: : ::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::: : :: / r ,' j r=、 : : :::::::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::::::: : : : イ ノ / イ ( 人 : : : :::::::::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::::::: ::: : : ヽ' イ j `Yノ : : : ::::::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::::::: : : : : `ー' 。゚ : : :o: ::::::::::::i| |三三三三
三三三三| |!::::::::::::::: :0 : :: : :: ::::::::i| |三三三三
三三三三| |!:::::::::::o : : _,, --==ニニニ===--- 、_:::::i| |三三三三
三三三三| |!::::::_;;ィ´彡''´ ̄ ̄  ̄ ̄` ヾミ三ミi| |三三三三
三三三三| |!≦彡 ヾミi| |三三三三
三三三三| |! i| |三三三三
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- 186 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:04:29 ID:???0
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爻ミ|i|爻l州三ミミ7辷}|ミミ| :.};,,;:.,{ii}l |:i:i:i:iミ|_」/トミミミ|iトミミi;i:レ;i;i|ミx|i|:i:i:i:i:i:i:i:ヽ:;:;:;|゙苅メ乂艾|: : :|ー}{ー|:i:i:
爻ミ|i|爻|州彡ィイXミミ}トX| .:}.:;:;:;i}i|トx|:i:i:i:i:i|x」/ix、、」i|ミミi;i:|ミ;i;i|Xx|i|:i:i:i:i:i:i:i:i:トヾ:|iv`苅ミミ爻|ー=|ー爻i|:i:i:
爻x|i|ミリ州爻爻爻ミミミx| i|.:::;::;}i|:トx|:i:i:i:i:i|xミ|/从メ|;i|Xミi;i:|ぅi;i;|爻|i|:i:i:i:i:i:i:i:i:V:;:;}}∨X苅爻|": :|爻メ|:i:i:
亥ミ|i|メ爻爻爻爻爻|メ爻',j.:.:.:.:{ii|卜;|:i:i:i:i';;|ミミ|/,XX|;i|ミミi;i:|ぅi;i;|メミ|i|i : : : : : : :,,;:;:;i|',∨ミミ苳ミ|;i;i;i|爻メ|:i:i:
亥i{ |i|;iヤミl|ヾヾ爻爻i|ミメX}..:::.:.|!i|ミト:;|:i:i:i:i:i:|ミミ|/,从l|;i|ミミ:i:i:|ミi;i;|ミミ|i| :゙':i:i:i:i:i:,:;:;:;:;i|;゙,∨゙爻苅:i;i;i|爻爻爻
ミki|.:|i|;iヤjl|;: ‖从ミx{^`リ::|:.:.:.:.!|i|ミX|:i:i:i:i:;:}!ミ|/i爻|;i|冬ミi;i:|ミi;i;|メ|i|:i:i:i:i:i:i:i;;:;;:;;:;;:| ゙,ヤ爻メ|:i:i:i|t| :|メ爻
ミ爻i|:|i|;iヤil|x‖冬ミx{爻リ:;|.: .: |:|i|ミミ|「: : : :;i}ミj|/|从|;i|爻ミ:i;i:|ミi;i;|ミ|i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i;;;:;|!:ヤヤ爻X|;i;i;i|h、:|爻ミ
ミミミi|:|i|;iヤ!:‖:゙,ヾ爻{爻X:|;:.:.:.l.;i||ソ从|ミミミミ;';;}}//,|从|;i|ミX:i;i:| i:i:i|j l;i|:i:i:i:i:i:i:;;:;;:;;'゙;;:;}i;ヤヤメミ|;i;i;i|トミ}h|:i:i:
爻ミi||ik;i;や:;:ミx゙,ミミi|冬ミ|;:'':;i{i;:l|ミ爻|:i:i:i:};:;;;}!//{爻|;i|ミミ:i;i:|:iミ爻ミ|:i:i:i:i:i:i:;;:;;:;;i:i:i;{{爻彡、ミ|;i;i;i|i||;;トミ:i:i:
爻メi||i|ム;iや;:;:;:;:゙,亥j|爻X| ;{;:i}lミ爻ミ|:i:i:リ;;:;;:,}iハ/,メ|;i|;i;iXミミ爻爻爻|; :i:i:i:i:;:;;:;;:;;:;;::i:i{ヤヤ爻|;i;i;i|i|j|川:i:i:
ー=ミi|i]沁;i;や;:;:;:;:゙,:;:川ミミ|.,;;i;{;i:i}l爻ミ|:i:i:{;;':i:从ハ/,ミミミミ爻爻苳苳ミ|:i:i:i:i.:;:;:;゙i;i;;;;:;;:;;:ヤ爻爻|;i;i;|ミ爻ミ爻
;i;i;i;i;i|i|;;沁ミ爻x::::゙,从从ミ|`''_|i;i{i}l爻ミ|必;;:::;;;:ムxxxXX爻爻苳苳苳j:i:i:i,:;:;:;:゙:i:':;;:i:i:i;;:;:}!ミミ爻|;i;i;|爻爻爻
;i;iミミi|リ;:;:;:xxXX爻爻ミミミ|i',;i;|{i{i{i}l爻ノィ.:;;:;;;:;;:;;}i;:;h、x爻ミミ爻爻苳リi{:i.;:;;:;:;'゙:i:i:i:i:;::;::;;:;::iミミ爻ミ|;i;i;|爻爻爻
Xミミjjミ爻爻爻爻ミ≦xxx|;i;i:,|{i{i{i}lミ彡‐ミミ;;;;;;;:;:;:;:;:;:ミ=xxミミ爻爻爻f|{;::;i:i':i:i:i:i:i:i:i;;:;;:;;:;::,Vミ爻ミ|:i;i;i|爻爻爻
爻爻迄竺竺;i;i;爻爻メ:;:;:;|';i;i;|i{i{i{i}l゙゙''''ーー-=ニ爻爻辷;i;i;i;i;i;i;爻爻ミj{i;;:;;,:i:i;;:;:i:i:i:i:i;::;:;;::;:.ヾミ苳|;i;i;i|苳苳爻
ィイjiトト刈;i;i{抖====ミミ| ミミ{刈苅|爻爻:;;;:;爻爻艾艾゙゙''ーー‐‐-==ア.;:i:i:;;:;;:;;:;;i:i:i:i:i::;::;;:;;:;;:;::.ヾi;i;i;i|戔戔苳
ー-==ニニ弍弍弍弌ニ=‐|,i;i:;:}芹弌==ニニZZzz{爻爻辷;:;:;:;:;;;;;:;:;:;/.;;:;:;:,.,;;:;;:;;:;;:;:;:;::.;::.:Y::;:;:;;:;:.寸``ー=ニZZ
yyy爻辷爻;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;;:;::;:|,i,;:::{:.:. :.:. ;.:i:.::;::;::;::;::;:;:;:;;:;;:;;:;,.`''ー-==-''゙.:;;:;;:;:;;;:;;:;;;;;;:;:;:;::;::;::;::゙:;::;;:;;:;;:;:;:.寸}h、>::;::;
垰xi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;j};i;i;i;}}h、ィィ|爻Z:i:i:i:i:i:i;:;:;;:;;:;;:;;:n゛..:.;::;::;:;;:;;:;;:;;;;i;i;i;:;;:;:;:;::;::;::.:.:.:ヤ;i;i;;:;;:;;:;;:ミ;i;i;i;i;i;
::.、辷竺ミミ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;〔:i:i:i |'/Y`'''芍冬ミミ爻i爻:;:;::.:.:.::;::;:;:;:;:;:;:;;;:;;:;:;;:;;:;;;;;;必.;:;:;:;::;::;::;::;::.:.寸;i;i;i;;:;;:;.`芍ミミ
::;::;゙:、ミミXX爻爻yyィイィ.::;:;}i:i:i:乂ム-―‐-=ニミZ=‐''``..:.:.::;::;::;:;:;:;:;:;:;:XX:;;n,;;:;;::;::;::;::;::;:::.:.:.:.:.゙寸;i;i;i;i;i;i;:;.`マ
;::;::;:;::':,ァ爻戔戔kkミ:;::;::;::;:;;|:i:i:i;::;;h、::;::;::;::;::;::;:..`丶、.:.:.::;::;:i:i:i:;;;;;XX:;:;:n.::;::;:::.::.:.:.:..:.‐==‐-ミ::,∨;i;i;i;i;i;i;i;.
;:::::_::::j/::;;:ミミxx、、::;::;::;::;::;ィノ:.:....}i;:;:.;:、ミhx;;::;::;::;::;::;::;:..\..:..:..:XXアxXX/.:;;::;::;::;::;::.::.::::;:;:;:);;:;;:;;:ミ;;.`寸//////
;;::;ヽ)「.;;:;;::.:.:.:.:::::;::;:`〜ミ、、,,_爻彡 --=ミ::;.Υ..:..:.::::;::;::;::;::;::;:;n"''::‐--:'゛..:.:.:.:.:.:.::;::;:;:;:;:;;;;:;:;:;:;::;::.:.:.:..寸////,
;:;:::ノ..;:;:;.:.:.:::;::;::;;::;:;:;:i:i:::;:::;::;::;::;;::.:.:.:::::;::;::;,`丶、:i:i:i:i;::;::;::;n゛:.:.:.:;::;::;::;::;::;::;:ヽ::;::;::;::;::;X从小:i:i:、:.:.:.::;:∨///,
/XXX;;;::;:;:;必nイ{::;/ィ.::j{::;::;;{.:.;;:::;:゙':.:;:;::.:.::::.:.\:i:i:i:i:/.:;;'..:;::.:.:.、ミミミh、ィw从;;;;;;;XX川州l:i:i:i:;::;::;::ミ:,寸//
爻爻爻XXn..:;:;:;;:;;::'.::;::;;:;;;;:::';;'':;:;:;;:::;:;:;;,:,::::::.:.:.:.:..ミ::彡::;::;:i;:;:;:::.:.:{i\h、:.:}iトミミXXXX州j|j{j{:i:i:i:i:;::;::;::;ミ}i∨/
忽ち木々は生い茂り、
天突く塔も、巨大な都市も、みな緑の海に沈んでいった。
その陰には、人を襲う“もの”が潜み、
人の歪めた全てを襲い壊した。
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- 187 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:09:47 ID:???0
-
//////ニニ/川トミ ヽ三三\Ni\\\\\\\\ _
レ'////ニニi{川l{ニ\\三三ハ川{ト、}川 }l}トト、\\{\  ̄|___
///// / ̄__|川l{三ミ}liト、-<ニニ\{ミ川{ jリ八三ミミミ{___,ノ /  ̄ ̄|
{////j /{ i{ ̄ \l{_`ヽl}ト、 \ \三ミ{ミ川{i((_ヾ\\ \__,ノ{ └─__
. / ∨///}|l|N{  ̄ jリ 人二≧x、三ミ、≧=一ァjlトミ\\三ニ=ミ、
/|/ }/il{jノ j川ト rf{'⌒ ̄_ ̄\川iト=≦i{ト、\\\三三ミヽ ―――‐ ̄|
/| / ,ノリ/j{__,ノ ̄\ iノ fァ'  ̄ ̄ヽ 川il| |N{ |川l} }三三三三ミ∨} ・  ̄ ̄
└'’ /// {人 r―=ミ\ ji 辷} ノ 川i | |トi} |川l|三三三三ミミil{ ・
l l | {/{i{ l川ハ{ 辷} ー一 ノ川{ | l i}| |川リ´ ̄ ̄ ̄\}川{ト、_,ノ ・ __,ノ}
. / / |{ |l{ {トトト} ー一' │ , '"´ ̄ jリ八{//ノl}/ __>ー―- __ ・ / ̄ ̄\ / |
/l/ ,乂\\}l | / _j //ノ// リ  ̄ >ァ7フ¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` < }/ /
/| X7  ̄}川il∨ (__ r‐ /川f// ‖ / / ̄( ̄ ̄ ̄ ̄__ / ̄ ̄ ̄ノ7ー \ //
. j .\ リノノ/ __,ノ {川/{li{ l{ / _ ___/ __ / ̄` / { ̄\ / ___\//
・ /// { (__r─ヽ |川i |lトト、il/ / { / /" //{ ー‐ / i{  ̄ ̄ ̄ ̄\ jハ ̄ ̄\
j/| ・ /////人 (_,ノ⌒ ∨l{ \∨ / 八 ̄\ //八_ ヽ/| 人_ ー― _/ } i
/ / l l | { i l i {( i\ jr" ̄\ // \ | { i{ \ \ ___ { i \\ |│ \ヽ__\ // /|  ̄\ }
/ / / \\\ |{ }lト--く / | | ',\ } } | ヽ ヽ| \ / | / { | l∨
. / /|/ \\ヽ 川il{ \__/ | ノ 人__ノ j\人 \ / ト、__/ |__{ ノ\_/\ | |
/l Vヽ } 川} \{lト、 jリ川 \ i /{ { { \\___/ {  ̄ 人 { 、_ } } j/
ノ ∧ レ'ノリ )川} ////\ \_,ノ / │ ト \_/ ノ |__, ト、__ }  ̄/ 〈/
こうして、かつて半神であったひとは、
再び裸の獣として、無限の豊饒の檻に囚われた。
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- 188 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:13:37 ID:???0
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::::::::::::. 〃⌒)( ノ(__,/:/ | ;(
::::::::::::::. /.{-‐//i }ニ〃:|:\/ :{ i|ノ:: ) ノト、 __ .::::
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:::::::::::::::://| .:::|/ .:::::/⌒'|( ( ノノ_ノノム-ミ:≪V⌒i |ー‐ノ ノ(__彡 .:::::
:::::::::::::( ( | ::::| ::::/ . : 人ミー'" ̄ `⌒_\ \,ノ | ̄ ̄ / :::::::
::::::::::::::::\`八 :::|/⌒\/ 八\x‐ - 、 八 )j⌒乂__,,. イ__.:::::::::
::::::::::::::::::::::\ \| | i { 〉xrt trxヽムイ し'⌒≫ 丿 .::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::\ノ _| i ∨代り 、 弋ソ〉从|八─《-=ニ /.:::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::.(_彡⌒|八__乂=ミ 八;廴_\ノー=彡.:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::: /. : : : :/廴彡人 ノ ` ´ ムイ\'⌒))-───=ニ二
:::::::::::::/. : : : :/ .;ノ|\ :ノ >r: - r<及_ノニニ7: : : : : : : :
::::::(. : : : : :_厂二| \___ノフ7-| ,/二二二二〈__ 二二ニ=-‐
.  ̄厂二二二二7⌒ヽ/  ̄二フ⌒i二二ノノニニ〉 (( 嘗て持っていた力の欠片を手に、
-==ニ二(二二二二二|: : : / V \ |二二二二/ ))
 ̄)二二ニノ /| |_| | |、〈⌒`ノニニニソ∨====彡 人の世を飲み込む【森】と戦いながら……。
_{ 二二/ { :| { | | i :| \〉〃ニニニ(──── _
. -‐=ニ二 _乂二二二二|_ノ\_) :V|.:| /仄)ニニ厂─=ニ二 ̄
⌒\─-ミ `ー=ニ二ノ \ \\/ /  ̄ ̄
__廴_ \_ |<二 _,/ |`くV辷フ ,/ ̄ ̄}__
─-\/ー-\/⌒\ノ ∠二| 廴ソ |⌒廴/⌒\/ └──
───────-ミ / に二二,ノ| |: / / ̄ ̄\ /
-=ニ二 ̄厂∨ / / 厂| |〃 -=ニ二 ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / \ //i | し厂 ̄ 二=‐-ミ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // ̄ ̄\`7’/:| | / \ \
-=彡 〈三\ └'゚ | | \ \ \
/__ ∨ \ | :/´し′ :\ \ \
/(二二ニ\_丿____ノ\ |/ ____\ \ \
/ \ニニ厂[二7¨⌒⌒V/ __ノi二二二ム \ \
}ニ/ |ニ∧ ⌒V⌒\ |/ ̄ ̄)ノ ̄ ̄ ̄`ヽ
\ |/ |二∧ :| 廴乂_ _____}
/ ̄ ̄厂厂¨7二二∧ | _/\⌒ヽ_ノ二二二二二|
/∨ /ニニニニ〉 |⌒ /ニ\ マ二二二二二リ
:/ /ニニニニニ/ | /二二 \∨ ̄ ̄}ニニ/
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- 189 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:19:50 ID:???0
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./. ./ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/
「………。 .L二二二二二二二二|: |.二二二二二二..二二二二二二二 |
なぁ、神官のあんちゃん」 . | ∬,,∬ .|. .□.|□ |. | | ▽ ∪ ∇//,,‖//n .凡 Π// ,, | |
.| .|_______|_______.|/| | ⊥ ⊥ ⊥/[| ‖|].(_)|コ|〔__〕// ,,| |
| .人 |::.| (《::::::》|.|_|..========================..|_|/
(.,(゚∀゚. )_,,)..|::.| ._∬≫≪≫≪|.. || .〓 . [_] .ロ / / ||
...(|  ̄ ̄ |)|;;;| ./ | ( ) ) )_..|| .|:::| |.| ,| | /∩.||
ガヤガヤ .| /. / / | |;::| .| | ___( ヽ),, <.||/≡ヽ. ./=.V ヽ,||.||||
λ_λ. .____. .| ./ / /| |;;;| (⌒ | ● ト──イ |[ .。 ]ソノ~~~~||||:::::::冒 |:;;;ii|‐‐‐|,∪.||
(`ー´ ,,)∀./ _/| ヽ___ノ..|;/ ̄ ̄ ̄ ̄(88=) ̄ ̄|/ ̄ ̄.グ|〜 . |||| / ○ヽ;;ii| ◇.| ||
(つ つ⊥ / // .| σσσ.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄".|;;;;;;;;;;;;;;;|..|___,||||:::ゝ_ノ;;iii|‐‐‐| || /
∧ ∧ / / // / ̄┗┻┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┻┻  ̄  ̄ ̄∬ ∬  ̄ ̄ ̄ ̄/|/
( ‘∀).▼./ // | ̄ ̄ ̄ ̄(⌒`⌒) ̄D∫∬∫ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____ ̄ ̄ ̄ ̄〕/
( つ⊥ .// __  ̄ ̄ ̄ ̄ |___| ̄/ ________ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ__ノ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / \ ) ( (・∀・ )つ \ / _.。_ ワイワイ __ / ̄ヽ___
/ /  ̄ ̄ ̄| | ロ ̄(∞-) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄c(__ア 旦 ̄ ̄ ̄/┗(;;;;;;;;;;;) /|__
. |ニニニニニニニニ.ニニニニニニニニニニニニニニニ.ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニξニ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ /|
∧_∧ ∧_∧ 、,, /■\ ∧∧ ξ ζ cヽ_フ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ //
(,, ・∀)cU ( ´∀`)∀ (∀` )c■ ( ,,゚Д) c目 c□ ∧∧.  ̄ //
ニニニγ つニニ( つニニと \ニニ / つニ(- ) ニ(ω^=).ニニニニニニニニ |/
oゝ_.⌒) .( ) ( ___.) 〜(__ノ ( ∪)_ ( ._)〜 |
(_____し .( ̄ (_) .し__) (__) U ̄ _) U__)/ .|
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- 190 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:31:08 ID:???0
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. / ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i刈:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
/ j{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} って事はよ、【森】と戦うって事は
,.{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
,/ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} Y:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:└ 神の意志に背くって事になんねーか?
{ .j{i:i:i:i:i:i:i:i:i:リ ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヘ ̄
刈l:i:i:i:i:i:i:i/ `iヾ`ヽ`ヾヽ`ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iト、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:う
/ l{ i:i:i:i|i:/ ヽ j ),,,xz`ヽヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}f ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
l{ Zi:i:i:i:{ ヽ { ,,ィfa _ ィ Z Y:i:i:i:i:i|てノヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:刈
. Yij{i:i`ヾ≧ 〕ゝ仞 く 愆_ ノ j} j:} Y[イ fZ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
. _`Y{i:i:i:{ 迩| ヽ ′ リ }リ }l .{ー ' j}从}:i:刈Z:i:i}
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. / | |. l{ ヽ } ) } / ヽ
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.  ̄ , j{ { / ,j{ / / ヽ -- _ / ̄ ̄ ̄_ ィf /
/ l{ { l j{ ./ / / { 0  ̄ ̄ ̄ O /
`ヽ l / j} { { 。 ィf
j{ `ヽ.〈__ノ / .。 \ _ _ ィf
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- 191 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:38:34 ID:???0
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__,ニ,____
. /. //;i;i;i;i;i;i;i/
/. //;i;i;i;i;i;i;i/ .イ j ,
. /. //;i;i;i;i;i;i;i/ f( ,ィ_r;{_人_)、 ,
/. //;i;i;i;i;i;i;i/ ヽ.,ィ:;、V、_ヽ:ト.ヽ'.{、(i
. //;i;i;i;i;i;i;i/ゞ=彡:;:;:;:;:;:;:;:;ヽハ:;:;:、゙_ヾ:,_
、//;i;i;i;i;i;i;i/.:\:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(
/;i;i;i;i;i/.:: .;゙|:.:Y‐=≦ィ!'`~7イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
;i;i;i;i;i;i「.:;::、<:.、:| ゝ、 / ′〃~ノ}:;:;:;ゝ
;i;i;i;i;i;i|.:.:;'.'.:. : :.ヽ! :::.\ ヽ.、 '、 7:;:;ぅ それは少し違う。
;i;i;i;i;i/.:%_.: ./.:! ;::::::::.ヽ ゙: i },r┘(
;i;i;i;/.:. :::.ゝ:く:.:'.: ! !:::;-、::} ,┴'´ノ(^~` 【森】を退けるすべを人に与えたのもまた、神。
;i;i;/⊆.:、:::ヾ:. Y.: ! ,イ `=′
;i/.::... :. :.’;. :. :!:::.レ/:! 智慧の神が、ひとが罪を犯した原因は、
/≪≫:.ヽ.:}:c:.:!://.::.i
.::::;: ::.:;.';::/:.: .::l'./.:、::| 我らにもあると、いのちの神と話され、
::;:':...:..,ヽ.:´.:: . Vイ.::ヾ
.::.. :.((⊇:).:. ://.::ハ 人に森に抗う力を下されたのだ。
:.:,.::⊃.:_j{:: .:./´..、.::; ハ
::、.:::..ゞ'ヘ.::: :{.::: .::'/.:: |
.
- 192 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 00:40:57 ID:???0
-
_ゝ、___
`イ`'z,,;;_,;;;;;;;;;;;;;;;`ー 、_
;;;;;;;;;;`'ヾ,'〃`i,_,;;;;;;/i;;;;;;;;ト-- 、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'`N,_,,`'、,`'"レ;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'´;;;;;`i'`ー";;;;;;〉
'`N'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;;;;;;;;;;;;;;;`ーl,,ノ;i;イ
;;;`y,,rゝy/ Z`N'/i,/レ';;;;;`y';;;;/ へー、俺、餓鬼の頃村を飛び出してから
;;;;;;;;;;;//;;;;/ `'. ,Nr';;;;/);入
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/!/iN';;〃´;;// ヾ;;;;'〉 神殿なんか一度も行ってねーから知らなかったよ。
;;;;;;;;;_,/!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/´,,-ー'''アy'
;;;;ヾ (6/;;;;;;;;;;;;;/;;;;/ ヾ、ノ ヽ あんがとよ、胸の仕えが降りたぜ。
;;;;;;;ヽ、i;;;;;;/l;;/;/ ノ |
;;;;/ y;;;;/ y'`' !
;/ i;;/ Z ヽ
イ i ヘ、 ヽ、 )
/i l `i`ー 、 r'`ー"
. / ! ト、 `ー 、>
、 / ヾ、 `ー 、イ´
ヽ、_, -ー‐ヾ 、`ヽ
_,_イ `ト、 r"
.
- 193 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 01:00:21 ID:???0
-
│;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ
_ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ハ
ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:イ;:;:;:;:;:;:;:;:\_
く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:人;:;:;:;:;:;:;:;:入ヾ 「あんちゃん、こっちに来たばっかりなんだろ?
ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノく⌒`;:;:;:;:;:;:) 礼に一杯奢るぜ。」
_ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;イ;:;:;:;:イ /ノ ハ );:;:;:;:/
⌒フ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ノノ ソ´ソ´ノ /´ ハ ノ;:;:;:;:;:(
く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ハ/ イ 、 j フ;:;:;:;:;:;:ヽ
\;:;:;:;:;:;ヽ j ヽノ ノイ;:;:;:;入;:ヽ いや、行で酒を断っていてな、
);:;:;:;: \ ノ千ーヽ /;:;:ハノ `ヽ
ノ;:;:;:;:;:;:;:ヽ\ イ〆 _ /;:;:/ 気持ちだけいただく。
´イ;:;:;:;:;:;ヽヽ \、 ⌒ ´ / 入
/千────┐\ /イへ
「´ i \__,イ \
│ │ / \ 「ははは、堅いね、あんちゃん……」
_| │ /ヽ /
イ´ ─────´ミヽ | ヽ /
/;;;;;;;;;;;;;;;;人/;;/`l;;;;;/`イ´ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;イ `y'ヾ;;;`;;;;;r' し !;;;;;;;;;;;;レ'〃、;;;;;;;;;;;;;;lト、}、;;;;;;ヽ
;/!;;イ '´ /ヾ,,,_ヾ;;;;ノノ. /|;;;;/l;;;;;`'l, , `j;;;;;;;;;;;| y' vk;;;;;;
「だが、幾ら何でも、 ' f/i ヽゞ;;;;;;ヽ ル;;、i;;/. |;;;;;;;;;ヾl yk;;hi;ノ/`i/ヽ!;;;;
ノl ヾ;;;;;;;/ ヾ`ー/. |;;;∧;;;;;レ、`U r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;
獲物も持たねぇってのは不味かねぇか? ../ 〉 ,;:;:' / 、, _ヾ;;;;;;ル;;| .|;;;;;;;;i r`;;;;;;;;;;;;;;;
}. /__ ア __ノ `ヾ{ _ゝ,,、ヾ !;;;;;;;;|/i /;;;;;;;;;;;;;;;;;/
幾ら俺らの報酬が良いったって、 | y ノ `ヽ(;;;ト、ヽi;;;/|;;;;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;;入
i、 (、 入 `ー=、‐ |/. |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;ヽ
野党の類がいねぇわけじゃねぇ」 } y'`ト、ー;;;;ゝ_ノ ` i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト;;;;;;
. l i l、ヽ /;/i;;;;;;/);;;;;r`'ヾ;;
l、ヽ` 、ヽ、 、 ./!' /;;;/_ノ`ヾ;;;;;;;;;;;;
,;:;' ヽ、 ` ,` 、_ノ. ;i r‐―'´rー/;;;/、' y´ ヽ;;;;;;
、 `ー'' ;:;:;:;:;:;:;`'_, '. //´~ ノ゜/ /‐ 、
.ヽ、 `ー;:;:;: /r' r" /` /` |
.
- 194 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 01:12:55 ID:???0
-
):;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: :;:;:.... :;; \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;く
ヾ‐'::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ ::;. .: :.. ヽl\ハ:;:.ト:;:ゝ \
`´ ゝ、:;:;:;:;:;:;:;r-‐-ヾ、:l`ヾ ::. 〉リ::::::: _____
';.:;:;:;:;:;l ト、 :.. /:::::::::/
ノ:;ノl:;:;:;l', ..:: /:::::::/ お
`''´ .!;:lヾ ', .::_ _,....::::ァ /:::::::/ . ま
``‐ '‐‐´ i/:// .. / ‐--| え
`''゙ i ..:: / < の
rl `''゙ヽ / | ・ よ
l | ヽ _.. ' | ・ う
r"l | ` .| ・ な
_!. l l ::.... ...::: | か
「……よせやい」 , ' i. ', ', :::::::::::: \ ?
/ ', ', ', ::::::: \________
_ゝ、___
`イ`'z,,;;_,;;;;;;;;;;;;;;;`ー 、_
;;;;;;;;;;`'ヾ,'〃`i,_,;;;;;;/i;;;;;;;;ト-- 、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'`N,_,,`'、,`'"レ;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'´;;;;;`i'`ー";;;;;;〉
'`N'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;;;;;;;;;;;;;;;`ーl,,ノ;i;イ
;;;`y,,rゝy/ Z`N'/i,/レ';;;;;`y';;;;/ 「そんなおっかねぇ気配ぶつけねぇでくれよ。
;;;;;;;;;;;//;;;;/ `'. ,Nr';;;;/);入
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/!/iN';;〃´;;// ヾ;;;;'〉 そりゃあ、俺は面は悪ぃし、
;;;;;;;;;_,/!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/´,,-ー'''アy'
;;;;ヾ (6/;;;;;;;;;;;;;/;;;;/ ヾ、ノ ヽ 詮索するよーな事言って悪かったけどよぉ」
;;;;;;;ヽ、i;;;;;;/l;;/;/u ノ u |
;;;;/ y;;;;/ y'`' !
;/ i;;/ Z ヽ
u イ i ヘ、 U ヽ、 )
/i l `i`ー 、 r'`ー"
. / ! J. ト、 `ー 、>
、 / u ヾ、 `ー 、イ´
ヽ、_, -ー‐ヾ 、`ヽ
_,_イ `ト、 u r"
.
- 195 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 01:28:39 ID:???0
-
,ィヘ_ ,ィ=-、
ゝ、ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i`;ー≦
_,ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;\ ……いや、すまん。
〈;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i{
j;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iム 過敏になってたようだ。
ー=彡;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i、=-'
く;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;}
ヽ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/´
j;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i ハド、
ー=彳;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iケ/-'
ゝ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iハ{ j 「あーいや、俺が怪しいのも確かだしな……」
-―━―- 、___....∠_ノ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ハ/ ゙ ,′
`\、ヽ、 ー彡;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ィイイ、ヽ__j
ヽ\、 {イ;i;i;i;i;i;i;i;iィ=-'"ノ′_ ヾ、_
{イ⌒~´("  ̄``゛ `ー- 、
} __
ノ ,.ィ≦-――..ミ... _
/7イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iミi: <
,.ィf7:iィf:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i...__, 「邪魔して悪かったよ。
__,.ィ:i:i:i:Y:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iрュ
`>:i:i:i:i:i:i:i):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:a@ 俺ぁ“鷹の団”のコルカスってもんだ。
,ィ7:i:i:i:i:i:i:i:l{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ
. / ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i刈:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ia@ なんかあったら声をかけてくれ。
/ j{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
,.{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ うちの大将に口利き位はしてやるからよ」
,/ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} Y:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:└
{ .j{i:i:i:i:i:i:i:i:i:リ ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヘ ̄
刈l:i:i:i:i:i:i:i/ `iヾ`ヽ`ヾヽ`ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iト、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:う
/ l{ i:i:i:i|i:/ ヽ j ),,,xz`ヽヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}f ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
l{ Zi:i:i:i:{ ヽ { ,,ィfa _ ィ Z Y:i:i:i:i:i|てノヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:刈
. Yij{i:i`ヾ≧ 〕ゝ仞 く 愆_ ノ j} j:} Y[イ fZ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
. _`Y{i:i:i:{ 迩| ヽ ′ リ }リ }l .{ー ' j}从}:i:刈Z:i:i}
/ 〉 .l{ 刈i{ `ヽ ′j} 、 刈}' ji} } } j} ……俺はチャド、
. / | |. l{ ヽ } ) } / ヽ
_r ' / /_____l ィ゛ ノ / }l 、 見ての通りの神官だ。
i:i:ハ {_{. ーヘ ____ ノ i /... ィf / .メヽ
:i:iル / /_______てーzェラ´/ ,......... ィf / / }
‐ ' /_/________ヽ ー‐ ´ __.... ィf ィf ィf メ
./ / / / / ./ ,/ / { /--‐≦ 彡 ´ ィf ./
.  ̄ , j{ { / ,j{ / / ヽ -- _ / ̄ ̄ ̄_ ィf /
/ l{ { l j{ ./ / / { 0  ̄ ̄ ̄ O /
`ヽ l / j} { { 。 ィf
j{ `ヽ.〈__ノ / .。 \ _ _ ィf
.
- 196 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 01:38:34 ID:???0
-
);
,− ァァ―‐┐ ,ィー=彡'ー―┐
.ィ ´/\ / //;i;i;i;i;i;/ ,.イ″` ≧:;:;:;:;:;:;:;ゝ-'
// /.::::::.ヽ/ //;i;i;i;i;i;/ くイハ从「:;:;:;:;:;:;:;:;ヾ:;`,
. / /.::::::: // //;i;i;i;i;i;/ 、_ノ彳:;:;:;:;:;:;ハ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ-
/ /.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ <:;:;{:イ/{イ'゙ _j:!ハ;:ト、:;:;:;:;ミ=-'
/.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ __ノ.;:;リ リ ヾ '、ソ::::`!ノヘ:;:;(
./.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ {イ:;i゛ ,∠ニニヽ_:.:: ハ:;:〉゙- “砦の神殿”に赴任してきた。
'.:::::::::// //;i;i;i;i;i;/ _ノ人!、 ´`−- ‐'.::::イ:;:(_,
ヾ::: (/ //;i;i;i;i;i;/  ̄ | ヽ _,:::::;イ:::!:ト:;く 未だ修行の身だが、傷を塞ぐ事くらいはできる。
 ̄ .//;i;i;i;i;i;/ ィヘ-‐┤ ヽΞ::::イ::::::!;乂ソ
/.イ;i;i;i;i;i;i;|_ ..< \ ヽ:::::7.::::::ハ これも何かの縁だ、怪我をしたなら呼ぶといい。
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ー−--= \、 ヽ 〈: j:::{;i;',
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| `ヽ._ {::::Vi;i;ヽ._
i !;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i| `ヽ.ー'∧;i;i;i;i;、≧、__
//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;,′ ∨ V;i;i;i;i;゙、 ト 、
.//;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ Y;i;i;i;i;i ヽ 丶
'/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/ };i;i;i;i;i| ゙、 ヽ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;イ/ !;i;i;i;i;i;| `、 ヘ
;i;i;i;i;i;i;i;i;iイ'//、 !;i;i;i;i;i;| ! ハ
;i;i;i;i;i;i;i;i;i}::::::::::::.ヽ. ;i;i;i;i;i;| ! }
;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;゙::::::::::::::::::::.>.、 j;i;i;i;i;i;i| ,` ,
;i;i;i;i;i;i;i;i;/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧ /;i;i;i;i;i;/ / !
;i;i;i;i;i;i;i;/、:::::::,′`ヽ:::::::::::::::::::>− |;i;i;i;i;i| / ゙.
;i;i;i;i;i;i;/ ヽ::,′  ̄ |;i;i;i;i;i;| ,′ }
..
- 197 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/07/20(水) 01:40:23 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ そろそろいい時間ですのでこれで終わりです。
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 流石にこれは大変ですね、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 普段から即興やってる方々はスゲェや……。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 198 :名無しの読者さん:2016/07/20(水) 01:40:51 ID:6UNh26ms0
- 乙様ー
- 199 :名無しの読者さん:2016/07/20(水) 01:46:13 ID:RFBmpDPS0
- 乙ー
割と若くてベテランって微妙に難しい役どころになったなぁ
- 200 :名無しの読者さん:2016/07/20(水) 19:08:59 ID:HuTnEn5u0
- 乙乙
- 201 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:19:27 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } きんきょー、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 絶賛停滞してますです。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> どうにもバラライカさんのキャラが
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 私の頭の中でまとまってくれなくて、違和感が酷い。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 202 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:19:50 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ プロットこねくり回したり、ブララグ読んだり、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 気分転換にゲームしてたりしますが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 先日……。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
____
/ _ノ ヽ_\
. / (ー) (ー)\ 気分転換で、Vitaに入れたナナドラ2020-2起動して、
l^l^ln ⌒(__人__)⌒ \
ヽ L |r┬-| .| 転身能力上げをしていた所……
,ゝ ノ `ー‐' /
/ / \
/ / , -=-,---,-⊂- 、
. / / i' l l |〔 ̄ ヽ
ゝ__ノ l /-'--"- L ̄ }
`´ `ヽ  ̄ _ノ
.
- 203 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:20:13 ID:???0
-
,-¨-、
,-、-―――‐‐、
,イ⌒7 ノ __,イ⌒\ ヽ
/ //、 く _ -!-〈=- __ .l |
7 ヽ-/! ー ゝ、__// ハ ヽ ,イ´__ ハ ノ |
7--イ|ヽ / /! ! ! .|_ イヽフ<--- 〈:::|〈 .ノ
ィ |、 ≧--|j .| レ/_, ≦ \ ーl_ハ
ィ !\ .lノ | .| |: : : \⌒ヽ `ー‐´ _ ト、
ィ ,' =lー―‐-, イ:.!.! .!: : : : : ヽノ \ー‐l/≧、
/ .,' /:>‐--‐<: : : : :!.! !: : : : : :.|~| //////////ハ
. イ / ./∠:./: : :!: : : : :ヘ: :_-! , !: : : : :/ノ 〈///////<二
// ,.'/::::::::〉___+_: : : : :/ .! , .!ヽ-イ / _ 7//////////
_ イ / /イ´\/=====⌒、__/ .,.', ハ--イ ( ( __//∨// ̄
/ / イ: : : : : : : /ー¨ー¨--、_| .,.', 、 `´ `ー´
l ! / .!: : : : : : :/: : : /: : : : : l:∧ .∨ 、
ヽ、 ! イ! .ト______ノ7ヽ_____ノ \', .\ ` 、
てト 、_|ヽ_|:::|__!---/___|____|_ _〉―\_) ヽ l ) 頭の中でナナドラと
ヽ、ゝ---< `ー、_/___|---.⌒', ノ ノ__ イ
`≦__≧、 .',//', ' ,: : : ', イイ ´ __ノ
てノ .',//', ' ,: : '., イ-------´
',//', .' ,: : '., てノ ̄´
',//', ' ,: :.'.,
ヽ-ゝ .、=-ゝ
 ̄
_ -―- _
_-=ニニニニニニニ=-__
. fニニニニニニニニニニニ;
<ニニニニニニニニニニニ>
. /:/: :`"<ニニニニニニ>":ヽ:.\
. ,.': / : : : : : : : ハ ̄― ̄: : : : : : : :ヽ: : :、
. 〈: :./: : : : ': : : / ∨: : : : ト : : : : : : : :'; : : : ヽ
ヽ': : : : :l: : :./_.V: : : :.! ヽ: : : : : : : l: : : : /
ll: : : : :.! : :/-−、V: : : l : ヽ:‐-: : : : l: : :./
. l:.!: :l: : :l : :ハ:::ソ `∨: : :,イ:::∨: : : : : l: :/
l ト、!: : :!: :l : : : : : : ∨: : ;`: "V: : : : ;ィ ラケルてんてー(地味に登場済みキャラ)が、
l .! .l` ー :!: : : : : : : :'V: : ,: : :ハl: : j .!
. l l ! V!\: : :、 : :_:.ヽ: :.; /: : }/ .i | 頭の中で合体事故を起こしまして……。
. ! i ! ' V丶` : :_: : ヽ:_:,:イ ! .l ! l
. | .! !. , V.! > <!、\ヽ, , ハ.|
. l,..::::::::::....、 .V-‐, r┴-イ. \、/ /! リ
/:::::::::::::::::::!、 l:::{:::ー―'{:::ヽ-._ ,\'.l.ノ
;:::::::::::::::::::::!ヘ l::::::::、::::::::':::::::∨7/ /_ヽ、
. l::::::::::::::::::::::l/ハ l:::::::::::::::::::::::::::::V/.,':::::ヽ
. !:::::::::::::::::::::::!/∧.! ̄ ̄ ―-- l, /i:::::::::;
l:::::::::::::::::::::::::l//ハト、'/,l.l'/o/,!l//,i ハ::::::::i
l::::::::::::::::::::::::::!///}/>、`ー--''"/{.!'/i::::::::l
. !:::::::::::::::::::::::::!'///////>-<//'{'/,}::::::::l
':::::::::::::::::::::::ノ/////////////////j:::::::::!
.
- 204 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:20:44 ID:???0
-
⌒
} ヽ
ヽ ',
ヽ ` ̄ ヽ 「私がこの物語のラスボスです。
ノ \
/ 、. \ カモン、カモーン!」
.: } \. \
,.' 、 ,' \ .\
,.'. ,.' } / \ \
,.'. ,.' } / ヽ \ 何故かベストマン・ラケルが誕生……。
,.' ,.' } 〈 \ \
,.' ,.' ./ \ \ .\
,.' ,.' ./ \ ヽ .\
,.' ,.' ./ \ \\
,.' ,.' ./ \ \\
,.' ,.' / '., \\
. ,.' ,.' / '., ヽヽ
,.' ,.' / '., ヽ}
// } /  ̄ ヽ '.,
∧ ∨ _ ...... _
∧ ∨ >:´::::::::;::::::<
∧ ∨ /ィ:::::::!:::::/::::ヽ:::ヽ
. ∧ ∨ //::::::ヘノ:::!ヽ:::ヽ::ヽ
∧ ∨ /::!::!:ヘ≧ヽ:!≦マ::::! `
. ∧ ∨ ´ フ ハ`ゞ' .iヽゞ'/)ハ!
∧ ∨ !ハ、 _ _ ,人!
∧ ∨ >-==,≧- イ
∧ ∨マ /:::::::::::::::::ヽヽ-'≧x、
∧ ∨マ !:::::::::::::::::::::::::`ヽ':::::ヽヽ
∧ ∨マ !--ミ:::!':::::::::::::::::!::::::::::!::!
∧ ∨ヽi `!::::::::::::::::::!::::::::::!:i
ソ´ ヽ`ム i:::::::::---'ゝ::::::ノ::!
!イマ ヽヽヽ /-、::::::::::::::::::ヽ! `!
! ! マ__,〉、!マ!-マヽ:::::::::::::::::;! .!
ママ !' ヽ ヽ ヽー--彡'i i
ママ ヽ ヽ ヽ  ̄ ̄ ! !
i´` <ヽ ヽ|、 { i i
∧ \ ヽヽ ! }
∧_ ヽ }__!ヽ--., ! !
ヽヽ i|ヽ__ノ! ヽ, ヽ-x! .!
ヽ ヽ !::!ヽ ヽ ヽ- ムi ム
i'::ヽ ! マ::≧-!_,〉 ヽ≧! i
/::::::::ヽ ヽ::::::::::ヽヽ ,y !ヽ
/::::::::::::::::::ヽ ヽ:::::::::ゝt'彡 ノ::::マ
./:::::::::::::::::::::::::`/`ヽ:::::::ゝマム:::::::マ
./::::::::::::::::::::::::::/ ヽ:::::::::マム:::::::マ
.
- 205 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:21:03 ID:???0
-
/ / l| . : //// /: : : : :}
j / l| . : : //〃 {: : : : 〔
|l | l . : : // |l ヽ : : :|
|| | | . : :/ /厶八 丶、_l
| l _ -──‐-┘| : : / // \ l
| L_ L -─=ニ二´ く 〈/ 丶 |
. | l┘ _ 二二ニニ/ヘ\ 丶、 |
. l├-─ _ 二ニ :-r┬rヵニミイ::::::::::::`> > _>‐┘
ヽヽ _ くヽ:::ヽfヘ、::∨`|八::_」{〕l:::::::::// , '´
` ̄{ヘ::い::::::l`7ヘヽ ´ ̄´ }l:::// /
ヽ ヽ }::::j/ `\ ノ'´/ _ -‐'´  ̄`丶、
\ |::ハト-、 /〃 . , '´ \
ヽ!' |::::lヘー=ニユ | l|: : : . . . ._/ }
/ ̄へ!:::|ム_` _ノ :へ: : : : : :≫く ̄ ̄ ̄`ヽ、_ /
_厶く : : `二ニ'´ : : : \/く ヽ Vヘ __ く二ニミ 、
{ ヽヽ: : : . . : :ノヘ ヽ '、 {_ >' ´ ノ' ´ ̄
>、 \: : : . _ イ | |l '、 `>'´ /
. , < \ `二ニ7Т´}\_廴_ ノ }L 八_ / __ /
厶≫ > `ニ7ア'´ /::::| 厂Γ  ̄二7了 ≫'´ r'´::::::::lr'´
_jニ彡'´ _// ∧::::レ { {〔  ̄>'/ /:::::::::::::|l
;二´-‐ : ̄: :/:::/ / }:::| } } l ', ' /:::::::::::::〃
/ ̄´ . : : : : : : :l:::/ ,::::八 j {〔// , '::::::::::::://
'´ : : : : : : : l::l /::/ , ノ'/ /:::::::::::/|{ , -───
_,,,,,,,,,,,,,,,,,_
,,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;‐,,_
!;;;;;;;;;:;;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;'
!;;;;;;;i' '' ;;:;;;;'
i;;;;'' ';;''
;'`i;;' _、.. _ _. !' /
i ゙}l!. `゙" '` ,'゙"' ./) 〈′
゙、`}!゙: | ,.';゙,〈 ′
`! ! _`_"_ ,!,〈. .′
,/ ヽ ー―‐- ,〈. ,′
____ ,.:' ̄、`ー 、ヽ _ ,,...〈. / ,′
,.:'、´ ̄:.:.:.:.:.:.:.:: ̄;'i:.:.:.:.:.丶 >;;;;;;:,〈. / /
,:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙:.|:.:.:.:.:.,.:.:゙、/.{ //|__ j/:、.、_
!:.:.:.:.:.:.:.丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙ー/:.:.:.:.:.} 〉 _,f:::;}'{.:.:.:.ヽ:.`:..、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<:.:.:.:.:.:.:, '"´ _,.、ヽ|:.:.:.×:.:.:.:.:.:゙.:..、
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:/:、 ._ ̄ ゙j/.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:;ヽ
!:.:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::、 、 ̄j'.|:.:.:.:.:;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.}
|:i::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::i:.:}:.;':.:.:.:.:,:,;'i':::::::、_゙:: 、`;゙',!:.:.:.:/:.:.:.:.:.:::;:.:.:/:;:'
.{:|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:゙;,/:.:.:.:./:{. {:::::::::::'j‐!"〈/|:.:.:./:.:.:.:.:.:.:::|:./.:,i
!|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ;.:.:/:.:.:.! ゙i::::;;ノ ノ.:.:.:|'|:.:.;.':.:.:.:.:.:.:.:::!:':.:,{
}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./;'゙:.:.:.:.:.! ゙i゙ー;'゙:.ヽ:.:.l!:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j:.:./:.}
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- 206 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/08/14(日) 14:21:46 ID:???0
-
ゝ、 (___ノ /∠ノ| _l__ 、 i亠┐
\::::::ー- ... _ iY'/_ ソ `ヒl /:::::二) ノ| |, | ノ
丶、:::::::::::::::::`..ー-.._ ヘト-`l lニ'/ー' __ _,-一-一'__、_::::-/ _l__ / _l__
`ヽ、 ;;;::::::::::::::::::::: ̄,人ト-ャ/ー一' ̄:::::::::::::::::::: _/´  ̄) ノ| \ ノ|
 ̄ ┐::::::::::::ヾ[l兀l]:::::::::::::::::::::::::::::;;; 一 ´ \ ソ ゙ _l__
|:::\:::ー-::::::人:::::::::::::/ ̄ ̄ ) ┃ `て ノ|
l:::::::::::`:::::ーノ ヽ:::::::/ _ィ_ ノ ・ _l__ _l__
ご あ ご |:::::::ヽ:::::::::) さ (::::/ r´, 、、〈ー- 、_/7 \ ノ| ノ|
ざ り 愛 |::::::::::::::::::::| あ |/ ll\/l l ヽ ヘ‐___,ヲ)_ )
い が 読 l::::::::::::::::::::l 来 l \ \wwY´l_`二7 /T ´  ̄\/⌒ヽ/ ̄
ま と /::::::::::::::::::::::| い | `∨ |l__,/ / |
し う /:::::::::::::::::::::::|や | l` `〈ー/ / ,!
た /:::::::::::::::::::::::::::|る | \ ∨ / ̄
! /:::::::::::::::::::::::::::::::|夫 l、 __ゝ, ///
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ!/::ヽ / `L__.///
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ/::::::::l 〈  ̄| /// l
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ l l/〈´
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \ | |
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 煮詰まってるとろくなことを考えない。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> そう実感した瞬間でした。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ では……。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 207 :名無しの読者さん:2016/08/14(日) 14:49:23 ID:+YpvxPoo0
- ラケルてんてーごめんなさい
お姉ちゃんのレア博士の方が黒幕だと思ってました
- 208 :名無しの読者さん:2016/08/14(日) 21:01:05 ID:PigpU6Tx0
- ベストマンとかなっつかしいw
- 209 :名無しの読者さん:2016/08/21(日) 18:42:10 ID:a0iTDqh70
- ラケル先生よりユノが敵に回ると思ってました
- 210 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:05:58 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } どうでもいい話―。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 最近、西洋武術の本読んでますけど、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 攻撃線の概念とかいろいろ面白いです。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ フェンシングと言う競技の意味が、良く判りましたよ。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ と、言う訳で、そろそろ始めます。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ プロット無し、だらだら長いだけなんで読み飛ばし推奨。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 211 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:06:40 ID:???0
-
________
/) / .) \ まず最初に感じたものは、ひどい頭痛。
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ | まるで1グロスもの鐘が、
l / / / _、,,.ノ |
r /___) | 頭の中で、てんでバラバラに鳴り響いている様な……。
/ / |
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人_
| |/  ̄ ヽ
.| | ィ ヽ
.r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ ……深酒が過ぎたか?
/ ノ_ ヽ,,\
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ まずそう思って、否定した。
| (__人__)|
| |r┬| } 記憶を失うほどの深酒をしたのなら、
| | | | }
. |. `ニニ } 話は別だが……。
. ヽ }
ヽ ノ
.
- 212 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:07:00 ID:???0
-
―― 、
/ 〉 ´ \
/ /' __ ノ ゝ.__ ヽ 酒は飲んでいない、その筈だと、
/ //〉 ( ー) (ー ) l
l ´ イl (___人___) l 痛い頭の中を漁る。
. l iYl ` ⌒ ´ l
. / ハ !.! ! オレはどうしたのだろう、確か、最後の記憶は……。
. / / ' ヽ /
l // 、ゝ / ヽ_
´` ー‐ '`./ `ー、 ,−´ / \
. i ii / `:.i i´ヽ. / ` 、 ……ひかない頭痛、思考はまとまらず、
. , 'l l.! / l ! ハ / \
/ ,:| | ヽ/ !_' V , , ヽ 思い返す程に痛みが増していくような、
. / / l | /:.:.:.:ヽ / / / i
. !/ ! l\. i:.:.:.:.:.:.i / / / l そんな気さえする。
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
「ハ
. ,.、 ハ.j | ハ
|.ハ / ′.! ′! そんな時、ふと俺の頭に誰かが触れた。
| |/ ′ ′ .′.'
| |. ,i { ′.'
| | .}| l ./ .' 「ごめんなさい、苦しめるつもりはなかったの」
| j ,リ V ′ zヶ
l .| ./ /
l | .ノ } 年若い女性の声。
.′ }'´ イ
. ′ ,イ すうと消えていく痛みに、閉じていた眼を開くと、
′ ′
.j .イ 目の前には……。
./_ /
, ィ:7´::/:::`ヽ _ イ
./:77::::7::ミ、:ハ /
/::/:/:::::/::/入::::ヽ
.
- 213 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:07:17 ID:???0
-
` 、 \ { , ´ /
、 } } / /
\ } } / ´
\ } { .′_,,. -‐
. \ { `、 ./'^~´ /
\ `、 ; , φ , :/
丶、 } } / j . / / /
`` \ { i{ ;´ { /^ヽ // / /
..,,_ `丶 \「\ /\乂乂___ _/⌒/ i/厶,. -‐…‐ァ / ′
`~`\ ー-‐…`⌒| \,. '"´ ``く ; 乂_ /
\ l-=孑'´ /{ : ` 、 八 -‐< /
`⌒>x。,/L/ _i__厶ヘ i _..L.,_ ∨__,.斗‐…=ミメ、 ´ ,
_,,.ん,//i: :|: /|云.., |\,:云、i.: | ん{ \ /
/[_/;|: /l/xf'´ j f'´ ハ|:i |ト--┘ _,.. /
j:l〈ヘ `. "´ ' `~"刈ヘ|¬=‐- ..,,____,,.. ゙~´ ´
. :′个}: i ー ‐ /ァ-く -=ニ二._
,. jl八|>; ..,____,. : 个ト: . ,,.__ ≧=-----‐ '"´ __
__,,.. ----‐─…━━…─--- --‐‐==ニ孑'´ , , ./: ノ=rへi、 U ``丶、 __..ニ==‐- ...,,_______,,... -‐ '"~´
_,,.. -=ニア^ ,:/ ..⌒く ノ `く~⌒ヽ、 ` ...,,__ ``丶、
‐‐…━…‐-- ....,______,.. -‐ ´ / // __,/ ァ'^⌒>x `丶、\., _..ニ=- ` `` ...,,__
_,,.,※ /x≦^ ./ , :/ }ヘ i^ヽ、`^~≧x..,__ ``ミ辷=- 二..,_ ‐- ...,,_______
~´ / ,Z^く_んヘ...,,__f‰/{ / ^V^ Y\トミ厶_,,. く_,.ノメ、≧=- ::;.,_______ `丶、
...,,,_________,,.... -‐ '^´ / /_____,..ノ W `; \ ^丶、\ `丶、 `丶、 ※…‐---‐‐ "~´
_,,. / く__ 〈 /^ /^\ 〉⌒¨~⌒) \ \ \
^~´ / /`~⌒^廴....イ 〉 〈 @`ーく__,,.. ´ ` 、 \ \ ` --─━
/ ′ @/ 、:! 八 \ `丶、 -=ニ二
'^´ / , j/ \ 、 : 丶、 ー‐──‐
/ / _,,..二..,ノ }…‐- .,_\ i \
, / /. '"´ >^⌒ヽ、 ノ⌒`: . ``丶、_______ U \
/ '’ / / '^⌒ヽ /⌒V^ : .、 `丶、 ``丶、 \
,.ィn ∨ } \ \ `丶 \
'^´ -‐ '"´ , ,.ノ : \ \ 。,_ 、
/ _,,. .。 ´ / . ´ } / \ `` \
_,,.. / / ,.斗-=ミ; } :j※f~⌒ヽ \ 、 \
, ´ / / j _,,..ノ } く_n}__ { --=ミ、 ``丶、
, / fnニ=- イ,Z⌒~`¬'⌒廴_ノ^¨´⌒¨;\ ー…⌒ー… ´ \: :.、 _,.≧=- 丶、
/ , :____ ,ノ /⌒^丶、 { } _,. ^⌒/ ※ ...,,__ \〉 _,,,.. -=nニニ}
/ / γ⌒癶..__,,,..jn~” ‐--≠ _____,,.. ^ヽ `弋 j´ .′ `^'¬x, ⌒丶、 `¨¨¨´ ⌒ヽ:ノ
'´ /n” /‰'^~´ ゙ . i@ `^'宀+g,\ 丶、 乂___,.
.___ ,:ノ⌒^⌒´ /※ i ! ,゙ `^'宀+g,ー‐ 、 \
in¨⌒´ / ,. ´※ A . `^'宀+g,ー… ~⌒込、::.、
/ ´ ,.-‐… "´,x'^´ ; i| i `^'宀+g, `⌒ヽ
.´ / , __,,.. '´ _g+宀^~´ } 八 ! `^'+g, 廴_
: / / '"´ _g+宀^⌒´ ; . ; ! `^'+x, \::.
/ ノ. _g+宀^´ @ ! l @ `'宀+x,_
/ ,s*'´ { U| }
....,,__..ノg‰ ト、 ! ! ! x1
/ r*'^ } 》 ; | ; ゙ 《 {
tf´ ト、 》 , | i ; 《 ノ|
ト、 》 ゙. U l ’ 《 ノ|
ト、 》 : | , 《 .ノl
〉 》 , | l ; 《 〈
{\ 、 l ! , , /}
\ \ ゙, ! l ′ / /
{\ て@ ; l ! ゞ /}
`丶、 て} @! ; ゞ ,. ^´
丶、 マ A j/ , ´
\` {j ´./
; ! f
{ {
′ ! `
{_____|_____}
、 i ,
\__人__/ トンッ!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
.
- 214 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:07:39 ID:???0
-
キラキラ… __ /`! __r‐‐ 、 / `! _人_
. | `ヽ/ |............ ̄ `ヽ... ノ `Y´
. 、__)/..{´ .|...............!...........\ _人_
,. く /.//´ ヽ_ノr.、.!...../!x‐!....!..!.、 , `Y´
. ::::..... !l-!.'ー〈__|....!_!__ ∨ !___!../!.|ノ..:.:
':::..:::.!:/....ノ〈ヽ...!"" ""!....!.l.:.::.:' ,. 、
Y'::./:::´::v'..!..ヽ!ー-`´-r‐'!./リ:::.:'ー:. }
. ヽr‐-_..ノ.../,<´ ! ゚゚!:!゚゚ !ヽ..ヽ::.:' ヽ `´
、,. -=/, .//...} ミv^´ヽ^ |シ}.....ヽー‐′
/ ー//-r_.ノ/...`Yノ_ l.ノ`ヽーヽ、
!、 '/ (__ ノ〉^ー-=!zミ、 _彡 `ー' 〉ノノ \
/  ̄ ̄ ヽ . |ゝ rミー=z-/ー./:::::!.ノ!ミシニーノ、ノ
/ ヽ . ヽ ノヘ:::::::::ゞ! /:::::::::! |'!:::::::彡'
| U u | . `__ヽ__!ー‐'´i__|' ̄´
j / |:::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
_,.-<゙_‐-、 i u / |:::::| madoka.co.jp |
_/ ,.-`''`ヾ. / |:::::| `¨¨´ |
// ,/ / ̄ヽ_ ノ
/ / ( | / | |
/ / ヾ|/ ∨
| l / / 〉! 『……………………………なんだかすごくかわいそうな娘がいる』
::/ / /'´〉::|
// /:::/
// /::/
.
- 215 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:07:58 ID:???0
-
/ \. / | /
| ∨ | __ i |__
| ‘, > '" ¨'' | /´  ̄二=- .,
, '" | }/ ⌒ヽ. /  ̄ミ\
/ | / , \─-ミ \
/ 人 ' / \ ミ゙\ \  ̄ ¨ '' ─- ... _
:' / X_i { | i \ : ‘:. /  ̄ ‐ ミ
. /// / / .:::| | | | | | ヽ | ’, / ___ ...二ニ=-
/′ ' / / .:::: | | .斗─!: |、 ┼i┼;-i| 廴人\ ( ̄ ̄ ̄ ̄
| .: \ .:: i〉 八 |八从\| \j八| | } V::::::\ `\
初めまして、やらない夫さん。. | ' | |_ノ j! ヘ{`ー'" `ー'"ムイ }:::::::::::::\
| / | | ̄¨'7i | ⌒ヽ`` ' ```イ j ト、 ;:\::::::::::.. \
私の名前はまどか、 ∨ 八 | /八 {\\> .._ ` ´_.ィ´ノィ/∨:::∨::\\::::.... ミ\
\/ / /::\´ ⌒∨¨}=ニ={⌒}  ̄⌒\:: \\ `` ‐- ... ___
貴方たちから見て、神に近しい存在です /// .:/:::/ 廴__ ___ ノ ‘; :... ────
// / .:/:::ノ 入_´ ,.イ /x,.ニニニフ ‐- ... __
// /..::// 辷‐<__/__ ノ// \  ̄ ̄
// //::/|\ ____,/二_У V⌒ヽ\_/又:::\ \ ‐- ... _ ..二ニ=-
// // // |:::::トr::r‐ '" ( (/`ー-、 ノ}___ ̄´ }::::::..\ \ `ヽ
/ ,:' // // ::::/ |/ _夊⌒7{ //|__ 乂___ノ:::::::::::::..\ `: ., \
『うへぇ……』 : i.// : ;' |:::i / / / | | 〃ニ_ソ ∨\ \:::::::::::::::::::::::::.... ‐- ... _
{// i i |:::i \ /:::| ム i | | :::| ∨ ) ∨ ̄ ̄¨ ' :;:::::::...... ::::::::::::::...
//; | | |:::| /___>| / ∨Xノ:::::| , W :厂 ̄ ̄ \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉::::::::::::..
// \\ | | |:::| \::_{ i /\\|/ ∨ / \ |:::::::::::::::::
// \\/⌒ ̄ ̄ ̄⌒/ \__ノ\ \ \_/ \ |
// / ̄/ / ヽ } \\ V⌒ ̄ ̄
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- 216 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:08:20 ID:???0
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/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | (__人__) │ 「……あ、はい」
| `⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、 『ヤベェ、モノホンダ…』
/Λ 〉.:〈 7//\
. /////V::::::V/////\
///////∧::://///////}
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。:l:゚。:l:゚
/う┐ r-ミ -‐x 。:l:゚。:l:゚
゚:l:。 r─‐- ミ {^^. -‐……‐- |'⌒ \// | 。:l:゚。:l:゚
゚:l:゚。:l:。 | ̄ ̄ ̄≠" | `ヽ --=ニ _ 。:l:゚。:l:゚
゚:l:。 | / | ノハ : . . `` 、 。:l:゚。:l:゚ 。:l゚l
゚:l:。 --‐ァ圦 ∠, ; `=@: :| : : : . \丶。:l:゚。:l:゚ 。:l:゚。:l:゚
゚:l:。/ . : :心/ . :/⌒U ; ⌒\ | :|: : : : .\---丶。:l:゚。:l:゚ 。:l:゚。:l:゚
゚:l:。′. : : : 厶 . : i /__j/ |: . iハ__ヽ: . 八 ψ: :\ャ'⌒X\ ``ヽl:゚。:l。:l:゚。:l:゚
「今日は貴方に……」 //. : :/?゚乃| : : lXれぅx'^ヽ| Xれぅx、]з'イ / j___厂\。:l:゚l:゚。:l:゚。:l:゚
/'^:/i// / h|八 丶r:i:::xi} r:i:::::xi}ハ' i「|/: \ 。:l:゚l:゚l:゚。:ll:゚ 。:l:゚l
゚:li〈_/\ノ⌒' i \;乂_ツ 乂_ ツ ' @: . \: . `〜----‐=n二n=‐l。l:゚
゚:l::l:。/ U ト"" 丶 ノ "" / 八 : . \: . ¨¨ニ=-l:゚。:l:゚=- `
. ゚:l, . :八 {i以≧=--r‐=≦/ /、: .ヽ: . . 丶: . . \l:゚l:゚ヽl:゚ ` 、\
『……どうやって逃げよう』 / . :/l\ Vr‐xi笊沁;冖^‰廴_: .\ : . : . . \ 丶゚l:゚ }’ \丶
. ' . : l/ :___ン けなメ;;;:9〜^´ └‐‐‐ァ : . \: . . \ \ ノノ \
/ :/ . :(乂_j_,戈f%。ォソ rv;_ノ乂__ノ乂)i 丶 丶 ,´ \\
. ′i { / . . :(_乂_「廴,,n゚X゚ n /〉〉____,ノ乂,ノ } , ':, , ' \丶
i l / . . : : /7 -(^L`j }个ー{⊂7ァー匕_ V′ . :} ゙ ′ j} }-‐………‐- ミ 、
{ { / . . : //:〈<二(_t__,ノ人_人_t_) 二> 〉 . :,′ .。x} }'~/} } '⌒ヽ
! 〃 . : / /  ̄〈/ ノ′ └‐t,__\〉¨ア¨ . : 厶ぁれ /゙ } } 《 } } / ,'
ヤ% . . :, '=‐--- └Г 、 : .___n彡 . :/ 《 ノ xケ》} } / /¨¨二ニ=-,
‘,{ . :′_{_____ _,ノ、  ̄ ̄ ̄/. : :/ -‐===ァ‐‐‐=ニア,__У ‰ /----〈/ /
{ :{ 「{¨¨¨¨ /! \ /. : ;. ' v‐‐‐〕 .′-r‐‐ォ^/ /¨¨ア¨¨} / ′
. ‘, :{ 八{ ,___ / ! ------‐ '" 、,__/', \__ノ { / / ‰ }/ /
、 :' `i/,》-=ァヘ __,ノア¨“ヾ;~¨ヽ、 /¨¨¨¨iノ/ / /---‐'″ -=え_
\ :乂/ \/__ 、 / ゚, / `'ー=イ,__\ / / /
/-- 、____〈/ \_X'´ ̄ ̄`′ | ̄^ / /----=≦ /
.
- 217 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:08:36 ID:???0
-
/″ l 、 l ヽ/ |
/ / 人.ヽ |\丶 、 ゞ |´ `丶、
. ∠‐,―‐/ l| 少一゙、ヽ .|、上_ヽ_ i ゙i ノ 、 \
/ / /十 ̄/ \゙、 l \、`ト、 i. ト、ヽ ヽ.丶、
_ イ ノ./i .i./ x=== \. |≠==ミヽ|、 l. l  ̄ 丶 .ヽ`ー
「……………」 / ー-'‐ ´.| l/.《 ||.、,゙l ヽ. ||.、,゙.l 下ト | | ヽ . ゙l `、
. / l l | / 。 - ‐' , ‐ - '。 | ヽ|./.| l l、l
i ./| | .l E | l_// .| | l丶l
. |/ | .| |./|{{ .| .|ィァl} |.l ト、 l ゙
|! | .| | ゝ|{{ ´ ` | |), !l |. l | \ l
l .| .| l |゙.\ | /_ノ l. |ヽl | ヽ \
|l .| | ヽ .i | !゙丶 イ .|/|/ lヽlヽ .|| | | \
「……ええと、なにか?」 .|ヾ∨ l ヾ.リ | .| `>x _ . <|´l ' | ゙,! | l ,| \
.| | / |ー _ - ‐ | l | !l l ヽ
『やべぇ、なんか癇に障ったか?』 | | ./ i‐- _ -‐ ト l | | ヽ
| | / _ ィ' '`ー, | | ヽ
/`Y⌒> ___
___L -‐ ` /|_
⌒> / \ \ /
// / /| /|: /! ヽ/L )___>
/イ⌒7 / ∠廴ノ │ /│ | 〉 }
|/ | 厶'^〃 }} |: /ヽ:| ∧ r' ⌒ヽ
∠ |/(⌒)ゞ='′ |/〃`Y |: / 〈/ '.
「うう、ぐす」 |/八 ////乂_,ノ \′/ i |
|//\ ___ (___) ,イ i |
/ >、( `ヽ / /│ i |ノ
/ / -‐f≧=‐- / / i |∧ i八|
/ / / 。 {__/ ⌒^く | ∨
「……え?」 / /,く_{ ゚(:) o ゚ { \ :|
厶ィ ^7~〉-く_,> \}_,/) ト、
|: / { \ / ∧^~∨ノ \
.
- 218 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:08:53 ID:???0
-
__ , -‐,
/ \ . . . . . . . . . . . . . . . ./ ‘
___| . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .| Y⌒´}
「やらない夫さんさっきから酷いよ!. /. ./. /. . . . /. . . . . . . . } . . . . 〉 `〈⌒ヽ
/. ./-‐. ./. . . ../. . /. . ∧. . k. . .}. .| }. . . .\
. こっちは真面目なのに、痛い子だとか /⌒7. . ./. ./. .__/iノ./ }. / `^ー}‐',. }、. ., .′. . . . . .
/. . ./イ´. . .x===ミ′}/ x===ミ \′ __/. . . . . . . . .
. モノホンのキ●ガイだとか、 /. . . ´く W{{{ }} {{{ }} i. \{_」. . . . . . . .\{
{./ }./. ./ ゞ==彡 /i/i/i/i ゞ===彡 |. . .| }. .∨. . . . . i
. とても残念だとか……!」 /´./ / /ヽ/\/\/ヽ| ∨. ../. . . . Y\.. .|
. . と´ /.. . .≧=‐ァ ‐‐ |. ∨´ . . . . . . . . `^
. , . . . (/. . . . . ./´´{ ゚_o_0o7``:. ',. . \. . . . . . . . . . ,
. .′. ./. . . ./. . . .`7う^⌒ヽ'’(/∨}. . . \|\). i . . .|ヽ . . .′
|. . ./ |. . ./ {. . . ./ `¨ .,. . . . . . . ∧. .! . . .i
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』 |. ./ ',. -= ⌒´ / 、 ’ . . . . . ./ |. ./ . . |
∨ \__ _ /フて.\ `^ヽ. /. !′ j/
`⌒ー'^7 / ^⌒ヽ=- . \
¨´ \)`ー‐'^ゝ=- ⌒´
●┃┃
━━━━ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●┃┃
.
- 219 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:09:06 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 「……いや、すまなかった。
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ つまり君は本当の女神で、俺は……」
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
____
ァ-‐‐‐-
r=ァ ´ ´\.r‐=-〈::.. 二ニ=‐一
{/ } {:::.. ≧=--
{ \ \ }\:..ニ=― `⌒ヽ
, \ ., } .;\ \ \ }\
.′ __ ∨ } \ / | \ ≧=―…・・ ≧=-
/ \\ \` i ∨ ゝ'′ | ≧=-ミ \-- \
はい、御筆やらない夫さん、 {k {\{-=ミ\ハ {\_,」 :. \\\ \}
\ Y V_ッ / /{ ::. ⌒ヽ
残念ですが、貴方はお亡くなりになりました。 ノ .:::::/} / ∨, :::. 、
\、 , ムイ {ハ ::::.
余りに酷い最後でしたので、記憶は封じてありますが、 > -=≦辷__彡'、::::.\ :::::.
f´ { ノ ___/ }┐:\ \ 、
御覧になられますか? __/ / 〃Y⌒´ |<⌒ヽ \\⌒´
{__, ノ- ゝ'{/ 〉, \\
/ {,: /У \ ー=彡 -‐ァ \ `
/ .r‐ァァ/、 { 丶 ___/ \ \
.
- 220 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:09:23 ID:???0
-
________
/) / .) \ 「……いえ、本当はそうしなきゃいけないんでしょうが、
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ | どうにも思い出そうとすると体が震えやがるんですよ」
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) |
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
_____________________________________________
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(/≧、
`く/ヘ,r,、
\ヾ'.:\
`ト,、::.ヽ ┏ .死因 伸身四回転宙返り七回捻り ━━━━━━┓
〉ハ、:::‘, ┃デスマーチ突破の喜びにハイになり、 ┃
}/∧:ヽ\ ┃踊り狂った挙句、調子に乗ってビルから落ちる。. .┃
{///!、,::::::.\ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
〉'/∧V,::、:::::.\
{///∧//,:::::::./ヽ.
∨//∧//////'ヽ___,.-、
}////.:::::≧///// :::::.\
{//.::::::://////.::::::::::ヽ::::::.\
}/,::::〃///.:::::::::::::::::::/::/.:::::::.\_
く///////.:::::::::::::::::>く:::::::::::::::::::.'ヘ
.ィ7777777777777.::くヽ\___::::::::::::::::.'ヘ
/.::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}T:::: |レく::::.ヽ\:::::::::::.'ヘ
{'.::::::::::、::::::::::::::::____イノ丁,リ`,リ、=='.:\__:::/
ヽ::::::::::::::::::::>ヘハ =r;{ \:::::!::::/
Y//,ー<:://::!:ヽ テ'イ`⌒`\、V:::/
\/,:::::::::::::ハ::::::::ヽ く. | 〉.. ヾレ、
\'/.:::::::ノ介:.、::\l |、 .:`ーく アッ、ヤベッ!
、_:::::::::i::::::::\ヽ|ハ .: \
\//,::、::>―ミ;;i :. ::::::::;... ヾ
`</´ ⌒Vヽ ;;;;;;;{_, イヘ
\` ー';;{,イ}|l|| i
ゞィl|l|lト、ノ ノ
\ -'
 ̄
_____________________________________________
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
- 221 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:09:45 ID:???0
-
/⌒{
{ ̄ ̄ `ヽ ∠ -‐┴‐- 、 . -―┐
{ . ´ { ̄ ̄ ̄`Y⌒\ {
ヽ./ / ヽ \{ ヽ/
/ , / \ \ { :.
/ / / /{ :. ヽ、 ヽ / \ }
. , / / / /{ }ヽ、__ヽ. } У }、 }
ハ/{ { / {ハ /\ '. }` } く_ / } }
. {/ { { /V灯心∨ 笊心} /} } `´ ハ '
. { { V} } Vツ Vツ}' } } ∨ j/
. { { /'{ { ' ノ / , } } \
. {! { ,人 _ _ / //} } :. ヽ、 丶
「はい、私もそれが良いと思います。 { ∧{ \ ./ィ .イ j/ :. \\、
. { ! { { ー- z</´ V、r''´ ̄ ̄`ヽ l} 、
……それで、お亡くなりになったやらない夫さんを ,'{ {! , -ヘ ..-‐''´r V \ `ー- ___
. 〃 : {/ ぅノ´ r' ',、 ` 、
ここにお招きした理由なのですけれど」 ' { '. { ぅ r'´ ',\ ‐- _
. { '. ∧ ゙ぅ、_r' 。 '. { } \
! { ヽ ∧ ゚ |::| ゚ '.{ } ヽ
{ { \V Ll^ーt_ '. ′ { 、 \  ̄ ̄`
{ 、 { ぅ' r'^ーt_ '. / '. \ \
'. \ ∧ぅ^ぅ r' `^ーtV '. \ ヽ 二ニ=―-
ヽ ` ̄´ }\ ゙^' { .ィ {´ ̄ノ ヽ 丶
ー- __,{ ヽ K__| `< , -―< ̄ > \
{ \ l / ,ヽ ゙<____ > -=ニ二
} _>、 ヽ(__/ \ \ }
〈__.イ く_\ } } \ /^ヽ
. _____
/  ̄  ̄\
/ \
| _,.ノ '(ゞ、_| 「……異世界転生?」
.| ( ー)ヽ ヽ
ノ| U (___人_\\__
____-‐./l l|、 `⌒(⌒_ \
,,-=ニ_::::::、::l ::::! ヽ. し「、 \ . 「はい。私も、詳しい理屈まで、
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ /  ̄ lヽl:::::〉::::Y________l_ ちゃんと理解できているわけではないので、
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/、__l !:: /::::| ::::::::::::::: |
! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: | 細かくは説明はできないんですが……」
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::\::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
.
- 222 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:10:06 ID:???0
-
-― ―‐- 、
_ /.: : : : : : : : : : :/ ̄ ヽ/ ̄ ヽ― 、
/ / . :/. : : :}: : : : : : { :../. : : : : .∨ ハ 「私は修行の為に、ある世界に探査プロープを
. | /.: : :;: :il : :|: : }: :}: : iヽ :i: : : : : : : .∨ }
. | ,′ : :{: :|l : :|ー┼-z' ハi} : : :. :. :. :. :.} f 送らなければならないんです。
{__:! / i斗イl : :|jィ=≠V_{ |: : :.:. : : : : | }
| | l: :|: :灯ハ: :|'′{ し'}' |ー┤: : : : : : : :K 向うに私がマーキングした存在を送り、
| レ|: : : :} Vリ、{ ゞ-‐' |: : |: : :. : : :. : :ト. .
レ'il |: :|: :{ |: : | : : l!: :}!: : ;‐- `ー- 活動させることで繋がりを作って、
. | |l |: :| 八 c | i ハ: : l|: :ハ: :ハ‐- ヽ、 : :
. j,从{: :{{ ヽ\ ,、 /,' ハ∧ l|イ: :},' }: : :.`ヽ \‐ . こちらでそれを強化固定して経路を作るんですが……」
jハ: .V . :/ | | ̄ },ィ=/イ/`ヽ∧{ヘ: :′.:.: : : : : .\
}∧ ', /. :,| |_: : }/{ ' V\\: : : : : : : : : . ヽ
/;′ヽ{|f´ { ヽ/ \ \ヽ、: : .ヾ 、 : :
. / i:. : :,/|ハ } } \ ヽ}\ : . \ヽ
'´ '|: : ,' | ∧ イ゙y' `ー-、 \: : :.\
/ |: :,' | {/ i Vニ=ミx , - 、__ノ⌒ー'{: : : .ヽ : :
/ ̄ ̄\
/ ,ノ ヽ、_
| ( ●)(●)
| (___人__) 「それで、俺をそのプロープに仕立て上げたいと……。
| 、'
| | もし断ったら、どうなるのですか?」
}._\ , |
.__ __ ,.〈\\>ニニァ´
/: : < : : : : : : \ /゙i ゙i、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ト|゙i \_
.{ : : : : : : : :゙i : : :」 : : ::', Y´゙i. |: : : : .\ 「残念ですが、私はやらない夫さんの世界へ
|: : : : : : : : :\ : : :\ : ',|::::::i |: : : : ',: : `,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::゙i|: : : : . ',: : } 直接干渉する権限は持っていません。
(,:/:/ニ`ン---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
`: ´ : : : :V ,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rー'、. ですので……」
{∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: >< ̄\.: \
{: ∨ : : : : :」.ゝ-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : ゙i ム: : : ' ,
l: : ∨: : : ./: : : : : : : : : : : : : : : : 、/: : : : : : }
}: : : \ : : : : : : : : : : : : : : : /゛ ̄: : : : : : : :, '
.
- 223 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:10:32 ID:???0
-
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ | 「……そのまま死ぬと言うわけですね?」
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) |
/ / | 「……はい」
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
_
―― 、__へ ¨  ̄ ¨: : . . . /亠 、
. | /: : : : : : : : : : : :へ: :.</ 八
八 / . : : : : : : : : : : : : : : : : :\: :\ /{: 、
. /' / : : : : : : /: : : : : : :.\: : : : : : : V' V: \
/: / /: : : : : : :/: : : : : : : : : : \:\: : : : . V:./ \
-=彡イ:.i,へ ': : : : : : :/: i : |: : : : \ i、: :.\: : : : :i__V: : : :
<_: :/ /'|:/ : : |: :/i: ハ: :{\: : : !斗笊十 : : : : !⌒ヽ ̄、 ̄ 「あ、でも、ここに居る分には
/' / ||: : :斗笊''丁V \:.| ヽ : : |i: ∧ \:\
. ノ / 从: : : !: { ___ ` ,x==ミ : : :从:|:八 \ノ 今のままでいられますよ!
⌒)''_/ |:ヽ: :W> '^⌒` :./.:/ 八:/:/: |: : |\{
. {: { 人: :\:\ :./:./ ' , :/:/: : |: : | 私も暫くここに籠りますから、
. 人: /:/|: : |: :.⌒、 、 _ ノ /イ: ': : :.:|_: :|
. /:/ : __|_: }个 .. ィi: {:|'斗  ̄ ̄ヽ . その間でよろしければ……」
/:/ /: ' 从: _ 〕 ¨´ |/:从 i
, / /i 〕\ゞ=====リ/ 〉 |\
i i : | く ¨ヽ ''¨ __rv 人: :\
| |/: 八 O⌒ー'⌒Y O O i 、: :
.
- 224 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 20:10:38 ID:MtYAF5Gci
- 神様、まさかのトーフメンタルw
- 225 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:10:49 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●) 「……暫く、ですか?」
| (___人__)
| _.ノ
| _/__゙ヽ_
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、 「ええ、やらない夫さんの世界の暦で、二百年くらいかな?
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、 暇な時とか、話し相手になってくれると嬉しいです!」
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::| 『……無理だな、時間感覚が違いすぎる』
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
i \ / __{ ____ | ヽ / __ |
{ V. : :´: : : : : : : : : { ∨: :⌒ヽ
乂 /: : : : : : : : : : : : : :乂 ,小: : : : : \_
/:}/: : : : :/: : : : {i : : : : : : : :Y´ }: : : : : : :ヽ⌒ 「……ええと、取り敢えず説明を進めますね?
⌒/: /: : : :/: i: : : : : : : : : : : : : { ハ: : : : : : : : ',
. /:ノイ: : : ': 从: : : : : : : : : : : : :乂ノ i: : : : : : : : :i. やらない夫さんに行って貰いたい世界は、
/: :./: : :.{--ミ : : i : : |L__: : : : 廴 }: : : : : : : :.小、
. / |: :{: :li: :W __ 乂{: : :从\: : :.:|: : :{: : : :|i : : : : :|: i⌒ 人間とほとんど同じ生命体が住んでいる
|: :∨从{:〃刈 ヾ: :}=芋ミ: :|: : :|: : : :|l: : : : : |: ;
. 从: : : |: :{ 乂ソ ヽ { しY:.:.:.|: : : 八: : : :.:W . 地球型惑星なんですが、色々あって、世界に
. 乂:/|: :| 、 乂ソ i:|: : :|: : : :.|iヽ: : : |
八仆 l:l: : :;: : : : |l \ | . レベルシステムが組み込まれています」
|\:介 ゝ ' r八: :/: : : : 八 ヽ
. 八: : :|: : :≧r=≦ ,人-∨: : : : : : :.',
/: : : :/⌒{¨ ー―彡⌒ \ /: : :', . 「……レベル?」
. /: : //''ノヽ-へ'' / / V: /: : :',
/_ 彡 _r--乂ノーミ / / i { V: : : : :'、
/__{−' ノ ¨乂_ ヽ{' | | 、: : : : :\
/__{< / r―} } | | \ \: : : : :.\
.
- 226 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:11:17 ID:???0
-
// || || \\| | \,,\ |,, | , \ // || || || /( | | |
// || || ) ̄i´ i ⌒ ヘ.⌒i ; \// || || || | |_ __ / | | | |
// || || /⌒) ̄ ! (_ _)|/( ヾ \ || || || へ\. \ ̄ヽ ヽ/ | .| | |
// || |/ , )二( ⌒l ( \i/ )ヾ_( ,, ´⌒\/|| | || || /> \ノノ ヽ ヽ_ ゝ/ .| | |
// || / ; { ./| ヽ一゚ ;゚ー ) / || .| || ||T7ー_ o ゝノ ミ( _,,) | | |
(v)、 ||/⌒,, ,, }` |7ヽ _; ;/ ) ヾ/⌒i/ || | || |・) || ̄ ミ( _,) | | |
//ヾ L-― 、 / ヽ |7 vヽ -.´ヽ _/ーv/ ||| || || 「_゙ _l| ミ) ) | | |
(v)_^ ノ--´ _ノ | |7ヽ v\ ,`, 〉( > /^| .||ヽヽ~ゝ || }++}||_ 三三 / | | |
// 7 /  ̄ ̄ / ,, | |7 ヽ v`v-´  ̄| | || { ,ヽヽ}_,-―ヽ` ̄-  ̄ -三二ノ_ |_ | _|
///(vノ , -/ ; ミ | |777\\ ミ | | || {/ / \_,, ノ −ニ二/ / ⌒,-―、 | | |
/ ミ| ; l、二二/ V ヽ| || ( / ヽ 彡三−´ / / \ /`===´ ̄ ヽ
/ | ;- ,, _ | || | `ー _ / / /=====< \ |
/ |, - ー | || | / ,, / /i /⌒/ ̄/ ̄ ̄ ̄)^| |
| ,; |, _ | || | / 、_/ イ | | |  ̄ ̄)_/| |
| ミ; ヾ,,- __ < ̄\ || | _/ /-l――ヽ , | |  ̄ ̄) | |
ヾ ミ; ,,  ̄ ̄ ̄_, -―| \´ ̄ / ミ|  ̄`ー- __| .|  ̄) | |
ヾ ; ヾ / | \_ / ̄ ̄|| ̄−-| `―-〒=〒= / /
ヾ ; ヾ //⌒) |  ̄` ー―- ´ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ −| | |ニ∠/
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋────────────────────────────────────────╋┓
┃| 簡単に説明すると、やらない夫さんの世界で言う、RPGの様な世界です。 . |┃
┃| かつて存在した高度文明の末期に、その崩壊を予見した人々が、 |┃
┃| 人類が崩壊後の世界でも生きていける様にと創り出したようですね。 |┃
┗╋────────────────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
.
- 227 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:11:36 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_ 「……てぇと、モンスターが居て、
| ( ○) (○) それを斃すとレベルが上がる?」
| U (___人__)
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ 「はい、そして、倒したモンスターの体は
人、 '-/____ ヽ | 食材や素材として使えます」
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ |
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、 「……俺、そんな世界で生き抜く自信、無いんですが」
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
r===ァ- 、
ノ! /ヽー-ミ
r'' }.7 \ \
V` ̄7 ト、 ヽ
ゞ=--ミ、__/ >´ ∧` <
.「……その点については、安心してください。 `ー-ォ > ´ ∧ `
/ ,.ィヘ ,, } }
転生先の新しい体は、向う側の人間をベースに { { __ノ彡,, イ ー-/
ヾミ三彡´ .∧ ∨
作りますから、システムの恩恵で今より強靭な身体に \ ∧ ∨
\ ∧ ∨
なりますし、レベルアップによる強化もちゃんとできます。 ヽ ___ノ ミ、/
ヾVト、 } } }
それに……」 /レ' /,ィ r 、 ノ }/ ̄ ヽ___{
/ {// > - } { ;| | !、__
{ / j___,,ミ、__ノ|___j// `ヽ
ヾ ̄Y , ヾ ヽ/ __} }===彡 / ∧
} 人. i!'j´ヽ {ィマア { ノ ,..ィ'' ',
(_ノ/ ハ 代リ , { / /=ニ彡" }
「……それに?」 > ´ア .| ゝ. - イ__{ ,
_ __ , -、 /// レ'彡:≧彡 ,八 /
/ / /ーァ-、ヽ / { } / /-/-== ミ、 ,ゝ. /
/ / / / /ヾ'、 { {ー' / / 〃 У >-- 彡 ´
{`ヾミ 、/ _/ /} } ', !{ { V !! Y´
ゝ..,, `i Vイ 、 ゞ=≦-===ミi .|| !
.∧ >-{-‐''ヽ} /7ヽ {! .ノ || .ハ
∧.__ ヽ _ノ.// 〉、 ,〉--/ .||. r- 、r''{
/ /{ミ三≧ // ./ ヽ /彡´ ̄ ̄ }__人__>、
.
- 228 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:11:59 ID:???0
-
/ `ヽ. / ヽ
/ヽ -‐…‐- | /
r‐‐-ミ / > ´ <" |
| \/ \ | \
∧ i ヽ \ ヽ.-‐ 〈 \
. / 〉, / | \ , :. \ ‐-\
/ / 〉 ムイ | | \___ ′ :. ', ` 「こちらからお願いして行ってもらうんですから、
. // ′ :/: i | ト \ ´ \` | |`ヽ _| ,
.. / ′ | / | i | 7⌒\ {\\{\Y l| \\ ‘ 私の加護もばっちりつけちゃいます。
{ |/ /| | | |、| \〃て:::ハ 犲 Y:|: /)__〉 |
. } / ´ | | ∨抖-=ミ Vツ, | / | |、/ゝ" \ l| やらない夫さんの世界で言う、チート能力ってやつです」
ムイ 八| ‘,::::::::. 、 .::::::: |′ ∧ \{ ヽl|
^{¨¨⌒)_{八{、 ‘, r- ヽr-、イ /}/ \
. }/ -=ニ ヽ\父o。 乂 /´} .}| :l :.ヽ // 7´-‐
___ -=ニ . : : : '^¨¨¨ヽ ー-ア.′ ゝ'しし'、_{〈/_/_ノ}_ノ {\__
/⌒. . : : :__/ く / /__{ 、 } ‘, /‐ァ≧=‐一
."/: : : : :/⌒) r=-‐ _-‐ {_」 ∨}/ \ 〉=-
/: : : / て_ `ー'=-‐ ´ ` ヽ _、 \0 / \{: : : . =- 「……チート、能力?」
.: :/ / \ / \::::::}ニ=- ヽ/ -‐=ミ <: : : . \
:/ . :/ / `く廴, `¨`´ | \ ヽ: : : .
. . :/ / } \ゝ廴ノ} 八 ノ \ ‘,\
/ : i: / ‘,} ゝ' :|: : : .(⌒´ 〉:〉 __ ノ 丶
. :| , |/ |: : : : {\ 〉:〉:\
. :| ′ | ∨ / |: : : : :`¨} 〉::〉{: \
. :|: , ∨ ./: : : : : : : :\)′ :. \\
. :./| ′ .: __}V 〉: : : \: : :\ :. \\
′ ′ / } ∨{: : : : : :\: : :\ \ \\
: :|: ! / / {´ :| ‘, : : : : : :\: : \ \ \\
: :|: :!/ / r‐'’ / ヽ}: : : : : : : : :{\: : : . \ \
: :|: : :/ / } / { \: : : : : : :} \: : \ \
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__ 「はい! なんでもお好きな能力を一つ、お付けしますよ」
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 「好きな能力ですか」
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>´' 『……言いたか無いけど胡散臭せぇ』
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
.
- 229 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:12:22 ID:???0
-
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l 「……まぁ、本当の所を言うと、
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l 祝福とは言っても、やらない夫さんに付ける
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l マーキング
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l 力の欠片の事なんですけどね。
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ 繋がりさえあればいいので何でもいいですけど、
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i,
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i, 私の調整能力を超えるとショボくなるかも……」
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
ウサンクサクハ /: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
ナイデスヨ/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,
,.': ,:': :/ O `v^γ'Yυ"´ O .';': : i; : |.i; ',
,.': ;.'.: :/ . `| O | ノ| O .|' '; : :i; : i,:',: ':,
,.':,:.': : :/ | ,、 r: '´ー.'ー-,. | ヽ: :i; : i, '; : ':,
, .',:.': : / | _ _ノ、`´ `ーi,._ | \i: : i,. ':,: :.':,
, ':,:.': : / .|,ノ^ー ' Y `y'^ヽr-γ"^´ `ー'-=,| \: i, '.; : :':,
,. .'.: : : : :く | ' | /: : i, '.; : :':.,
/  ̄ ̄\
_ノ 'ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) |
'、'ーー´ 'J |
| |
| .ィ { 「……すいません。
_`ュ`ーー___´_ノ',
_, 、 -ー´. : l : .\ イ::::ハヽ{`、 信用してないってわけじゃないんですが……」
/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : 、>、
丿 : : : : : : i : : : :/ :`、 ',::::::: l : : > : : : -、
r : : : : : : : :| : : :\ : : :`、',:::::::| : :.ヽ : : : : ',
/ : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____ 「いえ、別に良いですよ。私もまだ研修中の身ですし」
/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|/´ ヽ、,,______ノ
/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::/ ヽ、 }___)
,:': : : : : : : : ヽム二ニ - ´¨ ̄「 r' 、 ヽ .ノ : :|
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | r_ノ.: : : | 「はははは……」
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
i : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞソ: : : : : : : : | : :|
ゝ:_:_:_:_二ニ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|
.
- 230 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:12:45 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ 「……ええと、御加護についてなんですが、
/ __,ノ 'ヽ、_
| ( ●) (●) なにか、これは難しいとか、これは不味いとか、
. |.U (___人__)
| └ー '´ノ そう言うモノはありますか?」
| ⌒ | , ァァ┐
i ヽ | ┌、 ///./ 7
}、 `> ー-´-くヽ- 、___、 _ | l ///./' /
_ノ >-ー< ̄/ :/ :: : : : : .7 ノ / ヽ_/' /
__/ :}Λ:::√ У: : :/ : : : : : : / // / 丿 「……そう、ですね」
,.-< : : : : :i /::::「 / :< : : : : : : : : / : | / /
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : ヘ { イ
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :/ : : : : : : : : : :「ム __厶┐
f : :i : : : :i ,':::::::/ : : / : : : : : : : : :i : : |` ー一一'|
/ : :i : : : :i i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
/: : : :i : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |
/ /.ト.、 ヽ
ム──i .| .ヽ .ヽ
. , ' ヽ! ヽi i, ──‐-x_
_ , -ァ ' < ̄ ̄ `~ヽヽ.ァ. ノ .ヽ
/ / ,>' 'i ./ ` ヽ ./、 /
/,' ,>' ' /`ヽ /. 乂
X' / ./' / .| i ./ .ヽ
-V- ' , ./ / トi.! .,' .ヽ
丁 ./ / / ハi__ノ .Y
,ム' ,// ,イ / |ト、. / .ハ
- フ ./ / , ./ ./ ハ. / / | .ム 「さっきは、なんでもいいなんて言いましたけど、
. / / ., , < /, イ i / / .| ヽヽ、
./ , イ / , イ , / i ___|,/,/─‐/i- 、i | . 実は一つだけ、これは駄目と言う能力があります」
. ム ' ム-ァ ,>' `/<--|./ |,/ .i / .| , .トi!ト
イ' ,フ /' / `-!' i ,>‐ァッx i .ハ .i.乂`
/ ./ / ,イ .| / ' イ,}V Y
./ / , / i i i ,,,` ( 「……それは?」
/ / /.ヽ! .ハ , '
,/ ./ /`.--i.マ .! ゝ,- '
./ ' , --<`ヽ-x.| V/ヽイ
/, ' Y ヽ 、 .ヽ ヽ|
,イ i .ハ. ヽ
// , | ヽ ヽ、
/ ./. ' ,.! `ゝ-'─`ヽ、
/ i. i^i \
, ' i ハ ゝ' .i
.
- 231 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:13:02 ID:???0
-
[臼』─╋─…╋…─╋─╋─…╋…─╋─╋─…╋…─╋─╋─…╋・『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵∴∵∴:.:.:、 ― <________________________________________________|g『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵::.)}、 ヽ ` ``<_____________________________________|g『臼]
[臼』∴∵∴∵∴::イ/ -=  ̄  ̄ア__ノ{_______________________________|g『臼]
[臼』∴∵∴∵∴〃 {/__, -==―― ,。 <_ノ____________________________|g『臼]
[臼』∴∵∴∵∴} rf⌒ 、, V -―- __ __人____________________________|g『臼]
[臼』∴∵∴∵∴:゙¨| ` ,、\_,イ⌒V ア⌒__________________j:f『臼]
[臼』∴∵∴∵∴:.:.:{,、 '’/ア- 、 Y ヒi}}\___,イ________________________________| |『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵しヒ,rテフ___ | __人 __八___________________________| |『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵ :| 「 } { }「 __ノ^~______________________| |『臼] 「……世界を移動する能力です。
[臼』∴∵∴∵∴∴: | ,>- 、,___ノ Y 八 フ___________________________| |『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵:_`イ__,、 '''゚} _ゝ xr≧==ミ___________________________| |『臼] 仕事が終わる前に他に移動されると、
[臼』∵∴∵ .:.:.∵∴∵:.:.:`、__rf __/。s≦,=ニニニム_________________________| |『臼]
[臼』∴∵_gfh:.: .∵∴∵∴:} __厂=ニニニニニニニム__________________________| |『臼] 色々と支障が出ますから。
[臼』:__,gf絨毯:.:.:.:∵∴∵+,゙ r‐厂=ニニニニニ≧ニ二=h、__________________| |『臼]
[臼』:雫蒟蒹亀:.:.:.:∵∴∵V/∵}=ニニニ≧ニ二ニニニニム________________| |『臼] それと、能力に必要なエネルギーは
[臼』:雫痾痿亀: : :.∵∴∵∴?j}=ニ≧ニニニニ。s≦ニニ≧ム____________| |『臼]
[臼』∴雫蒼蓄穐 ∵∴:.:,イ/ニ〃ニニニ劣ニニニニニニム___________________| |『臼] こちらからも供給できますが、
[臼』∴:雫楢楡亀 ∵/=/ニニ{{ニニイi[二二二ニニニニニニム____________ノ..|『臼] マーキング
[臼』∴∵守慫蒔亀,_ r[==/ニニニ:{{イi[ニニニニニニ=- _-ム___________| |『臼] 祝福自体は貴方への物ですので、
[臼』∴∵∴守f碆f煢g什_/ニ=<ニニニニニニニニニニニ=- _\____________| |『臼]
[臼』∴∵∴∵'守f賎ff|伝斧三三寸ミxニニニニニニニニニニ=--矛x_______:| |『臼] そこに問題が出るかもしれません」
[臼』∴∵∴∵∴”'罨?|杵/ニニニニ-ニミxニニニニニニニニニニニニ≧x,_」 |『臼]
[臼』∴∵∴∵∴∵gg,゙拆|ニニニニニ-ニニニ苅ニニニニニニニニニニニニ刈|『臼]
[臼』∴∵∴.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,゙ハリニニニニニ-ニニニニ寸ニニニニニニニニニニニ刈『臼]
[臼』∴∵_.:.:_ -=ニ二ニ=- _ニニニニニニ-=ニニニニ寸-_ニニニニニニニニニニi|『臼]
[臼』::.:,、ヽ:.:.:.:.:.:.:.:._゙二_i{i `ヾ、ニニニ-===ニニ=寸-_ニニニニニニニニニi|『臼]
[臼』,% \ニ=- =ニ= -=ニ_ニ刈二ニ-=ニニニニニニ二寸V> 。,ニニニニニニニ「 ̄.||『臼]
[臼』': :,ヽ`_ -=ニ _ \ニ寸ニ-=ニニニニニニニ=_寸V > 。,ニニニれ |『臼]
[臼』_/ / _ -=ニニニニニニニ=- Vニ寸.-=ニニニニニニニニニ.寸V >-< i|『臼]
[臼』{{/ ,ヽ`ニニ_,,...,,_ニニニニニニニ}VニV-=ミニニニニニニ_寸V____ i|『臼]
[臼』{{ /ニニニ,*゙: . . . .゚'*,ニニニニV Vニ|_八 -=ニ_ニニニニニニニ二) i|『臼]
[臼』{{ /ニニニ$: : : . . . : :$ニニニ,:゙ 从,i|ニニ\ -====- / ) . |『臼]
[臼』{{fニニニニ%: : : : : : :。゚二/ ./ニニjニニニニニ=- _  ̄ |『臼]
[臼』{{|二ニニニニニ≧==≦,、ヽ` イ[ニニ/ニニニニニニニニニニニ二ニ=―- _ |『臼]
[臼』─╋─…╋…─╋─╋─…╋…─╋─╋─…╋…─╋─╋─…╋・『臼]
.
- 232 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:13:25 ID:???0
-
/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニγーヽ ,
// lニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧、 、X:`ヾ`-j!x
/ニニソニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/ X`: : : : ゙! :j :l!'|
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニゝ_ ヽ ゝ-/: : : : :.l!'′
Yニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧=x ゞ-j : : : : : l!
lニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニシ ̄ヽ , , ,/: : : : : :.l!′
〉ヾニニマヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/x-=一 三j‖X, ./,: :: : : : : :l!
{ マシ >xニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/ ソ〃`":.´: : : : : : : : :.l!
l!l ., ,. - '´ `ヾxヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニ==/ xー:´:<: : : : : : : : : : : : : : :.j!
l!ゞ/_ }} ヾマニニニニニニニニニニニニニ/, '__,∠::::::::ミx、::ゞ=-z=-一:ー: : : : ソ
rー一'.-' { tシ jl マニニf - ヽニニニ>´> :::::::::::::::::::::: ̄::>ミ_=、:_: : : : : : : /
、 、 〃 _ ヾl. } ノ<// ::::::::::::::::::_ヽ_:::::::::::::::::::::::::::: ヽ:γ": :.X´
v ゝ、 _ ノ , -=´ノ ヽ/////´ ::::::::::::::::::::::::::::::: >::、::::::::::::::::::::::ヘ::《 ´
ヽ_ -一=ヽ `.: ゝ./////::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ:::::::::::::::::ヘ`
ゝ _,, _,. -:ヽ //////:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ:::::::::::::::::::ヽ
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l!ゞー一.ノ =-−=j;';';';ヾ////;;;;;/'´ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ:l:::::::::::::::::::::::ヾ`::::::::::::::::::::ハ
ヽ`ー ´ イ´ l!;';';';';├ ┤;:ヽ/'´ ヘ:::::::::::::::::::::::::ヾ ::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::Y
` ´ {!;';';';';├.┤ヾ:::ヽ \ :::::::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l
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┏╋─────────────────────────────────╋┓
┃| ある程度はレベルアップで緩和できる問題ですが、 |┃
┃| 力を納める器である、肉体と魂を改変しない限り、 |┃
┃| どうしても一度に発揮できる能力には限界が生まれます。 . |┃
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- 233 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:13:41 ID:???0
-
__」厄「 ̄ ][
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[」厂:[ / イ 八 A iハ
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__ ‐[」! |[‐ __ / 八 _ _ 八
_ ‐  ̄YL,____ /  ̄ ̄ ‐‐ -- _ Oi\___/iO
_ ‐ ∧ (丶 _,_人.:i:i:.人_,_‐ _
〈/∧ \_ >‐‐{][{ -- Y -- }][}‐‐< ̄ ― _
_ ‐ )/∧ _ / \〕≧==≦〔/ V  ̄ ― _
_ -‐ {///∧ `、 i ノ \i__ > < __ V>、r‐=L  ̄ ― _
_ ‐ \//∧ j〉 } /i{ { >>‐‐,人,‐‐<</ j:i:∧厄[ ‐- _
\ ∧ , ' j{___人/i:i:i/‐+‐\i:i:\{ヽ‐=≦厄「¨\ ‐‐=ミ ]\
`'<、/ j>''__/Vi/ _)=‐‐= V/ 八_」厄「フ′ j \_厄} .]厄
_ノ 7 }{ V}__ji___ {、 Vi{  ̄\____,/ 厄「寸 _,,]ア
厂7 / }{/⌒ i ):i\{ `'<」厄「_ノ j\ _ ―  ̄
ィ「 _/{i7 ,/ 八 __j⌒ii⌒{:i\ `、 ⌒\r‐‐'j彡}
.ィi「 } _ -‐7 \__/〉 /{__ _) V\i>jL {___人j__j_jノ
ィi「二二 <_二 ィi7{ // 〉‐‐〕iト ィi〔--〉}
‐…<⌒ヽ \__ [ ィi[ア〈 \_/=r… r‐ \ }i`……´i{ /‐:}i
乖乖幺 __\  ̄..r‐[/二i[ゝァ}h。イ‐<____ノ-- ‐ \ ,,__, / ‐‐- 、
‐‐--ニ》, }\jV . [{___/ゝ-'--'-' ´ ア‐‐ 、 i\ /i r‐‐ }L
`¨¨¨´\/\/⌒7⌒^ /ニニニ} ̄ ̄V X .V ̄ ̄{ニニニ\
__」厄「 _ ‐=ニニニ7 〉 V/{ Vニニニ=‐ _
__」厄「  ̄_ _ ‐=ニニニニ7{ / V//, ∧ニニニニニ=‐ _
_」厄「  ̄ _‐=ニニ=‐ ‐=ニニニニニ〈八 { i ( \// / ∧ニニニニニニ==- _
/斥厂 ‐=ニニ√‐=ニニニニニニアi∧ i { | † | }\//, ∧ニニニニニニニニニニ=‐ _
. /i[/ √ニニニ√‐=ニニニニニア:i:i/:i∧ l { | ・ | } ∨/, ∧ニニニニニニニニニニニ=‐ _
../ '゛ √ニニニ7ニニニニニニ(:i:i:i:i:i/:i:i}ニ=={{]| . о |[≧≦V/,:i∧ニニニニニニ=‐ ‐=ニニニニ=-_
√ニニア´ニニニニニニニ{:i:i:i:i:i:i:i:i}/ 寸_ . 八7: : i V/,:i∧ニニニニニニ=‐ ‐=ニニニニニ=‐
{ニアニニニニニニニニニ{:i:i:i:i:i:i:i:/ 寸=≦ニ7: : 人 V/, ∧ニニニニニニニ=‐ ‐=ニニニニ=‐
_‐ニ‐¨ ‐=ニニニニニニニニ{:i:i:i:i:i:i:∧‐‐ -r '"八ニニ7`¨´: :ノ:iV/}:i:i}ニニニニニニニ=‐ ‐=ニニニ=‐/
_‐=ニニニニニニニニニニニニ{:i:i:i:i:i:/:i∧ 八 ≧7: : : /:i:i:i:Vi}:i:i}ニニニニニニニニ=‐ ‐=ニニニア
‐=ニニニニニニニニニニニ7` -=‐/ ∧‐ _ ‐ /ニニ7:_:_:/⌒⌒アiノ:iノニニニニニニニニ=‐ ‐=ニア
‐=ニニニニニニニニニニ7 / 人____/:i>ニ7: V { <ニ彡イ‐=ニニニニニニニニ=‐Vア
‐=ニ=‐ ‐=ニニニニニニ7 /{ V:i:V }7: : j : V  ̄ ‐=ニニニニニニニニニ=‐゛
‐=‐ ‐=ニニニニニニア /ニニV、 ヽ/ /{: :/^ヽ } ‐=ニニニニニニニニ==‐
‐} ‐=ニニニニニア ‐=ニニ V\i/ !/⌒ヽ( ‐=ニニニニニニニ==‐
i}‐=ニニニニ=‐ ‐=ニニニ V/ j{ : : : : 》 ‐=ニニニニニニ==‐
‐=ニニ=‐ ‐=ニニニV i{∨: : :/ ‐=ニニニニニ==‐
‐=ニ=‐ ‐=ニニ=‐ } ∧ {. V/ ‐=ニニニニ=‐
‐==‐ ⌒⌒ // ∧ `、 ‐=ニニア⌒´
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┛
┏╋─────────────────────────────────────────╋┓
┃| 何らかの力の器を設定して、そこに力を移せばその限りではありませんが、 . |┃
┃| その場合でも、エネルギーは貴方を通じて供給されますから、 |┃
┃| 再使用が可能になるまでには、それなりの時間が必要になるでしょう。 |┃
┗╋─────────────────────────────────────────╋┛
┏╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
.
- 234 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:14:01 ID:???0
-
-― ―‐- 、
_ /.: : : : : : : : : : :/ ̄ ヽ/ ̄ ヽ― 、
/ / . :/. : : :}: : : : : : { :../. : : : : .∨ ハ
. | /.: : :;: :il : :|: : }: :}: : iヽ :i: : : : : : : .∨ }
. | ,′ : :{: :|l : :|ー┼-z' ハi} : : :. :. :. :. :.} f
{__:! / i斗イl : :|jィ=≠V_{ |: : :.:. : : : : | }
| | l: :|: :灯ハ: :|'′{ し'}' |ー┤: : : : : : : :K ___ 「後は、肉体改造の場合、それで得た力は
| レ|: : : :} Vリ、{ ゞ-‐' |: : |: : :. : : :. : :ト. . 二二二二......_ `ヽ、
レ'il |: :|: :{ |: : | : : l!: :}!: : ;‐- `ー-  ̄`ヽ / レベルの恩恵を受けない可能性が高くて……
. | |l |: :| 八 c | i ハ: : l|: :ハ: :ハ‐- ヽ、 : : : ‐-. . }/
. j,从{: :{{ ヽ\ ,、 /,' ハ∧ l|イ: :},' }: : :.`ヽ \‐- : : :.`ヽ、 そうそう、世界それ自体を改変する類の力は、
jハ: .V . :/ | | ̄ },ィ=/イ/`ヽ∧{ヘ: :′.:.: : : : : .\ \ `ヽ、 \
}∧ ', /. :,| |_: : }/{ ' V\\: : : : : : : : : . ヽ、\ \: .ヽ 効果範囲と時間が大きく制限されます。
/;′ヽ{|f´ { ヽ/ \ \ヽ、: : .ヾ 、 : : : ::. ヽ ヽ: :
. / i:. : :,/|ハ } } \ ヽ}\ : . \ヽ : : ! } }: :| ……それくらい、かな?」
'´ '|: : ,' | ∧ イ゙y' `ー-、 \: : :.\\| |ヽ |: :
/ |: :,' | {/ i Vニ=ミx , - 、__ノ⌒ー'{: : : .ヽ : : :. | |: : :. | i|
. .:/ : :{ ! { l ヽ\ `ヽ`ー' ,x-、__ノ^ヽ_ノ: : : : : : : . V /.: : :i ノイ|
./ |: :l レ| :. :. \/`T´ } : : : : : : : : : : : : : : }∠.__/. : : :l| '´ リ
. |li { } | ∧ }`iーz' {: :/! : : : : : i: : ,'}:: : :}: :ハ: : : :i: : : :l|
. }ル' ∨ lV'′ | ゙y ,′: : : : ,: :/ }: : / / } |l: :} : : ! |
| \__ノ {/. : : : : :/ / /. :.イ ,′ } |l: :} : : }ノ
. ; \: : : :/}/ // }/ 〃|: :ハ: : ′
. / `ヽ' ′´ / / j/ }: :′
/ \ ー=''´ / 〃 }/
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \
(●)(●.) | 「……世界移動の能力は駄目だそうですが、
(_人___) |
'、 │ 取り寄せはどう言う扱いになりますか?」
} {
!、______ .ィ-ート、
V/_:_ュ:-:-: ヽ
{ャ< : : : : : : : : :. 「私には他の世界への
/ー-、: : : : : : : : : :'.,
「r'、 / : : : : :`、 : : : : : : : : :'., . 直接干渉権限はありませんから、
} r'、 ヘ、 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
i/ ム、} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : | . 情報を基に複製品を作る形になります」
{ い、{ Y : : : : : .\ : V: : : : : : : : |
\ ヽ {|V : : : : : : \V: : : : : : : :|
\ ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|
.
- 235 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:14:34 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /) 「物は試しに聞いてみますけど、
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´ 不思議な道具がたくさん入った倉庫とか、
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ なんでも好きな能力が作れるのが
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、 能力ですなんて事は可能ですか?」
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
,ノ`ヽ, _
_ / /: : : : :\
,−,_- '/  ̄~\i: : : : : : : : :i
_ /,/: : : : ミヽ、 ' ̄~\: : : : : : ; i
,_彡-シ: : : : : : : : :\ヽ ト; : : : : ; :l
〃 ./: : : : : : : : : : : : \'_ 、. i i: : : : ; : l 「どちらも可能ですけど、
〃/: : : : : : : : : : : ; : l : : : : \`_,'. l.: : : ; : :l
/:`': : : : : : : : : : : : : :l: :l'; : : :,: : :i |.: : ; : : l 倉庫の場合、道具をここから持っていく形になりますし、
//:/: : : : : : l: : : : : : 十テ '; :./'ヾ: '〜-=i : :,; : : l
li:/l: : ; : : :li:_l',: :l: : : : i_jァ=∨z、i : : : : l:i.: ; ; : : l 倉庫の維持にエネルギーを使う分、
li:l l: : ; : ; ;イ ,i ', lヾ; : i ヽノワネミ l : : : : l:i :,: ; : : ;l
li:l l: : : ;. ;: l ァ= 、 ヾ' ヾモシ'. l: ; : : :l:i:,: : ; : :,:l 使った道具への充填により長い時間が掛かると思います」
li,l l: : ; : ; ; l ゞ,ミメ、 〃〃l: ; : ; i/l: : :,: :,: :l
` . i : : ; ト,: :、ヽニシ l: ; :,:/. .l : : ;,: ; :l
. ヽ : ;l i :ヽ, 〃〃 _, ゜ i ; :/. . .l: : : : :,:,:',
ヽ: l ',:、'、 ~ ` /l; / . . .l: : : : : ; ; ',
` ',;ヽ:ーt -,. . . . .イメ^レ〜〜l: : : : : :,: , ',
` ヽ; i i: : :/ i: : : : : : ; :,: ',
` /:/ / : : : : : : ; : ; :'.,
.
- 236 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:14:53 ID:???0
-
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l 「作る能力はもっと深刻で、
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l 能力をこっちで調整できませんし、
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人 作る能力自体にも器を圧迫されるので、
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i, . 最悪、単純な力限定の使い捨てかも……」
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :| 『器を圧迫……?』
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,
,.': ,:': :/ O `v^γ'Yυ"´ O .';': : i; : |.i; ',
,.': ;.'.: :/ . `| O | ノ| O .|' '; : :i; : i,:',: ':,
,.':,:.': : :/ | ,、 r: '´ー.'ー-,. | ヽ: :i; : i, '; : ':,
, .',:.': : / | _ _ノ、`´ `ーi,._ | \i: : i,. ':,: :.':,
, ':,:.': : / .|,ノ^ー ' Y `y'^ヽr-γ"^´ `ー'-=,| \: i, '.; : :':,
,. .'.: : : : :く | ' | /: : i, '.; : :':.,
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●)
| (___人__) 『……そうか、さっきの器の話は、単にエネルギータンクの大きさだけじゃなく、
| _.ノ
| _/__゙ヽ_ 能力を入れる容器のサイズでもあるのか』
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ, 「……すいません、言葉足らずで」
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
.
- 237 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:15:24 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) 『思った以上に制限が多いな……。
| (__人__)
| `⌒´ノ 情報を取り寄せたり、その場で加工はできるけど、
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ それを元に何かを作ったりする能力だと、
ヽ、l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉 エネルギー面で微妙らしいし』
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::! 「………………」
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \
(●).(● ) |
(__人___) |
, =二ニニヽ、 |
/ 二 ヽ、`,┘ ト、_____
/ -、 }、j┘ イ// : : : .`' ー- 、 『……まてよ? 情報? だったら……』
/ /{_/ニニ,´>/ : : : : : : : : : : :ヽ
_/___ ノ : 「r{::::ヘ / : : : : : : : : : : : : : : '、
/ : : : : :ヾミ : :.i r:::', y : : : : : : : : : :/ : : : : : :'
: : : : : : : :/ : : i .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ii: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :/|
,' : : : : : : : /. :ハ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
/ : : : : : : :./ :/ V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
.
- 238 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:15:45 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) | 「なぁ、自分が求める情報を引き出して、望んだ形で
'、`⌒ ´ U |
| | 記載されている本を作る能力……なんてのは可能か?」
| {
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `,
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i 「“望んだ形で”の部分に、
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : !
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : | ブレは出ると思いますが……」
/ `ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
(__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
/ ゝ/ / 7-、Y :,′ ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
ヽ/ / / /'Y:ソ }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !
-― ―‐- 、
_ /.: : : : : : : : : : :/ ̄ ヽ/ ̄ ヽ― 、
/ / . :/. : : :}: : : : : : { :../. : : : : .∨ ハ 「けどそれなら、自分で直接
. | /.: : :;: :il : :|: : }: :}: : iヽ :i: : : : : : : .∨ }
. | ,′ : :{: :|l : :|ー┼-z' ハi} : : :. :. :. :. :.} f 情報を受け取る方が早いと思いますけど」
{__:! / i斗イl : :|jィ=≠V_{ |: : :.:. : : : : | }
| | l: :|: :灯ハ: :|'′{ し'}' |ー┤: : : : : : : :K ___
| レ|: : : :} Vリ、{ ゞ-‐' |: : |: : :. : : :. : :ト. . 二二二二......_ `ヽ、
レ'il |: :|: :{ |: : | : : l!: :}!: : ;‐- `ー-  ̄`ヽ /
. | |l |: :| 八 c | i ハ: : l|: :ハ: :ハ‐- ヽ、 : : : ‐-. . }/ 「それだと見直す度に使い直しになるし、
. j,从{: :{{ ヽ\ ,、 /,' ハ∧ l|イ: :},' }: : :.`ヽ \‐- : : :.`ヽ、
jハ: .V . :/ | | ̄ },ィ=/イ/`ヽ∧{ヘ: :′.:.: : : : : .\ \ `ヽ、 \ 他人には見せられない。それに……」
}∧ ', /. :,| |_: : }/{ ' V\\: : : : : : : : : . ヽ、\ \: .ヽ
/;′ヽ{|f´ { ヽ/ \ \ヽ、: : .ヾ 、 : : : ::. ヽ ヽ: :
. / i:. : :,/|ハ } } \ ヽ}\ : . \ヽ : : ! } }: :|
'´ '|: : ,' | ∧ イ゙y' `ー-、 \: : :.\\| |ヽ |: :
/ |: :,' | {/ i Vニ=ミx , - 、__ノ⌒ー'{: : : .ヽ : : :. | |: : :. | i| 「…………」
. .:/ : :{ ! { l ヽ\ `ヽ`ー' ,x-、__ノ^ヽ_ノ: : : : : : : . V /.: : :i ノイ|
./ |: :l レ| :. :. \/`T´ } : : : : : : : : : : : : : : }∠.__/. : : :l| '´ リ
. |li { } | ∧ }`iーz' {: :/! : : : : : i: : ,'}:: : :}: :ハ: : : :i: : : :l|
. }ル' ∨ lV'′ | ゙y ,′: : : : ,: :/ }: : / / } |l: :} : : ! |
| \__ノ {/. : : : : :/ / /. :.イ ,′ } |l: :} : : }ノ
. ; \: : : :/}/ // }/ 〃|: :ハ: : ′
. / `ヽ' ′´ / / j/ }: :′
/ \ ー=''´ / 〃 }/
.
- 239 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:16:24 ID:???0
-
r、.,_
. . ,.r_三ニー >z'.
./___  ̄ ―‐ `>'.
/ ` ヽ、. , _,...≧三'‐'ー==¨¨¨¨¨¨ニ三_
`ヽ./ ____ ヽ_ 「本の形ならさ、あっちの漫画とか小説、
| / ` ー ___ \
=========zzzニ__−z . ヽ ↓' <ニ  ̄i! 家族や友達の姿なんかも、
三三三三三三三三三`i≧z、ー===='三lニニニニ≧Zzrz.、二_ − i!
.、 三三三三三三三三三三 ハ .三三三三 l三三三三三三三三三≧Zz.、二_ i! いつでも見られる、見せられる、見返せるだろ?
. \ニ;三三三三三,;.三三;三;ハl三三三三i|三三三三三三三三三三三三三>
\;三;三三三三三;三;三;ハ三三三三|ニニ三三三三 三三 三三 三,.イ¨´ 後は、必要な時以外消せれば、言う事無いかな?」
\ ;三三三三三;三三;;ハil三三三;i|三三三三三 三三 三 三 /
>、三三三三三三三ハ.ニ三三ニi!三三三三_三三三三三V
. ̄l=z'zニ二三レ'''´ ̄
r-、 r'ヽ /ヽ /^l
-‐': ⌒{ }⌒⌒{ {'´ ̄: `ヽ 「なんだかんだ言って、
/. : : : : :/ ,: : : : :ヽ }、 : : : : : .\
{ィ : : : :ィアヽィ=- : : -=トノ _>ニ=-、r ヽ 形があるってのはそれだけでいい事なんだよ」
{: :ル´ {'-.、/-‐ : : : : :l_{\ ` j′
`^ :´: : : : : : :i: : i: .\: : : .\
. .-‐: : ´/. : /. :i : : |: : |: : : .\: : : .`: : ‐- . .
. . : : ´: : : : : :´: : : /. : ; : : ,' : : ' ,: : : : .\: : : ー- : : : `: 、
. . : ´ : : ´: : : :´: : : : :/. : :/ : /. : : : . \: : : : : : : : : : : : : : : : `: . 、 「……………………」
. . : ´ . : ´ : ; :/ . : : : :/. : : :/. : : : : : : : : : . \ 、:.: : : : : : : : : : : : : : : .\
. /. : /. : ; ´/ . : : : :/. : : :/. : : : : : : : :i: : : : : .\`ヽ、: : : : : : : : : : : : : : .\
/. : /. : //. : : : : /. : : :/ . : : : : : : : : : | : : : : : : . ヽ \: : : : : : : : : : : : : : }
. |:/. : / ./. : : : : /. : : :/ . : : : : /. : : : : : :l: : : : : : : : : :}、 \: : : : : : : : : : : /
.
- 240 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:16:58 ID:???0
-
/ ゙i,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゙i,\
\ ./: : : :゙i,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::i : : : : :弋x,`丶、
ヽ / ゙i, / >'' | \` ー--==--
| / ∨ >、´゙ , > .| ゙i, .\
廴_____/ / / / \ .// ! |`丶、\
./ ,!.// / ,ィ _,.,.\x:/,.ィ.゙,.イ .| ハ ト、 `丶、、
/ //' ///廴'゙/'´/'\ ./ / | ,! l lハ! \
/ // !'ィ斧メx、 丶、/Χ .| ,!| .| |
,ィ ./、 ゙i,. `ヾ;::::::;ィ(ヾx,メ、 ! / ,! l, ! ! 「……やらない夫さん!」
-‐ァ ,.斗イ/./ :|゙、.゙i, `ヾ少 ,:ヾ ,}フ| ,! .l, | .!
/ ,>''7´:| レ'゙/ ゙i,.\\ ` x'ノ' | /./ ,.ィ.゙i, |、.ト!
-| /..::::::/::::У/::゙i, ゙i, 丶、:、 (シィx'|/‖// ,..ゝ, !ハ!.|
.::|/::::::::::::/::://il,:::::::゙i, ゙i,、.゙i, ``ー ヽ /'゙ ' {/ .゙i, | 「はっ、はい!?」
./::::::::/!::/、'゙::::::::\::::::\. ゙i,\゙i, / ヽ!
//::/ \:::::::::::::::::::::::xヾi ‐- ., /´
''" ./::/\ \::::::::::/::::`ヾ、 , :'´
zェ゙k'::::::::::\ `ヽ'゙: : : :゙i,、\ 、 ,. '" 「……私、頑張りますね」
\::::::::::::、::::`丶,/: : : : , : ゙i,゙i, \`丶 _/
\:::::::::\::::::{ : : : :/!: : :゙i, \ `丶、
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、 「……あ、ああ、うん、よろしくお願いするよ」
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 『……良い子っぽいけど、
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ なんか生き辛そうな子だな……』
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
.
- 241 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:17:18 ID:???0
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______________________
_,,.. -ー''''"゙´ ,_..................-.-――――――――――――――¬ーxi..,,、 .>
`゙゙゙''''''''¬―-- ..二,゙¬- ..,,、 ,./ . /
`゙゙'''ー`-ニ-..,,_ / ./
●┃┃三=― `'''-ミ\、 / /
━━━━三≡= .ニニ二二二二二゙_\ / /
●┃┃三=― / /
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_/゙ / _.... -ー''''"゙´
,/゙ / _,,,,.... --ー¬''''"゛ ___,,,,、
/. / ゛ . _,,,.. -ー''''''゙゙゙´ __,,,,.... --ー¬''''"゙ ̄ ̄
/ /゛ _,,,.. -ー''''"´ . __,,,.... --ー¬''" ̄´
,//_,,,.. -‐'''"´,,,,.. --ー'''"゙´
,/ .゙_.. -ー'''"´
rシ‐''''"´
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /) . 『………多分、頑張ってくれてるんだろうけど、
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´ もう小一時間ピクリとも動かねぇ。
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ 静かにしておきたいけど、何もやる事無い上に、
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、 流石に考える事は止めらんねぇ』
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
- 242 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:17:38 ID:???0
-
,、./{ ___ / ヽ ,. -‐ァ
| 、 / ハ/ . : : : : : :`Y , Y : : : {,ィ
| ヽ |゙{ ヽ/. : : : : : : : : : . \{ ´ ̄ フ ノ . 1
| \ y' /. : : :ハ|ヽ: |、{、: { : ヽ-、 /ニゝ . ''´ /
. ヽ \ {__/. .: :ト:| : : :V: :`\{: : :}、__ノ . ''´ /
__.ゝ、 / jイ:|: :l: j: : : : : : : : :|: :} } >、 . ''´ ./ 『多分、この思考も聞こえ……』
\ ` frァ__,レ|:ト{ 、_, |:イ/}.ィ、__}⌒′ . ´
\ __ /レ: :≧=- -=≦: ' : : :., -== ´ フ
. ∠/ /´ ) : }⌒´゚〉 〈゚ `´{: : : /´} __ . ´
/,. : :.ヽ ヽ'ーァ゚` ´゚ {_ノ `Y ./\_ゝ
/:〃. : : : . \__/:} { \__/. : : .ヽ、___, 「………やらない夫さん?」
. /' /_:_:_:_: , -‐―‐' ‐= ` ヽ、: : : : : : : : 、― ´
|ヽ / \´ ̄ ̄`ヽ.
/:`^} /, - 、} {‐ 、 } ム}: .
,'ヽ. / ∠ `7 ̄`ァ┬‐ ' }.>' ヽ、 ./\ : }
l/{ ヽ{/ヽ__/⌒}_/ ハ__{-{、 {, <}/ r<! :} 「はっ、はいぃ!」
{ `ー--t‐:': : : : : } ト、 ヽ: :}、\{ }ヽ : /
| /.: : : : : : :.| |: .\ .} } `ー――‐′ V
|、 l : : : : : : : :| | : : : ´ } }
. |:.:ヽ |: : : : : : : : { / . : : : / . '′
. レ' |: \ト\: : : : : :.:`′: : : / . '´
|/ ヽl`ーァ:┬‐:ァ┬:/__ . ''´
` //j/ /. :/
′ ' //
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__)
.| __ノ__ 「……すいません、なんか五月蠅かったですか?」
| _/ ___\ヽ_
人、 '-/____ ヽ |
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ |
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、 「……え? あ、いえ?」
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧ 「……………」
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
.
- 243 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:18:00 ID:???0
-
\ | \ \ \ } /
/⌒ ̄ / :{ \ \ \ ∨ 人::.....
. _____〃⌒¨77´ | |ヘ \ \_ \ ∨⌒ヽ:::\::::::::.......
.. ̄ ̄厂/  ̄ ̄´/ ,八 ∨\ ⌒\ ̄ ̄ ':, ‘:,: : : :\::::::::::::::::::::
/ {/ /\ ‘, \ _\_ \} ,: : : \:::::::::::::.
\ / , i | \\ '; \  ̄ \ !: : : `ー-ミ 「………???
\_/ / | | |x-=ミx \ | i⌒ヽ \__ `ー- ミ \
{ :′ { | | | _(\ | | \ \  ̄ ̄ ̄⌒ヽ\ /⌒ なんだかよく判らないですけど、
_| | ’人 { |しイ } | {\|--___-──── i /: : : : : :
/ 八 八 ∨\ 乂:::ソ 八 {⌒\\ '⌒/厂`\ー-\Y i /: : : : : : : その、やらない夫さんの体、
/ ,..ィ :\ i\(⌒!\:、⌒ \ `ー‐ /i{ (_ ヾ; /イ :,__/|\: : : : : :
. // | :::::::\{ ` !: \ー一 ::ノ ;:::しイ } 》/ 八{ |\ \ i:::. 改造しちゃってもいいですか?」
(; | :::::::r─-ミ:八:. 乂:::::::::ソ 〃 / \ { ノ'⌒ヽ.!::. 、 { ̄
| \{ /;>辷__ ´ { ;: / ∨:::::::. 八:. \
ニ=- 八  ̄ ̄ / \ ⌒ヽ 八 | ∧ \::::::. \ \
:::::::.. ニ=-\{ ̄ ̄「´ \ _ -==- _ /::| `| ;':::::\. \__ `ー─
::::::::::::::.. ‘' _ノ -=ニ < :::::::::| 八 {::::::::::::\{⌒ ̄ ̄:::::::::
::::::::::::::::::::. \__ -ニ \'´V:::::\:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::. \::::::::::::::::::::::::::::..... \\::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ -─
:::::::::::::::::::::::::::. \:::::::::::::::::::::::::::::::::..... \`ー── '' ¨ ̄
____
/____.\
/./ _.ノ 、,_Yi 「……改造?」
|O( ●)(●)D ///|
| | .(_人__)| / ///
|⊃、___,:⊂| / /
/ lニ) : (ニl \ / / 「あ、いいえ、そう言うのではなくてですね」
/ ,ィ'lニ) .: (ニl.ト、 \/\/
/|lニ) (ニl| \ /
| ニl ) ( lニ.| `ー'
|ニ二 V二ニ|
.
- 244 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:18:23 ID:???0
-
ヽ \_
、 | ', { /´`! /
∨ ', | / } | / l
∨ l} / `ヽ、 イ {
ミ、 イ ヽ ヽ! |,
、 ミ ヽ .イ / ', ', 、 } 「送り先の世界の先史文明期には、
ヽ ´ ', _ { 、 |! j l l /
ミ、 l 、 / イ-, } l、 ヽ' / / / グリントツヴィンゲンと呼ばれる四種の超能力を、
ミ、 ', 、 ヽイ ( 、 j / } }/ / /
ヽ 、 ', 、 l //イ jイ_/ より強く扱えるように遺伝子調整された人々が居ました。
\`、 \ \l ト、ト、! { l/ /_,/ /
, \ ゝヽ、. ォェァ-ェァ // / / _ 今現在では、その力はシステムに組み込まれ、
ヽ \ `ヾ、ヽ、_ ∧_∧ ,イ 彡' 彡_, <
ヽ `ヽ ミ、 彡 V:::::V 彡' 、 ,ィ、 / ー - 魔法と呼ばれているのですが……」
、 \、_ ヽ_/ -、_ }:l.ィl..:.:.ヽ/!l::{
{、 ` 、_ 、 、 ミ、 ',::l、∧ィ /_:/
\__,... > '} 、 ` ,イ 、\ >}ェrェィl/!、
`二_ ,.´ー'/ /ヽ、 _ <777777-//!ーl,|il77ニ777777>
/ /イ/ ´、 _,.>ヽ /ヽ////l,//::liliイil|/_/////´ }
,-―------ ' ミ'-_,.、`lヽ、-二`//、:::':::lili|-{ ̄´、__ /l
ーニ-― - 、 ___ , l`| l ヽ、-//:.:.:`´.|ili!Y|\ ー }
,r―― ''´ ,l !/ ,/ l イ/:.:.:.:.:.:.:.|iイlY| \ ',
/ ,// ,// l /l_/ _/l/ ヽ:.:.:./VIlY| \ ',
/ ,,.;;;;;;/' / イ / /Y/´ l l `´ /|Y|
/ / / / / /Y/ | ', - '' |Y| \ 、
- '´ / / / / /Y/ ! 、 ,/|Y| ヽ
/  ̄ \
/ ヽ、. _ノ \
| (●)(●) |
| (__人__) |
| ` ⌒´ | . 「……向う側でのやらない夫さんの体に、その力、
| .|
ノi \ / ノi 特に、グレインと呼ばれる物質変性能力の素養を付与し、
. ノ)ノ,(_ノし,,,´ `ノ)ノ,(_ノしν
( j nnnnぅ ノ ( j nnnnぅ ノ 本を作成・破棄する過程をそちらで代行します」
(廴`二ンζ (廴`二ンζ
゙''ー-‐'' | |
} │
/' l、 「………………」
/ _ ヽ
/ / ヽ ヽ
/ / ヽ ヽ
_/ / ヽ ヽ_
/ ヾ ヾ \
{ 〉 { 〉
ヽ___ ィ ヽ___ ィ
.
- 245 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:18:46 ID:???0
-
/ ゙i,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゙i,\
\ ./: : : :゙i,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::i : : : : :弋x,`丶、
ヽ / ゙i, / >'' | \` ー--==--
| / ∨ >、´゙ , > .| ゙i, .\
廴_____/ / / / \ .// ! |`丶、\
./ ,!.// / ,ィ _,.,.\x:/,.ィ.゙,.イ .| ハ ト、 `丶、、
/ //' ///廴'゙/'´/'\ ./ / | ,! l lハ! \
/ // !'ィ斧メx、 丶、/Χ .| ,!| .| |
,ィ ./、 ゙i,. `ヾ;::::::;ィ(ヾx,メ、 ! / ,! l, ! !
-‐ァ ,.斗イ/./ :|゙、.゙i, `ヾ少 ,:ヾ ,}フ| ,! .l, | .! 「こうする事で、やらない夫さんの希望は
/ ,>''7´:| レ'゙/ ゙i,.\\ ` x'ノ' | /./ ,.ィ.゙i, |、.ト!
-| /..::::::/::::У/::゙i, ゙i, 丶、:、 (シィx'|/‖// ,..ゝ, !ハ!.| ほぼ100%、満たせると思います。
.::|/::::::::::::/::://il,:::::::゙i, ゙i,、.゙i, ``ー ヽ /'゙ ' {/ .゙i, |
./::::::::/!::/、'゙::::::::\::::::\. ゙i,\゙i, / ヽ! ただ……」
//::/ \:::::::::::::::::::::::xヾi ‐- ., /´
''" ./::/\ \::::::::::/::::`ヾ、 , :'´
zェ゙k'::::::::::\ `ヽ'゙: : : :゙i,、\ 、 ,. '"
\::::::::::::、::::`丶,/: : : : , : ゙i,゙i, \`丶 _/ 「……ただ?」
\:::::::::\::::::{ : : : :/!: : :゙i, \ `丶、
〃´ リ _
i{ / ´ ` `⌒ヽ
\ / ヽ _
>‐‐' `ヽ リ´ `ヽ
/ ヽ i} ´ ̄`ヽ
i / // ,ィく } ノ __ `ヽ /i!
レ'´ / ./ i l / )jリ ノ ゝ. ( ̄ `ヽ i! (´`ヽ /i/
/ / / l ,. -l ll l {i ー ' } メ、_ _ノ /i/
. { ⊥ il il ,. ≠l| | ゞ.__⌒ ノ } } //
ト、 〈 <入 〃r' ハ ! ,ィr'テ.くニ二´ 二 .. --┐ //
| | \ `Y入乂__ .八_ {i . i}リ≧ ァ'´ / //
「(二.`Yト、 /\⊂⊃ ~´ . 乂_ソ (_. . <`ヽ //
. r「し' リ \( ( {i\ ┌─┐ ⊂⊃ .イr < } i } //
しヘ / `ーく__l i\ ゝ. .ノ . イ ノノ ノ } .ノ ノノ .//
| i.! ll! 「 ア「.> - -ァァア´フ-r‐ ァ-───'──ァヘ //
レノ \ i} レ' ☆ }iY/´☆´ } i! //ム. ‐く/
└ -- .. \\ i/ ☆≧ ☆ ☆ ! リ / // __.イ__)
 ̄ ``V/ ☆へ/、 ∨ __ .. ´ i i乂 __r‐.ノ
/ i ☆ へL.__ l l / ー'
. / / l ヽ ∧  ̄ ` ‐ ┴‐′
/ ' i ∨∧
. / i i ∨∧ 「能力の一部がシステム依存になりますから、
/ l ∨∧
. ' l 〈∨∧ レベルを上げないと、十全に力が発揮できません。
X ∨\ >
` ` ー -- -- .. ____ __ __ .. /イヘ それに、素養とシステム補助がどうしても魔法、
`「 ̄  ̄ ─ -r -- ── ‐‐く j ヽ
{ ! \ } それも、特定能力に偏りますから、
l l \ .l
. ! \ リ 状況によっては辛い事もあるかも……」
\ \ 〉 _
\ ヽ /´ }
ト、 ハ ヽ. _/ーく
` へ __ _ァ ´ノ  ̄ノ> ==<ヽ .X
` く. _ノ/`ヽく __ __. イ_〈ハ 「…………」
jヲ< /:i:i:i:リ |:iレ'´ __ ☆
/_ノ☆:i:i:i// ☆レ'´ jハ
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:// {:iゝ.___ノ:i:ハ
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ ヾ.:i:i:i:i:i:i:i:i:}
{ :i:i:i:i:i:i:i:/ ヾ.:i:i:i:i:i:|
` ==' ゞ.__ノ
.
- 246 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:19:05 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ 「……じゃあ、それで」
⌒ ⌒ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人_) |
'、`-ー-′ | . -, 「良いんですか?
| `` | / /
| ィ { r 、 / / 結構面倒だと思いますよ?」
`ュ`ー─ー ´_ノト} }/,`〈
/ム _ ,. - / :./リ ,/ /ヽ{
_,. -:::/:/:::ハ / : :/ :.ノ )(_/ ヽヽ、
// : / : /:::l y : : : / : : } >-< } : :i 「その辺りは、頑張って作ってくれたまどか女神様を信用しますよ.
j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ / / : :∧
i : r : : 〈 : i::::::::レ : : : : : : : : : :〉、_ 〈リV. :Λ それに……」
i : | : : : :', :i::::::/ : : : : : : : : : :.乂`ニニ彡´:.V. : ',
| : | : : : : ', :i::/ : : : : : : : : : : : Λ : : : : : : : :V. :.i
/ ̄ ̄ \
⌒ `'⌒ \
|(⌒.) (⌒ ) | 「目標とか障害は、
|(__人___) |
| | あった方が楽しいじゃないですか……。
i |
ヽ 、 . { ただ貰ったチートにおんぶに抱っこより、
-≦'ト、ーー- ´ ハ、
/: : : : √ヽ、∠´//. :ゝ、 絶対そっちの方が楽しいですよ」
/i : : : : /「::::/\ /. : : : : : : :.>、
iV: : : :/ /:::/ /. : : : : : : : : : : : .\
i.| : : ,' /:::::,' .:´. : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
ii: : : i/::::::::i /. : : : : : : : : : : : :/ : : : : :',
;.: : : r::::::::γ: : : : : : : : : : : :./ : : : : : : : : 「……そうかも、知れませんね」
i : : : i::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : :ノ : : : :i
i : : : i:::::/ : : : : : : : : : : : : :.l : : / : : : : :i
' : : : i:/: : : : : : : : : : : : : : :ハ :/. : : : : : :i
| : : :./ : : : : : : : : : : : : :/ :Y.. : : : : : : :i
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : : :i
.
- 247 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:19:37 ID:???0
-
x―― .,_/ ヽ ,. -‐…‐--: : : : : . .,_ / \ __
.| / },. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :` i Y´ ヽ
`丶、! i _,. 彡: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \' | .|/
: : : : `丶、.r┴</: : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\ | /: : :
: : : : : : :/ /: : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ `ヽ/: : : : : 「判りました。
: : : : : :/ ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : :',: : : : : : : :', |
: : : : : :i /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : ',: : : : : : : i }: : : : : : ではやらない夫さんには、
: : : : : :L,斗: : : /: : : : : : : : : : /: : : : i: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : ',: : : :ト、__i: : : : : :
: : : : : :/ i: : :/: : : : :/: : : : ::/: : : ::/.|: : : : : : :|、: : : : : : : : : : : : ',: : :| \: : : : : 魔本の召喚と喚起の祝福を授けます。
フ,. // |: :/: : : : /: : i: : :/_,,....,,_ .|: : : : : : | _」....,,_: : : : : : : i: : :|', \: : :
/// /! .!: : : :/: : : |: :¨ |: : :/ i: : : : : ::| | /\: ``: : : : : |: : : ', \: ですが……」
∠_ | |: : ::,' |: : : :|: i .| ,斗=ミ. \: : : :! 斗=-x\: :|: : : : |: : :、 ', / ̄ ̄
\__/∧: .|: ::|: : : :!',| ////.i \/ ん,ハ ヽ :|: /: : !: : : ', .',/
/: : .', .!: :.!: : : | 〃 んじ/} {/じ/} Y:/: : :i: : : : :',
./: : : : :',|: ::|: : : |. 乂;;;;り 弋;;;シ //: : ::i: : : : : ::',
/: : : : : : : : :|: : : :!\ :::::::::::::: , :::::::::::::: /'|: : ::/: : : : : : :',
/: : : : : : : : : : ',: : : ', /!: : /: : : : : : : : ',
./: : : : : : : : : : : : : ',: : : ',:> ` ´ <:|: :/: : : : : : : : : : \ 「ですが、なんです?」
: : : : : : : : : : : : : : : : :\ ',: : : : >s .,_ _,. s<: : : : : !/: : : : : : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \、: : : : }______{: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : <_____> .,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : >ヘ´ ` ヘ<: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : /^Y´ ^ヘヘ ,ヘヘ^ `Y^ヽ: : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : / ^ヘヘ∧ヘヘ^ \: : : : : : : : :
.
- 248 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:19:56 ID:???0
-
_ミ`ー‐、
`⌒丶、'ー-、_ + 十
 ̄\―ヽ._ 二_‐-
\ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
 ̄\ ̄ \‐- ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
+ ニニ ー--\ ⌒Y´ ̄ `丶 __,. -‐二´  ̄ ― +
 ̄\ ! =,. -‐ 二_ /ヽヽ
_ ヽ.._ ノ /ヽヽ \ 「障害の踏破を喜ぶのはいいですが、
 ̄ 〉 ー- ノ三二 + \ _
十  ̄―/ ,' /二  ̄ _ _ ∠、 喜び方はもう少し自重してくださいね?」
ニー/⌒∨ / 二/ /⌒'l  ̄ ∠、 oノ
_ / l /二 / ,イ |二_ oノ /
/ /| / .ノ 〈. ′ / | _|__ ╋ / /^ヽノ
 ̄_/ _/_ヽ_, .__,/ | |_ /^ヽノ
彡ニ ,ノ / _ノ \ 〈__ 三ミ +
+ `⌒ | ( ●)(●)
. | (__人__) 「………え?」
ぐ | `⌒´ノ
ぐ る | } __ ∩2z、
る ん _ -  ̄ ヽ } ― ニ二./ /
十 ん . ヽ ノ /`/
, ' _ l´ '⌒ヽ-‐ / / } } +
/ / / リ | | / ノ
C、/ / ╋ / | |/ / //
& \____/ / ノ/ _/―''
⌒ヽ-、__/  ̄ ̄ ̄`ヽ珍 '´ / 十 ┌─────────────┐
/  ̄ ̄`ー- ...,,_宝__,/| / + │ ビルから落ちる一分前の図 .│
/ ノ {= | | . └─────────────┘
+ ∠ム-' ノ,ィi、ヽ、
.
- 249 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:20:17 ID:???0
-
` 、 \ { , ´ /
、 } } / /
\ } } / ´
\ } { .′_,,. -‐
. \ { `、 ./'^~´ /
\ `、 ; , φ , :/
丶、 } } / j . / / /
`` \ { i{ ;´ { /^ヽ // / /
..,,_ `丶 \「\ /\乂乂___ _/⌒/ i/厶,. -‐…‐ァ / ′
`~`\ ー-‐…`⌒| \,. '"´ ``く ; 乂_ /
\ l-=孑'´ /{ : ` 、 八 -‐< /
`⌒>x。,/L/ _i__厶ヘ i _..L.,_ ∨__,.斗‐…=ミメ、 ´ ,
_,,.ん,//i: :|: /|云.., |\,:云、i.: | ん{ \ /
/[_/;|: /l/xf'´ j f'´ ハ|:i |ト--┘ _,.. /
「では、やらない夫さん」 . j:l〈ヘ `. "´ ' `~"刈ヘ|¬=‐- ..,,____,,.. ゙~´ ´
貴方の命が尽きる時、. . :′个}: i ー ‐ /ァ-く -=ニ二._
またここでお会いしましょう」 ,. jl八|>; ..,____,. : 个ト: . ,,.__ ≧=-----‐ '"´ __
__,,.. ----‐─…━━…─--- --‐‐==ニ孑'´ , , ./: ノ=rへi、 U ``丶、 __..ニ==‐- ...,,_______,,... -‐ '"~´
_,,.. -=ニア^ ,:/ ..⌒く ノ `く~⌒ヽ、 ` ...,,__ ``丶、
‐‐…━…‐-- ....,______,.. -‐ ´ / // __,/ ァ'^⌒>x `丶、\., _..ニ=- ` `` ...,,__
_,,.,※ /x≦^ ./ , :/ }ヘ i^ヽ、`^~≧x..,__ ``ミ辷=- 二..,_ ‐- ...,,_______
~´ / ,Z^く_んヘ...,,__f‰/{ / ^V^ Y\トミ厶_,,. く_,.ノメ、≧=- ::;.,_______ `丶、
...,,,_________,,.... -‐ '^´ / /_____,..ノ W `; \ ^丶、\ `丶、 `丶、 ※…‐---‐‐ "~´
_,,. / く__ 〈 /^ /^\ 〉⌒¨~⌒) \ \ \
^~´ / /`~⌒^廴....イ 〉 〈 @`ーく__,,.. ´ ` 、 \ \ ` --─━
/ ′ @/ 、:! 八 \ `丶、 -=ニ二
'^´ / , j/ \ 、 : 丶、 ー‐──‐
/ / _,,..二..,ノ }…‐- .,_\ i \
, / /. '"´ >^⌒ヽ、 ノ⌒`: . ``丶、_______ U \
/ '’ / / '^⌒ヽ /⌒V^ : .、 `丶、 ``丶、 \
,.ィn ∨ } \ \ `丶 \
'^´ -‐ '"´ , ,.ノ : \ \ 。,_ 、
/ _,,. .。 ´ / . ´ } / \ `` \
_,,.. / / ,.斗-=ミ; } :j※f~⌒ヽ \ 、 \
, ´ / / j _,,..ノ } く_n}__ { --=ミ、 ``丶、
, / fnニ=- イ,Z⌒~`¬'⌒廴_ノ^¨´⌒¨;\ ー…⌒ー… ´ \: :.、 _,.≧=- 丶、
/ , :____ ,ノ /⌒^丶、 { } _,. ^⌒/ ※ ...,,__ \〉 _,,,.. -=nニニ}
/ / γ⌒癶..__,,,..jn~” ‐--≠ _____,,.. ^ヽ `弋 j´ .′ `^'¬x, ⌒丶、 `¨¨¨´ ⌒ヽ:ノ
'´ /n” /‰'^~´ ゙ . i@ `^'宀+g,\ 丶、 乂___,.
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、 i ,
\__人__/ トンッ!
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- 250 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:20:38 ID:???0
-
__ /`! __r‐‐ 、 / `!
| `ヽ/ |............ ̄ `ヽ... ノ
、__)/..{´ .|...............!...........\
,. く /.//´ ヽ_ノr.、.!...../!x‐!....!..!.、 ,
::::..... !l-!.'ー〈__|....!_!__ ∨ !___!../!.|ノ..:.: 「えい!」
':::..:::.!:/....ノ〈ヽ...!"" ""!....!.l.:.::.:' ,. 、
Y'::./:::´::v'..!..ヽ!ー-`´-r‐'!./リ:::.:'ー:. }
ヽr‐-_..ノ.../,<´ ! ゚゚!:!゚゚ !ヽ..ヽ::.:' ヽ `´
、,. -=/, .//...} ミv^´ヽ^ |シ}.....ヽー‐′
/ ー//-r_.ノ/...`Yノ_ l.ノ`ヽーヽ、
!、 '/ (__ ノ〉^ー-=!zミ、 _彡 `ー' 〉ノノ \
|ゝ rミー=z-/ー./:::::!.ノ!ミシニーノ、ノ / ̄ ̄Y ̄ ̄\
ヽ ノヘ:::::::::ゞ! /:::::::::! |'!:::::::彡' / ヽ,_. ノ \ 「え?ちょっと待って?
`__ヽ__!ー‐'´i__|' ̄´ (●)(● ) ( ●)(●)
|:::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (__人__) (__人__) 俺ってなにやったのよ?
|:::::| madoka.co.jp | {`⌒ ´ 彡 ` ⌒´ノ
|:::::| `¨¨´ | { } 命尽きる時ってどういう事?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ { 彡 }
ヽ、 / ノ ちょ、まど神様?」
.ン ヽ
// |
(⌒二_/ | . |
.
- 251 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:21:01 ID:???0
-
//,/ .._,,,,,,,,,,,,,,,_,_ | | .| 「あ、そうそう、言い忘れましたが、
//,/ ,,,,,,-'''"⌒'ー-.,, .゙'-,. ̄''ャ-,, | | .|
//,/ _/゛ `_二"'¬ー、,└、. \ :゙l ゙''ッ,, .| | .| . オマケで、作った本を介して私と通信……
//,/ .,r冖''"゙゙_..--ニ二'ヽミヽ,ヽ ヽ } | :'┐ | | .|
//,/ ,/ ._,-‐'"_.- .ノ 、 、゙l ゙l .| l゙ ,i´ ./'i、 | | .| . あれ? 聞いてますか?」
.//,/ .ゃ'^ ,// 。゚゜。○ ○)。l゜゚。ノ.,ノ ,/ .,,i´ }} | | .|
//,/ | / ,/ ,/ (人__) |.二ン彡''ン'′,,.-||. . | | .| 《フ'⌒⌒《><》
.//,/ ヽ/ ./ l゙ | ヽ‘ー′ノ <ウワーッ!!!‐'゛ ,l゙ | | .| . <((ノノハ))l i i、ゝ
//,/ ヽ、l゙ ゙l ゙l, ヽ\ヘ二ニ¬''''''二,,,,、-ッ″ | | .| 'V|、゚ヮ ゚|l)ヘソ`
.//,/ ゙''く、 .゙l \.`'-.,"'ー-、二,,__ ,,/ | | .| . (lニ{卯i二l)
//,/ ‘‘'ー.ム_ .`-、 `'''ー-,,_ ._,,-‐” | | .| <ェェェ>
.//,/ .`゙'''''''┴―ー'''"~ | | .| . {_,{_,)
广'''''゚'''''''''''''''''''''''''''''''¬――ーi、 |''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''""'゙l
广"'''''''メ''''''''''/''''''''''''''''''('''''''''''''| ''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''|'''''''''フ'''''''''l冖''――t ;ーリ
____._ _
└‐ォ |UU `
くノ \ ,,_人、ノヽ
)ヽ ( ___________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ - < >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) て
/^⌒`Y´^\ ._ _
UU/7
くノ
- 252 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:22:05 ID:???0
-
ちょっとよばれたので小休止します。
ついでに珈琲淹れてくると思うんで、ちょっと長くなるかも。
- 253 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 20:25:02 ID:xvLHG66a0
- まど神と交換日記が可能っと
- 254 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 20:27:10 ID:YgGqle310
- いったん乙
お待ちしています。
- 255 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:40:04 ID:???0
- 再会します。
現在半分弱……。
- 256 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:40:20 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 「……あたたたたた。
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´ 俺、何してたんだっけ?
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i|....::.:.:.::::::::;::;::;::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |: : :; ; ,, :
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.:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..|....::.:.:.::::::::;::;::;::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |::: │::::::::::: : : . .
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i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i.:.:...l_ . ノ」:.:i.:.:..:.:.:i.:.:..:.:.:i|....::.:.:.::::::::;::;::;::;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;|i |; # └─────────────
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- 257 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:40:41 ID:???0
-
ズキッ!/ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' < 「……いや、覚えてる。
| ( ―) λ ヽ
,ヘ__| (__人) ヽ ', ここはセンダイの街。
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ 俺はこれから冒険者ギルドに……」
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .!
.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /!
:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l !
.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
┌┐
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__________,、∧,、||____________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨`'`.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
└┘
┌┐
└┘
.
- 258 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:40:55 ID:???0
- ―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――━-‐=≠=ミ . へ___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄__
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ´ .へ __} 〉 / }__ -‐. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______―――━━――― ̄ ̄f´ \ / 〉 `⌒ 〈 / |__―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
| \,/ `⌒ヽ \ /
ザザザザッ! | / / \ `、ーァ /\ . -‐=‐
.. -‐ ∧ .// / `、 `、 〈 \ー‐ミ
〈<⌒ーァ 〉 ′ ∧ :| ___ \/ \ ヽ
⌒¨´ { // / i /⌒| i :| {、 :|`ii | \⌒ ー―\ |
/ ー=≦ァ { i | i 八|: /\{ \|ノi ト }\\ \ }/ }
. {/⌒¨ア__// :| :i |∨_____ |/ 斗‐=ミ| | }/ ∨ __\ |__`¨ア´
〈´ {(⌒ア__|八 ト〃⌒^ . : : :/ /}/_ァ―'′\ .ノ
-‐==ニ二 -‐= У\ \: : : . ′ 厶イ i\ 、 `ー――…・・・…
-‐…・・・=≦ / |/込 V ノ -=彡 ノ | } \ -‐====‐---
―‐一'⌒¨¨¨¨¨¨¨´ .// :ト. : : : : . . . . / /  ̄ `ヽ /|. . . .、-ミ ‐-
∧: : : :`ア⌒ー‐=≦{\{ :.ノ \ァノ }ニニ厶イ "~⌒/-‐ フ⌒7、\ \
. : : }: : : : :| \{ 〉 〉 、‐-=ミ/ ,. <爪___., : \\
. : : {: : :⌒|=-‐ ´〉\ // {.\ / / \ /=-: : :`、
-‐ } : : : :.〉 , \} ´〉 / O 〈{ / { 丶′: : : : : 〈
r'=-‐: { / / ゚o `7^〈 o /⌒ 〉. \=‐- : : }
__\: : : `¨)__ -‐ ′ ∧:∧ \__入 ./ -‐ f | |\ \: : : }
{: : :/{ / , / ′ 〉 ..斗'’ /´ | |_,」: : `ー: :.ノ\
/⌒) : : \ / / 八 \{/ 廴 r<ア /| |: :\: : _:_ノ \ザザザザッ!
./ /\: : : :У`ヽ_./ ´ /{__/ . :i: :| : : : : `くノ . \
/ . ≧=‐‐‐=彡____/-‐ ≧=- ‐‐- |{/ ⌒八_ノー‐=彡 \\
―――━━―――― ̄‐=ニ | =‐- |-=ニ'"~⌒¨¨ミ.____ \ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____-‐===‐-ミ... 」 ,〈\ -‐ ´ .____――― ̄ ̄ ̄ ̄__
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄-‐ / `ー / ^⌒ \___――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______―――━━――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
- 259 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:41:12 ID:???0
-
__r┐
/ { iヽr、
, ´ u ( ヽ } | ,} }ヽ
ヽ、__ `:、 ヽ. j V ,{j, |
/〉○ ) `、 `Y ´ ノ、 「……って、思い出したッ!!
_ノ( ´) 〉 〈 〉
__/ `==く J { / 命の恩人に言う事じゃねぇけど、
/ : :\ヽ }r┬} ゝ /
,.ィ'゙ : : : : : :ヽ`八⌒´ 「 ̄ ̄ ̄ ] _ ほんっと言葉足りねぇな、あのまど神様はっ!?」
/. : : : : : : : : : : У}`` 「 ̄ ̄ ̄ ̄「: : : :`ヽ
/´ : : : : : : : : : : :y'´: :`┬ュニム| : : : : : : : : | : : : : : : :、
r'´ : : : : : : : : : : : : :/`ヽ、 :/:::ヽ/| : : : : : : : : | : :ヽ : : : :|
/ : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : :/{:::// :| : : : : : : : : | : : : : : : : l
/ : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : :{/::{ / : :| : : : : : : : : |、 : :r‐-、: :| サイゴニ ナニカ イッテタケド、
'、. : : : : : : : : : :イヽ: : : : : : : :{:::::{ / .:/| : : : : : : : : :! : : : : : :/| ソレモ、ゼンゼン キコエナカッタシ・・・。
ヽ : : : : : : : : : : : : :/: : : : : :.|::::::/ : : : : | : : : : : : : : :|ヽ: : : : : :!
 ̄``''ー‐'´ ̄ヽ{: : : : : : : |:::/ : : : : : :| : : : : : : : : : : : :| : : ノ
| : : : : : : :|/ : : : : : : : | : : : : : : : : : : : |ィ´
| : : : : : : : : : : : : : : : :.| : : : : : : : ://´:|
| : : : : : : : : : : : : : : : : \__/: : : : :|
} : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
__
r 、 / 丶
} } _,ノ ヽ、,__ `
、」 { _ (○)(○.) |
,-く ヽ { / .〉 (_人_) U |
r´ ヽ ヽ、`〈, { |}r┬‐| |
i r、 ヽ 〉イリ '、`⌒ ´ , ト、 「加護の方は大丈夫な……って、
} し√' / | 、 ,イ//`ー‐‐‐‐‐-、_
| _,,-イ `ォニニ二´/ィ : : : : : : : : : : : : : >、 あ、そもそもシステムの補助が
∠ヽ__,,-''7 _/ /\ / : : : : : : : : : : : :/.: : ',
ヽ : : : : : : : | //|イ:::::/∨ : : l : : : : : : : :| :/ : : : : :', ないと使えないのか?」
| : : : : : : :ヽ r''/ : | ./`Y / : : : 」 : : : : : : : :./ : : : :.//ヽ クソッ!
| : : : : : : : :| ノ/.: : | i::::::|/ : :/ : : : : : : : : :/ : : :// : : :|、
| : : : : : : : :| /|./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : : | / : : : : : : : :|.ヽ
| : : : : : : : :| __/ /.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : 、 : : : : : : : : : : : : ヽ
| : : : : : : : :ヽ/ : : :| : : : : : |:/ : : : : : : : : : : : : : : : : :.\ : : : : : : : : : : :
| : : : : : : : : :|\ : : :| : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : / \ : : : : : : : : : :
| : : : : : : : : :〉〉.: : : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.〈 \=二 : : : : :
.
- 260 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:41:28 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) | 「……ッ、いや、ここで慌てても仕方ない。
'、`⌒ ´ U |
| | とにかく早く登録しよう。
| {
ヽr`ー- -=´ i、 赤い靴亭は……こっちか!
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
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ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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ー===z.. ー===z.. }ニニニニニ≧=-
}ニニニニニ≧=- }ニニニニニ≧=- l`ー<ニ_<ニリ
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ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/
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- 261 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:41:45 ID:???0
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|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| │ Bar 赤い靴亭 .│
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il! il! i///////、j/////|.i゙ .:il!!
V//////!///////il' ili lil
|//////|///////′il!
γ⌒、 !//////|//////,′
|/´=≦Y/////,|/////,l′
|:、i//////////f∧V///!
'/, ̄≧=-、∠,イ/∧V//
V///i /γ'/////
ヽ、/j i i:| V> ゙
ヽ ーヘ
}: ヘ
ズダダダダダダ. 、 :i
ヽ、_.ノ
.
- 262 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:41:58 ID:???0
-
ガチャン! ______
/::::::::::::::::::::::::`ヽ
/〃〃:::::::::::::::::::::::::::` 、
/:::::::::::::::/.ィ//:/"´``ヾ`ヽ 「オイ兄さん、ここは……」
i:::::::::: //// /// ミ:::::::',
i|::::::, /// / ハ ミ:::::::',
从:j// 乂、、,,,,,,ノ _,,,,,、彡⌒ Y:::/ ズダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
乂:::{_仁三三三}⌒{三三三气_}::{
/⌒YV三三三/ ∨三三三jY'^ヽ
{ {⌒j `ー─</ 、`ー─< } し'}
\`ハ ヾ.:.::ノ ハ. / 「おいテメェ!止まり……」
`ー:. _____ //
/ヽ ´ _,, ` イリ
/ ̄ ̄`ヽ /ヘ:\
圭二二ニ=─-、_)、_____/ ∨::\、
/, ′/´ ̄ ̄`ヽ 八 / ',::::::∧`:::...、、
_ .. ´.::/ , -―- 、__ソ /二∧ j!:::::: ∧:::::.:.:.:` . . 、
. : :.:.::::/ / , -―- 、__ソ'///∧ ハ:::::::::∧:::::.:.:.:. . . . .
. . : :.:.:.:::{ / _ `ヽ∧////∧ / ! ::::::: ∧:::::.:.:.:. . . . .
. . : : :.:.:.::::::::l ////`ヽ丿 ∨/V〃\ / ! :::::::::: ∧:::::.:.:.:. . . . .
. . . : : :.:.:.::::::::l `Y/////ヽ }//{ ′ ! ::::::::::::: ∧:::::.:.:.:. . . . .
. . . : : :.:.:.::::::::l ノ//// ,///∧ _,彡′!:::::::::::::::::::∧:::::.:.:.:. . . . .
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ガチャ……。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| ̄|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| r√入.:.:.:.:.:.:.: ダンっ!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |{ (5).:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||└ヽУ.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||_|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.
- 263 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:42:17 ID:???0
-
/::::/ \::::、
, /:::::::/, \}\
/ \/ \'::::::::/ , ―――― 、 !::::}
「ノ^ 、 \‐ |::::::, /ェェェェ、 / \ ゝ,:::::|
/ __ 、 \ \、_}_::::|' {圭圭圭|Y 二 、.\./:::: |
ノ ー、r\ ヽ._ )  ̄ヽ圭圭少 攴‐、 |::::::::| 「……おやおや兄さん、
{ ー 、 \'\ノ | ノ {  ̄ .!::::::::|
, \ ) | _ イ r 、 } |::::::: | そんなに急いでどうしたね?」
/ | |「, \ ノ!::::::: !
/ .| | { ̄ ̄ ̄ ` 、>} /::|:::::::::|、
. / ノ, ':! | , ⌒ゝ 、 /:::::|:::::::::|::}
/  ̄/:::::|, -- ―― -- 、.|、{ /::::::::|:::::::::|::|
,.........――∧ /:::::::ゝ ____ ノ\\ _ _ .ノ/}:::::::: |:::::::::|::|
/:::::::::::::::/:::::} /:::::::::::::::::::::::/ {{\ \ , -― ´/::::::::::|:::::::::|::|
::::::::::::: /::::::::::::、 ':::::::::::::::::::::: / .|| \ Y / }_:::::: |:::::::::|::|
:::::::::/::::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::::::/ || \ / / // \!:::::::::|::ヽ
:::/::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::/ || ー{― ´ // |:::::::::|:::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/ || ) // .!::::::: |::ヾ:::::::\
__
r 、 / 丶
} } _,ノ ヽ、,__ `
、」 { _ (○)(○.) |
,-く ヽ { / .〉 (_人_) U | 「冒険者登録を頼む!
r´ ヽ ヽ、`〈, { |}r┬‐| | ゼエゼエ・・・。
i r、 ヽ 〉イリ '、`⌒ ´ , ト、 大至急だ!」
} し√' / | 、 ,イ//`ー‐‐‐‐‐-、_
| _,,-イ `ォニニ二´/ィ : : : : : : : : : : : : : >、
∠ヽ__,,-''7 _/ /\ / : : : : : : : : : : : :/.: : ',
ヽ : : : : : : : | //|イ:::::/∨ : : l : : : : : : : :| :/ : : : : :',
| : : : : : : :ヽ r''/ : | ./`Y / : : : 」 : : : : : : : :./ : : : :.//ヽ 「そんなに息を切らさずとも、
| : : : : : : : :| ノ/.: : | i::::::|/ : :/ : : : : : : : : :/ : : :// : : :|、
| : : : : : : : :| /|./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : : | / : : : : : : : :|.ヽ ギルドは逃げたりはしないさ。
| : : : : : : : :| __/ /.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : 、 : : : : : : : : : : : : ヽ
| : : : : : : : :ヽ/ : : :| : : : : : |:/ : : : : : : : : : : : : : : : : :.\ : : : : : : : : : : : それより、水でも一杯どうだい?」
| : : : : : : : : :|\ : : :| : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : / \ : : : : : : : : : :
| : : : : : : : : :〉〉.: : : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.〈 \=二 : : : : :
.
- 264 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:42:41 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U | 「……ありがとう、だが一身上の都合で、
| |
| { 出来るだけ早くステイタスを確認したいんだ。
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__ 騒がせて悪いが、先に登録の方をお願いできるか?」
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:ヽ
/:::::::/::::::::_ -‐=―  ̄ ̄ ̄}::::...
/::::::: | ̄ _|::::::::、 「はいはい、若いねぇ……。
/:::::::::::| ̄ |::::::::::..
,::::::: :::: |-‐=ニ _ 」::::::::::::.. それじゃあまず、能力値の確認から行こうか?
i:::::::: :::: |___ -,‐= ..::::........ ヽ:::::::::::ヽ
|:::::::::::::::| ,--――メ '´ ェrュ- 彡 |:::::::::::::| この水晶玉に手を当てとくれ」
|:::::::::::::::/)}|i|_圭圭圭} ー' ヾ !:::::::::::::i
/:::::::::::::/ .//) )圭圭ン {_ ノ:::::::::::::::、
,.::::::::::::::::{ {/`./ ___ _ r` ー 、 !.|:::::::::::::::::::...
/::::::::::::::::::| ! { / _ン_ ,, フ } | |::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::| |! //└ノ― ー ´ i :!::::::::::::::::::::::: ::: \
. /::::::::::::::::::::::::::::::. , ! !'. ノ´ ー‐ / |::::::::::::、:::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i } {ノ }| .!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、 \ ノ /' |:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::: ::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \ ヽー― ' /' .人::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\
.
- 265 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:43:02 ID:???0
-
___
やらない夫 LV1 サモナー l´ `
{_,; l
生命20 気合30 (__).j__i
γヽ<≧=_ヽ
ちから(str) 1 技能一覧(パッシブ) i V}////∧ゝ、
゙: NV///////ハ
すばやさ(agi). .2 ボルテッツLV0 ! :l/i////////∧
l//zi////////,∧
かしこさ(int) .2+1 . グレインLV1 }//i./////////∧
///メ//////////∧
きようさ(dex) 1 オペラLV0 .///V./////∧_)///∧
///И////////////
たいりょく(vit) 2 体術 LV1 l//,{///≧v///≦i´
jz//////////У
i//77V//Ν>イ
ギフト一覧 ヘi//////j////j
l//////l////
閲覧不可 |//////,///
!/////{///{
V///zトV/∧
技能一覧(アクティブ) V///∧V/i
V///∧V,l
魔本召喚LV1 消費気合5 ヽ;//∧V,
Y//∧∧
魔本喚起LV1 消費気合10 l///∧/
Y///∧
L////i
補助職業 その他 ノ/////i
ゝV////
ガーランドLV0 読み書き
計算
会計
.
- 266 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:43:24 ID:???0
-
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ \;:ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ \}
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/--─‐‐‐‐一''ー、,,,. |
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ,r;:;:´;:;:;:;:::;;ヽ/ ''ー、,,, |
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ ''ー、|
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ {;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ } ィ ヘ,, } 「おや、こいつは珍しい。
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ /ヽ,;:;:;:;:;:;:;;::/ } 弋冫 丿
//;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.|/ ~''''ー''' 冫 } ヽヾ サモナーはときどき見かける職業だが、
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:〈 _,,, −ー''弋 .〉 / }
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ '' / ゝ / 魔本という名のスキルは初めて見たねぇ……。
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/.:.:| | ヽ-川 ヽ | ノ ヽ /
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/.:.:.:| 彡 三ニ= 丿/| 副職業のガーランドも聞いた事がない」
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/.:.:.:.:.:.:ヽ 彡  ̄''リ /.:;|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ノ.:.:|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /.:.:.:.:;|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/''ー、,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_ ノ.:.:.:.:.:.:;| 「……………………」
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ''、,,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ''ー、,,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
,: _
;: {⌒  ̄ \ ,
,.:: ,: .:; r‐- _人 Y⌒^^⌒ヽ } ,;
::{ ___ノ{ i⌒廴__ノ }__ -‐:: ::゙`ヽ } >'
::∨ {⌒ 人__ ,;:: :::::::: ;;' ,,;--、 // {:: , _,,
r‐' 从_ / ,;;:::: ゙ } }_{ {⌒ ::i ,; ⌒ヽヽ ,:′
.:r‐=ニニ廴,; {_「,;::L } } ^⌒L从ノ}:: } {_ .,;
),{ ::Y⌒ ::. ::i ,;;; ,; ;;;,,, ,,;::::::〈〈 ;;, ヽ :|:: / ,r  ̄
∧ ::{ ;, 廴__,;: :;人;:: :r‐==─……‐=ミt'/ Y ,; ,l:: / ̄ ,
{人 ::\} ::;∧ :... レ' (___ノ} : ヽ i:: r' ,;
ヽ ::廴,ノ ;/: :: Y⌒)__ノ::___ `ー‐'廴._ノ (⌒;, ノ:: 从_ノ}::
::し:: ;,;Y⌒; / \ {__, ; ヽ;,廴.. { r‐‐'
\ー' ,人_ノ{/{/ /o -=三=-、 ヽ,; }::(__ノ/::
) (_, { /:ヽ三三/:ハ } ::;}::; /::  ̄ . 「技能一覧のスキルも面白いね。
ー< r、{゙irir, Ξニ-、l:: {.il::::::::li.}:/_ノ 人}ヽ人 /::
─ 二 ¨ヽ {_ /¨\ \.||、__ノ||ノ/`ヽ─ニ r ノ} >‐ 時折、天凜持ち魔法使いのギフトに
-< \_}¨゚ ̄{ }ヽ...||ニニ||oニニ)< _j `勹 二 ─
) ri‐ _」ノ{_}:::_{{O}}_::/_ノ }‐ニ¨ヽr‐‐' / 載ってる名前がずらりならんでるよ。
/⌒Y´∨`YL}_,ィ´i:::r‐i:、:::::Y::::/::\__, ) {⌒
| | | }/ {{::::`云´ヽ:::::::\__ノ⌒Y⌒Y⌒ヽ アンタの場合、大した効果は無いようだけど、ね」
レ' i. {{:::::::::::::::::||/¨\| |
/ ヾ::::::::::::::|| ヽ
.
- 267 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:43:44 ID:???0
-
,. ‐ 、
/ .:.:.ヽ 「……………」
i .:.:.:.:!
、_.:.:.:i 『……スキルはちゃんとある。
,. -‐<.:.:.::::`ヽ
.: : : : : : .:.:.:.:..::::.\ パッシブが機能していないように見えるのは、
{ :.:.:.::ヽ: : : :.: :.:.:.:::∧
}、: :.:.:.:{ : : :.: :.:.:.:.:.::::.`、 “改造で得た能力は、システムの恩恵を受けない事が多い”
i: : : :.:.| : :.: :.:.:.:.:::::::{:::∧
|: : : .:.:! : :.: :.:.:.:.:::::::i.:.:.:.:. から、かな?』
}:.:.:.:.:. | : :.: :.:.:.:.:::::::|.:.:.:.:.:ヽ
∧: .:.:.:.| : :.: :.:.:.:.:.::::Y.:.:.:::::::}
_____ . 『アクティブスキルは祝福のだけだが、
/  ̄  ̄\
/ \ パッシブの名前の知らないスキルの方も、
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ . 何となく使い方が分かるような気がする。
ノ| U (___人_\\__
____-‐./l l|、 `⌒(⌒_ \ 要は、システムに頼らず自分で使えって事か……』
,,-=ニ_::::::、::l ::::! ヽ. し「、 \
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ /  ̄ lヽl:::::〉::::Y________l_
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/、__l !:: /::::| ::::::::::::::: | 「……………」
! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: |
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::\::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
.
- 268 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:44:25 ID:???0
-
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:ヽ 「さて、若いののステイタスで分かるのはこの程度だが、
/:::::::/::::::::_ -‐=―  ̄ ̄ ̄}::::...
/::::::: | ̄ _|::::::::、 抱えた問題は解決できたかね?」
/:::::::::::| ̄ |::::::::::..
,::::::: :::: |-‐=ニ _ 」::::::::::::..
i:::::::: :::: |___ -,‐= ..::::........ ヽ:::::::::::ヽ
|:::::::::::::::| ,--――メ '´ ェrュ- 彡 |:::::::::::::|
|:::::::::::::::/)}|i|_圭圭圭} ー' ヾ !:::::::::::::i
/:::::::::::::/ .//) )圭圭ン {_ ノ:::::::::::::::、 「ああ、無理言ってすまなかったよ」
,.::::::::::::::::{ {/`./ ___ _ r` ー 、 !.|:::::::::::::::::::...
/::::::::::::::::::| ! { / _ン_ ,, フ } | |::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::| |! //└ノ― ー ´ i :!::::::::::::::::::::::: ::: \
. /::::::::::::::::::::::::::::::. , ! !'. ノ´ ー‐ / |::::::::::::、:::::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i } {ノ }| .!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、 \ ノ /' |:::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::: ::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \ ヽー― ' /' .人::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::\
/::::/ \::::、
, /:::::::/, \}\
/ \/ \'::::::::/ , ―――― 、 !::::}
「ノ^ 、 \‐ |::::::, /ェェェェ、 / \ ゝ,:::::|
/ __ 、 \ \、_}_::::|' {圭圭圭|Y 二 、.\./:::: | 「ま、迷える子羊を導くのも先達の役目さね。
ノ ー、r\ ヽ._ )  ̄ヽ圭圭少 攴‐、 |::::::::|
{ ー 、 \'\ノ | ノ {  ̄ .!::::::::| ……そろそろビジネスの話と行こうじゃないか?
, \ ) | _ イ r 、 } |::::::: |
/ | |「, \ ノ!::::::: ! この契約書をよく読んで、サインをしておくれ」
/ .| | { ̄ ̄ ̄ ` 、>} /::|:::::::::|、
. / ノ, ':! | , ⌒ゝ 、 /:::::|:::::::::|::}
/  ̄/:::::|, -- ―― -- 、.|、{ /::::::::|:::::::::|::|
,.........――∧ /:::::::ゝ ____ ノ\\ _ _ .ノ/}:::::::: |:::::::::|::|
/:::::::::::::::/:::::} /:::::::::::::::::::::::/ {{\ \ , -― ´/::::::::::|:::::::::|::| 「……了解した」
::::::::::::: /::::::::::::、 ':::::::::::::::::::::: / .|| \ Y / }_:::::: |:::::::::|::|
:::::::::/::::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::::::/ || \ / / // \!:::::::::|::ヽ
:::/::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::/ || ー{― ´ // |:::::::::|:::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/ || ) // .!::::::: |::ヾ:::::::\
.
- 269 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:45:40 ID:???0
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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____ : |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |「::::||:::}||
|[:)rv√k|| ::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ||:::::||:::}||
|[_)α|⌒|| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ||=:}|| =||
゙"'''‐- ,,,_」: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ||:::::||:::}||
|:::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::| |L__||__」|
|:::::::::::::::::::i:::::::: |  ̄ ̄ ̄ 「あー、参った参った」
√ゝ |:::::::::::::::厂 ̄ ̄ ̄: |
ヌ : |:::::::::::厂 ̄ ̄ ̄ ̄}`iエゝ、
|:::::::厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,」_⊥/
""''''‐- ,,,_ :|:: 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:〉ー'´
゙"'''‐-v/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`|
|
゙"'''‐- ,,,_
゙"'''‐- ,,,_
./ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' <
| ( ―) λ ヽ
,ヘ__| (__人) ヽ ', 「チート何ぞあっても、あのばーさんにゃ勝てる気がしねーわ。
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ ……何が最初で最後のレクチャーだよ」
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .!
.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /!
:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l !
.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
- 270 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:46:38 ID:???0
-
/r:⌒ヽ', = _
ノ ゞ_,.ノ ゝくrvぅ= _
/ ヽ` ´てこ う. - _ チャキッ
. /` - - ´ ', r=- _´`Yら = _
. / ゝ_,.ニヽ -v て(ぇ - _ 「俺達は、自ら選んで人の道を踏み外した怪物志願者、か……」
{ ', ( い〈_ノi -` _rノソ`r,、
` - _ _ - ´` == _i -´ i|_|r、 _ -‐ 、
 ̄ ̄ ――- 二, ―- _|::::ii:::} /:ィ_:::::::::::::::ヽ、
_.i 〉i_c二r‐-、 ./:::::|  ̄ ‐- v::',
. f `| i:F-v r:/ .ハ_/::::::::::|=‐.、 _ __./::::i 考えてみれば当たり前の話ではあった。
ゝ-i_i_L.ノi.|(_ノ トヽ;:::::::::::|、:::ノ rぇz./:::::::i
i  ̄` ̄ )./:::i !::::::::|.Fニ!_,ハ-ノ::::::::::| ガワは同じだが、殺戮を繰り返す事で
. 〉 - _ - ´ノ!::::::::| i::::::::::ヽ二 イ::::::::::::::::i
ゝ _ _ イノ:::::::::i i::::::::::::} ̄i !::::::::::::::::::i 人の枠を超えて成長する――
ー- _ ̄ _ /|:::::::::::| ゝ-‐ ´ \ i\::::::::::::ヘ
!二 -´:::::::::::i i:. \i \::::::::::\
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) | ―― 一般人から見たそんな存在を、怪物以外のなんと評するのだろう?
(_人___) U |
'、 │ モンスターが限られた資源である以上、彼等が社会の主流になる事も、
<二ニヽ |
/-‐ `i 、 ___,. イ i 中央を主な活動領域にする事も無く、その成長過程が殺戮である時点で、
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 名誉ある存在として、社会の上層を占める事はほぼ不可能ときている。
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、 人として、人の社会で生きたいのなら、自らを必要悪として首輪を求め、
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : }、
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : } 相互監視を行うのは理に適った選択だ。
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
.
- 271 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:47:10 ID:???0
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/ ;;;;; ,'/∠__ ヾi
/ ;;;;;;;;;;; ,'ーー--。.._ } 「……ぱっと見、虫も殺せそうにないばあさんが、
/;;;;;;;;;;;;;; / γ圭圭`〆ヘヽ}
/;;;;;;;;;;;;;; |-弋圭圭ノ| tすk´ ひょいと花でも摘むみたいに人殺せるんだから、冒険者は怖ぇやな。
;;;;;;;;;;;;;; ,! ´__ イ_`)ヽ,冫
;;;;;;;;;;;;;; r´| {(ヽ_!_!_!j´ヾ イ| あたしらは何処にでもいる、か……」
;;;;;;;;;; /;;;;|ヽ ) ー - `ー /;;||
;;;;;;;; /;;;;;;;;\', / ヾi/;;;;;;|
;;;; /`ヽ;;;;;;;;;;;;ヽ ..__ ノ;;;;;;;;|
イ:::::::::::\;;;;_へ|;;;;;;;;;;;;;;;;;;! そして、冒険者とそれ以外は、厳密に分けざるを得ないのだ。
/::|::ヽ:::::::::::/ ーーる个 ̄"ア
:::::::|::::`ヽ/ -‐−")J | ……虎が軽くじゃれついただけで、人は死ぬのだから。
::::::::::::::::/ -‐ )ヽ __/
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、 もし民衆が、虎より恐ろしい怪物が傍らにいる等と知ってしまったら?
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/ 敢えて蔑まれる立場に身を置き、金銭的な利益でそれを補填する。
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ 冒険者ギルドの立ち位置は、実に明快だった。
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ 「……精々身を慎んで、目を付けられないようにしないとな」
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ カツカツカツカツカツ・・・。
.
- 272 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:47:41 ID:???0
-
――センダイ政庁、冒険者窓口
l l l // /,へ ,へ ヽヽヽヽ ヽ
, ' ,' '// //−‐`´‐−l l ヽヽヽ ヽ 代筆代読は五分中銅貨三枚だ。
/ /,' // ノl l 、 , ヽヽ ヽヽl ヽ
/ /r,=,ノノ、 ヽ / /ヽヽ__ ̄ヽ ', ヽ 依頼は一つ上のランクまで受けられる。
, / l l //弋_・_、/\ィ_・フ ヽヽヽ l ヽ ヽ
/ / / ,ー,'/、 /ノl l', /_≧z、ヽ ',ヽ ヽ 自分の能力を良く見定めて、不覚を取らぬようにせよ。
/ / / /∧∧ / ,'ヽl__l/ 〃l l ll l ', ヽ ヽ
,rー' ノ_,ノ ,ノ//∧∧l/ ___ /...l l ,ノ ノ、ヽ ', l l
/l//´/´/´ _ノ_ノ_ノ l l\ ´ `/ /l`/ ∧ ヽ≧、ヽ__l_
lヽ__/. |/ィ≦三≧z、 ̄ ∧l l \___/ / / l ヽヽ>、≧ニニz、ヽ /', ,ィ/
、__lー‐'__ `ヽ/l三三三z、 ll l l / l l ヽヽ'三三三/ー' _ ̄ {_
ヽ,イ二二二二 z 、 l三三三ニz、 ノ l lヽ l / l ヽ, '三ヽヽ三r-',.-< `ヽ r'´
/-−−−z、 ヽ ー,三三三ニz、ノ ノーヽ /, -――, '三三 l l,ノ/ ヽ ヽ
/, -―''l´ ̄ ̄ __ヽl三三三三/ /、 ヽ__// , '三三三,' ,' / l l
. /l l_,..-'''" /__ヽl三三三 / /三z、 l l , '三三三 ノ ノ'´_,..-―― 、 l l
l ヽ_/ /__` ヽ三三ニl l 三三z、ノ ハノ<~`ヽ三/{ { l/ ヽ l
l / l /__ `ヽlノ ヾニ l l_≧-'''<~ヽ ̄ヽ ヽ ヽー 、ヽV ヽV/ ヽ ,l
〉'⌒ヽ /__,,.. .-‐ r'""~l ヽ ヽ ヽ ヽ lヽ ヽ ヽ'、 l l lノ〈
l ヽ__,..-'''"/ / / l l l l ヽ ヽ ll l l ヽ、 / l
l // / / /l l l l l V l ll_ノ_,ノ< ̄ヽ ̄ ̄ ヽ / l
l⌒V / ,' l l l l l l l/,ィ'/´ l l l ヽ ヽ' ノ 政庁職員 大神さくら(♀)
l / , l l l l l l..'/ / / l l l l //
l −― ' , ヽ ヽ ヽ ヽ ,l.-''" / / / l l l、 ノ /l
ハローワークアオバのお品書き
・薬草採取(法人依頼) 大人数依頼 ノルマ5束 日当大銅貨3枚 E
・大通り清掃作業(法人委託) 大人数依頼 日没まで。食事支給。 日当大銅貨3枚 E
・大通り警備(法人委託) 大人数依頼 日没まで。食事支給。 日当大銅貨5枚 E
・下水清掃(法人委託) 大人数依頼 正午まで。 ※メイジ限定 日当大銅貨8枚 E
・郊外警備(法人委託) 大人数依頼 正午まで。 食事支給 日当大銅貨6枚 E
・モンスター退治 PT推奨 任意受諾 報酬歩合制 D
その他多数
- 273 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:48:16 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \
(●).(● ) | 『……すっげぇ筋肉。
(__人___) |
, =二ニニヽ、 | 一見見せ筋っぽいが、ありゃあ違うな?』
/ 二 ヽ、`,┘ ト、_____
/ -、 }、j┘ イ// : : : .`' ー- 、
/ /{_/ニニ,´>/ : : : : : : : : : : :ヽ
_/___ ノ : 「r{::::ヘ / : : : : : : : : : : : : : : '、
/ : : : : :ヾミ : :.i r:::', y : : : : : : : : : :/ : : : : : :' 「いえ、今日は口座の開設をしたいと思いまして。
: : : : : : : :/ : : i .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ii: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :| こちらが登録証です。
,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :/|
,' : : : : : : : /. :ハ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
/ : : : : : : :./ :/ V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
___
__/ ≦__ ̄ ̄`
イ __ -‐‐- \
// -‐=ニ >-=
/ /, / __ \ \ __ 「……なるほど、新入りか。
i! i:i:i / / / \ \  ̄
i! i i:ii i/ / /∨ \__ r--‐ ふむ、資格は――持っているようだな?
ノ i!i!:i:! i!/ ヽ .|!,/ i i!ヽ \
-‐ ─ ニ i |´| | Ftッ、/i/ニニi i! \‐-=ニ_____ 入金はどうする?」
/ /  ̄ ̄ / | |、| i! /´} {ヽ ̄/=i! !ニヽ、\
./ / / ,/ i i! .} | / 、__)ニニニ,∧{ニニi !\ \
/ / .r、 { 〃{ヽi .,.} i∧ ト、 __]ニニニ/ニニヽニニヽニ\ 「それなんですが、
i { | ー‐‐' }/ー '.i´i! i:i:iへ ´.‐!ニニ/ニニニ=≧=ニ{ {__≧
ヽ ニ=- 7 |\:i:i ヽ ヽ :.:.:>-< ̄ヽ//////∧ / 『最低限の武器』って
/ ̄ ー'>‐=ニニミ< ヽ、 \ \‐= __ i/ ∨//////} {
¨} /. : :{__ `ヽ \ ∨//,\ i!/////,/ \ どのくらいの値段なんですかね?」
〈/__: : : : : : ̄{ . ∨/∧ ∨///\ i!////:.} \
/ i! `´⌒\:.:\ . : : :∨/\ \////\i!//´i! /`ヽ (⌒
./へ i .:i ⌒ヽ}: : : : :i! { ミ、 ヽ ̄ ̄ヽ{/ / \7
{: : : :\:__ .:.i / \: : : } 〉 } }ニ=‐--\_/ } 「……ふむ」
i!⌒ヽ: : r :.:.i },. : : : : : : / ./ i / ヽニ{__ 〉__,ニ=-‐ヘ__
.i! //}: : :7:.:.i : : : : : : イ/ // }ニ{ i: : : : : : : : : :
|// >- 二ヽ___ ィ-‐ 、r∠ /ニヽ \ヽ__: : : : : :
i: :`ヽ__ }: : : : : : : : : i!///> /ニ=-ニ\ \{、 ̄⌒
!へ: : : : .、/.: : : : : : }/∠_ /ニニニ\ `ヽ
i!  ̄ミ 、 . : : : : ///\ ∠ニニニニニニニ7
i! \: : 、: : : : ///\ ̄ }ニニニニ/={
.
- 274 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:48:32 ID:???0
-
, 、 , 、 ヽ ヽ ヽ ヽ . 「……魔法使い職の武器は高い。
// __ ヽl,r、 ー‐ 、 ー 、 ヽ ヽ ヽ ヽ
//// ,rヽ/,,,,`、ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 安くとも銀貨十枚は下るまい。
l l/ , l''' ´ ノ> 、ヽ/ヽ ヽ ヽ l ヽ ヽ
l l / l、 、__ノ/,/∠ ヽ ヽ ヽ,-、 l ヽ ヾ 、 前衛職であれば、拡張工事の現場から
VV 、ノ、ヽl ,r/イ__及ソノヽ ヾ// ∧ l ヽ ヽ
l,ノ ノ、_tj_//l \ V. l lフ l l l \ ー―――'´\ 拾って来た廃材が最低限だ」
// ∧ /,l l::l / V l、ー' ノ lヽ ヽ ヽ --、ー‐― 、 \
∧ l ∧//l_l::z / :V l ´ヽ 、 \l \ \ \ \
/ ∧ V ∧l ,---- 、 /l l l l V、 ヽー 、 ー 、 ヽ ヽ l l
ノ ノ/lヽヽ ∧ 、___ノ /,/ / . l l lV、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ l l
// l l l ∧ -- / / l / l. l `ヽィzz、 ヽヽ ヽ /ヽ,,l l
l l ノ , l lヽ ____/ ,/l l ,/∧ ,' ノ三≧z、 ヽヽ V ヽ l/ 「……廃材って」
/ / //lノ ノ _,..' l l 、 ,/ 丶 ヽ ,', /三三三三≧z、∧ V
/ // /ノ/ /'フ/ l l ヽ ,/ l l l /三三三三三 :∧/ . -―
∧/ ノ ,/'/ノ //、 ノ ヽ / l ノ ノ_, ./三三三三l`ヽ、:/ /
. / V,..''//l /∧__ヽ'_ , ―――‐, ' , ' /三三三三三:l ノ/ //
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) | 「それって、勝手に持っていっていいもんなんですか?」
'、`⌒ ´ U |
| |
| {
ヽr`ー- -=´ i、 「勿論、よくはない。
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、 だが、モンスターを駆除しない事には
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `, . 拡張工事は進まない、始まらないのでな。
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :| 駆け出し冒険者が節度を持って行う分には、
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : ! 目こぼしするのが暗黙の了解だ」
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : |
/ `ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
(__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
/ ゝ/ / 7-、Y :,′ ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
ヽ/ / / /'Y:ソ }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !
.
- 275 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:49:07 ID:???0
-
_____
/  ̄  ̄\ 「……なるほど」
/ \
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ 『暫く分の生活費はあるから、討伐に出るのはまだ先
ノ| U (___人_\\__
____-‐./l l|、 `⌒(⌒_ \ ――下調べと能力把握が終わった後だ。
,,-=ニ_::::::、::l ::::! ヽ. し「、 \ グ レ イ ン
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_ となれば、廃材で物質変成の練習をするのも手か?』
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ /  ̄ lヽl:::::〉::::Y________l_
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/、__l !:: /::::| ::::::::::::::: |
! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: | 「武器の練習なんかは……」
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::\::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
/ } }
_.∠.._ ,r― ―- 、/ /、
, -‐ ―、,r‐= ¨´ `ヽ \ { \ ____
/ ,r  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨ ‐- 、 \ \ `ー--= ..,,__ .ィ ´ `ヽ r >、
/ } ` ー---= ヽ.._ ¨ =-、 / _ /´ `ヽ
,′ /-−/⌒ <_ ¨¨ ―- _ > " /, -、 Y´ ̄ ̄ ヽ ヘ
{ 、 _ =-−' / i > " / _メ ―- 、 { ヘ
ヘ ヽ ̄ \ { } ´ / / /´ `ヽ, \ ヽ \ ヘ、_______
. ヘ / `ヽ、__ ノ\ ‖-、,.. --―― _,,.ィ´ / / ,/{/カ }| { ヘ\ __, }
/ ̄ ¨¨ ‐- __ }/ ` ー‐ ´ /  ̄¨¨ ―- , ィ彡'' ,ニ>'" __,..ィ ト、 jV / { ハ ヽ、. \\/´/ /
/ ¨ < .′ __./r'--/ ,/ ̄レi从::::! `ァゝvく_,ィァァ、 `'ー== .、 `ー〒ニ=- く
{ ` < {'"  ̄ ̄ >''" {/ / /ヾ ,イ `| i'/ ヽ ̄ ,r/`ァ―-、 }! {´ }
ハ \ }__,..ィ/´⌒ヽ {/ /ゝ--ミ=、 'ィハ _ヽ- ' /イ、:::::::::::} ‖ ヽ /
} ー-、, ---ュ、 } /三三7{,ィ ‘, } i' L } ヽ {/∧ 二¨` .ィ トミ>=く/,ハ、 } i ./
../ ´ ̄ ̄ ¨¨¨ --=ュ、 / / >==} {_-、_ } { {-、 } i i >ハ、_ ィ´./ /´ Y \ | { /
'  ̄ ̄ ̄ ̄`ヾ  ̄} └! `ヽ `ーiァ' | { } ('//∧ }r- 、/ , -― \ ヽ {`ー―ァ、__
} / ゙T {_ \ |!、 | .{ j >'/∧圦 `ーァ´ Yー<} `ー '' ¨ }
、 __ 人' `ヽ {__ } ヽ:{ Li` / ∠´////∧ \/´ , ==- j:、 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄//
ハ  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ̄{ }:ハ } { j } }、 .}'./r-` V/////ハ、 ヽ./ V \: : : : : : : /
..{ / `T==-、 ヽ{ /;レ^ヘ/r-` ヾ//////ハ、r'゙ _. -− ト、 ヽ: : : : (
\ __ x=ァ7´ ‘, \ }7 / ,iチ^、`' `''<////∧ーr'´ } ヽ 、.}: : : : : 〉
\_ .. -‐= ´ / // } ヽ }:! ´ /{ \ \ ゙̄ヾ'ハ ` ァ=777ハ ̄ _ノ }\ \: :./
\____,,.. -< j }/j! ./ ` ヽ \ `ヾ/ニ=-''"7:、 ̄ / \_ ヾ
\ / | /{ :.、 ` ・=、} }_/ \ ̄´ `ヾ\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ オ オ ガ ミ サ ク ラ . ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 成功した冒険者が開いた道場はあるが、当然金は掛かる。 ┃
┃ スラムの空き地などであれば問題無いが、安全を考えれば、市壁のすぐ外、衛兵の目の届く辺りが適当だろう。 .┃
┃ もし払う金と意志があるのなら、我が大神流の扉を叩くが良い。 . ┃
┃ 大神さくらの口利きと言えば、多少の値引きは効くだろう。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
- 276 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:49:55 ID:???0
-
,ニ=、
, - 、/⌒'ーi 'y
, == 、_〈 〈 { / / }‐、
(( 〃´ 丶 \≦) /ニミy ノ ノ┐
` {i `/ノ / xイ ノ 『……となると、ひのふの、こんなもんか』
`>一'´ / ∧ヾ`ヽ
/ { ', )) ))
/ |彡' 「じゃあ、こっちは預金をお願いします」
' |
{ |
ヽ / 「……心得た」
\ /
チャリッ 丶 /
` ー---‐=ニ´
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \
(●)(●.) | 『さて、用事は済ませたし、塒ももうある。
(_人___) |
'、 │ 次は能力の確認、なんだが……』
} {
!、______ .ィ-ート、
V/_:_ュ:-:-: ヽ
{ャ< : : : : : : : : :.
/ー-、: : : : : : : : : :'.,
「r'、 / : : : : :`、 : : : : : : : : :'.,
} r'、 ヘ、 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
i/ ム、} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
{ い、{ Y : : : : : .\ : V: : : : : : : : |
\ ヽ {|V : : : : : : \V: : : : : : : :|
\ ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|
.
- 277 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:50:13 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /) 『……魔本の消費が激しすぎる。
(__人_) { , ' ´,/ ダウンロード マテリアライズ
'、`⌒ ´ V __, <´ 魔本の召喚と魔本の喚起、現状2セット使ったらからっけつだ。
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ その上、グリントツヴィンゲン関連の気力消費が分かんねぇと来てる。
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、 この世界って、気力尽きたらどうなるんだ? 回復方法は?
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨} 誰かに声かけて教わるにしても……』
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
_ヽー-、 ,. -;z.__
| , ――-- ..,,_ ガヤガヤ ,> ` ′ ' ∠._
|' ,−- 、 _,,..,_ `、 / < ___ _
|/::::::U:::`-' :::::::::`、 ! イ ,、 ヾ >ー:::::::`´:::::::::;Z._ ガヤガヤ
|:.:.―ヽ:.:.:.:.: ,-―- | │ , ,.イ ハ. ト、 | ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::<
|T'(・二 i⌒i ・二)'フ | .ィ/ニソ 'エ、ヽ | /:::::::;ィ::ィ ;ハヽ;::::、:::::ヾ
| `ー- ┤,├― -'.| r'コ| { 9 . 9 } |Fヽ . ザワ 1:: ノフjメ._v _>ヘ「ハ. :↑
| u !.___! | |にl| `ー ,」 L ー ' l|-リ ザワ h.ヒr',ニヽ_r'ニ.ヽ.〕r|
| ::::=========:::: | ヽニ| 、_"‘‐u‐’´"_, |ン |f|| い)-゚ノーペ-t)丿||f|
|:.:.:.:.:.:.:.:==.:.:.:.:.:.:/ |.ト、二ニニ二ノ!| . ,ゞ|:u  ̄〈_ _ _〉 ̄ u |K
|ヾ、::::::::::::::::::::/ ワイワイ ,.l.ヽ.ー‐-rー─;ノ.l,、 _,, -‐''7::: | )(二ニニニつ( |:::ヾ''‐- 、._
|\  ̄/ ̄ _, -‐''::「l.\ ̄二 ̄.//|::`'ー- ._ ‐''"´:::::::::::::::i:::::::ヽ._ ‐一 _.ノ ::::::i:::::::::::::::`'''‐
|\` < ,、-‐''":::::::::::::::::.:| \. ` ー ' / .|:::::::::::::::::::`''ー-,、 ::::::::::::::::::::::: |::::::::::ト、 `:ー─‐''´, |:::::::::::|:::::::::::::::::::::::
.
- 278 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:50:47 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) | 『……なんなんだろうな、明らかにマトモじゃなさそうな奴らが、
(__人_) |
'、`⌒ ´ U | こっちの様子を窺ってやがる。
| |
| { . 新人狩りかなんかか?
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__ . 服装と受付のやり取りで、俺が金持ってそうだとでも思ったのか?
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、 . あのおっそろしいばあさまたちが、それを許すとは思えんが……』
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \
(●).(● ) | 『……兎も角、ここに長居するのは良くなさそうだ。
(__人___) |
, =二ニニヽ、 | スラムは論外として、出来るだけ人通りの多い道を辿って
/ 二 ヽ、`,┘ ト、_____
/ -、 }、j┘ イ// : : : .`' ー- 、 取り敢えず工事現場とやらに行ってみるか?
/ /{_/ニニ,´>/ : : : : : : : : : : :ヽ
_/___ ノ : 「r{::::ヘ / : : : : : : : : : : : : : : '、 廃材漁ってるのを見れば、向うもマークを外すかもしれん』
/ : : : : :ヾミ : :.i r:::', y : : : : : : : : : :/ : : : : : :'
: : : : : : : :/ : : i .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ii: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :/|
,' : : : : : : : /. :ハ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
/ : : : : : : :./ :/ V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
.
- 279 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:51:09 ID:???0
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ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ー===z..
ー===z.. ー===z.. }ニニニニニ≧=-
}ニニニニニ≧=- }ニニニニニ≧=- l`ー<ニ_<ニリ
l`ー<ニ_<ニリ l`ー<ニ_<ニリ ! __`<Y
! __`<Y ! __`<Y ____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ
____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ ____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ
ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/
ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/ ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/ /ニニニニニニニニ/仁二二二i
/ニニニニニニニニ/仁二二二i /ニニニニニニニニ/仁二二二i ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ
ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ
ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j
ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー'
ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー' ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー' ニ ´
ニ ´ ニ ´
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ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,.、_,.,、_ \ :;| ::;|
,.:::;,:.\ #; へ ::;;| .:;;;;| 「ここが第二壁、ここから先が開発区画か」
'""```''' \ ::;;| ::;;;;;;|
.,;:. .:;. ..: :. vjiijww \ #; ::;;| _√ |\ ̄"二二二二二.\
.;; :.. \ :;| .| ::\ \ |\\
"~'''' ,,..、_,、 \ × ::;| ::;| ::;;\ \___|:: \
\ ::::;;| ::;;;| ::;;;;\_二\ \::
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..
- 280 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:51:33 ID:???0
-
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : センダイ市開発区画。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 既に結界の内側であるここは、
. . : : . . . : . : : : : : : : : : : : . . . . : : : : : : : . : . : : : : : . : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : . . : : : : : : : : : : : : : : : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : まだ未開発の平原に見えた。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : . . . . . 第三市壁の建築が始まっている辺りには
...:::::::::::::::::......................: : : :
::.._ _____ ........ ... ......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ちらほらと建物が見えたが、
::::::::::::::| |:::┌────┐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ミ、::::::::| |:::::| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...............:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: それも大半が工事の関連施設だろう。
。 `丶| ...::|:::::| |:::::::::::::::::::::::::::, --‐=≠≦≠±;ivl.:ヾ,、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,.
_ ゙ |__|:::└┬──┬┘ミ≧王W´M_., :.., " :.., :.;,,, ;, ナ:: ;<;,,:.,,,: ̄千;,,<:._/
. :_ || || べy. |_^V/,_○<チ《 . 。 . ̄`^⌒^´`^゙¨ ̄` 《:,,+:.,,;:.|;,ミヾ;,\
., ^<iコトイ,、_,,_ |_r<__; |;/.V/M` 。 ` :. ・ ゚ ¨ .. >ヾ\ヽ\V/
,。__;:-L:;.,_~:.:_ ≫ - " ̄ . / 。 ` ’ _ ;, ・ ” ゞヾVゞヾ《ヾゝゞ
- ~ . : : `‘ ' _ ;, ;. ・ " :. :イヾ\\Vゞヾ《巛\
;, ` * " ゚ ;, . _ ;l , チミ<へ׉\ハ}V
` :. . 。 + " :;. , <ヾへ`\巛ぐヘイゞ\ハ、
; :.. :.^ ; ` ’ / ゙゚ * - 《ミ\ヾ\kへイんヾ<\ゞ、ヾ
。 ` * .: ' " ゙ +* . ゚ ゙ 。 ^ ゞヾぐ巛ヾ\Wミマへ` <、 ヾ
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) | それとなく周囲を見渡してみたが、
(__人_) |
'、`⌒ ´ U | あの不審人物達が付け来ている形跡はない。
| |
| { 殆ど人は見当たらず、気兼ねなく練習できそうだ。
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `, 「……っと、そうと決まれば廃材を貰いに行かないと。
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :| 確か、第二壁の近くに物資集積所があるって話だが」
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : !
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : |
/ `ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
(__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
/ ゝ/ / 7-、Y :,′ ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
ヽ/ / / /'Y:ソ }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !
.
- 281 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:51:49 ID:???0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_ 「……やっべぇ、貰う前に挨拶しに行ったら、
| ( ○) (○)
| U (___人__) すっげぇ良い顔で、質の良い廃材寄り分けてくれた。
. .| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ 幾ら暗黙の了解ったって、
人、 '-/____ ヽ |
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ | 普通貰う前に頭下げに行くもんだろ……。
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、 今まで誰一人として行かなかったってマジかよ」
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
.
- 282 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:52:10 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \ 同じ言葉、同じ顔立ち、同じ地名――
(●)(● ) |
(_人___) U | 心の何処かで、ここを故郷と地続きのように感じていた。
'、 │
<二ニヽ | しかし……
/-‐ `i 、 ___,. イ i
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 「……冒険者達のモラル、想像してたより遥かに低そうだぞ」
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : } 或は、先の不審者達は、本当に新人狩りだったのかもしれない。
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
.ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
./ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' < ただでさえ、自分は特殊なのだ。
| ( ―) λ ヽ
,ヘ__| (__人) ヽ ',
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬ 「……コイツは、ソロも視野に入れるべきか?」
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .! そう呟いて、手にした廃材の束を地面に置いた。
.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /!
:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l ! 何をするにも、まずは自分の特殊さを把握しなければ……。
.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
.
- 283 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:52:47 ID:???0
-
-‐-
/ ‘,
| ‐- -‐ |
|(●) (●)| 与えられた力は超能力的な何かで、
l (__人__) |
‘. `⌒´ / 準備や使用に特別な何かを必要とはしない。
-=/^iー―//ハ=-
,. -=:i>―ュ /ヘ/ /i|:i:i:i:≧x だからただ、少しだけネクタイを緩めて……。
):i:i/ 卩ilil彡 /:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i〉
厂:iく _孑'ilil /:∠__i:i:i:i:i /7
/:i:i:i:i:i|_〉:<:i:i:i:i,ilill ./:i:i:i/:i:i:i:i/:〈 「……召喚」
ノ:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i\:i:ililil /:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:∧
. rイ:i:i:i:i:i:i:i: /:i:i:i:i:i:i:i:\ilil//i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧
〉:i:i:i:i:i:i:i/:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ 頭の中にあるボタンを、意志の力で押し込んだ。
|:i:i:i:i:i:i/:i/ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|O:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|、:i:i:i:i:i:∧
. 乂:i:i:i/'´ .|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| Y:i:i:i:i:i:〉 そしてその瞬間、
 ̄ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|O:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|/:i:i:i:i:i:i:/
. /:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:/ 頭の中に、何処から伸びてきた何かが繋がる。
〈:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|O:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i/
|:i:i:i:i:i:i:i:i:从 :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:/
|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\ :i:i:i:i:i:i:i:i|:i∨
|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |:i:i≧=--- ':i〉
. └─==ミ:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/|
|:i:i:i:i:i:i:i:i`ヾl:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| | :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
___
/ ヽ
__,ィi.ri、 『えう』か、『たし』か、『りだひ』か、『ぎみ』か、
i r、i ij i,}
ト, } リ ト /〉 そこから繋がってきている事は判るのに、
/ト ヽ{ ∧`ー- 、
/ : : : ヽr==-〈ハ: .ヾ : i それがどこにあるのかは全く認識できない、高次元的などこか。
/ : : : : : : :| : : : : |rN. : : >{
γ. : .`.ヽ、. : : | : : : : lH:、ト、:.ヽ、 そこから差し込まれたホースより、
{、 : : : : : ヽ. : | : : : : |:::'i `,.: : ;
\: : : : : : ヾ |: : : : :|::::| | : ノ おそらくは情報なのだろう、頭の中に、大量のナニカが流れ込んだ。
\Z_ : : : >i.: : : : |::::! }:./
`ト、 : : : : : : : : }:::ノ i/|
V\ : : : : : /:./ {::| 「コイツは、慣れるまでが大変だ」
}/.`.ー- イ:イ 'ト,
/ : : : : : : : |´ ヽ__ }::ヽ
rー< : : : : : : : :.厂〔:i〕ニ{、:::{ 頭の中が、四次元方向に押し広げられる、
> : : : : : : : : : : /::::::::::::::::::iへ}
〈 : : : : : : : : :/::::::::::::::::::::::| j そんな有り得ない感触に額を押さえる。
. ヽ : : : : : /:::::::::::::::::::r::::::::|_r´
V. : : :/::::::::::::::::::::::i:::::::::|
.
- 284 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:53:16 ID:???0
-
. l `'マ‐_‐_‐_‐| ト、 \|:::|:::|:::|::|::|_| ]: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :( ̄ ``) : : : : : : : : : : : : : : : :| l_‐_|こ|こ|//]| |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ミh。,| |`゙マ_‐_| |ー)h、 \::|:::|::|::|_| ] : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . ゙'‐--‐''゜. : : : : : : : : : : : : : : : :| l_‐_|こ|//_‐_j| |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ニニ|ミh。,,| 」‐_‐| |:トマ‐)h、\]::j::j,」 ] : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | l_‐_|//_ー_/l| |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ニニ|こニ|ミh。,|‐_‐| |:|::|::|:ト、‐}h、\:|_| ]_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_| 「//_ー_/| | |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ニニ|こニ|ニニ|‐_‐| |:|::|::|:|::|:::ト、i}h、`'| ] : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | 「/_ー/| | | |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ニニ|こニ|ニニ|‐_‐| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_`| ]: : : : : : : . . . . . . : : : : : | |_‐гl| l| | | |_‐_|l l|l l|:l |:|:l l:|:l |:
ニニ|こニ|ニニ|‐_‐| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_‐| ]: : : : . . . . . : :| l_‐_| | l| | | |_‐_|l l|l l|:l |:|:|」:|:l_|:
"''〜ミ二|ニニ|‐_‐| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_‐| ]: : . . :| l_‐_| | l| | | |_‐_|l l|[」|:レ':l::::::|::::::
. l `|''〜i|‐_‐| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_‐| ]: . ……かちりと何かが嵌る音。 | l_‐_| | l| | | |_‐_|‐'|::::|::::::|:::ニ=‐'
"''〜 .,,]_ |‐_‐| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_‐| ]. . 頭の中の、頭の外の何処かにある本棚に | l_‐_| | l| | | |_‐_|ニ=‐ ''"´ _
、、 .,,_ ´"''〜i| |:|::|::|:|::|:::|::|::lー_‐| ] 一冊の本が差し込まれたのが分かった。 | l_‐_| | l| | 「 _,,. -=ニ  ̄
_‐_‐_‐_‐_‐ニ =- j| |_ `゙'''〜 ミLlー_‐| ] | l,,.ニ!=-‐''"´ _,,. | |=ニΞ‐_‐_‐_‐_‐_‐_
iト-==ニー_ー_‐_‐_‐| |_‐_‐ニ=- .,,,_| ] 軽い虚脱に眉を顰めて、 | |_,. -= ニ  ̄ ] j_‐_┌ ==ニ二 「:::|
:|:::::::::|::::::::l:::::::|‐_‐| |冖¬ー-==_ー_| ] もう一つのボタンを押し込む。 | l_‐_ニ=-‐ ¬::「「| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:|::П l::П:|::「|:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ] | l_‐_|‐lー|ー|‐|::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ] | l_‐_| l| l| ]|l |::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ] | l_‐_| l| l| ]|l |::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ] | l_‐_| l| l| ]|l |::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ] . .| l_‐_| l| l| ]|l |::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|:::l::l:::l::l_‐_| ]. . . . . . . | l_‐_l:::|:::|ー|l |::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |:::|:::|:::|::=‐,."´ '´| ]. . . . . . . . . . . . : : :| |,_"〜.,〜ミ」::|:|:| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::| |::|::| l::|::|」:|‐_‐| |-''"゛ ‐''"_ ‐ニ‐| ]: : . . . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : :| |гh。,_ "〜., ミ| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:l:::|_|::|::レ'::l:::::::|‐_‐| |"´ _ ‐ニこ_‐_‐_| ] : : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : | |i|:::|:::トミ}h。_ `'| |ー_‐|:::|:::|:::|::::|::::|::::|
:|:::::::::|:;:=‐'"´ '"´ | |セ〔ニニニア「 lー_| ] : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |i|:::|:::|:::|:::ト冬h| | "〜.,〜ミ|::::|::::|::::|
/ ヽ
i } _
i i / } ̄\
r'⌒ヽ、 i i. / ./ _ノ \ 身体の中から、何かが引き抜かれて行く。
ヽ、 .\ i i / / (●) |
\ \ | | / /__人__) | 強い、脱力感。
\ \ { L_ / / `⌒´ |
\ \_r'´ ____, `、 /┐ / 引き抜かれていったなにかが、
__ \  ̄ `ー- {i ..ゝ / _
.`>‐ 、_/ ___ -‐‐_' ∨7 i ――≦/ / 目の前に集まっているのに気づいて、
.‐- __ , r‐'´ ,r‐'´ ー- __/ /__/
`ヽ _ '´ / `ヽ 7‐- _ ふとそこに手を伸ばした。
\ {´ , ‐‐‐┬-- ィ'´∨ `ヽ
i\ _,、__ r'´ / {/////∧ }_
ヽ >‐‐'ー‐‐'´彡'_ ノ i///////i / ヽ、
 ̄ ̄ ̄ `ヽ、 i///////i `ヽ、
\ i///////} i `ヽ
\ }///////} ト __
\ i///////i i
.
- 285 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:53:44 ID:???0
-
.....:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.....
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:. 身体の中から抜け出たなにか、
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;. . 無形の力。
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:. . 先史文明において、
.:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:.
.:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:. . ブリッツェンフォースと呼ばれたもの。
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
.:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:... .. .. ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:. . それが、地に、水に、空気に、染み込み、
.:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:... .. .. . . .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:. . その形を、在り方を変えていく。
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
.....:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.....
r‐==============================ミ、
/三三三三三三三三三三三三三三三ニ=-}}
/-================================彳 それが見えている事に気付いたその瞬間に、
{-=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-W
Y(⌒)-=ニニニニニニニニニニニ=-(⌒)W 頭の中で何かが繋がった。
. Y-=ニニニニ「 ̄\∧/ ̄}ニニニニ=-W
. Y-=ニニニニ\ Y /ニニニニ=-W . グレイン、物質変成の超能力。
. Y-=ニニニニニ} ∧ {iニニニニニ=-W
. Y-=ニ「  ̄ ̄ ' ⌒ヽ  ̄ ̄ }ニ=-W それがどのように働き、何をしているのか?
. Y-=ニ〉 -- 、乂_,ノ, --、 〈ニ=-W
. Y-=ニVニニニ} V {ニニニV =-W . 力の流れとその作用が、手に取るようにわかる。
. Y-=ニニニニ< i >ニニニ=-W
Y○-=ニニ=-⌒-=ニ=-○W
.  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
.
- 286 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:53:59 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) | そうして現れたその本は、何でもないもののように両手に納まった。
(__人__) |
(`⌒ ´ | 書名は、『グリントツヴィンゲンと、世界を治めるシステムについて』
{ |
{ ノ 望んだ知識、旧世界の力と今の世の魔法、双方の特徴や違い、
ヽ ノ
ノ ヽ 関係や使い方が記されているのだろう、それ。
| ̄ ̄ ̄ ̄|~| |
| | .|-、ノ .|
(つ .|と ” ノ
_, -‐ ´
_, -‐' ´ ……だが、今はそんなものは後回しだ。
, '´
_ ,/ 本を脇に手挟むと、空いた片手を廃材に伸ばす。
/´ , -‐ ´ ̄
/ / l 身体に残ったこの感覚が消えてしまわない内に、
/ l , - ,'
. / 、_ノ l'´ 、―‐ ' 確かめておかなくては……。
/ ,イ ,' ,l l
/ .〃 / 八 .l
/ ノ / く_ イ l | /
'-‐' / / l / ヽ'
く_ノ ヽノ
.
- 287 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:54:21 ID:???0
-
. i| : : :.゙|
. i| : : :.:.:|
. i| : : :::| 束からパイプを一本抜きとり、その中に手を延ばす、染み込ます。
「ヽ Y| : : ..:.゙|
Lノ ii| : : ..:.:.:| そうしてまず抱いたものは、
. / jl| : : ..:.:.:|
/ /ll| : : ..:.゙|- 、
. / 厶ll| _____/ |
/ {- ||| /r‐┐ | 「……醜い」
. / 人リ | {_|_|_____.ノ
{ }ll| /r‐┐ |
i|| {_|_|_____.ノ
i i|| /r‐┐ | そんな感想だった。
| i|| {_|_|____.ノ
. /i i|| /r‐┐ | 魔法による下支えを加味しても、この世界の技術力はそう高くない。
. / 八 .i|| {_|_|__.ノ
/ / ヽ :i|| : : ..:.゙| 大量生産と言う概念すら存在するか怪しいこの世界で、
\ :i|| : : ..:.:.:|
 ̄i|| : : ..:.:.:| 鉄パイプを、それも、気軽に捨てられる程用意できることが、
:i|| : : ..:.゙|
:i|| : : ..:.:.:| どれ程凄まじい事なのかも、判る。
:i|| : : ..:.:.:|
:i|| : : ..:.:.:|
. マ.ム
. マ.ム だがそのパイプを、そう言った理由を踏まえて尚、醜いと感じた。
マ.ム
マ.ム 製鉄技術が未熟なのか不純物が多く、合金もちゃんとしているとは言い難い。
マ.ム
マ.ム パイプの構造には歪みや目に見えない巣が入り、
マ.ム
マ.ム メッキの施されていない表面は、短期間で腐食を始めていた。
マ.ム
. マ.ム そうして生まれた構造的な弱点に、力がかかった結果の破断。
. マ.ム
. マ.ム 使った場所が悪ければ、それは大量の死者を出していたかもしれない。
マ.ム
ツ
ヤ. 「………………」
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム 我慢しきれずに、力を動かした。
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム
マ.ム
.
- 288 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:54:49 ID:???0
-
,...--─- 、
/ :::::::::::::::ヽ、
/ ∠ :::::::::::ヽ
l /;;)) ::::::::::::丶
l ヽ`´ ヽ ::::::::::丶
ヒヾ) , _,ノ ::::::::::::丶
"' - ., ヾ , ゝ‐ ´ ...::::::::::::::::::`
`'' - .,_ ,..._ __ `l. / :::::::::::::::::::;;::::l
`r`''、~ ヽ ヾ :::::::::::::::;;;;:::::l
゙{ ‐-′ 丶,r、_ ヽ /_,. ゙ー、
}ニ´'! /  ̄ヽ. \ / '´ '.
`ー^''´〉′ ゙'' ー ..,_ `、 _/,′,,.. - ゙、
V、 ゙'' - .,_ _,. -''"''´ , ´r'´ ヽ. ゙ 、
゙'- ._ ´ ゙''iー-ー '"´ / ,. -ー `.
` - ., ,' ; ;ヽ |,. '´ ヽ ゙.
゙ 、_ / `i |
゙' ー ..,_ ,./ i ,. |
r-、 !"ヽ_ ` ー- ..,_,.. - '´` ̄´,/ / 丿 l
ヽ.`、 丶. !、 r′ , ' _,.. i
{゙ヽ. ゙、゙''ー-‐┘ ! ノ / ‐" i
{、 ヽ二> }i`=、- .,_ _ r=゙ ー ミ , ゙ i
{、`-‐-、_ ! `、 ゙'' '"、`'ー─ '′ ″_ / !
! ゙-‐-ァ-- ....,_,_j 〉 ` '' ー  ̄ヾ、 , i |
` ̄´ !‐''"ー- i'´ ` ,゙ { l
ヽ j / ノ _ |
`"'''"゙'' ー-- ....,,__ _,,. -' r′ ` |
タダ  ̄´´ { "´ |
そして、物質を整す。 . i "´ ` .,_ |
ゝ ._ ` j
個人的な心象を言うなら、それは音楽に近いものだ。 ,. - '´ ` /
パ イ プ } , ゙
不協和音をがなり立てる交響楽団に、楽譜を与えて並べ替え、
ソザイ
指揮して調え、場合によっては 人 を入れ替えて、美しい、一つの流れへと変えていく。
その楽しさに、夢中になって素材をつぎ足し……。
.
- 289 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:55:25 ID:???0
-
. . ′
. 〃
. // ……そして、次に気づいた時には、地に這い蹲っていた。
//
//
. ,イタ 「……………やべぇ。やり過ぎた」
. ,イタ
,イタ
,イタ もらい受けた廃材の束は今や影も形も無く、
,イタ
,イタ 倒れ伏す俺の傍らには、一本の杖が転がっている。
,イタ ク ウ ォ ー タ ー ・ ス タ ッ フ
,イタ 木芯に金属を重ねた、長さ2.2mの廃材の杖。
,イタ セッケイサ
,イタ 分子レベルから整えられた、ありえざるただの鉄杖が。
,イタ
,イタ 軽く体を探って異常がない事を確認……。
,イタ
,イタ
,イタ 「生きててよかった」
,イタ
,イタ
,イタ そう呻いて、身体を起こした。
. ,イタ
,イタ
,〈タ
//
. //
. //
〃
′
.
- 290 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:55:38 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__ 「参ったな、熱くなりやすい自覚はあったが」
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ それから、ここは安全な日本ではないのだと、
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/ 自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 幸い、本は傍らに転がり、財布も抜かれていない。
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 作業中にマイナスを割り込んだのだろう気力も、
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ 気絶している間にそこそこ回復したようだ。
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \ 収穫だけを見れば悪くはない。
(●).(● ) |
(__人___) | だがこれは、結果オーライで済ませてはいけない事案だ。
, =二ニニヽ、 |
/ 二 ヽ、`,┘ ト、_____
/ -、 }、j┘ イ// : : : .`' ー- 、
/ /{_/ニニ,´>/ : : : : : : : : : : :ヽ 「もしアイツらが付けて来てたら、俺は死んでたな」
_/___ ノ : 「r{::::ヘ / : : : : : : : : : : : : : : '、
/ : : : : :ヾミ : :.i r:::', y : : : : : : : : : :/ : : : : : :'
: : : : : : : :/ : : i .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ii: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :| ただの疑心暗鬼なのかもしれない。
,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :/|
,' : : : : : : : /. :ハ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :| けれども、脇が甘い日本人には、その警戒こそが必要だろう。
/ : : : : : : :./ :/ V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
.
- 291 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:55:53 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、
| ( ●)( / .\` 、 . // / 「……桑原桑原」
. | (__人/ \ヽ、,.// ../
| ` / ``77 /
. ヽ / / / / 溜息を吐いて、本を開いた。
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./
/./ r-、 ヽ ∨,ノ / 体感では大分疲れが抜けていた。
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. | けれども、先の有様を考えれば、まだ不十分だと感じる。
| .\ \ ノ
r‐==============================ミ、
/三三三三三三三三三三三三三三三ニ=-}}
/-================================彳 力の感触を得た事で先走ったが、
{-=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-W
Y(⌒)-=ニニニニニニニニニニニ=-(⌒)W 元よりこの本は、試しで消費した気力の回復を待ちながら、
. Y-=ニニニニ「 ̄\∧/ ̄}ニニニニ=-W
. Y-=ニニニニ\ Y /ニニニニ=-W . 得た能力の確認をする目的で喚起したものだ。
. Y-=ニニニニニ} ∧ {iニニニニニ=-W
. Y-=ニ「  ̄ ̄ ' ⌒ヽ  ̄ ̄ }ニ=-W そう言った事を前提とした編集になるように望んだが、
. Y-=ニ〉 -- 、乂_,ノ, --、 〈ニ=-W
. Y-=ニVニニニ} V {ニニニV =-W . 実際の中身はどうだろう。
. Y-=ニニニニ< i >ニニニ=-W
Y○-=ニニ=-⌒-=ニ=-○W
.  ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
.
- 292 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:56:14 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 構成は、まず索引があり、概念や歴史、基礎理論等の説明等を行う第一部、
| ( ●)(●)
.| (__人__) 個々の系統とその説明を行う第二部、それぞれの運用法や有名な術などが
| ` ⌒´ノ
. | } __ 記されている第三部、最後に資料編として、現在使われている魔法の、
ヽ / ̄ ̄⌒/⌒ /
(⌒ ヽ / / / 代表的な系統の最低ランクの呪文が一揃い記されていた。
. \ \ ,(つ / ⊂)
| \ y(つ__./,__⊆) 資料編の呪文は、一般的な初級呪文より更に低位らしく、効果は気休めだが、
| ヽ_ノ |
| |_ それぞれの系列の術を扱う素養さえあれば簡単に覚えられるらしい。
ヽ、___  ̄ ヽ ヽ
と_______ノ_ノ
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \ 「……なんか、この知識切り売りするだけで、
(●).(● ) u |
(__人___) | 割と生きていけそうな気がする」
, =二ニニヽ、 U .|
/ 二 ヽ、`,┘ ト、_____
/ -、 }、j┘ イ// : : : .`' ー- 、
/ /{_/ニニ,´>/ : : : : : : : : : : :ヽ 見出しを軽く流してその内容を確認すると、第二部を開いた。
_/___ ノ : 「r{::::ヘ / : : : : : : : : : : : : : : '、
/ : : : : :ヾミ : :.i r:::', y : : : : : : : : : :/ : : : : : :' 未だ詳細のわからない、ボルテッツとオペラの項目に目を通す。
: : : : : : : :/ : : i .i:::::i ,i : : : : : : : : : r : : : : : : : :i
,' : : : : : : : / : : : :i i::::::ii: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :| 資料編の呪文には非常に興味があったが、流石にそれは後回しだ。
,' : : : : : : : ハ : : : :',i::::::ii : : : : : : : : : :.| : : : : : :/|
,' : : : : : : : /. :ハ : : : :',::::::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
/ : : : : : : :./ :/ V: : : : ',:::|: : : : : : : : : : :| : : : : : : : :|
.
- 293 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:56:28 ID:???0
-
__
/⌒ヽ
}> , -─=ミ、
. -‐ ¨  ̄^ ̄ ¨ ‐/ -=ニ ⌒^¨\
. ´ -‐ ^ヽ 、 ^>s。
/ / / ' i / :. ⌒\ >s。 ___
, / / / } ′ / , } /⌒
// ' ィ }/ イ /} ' ゚。⌒^¨´. . この本によれば、この世界の先々史文明期、AD世紀の時代、
、__/ / ,. 斗‐ ナ / } / } / ,
⌒7 ¨¨ 7 , /抖示抃_ } ハ┼ォ / } . 人間達は、霊的能力に科学のメスを入れ、遺伝調整で
' _,ィ / / 込ツ , ′芹ァ} ′
/イ ⌒7 イ / / / Vリ } / / , ′ 強い霊能を持つ超人を生み出す事すら可能にしていたらしい。
_厶ィ /} ィ´r}/ _ ,. / ,. '’ 〉 ノィ , ィ /
ノィ ノ' 乂ヽ ⌒ ¨¨ } ハ / }' 彼等は、人間の持つ霊能を大まかに四種に分類していた。
/ イ ト、__ __, , }/ }/
,// } ,ィ{ 圦 ´ ̄ / ノ
ノィ/ }i f: : : : ... ′
__/__从 { :. > .. ,イ
} 「^W_,r===v== 、__ア「ア
} | |ニニ}iニニ}iニニ}iニハ{ ̄  ̄{
.ィ八_ | |ニニ}iニr┴─┴=、ニ7 {
_ ィi〔 '⌒7 ァ=ニ┴‐ - __/ニ>、 {
^', // \-=ニニニニニニハ /‐- _ ,. -=ミ
\ // v-=ニニニニニニ/^>s。 ≧s。ィ V__
丶^>、 V-=ニニニニニ/ > / }⌒ヽ
., _ ⌒≧s。 _ ___ __ V-=ニニニニ/ ___ /_ ィi〔 . : .′ i
: : : : :>-=ァ _ ,. { } ^Y⌒^Y⌒^Y ¨{ }⌒ ,. : : :/ __ {
ト、__
`、::`ヽ
-==ニ、ー-ヽ:: :}_,イ_,-,ァ
_,,=ー'´`:: :: :: :: :: ::'::二=-
_,r-'´::/:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ、
-=/イ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :',
./::,ィ /:: ::/|:: :: :: :: :\:: :\ トi ,rz
///:: ::i i .|:: :: :i :: :: :: :i :: :: リヽ ___r'´イ 霊的エネルギーを、物理的なそれに変換するボルテッツ。
レ/ ノリ:::ト=、__|::|:: 、}.V、::ト、:i、::ト`、二--ー'´
/::::::Vト弋tッ、ト、:T∠ェzァ':|:レ、|\ T` _,xィ 最も代表的な能力であり、プラズマによる攻撃や、
_.=-、_<'´(ニ):: :: :ハ、 ' V `¨゚´ /ィ彡 i::>-、_ `ー-ニ,-'´
ヾ<_>、_i、:::::::::::::::::::ト、 _,.._!_ ,ィ::::レ:/:/ }ー――--'´_,- バリヤーを形成すると言った戦闘的な使い方が主だったようだ。
`=V´ /`ー-、:::::::::} `ヽニ`< |:::::/-ア:: |=ー-<'´´
{:: |::|//:::| {:::<r-/ /-、__ヽ::::::| _. ゼントリーと呼ばれる高位存在の使うこれは、
_/:i r'/|::::ト、;;、 _/_,r'´:::レ /、__o/\::ノ_,.--'
/:::::::::::`、_i i彡| |:{}::\_,,-イ:::::/、 {、___r-ァ--'´´ _,- 惑星一個破壊するだけの力があるらしい。
{::::::::::::::::::>:| |ミ\´::{}:::::::::_::,;;;ノ: :三ソ : : |{ { _,. --'´
Y::::::::::::{: : : /rー―-'´¨ ヾ } : : `ーメ-'ア`ー-、_
{::::::::::::/,Y/:::ヽ、_ __ノノノ:: 、 : :ヽ {____
`ァ-i::/ /::::::::::::::`ー-'´ \、:: : : : : T >-、 `ー
/ _r'_/::::::::::::::::://:::::::::::::ノ `ー、__ ' : : :ヽ_>、_ \
/: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||:::::`ー、__ノ
.
- 294 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:57:05 ID:???0
-
|:::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::|
∨´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l:::/
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;∨ / ̄ ``丶
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;l/´´´´``ゝ=|;;;!、 / ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;! ―‐-- |;;;;;;;;;;;|ヽ /, ,、 ,
ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;! ´,_==x、l;;;;;;;;;;;l::ヽ // /| / /
/|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;!;;;;! 〃li ii 》 !;;;;;;;;;;;l !::〉_|/ /__| / / ,__
!::::!;;;;;;;;;;;;;;;;;;!!;;;;;;;!;;;;!´ ヾ_ソ´ !;;;;;;;;;ノ´´ | | | | / /;;;|
 ̄\ !::!!;;;;;;;;;;;;;;;;;;l!;;;;;;;!;;;;l ゙` ̄´ /;;;;/ ヽ_! ヽ_|_/|_/;;;;;| 所謂霊能一般、千里眼やテレパシーと言った
` | |、 !::!|;;;;;;;;;;;;;;;;┘!、;!ヾ! /´ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
|_/ ヽヾ/|;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ、 ‐―‐ / 今 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 能力を持つ、スコーパー。
ヽ l;;;;;;;;;/ l l |丶、 / 春 宵 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
`\l;;;;;;;!⊥l―‐´ ̄ 日 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 四種のうちこれだけ私の体が備えていないのは、
 ̄´ __ | ̄ ヽ 野 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
|___ | ノ 椿 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 主に女性が発現する能力だからという事らしい。
┌┴‐┐ |___ └− は |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
二二 ┌─ 殺 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 高位の使い手になると、肉体を捨て、霊的な存在に
丿|__」 |\ | ├― さ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
| \| └─ れ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 変化する事も可能なのだとか……。
゜ ┌─ 、 /\ る ___|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
_ | l /―‐| /::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
::::::\ |___/ ┌─ 、 /::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
:::::::::::\ | | /::::::::::::::::::::::|\___/
:::::::::::::::::\ |__ / /:::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
〈""〉
____ ,、._ゝ-―-、 〈X〉
'´ ¨>∀ハ ヾ vw `ヽ 〈乂〉 ,.、_
/v/ |ii、ii、 、 、ミYノハ,〉 ,ゝ、_,.__/\ゝ‐/´ `<
/ ' .i ∨ヾ、 .::!^∨ノ"¨´ ̄ ヽヾ、ノ; //´ `ヽ
!'i i| 、 !、ハ少ハ. :リノヽ,, . . `ヽi "/,',./´ 丿
! . :仗チ` ` ′' ! ::i'' ! .o;. |'レ/'" iゝ、 〉
! :.::!! 、 /^ヽ. ! .|:!//! :ii:: _,.__大人气、、 / 物質に干渉し、これを意のままに組み替えるグレイン。
!::i::::ゝ、 Y_/ノ'リ!'〃 ::!|: と¨ _乙 ̄¨ナ ィ`ヾ、、./
!ハ:::i^リハメ-<、く、 ノ! .:i!:. ` ̄ノ`¨¨´ゝ彳"ノ"_〉/ AD世紀において、この能力は、それを使いこなす為の
' ∧! `ヽー=┌―┐ ::!i:;.―(_ イ⌒¨´メー'´ ̄
! ___ 、 └─┘、/::iи: ゝ`ヽ. ! 知的能力とセットになっていたらしい。
;o;. !´ ,ー=ミヾ、 ノ ||;;;;;;( 、_゙i|::. ´ゝハ ノ
::ii:: 廴=≡≠メ,f ´ 〃;;;;;;;}゙ゝ、::|!::; \" その後、AD世紀が終わるとこの能力はすぐに衰え、
.:|!:: . f ///'!;;' /∧;;;;;;;;i ::..、:!i:: ヽ
::゛、:. | '´ _/ }; .// 〈;;;;;;;;;;;! ::::::i!:: .∨ 知的能力が発現する者もほとんどいなくなったようだが。
:ii:、 .ノ/´,". . |:. // `戸咋i :.:i!|::.; /〉 ∨
::!i:: .と, ,' .;o:;.i、// ,、〉ミ、ハ ノ;': . / ゝ/ヽ/`^/ 遺伝調整で生み出された初代の能力水準は、
:゙!i: / :' :ii:.:|、/ ┌ゝヾ≠キ:!i::./`´/゙i__/´、/ ハ〈,ハ
.: i : , ';":. iゝ-‐'ゞ、ー=ミ二';∨/´′/_〃`/ ' // 巨大ロボが一発精製できそうなレベルだったとか。
.c.、. .. ノ .:' :i!i::. | ¨``ヽ、ミミソ:i!:./ _ // __/〉ー
、:i!::. ノ :i|:: | /〉 ./ ..// 〈゙フ/ ̄/, , //^
ヘ.、!::,./i :!i::. .! 〉〉 //`^ _,ー.,/ , ノ ̄¬'
ヘ.、: __.!ー--、;ヾ.、.. |√^_「_// " ̄ / , , ´ ノ/〉
、 !/ ゝ¨孑`ヾ≠、/ ィ┐/ / " 〃 __,ー―‐
. >.、 \_ンラ` ノ〉/ 'フ/ 〃 _r―"
ヽ、 `ヽ厶ノ_/"/´ '/´ / ̄ ̄
.
- 295 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:57:23 ID:???0
-
/ / / /
. / ,. , |
/ / | l | ‘,
. / , | l | ‘,
/ | | l l ‘, ……精神を操作するオペラ。
. / .| ./| | { .|! ‘,
/ |.  ̄笊≧x { | .|=_ ‘, 尤も、これは洗脳や精神支配と言った芸当が
. / .| /___V/ ‘, .}ニ、 |
. , .| l{' .{._人\ ‘, ニニ\ } 可能なほど強い力ではなく、主にグレインにで作った
/ | 爪込_Y_ノ}! }; ニニニ.ヽ. \ .|
, .八 从::::::::::::::V/ |:::. , ニ人ニニ.\ \ .! 被造物のコントロールに用いられたようだ。
{ 从 :.  ̄ ¨"} .|::::::.. l_ニ`Y´ニニヽ \ \
| | .| ヽ. 、 | 从 从 |ニニニニ=ノ:::: \ \ 単体では、集団指揮にブーストとか、
| |l l \ヽ |/ { l.}、. Vニニニ=/ /∧//\
| |l |::.. 、 ` \ ノ .リ ヽVニニ=/|〔 / :V// 扇動に効果ありとか、その程度の効果しかない。
| || __l ヽ \ , Vニニ/ .| / ∨ .
| |l_ l=l. 、  ̄ ̄ }≫'' | |./ ./
| 爪 |' | \ _ < .| ./ / /
|.//∧ .|. | =-- < ../.l//\ .| / / /
|' |//∧ ! .! / l////\.|./ / /
....l///∧.|ノ l .}//////, / /
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
. | ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、 そして、薄々わかっていた事だが、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : } これらは皆、所謂超能力、生まれ持った能力であって、
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´ 鍛えても素養を超える力を発揮する事はできないし、
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 使用法も学問と言うよりは、運動能力に近いようだ。
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´ 下準備などの手間をかけて、威力の増強やら
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´ 制御訓練の代替等はできないらしい。
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
.
- 296 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:57:47 ID:???0
-
___
/ ヽ
__,ィi.ri、
i r、i ij i,} 幸い、パッシブスキルに登録自体はされている為、
ト, } リ ト /〉
/ト ヽ{ ∧`ー- 、 システム補助が全くないと言う事は無いだろう。
/ : : : ヽr==-〈ハ: .ヾ : i
/ : : : : : : :| : : : : |rN. : : >{ だが、所謂呪文の様に、アクティブに登録されて
γ. : .`.ヽ、. : : | : : : : lH:、ト、:.ヽ、
{、 : : : : : ヽ. : | : : : : |:::'i `,.: : ; お手軽発動は無いと思われる。
\: : : : : : ヾ |: : : : :|::::| | : ノ
\Z_ : : : >i.: : : : |::::! }:./ 戦闘中咄嗟に使えるレベルまで達するには、
`ト、 : : : : : : : : }:::ノ i/|
V\ : : : : : /:./ {::| 地道な努力と時間が必要だろう。
}/.`.ー- イ:イ 'ト,
/ : : : : : : : |´ ヽ__ }::ヽ
rー< : : : : : : : :.厂〔:i〕ニ{、:::{
> : : : : : : : : : : /::::::::::::::::::iへ}
〈 : : : : : : : : :/::::::::::::::::::::::| j
ヽ : : : : : /:::::::::::::::::::r::::::::|_r´
V. : : :/::::::::::::::::::::::i:::::::::|
ー─ 、
ヽ、_ ヽ
`‐-) |
((___) U | 最悪の場合、魔術師系の能力値で肉弾戦をして
'、、` |
| ィ__{ 日銭を稼ぎながら、空いた時間に魔法の練習して
`-ュニ_>-ー-、
,'::i //.:::::::::..ヽ レベルアップを待つ日々が始まる事になる。
/::У.:::::::::::::::::::::::ト,
{:::/.:::::::::|::::::::::::::::::|:i 尚、参考迄に言うと、レベルアップの目安は一年らしい。
,i::/.::::::::::::|::::::::::::::::::|i
i:/.:::::::::::::::|::::::::::::::::::| まぁ、武器は良いモノが作れる為、
/.:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ i :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 他の喰い詰め程、苦戦する事は無いだろうが……。
、 `__ ハ:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
、 ヽ /..:::::::::..> /.::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ ` /..::::::::::::::::::::::..>、 /..::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
ヽ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、 _.ィ..:::::::::::::::::::ヽ、:::::|::::::::::::::::::|
/..:/ ̄.......ヽ::::::::::::::::::::::::::::...>、<:::::::::::::::::::::ゞ、::|::::::::::::::::::|
/..::::/.:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
.
- 297 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:58:12 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ ,ノ ヽ、_
| ( ●)(●)
| (___人__) 「ま、自ら選んだことだし、やるしかないんだけどな……」
| 、'
| |
}._\ , | 気力の回復を待って、立ち上がる。
.__ __ ,.〈\\>ニニァ´
/: : < : : : : : : \ /゙i ゙i、 オペラに関しては、現状使い道が見つからないので、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ト|゙i \_
.{ : : : : : : : :゙i : : :」 : : ::', Y´゙i. |: : : : .\ まずはブリッツエンか……。
|: : : : : : : : :\ : : :\ : ',|::::::i |: : : : ',: : `,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::゙i|: : : : . ',: : }
(,:/:/ニ`ン---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
`: ´ : : : :V ,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rー'、
{∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: >< ̄\.: \
{: ∨ : : : : :」.ゝ-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : ゙i ム: : : ' ,
l: : ∨: : : ./: : : : : : : : : : : : : : : : 、/: : : : : : }
}: : : \ : : : : : : : : : : : : : : : /゛ ̄: : : : : : : :, '
-――――-
/ \
/ ゙
′ U i 幸いな事に、能力の使い方自体は何となくわかる。
r‐ .、 │__ __ |
r‐...、 | i | \ / | 人が手の動かし方を忘れないように、調整された人間は
} i i | Y⌒Y \_j 、_/ :|
/ i / |: | | ー―‐ ー‐一 | 霊的能力を自然に扱う事が出来るものなのだろう。
{ 〈 i .|. | | /⌒ i i ヽ |
| '. .| .!. _| l i {_.人__.ノ :| ただ、問題は、グレインとは異なり、
i i | . 「:::ソ |__! ! ` u |
、 Y , ∨ !:::::/ i`ヽ | このスキルのレベルが0と言うことだ。
\ ヽ〉 .、_/ i:::/ ;:::::|`1 「 ̄ ̄/
ヽ i/ /::::::| | __| /{__ これは一応使える程度と見るのが妥当だろう。
} }:::::::| | ̄ l /:::::::/
/:::. |:::::::| / {:::::::/---.. 制御をしくじる可能性は十分にある。
/::::::::::. |:::::::|、 \_/ /::::/:::::::::::::::..、
/::::::::::::::::::, ;::::::::| \〈 /{:::::::::一ァ::::::::::::∧
{::::::::::::::::::::::. ,´ヽ:::| }o |::::::::::::::|::::::::::::/::::i
|::::::::::::::::::/´} / /}:| } .|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|
l:::::::::::::/::{\\ _/_,..イ:/::! }o |::::::::::::::{:::::::::::::::::::|
.
- 298 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:58:30 ID:???0
-
l|、 .`ー-.、 `ー,⌒ミ-、 ._,jrγ⌒ヽ`ニル',
ヘハiγ⌒ヽv゙ー、, , -─━─ 、. ,-゙/ リ
( `ーvヘ〃゙../ . !{
i! `ソ / ./、 }|,; /(_,,,..._
/ i ゛`-!/゚. ∧ノ_,..-'"´
. ' `,:、 /ノ. `.゙、 / _;'~ 掌の上の空気に、徐々に力を込めていく。
_,< , `泛ダソ^`'-、 \ !、/ (ヽ'
/ヘヽ! :i ! γ i< \. \ ' /´ 震えるような音を立てていた空気が
メv/\ヽ、ヘ. ゝ.__.ノ_) `'-. ヽ .-..l /
//ハ/,∧ \\_/ .,‐-ヘ.\ 丿/..'l、 徐々に火花を散らし始め、やがて大きな力の塊になる。
/////_j//jヘ. /,7j / {´`,ゝ `)/..゙"|
///////\////\/∧、. __,ヘ._ // / ' |/、'r=ー 、
;γ⌒ `ヾv \////\ヘ!. /ヽ| ,-、__. ./ ,厶イ 、
!、,. i//ヽ、///,\/\///// |. 〈_/У.:.ヘ_,ヽr',ニ_マ ,i{ !`- 「うわっちッ!」
|//ヽ、_≧=ヽiリ//> 、/゙!. i!¬} レヘ_/.:::`i .‐'..゙,i./ヘ
|、///ー=ニ7/{/j///// . l..゙/ヽ,勹.:了.::: l _,i゚ !<
Nv/////,≧7、///////l, ,メ'¬,.:〈_.:.:,/゙.∧_,、 jノ
ヾ.V...,..-'''''''ー、,. //////,:-ヘヾ\.:∧` /ヘハ/ そして、はじけた火花が身を掠め、慌てて力を消した。
// ̄`\ \゙//"////.\Y/゙_ `‐'"
/, ‐ハ//////,\ \<////。/ハン''´ 、 力を放出していた掌以外は、無防備な状態だったらしい。
i|′V,\//////l リ.ヽ.ー‐゚/ ∧{ __,.!,ヘ
l ! V//\//// ///゙/i!///∧゙! リ もう一度試してみた。
l i!.. ヾ/∧ヾ/,.イ///// ヘ////∧! _,, -――‐
/! /./゚. `Vヘ/ \_/イ//ヾ\V//// ″._,,,.. ---- 今度は掌を前に伸ばし、前方に放出するように……。
.゙E.| }/|////////////////,r‐/"´
.゙ j! i! ハ/i//┌―――v//∧////l゙ヾ\
ゝ! |. i//リ//ナー――-リ//i∧///,!..゙//.ヘ
! / ,j//i//////////////! ∧V/! / //i!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
- 299 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:59:01 ID:???0
-
_
, ´#_ノ ヽ
| ( ● ●)
| (__人_) あれから暫く、色々試してみたのだが、
|ミミ |
! ;ミ ノ 結論は、制御力が足りていないの一言に尽きる。
,、,.ィ'{\:二/`ーV-‐ -、
_,.-‐'ヽ:::/:::l ./ヘ. |::::\:::::ミ:::l 攻撃に使える威力はありそうだが、生み出せても碌に操れないのでは、
/``::::::::::く::::::ヽ/}:〈.〉::::::´::::::::::::::〉
/ :::::\:::::::::::::,,,,,::∨:レ'::::::::::#:::::/:/ 自爆覚悟で最後の切り札になるかどうかと言った所だろう。
,ゝ;;#:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ::::::::/:::`7
冫〉:::::::::::::::::::::ミ::::::::::::::::::::::::::ノ::::::ミ l
/.:::::::::::/`ヽ;::::::::::::::: ::::::::#;{ヘ:::::::::: i
/.::::::::::/ Y:::::://:::::::::::::::| .}>.::::: i
/.::::::::::::::<__ }:::::,,;,::::o:::::::::::.〉 {::::::::.. i
_
, ´#_ノ ヽ
| ( ー ●) 幸い、グレインの方は思ったよりもずっと消費が少ない。
| (__人_)
|ミ ,!`i ,. -っ 入れ込んで分子レベルから設計とか始めない限り、消費に問題は無く、
! ! V 了
_,.ィ'{`.ノ ,-´ー- -、 それ程集中しなくてもすぐに使えるし、射程もそこそこあった。
_,.-‐'´:::/::/`ヽ、 ./:::\::::::::::::l
/´:::::::::::::く::/..::::::::::::::7::::´::::::::::::::〉 何度か練習して記憶した構造は、思ったより簡単に変造可能で、
/ :::::\::::::::/.::::::::::.::/.:::::::::::::::/.:/
ヽ、:::...ゞ::i:/...::::::. イ/::::::::::::::::/:::`7 服の修復程度なら、消耗もほとんど0だ。
ソ.::::::`i〉::::..::/,.:´::::::::::::::ノ::::::::: l
\::.:::::::::.:.::レ::::o::::::::::::{ヘ:::::::::: i
.
- 300 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:59:29 ID:???0
-
r‐==============================ミ、
/三三三三三三三三三三三三三三三ニ=-}}
/-================================彳 現代の魔法はと言えば、図鑑の呪文は一通り取得できたが、
{-=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-W
Y(⌒)-=ニニニニニニニニニニニ=-(⌒)W 正直、現時点では上位の呪文を取得出来る気がしない。
. Y-=ニニニニ「 ̄\∧/ ̄}ニニニニ=-W
. Y-=ニニニニ\ Y /ニニニニ=-W . 今夜にでも資料を喚起する予定だが、多分、望み薄だろう。
. Y-=ニニニニニ} ∧ {iニニニニニ=-W
. Y-=ニ「  ̄ ̄ ' ⌒ヽ  ̄ ̄ }ニ=-W もしかしたら、調整された肉体とシステムとが、
. Y-=ニ〉 -- 、乂_,ノ, --、 〈ニ=-W
. Y-=ニVニニニ} V {ニニニV =-W . なんらかの不整合を起こしているのかもしれない
. Y-=ニニニニ< i >ニニニ=-W
Y○-=ニニ=-⌒-=ニ=-○W
.
- 301 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 20:59:47 ID:???0
-
. . ′
. 〃
. //
//
//
. ,イタ 「……モンスター図鑑と杖の教本も、作っておかないとな」
. ,イタ
,イタ
,イタ オペラでモンスターを操作できるとは思えないず、
,イタ
,イタ ブリッツェンは現状自爆技。
,イタ
,イタ 今後は暫くは、グレインで拘束して、
,イタ
,イタ 杖で仕留めるのが基本路線になるだろう。
,イタ
,イタ 最低でもねらった所を突き刺せる程度になるまでの間は、
,イタ
,イタ 金が持ってくれればいいのだが……。
,イタ
,イタ それとも、委託で稼ぐべきか?
,イタ
,イタ 薬草採取辺りであれば、手付かずの群生地を
. ,イタ
,イタ 魔本で調べられるかもしれない。
,〈タ
//
. //
. //
〃
′
- 302 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 21:00:25 ID:???0
-
ー─ 、
ヽ、_ ヽ
`‐-) |
((___) U |
'、、` | 疲れを感じて、溜息を吐く。
| ィ__{
`-ュニ_>-ー-、 休み休みではあったにせよ、慣れぬ魔法を使い続け、
,'::i //.:::::::::..ヽ
/::У.:::::::::::::::::::::::ト, ブリッツェンの失敗で、軽い火傷はあちこちに……。
{:::/.:::::::::|::::::::::::::::::|:i リトル・ヒール
,i::/.::::::::::::|::::::::::::::::::|i 本にあった小治癒呪文は本当に気休め程度の効果で、
i:/.:::::::::::::::|::::::::::::::::::|
/.:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 体感では多少楽になったかならないかと言った所だ。
\ i :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
、 `__ ハ:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
、 ヽ /..:::::::::..> /.::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ ` /..::::::::::::::::::::::..>、 /..::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 「ちょっと早いが、今日はもう帰るか……」
ヽ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、 _.ィ..:::::::::::::::::::ヽ、:::::|::::::::::::::::::|
/..:/ ̄.......ヽ::::::::::::::::::::::::::::...>、<:::::::::::::::::::::ゞ、::|::::::::::::::::::|
/..::::/.:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
/  ̄  ̄\
, ' \
| |
| . | 目立つ杖を八つに切って、作った袋に仕舞込む。
| |
| , そうしてそれを手から下げると、門に向かって踵を返した。
', ,.
ヽ_,'________r
/:::::::::::::::::::ト,
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ;,、_
__,,./"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
/ ..::\ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
/ .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::.`
l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::::::i
く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: イ::::::: {
l ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |:::::::::
l ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i
l| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |
l ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i
.
- 303 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/09/30(金) 21:06:21 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今回は以上です。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 何も考えずにプロット無し冒険者世界。
}== {;;了 →ギルドがどうこうとか色々議論してたから、
〈_ ,ニ二> この世界の人間の常識でアッチを見れる人間主人公
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ →神転にすっかー。気軽に苦手なギャグを練習してみよう。
〉二i r;;;r‐┘ →年代も今までなかったくらいにして、違う話って解り易くキャスト入れ替え。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ →ついでだからMH→GTMに変換。
)== i {;;;丁~ →なんかギルド批判凄いけどそこまで言う事か?
に二{____ { ,ニ二⊃ →と言うか、センダイが特殊って観点がごっそり抜けてる気が……。
,...__)二...j(;j;;(..._ →なんかよくわかんない方向に話が伸びる
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':' なんだかよく判らない物になった。
.
- 304 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 21:10:34 ID:Wb0iZfkX0
- 乙、興味深い…。次が楽しみ。
- 305 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 21:11:36 ID:Zy1RVtPD0
- 乙でした。
ダイバーフォースか。
- 306 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 21:23:16 ID:xvLHG66a0
- 乙津
悪用すれば経済に大打撃を起こせそうっすな
- 307 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 23:03:03 ID:YZ22tCkB0
- 乙様ー(´・ω・`)いい視点ですがな
- 308 :名無しの読者さん:2016/09/30(金) 23:08:41 ID:IDa/bBC60
- MH世界じゃなくてGTM世界準拠の単語が新鮮でした
乙です
- 309 :名無しの読者さん:2016/10/01(土) 00:51:39 ID:wacff0wG0
- 乙でした
- 310 :名無しの読者さん:2016/10/01(土) 07:26:18 ID:2yHw+HhL0
- 乙です
非常に面白い視点ですね
確かにギフトがどこから来ているかってあまり考えないですもんね・・・
- 311 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/07(金) 20:37:13 ID:???0
- 見てる人いるか知らんけど、一応連絡。
日曜は必ず投下します。
土曜日も投下できるかもしれません。
遅くとも15、16の何れかには、無限の成層圏の続きが投下できると思います。
- 312 :名無しの読者さん:2016/10/07(金) 20:41:51 ID:LJssAp0E0
- ヒャー
- 313 :名無しの読者さん:2016/10/07(金) 21:56:20 ID:PYXjkWRT0
- ヒュー
- 314 :名無しの読者さん:2016/10/07(金) 22:01:09 ID:s5N4OlDV0
- ヒョー
- 315 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:48:15 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 最近西洋武術に被れてるので、その辺りはご容赦ください。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ と言うか、知ってる限りだと、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 西洋武術の方が現代人には合っていそうな気がする。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 非常に合理的で、狙いが明快、分かりやすい。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 鉄のミトンが普及したから、ロングソードの刀身持って棒術やるぜ!
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ とか、理屈は判るが割りきりが凄い。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 316 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:50:58 ID:???0
- あ、投下は、例の冒険者の続きです。
ながら投下なんで、ゆっくり始めます
- 317 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:51:11 ID:???0
-
_
. / _ノ ヽ
| ( ● ●) あれから一週間が過ぎた。
| (_人_)
| | 仮宿となった冒険者長屋は、酷い陋屋だが、
i 、 .ノ
,lヽi ´il ! 幸い宛がわれた部屋は一階――
_.イi ヽ' !、 ,l、/lヽ ._
_________,'´ !.! \∨/ |.| ヽ.__________ 床をぶち抜けば幾らでも資材が手に入る。
/ニニニ二二二二二二i |.| ,.Y |.| i二二二二二二二二二二 \
/ ll ll ll .| l |.| l l ― !.! ! / ! ./)'´'! .ll .ll \ 修練がてら、軽い改装を施せば、
. ll ll ll { ヽ !.! .| l ! l.l.l l〃 i /./ '// ll ll
ll ll ll } ヾ、i. l.l .l | \ !.! i' / | , ! ' / ll ll そこそこ住みやすい部屋になった。
. ll ll ll l 、l !l .| l .|.! l ' !/ { ゝ.,.'ll .ll ll
ll .ll ll .!. ヽ‐- ._ l l _,...._ ! ,.._/ `7 .ll .ll ll 板壁や扉の中にはハニカム鋼板を通し、
ll .ll ll ! ヽ"'ー- _ヽ,.-,´-‐ /.l / ,.' .ll .ll ll
ll .ll ll ! /_,...ヽ ,、_,,,,,,,,_ /! .l ,' /′ ll .ll ll 窓にも中が覗けぬよう細工を施してある。
ll .ll ll ! ,( (,.'二ニニヽ'l l !、 / ll ll .ll
ll .ll ll !._,,,...../ニニニニヽ|__l ー' ll ll .ll .ll 上級冒険者でもない限り、侵入できないだろう。
ll .ll ll i;;;;;.'二二ニニ, ニニヽ;;;;! ll ll .ll .ll
ll .ll ll .l; '二二二ニ,'ニ==ニヽ! .ll ll ll .ll
ll ll ll ,.'二ニニニニ/,イ二ニ',ニ',.! ll ll ll .ll
. ll ll ll .,.'ニニニニニア/ニニニ!=!.! ll ll .ll .ll
―――――――――‐.'二ニニニ/;;;/二二ニlニノ――――――――――――‐
/ / / ,.'ニニニニア''''''''/二ニニニ!'" ヽ ヽ \
/ / .,.'二ニニニ/ .{二二ニニi | ヽ ヽ \
―――――――, 'ニニニニ/――‐ .!ニニニニ!――――――――――――――
´ / , ' ' 丶 、 ` 、
/ / ' ./ / 、 . ヽ ヽ 丶 ヽ
. / / ' {' ヽ 、 ヽ ', ヽ 、 '
. ' ' .' ' { ' :. ' ヽ ゙, ' !、 ', ヽ 、 ,.- 、
{ { i/ { ' 、 { ', ! } \! 、 .!.!ハ } .! ノ,. ⌒` 尤も、ギルドも人を見て部屋を斡旋しているようで、
) ィ ,.! { / , ヽ 、 ,' /! ` - !| ! .! 、
,. - " ノ ; 、!/ / ハ ', 丶 / /,.ィ-、-リヽ } / ー- ノ' この辺りには比較的身なりとお行儀のよい、
/ -― '" i ,-、 /' i.-‐,. ' ̄i }\ ` 、/ .{ ソ /' .ノ; 八 ー _,.. 、ヽ
{ ヽ Y ヽ{./ _}.ノ ヽ 、 ヽ ´ 〃´イ .! 、 ̄、 )ノ 元市民やその子供達が集まっているようだが。
∨ ハ.i .' ト ,. ''"{ノ,イソ` )ノヽ. } {.! !、. { ー ` ._ __ ´
/ .ノ { .{∨ ,.>-‐( 、 ´ :. ソ ヽ、 .lイ ー- 、 ̄ _ `ヽ=- ._
. /,. " i ゙, l ヽ.! .、/´ ̄ ` 、 ヽ 八: {二二二iニヽ.)ニニ> 、
, / .ヽ 乂 } l / ,' ヽ、__ > − ./i 、 マニ,ニニ;ニニソニニニニ、
'( ヽ Vノ! ', ` 、 '´ ' { 、 ー`ノ二ノ二二ニニニニニ)
` ,ヽ´ ヽ ヽ ヽ , `"'< .} .)ニ/二二二ニニニニ/、
,イニ> 、 ` 、‐- イ ノ イ .,)二二ニニニニニ{ニニ> 、
/'ニニ圦. \‐ . ヽ ; 、 _'"/ ,.イニニニ,イ二二ニニニ}ニニニニ
. /_/ニニ二二> 、 ヽゝヽ. } 、 ´ /_/ニニ/二ニニニニイニ/ニニ
_イニニ/ニニニニ二二) )、,.-! .! 、 ,. ,{./ニニ/ニニニニ>"ニニニニニ
. fニニ二二{ニニニニニヽニ´ニ/\ ト、 , -‐ //ニニイニニニ>'"二/二二ニニニ
'ニニニニ>-=ニニニニニ/ニ二\ | \ __/ ,.イニニニ>‐'"ニニニ/二ニニニニニ
)ニニニニ二二二>=ニ/ニニニニ` 、 ! ヽ /.iニニi'"ニニニニニニニニ-‐二二二
. /ニニニニニニニニニニヽニニニ二二> 、 _ .)' }ニニ{ニニニニニ/二ニニニニニニニ
.
- 318 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:53:24 ID:???0
-
〃 _
{:{ ┌─<:::::::::ר¨¨¨¨ \
乂.ィi〔::::::::::::::::`:..、::::::\ 7
/::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::.、:::\ ′ 中には、小学生くらいに見える女の子もいて、
./::::::::::::::::::::l::::::|:::\:::::::::::\:::::ヽ 《
/ .:::::::::::::::::: ハ:::| ヽ::::ト::::::::::::::. :::::゚, l 少しばかり胸を痛めたりもしたが、
/ ′:::::::::::::::/ |::| V _ヽ::::::::::ヽ::::∨
|:::::::::::::: 斗─ |:ハ ィf 刈:.、::::::ハ:::゚, やはり、日本の常識と比べてはいけないのだろう。
′ |::::l::::::::::::≠气| └ …|ハ:::::::V:::::|\
{| |::::|:::::::::::イYじ ト |:::::::l::::::| 、 彼女達は見た目よりもずっと明るく、逞しく生きている。
乂 |::::|::::::::::∧¨¨/ ′ |:::::::l::::::|、 \
|::::X::::::::...、 ´ |:::::::l::::∧\ /
|:/::∧:::::::::\  ̄ /!:::: 从::::::\∨ {
/∨:::::〉:::::::::l父ト __ .ィ 乂:li:i:i∨∧ )::ハ
./ /}::::/〉::::::::::V:::|::::::ハ )イ:i:i:i∨∧i:i:i〕iト .
/ ∧{::::::::::/l::::|/i:i/ ′Y:i:i\:::...、i:i:i:i:i\
. / / /:::::: ∧lイ:i:i:i:.′ /---}:i:i:i:i:i:\:::\:i:i:i:i:i゚,
/ / /::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:/-─‐ / }:i:i:i:i:i:i:|i:i〕iト:::....、i:ハ
./ / / /::ィi〔:i:i:i:i:i:i:i: / /|i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:〕iド_、
゚ / , イ:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i: ∧ イ/〉:|i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:「\
│/ /:::::/:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:iに7≧ -=≦X:.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ト:::::\
|.′ ./:::::::::,:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i}:.:.:.:.:に芥ス:.:.:.:.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:i:i:i:\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:V メ::::
_
ヽ、__ ヽ
ノ'ヘ_ノ } 小さく、弱いように見えても、彼等はきっと
ソ ) ,'
{-' ̄ { 自分などよりよほど強い生命なのだろう。
}`` __/_{
ト=ュヘ ̄ -‐≧‐-、_ そんな彼らを憐れむなど、
_..ノrノ У´ : : : : : : : : :`、
ィ : :/;;;/>´ : : : : : : : / : : } 傲慢を通り越して滑稽だと思うのだが、
//:/;;;;;/ .: : : : : : : : :/ : : , - 〈
_/ :レ:/;;;/ : : : : : : : : : :|:/ : : :, - :`{ それでもこの身に根付いた価値観は捨てられない。
,.. ‐- 、 __、<ヽ :ノ i/ : : : : : : : : : :ヽL{.._/ _,. : :i
/ : : : : : : :\/ : : : :i :./ : : : : : : : : : : : : : : : .:.(, ‐'´. : : : :j
/ : : : : : : : : : : :\、 : :|./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.} : : : : : : !
,-'´,' : : : : : : : 、 : : : : :\、fZ二--- :、_:_:_:_: :`−、 : :.:.ヽ.:_,、 : : : !
/ : : : : : : : : : : :)ヽ h : : : :`キ-- : : : : : : : : `=-、ヽ.:.:.f-‐‐‐= :i
.
- 319 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:56:34 ID:???0
-
| _______
/ ヽ
,ヘ__/ ヽ 「……強くありたいな」
__,/ ` < }ヽ
/---‐――--.、ゝ\ _/ ‐¬
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ.´_/ .」-‐>ヽ . そんな風に思うのは、きっと自分が弱い自覚があるからだろう。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ / ´ l
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ ヽ. , , .! せめて、貰った祝福の分くらいは、強い自分でありたいと思うのだが。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 l` / / /!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ . ,' l !
_
/ _ノ ヽ
| ( ● ●)
| (_人_)
| | 結局、まだ討伐には出ていない。
i 、 .ノ
,lヽi ´il ! 午前中は、早い時間に出て体を動かし、
_.イi ヽ' !、 ,l、/lヽ ._
_________,'´ !.! \∨/ |.| ヽ.__________ . 昼前には部屋に戻って、
/ニニニ二二二二二二i |.| ,.Y |.| i二二二二二二二二二二 \
/ ll ll ll .| l |.| l l ― !.! ! / ! ./)'´'! .ll .ll \. 白紙の本をノート代わりに
. ll ll ll { ヽ !.! .| l ! l.l.l l〃 i /./ '// ll ll
ll ll ll } ヾ、i. l.l .l | \ !.! i' / | , ! ' / ll ll .. 学習の時間を過ごす。
. ll ll ll l 、l !l .| l .|.! l ' !/ { ゝ.,.'ll .ll ll
ll .ll ll .!. ヽ‐- ._ l l _,...._ ! ,.._/ `7 .ll .ll ll . どうやら素行の悪い連中の多くは、
ll .ll ll ! ヽ"'ー- _ヽ,.-,´-‐ /.l / ,.' .ll .ll ll
ll .ll ll ! /_,...ヽ ,、_,,,,,,,,_ /! .l ,' /′ ll .ll ll . 朝から委託に並び、
ll .ll ll ! ,( (,.'二ニニヽ'l l !、 / ll ll .ll
ll .ll ll !._,,,...../ニニニニヽ|__l ー' ll ll .ll .ll . 引けた昼か夕方頃に
ll .ll ll i;;;;;.'二二ニニ, ニニヽ;;;;! ll ll .ll .ll
ll .ll ll .l; '二二二ニ,'ニ==ニヽ! .ll ll ll .ll . 政庁をうろちょろしているらしい。
ll ll ll ,.'二ニニニニ/,イ二ニ',ニ',.! ll ll ll .ll
. ll ll ll .,.'ニニニニニア/ニニニ!=!.! ll ll .ll .ll .. その時間を避ければ、遭遇率はぐんと下がる。
―――――――――‐.'二ニニニ/;;;/二二ニlニノ――――――――――――‐
/ / / ,.'ニニニニア''''''''/二ニニニ!'" ヽ ヽ \
/ / .,.'二ニニニ/ .{二二ニニi | ヽ ヽ \
―――――――, 'ニニニニ/――‐ .!ニニニニ!――――――――――――――
.
- 320 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 11:59:52 ID:???0
-
r、.,_
. . ,.r_三ニー >z'.
./___  ̄ ―‐ `>'. そんな生活で分かった事だが、
/ ` ヽ、. , _,...≧三'‐'ー==¨¨¨¨¨¨ニ三_ ダウンロード
`ヽ./ ____ ヽ_ どうやら今の魔本の召喚で落とせるものは、
| / ` ー ___ \
=========zzzニ__−z . ヽ ↓' <ニ  ̄i! 単色の文章のみ、挿絵や写真は駄目らしい。
三三三三三三三三三`i≧z、ー===='三lニニニニ≧Zzrz.、二_ − i!
.、 三三三三三三三三三三 ハ .三三三三 l三三三三三三三三三≧Zz.、二_ i! 杖、モンスター、薬草などの教本を
. \ニ;三三三三三,;.三三;三;ハl三三三三i|三三三三三三三三三三三三三>
\;三;三三三三三;三;三;ハ三三三三|ニニ三三三三 三三 三三 三,.イ¨´ 落としたが、それら全てに挿絵はない。
\ ;三三三三三;三三;;ハil三三三;i|三三三三三 三三 三 三 /
>、三三三三三三三ハ.ニ三三ニi!三三三三_三三三三三V
. ̄l=z'zニ二三レ'''´ ̄
. ─‐
/ \
,ィ=、 | \ / .|
‐==ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ} `<ニニニニニニニニ| (●) (●) !ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ==‐
`¨> `¨ ー- | (__人__) | _______
`> ._ 八 / ⌒´ }
ヽ . \ / _ .. -─── 、ム'
> / ¨
ヽ |
∧ |
┏ ┓
┃ 薬草採取の委託を受ける案は、これで頓挫した。 ┃
┃ 杖も教本を読み込んだが、きちんとできているのか、正直不安だ。 .┃
┃ 幸い、モンスター辞典で、最初に狩る魔物のサイズと形状、性質は判っているので、 .┃
┃ それに似せたゴムの塊を作って、グレインで拘束したり、その周囲を回りながら突き刺す事を続けている。 ┃
┗ ┛
- 321 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:03:33 ID:???0
-
/ ̄`ヽ / ̄ ̄\
/, ⌒ヽ i / / \
{ { 、__ノ ,ノ (●)(● ) | 呪文は、なんとかヒールだけは覚える事が出来た。
い、 __ノ} (__人__) |
ゝ、 ,イ ||:::::::::| | 治癒の過程を見るに、多分これは、
i_,‐、 {`⌒´ |
{_.し 'ゝ、___ .{ / グレインの能力が基になっているのだろう。
{__)弋 =  ̄ ̄\ /
{‐‐-} ソ─-__ ヽ. r‐、__ ……魔本以外の召喚魔法が覚えられないのは、
l ̄l `i .',`´ ┬┤
| | l i _匸} オペラが足を引っ張っているからなのだろうか?
| l } ├゙ー '
| l } │
| | /' l、
l | / _ ヽ
l l / / ヽ、 i
i l / / ノ /
i ,l _/ / / >_
l∨ / ヾ } ´ `ヽ (註:F.S.S.の召喚魔法は、グレインで作ってオペラで操るのがデフォらしい)
∨ { 〉 〈 〉
ヽ___ ィ ー‐'`ー―一'
l|、 .`ー-.、 `ー,⌒ミ-、 ._,jrγ⌒ヽ`ニル',
ヘハiγ⌒ヽv゙ー、, , -─━─ 、. ,-゙/ リ
( `ーvヘ〃゙../ . !{
i! `ソ / ./、 }|,; /(_,,,..._
/ i ゛`-!/゚. ∧ノ_,..-'"´
. ' `,:、 /ノ. `.゙、 / _;'~ ブリッツェンの方も難航していた。
_,< , `泛ダソ^`'-、 \ !、/ (ヽ'
/ヘヽ! :i ! γ i< \. \ ' /´ なんとか身を焼かず、狙った所を撃てるようにはなったが、
メv/\ヽ、ヘ. ゝ.__.ノ_) `'-. ヽ .-..l /
//ハ/,∧ \\_/ .,‐-ヘ.\ 丿/..'l、 相当の集中が必要で、しかも時間が掛かりすぎる。
/////_j//jヘ. /,7j / {´`,ゝ `)/..゙"|
///////\////\/∧、. __,ヘ._ // / ' |/、'r=ー 、 単に無防備なだけでなく、時間の分エネルギーロスも多く、
;γ⌒ `ヾv \////\ヘ!. /ヽ| ,-、__. ./ ,厶イ 、
!、,. i//ヽ、///,\/\///// |. 〈_/У.:.ヘ_,ヽr',ニ_マ ,i{ !`- 攻撃手段としては、自爆攻撃の方がまだマシな段階だ。
|//ヽ、_≧=ヽiリ//> 、/゙!. i!¬} レヘ_/.:::`i .‐'..゙,i./ヘ
|、///ー=ニ7/{/j///// . l..゙/ヽ,勹.:了.::: l _,i゚ !< ただし、威力だけはある。巧く抑えられないだけとも言うが。
Nv/////,≧7、///////l, ,メ'¬,.:〈_.:.:,/゙.∧_,、 jノ
ヾ.V...,..-'''''''ー、,. //////,:-ヘヾ\.:∧` /ヘハ/ 一撃でゴム塊が消し飛び、周囲を轟音と異臭が覆った時は、
// ̄`\ \゙//"////.\Y/゙_ `‐'"
/, ‐ハ//////,\ \<////。/ハン''´ 、 思わずその場から逃げだしてしまった。
i|′V,\//////l リ.ヽ.ー‐゚/ ∧{ __,.!,ヘ
l ! V//\//// ///゙/i!///∧゙! リ
l i!.. ヾ/∧ヾ/,.イ///// ヘ////∧! _,, -――‐
/! /./゚. `Vヘ/ \_/イ//ヾ\V//// ″._,,,.. ----
.゙E.| }/|////////////////,r‐/"´
.゙ j! i! ハ/i//┌―――v//∧////l゙ヾ\
ゝ! |. i//リ//ナー――-リ//i∧///,!..゙//.ヘ
! / ,j//i//////////////! ∧V/! / //i!
i//i!///////////, ///i /∧V/ //>
∧Vi/////////// ////!//∧V/ /
i// i!///////////////i///,ハ//
\/j!////////////// |//// V
j/7≧=-</////////i!///
.
- 322 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:06:48 ID:???0
-
__ ( ;;;;( 遅々として進まない毎日でも、腹は減り、金は出ていく。
/ `丶, ) ;;;;)
/ ! /;;/ グレインだけは順調に成長していくが、
__ ヘ . `i ;;,´
/ ヘ 丶ィ─ 流石にそれで作った品を売る気も、
/⌒ / ∧ ./
(/ λ ゝyi 、_イ ∧ 食材を作って食べる踏ん切りも無い。
iハ ミ ノY⌒7yス7` 、 λ
`、\ ノr- ミ ミミwy\`ー"`ー ァ、
∨ ハ イ \ \∨i=─ーγ "`Ty" ̄__ニニヽ-、
\ \ ∧ 彳ー一ミ彡ヽ___>"⌒\‐ーーー`ゝ 〃γ
Y三ニニニニニニニニλ // キク ̄_`i___ィ_/__ >イ⌒`\
7二二二二二二入 //i=一ー" j i γ"::::::::::::::::::::::::ヘ
| | | |i | |i`ー‐‐‐"`' | i  ̄ ̄ ̄〃⌒}:::::::::::::::_λ_ ∧
| | | |i | |i .| i │ |i イ"::::::::::::::::::ヘ::::\
| | | |i | |i .| i │ |i::::::::::::::::::::/:::::::ハ:::::.\
| | | |i | |i .| i │ |i-ー── ィ:::::::::::::.∧:::::::\
| | | |i | |i .| i │ |i i!∧:::::::::::::ヘ:::::::..\
| | | |i | |i .| i │ |i: :::::::::j ハ::::::::::::::::\:::.::.へ
| | | |i | |i .| i │ |i ::::::彡ili ヘ::::::::::::::::\:::::イ
| | | |i | |i .| i │ |i:::::::/〃| \::::::::::::::::Y"⌒ゝ、
(.| | | |i | |i .| i │ |i:/ 〆|イ \::::::::::::::::\ ⌒ィ
ミミ二二二二二二二二二二二二二二二二二二イ" | | ∧::::::::::::::::::イトー─"
| |≠ー──────────────| ト/ .| ‖ ヽー+" ̄ \
| |F三三三三三三三三三三三三三三三7| | | || i|ィ∠___ /
l l l // /,へ ,へ ヽヽヽヽ ヽ
, ' ,' '// //−‐`´‐−l l ヽヽヽ ヽ
/ /,' // ノl l 、 , ヽヽ ヽヽl ヽ
/ /r,=,ノノ、 ヽ / /ヽヽ__ ̄ヽ ', ヽ そうこうしている内に手持ちが心許なくなり、
, / l l //弋_・_、/\ィ_・フ ヽヽヽ l ヽ ヽ
/ / / ,ー,'/、 /ノl l', /_≧z、ヽ ',ヽ ヽ 俺は、再び政庁窓口へと向かった。
/ / / /∧∧ / ,'ヽl__l/ 〃l l ll l ', ヽ ヽ
,rー' ノ_,ノ ,ノ//∧∧l/ ___ /...l l ,ノ ノ、ヽ ', l l
/l//´/´/´ _ノ_ノ_ノ l l\ ´ `/ /l`/ ∧ ヽ≧、ヽ__l_
lヽ__/. |/ィ≦三≧z、 ̄ ∧l l \___/ / / l ヽヽ>、≧ニニz、ヽ /', ,ィ/
、__lー‐'__ `ヽ/l三三三z、 ll l l / l l ヽヽ'三三三/ー' _ ̄ {_
ヽ,イ二二二二 z 、 l三三三ニz、 ノ l lヽ l / l ヽ, '三ヽヽ三r-',.-< `ヽ r'´
/-−−−z、 ヽ ー,三三三ニz、ノ ノーヽ /, -――, '三三 l l,ノ/ ヽ ヽ
/, -―''l´ ̄ ̄ __ヽl三三三三/ /、 ヽ__// , '三三三,' ,' / l l
. /l l_,..-'''" /__ヽl三三三 / /三z、 l l , '三三三 ノ ノ'´_,..-―― 、 l l
l ヽ_/ /__` ヽ三三ニl l 三三z、ノ ハノ<~`ヽ三/{ { l/ ヽ l
l / l /__ `ヽlノ ヾニ l l_≧-'''<~ヽ ̄ヽ ヽ ヽー 、ヽV ヽV/ ヽ ,l 「……討伐か。
〉'⌒ヽ /__,,.. .-‐ r'""~l ヽ ヽ ヽ ヽ lヽ ヽ ヽ'、 l l lノ〈
l ヽ__,..-'''"/ / / l l l l ヽ ヽ ll l l ヽ、 / l 基本的な体の動かし方は
l // / / /l l l l l V l ll_ノ_,ノ< ̄ヽ ̄ ̄ ヽ / l
l⌒V / ,' l l l l l l l/,ィ'/´ l l l ヽ ヽ' ノ 知っているようだな」
l / , l l l l l l..'/ / / l l l l //
l −― ' , ヽ ヽ ヽ ヽ ,l.-''" / / / l l l、 ノ /l
.
- 323 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:09:01 ID:???0
-
___
__/ ≦__ ̄ ̄` 討伐、こればかりは余裕のある時にしか試せない。
イ __ -‐‐- \
// -‐=ニ >-= ソロだと告げると、受付嬢は僅かに顔を顰めた。
/ /, / __ \ \ __
i! i:i:i / / / \ \  ̄
i! i i:ii i/ / /∨ \__ r--‐
ノ i!i!:i:! i!/ ヽ .|!,/ i i!ヽ \ 「それだけの武器があれば、
-‐ ─ ニ i |´| | Ftッ、/i/ニニi i! \‐-=ニ_____
/ /  ̄ ̄ / | |、| i! /´} {ヽ ̄/=i! !ニヽ、\ アリクイまでは何とか狩れようが、
./ / / ,/ i i! .} | / 、__)ニニニ,∧{ニニi !\ \
/ / .r、 { 〃{ヽi .,.} i∧ ト、 __]ニニニ/ニニヽニニヽニ\ . 鎧が無い以上、一撃を喰らえばそのまま死ぬだろう。
i { | ー‐‐' }/ー '.i´i! i:i:iへ ´.‐!ニニ/ニニニ=≧=ニ{ {__≧
ヽ ニ=- 7 |\:i:i ヽ ヽ :.:.:>-< ̄ヽ//////∧ / . 一人で狩るのならスライムまでにしておく事だ。
/ ̄ ー'>‐=ニニミ< ヽ、 \ \‐= __ i/ ∨//////} {
¨} /. : :{__ `ヽ \ ∨//,\ i!/////,/ \ . お主が望むのであれば、仲間の斡旋もできるが?」
〈/__: : : : : : ̄{ . ∨/∧ ∨///\ i!////:.} \
/ i! `´⌒\:.:\ . : : :∨/\ \////\i!//´i! /`ヽ (⌒
./へ i .:i ⌒ヽ}: : : : :i! { ミ、 ヽ ̄ ̄ヽ{/ / \7
{: : : :\:__ .:.i / \: : : } 〉 } }ニ=‐--\_/ }
i!⌒ヽ: : r :.:.i },. : : : : : : / ./ i / ヽニ{__ 〉__,ニ=-‐ヘ__ 「……いえ」
.i! //}: : :7:.:.i : : : : : : イ/ // }ニ{ i: : : : : : : : : :
|// >- 二ヽ___ ィ-‐ 、r∠ /ニヽ \ヽ__: : : : : :
i: :`ヽ__ }: : : : : : : : : i!///> /ニ=-ニ\ \{、 ̄⌒
!へ: : : : .、/.: : : : : : }/∠_ /ニニニ\ `ヽ
i!  ̄ミ 、 . : : : : ///\ ∠ニニニニニニニ7
i! \: : 、: : : : ///\ ̄ }ニニニニ/={
 ̄
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_ 「まだなにかあった時に、
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、 自分の身を守れる自信がないので……」
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 「……時折、お前と同じような事を言う
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 市民落ち冒険者が居るが……」
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
.
- 324 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:12:51 ID:???0
-
r‐ く⌒\Y⌒\
_r‐く \ \ \ \ /  ̄ 、
「rfヘ \ \ ‘, \\ー‐__ /  ̄ \\
| |::::: 、 \ V} 、 .‘, \\ \ ∨ 「その者達の大半は今、“委託乞食”と呼ばれている。
| |:/:/:ハ Vト V´Y\} \\ \\
小_ノく)\\} }::/ \ \ \\ \\ 人間と言う生き物は、
} } }¨¨、::::::\\ く\ \ \ \\ \\
/} } ヽィ_ -::::::} }、.\\ \ \ \\ \\ たった一人で戦い抜けるほど強くはない。
//j } / 小':::::::::/! !:\_ \ /} \ \ \\ \\
_ / / 〃 / } } ー‐'^.} }::::ト--'^V レ1 i\ \ \\ \\ 早く自分の気持ちにケリをつけるのだな」
r‐「:::Y::::,_/ / / /| | } }//}У´,.x≦::::≧. 、  ̄ ア 、 .\ \\ \\
r.{::::i:::::i::::::}::::} { .// } }// / /:::::::::::::::::::::::::\ く \ \ \\ \}
|::::::::::::::::::::::::::i {// / 「/__ { ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::} Y ‘, \ 、} ̄
.V:::::::::>--く} { { / //⌒Y ̄} ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| く } .}\ \ }
}::// ̄∧、 { ∨/ //⌒/ / {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j /.} .} \ \} 「……………………」
゙く_/ / / /\\ { .{/ / /{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ./ 八 \ 、 、
V / / / .><{ { /:::::::V:::::::::::::::::::::::::__ //} .{ .\ \ \ \
\ / / / />- 、 /:::::::::::〉-=≦::::7:::::::/V^′, .} i\ \ \ \
\/ / /::::::::::::\:{:::::::::::/:::::::::::::::/::::::/ ./} .} ! 、 、 \ ‘,
. \ /::::::::::::::::::::::::}ー イ::::::::::::/::::::/ ./ ! | | \ \ \ }
\::::::::::::::::::::::}:::\:::::::::/::::::/ /} } | | 、 .i\ \!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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- 325 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:15:52 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、 『……言わんとする事は判るし、
チラ・・・ | ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : } . .そう言ってくれると言うのも、ありがたい話なんだが、
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´ 問題は、俺が自分の能力隠して討伐できるほど
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 強くはないって事なんだよな』
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
_ヽー-、 ,. -;z.__
| , ――-- ..,,_ ガヤガヤ ,> ` ′ ' ∠._
|' ,−- 、 _,,..,_ `、 / < ___ _
|/::::::U:::`-' :::::::::`、 ! イ ,、 ヾ >ー:::::::`´:::::::::;Z._ ガヤガヤ
|:.:.―ヽ:.:.:.:.: ,-―- | │ , ,.イ ハ. ト、 | ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::<
|T'(・二 i⌒i ・二)'フ | .ィ/ニソ 'エ、ヽ | ウマク トリイッテ /:::::::;ィ::ィ ;ハヽ;::::、:::::ヾ
| `ー- ┤,├― -'.| r'コ| { 9 . 9 } |Fヽ . ザワ 1:: ノフjメ._v _>ヘ「ハ. :↑
| u !.___! | スゲェヤリ |にl| `ー ,」 L ー ' l|-リ ザワ h.ヒr',ニヽ_r'ニ.ヽ.〕r|
| ::::=========:::: | ヽニ| 、_"‘‐u‐’´"_, |ン |f|| い)-゚ノーペ-t)丿||f| アンナブキガ
|:.:.:.:.:.:.:.:==.:.:.:.:.:.:/ |.ト、二ニニ二ノ!| . ,ゞ|:u  ̄〈_ _ _〉 ̄ u |K
|ヾ、::::::::::::::::::::/ ワイワイ ,.l.ヽ.ー‐-rー─;ノ.l,、 _,, -‐''7::: | )(二ニニニつ( |:::ヾ''‐- 、._
|\  ̄/ ̄ _, -‐''::「l.\ ̄二 ̄.//|::`'ー- ._ ‐''"´:::::::::::::::i:::::::ヽ._ ‐一 _.ノ ::::::i:::::::::::::::`'''‐
|\` < ,、-‐''":::::::::::::::::.:| \. ` ー ' / .|:::::::::::::::::::`''ー-,、 ::::::::::::::::::::::: |::::::::::ト、 `:ー─‐''´, |:::::::::::|:::::::::::::::::::::::
┏ ┓
┃ 委託乞食のタカリ冒険者に、美人局……アレが本当の新人狩りじゃなかっただけマシとは言え、 ┃
┃ 抱える秘密を思えば、最低ランクの冒険者とパーティを組むのは博打が過ぎる。 .┃
┃ 逆に、上位の者を探すにはこちらの能力が微妙だった。 ┃
┃ 信頼を築く以前の問題として、現状ではパーティを組む選択肢そのものがない。 .┃
┗ ┛
.
- 326 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:19:52 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●) 「……五人パーティで、毎日十匹狩って一年か」
| (___人__)
| _.ノ
| _/__゙ヽ_
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、 尤もパーティ狩りなら、幾分格上のモンスターを狩れる為、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、 実際に5人パーティで一日十匹を狩ると、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::| 休みを入れても一年程度でレベルアップを迎える事が多いらしい。
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
,.ィ,.ィ,.イ _ _
/// //,.-゙‐ 、
/ / ' , '゙, '゙ ' ,.-‐=、 アリクイ辺りを安定して狩れるのならば、
/ ,.-=~ヽ
∠二ヽ. / ,.' _/、二ニヽ 半年以内にはレベルアップ可能な計算になる。
∠二i ー-/ゝ-'"ア / i二ニヽ
∠二i_ /O ○ l _,ノ、 _,ノ二ニヽ
`ヽ/ /´ ' , ゝ / ‐-ヽ
.r',ニヽ l / ゙ー''゙ ‐-ヽ 「スライムから試していくとして……
∪ l l l 。人  ̄`ヽ''-ヽ
. l l /7! ゝ. ', ' , ', ; ; iヽヽ アリクイまで行けるといいんだが」
ゝニン .ゝ_, ゝ.,_ _,..ィ´ _,.ノヽ`
∠二ヘ _,, - ノ  ̄ ̄ ヽ.,_ _,,.>.,_
∠ イ_,ヽ-‐''" `く \ヾ.‐-ヽ
´ `ヽ!`丶
.
- 327 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:23:44 ID:???0
-
_____________________________________________________
ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ー===z..
ー===z.. ー===z.. }ニニニニニ≧=-
}ニニニニニ≧=- }ニニニニニ≧=- l`ー<ニ_<ニリ
l`ー<ニ_<ニリ l`ー<ニ_<ニリ ! __`<Y
! __`<Y ! __`<Y ____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ
____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ ____zニニニニニニ<ニヘ ゞ'`fヘ ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ
ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニニ仁二二二二二≧=- '、__ノ ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/
ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/ ニ/ニニニニニニニニニ/仁二ヘ_/ /ニニニニニニニニ/仁二二二i
/ニニニニニニニニ/仁二二二i /ニニニニニニニニ/仁二二二i ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ
ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ ニニニニニニニニ ' l二二二二ヘ ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ
ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ ニニニニニニ/ ..:..:.`ー'⌒'<二ヘ ___ _,イ´ヽ ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j
ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j ニニニニ/≧、.:.:.:.:.:,.イ `<ニニニニニヘ iニV_j ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー'
ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー' ニニ./ニニニニ> `ー――'-'ー' ニ ´
ニ ´ ニ ´
_____________________________________________________
ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中! ない夫移動中!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. . : : . . . : . : : : : : : : : : : : . . . . : : : : : : : . : . : : : : : . : : : : : : : : : : : : : : 第二市壁から北に三キロ、
: : : : : : . . : : : : : : : : : : : : : : : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 第三市壁建設予定地から少し進んだ辺りが、
: : : : . . . . .
...:::::::::::::::::......................: : : : 今現在、下級冒険者たちの狩場として
::.._ _____ ........ ... ......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::| 危 |:::┌────┐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 討伐が推奨される地域となっている。
ミ、::::::::| 険 |:::::|この先 . |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...............:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
。 `丶| !!..::|:::::|. 結界外.|:::::::::::::::::::::::::::, --‐=≠≦≠±;ivl.:ヾ,、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,.
_ ゙ |__|:::└┬──┬┘ミ≧王W´M_., :.., " :.., :.;,,, ;, ナ:: ;<;,,:.,,,: ̄千;,,<:._/
. :_ || || べy. |_^V/,_○<チ《 . 。 . ̄`^⌒^´`^゙¨ ̄` 《:,,+:.,,;:.|;,ミヾ;,\ 「……広いもんだな」
., ^<iコトイ,、_,,_ |_r<__; |;/.V/M` 。 ` :. ・ ゚ ¨ .. >ヾ\ヽ\V/
,。__;:-L:;.,_~:.:_ ≫ - " ̄ . / 。 ` ’ _ ;, ・ ” ゞヾVゞヾ《ヾゝゞ
- ~ . : : `‘ ' _ ;, ;. ・ " :. :イヾ\\Vゞヾ《巛\ 歩いてきた道のりを振り返り、そう呟いた。
;, ` * " ゚ ;, . _ ;l , チミ<へ׉\ハ}V
` :. . 。 + " :;. , <ヾへ`\巛ぐヘイゞ\ハ、
; :.. :.^ ; ` ’ / ゙゚ * - 《ミ\ヾ\kへイんヾ<\ゞ、ヾ
。 ` * .: ' " ゙ +* . ゚ ゙ 。 ^ ゞヾぐ巛ヾ\Wミマへ` <、 ヾ
.
- 328 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:26:32 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ ,ノ ヽ、_
| ( ●)(●) かつて、世界有数の大都市であった江戸の町ですら、
| (___人__)
| 、' その直径は十キロ無かった筈だのに、現在建築中のセンダイ第三市壁は
| |
}._\ , | その江戸の町をすっぽりと飲み込んでしまえるほどの広さを持っている。
.__ __ ,.〈\\>ニニァ´
/: : < : : : : : : \ /゙i ゙i、 特殊な事情から拡張工事が遅々として進んでいないセンダイですらこれなら、
, ' .: : : : : : : : : : :l: : : .∨',:::::ト|゙i \_
.{ : : : : : : : :゙i : : :」 : : ::', Y´゙i. |: : : : .\ 既に開拓が終了した元開拓都市は、一体どのような威容を誇っているのだろう。
|: : : : : : : : :\ : : :\ : ',|::::::i |: : : : ',: : `,
', : : : : : : : : : | : : : : : : :.',:::::゙i|: : : : . ',: : }
(,:/:/ニ`ン---r : : : : : ',::::| : : : : : ',: : ',
`: ´ : : : :V ,r'二ヽ_: : : : :',:|: : : : : : ',_,rー'、
{∨ : : :└」_,r' 二 ヽ: : : : ',|.: >< ̄\.: \
{: ∨ : : : : :」.ゝ-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : ゙i ム: : : ' ,
l: : ∨: : : ./: : : : : : : : : : : : : : : : 、/: : : : : : }
}: : : \ : : : : : : : : : : : : : : : /゛ ̄: : : : : : : :, '
.. .:.:.:. ... ...:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .... .. ... .. .... .. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ...... . .... . .... .. .:.:.:.:.
. ......:.:...:.:. .:. .:. (⌒ 、 . .. .. . .. .......:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.... .:.:.:.:.:...... .. ..:.:.:.... ..:.:.:.: .: .. .. ..
:.:.:. ...... .:.:. (⌒ ⌒) ... .... .:.:.:. .. . :. .:.:.:.:. . . .....:.:.:.:.:.... ..... . ..:.:.:.:....:.:.:..: .:.:.. (
.. .... .. . (⌒ r'. ..:.:.:.... ..:.:.: .....:.:.:.:.:. .:.:.:..... r ⌒ヽ .:.:.. ... .. ... . :..:.:. . . 少しの間それに思いを馳せてから、
. .:.. .. (⌒' . .. .:.:.:.:.:.... .... .. ... ....:.:.:.: (⌒ ⌒) ...:.:.:.... :. :.:.:.:.. .
. ..:. . ( . .. ..:.. . ... . .. .:.:.: ... (⌒ r'⌒ヽ .. .. .. .... 草原に足を踏み入れる。
... . . .;i;';. . ... ...... ... .... ... ⌒ヽ . ..
,.;i;';.,,;;`;;i`、 ... . . .. . ... .... ... . ... ..... この先はもう、魔物達の領域だ。
,.;;:。;:;;::、;;:。;:;;,.
,.,;:;;`;;i`:;:i;,|i!''". .;i;'; この辺りはもう駆逐も大分進み、
..... ""'|i!''''" i|!、....,........... .......,.,.......,..,.,,.,,. ...... .......,. ,.......,..,........... ... ,.;;.;i;';.,,;;`;
'::',:'':';:,.,i|!、:.,"'`::'::',:'':'`::'::',:'':'` "'"' "'''.''' "'''.''" '::',:'':';:;..,"'`::'::',:'"'`,.;;:。;:;;::、;;:。;: 弱い上にこちらからちょっかいを掛けないと
"'' ::':'::' " '''.''"'" ''"'"' "'''.''' "'''.''"'"''"'"' "'''.''' "'''. ,.,;:;;`;`;;i`:;:i;,
'::',:'':'`::'::',:'':'`::':'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::', '""''|i!''" , 反応しない、ゲームの敵キャラの様な
'::',:'':';:;'"'"''::',: '"'"''::',:::'::',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;..,":,.,i|!、'`'::',:
',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`:: '::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'':'`::':: 魔物しか現れないらしいが……。
"'''.''' "'''.''"'"''"'"' " "'''.''' "'''.''"'"''"'"' "'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::',:'':'::',:'"
::: ;..,"'`',:'':'`::''" ;; :::;..,"'`',:'':
'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,"'`',:'':'`::':' "'`: :'::',:'':';:; ..,"'`',:'':'`::'::',:'':';:
'':'`::'::',:'':';:;..,. ';:;:;..,"'`',:'':'`::'::'': '':'`::'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;.
'':'` ::'::',:'':';:;:;..,
"'"'''':'`::':;:;..,"'`',:'':'`::'::'':':';:"'"''' "''''':'`::':':', :'':';:;:;..,"'`',:'':'`::'::'':;:;..,
.
- 329 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:29:55 ID:???0
-
.\ \ / ̄ ̄\
.\ \ / _ノ ヽ、_ \
.\ \ | ( ●)(● )│ 杖の後側を、肩幅に空けた両手で掴み、
.\ \ | (__人__) │
.\ \ | `⌒ ´ } 担ぐようにして上段に構える。
.\ \ . | }
\/ 二ヽー 、 ヽ /ヽ 、_ 前に突き出たその先端を、下段に向けた。
〈 ´, ーゔー'l _,,.. .ヽ ノ:::::|::::::::゙'' ‐- 、
、 /~. .Xノ / / `v::: /:::::::::|::::::: : : ヽ 教本によるとこれを、梯子の構えと言うらしい。
゙、 \ \ l / /λ 〈\:::::::|: : , - '' ゙、
゙、 \ \ l、 '´::::i::| ー l:::l:::丶' /: : : : :l 本来、短く掴んだ後側で敵の攻撃を受け、
、ー―\:: \ r ' .l :::i |: : | i . : 、 . /: : : : : ヽ
i、_ノ.\ \/ : :ll i |: : : | i/ `〈: : : : . . ヽ 状況に合わせて上下で反撃する構えだが、
l : :::::\ ::\ :|:l i |: : : |'i : : . . ゙、 .:::::::: . . ヘ
ヽ ゙ 、::::::::::\ .\:| | : : i. |: : . | i . : : ゙、. : : `ヽ 単純に体重をかけて
\ ゙ : : : i::\ .\. : i: |: : | i :、;;;;;;;;;;;;;i ゙、.::::::::::. `i
\ : :|:::: \ .\ _ i :| : : 、.|: i: :l :l !、 , -: : :`i 下段に突き込むのにも向いていた。
ヽ、 :: / \/ /´,´\゙.| l l,,,,_,,,;l;;;;;:::::-┴=''´ ̄: : ::|
ー ' l./ ./ ,: ゙''ヽ ̄ ヽ、. :: . . . . : : : : : : : : : : l
k / ./. : : : : :`i: o: :i__:__,,,,.... :::::::::::::::::::ノ
、〉、l : γ丶、-'´ー‐ ノ―-―'''''゙.::::;;, . - ''゙
i :゙ ー \ .\| l ̄. : ̄ ̄  ̄ ̄:: :l
l:: l | \ .\: : : : : : : : : : :i: :l
l::. |。!: \ .\ . : ::: :::: i: :|
/ :::::. | |: : . .\ .\ ::::: : : : : . |
/ :::::::.:: | ト、-::‐::| l .\ .\ : ::::/. : :l
〈 :::::::|。!':: ー-| |: : . :\ .\ : : : : : |
\. .\
||
|''|
____ __.|‐|__ ____
| ___ `\. / |ー| \ /´ ___ |
\l \ `ヽ< |'ー'| >-''´ / l/
\ \. \|'ー '|/ ./ / この辺りに現れる一角兎やスライムと言った魔物は、
\ \ \ |'ー―'| / / /
\__\/ 'ー―' ヽ/__/ 低い位置から直線的に飛びかかって攻撃してくるらしい。
// / \ \\
/ ./ | | ̄\ / ̄| | ヽ ヽ その攻撃線を制圧する意味でも、この構えは向いているだろう。
| | l \/i i\/ l | |
| | \ _/ \_ / .| | 問題は……。
ヽ ヽ >、 Y ,.< / ./
/ \ヽ /ヽ_l_/ \ / /\
彡 \ヽ,-'\ /ヽ、// ミ (攻撃線:敵と自分を繋ぐ直線のライン。西洋武術で重視される概念)
~'''''" ̄ ̄'vVv' ̄ ̄ ̄'vVv' ̄ ̄"'''''~
.
- 330 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:32:37 ID:???0
-
.: : : : : : : : : : :ノソゝヾ;;人;;;) ノ;、: : : : : ;ノ;;;)): : : : : 人: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : ;(;;;));;;;ヽ(;;;)) ノソゞ:;ヾ (;;;)):::ソゝ;;(;;;));;;;;从ヾノ;、: : : : : ノ;、: : : ノヾ.
.: : : : : : : : : : : : : :(;;;;;ヾ);;;(;;;;ヾ);(;);;;;;ヾ);;;);;;;;ヾ;;;;ヽ;(;;;));;;)ノ;;;;;;;(ノ;;;));ゞ:;ノヾ ;;;;ノ(;;::::::. この辺りは、まだ草深い事だ。
: : : : : : : : : : : : : :.};;;;(;;;));;(;;;))ノソゝ;;;;;ヾ);;(;;;;;(;;;));;(;;;));;)ヾノヽノ;;;ノ;;;;;(;;;)ノ);;));;))ノノソノ::.
ノソゝヾ ノ;;;;)ゝノソ;;;;(;;;)) (ゝゞ:;;;;;;;;);ヾ :::ソ;;;;(;;;ノ))ヾヽノノ;;;;;;;;;ノ;;))(;::: 日本人に、「あの草叢はしっかりしすぎている」
(;;;;;ヾ);;;(;;;;;ヾ();;;);;;;;ヾ;;;(ヾ);;;));;(:;ヾ::.....:ソ;);;;;;ノヾ;;;;;ノソノゝ;;;;(;ノ;;)(;:::::
(;;;;;ヾ);;;)(;;;;;();;;);;;;;ヾ);;;;;;'(;ヾ;;;;;ゞ(ヾ.....:::ソヾ);;;)ノ;;;;(;;;));ノ;;;;;;;;;(ノ;;;)))(;;;)). とか判別できる筈もなく、
__,,...|:|--‐-|:|゙‐- .,,|:| |:| _|:|_,,.. -,|:| |:| |:|"~""'|:|'' ‐ リトル・サーチ
__,,.. .-‐ '''""~ . |:| |:| |:|~"''''''|:|''""~. |:| |:| |:| |:| |:| 一応、習得している簡易索敵呪文も、
''"'"' "":;'''.''''".;'":〜ф"`"'';;. :.. ":;'''.'';'"'":;'''.'''".;'":;":;'''.''. :.. ;'",.:;:`"`"'';;":;'''.'''":;' "'''.'
''"'"' "'. ;'":;. :.. ;'"' ":,.:;:`"`"'';;;'"' "' '''"'",.:;:`" `"'';; "'''.'''"''''.'ф〜'' .';;: :''@'''.':;. 建物内でも無ければ意味が無いほど
:.;'@@@@@::.;;''''"'"' "':;: :::''@::.;;'' ;;:;: :::''@@@::.;;'' :''@::.;;'' ;;:;: :::''@:;' "'''.:;' "'''.:;' "'''.'''.':;'
:.;''@:!:.;!;;: !:'@::.;;'' ;;:;: :::''@@::!.;;'' '"(@)'"'!;!: !::''::. ;;'' ;;:!;: :::''@@@::.;!;'' ;;::::''@@::.;;'' ' ''... 射程距離、効果範囲共に少ない。
(@(@)ヽ!ソヽ!ソヽ!ソ'@ヽ!ソヽ!ソ(@ ∩!ソヽ!シヽ!シ!∩ヽ!シ ソ@ヽ!ソヽ!ソ'@ヽ!ソヽ!ソ'(@)@)ヽ!シ..
ヽ!シヽ!ソヽ!ソヽ!シヽ!ソ(@)(@)(@ ノ `、)ヽ!ソ,!!ノ `、 ;(@)ヽ!ソ(@)ヽ!ソ(@)ヽ!シヽ!ソ'''.':;'
ヽ!ソ(@)(@)ヽ!ソヽ!ソヽ!(@)!ソ/ (・)(・) ヽ.) / (・)(・) ヽ.(@)ヽ!ソヽ!ソヽ!シヽ!ソヽ!ソ(@)ソヽ!..
(@)ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃(@ヽ`=='_ノヽ|ヽ`=='_ノ @)ヽ|〃:(@)ヽi〃(@)ヽ|〃ヽi
ヽ|〃;(@)〃ヽ|〃::::(@)::ヽ|〃  ̄ ̄ヽ|〃(@ ̄ ̄(@)ヽi〃ヽ|〃:(@)ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃
ヽ|〃ヽ|〃ヽi〃(@)ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃(@)ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃ヽ|〃:(@):(@)
__
,´::`,
,': :: ::', 尤も、この辺りに現れるモンスターは、
/: :: :', ノ ン ア ク テ ィ ブ
/:: :: ヘ “ちょっかいを掛けない限り反応しない種”が大半なので、
/:::::::::::::::...:::\
,...イ:::::::::::::::::::::::::: : : `:..、 草叢に近付いて使えば、見落としなく確認できるのは利点だ。
,....<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>..、
./:::::::::: : :::::: : : : : : ::::::::::: : : : ::::::`..、 今日は目標数も少ない。
. ∠::::::::... :::: :.:.:::::ヽ
.,'::::::::::::::::::::.:.:.. _ . . . . . ._ .. ..:.:.:.::::::::: ヘ 休み休み探せば問題は無いのだが――と、
.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:, '. ヽ.:.:.:., ' ヽ...: : :::::::::::::::: :',
|:::::::::::::::::::::::::::::::::{ ● .}:::::{ ● }.:.:.:.:.:::::::::::::::.:.| 杖を構えたままゆっくり進んでいくと、
',: : : : : ::::: : : : : ::ヽ, ___ .ノ:: :: ヽ ___ ノ.:.:.: : : : : : : ,
..',:.:.:.: : : : : :.:.:(.`ヽ、 : : : : : : :, イ´): : : : : ::/ 藪の影に一匹のスライムを見つけた。
ヽ:: : : : :::::::::::: < .` ─--─ '" ,>'. . : : : : :/
`.<:.:.:.:::::::::::::::::` ─---─''´::.:.:.:......:.....::>'
` ─--=..,,___,,..=--‐ .´
.
- 331 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:35:49 ID:???0
-
-――――-
/ \
/ ゙
′ i 念の為に呪文で確認するが、他の魔物はいないようだ。
r‐ .、 │__ __ |
r‐...、 | i | \ / | 幸先のいい巡り合わせにほくそ笑むと、杖を構え直した。
} i i | Y⌒Y \_j 、_/ :|
/ i / |: | | ー―‐ ー‐一 | 杖をその鼻先三十pに据え回り込むが、反応は無い。
{ 〈 i .|. | | /⌒ i i ヽ |
| '. .| .!. _| l i {_.人__.ノ :| 本当に機械の様だ――そんな事を思いつつ、
i i | . 「:::ソ |__! ! ` |
、 Y , ∨ !:::::/ i`ヽ | グレイン発動、同時に突き込む。
\ ヽ〉 .、_/ i:::/ ;:::::|`1 「 ̄ ̄/
ヽ i/ /::::::| | __| /{__
} }:::::::| | ̄ l /:::::::/
/:::. |:::::::| / {:::::::/---..
/::::::::::. |:::::::|、 \_/ /::::/:::::::::::::::..、
/::::::::::::::::::, ;::::::::| \〈 /{:::::::::一ァ::::::::::::∧
{::::::::::::::::::::::. ,´ヽ:::| }o |::::::::::::::|::::::::::::/::::i
|::::::::::::::::::/´} / /}:| } .|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|
l:::::::::::::/::{\\ _/_,..イ:/::! }o |::::::::::::::{:::::::::::::::::::|
_
,´ ヽ
/ ! やったのはそう難しい事ではない。
/ |
、 ノ | スライムの下の土を圧縮しただけだ。
、. \ _ ,/ 、
゙゙'-.. \ , ´ ヽ 堅く押し固められた土は大きく窪み、
`'''ミ;;、 ´ ヽ
`″ / ` 、 予兆なく失せた地面に、スライムは落ちていく。
/ > ´  ̄ ` 、 \
/ / > 、 ヽ , ‐、\ そこに……。
. / / /;;;;;;;;;;`ヽ .i /./ヽ ヽ
' | |;;;;;;;;;;;;;;;;;|`| i !;;;;;;| i ! ゝ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
- 332 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:37:29 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. . | ( ●)(● )│
..\ . . | (__人__) │ 感触は殆どなかった。
.\ \ | `⌒ ´ }
.\ \ . | } 一瞬、ふつと抵抗を感じた
\/ 二ヽー 、 ヽ /ヽ 、_
〈 ´, ーゔー'l _,,.. .ヽ ノ:::::|::::::::゙'' ‐- 、 ただそれだけで、スライムの外皮を貫き、
、 /~. .Xノ / / `v::: /:::::::::|::::::: : : ヽ
゙、 \ \ l / /λ 〈\:::::::|: : , - '' ゙、 田楽刺しに地に縫い止める。
゙、 \ \ l、 '´::::i::| ー l:::l:::丶' /: : : : :l
、ー―\:: \ r ' .l :::i |: : | i . : 、 . /: : : : : ヽ
i、_ノ.\ \/ : :ll i |: : : | i/ `〈: : : : . . ヽ
l : :::::\ ::\ :|:l i |: : : |'i : : . . ゙、 .:::::::: . . ヘ 「俺が言うのもなんだが、ヤベェな、これ」
ヽ ゙ 、::::::::::\ .\:| | : : i. |: : . | i . : : ゙、. : : `ヽ
\ ゙ : : : i::\ .\ . : i: |: : | i :、;;;;;;;;;;;;;i ゙、.::::::::::. `i
\ : :|:::: \ .\ _ i :| : : 、.|: i: :l :l !、 , -: : :`i
ヽ、 :: / \/ /´,´\゙.| l l,,,,_,,,;l;;;;;:::::-┴=''´ ̄: : ::| 動きを止めるのを待って、土から引き抜いた。
ー ' l./ ./ ,: ゙''ヽ ̄ ヽ、. :: . . . . : : : : : : : : : : l
k / ./. : : : : :`i: o: :i__:__,,,,.... :::::::::::::::::::ノ
、〉、l : γ丶、-'´ー‐ ノ―-―'''''゙.::::;;, . - ''゙
i :゙ ー \ .\| l ̄. : ̄ ̄  ̄ ̄:: :l
l:: l | \ .\: : : : : : : : : : :i: :l
l::. |。!: \ .\ . : ::: :::: i: :|
/ :::::. | |: : . .\ .\ ::::: : : : : . |
/ :::::::.:: | ト、-::‐::| l .\ .\ : ::::/. : :l
,===============、
.l .l
( )
.l________l
`l .l"
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \ 先端の土を拭ってから、杖を引き抜く。
| |
| | 皮の中の粘液を用意した水筒に絞り入れた。
| |
| | スライムの素材は、皮と粘液の二つ。
| |
| .| 粘液は加工されて、石鹸や接着剤の素材となり、
| .|
| .| 皮は処理して継ぎ合わせ、ゴムシートのように使うらしい。
| .| パターン
| | 顔の模様が並んだシートなど不気味だろうと思ったが、
| |
| | 表面処理する段階で色は落ち、
| |
| | 一枚布に加工する段階で、その凹凸は殆ど均されてしまうようだ。
| |
| |
| |
| |
\.___________./
.
- 333 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:42:44 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ノ ヽ、_ \ 「……随分とまぁ、都合の良い生き物だなっと」
. ( ●)( ●) |
| (人__) |
| ⌒ ´ | 生きている間は結構な運動能力を持ち、
i |
. .| | 死んだそれは、様々な素材に加工できる。
. 丶 / -
/.>_ /::::::i:::ヽ._ / | ふと興味が湧き、スライムの皮と粘液に力を込めた。
. _ ,,、-ー/ !// ー ヘ ̄/:::::::::l::::::::. ! |
,´:::::::::::::く::::::::/ i / ヽ::::::::::!:::::::::::y .|ヽ.
/::{::::::::::::::::>:i l7i /:\:/::/:::/ i::::::i
,'::::::i::::::::::/::::::l /;;;;l /::::::::〉:::::/:::/ ∧:::::!
/:::;::::∨:::::l::::::::::i /;;;;;;l. /::::::::/:::::/:::::i \
/::::ヽ:::::〉:::::l:::::::::l /;;;;;;;;l. /::::::/;;;;;;i:::i::::| 丶
<::::::::::ソi::::::::l:::::::::li;;;;;;;;;;;l/::/,、;;,、;;:l!::l_ | / λ
!:::::::ゝへ、;;;::::!::::::」--‐‐'''""゙゙`ヾゞM. i / / i
ヽ / / .|
/ // /
ヽ "/ /i
ゝイ /!
`'
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_ 「なんだ、これ……」
| ( ○) (○)
| U (___人__)
.| __ノ__ そうして目を見開く。
| _/ ___\ヽ_
人、 '-/____ ヽ | 力の、意志の流れが良すぎた。
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ |
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、 まるで、自らその力を受け入れているかの如く。
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉, そして、その構造は……。
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
.
- 334 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:47:20 ID:???0
-
/ \ 魔物が人造生命体である旨は、まど神様から聞かされていたが、
__/ \__
/ \ はたして、これは生命と呼んで良い物なのか?
/ (・) (・) \
| /\_____/\ | 行動停止後、素材への自己改造を行っているらしいスライムに、ごくりとつばを飲み込む。
| \_______/ |
\__________/
_____
/  ̄  ̄\
/ \ 「……それに」
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ
ノ| U (___人_\\__ その気付きに思わず杖を取り落とし、己が額を抑えた。
____-‐./l l|、 `⌒(⌒_ \
,,-=ニ_::::::、::l ::::! ヽ. し「、 \ 調教スキルに精神操作魔法、
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ /  ̄ lヽl:::::〉::::Y________l_ 冒険者のスキル、呪文の幾つかを頭に思い浮かべる。
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/、__l !:: /::::| ::::::::::::::: |
! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: |
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::\::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
.
- 335 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:50:17 ID:???0
-
/ / `、
. -‐ 、_ / / i \ ノ'⌒'゙⌒'゙⌒'゙⌒'゙⌒'゙⌒ヽ
.( .ノ´ ̄ ̄)__./ /| l . \__ i { アナタ ハート }
/ (_/ ̄´__ `Y⌒い、 丶/「\ . ∨i i ( 貴 方 の 精 神 )
/ { `='┴…=ミー'≫=ミ.|\ ∨| ̄ \|\〉i l { 操っちゃうゾ☆ }
/  ̄`ヽ -‐r‐- 、 ):{ {:人jト \}´≫==ミメi .| ノ'ー'^ー'^ー'^ー'^ー'^ー'′
/ 、_ ( | i`¨代いてソ ″ ,, ,, ,,|/ ./ ., '. グリントツヴインゲン オ ペ ラ
`ア⌒ヽ. 丶 | | i、_.、´″ .; 、__/ ./ ! . , 四種の霊能の一つである、精神操作。
〈丶 {__ \_)| | |. .人 /⌒) `不¨´ i . . , .
{ \`ー-‐ノ \ ` ̄`ー人 . ∨./个: . `ー'‐ '´..イ |/ ,|. . ., '. AD世紀の魔導士達が持っていたそれは、
丶  ̄'´ | \_>、{`¨⌒ア`≧ァ= {フ|/ ,∠||. . .i '.
〕≧=‐. ─| ∨ / .{゙ー=彡 ./ |人. . .l '. 他者の操作に限れば、それほど強力ではない。
/ . \ノ / {_/∧_ ≧==≠. ノ \| '.
/ / )、 \_/ / .≠´〈/ \ 丶. '. その為彼等は、手足となる強化人間達に、
. / /\\ / / ̄~_ 冫´ ̄`¨⌒ヽ} '.
{ / >ー‐/ i / f⌒' }}/ __人 '. 力を受け入れる情報と制御プログラムとを
. { . / /.{ |/ ∨ /´ / '.
\∨ / . .人 __/_ '⌒ヽ./゙7T⌒¨´ . ., . i . 組み込んで、その反抗を抑止している。
` / . . . /. . .\ />‐fエエエエ>V ∨.∧ .. . . . . ., | | i
{/ .′ /. . ./ . . . . . .|`〈_/ _厶工工工.>∨ j./ ∧ . . . . . i | | |
/ .{ ..' . . .' . . . . . ┴- { / <二二> ⊂⊃`、`⌒Y '. . . . . .! . . ./ ハ |
.′ . { . . .{/ . . (_ __ ∨ `、__ノ '. . . . .| . . ./ . |
ヘ '. ./ . . . . /| `ヽ{三三i王王王i三三}´ '. . ー=≦___.. イ i |
_. -=ニ.. T¬‐、
/ __\ l
_, --、 { ィ_Ti::::/ィfj l`ト-、L._ だが今の世の魔法使い達が持つ精神操作系呪文、
(. / ̄>、へ`Y::::|l f}}/ ,.,. レヘ::::\
/´ゝ'´: : :\\::::l ,.,‘ _ }ノ::::::::;> テイマー達の持つ調教スキルは、それとはケタが違う威力を持っている。
/V:´: : : : : : : : : :Vヘ ´ / ̄ ̄`}≧
/{/: : : : : : : : : : : :| >--/ / ̄`ヽ 今の世に存在するスキルや魔法の殆どは
V: : : : : : : : : : : : : :l \{ /_| / ト、
{: : : : : : : : : : : : :./ }<./// \ その源流の劣化品だが、こればかりは上位互換に近い。
`丶: : : : : : : :/ l ` ー----=ニ.ー、|
`¨`T"´ / \l} 今までは、システムがその下位存在であるモンスターに
`丶. _/ l
/ l> 、 l 干渉しているからだと思っていたが……。
/ |\ | `> 、 ノ
.
- 336 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:52:12 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) | 「もしかして魔物の制御系、
(_人___) U |
'、 │ AD世紀の人造生命をそのまま流用したのか?」
<二ニヽ |
/-‐ `i 、 ___,. イ i
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ オリジナルのオペラの使い手が既に存在しない、
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、 或は、極めて希少である事を考えれば、確かに合理的ではあったが……。
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : }
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
, -―- 、
/ \
/ \_ |
(●) (●) | 予定を変更し、二匹目のスライムを探す事にした。
(_人__) /
l`⌒´ / アレなら一撃を当てれば殺せたし、
| ヽ
__!、____/ \ 内部構造が分かった今、その能力の推測もできる。
/、 ヽ r 、 ヽ
ハ ヽ Y`l | > Y 仮に仕留めそこねても、リカバリーが効いた。
{ ヽ_ゾノ | レi i i}
`¨´ ヽ ハ `'''
> / ヘ
/ /ヽ ヘ
_,/ / ご_ノ モキュモキュ
( ヽ /
\__ノ
.
- 337 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:56:28 ID:???0
-
, ── 、
/ ヽ
! l
! !
ノ `、 今度はあえて敵の正面、
/ \
, ' ` 、 一回の跳躍では届かない距離を見計らい、
, ´ ` 、
/ \ 片手で石を投げつける。
/ \
. / ヽ
/ ___ __ ヽ
i , ´ ` 、 , ´ ` 、 `、
| / ` 、 ヽ ./ , ´`、 .i
| ! > 、 ! ! , < ! |
. | ! !:::::::\ i i /:::::: ! ! |
. | _. ヽ 丶:::::::::::>.y v<:::::::::::ノ / _ |
| / 丶 \ _  ̄_/ \_ ̄ _ / / ヽ |
! i !  ̄  ̄ ! i !
! ! ` 、 , ' ! !
、 \ ` 、___ ___ , ´ / '
、 丶、  ̄ ̄ ̄ ̄ , ' ´
、 ` ___ ___ , ´ , ´
` −- __  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __ -− ´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
` 、
゙ 、
・ .、 rァ , ・ .、 rァ , }`ヽ、_ ゙ 、
r、___ ‘ ',.’ ,. r、___ ‘ ',.’ ,. -=' ` 、 、 そして、突撃するスライムが、
. ',──── ´─ . ',──── ´─ _ ヽ .
r、 .,,.‘: ト、__ r'r、 .,,.‘: ト、__ r':ヽ. ( ●)(● . 飛び込む辺りに、杖の先を置きながら……。
"´ , } ; \ , "´ , } ; \ :, ̄ r‐- _ ,:ュ :
. ── ,:人: ── . ── ,:人: ─── :rァ ゝ _ ノ/ .,
\人从从 \ ', : .\人从从 \ ', : .\ }\____, ' ,
'' ゙゛'' ゛'゛ ゛''r' ̄i ''゛'' ゙゛'' ゛'゛ ゛''r' ̄i ''゛ rニ) '゛' '"' ´
`ー' `ー'
.
- 338 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 12:59:43 ID:???0
-
_____________________________________________________
[!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_, _/ ヽ / //,. -‐ , ┏┛┸, .;
 ̄`>==<:.: ヽ 三ミ: : | ,┏┛━‘ ’‘ ┓;.・
__, -ー-ミ、 ヾ | / | .: : : | ;】 【┏┛
/ -=- ヽ l ,' 彡':.| . .: : | 【¨‘ ┌―‐┐ ‘】 ; ……杖に添わせるようにして、
´ ̄:.三三二.:ブ 、:.:.::.:./ ヾ : .: | 】 U][U ;┛┨
彡′ ヽ.:./=く ̄ ヽ \ / ┗┓ '‐┐r‐' ヒ `【¨ オペラの手を伸ばし、
/ '' .:. .:\,..、 ':, / ,┏┛ L.! ’┨;
/ / .:. ヾ' ! ′ ┥】 ノ7」¨[]_レ ┠’ 『止まれ、動くな』と強く念ずる。
! / .:. ミ´ / ┗┓ }, |ァ , r‐' ┣‘
ヽ ______/l ヽ` / ┛ |」、人゙_>フ 【, 受けたスライムは、硬直して姿勢を崩し、
ヽ`〒=<´ / >- 、_,\ | / ;】. r‐, .r‐, .╂
', | / / /__/ / >\ l / ┗┨ [_ ,ニ ニ!セ 【‘ ` ぶれた目標を突き損ねた杖は、
Y´`7´ ̄! 〉ヾ_/ { ヽ_,ノ / ┏┛ | 「ー'′ ┏┛
} / / / / ヽ/_ゝ─' / ┗┰ .L二二! 〓・ 腕ごと跳ね上げられた。
| / / / / /|/ / ┗┓, ◎ ┏┸’
\ ゝ=く__/ / // / ┯┓, ,=z‡’
ヽ __`ヽ:_/:. / `¨‘┳┷,
_____________________________________________________
[!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム視点!] [!スライム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ \ 「…………ッ!」
,_ヽll_ | |
 ̄) `ヽ、 |
_ .'ー´\ \ | || 声にならぬ声、逆流しようとするものを、無理やり飲み下す。
ヤヽ、_ \ | |
{ _ 丶 \ | | 威力を減じた、しかしそれでも、
'′ \ \ `\ /
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、 子供の頃のドッヂの記憶の、最大を超えた威力が体を貫く。
`ー──‐-=、 ム
ヽ ! その衝撃を、何とか受け止め、抱え込み、
_______/ |
/ _ / 腕の中のスライムに、今度は直接意思を叩きこんだ。
/ x──/ ̄ /
__/ / / ____> ´ 何度も、何度も――それがもう動かない事を確認し、地に落とす。
/ ./ /
ー─一´ / /
i i
! !
/ /
.
- 339 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:01:24 ID:???0
-
,´::`,
,': :: ::',
/: :: :',
/:: :: ヘ 想像した通り、魔物には制御プログラムが仕込まれていたらしい。
/:::::::::::::::...:::\
,...イ:::::::::::::::::::::::::: : : `:..、 自律行動停止後であれば、こちらからも簡単な操作は可能なようだった。
,....<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>..、 ハッキング
./:::::::::: : :::::: : : : : : ::::::::::: : : : ::::::`..、 テイマーの様に使役できないのは、腕が悪いからか、裏口だからか……。
. ∠::::::::... :::: :.:.:::::ヽ
.,'::::::::::::::::::::.:.:.. _ . . . . . ._ .. ..:.:.:.::::::::: ヘ
.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:, '. ヽ.:.:.:., ' ヽ...: : :::::::::::::::: :', 「……ウサギも同じだと楽でいいんだが」
|:::::::::::::::::::::::::::::::::{ .}:::::{ }.:.:.:.:.:::::::::::::::.:.|
',: : : : : ::::: : : : : ::ヽ, ___ .ノ:: :: ヽ ___ ノ.:.:.: : : : : : : , ス ラ イ ム
..',:.:.:.: : : : : :.:.:(.`ヽ、 : : : : : : :, イ´): : : : : ::/ そう呟いて、完全に停止した生体機械を、杖を突きたて破壊する。
ヽ:: : : : :::::::::::: < .` ─--─ '" ,>'. . : : : : :/
`.<:.:.:.:::::::::::::::::` ─---─''´::.:.:.:......:.....::>'
` ─--=..,,___,,..=--‐ .´
_____________________________________________________
[!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_, _/ ヽ / //,. -‐ , ┏┛┸, .;
 ̄`>==<:.: ヽ 三ミ: : | ,┏┛━‘ ’‘ ┓;.・
__, -ー-ミ、 ヾ | / | .: : : | ;】 【┏┛
/ -=- ヽ l ,' 彡':.| . .: : | 【¨‘ ┌―‐┐ ‘】 ; そこから先は消化試合だった。
´ ̄:.三三二.:ブ 、:.:.::.:./ ヾ : .: | 】 U][U ;┛┨
彡′ ヽ.:./=く ̄ ヽ \ / ┗┓ '‐┐r‐' ヒ `【¨ より上のクラスの魔物達は、
/ '' .:. .:\,..、 ':, / ,┏┛ L.! ’┨;
/ / .:. ヾ' ! ′ ┥】 ノ7」¨[]_レ ┠’ スライムのような、“微小機械の集合体”
! / .:. ミ´ / ┗┓ }, |ァ , r‐' ┣‘
ヽ ______/l ヽ` / ┛ |」、人゙_>フ 【, ではなかったけれど、やはりその内に
ヽ`〒=<´ / >- 、_,\ | / ;】. r‐, .r‐, .╂
', | / / /__/ / >\ l / ┗┨ [_ ,ニ ニ!セ 【‘ ` 制御プログラムかその痕跡を残している。
Y´`7´ ̄! 〉ヾ_/ { ヽ_,ノ / ┏┛ | 「ー'′ ┏┛
} / / / / ヽ/_ゝ─' / ┗┰ .L二二! 〓・
| / / / / /|/ / ┗┓, ◎ ┏┸’
\ ゝ=く__/ / // / ┯┓, ,=z‡’
ヽ __`ヽ:_/:. / `¨‘┳┷,
_____________________________________________________
[!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [!魔物視点!] [
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
- 340 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:03:02 ID:???0
-
/|_
,.ィ,.ィ,.イ _ _ く ∠__
/// //,.-゙‐ 、 . ヽ /
/ / ' , '゙, '゙ ' ,.-‐=. } >
/ ,.-=~ヽ  ̄`
∠二ヽ. / ,.' _/、二ニヽ 固体差はあるが、オペラで意志を叩き付ければ、
∠二i ー-/ゝ-'"ア / i二ニヽ
∠二i_ /O ○ l _,ノ、 _,ノ二ニヽ 必ず一瞬は硬直した。狭い射程も効果範囲も、
`ヽ/ /´ ' , ゝ / ‐-ヽ
.r',ニヽ l / ゙ー''゙ ‐-ヽ 相手がノンアクの魔物であれば余り関係が無い。
∪ l l l 。人  ̄`ヽ''-ヽ
. l l /7! ゝ. ', ' , ', ; ; iヽヽ 生き物を殺す事に対する嫌悪も、
ゝニン .ゝ_, ゝ.,_ _,..ィ´ _,.ノヽ`
∠二ヘ _,, - ノ  ̄ ̄ ヽ.,_ _,,.>.,_ 興奮と、相手が被造物であると言う意識とが、ごまかしてくれた。
∠ イ_,ヽ-‐''" `く \ヾ.‐-ヽ
´ `ヽ!`丶
[おおありくいは、竦み上がった]
/⌒ヽ
i l ……ふと思う。
ノ ヽ、
, ´ ` 、 あのスライムの身体にある、顔の形をした無意味な造形は、
/ ヽ.
/ , - 、 , - 、 ', 浮世離れした見た目で、普通の生き物とは違う事を解りやすく示し、
i { ● } { ● } i
| 〈\ ー‐' ー‐' /〉 | 魔物殺しに必要な、精神の閾値を下げる為のモノなのではないだろうか?
\ \`ー‐―‐一'´/ /
ヽ、  ̄ ̄ ̄ ̄ /
` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
.
- 341 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 13:03:48 ID:1kCJ2Iow0
- 魔物視点怖いwww
- 342 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:04:52 ID:???0
-
_ . _
,. '"´ ̄ .  ̄`゙ヾ´ ̄ . ̄`゙ヽ、
/ . . . .. ..:.:.:::;:;:;;;:.:.. . . .:.:;:ヽ、 . ……詰まらない事を考えながら、処理した戦利品を積み上げた。
/ . . . ...:.:.::::;:;:;;;;,:.:.. . . ..:.::;:;、
i . . ...:.:..:;:;;;;;;:.:.. .. ..:.::;:;;i オペラの検証の為に、狩った獲物の数は想定を超えている。
;'⌒ヾ__( . . ..:.:.::::;:;:;;;;;;;:.:.. . . ..:.::;:;;!'⌒ヽ
'、 .::`; . . ..:.::::;:;:;;;;;;;;:.:. . . .:.::;:;;i . .::;i . アリクイ三体、ウサギ四体、スライム二体の計九体。
;' ..:.:.:::;ノ⌒ . ..:.:.::::::;:;:;;;;;;;;:.:.. . . ...::;:;;;! `!
、_ ,.イ ̄ ̄( .. ..:.:.::::;:;:;;;;;;;;:.:.. ..:.:.:;:;;i、 _;:ノ 流石に持てないので、大八車を即製して荷を括りつける。
! . . . ..:.:.:::::;:;:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.::;:;:;;!
'、 . . ...:.:.:.:.:::::.:;;;;;;;;:.:.. .. ..:.:.:.;:;;;/
ヽ. .. ..:.:.:.::::.:;:;:;;;;;;;;;;;;;;::.:.... .:.:.:.:::;:;:;;;〆
ヽ、::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;:.'"、:;;;;;;;;;;;;;;;;;;: '
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
__
/ \
,ヽ、_ __,.ノ ヽ
|( ●) (● ) |
i (__人___) .|
| ` ⌒ ´ | それでも二百キロを優に超えるだろう大荷物。
Λ |
∧ __、__ ,ィハ 生前であればとても運びきれなかっただろうが、
【'///// ,′i}
┃k_// >- =Q システムの補助か、こちらに来てから身体能力が向上している。
_,】/'У__ =≦-ニ‐  ̄ ̄ヽ
><ニニ≦, ", / 寸 五キロほどの道のりをどうにか歩いて、
rイ _,_/ , 寸
〃,  ̄ ヾY,/ ー=ニ、 】 政庁までたどり着いた。
ノVi X" ヾ /|i
∧.┃ i / __ 尨||
/ ヽ| iハ ┃/,イ{⌒ヽ\ ! ト、
/ィキ=、 | \、`=ニ_】/! ノノ ,イ\\__‘,
Y ! ∨ハ \、\ † lフ/ 〃 |!> --】
|! ノ1ヽ 、 \ ‘:, ′ ノ'{ /___/
】! 、′| ヽ 】} ハ キ ,'l|
/,′ )〃| _ニ‐7ム 「 ,゙ j ハ、
.
- 343 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:07:52 ID:???0
-
___
__/ ≦__ ̄ ̄`
イ __ -‐‐- \
// -‐=ニ >-= 検疫窓口に荷を渡し、
/ /, / __ \ \ __
i! i:i:i / / / \ \  ̄ 受付の少女に魔石と書類とを見せると、
i! i i:ii i/ / /∨ \__ r--‐
ノ i!i!:i:! i!/ ヽ .|!,/ i i!ヽ \ 彼女は一瞬だけ眉を顰め、鋭い目でこちらを見据えた。
-‐ ─ ニ i |´| | Ftッ、/i/ニニi i! \‐-=ニ_____
/ /  ̄ ̄ / | |、| i! /´} {ヽ ̄/=i! !ニヽ、\
./ / / ,/ i i! .} | / 、__)ニニニ,∧{ニニi !\ \
/ / .r、 { 〃{ヽi .,.} i∧ ト、 __]ニニニ/ニニヽニニヽニ\ 「肉、皮、角、爪、粘液……全て良い状態だ。
i { | ー‐‐' }/ー '.i´i! i:i:iへ ´.‐!ニニ/ニニニ=≧=ニ{ {__≧
ヽ ニ=- 7 |\:i:i ヽ ヽ :.:.:>-< ̄ヽ//////∧ / 満額で引き取ろう」
/ ̄ ー'>‐=ニニミ< ヽ、 \ \‐= __ i/ ∨//////} {
¨} /. : :{__ `ヽ \ ∨//,\ i!/////,/ \
〈/__: : : : : : ̄{ . ∨/∧ ∨///\ i!////:.} \
/ i! `´⌒\:.:\ . : : :∨/\ \////\i!//´i! /`ヽ (⌒ それから書類を確かめ、
./へ i .:i ⌒ヽ}: : : : :i! { ミ、 ヽ ̄ ̄ヽ{/ / \7
{: : : :\:__ .:.i / \: : : } 〉 } }ニ=‐--\_/ } 諦めた様に溜息を吐いた彼女に、
i!⌒ヽ: : r :.:.i },. : : : : : : / ./ i / ヽニ{__ 〉__,ニ=-‐ヘ__
.i! //}: : :7:.:.i : : : : : : イ/ // }ニ{ i: : : : : : : : : : こちらも頭を下げる。
|// >- 二ヽ___ ィ-‐ 、r∠ /ニヽ \ヽ__: : : : : :
i: :`ヽ__ }: : : : : : : : : i!///> /ニ=-ニ\ \{、 ̄⌒
!へ: : : : .、/.: : : : : : }/∠_ /ニニニ\ `ヽ
i!  ̄ミ 、 . : : : : ///\ ∠ニニニニニニニ7
r‐ く⌒\Y⌒\
_r‐く \ \ \ \ /  ̄ 、
「rfヘ \ \ ‘, \\ー‐__ /  ̄ \\ 「……忠告を無視するような事をしてすいません」
| |::::: 、 \ V} 、 .‘, \\ \ ∨
| |:/:/:ハ Vト V´Y\} \\ \\
小_ノく)\\} }::/ \ \ \\ \\ 「いや、気にするで無い。
} } }¨¨、::::::\\ く\ \ \ \\ \\
/} } ヽィ_ -::::::} }、.\\ \ \ \\ \\ 目利きを誤ったのは我の過ちだ」
//j } / 小':::::::::/! !:\_ \ /} \ \ \\ \\
_ / / 〃 / } } ー‐'^.} }::::ト--'^V レ1 i\ \ \\ \\
r‐「:::Y::::,_/ / / /| | } }//}У´,.x≦::::≧. 、  ̄ ア 、 .\ \\ \\. 忠言を無にした事を謝ると
r.{::::i:::::i::::::}::::} { .// } }// / /:::::::::::::::::::::::::\ く \ \ \\ \} イヤ
|::::::::::::::::::::::::::i {// / 「/__ { ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::} Y ‘, \ 、} ̄ 彼女は否と首を横に振る。
.V:::::::::>--く} { { / //⌒Y ̄} ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| く } .}\ \ }
}::// ̄∧、 { ∨/ //⌒/ / {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j /.} .} \ \}
゙く_/ / / /\\ { .{/ / /{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ./ 八 \ 、 、
V / / / .><{ { /:::::::V:::::::::::::::::::::::::__ //} .{ .\ \ \ \
\ / / / />- 、 /:::::::::::〉-=≦::::7:::::::/V^′, .} i\ \ \ \
.
- 344 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 13:09:33 ID:1kCJ2Iow0
- 少女と言われると違和感がwww
- 345 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:10:54 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ その後は特に会話も無かった。
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 報酬の大半は口座に移し、
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ 銀貨二枚分だけを大銅貨で貰って、窓口を離れる。
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
. /.: .:.:/: / : / : : |: : : : : :.||: : : : \ : |: ∨T',ヽ\
/ : : : | : |: : |: : /i|: : : : : :.|| |: : : : : :.:.|: : V|: ', \\
/|: : : : :| : |: : | 斗┴‐-ミ : ||八: : : :.:|: |: : :|ノ: :| \\
. //|: : : : :|>''´ ``〜、、\ |: |: :l |: :.:.| ',: :
// i| > '´ ―>、|: |:/レ: :.:..| |: :|
. _/>''´ rく \_)|: |' : : : : :| |: :| 運んでいた素材を目にしたのか、
/ \ _(\_Y´ |: l|: : : : : | |: :|
. / , ィ''⌒⌒\__∠,,_\_」 /|: l!: : : : : | |: :| すり寄って来る者達もいたが……。
/ /| 込、 、___, `´.イ: |: |: : : : : :; |: :|
. / _,. イ: :| | |_,L> ., /⌒ \イ / 〉|:八 : : : / :|: :|
..〈 _,,.. '´ `圦:八l ∨ニニ=< 乂_ノ/、|/ /、,/) : : ∧ :|: :|
} ´ `、: : :∨ニ=ト\/ _ / ///: :.:./ : ', |: :|
. \_ |〉: : : ∨二|―‐</ ,.イ : : : /: :.:.:.', |: :|
 ̄|`ト }|i∧ : : ∨=| /_,つ__ (\: : /=\: : ', |: :|
|: | \‐- 八i:∧: : :.∨| ∧ {_ }ヽ{:./ニ/: : :.', |: :|
. |: | /: : \/ \i|: |: :.:圦 ∨\ \ノ ノヽイ '/: : : : ', ': :
. |: |: /.: : : :.:′ '|: |:.:.:.|\Y∧{ l ̄_// 〈/ |: : : : : :', /: /
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- 346 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:12:59 ID:???0
-
_____________________________________________________
[!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_, _/ ヽ / //,. -‐ , ┏┛┸, .;
 ̄`>==<:.: ヽ 三ミ: : | ,┏┛━‘ ’‘ ┓;.・
__, -ー-ミ、 ヾ | / | .: : : | ;】 【┏┛
/ -=- ヽ l ,' 彡':.| . .: : | 【¨‘ ┌―‐┐ ‘】 ; 物は試しと、オペラ併用で威圧してみると、
´ ̄:.三三二.:ブ 、:.:.::.:./ ヾ : .: | 】 U][U ;┛┨
彡′ ヽ.:./=く ̄ ヽ \ / ┗┓ '‐┐r‐' ヒ `【¨ . 脱兎のごとく逃げ出した。
/ '' .:. .:\,..、 ':, / ,┏┛ L.! ’┨;
/ / .:. ヾ' ! ′ ┥】 ノ7」¨[]_レ ┠’ ……本で読んだ時は
! / .:. ミ´ / ┗┓ }, |ァ , r‐' ┣‘
ヽ ______/l ヽ` / ┛ |」、人゙_>フ 【, 一番使えなさそうだと思ったが
ヽ`〒=<´ / >- 、_,\ | / ;】. r‐, .r‐, .╂
', | / / /__/ / >\ l / ┗┨ [_ ,ニ ニ!セ 【‘ ` 実際は色々と便がいい。
Y´`7´ ̄! 〉ヾ_/ { ヽ_,ノ / ┏┛ | 「ー'′ ┏┛
} / / / / ヽ/_ゝ─' / ┗┰ .L二二! 〓・ レベルが上がるまでは頼る事になりそうだ。
| / / / / /|/ / ┗┓, ◎ ┏┸’
\ ゝ=く__/ / // / ┯┓, ,=z‡’
ヽ __`ヽ:_/:. / `¨‘┳┷,
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[!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視点!] [!タカリ?視
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/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) | 涙ぐむ少女には悪い事をしたが、
'、`⌒ ´ U |
| | 他のタカリの牽制にはなったらしい。
| {
ヽr`ー- -=´ i、 潮が引くように離れていく
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、 冒険者たちの間を通り抜け、政庁を出た。
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
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- 347 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:14:40 ID:???0
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┌───┐
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/. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .\
/. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .ヽ
/ : . / : . : . : . ,. : . : . : .i. : . : . : . : .ヽ . : ',
, 'ニ/. : .:,'. : . : . : . :i . : . : . : |. : . : . : . :、. :! : ._{_}ミ ヽ
// /. : . :i: .,' . : . ,':/! . : . : . : |. : . : . : . :.:i .|: イ:| \: \
. // .,' /: . :| :| ./: . |/ | |:ノ: .ヽ、 |: . : . : . : .:.|: |r:{: .| \: \
. /:, ' /:/! : .:.| .|/| :|: | ,|イ : . : . : ト:、{ :i:.:| : i: |: |/| : | \: `. 、
/:/ !:| | :i . :!:.∧.斗匕 圦 : . ト : | ヽ`{:十t}: } :|: !: i | ヽ: . :i 「……下着汚れちゃった」
. /:/ |:!|:| . |.:|:{x示_xミヽ\:{ ヽ{xテヤ示xV!: :!,'.: .| | ヽ:.|
,' :i {! .|∧: :! 圦 {トイ_刈` ´{トイ_刈 灯:.:| : . :| | |.::|
| :| |:i :ヾ|: :{c乂こソ 乂こソっ|: :!|. : . :l | !: |
| :| |.| . : |:从 :xx //////xx | :|ノ . : . |:.| |.::|
| :| |l.|: . : |:.{ム "゙ ' ""゙ | :|: . : . : |: | |:| ・・・チョット モレタ。
|: | i| i!: :. :.|: |:.:ヽ. __ イ:.|: |. : . : . :|: | |.|
| :| l|:.:| : . : | :|: .|: > . ´ ` イ:.:..!.:|: | . : . : . |: | |.::|
|: | l|: . !.: . :..|: :i:.:|: . : r‐|` -‐ ´ |入.:.|:.| :|. : . : . : l: | !: | Dランクメイジ 新子憧
| :| l|: : |: : . : !_ l:_| _/ \ / \j :!: . : . : . :|: | |:|
|: | |: : ,:|. : . : |ヽ{ | /`Yバ ノ/|. : . : . : . l: :| ! :|
≦:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: ::.::.::ヽ
ク:.:::.:::.::: : :: i: :: :: :: :: :: :: :: : : :ヾ: : :.::.::.ハ
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::i
/ ヾ:::::::::::i i:::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::ヒ.i 「あれじゃ、勘違いされても仕方ありません。
/ソ|`::::::::::‖::i |:::::::::::::::;| .i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. ‖ |::::::::::::ハ::|. {:::::::::::::::| ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::| むしろ、あんな誘いに乗らない人で良かったですよ」
|::::::::ヾ|`|/ヽ|ソヾ:::::ハ|ー≦\::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::ハ ィ.爪ハ .ヾ:i イ斤心 }:::::::|ヽ::::::::::::::|
. |::::::::::::i 弋っリ 込:::リ.|:::::::i |:::::::::::::::|
i:ハ:::::::::| xx , xx .,i:::::::ヒ」:::::::::::::::|
o .i:::::::::i u |::::::::|:::::::::::::::::::|
i::| ト::::::ヽ. _ i::::::::|:::::::::::::::::::::|
ノ:|:| |.:.ヾ::::::::ゝ 、 .,孑≦|::::::::|;;;;;;::::::::::::::::|
/ノ | |.:.:.:i::::::::::::::::ソ` 夭 /|::::::ソ:::::,:::::::::::::::::::| ・・・サクラサン
|ゞ:::::i::::::::/ ゝ仆' i:::ソi|/|.:.:.:.:.:.i:::::::::::::| ゴメンナサイ。
|:.:.:ヾ、:广 レへ /ヽ .i:// ノ.:.:.:.:./::/ヽ、::|
|.:.:.:i:::::| 尸ヽ一イ ̄刀 /.:.:.:.:./:::/ .ヽ|
|.:.:.:i::::::| > ,卅 / ノ.:.:.:.:/:::::/ /`.i Dランクモンク 松実玄
|.:.:.i:::::::/. <ヽ イ ト-匕ヽ/.:.:.:.:/:::::/ / .|
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- 348 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 13:16:39 ID:eZI2Yzym0
- まともな子だったか
- 349 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:19:12 ID:???0
-
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, .. .:.:.:.: .: .... .:.:.:...... .... .. .:.:.:.:. .. ... ....:.:.:.: .: .... .:.:.:.. .. :... .. ... .:.:.:.. .. :... .. ..
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ . .:.:.:.... .:.:.:..... .. .. :. .:.:.:.: .. .:.:.:.:.:.:.:.... .. . . ..:.:.:..: .:.:.:... .. .:.:.:.. .. :... .. ..
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, . .. .... .. ......:.:.:.:γ⌒ヽ ...:.:.:.:.:.... .. .. .... .:.:.:.:.:...... .. ... . .. ... ..:.:.:.:....... .. ... . .
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ .. .... ...:.:... .. .⊂ニニニ⊃. .:...:... .. . .. .. . .. .... .. .. .. .. . .. .... .. ..
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" .. . .... ..`ー-‐′ . . ..... .
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ " / ヽ
゛ ヾ;i;;ii ;iiメソ ヾ; ;ゞ " 彡 / O ヽ ノノノ卍
""|l!|| ll|ソ "" δ 大 (゚∈゚#)  ̄
li(~):|l| ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,丿\ノ⌒\  ̄
|:l||l |l| ,,iiiii;;;::..゙ ,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙ ,,ii∧ ∧゙,,iiiii∧ ∧ ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙∧_∧,,iiiii;;∧_∧
|;l!l| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;/゚U゚iiiii;;;;;:::::::iii___( *^ヮ)_ (゚Д゚,,)_;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::_( ´_ゝ`)_(´<_`* )__
|ill|| lll⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒|三三三 |っ^l^O三と |三|⌒Y⌒Y⌒Y| ( つ/ FMV/ と)三|
二llil|l l!|二二二二二二二二二二.`┳━ 〜ヽ ^) )━と~ ノ┳二二二二二`┳ヽ ) ) / / (´━┳
、.,.ノiiノ:l|| !ヽ、.,., ,.、.,┴ `JJ.,,,.、.,,`J .┴.、.,., - (_)_)_(__) ┴
"" ^~"" ^~ " "
∩_∩ ∧_∧
( ´ー`) ζ(´〜` )
(つ/と) |__と ιと ) __「|_
。,, |/ | Y 人 γ⌒ヽ焼芋ヽ
δο 彡ミ ))_) (__)`J @@@@ || l四l} ||三三|__
"°゙;σ @#゚д゚) |TTTT||TTTTTT!
( つ |_と(・∀・ )==┴(@)‐(@)┘
∪∪
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
┏ ┓
┃ 政庁を出て武器を置くと、そのまま青空市場へと足を運んだ。 ┃
┃ ここは、ギルド管理の常設市場で、冒険者であれば誰でも安価にスペースを借られ、 .┃
┃ 自由に商いが出来ると言う場所だ。 ┃
┗ ┛
__
,, ´ ` 、
/ / / \ 「ありがとうございます!」
, ‘ / { ,″ ,
/ / , ア^刈 -/、 ヽ ハ
/.′ ' / , -=ミ i| ノ}∧ ハ ヽ.
. / / / / i{ ゙゙゙ j/-=ミ.〉, } ', 売り手も作り手もピンキリだが、
/ .′∧ i| , ' ゙゙゙ / ∧} i!
. / ,‘ i /i: 刈、 { 〉 /イ} イ |! } ギルドの抑止力により最低限は保たれ、
/ / / : i | |,.⊥、j\ ,. -=彡、 |i .′
. / / / i |_{ }\个=-く\´.ぅ'´ 从 各種上納金を必要としない分、値段も安い。
′ ′/ /⌒. |__マー'7: : :>く_ノヽУ ==ミ / ∧
. / / ∧{ ゝヘ : :ノ ,ィi{ /////}/ / ', 売り手も買い手も冒険者である為か、
. { / / /イ ///i l 〉=ミ、_,.ノ∠ |////イ ′
{/ / | |//∧ l //\ハイ//} |////,} i 何処か気安い雰囲気のある場所だった。
. / / |c i|///∧l /////\}/∧ /イ//,} |i
/ 〃刈/////V///////|///∧/|//d |i とりあえず、軽食を見て回る。
. /' {{_リ//// //////// |////∧|/{{_} 八
.
- 350 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:21:56 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| ( ●) (●) ピタに挟んだドネルケバブ?のサンドイッチを見つけ、
| (___人__)
| ノ 一緒に買い入れた飲み物片手に齧る。
i |
_.. ィヽ、 、___ | 肉も飲み物も素材はウシドリらしい。
, ¬;;-ー=≦} : ヽ 丶__ ___r-´
/ : :ヽ : : : : : : :| : : :\ イ::::トlヽ 岩塩とスパイスが擦り込まれた肉は脂っこくて塩辛いが
/ : : : : : :ヽ : : : :ノ : : : : : v' l:::::l、 :l>、、 rーーーーー,__
: : : : : : : : : : : : : : \ : : : `、 :::::l, :l : : : : :ヽ. }/ ) .{__) 身体を動かした後だからか、それがやけに美味い。
: : : : : : : : :l : : : : : : : : :、 : :`、::::::l : : : : :l : :l √ /.. .:}_)
: : : : : : : : l : : : : : : : : : :`、 : `、::,' : : : : :l: : :l _ / }:... ..::{_) 舌の上の後味を、少し臭みの有る発酵乳で
: : : : : : イ´ : : : : : : : : : : : :`、 : V : : : : : :| : :ト、 /:rj イ:... ..;.:}ノ
: : : : : ∧ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l : : :ヽ_,/ : : {{ 、 ルニ二ニ=r 胃の腑に洗い落すのが、またたまらない美味しさだ。
: : : : / .V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : :/: : : : : ハ ィァー´
: : : / V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :/: : : : : : : : ゞ才 今度また買おうと心に決めて、夕暮れの市場をそぞろ歩いた。
: :\ V : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : : : : : : : : :/´
, --ー -、
/ ,r 、 i. rー、 ,イ;;;ヽ このくらいの時間は、清算を終えた冒険者達が
::t,i,.-、_,=、l l rェェ、〈イ;;} Eユ r'ニミ rー、 ぐリ r.^.i ,,,,,,, r'^;;)ハ} {゚_゚リ r'、"`oノ
: :::i`~'!.`~´`リ' {-r リ イ/ }/ じノ--'ト、rー-'ヽ rノ}ハ-'ト、(-゚リ 〉-' ヒ'ヽ/Vヽ / ヾ' __ 道具類の補充や修復などに動いている。
:: ! fニフ.,イ' 冫^<}ヽ ┤L」l }+i+i+lノ|__|ェoloノ 〉〉}| Lヒァ |ノ : ノ{ {⌒ヽト、/ ノ
_r'=、,.='-‐i__l V/,イ ///|| Y i'++i++|/∧{ Yノ∠/::||∧ | | | : | | \__二二ソ)" その賑わいの中、毛氈敷の出店を冷やかして歩く。
7゙l,.>‐`ーニフ ヾ`ー- 、ヽゝ | l----i' ハヽ 〉 L::ノ|Eヨ |--' ケイ| |----|
/ i i' 、 ─' .:.:.:.:.::ヽ . .: : ::トー-''|:::::::::〈 ゙' }_} |::| |_____| lノ〈〈| | |::ヽ:::::|
.
- 351 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:25:11 ID:???0
-
. : : : : : : : 、`ー……: .、
. : : : : : : : : : ⌒ヽ二ヽ : : : : : .
//. : :/. : ., : : : : .!ヽ : : : : : : : ヽ
'/ : : /. : :/ : : : : | |l : 、 : : : : : :.
. : : : :/ : : : : : : 丿,八: :ヽ: : ヽ : : :
/ . : : /: . . : : : : // : : : : l : : ハ 目的はない……否、あるがアリバイ工作だ。
/ ′ : ′ : : ―====彡イ. . U . l
/ l : : :i :/ ハ j : : : : : : : : : :/ : : : } :| : : : : l : l 道具も何も買い入れない冒険者など、不審に過ぎる。
/.: :| : : :|/∨ }ハ : : : : : : : : /. :/ : ,'. :| : : : : l : l
/.: :/| : : ]斗==ミ'V. : : : : :/).:/| :/}: : : : : : /. : :. 目についた道具を申し訳程度に買い入れながら
厶イ八 : : |^|:::::::l ヽ\/l/ ̄,二|/_,{:ノ. : : .:/:, : : :.
/: : \ l 乂ツ l / 7::::::::}`ヽ. : : :/:/: l : ::. 人混みの中を歩いていると、ふと変わった店を見つけた。
<.:_;イ : :\、____.丿⌒{ 乂 ツ /. : :∧ : : |'⌒ヽ
_ ∨八 , \ ,/ : ,へ、 V;八 店の前は閑散として、眼鏡の少年が一人、
//7 `ヽレ 〉  ̄ 厶イ 丶 ∨`ヽ
/〈/////゙V. :\ ´ ヽ /.// ̄ 〉 詰まらなそうに胡坐をかいている。
-‐ V////.∧ : : \ イ///厶イ;ヲ /
‐ V ////∧⌒ヽ ー ´へ〈//.{ / .'- 、 そして、台の上に並べられている商品は――本。
/ Y///// 〉 > ´ 〉 ∧/ /ニニ=、
/ 。O ,. -‐=ニニ|//////、 / /{//∧ lXニニニ\
. ' /ニニニニニニニ`ー ‐くニ> . /ニニ`ー'^〉. / ハニニoニ)
. /ニ= ニニニニ=ニニニニニニニニlニ`ー'´ lニ=ニニニニ,ハ / / ∧==ヽ\
. /7 .ニニニ= ニニニ/ニニニニニニニニlニニ=ニニlニニニニニニ{ 〉 /ニニ∧ニニ〉 l}
′// ;ニニニニ= ニ /ニニ\ニニニニニlニ=(⌒) lニニニニ /〉∨ /ニニニ'∧ニニ〉'
i W /ニニニニニ〉 / ニニニニ\==/lニニ=¨ =l\ ==//=∧_/ニ0ニニニ∧ ̄ ̄〉
l_ /ニニニニニ/_______,/==lニニニニニlニ=\Vニ=し仁ニニO ニニ∧ /∧
_______,
_______/ ./|_______,
/ / // /.|
/ / .// /./| ギルドと政庁以外では見かけた事の無い本が、
. / ./ .// ././/|
/ / .// /././,.| それも、学が無い物が大半の冒険者たちが集まる
/ .'三三三三三三l/ /.//./.,|
'三三三三三三l'三三三三三三l'三三三三三三l/.//// 青空市場に、堆く積み上げられていた。
'三三三三三三l'三三三三三三l'三三三三三三l////
'三三三三三三l'三三三三三三l'三三三三三三l///
'三三三三三三l'三三三三三三l'三三三三三三l//
'三三三三三三l'三三三三三三l'三三三三三三l/
.
- 352 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:29:22 ID:???0
-
,. -‐━‐- .,
,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ 驚きに足を止め、平積みになっている本の一冊を取り上げる。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.「:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. /:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノノ:.:.:\:.:.:.:.:.. 重ねておいてあるが、その一つ一つが別々の本らしく
/:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.‘,:.:.:.:‘,
/:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:jレ:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:‘,:.:.:.‘, 一冊目は魔法の指南書、二冊目はモンスターの生態図鑑であった。
:./:.:.:.:.:.{:.:.:.L:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ___:}:_:.:.:}:.:.:.:.}:.
}:{:.:.:.:.:.:.jレ:. |\{\{ハ:.:.:/ ノ/}/}メ:.:.:.:.:}:.‘,
/:‘,:.:.:.:.:.‘, .j -=ミ }j∠{ x==ミ./:.:.:.:./:.:.:.\ 「やあいらっしゃい、バラシ屋にようこそ」
. /:.:.:.‘,:.:.:.:{:.xく/⌒ ノ 、 〉:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.:.\:.:.ー:\--‐ ー ァ:.:.:.:イ:.:.:‘,  ̄
.  ̄ ノ::≧=‐-- r: : :┐ フ:::::::{``丶 こちらに気付いて笑顔を見せた少年は、
∠ニ=┓::::\ 乂: :/ イ::{\:{ . メ イ ジ
 ̄}/ ≧=---=≦[/`` 自分はトゥーサン・ネシンバラ、Bランクの冒険者だと名乗った。
_,, -={____/⌒Vハ__}ニ=- ,,_
-=ニニニニニニ{〔 〕 }ニニニニニム
/ニニニニニニニ {(√//ノニニニニニニ
/ニニニVニニニニ7≧=≦ハニニニ{ニニニ
/ニニニニVニニニ7 V/ }ニニニ.}ニニニ|
/: : : : /: : :.:i:. : : : : :L:.:/:_:.j_:.:|_:.:.:.: : : : /: : : : : |i: |
:′: : .:.}:.: : :.:|:.. : : : :i|:.厶}:LN:八:.:.: : : :7:r-.i|:..: :|i: | この店は、彼が要らなくなった資料の処分や
: : :.:.:./{:.:.: :.:.|:.:.: : : :rf灯::::::刈 jハ./レfr弍:.i|:..: :|i:.′
.:.:.:.:./:.:}:.:.:.:.:.|i:.:.:.: :..: { __):::::i } {::_jハ}リ:. :/'/ 同好の士の発掘の為に時折開いているものなのだそうだ。
.:.:.:イ:.:.:从:.:.:.八:.:.:.:.:.:..{, 辷少 rf冖}} じ{ j/:.:./'/
.  ̄/:.:./:.:.:ヘ:.:.:.:. \:.:.:.{\:、___ -'′ 弋^ /:/
-‐':.:.:.:.:.ァ/}:.:Y:.:.:.:∧:.{ ^ ' 7:.{ 「いやぁ、冒険者に読書の趣味を持ってる人って、
-‐  ̄ j:/}:.:〉| / \_, ,, /r宀ヽ
r===ーLj/ _ 、 / なかなかいなくてさ」
. /ニニニニニニニ=- _r=- '
{ニニ=--=ニニニニニマニニ=- _
{ニニ7 冖¬ニニニ}マニニニ 本は手持ちで買える値段ではないかったが、
. jレ' ==-- 冖¬j } }ニニ}
/ _ :::::::::::::ー- _/_j{__ ≫'_ 読み終わった本同士の交換も受け付けているらしい。
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.
- 353 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:33:12 ID:???0
-
r‐==============================ミ、
/三三三三三三三三三三三三三三三ニ=-}}
/-================================彳 それならばと、背負い袋から本を一冊取り出した。
{-=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-W
Y(⌒)-=ニニニニニニニニニニニ=-(⌒)W 先日、作った魔術書の一冊だ。
Y-=ニニニニ「 ̄\∧/ ̄}ニニニニ=-W
Y-=ニニニニ\ Y /ニニニニ=-W 最初に作った本をベースに、
Y-=ニニニニニ} ∧ {iニニニニニ=-W
Y-=ニ「  ̄ ̄ ' ⌒ヽ  ̄ ̄ }ニ=-W 内容を現代の魔術とその理論に限定、拡充した本。
Y-=ニ〉 -- 、乂_,ノ, --、 〈ニ=-W
Y-=ニVニニニ} V {ニニニV =-W 狩りの休憩中にでも読もうと思っていたのだが……。
Y-=ニニニニ< i >ニニニ=-W
Y○-=ニニ=-⌒-=ニ=-○W
 ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄  ̄
,. -‐ .
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..、 「……うん、装丁は凄く良いね。著者名は無し。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.\
/:}:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.‘;:::.\:.\ 内容はしっかりしてるみたいだけれど、ちょっと偏りがありそうかな?
/:.:.:.}}:.:.:.:.ヽ:.:.‘;.:.:.:.ハ:.‘;::::::::\:.\
i:.:.:X':.:.:.:\}:.:.:.i:.:.:.:.::}:.:‘;:::::::::::::≧=- 筋は通ってるみたいだけれど、乗ってる学説の取捨選択の基準が良く分からない。
|ィ:.从xヘ:._} :.:.|:::::.:.人::‘;:::::::弋⌒
Y:.ハ:.X拆 }:.:.:ハ::::::/7::\;.::::::::::\ ああ、なるほど、独自の魔法論の解説書なんだね。
ヽ ーヘrzV}j:./ V/<::::::::::{::::::::「 ̄
j  ̄ '′ /: : :\:.:jレヘ{ 付録の呪文書も、知らない呪文が結構沢山――
` 、ァ /r、: _-=≦アマニ{
ヽz个ニニ=‐ ..:::^ー:::\ ふんふん、独自の理論に基づいて、呪文を簡略化……」
V\ |ニ{ア /::::、::::::::::/:ハ
V」∧ |,/ }::::::::ヽ::::/::::::ヘ
ヘ≧ヘ _ }ム斗zノ:::::::::::}::;::::::::::::::.
V/∧ >ヘ __ }≧z ':::::::::::::/:/::::::::::::::::. 査定を頼んだ本を、少年はぱらぱらとめくっていった。
V//≧zヽ \ ヽ___ r=:::::_:::::::::::::_/_/:::::::::::::::::::::.
. V//∧ \ >:::ヘ::\ }: : : : : :  ̄: :../:::::::::::::::::::::::::. 記述を流していく瞳が、徐々にその真剣さを増していく。
. V//∧ ヽ/:::::::/::>::≧=-L: : : : : : : : :/:::::::::::::::::::::::::::::.
.
- 354 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:36:50 ID:???0
-
/::::::/:::::::::::::/:/:::::/:::::::::::::::://:::::::::∨|::::::::::::,
':::::::i:::::::::::::/:/:::::/::::::::::::/イ:::::::::|:::::::::E:::::::::i:::, 「いやぁ、実に良い本だね。
':::::::::!::::::::::/:/::::::'::::::::::::::::::::::::::/:::::|:::::::::::|!::::::::::|::::,
'::::::::::!:::::::::':/::::::::i::::::::::::::::::::::::/::::::::|:::::::::::|::::::::::::!::::. ねえ君、これの理論書の方は持ってないの?
. ':::::::::::!:::::::ト:'、::::::::|:::::::|::::::::::::/:::::::::ィ:::::|::::::!::::::|::::|:::::.
'::::::::::::|:::::::|ハ::/`ト:、' ∨::/|::::/_斗:ヒ:T:::::::|::::!::::::. 持ってないのか――本当に残念だ。
/::::::::::::ハ::::ィ行示≧xヽ`∨ |/'´-‐|::ハ:/::::::/::/:::::::::.
/::::;ィ::::::|::|.∨|ゝつrタ_,` 、_ _ _, '圻乏丐c》::::':::/:::::::::::::. この本はね……って、ハハハハ持ち主に語る事じゃないか。
. // /::::::|人 E ` ̄´ ノ‐' ⌒`.0、`ー= ッ::::::/v'∨::|ヾ::::.
′ ./::::::/ハ::`iヾー‐ ´ 丶 _ /|::::/! | ∨| ヾ', これと交換なら、好きな本三冊、持っていっていいよ」
/::/ / .|::/|丶 、 , /7ハ| | .! E
'´ .レ !::ィ:\ 丶 - ィ::::i .! 〉人 丶
|/.|:::::!\ 。s≦/二.! 〈 / Y
。s≦:ム ≧s。≦ /.{ニニ′ ./ ,′ そう言って渡した本を大事そうに抱えこむ少年に苦笑、
/ニニニ>} __ __./__{ニニ! ./_ --、!_
/ニニニ>'/´ フ´  ̄| /´-= 二ミ.{、 薬草、モンスター、魔法の三つについて、
{ニニニ/ ./ / //-=  ̄___! ≧x
。<∨ニ=-' {ニ≧s。/ _ハ/´ 。s≦ニ、 ヽY\ 丶 お勧めの本を選んでもらうことにした。
/ 。s≦ニ、_。s≦ニニニニ}≧s。-=<ニ}ニ}/ニニニニr‐くムニニ} }
/ 〈ニニニニニニニニニ\ニ}ニニ/ Yム∨ニニニニゝ-ノムニニ} !
「魔物なら、こっちの図鑑に僕の書いた注釈書をつけるよ
__ ァ:.:.:.:/:.:.:.:./:/:.:.:.:.:.: i:.:..
. . . .-‐=ァ:.:.:.:/:.:.:.:./:.」j_:|:.:..:.」レ:ハ この近辺での魔物事情も纏めてあるから、役に立つと思う。
. . . . . . . . .7:.:.:.:/:.:.:.:./トミ:.:.ノ!i:.:.:.:「:.:.:.:.:.
. . . . . . . . . . . ./:.:.:.:/:.:.:.:./斧心y八ハ:.|:.:.:.:.i:| 店には出してないけど、ここに持ってるからね。
. . . . . . . . .-‐ァ:.:./:.:.:.:.∧ 」炒 j__,弐ハ:.:.:.j:|
. . . . . . . -‐=:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.′ /ー‐ '⌒if炒∧くj: 魔法は、この本を読んでるとなると……」
. . . . . . .-‐ -‐:.:.:.:.:‐:.:.:∧ /{ 、 _ ` ァxく\`丶、
. . . . . . . . . ._. . .//:_____/{{! { /:.{ `丶、 ミト、 __ ____,
 ̄”¨ ‐- _ ァァ7” ̄”¨>くrー ミjW {\_,.:.:」 ”¨ ‐- ≧=‐- {i‡リ ー=ニ二三‐ '^
7 /ニニニ圦 ヘ ヽ { {/{ヽ「 丁r‐- _ ‐- _\ミ ー‐━ ネシンバラは楽しそうに
_ _7ァr ,ニニニニハ`ヽ 爪{__ / /ニニニ=‐- 7 r- _ ‐- ,. /
=- -‐=((____))ノニニ7ニニニニ=- }]/{ニ7 /ニニニニニ/ /ニニ=--7 r ' / / 本の山を探ると、三冊の本を
=- 7ニニニニニ7ニニニニ=-‐{{ /=- _ ̄”¨ ‐- ′/-=ニニニ7 / / //
=--=ニニニ7ニニニニ}r‐ミ jW〕〔 ニニニニ=‐-  ̄_”¨ ̄ /_/{/ 厶ィ 見つけ出した。
=--=ニニニ7ニ=ニニ=ァ ニニニニ7¨¨¨7ニニニ=ァ /^/∧r- '′
= =-◯7 / ニニニニ7_____/ニニニニ7 /〔
-= / / ニニニニニニニニニニ7 / 7 \
. . . . . . . .-= / / r┐ニニニニニニニニニ7 .′′ `、
.
- 355 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:39:29 ID:???0
-
/: : : : /: : :.:i:. : : : : :L:.:/:_:.j_:.:|_:.:.:.: : : : /: : : : : |i: |
:′: : .:.}:.: : :.:|:.. : : : :i|:.厶}:LN:八:.:.: : : :7:r-.i|:..: :|i: |
: : :.:.:./{:.:.: :.:.|:.:.: : : :rf灯::::::刈 jハ./レfr弍:.i|:..: :|i:.′ 広範な魔法理論に関する解説書に、
.:.:.:.:./:.:}:.:.:.:.:.|i:.:.:.: :..: { __):::::i } {::_jハ}リ:. :/'/
.:.:.:イ:.:.:从:.:.:.八:.:.:.:.:.:..{, 辷少 rf冖}} じ{ j/:.:./'/ 魔法の実践や応用に関する書物、
.  ̄/:.:./:.:.:ヘ:.:.:.:. \:.:.:.{\:、___ -'′ 弋^ /:/
-‐':.:.:.:.:.ァ/}:.:Y:.:.:.:∧:.{ ^ ' 7:.{ 一般的な魔物の辞典と、その注釈書。
-‐  ̄ j:/}:.:〉| / \_, ,, /r宀ヽ
r===ーLj/ _ 、 / 薬草の本は集めていないらしく、
. /ニニニニニニニ=- _r=- '
{ニニ=--=ニニニニニマニニ=- _ 持ってはいるけど譲れるものが無いとのことだ。
{ニニ7 冖¬ニニニ}マニニニ
. jレ' ==-- 冖¬j } }ニニ}
/ _ :::::::::::::ー- _/_j{__ ≫'_
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. / ___,ノハ
/:.\__ __/ ノ
/:.:.:./:.:.:.:.:.〔_三二ニ=-‐:.:.:.. 「後これ、僕らのサークルへの招待状。
/:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.ィ:.:.:.:.:.:Y:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:.:|:.-=:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.}:.:.}:.:|:.|:.:.:. 裏に住所が書いてあるから一度遊びに来てよ。
|/:.:.:.]ト++‐:.:.:.:、_|_:_/:._:.:.:.:.:|:.:.:.:
|{ }:.:.笊心 〉:.:.:}/j」:.:/}:.:./:.:.:.:.|:.:.:.:. お茶くらいは出すからさ」
∨:.:.:|{込ハ ヽ{ 笊刎{V :.:.:.:.:.|:.:.:.:.:..
/イ:.:|{__,ノ冖「 込ツ/:./:.:.:.|:.:.:.:.:.乂_
{(__ _ 厶小. ' ー-/ィ:.\:.:.:.|\{ ̄
}r (_, _,ノ^ \ `ー’ / }_:.{``ヽ そうして最後に、彼はカードを差し出すと、
/_ \_ r‐く \/〕i==≦., -=ニ///7{__
r=- _{_, ィ {-=ミ、 /=-‐ ァ///ノニニニニ7////」ノ jL 急いで店じまいを始めた。
`ヾ>-=\{ィ^ ノ}/} //r―{ー‐'/ニニニニ7./// -‐=ニ二ヽ
r冖ァ宀¬ァ/ { __{{___, 乂 {ニニニニニ=-‐ァ}- マ__///\ すぐに帰って、続きを読みたい、試したいらしい。
/) 「/////} ノ { < マニニニ{__/⌒``丶. ∨//∧
//.(//八/////} / ! \ マニ=‐ \. ∨//∧
//////// ヽ///{\{ | / \ ∨///}
///////,////// } | く------─===彡 } }///}
. {///_//////// }\ /i| } }  ̄ ̄}
.
- 356 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:43:00 ID:???0
-
_
, ´ _ノ ヽ
| ( ● ●) 小柄に見えても、流石は上級冒険者。
| U (_人_)
| 凵 | あっという間に本を纏めて担ぎ上げ、
! ノ
_,.ィ'{\:二/`ー─‐ -、 人波の間をすり抜けていく少年の背を、唖然、見送ると、
_,.-‐'´:::/:::l ./ヘ. |::::\::::::::::::l
/´:::::::::::::く::::::ヽ/}:〈.〉::::::´::::::::::::::〉 胸の内から少しばかりの笑みが零れる。
/ :::::\:::::::::::::::::::∨:レ':::::::::::::::::/:/
,ゝ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::`7
冫〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::::: l
/.:::::::::::/`ヽ;:::::::::::::::o::::::::::::{ヘ::::::::: i
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__ 嵐の様な勢いだった。
| (⌒ )(⌒)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、 今時分の日本には、あんな陽性の活力を持つ若者は
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : } 滅多にいないだろう。
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´ けれど、どこか懐かしかったのだ。
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 地名だけは故国によく似たこのセンダイの街で、
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´ 初めて故郷と似た空気に接した、そんな気がした。
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
.
- 357 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:47:07 ID:???0
-
/  ̄  ̄\
, ' \
| |
. | . | ……まだ予定は中途だったが、
| |
| , 今日はそのまま家に帰る事にする。
', ,. カモフラージュ
ヽ_,'________r つまらない小細工よりも、
/:::::::::::::::::::ト,
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ;,、_ 今は彼の勧めてくれた本に、目を通したかった。
__,,./"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
/ ..::\ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
/ .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::.`
l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::::::i
く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: イ::::::: {
l ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |:::::::::
l ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i
l| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |
l ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i
_
/ _ノ ヽ
| ( ● ●) 長屋に戻って、ソファーに腰かける。
| (_人_)
| | 交換した本を目の前に積み重ねて
i 、 .ノ
,lヽi ´il !
_.イi ヽ' !、 ,l、/lヽ ._
_________,'´ !.! \∨/ |.| ヽ.__________ . 『……奇妙なもんだ』
/ニニニ二二二二二二i |.| ,.Y |.| i二二二二二二二二二二 \
/ ll ll ll .| l |.| l l ― !.! ! / ! ./)'´'! .ll .ll \.
. ll ll ll { ヽ !.! .| l ! l.l.l l〃 i /./ '// ll ll
ll ll ll } ヾ、i. l.l .l | \ !.! i' / | , ! ' / ll ll .. そう苦笑した。
. ll ll ll l 、l !l .| l .|.! l ' !/ { ゝ.,.'ll .ll ll
ll .ll ll .!. ヽ‐- ._ l l _,...._ ! ,.._/ `7 .ll .ll ll . 生前、余り本を読まなかった自分が、
ll .ll ll ! ヽ"'ー- _ヽ,.-,´-‐ /.l / ,.' .ll .ll ll
ll .ll ll ! /_,...ヽ ,、_,,,,,,,,_ /! .l ,' /′ ll .ll ll . 転生してからは、一端の書痴の様な
ll .ll ll ! ,( (,.'二ニニヽ'l l !、 / ll ll .ll
ll .ll ll !._,,,...../ニニニニヽ|__l ー' ll ll .ll .ll . 生活を送り、あまつさえ本好きサークル
ll .ll ll i;;;;;.'二二ニニ, ニニヽ;;;;! ll ll .ll .ll
ll .ll ll .l; '二二二ニ,'ニ==ニヽ! .ll ll ll .ll . の人間に同類判定されるとは……。
ll ll ll ,.'二ニニニニ/,イ二ニ',ニ',.! ll ll ll .ll
. ll ll ll .,.'ニニニニニア/ニニニ!=!.! ll ll .ll .ll
―――――――――‐.'二ニニニ/;;;/二二ニlニノ――――――――――――‐
/ / / ,.'ニニニニア''''''''/二ニニニ!'" ヽ ヽ \
/ / .,.'二ニニニ/ .{二二ニニi | ヽ ヽ \
―――――――, 'ニニニニ/――‐ .!ニニニニ!――――――――――――――
.
- 358 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 13:49:40 ID:uAuy0ucW0
- まあネットもTVも無いんじゃなあw
- 359 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:51:41 ID:???0
-
_
ヽ、__ ヽ 娯楽が無いからか、それとも知力かスキル辺りの補正で
ノ'ヘ_ノ }
ソ ) ,' 物覚えでも良くなっているのか?
{-' ̄ {
}`` __/_{ 以前より集中して読めるし、内容も良く頭に入ってくる。
ト=ュヘ ̄ -‐≧‐-、_
_..ノrノ У´ : : : : : : : : :`、
ィ : :/;;;/>´ : : : : : : : / : : } 「学生時代、この能力を持ってたらな……」
//:/;;;;;/ .: : : : : : : : :/ : : , - 〈
_/ :レ:/;;;/ : : : : : : : : : :|:/ : : :, - :`{
,.. ‐- 、 __、<ヽ :ノ i/ : : : : : : : : : :ヽL{.._/ _,. : :i それとも、能力で好き放題して
/ : : : : : : :\/ : : : :i :./ : : : : : : : : : : : : : : : .:.(, ‐'´. : : : :j
/ : : : : : : : : : : :\、 : :|./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.} : : : : : : ! 今より禄でもない大人になっていただろうか?
,-'´,' : : : : : : : 、 : : : : :\、fZ二--- :、_:_:_:_: :`−、 : :.:.ヽ.:_,、 : : : !
/ : : : : : : : : : : :)ヽ h : : : :`キ-- : : : : : : : : `=-、ヽ.:.:.f-‐‐‐= :i
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) | そんな事を考えながら、取り敢えずと、一番上の本を手に取る
(__人__) |
(`⌒ ´ | ……と、挟まれていたカードが、はらり、床に落ちた。
{ |
{ ノ
ヽ ノ 「そう言えばこんなものもあったっけ」
ノ ヽ
| ̄ ̄ ̄ ̄|~| |
./ | | .|-、ノ .| すっかり忘れていたそれを、苦笑しながら拾い上げる。
パラ .// (つ .|と ” ノ
.
- 360 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 13:57:41 ID:???0
-
:::::::::::::: \
::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::: .i 「私設、センダイ冒険者文庫、か……」
::::::::::::::::::::::::::::::::: |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | 名前からすると、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ! / < 仲間内で蒐集・著述した本を、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: , / <
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,ィf / < 収蔵・公開する施設だろうか?
::::::::::::::::::::::::::::::::: / / <
:::::::::::::::::::::::::::::: / / / 上位に足を踏み入れた冒険者達は
:::::::::::::::::::::::::: i / /
:::::::::::::::::::::::::: ! / . / 大変な高給取りだと聞いている。
::::::::::::::::::::::::::: 、 / . /
::::::::::::::::::::: `ヽ / / 本の蒐集を行える者が集まれば、
:::::::::::::::::: i / /
::::::::::::::::: .! / ./ このくらいは簡単なのだろうが……。
:::::::::::::::: / ./
:::::::::::::::: `ー---‐ ´ ./ ,--、 /
::::::::::::::::: .i / .'! iヽ . /
::::::::::::::::::::: ! > .!`ー′∨. /
::::::::::::::::::::::::: .! > .∧ _ ∨ /
::::::::::::::::::::::::::: ! >∧ ニ .∨ /
/ ̄ ̄ \ ノノ
_,ノ ヽ、__ \ r~ 「……何とも、気宇壮大な話だ」
(⌒ ) (⌒ ) _,-|、 ;'
(__人___) r' l |.lヽ r'
'、 l i | lニニ;: 彼等は自分達だけで終わる気はないのだろう。
| l l, | l ノ__ _ フミクラ
| / /ィ ヽ センダイの名を冠する、センダイを代表する文庫を、
_ </ヽ__、_r'´ // / ヽ ジフ ン
__ ,. < / /} 人 r y ', 冒険者たちが作り、受け継ぐのだと。
r´ j∧∧ /〈'--:´ Λ l
/ ヽ:ヽ__〉ハ / ∨ l 名前から、そんな気概を感じた。
/ Y `√:V ム___< \ \ !
/ \ i 〉::::| ∧ ∨ 〉
/ \i i::::::| ∧ ハ |
.
- 361 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 14:00:27 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ \.........:::::::::::... 「……夢かぁ」
|::::::: : | .... .........::::::::::...r‐ ' ノ.
. |::::::::::::: | .... .........::::::::_ ) (_
|::::::::::::: |.. ..... ......:::(⊂ニニ⊃) かつて貰った招待券の類と比べれば、
. |::::::::::::::: } ..... ......: ::::`二⊃ノ.
. ヽ____ } ..... ......: :::: ((  ̄ 格段にみすぼらしいつくりのそのカードが、輝いて見える気がした。
r'ニニヽ._\. ノ.. ..... ......: :::::: ;;.
r':ニニ:_`ー三`:く._ [l、.
/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;> /,ィつ 「見てみたいな……」
. /: : : : : : : : / : : : ヽ\ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l / ):::厂 ´ 彼等の夢の形を見てみたい、純粋に、そう思う。
|:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
. |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
_
ヽ、__ ヽ 「明日にでも行ってみるか……」
ノ'ヘ_ノ }
ソ ) ,'
{-' ̄ { 招待状によると、開館は午前中から。
}`` __/_{
ト=ュヘ ̄ -‐≧‐-、_ 高位冒険者は、緊急事態に備え政庁待機を求められるらしいが
_..ノrノ У´ : : : : : : : : :`、
ィ : :/;;;/>´ : : : : : : : / : : } その日にちを調整して、持ち回りで管理しているようだ。
//:/;;;;;/ .: : : : : : : : :/ : : , - 〈
_/ :レ:/;;;/ : : : : : : : : : :|:/ : : :, - :`{ 単に溜まり場だからという気もしないでもないが。
,.. ‐- 、 __、<ヽ :ノ i/ : : : : : : : : : :ヽL{.._/ _,. : :i
/ : : : : : : :\/ : : : :i :./ : : : : : : : : : : : : : : : .:.(, ‐'´. : : : :j
/ : : : : : : : : : : :\、 : :|./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.} : : : : : : !
,-'´,' : : : : : : : 、 : : : : :\、fZ二--- :、_:_:_:_: :`−、 : :.:.ヽ.:_,、 : : : !
.
- 362 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 14:09:10 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 「……手土産に、寄贈する本の一冊も持って」
| (⌒ )(⌒)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 行くとするなら、午後の待機が終わった頃が良いだろうか?
| }
ヽ ヘミ| ならば午前中は、今日の反省がてら軽くモンスターを狩ろうか?
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ | ああ、その前に、今日の狩りの検証がまだだった。
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ となるとメモは……いや、それなら。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
-――――-
/ \
/ ゙ ……狩猟ノート用に、新しい魔本を喚起する。
′ i
r‐ .、 │__ __ | 記述を定めず、白紙のまま喚起した本をノートに使うのは、
r‐...、 | i | \ / |
} i i | Y⌒Y \_j 、_/ :| 何時もの事――だがしかし、今回に限って、頭の中に
/ i / |: | | ー―‐ ー‐一 |
{ 〈 i .|. | | /⌒ i i ヽ | この世に存在しないどこかから接続される、何かを感じた。
| '. .| .!. _| l i {_.人__.ノ :|
i i | . 「:::ソ |__! ! ` |
、 Y , ∨ !:::::/ i`ヽ | 「……!?」
\ ヽ〉 .、_/ i:::/ ;:::::|`1 「 ̄ ̄/
ヽ i/ /::::::| | __| /{__
} }:::::::| | ̄ l /:::::::/ 驚き、眉を顰めるが、システム補助されたルーチンは、もう止まらない。
/:::. |:::::::| / {:::::::/---..
/::::::::::. |:::::::|、 \_/ /::::/:::::::::::::::..、 空中に現れたそれは落ちる事無くその場にとどまり……。
/::::::::::::::::::, ;::::::::| \〈 /{:::::::::一ァ::::::::::::∧
{::::::::::::::::::::::. ,´ヽ:::| }o |::::::::::::::|::::::::::::/::::i
|::::::::::::::::::/´} / /}:| } .|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|
l:::::::::::::/::{\\ _/_,..イ:/::! }o |::::::::::::::{:::::::::::::::::::|
.
- 363 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 14:09:41 ID:???0
-
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ llヽ
| ┏───┓ ‖|
| │ │ ‖|
| ┗───┛ ‖|
| ‖|
| ‖|
| ‖|
|______‖|
) ≡≡≡≡≡≡)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|\
| \
| |\\
| | \\
| \ ..|‖i
| ̄ ̄│ \|‖|
| | ‖|
| | ‖|
| | ‖|
│ \ .‖|
│ \ .‖|
│ \ .‖|
|______ \ |
) ≡≡≡≡≡≡)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
- 364 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 14:10:04 ID:???0
-
┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ やらない夫さん、早く連絡くださいよ! . ┃
┃ こっちは何かあったのかと心配してるんですからね? ┃
┃ ――まどか ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
_| |_ 00
└┐r┐| ト、
// |_| | ヽ /|
` ト、j. `¨´ .i ト、
n.___00. | ヽ-'
|┌‐┘ト、j`
L.二コN. ___
. / \
... ∩ / ', 「……え? えぇ?」
| | |-、_j ヽ._/` .l
| | || | | | | | | | | | .|
| | || | | | | | | | | |
∪. | (__人__) u | 開かれたページにはただ二行、
__ ', |::::::::::| u .|
└┘/7 ', |::::::::::| ノ 女神さまからのメッセージが、特大の文字で記されていた。
<ノ ,ヽ_ ̄ ̄_,,-''、
. / | ヽ ̄/.| ヽ
/ | /‐< | ヽ
l |/〉-〈 ヽ| .l
| | .| |
.
- 365 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/09(日) 14:14:38 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今回の投下は以上です。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 何も考えずに、状況に反応して書いているだけですが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> なにやら話が始まったっぽい。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 合いの手くれた方々、ありがとうございました。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 後、判り辛い所とか有ったら、指摘していただけると幸いです。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 366 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:16:58 ID:nKDfEH170
- 乙乙
- 367 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:22:21 ID:W04cHcwR0
- 乙
- 368 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:23:29 ID:uAuy0ucW0
- 乙でした
- 369 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:23:31 ID:1kCJ2Iow0
- 乙でしたーこういう頭脳系も面白いwww
- 370 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:26:24 ID:l4i4sqFe0
- 乙でしたー
- 371 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 14:32:26 ID:20GVVFYF0
- 乙でした
基本、力=物理な世界だしねぇ。
- 372 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 15:30:19 ID:T7prXIVQ0
- 乙
本好きとしてなんかワクワクするなw
- 373 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 18:57:38 ID:aTAJEMKw0
- 乙様ー(´・ω・`)うむいい感じ
- 374 :名無しの読者さん:2016/10/09(日) 20:04:03 ID:KWgyaBu10
- 乙 無限の成層圏の続きついに来るのか…やったぜ
- 375 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/14(金) 18:50:01 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 無限の成層圏次話、完成したんで、日曜午後に投下予定です。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ですが、正直風邪っぴきなんで、ぶっ倒れてたり
}== {;;了
〈_ ,ニ二> チェックミスがあっても笑って流してね。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 376 :名無しの読者さん:2016/10/14(金) 18:51:11 ID:dP9C3ByS0
- 治してからになさいw
- 377 :スネア ◆UUcp66tYgQ ★:2016/10/14(金) 20:52:08 ID:???0
- なんで揃いも揃って体調崩しながらも投稿しようとすりゅんですかw
- 378 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/15(土) 00:28:41 ID:???0
- だから大事とって日曜なんすよw
まぁ、そんなに熱はないから多分大丈夫。
ちょっと咳で喉が鉄の味してるけど。
- 379 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:00:23 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 割と脳味噌が胡乱なんで、変な所とか有ったら突っ込んでくださいねー。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 余裕があったら直します。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 色々煮詰まってて堂々巡りもありそうだし、もっとスパッと出来そうなんですけど、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 正直客観的に判断できる状態ではない感じが……。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ あ、書き忘れたけど、バラライカさんとラケルてんてーと知事は、
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 元々奇跡の世代関連の色々で相互の交流があります。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ と言う訳で、第五話前篇、投下します。58レスレス。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 380 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:00:48 ID:???0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,// 【前回までの要点+α】
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´
寸:;|:l o o |::l;::}ニア ・色々無理矢理に初顔合わせ終了!
‘!从._-_,.ィrイ1′ ・見た目は子(ryaな小学生が、博士(JK才)と助手(JK才)とを転がす事案発生!
`` Yh+‐{ゝ, ・束さんマジチョロイン!まぁ、男友達世界だしね
У‡ Li↑ . ・過去ログはスレ冒頭を参照の事!
1´`゛T゜
’ ̄’
.
- 381 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:01:18 ID:???0
-
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.i
.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 }
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi 篠ノ之束との面会以降、
:.U:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、! それまで停滞していたはずの時は、
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. }
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、 堰を切ったかのように流れ始めた。
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、
ミi''U `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> その理由は極々単純なもので、つまるところは……。
.uヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´
i { |
; , ' <,..__ !ー ´丶,、
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ U / \_
u 、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
=!.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:/.:.:.:,;,;,;.:.:.:.;,;リ.:.:.:.:./:./´ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:!
=:7.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:,:':.:.:.,;,;,;.:.:.:.:.,;;{.:.:.:.:.:'.:´.:.:.:.:.:.:`;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.|
=7:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.':.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;.:.:.:}
} {
_「 ノ
乂 ( ……彼女がやらかしたのだ。
` ̄) |
r- ' ノ 元より、情より理の方が近しく、
,} __)_
/xxxxxxxx ヽ しかも、最短距離を押し切る傾向が強い彼女が、
/ ヽ
{ r-zzz、 } 軽いプレゼントのつもりで、私の目的までの道のりを、
、 |! o |___ /lTrzz 、
,.-|!-.__,r|===ミ、// |l|_o | 大胆にショートカットしようとした。
, :'/7^乂_ノ: : ∨: :r、/|l| |_,ノ!
/:,:' _,.-、_T:|: |、:{: : \`乂__ノ そして、束博士のそんな軽率が、齎した混乱については……。
{/ r-:/-|: Y:\、: :と⌒ヽ:、
, ´ /:{:/ |: |: : :|\_l!:.:.:| ヽ
/ ,.:': =≠={从_} |_| |: : |\ ',
, ´ , イ |: |: :| し' =ミ !: :リ: |、 .
/ /|:.:乂!:.|: :| _ /|:./|:.:| , :.
, ´ ,.:'´ /: :/: |:.|: :| { `¨ヽ 八/: |:/ , ヽ
/ _,.イ/Y^Y⌒\{八:.{、 __',....ィ: : : :/}' :. ',
、 ´ ///j! 、 〈l∨:\}` ¨¨|{: : : {: :/:.イ `TTヽ_':, ヽ
` -// // 〈l ,: : |__. |マ: : :∨{:/ {/||/| \ :.
\_/ 〈l ∧: :! ` r マ: : |l〉'/ |/||/| __」
\__ 〈i_イ〈: :} 、 乂ハ} | _/!/!!/!¨¨ ´
/: : :\/ 〈: ハ Y /}: :} ∨´: |  ̄´
.
- 382 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:04:46 ID:???0
-
___
, <: : : : : : : : : > 、
-、==-‐ ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :> 、
` >: : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : :.:>、 ……百聞は一見に如かずと言うが、
/: : : ; イ: : : : : : : : : : : : : : l : : : : : : : : :.:\
/: : : / /: : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : : : ヽ 怒り狂った彼女の姿を詳細に描写すれば、
/:..:./ /: : : :/: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : :',
/, イ {: : : : :./: : : : : : ; : : : : :.ト:. : : : : : : :ヽ: : : : :.l きっと理屈抜きに理解してもらえることだろう。
'´/l ',: : :.:/: : : : :, イ: : : :..:.:,': :V: : : : : : : :\: : :.l
_> ':_:_:! ',: :/: : : :/:::::!: : : : ;/:::::: V: : : : : : :、: :.'<|
 ̄ | '〈: :.:/⌒ヽ:l:.:.:.:.:/::/⌒\: : : : : ヾ`ー-ヽ
__ / };/::::::::::::::::|:..:.:/::::::::Y⌒ヽ:\: : : : :\: ::|
/.=.\ /:l:::::Y⌒ヽ:::::|: :/::::::::: 乂__ノ:::::j`<: : :..:\',
/二二二\,.': : '.:::乂__ノ::::l:./::::::::::::::::::::::::::: /: :/: `<: :..:\
/二二ニニニニ\: :.'、 :::::::l':::::l:::::::::::::::::::::: /:_:/: : : : l:>、:_:ヽ
/二ニニニニニ=/ ̄ ` ::::::::::`::::::::::::::::::  ̄/: : : : : l : : : :  ̄
/ニニニニニニニ/、: : : : :.' , 、___ イ:::::::, ': : : :..:.:.:l: : : : : : :ヽ
/ニニニニニニニ/:..:..:\: : : : :.:> 、 マ _ ノ /!: : : : : : :リ: : : : : : : : ',
/ニニニニニニニ/!: : : : : : :' ,:: : : ::.:..:_:> 、 /, -l┐: : : :./: : : : : : : : : :}
/ニニニニニニニ/ \: : : : : : :\: : :/ `  ̄7ニr{ ´ ',:..:..:./: : : : : : : : :/
/ニニニニニニニ/ _`<:_:_:_:..:..:\ /{::::::::::ヾ、 ',:.:/: : : : : : :., ´
/二二二ニニニニニ/ , ´二二ニ/ニニ/` / |:::::::::/ ', y: : : :> ´ ‐- 、
/二二二ニニニニ/__, <二二二ニ/二ニl > ' |::::::/ ' , /:.> ´',ニニニニニニヽ
二二二二ニニニイ二二二二二',ニニニニ\ニニl/ ,/:::::ヽ {:.:/二二',ニニニニニニニヽ
「 ̄ ̄∧ ,.ィ=-- 、
| o _,|∧_. --. ._///\ \
|-、__ノ |: : : : : : : : : `ヽ/\ _ハ
〉、_ノ: : : :.|: : : : : : : : :ヽ \_} 何をしたかと言えば単純な話。
/: :/: : : :.,: :.:.|:|:!: |: :/: |: : : : .
/: /: : : :_/:_|:/:从、:.∧:_|: |: : : :. 彼女が生出演する事になっていた、
':': ':.:|:-|:/: /|' {: : : :| ´l:/`:.:.|:|: :.',
l:|: |: :|: :}'{:/ ∨:_:」 /' Y|:|',:|リ 科学番組の特番での意図的な失言だ。
;:|: : |:|: :| ィ≠ミ ,ィ=ミ |: |:| }'
/:|: /|:|: :| , ,: : ル:, 「IS技術の民間転用について……」
/:/イ: 从:.ム ____ ムイ: : |
/: : : :|: : : |从、 乂__,ノ イ: : :|: : :| 事前の打ち合わせでは、
/: : : : :|: : : : :|\ ` ーュ´、 : : : j: : : :.
/: : :,.--乂,: : : }/∧ | |,: : : : |:_: :., :. 宇宙開発に関するフリートークの切っ掛けとなっていた
,: : :./ ヽ: : |/ ト、 ∨、: : : |∧:.| }l
/: :./ 、 ,: :| , ` Y 、: : :. \:| その質問に、彼女は笑顔でこう答えた。
,: / Y}: :| :. ∨ ヽ: : . `ヽ
/: { |{: ノ } 、:l \ 、:._ }
/: :/\_,.ィ///丶「: ノ_,.--r-r-、ヽ > 乂: } /
, : / /{///////〈: ノ´ || ∨ `Y´ ̄乂_}l∨/\
/:./ /: :| ̄ ̄`Y/从 || || }///,
,: / ,: : ; ,:{_/ 、 jj / /イ :.
.
- 383 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:06:54 ID:???0
-
「ああ、その事なら、パパさんに一任ししたよ」
.
- 384 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:07:11 ID:???0
-
ザワ ザワ ザワ
ザワ ザワ ザワ 生放送、公開番組、露出が少ない篠ノ之博士のテレビ出演。
ザワ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y 元より注目される要素の多い番組での、これだ。
ザワ:::Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
::人:::人:::人:::人:::人:::人:::人:::人:::人
:::Y:::::Y:::::Y:::::Y:::::Y:::::Y:::::Y:::::Y:::::Y:
,. - ‐:..、
,':::::::::::::::::::',
. !:::::::::::::::::::;'
_ ..-':::::::::::::::::':‐...、
,.:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ……パパさん。
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 明らかにニックネームであるそれは、
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 彼女に近しい、そして恐らくは年上の男性を示す言葉であろう。
',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' ――或は、ハニトラにでも引っかかったか?
'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.!::::::::;:'
丶;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;: ' そんな失礼を考慮に入れつつ、
!::::::::::::::::::::::::::::::::::::i´
i::::::::::::::::::i'!:::::::::::::::::! おずおずとパパさんについて問いかけたインタヴュアーに、
!:::::::::::::::::i i::::::::::::::::::i
!:::::::::::::::::i i:::::::::::::::::i 彼女はあっけらかんと答えた。
i::::::::::::::::::! !::::::::::::::::i
i:::::::::::::::::! ,'::::::::::::::::;′
. i::::::::::::::::i,'::::::::::::::::;'
!:::::::::::::::;::::::::::::::::;'
. i::::::::::::::;::::::::::::::::i
,-'::::::::::::;'、::::::::::::::i
!:::::::;::-'´ 丶、;:::::::':,
` '´ ヽ::::::!
`´
パパさん想像図
.
- 385 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:09:47 ID:???0
-
>zz'ヽ
_ , . . -iV V
i¨ ̄ |ヽ , <,-==l∧ 0 _V、
| 0 .|ilil`Z彡'´ ̄ ̄`¨ヾ 、_,}ll}: :ヽ
|t r!´: 、: : : : : : : : : : 、`ー'": ヽ ',
弋zシ: : :.i\: :\i_:、 : : \:\: : :',:',
// : |: : : i : | ', >ー≧: `xー-\:',: : i: ', 「アレ?あの子にパパさんってつけたの、
/´/: :i: !: : : !: :l ',:',: : :| \:' : \__>: |: :',
i: : ,! |: : -|',´!⌒リ\:! `ー‐十ー―、: :.',ミ,、 テレビニュースだったよね?」
|: /|: !: : : !:V ` x=ミ.乂 .}ヘ :ヽヾ
|/ .|: ト、 : ト、! x=ミ |ィーヽ/i'": : :ヘ
.,V ヾ!ハ ri: :/!ミΞ彡、: : :', しかも悪い事に、この場に千冬さんは居なかった。
`--y"_|: i_ _ <{: : :r' >: : ',
7-〈: : 〉7TZ朮ヘ }ヾ!: イ >-<i ヽ: :i 後で聞いた話だが、私との面会が早期に実現した理由の中には、
//i: :〈: :7 `Y 〈┴ー/ : : |、/ー==!、 V
.// .l: i:.ヘ_:>`ー.乂.{ T¨"´〉三三三i' この日の為に、束さんを懐柔するというものも有ったらしい。
// |: ト、: : i/三=l-rt-+rt彡=}≧=-l、_
{/ .|: | \l`イ彡,l=i_l==i_l=-" イ\`<ミ、、
/彡/ i /ヽ\ 》
i
i ,ハ
/| i|ri|
i|_| i|ri| ハ i
i|_| i|ri| ./⌒:., |l l|
. |_| i|ri| { .} ,|l l| i 彼女の夢を世界に発信する
i|tl i|ri|. ', 八,ノ|l l| i ハ
i|x| .i|V|. |⌒l ┌|V| i|^| i|^| 貴重な機会を、苛立ちや諦観で
. i|v| j{Ni|. |´`ト、,,|::| | i|v| .i|X|
.. i{N|.瓜li| /^ヽー|::| | ilX| .i|vi| 無駄にしてしまわないように、
. j{Niリ_|‐i| |'⌒| |::| | i|xl| i|Xi| o_o
. j{lNj{‐|‐i| |:: : | |::| | i|xi| i|lXl| |K|| 高い知性と宇宙に夢見る感性とを
j{iN|iー|‐i| |:: : | |::| | j{x_|. j{iXi| _{Kl}_
、 . j{_N|iー|‐i|∩:∩∩.|::| | j{|Xi| j{|X|i| |K|| 備えた私を引き合わせたのだと、
洲ミs。..,爪N|iー|‐i|| |-| |i .| |::| |___ j{i{Xi|. j{i{Xil| |K||
洲洲洲洲ミs。‐‐i|| |‐| | |// :| || ̄| ̄|rュュ j{i{Xi:| j{i{Xi_| |K||_ 苦い顔でそう言っていた。
洲洲洲洲洲洲洲ミwx、TTTTTi|_||_|_|_,|_,| ¶ i ,爪Xi:| 爪Xi | |K||ニ||
洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲ミxx、 ,爪Xix| 爪Xixi|_,,|K||ニ|| _
州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州ミs。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄从洲wxxf州州州ミw
川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川ミ=──=彡川川川川川川川川
ーーーーーーーー-= _`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`ミ、ー=彡,:",:'´,.:'´`:、`:、`:、`:、
 ̄ ̄``゙゙''ー〜ーー'´ ̄ . . :```''ー- _ーーーーーー_二ニ
. . : : : :, :, :, :, :, ー=ニ二 ̄ー=_⌒^´ ̄: : : : : :.
. : :, :, :, :, :; :; :. :;`ヽ、 ``ヽ : : : :. :. :.:.:.:.
.
- 386 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:12:48 ID:???0
-
__
>≦´/////≧<
,ィ´///////////////`'メ、
//////////////////////ム
,'////////////////////:!//ハ
,'/////////////////////i////ハ
,'////////////////////ハ:i////!ヾ:.、 世界はまだ捨てたもんじゃない。
'/:!///////////////////Vi//Y/! `
,'メi////////////////////j// j/j 自分と同じ夢を持ち、空を見上げる人が
/' j//////////////ム/////イ! j/
,'//////!/////////ハ//////!´ まだこの世界には残っているのだと、
///////!',////////i/ハ/////ハ
,'//i/////V//////////ム////ム、 伝えたかったのだと……。
!//:i',/////V///////////〉、////ハ
!ハ、!:、////イ//////////' }/// }ソ そして、私との対面以降、束は随分その機嫌を良くしており
マ{ ヾ/',///////////ィメゝ、 }/ イ´
_>≦ニ':、/_j__///>'ノイニニニニ≧ー-, それで油断したと頭を下げたのだが、それは余談だ。
!ニニニニj____/´ニニニニニニニ/ニニ',
,'ニ!ニニニ///ハニニニニニニニ/ニニニニi
iニ',ニニニニ////ムニニニニニニ/ニニニ:!
.iニニ',ニニ//////ハニニニニニニ/ニニニニニi
.iニニ':、////////ハニニニニニ/ニニニニ:i
!ニニ//////////!ニニニニ/ニニニニニi
/|\ _, . :‐: : : : : : \___.ノ
.ィ__〉|:ト\./: : : : : : : : : : : : : : : : : \
/ r::|:::|\/: : : : : |: :i : : : : : : : : : : : : : :\ 兎も角彼女は、多くの視聴者の前で、
/ o./::/:::ル': : : : : : :|: :{ : : : : i: : : : : : : : : : : \
|_ /::/::://: : : : : : : λ: :、 : : : |: : : ト: : ヽ: : : : : :ヽ 自分の研究の民生転用に関わる決断を
| し'///: :/ : : : : : {: ト: : ゝ: : :!:./|⌒i: :} : : : :| : ',
し.';/ {: :/: :/ {: : : |: |}从:〉 : : !ヽ: }ヽハ:!|: : : :|: : :', 若干9歳の男児に任せた事を、
|:/: : {: :|: : :/|:l {\: : : i'´V-―z|:!: : : :!: : : ',. /ヽ _
|: : : :| : |: : :|:.:|.メ〉 \__i '" ̄ ̄|jノ: : :i! : : : ', / // /、 そして、任せた理由として、件の男児は、
|: {: :/!: :|: : :W .ィ:チ ,. '' "/:/: : /|: : : : ', { ヽ / // / /
V|: :{ |: : : : :|ィ/ ′ l:/: : /: |:\: : 丶! レ // / / __ ジャンルは違えど自分と同等以上の天才だと
|: :| |: : :\{ 、'' " ノ /: /: : |: : :\: :ノ 、 〈//
V ト _{.:_;>.._  ̄ ∠ィ: : l: : :|: : : : _/ ) / 声高らかに宣言したのである。
( \ 丿: : : :: ヽ: : `i ーr--- |: : :|: : :|/い{ / /
\ \(\: : : : : : : 丶: | : : | |: : :|: : :!ヽ ヽ)ヽ /===ュ
\ \ \: : : : /λ|: : ノ | : V: : | \ うト=='" i [_]
____〉 i ヽ: / (ハ: : { |) __ /ヽ:_: : /_//〉| | |
}―――― { V (| |: 丿|) 〉 ` 〈:ヽ:)--〜ヾ | ,..イ\
(二二二 _} (| |}:!:|_|)/ ):〈\___ >r――イ、.丿: : ヽ
/\___.ノ∧ X (:.:ノ / ヽ/ } : :)∧::::ヽ | |/}: : :\
.
- 387 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:18:15 ID:???0
-
__
,. -'"´ `ヽ
/ U \
/―― ―― ヽ、
, ' 、ィ= 、 、ィ= 、 ヽ
/ |:| ,リ |:| ,リ U '. 斯くして私は、世間と言う名の濁流に
| ゞー' ゞー' |
i⊂つ ⊂つ / 飲み込まれる事となった。
ゝ U ( ) /
` 、 `ーr'´`iー- ′ _,.イ 特に不運だったのは、件の番組が
> 、 `==' ャ≦
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉 国営放送の昼間の教養番組だったことだろう。
/ ゙ 、 _ /` 、
/ __,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧
i' } V ハ
| i }
___ _____ _____ _____ _____ _____
/ ||// || ||// ||// || ||// ||// ||
___||____|| ||____||____|| ||____||____|| 授業中突然外が騒めき始めたと思えば、
 ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄||
.. /d| / || || /d| / || || /d| / || 取材のマスコミ、
// || // || || // || // || || // || // ||
___||____|| ||____||____|| ||____||____|| フェミナチの無許可デモ、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
警察の乱入と大混乱。
/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l
.____/:/| l/_____/:/| l/_____/:/| l/_____/:/| その内に校内放送で呼び出され、
___||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !||
. ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l 私は殆ど何の準備も無く、
/:/| l/_____/:/| l/_____/:/| l/_____/:/|
/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !|| 県庁舎へと連行される事になった。
. /l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l
l/_____/:/| l/_____/:/| l/_____/:/|
_|||___||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !||
 ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l ./l/ ̄ ̄ ̄/l
.___/:/| l/_____/:/| l/_____/:/|
__||/ !|| |||___||/ !|| |||___||/ !||
_ ||. l|| ||. l|| ||
.
- 388 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:21:25 ID:???0
-
____
―――――――‐〒―――――――‐ / / 校長室で、何時もの護衛の人達と合流し、
_(〇)l´ ̄ ̄\_n / ム
,..,.-'´ン 〔 ̄`゛jコヽー------'´_.イ⌒ヽ\ 騒乱を横目に軍用ヘリで空へ……。
,./´.ンィ" ,⊆⊃、. ̄ _,,..-ーヽ ヽ、..ノ,/
(´ `´ __〃_,..'====゛-―'"´ ̄ \_ゝ'"
`゙`` ̄ヽO" O
_____
;γ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、;
;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ; 報道陣のヘリを蹴散らしながら、県庁のヘリポートに移動。
;γ:::::::::::人::::人::人:::人::::::::ヽ;
;(:::::::::::/ / \\:::::::); 直接通された県知事の部屋で、まず目に入ったのは、
;\:/ o゚((○) ((○)゚o::ノ;
;|ノ (__人__) |; 部屋の真ん中で武装した護衛に囲まれ、酷く怯えた様子の母さんの姿だ。
;\ ` ⌒´ /;
;/ ー‐ \;
.
- 389 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:22:57 ID:???0
-
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、 母に駆け寄りながら周囲を見渡すと、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ 護衛の兵士らしき人達のすぐ外に、
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ 苦虫を噛み潰した様な表情の県知事、
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八|
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
=-――――‐ヘ_
"´ _, "´ ヾ_
" 彡ゞ´ r=ヾ ※ ソ
,、|` ー "´ γゞ弋少 彡゙``ヽ
@ゞζ心 ζ少 弋乂 彡": : : : : : :) その傍らに二人、
くゝヾ ゞン ゝ杉゚ _ 彡 " : : : : : : : : : {ヽ
/ 〃`≧ー-. .-‐ : : :´ : : : : : : : : : : : : : : :_} 強い好奇心の欲に目を輝かせる
/: : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ( ハ ラケル センセイ
( ’ : : : : : : : : : : : : : :r、 : : : : : : : : : : : : :ハ ハ 小児科専門医。
\ i.: : : : : : : : : : : : : : :|-―= : : : : : : : : : :i´. '
)|: : : : : : : : :__: : : : : :.i : : :ヽ : : : : : : : : ノ ,
八l: : : : : : "´| ∨:::::::::::::'; z==〒": : : :i´
ゝ、_: : : : : :!z==::::::::::ム.弋_ソ ヽ:_/ | !
| .入: : : :| ゞ,ノ \::::::ム. 彡"l .| !
八 ヽ: ̄`ハ. ー , -―::ヤ"´ ノ| ‖ |
\::ミ ; . ゝ. _ ,\:ヘ ./ | ‖ |
ヽ! , .≧o。 _ ..\ r-| ‖ |
}: ', _くゝ_r-ι-ゝ! ‖¨¨〃‐,|
|: }_,, .-‐.〃:\〈::::ヽ:::::| |{{:::::‖:::::::ヽ
,リ }::::::::: ‖ゝ:::::::彡::::::, ; |{{ ‖::::::::::::i
. / |:::::::::‖::::::::::::::::::::::, ,' |ゞ=ソ::::::::::::::λ
/ i. !:::::_/ |^ー-‐-‐^ー,, 'ニ!:::::::::::::::::::::::| ∨
.
- 390 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:24:37 ID:???0
-
_ .ノ`ヽ __
/ヾ :i! :j }`ヽ、
〉`ヽY∨ /≠≦}
〈二ニ=-vx=ニ二三〉
///; |:.Vヘ\`ヾ}
/// _/_/! | ∨ヘ ヽ\ヽ
, ‐く⌒´/ ∨!/⌒ヾ´⌒Y´ `ヽ、 それから、軍人然とした雰囲気を放つ、女性が一人。
イ :/ ∧V∧ .:} ヾ タイ フェミナチ
ノ :i! { 从 〈 ``''"´Y .:} .:} 服装を見るに、彼女が噂の公安第五課の人間であろうか?
(:イ .:{:! ハハノヽ、、 ムイ ハ 从 .:Y
乂!从ゝ二≧、、 x匕´イイノ j :イ . となれば推察される状況は限定されるが……。
从乂ー癶zァx、 彡xzァ癶ーフイレ小
//小乂三彡イ ヾ ’彡从| :乂_ 当時の私は、篠ノ之束がなにかやらかした可能性の高さを、
__// 从!ヘ\ミミ} 彡イ!.:j:i :!ヽ `ヽ.
/´ / .:/!| :iハ彡ミ{ `" /! //! ! : \ :. ここで少し下げている。
. {:. .:ィ .:/ i| :l! i:\ミ, ´ 二 ` イ i// .:|! '、 ∨ヘ: \
У .:/ .:i| :l! |l:l \ / li // .::|! \ :} !}: :ヽ
. ノ .:ii. .:i| :l! |l:l ー l// i:.:|i ..:ノ i:j i :.
. /:. .:j:! .:i| :l! |l:! :l/ .:i!.:|:! .リ .:j :i
. /: .:ハ_.:ノ :ji .::i/ :j .:i!.:| !、、 ′!
. . . . ..- :.:"´:.:/ .:/ . :/ / /: :!l :! i:.:.:.` ー:.:. .. . ./ :/
_____
γ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 「やる夫、もう大丈夫だよ。母さんがいるからね?」
γ:::::::::::人::::人::人:::人::::::::ヽ
(:::::::::::/ _ノ ヽ、\:::::::)
\:/ (○) (O) \ノ 周囲を観察しながら、どうみても一番大丈夫ではない母を宥めていると、
|ノ || (__人__) ..|
\ ノi ! |. / まず知事がこう口を開いた。
/ し' `⌒´ .ノ
| ./ ./
.
- 391 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:27:00 ID:???0
-
,' ⌒ハヽ、,_r - −¨⌒`へ _,、,ハ⌒ 、
ノ....:::::::::.%〃:::::::::::::::::::::::ヘ::::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::ハ
i...:::ィ::::∧:::::::: ::_::::::::,::::ハ:::::::::::ヽ:ヽ ´丶:/:i
ト..:::/::/::|/::: :/´:::::::::メ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::::::i
/.:::ノ::::リ/:::/:::::/:::/´::::/::/| l:::::l::::::::::::丶::ヽ::::::リ 「救出されたばかりのやる夫くんには悪いけど、
{.: 〈jYyノ::/::::イ:::::::::::::::::/|/ l:::/l:::/l::::::::i:ヽ::l:::〈
) |/|/:::;;/l;::/.レl/,. j l::/l;:/ !:::::::l::::l ルリ:::、 時間は有限だわ。そろそろ始めましょう」
l:/::::l;::/.レl/,. l/ ,l;_ l:::,::::l:::! ヽ)
レ∧:j:l"弋ラ`` " ヒラ``レ::i::l:Y
|/::ハ'''' . ''',!ノ:l:::l:/ 自分の言葉に納得できていないような声音。
!/:::::`ト ,、 , ':::/|:::i:|
l:::,':::i:::;;l:`r 、_ , イ/:::/:::|:::i:| けれどきっぱりと、軍人然とした女を促す。
:l::l/:::::l/:l;l:::l |l::从:ノl:.:.V
:::/ ...;;::::l:/l::l:{ヾ、 _ ソ/ ̄/'ヽl:.::ヽ,
/'l..,ィ'´‐∧ ゞi ヘ-‐-イ/ / `ヽ、
/:.::{ ゝ ヽ '⌒`V^~^V⌒ヽ / i/ 'ヽ
r┬「 ̄ `>、
<圦 -─-くー=辷ュ
__,イ/ /小 寸\`ヽ`ヽ.
/ // 圦ー辷≦-= 寸 '.
爪/ー彡ヽハ `¨寸爪
/,' |`V_} 〉 } \ ヽ Y小 その言葉に、軍人めいた女性が頷き、こちらを向いた。
イ/ ./ |´ .jム斗-ミ辷 Y } |l ',
{ル / イ抓....、 rェェァルイ レハイ圦 .',
圦{小{ミォェテミj ノイ |リ ', 「……判りました」
| |ハ辷=Y イ .| ハ
| | 込三} ヽ . | l| 小
リ | \} `こ¨´ , .| l| / ,小 子供に対する為だろう、ふと、彼女の纏う空気が緩む。
' .| | \ / リ l| \
/ リ l ィ|、`¨´ j/ lト、 Y そんな雲の上の二人の動きに、
./ / .レ==ァミ{ / / ,l|ニト、 |
ム=/ リニ/¨ヾ} / / ,リニ|==寸 弋 前に出ようとした母を、留めるようにその手を握った。
,イ二二/ イフ \ / / ,/==}ニニニ寸 \
ー=彡圦ニニイ . |{. ´ ̄/ .{===!ニニニニニ寸 λ
({ jニニニニム . |ミュ イ |===|ニニニニニニニ寸 圦
リムニニ/ハ小、 从ミ圦 y .圦 ハ从 二|ニニニニニニニニニ寸 乂
/イニ/ニ〈ニ`ニニY / /ニ ヽ{小{` ーニニニニニニニニニニニ} 从}込
|YニニニニV===ノヾ冫 /ニニニニニニ=<ニニニニニニニニニニニ7/イ
|.|ニニニニニ寸ニ込//ニニニニ=<=====r≦ニニニニニニニニイ 小、
代ニニニニニニ寸/ニニニ=<ニニニニニニ=|=ニニニニニニニニ/ /V
|ニ=寸ニニニ=/ニ=<ニニニニニニニニニニノニニニニニニニニムイ弋
|ニニ7ニニ=イ<ニニニニニニニニニニニニ/ニニニニニニニニ/
.
- 392 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:30:54 ID:???0
-
__
,. -'"´ ̄  ̄`ー 、
/ `ヽ
/ -―- -―- ヽ、 . 「大丈夫だよ、お母さん」
,′ _ ヽ
i z==ミ f:じ::j |
,' 弋゚zノ | そう片目を瞑って前に出ると、歩み寄ってきた彼女は、まず母さんに頭を下げた。
i⊂つ ⊂つ /
ゝ ( ) /
` 、 `ー-'´`ー- ′ _,.イ 「申し訳ありませんが、少しの間、息子さんをお借りいたします。
> 、 __ ャ<
,ゝ ̄ `ー─┴- 〉 ご安心ください。我々が息子さんに、危害を加える事はありません」
/ ゙ 、 _ /` 、
/ ,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧ そうしてやんわりと、しかし有無を言わさずに、母をここから遠ざける。
i' } V ハ
| i }
/ ./ヾゝi|i///} \ そして感じた幽かな耳鳴りは、防諜用の機械だろうか?
| i ./ , /、\ ||///;| , } \
/ , | | , /| ./;. //| / } . 彼女はそのまま屈みこみ、その視線を私に合わせた。
{,、 / . | || .|| |/;;;;|/::: " | /i /
| .ト、 | |.|.|.ヽ|ー―- 、 ___|_./_.| | i \
\| . ト 、. | リ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ´ .|/ //| | 、 ) 「初めまして、やる夫君。
| /\ .| \|__,. ===.._;;;;;;;; ___" //| /ヽ/
/{ b,. ソ\从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ィ (。) ヽ ." / , / 私はバラライカ。五課の公安警察官をしている」
/ \{ \\|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ⌒"'ー。 / ./ /|
/{ |\ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐=彡" //| |
. / |i | ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、 , / ./|ノ .|. | . きっと子供慣れしていないのだろう。
/ /|i | ∧;;;;;;;;;;; ‐=彡/ .|| | |
( ´ .| | ' ∧;;;;;;;; ー- ..,,____ , / |.| |. | . そう告げる笑顔は、少しだけ口元が引き攣っていた。
ゝ .| | .| ;;;;;;;;; __  ̄ / | | | .|
/ .i| | | | \;;;; // .| .| ト.、|\ はいと頷き、目で部屋の隅の母を追う。
{ |.| | | | \ "// i | | | \ \
| / | | | | 、 ,,.. '" /| { | | | ト、 .\ \
./ / || | | | ` ´ / | | ノ | | | .\ \ \
.
- 393 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:35:28 ID:???0
-
,. -'"´ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
/ ヽ やはりこの耳鳴りは、防諜用の機械だったらしい。
/ -―- -―- '.
/ | 声が通らないのか口を開き困惑する母に、大丈夫だと小さく手を振る。
/ x===ミ r=≠=ミ .|
,' |
| ⊂⊃ ( _ ) ⊂⊃| 「初めまして、バラライカさん。
\ `ー-'´ ` ー ヽ /
`ヽ { } / 丹生側出やる夫です。
,-‐ \ ゝ _______ノ /
_/ヽ--/ ≧ __ <二ニヽ . ……いつも付いてくれている護衛の、上司の方ですよね?」
/ ヾ / | \
/ ` ハ 人 `ヽ
/ { ヽ _____/ ヽ f\
___ r -ーー-、r - 、
/__i / / \
_ , ‐ ' "´ /  ̄´ト.、__ i
, - ー< , - 、 ,.ヘ .! .丶\ |
,r- ´ / X | ., ヘ, .i ヽ ̄ ̄`) カオ
___/ / .| / f-┴ .、 ヾ.、 h そうして笑顔で答えると、彼女はその表情に、
/ // ∧ |/., i ! .├ー 、丶\i
/ / ./ /ゞi /彡| i ! ! .`、\ 一瞬、苦虫をかみ潰したような色を浮かべた。
.i / ./ / ./ ``ゞ ´ ´゙ | ! `、ト、 .i )
V / / // .ハ ./ ノ ., \ レ´
/ , i .i ヽ、 ,从 .i ゝリ、 L/ /| ./ 、> 「……護衛?」
| ./ リ.| 入 ./ り `゙ i ∠ -,´ /__∧  ̄,ゝ
リ| ト、| ソ ‐ ----‐´. ! .ミ メ- 、 | i i !
`ヽ、人|i .|リ ミ≡≡==" ´`ー- ,,_ `メ_ノ ! ) 「ええ、男子全員についてますよね。
/{ .Y.| i i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: / `-==≧≧ー |ノ,イ /|
.i .| / .| ヾ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: /  ̄テ≡ ノ / ト、! 今日ここまで僕を連れて来てくれた人達とか。
| Y |ヽ |.;.;.;.;.;.;.;: , ・ フ /|/.| .|
.| .| | ソ.;.;.;.;.;: ゙ ´' ケ‐┬、`) .| | 一夏辺りは良く差し入れを……」
./ .| ||.;.;.;.;.;.;.;: 彡//| .i ./ |.!
ノ .| | |.;.;.;.;.;.;:: _ 、_ ノ/" .|/| .|
/ | .! `、.;.;.;.;.;.;,,/:::::)`ヽ、 /| | | | そう続けると、なにやら後ろで凄い音がする。
.// i .| ヽ.;.;.;/\/ ̄ ̄ヽ / | | | .|
/ / | | .X:::::::/ `` /|i .| | .| |
/ / | | ./:::::X / | .| i | i i
./ | K ./:::::/ | \ , ´ | | | .| .i |
.
- 394 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:38:49 ID:???0
-
/三三三三三三三三三三三三三三ヽ
/三三三三三三三三三三三三三三三ミ〉
{三三三三三三三三三三三三三三三ミ}
ヘ三三三三三三三三三三三三三三三| 思わず振り返ると、いつも僕らの護衛をしていた警官の一人が、
∧三三三彡"゙´ ̄ ヽ、 ̄i ̄゛`ヾミ三}
.}三彡'´ i ∧ .|\__ト i .i λ 凄い顔で手にした銃を取り落としていた。
∨ i λ .,' 入|'´_レ,' | .ト-、 ',\
| .∧ ハ | 代  ̄,ノレ.| .|´}.| .',ミ`ャ、 もしかすると、彼女が噂の、毎回リアクションが面白いと言う、
', 代牟ユ、| ゞ=彡 | |レ.ノ |ッ ミヽ、
. Y .K=彡 il| u | |イ , /シミ彡 ミ “差し入れたお菓子を半泣きで食べていた”
| i 〈 | | //三ミ ミ
| .ヘ ` | .|シベ´ シ彡 お嬢さんなのだろうか?
| ヘ r-‐‐'´) | |:::::::ソ\ミ三彡
| `ゝ、ヽ⌒´ ,ィ行 |彡――-t、三 ちゃんと安全装置はかけてあるようだが、
| .| \__ ィ'´,,ィ-‐| | | ',
ノ .| >'´゙|:::T::::::::::::', ', ,ィ-ラ┴― そう言う茶目っ気はほどほどにしてほしいモノだ。
. / .,'/ ノ::::i::::::::::::/', ',-'´ ∧三三/
/ ,'´ /:::::::t:::::::::/ | ', ∧三三∨
,' ,':ゝ {:::::::::::/:::::::::{. ! i三三/∨
,' i ,':/ /:::::::::/:::::::::,' ,' |三三∨ ,
. i i l// /:::::::::/:::::::::/ ,' ,'/三∨/,'
r―-、
ノ´ ̄ミ、 ト、_
/`ヾ: ヽ jzzzj_ ム_
/ ,.=-゙´ ̄,' \` ヽハ 「アレは示威行動だから、見かけても話しかけちゃダメだって
/,.イ イ_r-、 ハ:>、__ `ヽ
. /彡'´ ̄/ / ト∨/ ∨ ∨ー:、:、 皆には言っておいたんですけど、
_/ ' / / ,ルミv/∧ ヾ ヾ:, ハ
. / / ノムイゞハ ーチ どうも何人かはお邪魔しちゃったみたいで……」
,' ,イ 〃 / / ノ ∧ `Y
. ∨ ./ 从∧_| /,.:彡:ノ 人 ハ ヽ
{ i: 〈 , }八´ゞ从ヘ ` ̄ミ≦、ソ ノ } ノ 「……ああ、いや、お気遣いなく」
ヽ. |: ∨ゝミz-t・ナz〉 z=t・ ,-、,イ. Y´
从リ从 彳`=゙´彡 ー` ̄・彡 ノ 从|
.' 人|、ヾミz 三 了  ̄;´ ,:!ノ | 視線を戻して言葉をつづけると、
; ! \ミ=- リ ,.イ / | !
,イ ;' | 八=`ヽz} ` ´ 彡イ; || ト、 バラライカさんはすごぶる珍妙な表情でそうひねり出した。
/| ' | ∧ 三 〉r' ´ ̄`ヽ .イ/ || ! ヽ
, ´ ,'|川 i | |,.<:>'´ ̄ ̄` ,イ:ハ || | 、 \
/ ,.イ / / i.:| ! ,.<::>'> . ,.イ | ,' || | ヾ. \
彡 ,イ / ノ !: (::))>'゙.:::| ` ー< ,:': !`ヽ || :ム ヽ \ ヽ
.
- 395 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:41:42 ID:???0
-
__
,. -'"´ ̄  ̄`ー 、
/ U `ヽ
./ ―― ―― ヽ 正直、信じがたい話なのだが、
,′ 、ィ= 、 、ィ= 、 ヽ
..i |:| ,リ |:| ,リ U | 彼女の反応や周囲で愕然とする者達を鑑みるに、
,' ゞー' ゞー' .|
.i⊂つ ⊂つ / あの護衛達はどうやら本気で隠れていたらしい。
.ゝ U ( ) /
` 、 `ーr'´`iー- ′ _,.イ
> 、 `==' ャ< 「……ああ、いや、なんかすいません」
,ゝ ̄ `ー─┴- 〉
/ ゙ 、 _ /` 、
/ ,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧
i' } V ハ
| i }
〃〃 ヾ ヽ
,レ''¨¨爪|¨¨`ヽート| 「……いや、構わない」
トァー⌒ヽ__ル | ハ ハ
rーZ ⌒ ´∧/ヽへへ}、__
ソ'〃/ 从/ィ ヽ 流石にその上司は、部下たち程脆くはなかったようだ。
/从( /从(ソ | |. | | 、./
/ | ,イ.xtッ≧ メム_ノ ノ .ノ| 僅かな間、その面に怒りと驚きを覗かせはしたが、
__z-ー=彡.| |ミミミ イ =tォイ___/lハ
rzイ// ノ イ| レ' 〉ミ 」 彡'ii, l | ヽ、
(〃{/ ,,彡イ // .ム<二二ニア |\ ,| ハー-、 「ふむ」
ル < |// -ーヾz:::::. | >- 、 ヽ ヽ
r< ,ノ./ イ´ / .| `> 、.|
| \ ,リ| / / l |ヽ >、 直ぐに、平静に戻して、得心行ったと言う様に一つ頷く。
| \ 、. ノ/ rーイヽ ´ ̄j | | 〉 /
ム ミソ ( ∧ /ミゝ ({ | ヽ /
{∧ 人 ` ̄ ̄ヽ , 人 l l 〉 /ヽ
| ∧ / \_ []/|\i| / 川 リ / 〉
.
- 396 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:45:54 ID:???0
-
,.ヘ、___ __
,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、
/ノ ノ rミl:l:lハ ヽ `ヽ \ー'\
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ 「いやはや、こちらで、少しばかり情報の食い違いがあったようだ。
ノ 〈l lハ ゞjノー--H/、| } lハ \〉
// / Nゝ!'^`ヽ ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ その辺りは後程じっくり摺り合わせるとして……」
/ l {イ弓彡、ミ_j 、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ
| l ! トト!〃_(・'`/ ゚ // /イ 〉 |
\l,! ヘ|Zヲ彡7ヽ r、 !イ/ /ト! } | ∫⌒
ヽ、|ミ彡彡{ ス//|rノ | 彼女は、ばつが悪そうに視線をそむける
|lマ三彡7∠_ 二`ニー' j/´| ! | ((
| l∨辷/ | | ! | ( ⌒ ) 部下達を一瞥すると、私の目を見た。
| ll \払 ´ ミ /| | ! l (~ ノ
/} | |l l\} /ケl | | ノ
ヾ 彡\ /ー'/ ! li | l |\ | | lヽ∫
/`ヾ / / ノ| l | llハ ::::\ _ ィ _ィ| |l r_i~\
./ / / \─‐-、_/ム| l l/ハ ヾ壬/ `ヾ| l|ハノ人、ヽ_三⌒ヽ
| _/ /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::| l |三∧ _ _ __,|z ニ1'\ヘ\ _`ヽ_ミリ
ヽ ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄ │! lヘ:::::::`ー--..、ル(_rヘ
l _/ 〉:::::::::::::::::::::::/ ノ | / ノ ', 、、\::::::::::::::::::::`丶、
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/ l ─--、 く_.. --─∧ゞ ニ _\__:::::::::::::::::::::
_ .ノ`ヽ __
/ヾ :i! :j }`ヽ、
〉`ヽY∨ /≠≦}
〈二ニ=-vx=ニ二三〉
///; |:.Vヘ\`ヾ}
/// _/_/! | ∨ヘ ヽ\ヽ
, ‐く⌒´/ ∨!/⌒ヾ´⌒Y´ `ヽ、
イ :/ ∧V∧ .:} ヾ
ノ :i! { 从 〈 ``''"´Y .:} .:}
(:イ .:{:! ハハノヽ、、 ムイ ハ 从 .:Y スラップスティック
乂!从ゝ二≧、、 x匕´イイノ j :イ 「ここからおちゃらけは無しだ。
从乂ー癶zァx、 彡xzァ癶ーフイレ小
//小乂三彡イ ヾ ’彡从| :乂_ 一つ尋ねる。君は現状をどこまで把握している?」
__// 从!ヘ\ミミ} 彡イ!.:j:i :!ヽ `ヽ.
/´ / .:/!| :iハ彡ミ{ `" /! //! ! : \ :.
. {:. .:ィ .:/ i| :l! i:\ミ, ´ 二 ` イ i// .:|! '、 ∨ヘ: \ そうして投げかけたのは、
У .:/ .:i| :l! |l:l \ / li // .::|! \ :} !}: :ヽ
. ノ .:ii. .:i| :l! |l:l ー l// i:.:|i ..:ノ i:j i :. 子供向けにはほど遠い、硬質の言葉だ。
. /:. .:j:! .:i| :l! |l:! :l/ .:i!.:|:! .リ .:j :i
. /: .:ハ_.:ノ :ji .::i/ :j .:i!.:| !、、 ′!
. . . . ..- :.:"´:.:/ .:/ . :/ / /: :!l :! i:.:.:.` ー:.:. .. . ./ :/
.
- 397 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:49:04 ID:???0
-
,. -‐ '" ̄`''ー- _
////////////////> 、 静かに重く、透き通る、剣呑な気配。
,イ//>'"⌒`ー--―- 、///,}
l'//,{ }//,! 何かを察したか、駆け寄ろうとした母が、制止されて呻く。
l'//リ . {'//!
!// ; :. V/j 盛んに口を開く彼女に、大丈夫だと笑顔で手を振った。
rV .ゝ、._ 、 _,.-ー .}'/ヽ
} ,l ‐tzァヽ, j./" tzァ'-_ ソ ;.l
, r 、 ` '" .: l ` ´ '.ソ ' 「幾つかの可能性は頭に浮かびますが、
、 , .::! ! ; ; ' ノ
_>, ー ハ‐、 正直寝耳に水の話です」
,. : /: :l.ト、 、 -ー ‐- ; ' ノ } \_
. _. .-‐: /:/: : :! 、ヽ  ̄ ̄ / / ': : l: :`: : . ._
. _. .‐: : : : : : : : : /: : :.:| \ >- -< ./ ./: : :.l: : : : : : : : :.‐. _ そうして心配いらない――そう告げる代わりに、
. ,. :': : : : : : : : : : : : :/: : : : :! ./ー‐一、'" /: : : : l: : : : : : : : : : : : : .、
/:.: : : : : : :::: : : : : : /_: : : :! ./.l:::::::::::::/.} ./: : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : 丶 できるだけ和やかな顔で、かけられた問いに答える。
': : ' : : : : :i::: : : : : : : /: : : :.:l`' ';:--::/ ヽ./: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : :.ハ
l: : : ' : : : :.!:::.: : : : : :'; : : : : : :.! /:::::::l ,.': : \: : : :.!: : : : : :::::::. : : : : : ; : : :, それが全く何でもない事だと、教えるように。
. 〈ヽ: : : 、: :.l::. : : : : : : :'; : : : : :.:l .!:::::::::l ,.': : : : : : : :<: : : : : :.::::::.: : : : :/: : : ノ
. iヽ:、: : :ヽ:.!:.: : : : : : : : :,: : : : :.:', l::::::::::l,.': : : : : : : :.:/: : : : : : : :.::::! : : /: : :,:':.〉
. l: : : :ー-: : !:.: : : : : : : : :ヽ : : : : V:::::::::;:': : : : : : :.:/: : : : : : : : : : : :!: ; ': :/: : :.}
_ ノ .:.:.:l { \、. . . :ヾヘ:.:.:.:.:.:.:`ヽ:.:.:.:.:.:/:.: /:./:/:
j j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ、、 ヘ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-、:. /:.:.:/:/::: すると彼女は、興味深げな顔で私の目を覗き込んだ。
. 〈 .:.}{ .:.:.{ } :ハ: )`ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
ノ .:.:.:.:.ヽハ {イ-ーjノ jソ j:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i、:.:!ソこ} } }/:/:::::::::
γイl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! rュ==ァイ:/ Y:.:./:.:ンl`ヽ/ ,ノ :.:/::::::::::: 「……ふむ、なるほど。
ノ小从 .:.:.:.Z、 イヾソ'′ ’/ /:./:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/
ハヽソ:.:ハネj} /イ : /:.:|!:.:.l いソ/:.:./::::::::::::/ 少なくとも、全くの贔屓目と言う事はなさそうだ」
( {{ V /// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/
/ //イi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ヘ::::::::::::/
/_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:l二二ヘ从ソ そう呟いて、口元に、あるかなしかの笑みを浮かべる。
`ヾ; ___ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
└彡::::: ´ /′ |:.l :.|!:.:.:.:.l三三ニニ=\
_ ハ ;;; イ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニニ= 「本来、我々は、君たちに許可を求める義務を有さない。
. . : :/ :∧ //i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニニ=
/: : / ://ハ、__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニニ= これは公安五課の有する、男性保護特例によるものだ」
/: : / /∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニニ=
. / /.:.:.:.:/:γ三ヾ、 ::://///// // .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニニ=
/ /.:.:.:.:/ ::{{:::}}: ////// / /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニニ=
.
- 398 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:53:03 ID:???0
-
γr==―――ー -
./:: : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=ー
/:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≧=ー
/:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≧=ー
,,イ::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _/
,ェェァ=≦::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≦、_
ァ行三ミ=ー::::::: : : : : : : : : : : : : :r ´ ̄ ̄ ̄ ̄
. /{爪彡ヾ<ニ=-:: : : : : : : : : : : : : :ヽ 「男性保護特例――国体、ひいては人類の存続に関わる事態に対し
,イ三ミリハソバ≧=ー::.. : : : : : : : :r 、: :ィ
.{心Jハ′i!川リ≦三≧::. : : : : r ´ \ 事後承諾で強権を奮う事を許された、公安五課の伝家の宝刀でしたね」
Zシ< |{ i仁ニ=ーr ´ ̄ ̄ ト ヽ
Zミヽノ≧===≦ト、 ィ、 / ≧=、_,....≧=ー
ヽ:三ハ)ミュ,ミヾミヽ ` `¨
} /イ≧=ー∨ハ ……嘗て起きた虐殺の後、
以' jシr==、 'v:八
仏{ / ノ ゞ= ∨:ハゞーz、 この日ノ本の地で罪びととして裁かれた者達の数は、
j!ミミヾ: E≧=ー ≧=ュ、
f三ミヾ:ゝ E三三≧=: : :ヽ. 実はそれほど多くはない。
|ヾ三≧:ハ E三三≧=: : : : \
{彡ハミゞ ヽ G三三≧=: : : : ノ . そもかの虐殺は、民主的な手続きにより成立した法であり、
{:イ/八ミ≧=ヽ E三三≧=;r ´
i}//ミ{ヽミ≧=ヾ F三≧=.´ それを罪に問うならば、残存人類の八割を超える数が、
{!/イニゝ:\二三ゝ ゝ、
i{ニ{ヾ>≧=ミュ、三i} \ 断頭台の露となっていただろう。
{il八 ゝヾミヾ≧=<ミヽ ヽ
Zミヽ三≧ュ、__ヾ \
}i}≧=ゝ三三ヾ___厂 ヽ 。
|{!三ミ、ヾハ ゝ三三ノリ i}
|}i三三ゝ仁Vハヾ≧=-< く
_r-------ヵ、_
// | ∧',
//, , ┌┴┐ ∧',
// . └┬┘ ∧ム だが、だからと言って裁かぬわけにはいかなかった。
. //,', | .∧;ム
/./, | .∧;ム 何しろ事は、人類史上最低最悪の愚行だ。
... /./,' | ∧iム
. /;/,' .r======ヵ .∧;;ム けじめをつけずにはいられなかったし、
. /l/,' i!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i! ∧i;ム
/;;/,' └===┘ .∧;;;ム なにより、虐殺に賛同した多くの人々は、
/;;// ∧;;;;ム
. /;;/マ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨∧ それを誰かの所為にせずには居られなかったのだ。
/;;;;ム─────────────∨∧
..仏ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニマ 当時の内閣は、全員議員辞職したが、その程度では収まりがつかない。
∨ r≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡7 /
. ∨ .∨ ,ィ<二二≧≦二二>、 ./ /
∨ .∨ _,/ ¥ ∨_ / /
. ∨ .ヾ>_、__二二二__, ィ<./ /
. ムニニニニニニニニニニニゝ
.
- 399 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:56:48 ID:???0
-
//:, : /: : :!: /// ヾヾi : : : : !: : i
/イ:/: :j : : :!: i':/ ヾヾ: : : : |ヾヾ! まず最初に、幾人かの急進的な女性優位論研究者が
. .イ !/:./i : : :! i'′ ,ィ 〈 _ ヾl: : : : |:.ヾヾ
l| !: :.:.! : : j: ! _,,ィ'" `゙ー .、,__ |: : : :.|:.: }: i 人類を破滅に導いたペテン師として吊るされた。
'l !: :.:!: : : !:!'''"´ ヾ、 :,ィ `~ |: : : :.|.!:. iリ
. '、V::l: : : :!i _ ` ′ |: : :i: |:.!:.j' 彼女達の大半は善良な研究者であり、
V|: : : |i__,,x=≡ミ ',x==、,,__, !: : :l.:|、i/
γ」: : : |!γ' `ヽ、 _ γ ヾ、| : : !:l‐《、 法的にも全くの潔白であったが、
{ !.!: : : |` 、 ノ´i ̄ 、 ノ'|: : :l:.l゙!i;j.!
. ゝ'|.: : .:| ` '' '' ´ '! ` '' '' ´ !: : :!:!,ノ;.リ二、 人々にとってそんな事はどうでも良い事だった。
. ⌒. `!: : : ! _ |: : :l:l:.:,:/,≠`
. i i |: : : | 、 ヾ. ̄.ノ′ ,.イ: : :l:!:.:,'ニ< 次に、執行の過程で問題行動があったとされる役人や、
. ! i |: : : | ` _イ:.;,|: : :l:!´
! ! | : l: l ` ト _ _ ' !  ̄ l: : :li 男性摘発の協力者達……。
. ! ! /´,〉 j.: .l: | ! >< .! !: : :i!
! i. ;′.{ ! : !: ! ! ! '.:. .:,′ その中には、マスコミによって武勇談を
r''" ー--、 ! j |: !: ! ,....l !. /: : .:,
ノ' ゝ、_ '!> l | : l: i //,..| |`ヽ/: : : ,' でっち上げられた被害者も多かったようだ。
′、 ヽ ∨ .l j.: .l:j/ {'{'´} 〉}'/: : :./
! `ヽ ゙、 ,} !-‐ 'i; : i! ! i ′ /i/: :.:./ !- 、
l ゙`ヽ ヽ }r"; } ヾ: ヽ { ゙、 //i: :.:/ .! ` 、
__
_ rェェニi_iェェェェェェェェェェェェェェェェ
;';';';'\/X\XXXXXXXXXXXXXX\---lニコ---lニコ-、
;';';';';';';'\ XX\XXXXXXXXXXXXXX\::::::::::::::::::::::::::i:::\
ニニニニニニコXXX\XXXXXXXXXXXXXX\===========ェ そして、日本においては醜悪なる殺戮に、
i1|i1|i1|i1| XXXXX\XXXXXXXXXXXXXX\ i._H__H_|_H_|
 ̄  ̄  ̄|========コ====================コH__H_|_H_| 卑小な蛇足を付け加えたにすぎぬこの乱痴気は、
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_|
H |i---|__l」__l」__l」_|====================.!.H__H_|_H_| 国外――殊に、既に完殺を成し遂げ、
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_|
H |i---|__l」__l」__l」_|====================.!.H__H_|_H_| 進歩的を名乗っていた幾つかの国においては、
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_|
-壬i: ̄|__l」__l」__l」_|====================.!:ヽ∧∧∧! 大きな内戦となり吹き荒れた。
i⌒Y⌒i|⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒iI::::||:::||::||:::|
|::::::::::::::i|:::::||::::::|::::::||::::::|::::::||::::::|::::::||::::::|::lli 三三illi三三 i: 公安警察に、第五課が新設されたのはその頃の事だ。
lli三三i lli三三i lli三三illi三三i lli三三i||----| ||----|::::::
||----| ||----| ||----| ||----|||----|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
- 400 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 19:58:19 ID:???0
-
. . ................:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:........... . . . . ............ . . . . . . . . . . . . . . . . ..:.:...... . . . . . . . . ...........
. . . . ...............:.:.:.:.:.:.:.:.:.:............. . . . .................... . . . . . .. . . . . . . . ....:.:.:.... . . . . .
. . . . ...............:.:.:.:.:.:.:.::............. . . . . ............. . . . . ...... . . . . . . . ........:.:.:....
. . . . ...... . . . . . . .... . . . . . . . . . ........... . . . . .
n . . . ....... . . . . ...... . . . . . ....................:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.............
|] p . _ . . . . . . ..........:.:.:.:.:.:::::::.:.:.:.:........ . .
}| {} ,! | . . . . .....:.:.:.:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:...... . 嵐は終わり、復興の時代が来た!
-‐‐‐‐‐:‐‐‐.:‐‐‐‐‐‐‐‐'ー'‐‐‐‐‐‐┴┴‐‐- 、,,_ . ....:.:.:.::::::.:.:.:.:. __,,.. --- ''"
_ [] .: .: ロ [| __ ロ `゙゙'''''ヾ、,, . ._,,. - ‐‐ ''"´ 政治家たちはそう嘯き、
::| .: .:: [] 卩 |::| ___ `゙'ヾ、___''_´_ _
.: :::. 口 冂 [] |::.|____ ,.---、、 |;:;:::| マスコミはそれに追従したが、
.: :::. ____ Π |::::;;| .ji || |;;::.:.;;;|:| |::;:::| ,.-、
.: :::.,.‐‐‐‐、. !:::::;! ____ _,----、 _ , |::..::;:::|.| j::.::.| |:;:::| 崩れ去った建物の下には、
___. |::;:;:;:;:|..| |.:.:.:| |::;;;:| _. | |:::;:;::;;|.| || || |.:.;::.:.:|:| ┌‐‐┐ |::.::|
r‐v'i |:::::;:;:;|.:| 「 ̄ ,. -‐‐‐‐‐‐-,._ ! i'i'i.| |:;:::;:;:;|:| || || |.:.:.:::::|.| [ ̄ ̄ ̄] ┌─┐ 怨霊達が潜んでいた。
|:::::|.l iヽiヽ r; |::::;:::;;|:.| l,. -‐‐‐‐‐‐-v´i !| |.l| |::;:::::;;|.| ┌-----┐ r‐‐‐
|:.:.:| | ! ll !.| !|:.:.:;::::|..| |::::::;::;:;:;:;:;;;;;;;;|::..! ll |:!l |:.:;:::;:;|:| ┌┴‐‐‐─┴┐ |`r‐‐
|....:| | ! i! !.| l|;;;;;;;;;;|..|_ |::::::::;::;:;:;:;:;;;;;;|:...! .!l|:lr';;;;;;;;;;;;ト1 └‐─‐‐‐─‐┘ | :|;;;;;
. ̄.´l ! | i.| ̄ ̄ ̄! l_ |:::::::::;::;:;:;:;:;:;;;|:.:.! ,!,| | ̄ ̄ ̄´!_ | .|;;:;:
 ̄ ̄ ____|___! ̄i |::::;:;::::::::::::;:::::|:...! [ ̄ ̄ ̄ ̄] | :|:;;:;
|:;:::::::::::::::;:;::::|./ |:::;:::;::::::;:;:;::;;::|:::.!  ̄ ̄ ̄ ̄ |. |;:::;
 ̄ ̄ ̄ ̄´ |:;:::;::;:;;:;:::::;;:;;;|::::! |: |;;:::
|;:;::::::::;;:;:::::;;;;;|..::! |; |;::::
_ _
,..:'.:.:.:.:.:. :ヽ、 そもそもの話として、虐殺と単性生殖技術の失敗に、
/;;;:;:.r─‐-、jlノ\
|;;;;:;:;{ ,,_ `ヾN 女性優位論は全く関係がない。
l;;r、/ rェテ rz< リ
r‐j uj. , _j 「 虐殺は、政治家とマスコミの腐敗と民主主義の失敗、
〉フ^8、 ' r -, /
二二二 二_ _,, ィ´/ \ `´ / つまり、衆愚政治の結果として起こった事であり、
, r‐'"´ / lト、 丁´
/⌒ヽ. / ハ \__/| ト、 その責任は大衆に帰するモノだ。
,! ゙、 \ / ', O ト、! \
| ', 〈 , l ヽ l! 女性優位論は、扇動者達の道具として
| ゙i/ ゙、. ゙、 / 〉| l
| !リ ゙、 V / ! | ,/ 祭り上げられたにすぎず、
| l! \ l / ,! | /
.! } \!/ ,' | /i むしろ、真面目な論者の中には、
! | | / │ ,/.::|
| ! ! | / | /.:.::l| シドニー宣言に反対していた者も数多い。
| ! / |,イ | /:.:.::::||
ト、 V / l |/.:.::::::::|;!
/ ト、 \ / l !:.:.::::::::|;;|
′/ \ \ /| | 」:.:.:::::::|;;;|
.
- 401 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:01:00 ID:???0
-
| |
| |
| ,. -===‐-.、 | 真面目な活動家たちにとってもそれは同じだった。
| ,ィ" ミx、 |
|/ ゙ミx、| 大衆の暴走とそれを煽るマスコミ、政治家に担ぎ上げられ、
/ 冫、`、 `、 il |
,; 彳 ,-‐7ヘ |^ー`、 ハ, l| | 奈落に向かって走る神輿の上に乗せられて、
. ノ' | ; |c泛 ヾ! 苳ぅ,| / l| |
. i}ァ l。 ̄ ′  ̄゜ノ'| A i! | 最後にはそこに投げ捨てられた。
. |/ ! ャ==、 ゜ l!〈 i\゙ 、_ ,
/'lrヘ\ ∨_/ ..イ,; `、! | ̄ 全ては、女性優位論とは全く別の場所で決まり、
――――======′ )ノ゙ ー‐、"´ .| k.、 +―――
_}==ニヘ、 〉 自分達は当のその扇動者達に、
_彡" ー- ミx、_〉
〃" ̄ 厶^ー―― ' "⌒`ヽ 責任だけを押し付けられた。
...三三三三三三三| マムVハミ=- \===
| ク'⌒_...... 〉
,ソ ..::::/ i|i ::::::::::::::::::l|l (い
/ :::/ i|i ::::::::::::::::| {`゙ - 、
/ ,,;: i|i ::::::::::::::::| | i
〈{二二二===- 、_:::::::::::::汽__| ( il
; r  ̄ ̄ ー―-三二二二二)> ){
i ノリ | ム 笊_廴 )
| / | { 刈ノ
| / | | / 彳
| ヾ | /ノ‐'
|_ ノ
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三三
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ また、扇動された側にも恨みは残った。 ┃
┃ そもそも、虐殺を徹底した国家は、後進国が多い .┃
┃ 女性の地位が低い時代が長く続き、 ┃
┃ 男性人口が低下して尚、頭を抑えられていた女達が、 .┃
┃ 外圧でその頸木を脱し、その勢いのままに燃え盛った .┃
┃ ――その結果が、男性完殺。 ┃
┃ 対して、女性優位論を齎した先進国には、 .┃
┃ 議決に反して良心に従い、男達を守る者が多く現れた。 .┃
┃ その結果、音頭を取った国に多くの男子が残り、 ┃
┃ 従った国からは居なくなるという捩じれが生まれる。 .┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
- 402 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:03:31 ID:???0
-
-‐  ̄ ̄_ 、
-――‐- 、 / ̄ヽ´ / \ ヽ、
/ / へ__「 ̄`ーへ----ヘ | ヽ
/ __ ヽ、 / / | ヽ ヽ、 | | ',
/ /´___`ヾ、 | / / | | l l | | i
__ / r'´, 、 、、\゙'.| ! l ! | | l l | | |
__ ⌒ヽ,r '´ ` 〈 /´ ,--、/ ヽ r‐!‐、`l | ! l l ! | | l _L.-! ! |
∠/‐O‐/<ヽ/二二ヽ V / / l!_| |N__|_ l l | ! lT''‐L'、 |_|/イ_/! /! ! l |
Lr''´/ ̄`ヽ /l、、ヽ___| | トl/Vイ 。 l! 。 |l l | ! l !/l。:| ヽ/ /|。::ヽ、| | | |
////|! |_|_l 、 ! ト、 ´,-、| l ヽ \`| |ー, ー‐' l | VヽN| l:: l ! !::::::ノ/ | | | |
!l l´!l ヽヽ | |N |゚' ゚‐''| |)、、 \ 」 l、 --┐ / | | |ヽ""丶--┐"""' | | | |
r―-、l ゚ ゚ ;// lr‐ヽフ | | ヽー‐、.!、_,\`ー' _,../__/ ', | | ト、 ヽ_ノ . イ ∧/Vヽ|
`(ヽ ヽト- //, (´ ト‐/ / / | l | l`´r| ∧. ! ! ∧ >- . _ イ´ l /::/:::/ヽ、_
!`ヽ \/// ヽ !/ イ レ' / / / />´/_ / ヽ.|∧/Vヽ|_...,--、__| /|/::://::::::::::::`::....、
!/_\ `´ /\ \| /― / //i´ i´―‐ン゙ /´`ヽr‐、 /::(、 ` `ヽ::::/:::::::::::::::::::::::::::::::\
/`/♀lr`ー‐´ / \ \ / / //| ! | / r' <ヽ | |/|::::::l´ |V:::::::::::::::::::::::::::::/´`ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 尚、臭いものに蓋をした結果、女性の無意識には男性蔑視の風潮が根強く残り、 ┃
┃ それによって生まれた社会不適合者達が、嘗ての扇動政治家の文言を拠り所に .┃
┃ 政治勢力化した果てにあるモノが、今日のフェミナチ区なのだが、閑話休題。 ┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_ _
,..:'.:.:.:.:.:. :ヽ、
/;;;:;:.r─‐-、jlノ\
|;;;;:;:;{ ,,_ `ヾN 斯くして、先進国のマスコミや扇動政治家達にはしごを外され、
l;;r、/ rェテ rz< リ
r‐j uj. , _j 「 生贄とされた者達の中に、強い怒りとが恨みが生まれた。
〉フ^8、 ' r -, /
二二二 二_ _,, ィ´/ \ `´ / そして、それをぶつけられたのが生き残った男性達だ。
, r‐'"´ / lト、 丁´
/⌒ヽ. / ハ \__/| ト、 より正確に言えば、
,! ゙、 \ / ', O ト、! \
| ', 〈 , l ヽ l! 『彼等の敵に最も多くのダメージを与える手段』
| ゙i/ ゙、. ゙、 / 〉| l
| !リ ゙、 V / ! | として、攻撃の対象になったのは、だが。
| l! \ l / ,! |
.! } \!/ ,' | /i
! | | / │ ,/.::|
| ! ! | / | /.:.::l|
.
- 403 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:05:23 ID:???0
-
_
r‐「::|
」:::|:::| 蓋をされた者達の怒りが噴き出した
/|:::|:::|`L_
,|:|:::|:::|、 `ー┬―-、_/l fi 虐殺から続く対テロ戦争の時代、
,ィ=《|:|:::|:::片ェ爿ーく_,-、 └‐-、_」|、
》≦|:|:::|:::|:r、::r:|:::::|:|:.r、_《_r:ァ√| ∧ ,|ッ个ャ=ュ、 多くの国の自治区転落を
||=|:|:::|:::| | |::| |:::::|:|:.| r┐|:.|:|::::| |::| |::|:::|:::ト、《
/||==|:|:::|:::|::|_|::|_ト、 |:|:.|_|:.:}_|:.|:|::::|_|::|_l :|:::|:::| /' 決定づけたこの時代に、
' 《彡'|:|:::|:r====|/、| === :|::::|====ョ:|:.:|《_
ヾミ|:|:::|:::| r、::r、|:::::|:|::r、:::r、::|:|::::|r、::r、::|:::|:::|/ レ' 人類護持の刃として
||_|:|:::|:::| | |::| ||:::::|:|::| |:::| |::|:|::::|| |::| |::|:::|:::|∨
|「|:|:::|:::|:.|_|::|_||:::::|:|::|_|:::|_|::|:|::::||_|::|_| :|:::|:::|《 公安第五課は生まれた……。
/ァ|:|:::|::r====|:::::| === :|::::|====ョ::|:::|]|
巛_|:|:::|:::|:r、 :r、:|:::::|:|::r、:::r、::|:|::::|:r、:::r、::|::|:::|||
||-|:|:::|:《::| | :| |:|:::::|:|::| |:::| |::|:|::::|:| |:::| | :|::|:::||
《 |:|:::|:::|::|_| :|_|:|:::::|:|::|_|:::|_|::|:|::::|:|_|:::|_|:::|::|:::|`>、
| |:|:::|:r====|:::::| === ,|::::|====ョ:|:::| | \
|:|:::|:::| r、 :r、::|:::::|:|::r、:::r、::|:|::::|::r、 :r、::|:::|:::| /
|:|:::|:::|::| | :| |::|:::::|:|::| |:::| |::|:|::::|::| | :| l :|:::|:::|
|:|:::|:::l :|_| :|_|::|:::::|:|::|_|:::|_|::|:|::::|::|_| :|_|:::|:::|:::|
|:|:::l:r ====|:::::|:L_________|____________
|:|:::|:::|::r、:::r、 :|:::::/;';';';';';';';';';';___;';';';';';';';';';';';';';';';';';___;';';';';';';';';';';';';';';';';';'
_______ |:|:::|:::l :| |:::| | :|::/;';';';';';';';';';';∧;';';';/;';';';';';';';';';';';';';';';';∧;';';';/;';';';';';';';';';';';';';';';';/
';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'\ |:|:::|:::| :|_|:::|_| :/;';';';';';';';';';';';'|「||エ/;';';';';';';';';';';';';';';';';' |「||エ/;';';';';';';';';';';';';';';';';' ||
';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';\ |:|:::|r====/;';';';';';';';';';';';';' ||」|/;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';||」|/;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';||
r' i!. /:::::::::. //.l / l i }
.l , i |.W、|,、r'`` ソ`¨`'' ー-/,r/l .、 、〈
.И N i, l''¨´゙::::::::::::::. '´\.l ./ .i i }゙ヽ
{ i!、ヾ、::::::::-ー''ヽ:::::. 彡F=-ミ、 ムィ ., | ハ/
l N 、 |:::`之 ̄てうユ:::::::,. 、 ' £ユ `ゝ / /|/!/ 実行力として、抑止力として、
゙.i `ゝ、 |\|::::::::` ̄´:::::::::::'´ .`¨ ` ̄´・ 彡/ .ト, l
/´ i | ゙ \::::::::::::::::::::::::::: i:.. // l .i l 正当な怒りも、不埒な恨みも、
/ { .| i、.\`::::::::::::::::: !::. // l ! l
/ ヘ .| ゝ\!\::::::::::: ^:::` ´〃/ .lノ. l その一切合切を纏めて受け止め、
i' `| \ヾ!ヽ::::: _,,,,,_ "´,| l l
.{ i | \!::::::::::: 、_∠r-ュ匚U ̄|ヽ、 _, /|. .l l 斬り捨てる絶対の盾にして断罪の刃。
} l .| 'i ::::::: /ヽ.,イ'i .iヘ'´~ / | .l .!
,i l | |\::::/ヽ// i .i ヘ .イ | .l ヘ それが許され、望まれた組織として……。
,i .l | l. /ヽ/ / i__□__i ヘ / .,l j .l ヘ
./ l .| !イヽ/ / '´ ``.ヘ '´ ,l i' .i..l ヘ
ーム ! ,| r' ´ )イ ./' ,、r - ー - 、 .`ヘ ,l j' .l .l .\
:::::::::::\_ _,、r'´::| ` ーi' ./{ / _. ヽ ト、,l i l l \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::| |,r'. | .i' γ´:::::::`ヽ i. .| ヽ!. .l l \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::! ,、r' | l i::::::::::::::::::i. l. | `ヽ、l .l \
::::::::::::::::::::::::::::::::::l r' .| .!, 又_:::::::_ノ .j | ., i ! \
::::::::::::::::::::::::::::::::::! i' ゝ ヽ  ̄ ノ / } l`:ヽ、 .\
::::::::::::::::::::::::::::::::::l i \ .ゝ- ー - ´ / j' .l::::::::::ヽ、
.
- 404 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:07:35 ID:???0
-
/:/ -  ̄ ハ ` ‐ 、ヽ !,
Y .// / / |:i \、 i. . そして、それは今でも同じはずなのに……。
/ー-、/、_ :/ ', i i,.ヘ ', ヽ:i|
r―´ ´ / i /: ト 、 i:ヘ
ノ ヘ | ,.ィ i `ー 、 i 「……だが正直なところを言えば、
i ,.イ / ハi,|//| i `
/ i ハ i / i|`ー- | 我々は今回どう動くべきなのか、それを決めかねているのだ」
'i i ハ ト! ィ:ハ i ハ ノイ / i
ハ/| |iL__V`'くハハ |イハ :i
/ V\ト卞乏`ミヾ` ー-=≠―| ./ その中でも責任ある立場であろう彼女が、
/ | :ト、ゞ、:.:.:´彡 i えzゥ‐ラ/:/ /
/ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/イi イ / . このような迷いを漏らし、子供に意見を求めるとは、
- ´ / :/ | i :ヘヾ、;,/ /イ//イ |ハ
/ /,.イ :/ :||;ヘ=:{ _`´_ /イ|i | i 現状はどれだけ混迷していると言うのだろうか?
/ .:ノ´./:/ |:|:i,:\{ `ー- ` ,.イ: `| i | i
/_ -/ // /:|:i:',: \ ` ,. イi;:/:. | l ト、 思考を巡らす私に、彼女はこう続けた。
ニ -/ :/´ :/ \:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:/ /´ / `! / ヽ | i:l ヘ
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::| 「単刀直入に聞こう。君は今、何が起きていると考えている?」
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::> そんな奇妙な問いかけに、護衛達は僅かな困惑を覗かせ、
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル 知事は、止めるべきか止めざるべきか悩んでいる態。
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶 上位者達は、私に関する何らかの情報を共有し、
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ 部下たちはそれを知らないと言った所だろうが……。
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八| 私はちらりと、顔見知りの医師へと視線を向ける。
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
.
- 405 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:10:31 ID:???0
-
_--――- _
jニニニニニニニ>、
<ニニニニニニニニニヽ
/': :.`<ニニニニニニニニ{ 彼女はただ超然と、その場をあった。
/:/: :': : : ': :`:,<二二二二>'"、
ヽ/: /: : :/: : ,イ:l: : : ̄i、 ̄:!: : : :.': ヽ 好奇以外の情を覗かせる事無く、
〉:.': : :.': : /_:l: : : : l: V: :i : : : : ': :{
,'l: :!: : :.!: :/‐-、: !: : : :l: :.V: l: : : : : ; :.\ ただ、ただ、知事の傍らで、私の事を観察している。
/ヽ:l: : :.l: ;代ツ`: !: : : l:_; :V:.!: : : : : ; : .ノ
/ .! l\: l: l: : : : : : :l: : :.!、ツl: l: : : :.l: :/ やはりこの騒ぎの火元は彼女なのだろうか?
, l .l .!. Tー、: : : : : :,:l: : l: : : l: !: : : / '
, .l | l .|ト .\ヽ: : _: !: :!: :イ: :l :/ i ! , ……ふむと頷き、口を開く。
, , .! !, l! \ヽ: :_:ヽ:.! :.!: イ ,! !,
'/. l !.l l l .l ´; '.,l j / ハ.l , ,
' .l l ',ハ l.ノ,へ__j⌒ー`ィヽ! , / 'l ,
; _ ...-,:ィハ .!::::::::::::::::l:::::///:; /:::ヽ ! , '
,./:::::::///::::, !:::::::::::::::::::///:/ .,:':::::::::l l, , ,
,::::::::///__l .!___///{/ ./:::::::::::::! l', ,ー、
::::::::j/、乂 .! !{ }./ /ノ//./ /:::::::::::::::l } ! , マヽ ,.‐- ._
,:::::::////\ } l ,. イ///// /:::::::::::::::::; , j , マヘl ._//\
,::::::::!//////,'/////////, ./:::::::::::::::::/ /.ノ , マ ヽ/! \//}
,:::::::::l//////イ////////,{ /::::::::::/::::/ ノイ , ヽ. },l Vノ
;::::::::::l/////'//////////:::::::::/:::::/ l l. V l
/:::::::::::!//////////////!:::::/:::::::::;' l l V!
ノ::::::::::::::!'/////////////::イ::::::::::::::;: l! l ! i '
j:::::ヽ:::::::::;l'////////////:::::::::::::::::::::/.l l! ! ! ! l
/:::::::::::::::::/.}//////////::::::::::::::ヽ:::::} l .|! .!.! l !', :
/::::::::::::::::::::;、.l'//////,/:::::::::::::::/:::::::::/ .! .!| .l .i. ! l , .i
,.::::::::::::::::::::::::; j'/////:::::::::::::::::::;:::::::::;イ、 .! !! リ ト、l ハ .l、 .|
,.:::::::::::::::::::::::::;イ .l'///::::::::::::::::::::::::;::::::;:'//∧ ,.-/ ̄⌒` 、.! !' ',l ヽ .l
. /:::::::::::::::::::::::;:' ,ィ//::::::::::::::::::::::::::::::!::;イ'////ハ/ / .i fr .\人 ノ .}.ノ
,..:::::::::::::::::::_f⌒ヽー--、:::::::::::::::::::::::::::::::;:イ//////!__{.__l__.ノノ\ \ ,ノ〃
,←‐‐‐‐‐‐‐{ _ ←‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
,←‐‐‐‐‐‐‐‐‐\ _ ←‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ >=-- ‐‐=‐‐ --=<‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「クラウディウス博士の研究に何らかの進展があり、
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐_ 。z≦
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦} その内容の一部が流出した。もしくは……」
、‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}
`> ___‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}
′  ̄ ̄} ̄¨¨¨ _ ‐==ァ¨¨¨ ̄ ̄...............>=‐i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} 韜晦すると言う考えは、初めから無かった。
/ ∧........マニ=‐__ ¨_........................................⌒ヽi:i:i_=ニ ⌒ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:}
`{.........\ ヽ__fうア 〃.........................}′ }i:=‐ ~丶}:i:i:i:i:i:i:} そもそもそれでこの場を乗り切れたとしても、
,.................`ミ¨¨´......................./⌒ ⌒7 }:i:i:i:i:i:i:}
\ ‐‐= 、 /........................................., ¨゛ / }i:i:i:i:i:i:} 例の企画を立ち上げれば、高確率で露見する事だ。
〉′ ノ .:../´ ̄¨¨¨ ‐-‐ _/ r /i:i:i:‐=イ
_/ / { } / { イi:-i:‐i=∧ 吹聴する気はなかったが、特段隠すべき事でもない。
i} / ` ‐-- イ } レ‐=¨¨´ ‘,
/ }:_:_:ノ / } ‘, 勿論、私を取り巻くファンタジーは兎も角、だが。
,′ `ー= __ ‘,
〈ニ=‐ ― ' `丶 ,∧
/ `{::.:...... } ノ _ 。z≦ \
イ {.........., イ _ 。z≦
{.........′ _ 。z≦il/_ 。z≦
.
- 406 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 20:11:22 ID:D2QEdSao0
- これまたメンドクサイ状況に
- 407 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:12:59 ID:???0
-
r--zzz--、
,.ィ zz 77 |l| ∧
/ /∧ . . .---- |l| ∧
/ _////>:  ̄ ̄ ̄`∨__ (,} ∧
/ ,.イ//: : : {: : : : : : : :、: ∨ { 、∧
, ' 7 / /: : : : : :.:|: 、: : : : : : :ヽ:∨ 、 } | 「篠ノ之博士が何かやらかした。隣国で大規模な政変が起きた。
/ / / /: : : : :.:.|: |: |: : 、: : : : : :.':,:、 `¨´ '
{ ー ´ /: : : : : :/|: {: l、: :{:\:_: 、:∨ー:.:r< ……可能性として有り得るのはそんなところでしょうか?」
\__,..イ: /: : : /:|,|-マ∨: :∧、:.\: `Y、: l: :|: :ム
/イ: ':|: : : |イ:| {:l ∨: :∧\}\:.|:|: : ': :!: : :.',
/' ':/: |: : : |: |:{ ` \_{ r==、|: / : |: : : : .
/:;: : {: : : :Y,ィニチ ⊂⊃: : :.|: : : : :. 一番高いと思われる可能性から三つを上げる。
,: :{ : ∧: : : :、⊂⊃ /:イ: : :/: : ,ィ : l
{: :|: /: : 、: : : \ ,. -―v ' ムイ: : / j!: ム_,. 二つ目はそれがフェミナチが動く理由になるとは考えにくい、
|:./イ:r、: : : 「ヽ : ミ 乂:.:.:.:.ノ ,ィ:r 、: :/ /:/, ' 〉
| /:〈\\:.∧ Y^}:> こ イ: : :| }:/ {,' / / 三つ目であれば、保護対象は私だけにはならない。
/: : :\\ ー' , ∨ ̄| ` ¨´ !: :./| ' `ヽ/:_,.. -ァ
/: : :__r-ヽ/ / ヽ | ' /: ノ { 、\ _,..イ´ 今ここにいる面子を考えても、一番目が一番確度が高いと判断した。
,: : : :ー-- 、 ' { |l|--、 /:イ=、| ノ / ∧: .
/: : : / \ j ト、 /: ノ l∧ イ〉,' ヽ: .
,:': : /', r---r-≧---、| | {: ノ| ∧ }__{_/___ }: :、
/: : :.{ ∧ l| l| | {: { ! / | | r'-、∧: ヽ
. /: : : : : 、 {ー' | l| \ Y:.j ,' | | |_} \: \
//__/_/ / | ヽ \\ ',
r┴' / / `∧ ! /^\< ̄ヾヘ
// / / ,、∨,、 \ヽ \\ 「……なるほど、順当な答えだ。
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ\ ヽ ヽ
r' / ,' / /l /´`"゙`´ ', ! 、 ', ヽ\} 現状は、君の想定した二番目に当たる。
| { l リ ,' 从 リ | 〉 } } リ
/レヘ |\トヘ匕L.._,. 、__/厶∠L/ l lイL 国営放送の科学番組に出演した篠ノ之束博士が、
,ィ ´ / ∧ト、ゝ弋‐辷テミ、 ,ィ辷テァ//|,.イ ヽ\ー- 、
/ /-ー彡'´|l lヘミi` ̄彡 | ヽ ` ̄´/ // ! ` ‐- \`ヽ \ 幾つかの無視できない発言をしたのだ」
_,.〉<´ // |l トゝミ彡'7 | //,' |ヽ `¨ ー- ヽ
.´ // |l |ヘ三彡゙ ┘' ,.フ / l \ `¨>ー 、
. ,'/ | ', ヽ.l`マ{ ゞ二.Tミ、/l l | ヽ 〉 ',
/ /| l l| \ |ヽ|´ | l l| ',. / l
. ,' ,' | l l| ` ー'|ヽl | l l ト、 | / !
/__ / | l | \ ゞ'゙ | l l | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ` ´ ィ三ミ:! l l | / / /
\ ノ l |三i ゞミ三| l l | / / /
- 408 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:15:51 ID:???0
-
┌────────────────────────────────────────────┐
│ __ │
│ ,. -'"´ ̄  ̄`ー 、 │
│ / `ヽ │
│ / -―- -―- ヽ、 │
│ ,′ __ _ ヽ │
│ i ん:じj f:じ::j | .│
│ ,' 弋゚zノ 弋゚zノ | 「曰く、ISの民生転用に関する一切は、“パパさん”に任せた。 .│
│ i⊂つ ⊂つ / │
│ ゝ ( ) / 彼は専門分野こそ違えど、自分と同等以上の天才であると……」 .│
│ ` 、 `ー-'´`ー- ′ _,.イ │
│ > 、 __ ャ< .│
│ ,ゝ ̄ `ー─┴- 〉 │
│ / ゙ 、 _ /` 、 │
│ / ,,. ー' ヽ │
│ // \ 、 ∧ │
│ i' } V ハ │
│ | i } │
└────────────────────────────────────────────┘
___
,. -'"´ `ー 、
/ 、 ヽ、 「……はあ?」
,.' ー'  ̄ヽ ヽ、
/ .;'⌒ヽ 、ィ=ミ、、 ヽ、
./ .l:l ,リ. |:| ,リ ノヽ ヽ バラライカさんの言葉を聞いた私の中に、
/ . ゙'‐‐'" ゞ_彡' ! ) i
/.__ ( ) __ `´ l まず生じたモノは強い当惑だった。
(__) `ー-r'´`jー--‐'′ (__) /
i | / | /
ヽ、 `ー――'′ /
ヽ、_ /
`i ヽ
.
- 409 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:19:10 ID:???0
-
r----x
{!/ `゚∨
,ィ≦二二二ニヽ、 ヽ-´ヽ-Y なるほど、彼女が
i! i <二 ̄ ̄冫ヽ、 _ ......... _ヽzzzzソ
` <___k, ヽ,<>≦≧xi :/ “男子児童に自分の発明の運用を任せた”
,ゝ´> ´ i ` <ヽ
./>´ :! i ! ` ヽ となれば、それは大きなスキャンダルだ。
/ / !ヽiヽiヽ {ヽ、、ヽ ヽ
/ / i>代、 i>テュヽヽ、ヽ、 ヽ. . フェミナチの中には、篠ノ之束の天才を、
/ ! ヘ≦二ヽ、 { 芹気`iヽ!ヾ、ヽ ∨
//! ト`《 k少 ` `¨´ / 冫 ヽ≧メ=- アインシュタイン博士と言った偉大なる男性科学者達に
´ { /i!、ヽ´ ノ '''//7 〉!、
!/ i! i>ヽ 、__,ノ ´>/ // i! ヽ 優越するモノと喧伝する勢力もあるようだし、
/ /`゙ ̄丶、 ,ィ / /´ ` ヽ
イ / i! i!  ̄≧T ´/ ! f/i i ヽ その言が真実であれば、奇跡の二十六人の裏に
/i / __ i i!rメ´ ̄ ! i// .ヽi ____ ヽ
´ iノィ´ ヽソ ! ヽ/´ _トノィ´ ̄ ヽ、`ヽ ヽ. 私や博士の暗躍があると考える者も出るだろう。
,、>イ´ /__i,,/ ィ´ィ':/ソi `<iz ヽ
ヽ ヽ、 ,/' ´ / :i i}! `ヽ、 ヽ フェミナチや五課が即座に動いたのは、当然の話である。
//ヽ >´i , / :iトソ ィ彡二ソヽiヽ ヽ
// ィ´ヾzzzx、.:/ __,xzzイzx、:i!《k、 // /∨ヽ ヽiヽ
,ゝ、/ /o / `y ´ /o / ヽi!k,ヽ____/ィ/ ∨i/}/i'
/ i{ ゝ< ' ゝ< ヾi! ヽ/ゝヽ ∨
/ ゝ :. , / ヽ [
i! { ヽ、 .::::. ノ / ヽ :[
ヽ ヽ ≧z ´ ` ー---‐ < / ヽ [
_______ ____
l l | i そして、あの混乱ぶりも理解できる……のだが、
.l l | i
.l l ○、 | i 束さんの無軌道は、最短距離を選ぶ志向と、
(三}_____{三} 〉 〉 .-ー-| i
l l l l .rーーー、γ⌒ヽ'≡≡ f ..!mn----nm r==、 他者の感情への無理解・無頓着によるものだ。
_______ /.l l / / iノノ ゞ i ’Дf . .i弋 Д/ /γ ̄ ̄` i ゜Д゜j
f jjjjjjjjjjj/ ,l l f ̄ ̄ヽ/ / r t ‘ャ‘jー、 ノi Д j ( ノ ( ノノ人ヽ i\∨ \
jjjq゚А゚jj. /...l ゝjー=,二ニ= i i__ i .i_ヾ_ ヽ_i い、‘o‘丿ヽ i \ i\\
γ(三} 〈 Y ヾ ̄ ̄ji ┌∪ー----ー∪ー∪---∪-------ニニ∪ニ∪-ーー∪ー-ー∪┐
∨ / .`. ..i ヾて i | l
t i | l
.
- 410 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:22:41 ID:???0
-
| .___/
| / : : : |二]:
.ィ=ミzzzz_ __ _.. -<> 、 l ∨: : /二]:
___ __________.{ }三=|三| / | rイヽ \´ \ |_二二二_|:_ ISの軍事転用で、一度轍を踏み学習した彼女が、
三三=.ハ-'-|三三三三三三三∧ーイ三r‐r≦三|zzzィ }、{.rァ}ヾ{ヾヾ{ _|: |: : : | .l:
=====.イ、-リ三三三三三三三三\―|  ̄ ̄ ̄ _/ニ}ハ'、`^.l ̄ ̄!./!/ィ≦フ':><|: 同じ過ちを犯すとは考え辛い。
.〉-`7777777777777777777777|__./77|三.ノ込¨_/ ̄ ̄|/:|仁/_: /: : :l:_
∨/|=//ニ//∧三=//|三/::::::::V三三/三三|ヾイ\___!: :lト/: : : |: : : : : :: となれば、今回の事には何らかの明確な意図と
 ̄|zzzzzzzz ∨/| ̄: ̄: ̄: ̄|---'------f__!___ /: :|∧:_:_/: : : : : : :
|/ \三三|\!: ┌――‐┘: : : : : : : : : : : : : : : :∨| : |: : : :|<: : : : : : シナリオがあると思われるのだが、
/\  ̄ ̄ .|z:z|z:z:z:z:z:z:z:z:z: 、:_:_:_:_:_r|: : _: : :>---.<: : |>、:_:_:
/: : : : :\__ {ニニヲ}}》: : : ̄:>..、: : : : : ://--| |:_:_| |_:_:_:_:_:_\〉 ∨: 正直、それが判らなかった。
/: : : : : : : : : :| ゞ=}ノ>zz<|::::::::|:_: ≧=-'、_:_//:_://: : : : : : : : | .∨
./ : : : : : : : : : : : |_ /: : : :|ニ/|_:/: :|:_:/: : : ||: :|: :7:777/7777T ∨
/: : : /:: : : : : :/: : |: \ |: : : : : : : : lz|: : : |: : : ̄ : |_/:/:////////|: | .
〉: /: : : : : : :./: : : |\/‐.|: : : : : : : ∧∨: :.|>---<:/:///////// : |
\/\: : : : : : : : :.|: : | l : : : : : : : :∧ヘ/: : : : : : : :>.、//////: : :.|
〉 : :_:_:_:_:_:_|: : |_|:_:_:_:_:_:_:_:_: /: : : : : : : : : : : : :|///// : : : |
|: : \: : : : : : : /: : : : : |: :\ : |_ : : : : : : : : : : : : [/////: : : :/
∨: : :|: : : : : : :|: : : : : :.| : : : \: \:_:_: : : : : : : : : ト、//: : : :/
∨、 |: : : : : : :|: : : : : :.|: : : : : : : : : \\:------'\\: : /
.*
.+ 。 キリッ!
.____ .+ 。 *
./\ / \
.+ 。.../ 〓 〓 \ .+ 。 計画を円滑に進める為に、元より有名な私を持ち上げる。
. |⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
. ヽ /...+ .。 ――それ自体は理解できなくもないが、それは同時に、
/ \
/ ,、 .l> ,> 未だ小児である私を計画の急所として晒す事でもある。
\ リ l <
<_/ ト-' 多少の暴力であれば切り抜ける自信があったが、
i l
l 、__. l 今後想像される対立者たちは、そう言った手を取らないだろう。
l ∧ l
. l / l. l そして、男児の私は行動を極度に制限され、人脈もゼロに等しい。
,、-'"l /' ̄l l'-、
/ (__ノ ゙'-、,_) \ 現状、謀略に対抗する手段はなにも持ってはいない。
/ i
l /
゙'-、, _______ ,、 - '"
.
- 411 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:25:28 ID:???0
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,.-zz--、 r-zzzz-、
/ /_/∧ ____ | { ……となれば考えられるのは陽動だろうか?
/ / ////∧´: :._: : `|__ 0 __|
/ / / ,.∨//>―――-:| | | ! 周囲の目を私に向けさせて、
/ー' /,.-ィァ_: : : : : : : : : : : :.:.| |__j |:ヽ
`二´' ,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂___ノ-、}_ その影で何かをしようと目論んでいる?
/´ , < : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--、 `丶、
__、_ ,..ィ: : ,: U: /: :/ |: : :.∧:!マ:.∨: ∨}:>、 \
/ '  ̄7 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :| |ト、マ:.∨: ',: : : | : T ー、 }__
. / / / ': ,: !: Yrtォ=ミ \:」 ':::::.{:_」\|: : : |: : |:\ r===イ-r--=l
---、__/ {/:/|: : :|弋)ソ:::::::::::::::::::::::::::::::/:u:/: |、: :,:.、: :| | [ニ!
/ , /:{/_从:八:::: , :::::::::::::::::::::/: : :∧:_|: \: . ! }-- ' テンサイナノハ ホントダシ……。
, , /:,/ 〈l \}:.:::::::::::::::::::::::::::u::/イ: :/:/||l〉`ヽ: : T¨¨´「、
/ }'´ ̄ 〈l ||',: :ム、 __ ::::::::::: ,.ムイ:./ ||l〉 \:_:、| \:.
,: |/`ヽ 〈l ||∨: :| >` ` :::::イ | |: : /__/'l〉 l| | マム 「高く評価してもらって嬉しいけどさ、
/ 八//∧ 〈l ー=l : | |ヽ`¨ r― | |: /__/フ ,ィ| :. マ :.
{ / ∨//} > |: , | | l: {ー r' //{| {\ , : . 正直、過大評価だよ。
| ' }// | _,.' 〈: {/ l::/ `|: 〉 マ //// | マ//、: :..
| ,..ィ--'、__/ { ̄\|: :〉 ' /{:.ハ _}. |/// : |///\} 普通の男児が人雇うなんて無理だし、
乂_,.イ: :///////∧ { { 乂}\_.:l:..._/-乂:}|| ; \W{l\ 、 }/////\
/: /∨//// /\l|{: :ノ , ̄、 {: ノ|| /、 \ ,/////// 会う機会も作り辛いってだけだからね?」
'//// \// | ̄ /: {--=≦---≧、__〉:{'.イ } `ヽ、イ `ヽ、///
/////: :/ / {: :ノ\ <{ニ!ニ|>´ {: :.} \ \ \/
【匿名のフェミナチ情報提供者@情報料はIS民生化事業に寄付】
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
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_ .ノ`ヽ __
/ヾ :i! :j }`ヽ、
〉`ヽY∨ /≠≦}
〈二ニ=-vx=ニ二三〉
///; |:.Vヘ\`ヾ} 「ふむん、どうやら君にも心当たりはないようだな?
/// _/_/! | ∨ヘ ヽ\ヽ
, ‐く⌒´/ ∨!/⌒ヾ´⌒Y´ `ヽ、 先日、君が篠ノ之博士と接触した事は、こちらでも把握している。
イ :/ ∧V∧ .:} ヾ
ノ :i! { 从 〈 ``''"´Y .:} .:} その時はどのような話し合いがもたれたのかね?」
(:イ .:{:! ハハノヽ、、 ムイ ハ 从 .:Y
乂!从ゝ二≧、、 x匕´イイノ j :イ
从乂ー癶zァx、 彡xzァ癶ーフイレ小 そんな思考を巡らす私に彼女はそう問うたが、
//小乂三彡イ ヾ ’彡从| :乂_
__// 从!ヘ\ミミ} 彡イ!.:j:i :!ヽ `ヽ.
/´ / .:/!| :iハ彡ミ{ `" /! //! ! : \ :. 「……いえ」
. {:. .:ィ .:/ i| :l! i:\ミ, ´ 二 ` イ i// .:|! '、 ∨ヘ: \
У .:/ .:i| :l! |l:l \ / li // .::|! \ :} !}: :ヽ
. ノ .:ii. .:i| :l! |l:l ー l// i:.:|i ..:ノ i:j i :. 私はそれに、首を横に振って答えた。
. /:. .:j:! .:i| :l! |l:! :l/ .:i!.:|:! .リ .:j :i
. /: .:ハ_.:ノ :ji .::i/ :j .:i!.:| !、、 ′!
.
- 412 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:27:46 ID:???0
-
___
,. -'"´ `ー 、 「……いえ、それが心当たり自体はありまして」
/ 、 ヽ、
,.' ー'  ̄ヽ ヽ、
/ .ヽ、 「……なん…だと」
./ .ヘ_ハ .ヘ ハ ノヽ .ヽ
/ . ゙'‐‐'" ゞ_彡' ! ) i
/.__ ( ) __`´ l 驚く一同に、私は束さんとの会話の一部を話した。
(__) `ー--'´`ー--‐'′ .(__) /
i / 私の目的と、それに彼女が全面協力を申し出た事を。
ヽ、 /
ヽ、_ /
`i ヽ
__ -――- _
/二二二二二二ニ> 、
〈ニニニニニニニニニニ=ヽ 「なるほど、仮想環境での大規模交流ですか。
, '" ̄ ̄`""''<ニニニニニニ',
/: : :/: : : : : : /: : : : : i"<二ニ/ . 確かに、まだ女性党が癒着事件から立ち直っていない
,.: : : : : ,: : : : : : :/: : : : : : !: ; ; !` -ヽ
/: : : : : ; : : : : : :.;: : : : : :/!: : :.!: : :ハ 今であれば、実現できる可能性はあります。
,`"‐: : :.!: : : : : : :l: : : :./‐ 、: : :l: : : : :!',
/ lヽ: : : : : /: /'ヽゝ: l: : ;!: : : : :}: 、. . ええ、その計画には、ぜひ私も参加させていただきたいものです」
, / ; ,{: : : : : ィ: : : : : `: |: :ハ.; : : : ': : :
. , , ! , 丶: : /',l: : : : : : : :.l.{ヾ: : : /: : : ',
', `: ':_:{: : : 、:_: : : ':{:,:!: : /: : : : :}
/ .:' ノハ l、 ̄ -`- ― 、:j_': : :-‐┘
,..-―-...、f::{::::! l l:.> / - .、`)';./
, /::::::::::::::::::V,ヽ:::::, ! .!:::::)ヽ' ー' l/,イ' ふ 餓鬼の駄法螺に呆れたか?
. /.'/:::::::::::::::::::::::V/ヽ::, ', !::':/' .ト'/ { ふ
.' ./::::::::::::::::::::::::::::V/,ハ::, /::f:::ヽ`ヽ .ノ '.! l. っ 静まり返った場の空気を、最初に破ったのは、
. ,::::::::::::::::::::::::::::::::::V/ハ:ヽ.!:/:::/::::/:ヽ ! |
. ' i::::::;::::::::::::::::::::::::::::::}//}:::::{:!:/::/::::::::::), ', 今まで無言だったクラウディウス博士の含み笑いだった。
/ .l::::/::::::::::::ヽ::::::::::::::j'////>、ヽ:::-=::ヽ:., .!
.
- 413 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:32:36 ID:???0
-
/:/ -  ̄ ハ ` ‐ 、ヽ !,
Y .// / / |:i \、 i
/ー-、/、_ :/ ', i i,.ヘ ', ヽ:i|
r―´ ´ / i /: ト 、 i:ヘ
ノ ヘ | ,.ィ i `ー 、 i 「そして、篠ノ之博士も君の夢に乗った。
i ,.イ / ハi,|//| i `
/ i ハ i / i|`ー- | ……となればこの騒動、燻り出してやるから、
'i i ハ ト! ィ:ハ i ハ ノイ / i
ハ/| |iL__V`'くハハ |イハ :i 露払いをしろと言った事か」
/ V\ト卞乏`ミヾ` ー-=≠―| ./
/ | :ト、ゞ、:.:.:´彡 i えzゥ‐ラ/:/ /
/ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/イi イ / それに続いて、バラライカも閉じた口を開く。
- ´ / :/ | i :ヘヾ、;,/ /イ//イ |ハ
/ /,.イ :/ :||;ヘ=:{ _`´_ /イ|i | i 事前に石を取り除く――確かに、一番順当に行けばそうなのだが、
/ .:ノ´./:/ |:|:i,:\{ `ー- ` ,.イ: `| i | i
/_ -/ // /:|:i:',: \ ` ,. イi;:/:. | l ト、 個人的には少しばかりの疑問が残る。
ニ -/ :/´ :/ \:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:/ /´ / `! / ヽ | i:l ヘ
___
, ´ \
/ ヽ 「篠ノ之博士に、五課が連動する確信があるのなら、そうかもしれません。
./ ‐--‐ ‐--‘.
,' u __ __´_ ‘. ただ、若干、らしくない気もしますが」
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ⊂つ ⊂つ
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ _,.イ 篠ノ之束に会ったのは、ただの一回
> 、 __ ャ≦
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉 ……だが、やはり違和感があった。
/ ゙ 、 _ /` 、
/ __,,. ー' ヽ なんと言えばいいのだろう、視野が広すぎると言うのか?
// \ 、 ∧
i' } V ハ 彼女はもっと、目の前の事に拘泥する性質だったように思うのだ。
| i }
.
- 414 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:38:14 ID:???0
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/ /_/∧ ____ | { ……承認欲求が強いと言うか、有り得ないと斜に構えていても、
/ / ////∧´: :._: : `|__ 0 __|
/ / / ,.∨//>―――-:| | | ! その実、親が褒めてくれる事を期待している子供の様な。
/ー' /,.-ィァ_: : : : : : : : : : : :.:.| |__j |:ヽ
`二´' ,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂___ノ-、}_ 悪い意味で丸投げにはできなさそうな雰囲気が、ある。
/´ , < : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--、 `丶、
__、_ ,..ィ: : ,: U: /: :/ |: : :.∧:!マ:.∨: ∨}:>、 \
/ '  ̄7 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :| |ト、マ:.∨: ',: : : | : T ー、 }__
. / / / ': ,: !: Yrtォ=ミ \:」 ':::::.{:_」\|: : : |: : |:\ r===イ-r--=l
---、__/ {/:/|: : :|弋)ソ:::::::::::::::::::::::::::::::/:u:/: |、: :,:.、: :| | [ニ!
/ , /:{/_从:八:::: , :::::::::::::::::::::/: : :∧:_|: \: . ! }-- '
, , /:,/ 〈l \}:.:::::::::::::::::::::::::::u::/イ: :/:/||l〉`ヽ: : T¨¨´「、
/ }'´ ̄ 〈l ||',: :ム、 __ ::::::::::: ,.ムイ:./ ||l〉 \:_:、| \:.
,: |/`ヽ 〈l ||∨: :| >` ` :::::イ | |: : /__/'l〉 l| | マム 「いや、そもそも、泣く子も黙る公安五課課長が
/ 八//∧ 〈l ー=l : | |ヽ`¨ r― | |: /__/フ ,ィ| :. マ :.
{ / ∨//} > |: , | | l: {ー r' //{| {\ , : . 自らパパさんの品定めに動くなんて可能性、
| ' }// | _,.' 〈: {/ l::/ `|: 〉 マ //// | マ//、: :..
| ,..ィ--'、__/ { ̄\|: :〉 ' /{:.ハ _}. |/// : |///\} 想定に入れるわけないじゃない……」
乂_,.イ: :///////∧ { { 乂}\_.:l:..._/-乂:}|| ; \W{l\ 、 }/////\
/: /∨//// /\l|{: :ノ , ̄、 {: ノ|| /、 \ ,///////
'//// \// | ̄ /: {--=≦---≧、__〉:{'.イ } `ヽ、イ `ヽ、///
/////: :/ / {: :ノ\ <{ニ!ニ|>´ {: :.} \ \ \/
【匿名の腕利き情報屋@裏情報を収集中】
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r'ー'´`ー// `ー 、
ノ`(', ',l | //―-`ヽ
}ミミ{',ヾ冖ヽ\`ヽ ̄` ,
<// /l i ヽ' , ノ`ー'⌒`ヽ
//l| ,' l |ヽ,rー'`ヽ \ ソ ヽ 「……彼女を良く知っていればそう思うだろうがな。
l_/ノ`ヽー 、/`ヽ\i ヽ',ヽヽ /\
l´ ,Y /ノ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY 実を言えばここ数年、ウチに協力する匿名のタレこみ屋がいるのさ。
r' i ノv' { {゙゙ `´ヽlノl / /l // }',l,
.}Yl 丶 ,、lヽl ', 、 lフj/}/_ノl/l//l l }', 気紛れな上、優秀過ぎて、うちでも尻尾を掴めない難物なのだがな。
lノリ、 、 x 乂三、ヽ ./イ(・)ゝノ|/l |';|ヘ
`ヽヘヾゝ rt・チゞ ー '・ //l|l |i ヘ 例の癒着事件な、アレは、ソイツから買った情報でウチが動いた」
,r‐――===`ヽミゝ=彡( l / | l |.l lヘ
、└l i' l \彡ミ ' ハl.| .| | ',;ヘー-、
冫、__,ンゝノ ./ l> /l、ミヾ ,rt‐、 ハ|l il ノ ヘ/\
´ゝ_ ∠_ノ / /ノl |l lヘ/ミ/` / .| l、ヽ \ そう言って彼女は、私の目を覗き込んだ。
.` ̄´ {/ ̄ヽゝlノ;;;;´/ミ/`ー' .| l ゝ _ノ;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|リ /|;;;;;/ミ/ヽ .ノ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;; 囁くように言葉を続ける。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;`゙゙',ミリ\ / l .|、;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ /.ノ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i \ .`ヽ;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ `ヽ ヽ };;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ミ ', } ,r´;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ < ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ',///;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\/;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.
- 415 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:41:44 ID:???0
-
∨//,∧ /ゞミ∨j从リ} \ `ヽ 丶 : : : : .
. ∨//,∧./ ,イ. : : .>、:八 ` ハ ハ: : : . .
i:. ∨//,∧ゝ ' /. :/ ム: : :) ,ハ ! ハ | |!: : . . 「……実を言えばな、篠ノ之博士の発言を聞いた時、
|! .∨//,∧ ,イ/ゝイ〃v:/ /ノノ | !! :. jl: : : '
、 ハ ./∨//,: / /: :ゞ'_イミ:.、/ 人|八 ノi |: :. |! /イ. もしや貴様がと思ってわざわざここに出向いたのだよ。
. \ 从ソ∨ . :' :,イ/ . :/、: : : : '´゙_ __イ'_ ̄__ー=ミ' i/ '; ∧ム∨
\ `ヽ.:/ : : 〃 . :,イ.`Y: : : : : : ´:7≧' 弋ゞ'ノ フ /,ノ ,イ/ }从 .∨ ∨ 何しろソイツは、共幼が甚くお気に入りだったようなのでな」
`ヽ./ .: ,.' . ::/彡 .j .: : : : 'ヽ: : : . ̄ ̄ ̄´・イ / .! .'ハ .∨
\ヽ ./ .,イ . : : ; '、>、' :: : : '´ =彡 ' '゙ .|/.|: .'.: . ∨
`ヽ ./ ノ .: : : / ' ' , /イ ,イ〃 |!ト、|: :.ハ \ ショック
| i .: : / ,イ: \:. イ //.i |:|/ ` <\ IS発表以降は、当然博士も、容疑者だったそうだが……。
|! . ∧ '´ . : : ノ⌒ヽ:. !: . : ::// ,' ∧////,` <
ハ .∧ . : / ハ jソ . : ::/ ' / / ∨////////` <
-───‐-
, .::´: : : : : : : : : : : : .丶、___
/ : : : : : : : : : : : `丶:: : : .\:::::::::ヽ 「……何しろアフターケアが細やかでな。
. / : :/: : : : 、 : ヽ : : : : : ヽ: : : . ヽ:::::::|
/ : : :!:i: : : :i :ヽ⌒\:: : :\:\: : ,〈',::: { 博士のプロファイリングはこちらでもしていたから、
. ′:.;斗ミ: : :.ヽ: : \_: .、:: : :ヽ:ヽ//: ',:::}
i | : : ハ≧、: :.:\ イ:.心ヽ:: :ハ} : i/:. : ∨ . 別人だろうと言う結論になった」
| | i: :ト升心  ̄ 弋;zリ ∨ノ: ::|: : : : |
| i八从 Vリ `¨´ | : : : |: : : : |
|: : : : :ト ¨´ ' "" | : : : |: : : : |
|:.:/ : 人"" 、 ノ . イ : : : |: : : : | どうやら束さんには、知らぬ間に沢山の借りができていたらしい。
∨: :: :.:个:.、 イzイ : : : :|: : : : |
| : : :| : ヽ : >r- : ´/::::|: : : : :| : ヽハ 礼を言わねばと思いつつ、今迄の印象とは異なる情報に首を傾げると、
| : : :|: : : :\ : ヽ:/::::::::::|: : : : :|: : : :ヽi
| : :八 : : :ヽ, <  ̄ ̄ ̄|: : : : :|: : : : :∧ 彼女は立ち上がり、母を抑える部下に頷いて見せた。
| :人: :ヽ.: :/ 人 : : : | : : ヽ: :‘,
| : :| \.:∨ −彡'イノノ: ::| : : : i: : : ', ニヤリと口元に笑みを浮かべる。
| : :| ヽ| -=彡' : : : :| : : : | : : : ヽ
レ:八 ,イ ___, 人: : : :| : : : | : : : : : \
【フェミナチの魔の手を逃れた保母、N嬢】
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- 416 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:45:02 ID:???0
-
,.ヘ、___ __
,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、 「まぁ、古来、男が出来ると女は化けると言う。
/ノ ノ rミl:l:lハ ヽ `ヽ \ー'\
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ きっとそう言う事なのだろうさ。
ノ 〈l lハ ゞjノー--H/、| } lハ \〉 ロメオ
// / Nゝ!'^`ヽ ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ . 精々、気をつけることだな、色男。
/ l {イ弓彡、ミ_j 、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ
| l ! トト!〃_(・'`/ ゚ // /イ 〉 | . お前の女は当代一の難物だぞ?」
\l,! ヘ|Zヲ彡7ヽ r、 !イ/ /ト! } | ∫⌒
ヽ、|ミ彡彡{ ス//|rノ |
|lマ三彡7∠_ 二`ニー' j/´| ! | ((
| l∨辷/ | | ! | ( ⌒ )
| ll \払 ´ ミ /| | ! l (~ ノ そう言葉をつづけると、笑顔のままにこちらを睨む。
/} | |l l\} /ケl | | ノ
ヾ 彡\ /ー'/ ! li | l |\ | | lヽ∫ . きっちり手綱を握ってこちらに迷惑をかけるな
/`ヾ / / ノ| l | llハ ::::\ _ ィ _ィ| |l r_i~\
/ / / \─‐-、_/ム| l l/ハ ヾ壬/ `ヾ| l|ハノ人、ヽ_三⌒ヽ ――そう言いたいのだろうが、
| _/ /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::| l |三∧ _ _ __,|z ニ1'\ヘ\ _`ヽ_ミリ
ヽ ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄ │! lヘ:::::::`ー--..、ル(_rヘ 冗句でも小学生に言うセリフではない。
l _/ 〉:::::::::::::::::::::::/ ノ | / ノ ', 、、\::::::::::::::::::::`丶、
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/ l ─--、 く_.. --─∧ゞ ニ _\__:::::::::::::::::::::
___
, ´ \ しかもどうやら彼女は、わざわざ機械を止めてから、それを口にしたらしい。
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘. . こちらに駆け寄り、私の両肩を強く掴む母に、困った顔で大きな溜息を吐いた。
,' u __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ⊂つ ⊂つ . 「……仮にバラライカさんの言い分が正しいとして、
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ _,.イ その頃のやる夫は、束さんとの一面識もない、ただ園児だったたんですがね」
> 、 __ ャ≦
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉 アイドル
/ ゙ 、 _ /` 、 「なに、偶像に恋する熱狂的なファンなど、どこにでも転がっている話だろう?
/ __,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧. “パパさん”のファンなら、ほら、そこにもいるぞ」
i' } V ハ
| i }
.
- 417 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:47:27 ID:???0
-
___
ィ////////////> 、
ソr_>)r〜ヘ////////////r()クフ
</>=^(廴ハ)f-ミ//////r=ミ/木_> 顎をしゃくって見せたその先には、
/../`</ゝ-<廴メr_ァ=┐廴)){{辷))
//. ./. . . . /`<ゞー((辷ソ/ゞ彡ゝ〜/> 珍しくも笑みを浮かべたクラウディウス博士が居た。
/. /. . /. . . ./. . . ./l. `<///////≫ ' ヘ. .'.,
\/. . /. . . ./. . . ./. l . . . . . . .l. . . .l. . . . . .i. .ヽ
ハ. ./. . . .,. . . ../. . .l. . . . . . .lV. . . l. . . . .ハ. . ) 「切り開きたい程愛していると言うのは、流石に御免被りますが」
/ノ./. . . ./. . . /ー- l. . . . . . l. .V. . .l. . . . . . .,. .\
, {. .,. . . .l . ._,ィ==ミミl. . . . . .l - l、. .l. . . . . .l. .i. . . .Y
,'人.i. . . . l. . .弋:.゚_ノノ. .V. . .l. l zzkl. . l. . . . . .;. . ,. . ./ . 「酷い事をおっしゃるのですね。
/ l\. . l. ./. . . . . . . ..V. . ;..イ:.。.:}l. ..l. . . . . .l. . .,/
/ l \./. . . . . . . . . .V. . .l^ - .l. .l. . . . . .l. / l 私は、ずっと貴方に夢中だと言うのに……」
/ l l l\. . . . . . . .' .V. ..l. .゙゙´.,}. l. . . . . イ l
/ l l lヘ. \ `:. . . __. V. .l. . ./.l. l. . //, l
./ l i l .|ヽ ヽ 、. . . . . V l.イ. . l l/ / / l その情熱を愛と言うのなら、確かに彼女は私に焦がれているのだろう。
/ l l l-:l ::...、` _--イ----< ./ / l
../ / l l l l::l l r_ニヘ V / / だがその愛情は、おそらく人類には重すぎる。多分、物理的に。
l' / l l l l:ノ_ノ^ヽ _|フヽ-:::-イヘ V / / l
l / l _ィ/ハ l::::::::::::::::::::l:::::::::///ハ V ./:::ヽ 彼女でも冗句を言うのだなと言う変な感慨と共に、そんな事を思う。
li γ::::::::::///:::ヘ l::::::::::::::::::::{::::::///:::/ ∧〈:::::::::l l
l /:::::::::::///::::::::::} l:::::::::::::::::::::: ///::::/ ∧ ;::::::::l l
γ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ そして、驚きすぎて言葉も無いのか、
γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ
(:::::::::/ ― ―\:::::::) ただギリギリと息子の肩を苛む母の愛……。
\:/ (○) (○) \ノ___
. | (__人__) /― ―\ それを甘んじて受けながら、バラライカさんに視線を戻した。
\ |!!il|!|!l|/u. 一 ー \
/ |ェェェェ|| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| 母をはぐらかす為もあるのだろうが、皺寄せを押し付けないでほしい。
\ \ (_ヽ ィ__)
ギリギリギリ・・・´ `
.
- 418 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:49:31 ID:???0
-
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,} 「今後の事もあります。できれば、篠ノ之博士か
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;: . 助手の織斑女史と連絡を取らせてもらいたいのですが」
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ そんな思いを飲み下しつつ、バラライカにそう問いかけると、
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ. これまで無言を通していた県知事が口を開いた。
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ . 「……その件については、私から説明します。
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八| . バラライカ課長も構いませんね?」
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
/:/ -  ̄ ハ ` ‐ 、ヽ !,
Y .// / / |:i \、 i
/ー-、/、_ :/ ', i i,.ヘ ', ヽ:i| 「……了解しました。
r―´ ´ / i /: ト 、 i:ヘ
ノ ヘ | ,.ィ i `ー 、 i 私はこれより中央に戻り、捜査の指揮に取り掛かりますが、
i ,.イ / ハi,|//| i `
/ i ハ i / i|`ー- | こちら側への回線は二十四時間開けておきます。
'i i ハ ト! ィ:ハ i ハ ノイ / i
ハ/| |iL__V`'くハハ |イハ :i 何かありましたら御一報ください」
/ V\ト卞乏`ミヾ` ー-=≠―| ./
/ | :ト、ゞ、:.:.:´彡 i えzゥ‐ラ/:/ /
/ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/イi イ / 知事の言葉にそう頷くと、
- ´ / :/ | i :ヘヾ、;,/ /イ//イ |ハ
/ /,.イ :/ :||;ヘ=:{ _`´_ /イ|i | i バラライカさんは一礼、その踵を返した。
/ .:ノ´./:/ |:|:i,:\{ `ー- ` ,.イ: `| i | i
/_ -/ // /:|:i:',: \ ` ,. イi;:/:. | l ト、 最後にちらり、こちらを見ると、口の中で何かを呟く。
ニ -/ :/´ :/ \:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:/ /´ / `! / ヽ | i:l ヘ
.
- 419 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:51:23 ID:???0
-
___
, ´ \
/ ヽ
./ ‐--‐ ‐--‘. 『……数字十桁。電話番号、連絡先か』
,' u __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ⊂つ ⊂つ
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' 一瞥の表情からして、九割冗談なのだろうが、ふむ。
\ _,.イ
> 、 __ ャ≦ 微妙な表情でその背を見送ると、県知事へと向き直った。
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉
/ ゙ 、 _ /` 、 最初彼女は、向けられた私の視線に、困ったような表情で
/ __,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧ なにがしかを考えていたが、やがて大きな溜息を吐いた。
i' } V ハ
| i }
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、 「……共学幼稚園の交流会で何度かあった事はあるけど、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ こうして挨拶をするのは初めてね。
{::::::/:::://|'::::::l::/l_丶 ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル
l::::// l:||::l:::::::::l,'l { ト;ハ` '´‘;!iメj }|:::レ'::!ヽj/ )ヽ 県知事の御筆やらない子です。
`/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vソ Vノ /|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ ,,,, , ,,,;l|::::|::/イ|::l ) その、やる夫くんの友人…である篠ノ之博士と助手の織斑さんですが、
ヽ l/ V|トrヘ、 u ,イ.|::::|::i|| リ
\|::| ||::::ト、 ゝ ̄,フ ィ:::レ':::::jl:::l 彼女達とその家族は、今現在、軍の拘束を受けています」
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八|
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_, そんな知事の言葉に、漸く緩みかけていた母の手に、再び力が籠る。
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
/ _ 厶ィ'::::/ ー一' _/∠_ヽヾ.  ̄`ヽ
/ ̄ 〃 j::/ ̄ ̄` ´ ̄ ̄ ヾ.j }
/ {{ ヾ.j
.
- 420 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:52:50 ID:???0
-
γ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 「……千冬ちゃんが!? あんなまじめな子がどうして!」
γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ
(:::::::::/ ― ―\:::::::)
\:/ (○) (○) \ノ___ 背後で母がそう叫ぶが、軍の行動として全くの順当だろう。
. | (__人__) /-‐ ‐-\
\ |!!il|!|!l|/u. 一 ー \
/ |ェェェェ|| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|
\ \ (_ヽ ィ__)
´ `
,. -‐ '" ̄`''ー- _
////////////////> 、
,イ//>'"⌒`ー--―- 、///,} . 「それは契約、或は、守秘義務の違反で逮捕されたと言う事ですか?
l'//,{ }//,!
l'//リ . {'//! それとも、『機密の漏洩疑惑』で拘束されているのでしょうか?」
!// ; :. V/j
rV .ゝ、._ 、 _,.-ー .}'/ヽ
} ,l ‐tzァヽ, j./" tzァ'-_ ソ ;.l
, r 、 ` '" .: l ` ´ '.ソ ' そう、直截に問い返すと、知事は一瞬その表情を歪めたが、
、 , .::! ! ; ; ' ノ
_>, ー ハ‐、 直ぐに取り繕って口を開いた。
,. : /: :l.ト、 、 -ー ‐- ; ' ノ } \_
. _. .-‐: /:/: : :! 、ヽ  ̄ ̄ / / ': : l: :`: : . ._
. _. .‐: : : : : : : : : /: : :.:| \ >- -< ./ ./: : :.l: : : : : : : : :.‐. _
. ,. :': : : : : : : : : : : : :/: : : : :! ./ー‐一、'" /: : : : l: : : : : : : : : : : : : .、
/:.: : : : : : :::: : : : : : /_: : : :! ./.l:::::::::::::/.} ./: : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : 丶
.
- 421 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:54:28 ID:???0
-
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、 「……現状の所は後者です」
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;:
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、 どうやら、まだ最悪の状況ではないらしい。
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::>
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ 自分から火をつけた以上、想定された事態だとは思うが……。
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l ) 「ではまず、軍のIS計画責任者とお話ししなければなりませんね。
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l 元々、篠ノ之博士から供与を受けた技術には、機密に関わる
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八|
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶 ISの根幹部分は含まれておりませんから……」
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.i
.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、 主に母を誤魔化すべく、そんな楽観を吐き出すが、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 }
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi 実際には、そう巧くはいかないだろうと感じていた。
:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、! 渡されたデータと篠ノ之博士の講義で知った事だが、
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. }
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、 実はISの多くは、現行技術の組み合わせで出来上がっている。
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、
ミi'' `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> 考えてみれば当然だろう。
. ヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´
i { | 時間的にも、金銭的にも、まだ二十歳にも満たぬ少女が、
; , ' <,..__ !ー ´丶,、
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ / \_ 複数技術の研究を行い、その成果を形に現わせるはずがない。
、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
=!.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:/.:.:.:,;,;,;.:.:.:.;,;リ.:.:.:.:./:./´ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:!
.
- 422 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:55:50 ID:???0
-
=ミ / / / _____
.′ > Y / jI斗 .......┐ 7 無論、それは篠ノ之束の天才性を否定するものではない。
_{/⌒} i|¨¨¨¨¨> '" ...................._八/
ア _-ァ゙ ===7 ア" .........................../ア 枯れた技術を組み併せ、類を見ない物を作り上げたセンスと、
′_-ア / ′ /..........................ア゙"}i
{_-ア゙ /_ ............................./ }i それを結合・統率する“真のIS”が秘める技術と革新性――
. /ア゙ /7 _--........................../ ,从 /
/゛ ∠ア ニ7....................../ イ辷¬彡′ / それらの価値は、全く疑うべくもないものだ。
. { ′[ _-7_________彡斗rぉi〔:i:i:i:i:i:i:i:i:i^ー‥…‥ /
.! / _ i[ _-辷¬≪i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:____:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ただ一点、問題なのは……。
入/[__ ´ i[jI斗 Y \i:i:i:i:i:i:i:i:i:i__'"___________く¨¨¨´
[___\ -=======ミ/____ァ=ミ________丶〕iト
`¨¨¨^ー=爪〉〔 /_______乂_,ノ___________\i:i:i:i:i〕iトjI斗
/i:/---〕 ≪⌒ト ______________________jI斗__________
/i:i:{----〕 ≪⌒ }_________jI斗__________
厶イ{ア" ミx !______,/_______
/ア ′ ヾ八_____/____
:::::::::::::
::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄~γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
::::::::::::::: │ ||
::::::::::::::: │ 最新型軍用パワードスーツ || ISと言う兵器は、その革新性と比べて
::::::::::::::: │ Infinit Stratosの全て ||
::::::::::::::: │ || 極めて模倣しやすい兵器であると言う事実だ。
::::::::::::::: │ ||
::::::::::::::: │ || 勿論、それは言うほど簡単ではないが、
::::::::::::::: │./〉─‐>=<:::i< >ソマ/ ||
::::::::::::::: │/:::::::::ム´ ̄マム、≦===|::::/ || 本当のISを見つける事ができさえすれば、
::::::::::::::: │イi:::::| /i、 ノ、 |::::::::::::/}≡=マ ||
::::::::::::::: │イイ.| 匁、i匁i .ヽi、─シ≦ム::::彡 || 見た目よりずっと容易く作ることが出来、
::::::::::::::: │_/∠.ヽ.ヽ-./.i∧ヽ ̄ ̄ ̄ヽ::::イ ||
::::::::::::::: │ゝノ ィiヽヽ__ヽ / ̄ ̄ ̄i≦マム. || その性質は、きわめてテロ活動に向いている。
::::::::::::::: │::/ /i/;;;;ヾ;;;;;ム マ;;;;/ヽ,.マ三‐. ||
::::::::::::::: │、./:::::(;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;)/ _>イマ::::. || 故に今までの情報公開では、その急所を隠す為、
::::::::::::::: │三〉::::({><i}>‐イ、__.〉ミ三< マ: ||
::::::::::::::: │イ::::>、>´ マミ≧、マム─_. || 多くのミスリードが行われてた。
::::::::::::::: │ ||
::::::::::::::: │ 従来の軍用パワードスーツの || そして……。
::::::::::::::: │ 常識を覆すその性能に迫る!! ||
::::::::::::::: │ ||
:::::::::::::::____│.__________________..||
.
- 423 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:57:59 ID:???0
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}:} ..-‐.-..-.....
〃 ..::::´:/:::::i:::::',::::ヽ:\ 篠ノ之博士に与えられたものを、
{:{ /::::::::./-======- }:::::ヽ
|:| /{:::ィ≦ニニニニニニニニ≧::ハ、 IS民生化の先鞭として発表・製品化した場合、
V{、 /:::|/ニニニニ=- 、---==ニ∧:} )
Vハ ___ {::::::{ニ/´ `∨}::::ミー 敵対勢力の、“真のISへの道標”になる
` <ニニニニニニニニニニニニニニニ≠.l=《 , 、 V!::::::`ヽ
ー=≦:イ:八ー' こ / Y:::人 可能性があった。
{::/乂ヽ . イーイ八-=ミ、
〃 ノ::::ノ::≧=- </:人:/}/
/⌒.ィ≦≧.、_ _/ニニニ>- _
. .-≠―--<ノ、} ト、> ´: : : : : : : ` : 、
/ |\
/ i `ー--,
/ r-´ r'´
r‐、___ノ i´ ,‐ヽ、 /
r'´``ー-、 / `レ' `
丿 `ヽ ノヽ, i´ r‐^i
. _,ノ ノ _,,,,r'´ / _ _ノ´ { ヽ
´ i´ (_  ̄´ `ゝ i´ 丿 .}
丿 /} く \ 。 / .r´
i / `´ ̄_つ `~ヽ ヽ ,、 ノ i
'、_, -、___/ ̄ r'´ く i 〉`'´ /
/ } | ° i´ 〉
\ i´ _r‐' r--‐‐'´ ̄ ,ゥ´レ'
`i `‐'´ ο i二,ィ---‐‐‐'フ / ̄
,-‐‐-、 ,‐-、__ \ o r'´`ヽ、i´ ̄ ̄} ヽ‐'
_,r'´ `ヽ ノ´ `< `i i´ `´ ̄´
`ー-‐'´`ヽ_ ,r'´ _丿 レ、丿
`ヽ,
,ノ ° “重要ではないから許した”
ノ
r'´ o ――そう取り繕う事はできるにせよ、
丿
ノ´ ο 果たして、海を挟んだ対岸に、
ノ´ /`i
,、 _ , ノ´ / / 。 。 ° 複数の敵性自治区を抱えたこの日本で、
 ̄`フ ,-――一'´  ̄ i /
し' ∨ 軍や公安がそれを許すのだろうか?
.
- 424 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 20:59:11 ID:???0
-
_ -―- _
_-=ニニニニニニニ=-__ だが、今回の手筋が無しかと言えば、そうでもない。
. fニニニニニニニニニニニ;
<ニニニニニニニニニニニ> クラウディウス博士の言葉通り、今は最大の好機だった。
. /:/: :`"<ニニニニニニ>":ヽ:.\
. ,.': / : : : : : : : ハ ̄― ̄: : : : : : : :ヽ: : :、 日本の衆愚政治の象徴にして、女性利益の代弁者、“女性党”。
. 〈: :./: : : : ': : : / ∨: : : : ト : : : : : : : :'; : : : ヽ
ヽ': : : : :l: : :./_.V: : : :.! ヽ: : : : : : : l: : : : / 彼女達は、近視眼的政策と、虐殺時政府首班であった過去から
ll: : : : :.! : :/-−、V: : : l : ヽ:‐-: : : : l: : :./
. l:.!: :l: : :l : :ハ:::ソ `∨: : :,イ:::∨: : : : : l: :/ 第一党になる事こそ無いが、その言葉の耳障りの良さと、
l ト、!: : :!: :l : : : : : : ∨: : ;`: "V: : : : ;ィ
l .! .l` ー :!: : : : : : : :'V: : ,: : :ハl: : j .! 情に訴える扇動とで、政府に確かな影響力を保っている。
. l l ! V!\: : :、 : :_:.ヽ: :.; /: : }/ .i |
. ! i ! ' V丶` : :_: : ヽ:_:,:イ ! .l ! l 主に政権に対するアンチとして働く彼女達が、その躓きで
. | .! !. , V.! > <!、\ヽ, , ハ.|
. l,..::::::::::....、 .V-‐, r┴-イ. \、/ /! リ 信用を失っている今、追い打ちをかけて弱らせなければ、
/:::::::::::::::::::!、 l:::{:::ー―'{:::ヽ-._ ,\'.l.ノ
;:::::::::::::::::::::!ヘ l::::::::、::::::::':::::::∨7/ /_ヽ、 女性に不利益を齎す種の改革は、行う事が難しい。
. l::::::::::::::::::::::l/ハ l:::::::::::::::::::::::::::::V/.,':::::ヽ
. !:::::::::::::::::::::::!/∧.! ̄ ̄ ―-- l, /i:::::::::; そして……。
l:::::::::::::::::::::::::l//ハト、'/,l.l'/o/,!l//,i ハ::::::::i
l::::::::::::::::::::::::::!///}/>、`ー--''"/{.!'/i::::::::l
. !:::::::::::::::::::::::::!'///////>-<//'{'/,}::::::::l
':::::::::::::::::::::::ノ/////////////////j:::::::::!
/ 、 ',
. / } `ヽ ',
. / / \ ', 女性党は、今現在分断された状態にある男性が、
/ / ヽ. ',
/ / >. . . . | 団結、政治勢力化する可能性を絶対に許さない。
. / . . . . . >'´ ,ィ≦,_,j: : : :|
/ . . : : : : >/`¨≧=- く辷リj´ |: : : :| 男児の移動制限の解除や、一極集中による密度増加で
. : : : : : : :./ 斗弋.:うゞ' {. ¨¨` |: : : リ
. : : : : : : /ヽ::{ ー一′ 弋. |: : / 精神と肉体の安定を図ると言った真っ当な方策が、
. .: : : : : : : {イY | ノ レ′
. . : : : : : : :. 从 { | / 御筆知事の強行まで一切実行されなかった理由も、
: : : : : : : : : : : : : : : ヽ.__, γ ⌒l ′
弋: : : : : : : : : : : : : : : : | 弋.__ノ ∠__ 地方民を煽ってのネガティブキャンペーンを
\: : : : : : : : : : : : :.:人 / ̄`ヽ`> 、
(( ヽ、: : : : : : : : イ、 >ー---イ `' 、 / >ヾ ̄¨ ー-.、 幾度となく行ってきた女性党にあった。
ヽ< ⌒_ニニ |__ ミー--=ニ二___ 人 | j --イ // ヽ ヽ
', '< `>-‐‐-、 / | .| : //¨¨'''ii ¨¨¨''ヽ|
', `¨ '≦======ミヽ 辷′< { :// || |
Y弋__ ヽ Y } { ヽ // .|| |
.| `> 、 ',. | | 、____〃 \∠辷__. j| |
,イ イ  ̄>ー-、} | | ヽ ヽヽ.ll
. / | { >-、.| | ハ j_j |
T辷二ニニ=、 j ノノ
.
- 425 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:00:17 ID:???0
-
__
. ,......::::::::::::´::::::::::::::::::_,::≧=-..、
,...::::::::::::::::::::::::::::::::::>´,≧´:: ̄::`:::...ヽ、
. ,.:::::::::::::::::::::::::::::, -‐´-‐´::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ
/::::::::::::::::::::::::://´ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`.ヽ それが如何なる感情から現れた物かは兎も角として、
. ,';;i::::::::::::::::: /.:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
i;;;ヾ、::::::: /´::::::::::::::::::::::,- 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ 仮想空間で男子を繋ぐこのプロジェクトは、
|:::::::::`ー ´..:::::::::::::::::::,... ´/;,;,;`;,ー- _____, -ヘ::::::}
i::::::::::::::::::::::::::::::::::/....., ヘ、,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,i::::::::,ヘヽ:i 女性党にとって、まさに不倶戴天と言って良い。
',:::::::::::::::::::::::::::/...../ `ー────一´ i::::|
',::::r=i:::::::::::::/......./ }:::リ 必ず妨害に出るか、中に入り込んでの
',/ ̄}:::::::::/......, ' .ノ::ノ
. ////j:::::::,'......_i ./::/ 有名無実化を計るだろう。
////´i ̄ゝ、......ヽ r':::::ノ
. //// ヽ\::::::::::::::::ヽ、 i:::::l′ 共幼とそのコミュニティの成立と普及を許してしまった今、
. ////. ヽ \:::::::::::::::::\ j::::リ
//// ' , \::::::::::::::::::\ .ノ:::/ 阻止行動は間違いなく熾烈なものとなる。
. //// .} `ー──イ , -‐'::/
//// ト、 `ー' / /} .| r' |-′ それを防ぐために……。
. ////. \・// .l i `l / ,i l
i l l | `ー´ i_| ト-´__ノ.|__!
l l l | {H} {H}
. l l l |  ̄ . ̄
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 先制して物陰から殴り倒し、立ち上がれないようにして事を済ます。
/: : :: : :: : :: : :: : :: : : \
/: : : :: : :: : :: : :: : :: : :: : : : \ こちらが表に出る前でないとできない仕事だ。
/: : : : : :: : :: : :: : :: : :: : :: : :: : :: :\
: : : : : : :: : :: : :: : :: : :: : :: : :: : :: : :: : \ 敵対者として名乗りを上げる前に、
: : : : : :.: : :: : :: : : : : :: : :: : :: : : :: : :: : :.l
: : : :.:;;: :: :J: : : : : : : : J: : : : : : : : :: :| いや、名乗りを上げた時の混乱を利用して制するのは、
⊂⊃: :: : : : : : : :: : :: : :: : : : : : ⊂⊃:; :i
:.: :.: : : : .:ト----------イ:: :__ _: : : / 五課との強いパイプを前提とすれば、理に適っていた。
\ : : : : : ヽ. ノ: /: : : : : ヾ
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : :\
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : :\
: : : : . : : . : : .: : :: : :: : :: : :: : :: :.\: : : : : : :\
.
- 426 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:01:47 ID:???0
-
___
,. -'"´ `ー 、
/ ヽ、 兎も角、今は束さんに会って、今後の展望を知らねばならない。
,.' _ノ \__ ヽ、
/ .ヽ、 どうにも彼女は、私を過大評価し過ぎなようだが、
./ .ヘ_ハ .ヘ ハ .ヽ
/ . ゙'‐‐'" ゞ_彡' i こちらには目隠しをしたまま相手に合わせて踊り切るような、
/.__ ( ) ___ l
(__) `ー--'´`ー--‐'′ .(__) / 謀略の素養は無いのだ。
i /
ヽ、 /
ヽ、_ /
`i ヽ
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
,.-zz--、 r-zzzz-、
/ /_/∧ ____ | {
/ / ////∧´: :._: : `|__ 0 __| . 「だから過大評価なんだってば!?
/ / / ,.∨//>―――-:| | | !
/ー' /,.-ィァ_: : : : : : : : : : : :.:.| |__j |:ヽ 考えなしに動いたのは謝るから、
`二´' ,.´ィア: : :,: :.|: : |: : :.|: :乂___ノ-、}_
/´ , < : : /: :∧: {: :|: |: ∨: : : rミ_--、 `丶、 もうそれ以上ハードルを上げないで―!」
__、_ ,..ィ: : ,: U: /: :/ |: : :.∧:!マ:.∨: ∨}:>、 \
/ '  ̄7 /: :.∧:_:/_|:_!ノ{: : :| |ト、マ:.∨: ',: : : | : T ー、 }__
. / / / ': ,: !: Yrtォ=ミ \:」 ':::::.{:_」\|: : : |: : |:\ r===イ-r--=l
---、__/ {/:/|: : :|弋)ソ::::::::::::::::::::::::::。::/:u:/: |、: :,:.、: :| | [ニ!
/ , /:{/_从:八゚:::: , :::::::::::::::::::::/: : :∧:_|: \: . ! }-- '
, , /:,/ 〈l \}:.:::::::::::::::::::::::::::u::/イ: :/:/||l〉`ヽ: : T¨¨´「、
/ }'´ ̄ 〈l ||',: :ム、 __ ::::::::::: ,.ムイ:./ ||l〉 \:_:、| \:.
,: |/`ヽ 〈l ||∨: :| >` ` :::::イ | |: : /__/'l〉 l| | マム 彼女に寄りかかるしかない状況に
/ 八//∧ 〈l ー=l : | |ヽ`¨ r― | |: /__/フ ,ィ| :. マ :.
{ / ∨//} > |: , | | l: {ー r' //{| {\ , : . . 強い無力感を感じながらも、
| ' }// | _,.' 〈: {/ l::/ `|: 〉 マ //// | マ//、: :..
| ,..ィ--'、__/ { ̄\|: :〉 ' /{:.ハ _}. |/// : |///\} . 私は少しでも状況を好転させるべく、
乂_,.イ: :///////∧ { { 乂}\_.:l:..._/-乂:}|| ; \W{l\ 、 }/////\
/: /∨//// /\l|{: :ノ , ̄、 {: ノ|| /、 \ ,/////// 軍との対話を願い出る。
'//// \// | ̄ /: {--=≦---≧、__〉:{'.イ } `ヽ、イ `ヽ、///
/////: :/ / {: :ノ\ <{ニ!ニ|>´ {: :.} \ \ \/
【軟禁中の兎さん@盗聴内容と公安五課からの連絡でパニック】
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
.
- 427 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:02:34 ID:???0
-
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,} しかし結局、知事の首が縦に振られる事は無かった。
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;: この状況で、軍からの要請が来ていないはずはない。
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::> なのになぜ?
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル そう問いかける私に、彼女は答えた。
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l ) コ コ ホットライン
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ 「残念だけれど、県庁にある軍への直通回線は、
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八| 最寄り駐屯地に繋がるモノだけなの。
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_, 内容が内容だけに、通常回線での交渉は許可できないわ」
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・
____ 「そして、そもそも軍のIS研究部隊は、県内に駐屯していません。
/ヽ ノ \ ;人;;;⌒`; ;";⌒`)`)
/ ○:::::::::::○ \ ;;人;;;⌒`; ;";⌒`)` 現行法でやる夫君を越境させるには……」
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | ;:(´⌒`))
ゝ ヽ._) ィ’ ;ノ;;;;ノ;`)".;⌒`)
/ 、=≡≡=_ ,.-' ) ;人;;;⌒`; ;";⌒`)`)⌒゙./
( __つ.\ / (_/| ;;人;;;⌒`; ;";⌒`)` ……確かにそうであった。貴重な男子を守る為と称し、
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7テ〒 ̄;:(´⌒`)) `)
//_____///__|. | ;ノ;;;;ノ;`)".;⌒`) この国は男性の移動に数多くの制限を掛けている。
|○ ○| | ;人;;;⌒`; ;";⌒`)`)
|三三i二二i三三|_∩_∩」 ;;人;;;⌒`; ;";⌒`)`
. ∪ ∪ ∪ ∪ ;:(´⌒`))
.
- 428 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:03:57 ID:???0
-
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;: 「勿論、こちらからも働きかけてはいますが、
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::> 現状では、向うからの返答待ちの状況です。
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l:::::l\! 、:| `イi::::::|:::::l\::::::::|ゝイ
{::::::/:::://|'::::::l::/L_:;ヽ ヽィl二,_ j:::|::::,ト、:::\::lル それに……」
l::::// l:||::l:::::::::l,'l { ト;ハ` '´‘;!iメj }|:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vソ Vノ /|:::l丿::リ::| `丶
( l リl:!い::::::{tヘ ,,,, , u;l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、 ,イ.|::::|::i|| リ 知事はそこで言葉を切ると、一つ重い溜息を吐いた。
\|::| ||::::ト、 (⌒ヽ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八|
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
/ _ 厶ィ'::::/ ー一' _/∠_ヽヾ.  ̄`ヽ
/ ̄ 〃 j::/ ̄ ̄` ´ ̄ ̄ ヾ.j }
/ {{ ヾ.j
┌──────────────────────────┐
│ γ=< │
│ , -、 /≧ュ、 `< │
│ / , へ __ //// ≧ュ、ノ . │
│ / / ∨≦::::::::::::::::::::::::≧x │ . 「……どうも中央の一部では、この騒ぎを不祥事として、
│ / / /::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ │
│ `¨¨´ /:::::::::::::::マ::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ハ │ 政局にしようとする動きがあるようなの。
│ /::::::::::::!: i::ト_マ::::ハ弋=‐-∨:ムハ │
│ ノイ::::::::::{::;レ' マ:::ハ ヽゝ、:}:::::ム:::, │ それで政府側の対応も後手に回っているみたい。
│ ,':{:::マ::::イ:| ヽト{ 、__,,.../,'::::ト}::::, │
│ /::∧::ヽ:::',i -‐''´ i /イ::::,'::::::::, │ こちらにも、出所の怪しい要請が幾つか来ているわ」
│ // ∧::::ヽゝ ムイ:i:::::::::, │
│ ;::::\ム::ヽ ` ‐-‐ ´ , ':::::: :|::::::::::, .│
│ ,':::::::::::ヽゝ ゝ、 イ::::::::::::|:::::::::::, │
│ /::::::::::::ハ:::::,': r=} `´ |ハ::マ : |:::::::::::::, . │ ……どうやら彼女は、私は状況を説明すれば
│ /:::::::::__::: }::/>} .} {!ハ マム__ >- 、 │
│ /::>´: :{ .〉{ l |ゝ '´.|.ハ .{::::ヽ: : : : :.ヽ--‐ 、 │ 正しい対応が出来るだけの思考力を持っている
│ ,'  ̄7.: : : :.{ r'::/ _.ノ ! l: :ゝ_`t::ト、.: : : : : : : :. :.} │
│ {.: : : :. :. :. :.r':r'〜' l l: : : : :.`t:∨.: : : :./: : l . │ と判断したらしい。
│ 人 : : : : : : r':ィ.: : : :.>´ / ゝ、.: : :. :.t:} : : /: : : :人 ....│
│ ////ヽ: : : :./:r'-‐‐-ヽ...,,_ :} _ _/=-‐=iム: : : : : :///ヽ │ そうして語られた現状は、非常にわかりやすいものだった。
│ /`〃// ヽ__/:::i: :,'く/// `¨¨´ ゝ、〉: :マム >´///_,,..<.....│
│ 【天才科学者御乱行? 小児愛に溺れ機密を漏洩か!?】 . │
└──────────────────────────┘
.
- 429 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:05:56 ID:???0
-
,←‐‐‐‐‐‐‐{ _ ←‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
,←‐‐‐‐‐‐‐‐‐\ _ ←‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ >=-- ‐‐=‐‐ --=<‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐_ 。z≦
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦}
、‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} まず、フェミナチ問題による女性党の転落により、
`> ___‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐=≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}
′  ̄ ̄} ̄¨¨¨ _ ‐==ァ¨¨¨ ̄ ̄...............>=‐i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} 現政権は安定・長期化しており、
/ ∧........マニ=‐__ ¨_........................................⌒ヽi:i:i_=ニ ⌒ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:}
`{.........\ ヽ__fうア 〃.........................}′ }i:=‐ ~丶}:i:i:i:i:i:i:} それを背景に野心的、革新的な法案を
,.................`ミ¨¨´......................./⌒ ⌒7 }:i:i:i:i:i:i:}
\ ‐‐= 、 /........................................., ¨゛ / }i:i:i:i:i:i:} 幾つも提出している。
〉′ ノ .:../´ ̄¨¨¨ ‐-‐ _/ r /i:i:i:‐=イ
_/ / { } / { イi:-i:‐i=∧ 一部勢力にとっては悪夢と言って良い状況だ。
i} / ` ‐-- イ } レ‐=¨¨´ ‘,
/ }:_:_:ノ / } ‘,
,′ `ー= __ ‘,
〈ニ=‐ ― ' `丶 ,∧
/ `{::.:...... } ノ _ 。z≦ \
イ {.........., イ _ 。z≦
{.........′ _ 。z≦il/_ 。z≦
.*
.+ 。 キリッ!
.____ .+ 。 *
./\ / \ そこに降って湧いた機密流出疑惑。
.+ 。.../ 〓 〓 \ .+ 。
. |⊃ (_,、_,) ⊂⊃ | しかも、焦点となる人物の知名度が世界的ともなれば、
. ヽ /...+ .。
/ \ 追い詰められた勢力が起死回生を目論むのは当然の話だ。
/ ,、 .l> ,>
\ リ l < 更に言えば、その主要人物の一人は未だ幼い子供であり、
<_/ ト-'
i l 巧く丸め込めば良いように使えると普通ならば考える。
l 、__. l
l ∧ l 最後は梯子を外して、やはり男子は女性が管理しなければ……
. l / l. l
,、-'"l /' ̄l l'-、 と言う方向にもっていければ最高だ。
/ (__ノ ゙'-、,_) \
/ i
l /
゙'-、, _______ ,、 - '"
.
- 430 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:09:25 ID:???0
-
_ _
,..:'.:.:.:.:.:. :ヽ、
/;;;:;:.r─‐-、jlノ\ そして彼女達は、軍と現政権の足を引っ張り始めた。
|;;;;:;:;{ ,,_ `ヾN
l;;r、/ rェテ rz< リ 扱う問題の種類や、自己の利益の為に目指す方向性など、
r‐j uj. , _j 「
〉フ^8、 ' r -, / 普通であれば、自分だけが上がっても、社会や人類が沈んでは
_ _,, ィ´/ \ `´ /
, r‐'"´ / lト、 丁´ 全く意味がないと自省するところなのだが、
/⌒ヽ. / ハ \__/| ト、
,! ゙、 \ / ', O ト、! \ 結局の所は想像力が足りないのだろう。
| ', 〈 , l ヽ l!
| ゙i/ ゙、. ゙、 / 〉| l 彼女達は人類の未来を削り落として
| !リ ゙、 V / ! |
| l! \ l / ,! | 自分の現在を富ませる事に夢中になるのが常だ。
.! } \!/ ,' |
! | | / │ そして、大衆が彼女達の嘘に騙されるのも、か……。
| ! ! | / |
| ! / |,イ |
ト、 V / l |
/ ト、 \ / l !
′/ \ \ /| | 」
_ .ノ`ヽ __
/ヾ :i! :j }`ヽ、
〉`ヽY∨ /≠≦} ともあれ彼女達は餌に食いついた。
〈二ニ=-vx=ニ二三〉
///; |:.Vヘ\`ヾ} 束さんと千冬さん、その家族は、軍に拘束されている
/// _/_/! | ∨ヘ ヽ\ヽ
, ‐く⌒´/ ∨!/⌒ヾ´⌒Y´ `ヽ、 ――逆に言えば、保護され守られている状態であるから、
イ :/ ∧V∧ .:} ヾ
ノ :i! { 从 〈 ``''"´Y .:} .:} その工作先は主に私とその家族となるだろう。
(:イ .:{:! ハハノヽ、、 ムイ ハ 从 .:Y
乂!从ゝ二≧、、 x匕´イイノ j :イ そう、必然的に彼等の手筋は、公安五課の守備範囲に集中する。
从乂ー癶zァx、 彡xzァ癶ーフイレ小
//小乂三彡イ ヾ ’彡从| :乂_
__// 从!ヘ\ミミ} 彡イ!.:j:i :!ヽ `ヽ.
/´ / .:/!| :iハ彡ミ{ `" /! //! ! : \ :.
. {:. .:ィ .:/ i| :l! i:\ミ, ´ 二 ` イ i// .:|! '、 ∨ヘ: \
У .:/ .:i| :l! |l:l \ / li // .::|! \ :} !}: :ヽ
. ノ .:ii. .:i| :l! |l:l ー l// i:.:|i ..:ノ i:j i :.
. /:. .:j:! .:i| :l! |l:! :l/ .:i!.:|:! .リ .:j :i
./: .:ハ_.:ノ :ji .::i/ :j .:i!.:| !、、 ′!
.
- 431 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:12:32 ID:???0
-
___
, ´ \
/ ヽ
./ ‐--‐ ‐--‘. 見事な手筋と言うべきか、
,' u __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘. それとも場当たり的な対応しかできない政治家達に
{ ⊂つ ⊂つ
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' 頭を抱えるべきだろうか?
\ _,.イ
> 、 __ ャ≦ ともあれ、現状は束さんの思い通りになっているようだ。
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉
/ ゙ 、 _ /` 、 彼女自身も、一見動けないように見えるが、
/ __,,. ー' ヽ
// \ 、 ∧
i' } V ハ
| i }
/|\ _, . :‐: : : : : : \___.ノ 実際には、機材から引き離されていても、
.ィ__〉|:ト\./: : : : : : : : : : : : : : : : : \
/ r::|:::|\/: : : : : |: :i : : : : : : : : : : : : : :\ 一定範囲内に専用ISがあり、前準備さえして有れば、
. / o./::/:::ル': : : : : : :|: :{ : : : : i: : : : : : : : : : : \
|_ /::/::://: : : : : : : λ: :、 : : : |: : : ト: : ヽ: : : : : :ヽ 自由の身の時と変わらない行動ができるらしい。
| し'///: :/ : : : : : {: ト: : ゝ: : :!:./|⌒i: :} : : : :| : ',
し.';/ {: :/: :/ {: : : |: |}从:〉 : : !ヽ: }ヽハ:!|: : : :|: : :', 事を起こした以上、その辺りの算段は付けてあるのだろう。
|:/: : {: :|: : :/|:l {\: : : i'´V-―z|:!: : : :!: : : ',. /ヽ _
|: : : :| : |: : :|:.:|.メ〉 \__i '" ̄ ̄|jノ: : :i! : : : ', / // /、 知事やバラライカ女史からの情報が無ければ
|: {: :/!: :|: : :W .ィ:チ ,. '' "/:/: : /|: : : : ', { ヽ / // / /
V|: :{ |: : : : :|ィ/ ′ l:/: : /: |:\: : 丶! レ // / / __ 私も気付けなかったが、明らかに彼女は
|: :| |: : :\{ 、'' " ノ /: /: : |: : :\: :ノ 、 〈//
V ト _{.:_;>.._  ̄ ∠ィ: : l: : :|: : : : _/ ) / 安全な所から場の全体をコントロールしていた。
( \ 丿: : : :: ヽ: : `i ーr--- |: : :|: : :|/い{ / /
\ \(\: : : : : : : 丶: | : : | |: : :|: : :!ヽ ヽ)ヽ /===ュ
\ \ \: : : : /λ|: : ノ | : V: : | \ うト=='" i [_]
____〉 i ヽ: / (ハ: : { |) __ /ヽ:_: : /_//〉| | |
}―――― { V (| |: 丿|) 〉 ` 〈:ヽ:)--〜ヾ | ,..イ\
(二二二 _} (| |}:!:|_|)/ ):〈\___ >r――イ、.丿: : ヽ
/\___.ノ∧ X (:.:ノ / ヽ/ } : :)∧::::ヽ | |/}: : :\
.
- 432 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:13:33 ID:???0
-
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
< ̄ ̄ > 、
` < > 、 だが問題はこれからだ。
,.. ----、<_ >、
/ ,.ィ//∧ |////| 如何に釣り上げ、この騒動を軟着陸させるか?
/ /、////∧>===≠- 、
/> ´ \//: : : : : : : : : : :> 、 物事は常に、始めるより終わらせる方が難しい。
// ,-//: : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
〈´/ ,: : {/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ム 例の番号でバラライカさんと繋ぎが取れれば
´ /: :': :': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
/: : |: :|: : :、: : : : u: : : : : : : : : : : : : : :. 彼女経由で連携できるかもしれないが、
': : : |: :|: : : ∨: : 、: : : : : : : : : : : : : : : : .
| |: : |: :|!:、: : :',: : :.∨: : : : : : : : : : : : : : : :. 監視がついているだろう現状、下手に動くと
|_|: : |: :|{: ∨:∧: : :.∨: : : : : : : : : : : U : : :.
\{: :|:>∨:∧、: : ∨: : : : : : : : : : : : : : : :. 自分や束さんの首を絞める事にもなりかねない。
|/ ',: :∧\: ∨: : : : : : : : : : : : : : : : .
うう、誰か助けて……。 / ∨: :|, : \}: : : : : : : : : : : : : : : : : : .
_/ ∨:|∨: : :\: : : : : : : : : : : : 、: : : : \
_,.. -//| Y l: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : \
, ´ . u |/ | リ ,: : : : : : : : : |: : : : : :,: : : : : :、 : : : : \
{. |/ | |: : : : : : : : : |: : : : : : :,: : : : : :\: : : : :.\
. 乂___ ,|/∧ |: : : : : : : : : |: : : : : : : :、 : : : : : \: : : : :.\
三三三三三三三ニ\/≧、_,..イ、_ |: : : : : : : : : |: : : : : : : : : ,: : : : : : :.:\: : : : :.\
三三三三三三三三三三三 {. || |: : : : : : : : : |: : : : : : : : : : 、: : : : : : : :.\: : : : :.\
人 マ、 |: : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : \: : : : : : : :.\: : : : :.\
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
:::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::::
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,} 県側としては、早急に記者会見を開き、
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;: 少しでも事態を鎮静化させたいようだ。
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::> その際、件の仮想現実交流会計画に、
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ
{::::::/:::://|'::::::l-/-ー- _ ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル 言及して良いかとの打診があった。
l::::// l:||::l:::::::::l,' −ー. ー |:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧`-ー=-" `ー=-‐/|:::l丿::リ::| `丶 出来れば、私自身の口から発表させたいようだが、
( l リl:!い::::::{tヘ , u.l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、u. ,イ.|::::|::i|| リ 男児保護の観点から現状では難しいらしい。
\|::| ||::::ト、 ⌒ ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八| が……。
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
.
- 433 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:14:00 ID:0lWWPURD0
- ハードルが上がりすぎてウサギさんの目ががが
- 434 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:15:33 ID:???0
-
___
,.、. /::::::::::::::::::`ヽ
く/\ /:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ここに一つの盲点がある。
\□\ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\□\|:::i、:::\:::::::::/:::/i:::〉 ___ 男児保護の観点から私を記者会見等に
\□i:::| ● fヽ ● |:::|一'´.::::::::::::::::::\
/ ,Xへi ⊃(__|l }__)⊂ j::::≦´ ̄\:::::::::::::/ 引っ張り出す事は禁止されているが、
ヾ/ /\\ / ノ _ノ:::::::::::::\ ヽ:::::::::〉
/.:::::::\ヾ:| ´ ̄ヽ}:::::::::::ハ::::::::\ \::ノ 私が勝手に出てくる分には法に触れる事は無い。
/::::::ハ:::::::ヽノ '⌒ヽ{::::::::::{ ヽ:::::::::\
/::r'⌒ー‐一'´ )ノ::::::::::::| ヘ:::::::::::} 現行法は、男子は弱く、従属的な存在と言う
〈::〈〈XXXXXX{ー一'´\:::::::::::〉 }::::::::,′
∧::ゞ'´ ̄ :::::::{ ≧{ }≦〉:::::::::〉\ ⌒V 固定観念を基に制定されており、
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::7 ハ\ゞ'⌒{\: \
.{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l__|::ヽ/::}Xx|:::::ヽ: \ その逆を裁く法律は、刑法などを除き存在しないのだ。
\::::::::::::::::::::::/ ̄〃7/:::::|Xx|:::::::::::',/,)
`ー一ヘ='ヘ. {.{ }ム::::ノXx{::::::::::::} ̄
,ゞ'"´〉|〈_,.イ´ ̄ヽ::::::::/
r((⌒_,ノ:人:ノ j , , , }三/
`ー‐一'゙ `ー'ー'ー '  ̄
{: .: .: .: .: .{ニニニニニニニ\ 寸ニ} } }、 今の私は囮なのだから、精々派手に踊ってやれば良い。
゙'+: .: .: .: .゙'+ニニニニニニニヘ \ ‘,
゙'+: .: . : . `¨¨¨に二二_¨´ ‘, なに、私は彼女が言った通りの天才なのだと、
/ "'+.,: .: .: . : . : . : . : `ヽ ‘,
{;::;;::::::::"'':::...、、、、、、、、、、圦 ‘, マスコミの目の前に晒してやるだけのこと。
f:::〈::::::、;;;;;;;;;;;;;;;::::;、::::::::::::::::\ }
{::''Y::::::::: {:::::{ \::::::::} `ヾ ニ=-、 勿論、向うにそれを伝える必要はあるが……。
ヽィ:::::::{ {::::::''ァ ヾ:/ }//: .: .: . \
__ ,、、//::ヘ:::::{ 、___,.、 /! //: .: . : . : . .: .:\
. /: .: .: .: . ̄ ̄¨¨¨/ /: .: ./{\::::::::::::...................,、ィ /}、〈/.: .: .: .: .: .: .: .: .:. .:.\
/: .}: .: .: .: .: .: . /: .: .: .: ./: .{ { : .\::::::(¨¨¨¨¨¨´ /:Λ〈 (_,.): .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:\
. /: . }: .: .: .: . : . /: .: .: . : . / : .{ { : . : .\::::::-.........,、ィ::/ Λ〈 (_,.): .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: . \
/: .: .}: .: .: .: .: . / : . : . : . /: .: .{ {: .: .: .: . \::::::::::::::::/: .: . Λ〈 (_,.): .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:. .:. .\
.
- 435 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:17:03 ID:???0
-
/|_
く ∠__
,ィニ三三三三三ニヽ、 . ヽ / 丁度目の前には伝手がある。
,イ三三三三三三三三Y . } >
毛、_ {三三三三三三三三ミ}  ̄` 本格的な会見は明日朝らしく、少しばかり期間は厳しいが
ミ三シ ̄|三三三三三三三三‖
(、ス三、 {三三三三三三三三} おそらくその伝手から幾つかの手は借りられるだろう。
-=ミ,ゝ ゞーラ'´,' ,' ィ 、 `、 ∨
-‐ラ __ノ./ レイ ノ\ |\从ヘ ヘ かつて経験した修羅場の数々と比べれば、
'⌒ヽ、〃 / ,' レ'\ゝ`,/ Y ト、
ゝ/ イ 〇 〇 ト\ \ このくらいはなんてことはない。
r‐イ i A r‐-- -‐、 |ミ \ \ _
,┤ | i 〈∧ | i ,ノ iヽ、_) ,ヘ ヽ / )
rヘ、 ,ィ'´∧ キi i`、 `> 、_,< /_|从ノ 乂 / / __
\ `ヽ、∧ ∨ヘヽ-ラ:::::::::::::::i i:::::::::|:::::::`ヽ、ノ / / )
>、_  ̄` `ヽ--‐一┐/| |:::::::ル/::::>'´ 人__/ /
___」_/ _ ァ-‐イ:::::| }-‐┴-イ 、 /
|____ ノ ( _/i !::::人::::| ゝ、__,弌 |\ \
>イ /_/ |::::::::::::::| ヽ、_,! ゝ-、 ゝ、 \
,>'´ ノ ̄`ー‐'´____/::::::::::::::::\____) \_ノヘ キヘ、_)
`―イ´ 〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ∧ \
ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| `‐'
,ハ /\ /::::::ヘ
/´ヽ ,/;:::::∨::::::::Y^⌒ヽ、{ケ:::::::::ヽ、
/l:::::ノ!/::::/:l|:::_イ丶{:::ヽ、::::.ヽ::::::'⌒^ ̄,}
,//:::::/::::/:::::/l{ニ、ミ::::\::::::::.::::\: : :./´::|
i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ\::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.イ.:/:::::::;: そう腹を決め、説明を終えた知事に、
/::::::::′/:::::::::/:::丿 '.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,イ',::::::::ト、
/:::::::/::::〃::::::/:::::| ヽ::::|ヽ:::::::';::::l:\:::i|::::::::: : ::> 会見資料の作成を申し出た。
, '::::::/::::/,ィ!/:::::l::::::L::、 、::| \!:::::|:::::l\::::::::|ゝイ
{::::::/:::://|'::::::l::/l_丶 ヽl二,,'_'j::::|::::,ト、:::\::lル 当初は彼女も渋っていたが、
l::::// l:||::l:::::::::l,'l { ト;ハ` '´‘;!iメj }|:::レ'::!ヽj/ )ヽ
`/,' l:||::l:::ヽ∧ヾ` vソ Vノ /|:::l丿::リ::| `丶 その必要性、有用性は無視できなかったようだ。
( l リl:!い::::::{tヘ ,,,, , ,,,;l|::::|::/イ|::l )
ヽ l/ V|トrヘ、 ,イ.|::::|::i|| リ どうにか説き伏せ、
\|::| ||::::ト、 ‐―- ィ:::レ':::::jl:::l
|::::j人!::::|「 ト __ , ´| ′イ八| 作業用の個室と、スタンドアロンな機材を借り受ける。
|::/ i:::::::l l! | ∨/::∧::丶
|/ |:::::::l !レ //::∧ ト、::::\_,
/ l:::::::川 //::,ヘハL 「_ ̄ヽ
/ _ 厶ィ'::::/ ー一' _/∠_ヽヾ.  ̄`ヽ
.
- 436 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:17:43 ID:???0
-
γ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ なんとか母を説き伏せて引きはがし、
(:::::::::/ _ノ ヽ、_ \:::::::)
\:/ / ⌒) ⌒゚o \ノ 見知った顔がいいと、介添えは五課の護衛にお願いする。
| / /(__人__) |
\/ / ` ⌒´ /
,ィ彡三三三三三ミニョッ、
,ィ彡三三三三三三三三三ミ}
i 三三三三三三三三三三三| もちろんこれは、バラライカさんと
∨三三三三三三三三三三ミi ☆
}三三三三三三三三三三ミ| 〃 連絡を取る為の方便なのだが、
ト三三三彡> ̄、"〒――イ、_
∨彡'λ ィ、 A ト、 | ト、∨ミ、 知事も、男児を県職員とを二人きりにするのには
ヽ|、 i-ヘ | iノ ,==ミ | |' | ∨ ヘ
ノλ代ヲ` | |/ ノ λ 多少の不安があったのだろう。
'´ |∧ 〈 | |ヽ人ヘシ彡
| ヘ 、 ノ | |ムシ、 ミ毛 これについてはすんなりと話が通った。
| ゝ、 .ィ| |:::::ヘ \ _
| | >-イ _,イ |:ツ' | イ | 尤も、その介添え人が、先程から顔芸に余念のない
| | /:ゝ≦:::| | | |. |\
| |(:::::::`iシ'´ | | ゝ-.i ,-、___ 彼女であったのは、少しばかり意外ではあったが。
| |>:::::::| | !'´ _},' ,' ,' `ヽ
| ノ ヘ::::::| ノ ! , ( \i i ィi |`ヽ
| i  ̄ フ / , ' ∧`ヽ_〉┴‐' i
| | '´|ノ ィ/ ,' ≧ __ ,ノヽ
ヘ、 | 从イノ ∨ (_ \i__,ィ'_ノ |
レ乂ヽ / i ト 〉
/ / { !、 _/
i ,' ∧ キ`ー'´ ∨
i i i i i
.
- 437 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:17:59 ID:Dutck0t00
- 持ち上げられるだけ持ち上げられて兎さん涙目www
- 438 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:18:26 ID:???0
-
| | || /
| | ||/
/| | /||
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| |
| | 0| | まぁ確かに、付き添う男児に負担を与えない
| | | |
| | 0| | と言う一点については、彼女が一番の人材であろう。
|__________|_| |
..> _ / l| |  ̄ || 一番年若く、一番らしくなく、技量も一番劣っている。
> _ / | | / │ ||
> _ / l| | | │ || 反面、護衛面では心もとないが、
. | > _ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | │ ||
. | > _ {[二二]} │ | | | │ || そちらにはまた別の人員がついている。
. | > _ ー―― | | | | │ ||
| ̄| | _ > _______ | | | | │ || 指定された部屋に入り、運んでもらった機材を立ち上げる。
| | | | l _ | | | | | | │ ||
| | | | | | | | | | | | | │ ||
| | | |_| |_| | | | | | | │ ||
|_| | | | | | | | │ ||
. | | | | | | | │ ||
,ィ彡三三三三三ミニョッ、
,ィ彡三三三三三三三三三ミ}
i 三三三三三三三三三三三| 部屋は五課が既に掃除済みらしい。
∨三三三三三三三三三三ミi
}三三三三三三三三三三ミ| 監視も、五課の人間しかいないようだった。
ト三三三彡> ̄、"〒――イ、_
∨彡'λ ィ、 A ト、 | ト、∨ミ、 丁度良いと介添えの人に歩み寄り、
ヽ|、 i-ヘ | iノ 〇 `| |' | ∨ ヘ
ノλ| 〇` | |/ ノ λ
'´ |∧ | |ヽ人ヘシ彡 「すいません、お姉さん。ちょっとお願いがあるのですけれど……」
| ヘ 、_,、_ノ | |ムシ、 ミ毛
| ゝ、 ィ| .|::::ヘ \
| | >-イ _,イ |:ツ' | `、 怪訝な顔をする彼女に、頭を下げる。
| | /:ゝ≦:::| | | ヘ
| |(:::::::`iシ'´ | | ゝ-< ヘ
| |>:::::::| | !'´ _ _≧、 ゝ、
| ノ ヘ::::::| ノ ! , ' `、 `ヽ
| i  ̄ フ / , ' |
| | '´|ノ ィ/ ,' |
ヘ、 | 从イノ ∨ i
レ乂ヽ / i /
/ / ゝ /
i ,' | i
i i 〉 |
- 439 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:18:52 ID:???0
-
___
,. -'"´ `ー 、
/ ヽ、 「あの、バラライカさんに連絡をとりたいので、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ ヽ、 端末を貸していただけませんか?」
./ 彡三ミヽ 彡三ミヽ ヽ
/. i
/.__ ( ) ___ l
(__) `ー-r'´`jー--‐'′ (__) / そう笑顔で尋ねると、
i |/´ | /
ヽ、 `ー'′ / 彼女はなぜか、酢でも飲んだかのような表情を作った。
ヽ、_ /
`i ヽ
.
- 440 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:19:39 ID:???0
-
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l ☆凛男友達シリーズ二次創作
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l インフィニットストラトス
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l ――やる夫は、無限の成層圏に手を延ばすようです――
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l カンチガイ
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l 第五話(前) 【擦違い】 完
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i,
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ 「あー、なんか大変な事になってきた」
チョットダケ アノコニ /: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
シンキンカン ワイテキタ /: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,
,.': ,:': :/ O `v^γ'Yυ"´ O .';': : i; : |.i; ',
,.': ;.'.: :/ . `| O | ノ| O .|' '; : :i; : i,:',: ':,
【*やる夫君は女神さまに監視されています】
.
- 441 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/16(日) 21:20:22 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 本日の投下は以上です。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 男友達世界の色々は、バグとかフェミナチ悪いって所で思考停止するけど、
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 結局は衆愚政治の失敗よねという結論に……。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 今回書いていて、民主党政権とか未だに第二党の民進党とか、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ アメリカ大統領選とかEUの移民問題とか、
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 私達も男友達世界の人間とか全然笑えないじゃんと強く思いました、まる
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 442 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:22:07 ID:xFFJkzqa0
- 投下乙です
続き楽しみにしています
- 443 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:23:46 ID:B0LxTppz0
- 乙
- 444 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:30:03 ID:4RjOxA3A0
- 乙です
それ以上あかんwww
- 445 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:30:18 ID:0lWWPURD0
- 乙
- 446 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:39:40 ID:D2QEdSao0
- 乙です
- 447 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:39:59 ID:zuGADyxc0
- 乙ー やっぱ博士枠はほいほい表にだしちゃだめだな
- 448 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 21:50:48 ID:jyNHLgWE0
- 乙様です―
- 449 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 22:25:55 ID:GpNVx0pw0
- 乙w
護衛さん苦労してんな……
- 450 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 22:34:00 ID:jf4wLY0a0
- 乙様ー
- 451 :名無しの読者さん:2016/10/16(日) 23:54:40 ID:KUFfF43Z0
- 乙
勘違いモノの主人公ムーブしてる束さんカワイイw
- 452 :名無しの読者さん:2016/10/17(月) 01:29:02 ID:IVBBt2120
- 乙ー
- 453 :名無しの読者さん:2016/10/17(月) 07:52:50 ID:3CZjOMuv0
- 、、、
- 454 :名無しの読者さん:2016/10/17(月) 18:53:02 ID:HcWrUAzj0
- 乙です なるほどなー
- 455 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/20(木) 17:05:04 ID:???0
-
【どうでも良いキャラ紹介その1:まど神様@ない夫冒険者】
,..-=―
/>、 .γヽ (./´ /ヽ,
,' \/ -‐’'' ¨`ヾ¨>.,_ ./ .|
{ ./ '., \,' |
゙i, ./ / / .', ', .| /ハ 女神まどか Lv:∞ 属性:L/C
ゝ、__,,..ィ´/ .,' ,' ,' | .', ゙i 丿Y }
/ (_i | i| ! | ', | ! l./く ゙i { スキル:システム操作Lv1
,' / l /ヒ'"丁! ', ∧代''ト女 | ! ハ .| |
,! ( .| |!|、iヽ.|-゙i 〈 _゙i,!ヽ、 | l ト .,__,ノ |、_ノ
! ./ \ /! !l xキ芋 \|\! 芋ミメx }.l .l.゙i, ゙i,,!  ̄〉
|//! / ', N゙i、///. , ///.,!,! ,! ゙i, ゙i / 真面目で優しく、慈愛深い処女神。
,!'ゝ', ',` ゙i,! }ヾ. _ ,!.! / ゙i .ハ
! ', '、{゙i,| 人. ( ) /,! /7ー-┘ リ.} ただしその反面、気負いやすく、
ヽN λ > ,_ _,../ //'ハ /゙i,|
/ ,.ゝ廴ム、 〕> ≦ | /,∠´ | }/ |! 気弱で自信に欠け、他者に入れ込みやすい
/ / く''´ ,>' ハ| | \
/ / / く ` ´__> ゙i, | \ ――植物を世話しすぎて枯らしてしまうタイプ。
/ /,! i ・。ヾ __> 。・ i ト、 \
. ,.' . / ,! 0 Χ 0 i ゙i, \ ` <
>´,斗-' .,! ! ヽ > .i ヽ \ ` <
> ´ ヘ / i .{ ∨ ', } ヽ /7 `
.r'.\ / l .l ', | _/ /
ゝ-i  ̄\ .l .l ' l / r'
ゝ-i \| i |-‐' r〜'´',
./ゝ-i__ヽ! |¨¨´:、 ',
./ / |_ | ヘ ',
./ // \ ,. .|へ ヘ ',
./x-―'゙ .\ ,. ´ '., \ ム,,,_ ', __
_,,. .‐ '' ¨ ´ / \` ´ ', '., \  ̄¨ '´
|i、
/{ |i ‘
/ ′! /} 使徒にする魂を選抜する際も、
∧/ ! ∨ ,{ /
{ { 〉 -…‐-∨{ } | 自身の決断では選べず、システム任せにした結果、
′‘,./ ´ ヽ./ ノ
{ }′ ヽ V´ \ 本来選ばれるはずもない魂を呼び出してしまっている。
r\_′ / {ヽ}、 | !| `⌒
/, i |i /|/\{ ー‐|Y |、 i 本当は、非業の死を遂げた人間の中で、
/イ ノ| |X´__ x=ミ!:ノ W
ー=≦ |∧ |〃⌒ 、 .::: | | /!| 条件に適う精神を持った者を選ぶはずだったのだが、
/ }/∨i|:込::. v フ イ j/}/j/|/
〈 ノ:\ Y__,. __T爪 { i / { 検索キーワードが曖昧だった為に、
`7: : :く \==彡` トミ
`⌒ー} __/ /\ ヽ , 別の意味で酷い死に方をした魂を引き当ててしまったのだ。
`^T´ { \:/ i ′
|i 八 ノ ,
}` /i ′
} |⌒ー'⌒ヾ
/ , ∨:./:_:_:.}i〉 -=ニ
/ / ∨〉 Yiヽ __ -=ニニ/
/ __/ `マ}\}|___\ ノニ,,'⌒^´
-=,,´-‐…‐=ミ__,. ^⌒ヽ‐='∧ | ` , -=ニ=- ´
-= ´ / \ .∧ ∨ -=ニ<ノ/´=-
,, ´ / / -=} 〉¬冖“¨´ `
´ / _____ -=ニ=-^ー='’ \ 丶
.
- 456 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/20(木) 17:05:39 ID:???0
-
/`Y⌒> ___
___L -‐ ` /|_
⌒> / \ \ /
// / /| /|: /! ヽ/L )___>
/イ⌒7 / ∠廴ノ │ /│ | 〉 } 当然、ない夫の死に様を直視する勇気も無く、
|/ | 厶'^〃 }} |: /ヽ:| ∧ r' ⌒ヽ
∠ |/(⌒)ゞ='′ |/〃`Y |: / 〈/ '. 酷い死に方とは言っていたが、
|/八 ////乂_,ノ \′/ i |
|//\ ___ (___) ,イ i | その内容まではちゃんと把握できていない。
/ >、( `ヽ / /│ i |ノ
/ / -‐f≧=‐- / / i |∧ i八|
/ / / 。 {__/ ⌒^く | ∨
/ /,く_{ ゚(:) o ゚ { \ :|
厶ィ ^7~〉-く_,> \}_,/) ト、
|: / { \ / ∧^~∨ノ \
.|ニニニニニニニニニ| ,' . あ i/
|ニニニニニニト! .! す .の !ニニニ
/=ヽ ,..=ニ7... . -. . . -. . . ., iヘ\l . る .子 lニニニ ただし、本当に傷付いた魂と対面した場合、
/ニニヾ,..: ´: : : : : : : : : : : : : : :`:l=|ニ=l な の .lニニ
,'ニニ=:'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : lニ}ニニl . ん 邪 .|ニニ ちゃんと向き合えずに拒絶するか、
{ニ/: : : : : : : : : : ,': : : : : : : : : : : : iニ!ニニ', て 魔 ./ニニ
. /: : : : : : : : ,': : : i: : : : : : : : : : : : : :〉ニニニ\クスッ を /ニニニ ズブズブになるかの二択になる可能性が高く、
: : ,. /: : : : ::i: i: : : : |: : :∧: : : ハ: : : : //ニニニニ,'\__/ニニニニ
´: :/::/ +―|-|、: : : :l: ,./-‐l―|‐!-: ::iニiニニニニ/、ニニ|: : : : \ニニニ 適度に健全な彼の魂を引き当てた事は
//:/ |: /|/|: : : :/|ハ|::::::::|: : | ゙i,: : lニlニニニニ/: |ヽニ!: : : \ヾ、ニニ
/': : {::|::::|/‐-:|゙i,: :/::|!::l -―|: :|::::゙i,: 廴ニ=‐'/: : |ニ\: : : : : :\ニニ 彼女にとって逆に幸運だったと言える。
: : : :|:|γ斧ミメ:::i,/::::::::''¨斧芋ミ、::::〉: /ニニニ{: : :,!ニニ\: : : : : :゙i,ニニ
: : : :|ハ;;...込zリ::::::::::::::::::.. 込zzリ ゙/::/ニニニニl: : {:\ニ/^: : : : : ::゙iニニ
: : : : : i ``````,`''''''- .;;;;;;;;;;;;;;/:/__r-、=/: : : ゙i,: `´: : : : : : : : : |ニニ
: : : : : i /: : : : : : : :l: : : : : : ゙i,|\: : : : : : : : : |ニニ
: : ゙i,: /\ ‘ - .' ./: : : : : : : : : :/: : : : : : : : ゙i,ニ\: : : : : : : lニニ
: : ::∨: : : \ /'l: : : : ,.:´/: : : : : : : : : : : \二ニ=-、|\!ニニ
゙i,/: : |: : : : : |> ..,, 、-‐|: : /=/:/=ニ=- .,_: : : : : : : : : >=ニ二ニ=-'゙
゙i,: : ゙i,!\: :l: : : : : : : 〕ニ|: /ニ{:/ニニニニニニニ=-.、: : : : : : : : : : : \
.゙i,!\: : |\!: ,..‐f´ `´|/ニニ!'ニニニニニニニニニニニニニ二/~ハ: : : : : \
\| .|:/ニニニ〉 γニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニi`` ト、: : : : : :
.l::{ニニニ〉 /ニニニニニニlニニニニニニニニニニニニ} <^^>: : : :
l: :lニニニ〉 ./ニニニニニニ\:lニニニニニニニニニニニl >` <,: : :
.l: ::/ニニニ∨ニニニニニニニニニ\ニニニニγ⌒ー‐' > ``
l: /=・=0=ハニニ0ニニニ・ニニニニニ゙i,ニニニ{‐''¨´ >
.l: iニニニニ弋リニニニニニニニニニニニニ゙i,ニニ\ >>.,
.|: !ニニニニ/ ゙i,ニニニニニニニニニニニニニ|\=ノ \ > >: : >
.
- 457 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/20(木) 17:05:58 ID:???0
-
_
―― 、__へ ¨  ̄ ¨: : . . . /亠 、
. | /: : : : : : : : : : : :へ: :.</ 八
八 / . : : : : : : : : : : : : : : : : :\: :\ /{: 、
. /' / : : : : : : /: : : : : : :.\: : : : : : : V' V: \
/: / /: : : : : : :/: : : : : : : : : : \:\: : : : . V:./ \
-=彡イ:.i,へ ': : : : : : :/: i : |: : : : \ i、: :.\: : : : :i__V: : : :
<_: :/ /'|:/ : : |: :/i: ハ: :{\: : : !斗笊十 : : : : !⌒ヽ ̄、 ̄ とは言え、人懐っこくて寂しがりな彼女は、
/' / ||: : :斗笊''丁V \:.| ヽ : : |i: ∧ \:\
. ノ / 从: : : !: { ___ ` ,x==ミ : : :从:|:八 \ノ 既にない夫にも相当入れ込んでいる。
⌒)''_/ |:ヽ: :W> '^⌒` :./.:/ 八:/:/: |: : |\{
. {: { 人: :\:\ :./:./ ' , :/:/: : |: : | 現在の環境の寂しさもあるが、
. 人: /:/|: : |: :.⌒、 、 _ ノ /イ: ': : :.:|_: :|
. /:/ : __|_: }个 .. ィi: {:|'斗  ̄ ̄ヽ それ以上に、好感を持てる相手の
/:/ /: ' 从: _ 〕 ¨´ |/:从 i
, / /i 〕\ゞ=====リ/ 〉 |\ 責任を担う立場にある事が嬉しいのだ。
i i : | く ¨ヽ ''¨ __rv 人: :\
| |/: 八 O⌒ー'⌒Y O O i 、: :
. 八:∨: :∧\ O人__人_ Y \
/: : :ヽ\: ノ Y/_彡⌒´ ⌒ー_、_ハ / ヽ
. /: : : : : : : ⊂ / ⌒ヽ_ v __rへ⌒ヽv --V
.': : : : : : /: : : : :〕∨ ⌒ヽ__rへ'' i乂_人 _
: : : : :/: : : : : : / i ^^ ; i:/: : : /
: :.:/: : : : : : : 八 八 i 八|: : /: :/
⌒ヽ ___ノ\\ 人 / ; /: /: : :
- ―='ニ 个 ヽ , /:/ \: : :
/ / /,人 / /:ィ´ \
,/ / / / { \ -―=彡 /く ! \
{ / / | 、 ̄ (:/ | ∨
rヘ _ _ // /
/ ヽ ,. ´ `ン´ , ‐-= .,_
{ 、 . ´ {\ / `ヽ
_,..⊥..,_ 〕 ´ `ヽ’, ,.イ `ヽ ``丶、
く ⌒フ ,ハ Vハ } ) ‘,
\ / , } レi弋冖ヽ ヾ、_,ノ / `ヽ }
〕ト、,′ / j / jハ,从,ハ,j ヽ.r 、 \\
/ _,.. i ! i ,//jノ!/ ,x行芥ア'リ V ム=≦l_i メ、\
. / / | /i | \ / ' '辷ソ Y´ v ./ ¨¨ -=≦ _
/ / , イ | l 从 xi行ハ 〃〃{ ', 二7 ー= ヽ
' / |i |! '. 、 父 'ヾソ 丶 λ_ ノ 丿 ≧=- 八
i i' |ト、 | 刈\i ≧〃 く _ノ /ゝ-ァ ., ' \ \ `ア> -=≦ /
. ‘'{ ‘, \ / , ∧父o。.,_ イ {ァ- _ノ 、 >T l三{ ´
>-ュ /γ´  ̄ ≦ ) t  ̄ // l | > } 彡
/ー八 j 、 / / > V .// l l | | ソ /
../{ ¨ 、 / / ヽ V .〃 从 ! 乂:/ / 総じて彼女は、過保護な母親の様な、
.l ’, ヽ./ 入/ Y ーl丶卅 彡 {/ r / ´
.', \ ’, / / 人 } ゝ_ イ 人 / / 嫉妬深い恋人の様な女神と言える。
八 丶. Y / .′ T | :l  ̄ 7 ー─ ミ ペット ツガイ
\ ≧=- _ ノ / l } l .: ./ V 勿論、可愛い使徒の恋人を
| 、 イ .:| :. 从 / ./ :.
l ` ーマ ≦ , ' 八 入 / j / / } . 攻撃したりはしないが、
:. V ,人 :. ≧ / 〃 ≦ / :八
.∧ :. / .) | / / 妬くし拗ねるし媚びるし、
∧ / (__ :l .: / / _ .イ
./ハ / / μr==≦ノ -=≦ _ ノ / 一歩距離を間違えるとヤンデレる。
.
- 458 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/20(木) 17:06:22 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……と言う設定を、十分ほどで纏めてみましたとさ。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二> おかしいなぁ、某所で酷い下種なまど神様を見て、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ んじゃあ俺は、ぐう聖まど神様描いたるわって思ったのが
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 最初のきっかけだったのに……。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ あ、次回投下は30日ごろ、ない夫の話の続きの予定です。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 459 :名無しの読者さん:2016/10/20(木) 20:55:22 ID:W+jfqqVB0
- 三十日……だと……?
首を長くしすぎてキリンになるわ
- 460 :名無しの読者さん:2016/10/20(木) 20:55:36 ID:l8bRO0nb0
- 乙 まど神様イイネ
- 461 :名無しの読者さん:2016/10/20(木) 22:51:11 ID:ff1rbNzT0
- 乙ー まど神様もヒロイン候補なのかな
- 462 :名無しの読者さん:2016/10/24(月) 03:59:19 ID:FdOnjJKu0
- 乙
ない夫冒険者楽しみ
- 463 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 10:41:00 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ どうも、最近男子スケートアニメに嵌っているディゴ☆ジゴ、デス。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 予告通り、本日30日の12:00から投下の予定デス。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ ない夫……ノープロットとは言え、お前は何処に行こうとしているのか?
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ あ、それから、書いてる時に纏めたモノも
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ なんかもったいないので上げておく。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 464 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 10:43:16 ID:???0
- この位にすると一次の記述と、大体矛盾しないよーな気がする経験点周りまとめ。
注:メモ書き纏めた物なので、一次データに推測が混じってるかも
一次情報+
○Lv上昇までの討伐数
前提:初期ステ詐欺の記述に従い、ぷちつよ2以外は週休二日程度、年260日を想定
ぷちつよ2の討伐は2日に一度とする。初代は他とのブレが大きすぎるので割愛。
1→2 ぷちつよ ウサギ5程度×半年 650匹?
詐欺 スライム5程度×1年 1300匹?
比較 銀:ウサギ10程度×1週間?
やる夫:ウサギ×10を1週間?+ウサギ10以上×23日?
2→3 ぷちつよ ウサギ15→ウシドリ10↑×1年以上
比較 銀:ウサギ10以上×23日?+ウシドリ20×半年
やる夫:ウシドリ20程度×半年+クマ10程度×3ヶ月
詐欺 クマ20×3ヶ月 1300匹
3→4 ぷちつよ クマ10×2年
ぷちつよ2 コンガ6↑×1年
詐欺 クマ?×3ヶ月 1日80匹?
4→5 ぷちつよ2 コンガ15×1年
詐欺 コンガ?×半年
○ドラクエでの経験値
スライム ドラクエ3→4 /ドラクエ4→1
イッカクウサギ ドラクエ3→8 /ドラクエ4→未登場
オオアリクイ ドラクエ3→12 /ドラクエ4→未登場
あばれうしどり . ドラクエ3→未登場. /ドラクエ4→7
ゴウケツグマ ドラクエ3→440 /ドラクエ4→未登場
推定される経験点目安
○獲得推定値(スライムを1とした場合)
スライム 1
イッカクウサギ 2
オオアリクイ 3
ウシドリ. 6
クマ 24
プニキ 48
コンガ 96
○推定必要経験点
1→2 750程度
2→3 15000程度
3→4 60000程度
4→5 120000程度
○大体こうなった
レベル1→2 スライム10匹を五人パーティーで毎日休みなく365日狩り続けると一年くらいでレベルアップ。
レベル2→3 ごうけつぐま10匹を5人パーティで毎日休みなく365日狩り続けると一年くらいでレベルアップ。
あばれうしどりだと4年。
レベル3→4 コンガ十匹を五人パーティで毎日休みなく365日狩り続けると一年くらいでレベルアップ。
ごうけつぐまだと4年、プニキだと2年。
レベル5以降 既に、才能が無いとまず上がれない世界なので目安無し。
課題点
○シンちゃんやる夫の獲得経験値
他の話と差が多いので、上記表に殆ど当てはまらないけれど、最初の話だからいいよね?
でも、5人パーティが10体討伐して一年で1上昇、DからCランクまで平均3年なんかは引用する。
○Lv2とLv3の必要経験点の差が20倍。以降は徐々になだらかに……。
ここが壁過ぎて、普通のパーティだと1〜3年じゃ到底Lv3に上がれない。
確かにナルホドくんも、Cまでは険しいと言っているけれどさぁ。
○なので、ぷちつよ2に出てくる先代巫女は、どうやって18歳でCランクに上がれたのか問題が浮上。
先代巫女が抜けたCランクパーティには、これからは森が主体、目標ウシドリ10羽と言った言及があるよ……orz
なお、先代巫女と仙道やる夫のLv3、Lv4へのレベルアップ時期はほぼ同時なので、
それ以前の狩猟対象は当然ウサギかアリクイ主体に……。
○ぷちつよのLv2→3の必要経験点が想定よりかなり少なすぎる。
これを基準にするとLv3の壁はどうにかなりそうなのだけれど、ぷちつよ2→3の討伐数が一番曖昧な件。
○比較銀ちゃんの経験値補正凄すぎぃぃぃ!
他の人は補正がついていても必要経験点は減っていない風なのに、この人だけ必要経験点が顕著に少ない。
- 465 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:09:45 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 出来るだけ矛盾が少ない様にと考えてはいるのですが、
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 今回は、ふわっとした設定が、色々突き刺さりました。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 成長補正&促進ギフト持ちは、どうしてレベルアップするまでに、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 普通のパーティじゃ5年かけても、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ レベルが上がらない量の経験値を稼いでるのですかね?
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ あれか、大量の経験値を貯めて成長ブッパなのか?
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ と言う訳で、投下します。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 466 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:10:15 ID:???0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,// 【前回までの要点+α】
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´ ・ない夫転生! ヒャア、ディストピアだぁー!
寸:;|:l o o |::l;::}ニア
‘!从._-_,.ィrイ1′ ・チートTuee!! 要塞アパートでの快適ライフ!
`` Yh+‐{ゝ,
У‡ Li↑ . ・チートTueee!! モンスターハントでない夫無双!
1´`゛T゜
’ ̄’ ・かわいい男の子の名刺ゲットしたら、女神様からのTellが入ったぜ!
.
- 467 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 12:10:38 ID:c62L9Rd70
- うぃー!
待ってたぜ!
- 468 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:12:14 ID:???0
-
┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃ 紡がれていく文章に、唖然、目と口とを大きく見開く。
┃ ┃
┃ ┃ 生み出されたそれが真実魔本であった驚きと、
┃ ┃
┃ やらない夫さん、早く連絡くださいよ! . ┃ 目の前に記されて行く内容に、
┃ こっちは何かあったのかと心配してるんですからね? ┃
┃ ――まどか ┃ 完全に思考が停止していた。
┃ ┃
┃ ……あ ┃
┃ ┃ とにかく、応えなければ……。
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_ そう思いながらも方法が分からず、
| ( ○) (○)
| U (___人__) ただあたふたと体を動かしているうちに、
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ 目の前のページに二つ目の文章が書き記される。
人、 '-/____ ヽ |
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ |
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、 . 『……あ、やっぱり最後の言葉、聞こえてなかったんだ?
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧ ページの表面をなぞれば、その文字が記述されるし、
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧. こっちにもそれが届くよ』
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
.
- 469 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:13:40 ID:???0
-
_____
´ ` 慌ててペンを手に取り、キャップをつけたまま
′: : : : \
: : : : : : : : i 頁に文字をなぞると、それを追う様に黒く文字が浮かび出た。
i : : : : : : : : : : |
゙<.、: : : : :_; :、 _
__トゝ.!^≦z.、: : |:|>=≦.:、.:ニ=‐- , . 「ええと、まどか神様、ですよね。
_,、,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ、
,r'/ .: .: .:(.人.___) !l:!._、/.::.:.:/.: ゙i . すいません、連絡法とかわからなかったので……」
リ : : : : : : : ゙i´. `: : : :、,r': :/:|.:.: ..:.:l/: : :彳 ハ
ノ!゙i : : : : : : :.ト-‐‐=ニ 、<: : : |: /: :、:.V . : : :_:_ 、ゝ{
,r'リ:ヘ: : : : : : ::レ^<:ヽ::ハ: : :\|i :、: :.:l.:} : :<.: : : l . なんとかそう書き記すと、すぐ返答が浮かび上がる。
/ゝ:_:_: :.\ : : : : : : :: :`ソ|: : : : :.: : . :.:.:.`l <: : :¨.:ニ:, i
_r'. .: ;: : : : .:.:.:.i : : : : : : :. : !i:.: :、:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ< Y
| |,r'ニ=‐--=≦ \: : : : : : : !l:、:> : : : .: ., .::.厶イ: : > , {
__| | : .: -‐=ニ.: .:_、,rヘ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. ./ : : <:.゙i}
γ、 Y`ヽ : .:.゙i_>-=≦、ト:,:_:_:_:_:_:.!j: : :、-=≦`'r:ト`≦. Y |
iヽ.Li.メ{ i ir'γ'二 ̄' :.゙i.: ̄ !i.: : i: ̄.:¨.:ニ=‐- !: :.i. ト、!
lーj:| |::. .ノヘ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.゙i :,r'
 ̄ ̄ ̄ ̄`ーY ̄ ーヘーー⌒-―ー゙――ー-―――――-ー´`´ ̄ ̄ ̄
,ノ`ヽ, _
_ / /: : : : :\
,−,_- '/  ̄~\i: : : : : : : : :i
_ /,/: : : : ミヽ、 ' ̄~\: : : : : : ; i
,_彡-シ: : : : : : : : :\ヽ ト; : : : : ; :l
〃 ./: : : : : : : : : : : : \'_ 、. i i: : : : ; : l 『こっちこそ気が付かなくてごめんなさい。
〃/: : : : : : : : : : : ; : l : : : : \`_,'. l.: : : ; : :l
/:`': : : : : : : : : : : : : :l: :l'; : : :,: : :i |.: : ; : : l まず最初に、自分のスキルとか作った本の機能を、
//:/: : : : : : l: : : : : : 十テ '; :./'ヾ: '〜-=i : :,; : : l
li:/l: : ; : : :li:_l',: :l: : : : i_jァ=∨z、i : : : : l:i.: ; ; : : l 魔本で確かめるだろうと思っていたから……。
li:l l: : ; : ; ;イ ,i ', lヾ; : i ヽノワネミ l : : : : l:i :,: ; : : ;l
li:l l: : : ;. ;: l ァ= 、 ヾ' ヾモシ'. l: ; : : :l:i:,: : ; : :,:l もっと早くこうすればよかったよね』
li,l l: : ; : ; ; l ゞ,ミメ、 〃〃l: ; : ; i/l: : :,: :,: :l
` . i : : ; ト,: :、ヽニシ l: ; :,:/. .l : : ;,: ; :l
. ヽ : ;l i :ヽ, 〃〃 _, ゜ i ; :/. . .l: : : : :,:,:',
ヽ: l ',:、'、 ~ ` /l; / . . .l: : : : : ; ; ',
` ',;ヽ:ーt -,. . . . .イメ^レ〜〜l: : : : : :,: , ',
` ヽ; i i: : :/ i: : : : : : ; :,: ',
` /:/ / : : : : : : ; : ; :'.,
.
- 470 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:16:09 ID:???0
-
, ー,r 、_r-、
/r-、人, \、\ 「……あ……」
/ ヽ ヽ:`, V,} i
/ r´\ Λ Vi レ ト、
:::::\ \j, ┤ r } そうして記された内容に、再び絶句して頭を抱えた。
,' ( ノ ヽ, i i i { '
,  ̄ ヽ___i ,' {′ 確かにそうだ。
V { __L_
_ハ 、 ヘ、 ,.< :: :: :: ト- _ 曲がりなりにも、初めからスキルの知識を持ち、
-< :: ::{ヽ、 __, <∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ、
_ x< :: :: :: :: :: :: ::{ /;;;;;\ /〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: :: . 扱えた事で、こんな単純な手段を忘れていた。
,ィ ,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ト, :: :: :: :.、
/ 〃 / :: :: :: :: :: :: :: :: ::| /;;;;;;;;{ /:: :: :: ∧: :: :: :: :: :: ::∧ :: :: :: {、
, イ: :: :: :: ::/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :レ;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :i: :: :: :: :: :: :: ::ヽ==x ::Λ
/: :: :: :: :: :: :/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |;;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :: ∨: :: :: :: :: :: :: ::\: ヽ ∧
x―― .,_/ ヽ ,. -‐…‐--: : : : : . .,_ / \ __
.| / },. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :` i Y´ ヽ
`丶、! i _,. 彡: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \' | .|/
: : : : `丶、.r┴</: : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\ | /: : :
: : : : : : :/ /: : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ `ヽ/: : : : :
: : : : : :/ ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : :',: : : : : : : :', |
: : : : : :i /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : ',: : : : : : : i }: : : : : :
: : : : : :L,斗: : : /: : : : : : : : : : /: : : : i: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : ',: : : :ト、__i: : : : : :
: : : : : :/ i: : :/: : : : :/: : : : ::/: : : ::/.|: : : : : : :|、: : : : : : : : : : : : ',: : :| \: : : : :. 『新しい身体の具合はどうですか?
フ,. // |: :/: : : : /: : i: : :/_,,....,,_ .|: : : : : : | _」....,,_: : : : : : : i: : :|', \: : :
/// /! .!: : : :/: : : |: :¨ |: : :/ i: : : : : ::| | /\: ``: : : : : |: : : ', \: やらない夫さんの故郷と比べれば、
∠_ | |: : ::,' |: : : :|: i .| ,斗=ミ. \: : : :! 斗=-x\: :|: : : : |: : :、 ', / ̄ ̄
\__/∧: .|: ::|: : : :!',| ////.i \/ ん,ハ ヽ :|: /: : !: : : ', .',/ 過酷な世界だとおもうけど、怪我はしていませんか?
/: : .', .!: :.!: : : | 〃 んじ/} {/じ/} Y:/: : :i: : : : :',
./: : : : :',|: ::|: : : |. 乂;;;;り 弋;;;シ //: : ::i: : : : : ::', 生水は? おなかを壊したりしていませんか?
/: : : : : : : : :|: : : :!\ :::::::::::::: , :::::::::::::: /'|: : ::/: : : : : : :',
/: : : : : : : : : : ',: : : ', /!: : /: : : : : : : : ', 恋人は……まだ早いよね、お友達はできましたか?』
./: : : : : : : : : : : : : ',: : : ',:> ` ´ <:|: :/: : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : : : : : : :\ ',: : : : >s .,_ _,. s<: : : : : !/: : : : : : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \、: : : : }______{: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : <_____> .,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : >ヘ´ ` ヘ<: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : /^Y´ ^ヘヘ ,ヘヘ^ `Y^ヽ: : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : / ^ヘヘ∧ヘヘ^ \: : : : : : : : :
.
- 471 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:17:27 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒) そうしている間にも、女神様からの託宣は
| (__人__)
| ` ⌒´ノ . 次々と目の前に書き記されて行く。
| }
ヽ ヘミ| まるで、母親か年上の親戚の様なそれに、
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ | クスリと笑みが零れた。
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l 「……大丈夫ですよ、おっかさん。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、 こっちは元気にやってます」
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
/⌒ヽ '⌒ヽ
____ / } .. ¨¨¨¨¨¨¨¨ .. { ゚。'`ヽ ___
´ /`′ 。o≦ / ≧o。 ___ ゚。  ̄ ‐ __
/ ゝ / / \ ゝ i < ̄ 『怪我は直せるし、
/ /ミy / / ヽ ミ、 `ヽ
/ / ∧/ / / ハ ヽ / \ 食べ物もまずまず美味しい。
/ / ∧ 、 。 ゚ ./} ′ヽ ゚。 ',ヽイ \≧=-
⌒ヽ | ./\/ // / / ` ,斗 。 ト、 ヽ . ……友達は、今日一人、
/ ゝ} /rハ/ゝ/_ / / _ -‐'' ヽ i ゝ、丶
/ // ∨ 斗爪丐. ′../ 丐爪刈 \ i∨ヽ、ミ=- ` . できたかもしれません』
/ ./ / 从〈 ん (_ ! / ん (_ 〉 ヽ | ∨ ヘ ' , }
/ , ハ { 辷_リ ', 辷_リ ∧ ゞ ∨ゝミ=- ヽ
/ { { .', ヽ ∧', ゝ ,'
/ ゞ ヽ ≧=- ' ', \ ` }/
′ / \iゝ. __ 八 lヽ .\ \ 「むぅ、私、人間の年齢だと
/ // ≧ ´ ` ≦ ゝミ=- ヘ ヽゝ、
/ / -‐ 、__,,./i ___ト __ イ___.i\.,,__ , ‐- ヘ : ヽ } まだ中学生ぐらいなんですけど……」
/ / ´ / .} .{ ヽ ` ヾ ヽ } }/
/ / / 〉 ‐- , , -‐ 〈 ', } }
/ / /  ̄| / ̄ ', l/
.
- 472 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:19:59 ID:???0
-
'l、 ,/: : :,/;イ′ /: ://: /' / /: : : : : : : : : :'l、: : : : : : : :、; : : :ヽ, /
│‐'"´ ̄`フ"/',ィ ,//,/: : / ,.イ ,/: /: : : : : : : |: : ヽ; : : : : : : : ト、: : :il, ,/
l、 /;/'/'/ '´/: ; : / /:,| /: :│: : : : : : : |!: : : :l、: : : : : : l|l、: : : 'l/ 〈、 「……でも、元気そうでよかった。
`i、 /: /:,/:/ /: :,/:,/ /: :,|'′: ;|: : : : : : :,i:,|'l、: : ::|: : : : : : :| |;'l、: :│ ヽ,
l,/: ;/イ: / /: : ;/:,/イ";/: : ′: :,/|: : : : : : :;|:,|! ヽ; : :::|、: : : : :,|, |; |、│ l これからはお母さんを心配させないように、
/: /'/:,//: : :/'/: /::;|!: : : : ;/│: : : : :.::;l:| | \_::|; : : : : ;ト、 l、|: ト,_ |
/;イ /: /′: :,/: : : : :|;//: _;,:-i'─‐|: : : :.:::::;|:/ |  ̄`` ヾ「`ヽ: :,|: l、|: l;|, `\,_ _,」 ちゃんと連絡をくださいねw」
i|'/ |: : : : : /: : : : ;イ' ,|‐'´/ _│: .::::::::i|/ │ =テ云ミ;i|; : : :i|: : `i|; :`| ``'-、
,|' | |: : : .:;イ′: /:/ ;|::/,イ乏ミ' |:::::::::;/リ′l う伐ハ`ヾ、;il|; : : |!: : |、 \
|! |_,」: :.//: :,: : :,:Λ: |/ ‖,う代ハ, l;::::://′/ |;l;:;:;};j |リ:/iトl、: :|: : :|ト, ヽ,/
l/ |‐'′,l/: : :.:||イ'l、! i|! |;;l;:;:};j l;/' ′ 込;tり |:/ ,||'i|: : :│:;|::ト、 /′ 連絡は、向うへの接続を念じて召喚し、
く´ ! ,イ‐': : .:::;i|l,ヽ l, ゙! 辷tり ′ . , 、,、|' H|´l、: ,l|; |:::'「ヽ'′
`\, ,ィi'´_.:::/:||`'ー、l、 、, 、, . . ′ ゙ ` ノ;l'::;r|、ト-|L;::ヽ, 本を喚起すればできるらしい。
,.lイ" ̄  ̄``'┴-、;/ヽ, __ _,/;イ‐'′|/ |' `\l、
,イ'´| ``ヽ;`i-、.,_ ` - '′ _,..,イ‐'"´′ /′ _,.-‐':l、
/'/: ::::l,_ ___,..,,,__ _,, く´┼‐'`'i:r、...,___,...イ'(,`ヾ _,..-‐'´:|;::::::::\
,/: :::l'"´ ̄: : : :_;.: -‐'"´ | く l;\.,_ _,..イ′`ヽ - ‐="‐──┴┐::: :ヽ、
/ ̄ ̄ \
⌒ ⌒ \
(⌒)(⌒ ) | 「過保護な女神様だ」
(__人_) |
'、`-ー-′ | . -,
| `` | / /
| ィ { r 、 / /
`ュ`ー─ー ´_ノト} }/,`〈 『このくらい当たり前ですよ。
/ム _ ,. - / :./リ ,/ /ヽ{
_,. -:::/:/:::ハ / : :/ :.ノ )(_/ ヽヽ、 だってやらない夫さんは、
// : / : /:::l y : : : / : : } >-< } : :i
j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ / / : :∧ 私の初めての子なんですから!』
i : r : : 〈 : i::::::::レ : : : : : : : : : :〉、_ 〈リV. :Λ
i : | : : : :', :i::::::/ : : : : : : : : : :.乂`ニニ彡´:.V. : ',
| : | : : : : ', :i::/ : : : : : : : : : : : Λ : : : : : : : :V. :.i
.
- 473 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:20:51 ID:???0
-
_
/´ ,ノ 、 そんな心温まるやり取りを一頻り続けると、
| (⌒
{: (__ノ) 次に女神様直々の能力解説が始まった。
'、 _7
_,r辷 , -' なんでもこの体は、“この世界の人間として生まれたやらない夫”に
/`、ゝ__|/l、__
/ .| ヘ-| ,∧ 先史文明期を生きた、フィフツェンと言う名のボルテッツの
.∧ i ∨;;,} ,'
/ / ,.,.ヽ;l/ , -、 遺伝子情報を付加した物がベースになっているらしい。
/ ' ,{ ,i イ \
ハ ;',ヾ,`! / \ 要求性能だけを言うならば、それで十分に事足りているのだが……。
/ ∨ }< / __ \
/ t, /`> 、´ / ` 、 \
. / < / `</ \ ゝ-,
/ |l / ` 、__ \ `、_
- ___/ } イ へ、 `l---- 、`、 /、___
∧ -―-
「~ヽ > ´ `>'´ ̄〈フ
/〉 〃 | K⌒ヽ 「それだけだと、システム側の認識では
/ / / ! | 丶
/ 人,/ / / ハ ト、 i| | ゝ、_ノ 、 凄い特化型になってしまうので、
/ 〃 / ,斗-/ リ ヽカナメ、|  ̄`ヽ、
/ / | λ /ムミ、 ァ=ミ、 ト、__厂´ \ 他の事がしたいとか、能力を隠したい時とかに
/ / ノイ从〃r'_ハ r'_ハ Y ! | ヽ\ \
// / 八 Ν ゝ-′ ゝ- ' リ ハ } \ どうにもならなかったりしますし……」
′ / / ハ人 "" ァ―‐ 、"" ,_ノ/ j/\ 丶、
/ / / 〃> .ゝ _ノ . ィ゙ j/\ \≧=一
/ / / / / /⌒r〜' ゞ=彳 ̄√ヽ\ \
/ / / / / └ヘ、 r┘ ハ \ \
.
- 474 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:22:31 ID:???0
-
ii
iii
ノi:',
〈 t:::〉 _ ,イ7
ヤラナイオサンモ YY /{: :i`/入/: (
オトコノコデスカラネ! | i /,ィ⌒Y: : : : ヽ、: :゙Y`ヽ
___ | { /,ィヲ::i: : }三二フ: :`=‐、: :
ト、/: : : : 辷、 __j__| /'´ゝ': : i: ::|〉ヽ、 ̄⌒ヽ<:\
_j/: : : : : : : : : :\ / .,二ミi /': : : : : : :i: :|'´ ̄/: : : : : :ヽ、 .「……それに、やはり大きかったり、
j>'´`ヽ、:: : : : : : : : : : :\ / _/: : : ヘ ___/': : : : : :::::___}__j-‐'´: : : : : : : : :
./:: : : : : : :`ヽ、: : : : : : : : ::_ヽ___ 述__: : <入 r≦≧';': : : : :::>'´/: ノ::i‐-、___: : : : : f´{: 複雑だったりすると、Lvが上がっても
{:<>: : : : : : : : `ヽ、: :r'´<>: ,イ⌒ヽ、〉i{_;'゚´j{N:,:、: r‐、. f____(,': : : ::>'´: : : i: :fr‐'‐┴=、エニ=-ゝ、_
{i::::::::::::::::::::::.:.: : : : : : :`i: : : :/:::,彡ミ、/:i:::レ'´:|: ヘ: :`ヽ:`V:<>: `ヽ/: : : : : : :{: :i´}: : : : : : : : : : : : : : グレインだけだと……」
|j::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:j-‐'7:::/f三ミ/: :|::ノiiヨ|i|彡ヘ:〈〉:V´: : : : /: : : : :<>弋:{: i: : : : : : : : : : : /
/:}―-=ニ_:::::::::::::::,イ´: : /::f´:/::i}:゛レ',リ‐'⌒ii|-‐tヘ<{: : : : : (:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:::}ヌ: : : : : : : : ::/: : :
./:::{: : : : : : : : ̄ ̄`〈: <>::/::/::/::::_j},rfj/ ̄/ ̄iレ'´777´ヘ: : : : ヽ: : : : : : : : : ::/:/: : : : : : : : : : }: : : ::
{:,'::|: <>: : : : : : : : :Y: : :i:::f:/r―≦二=―'二ニ=――-='〈ヘ: : : :ヘ_____ノ'´ヘ: : : : : : : : ::j: : : : : ……と言う事で、更なる付加や
ト、::{: : : : : : : : : : : : : ::i: : :i::/:'〈ヽ、:/: : : : : :〈 ェュ:〈: : f´三斧ュ' ヘ_ノx‐ヘ二ヘ: /: ヘ、____/ゝ-‐'`
{i,ヘ:ゝ、: : : : : : : : : : : :j: : :i/ム{ヘーr‐、: ///,::\: ::\:ゝ、二三三ヲ/ヘ N三ミ>、:.:.:.:.:.:ヘ \三三三 調整がされているそうだ。
|ヘ__>―t―‐=7 ̄`=イ/ ゞ、N三ミヽ、',x≦ヘ: : ::\`ヾ、/ ̄/_}三iヘ ヽ-'´ ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ `二ニ=
|::ト、__ノミヲ‐-/::::::::::/_/ └|-ヘ三三ヨ}三/i入‐-ヘ‐'´彡:/}‐}三ヨiヘ ):r――=‐才'´: : : ::
|::{三三>' /::::::::::/ {:ミ::|ヘミ彡イi´}_YY>、 彡ヘ::__/彡'i三三iヘ 7: ::,x≦´: : : : : : : : :
ゞ=='´ .f::::::::::>} ゝ┴イ_|j_,イ‐>ヘ_j_i_/ヽ-'´ |三三ヨiヘ /:≦、_: : : : _ =-‐'´
【聳え立つ男の子の夢】
__________
/――――――――― ''l l _ ̄ ヽ
/ l l.l´ ヽ l l
l´l / __ l l l_,j. l l
l_,l /==、、  ̄ ̄`ヽ、 ,l l ,lil ,l l 「確かになぁ、魔物はランクが上がると、
_lヘ_/-l'l 二二二 l-l 二二二 > ‐ /ll  ̄ ̄―ヽ_
/ / / / l'l__j .= ゙i  ̄ニ=─- 、 基本大きくなるみたいだし、
/ / ゙'' / /_ ニ l ― l
l――‐' ニニニニニ 二二'ー――、ー ニ=────l ― l 今後はそう言うモノも欲しくなるか……」
l⌒ヽ.__/,l、) ___/ .:. ゙i――‐ // 二`ヽ l  ̄ l
_,4`ー'、―― ヽ-' 合ヽ―ヽ-' 二ニ////ヽ ヽヽ ̄ll――――7――ヘ―i
l /,二二二二ヽゝ‐´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄///-、-、、 -、ムニニニ'l二二l'_/――ヽ-'
`ーl l7ニニニニニヘヘ―;―;――─=´//∧`>-ヽl`l´l――l /メ//ヽ>ヽ 確かに、今の相手にしている獲物、狩場でも、
'ニニニニ; ;――――‐ ゙ー――,、_lミlヽ///ヽ/ -、 ゙,l 三三三 ヽ/メ//ヽ/ィ-.、 ',
ト 、\二二二二、 \ ̄ ̄ lミlヽl l/ヽl / ヽ', l ̄ ̄ィ`ー‐,l゙Yl l/ヽ /_', i 移動・運搬には苦労ているのだから、
トi i'lヽ-\\\\}\\ー‐l‐lヽl l/ヽl i() il l三三三≧≦Yl l∧,l i`ソ l i
、l l'lヘ \_ナ‐/ ̄ ̄ ̄ ̄´ヽlヽl l/ヽ lヽシ`/ ,'i `lヽヘヽlヽ`/// 今後そう言ったモノは必須になるのだろう。
ヽヘ、l`、 ´ / ゙lヽl l/ヽ \彡' / ヽヘヽヘ /
`ー―‐´ ヽ l_l/\ / ` ̄ ´
【ない夫的に将来欲しくなるだろうもの】
.
- 475 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:24:52 ID:???0
-
/ `ヽ. / ヽ
/ヽ -‐…‐- | /
r‐‐-ミ / > ´ <" | 「ですよね!
| \/ \ | \
∧ i ヽ \ ヽ.-‐ 〈 \ だから、どんな障害があらわれても、
. / 〉, / | \ , :. \ ‐-\
/ / 〉 ムイ | | \___ ′ :. ', ` 頑張れば乗り越えられると思います!
. // ′ :/: i | ト \ ´ \` | |`ヽ _| ,
.. / ′ | / | i | 7⌒\ {\\{\Y l| \\ ‘ ただ……」
{ |/ /| | | |、| \〃て:::ハ 犲 Y:|: /)__〉 |
. } / ´ | | ∨抖-=ミ Vツ, | / | |、/ゝ" \ l|
ムイ 八| ‘,::::::::. 、 .::::::: |′ ∧ \{ ヽl|
^{¨¨⌒)_{八{、 ‘, r- ヽr-、イ /}/ \ 『……ただ?』
. }/ -=ニ ヽ\父o。 乂 /´} .}| :l :.ヽ // 7´-‐
___ -=ニ . : : : '^¨¨¨ヽ ー-ア.′ ゝ'しし'、_{〈/_/_ノ}_ノ {\__
/⌒. . : : :__/ く / /__{ 、 } ‘, /‐ァ≧=‐一
."/: : : : :/⌒) r=-‐ _-‐ {_」 ∨}/ \ 〉=-
/: : : / て_ `ー'=-‐ ´ ` ヽ _、 \0 / \{: : : . =-
.: :/ / \ / \::::::}ニ=- ヽ/ -‐=ミ <: : : . \
:/ . :/ / `く廴, `¨`´ | \ ヽ: : : .
. . :/ / } \ゝ廴ノ} 八 ノ \ ‘,\
/ : i: / ‘,} ゝ' :|: : : .(⌒´ 〉:〉 __ ノ 丶
. :| , |/ |: : : : {\ 〉:〉:\
. :| ′ | ∨ / |: : : : :`¨} 〉::〉{: \
, ,. , , ,ィィ
i /ノルイイ////イ//ヒ
ト、iヽ、|∨(∨川///イル//レ
ト、_ヾヾヾ\ \ V川リ//M//ノヘイ
ヾヾミミー、\\ヾヾ川レルw// ノ::::::::| / ̄ ̄ ̄
ミミヾ、ー、ミヾヾ\ルリノ'´,.,.,.rイ::::;:-‐-、 | ま も お 「最初からそれだと、街を巻き込んで自爆するのがオチですから、
ミミミミヾヾヾヾミミヾリィイ" イレ' _ニi ) ) | だ し ま
\ミミ=ニ三ミー''^^`′ くr'三_ヽイヽ |. か え レベルが上がる時に、それまでの経験に合わせて
ヾ;::::::::::>;;:: |::: ヽ,.-'"´__〉ノノ r、 | <. し
ト、7 /| _|::. /,.:;:rジ人 \ヾ_! i | て 徐々に身体が変化していく形にしてあります。
| 、!`,ィ7と_二_ー (i、 ̄ヽ、〈ヾ、介、ヽ| \___
゙iゝヘ :::ゞニ´イ::ヽ ゙ ヾ::⌒ヾv'ヾ| |'∧ /\ 滅多にない事ですけど、まだレベルが低い内に大型モンスターが
. ヾ:::∧/ フ i i:::::::l ゙ ∧'i lノ l l l Ki \
!りヾく_l l i:::::::l ヽ |V∨!:∧ ! (ゝ‐イ 街を襲ったりすると、成す術も無かったりするのと……」
. ヾ::::ヾ::i i/( j____,ノ∧∨ヾ::::l '! \ヾ、
゙!::::ヾ、ト、`ー'´ レ'|ヽ ヾ::l ヽー‐‐┴-
|::ii:::::\∨ ∨ ト ヽ !i \
_________ノ:::!i::::iヾ::\, l、 /i |::ヽ ! ,) ト `r=、
な 思 死 自\| i i i:ヽ `''ー-‐''´ | |:: ∧! / ト、\ヽ_::>
い .っ な 分 | ∨ ヾ:i ヾ::::: | | l/ 人 l::\ ̄_
か て な が |人∨∧、) \: ! レ'´,.-'::::::ヽゞ- ̄''フ
ね る い ,|'ー 、,_ゞン__\ ,/ ヾ--‐''"´ |
? ん と |  ̄ \ヾ/ , _ノ
じ で |,. - 、,_( ヾ:シ / / ̄/
ゃ も /
.
- 476 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:25:36 ID:???0
-
,ノ`ヽ, _
_ / /: : : : :\
,−,_- '/  ̄~\i: : : : : : : : :i
_ /,/: : : : ミヽ、 ' ̄~\: : : : : : ; i
,_彡-シ: : : : : : : : :\ヽ ト; : : : : ; :l 「それから……その、ごめんなさい。
〃 ./: : : : : : : : : : : : \'_ 、. i i: : : : ; : l
〃/: : : : : : : : : : : ; : l : : : : \`_,'. l.: : : ; : :l 送り出した後に気付いたんだけど、
/:`': : : : : : : : : : : : : :l: :l'; : : :,: : :i |.: : ; : : l
//:/: : : : : : l: : : : : : 十テ '; :./'ヾ: '〜-=i : :,; : : l. この星の先史文明人は、寿命が今の3〜4倍あったの。
li:/l: : ; : : :li:_l',: :l: : : : i_jァ=∨z、i : : : : l:i.: ; ; : : l
li:l l: : ; : ; ;イ ,i ', lヾ; : i ヽノワネミ l : : : : l:i :,: ; : : ;l やらない夫さんの体は、レベルが上がる毎に
li:l l: : : ;. ;: l ァ= 、 ヾ' ヾモシ'. l: ; : : :l:i:,: : ; : :,:l
li,l l: : ; : ; ; l ゞ,ミメ、 〃〃l: ; : ; i/l: : :,: :,: :l. 先史文明人の体に近付いて行くから……」
` . i : : ; ト,: :、ヽニシ l: ; :,:/. .l : : ;,: ; :l
. ヽ : ;l i :ヽ, 〃〃 _, ゜ i ; :/. . .l: : : : :,:,:',
ヽ: l ',:、'、 ~ ` /l; / . . .l: : : : : ; ; ',
` ',;ヽ:ーt -,. . . . .イメ^レ〜〜l: : : : : :,: , ',
` ヽ; i i: : :/ i: : : : : : ; :,: ',
` /:/ / : : : : : : ; : ; :'.,
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : : : :` '' ‐-、_
| U (___人__)‐-─≦/.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : :丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : ヽ 「……レベルが上がるほど寿命が延びる?」
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :}
ト、 | __,. -<`丶、.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :/
ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:r´
_ ,.-=〈:.:'、`ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : 、: : i:: : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:/ 『気が付かなくてごめんなさい。
_< : : : : ∧ :ヽ /:::ヽ Vヽ:ハ : : : : :ヽ: : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:./
, -‐ '´: : : : : : : : : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : :i: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:_r'´ 今はまだ、普通の人と大差無いけど、
/: : : : : : : : : : : : : /: : l V !::::{ `!: : : : : : l: : : i:: : : .:.:.:_、-‐''゙´
f : : ヽ : : : : : : : / : : : : l l::::::i l: : : : : /. : : :!.:.:.:/ Lv3を過ぎる辺りから、顕著に変わってくると思う』
ゝ: : : i: : : : : : :〈: : : : : : : l {::::::i !: : : : /: : : : :l/
j : : : : i: : : : : : : ヽ: : : : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : :!
.
- 477 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:27:46 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/ そんな謝罪の言葉に、また面倒なことになったと頭を抱えた。
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ 常識の範囲でなら兎も角、3倍以上となると気軽にLv上げとはいかなくなる。
| ヤ::::::::::::::Λ カイジュウ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ オマケに、最終的には生物災害に伍するかそれを超える戦闘力と、
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ 大型機械を作成可能な能力を得られると太鼓判まで押されてしまった。
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|三| / | |ヨE| | ーァ ナ ヽ レ | ナ | ┃┃
ー十‐ \ ノ\ |日j レ ー (ナ ノ / こ  ̄ レ ヽ ・ ・ どう考えても厄ネタなのだが、
_____________ ____________
へ ,へ V だからと言ってLvを上げないわけにもいかない。
/ 八 / 八 へ .へ
|`7 `|`7 `ー-、 ,r'三TT三ヽ, .八 |__八. | 能力を生かして生きるにしても、このセンダイでは
V.| |/ >、 トv≦癶≧v1 「 ̄ヽ,ト| ノ7
| ノ(⌒ー'\| ̄~^ハl fiニニjヽレ'ー―-、_ トiへ V |/ まずは市民にならなければ、働き口がないし
\. 彡 |ゝへ. \'='=彳/ ,コ V| `ー-ラ'
ヽ ̄ | | \ ヽ { / 厂 ヽ. | / マトモな商売もできない。
\ V ヽ.___}____.人 V ノ
`ヽ ヽ ,.べ ( ) ノ  ̄ヽ /
\_)'’ \ ( )/ `ー'’
.
- 478 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:29:55 ID:???0
-
: : ノ⌒'〜、、: : : : : : : : : : : : {≧ケ : : : ::_:_:_:: : : : :: : ´
⌒: : : : : :): : : : : : : : : : : : V}: : :_:_: :{三圦 : : : /
: : : : : : : : : : : : : }ト.: : : _jレヘゝミ='三三', : : /⌒ __ノ
: : : ::_:_:_:_: : : : ノx=ミxfハi:ハi:ム:_:_マ三三リ: : ( __ノ⌒
ー''"⌒: : : : :  ̄: : : /‐'゙: : ::,ィ{i{ VYi:i:/>ノ⌒∨{: : :) __ノ⌒: : : : ::
: : : : :, . : ' ⌒ヽ: : '´: : : \ゝ〉-ミム { { __彡リ: : ノ⌒: : : ノ⌒;:;:;:
: : : :´ : : : : : : : : : // `Yト、_彡': :ノ⌒: : _ノ⌒:;:;;;,.。o カイジュウ
: : : : : : : _ノ.::::: : : ,.ィ^八 xi〔i:i:i:i:}: : :(: : :__ノ⌒,.。o≦ 加えて、モンスターや生物災害の危険性もある。
: :、: : : ' ´ ̄: : : :_>< 〈/,ィチニニミs。::::/i:{⌒ヽ: (⌒: :ヽ|i, |i,
: : :>─ァァ77フ爪\\ /i:i:i:i:i:i:i:i:/ ̄ ̄\'. : :(⌒:::癶,イ|i, |i, この物騒な世界で地縁の無い人間が生きるには、
: :ゝ三三ゝ---------ィ{i:i:i:i:i:i:i:i:/ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;ハ ⌒У ^ヽ|i, |i,
-ミ: : : : : , ´ : :( : : :::ムi:i:i:i:i:i:i:i:{ ./\:_:_,ィi:iム: :)(_____,ィハ|i, |i, どうしたってレベルは必要なのだ。
: : : `ヽ/::: : : : : ):_: ::ムi:i:i:i:i:i:i:i:i}/ /^\i:i:i:iハ(r'⌒ )ノィ |i, |i,
: : : }::: : :_:_ノ: :(: {∧i:i:i:i:i:i:i:i{ // ̄ ∨i:i:i:} ) し(__lしi|i, |i,_、‐'" だから考えなければならない。
⌒ヽ_ノ: : (: : : ): : ) {l^∨i:i:i:i:i:i∨/ / ̄∨i:i:}' )しィ゙.|i, |i,
: : }: :_ノ): :(/:;:;{l ̄\i:i:i:i:iム{ / / _∨リーー'" |i, |i‐'" 今後何処でどのように生きる事を目指し、
: :ノ: :(:⌒)⌒V :; :;..:{l ̄ ̄\i:i:i:ハ/ / / _ Vハ _,、‐ |i, |i,
⌒ >ァ‐/): : (/⌒ {l ̄\ ∨∧/ / / __マ‐'''"~ _,,.|i, |i,'"~ どこまで、どのようにLvを上げ、
../::/イ / ( / イ⌒ {l--、 \ {ノ,ハ/ / / /ヽ-‐''''"~ |i, |i,
.l::::::|ニニ/⌒) 八)'´.| \ ヽ}しハ/ / /\ ', _,,...|i, |i,''"~ . 何時何処で冒険者稼業をやめるのか?
.l:: ::|ニニ/ノ⌒ソ_ノ___ノ} ̄\ \/⌒::::|/ /ーミ \}-‐''"~ .|i, |i,
|::::::|ニニしヘ⌒|し!::::::::/}`ヽ、 ヽ/_: ::::|∨〜、、 `ヽ、} _,,...|i, |i,''"~. 今後の身の振り方も含めた計画が、必要になる。
:::::::|ニニニ‐|トトJ..:|/し( ( {_ ヽ/i:i:i:||:::::| |', `ヽ、 }-‐''"~ .|i, |i,
: ::::|ニニニ:::|-ww゙|し'⌒ーl{_ ̄:|i:i:i:i:||: : | |ハ⌒'〜、、`l |i, |i, そんな思考を一瞬で巡らせながら、筆を動かした。
: : :|ニニニニ|====||ニニニ:::l{_¨¨|i:i| ̄~|~| |∧_ `}--─… ''|i, |i,
⌒ヽ:─从|====||ニニニニl{_ ̄{i:i| ̄~|ii| | ̄',`ヽ、 l_,,,,.... 。。 |i, |i,
: : : : : )===||ニニニニl{_ ̄{i:i| ̄~|i:i|⌒ヽ{ ̄ ̄\{........ : : γ´
: : : : : (===||ニニニニl{_ ̄∨ ̄¨|V| : : : } ̄ ̄\ヽ: ::`ヽ ノ :
: : : : : : : -=ミニニリ_ ̄``',: : : | : : :/__/ヽ} : : :) : :
`〜<⌒ヽ^^´\___>'"  ̄ ̄}: :r──=彡 { ⌒´ : :
: : : ⌒'^´ ̄: ゝ =======彡⌒≧=- ..,,___ノ γ⌒:⌒
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ̄:⌒: : :
【生物災害想像図】
./ ̄ ̄\ 「いえ、大丈夫ですよ。
./ _ノ ⊂_ ‐-' <
| ( ―) λ ヽ 判っているならどうとでもなることますから」
,ヘ__| (__人) ヽ ',
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ . そもそも都市外の戸籍が存在しない世界だ。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .! 誤魔化そうと思えば幾らでも誤魔化せる。
.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /!
:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l ! 最悪、生活の場をセンダイの結界外へと移してしまえばいい。
.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
.
- 479 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:31:29 ID:???0
-
_,-‐‐-、
i´;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
レ―― 、 |
,......-'‐‐" ̄ ゙‐‐┴ 、__
.「;:;:;:;i`i弋>ii<フ レi;::;:;:;:;} ただしそれは、流離人となって生きると言う事だった。
人;:;:ハ_i .ト-ハ イノ;:;:;:ノ
>〉 ´ ̄` 〈゙ < 誰とも触れ合わず、一人生きていける程、強くは無い。
__,..-‐"/ .{.` 二´ ノ,.. ヘ `ヽ-....__
,..-‐" ̄;:;:;:;:;:;:;:;'"トソ .| | Y }ヽj;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`゙ヽ、 人を従える度量も、人波の内に身を隠す技量も無い。
/;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ト 、__.ヒ| .| .| |.|__,,i-‐i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`V
/;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ V .| .|| .ソ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:V となれば、着かず離れず、結ばれる縁を振り払い、
|;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヘ ヘ L ノ.レ' /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;|
,.-";:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;r‐‐、 \ ヘ ./ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:} 都市を渡り歩く生を歩いて行くしかない。
};:;:;i;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;∧ V;:;:;\ ゙V /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:L
/;:;:;ヘ;:;:;:|;:;:;:/ ーフ';:;:;:;:;:;:\/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:}
/;:;:;:;:;:;:;:\ / /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;(〇;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;(
};:;:;:;:;/ V;:/ヽ/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;V
,-';:;:;:;:;:;L レ' /.,{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:}
../;:;:;:;:, -‐'} V´く、 };:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
/;:;:;:;:ト、 .く >__, } .ノ/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヘ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;{
, --t--=vO
_,,..../o .`Y´,益ハ√ヽ___
,,-='´ `'-=====--'''"´-イ⌒ヽ\ 幸いにしてグレインがある。
// ,,r'"´ 彡ィヽ、 \\_
.,ィ´/ (==) (==) /// \ \ \ {ヽ Lvさえ上げれば、移動はそれほど苦にならない。
/ノ `ヽ、 __,,/ ./ /__ \ \ └┤
.r'ケ'=-、.  ̄ ̄´ ‖((__ノ ) ) ./○7ヽ .それがどこであろうと、快適な生活が送れることだろう。
,i/ / >v'ー----―ァ-、_ /__,,,/ /⌒i i iヽハ
>、 i'´ .{ .{ / `'ァー'"´ _,,,,,=--/○ァハ | iノ .|
,(_,ノ7ヽ,ト,,__入_ λ_,〉ーイ___;;;:::フ /○,/ ‖ィソi /
./ ./○/:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::\\/`=´>´ヽ,,=vi i ノ |ー'´
|○ i .i::(ノ::/ \;;;;;;\::::::::::::::::::::;;〉´ / ○/ヽ:::i ;ノ/
ヽ、_ヽ__ヽ;ノ ヽ--=='''´/ ○ / / ハ i;;;ヽソ
i ‖ ‖/ ノ/
| | ii i//
`ーヽ ヽ/
`ー´
.
- 480 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:33:15 ID:???0
-
/ヘ:r=、:ヾ、 それに元より、故郷からは切り離された身だ。
//rィソヾiュノハ
/r屯ゝ,!ヾ//∧ 現状を言うなら、何処に居たって旅行している様なもの、
//ヾヘ!´=、}///∧
/イ=-ゝ!三}ソ/´ ヾゝ 日本より、遥かに広大で荒唐無稽なこのシド大陸を、
ィ^ ^:: :`ヾ=,
r/:: :;'::; :r':; ヾ 旅して廻る事に、全く魅力を感じないと言えば嘘になる。
X_:_:: ヾハ:: : : \
イ/::: ̄ヾ、:: :ヽヽ ::ハ だが……。
/イ:: : ;:;'':: : :}:: : h: 、:: ;''ヾ,、
,,- ''¨゙/i ハ__,ィ::;: ''; : ..; `ヾ¨ー-ゝ,ヾ- 。、..,,
__rュ.._-=,;''ィ´__ ::イ':{''´_/::;:' ;:'' :: i. `ヾ=-ュy彡ソ ::''';..;:/~ヾ-,
―__ : : ;;':; ::イ´:;:;'' ソ 、ォ'' -―''´~~ ̄ ''`¨:::; :: '';: ';;:.. |l.. :;p;}l ヾs- :;;'' `ー=ュー、:::ヾ_、_
;:; ::../; ::イ ::::;''' 'l' ''__ ::;;'' i/ __j''l;:イ::;;;::''' li '';; ヾl! ::' \¨゚jソ ::;'''' ::; ュ、__ ミュ、::
:;; ヾ ::; ¨゚ '':;'''イ~ ̄_::' ,,r'~ ̄ ̄::;; ;..,l/ :;;'' ;i!,,. rイ |li '':;:... }、 ::'' h .;:,,''' ヾゝ ::;;'' '';:.,.,
;;;:: :;,,.. -^'' -''´ ::;;'''  ̄ ::; '':;./.:::' :;.. ::;'' ;:'7lk ハ;;:'' ト,,、 ';:;:.'ヘヘ ハ::;... ...;ソ彡ヾ :;:-= ュ
. / ___,ノハ
/:.\__ __/ ノ もう三時間ほど前であれば、
/:.:.:./:.:.:.:.:.〔_三二ニ=-‐:.:.:..
/:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.ィ:.:.:.:.:.:Y:.:.:.:.:.:. それでも良いと考えただろう事を、
.:.:.:.:.:|:.-=:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.}:.:.}:.:|:.|:.:.:.
|/:.:.:.]ト++‐:.:.:.:、_|_:_/:._:.:.:.:.:|:.:.:.: 今はいやだなと感じていた。
|{ }:.:.笊心 〉:.:.:}/j」:.:/}:.:./:.:.:.:.|:.:.:.:.
∨:.:.:|{込ハ ヽ{ 笊刎{V :.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.. これが筆談で良かったと思う。
/イ:.:|{__,ノ冖「 込ツ/:./:.:.:.|:.:.:.:.:.乂_
{(__ _ 厶小. ' ー-/ィ:.\:.:.:.|\{ ̄ .大恩あるあのお人好しな女神の、
}r (_, _,ノ^ \ `ー’ / }_:.{``ヽ
/_ \_ r‐く \/〕i==≦., -=ニ///7{__ .表情を曇らせる事はあまりしたくはなかった。
r=- _{_, ィ {-=ミ、 /=-‐ ァ///ノニニニニ7////」ノ jL
`ヾ>-=\{ィ^ ノ}/} //r―{ー‐'/ニニニニ7./// -‐=ニ二ヽ
r冖ァ宀¬ァ/ { __{{___, 乂 {ニニニニニ=-‐ァ}- マ__///\
/) 「/////} ノ { < マニニニ{__/⌒``丶. ∨//∧
//.(//八/////} / ! \ マニ=‐ \. ∨//∧
//////// ヽ///{\{ | / \ ∨///}
///////,////// } | く------─===彡 } }///}
. {///_//////// }\ /i| } }  ̄ ̄}
.
- 481 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:34:58 ID:???0
-
___
r ´二ニ フ、
_ / '´,. 二ノ⌒ それにこれは、今考えるべき事でもないだろう。
___.-‐'´ `-i/ γ_)⌒)(⌒)
_,.< ̄ ̄ : : : : : : : : l r/´(___人__)
_,.< : : : : : : : : : : : : :l l__ノ ` ⌒´ノ
l,, : : : : : : : : : : : : : : :ノノ | | 「それよりも、他に何か忘れてる事とかはないですか?
l; : : : : : : : : : : :-─<二二´ ト |
..\ : : : ̄`'''''´ノ : : : :l`-, : :`-<ヽヽ, -ーーr´ 例えば……そうですね。
\ : : : : :'´ : : : : : l : :l :\`-‐ヽ ゝ--< lヽ、
\ : : : : : : : : : : : l : : :< : : :∨∧::〈ヽ: :、>>、 あの時、俺が死んだらどうとか言ってた話とか?」
`‐,_ : : : : : : : :l : : : : :ヽ : : ∨ |:Λ | : :ヽ : : :ト-、
`-, : : : : :l : : : : : : \ : :ヽ|:::::| l : : :/ : : : : : ,
\ : :ノ: : : : : : : : : \ : .、:::|,| : / : : : :l.: : {
V: : : : : : : : : : : : : :ヽ: ',::ll: / : : : : :l : ∧
V: : : : : : : : : : : : : : :ヽ:V : : : : : : :l : :.∧
| / l 丶 l
/_, , -''´ ̄ヽ、!,r‐‐‐─-、-─-_、rヽ!r'゙''ー..、
, -..'´/....,..-..'' ̄`_ゝ、 _,彳─'' `7,r‐─`────ィ
/ / / , -....'´ ,r|-レ-'' /、 / 「ああ、やらない夫さんの魂は、
/ / / /, '....., '/ /,.......\. , '\
//., ' / // /.,..'./l _/ヽ',r,へ \、___/、\\ 私に紐付けされていますから、
ニ/..,./....,' /, ' //,.' :i . . _ -/../....,.'..`X....`ヽ lヽ. <_ー-- 、\
/..//....//'../..........///../. : . /´....,..'....,..'......../...../....\..ヽ、____ヽ`丶、.\\ 死んだら当然、私に還って来ますよ?」
./,..! , 'l..../l ,' ./../.......l !,'....' : . `- -' .〉../..../.........../....,.'.............\...\\ ` 丶 \\
l/..l/....l../ l..| ,'....l.........|l.....,' : ` . / .....,.'......i.................ト、\ー\\ > ヽ
ヽ,'/ !| | l!|...,'!......./i!.....! . ヽ..,' l ,. ,l'、...............l、\\. \\ _,!ヾ\
/ヽ |! i!i |..l.....,'..i!.....| . {...l........|!......._|.......l..|..!................!..\.\\. \ヽ!.....! ヽ 『……そうだったんですね。
i! /l..l....,'...i..,'..| \ヽ ト、l....../ ̄__!`....l..|! l..._.......!.......l\.....!ヽ `ヽ!..|
/..l..', l.....,..'./l . ヽ'ヽ!.......lλ\|ヽ...|..!.ヽ´‐-`...|.......l......\!....ヽ ヾ 俺は人間なので、そう言う
,..'....,X !|/, '´`Yv、 lヽォェk、__ヾヽ..l,_,\:ヽ..!ヽλヽ...i! ヽ
/....,.'../..リ/............./ヽ/V\!\ヽ!` ̄`` ヽ! ̄}ヽヽ|...!..!..!lノ....| “神様の当然”が分からないんですよ』
-'..,´..../ _,',r‐'゙`ー-、/....,'....,'..../...!.....ヽ ,. , '{...ヽ|\l...,'..ノ.ノ
´.../../,./´ : }.ニ´_ノ 〉/L! ! λ! ` - ,.r'iヽ l|!...!....!ノ´/'\
/.//,' : ゙`}_. |/ T',.! |l=|'>-''´i |!|ヾ!i_ノl ヾ|....', \...\
//....,/ : '._} X l ! ir::、 V∧ ヽヽ ノヽ∧ \..\ ちょっと苦しいと思ったが、
/..../, : : '.ヽ` ー、ヽ|:::゚}, -' .V∧ ヽ.....ヽk\- 、 \..\
...., ' , : ヽ r'、 Y _ r'`ィヽ∧ ヽ....ノ_`....ヽ\ \..\ どうやら話は逸らせたようだ。
/ , .. l: ;' ヽYヽ,.r、i!r' Y ` !∧ -->--ニ__ \\. \..\
, .ヽ '.r ( 人 ヽ!  ̄ ‐‐\. \..\
. . 丶.` .! Y//, -_' `ヽ、_丶、! / ヾ.__ヽ、 `-,、 ヽ..\
. . .ヽ!/ {ヽ-‐─'´,ニヽ! !\` .. ,' !
. _ . `-゙、i_〈 , - ト-<'. V ヽ、 ` .. / ,'
. / ̄\ `ー、 ,r'y' } ̄´ ! Vヽヽ _- `! , ' ,'
ー'  ̄ ̄ ーy 〈、 \ ノ ノ, ' / :. Vヽ `< / /-、./>,
l / __>\ー''´‘ー '/ /i i Vヽ ヽ 丶< `/ /
.
- 482 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:36:41 ID:???0
-
/|
. ∧ /⌒>{``ヽ、 / │ ,;}
//∧ / } { ∨/ │ ノリ
,′ ∨ _,,.. -‐={ r'v -‐┴=彡 ___,,,.. ''; その後、特筆するような話は余りなかった。
i{ >'´ ゚。 \ `'<___,,... ,′
八,, , °. ∨ / こちらがクリティカルな話題を避けていた事もあるが、
,:'~ / ゚:。 U ア_ /
,′/ /| i \ {≧=z┘ }'⌒ / 向うもこちらに気を使っていたのかもしれない。
:{ / | |八 |\ ∨ \ \,ノ⌒'ー‐=彡
{ ,r=ミ \!r‐=ミミ, \ \ ..,,________,,ノ 他愛もない、互いを知る為の言葉を投げ合う事で
乂_ 八,Ц L....厂ii ,ノ \ \_,,.. -‐三‐‐ __
爪'" ' "" 八 | _________,,..二ニ=-‐=ニ¨´ 時計の針を進めて行く。
/乂>_` ´_,.ィ个ト。│ミトミ,___ ______,,...イ^`、
. / :/ └灸x `' x灸┘ ;′  ̄´ `、
/ :/: / └灸xx灸┘ { ,.'´
,′乂,,/ ヘ, o () o `、_____,, '´ ‐=ニΞ
. ( / ー‐‐‐== ニΞ ̄ 、
\′ヽ 八 / 、 } \ _-
) ) ノヽ、 } \ ニ
/ /⌒'´ 二>、 / `ニ=‐-Ξ
/ ̄ ̄ \ ……ああいや、一つだけ気になる話もあったか?
⌒ ⌒ \
(⌒)(⌒ ) | 会話の齟齬から出た話題なのが、
(__人_) |
'、`-ー-′ | . -, どうやらこのの対話は全て、翻訳機を通したものらしい。
| `` | / /
| ィ { r 、 / / まど神様の見た目にしても、
`ュ`ー─ー ´_ノト} }/,`〈
/ム _ ,. - / :./リ ,/ /ヽ{ 本来は人間には認識できない存在なので、
_,. -:::/:/:::ハ / : :/ :.ノ )(_/ ヽヽ、
// : / : /:::l y : : : / : : } >-< } : :i その翻訳機のフィルターを通したものなのだとか……。
j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ / / : :∧
i : r : : 〈 : i::::::::レ : : : : : : : : : :〉、_ 〈リV. :Λ
i : | : : : :', :i::::::/ : : : : : : : : : :.乂`ニニ彡´:.V. : ',
| : | : : : : ', :i::/ : : : : : : : : : : : Λ : : : : : : : :V. :.i
.
- 483 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:40:09 ID:???0
-
,、 /\
r-、 / ハ /. \
. | `'ー 、 / ハ / ハ
| \ / .ハ | i. ___
. | \ . :'-: ': : : : : : : :`: : . . . , | |´ |
| / 〉: ':´.: : : : : : : : : : : : :,: : : : : : :`:| |- 、 /
∨ /: : : : : : : : : /: : : : : : : ':,: : :`':,: : | y `i: : :' 、/
. / /.: : : :/: : : ; : :/: : : : :,: :,: : :.'l; : : : 'l; ヽ / | ヽ: : :\
/| /: : : : : /: : : /: :/|.:|.: : : :|: :l: : : :l: :,: : : 'l; ヽ l .l: : : ハヽ. 『もしかすると、私が見ている姿と
/: : : l. _,,z7: : : : : : l: : : :l: : /.l|:|l: : : : |: :l,: : : :l: l.: : : :l,: :| l |.: : : :ハミ;
. /_;,z=ニi''" i': : : : :l: :l: : :l.;|: / ||:|l|: : : : ト; :l; ;,;_:l: :l.: : : :|: :|__,ノ ト .,: : _ハ` . 本当のまど神様では、
, - '" \ |l: : : : l.: :l: : |;||-| ||:|.ll.: : : :|.ヽ:lヽ.:¨|'i-、: : |.: |ヽ、 _ノ /.〉|
. \_ _ /`|l: : : : l: : l.:イ| |:l 'l:| lヽ.: : :| ヾ ヽ.:|ハ: : : :|.: |  ̄ / .|.:| 全然姿が違ったりするんですか?』
`V:)´ /|.l.:|: : :l.: :l: :| ,t==z, l| \: | ,r==z,|: : : |.:_:| \_/:`ヽ/|:|
|( / | l:|.: : :l: :ll: |/んノ心 ヾ んノ心.|: : : |´-| 入.: :| |: |: :| |:|
. l| 'ーl´.:^lヽ_,,l|ヽ: :ヽ.:l: | {:::i::j:::リ {:::i::j:::リ|: : : |...l lt-'´/:|: /':,|:/|: | |:|
\: :|\: \:\:ヽ;|'. ゝ- '" , ゝ- '".|.: :/ー'/.:|: /: :|/: : |!. |/. |' 「……どうなんでしょう?
/:`'.: : :\: : :|`l: iヽ "" "" 、 , "" ""|: /:-t'´://: :/: : : ´':.'
( ー'-=z_ニー' i、.:|`'l: 'z、 ., :|:/: : :_|;/-‐--‐t_,,z'" ):, . 私も、余りその辺りには詳しくないので。
`7- 、 `ヽ_'ー--; :|: |`: :t- ., _ ..: :i: :/´:|.:l´ r=ニシ- '` _./、.: :':,
/: ;ノ/\ `ヽ. /ヽー=ニノ_: |ー----‐|: : |: ':_;:-y、r| / /‐-t_|_ :_.:':, でも私も、一度システムを通さない
. // __ \_ .lヽ }/ `i\ ー----‐'冫 _,r' ( | | ノ / __  ̄ )
γ´ ,.イ´ / /ノ .〉、 `i_ `. ´ _r" )'/ / / (_ 〉: : ̄: ':, . やらない夫さんを見てみたいです」
,:ー:'´: i/ ./`l ,、 / l _) ) `i、_ ´ r''" /l/ 弋 ,:=,,_` ' : 、: : ',
,:'.: : : :,.' /^|,_/ / | .l-'./ / o oγ'Y´o o ( `iー、ヽ._ r: 、 \ノ` : 、._): : ':,
,:'.: : : :,(_/`i '/ /三| l ノ リ 弋リ  ̄`iーゝ_, >、\l\ \: : : : : : : ',
,:'.: : :/: : : /: :ゝ(_ノ 冫' ,イ-' _r-' "'ー、_. |ー--−'ゝ,_).:`ー ': : : : : : : :':,
,:'.: :/: : : : :/: : : : :`ゝ _ノー '´| ,-'ヽ, _r'ー、_ /.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒) とは言え、今の彼女はあの場所に一人缶詰だ。
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 答えが分かるのは、早くて二百年後らしい。
| }
ヽ ヘミ| 話の種としては面白いが、どうせ答えが分からないなら、
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ | 見た目通りと思っておいた方が、精神衛生上は良いだろう。
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ いあいあマドガミサマ……なんてオチは、あまり考えたくはない。
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
.
- 484 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:41:25 ID:???0
- /` 、,.ノ ,ノ
-‐―‐‐- ミ/ 〈⌒≧=-‐ ´ }
..{ /^ヽ/ ` ..,,__|____, \ /
. \ /\ ′ ∨ / <⌒ `≧=一' //
,>-- | ∨ \ ⌒\ \ // ,/ /
/ /^∧ | \ \ \ヽ ____(___ '. // / /
\\, | || | |斗-- |⌒` \ \| // / /
..l ./ /,∧ :| ,/ ∧L |\ ト.|\厶 ト.|\ 、 | ノ // / /
..|/| i ./, 〉__,人/ 7´ 」\| ∨ k「^l| |__ '.∨\| ′ /
人 i /└く\| |´」/ ,xf⌒ Lソ リ/| \__} ,ノ / ./ / -=ニ´
⌒\⌒ー┘ ∧|\|: k い 、、、| リ --<⌒ // / /´./
ヽ, \ | \ 乂^ツ ` 人 `'く⌒ . -=ニ , /
, ∨\ ≧=-‐ __ ノ . ∨\| ´ //) }
)\ ./\`ヽ \ イ\\ 丿 / // // / / . -=ニ´
∨l \ `>--ミ  ̄「\ \ \\ / // /∠.,___/ /-=ニ
|(\ / ∨_〕...,,\_\ ) \__,,.. ´ // / / ./ 最後に、週一の定期連絡を約して、
八,\\ V⌒。o0。⌒\__,,.. -‐┐-‐ __,,.∠.. ´ / ′/
|\\| \ \ _)、. \. \ __,〉 / / / 接続を切った。
|∧ | ( \ノ⌒〉ノ `⌒\  ̄ ̄)______ --‐=≦/ / /
|{. \| | /) { : : ∨\ ; (V /: : :厂) / / / 消費は向う持ちだったのか、
|{, | 〈, ⌒^: : : : ∨,ノ 丿 ,)|___厂: : 厂\(_____/ ┌‐ .′
人乂__Lr‐┘} . : : : : : : 〉⌒Y ( ノ--=く⌒ ´  ̄\ ニ=- 疲れはほとんど感じない。
'⌒ヽ, |: :/. : : : : : : 厂 ⌒Y __,,..ノ\_______<´ ̄ ̄~ ニ=-
'. | . : : :, :厂´ ∨´ ! // >-- _____,{ \ __
|ノ゙く ̄, マ=- ;: !‐---=≦/ ,/ `ア 二______\ 、Y〉-
\ '.∧ ∨ / : !___,,.. ´ / //二二二二二 | :「\, |」二
\ ∧.〉, V ‘ ___/ /∠二二二二ニ=- ,Lノ =〈/ 二
\| ∧ '. ∨⌒ア´ )_,/⌒ ̄(ニ=- . . : : : : : : : : : : :\二
|′,〉 '. V´ /⌒\: : | ( : : : : : : : : : : : : : : : : :\
| /∧ `、 」 / |‐┐ \ : : : : : : : : : : : : : : : : :
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /) 「あんまこう言うのは、好きじゃないんだけどな」
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ それから、言い訳がましく呟いて、
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、 新しい本を二冊呼び降ろした。
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨} 一冊は、先に作りそこねたノート。
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ もう一冊は……。
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
- 485 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:44:30 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ ・ ・ ・
_,ノ ヽ、,__ \ Lv周りのシステムの仕様書及び、ギフトやスキルの詳細、
(●)(● ) |
(_人___) U | それらの情報に基づいた現時点でのステータスと、
'、 │
<二ニヽ | Lv上昇時の成長予想だ。
/-‐ `i 、 ___,. イ i
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ こう言ったズルはあまり好きではないが、
しrヽ V:::Λ / : : :>、_
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、 期限を切られてしまった以上、選り好みをする余裕はない。
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : } ざっと目次を流し、まずはステータスへと目を通した。
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
.
- 486 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:45:03 ID:???0
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ なまえ / 御筆やらない夫 ┃ せいべつ / おとこ ねんれい / 0さい
┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ クラス / サモナー LV / 1 → 2 . ┃ せいめい / 20 → 40 きあい. ./ 30 → 110
┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ のうりょく .┃ ギフト
┃ ┃
┃ ちから(str). .B / 1 .→ 3 .┃ 重合人間(ポリメリゼーション・キャスター)
┃ ┃
┃ すばやさ(agi). B / 2 .→ 4 .┃. 複数の能力の遺伝調整が施された重合戦闘人種。
┃. ┃
┃ かしこさ(int) A / 2+1 → 6+5 .┃. 現在はその能力の大半が休眠状態にあるが、
┃. ┃
┃ きようさ(dex) B / 1 .→ 3 .┃. 多数のスキルに対する高い適性を持つ。
┃ ┃
┃ たいりょく(vit) B / 2 .→ 4 . ┃
┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 技能(パッシブ)
┃
┃ ボルテッツ /LV0 → 1 グレイン /LV1 → 2 オペラ /LV0 → 1 魔法知識 /LV - → 1
┃
┃ 武器扱い ./LV - → 1 . 杖術 /LV - → 1 体術 ./LV1 → 2
┃━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 技能(アクティブ) ┃ サブクラス ┃ その他
┃ ┃ ┃
┃ 魔本召喚 /LV1 → 2 消費気合5 .┃ ガーランド /LV0 → 1 .┃ 読み書き
┃ ┃ ┃
┃ 魔本喚起 /LV1 → 2 消費気合10 . ┃ ┃ 計算
┃ ┃ ┃
┃ 心の一方 /LV - → 1 .消費気力1 .┃ ┃ 会計
┃ ┃ ┃
┃ 以下、低位呪文多数 ┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃
┌───┐
└───┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
.
- 487 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:48:43 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、.\
| (●)(●) | 「詳細ステータスって言っても、そんなに情報量は増えてないな」
/ ̄ ̄ ̄ 丶人__). |
/ \ ._|_____
, --'、 / `〉 増えたのは、ギフトと能力の基本成長値くらいだろうか?
/ ⌒ ) / /
,′ ノ / / 能力成長値は、E〜Aの五段階に分かれる、
l T´ .._ ./ r'´ ̄ヽ
ヽ ノ ./丶、 / (  ̄ l 積んだ経験に掛け合わされる補正値の目安であるらしい。
`'ー'´ | .`'ー'――┬― --、/ _.ノ
,... -‐―''''''''''''''''―‐- 、.._
,.-‐'"´ ``‐ 、.
,.-'" `ヽ.
/ `ヽ
/ \
i.ラ=ヽ、――――――――, ノ 、 、――――――――‐,..-ク2―i
.,|'. ヾミ._ヽ、.__ l(● ●)l ___,..イ、ノ彡゙ ヘ|
/.| `ヽ、.  ̄`ヽ、_ | (_人_) | , - '´ ,. ‐'´´ .|.',
/ . | `ー-、.__ ``ヽ--、....ヽ ノ,,. --‐/ ̄_,,... -‐'´ | ', Eに近いほど負の経験が、
.,' |=三ミー--‐‐‐-‐、,.>ーと'''ー'''´く'ヽイ'´`゙''''‐'''‐-==-、--‐‐---‐''´テ≡=| ',
.i. . .|`'''''ー'―- 、....... -- 、.___ヘ、 , ,.イ..__,.--- 、........ -‐‐‐ー''''''´ .| i Aに近いほど正の経験が増幅され、
.i .| `!ヽ、... -'-、...ノ./´ | i
i. .| ! ⌒⌒ ! | .i C以上あれば安定した成長が見込めるが、
.i .| ', ノ | i
. |. ..| { 〉 ._. 〈. } | | .逆にEだと、下がるばかりで殆ど成長しない。
.! .| /`、ヽ ' ハ | !
!. .| ノ . , ハ | ! .一般的な冒険者の場合、得意な能力がC、
! | / l ー,〒' .{ ヘ |. !
! | / l /ート'! l ヽ | ! .それ以外はEかDなのが普通であるらしく、
.', ..| i′ .l./ ! ヽ l i | ,'
', | ノ, ' ノi .ハ V . { | ,' 成長補正ギフト持ちほどではないが、
', .| ノ,''_ ノ´ .} } } ,ハ ゙i | /
ヽ.| / /´ i ,' | } ', ヘ |' .この体の成長率は非常に高い。
|、 / / ,' .ソ ノ / ', ヽ /.|
| \ .i / i ',.i. | ヽ、 ヽ ,/ . |
|. ヽ、 j / ! 八 | ヽ ', / |
| ヽ...,..ノ j ', } .{. i ヽ ゝ...,,-、,.-'´ |
| `ヽJ ヽ .!, ', { ゙i ,-‐'" .|
| ``‐- 、..__ j ヽ) `-、..___,,..-‐''゙´ |
└―――――――――――ーー'‐'ー''''''ー'''‐'―――――――――‐┘
.
- 488 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:51:09 ID:???0
-
―― 、
/ 〉 ´ \
/ /' __ ノ ゝ.__ ヽ そして、本来はギフトの欄にあるべきものである
/ //〉 ( ー) (ー ) l
l ´ イl (___人___) l グリントツヴィンゲンに代わり、そこに納まるもの
. l iYl ` ⌒ ´ l
. / ハ !.! ! ――ポリメリゼーション・キャスター。
. / / ' ヽ /
l // 、ゝ / ヽ_ 今現在、能力の大半は休眠状態にあると言うそれは、
´` ー‐ '`./ `ー、 ,−´ / \ A D セ イ キ ブリーデッドヒューマン
. i ii / `:.i i´ヽ. / ` 、 先々史文明期に作られた遺伝調整体の
. , 'l l.! / l ! ハ / \
/ ,:| | ヽ/ !_' V , , ヽ 因子重合体を示す言葉だ。
. / / l | /:.:.:.:ヽ / / / i
. !/ ! l\. i:.:.:.:.:.:.i / / / l
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
/ヽ{,-―‐-、 | / i / ‐- ヽ‘’: : : : : : : :
く////>斥斧=込 __ / .:| / ヽ ヽ‘’: : : : : :.
ヽ'´¨ー――'´¨\ f。 ゚ 。 `。ー-〈 γ´: ̄} i ヽ __,ィ三
o ,-‐'´ \ 〈 ∧ :゚/ {:.:(⌒ノ ,' }frr三 .凄まじい身体能力と反応速度を誇り、
ロ γ 入ー―-ヘ〈,::_フ . : :.|i `ー'´ ,・ }iii}癶ノ
,' {:.:.(こ):.:.:} ,イ/圭圭圭ミ}.ム : : :.i `ー‐ヘ・’、 ヽ. }iii}圭ミ GTMと呼ばれる人型兵器を駆る騎士、
, 乂___乂/:.{≧x、圭圭/`ー、_: : :.| \\\. }iii}圭ミ
., ’・,_____,-‐': : :.{圭圭:‐=廴__二込 \\\ }iiij/ / .ウォーキャスター。
. ///. . . . . . : : : : :{圭圭圭圭ミ}j`゚´λ((ニ\ .\ヽ `ノ:ノヽ {::
..//. . . . . : : : : : : : : 〉圭ミ</ ̄fj ̄ ̄ ̄´〈〉:.:\__ .//i: : } {:: 神秘の力を操る者、ボルテッツ。
./. . . . : : : : : : : ,-‐壬圭圭ノ〈〉 o 〈〉: : : r‐、ノムヽ{ ̄`</:j j:。:j j::
'. . : : : : : : :_/香L圭圭圭ミ癶,-‐⌒ー、__,-―壬彡'fj| ̄}乂 ゚ `ー‐' ノ:.ノ ノ:: ボルテッツの派生種であり、
_,-―‐'¨´三圭圭圭圭彡'´//⌒/7――'´: :.\ 〈 ニ }ゝ、>、___//::::::
'´ \: :.:o:.:.。:ノ/::::}、圭'´,、_/ ゝ‐' ノ ,‐、 ヽ : :Vムニマミr‐' 辷ニ壬::::::::::: .超常の演算力を用いて、様々な技術を、
,-‐、 ノ≧=≦// :/ ゞ<ノ<≧i≦三(:::::)ニ=―二彡ト、_ノ ゞ、三辷ミ、
{::::〈〈::/\//// \ 、i, i / //`´ \ 機械を、生命を生み出す者、ガーランド。
〉:::::7 〉r=≦j:::\ ,-―'´\i___i_i壬イ-――‐、
:://_}:::::::::::_i},、_∠:::r――┴┐i:i:i:i,イ ̄´<>:.:.:.〈> そして、肉の身に多種多様な装備を組み込んだ
'::ヘ≦三彡'/ ∧ /`ー――、‐、 `ー'´ ヘ____r‐┴―‐、 ,
:::::::::-‐'´/ .j∨ } ∧ ∧ \\ _f:.。i |: : { \ /:: サイボーグたち……。
::/// / i ∨ ∨ 〉‐〉´圭i{: 。i |: :/\ | ゞミ:
>´ ̄´ / ノ = /::/圭圭i{/\ ゝ<: : :.\ i\ それらの要素の複数を、一人で備えた存在を、
/ 〈〉 i::::j圭圭ミ7\_`ヽ、 \: : :.\j\:\
/ / = j::::j圭圭:/ iヽ`ヽ、:ヽ、 `ヽ、_/ \:\ .重合人間と呼ぶ。
. / / i::::j圭圭〈 | ヽ: : :\:} \
/ / = .j::::j三王ミ} i Y. : : :i}
. / / i::::jニ彡=j ヽ |. . : :.ノ
/ / i::::j彡斧ミ{ ヽj. . :./
./ / = j::::j圭圭圭{ ', . /,、 ,x≦⌒
/ /ヘ i::::j圭圭圭八 ',〈::::::`ー-、___,x≦三三ミ
.//圭/\ = .j::::j圭圭圭ミ入 ', `ー-、:::::/彡'V⌒ヾ、ノi
`ヽ、/ \ .i::::j圭圭圭圭〉 マヽ /`ヽ、ム/
\ i::::j圭圭圭圭{__ マヽ//\ `ヽ、__
\ .i:::j二ー――‐'___) 〉´ / ・ \ i `ヽ
\ j__j: : :`ー―‐'´:/-‐' ./ , _」__ ,\ } }
`¨} . . :.fi:.:.:< i \ `「 / i }
/\jfi .:ij:.:.:.:.\ ゝ \ ・ / j ノ
/ ',::マ fi . :.:.:.:.:./ \ \ `Y´ / /
/ ',::マ i.i . : :.:.:.:ム \ \ i / /
.
- 489 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:52:24 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ .女神様によると、この体にはそれらの因子が
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/ 休眠状態で組み込まれており、Lv上昇時、
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ 今迄の経験に合わせ最適化される形で、覚醒を進める。
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ そしておそらく、その進行は、現行のそれと同じく、
../: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ スキルや補助職という形でステータス上に現れる。
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
── 、
. / ヽ
,′ `、
| _ ∨──-┐____
/y^YヘハLヽ f\ , \</______/|
人! .| ト、ヽ\`ー,’ 〉}/ /:::::`-<__////Y/ |
/::::::^ゝへ_ ` ___ィ_/ /:::::::::::::/:::::\/ i//| .つまり、今後も白兵戦主体でLv上げを進めると、
.j::::::::_ムュー、\/:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y:i//|
/:\/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}:|//| .Lvアップ後のパッシブスキルの欄に、
}:::::/::::::::::::::::イ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,' |//|
:x、 //::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::/::::::::::::::::::::::イ./|//| .ウォーキャスターだの生体武器だのと言った物騒な名前が
. >x、 }':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::\___/ |/|//|
> x >ヘ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::\::/..:::i/|//| ズラズラ並んでしまったりする可能性があると言う事だ。
ZZZ>>x ゝ..___, ハ::::::::::::::{::::::::::::::::::::'.::::::::::::::7::::::::{/|//|
ZZ/ /ZZZ>x >x、::Λ:::::::::::::::::::}::::::::::/::::::::::|/|//| そして、ボルテッツと同様、ウォーキャスターの名も、
Z/ /ZZZZZZZ>x >';:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|/|//|
< \ZZZZZZZZZ>x、 ゝ::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::::::|/|//| 伝説の騎士として、ギフトの名として、今でも伝えられているらしい。
`゙<` <ZZZZZZZZ >x、  ̄>x、:::::::::::::::: {/|//|
.
- 490 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 12:55:14 ID:???0
-
\\ \ \ 特に、妖精と巨人を従えた騎士達が、邪悪なるゴーズを打倒する物語は、
\\ \ \
\`ヽ、 \ \ 今も昔も変わらず、男の子の好む物語の定番なのだとか……。
\ ‘ , \ \r―、
\ \ )_,ム‐'ヽ、::Y__,‐-、 i
\ `∧_,-/:.:i ¨ o :.: __ `i i.i ,‘
ト、 \ ./-ム:.:.:.:.:.:ノ-‐'´ ̄:.....:.:.:. .: f 〇Y i} | | ,イ ,‘./
r‐、__} \‐'―‐┴―z、_,-‐'三ミi:.:.:.:{ `ー‐'ノヘ_ ,-―-、 ,ィ // ,‘ /
/ /:.:.`ー<:.:.:.:.:. \彡'⌒{{:.:.:.,'/77 _/ く Y / | / ./ ,‘ ./
/ ./:.:.: `ヽ、 ......:.:.:.:.:∩}圭圭{{:.:.,'/// /i { \)itifitr'´/ ̄`ヽ、__/ / _,‘ /
/ /,、:.:⊂⊃(o。) }:.:.>'⌒):j;jj二ノミゞ、ー‐__/ゝo)' ̄`ー斧┴{__,イ⌒ヽ f.:r ー'´ ̄\ / _
_____,z' //:人、 /:.:.ゝ― ':イ圭辷代廴≧x__二:〉ミ⌒7、__ノヘ::::::::}0孑ゝ 0,、 .::マ'´ /{ {
____〉〉 //,イっ〉〉 [|:.:.:.:__r'´圭圭圭圭圭圭彡'ノムノ:\/.._j厂{ ̄}、ノミ/:弋 >‐ミヽ、:.:{ /圭{. {
三三三三〉〉 {∪つ// ........| ̄i. /圭丐人_彡‐气圭斧乏〉::::::i ̄`{ :::::::゙ヽイム圭圭ヘ三ミヾ:j:.:ム〈圭八. ',
`ヽ、 ヘ ~ ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:j‐-‐'弋>'´ ,―‐≦>‐< ̄`ヾミノ〉〉r≧x__/圭少ノ圭圭辷>' ̄¨ヽ、{i八 ',
\ ヘ ` ̄ ̄´ _,-≦―‐'-‐二‐--`ヽ__ノ¨込、゚ ゚ ゚ }::( ̄ヾミ三彡ヘ少'´〈¨⌒廴 マム ',
廴__) r'_´ /匙鴻~ヾ、三ニ=ヘ 入_ \)): }―-、 { {::::::::{二〈__ムo:.:.:.}ミム.ヘ
, -‐[_ /少'::{:::{::::::>‐'´ ̄\ヾ、//<>`ー―气 〉、\ゞミ彡廴__/⌒ヽイ圭ム.ヘ
, -‐' ,-‐{三彡少'r―-レ'´ f ̄/ /ミ/7。- <>i <>/\/ニ\ ij~)ヽ )圭三ム `
/ ,‘圭ミ{三彡'圭{_,-――、〈/ /ミ//。- 〈〉 { 厂 ̄ヽ、_〉 ⊆彡))ノ三三三ノ
/ ,‘圭圭圭圭厂 ̄¨ { ┼ }} {ミ//。- i {i {\\  ̄´ }三三//
{i/圭圭圭圭圭{ { } }:.:.:.:.:.:.:}/,'{ 。- i {i \ } } }三//
辷三三{圭圭圭{ |___ノ:.j_:.:.::./{iiii{ 。- i {j ヾ i__. 弋__/
{圭圭圭| .:.:.:.:.)/ |iiii{ 。- i ヘfi fi fi / / \
ノ圭圭沙' ___ .:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .|iiii{ 。- ,-‐'´ ̄`ヽ、マ―'´ / ┼ 〉
〈,-―‐'´ ̄ Y:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ `ー―'´ ̄ { \ /{
./ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' < ……ただでさえ隠し事が多いのだ、そのような物をスキルに発現し、
| ( ―) λ ヽ
,ヘ__| (__人) ヽ ', これ以上目立つような真似は避けたいところだ。
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ 幸い、Lv2では、まだそれら特殊なスキルは発現しないようなので、
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /´ `ヽ ヽ. , , .! 今後は杖を防御と止めに限定し、狩りや修行の主体は
.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ヽ l` / / /!
:.:.:.:.:./ ./ _ __ヽ-、 !/. ,' l ! グレインとオペラでの足止めとボルテッツによる攻撃とする。
.:.:.:.:.:l _十''''''''"" \ < ' l
.
- 491 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:03:17 ID:???0
-
/ _/` .'  ̄ ̄ `
i /´ 、/7' i 、__, | ゚'
,--i!' / ゚' 、/ j ヒテ; |
゚'// i i / / i人__) ,j
\、 ! i、v メv 、/' _ゝ_`_ / j_>.、 ゚`
rヘて \N ,-z て____ ___. _,、</ー</iイ水´ ///i\
 ̄ ̄i' ̄ ̄ ̄ ̄_,} ゝ、__ rヘて. ______,.. ュヘ'v;i!、ii!//i`ーf´/ilil V/∧ー/ゝ、
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄フ; ナ、、., i^ヾ7ーリ7/////ハV/ヾ、 ヾ、_V/ヘ. i/ililill/ ///,/孑
レヘ /' /'ヘ ハ \L__i///∧ !//////////////i!//ハ. !il!/ //// ///< ゚'
jl / i! N \゙ー-―!ヘ―― `゙´ ̄ ̄ ̄ i!//∧jソ . <////V`イ/{
/'ヽ7 ! ソ\、_ 、/////////;///N!//,ハ
{ / \ \ ヘ; ゚. i////////f/////i!////i
! //o///o///j//,イ ,>////i! ゚`
゚' ´、_ ノ/i///////,{///ハ、j//////
´、_ /. ,イ//o//o//<N/'/リ///// ゚.゙
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ そしておそらく、Lvが2になれば、ボルテッツも攻撃呪文も実用域に入ってくれるだろう。 ┃
┃ 以降は攻撃を魔法に限定すれば、なんとかただのギフト持ち魔法使いの範疇に留まれるかもしれない。 .┃
┃ 後は、魔術師としてのモンスター狩りと並行して、今では忘れ去られているガーランドの能力を延ばし、 .┃
┃ Lv4になる前に、モンスター狩りに依らない生活基盤を作り上げる。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:l :l :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| グレインとガーランドとを鍛えれば、
:l _________ __________ :| :| :| :| :| :| :| :| :| :| :|
/_________/_________,/| :| :∞━[]━━━[]<三> :| 作れない物の方が少ない。
|| :|| :|| |l| :|| || :| :| :| :| :| :| :l __ :| :|
|| .||_/^7_-==-_.||_,,|l|_./\__∧___||_,,|| :| :| ==[]====[]=、_〉 | :l 後は申し訳程度に一般的な技術を覚えれば
||/ £< 〈 ...::〉 .:||/.匸_l::」 . <爻> _|l/| :| :| :| :| :| :|
||`''|l' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´||'´|ll' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´|| || :| ..:: 。 ::. 食ってくぐらいはできるだろう。
|| .||_ /l_ ___@_||_,,|l|_☆_ _▽__ ||_,,|| ...::::+::.... 〜° ヾ ::.
||/ф 7/ β ‖ ||/ /´ △ 甘 ||/| ..:::* :::::..._::_::o☆o__::. 最低限の所得があれば、後はグレインで
||二二二二二二二二||二二二二二二二二|| l/:::: (o゚。) ::: l|!^l|! ::
||[] || []|| | ̄ :+::... ̄...::*:  ̄+ ̄ ̄o〜:: 生活レベルを底上げすればいい。
||================||================||/|____________
/ ̄从从从 ̄/ ̄∧∧∧ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| / ̄<=<==> ̄/
- 492 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:04:04 ID:???0
-
ー─ 、
ヽ、_ ヽ
`‐-) | .呆れるほどに都合の良い、妄想じみた想定だが、
((___) U |
'、、` | .未だこの世界に馴染めていない現状、
| ィ__{
`-ュニ_>-ー-、 出せる方針等この程度のものだ。
,'::i //.:::::::::..ヽ
/::У.:::::::::::::::::::::::ト, それを現実にする算段は、
{:::/.:::::::::|::::::::::::::::::|:i
,i::/.::::::::::::|::::::::::::::::::|i これから立てて行かなければならない。
i:/.:::::::::::::::|::::::::::::::::::|
/.:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| .尤も、青空市場に貸し工房と、
\ i :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
、 `__ ハ:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 製造系スキル持ち冒険者がカタギに戻る為の道は、
、 ヽ /..:::::::::..> /.::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ ` /..::::::::::::::::::::::..>、 /..::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 既にギルドに整備して、立て札までつけている。
ヽ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、 _.ィ..:::::::::::::::::::ヽ、:::::|::::::::::::::::::|
/..:/ ̄.......ヽ::::::::::::::::::::::::::::...>、<:::::::::::::::::::::ゞ、::|::::::::::::::::::|
/..::::/.:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
,.,,...,.,
,:'",:.;,:.;,:.,゙:; ____
;:,:,.-.:‐:.:,''´:.:.:.:.:.:.:`:.:... 力が全ての様に見られているこの界隈だが、
,. '´.:.:.:/.:.i.:.:.'.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:...
,‘.:.:.:.:. /.:.-.:.‐:.:.一:.:.'''.:.:ー--:.:.。:.、 ギルドは、何にも優先して、冒険者の自立に注力していた。
. ,‘.:.:.,..:'´:.:.:.:.i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.i:.:.:.:`ヽ.
. ,,.:'´.:.:i.:.:.:.:. l.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:l.:.:.ヽ 例えば、本来市民権を持たない2レベルまでの冒険者だが、
. ノ:''.:.:.:.:. l:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:. !:.:.:.:.:. !:.:.:.:.: !.:.:.:. !:.:.〈
‘.:.:./.:.:.:. !:.:.:.:.:.i*''"¨゚’ ̄  ̄  ゚̄¨ '' * :..、:', 安定して充分な量の依頼外報酬を得られる状態にあり、
〉'':.:.:.,..:*''´ X
. ヾ. ''´ ,.'´ `ヽ '. 且つ、副職のレベルが3を超えている場合、
. i (::.) (::.) ’
‘ ,,, ,, 看做し昇進で、市民権を得られる制度なども存在していた。
. ‘. ''' ''' (___人___) ’
、 . ’
`ァ=ー‐‐‐‐----- ----‐‐一=ャ'’ Cランク冒険者しまむらくん
'.:.〃.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`゚゚¨Y''¨´.:.:.:.:.:.:.'. 冒険者Lv2
{:.:.{:{:.:.ヽ.:i.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:.:.:.:.:i.:l.:i.:λ 仕立て屋Lv3
ヽ.:.:.:.:.ノ.:i:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:O:.:.:.:.:i.:l.:i/ノ
`Y´ー‐―‐‐____‐―‐一/
. `¨¨¨¨¨¨´ `¨¨¨¨´
.
- 493 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:06:53 ID:???0
-
\, `ヽ、,_ l,
/lト, `'‐j ┓
./l ' ト、 特殊極まりないものではあるが、
/{, ' -三ツ、 十` 十`
,、、.,__ ./i! ` 三ツ \ の の. これでも一応、副職持ちだ。
,.r1`´,.., ヽ三'z-、/l::: ~三/ ヽ,
_/{,:::::: --'こ }ニ,r=/.! 三ツ´ ヽ, ‐ォ =l= .それを寄る辺に職人冒険者たちの道へと移り、
//iヽ.リ l 川f メニ:、_/.l! 彡/ ヾ'‐ 、.,_ .ヽ, ノl d-
/,./ ‐- ::::r '`´{`ヘ,.,r= l,, '三ツ´ヽ, .\ ~`'''‐Z 節度を忘れて道を踏み外す事さえ無ければ、
_,...、、、f´´、"'三ミL、,_ o -l, ) 'ユ' ハ l、-h \ ‐ォ 二
リj .v { 彡 彡 ~`≡゙,..., .l´,.」、 /` ,、l \ .ノl .ん そこを歩む職人達の中に埋没できる。
__,,...レ, '' .ヽ_,,、、 --‐‐ '7´;;,,,, ',{.。.'´'ォ,-'r j' \
‐‐ァ' ,ソ lリ '´,.、 - 、,_ ヾ;;;;;;lィ.ヽr ,ノ::彡.l .\ オ ┗ . そう、信じたいところだが……。
/ /ニ ,/ ,r'´,> 、.,_ `'‐、, ! ,`f '''゙ こ,ノ /
/ ,/彡,/ .,r'^-'´ ~'‐、_ l, ';::: w.r '`´ ./ ‐ォ ナ ``
..f:´ / ./ ,....., ナ./ ∧::: l! ./ ,z _ノl / こ
. レ'./ h { ヽ,_ (.,/ ,.rirtィ'゙ /,、-'´ ' ´/
./v' .{ .l.ヽ, ~`'j ./ / ./f´ 〃´ ./ ツ L,、
E i .i ヘ、 `'-、,_ ,/ / / /ニl / | | | (_
E.l, ヽ、 `'‐ 、.,_ ./´)/ / ,i´ l!_ ./ .・・・
,,,.l r `-、 ''‐、.,_,、-'´ /,L/l } `'' ‐-、_ / r'´
ヾrl' , `''‐ 、_,..r ',.r''`/ lニ オ;;;;,、 ≧ 〃´
`'‐、/_,/ /,.rソ´ ,ノ:、`/ ./ l;;, .';;;;;,、 ``‐ 、,
.`''''´/´ ,イ V 人,.l;;;, ';;;;;;;;,、 \,
【節度を忘れ道を踏み外した一例】
_____
´ `
′: : : : \ 溜息を吐いて、帳面に向かった。
: : : : : : : : i
i : : : : : : : : : : | 仕様書のモンスター毎の経験値量目安表を一瞥すると、
゙<.、: : : : :_; :、 _
__トゝ.!^≦z.、: : |:|>=≦.:、.:ニ=‐- , 今日の猟果と、獲得経験値を書きつける。
_,、,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ、
,r'/ .: .: .:(.人.___) !l:!._、/.::.:.:/.: ゙i アリクイ3、ウサギ4、スライム2で、13単位。
リ : : : : : : : ゙i´. `: : : :、,r': :/:|.:.: ..:.:l/: : :彳 ハ
ノ!゙i : : : : : : :.ト-‐‐=ニ 、<: : : |: /: :、:.V . : : :_:_ 、ゝ{ 所持ギフトに成長補正はついていない。
,r'リ:ヘ: : : : : : ::レ^<:ヽ::ハ: : :\|i :、: :.:l.:} : :<.: : : l
/ゝ:_:_: :.\ : : : : : : :: :`ソ|: : : : :.: : . :.:.:.`l <: : :¨.:ニ:, i 稀に居ると言うシステム不適合者でなければだが、
_r'. .: ;: : : : .:.:.:.i : : : : : : :. : !i:.: :、:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ< Y
| |,r'ニ=‐--=≦ \: : : : : : : !l:、:> : : : .: ., .::.厶イ: : > , { 今日のペースだと、一ヶ月と少しでLv2になる計算だ。
__| | : .: -‐=ニ.: .:_、,rヘ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. ./ : : <:.゙i}
γ、 Y`ヽ : .:.゙i_>-=≦、ト:,:_:_:_:_:_:.!j: : :、-=≦`'r:ト`≦. Y |
iヽ.Li.メ{ i ir'γ'二 ̄' :.゙i.: ̄ !i.: : i: ̄.:¨.:ニ=‐- !: :.i. ト、!
lーj:| |::. .ノヘ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.゙i :,r'
 ̄ ̄ ̄ ̄`ーY ̄ ーヘーー⌒-―ー゙――ー-―――――-ー´`´ ̄ ̄ ̄
.
- 494 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:08:38 ID:???0
-
. . ′
. 〃
. //
//
//
. ,イタ
. ,イタ. .とは言え今日は、慣らしと調査が目的だった。
,イタ
,イタ 本腰を入れて狩ればもっともっと行ける。
,イタ
,イタ 廃材から創り上げた杖には、少なくともアリクイまでなら、
,イタ
,イタ 一撃で地に縫いとめられる貫通力があり、
,イタ
,イタ あの狩場のモンスターは、極稀に紛れ込むウシドリを除き、
,イタ
,イタ 攻撃を受けるまでは敵対行動を起こさない。
,イタ
,イタ なので、一撃で敵を斃せるあの杖と、初撃の回避を妨げる
,イタ
,イタ グレインやオペラがあれば、一方的に狩り続ける事が出来た。
,イタ
,イタ 遭遇率にもよるが、一日アリクイ十体以上は堅い。
. ,イタ
,イタ 全力で狩れば数日中にはレベルアップできるだろう。
,〈タ
//
. //
. //
〃
′
.
- 495 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:09:15 ID:???0
-
l|、 .`ー-.、 `ー,⌒ミ-、 ._,jrγ⌒ヽ`ニル',
ヘハiγ⌒ヽv゙ー、, , -─━─ 、. ,-゙/ リ
( `ーvヘ〃゙../ . !{
i! `ソ / ./、 }|,; /(_,,,..._
/ i ゛`-!/゚. ∧ノ_,..-'"´
. ' `,:、 /ノ. `.゙、 / _;'~
_,< , `泛ダソ^`'-、 \ !、/ (ヽ' 当然、そこまですると狩りで一日が終わってしまうだろうが、
/ヘヽ! :i ! γ i< \. \ ' /´
メv/\ヽ、ヘ. ゝ.__.ノ_) `'-. ヽ .-..l / 実入りが少なく自由な時間を取り難いLv1の期間は、
//ハ/,∧ \\_/ .,‐-ヘ.\ 丿/..'l、
/////_j//jヘ. /,7j / {´`,ゝ `)/..゙"| 無理のない範囲で出来るだけ圧縮したい。
///////\////\/∧、. __,ヘ._ // / ' |/、'r=ー 、
;γ⌒ `ヾv \////\ヘ!. /ヽ| ,-、__. ./ ,厶イ 、 明日午前中の試験狩猟で、一日の目標数を決める心算だが、
!、,. i//ヽ、///,\/\///// |. 〈_/У.:.ヘ_,ヽr',ニ_マ ,i{ !`-
|//ヽ、_≧=ヽiリ//> 、/゙!. i!¬} レヘ_/.:::`i .‐'..゙,i./ヘ 果たしてどんな結果になる事やら?
|、///ー=ニ7/{/j///// . l..゙/ヽ,勹.:了.::: l _,i゚ !<
Nv/////,≧7、///////l, ,メ'¬,.:〈_.:.:,/゙.∧_,、 jノ 無理なく、短期間でLv上昇できるだけの量を
ヾ.V...,..-'''''''ー、,. //////,:-ヘヾ\.:∧` /ヘハ/
// ̄`\ \゙//"////.\Y/゙_ `‐'" 狩れるといいのだが……。
/, ‐ハ//////,\ \<////。/ハン''´ 、
i|′V,\//////l リ.ヽ.ー‐゚/ ∧{ __,.!,ヘ
l ! V//\//// ///゙/i!///∧゙! リ
l i!.. ヾ/∧ヾ/,.イ///// ヘ////∧! _,, -――‐
/! /./゚. `Vヘ/ \_/イ//ヾ\V//// ″._,,,.. ----
.゙E.| }/|////////////////,r‐/"´
.゙ j! i! ハ/i//┌―――v//∧////l゙ヾ\
ゝ! |. i//リ//ナー――-リ//i∧///,!..゙//.ヘ
! / ,j//i//////////////! ∧V/! / //i!
ト、_ト、 /L__
<!⌒ヽ! i /⌒゙く
. 久__ノヽ ____ ____ / `ー‐'<
ヽ i─'´ r‐、_二二_r-、 `ーi′ ナ' ̄
! ノ > ト。。イ < ヽ ./ 「兎も角、2Lvに上がれば、一息つけるから……」
\ i fT´`Tヽ ! /
`ー‐-、 ヽ_ヽ>‐くノ__ノ r-─‐'′
ト ! |厂リ「 ヽ イ Lv2、Dランク冒険者になれば、
i -‐| L- 」|‐- - !
/ `ー! i‐' ! 次の狩場への移動許可が出る。
i ∪ |
/ヽ '´\ そこに現れるCランク相当とされるモンスター達の
i 、_______, !
\__ -┴、 ,┴- __∠_ 素材買い取り価格は、アリクイの倍から十倍以上……。
彡,_,-─‐'′ `ー--、__,,ミ
/フ⌒ヽ 距離もそう違わない為、充分な能力さえあれば、
/⌒\ _,∠/ \
/ >ヘ.ノ `Y´ ∨`ー-―、_ 収入効率は大きく上がるのだ。
V/⌒ゝ‐'´r-、 /¨ j \ー'⌒>∧
レ'^Yィd´ ' Y / ! 〔{{ l |
_ノ⌒‐,二\ 〔_ `Y | | ヽ」ソ
/ / <¨ `ー'/ ,ノ
| l `_ノ r'プ\__/ ヽ ノ
\」―'´ > / ̄`¬-'^> く
_) く `) く__
〈辷>’ \ごメ>
.
- 496 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:14:03 ID:???0
-
_ ..... _
,ィ:´,r‐:::,:: : : : : ..、
,:':::/: : :/: : : : : : : `.、
_l/: : : :/::::/: /: /: : : :,ヽ
>─≦::/:::::,':::::|:::Kヽ_,∠`l:! また、素材としての価値もぐんと高まる為、
/::/ ̄チ‐'ヽ::::!::::::l:::|Y´rtァ /リ
∨:::/|从:|:l:::::|:!::::::∨ ヾ' /' 職人志望の冒険者が、ウシドリやクマを
´|:/|::|::::|从::::|:\:、::ヽ _ >
` 乂:::|::|lヾヽ:::::::/ヾ {:ノ,.' 安定して狩れるようになった時点で足を緩めるのは、
,イ≧=-.Уリ>、/
/イ |: : : : : |ヽ ごく普通の話であるらしい。
ノ: :|.ノ: :, - ' ヽ!、 _,.r─‐'ニ=ァ
/: : : :/: : : : : :|:.l r<≧-:::::::{::フ´ Lv2の成長予想は、充分それらを狩り得る値を示し、
. /: l: : /: l: : : : : : ト:ヽ / ヽ:::::::::,::`ヽ,
{: : ヽ:ヽ:.ト、: : :|: : ヽ:}:ヽ ,ry' ,r'ゞニア ̄ ̄ 例の威嚇のスキル版、【心の一方】も追加される。
l: : : :}: :.λ:!: : ヽ_:ヾ/≧__r'::::|. /
|: : : : : :ハ:|,:-': :\:: ヽ:/:::|:}::::::! / また、制御が難航しているブリッツェンにしても、
|: : : : : ':/|:_,r‐'´ ̄|≦::::::‘´:::::l|' ,..-、───、-、
__|__: : _ノ、::::::`::|::::::::::::! `ー--─‐' <三ニ三に≪三ノ___ノ_ノ 威力だけなら現時点でも通用するレベルにあった。
}::: :7::::::::::::::::::∧::::::::\ |ヽ─────}.
〉--':-==-ニ! |:::::::::ヾ!_,.........._ !`l下、 ̄ ̄ ̄ノ|
..「! |:_ヽ:::::::::::::::::::::::ヾ)!:::::::::::::ヽ:::ヽ, ヽ ∨∧. ` ー‐'ノ|
|l|:|:{ ・ ̄・ ̄・ ̄・ ̄・{|::::::::::::::::ヽ:::\ ゙、__ ゝ、 \. . ./:/
ll|:|:LΣゝ_・_・_・ノヽ:_:-≦ ̄ ̄| ̄ ̄\ ヽ .|ヽ、≧====<
 ̄|:::::::::|`ヽ:::::::::::::::::::::::::|:ヽ::::::-‐''"´: : : : : : :ヽ ノ | | |\
::::::! :::::::!─ヽ:::::::::/:::_:::L/: : : : : : : : : : : : :/ / 、 | |_\
ヽ::|::::::::{: : : : :`:ー<: : : : : : : : : : : : : : : : : :.{"ヽヽ ヽノ_____!__\
.L⊥_:ゝ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|__ノノ..__________\
` ー───────────’ ____________\
__ ( ;;;;(
/ `丶, ) ;;;;) Lv1の内は狩猟に集中……。
/ ! /;;/
__ ヘ . `i ;;,´ アリクイを狩って金を貯めつつ、素材について学習し、
/ ヘ 丶ィ─
/⌒ / ∧ ./ Lv2になった所で素材を購入して、刷新する装備を自作。
(/ λ ゝyi 、_イ ∧
iハ ミ ノY⌒7yス7` 、 λ 森での狩猟を開始し、今度は青空市場での出店を目指す。
`、\ ノr- ミ ミミwy\`ー"`ー ァ、
∨ ハ イ \ \∨i=─ーγ "`Ty" ̄__ニニヽ-、
\ \ ∧ 彳ー一ミ彡ヽ___>"⌒\‐ーーー`ゝ 〃γ
Y三ニニニニニニニニλ // キク ̄_`i___ィ_/__ >イ⌒`\
7二二二二二二入 //i=一ー" j i γ"::::::::::::::::::::::::ヘ
| | | |i | |i`ー‐‐‐"`' | i  ̄ ̄ ̄〃⌒}:::::::::::::::_λ_ ∧
| | | |i | |i .| i │ |i イ"::::::::::::::::::ヘ::::\
| | | |i | |i .| i │ |i::::::::::::::::::::/:::::::ハ:::::.\
| | | |i | |i .| i │ |i-ー── ィ:::::::::::::.∧:::::::\
| | | |i | |i .| i │ |i i!∧:::::::::::::ヘ:::::::..\
| | | |i | |i .| i │ |i: :::::::::j ハ::::::::::::::::\:::.::.へ
| | | |i | |i .| i │ |i ::::::彡ili ヘ::::::::::::::::\:::::イ
| | | |i | |i .| i │ |i:::::::/〃| \::::::::::::::::Y"⌒ゝ、
(.| | | |i | |i .| i │ |i:/ 〆|イ \::::::::::::::::\ ⌒ィ
ミミ二二二二二二二二二二二二二二二二二二イ" | | ∧::::::::::::::::::イトー─"
| |≠ー──────────────| ト/ .| ‖ ヽー+" ̄ \
| |F三三三三三三三三三三三三三三三7| | | || i|ィ∠___ /
.
- 497 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:18:47 ID:???0
-
/ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ヽ .そうして徐々に狩猟の頻度を落とし、
| _,ノ ヽ、_ |
| (●)(●) | Lv4になる前に、職人専門へと移行
| (__人__) |
ヽ. ノ ――途中の時間配分やレベル設定などの差異はあるが、
.> く
/ ヽ カリカリ これは、成功した職人系冒険者の典型の一つだ。
_/((┃))____i |
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄(,_,ノ \
/ /_______ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
尤も、現状はそれ以前の話、
/  ̄ ̄ ヽ
/ \ 何を始めるかから考えなければならないのだが。
, -<i U. : :i≧=ー´ ̄ ヽ、
/ : : : : ! : ;イy : : : : : : : : : 割合何でもできるグレインとガーランドだが、
/ : : :ヽ :.∧ . : : ム{ : : : : : : : : : :`,
ノ : : : : : : V/ヽ、_ . : : : : へヽゞ/ ̄ : : : : : :.} それを活かす為に必要な知識は自前なのだ……。
/>── ァ'´ : : : : : :ヽ ̄ ̄ _ιУ、 : : : : : : : Λ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : :_/`-ー=´ : : :`ヾ : : : : : : :ィ :}
/ : : : : : : : : : : : : : : :/'´ : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ : : {
 ̄ ̄  ̄ { ⌒ ,.-'´ : : : : :>'´ へ: : : : : : : : : : : : : : : : : :}/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ : : : : : : :,彡'´ `'' -\ : : : : : : : : _,ノ
 ̄ ̄ ` ' ── ´
.
- 498 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:20:27 ID:???0
-
ー─ 、
ヽ、_ ヽ
`‐-) |
((___) U | 今後の目標として、移動の足は作れるようになりたい。
'、、` |
| ィ__{ となれば、素材、特に金属と、機械工学か?
`-ュニ_>-ー-、
,'::i //.:::::::::..ヽ 先史文明の頃にはなかった錬金術や、
/::У.:::::::::::::::::::::::ト,
{:::/.:::::::::|::::::::::::::::::|:i 魔法工学も気になるところだが……。
,i::/.::::::::::::|::::::::::::::::::|i
i:/.:::::::::::::::|::::::::::::::::::| 長くなりそうな道行に溜息を吐くと、
/.:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ i :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| 次に呼び出すべき本の候補を、メモに書き付けた。
、 `__ ハ:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
、 ヽ /..:::::::::..> /.::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
\ ` /..::::::::::::::::::::::..>、 /..::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
ヽ /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::...>、 _.ィ..:::::::::::::::::::ヽ、:::::|::::::::::::::::::|
/..:/ ̄.......ヽ::::::::::::::::::::::::::::...>、<:::::::::::::::::::::ゞ、::|::::::::::::::::::|
/..::::/.:::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
┌─────────────────────────────────────┐
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
└───────────────┘
┌───┐
└───┘
.
- 499 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:21:08 ID:???0
-
l l l // /,へ ,へ ヽヽヽヽ ヽ
, ' ,' '// //−‐`´‐−l l ヽヽヽ ヽ
/ /,' // ノl l 、 , ヽヽ ヽヽl ヽ 「……オオアリクイ10匹、満額で銀貨十二枚だ」
/ /r,=,ノノ、 ヽ / /ヽヽ__ ̄ヽ ', ヽ
, / l l //弋_・_、/\ィ_・フ ヽヽヽ l ヽ ヽ
/ / / ,ー,'/、 /ノl l', /_≧z、ヽ ',ヽ ヽ
/ / / /∧∧ / ,'ヽl__l/ 〃l l ll l ', ヽ ヽ 次の日は朝から狩に出て、
,rー' ノ_,ノ ,ノ//∧∧l/ ___ /...l l ,ノ ノ、ヽ ', l l
/l//´/´/´ _ノ_ノ_ノ l l\ ´ `/ /l`/ ∧ ヽ≧、ヽ__l_ 速い時間の内に切り上げた。
lヽ__/. |/ィ≦三≧z、 ̄ ∧l l \___/ / / l ヽヽ>、≧ニニz、ヽ /', ,ィ/
、__lー‐'__ `ヽ/l三三三z、 ll l l / l l ヽヽ'三三三/ー' _ ̄ {_ まだ閑散とした政庁で、
ヽ,イ二二二二 z 、 l三三三ニz、 ノ l lヽ l / l ヽ, '三ヽヽ三r-',.-< `ヽ r'´
/-−−−z、 ヽ ー,三三三ニz、ノ ノーヽ /, -――, '三三 l l,ノ/ ヽ ヽ 清算を済ませる。
/, -―''l´ ̄ ̄ __ヽl三三三三/ /、 ヽ__// , '三三三,' ,' / l l
./l l_,..-'''" /__ヽl三三三 / /三z、 l l , '三三三 ノ ノ'´_,..-―― 、 l l
l ヽ_/ /__` ヽ三三ニl l 三三z、ノ ハノ<~`ヽ三/{ { l/ ヽ l
l / l /__ `ヽlノ ヾニ l l_≧-'''<~ヽ ̄ヽ ヽ ヽー 、ヽV ヽV/ ヽ ,l
,.ィ,.ィ,.イ _ _
/// //,.-゙‐ 、
/ / ' , '゙, '゙ ' ,.-‐=、
/ ,.-=~ヽ
∠二ヽ. / ,.' _/、二ニヽ
∠二i ー-/ゝ-'"ア / i二ニヽ 猟果は、アリクイが十匹。
∠二i_ /O ○ l _,ノ、 _,ノ二ニヽ
`ヽ/ /´ ' , ゝ / ‐-ヽ アリクイのみに専心して時間を区切り、
.r',ニヽ l / ゙ー''゙ ‐-ヽ
∪ l l l 。人  ̄`ヽ''-ヽ どれくらい狩れるか試してみたのだが、
. l l /7! ゝ. ', ' , ', ; ; iヽヽ
ゝニン .ゝ_, ゝ.,_ _,..ィ´ _,.ノヽ` 予想の半分以下の時間で、目標数を超えてしまった。
∠二ヘ _,, - ノ  ̄ ̄ ヽ.,_ _,,.>.,_
∠ イ_,ヽ-‐''" `く \ヾ.‐-ヽ
´ `ヽ!`丶
.
- 500 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:22:44 ID:???0
-
,. -――- よくもまぁこんなに狩れたものだと思ったが、
/ ` 、
, ' .::.. ..::::. ヽ 嘗てセンダイに居たギフテッド達は、
,,,、 ,、、 / ` ::::::....::::::: ' }
r;J;;/iヽノ;;;i:| / ` 、、_ 、 , イ゙、 100単位の討伐を当たり前にこなしていたらしい。
(;;;;;;o;;;;i i;;;;;;|:| ,'. ■■■■■■■■■■, _ リポップ
,―――――=;;;、;;;;;;;;;i !;;;;;!:!, ■■■■■■■■■■i;|:ト;;;;、 文字通り再出現で補充されているわけだ。
ト:、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';;o;;;;i:|;;;;i::i{ / ,. '' ヽ };!|;;;;リ__
|;;ヾ:、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;i:|;;;;i::!.! , ' i },;「r';o;;;;;;;;;;;; ̄;;;;;;;;;;;;;7!
|;;;;;ヾ::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;io;;|:|;;;|::!;};, { ノ! ノ/;;!:|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/';;!
|;;;;;;;;;ヾ:::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;|:|;;;|:|;;!;;;;, \ _,..::::¨`ヾ=- /;;;;i::!;o;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;;;;;!
|;;;;;;;;;;;;;;ヾ::、;;;;;;r';;;ヾ;;;|o!:|;;;|:|;;!;;;;;;\  ̄ ノi:|;;;;i::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:/;;;;;;;;;;;|
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ:、;;ゞ;;ノ;;;j;;ノ:|;;//;';;。゚;;;;;;;;;;,,,, ー- -‐.ィ/ i!::!;|::!;o;;:::::::;;;;;;/:/;;;;;;;;;;;;;;;|
┘;;;;;;;;;;;;;;r=、\;;;;;::'::´::;;;'ヾ=!;:{;n;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー,、―=ニ7:::::{ !::i!::{;;;;;::(;;;;;):/::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;;;::ゞ;リ;;;;;;/:/´/:o::::/∧ゞ1{;;;;;;;;;;;;;;;;//,、o;;;/::::::::| i::|:└=::;;;;;u{;ィr=ッ、;;;;;;;;;;;;;L_ _
;;;;;;o;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{:i' ./;;;{ヾ_;:イ}::!::ヽヽーi::7┌'://',ィoィ:::::::::::,{ L{:::;;;;;;;;;ミヽ;;;;ゞ-'::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉ィ、
ー=三」L;;o::::-::':ノ i;;;;;;;ヾ::o::};'、;::\\::o::ノ;//;;;;{/;=-;;、ィ| / ヾ \o;;;;;o;;;;;;::o;;;;゚;;;;;}
==-'ノ:フ=''" i;;;;;;;;<\_//;;;;;;;;;\ ー//;;;;n;/::ーイ/!}.{ イ ヽt-===ニイ,,ニ=- '
;;:::ニ=-イ /ヾヽ;;;;;;;ー;';;;;;;;;;;;;;;:::);;;;;i':;;;;;;;;;;;;| |\::/;;;;;;|゙i! ! \::ヾ;;;n;;;;;;ゝ、
二.,__ ヽ / ';\ゝ======ィ〉ヾi;;',::;;;;;;;;;;;ゝニニ';;;;;};;!くヾ }、 / t\;;;;;{=='
::-――-::::ゝ-=\ .);;;;ゝ ニニニン<ヾ\`;;、::::;;;;;;;;;;;;;;;:/':::::゙;r'" } ,=ニヾ n`ヽ、_ゝ
_
, ´ _ノ ヽ
| ( ー ●) 「そう言えば、確かにモンスターの出現には
| (__人_)
| ,!`i ,. -っ 法則性がある気がする。
! ! V 了
_,.ィ'{`.ノ ,-´ー- -、 今日の後半辺りは、この辺りに出そうだな
_,.-‐'´:::/::/`ヽ、 ./:::\::::::::::::l
/´:::::::::::::く::/..::::::::::::::7::::´::::::::::::::〉 と思った所には必ずモンスターがいたし……」
/ :::::\::::::::/.::::::::::.::/.:::::::::::::::/.:/
ヽ、:::...ゞ::i:/...::::::. イ/::::::::::::::::/:::`7
ソ.::::::`i〉::::..::/,.:´::::::::::::::ノ::::::::: l
\::.:::::::::.:.::レ::::o::::::::::::{ヘ:::::::::: i
.
- 501 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:25:56 ID:???0
-
, 、 , 、 ヽ ヽ ヽ ヽ
// __ ヽl,r、 ー‐ 、 ー 、 ヽ ヽ ヽ ヽ . 流れでそんな事を口にすると、
//// ,rヽ/,,,,`、ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
l l/ , l''' ´ ノ> 、ヽ/ヽ ヽ ヽ l ヽ ヽ. 彼女はかすかに笑ってこう言った。
l l / l、 、__ノ/,/∠ ヽ ヽ ヽ,-、 l ヽ ヾ 、
VV 、ノ、ヽl ,r/イ__及ソノヽ ヾ// ∧ l ヽ ヽ
l,ノ ノ、_tj_//l \ V. l lフ l l l \ ー―――'´\ 「そのような話は聞いた事が無い……が、
// ∧ /,l l::l / V l、ー' ノ lヽ ヽ ヽ --、ー‐― 、 \
∧ l ∧//l_l::z / :V l ´ヽ 、 \l \ \ \ \ 貴様がそう言うのならそうなのだろうな」
/ ∧ V ∧l ,---- 、 /l l l l V、 ヽー 、 ー 、 ヽ ヽ l l
ノ ノ/lヽヽ ∧ 、___ノ /,/ / . l l lV、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ l l
// l l l ∧ -- / / l / l. l `ヽィzz、 ヽヽ ヽ /ヽ,,l l 世辞も皮肉も、無縁そうに見える少女の、
l l ノ , l lヽ ____/ ,/l l ,/∧ ,' ノ三≧z、 ヽヽ V ヽ
. / / //lノ ノ _,..' l l 、 ,/ 丶 ヽ ,', /三三三三≧z、∧ その言葉に首をひねる。
/ // /ノ/ /'フ/ l l ヽ ,/ l l l /三三三三三 :∧/ . -
∧/ ノ ,/'/ノ //、 ノ ヽ / l ノ ノ_, ./三三三三l`ヽ、:/ /
|ヽ / V,..''//l /∧__ヽ'_ , ―――‐, ' , ' /三三三三三:l ノ/ //
l ,ィ::ll三三 l l三lー'''´ ヽー,'. / /,ィ≦三三三三三lヽ::l /// //
//::::/ , .i l::::::|. | ii |l, : : /|l
州ヌ7ァァ z ...,,,,,______ //::::/ /ii| i l::::::|. | ii |l,/ : : |l
州州州州州州州州ヌ7ァァ z ./,,/___i l:/ | ii |l, : : : : |l
¬亠=ニエ三州州州州州州州州州ヌ7ァ、. | ii |l, : : ;/.! そうして政庁を離れると、
: .: .: .: .: .: .: .: . ̄ ` ¬亠=ニエ三州i州i州iiヘ. | ii |l, / |l
: .: .: .: . /干ヽ: .: .  ̄ ` ¬亠Yi| ii |l, |l 目的地に向けて街中を歩いた。
: .: .: . {十+十} : . .: .: .: .: . :| ii |l, |l
__ ヽ土ン. | ii |l, , ィ< 大規模集結型産業と、それを支える
_.。ャぁて丕三i三i刀フ7ゎ。._ | ii |l, ィ< > '´
,.ィ炙ヲi≠┴┴┴ <弍i込iスi>、 | ii , ィ< > '´ 膨大な事務作業のないこのセンダイの街は、
_iiムィ'´ i | `ii゙'<弖iミi心、 | ii< > '´
彡':!i| | ! i || || : :|::i\Vホii心、. | ii,- '´ 昼日中だと言うのに活気に満ちて
:::::::| | | ! i || ||: : |ィ!:! :\ホ入心 | ii
:::::::| | | |!.!イ.! ||/: : : :.i : : :.∨i川バ . | ii /, ⌒ヽ. 慌ただしく人が行き交い、
:::::::| | | ! i ~: : : : : : i:: : : : ∨川iバ | ii __. //::::/⌒',ハ
:::::::| | |/ : : : : : : :i :/ハ: : }ZXハバ| ii l|:::\//.:.:/i:i:i:i:i:| | 雑然とした佇まいを見せている。
二二l. | |! : : : : : : : :i i::::::}: : !:! !:! !:!:i| ii l|::::::::} | :::|i:i:i:i:i:i:| |
:::::::| |ニニi==i| |! ,-- 、: :|!| :{三三}!: . . .:.:.:.:.::| ii l|:\ | | :|i:i:i:i:i:i:| |: :
:::::::| |: : : : : : | |! |! |! : :i: :|!| : !:|: !チi : . :.:.:.:.:.:::| ii l|::::::::|ニ . |i:i:i:i:i:i:| |: :
:::::::| |,.;;:i。;:;;| |! |! |! : :|: :|!| : !: :.i |i|: : : : : : : :| ii l|::::::::| | :|i:i:i:i:i:i:| |: :
:::::::| |YYYYY{, |!_. |! : :|: :'´ : i: : i |i|: : : : : : : :| ii l|::::::::| | :|i:i:i:i:i:i:| |: :
:::::::| | ; ...........<i|::: : :|!:::-:.!..:.:.._: i: : i |i| : : : : : : :.| ii l|---|ニ . |i:i:i:i:i:i:| |: : :
:::::::| | ;................`...<::::::::::|::::::::: :i:::::i |i|::-....._: : :.:| ii l|::::::::| | :|i:i:i:i:i:i:| |: :
__|_|_ ; ` <ー :::i::_ i |i|::::::::::::::::: :| ii l|::::::::| | :|i:i:i:i:i:i:| |: : :
:::::::i/i ;......................................`...<_ ` - _::::::::rュ::| ii l|::::::::| | :|i:i:i:i:i:i:| |: : :
:::::::i | ; ` < ` . -!..i l|::::::::|ニ . |i:i:i:i:i:i:| |: : :
:::::::i | ; ` < `l|:::/...l_rニニ'<i| |: :
:::::::i |. ;......................................................................`....<....... 、 > 、:::::、 <
:::::::i |. ; ` < ` 、 >
:::::::i | ; ` <
:::::::i | ; ` <
:::::::i |. ;.....................................................................................................................
:::::::i | ;
.
- 502 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:29:41 ID:???0
-
___
l´ `
{_,; l
(__).j__i
γヽ<≧=_ヽ
i V}////∧ゝ、
゙: NV///////ハ そして、故郷のどんな計画都市よりも、はるかに躍動的に、
! :l/i////////∧
l//zi////////,∧ 計画的に、この都市は成長と変化を続けているようだった。
}//i./////////∧
///メ//////////∧ センダイ拡張の進行と、それに応じて発生する再開発。
.///V./////∧_)///∧
///И//////////// 街の移り変わりの動線に、ある種の流れを感じるのだ。
l//,{///≧v///≦i´
jz//////////У 美しく古びる事を望まれた街と、
i//77V//Ν>イ
ヘi//////j////j 慌ただしく入れ替わる事を望まれた街。
l//////l////
|//////,/// 仕事を求めて流れていく冒険者や労働者、
!/////{///{
V///zトV/∧ 街の成長に応じて外に押し出されて行く貧民達、
V///∧V/i
V///∧V,l 彼等が去ったその土地を作り直しながら、
ヽ;//∧V,
Y//∧∧ 広がり根付いていく市民……。
l///∧/
Y///∧
L////i
ノ/////i
ゝV////
.
- 503 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:31:19 ID:???0
-
シド大陸の歴史は、開拓都市と結界による
人類領域拡張の歴史だと聞くが、これはその中で、
lェ:|ェ|:ェl lェ:|ェ|:ェl
L⊥⊥_l L⊥⊥_l 幾度も繰り返され、練り上げられていった技術。
||:::||::|| ii ii ii i! _ ||:::||::||
||「「「「「|「「「|tttttt|「「「「「||「「「「「「「||「「:l「「「||「「「「「「「「|「「「「「「「|tttttt|「「「「「||「「「「 前線の開拓都市から、後方の都市へと成長し、
|レレレレ.|レレ゙ltttttt|レレレレ|レレレレレレ.|レレ.|レレ.|レレレレレレレ.|レレレレレ゙|tttttt|レレレレ|レレレレ
」」」」」」」」」」 lll |」」」」」」」」」」」」」」」」」」|」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 lll |」」」」」」」」」」」 移り変わっていく、都市の営みなのだろう。
| | | | | | | | | tェァ |l | | | | | | | | | | | | |:l| | | | | | | | | | | | | | | | | tェァ |l | | | | | | |
| | | | | | | | l|l |l | | | | | | | | | | | | |:l| | | | | | | | | | | | | | | | | l|l |l | | | | | | |∠
┘」」」」」」」__|」」」」」」」」」」」」」」」」」」Ll」」」」」」」」」」」」」」」」」」」__|」」」」」」」」」三
 ̄
ル。:::|_:.__::|__|\ \| ̄ d : :. | :..
__|_|__|\ \| ̄ .:: .. | ::.. しかし、同時にこのセンダイの成長は
_|__:;;;|\ \| ̄ 》1 wiil die .| :.
;;;,,,,_;|\ \| ̄'' 目 .. ;;. l :. ::. 正しく進まずに、澱み、歪み、
' \| ̄ ;;./ ヽ_(´∀`)y-~ : . | ∧∧
 ̄ ̄'''' |〜|ノ( ヽヘ) ̄ ̄ ̄''\,~-∩‐,,) 綻びかけているようにも見えた。
|__,,| ´ 。 ゛ ,\(_ソと)
./´二ヽ ∧wノl::. .( ,(xノ ::. 止まらぬモンスターの再湧出に
(.,,`ー) (Дキ.,) ;;:: ..,_ レノ_ゝ、
/,`ー'~つ と'[](_,ノ \ 鼻先を押さえられ、開拓都市で
(´ ̄ヽ)`ヽ (___,,)~ .∧,∧ :::; ∧_∧ヽ
´" ̄ ´"` .,、 (,‐Д‐) (∀^メ,,) \ _ あり続ける事を強制された街……。
(つ]]]`) とl33;;;;`) ヽ ..|\ヽ
;:" (`つし' (;;;;;`)(';;;;);;:.´ ::; ヽl .\\
[][]]] ;| l´.ヽ
::; [[[][] | | |
∧_∧ ;;:., ヽ .l .l
;;:" (; ,) ::;;;;; ..,"´ \_|_|
∧_∧ ) (⌒ ̄ヽ ヽ
(;x∀・,)_〔〕) ∧_∧(A^*リl .\
(`つ] 'つ / ヽ (∀`,, と l .,,:, \
;;;'゙ :::| l | l〜.| [と´ l⌒l) )〜 ;;;;;,´ ...\
L_)_,,) |_,| ( ̄(_.)),,'J ":; ヾ
.
- 504 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:31:52 ID:???0
-
\ ∨ .\. _ヽ, / ∧ /
\ /\,:ヘ .\|. ト、,.-〈 _/ ,r=-' ∨
\/ \ |、i ∨≧、/ ./ ̄ ̄`ー=―
ト、|.トi..  ̄.. / ∧..二ニ=‐
i ;’. トi |ヽ ≧、/ .\. 二ニニ==- 既に去っている筈の者達が残り、
| ' ’ `ト 〃  ̄孑z  ̄_」Lニ=-‐
| / / ミ. λ 〃 _.  ̄孑z f^ヾ、....ニ=‐ / 未だ存在しない筈の者達が生まれ、
..\、ノし;// . \../ ミ /リ冫 ミ´ ̄: : ̄孑z  ̄孑.゙| \.ニ=‐. /
-‐=≠ニニ二三 ̄:/: ,ヽミ ミ、.: : : :., ̄孑z  ̄. |! ゞ.ニ=- / その軋轢がカーストとして固定される。
ゝ、 (.. 弋 / ̄!: :,イ: :ミ ミ /,イレ´レi,イィレゝ / / ゝ、. / ./
/ Y⌒`\. i: :,'': : ミ ミイ___. / ./..,ゝ、 ̄. / / 一次の開発特需でなければならない
./ . _. _<,-‐- 、 ミ /‐≠zゞ`ヾ、 //| l ,ゝ. / ./
.. >ー ≦>ヽ..-'ヲ'-、: : ̄: : :.フ´ヾ、 `ヾ、 // l :! : ――一' / モンスターの大規模狩猟が、
. / \:∨. 彡.ヘ、_.: : : :. :. :.`ヾ,: :`/ '. \|: !...... ̄ ̄ ̄
<川川ミ /: :/-‐‐‐| `ヾ、.: : : :.弋..゙|{.... <, {、.,ィ,/ 長く基幹産業として都市を廻し続け、
/-イ ヾ、 `ヾ、: : :.`i||.`..゙\ ∨. ,ィ
< 彡 ヽ、 `ヾ、.」!゙: :. :.`\ `ー z _____ :> 流れず一所に溜まり続ける水は澱み 、
\巛ゝ `ヽ、.. 「´ ∠二二゙rー … ¨  ̄
´... ∧ / `>... {r/ ´ : : | |..:.ヾ  ̄フ 甘い腐臭を漂わせている。
∧> / (:://... ,': :...| !. /、  ̄フ _,,..-‐''
∨ ^ ― _く<、.゙_ ,'/...! i `i,  ̄ 三ニ=‐- そして……。
∨ /ー‐ … ―一..゙,': :|. || :/_ |i从 _」Lニ=-
∨ )::: : >ヾ、_゙|!゙: : :. ̄ ̄7l,.仆、|kハ,ヾ、
∨ ,/ヾ/ !..... ̄): : ,' ト、!ハk.ト、!
ゝ. ,ィ/ ,フ 廴 __ , \ニ. ` ` `
/ / 孑.  ̄ ̄ `\ ヽ
/ ー−´ //. \`¨¨¨¨¨
/ / <_ー7ミゞ´. `ー=
 ̄′
- ── -
/ `
,イ i
| l
l ,
l i
j | ……何故自分はそんな事を確信しているのか?
∠__ j
_z≦ZZZZ≧x<, , ./ それがどうにも判らず、道の端にしゃがみ込んだ。
/////////////77><ー ´
//////////////////,///7ヽ 確かに、あの読書に勤しんだ一週間の内に、
////////////////////∧//∧
/////////////////f//////l///,l、 センダイに関する書物にも目を通しはしたが、
/////////////////,l//∧//∧//,lヘ
/////////////////,∧//∧//∧/,|∧ そんな半可知識で、行き交う人の流れや、
///////////////////∧//∧///i/|/∧
///////////////////ZZメ//∧/∧,|∧ヘへ 家屋街路の構造、年代分布、スラムや冒険者街と
/////////////////ー.////ヽ/∧/i/|/i///∧
. ///////////////////////( \/j/∧,V//,∧ 所謂市民階級が住む『都市部』の分布などから、
/////////////////////////> \//∧////l
//////////////////////////( /∧\V///i 都市の成長と発展の流れやその宿痾を
. //////////////////////Y////) /7/////,\/ノ
///////////////////////i/////l////////////7∧ 導き出せる筈も……否、アレは導き出したのではない。
,,'///////////////////XZj!∧ーf////////////∨///zi
//////////////////てフ/∧/∧i///////////,∨/////i
l/////////////////////∧///∧//////////∨//////i
!///////////////////i/∧////,∧////////∨///////|
V//////////////////,!////////∧//////,V////////!|
∧//////////////////////////>//////i/////////!
V/////////////////////>¨///////ノ .|////////,i|
トV////////////////>¨///////// .|/////////|
,イ≦≧<//////////>¨/////////,/ .|/////////|
:::::::jヽV/∧V777777////////////イ |/////////|
::::://l/i V////////////////////| V///////∧、
//.:!i/////////////////////// >////////,Vへ、 __
/.::j////77777777777777///// V///////⌒:::::::::::::::::..:>
/⌒ー´⌒ ̄ ̄´  ̄ ̄ ̄ ̄ 亡二二二,、≧zzzzx イ
.
- 505 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:37:10 ID:???0
-
′
/
/ | 経験の無い異質な感覚に、顔を抑える。
,' |
∧ | まず最初に答えがあったのだ。
' j
f¨ヽ ′ まるで1+1の足し算の様に、演繹を経る事無く、
メj j i! /
, <フ i ヽ,ヘ__ / / ー 、_ 自明な物としてそれはあった。
 ̄ / :| ヽ ー 、二ヘ.,ノ i! / ヽ \>
/ |iヽ ヽ、_ `ー 、_L,___ ,イ イ \ ` 、 けれど明々白々な筈のそれを、
/ > ´ハヽ、 ヽ、_ゞ  ̄,>イ ./ \ ` ー 、
>イ i ゙t ヽ、_ ¨ ヽ、 i/∧. \ / ` 、 どう導き出したのかはわからず、
/ { ヽー、 `ヽ、_ // | \ / 7
ヽ ゙ゝ、ヽ、_  ̄ ,イイ | \ / 知識で逆算して言語化する。
\ ヘ ヽ ヽ、_ f_ノ j / /
\ ∧ ヽ、_ __,,.. .-‐  ̄¨ヘ / / /
ヘ i ` ー x-‐=ニ > -  ̄ ¨ < / / /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(●) ある種の“閃き”、
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 或は、無意識の演繹と言う意味での“勘”に近いものか?
| }
ヽ } 精神方面の能力を増進されたこの体であれば有り得ない話ではない
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 ……が、何故それは今頃になって、突然現れたのか?
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、/⌒_i|゙!:゙、-、_
;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::_∠_ノU,-'\> ))ー、
;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::l::::/;;;;;:::::::::7.<` ヽ:::::::|:::ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::/;;;;;;;;:::::::∧|||ゝ/;;;;\:i::::::>
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::/;;;;;;;;;;;;::::/:゙、|||:::ヽ;;;;;;;;::::ヽ::_::\
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;/;;;;;;;;;;;;;;:::/:\:V::/:-\;;;;;;:::::\::::i
.
- 506 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:39:15 ID:???0
-
-‐-
/ ‘,
| ‐- -‐ |
|(●) (●)|
l (__人__) | 気になる点は色々あるが、
‘. `⌒´ /
-=/^iー―//ハ=- その前提となる情報が欠落している。
,. -=:i>―ュ /ヘ/ /i|:i:i:i:≧x
):i:i/ 卩ilil彡 /:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i〉 下手の考え休むに似たり。
厂:iく _孑'ilil /:∠__i:i:i:i:i /7
/:i:i:i:i:i|_〉:<:i:i:i:i,ilill ./:i:i:i/:i:i:i:i/:〈 気を落ち着けるべく、襟元を寛げて深呼吸した。
ノ:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i\:i:ililil /:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:∧
. rイ:i:i:i:i:i:i:i: /:i:i:i:i:i:i:i:\ilil//i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧
〉:i:i:i:i:i:i:i/:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧
|:i:i:i:i:i:i/:i/ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|O:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|、:i:i:i:i:i:∧
. 乂:i:i:i/'´ .|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| Y:i:i:i:i:i:〉
 ̄ |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|O:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|/:i:i:i:i:i:i:/
_ミ`ー‐、
`⌒丶、'ー-、_ + 十
 ̄\―ヽ._ 二_‐-
\ \  ̄ ‐-  ̄二二_ ―_,r'⌒ヽー、
 ̄\ ̄ \‐- ╋__..ニ -―― ´ ̄ __... -―一┘
+ ニニ ー--\ ⌒Y´ ̄ `丶 __,. -‐二´  ̄ ― +
 ̄\ ! =,. -‐ 二_ /ヽヽ
_ ヽ.._ ノ /ヽヽ \
 ̄ 〉 ー- ノ三二 + \ _
十  ̄―/ ,' /二  ̄ _ _ ∠、
ニー/⌒∨ / 二/ /⌒'l  ̄ ∠、 oノ
_ / l /二 / ,イ |二_ oノ /
/ /| / .ノ 〈. ′ / | _|__ ╋ / /^ヽノ
 ̄_/ _/_ヽ_, .__,/ | |_ /^ヽノ
彡ニ ,ノ / _ノ \ 〈__ 三ミ +
+ `⌒ | ( ●)(●)
. | (__人__)
ぐ | `⌒´ノ
ぐ る | } __ ∩2z、 元より自分はあまり落ち着きのある性質ではない。
る ん _ -  ̄ ヽ } ― ニ二./ /
十 ん . ヽ ノ /`/ むしろ、考えなしな行動で失敗する事が多く、
, ' _ l´ '⌒ヽ-‐ / / } } +
/ / / リ | | / ノ だからこそ足を止めて考える事を覚えた。
C、/ / ╋ / | |/ / //
& \____/ / ノ/ _/―'' まぁ、その自省も、ここぞと言う時には
⌒ヽ-、__/  ̄ ̄ ̄`ヽ珍 '´ / 十
/  ̄ ̄`ー- ...,,_宝__,/| / + 役に立たない嫌いがある上に……。
/ ノ {= | |
+ ∠ム-' ノ,ィi、ヽ、
.
- 507 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:41:20 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、 思考の迷宮に迷い込む悪癖迄
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/ 覚えてしまったわけなのだが……。
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ 兎も角こういった時は、
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ きっぱり棚上げして、別の事を始めるのに限る。
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ そもそも知ろうとすれば、いつでも答えは判るのだ。
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \ もう一度息を吐いて、ゆっくりと立ち上がった。
(●)(●.) |
(_人___) | どうやら思っていたよりずっと、
'、 │
} { 魔本の加護は、自分に合っていたようだ。
!、______ .ィ-ート、
V/_:_ュ:-:-: ヽ いつでも答えがわかると言う余裕が、
{ャ< : : : : : : : : :.
/ー-、: : : : : : : : : :'., 乱れがちな精神を地に繋ぎ止めてくれる。
「r'、 / : : : : :`、 : : : : : : : : :'.,
} r'、 ヘ、 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
i/ ム、} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : | 「……感謝しますよ、女神様」
{ い、{ Y : : : : : .\ : V: : : : : : : : |
\ ヽ {|V : : : : : : \V: : : : : : : :|
\ ノ|:.V: : : : : : : : :〉 : : : : : : :|
.
- 508 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:50:16 ID:???0
-
_
―― 、__へ ¨  ̄ ¨: : . . . /亠 、
. | /: : : : : : : : : : : :へ: :.</ 八
八 / . : : : : : : : : : : : : : : : : :\: :\ /{: 、
. /' / : : : : : : /: : : : : : :.\: : : : : : : V' V: \
/: / /: : : : : : :/: : : : : : : : : : \:\: : : : . V:./ \
-=彡イ:.i,へ ': : : : : : :/: i : |: : : : \ i、: :.\: : : : :i__V: : : : 頭の中に、照れた笑みを浮かべる女神様の姿が浮かんだ。
<_: :/ /'|:/ : : |: :/i: ハ: :{\: : : !斗笊十 : : : : !⌒ヽ ̄、 ̄
/' / ||: : :斗笊''丁V \:.| ヽ : : |i: ∧ \:\ 次の定時連絡の時に、唐突に礼を述べたら、
. ノ / 从: : : !: { ___ ` ,x==ミ : : :从:|:八 \ノ
⌒)''_/ |:ヽ: :W> '^⌒` :./.:/ 八:/:/: |: : |\{ 彼女からどんな返答が戻ってくるだろうか?
. {: { 人: :\:\ :./:./ ' , :/:/: : |: : |
. 人: /:/|: : |: :.⌒、 、 _ ノ /イ: ': : :.:|_: :| ふと夕べのやり取りを思い出す。
. /:/ : __|_: }个 .. ィi: {:|'斗  ̄ ̄ヽ
/:/ /: ' 从: _ 〕 ¨´ |/:从 i
, / /i 〕\ゞ=====リ/ 〉 |\ 「最悪でも、彼女の所に還るだけ……か」
i i : | く ¨ヽ ''¨ __rv 人: :\
| |/: 八 O⌒ー'⌒Y O O i 、: :
. 八:∨: :∧\ O人__人_ Y \ たとえどんな終わりにたどり着いても、
/: : :ヽ\: ノ Y/_彡⌒´ ⌒ー_、_ハ / ヽ
. /: : : : : : : ⊂ / ⌒ヽ_ v __rへ⌒ヽv --V その向こう側では彼女が待っていてくれる。
.': : : : : : /: : : : :〕∨ ⌒ヽ__rへ'' i乂_人 _
: : : : :/: : : : : : / i ^^ ; i:/: : : / 最後の最後に迎えてくれる人がいる、
: :.:/: : : : : : : 八 八 i 八|: : /: :/
⌒ヽ ___ノ\\ 人 / ; /: /: : : その事実のどんなに心強い事か……。
- ―='ニ 个 ヽ , /:/ \: : :
/ / /,人 / /:ィ´ \
,/ / / / { \ -―=彡 /く ! \
{ / / | 、 ̄ (:/ | ∨
_
, ´ _ノ ヽ 『……差し詰め彼女は、“最後の女神”ってとこか』
| ( ー ●)
| (__人_)
| ,!`i ,. -っ そう言えば親父の好きだった歌手の歌に
! ! V 了
_,.ィ'{`.ノ ,-´ー- -、 そんなものがあったか。
_,.-‐'´:::/::/`ヽ、 ./:::\::::::::::::l
/´:::::::::::::く::/..::::::::::::::7::::´::::::::::::::〉 暗い印象の歌が多くてあまり好きではなかったが、
/ :::::\::::::::/.::::::::::.::/.:::::::::::::::/.:/
ヽ、:::...ゞ::i:/...::::::. イ/::::::::::::::::/:::`7 その曲の歌詞はどこか頭の中に引っかかっていた。
ソ.::::::`i〉::::..::/,.:´::::::::::::::ノ::::::::: l
\::.:::::::::.:.::レ::::o::::::::::::{ヘ:::::::::: i
.
- 509 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:50:51 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●) 移り変わり消えていく者達を、
| (___人__)
| _.ノ 寂しげな曲調で惜しみながらも、
| _/__゙ヽ_
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、 変わって行って良いのだ、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、 恐れなくてよいのだと、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::| 未来へのエールを歌い上げていた。
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 「……変な話だよな」
| ( 一)(●)
| (__人__)
| `⌒´ノ 閉じこもって本を読んでいた時には、
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ 向うの事などほとんど思い出さなかったと言うのに……。
ヽ、l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉 それとも、今の自分には、
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、 思い出すだけの余裕があると言う事なのだろうか?
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
.
- 510 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:51:57 ID:???0
-
__
_ rェェニi_iェェェェェェェェェェェェェェェェ ∧ lニl__lニl
;';';';'\/X\XXXXXXXXXXXXXX\---lニコ---lニコ-、 _i:.:i_ _ /.:.i[]:.:.:.:i[].:.:\__
;';';';';';';'\ XX\XXXXXXXXXXXXXX\::::::::::::::::::::::::::i:::\ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /:::∠_____/:::::
ニニニニニニコXXX\XXXXXXXXXXXXXX\===========ェ _ ,---------/___ロ__ロ__ロ__l./:::::::::
i1|i1|i1|i1| XXXXX\XXXXXXXXXXXXXX\ i._H__H_|_H_| ./:::/::::::::::::::::::::::::::::|;;;;|[i .[i .[i∠;;;;;;;;;;;;;;; .
 ̄  ̄  ̄|========コ====================コH__H_|_H_|//:::::::i^i::::::::::::::::: :: |iiii|-------| {i {i {i
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_| ̄|I ̄I I ̄I ̄I ̄ |iiii|[i .[i .[i |-------
H |i---|__l」__l」__l」_|====================.!.H__H_|_H_|::|::|I ̄I ̄I ̄I ̄I ̄ |iiii|-------| {i {i {i
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_|::|l:|I ̄I ̄I ̄I ̄I ̄ |iiii|[i .[i .[i |´~"''‐- 、
H |i---|__l」__l」__l」_|====================.!.H__H_|_H_|::|l├┬┬┬┬┬┬|iiii|-------| {i {i {i
i`!|[]_[].| i「! i「! i「! |_l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]__l]_|iH__H_|_H_|;;|l :::::::::::::::::::::::::::::::: \|┬┬┬. |.`゙''ー-、,_
-壬i: ̄|__l」__l」__l」_|====================.!:ヽ∧∧∧!/!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !\
i⌒Y⌒i|⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒Y⌒ii⌒iI::::||:::||::||:::||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i\\::::::::::::::::::
|::::::::::::::i|:::::||::::::|::::::||::::::|::::::||::::::|::::::||::::::|::lli 三三illi三三 i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: lli三三i lli三三
lli三三i lli三三i lli三三illi三三i lli三三i||----| ||----|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||----| ||----|
||----| ||----| ||----| ||----|||----|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lli 三三illi三
||----| ||--
気を取り直して、歩を進める。
――センダイ冒険者文庫。
少年から貰った招待状の示す先は、内壁の内側、
生まれてこの方モンスターなど見た事が無い人々が住む
既に開拓都市ではなくなっている街区にあった。
___
l´ `
{_,; l
(__).j__i
γヽ<≧=_ヽ
i V}////∧ゝ、 まぁ、“御綺麗な市民様”たちが、
゙: NV///////ハ
! :l/i////////∧ 冒険者たちの街区に足を運ぶはずもなし。
l//zi////////,∧
}//i./////////∧ この施設の目的の一つだろう活動を考えると
///メ//////////∧
.///V./////∧_)///∧ これは仕方のない事となのだろう。
///И////////////
l//,{///≧v///≦i´ この辺りは政庁にもほど近く、
jz//////////У
i//77V//Ν>イ 冒険者が足を運ぶにも
ヘi//////j////j
l//////l//// それほど敷居が高くない距離だから、
|//////,///
!/////{///{ 悪くない選択ではあるだろう。
V///zトV/∧
V///∧V/i
V///∧V,l
ヽ;//∧V,
Y//∧∧
l///∧/
Y///∧
L////i
ノ/////i
ゝV////
.
- 511 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:53:01 ID:???0
-
| ::| | |:| |\\ヽ |///, ,.ィ/::::::/__/ ,.イ::||:::::||..| ̄| |/
| ::| | |:| |:::::| :|:l | __,|癶//, /|//::::::,.ィ /||:: |:::||:::::||..| ̄|
| ::| | |:| |:::::| :|:l | |ム γ γ^ヽ//ム|〈 /:://:::/|::|| |:::||:: |:::||:::::||..| ̄|
| ::| | |:| |:::::| :|:l | |:マムY_{ :::::: |:∨ム∧ /::///|:::||::|| |:::||:: |:::||/ : | ̄| ,.ィn
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|マムニニγYl| ∨ム圦 /-,ィi||:: ||:::||,:|| |:::||:: |/ :| ̄|,.ィn
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| |─|`YY|\∨ム__\ /,ィi「:|||:: |l/ :|| |:::|レ'" ,.ィn _,. -=
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄ト、}_,}|゙|::|:圦ム|_|∧ ∠|/ |/ ,|| '" ..,.ィn| ̄| | ̄_,,...
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄|_|、_|l::|::|:l:|'´::|_|'vム_,,,「l´ ̄ ̄/::::/,.ィ | ,ィi「:|| ,.ィn :| ̄| | ̄| |_,,
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄| |^'||::|::|:l:| ::|_|::'vム‐|」 /:: ,.| | | |,.ィ「:|::| || ,.ィn .:| ̄| | | |-─
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | |,,_ト、|::|:l:| ::|_|、::'vム..| ̄癶/,ィi「| | レ| |:|:l |::| ||n,。s≦| .| ̄| | | |::::::
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | | | \l:| ::|_| \|_,l | |[]/ィi「,イ'",.:| |:|:l_|┴'| | ,. -'" | ̄| | | |::::::
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | | ト、 `| ::|_|is。.|┬|ーー|レ' ,|,ィi「l|- γ⌒ | '" | ̄| | | |::::::
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | | |,、`ヽ.| .:|_|:|:|:||_||.| []][]||,ィi「|:|:|:|:|  ̄^{| | ̄| | | |:::::
≧=┤_|:|_|:::::| :|:l | | :|::|| | | | |:|:|ハ/7ー- |゙ヽ |┐|===::||:l:|:l:|」斗| ,,.。s≦| | ̄| | | |::::::
ニ二/゙|二二ニ:| | |_,|::|| | | | |:|:|:||::ハハ..||..,,_|_||.| []][]||,. '「|_,。s1「|l「」| |:| | ̄| |_|二二
|::|~゙| ̄| | ~゙ ̄ :| | | | |:|:|:|| | | | ||:|:|:|_,, |ニニニ||rェi| | | |:l | |:i|| |:| ┌┬┐ :l ̄| ゝ-─…
_ |::| | | |、.___ | | | | |:|:|:|| | | | ||:|:|:|::|..||~゙|゙~||i||ili| | | |:l | |:i|| |:|_└┴┘ :l ̄|
~ ̄:| | | |::|_二i| |_| |‐:|:|:|:|| | | |_|Lレ'|┴||_,,|,,_||‐ト、| | | |:l | |:i|| |:|: : :::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丁二二二二
-┬… '| | | |::| | |/_V ̄|“”:|_|_| |:::|_レ'二二二ミs。.,| | | |^'|‐-| ̄| : : : : : : : : : : : : ::::|: : : : : : : : :
. | :| | | |::|-‐|…| |_|_| //二二二二二二二二ニ=- 廴|_ | | : : : : : : : : ::「 :i::::::| : : : : : : :: :
. | ,| | | |::| | |~゙ ̄| | |"::::::: :: 二二二二二二二二二二二ニ=- | : : : : : : : : : | |: :::| : : : : : : : :
-┴ "| | | |::|ー十'' l | |_,,|/-_-_-_-_-_-_-_-_-ヾ二二二二二二二二ニ=- _: : : L_|: :.:| : : : : : : : :
| -‐ "|::| ,.」廴__|//-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_\\二二二二二二二二二ニ=- 廴._| : : : : : : : :
. ,.イ |::|,.。s1ニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_,ムニマ二二二二二二二二二二二二ニ=- _: :
.イ | ,。s1ニニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニニ
'´ | |,。o1ニニニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニ
。s≦ニニニニニアニニ7-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
、.,;;. ,.;' 、.,;'゙:、.,;., ,.;_..;').二二ニニ|二二二二二ニ=. =ニ二二二二二|二ニニl ―l― lニニニニニ二ニ
,.、.;:ノ'";.、,:'゙、,:' ,:;゙ヽ,;.,ヾ二二二ニ|二二二二ニ .-=ニニ=- ニニニ二二|二二ニl l l二二二二ニニニ
、.,;'゙:、.,;., ;.,、_,.;' ., ;:.').二二二ニ|二二 .-=ニニニニニニ=- 二二.|二二二lIIIIIIIIIIII二二ニニニニニ
、,:'゙、,:' ,: 、;., 、.,;; ,.;' 二二二二| .-=ニニニニニニニニニニニ=-.ニ!二二二ニニニニニニニニニニ
., ;:.') .;.,、__,.、.;:ノ二ニ -=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=- _=ニ二二二二二二二二二
;;. ,.;'ハ.,.;;'ノ二二ニ {二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二} ニニニニニニニニニ
.;:ノ'"、,;}===========\_r ― 、__________ ,――┐__,/==================
;'゙:、.,;.,) ニ二二二二二二ニ.{: :_} | l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l l {_: :}二二二二二二二二ニニニニ
'゙、,:'く二ニ>-‐= =‐-<ニ {: :_}_} }: : : : : : : : : :|: :|: : : : : : : : : :{ {_{_: :} 二>-‐= =‐ <二二二ニニ
、;:ノ./ : : : : -‐=' '=‐-` {: :_}_}_}ニニニニニニニニニニニニニニニ二{_{_{_: :} /-‐= =‐- : : : :\二二二
/二 / : : ./\ |l _ / .|: : : :| | | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | |: : : :|′ ヽ -=l|= ./ ヽ: : .ヽ二二
;'二,′: :/ , ´|l ヽ |: : : :| | l =====================:| | |: : : :| 〃 l| ヽ ',: : : ';ニニ
ニニl : : , 〃 |l ;, |: : : :| | | : : : : : : : : : : |l : : : : : : : : : : | | |: : : :| ll l| l! l: : : :lニニ
ニ,l: :: :l __ll__|l__ll_|: : : :| | |: :: :,.‐==‐、: : :ll: : ;.‐==‐、 : : .| | |: : : :|_ll__l|__l|_|: : : :l二_
二l: :: :l  ̄ll  ̄|l ̄ ̄ll ̄|: : : :| | | : : |l | l|: : !l : :|l l l| : : | | |: : : :| ̄ll ̄ ̄l| ̄ ̄l| ̄l : : : lニニ
}ニl: :: :l . ll |l ll |: : : :| | |: :: :|l―|―|l: : || : :ll―|―l|: :: :| | |: : : :| ll l| l| | : : : lニニ
ニ.! : : l .ll |l ll |: : : :| | l : : :|l ̄l ̄ l : :|l : :|l ̄| ̄ll : : :| | |: : : :| ll l| l| |: : : ::lニニ
ニl: :: :l .ll |l ll |: : : :| | | : : :|l ̄l ̄||: : |l: : |l ̄| ̄l| : : :| | |: : : :| ll l| ,..-l|、. l : : : :l二
"`゙ヾ ll_,_.-、 .,.ll-=|: : : :| | |: :: ::|l l || : :|l : :|l | l|: :: :.| | |: : : :|_ ll r'"´ ⌒ヽ, : ::lニ
,. '"⌒r'"´ .'⌒ヽ ;;|: : : :| | l: : : :|l_l_||: : |l: : ll | ll: : : :| | |: : : :|;;`゙ヾ ' ,、_,,.;.,'´ ̄`ヽ::l_ニ
;;.:''゙' ゙'{ ,、_,,.;.,'´ ̄ ヽ ;;|: : : :| | |: : : :|l_|_|| : :|l : :ll ̄| ̄l|: : : :| | |: : : :|;: '"⌒ヾ゙、 /l ,;' ,. ,;'r'"
そうして辿り着いた場所は、大通りから横道に入ったところ。
アパートメント
共同住宅を改修したと思しき、レンガ造りの三階建てだ。
建物の雰囲気を締める重厚な大扉の、
傍には『センダイ冒険者文庫』の館銘板がはめ込まれ、
見た所、ノッカー、呼び鈴の類は見当たらない。
.
- 512 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:54:06 ID:???0
-
r── 、
i `¨¨¨¨ ヽ、_ _
' ', ヽ 丶 ヽ_
__ ノ \.! ' `ヽ
f´`ヽ`ヽ ∧ '`ヽ
ヽ/ 〈.}. Y ∧ こつこつと二度、扉を叩き、
} `ー┴ ─ i ∧
ゝ、 i! .∧ 返事が無いのでノブに手を掛けた。
ヽ ∧
∨ 鍵は開いている。
∨
∨ 向う側には人の気配があったが、
\
\ 反応して動く様子はない。
\
`¨¨`ヽ
/ 、 ‘,
{/ / }} Y \
/ /, } ノ′ } 丶
. 〈 }/ ,ノ/ { } 一瞬の躊躇、まぁよかろうと扉を開いた。
, { 〃{ { }|; @
_ -=_. {八{{从ヽ ハ ハN ニニ=-_ 吹き抜けのエントランス、作りつけられた
_ -=ニニニ N ヽ }人{ '′/ ニニニニ=-
ー-==ニニ}〉 ,小ー‐‐ '^⌒^ー‐ァ /ー‐.、 '" ̄ 机の上で、少女が一人、舟をこいでいる。
. く::::::}∧ ト ., _'_ イ′ /{:::::::::/
ヽ:}/ハ ‘,:::〕i ー iノ:::|i //{ト、::/ その傍らには、見覚えのある本が一冊。
,.ノ// ‘, }\::::V:::::::/ /八{{ ``、
{ {{ } {{__〉:::-/ | )} ! となれば彼女は、ネシンバラの友人か、
/} {{__, / /:::::::::{_:/::::::``丶、({ / !
/ ⌒) (:::::::::::::/八:::::::::::::::::::〉 ; ! 或は、恋人だろうか?
′ 7 ):::::::::/:}{::\:::::::rく{ ノ ‘ ,
; ハ \ハ:::::::/:::{ }:::::::ハ;ノ { / {〉.
| | { ^⌒\:{ }:: イ { ,/ /..∧
.
- 513 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:55:03 ID:???0
-
_
_/' ´ -= > 、
. ‐ァ'_ ≦/ ⌒ 、
―=≦ /., //.、 \
.. /_.彡 // // {l \ 、\ \ ___
| { . / { / 从|| {、 \ \ヽ.r===- _ //}
{ | / ハ 芹斥x| |斗≦.\ 、 ,7 v./ /
| / イ/ l .杙圷`l| ヽ.斥rミ 、lヾ ,7 _ ゚ ,7 /
V ∧l∧l ハ `¨ 、ゞ' ハ ,:7 /::_{ ,7 ./
. ヽ 小E .从 _ ' / ハ./ .,:7 rv:::::ゝ_ ,7 /
/ィル小 个 - ' .イ //' .,:7 ゞ''ゞ''-'' ,7_ /
|.:イ } r-≧r - .|ル' ,:7 r | |Y
r: :|ノ: :l.{:.{ {:. r 、\ } | }
_. . .<: : : :ー:.》〉>. ._ =‐- 、\.ヽ 八
f: : ヽ: :/ : : : : : : E: : : : : :.ヽ ノ ヽ ./
. : : : : V: /: : : : : : .E: : : : : : |::. _{. /、
{: : : : : :.V:./ : : : : : : E: : : : : :|: :-、 込====イ
r': : : : : :.:.Y: : : : : : :.:.:E:.r===|: : : :\ }: : : : : :/
}: : : : : : : : v: : : : : : : : :.}}l: : : : :| : : : : : \ . : : : :.: :
/: : : : : : : /ノ: : : : : : : :.:.:|ll: : : :.:.|: : : : : : : :/: : : : : /
. : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.|ll: : : : :|: : : : : :.:ノ: : : : : : 声をかけるべきか否かと迷っていると、
. {: : : : : :.:.:∧: : : : : : : : :.:.:.:|ll: : : : :| \: : : {: : : : : : :ノ
. : : : : : : / : : : : : : : : : : :{{{: : : :.:| \: : : : : : : / ふと背後から、声を掛かった。
. }: : : : : 、/ : : : : : : : : : :E: : :.:.|. \: : : :./
. /: : : : : : :} 〈: : : : : : : : :.E彡: :Y `¨¨´
、: : : : : : : \ /: : : : : :=--{{{: : : ハ
. \: : : : : : : \': : :ゝ--': : : : :E: :ゝ''::. 「すまないが、その子に声をかけるのはやめてもらえるかな?
\: : : : : :/: : : : : : : : : : : : E: : : : ::.
\: : :/: : : : : : : : : : : : : :}l{: : : : : :: どうやら昨晩は遅くまで、彼氏といちゃついていたらしくてね」
ゝ〈: : : : : : : : : : : : : :/ハ: : : : : ::}
l>: : : _: : : : : ://:ハ: : :.:イ
|: : : : : : : >-''='l' : : < : |
|: : : : : : : : : : : :.:|: : : : : :.:.|
|: : : : : : : : : : : :.:|: : : : : :.:.|
|: : : : : : : : : : : :.:|: : : : : :.:.|
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、 その言葉に振り返ると、本を片手に佇む少年が一人。
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/ .「いえ、こちらこそ勝手に入ってすいません」
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 「なに、知識の家は誰にでも開かれている……と、
./: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ 言いたい所なのだけれど、本は高価なのでね。
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l 招待状は持っているかい?」
.
- 514 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:55:25 ID:???0
-
_,,.......,,_ i゙、
,.ィ''´,.ィ',三'、`'_ヽ:ュ.,_
_,,,..ィ'´イ,イ´/,イ'' ヽ、ヽヽ、
.  ̄,イ/,/ ,/ ,/ ,/!lヽヽゝ、ヽ'i、
,ノ''7'/! /!,/l! ,/|.!ヾ、ヽ、ヽ、ヾ、
//i'{ _l_j三i./ |!三、,ュ、ヽヽiヾ、 用意しておいた招待状を差し出すと、少年はそれを一瞥。
i/ .!/! lヽノ ' ' ゝノ /,` //、
′/ ! !、 _ // /,/
'、|:ヽ、 ー' /ノ!/
゙、!''},ノ!_ー_''´|i7ヾ! 「ああやっぱり」
' ' _」::::||:::::l、' `
_,...ィ':´:::`ー!{‐:':::ヽ、
i:´:'!:::::::::::::::::::::!|::::::::::::::::ヽ、
i':::::::'!:::::::::::::::::::||:::::::::::::::::|::| そう、詰まらなさそうな顔で呟いた。
|::::::::::'!::::::::::::::::::l.!::::::r=、::|:::|
i'::::::::::::i::::::::::::::::::|.|:::::: ̄:::!::::!
|::::::::::::::};:::::::::::::::::!.!::::::::::::i:::::l!
l::::::::::::::ハ::::::::::::::::|.|:::::::::::|::::::l! .「君があの稀覯本を、
. l!::::::::i:::,′'i::::::::::::::::!.!::::::::::!::::::l!
l!:::::::::i';' <::::::::::::::::|.|:::::::::l!::::::l! よりにもよってバラシ屋の本と引き換えた物知らずか」
,l!::::::::::::ヽ,.../:::::::::::::::|.|:::::::::l;:::::::'!
ヾ:::::::::::/':::/:::::::::::::::::|.|:::::::::::!:::::::|
ヾ:::::〈:::::::ヾ::::::::::::::::|.|:::::::::::'!::::::|
ヾ:::ヾ::::::::`:::::::::::::ハ::::::::::::!::::::!
ヾ:;ヾ::::::::::::::::::/∧i::::::::::::i::::::!
ヾ:ヾ;::::::::::://::::l.l::::::::::」::::::!
|ヾ/:`:ー、'/|!::/`ー:'':´l!::::::!
|:::::::::::::::::::::|、':::::::::::::::l!=={
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●)
| (___人__) 「ひょっとして有名な本だったんですか?」
| _.ノ
| _/__゙ヽ_
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 | 「いいや、魔術書としては全く無名だよ
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ, ……だからこそ、垂涎なのさ。
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::| 君もあの本を読んだのなら、巻尾に記された、
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::| リトル系列の呪文は知っているだろう?」
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
.
- 515 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 13:56:33 ID:???0
-
?
_ _,. - .,. ---. 、 _
_,. -‐ ' ´冫:::ヽr,'´ ,r ' , i 、 、ヾ:::::ヤ三¬‐- 「……ええ、修得しましたが」
 ̄ ̄/´入::::::スi ,'l! l .i| ! ! li l! ヽ:ノ、 ヽ
. / ,ィ/ 'iヶミ.! !i i.|! i| ! |i li ‖ ト',ヾ、 ヘ
/ / / ,',','`i| l|r土ヒ!:i」 l甘ト |i トミ、 ',ヽ ', 「あの系列の呪文はね、今まで知られていたどれよりも
,'./ !. ,イ! i,..」 l'´:::::::::::::''::::::::`iウi l ! ',. ', i
〃 ! ,'j !‖リl !:::●:::::::::::::●:{ l! i|', l ',l 習得難易度と気力消費が小さい。
/ | '.,'j iハ.、l l::::::::::::::::::::::::::::j! ‖.l ', l! !
. |〃iレ/ l‖ ト 、::::`'´:n´;.ィ!i. ト、i ',:i 魔法使いなら……いや、下手をすると
. |! iツ i‖ !ヽ`丶 =i::マ il ! ! ` '!
! ,. ‐ヘ! i .lヘ._」!「フ,ム:ヤ、.|! l 素養の無い他職の者にすら習得できそうな程にね」
i':::::::::',', l !メ、 ,!´::::::::',::i i!
l::::::::::::iヒi ! Oハ::::::::::::::マ: ,ハ
!:::::::::::::i リ ヽ::::::::::::i ,'::::i
/ ,ィ, / / |i \ 、 \|、 ∧
.ィ<__/ / / ,' / ll|i ∧>.∨ 、 \、 ハ
 ̄ ̄.,.' .イl ,' ,!| .,' l.',∨ ヽ `=‐-、_ \ .',
// ,' | .i ,'l.| i| |', |∨ \ \ \ \ .!
.〃 .:;::::| | ., .!| .l | .| ',.', ∨、 \ \、\_>、_二ニ=
./ ; | | ,i |l| ll | : | Y \ト、 _ ト、 ト、.\ー` .;'
.i ,'.} .|! ,'.| |.l| l.|.|l :| ∨ィ=≠、\ \\リ |`.\ .,' 「そして、それぞれの呪文系列への適性や、
.l .,'イ! ||! .i_',」__!_| l.|Y ィ'´ヽ__ _.ィ=ァ`./ヽ〃,' .,'
| ;..:| !..:||l '|、'j _Y l| ',| .:'ィ<フl|.|'} / ノ' l .,' 関連能力の成長量は、修練で上昇させられる。
l/ /ハ |Y!.弋爪云 弋__ノイ/,' /.}.∧ .:∧
| . ';| ∨ ∧.、V_,}  ̄ / .,' / .,'∧ ト.∧ それが、未知の理論に基き構築されたとなれば、
l! ヽ \、` , /イ/リ .〉、 ト|、ヽ|
l .\|.\、 、, -, / /.:∧|ム ……後は説明しなくてもわかるだろう?」
`ヽ_>.. _ .イ .x<::::::::::::::ト、
≧ <ハ|≦::::::::::::::::::/.::.\
_,.イ}∧:::::::::_;:イ::::::::::::::..\
,.....‐≦:::::::::::::::::〉リ‐:<::::::::::::::::::::::::::::..\
<::::::::::::::::::::::::::::::::川l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
.
- 516 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:01:40 ID:???0
-
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \ 「下手な所が独占すると、
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |. 色々なパワーバランスが崩れるわけですね」
r /___) |
/ / |
/ ノ / 「そういうことだね」
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
_..........;ト、_
,イ:::::::::::::::::::::ヘ`
,.イ:::::::::::::::::::::::::::::ハ_
⌒/|:::::::::::::::::::::::::::::::::::ト
リイ::::::::::::::::::O:::::::;′
|从::::::::::::::::::::::::::イ
Y;::::::::::::::::::〈
从::::::::::{ハト〉 .,-,、_
_,..::::::::`||´:::::::::::::、 ,.イ:;:':/ノ7 _
i::l:::::::::::::||::::::::::::::::::.::........./..:::|::|ニニ二ニニ|::| 「それを踏まえた上で質問するよ。
|::';::::::::::::||:::::::::::::/.:::::::::::::::::::::リ::|ニニ二ニニ|::|
.;::::';:::::::::::l|:::::::::::i^ <:::::::::::/ .|::|ニニ二ニニ|::| 君はそれを、何処でどう手に入れたんだい?」
;:::::::i:::::::::::l!::::::::::l  ̄ |::|⌒l::::::::::::l⌒|::|
,':::::::ハ::::::::::|::::::::::: |::| |::::::::::::| |::|
,':::::::; i:::::::::|::::::::::{、 |::| |::::::::::::| |::|
.;::::::::; ;':::::::::l|::::::::::::i .|::| |::::::::::::| |::| そう口を開くのと同時に、少年の気配が変わった。
i:::::::;' .;'::::::::::l::i::::::::::::', .|::| |::::::::::::| |::|
::::::::i l、:::::::ノ::∨:_;::ィ:i . |::| |::::::::::::| |::| 目を外したら消えてしまいそうな迄に希薄だったそれは、
l:::::::| ||: ̄:::::;l:::::::::::::::| |::| |::::::::::::| |::|
;':::::::{ |j:::::::::::l.|::::::::::::::| .|::| |::::::::::::| |::| 鋭く濃密に、もはや物理的な圧力を以て、
〈r‐=f' |::::::::::::l:|::::::::::::::| .|::| |::::::::::::| |::|
}:::::::'; |::::::::::::|:|::::::::::::::| .|::| |::::::::::::| |::| ひやり、喉元に突きつけられる。
〈l:;:::::リ.::l::::::::::::|:l::::::::::::::l |::| |::::::::::::| |::|
 ̄ .'::::::::::::l:l::::::::::::::! .|::| |::::::::::::| |::| ギルドマスターの威圧とは比べ物にならぬそれに、
;:::::::::::l|:::::::::::::| |::| |::::::::::::| |::|
;:::::::::::l!:::::::::::::, |::| |::::::::::::| |::| やはりこの少年は高位冒険者なのだと理解した。
l:、:::::ノ!:::::::::::::i |::| |::::::::::::| |::|
;:::::::::::';::::::::::::| :|<二二二二二二≧=-..、
';::::::::::li::::::::: l |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
;:::::::::|l::::::::::| |:::|: ̄:|: ̄:::::「 .|:::「 ̄ |:::|
';:::::::リ:::::::::: .|:::| |::::::::::l| |:::| :|:::|
}::::::|l:::::::::l .|:::|:_:|::::::::::l| |:::|ニニニ|:::|
|::::::l|:::::::::! .|:::|:ニ二三三三三二ニ:|:::|
〉-::l!:::::::::〉 |:::| ̄ ̄ ̄ ̄ |:::F:=‐:|:::|
l:::::}イハ〉! |:::| |:::| .|:::|
乂ハ´:::::::`:} |:::| |:::| :|:::|
.
- 517 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:02:06 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \ だがその手法は、
(●)(● ) |
(_人___) U | オペラの能力を持つこの体には効果が無い。
'、 │
<二ニヽ | 当たり前のようにそれを受け流し、
/-‐ `i 、 ___,. イ i
{/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 「……あ」
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : } その後で、自分の行動の意味に気が付いた。
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
/ : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
/イ,/ ,.\、 、 ヽ、 ヽ、
// / ,.イ/i' \ ヽ、ヽ、 `ヾ、-_ヽ,
,./ィ/ / ,/ / | l!、`ヽー-:=三ュ_`_ーュ_
-='-‐"/i' ,' : /' il l! ! lヾ、、ヽ、ヽ、二:、 ! ! 「……フムン、随分な間抜けだけれど、
/,イ' !. | ll' | ! !l l、 'i、'、ヽ;、_<'」`'i'‐ ! !
/' | ,'、|. |!l」l_!.|_ !.!、 ヽ>;'ィ','ヾ`》 ! .! .l 一応自分の特殊性は自覚してるんだ?」
| lハl! ,l!zt‐hミ、゙、 ヾ、 !,゚゚ ノ|' ,' リ' ,'
| !'| Λ `'i、゙、~ノ, `' ` ̄´l / ,/!./
|l' |/ヽヽ !ヾ`´〈 //! /、レ_、
! ' ヾ:、 !、ゝ 、-―, ' イ/ 、_\ 少年は、そう剣指を突きつけ、
゙、 iヾ、、_ ,i⌒i⌒i/,,i、 、ヽ ̄
\ヾー゙/`l! | .!三:!,>:=、:ヽ、 脅しか本気か、その指先に、なにがしかの力を込めた。
ヾ! '´ツ{. | .トニュ、`:::::::::ヾ::ヽ
` ,Λ:::::::::::} ヽ、゙、::::::::::ヾ::゙、 彼にとってみれば極微量なのだろうそれは、
/::::ノ ヾ:::::l! i' }i゙!::::::::::::'i:::|!
,,,..-‐'´;;:::-'" | i ,ハ!!::::::::::::リ:7 しかし、駆け出しにとってみれば、純然たる脅威だ。
/:;:::::::/ ,,.ィ:ヽ=:!、リ、,ノ,イ::::::::::/:/
/:::!::::::゙ー::'"「l.l:::::::::`ヾ=ニ彡‐、;シ':::::/
/:::::!::::::::::::::::i.l.i:::::r‐_:ニア::::::ヾ::::::::::::/
r':::::::|:::::::::::::::i.i i:::::: ̄:::::::::::::::::::::ヾ:::::/
.
- 518 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:03:48 ID:???0
-
ノ / j { ′ :.
r i|/{_{ レiニ〔_ {:./ i
. ‘, jレミト( 炒 } ′ | しかし、その脅威に喉を鳴らすその前に、
( ノ^ー‐ァ¬7ん |
/ 爪 'ア 7 { i|_ 少女は立っていた。
. /′ / ア7 7.........,,_≧=- _ / i| \
{ .∧ { く:i:i/ /............./ \ ー-==== |} | その細い体にはそぐわぬ、
_..\ \\」:i:{ /............... ≧=‐--‐=≦,............ i|} |
-‐ ) /{ \................ | ............. i|} | 身の丈より巨大な盾を構えて……。
/ / 〕iL」j_: }_/_............. ........... |} |
/ / / _/ / / /.=.......... ...........|}/ いつの間にやら目の前に、
. ′ / /, '’  ̄]ニ=ァ.....ニ........ ..........|{
{ / / '’ ]..../.......ニ.... :. |.........|{ 庇うように立っている。
}. //. ]_./..-....ニ../ :. |.........|{‐- ,,_
イ -‐ /....=.....ニ./ : |......./.{_/__/ }
( / /......ニ........′ ,: |..../ {7..7⌒
{ /.........ニ..../ ′ |./ 〈.../ 「無理だよ、アーウェンクルス」
} i............=...′ / |′........}
..厂. |.................| / .................′
|.................| / ................
.............../ / /............../: そうして彼女は、少年に言った。
.........../ ′ ................/:
......./ ; }............/:
∧....{ :. }........../:
_ ヽ、 _
_,. -── ¬=ヾヤ i, 'フ
`ニ二 ̄ ̄ , ィュ、 ! ``‐、
 ̄ア,チ´ ,r r;7 ' ⌒ ´ ̄ ヾ、 ヽ 「僕を眠らせた隙に、
, ',´'./ / 7 , i ヽ. !
/, ' ./ ,' ,ケ! l! ク i `, i ヽ ト, . お宝本を全部浚っていこうだなんて……」
/イ l | /|i ,! l |! |! ヽ. ` ヾ ,
/ i ,! l /,イ. ,i|! iリハl ト i `i, ヾ、
. ′/ ,!| | ,'/ i l,!|. ,!|! | ! `、 `, ヽ ヾ アーウェンクルス
/ ,イ! | | 〃_,| ,イ,l!| ,' ! i! ヽ ト、. ト、 ヽ そして、そのあまりな内容の告発に、少年は重い溜息を落とす。
/ イ|! | !7´ |フ十 l ,' 弋´ ̄`、ナミ、 ヽ`、、`、
'´ |! /! |」 -イ=テ!_ i' ニえ:┬ 、!、,.ク、 ヽ丶\
l / ! lヘ i! !j |! | lj: ! j'´7イ ! \`、` トマス
!' ヽヾヘ 丶-' ヽ.ノ〃'./|/ ヾ 「僕を姓で呼ぶのは止してくれないか、十四。
ヽマト ' /ソィ´/
ゝ!,丶、 ‐‐- ,.イ ! ……それから、自分のミスを人に押し付けるのもだ」
i ,ハ, i> 、_ , '´!、 !ヽ|
″ `/|`ー=≡'´ ̄ i `!
_」::::::::::||||:::::::::::ト、 では、訂正の無い目的は少女の言葉通りなのだろうか?
,. ' ´ `‐-、_」||L, -‐'::::` 、
, ィ ´ : ::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::``‐、
/:::::i::::::::::::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
,i::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::i、
- 519 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:04:20 ID:???0
-
/ / //|l ;′ ./ | :ハ l. ヘ ∧ \ ヘ.ト、Y
./ .;'.://ノ|| ;'! ..イ ;'l ;'l ; :l'.;∧ \.ヘ\_ ヽ.`T
;.:/l./|.,|| .'」 ./.:|;' :! l | '; | ∨;\ヽ\\〉.r 、メ|、
.'/ .リ.;./l|:. :i/l ./¨T'ヽ':..ハ| -:'; T¨ヽ〉¨7、ト、刈、' / 「……それから、僕が君に言った言葉に、一切の嘘はないよ。
l′ ./Yl 弋|'T示ミ ;:! :! - ';| __,' / `.:/./. ,:'
∧l .ハ '弋_ソ l| ゙`ミ≠'¨.;'.,:' // .,.' あの本は危険だし、単に感知できないのなら兎も角、
'; .l ∧':, 、 ,'/ //.,.:′
', l|ヽ∧:ヽ _ 〈/ .イ/.〈 理解しながら受け流すのは並大抵の事じゃない」
';lト、iヽ.\. ` ` ィ//メ\.∨
/⌒i 'l ヽ メ、/l>.、 .イ リ| .ハト、〈ヽ〉
/`ヾ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :`; 〈/ .|イ、 ニ--‐_..彡イ':;| ` 疑惑の眼差しを少年に向けると、しれっとそんな言葉を返す。
ノ 、 | _____ |__........ -≠:|:::| | | ̄:::::::::::h
.| ';:|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l::::::::::::::::::::::乂!;| |:::::_;::::-::::::`::...、
/ ヽ :l| |::::::::::::::::::::::::リ l 〈::::::::::::::::::::::::::::::::>..、
/  ̄ ̄\
_ノ 'ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) |
'、'ーー´ 'J | 「本の独占は否定しないんですね?」
| |
| .ィ {
_`ュ`ーー___´_ノ',
_, 、 -ー´. : l : .\ イ::::ハヽ{`、 「どちらにせよ、最後はここに納まるんだ。
/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : 、>、
丿 : : : : : : i : : : :/ :`、 ',::::::: l : : > : : : -、 後は読む順番と多少の優越感程度の問題なのさ。
r : : : : : : : :| : : :\ : : :`、',:::::::| : :.ヽ : : : : ',
/ : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____ ……フェイト・アーウェンクルスだ。
/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|/´ ヽ、,,______ノ
/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::/ ヽ、 }___) フェイトと呼んでくれ、敬称はいらない」
,:': : : : : : : : ヽム二ニ - ´¨ ̄「 r' 、 ヽ .ノ : :|
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | r_ノ.: : : |
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
i : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞソ: : : : : : : : | : :|
ゝ:_:_:_:_二ニ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|
.
- 520 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:06:34 ID:???0
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
.=彳: '、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
x< : : : / : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : :ヽ : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐'´: : : : : : <: : : ∧、 ∧::::::∧ l: : <:_ : : : : i: .:.:.:.:.:.:.:.:.>'´ 「御筆やらない夫です、フェイト……先輩?
/: : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : :!:.:.:.:>''゙´
f : : ヽ : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/: : : : i.:/ ええと、そちらのお嬢さんは?」
ゝ: : : i : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : :f´
j : : : : i: : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./: : : : : l
-
´ `
/ ーヽ彡 。
/ ヽ ` 、
/ }ミ=―┐
i / ヽ / }
{/ / ,′ ∨ ,′
/ l{ { ヽ } ,
{ l| | \ / { 「……トマス・シェイクスピア。
', | } .`ー―ミ |
゚。 | -=彡' /{ ./-‐ 7ヽ} / l 僕の事もトマスでいいよ、その内ネシンバラになるから」
ヽ{ { ニ7冖人 }/,__ノ ,' / |
| ゚。/幺斗匕 ヽ ノ./ んソ } , |
/| .∧ 弋.辷ノ }i==({ ¨” {/ { { l|\
/二| ト、 .∨ ー彡´ `ー一' リ ! ! l!三\ 「よろしくお願いします、トマスさん。
/二二| | ヽ  ̄ ´ //} | |└―┐
∠======| | ゚。 \ - イ./ | | .ー‐┐| 皆さんは、センダイ冒険者文庫の?」
/| | {⌒ヽ >= ´: :.l三三`{ └-- _ ー一
/: : { l ノ\三\ \: : : : |\三ニ}  ̄ ̄ ̄ ̄}
∠====ゞー \三) }: : : :.| }三人_______ .|
/ ( ̄ ___ノ: : : 人_______ } .} |
/ \( ̄ ̄\_): : : :/\: : : : : : : : : : :.} | / /
/ ┌――一( \ヘ,//\.: : : : : :. :. :.| | ( (
./ .{: : : : :.xく ヽ \\'//,'\: : : : : : :.| {_ \ ヽ
{ 人: (⌒ヽ ヽ ヽ'///,\: : : : :.| _} `ー一
.| \> ゚。,'///,'\: :.:ノ /
| /,'/\ 〉ヘ、/ ̄ .(
| く/////ヽ / /\ \
.
- 521 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:07:03 ID:???0
-
_,,.......,,_ i゙、
,.ィ''´,.ィ',三'、`'_ヽ:ュ.,_
_,,,..ィ'´イ,イ´/,イ'' ヽ、ヽヽ、
.  ̄,イ/,/ ,/ ,/ ,/!lヽヽゝ、ヽ'i、
,ノ''7'/! /!,/l! ,/|.!ヾ、ヽ、ヽ、ヾ、
//i'{ _l_j三i./ |!三、,ュ、ヽヽiヾ、 「ああ、僕らは公益法人・センダイ冒険者文庫のメンバーだ。
i/ .!/! lヽノ ' ' ゝノ /,` //、
′/ ! !、 _ // /,/ 今居るのは、僕らと職員だけだけど、
. '、|:ヽ、 ー' /ノ!/ トゥーサン
゙、!''},ノ!_ー_''´|i7ヾ! 昨日十三達が暴れてたから、今日は全員揃うんじゃないかな?」
' ' _」::::||:::::l、' `
_,...ィ':´:::`ー!{‐:':::ヽ、
i:´:'!:::::::::::::::::::::!|::::::::::::::::ヽ、
i':::::::'!:::::::::::::::::::||:::::::::::::::::|::| 「……ネシンバラが?」
|::::::::::'!::::::::::::::::::l.!::::::r=、::|:::|
i'::::::::::::i::::::::::::::::::|.|:::::: ̄:::!::::!
|::::::::::::::};:::::::::::::::::!.!::::::::::::i:::::l!
l::::::::::::::ハ::::::::::::::::|.|:::::::::::|::::::l! 「ああ、おかげでウチの魔術師連中は、
l!::::::::i:::,′'i::::::::::::::::!.!::::::::::!::::::l!
l!:::::::::i';' <::::::::::::::::|.|:::::::::l!:::::: 全員阿鼻叫喚の騒ぎだよ。
,l!::::::::::::ヽ,.../:::::::::::::::|.|:::::::::l;:::::::'!
ヾ:::::::::::/':::/:::::::::::::::::|.|:::::::::::!:::::::|l! よりによって……」
ヾ:::::〈:::::::ヾ::::::::::::::::|.|:::::::::::'!::::::|
ヾ:::ヾ::::::::`:::::::::::::ハ::::::::::::!::::::!
ヾ:;ヾ::::::::::::::::::/∧i::::::::::::i::::::!
ヾ:ヾ;::::::::::://::::l.l::::::::::」::::::!
|ヾ/:`:ー、'/|!::/`ー:'':´l!::::::!
|:::::::::::::::::::::|、':::::::::::::::l!=={
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
//:.:.:.:‘;.:.:.:.:.:.\:.:.:‐-:.:.、:.\:\:,:.:.:.:.:.:.:Vメ { / {/イ}
}\__ /:./;.:.:./:.:.‘;.:.:.:.:.:.:.:.\ ̄ \:.:.:.、:ヘ:.:.:.:.\:.:「⌒ヽ / //イ}
.. ノ 「;.://:.:.:{:.:.:.:.λ..:.:.:.:.:.:.:.:\__z==ヘ:. j:.:.:.:.:.:.:\:\_ y' / // / 「スゲースゲー!
⌒ヽ {:/ i:.:.:.:,:.:.:.:.i:{ \:.j:.:.:.:.:.:.:‘, /斧芯≫ヘ:.:.:.:.:r┬ ァ ィ{ ,// /
7 i|:i }...:.:.|{ /‘` 、:.:.:.:.:‘;^ え::少'-‐}:.:.:.:レ,八/ / {j ; } 俺ヒール覚えたぞ!」
i|.|:.:.‘;.:.:.:!{/、_ ` 、:‘, ´ ( __j:/}/ xヘ:V / / /
}\__. i|‘;.:.:‘;.:.:.:.{ ≧==ァ ヽ \  ̄ ' rヘ丶 ー< /
_ノ 「. i|:.‘;.:.:.\:.:.:\r= "_ } | ヾ} '
 ̄\{ ‘;.:{\:.:.:\:.:.:.X⌒) 丿 , \.. / インポッシブル
}} 从:.Y:.:.:.:.≧=-‐' ー- / } ′ 「……アリアダストの不可能男が
}\j/}__/ ̄]]ト、 / } /
. ノ 人_ }} ー- _ / \__ j{ 魔法を覚えたってね」
Y. / { { / /
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: ::::::::::: :::::::::::
.
- 522 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:09:11 ID:???0
-
| / ,{__/ } ,
| [ l /⌒ ̄ } :}
| [ | [ { {. { } } |
{ [ ----┼┼ \ | ∧ } } |
∨ { l {/ 从从 ヽ Y | 7ー┼ミ、 } | 「……ああ、天地がひっくり返るような騒ぎだったね。
∠ { [ | {弭苧ミメ\ } } | ./__] ∧ \, |
∠三 ∨ [ | |ん::::::::ハ lノ l人 {弭苧ミメ゚。 ′ } 浅間はノータイムズドンを繰り替えすし、
.∠三ニニ.| [ | |ゝ-- ノ'⌒ { ん::::::::ハ }/ / /
∠三三三 | ハ 人` -= ´ 乂 ⌒ =-ソ// / 正純に至っては、世を儚んでカレーに帰依した」
l { ‘, \ ' ` _ / /! , \
| [_゚, }⌒ -= /// / / .|三\
-―┤ | : : :. | ト ´ // / / ||三三\
/: : : : : : : : | |γ´‘, | | \ r<r― '/ / |├======' 『ノータイムズドン? カレーに帰依……?』
く.: : : : : : : : : :.| | [ | ヽ ー≦ |): :] .{ / ./ | l
\.: : : : : :. :.] ,ノ {ー- ‘, .| : : \__ __/: : :ト l, / /!⌒\ ,ノ
ヽ: : : :。o// 人___ノ. |.: : : :. :.] [: : : : : : | |/ |: : : :\
。o< // / |> : : /⌒\: :__ノ ζ./ / .ト : : : :\
/ ̄ ̄\
/ \ \
.(●)(● ) u. | 「……ええと。
(__人__) u |
.(`⌒ ´ | そこまで言われる、不可能男さんって……?」
{ |
{ u. /
__\ /リ 厂`'‐- .._
/ : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 「`乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
| : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
.
- 523 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:10:05 ID:???0
-
__ イ!,ィ===-.、
>ミ:::::::::::::::::::::::`:、 トゥーサン
イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. 「ああ、十三達の徒党のリーダーだ。
,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 本人が無能力になる代わりに、
';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ミ、
ムィ:::::::::::::::::::::::::::::ハく` 味方に加護を与えるギフトを持っている」
}:iヘ::::::::::::::::::::Y ゝ'、
l`ヽ_,ィノ. ヽ::::::::::::::リ _..ヽィ __
_ ,......-‐ゝ::::::::: ̄ヽノ::::::::::::::´:::::レ'::ノィ'´::/
><:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´ ̄:ニ=‐
〈 r:'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ、 Lv6冒険者 葵・トーリ
ノイ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r‐ヽ クラス 不可能男
./ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
´ ._」:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ::. ┌────────────────────────┐
,:' /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ':, .│不可能男(ギフト) │
./ ,,ィ乂:::::::::::::::::イ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;、:::::::::::::::::く,、 . │ 体力、気力を除く全ての能力を0に固定する。 .│
.〈._.ノ"〃':::::::::::::〃 V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ :;:::::::::::::rヘ爪、 ..│ その代わり、他者の不可能を預かり、 .│
//.::::::::::::;:' V.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;イ ;:::::::::::::: | ',. ヽ..〉..│ 可能の領域を増やす権能を得る。 │
,'/.::::::::::;::′ 从::::::::::::::::::::::::::::::::::::′、 :;:::::::::::::: .l ', .│ │
/.::::::::::/ .,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; ::、 ::::::::::::::'リ , │不可能の王(パッシブスキル) .│
.,.::::::::::::::::イ ./.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ヽ!:::::::::::::l i ...│ 臣下の不可能を預かる“王の権能” │
.,.':::::::::::::::/| ./.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 ,:::::::::::::::l | .│ ここぞと言う瞬間には、臣下の能力が増幅され、 .│
/.:::::::::::::::/ . | ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 l:::::::::::::::| | .│ 能力の影響下にあるモノ達が全滅するまでは、 │
./.:::::::::::::::/ | ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く .l:::::::::::::::| | .│ この能力の持ち主が死ぬことは無い。 │
/.::::::::::::::;:′ .l ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ l:::::::::::::::| | .│ │
/..:::::::::::::イ ; .,'.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l、 .|l:::::::::::::l] :l .│能力の伝播(アクティブスキル) │
../:::::::::::::::r‐'l| :; ,'.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ヽ .f|:::::::::::::|] | ..│ 自らの持つ可能性を代償に、臣下に力を譲渡する。 ..│
../:::/⌒i::/ || .∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧.丶||:::::::::::::|] :| │ 部下の体力と気力を好きなだけ回復できるが、 │
ゝイノ U l| . /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧Y::::::::::::::r'' | │ 代償として喜び以外の感情を自らの意志で捨てている。.│
:l| /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::〉 :: .│ それ以外の感情を抱くと契約不履行の罰として、 ..│
l! /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ::::::::ノ l .│ 今迄譲渡した力の分だけ、使用者の未来が失われる。. │
::: /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧. ヽ ;! ..└────────────────────────┘
:∨.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ 丶/
__, ィ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ヽト、
―/ , <⌒ヽ _.├‐z
./ // , .ト、 ヽ ハ
., ' .イ/ ./ ,' / | ヽ\ ハ :.',
/ イ ,' ,' / ,' ./.| l 、>ミx_.∨:', 「まぁ、無能力とは言われていても、
./´ ,' i .i .,' /l ./ | W、 ∨.∧ ヽ:i、
.,ィi ./:| |-,'‐ -|、,' ',_!_',_、_.∨.∧ト、ミi 今迄だって、本当に何もできなかった訳でもない。
' }./ .l| i|./ | _l/ ´V_.∨、`l\∧ト|`
l/´.:l| .lil\T`Tミ 〒.〒ァl\././ミ、 覚えた魔法にしても、持っていた能力と
.l| ,∨ハ:.ゝ' 乂リ./ , ./_/
V ∨ト、 /イ.ィゝ`ヽ 近い系統のモノだったけれどもね。
Y `;..、´` イ トム ハ ',
/イ}≧=≦==ト、| ノ⌒ . ヽ それでも、不可能男が可能を得た、
_,...ィ|::::|:|:|:::::::::ト.、リ |
,ィr≦::::::::::>州―<::::::l_ヽ .| アレでも覚えられる魔法があった事には、
ハ::|::::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::Y .|_,、
,'.:::::::li:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::\//∧ それだけ巨大なインパクトがあったのさ」
.:;:::::::::::|l:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::lУ..::::o:∧
.;:::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::o:ハ
i::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::l::.∨.::::::::::::ハ
.;:::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll::::::::::::::::::::::::ヽ::::V.:::::::::::::ハ
.i::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::::;'\∨:::::::::::::∧
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::; \::::::::::::::::/
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::i ヽ:_/
.
- 524 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:11:42 ID:???0
-
___
, ´//////////> 、
///////////////////\/
'///∠∠∠∠∠∠、///////ゝ─
/イ ̄__ _ <///// ∧ ……なるほど、色々と酷い話だし、
| / __ ヽ /_ \ \////∧
. r‐| / ◎ } }' /◎ヽ , ∨/// } そんな人間が徒党のリーダーをやっているのは
{ | |/¨ | ´─、 } |_ レ- 、/
、 ヽ r、'ヽ / / } どういう訳だと聞き返したい気持ちはあるが、
{\{  ̄ ̄ ` ─‐ ′/} {ノ }
ゝ__ ノ} ̄ :\ ___ ノ:::| __ノ 何もできないギフトを持っている男が
r──‐ }:::::::::::::::::::::::::::::::::_::| / ナニカガデキル
ゝ__ \ }::::::::::r‐‐、:::::::/ }:, /| 呪文を使えるようになったと考えれば
/─/ ' r- }:::::::::\  ̄ // /ノ\
廴 { , i\ ` ‐- ::: ̄ ̄ / / /ヽ その驚きも理解できなくもない。
{_ フイ |--` ‐- 二二二 ´ // ',
{__ノ / V´ \// ,
` ─ ´───── | } }
【不可能男想像図】
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : }
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/ 「けど、出所を聞かれても、俺も分かんないですよ。
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´
..=彳: .'、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/ コイツは、冒険者だったって言う御先祖様の蔵書ですし」
_<: : : : /: : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : : ヽ: : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐ '´ : : : : : :<: : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : : :i: .:.:.:.:.:.:.:.>'´
/: : : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : : !:.:.:.:>''´
f : : ヽ : : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/ : : : : i.:/ ……とは言え、まさか召喚したと言う訳にもいかず、
ゝ: : : i : : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : : f´
j : : : : i: : : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : : l 考えておいた自分のカバーストーリーを口に出した。
.
- 525 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:11:57 ID:KNv8lpIOi
- おおーーw!
- 526 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:12:28 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) | 「……そうだ。ここに寄贈しようと思って、
(__人_) |
'、`⌒ ´ U | 一緒に持ち出した本を何冊か持ってきましたけど、
| |
| { もしかすると、これもヤバいですかね?」
ヽr`ー- -=´ i、
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、 そうして、それ以上、突っ込まれないようにと
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i 持ってきた本を取り出すと、
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ 目の前にいる二人の、目付きが変わった。
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`
/ / { 文庫に寄贈すべく持ち込んだ本は、
/ / /}
. / / / /` カバーストーリーの強化の為に用意した冒険者向けの知識本だ。
h三三三三三三三´ ./ // {
,L三三三三三三三../ // /{ 主に、経験値やスキル、ギフトなどに関する資料と解説で、
{三三三三三三三三// / /
(三三三三三三三// / / 過去に現実に存在した人物のデータを基にしている。
〔三三三三三三三" / /
. {三三三三三三三./ /
〈三三三三三三三/
.
- 527 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:13:14 ID:KNv8lpIOi
- wkwk
- 528 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:13:40 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U |
| | 時代背景を統一し、描写的にも内容的にも、
| {
ヽr`ー- -=´ i、 その時代に存在してもおかしくないレベル
__,. <.ム- 、、___,/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、 を指定してある……のだが。
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ :.∧__|::∨\、: : : : :.`,
i : : : : : : : :| : : : : : :\/ ̄ ∨ /;;ヽ : : : :,i
i : : : : : : : :! : : : : : : :/ ´ ̄ヽ_V /;;/;;;;;ヽ : i∧
/: : : : : : : : :| : : : : : :/ ´ ̄V /;;/;( ̄\ :|: ハ
,' : : : : : : : : :丿 : : : : / ´ ̄y;/;;;( ̄\ V: :ハ
. ,′/ |l // ,ィ /.ハ'; .,l l|
.,' ./イ .l|! .//./.|| ハl.l|.l ハ .l|
i /| .| |l ,'/./| .|| Yl.|.l| .,'|ハ .;′
/}!| .|Y! .,'〈/.::Y| \' || .,' |! ' |
..ハW';|! .,' ∨ .Y ,〉||. ,' .,′リ
.|l |';Wl|! .,'WW .',ハ / || ′′ 少年少女は書を手に取ると、無言でその頁を捲り続ける。
从|.'ハ| ∧!.';.',:.ヘ ', -= - .ノ . リ′
l|/ ` ヽ〉 ヽ'、 .,ノ´
>. 、 .,ィ:.、 ,::´
::::::::`.,.] `:::... ,:′ 「……この資料」
:::::::::/// .>-イ
::::::///
⌒{.{从
:::::∧∨>...、 シンと静まり返る館の中、最初に口を開いたのは少年だった。
:::::::::ヘ.∨:::::::::::::.....、_
:::::::::::ハ∨:::::::::::::::::';:\
.
- 529 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:14:28 ID:???0
-
,' ;'::::/;イ i .:.:.:::::::::::l | .:;' /l| .;'::::/.:::: |:::|!:::::::::l|:|::|::::';::::|::::..\:::゙ヽ:、:::.\\::::
′':::;'/.::l .i .:.:.:::::::::::| |.:;'、__l|...::::;':::::::::l:::l:';::::::::||:|::|:::::';:::l::::::::::::\゙ヽ;\::::\\
. ;' i:::,/| :::i i :.:.::::::::::::| |l': ̄`| :::;'ー-::、!:;':::';::::::||:|::|:::::::';:|;::ィ:‐:': ̄\ヽ::.\:::ヽ
i .i;/ | :::i, i :.:::::::::::::| |l; ├/---- ミl、`:';::::::|ハ:|::::::'´';l:;:::------\〉:::..\
| ,/ l:::;/! i ::::::::::xィf=r=r=r==ミx、\::';:::l|:::';!:::::::イ}l;ィzr===f'¨〒¨`;:: 「……僕が全部、言い値で買い取ろう。
|/ レ' Y.i ::::::::::`ト、 ∨.弋ソ ,' ヽ`:::::::';::l|:::::l::::::::::"/ .'; 弋ソ .,゜ ,イ:
Y! ::::::::::l|:l:ト、. \ ノ ..ィ:::::::::::';l|:::::::::::::::::.ヽ、 乂 .ノ /.;'::: ハイかイエスで答えて、金額を指定したまえ」
Y ::::::::::||:|:!ハト、....二....<:::::::::::::::::`:::::::::::::::::::::::::>:..二...イ::::/.:::/
Y :::::::::!l:||. ∧ ヽ:.:::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::;イ
Y :.:::::::!l:l\.ハ :.:::::::::::::::::::::::/ .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:://.::
∨ :.:::::||:l゙ヽヾヽ :.:.:::::::::::::::::::::ヽ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:'::;ィ:/.::::: 「……は?」
.∨ .:.:.::l|:|l.゙ヽ:.\〉 :.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/イ;'/.::::::;
'; .:.:.l|:|l:、゙ヽ.\ヽ :.:.:.:.:.:::::::;:------:、::::::::::::::::::::/.::/;:'::::::;ィ′
:; .:.:.l:|lヽ:.. \ 丶、 :.:.:.:.:::` ̄ ̄ ̄´:.:.::::::::::::::;:イ:/.::/У:
'; .:.|:!ト、 \ \:::ヽ、 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ィ::::::/,::イハメイ::
/  ̄ ̄\
_ノ 'ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) | 「いえ、ですから寄贈しますよ
'、'ーー´ 'J |
| | その後で借りるか写すかすればいいじゃないですか」
| .ィ {
_`ュ`ーー___´_ノ',
_, 、 -ー´. : l : .\ イ::::ハヽ{`、
/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : 、>、 「もちろん、読んで調べたらちゃんと寄贈するさ。
丿 : : : : : : i : : : :/ :`、 ',::::::: l : : > : : : -、
r : : : : : : : :| : : :\ : : :`、',:::::::| : :.ヽ : : : : ', だがこの本には、譬え少しの間でも、独占する価値がある」
/ : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____
/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|/´ ヽ、,,______ノ
/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::/ ヽ、 }___)
,:': : : : : : : : ヽム二ニ - ´¨ ̄「 r' 、 ヽ .ノ : :|
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | r_ノ.: : : |
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
i : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞソ: : : : : : : : | : :|
ゝ:_:_:_:_二ニ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|
.
- 530 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:15:04 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ●) (●)
| U (___人__) 「……ええと、それってただの、
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ レベルやスキルに関する統計資料と、その考察の本なんかで、
人、 '-/____ ヽ |
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ | そんな大したものじゃないですよね?
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧ 堪らずそう尋ねると、
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧ 今度はトマスが、困ったものでも見るような視線をこちらに送る。
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
/ ,〉 \ \
/ ノ′ ┐
r / / ! ;
. , { /{ , /__{_、__j
. ′ {-‐か∨^\ハ7 /ニ=- ,_ 「……スキルやギフトなんかは、僕ら冒険者の商売道具なんだ。
} {/^`ハ八 { / /{ニニニニ=- _
,ノ { _,ノ⌒ヽ. __ノ / /i {-ァニニ=-‐ '⌒ 特にギフトは、仲間にだって隠すものだよ。
∠ 小 込、 _ }. //| {/:i:i:i:i:..、
}} , {\´ / //_] {-┐:i:i:i:i:\ それに、社会的地位を持っている学者は、
}} ハ \{//ア7:レ:i:i//{__|{___!:i:i:i:i:i:i/
}} } {こ{:i:{:i:i:i:/ {\」{ ``丶、\ 普通、冒険者の様な賤民にはかかわらない。
、., 」 {/:V:i:i:/{ \ {{ ,. -‐ヘ 、
)У ノ:i:i:i:i「}:i:iー- 、 )ノ / {\ \ これだけの量の情報を、しかも、きちんとした統計学的手法で
. (( <:i:i:i:i:i:i:i|」:i:i:i:/.く(; / / {/ハ ,
_,, -- j <ヽ, -=ニ二三L W .′{//∧ ′ 纏め、分析した資料は、おそらく冒険者ギルドにすら存在しない」
ー-======ミYr‐==冖:.:.:.:.:.:.:.:.V {{ /. { //∧ }}
\:.:.:.:.:.:.:..:.:.〈:.:∨:MACBETH:.:.:Y{-‐===ミ//⌒ヽ 」」
\:.:.:.:.:.:.:__〉:.:.〈 {_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V....〈____〉......\//{ //
\:.:.:.{ミ、ミー‐ \━‐- ミ:.ノ-‐===ミ......///{,//
\:\.,___ }}} ``丶、 }////{./
.
- 531 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:16:52 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__) 「………え?」
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_
人、 '-/____ ヽ ||
_,/( ヽ、 __'-〈 、 ヽ || そうして帰ってきた答えに、思わず息を飲む。
_, 、 -― ''" :l : :.\ ヽ,、.゙,/ヽノ} ト、
/. : : : : : : : : : :|_: :.ヽ、 ∧:::〈ヽト{ 〈j)、 それは、全くの盲点だった。
丿: : : : : : : : : : : : /: : :.∨ |:::::', |: ゞニニ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : \ : : : `、|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧ 言われてみれば確かにその通り、ここは故郷と異なり、
/. : : : : : : : : !: : : : : : : \ : : :.'、:::::| : 〈: : : : : : : ∧
: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : \: : :'.,:::|: ;∧: : : : : : : ∧ 金と暇がなければ学者になれない世界である。
: : : : : : : : : 丿: : : : : : : : : : :.\: :V:./-∧: : : : : : : : v
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : レ : : : ∧: : : : : : : :}
/ i , /人 `;ヽ、 ヾ;;;”ー 、`、ヾ;;、 ` ヾ 、 y' "_ ` l |
./ l / ;/;;;;;ヽ ヽ;;ヽ 、 ヽ ,;;;''"`ヽ、ヽ 〃 };;; 〉 ./ |
' /! /i ! /`;;;;;;;{'ヽ ヽ;;`ヽ ゝ;;;” , -_++;;;;\ ` ヽ i !、 ´ /ミ' /
/ 1 ! {;;;'`;;;; `ヽ、ゝ;;;\ ヾ , "〆;;;`y"`y、 | )' /ミ'/ト、/
〃! イ!;;;、 `;;; `y、;;;;;ヽ ヽ〃__ ノ" `ヽ 人 !、 ノ、;;/;;;;/
、i ' i' |;;;;; ゛;;; ` `yy;;、 入 i! イ i´ ヾ'´
i、 r! ! |ヾ ;; ,,;;;;,、 し ` ';;;;、 r;;;;;;| i / 1 o /
.`i、|!、 i`;;ヾ,;;;;;'" ヾ `;;) };;;;;;;;i / ! ;;;;/
{/`;、 {川;;;ヽ、 f'ト(;;;;イ ;;;;;;;イ`j y'
ト k川i!;;;;ヽ `メ,,r' ノ ゞ;;;;{" U /´
`;、 `i ヽi1|,ト、 ( __ ノ ,;, ~ヾ;;; / そして、この日本などより余程荒っぽい世界で、
ヽ、 `;、i!ヽ i 、 `ー 、_::/ /;;);;{、 i;; /
ヽ γ⌒ヽi ヽ ,;'´ `;;、 `;;; / しかも、斬った張ったを生業とする冒険者達が
. y : |ミゞヽ、 ー;;( ' ;;; / ス キ ル
} っ レ ` メ、 `;;、 ;;; / .商売道具を隠すと言うのも、また当然の話だ。
i た ,i' ` 、`;;、 /
.
- 532 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:17:20 ID:???0
-
__
,´::`,
,': :: ::',
/: :: :',
/:: :: ヘ
/:::::::::::::::...:::\ そう考えれば、レベルと経験値に関する著作など、
,...イ:::::::::::::::::::::::::: : : `:..、
,....<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>..、 ちょっとした奇跡と言って良い。
./:::::::::: : :::::: : : : : : ::::::::::: : : : ::::::`..、
. ∠::::::::... :::: :.:.:::::ヽ 冒険者から得たスキルや徒党の人員のデータと、
.,'::::::::::::::::::::.:.:.. _ . . . . . ._ .. ..:.:.:.::::::::: ヘ
.::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:, '. ヽ.:.:.:., ' ヽ...: : :::::::::::::::: :', 政庁やギルドから得た魔石の情報を突き合わせ、
|:::::::::::::::::::::::::::::::::{ ● .}:::::{ ● }.:.:.:.:.:::::::::::::::.:.|
',: : : : : ::::: : : : : ::ヽ, ___ .ノ:: :: ヽ ___ ノ.:.:.: : : : : : : , 分析・検証するなど、一体誰に出来るのか?
..',:.:.:.: : : : : :.:.:(.`ヽ、 : : : : : : :, イ´): : : : : ::/
ヽ:: : : : :::::::::::: < .` ─--─ '" ,>'. . : : : : :/
`.<:.:.:.:::::::::::::::::` ─---─''´::.:.:.:......:.....::>'
` ─--=..,,___,,..=--‐ .´
ヽ
_____ ト
_,. -‐'´ ̄ __  ̄`ヽ| .!
ー---──' '´ ,. ‐' ´ ̄ ` ` ヘ 、
=ニ  ̄_,.二,. '´, '´ _,. ‐ '´ _. f' 丶 \
 ̄ , '´ィア' / ,r' ´ , ‐ ハ.', 丶 ヽ センダイ
/'7イ/ / ,ィ' / i iヽ ヽ i 「やらない夫、君はこの町の出身ではないね?
/' / / 〃 ,イ/ / ,イ. ヽヽ丶 i !
. / / ! // /〃 ,イ /| ! iヾ、ヽ ヽ i どこの出だい?」
/ '7 l! ,'/ ,// ! / .l / ! ! l \ト、 i !
! ´./ ,ィi ,','ァ」! i. ,イ ,!. / i li i. ト, i\ ヽ ト.ハ
|! / ., 1' ! ,i|/ !`` ! / |!‖/ !.iヽ.i !ヽ i ゞ 、ヽ\', 「フクシマですが……」
'/ .,'/l ,ハさミミレ i/ !,'‐' ´ ̄`厂弋:ト ヽ ヽトヽ冫、ヽ `
/ / i ,' 、ヘ i i!ト ' ! ,二.ニi-;ュ-、ヾiヽi冫,i ` メ、 \
' | .ハ. ト,i ヽ'′ ! レ' ,'.ク, 冫,ヘ /
i ! i !ヽ 、 ` `ー' /,/ /' i i { 「ふむん、この本には、数人だがギフテッドと保有ギフトの記載もある。
! ヽ! \ _ ///ハ i| トi
ヽ 丶. `` , '´ i トi !! ` ギルドを巻きこめば、その頃の情報と照会できるかもしれないな」
丶、_, ..ィ_' ´ ,. - '´ | !
! 7 ̄ .丿ヽ
__,. -‐' ´ト、 ! _,. '´ 丶
.
- 533 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:18:00 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人_) |
'、`⌒ ´ U |
| |
| {
ヽr`ー- -=´ i、 「……ええ? そこまでする必要が有るんですか?」
__,. <.ムヽ 、、____/ヽ__
_, 、<¨ : : : : :l : :.ヽ ∧::〈ヽi :、ヽ、
/ : : : : : : : : : : :|_ : :∨ |:;Λ | : :、 : >、
丿 : : : : : :i: : : : : : :/ : ∧ |::Λ |\> : : : `, 「そんなの当り前だ!」
. i : : : : : : : :| : : : : : : \ : :.∧ |:::::| | : :ヽ : : : :,i
. i : : : : : : : :! : : : : : : : : \ : :ヽ|:::::|| : :/ : : : :i :|
/: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :\ : '.,:::| : /: : : : :| :i
,' : : : : : : : : :丿 : : : : : : : : : : : : \::V :/ : : : : :l : ! 「……っ!?」
__/_: : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : :レ: : : : : : : i : |
/ `ヽ,:_:_: : : :.Λ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,' : !
(__.ィ´ヽ,ム、〉、:ヽУ V. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.i : : !
/ ゝ/ / 7-、Y :,′ ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : |
ヽ/ / / /'Y:ソ }.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | : : !
. -ヾ:、,.:ュ.,_
,.ィ,´‐, -、 `ヽ、
_.ィ/イ' l!、._ 、 \ ヽ
-‐''7 / i' l! `iニ、‐ュz`ー、!_ 「これらの著作は、知られている限り歴史上唯一の、
/ ,イ j' ! jl、 'ii、ヾ-、ヾ二i ̄
. j /j゙i、゙i,Λ'i\ i、{'ー| ! / 冒険者に関する大規模な統計的調査とその分析記録だ。
. j!' iΛ { ヾ `ミ`゙/ / /\
,,゙、 ヽ、-‐= '.イ,/ヾ二 これらのデータが正確な物だと判れば、
r':i:::\{::::>-<;;::!'::::::::::: ̄!ヽ、
/;:::!::::::`::::_:::||::_::::::::::::::::i:::::::ヽ、 それこそ、冒険者全体を変えられるかもしれない!」
,r'':::::::i、::::::/'/:/,ィ:::::::::::::::/::::::::::::ヽ、
/::::::::::::゙i、_j " `二 つ::::::i::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::;ィ:´:::{ヽ、 ゙ニニ⊃::::i::::、:::::::::::::::::::ヽ
,/;;:ィ:´:::::::::::::\,,>:''ー`ニ'::::::::::}_;r\::::::::::::::::::ヽ
/':´:::::::::::::::::::::::::::;イ::::::::||:::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::\
i!:::::::::::::::::::::::::;:イ´,r'、;::::::}}::::::;;:::/::;i′ \;::::::::::::::ハ
l!:::::::::::::::::;:イ ノ::::ヾ:{:i'‐:'::::/:::::/ {':::::::::::::::::'!
. `''''''''"´ _,..ィ'´:y::::::://::::::::::::::::{ V::::::::::::::i!
.
- 534 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:18:26 ID:???0
-
. ,′/ |l // ,ィ /.ハ'; .,l l|
.,' ./イ .l|! .//./.|| ハl.l|.l ハ .l|
i /| .| |l ,'/./| .|| Yl.|.l| .,'|ハ .;′
/}!| .|Y! .,'〈/.::Y| \' || .,' |! ' |
..ハW';|! .,' ∨ .Y ,〉||. ,' .,′リ
.|l |';Wl|! .,'WW .',ハ / || ′′
从|.'ハ| ∧!.';.',:.ヘ ', -= - .ノ . リ′
l|/ ` ヽ〉 ヽ'、 .,ノ´
>. 、 .,ィ:.、 ,::´ 「今まで僕らは、何をどれだけ倒せばLvが上がるかを知らなかった。
::::::::`.,.] `:::... ,:′
:::::::::/// .>-イ けれどこれらの本が正しければ、
::::::///
⌒{.{从 Lvが上がる迄にどれだけ倒せばいいかが判るんだ!
:::::∧∨>...、
:::::::::ヘ.∨:::::::::::::.....、_ どうすればどのスキルを手に入れやすいかが判るんだ!」
:::::::::::ハ∨:::::::::::::::::';:\
._ /〉___
>Y./´ `>..、
,.::´ \::.、
/ ハ'.;\
./' ';.';ト\
/ノ i .l .:l l lハ⌒ヽ 「技術を強化する為に、一時的に冒険者になる者も増えるだろう。
/イ:l '; .'; .l l :' .;' :リ:W〉
./ .,'/'∧ ∨ :; .l ; ;' / ./ :| l| それになにより……君の言う大したものじゃない本の情報があれば、
′.∨'; .∨ .'; :| ; ./ .イ /.ハ | .i!
:.':;:ミト、:;、.'ハ:|!.;'/,イ./イ/ 心折れた委託乞食の内の幾人かは、ちゃんとした冒険者になれた!
Y!.ヽi乂从/イ Y/
リ.イイj/レ|,ハト、ト、〉 怪我して飢えた者達の幾人かは、職人になって引退できた!
_.. -―┴'‐┴―`‐'-:...._
,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::......,_ 死んだ冒険者の内の幾らかは、今も生きていられたんだよ!」
.,':∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/`Y
/.::::::';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;':::::::';
..,::::::::::::';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::',
..'::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l|:::::::::::∨
.
- 535 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:19:09 ID:???0
-
/ 、 ‘,
{/ / }} Y \
/ /, } ノ′ } 丶
. 〈 }/ ,ノ/ { }
,, { 〃{ { }|; @
_ -=_. {八{{从ヽ ハ ハN ニニ=-_
_ -=ニニニ N ヽ }人{ '′/ ニニニニ=-
ー-==ニニ}〉 ,小ー‐‐ '^⌒^ー‐ァ /ー‐.、 '" ̄
. く::::::}∧ ト ., _'_ イ′ /{:::::::::/ 「……フェイト、それは言い過ぎだよ。
ヽ:}/ハ ‘,:::〕i ー iノ:::|i //{ト、::/
,.ノ// ‘, }\::::V:::::::/ /八{{ ``、 その本は、彼が生まれる前から死蔵されてたんだ。
{ {{ } {{__〉:::-/ | )} !
/} {{__, / /:::::::::{_:/::::::``丶、({ / ! それが大したものじゃないと思い込んでも、仕方ない」
/ ⌒) (:::::::::::::/八:::::::::::::::::::〉 ; !
′ 7 ):::::::::/:}{::\:::::::rく{ ノ ‘ ,
; ハ \ハ:::::::/:::{ }:::::::ハ;ノ { / {〉.
| | { ^⌒\:{ }:: イ { ,/ /..∧
__, ィ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ヽト、
―/ , <⌒ヽ _.├‐z
./ // , .ト、 ヽ ハ
., ' .イ/ ./ ,' / | ヽ\ ハ :.',
/ イ ,' ,' / ,' ./.| l 、>ミx_.∨:',
./´ ,' i .i .,' /l ./ | W、 ∨.∧ ヽ:i、
.,ィi ./:| |-,'‐ -|、,' ',_!_',_、_.∨.∧ト、ミi
' }./ .l| i|./ | _l/ ´V_.∨、`l\∧ト|` 「……そう、だね。ああ、そうだ、すまない。
l/´.:l| .lil\T`Tミ 〒.〒ァl\././ミ、
.l| ,∨ハ:.ゝ' 乂リ./ , ./_/ それから、ありがとう。
V ∨ト、 /イ.ィゝ`ヽ
Y `;..、´` イ トム ハ ', この本の情報と、あの魔術書の呪文があれば、
/イ}≧=≦==ト、| ノ⌒ . ヽ
_,...ィ|::::|:|:|:::::::::ト.、リ | 少なくとも僕らの後輩は、路頭に迷わなくても済むだろう」
,ィr≦::::::::::>州―<::::::l_ヽ .|
ハ::|::::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::Y .|_,、
,'.:::::::li:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::\//∧
.:;:::::::::::|l:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::lУ..::::o:∧ トマスの言葉に重い息を吐くと、少年は照れたように頬を掻いた。
.;:::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::o:ハ
i::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::l::.∨.::::::::::::ハ 話を聞くと、彼らとネシンバラは、別々の徒党に所属しているが、
.;:::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll::::::::::::::::::::::::ヽ::::V.:::::::::::::ハ
.i::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::::;'\∨:::::::::::::∧ 元々は同じ孤児院の出身らしい。
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::; \::::::::::::::::/
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::i ヽ:_/
.
- 536 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:19:40 ID:???0
-
ヽ
_____ ト
_,. -‐'´ ̄ __  ̄`ヽ| .!
ー---──' '´ ,. ‐' ´ ̄ ` ` ヘ 、
=ニ  ̄_,.二,. '´, '´ _,. ‐ '´ _. f' 丶 \
 ̄ , '´ィア' / ,r' ´ , ‐ ハ.', 丶 ヽ
/'7イ/ / ,ィ' / i iヽ ヽ i 「まぁ、大概ろくでもない所だったけどね、
/' / / 〃 ,イ/ / ,イ. ヽヽ丶 i !
. / / ! // /〃 ,イ /| ! iヾ、ヽ ヽ i 手に職付けてくれたことには感謝しているよ」
/ '7 l! ,'/ ,// ! / .l / ! ! l \ト、 i !
! ´./ ,ィi ,','ァ」! i. ,イ ,!. / i li i. ト, i\ ヽ ト.ハ
|! / ., 1' ! ,i|/ !`` ! / |!‖/ !.iヽ.i !ヽ i ゞ 、ヽ\',
'/ .,'/l ,ハさミミレ i/ !,'‐' ´ ̄`厂弋:ト ヽ ヽトヽ冫、ヽ ` 何でもない事の様に告げるフェイトの姿に溜息を吐いた。
/ / i ,' 、ヘ i i!ト ' ! ,二.ニi-;ュ-、ヾiヽi冫,i ` メ、 \
' | .ハ. ト,i ヽ'′ ! レ' ,'.ク, 冫,ヘ / 日本なら、まだ馬鹿やって遊んでいる年頃の少年少女が、
i ! i !ヽ 、 ` `ー' /,/ /' i i {
! ヽ! \ _ ///ハ i| トi 命張って金を稼いで、挙句弟妹の心配まで……。
ヽ 丶. `` , '´ i トi !! `
丶、_, ..ィ_' ´ ,. - '´ | !
! 7 ̄ .丿ヽ
__,. -‐' ´ト、 ! _,. '´ 丶
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \ 地球だって、平和な国は一握りだった。
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |. 彼等と同じような境遇の子供も五万といた筈だ。
r /___) |
/ / | それを知っていて、今迄気にせず生きてきた。
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____ だが、実際に目にした彼等の姿は、
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\ 圧倒的にリアルで、強く心に突き刺さってくる。
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
.
- 537 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:20:18 ID:???0
-
/ / ハ〈 、
| ′ ,//
/. | |//. |〃イ } \
| | |/ ノ{{ ' i/ }
i | | j」,, ∠ }}/ / 「君はいい人みたいだけれど、
/ | ├ 「 / /}.∧ / // ′
. | | j/}_,厶〈= } / /ハ{ 少し感情が面に出し過ぎるね。
. _| _,ノ笊筏弃豕 ∨ } ,′
-=ニニ| | | `寸 {{ (_ { }. ,′ 冒険者はヤクザな商売だ。
二ニニ| | | | 込炒 (/ ,′
二ニニ| |\ | | 、 / ∨ ,′ それじゃ付け込まれるよ?」
二ニニ| |= \. | | ー‐'′ \ ′
二ニニ| |ニ \\. Yi | / ,′
ニ=-‐i゙| |ニニ. Yi| _. _′ / / 衣食足りて礼節を知る。
:i:i:i:i\| |ニニ | ノ / /{{
:i:i:i:i:i:i:i〉| ⌒^, | / / / {{ ′ そんな事は知っている
:i:i:i:i:i:i/i | ‘,. | ≧=-‐' / / {{
:i:i:i:/:i| |i:i: ‘, | / { /' ――そう、知っているだけだった。
///> ,.:i:i:i:i:i:i:i:i:.‘, | / {/
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、 「ありがとう、トマスさん。
(=)(= )/ ´/ /)
(__人_) { , ' ´,/ ……気を付けることにするよ」
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ 忠言めいた言葉を掛ける少女に礼を告げ、
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
_,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ ガリガリと頭を掻いた。
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ; そうしないと、馬鹿な言葉が
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ 口から飛び出してしまいそうだったのだ。
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
- 538 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:20:50 ID:???0
-
_,...ヾ:、,.:-z
. ,,.ィ''´ ` ´ ̄ヾ::、
,.イ ,.i \\
. __,.イ_/;' l {゙、 ヾ`ヾ、
 ̄/ :l' i! l ヽ、 ゙!', 自分の分限は弁えている。
i /l ト、'!ヽ.\ ハ
|∧゙、|ヾヽ ` ` ,イ ゙i l だから無理な事には手出しはしない。
′゙、V ヾ゙、 / | ':|
ヽ∨ ゙、\ .〈、l その方針には変わりがないが、
\\ヾ、ゞi . 、 :、ヾート
ヾ:,ヽゝ.|/lA .|ヽ!::iヽ,! 出来る事を出来ないと偽る事が、
` '_|::::::`:::::_::'‐、
,.ィ'::':':'::: ̄:::::::::`:'::..、 これほどまでに苦しい事だとは思わなかった。
,.ィ:´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:ー;,
,イ:::::`ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:|
'!:::::::::::::::\:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::/:::|
|;::::::::::::::::::\:l::::::::::::::::::::::::::::/:::::! 「……なぁ、フェイト先輩。
. |'i;:::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::/:::::::|!、
. |::゙、::::::::::::::::::i;;}:::::::::::::::::::::/::::::::::::{ その本、良ければ俺が写本しようか」
. |::::|':::::::::::::::::::l!::::::::::::::::::,イ:::::::::::::::!
. |::::ヽ:::::::::::::::::'l!:::::::::::::::/ '!:::::::::::::::|
l!::::::'!:::::::::::::::::l!:::::::::::/' '!:::::::::::::::!
l!:::::::}l:::::::::::::::::l!:::::::/' '!;::::::::::::::! 馬鹿な事を言っている。
l!::::::{':!:::::::::::::::::|!:::/' 〈':::::::::::::::|
. ,,l!:::::;i':::::::::::::::::::;l!::i:ヽ !::::::::::::::::l, そんな自覚があった。
,l!::::::::l!::::::::::::::::::;/;;:';'::{ |:::::::::::::::::|!
/::::::::::i!::::::::::::::::;/:';:':::::::'! 'i::::::::::::::::|! だから少し俯いて溜息を吐き、
l:::::::::::;ィl!:::::::::::::::/::::::::::::::::::l!、 i:::::::::::::::|
. |::::::;il;'/':::::::::::::/ヾ::::::::::::::::::::ヽ 'i::::::::::::::! それから怪訝な少年を、真直ぐに見据える。
. |!::::;l{:::::::::::::::;/::::::'!:::::;;::::::::::::::::〉 }:::::::::::::|
. l!l::;!::ヾ:;;_:_:/:∨:::::'::::;!:i;:::::::::::/' 〈::::::::::::::!
. |!|;'::::::::::::::::::::::∨:::::::l:::::∨:::/'| ;':::::::::::::|
. |!::::::::::::::::::::::::::::∨::;!:::::::::∨::::l {:::::::::::::::|
. |!::::::::::::::::::::::::::::::il∨:::::::::::::::::::| ゞ:、_;;:」
|!:::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::! イ `~ ,~´}
/ ̄ ̄\
/ __,ノ ⌒
| (⌒ ) (⌒ )
| (___人__)i
| ノ 「実は俺、サマナーなんだ」
| |
人、 |
_,イ ト、 ヽ 、 __ ,_ ノ
,. -─‐-´ `, へ \__、_ハ そうして、困惑を深める二人に、
/ :i ハ、 イ;;ヽト、
ト⌒ :i `<´.〉:.;〈ヽ \、 少し引き攣った笑顔を向けたのだ。
/ , : . \ :L__ `v;;;;ヘ ' ,<ヽ
ノ l : : : . ヽ: . く '';;;;;ヘ l `l `-、
i !: : 、: : : : ヽ '';;;;ヘi i r i
/ ´: : : ' : : : \ '';;;::| ,| __| |
/ : : γイ: . `、 ':;;:| l、__j.|
/ / /: : : : : : . . `、 `':'} | |!
.
- 539 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 14:23:30 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } と言った所で今回の投下は終わりです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ まど神様とのおしゃべりと、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> フェイト君無双でどんどん話が横にそれていく……。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 書き始める時は、サクッと文庫に行って、生産関連の本読んだり、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ メンバー入りして後ろ盾ゲットとか程度の心算だったのよ?
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ ノープロットって怖い。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 540 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:27:01 ID:DW48uAqA0
- 乙でした
- 541 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:27:42 ID:Ho89TJs00
- 乙っしたー
- 542 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:41:07 ID:fW6cA2JG0
- 乙ー ステがチェックされる世界じゃチートは危険よくわかった
- 543 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 14:44:46 ID:upuk60Wh0
- 乙です
- 544 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 15:03:11 ID:c62L9Rd70
- 乙ー。今回も面白かった。
- 545 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/10/30(日) 15:33:28 ID:???0
- 一応追記。
トーリ君の“能力の伝播”は、反動が蓄積していくタイプなので、原作よりは制限は緩いです。
地味に寿命は削れて行きますが、小刻みに開放してけば死ぬことはほぼありません。
と言うか、不可能王の権能とのコンボも成立してますから、反動で即死することは絶対ありませんし……。
- 546 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 19:15:02 ID:xsgzoY260
- 乙ー
- 547 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 19:27:26 ID:lmHjkh+q0
- 乙様ー(´・ω・`)そうよなー
- 548 :名無しの読者さん:2016/10/30(日) 22:20:13 ID:9EOhMV7a0
- 乙おもしろい
- 549 :名無しの読者さん:2016/10/31(月) 09:30:18 ID:Fl4xQIfA0
- 乙
面白かったですー
- 550 :名無しの読者さん:2016/11/02(水) 12:20:11 ID:KXr5Vq2XI
- 能力の伝播の使用者の未来を奪うっていうのはトーリの未来のこと?
- 551 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2016/11/02(水) 23:15:27 ID:???0
- トーリの未来です。
- 552 :ディゴ☆ジゴ@PS3w:2016/12/21(水) 23:03:34 ID:0ZfzDpQY0
- PC故障orz
HDは大丈夫だと思いますが現状、PCの復旧予定がたっておりません。
- 553 :名無しの読者さん:2016/12/21(水) 23:09:56 ID:QFVFCAE70
- なむなむ
- 554 :名無しの読者さん:2017/06/15(木) 17:09:39 ID:UNvsrI4h0
- もう半年経ちますが大丈夫でしょうか……?
- 555 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/07/17(月) 17:50:45 ID:???0
- 生きてます。転職したり色々ありましたが、本日漸くパソコン復活しました。
- 556 :名無しの読者さん:2017/07/17(月) 18:54:04 ID:DGdY55CW0
- PC復旧おめです!
- 557 :名無しの読者さん:2017/07/17(月) 19:11:20 ID:hP76AGmL0
- (;´∀`)ホッ 復旧おめでとうございます
- 558 :名無しの読者さん:2017/07/17(月) 19:36:07 ID:3hPlPUg10
- 復活おめです!あと生存報告ありがとうございます!!よかった!!!
- 559 :名無しの読者さん:2017/07/17(月) 19:38:45 ID:t7/4+D6c0
- おかえりー(´・ω・`)待ってましたよ
- 560 :名無しの読者さん:2017/07/18(火) 07:58:13 ID:G64CNVfd0
- おかえりなさい
- 561 :タイガージョー ◆MidsHfdgNA ★:2017/07/18(火) 12:44:30 ID:???0
- おかえりなさいまし。
PC復活おめでとうございます
- 562 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:05:56 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ちょっとばっかりリハビリにダイス振ってみる。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 途中で突然消えるかもですが気にせんでくだせぇ。
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ プシプシーナ珈琲の生姜糖うめぇ。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 563 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:06:13 ID:???0
-
____ 新規キャラクターを作成します
/ \
/ ─ ─ \ 名前:やる夫 性別: 男 年齢: 【2D6:4(1+3)】+12
/ (●) (●) \
| (__人__) | 初期スキル:主人公
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \ なお、所属世界は、ダンジョンの存在するファンタジー風世界です。
>-====-<
fノ}__ニニニム
.γ//γ'⊃ニ>.´}
r/ .ゝ'/___ニ=-イム f.ニY
/ ' γ¨´ ̄´≦ニン.. ..|ニ| 宿星を決定・・・・【主人公】補正が、運命に干渉しています。
γ¨ヽ ./ニニニ> ´ヽ.. ..|ニ|
./ \\-、 _) __才 //\ |ニ|
../ /ヽ \´ ̄ // `ヽ`` 、 1D100 → 【1D80:72】+20(主人公補正)
ノ ̄`ヽ / Y、_ー====≠ 斗― }
./ `' .圦 i /{ ( / .}
../ / i \'/{ \ f 01〜50 どんな運命の星も貴方を捉えてはいない。貴方は自由だ。
., / .| 、. \, . \ , . 運命に導かれた者の力に、抗えるほど強いのであれば……。
入 /{ .| ヽ ヽ 入 Y . 51〜75 矮星。その星の輝きは紛れる程に儚い。
` ´ | }/⌒`ヽ} } \γi} , . 運命は幾度となく貴方を翻弄するだろう。
| i | ゝ- ' \{ゝ' .| 、_, W 76〜90 伴星。あなたの星は添え星だ。
, | | / .| i} . いつかあなたの元に導きの星が現れるだろう。
‖ .| | ./ ∧ i} . 91〜95 地墜星。あなたの星は強く輝きながら地に落ちる。
‖ ',. .| ../ / i} リ, . 墜ちた星は破滅となって、多くを傷つけるだろう。
{i | / {``ー― ´ } . 96〜98 天昇星。あなたの星は天頂を目指して昇り続ける。
{i | {) } . それが天で地を照らすか、途中で燃え尽きるのかは誰にもわからない。
{i .圦 { ./ . 99 天元星。貴方の星は天の中心で輝いている。
{i |', >―― < . .多くの星があなたを中心に輝くだろう。望む望まざるにかかわらず。
{i |ム f __ ,}. 00 暗黒星。あなたの星は全ての運命を歪め、飲み込み続ける。
{i |ニ| , ∨ ヽ}ノ'\ . 自らの運命すらも、飲み込み消えるその日まで。
{i |ニ| .',\ |f=Y} \
{i |ニ} .,ニ\ ゞ=|' \ .}
{i |=,. マニニ.\ ..|=|. ..\ .}
{i |ニi..,斗マ..ニニ..\ ..|=| \
{i |ニ|/ .マ、_ノ=ム 匕 \ }
.圦 |ニ| Yニニニム \./
.\ |ニ| ,ニニニニ.ム /
|≧=='ニ| ,ニニニニ|\ ./
|ニニニ/ .}ニニニニ.|.. \/
/>==<´} }ニニニニム
./: : : : :γ´ ヾニニニン
<: : : : :./ .} ̄ ̄‖
 ̄ ̄ ‖: : : :.i}
{i: : : : :.i}
圦: : : :ノ
 ̄
.
- 564 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:07:24 ID:???0
-
_
ノ//>、
. ///////> .,
〈////////////> ., ,  ̄ ̄ 、
`ー<////////////> ., / \ i
~"''<///////////> ., i (●) .〈
`''<////////>.,.ノ (_人)
`''<,_/////> .,_r 、.__ ノ 次いで、出身地を決定します。
/ ` <////} i 小=r-v、
/ `t‐' }! i }^}、__ 【1D100:33】
/ 、 / `〕 ^| ー{_ノノノ }`ヽ
, Y / '. ー< `ー ' { 01〜50 村落
i ヽ { }:.、 丶、___ノ
ト 、 ,ハ  ̄ 51〜75 都市
/ `ヽ _/
/ { 76〜90 城砦
/≧ー -- ‐ -- -- ―匕、
,イ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ 91〜99 神殿
i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ゝ
i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;xf"””"'';:;:;:;:;:;:;:;:≦、 00 放浪民
ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;xf"” ヽ ` 、 ヽ
`丶、 ∨ `7=‐-、 ....ノ
,. - ヘ ∨ / /
/ } :::..... ノ./ /
/ ,. ィ´./ /
ノ ,. -‐''" / ィ、__
/,:: ,.. -''" ( ミ_
( ` ー--ュ  ̄ ⌒ ー-- '
` ー ‐- ..__シ
都市 この世界において、【迷宮】が存在し、周囲を街壁に囲まれた集落を【都市】と呼んでいます。
地域の要にして生産拠点である【都市】は、【魔物】が存在するこの世界で、数少ない安全地帯の一つです。
生粋の都市民である彼は、それに相応しい学識や、価値ある何らかの専門技術を修めているかもしれません。
村落 【迷宮】を持たない【村】は、その多くが【都市】の衛星集落です。魔物が存在し、また、魔法の補助により
農業生産力が向上しているこの世界では、農家の三男四男は、自警団に所属して周囲の魔物を間引く事を
生業にする事がほとんどで、おそらく彼も、そう言った男達の一人だったのでしょう。
城砦 定住ではなく、防衛や警備を目的とした集落を便宜的に【城砦】とします。また、少々意味合いは異なりますが、
都市の【城館】等もこのカテゴリです。支配階層、あるいはそれに近しい立場に生まれ育った彼は、高い学識や
政治的な知識、専門的な戦闘技術などと言ったスキルを修めている可能性があります。
神殿 近年【教会】は、【魔術師組合】や、【迷宮】の管理者である【迷宮管理組合】に敵対的な態度を示す事が多く、
その影響か、都市外に神殿を中心とした独自のコミュニティを形成する事例が増えてきました。
神殿街の住民であった彼は、【教会】の言う【神の御業】に通じている可能性があります。
放浪民 魔物が存在するこの世界において、定住地を持たず放浪する生活は我々の知るそれと比べて非常に危険な
ものになりますが、そんな世界にも、巨大なキャラバンを組んで国家間を渡り歩き、交易と技芸を生活の糧と
する者達が一定数存在しています。望んで苦難の道を歩く彼等の中で生まれ育った彼は、きっとそれに相応
しい技術と知識を持っている事でしょう。
.
- 565 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:11:20 ID:???0
-
/ / /
l / .ト, / .ィ´
〉 〉 | l .レ´ .ィ´ possibility
l l , -──- 、 .l:ヽl _,..-ー''"´ 内在する【存在力】量を決定します。
{ l / \::::{ 〈
ヽ ヽ' Vl }`ヽ、/ 存在力は、1〜100-年齢の間の値を取り、
} l r 、 /l |ノ /:::::::::::`ー--、_./
ヽ`v ヽ ヽ_ゝ::::::::〈__// ./__:::::::::::::::::::::::::::)/ 1D・・・・【主人公】補正と【天昇】の宿星が干渉しています。
.ヾ)ゝ. \ (__人__)/ /:::} .ィ::::::::::::::::ィ´
\ /::::::::ヽ .`y‐i二ィ /):::::少´:::::::::::::ィ´ 1D84 → 【1D84:60】+30
ヾ、_ノ`"::::::::::::::;〉 ./_/::/::::::::::::::ィ´
\ゝ:::::::::::::::// ヾ_:::::::::::.ィ´ ,-‐─、_
):::::::::::::::\〉 `ー'´二二二ー--'´ ___
`ゝ、::::::::::::::( /l  ̄ ̄´ 同時に、【素養】を決定します。
`ー-、_::〈 }:::::l
.ィ´ ̄ /:::::l 【1D10:3】
`ー-、_ , -‐'´ .ィ´`.‐/77 ./77フ }::::::',
`ー-、_ `丶ィ´ _,,.ィ´ /::::::::::``{ / ̄ ̄::ヽ l::::::::\,ヘ 1〜2 速度型
`ー-、__.ィ´ >'´::::::::::::::::/ ./::::::::::::::::( .ヽ:::::::::::::::\ 3〜4 体力型
. /:::::::::::::::::::::::/ ./ _.ィ´ヽ、γ' /:::::::::::::::::::::\ 5〜6 教養型
/:::::::::::__ ノ /´ ヘ \:::::::::::::::::::::::\,ヘ 7〜8 器用型
_,/.-ー''"´ _,,..-一=' ヽ \:::::::::::::::::::::::::::\ 9 一芸型 能力は 【1D8:6】
丿 .ィ´ `ヽ ヽ::::::::::::::::::::::::::::\ 10 天才 . タイプは 【1D9:8】
 ̄ ̄ ̄ .ィ´ ノ ト、 、:::::::::::::::::::::::::::::\
 ̄〉_.ィ´ヽ { { l ヽ \ :::::::::::::::::::::::::\
/ .( ノ } | \:::::::::::::::::::::::::::::\
.
- 566 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 21:16:49 ID:FXEzmE8e0
- あれ? 72+20だから宿星は地墜じゃないの?
- 567 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 21:18:46 ID:uc6x3jPh0
- なんか厄い
- 568 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:23:13 ID:???0
- ああ、間違えました。
地墜星なので、存在力は丁度100か……。
なお、地墜星のイメージはぶっちゃけ呂布。
能力補正は最大です。
- 569 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 21:28:56 ID:+Qa0yVWV0
- どのダイスの数値もいい感じだなあ
- 570 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:29:29 ID:???0
-
‘=-,
__ -- 。 ‘=-, ここまでのまとめ
// 〃 >x‘=-,
.r_j__ノ_ 八 、_マミ、-、
/ __} `ー< }ニハヽ-,
/>_´-- `ヽ__ Y .ノニニ} マ、 【名前】 やる夫 【性別】 男 【年齢】 16
--/ ノノ⌒ヽヽ } `ー、ィニニノ } }ト
_/ __ __ '::::Yニイニニソソ 【宿星】 地墜星 【出身】 村落
/}′ ´ ´ ::::::::.、 ::::::}ニi⌒_ニノ
ノ ._/ ::::::::∨ ノ:::ハ '=-_´ 【存在力】 100 【タイプ】 体力型
/ ′ .Y´ i }:::::::{:V ^Y::::. '=-_
/ r }! .| 、 V _,.::ァ::} j::::::', '=-_ 【スキル】 主人公
.ィ{ ノ ハ ー。、_} ‘ー-、:::从 ,::::::::{ '==-_
〃ノ´{ _, { ヽー ゝ=彡 , -r'/} : .::::::::::} マ=-._ 【コメント】 MURASODACHI?
.′′ 、 /´ `''ー` 。 ゝく__ノノ ..:/ .::::::::::; .V=-._
.i 〃 Y / j `\--=≦ }' .::::ノ:::ノ マ=-.._
i { / ′ }ー''"´....:::::::. .::::::} マニ=-_ _____
| { しィ/ ⌒ヽ ̄ ヽ::::::::::::}..:::::L_ Vニ=-._ ∧
{八 、_.人 / { { } Y::::::::,:::::::::::::::. ∨ニ=-._ / ∨
┃ ヽi 、 / .ヾ ー 、 ノ::.::::/::::::::::::::::::} Vニ=-ヘ__ / V
{ 八 `ー┤ ノノ⌒>f´ ̄ヽ::`ヽ_:::::::::::::/ニ=-.ヘ/r /´ , --`、 / ∨
|! 乂\ .rト、 .{ { / `:::::::、_`ヽ_ニニニニ∧V, -- く > - 、 / ∨
}! 乂_ r.≧=-} 、 { i ,x≦ニニニ≧xニニ.∧i_______.}´ _ ヽ / ∨
从 / /´ ̄ r-八 `ー{ 、 { /ニ/ニニ/ニ>vアー‐'ニニミi{/ `ヽ/ ∨
ムニミx{ { ー 、 .{ } 乂/ニニニニ/ニ/、v/ィニニニ.、ニ} / ∨
,ニニニ≧=- __ `丁___ .ー, {ニニニニ/ニニハV:,ニニニニニVi| ィ. _/ ∨
,ニニニニニニニニニニニヘ ,ニニニニニニ{VVニニニニニニノ`ー ´ /
i!ニニニニニ≧=-- ニニニゝ ∨ニニニニニ}VV}ニニニニニ/ ___..../
i!ニニニ>≦ニニニニニニニニ≧=∨ニニニニ∧Vハニニニニニ/ .∧ニニ/
{ニニ/ニニニニニニニニニニニニニ\ニニニニヽVv\ニニニ.{ /ニヘ.ニ/
{ニ/ニニニニニニニニニニニニニニニ≧=-━━==≧≦ニニニ},ニニ∨
|ニニニニニニニニニニニニニニニニニミミニニニニニニニニニ/ニニ./
{/ニニ> ´ ̄ ̄ ̄ ̄,  ̄ ̄ '''寸ニニニ}}{ノ´⌒{ニニニ ニニ〈}ニニ/
}ニ / く ( ) , マニニ ノ^'' 乂ニニニニニノ|ニニ./
|ニく ノ -{ ≠ ∨ニ/ ` ̄ ̄ ̄ |ニ/
}ニ トx 人 ≠ 0 Vニ{ jニ/
.
- 571 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 21:59:51 ID:???0
-
, -──-.、
____ /_二二二二ヽ ____ ステータス決定
, - ´ _____ ` - .、
( ;;;;; / ─ ─ \ ;;;; ..) やる夫は体力型です。
`ー-/ (●) (●) \-一.′ 【主人公】スキルと【地墜】の星が干渉しています。
| (__人__) | 村落での生活習慣の影響があります。
\ `⌒´ ,/ やる夫は、16才です。
/ ` ー┬─┬─ '゙ヽ、
/⌒ ̄ ̄ ̄/ .l__l ゙', ̄ ̄ ̄ ̄⌒ヽ
|_ノ ̄ ̄ ̄/ .| ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_) 反応 【1D49:42】+51
i ミ 出力 【1D49:9】+56
ミ ミ 持久 【1D49:17】+61
ミ ミ 耐久 【1D49:46】+61
゙ミ、 .,/ 教養 【1D22:14】+15
ヽ、 , ,/
゙ヽ, ,__ ,. -ー"
`゙| ̄|
| |
反応 所謂反応速度です。頭の良さにも影響します。
出力 出せるパワーの強さです。スピードにも影響します。
持久 力を維持できる長さや毒などに対する耐性です。
耐久 肉体的な頑強さです。力の強さにも影響します。
教養 教育や知識量や、頭を使った判断の訓練度です。
.
- 572 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 22:27:33 ID:???0
-
. . .-‐===‐-. . .
. :´: : : : : : : : : : : : : : : : `: .、 教養判定を間違えました。【1D32:14】+31
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ . -‐ 反応 93 出力 65
. , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '. /: : : : : 持久 78 耐久 107
|.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.V : : : : : : : 教養 45
|.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : :
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : 腕力と持久力が低く(常人の中では十二分に高い)、
': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : けれど反応速度が速くて骨格は頑健?
丶 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : " : : : : : : : : :
ヽ.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : , : : : : : : : : : : : : なにか病気でもしたんでしょうか?
}.: : : : : : : : : : : : : : : : : :. :./^∨ : : : : : : : : : :
乂: : : : :ノ二二;Y: : : :彡' ∨ : : : : : : : : :
 ̄ , ∵ ・ , ` ̄´ ∨ : : : : : : : :
; i;! 丶 : : : : : : :
’ };!
r‐ 、 , -‐ォ
| \ / |
| -――- |
| / ヾ |
l/ ー' 〃ー' `,
i - - ',
|  ̄ ̄` ´ ̄ ̄ i 参考:モブ村人(16)
i ∪ |__ , -―- 、
ヽ r――┐ / ! __,r‐、 反応 【1D79:47】+21
ヽ ` ̄ ̄´ { ! / ノ 〈 出力 【1D79:50】+26
> | \ ,.-ノ / / 持久 【1D79:73】+31
γ´ >、 Υノ / 耐久 【1D79:23】+31
{__ ! !;.-' / 教養 【1D52:43】+11
\ | イ
.
- 573 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 22:29:55 ID:fr9saGcY0
- モブ村人のほうがつよE
- 574 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 22:35:20 ID:???0
-
, -─- 、
/ ヽ
l .. : . !
ヽ ,.::;;;;;;;::;;:゙; ..::: "'''"
,、 ` ー;;;:;:;:::::;:::...
^^ j| |:|、 ,... .:;. "' .,;;:::: '' ''::.
^^ {:}v'.::::} ` ,、
^^ ∧ `1!::::| ,、 ,メミ:
ミ;, |:::i! |::::::| ,.、 ,.、 メヌミ、,爻ミ;
ミミ、 ,、 __j::::ト、_!:::::.\_r==‐、 ,:彡爻爻彡爻ミミミ;
彡ミ;, ,イ:ト、/レ1 `ヾ!::::!ー1::::::::::::::::::::::::::! ;爻彡爻彡ミ彡爻ミミ;
爻爻ミ、 ,.イ.:::::::::::::::ト, |!:::ト、_j!::::::::::::::::::::::::::| ,.化彡爻彡ミ爻爻彡ミミ
爻彡ミミ、 !:::::::::::::::::::::::ト、_j!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\ ;爻彡ミ彡ミ彡ミミ爻ミ三ミ;
爻爻ミミミ ,イ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.', メ彡ミ彡ミ彡彡爻ミ彡ミミミ:
爻爻彡ミミミ:, 1::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ,:爻彡ミミ彡爻ミミ彡彡ミミミ;
爻爻彡ミミミミ:、 j!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ,:彡彡ミ彡ミミ彡ミミ彡ミミ爻ミミ;、
爻彡ミミミミミミミ、 i!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;彡爻彡彡ミミ彡ミミ彡ミミ彡ミ爻ミ
彡ミミミミミミミミミミ;. /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;爻爻彡ミ彡ミ爻ミ彡ミミ彡彡ミミミ
彡ミミミミミミミミミミミ;、 /.::::::::::::::::::::::::::::::┃┃┃┃┃┃::::::::::::::::::::;爻爻彡彡ミミ彡ミ彡ミ爻ミ彡彡ミミ;
†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†i!†!|╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋|†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†ii†i
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . .:.!|┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :
: . : . : . : . : . : . : |┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃| : . : . : . : . : . : . : . : .
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :. |┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|. :. :. .: .: :. :. .: .: .: :. :. :.
: . : . : . : . : . : . : |┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃|: . : . : . : . : . : . : . : .
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
……ラスダン一歩手前村かなにかなんですかね?
- 575 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 22:43:21 ID:pmweoWih0
- 原石が磨かれる環境?
- 576 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 22:45:18 ID:???0
-
_
/ | _ ……なんかおかしいと思ったら、
/ /| / | 存在力で補正前能力上限があった。
/ ┴-< / |
/ |
/ / __ \〈 反応 【1D29:13】+21
| ゙゙゙ | /´ |⌒) 出力 【1D29:19】+26
\ L/ // 持久 【1D29:27】+31
`7 / 耐久 【1D29:18】+31
/ | 教養 【1D39:16】+11
〈__ノ |
( /
\ |/ よかった、出身地はラスボス一歩手前村じゃなかったんや。
\_」
.
- 577 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 22:57:48 ID:eKb7sShs0
- 1d79とか29ってなんか新鮮
- 578 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 23:23:27 ID:???0
-
____
/ \ やる夫の所持スキルを判定します。
/ ⌒ ⌒ \ 判定回数は、教養/10端数切り上げですので、やる夫の場合五回です。
/ (●) (●)\ 犬の散歩 【主人公】スキルと、【地墜】の宿星が干渉しています。
| (__人__) |
\_ `⌒´ _/ 出身地:農村
/ ヽ
/ / | 【1D80:74】+20
\ \ |\ 【1D80:34】+20
(JJJ) |JJ) 【1D80:35】+20
/ \ \ 【1D80:59】+20
/. \ __/`| | 【1D80:9】+20
/ ,,-‐一´\ ヽ |
{ / \ | <
'――" ( (( ( ◎ヽ__)
01〜40 初回のみ、【鍛錬】一種。種類は【1D5:1】(反出耐持教)
二回目、【趣味】スキル一種(歌唱、等)。三回目以降は無し。
41〜65 【狩猟】、【武器扱い(一種)】、【農業】等、
村の生活に密接にかかわるスキル一種
66〜85 【鍛冶】、【薬草術】等、
村に居てもおかしくない専門職のスキル一種
86〜95 【魔法】スキル
95〜99 高度な専門スキル一種
100 異能一種
>>577 一定の上限がある中で、素養で高い目が出やすくなる、と言う作りな物で。
.
- 579 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 23:31:52 ID:+Qa0yVWV0
- 惜しいなあ
- 580 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/10(木) 23:46:18 ID:???0
-
_____
<´ >
`/ , ──- _ ` 94 【魔法】
/ / ⌒ ⌒ \\
. / / ((::::::) ) ((::::) ). ヽ ヽ 54 村の生活に密接にかかわるスキル
′ / '""""(__人_)'""" | ./ ̄}
i | |:::::::::| / rz ,| 55 村の生活に密接にかかわるスキル
| ヽ ___乂_.ノ _ ,′ _廴/
` フ¨´ ニ二ニ=-`≧≦二/ /! 79 村に居てもおかしくない専門職のスキル
{ ´ ̄ ̄>──ュ_ _/_/-={
\ / <:::::\_}> \ 29 【鍛錬(反応)】
〉 `>::|__〉\ ヽ
/\ <:::::::∧|:::::: > .
. /  ̄〉 \::::::|!::< .
. /〈 / < ̄::::: !;::::::::`>
. \/\ハ/ \:::::::}::::::/ .| ……村の魔法使いの息子。
`丁Y´ < ̄::::::∧::〈 |
| /. \:::/に∨ ̄> / 魔法に関わるスキルと言う事で、専門スキルは【薬草】、
. {〈 厂::::/ー一{<´ /
.. | \_. \_∧ |  ̄ ̄ 村の生活に関わるスキルの内、一種は【農業】とします。
| |`ー─一’ | __、
/¨ヽ_! }/::::::::::\
. 〈__ノ `ー─一'
,,仏
., ィシ}圭
ム xィyハ佳ム桂
彡 , . ,、 ,ハ,ム公圭奉圭{
;彡乂ィぃ´;`;、心、从 从 ,ィミ、 ,,. ,.、 メ、, , ム 奉ィ佳桂傘圭奉ホ奉
iii彡爻トヾ;.;.;;.;.乂爻从ム乂ミミ爻爻ュェイホト ハムマ、イミ、.;公 xfム、 ,,ィ从ムゞ、zィ!、,ィ圭桂松奉ホ圭奉ム奉圭
ィ彡爻爻乂{ム }{ 爻爻ヒハ爻{乂爻爻糸爻トム爻心}トミ糸ム爻爻乂爻从从.;v.ぃトイ桂奉圭桂桂桂%圭爻桂
Xヌ::::::::::::::::::::::::,,::::::::::::::''::::::::::::::::::::::::::;;::::::::::'::::::::::::::::::::::。::'::::::::::::::;;:':::::::':;:::::':::::,::::':::::::::,:::::`゙"宀=圭桂圭圭法
:,,::::::::::::'':::::::::::::::::::;;:::::::::::w:::::::::::"::::::::::::::::::::::::::。:::・::::゙:::::::::::::::::;o;'':::::::::::::::'v:::::::::'':::;;::::::::::゙::::::::::;;::::::`"''マ糸間
::::::::::::::::::::ャッ:::::::::":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::w:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;v;:::::::::::::::::::::::::w:::::::::::::::'':v:;:::::::::::::::゙::::::v::::::::::"''''
ナメ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈:巛;〉:::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::、<i})r:::::::::::::::::::::::::::::::(桂)::::::::::::::::::';(fj);:::::::::::::::::::::::::(k
::::::::::::::::::::::::::::;イYム:::::::::::::`゙゙゙´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィiiュ、:::::::::::::::::::(芯):::::::::::::::::::::
;ェュ、::::::::::::::::::Yk}!タ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::y仏Y;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-ト桂メ::::::::::::::::::::::::::: ;;kイュ;::::::::
桂トム::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、(Yy从ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィkkヾ::::::::::::::::::::::::ゞホイ::::::::
圭Yタ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、{羊 }))}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,イ芯ム::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=宀亠:"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=、Yvkタrイ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rf Yky〉rゞ、:::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::rf Yky〉rY:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;{ ミ ' 人 }:::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::;{ ミ ' 人 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ィ ノ ) ;y'::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::{ ィ ノ ) ;y'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞミYY从彡イ:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::ゞミYY从彡イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,...r―'''''''''ー-:、_::::
この世界では、良くあるファンタジー世界と比較して魔法が普及しており、
ある程度大きな村には魔法使いが普通にいます。
役目は、豊作や虫よけ、魔物除けのおまじないをかけたり、医者(人・獣)だったりですね。
ゲーム的な戦闘魔術は、基本的には専門外です。
.
- 581 :名無しの読者さん:2017/08/10(木) 23:49:10 ID:1CZm3Z2u0
- 腕力と持久力が低いのはインドア派で
頑強と反応が高い魔法使いの家系
ドーピングかな?
- 582 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/11(金) 00:11:51 ID:???0
-
,< _>¨
, --──< _-=,< _>¨
/ \ _/\ ,廴ノ _>¨
/ ( ●) (●) ゙i ,-'ニ厂 l ヘ _>¨
|. (__人__) | ,< f l l L ヽ=ノ
゙i | -<| ,< 廴ヽニニ=‐¨
\/ ´ ̄ ̄`,< _>二__/
/ ,< _>¨
ハ ,< _>¨ i 残る一つのスキルは、
/ /< >¨ i
/ ‐ニニ弌≧¨ l 魔法使い的に【武器扱い(杖)】と言う事で……。
,<lヘヱシ i. _ i
,< >¨¨ ̄ / / \
又>¨ / { ∧ これでキャラのステータスは完成です。
/ ‘, }
/ V l 後オマケで、家名は……
/ /⌒{弋 /
/ / ト, /| 【1D3:2】 1〜2:ない 3:ある
/ / i ` ー /
/ / i V
/ / 廴/
/ ,/
{_ /
.
- 583 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/11(金) 01:16:20 ID:???0
-
.....:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.....
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
____ .,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:. 【名前】 やる夫 【性別】 男 【年齢】 16
/ \ r ⌒j. . . .. .. .. ...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:.
ノし ゙\, .,、,/"u\ / / ... ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:. 【宿星】 地墜星 【出身】 村落
/⌒ (◎)ヾ'(◎)u \/ / / ) ... ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
_rーn| u ⌒゙(__人__)"⌒ u./ / / / .. ..:.:.:.:;:;:;:;:. 【存在力】 100 【タイプ】 体力型
i j j j j\ u `ヾ,┬、/` , / '` ´ / .. ..:.:.:;:;:.
{ 'つr´ (⌒'ー―- イ′ ´廴 . ..:.:.:;:;:. 【スキル】 主人公 魔法(農村) 薬草
入 人 > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄) . ..:.:.:.:;:;:;:;:. 農業 武器扱い(杖) 鍛錬(反応)
\_/\ -、 } (  ̄¨´ ... ..:.:.:.:;:;:;:;:;.
\ ヽ._ __ \ ... ...:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:. 反応:93 伝説級
> ` --‐'´ `゙' 、_.)...:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:. 出力:65 街一番級
【病害虫駆除中】 持久:78 国一番級
耐久:107. 超人級
教養:45 知識人
さて、本日最後の判定です。
村を出ると言ったら、闇討ちされて足の腱を切られそうなレベルで有能なやる夫君ですが、
彼はどんな理由で故郷を離れたのでしょうか?
【主人公】スキルと【地墜】の宿星が影響を与えています。
(【1D2:2】 1=+ 2=-)(【1D50:22】+10) −10
-51〜 もう存在しない。
理由は? 【1D3:3】 1:人為 2:自然 3:魔物 やる夫の責任は 【1D2:1】 1:ある 2:ない
〜-50 追放者
理由は? 【1D3:3】 1:自業自得 2:不可抗力 3:冤罪 前科は 【1D3:3】 1:ある 2:ない 3:逃亡中
〜-45 村に馴染めなかった
状態は? 【1D3:1】 1:本人の感情的な物 2:勢力争い的な物 3:村八分
〜-35 不幸があった
村を出た目的は? 【1D2:2】 1:ある 2:ない
+15〜-15 特に理由らしきものは無い。
〜+35 誘われた
誘ったのは? 【1D2:1】 1:村の仲間 2:外来者
〜+45 幸運があった
養子縁組などで、街に基盤を得る機会があった。
〜+50 大きな仕事を請け負った
スキル一種を高度な専門スキルに変更する。また、街に拠点は【1D2:1】 1:ある 2:ない
〜+51 神の啓示を受けた
その事実は 【1D2:2】 1:知られている 2:知られていない バックアップは 【1D2:1】 1:ある 2:ない
.
- 584 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/11(金) 01:31:26 ID:???0
-
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -42 感情的な問題で村に馴染めなかった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::____::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ :::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ :::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: どうやらやる夫くん、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| --‐` ´::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| (○) ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 村に馴染めなくて逃げ出したようです。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ (_人_)::_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,/ ::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: まぁ、能力やスキルを見れば、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | :::::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 仕方ない事なのかも知れません。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ::::|::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ::::|::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. | | ::::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:/| ::.:|::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(_| __ .:::|_ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| .::| | :::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::| | :::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::| | :::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::| | :::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:|. /:|
/ .:::| / :::|
| ...:::::| / ::::|
i  ̄ ̄⌒゙゙^――/ ::::::::|
/_,,___ . _,,,,__,_ :::::::::::\
ヘ ヘ / ゙^\ヽ.. , /゙ ¨\,.-z ::::::::::\
/:::ヽ /::ヽ 「 ● | 》 l| ● ゙》 ミ.. .::::::\
/:::::::ヽ /::;:::ヽ /i,. .,ノ .l| 《 |´_ilト ::::::::::\
/ ::::::::::::ヽ /::::::::::ヽ / \___,,,,,_/ .'″ ^=u,,,,_ v/ :::::::::::::l!
/ ::::::::::::::ヽ______ノ.:::::::::::: |  ̄ ,,、 i し./::::::::.}
/ _ ::::::::::::::::::::::::::: _ :::| / ,,____ _,/ ̄ \ \ ノ ( ::::::::::|
/ /。 ヽ_ ヽ V /::: / 。ヽ :::| |.. | /└└└└\../\ \ '~ヽ ::::::::::::::}
/ / ̄ ̄ ̄/ ____ ヽ ̄ ̄ ̄\ :::| .∨.|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll| ::::::::::{
| :::::::::::::::::::: / / ┬ーーー| ヽ ::::::::::::::::::| |.|llllllllllll;/⌒/⌒ 〕 :::::::::::}
| ::::::: ::: |ヽ´ | ::: | |.|lllllllll; ./ . . | ::::::::::[
| :::: :: | | | | :: .| |.|llllll|′ / . | .| :::::::::::|
| ::: | | ⊂ニニ::ヽ| | .| |.|llll| | .∧〔 / :::::::::::::/
.| : | | |::::::ヽ:::::::| | / }.∧lll | ../ / / :::::::::::::::::\
| : | |:::::::|::::::::| / /| \┌┌┌┌┌/./ /::: :::::::::::::::::\
.| : | ┌┌┌┌┌ | ( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄ /::::::::::: ::::::::::\
\ ├―----‐-――┤ ヽー─¬ー〜ー――― :::::::::::::
なお、バッドイベントですので、これがきっかけで色々悪い事が起こる可能性があります。
具体的には、村関係者と遭遇した場合、初期友好度判定にマイナスがつきますし、
アクシデントが発生した場合、村関係者の嫌がらせが起きたり、
村に力づくで連れ戻そうとやってきたりします。
.
- 585 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2017/08/11(金) 01:33:45 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 本日は以上です。
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 全般的に出は良かったですねw
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 586 :名無しの読者さん:2017/08/11(金) 02:26:31 ID:2/UGsSBS0
- 乙
- 587 :名無しの読者さん:2017/08/11(金) 02:42:24 ID:X+SSDclH0
- 乙でした
- 588 :名無しの読者さん:2017/08/11(金) 07:55:59 ID:Y8gP4mIr0
- 乙ー
- 589 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/20(火) 17:21:01 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
:}==仁´} } ノノ.ノ 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
〉==⊆レル!'´ 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
}== {;;了 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
〈_ ,ニ二> 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 皆さまお忘れでしょうが、お久しぶりです。穴が有ったので埋まっているディゴジゴです。
)== i {;;;丁~ やる夫IS
に二{____ { ,ニ二⊃ 現在、どうにか日曜日迄には第五話(中)を投下できそうな状況で、
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 後編のプロットも完成しているので、三月中には投下出来る予定と思います。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
/ rf斗 つ ¨¨ -‐- i
/ ー'' / Y 人 ヽ |
/ _ イ ,乂か必ー┴ー‐==》 神撃のバハムートバージンソウルが
/ 入 --―== ¨¨ ̄ ‐‐====彡"
_- /ン ..--―==::::::::¨¨ ̄::::::::::::::::<⌒ 面白かったのでブルーレイ揃えたら
//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<__ノ
/《_/::::i::|::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...⌒ クーポンが付いてたのでそれにつられて
/ レ{:_::N::::ト::::::::::::::>::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::\
/ /::7 L:」 \:<:::「 ::::::::::::::::::::\::::::::::::\ :::::::::::::\ グラブルを始めてしまったり、
./ :::::::, 、:::::::| ::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::ト)
{::::::{ ャ'' ̄ :::::::i::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ヘ. / )
' :::::ハ __ ∨リ::::::::::::::|八:::::::::::::::: :::::::::::::::ト::::::ル / j / /
/ ::::::::::} 廴_,,, V::::::::::::::::ト W:::::::::::}:::::::::::::::{ V / , / / / )
从:::::: ⌒乂(グ .':::i :::::::::しン :::::i:::::ハ:::::川八. / / / / /
/ ト::::ソ 彡 /::::: ::::::::::爪 ::::::::|:::;'::::::::く ⌒\ /__/ / / /
_ |::Y /:::::::| ::::::::::: |::ヽ:::::ル::::::::::::::> / ォ斗 Y / / )
三三Y i:::::ヽ /:::::/ | ::::::::::' |:| V:::::::::て⌒ \ , /○ \ ji〈_/ /
三三ト__ ::::::::::t r ャ /:::::: ::::::::/ リ W:乂(⌒ y/ ○| /
三‐イ三三ス 八:::::::圦 /::::::/ | ::::/ { ∨ r‐- __ | '
三三し/三‐_ \トゝ:>::::::∠ イ::/  ̄ ̄ ̄ ̄] { 乂 > jレ
三三三三三三\ __ /:::::/ 」エ ニ二二二[__ ゝ >十< ノ
三三三三三三三y三三三=≦__ ==<¨¨¨¨マ>, ―〈_ >_J ニーナとシャリオス陛下と
三三三三三三三三三三三ニニー三三> マ>, \ イ
三三三三三三三三三三三三ニニー三三> \\/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | アオイドス氏のおかげで
三三三三三三三三三三三三三ニニー三三>…― 》 Y⌒ヽ {
ー=三三三三三三三rd  ̄∃三三ー三三 _ rY⌒ヾニ二\ __)二二ニニ― _ 最近ティアマトマグナを
ー=三三三三「 こン 辷工工工工工工] |二二》二二 〉 厂二二二二二二
 ̄ ̄ ‐‐乂 人三三三三三三ス/¨¨¨¨T ̄丁 ][可[ ̄ 倒せるようになりました(をい)
ー=父三三三三三三∨  ̄ ̄ \
/三下 ーニ三三三∨ お気に入りははアザゼルさんですが。
/三三三 ーニニ三∨ }
.
- 590 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/20(火) 17:21:37 ID:???0
-
._。_
.( ̄)
____)( マシュマロ入り珈琲に嵌ったり……。
rク' ̄ ̄ ̄ ̄´
======
V /
___ゝ ノ___
.`}三三三三三三三{´ 切れ目入れたマシュマロを、熱いブラックコーヒーにシュート。
|| .____ :||
|| ({COFFEE}) || 溶けかけ汁を吸った感じのをスプーンにとってチュッと吸うのが美味い。
|| .二二二二 :| ̄ ̄ ̄t‐、
_|| | ○ l :::|___|_/' メーカーによっては溶けなかったりもしますが……。
_}三三三三三,.-‐l((:))((:))(!´-.、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .` ======== ´
__,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,、
,..-'": : : `゙'''ー..、
/: : : : : : :::::::\
/: : : : : : :::::::....\
/: : : : : : :::::::...ヽ
/;:;: : : ._,,,,,,,,_, : : : ::::..!
i" .,,...-..,,, .´゙"''ー- ..,,,_ ::: : : :::: .! 突然スターウォーズのSSが書きたくなって、
/..,ミ..-´::::: :::::::.`'-、: : : ´゙'‐、:::、::: ::: .l
r'"^゙'":::::: ::::.,.. --..,,_ \: : : `''-:::、::: ::│ wikiの情報纏めてひたすら年表とか作ったり、
,!::: ::::,i- 、__/゛ ._,,,,,. \ ヽ: : : \.::: :::: !
!:::: :::.!l│ .! 'ニニル ヽ. ヽ: : : `'、::::..| 勢い余って海外のたっかいライトセイバー注文して
!:::: ::::ヾ,、 .! \ ." _.::::" ,.ヽ: : : : : :ヽ.!
!::: ::::/ ゙''ー-.........-‐″;:;: : : : ヽ: : :::.ヽ 欲しかったエグザ・キューンモデルの
!::.i∩,ヽ '',゙^゙ ̄´゛ |i;:;:;:: : : : : :;:;:.:ヽ: : :::ヽ
!::.l゙| .ヽヽ,`\:: . .|!;:; : : ,/,: : ;:;:;:ヽ: : :::ヽ 在庫なし再生産予定未定との
!::.|/:::: ヽ,ヽ, ::::`、 |_::,../: : : : : : ;:;:;,ヽ: : :::ヽ
!::|,!::::.::::. \\::l::.//-二....-':: : : : :;:;:;`'ー .., :::ヽ 返信がきたところで我に返ったり……。
,!::!,!/::::,,... ,! '┐._,,,. -‐''": : : : : : :::;:;:: ''ー ,,, :::.ヽ
i二,,,二-ー;;二>!′,:::::: : : : : : : : : : ::::;:;: `゙''ー ..:::_ヽ,
゙''-,゙x x x x!ヽ::':;:;::::::: : : : : : : : : : : : : :;:;::: '''"゛: `''‐ヽ
`'''x x x ヽ::::'::;:;::,: :::,::::::: ::::::: : : : : : : _,,, ー'''"゛:;:;:;:;::;.:;:;:;: ::;:;:;`''ー、、
`'''‐ミ へ ....,,,,.... -―''''''゙゙゙/゛:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;: ;:;:;:;:;_.__:;::;;:;: ;:;:;:;:;`'-、,,.
,iヘ .ヽ.::::::: , :::::,..-''',゙゙'- ..,,,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;___,゙,゙二二二"''ーニニ;\、
l::: l │,..-'゙゙,, i ←' . ̄´ア ゙̄,゙″ ._/.::゙''`-;;,,,\\,\゙
_、,!::: !-....‐'´ / z'゙'":;:;:;:;:;./ ./:;:;:;/ / ,l''゙.、`ヽ::、゙'-::\, ,,ヽ
,..-'":;, 冫 ;;彡゙~″:;:;:;:;:;:;:;./ ./:;:;:;./ / l>::l::`'-..ヽ`'' ..,`‐\,,ヽ
,/゛:;:;,/、 .",!.l| ./:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ,i′:;./ / /::. `┤ヽ,::::.ヽ''-、ヽ::::,\ヽ
/゛:;:;.,/:;:;./、 ll「 l:;:;:;:;:;:;:;:;:;./ ./:;:;:;./ / .l,::\::.ヽ::.\::.ヽ::.ヽ.::::::::,,ヽ
.
- 591 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/20(火) 17:22:05 ID:???0
-
、ミ、_ _ェ-―‐-ュ_ - 、
\::::::゙'ーミ、::::::::::::::::`ヽ}:\
_ェ‐==-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
=三 ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ l!
_ ィ ゙´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:!
マー‐= ̄:::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::レ!
¨`゙,=― :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ // 突然マップスのSSが書きたくなって、
/ _, -_, _ ::::::::::::>-=゙¨ ̄]、:::::レ 〃/
彡'´壬='´ /`ヽ >'゙´ _>=ラ≡}:::<´ // アマニ・オーダックが他の宇宙で生まれてから
_ ェー=二´ /:::::::l,ィヤ / ,>'/ ///〃ヽ,':::l::| //
-=二 ̄_ /:::::::/:::::::} ,/=ー-、 '{:l| , {:://// 地球の決戦で死ぬまでのプロット立てた所で、
`゙ー--ニニ ィ /::::/:::::::/rヅ´/_く ̄ 、ー'" ャ:// -  ̄ ̄
、 .〃/_./:/:::::::冫、 ヽ l|::}.| , 冫 } 、 都市一つ設定するだけでも大変なのに、
ヽ、 ′!/l|:::::::::::/ |l l}, ヽ、.ー ´ , / }
ヽ 、 _| l|::__と__-、ヽ_| ;;ヽ ー ./;;;;;;/、 多様な知的生命体に満ち溢れた別銀河の文明圏
`゙=二_| l|l::::::::::::::::):l::: ヽ ;;;;;;} ___ /|,,;;;/ ヽ
| l|::::::::::::::::) 、|__ノ;;;;;;/三三三≡' ^´Ll l丶 とか作れるかボケェと、能力の限界にぶち当たって
〃 .| l|l:::::::::/:::::lヽ、/ l`ヽ、 ,, ''" ヽ l. ',
/ /! l|¬:::::::::ノ"';∨ヽ、匚 \_/ , '" 、 l ! 酩酊して呻いたり……
:::::::... /`ヽ" l!| l|. ー '" ;,| \ || / ’, l|. |
:::::::__/ ./ |l l| ::/ ;;|l \jL, '" l__j l::::::
:::://⌒ヽ| ヾ__// l| / ∧ }:::: 完全変形ダイソードは、腹筋がポロポロ落ちて困る。
〃_ヾ_ノ ;;; / / ,;; |! |/::::
/レ{イルi _mー‐yヘ
){ { 抖丱辷=- _,,、、、vvvvv、、.,_ __辷廴乂廴//)、
_ノ>''~ (rぅ YΞ=-__ _,,...xァア⌒,ィn¨¨¨ `'<⌒ー=ニ_ 廴__ア´: : : Y <__)
γ´ °{ : : : : : 辷彡⌒弋三ニ=-ァ7フ////≠=-‐…‐-=ミ、\ ー=彡.、、..,,____ 辷ニソ: : : : : √\\>
{ __ 廴_: : : : : :_二⌒弌三二ニ=- ≠‐ ,、n ニ=-‐…‐-ミ \\ ミ辷彡' __彡少气=‐- ..,,_辷ン゙: : : : xく\\\)
乂「^'^'YV不不< ̄√: ; ≠ニ三竺幺斗<⌒ ─-=ミ \ \\ミミ辷竺竺彡少公彡少'ノノィ辷彡く⌒\ \\>'′
⌒'弌i弌::::j.:.:.:\{: : ;≠ニ三ΞΞ-=≒⌒ニ=- ‐=圭沁, \ \ \ミミミ辷竺竺竺竺竺彡少≫''" `¨¨¨¨¨¨´
∨.:.γk} : :-=彡⌒ー二三三=-_ ⌒ニ=‐=刈圭)k \ \ \ミミ辷竺竺竺ニ=- ''~
<_/::rリ : :ー=彡 -=ミミ -=ミ ニ-_ ⌒ニ=-刈三}k \ '⇔¬冖''"~
ィしrj: : : ,必竺ミ \\\ -=ミ ニ‐_⌒ニ=-刈三}k \ \ ナショジオとすえぞーと駝鳥牧場見ながら、
rri才: : :/ √ )ik ) )\\ \ ニ‐__ -==ミx三≧s。.\ _二ミ
<_:_:_:/ ノ / |i |iく ( \>─<⌒二三三ミxvivivivミy'´ 二ミ ファンタジー世界特有の魔力が
彡イ 川しヘ<二「___ノ⌒ -=ミ <⌒\/{ 二ソ⌒
/ ̄√川乂 { 乢 `^`^^^^^ア⌒ヽ \ \ \ /ニV⌒>シィ 生物に与える影響。大型化する生物、
/ /|/ jリ乂i乢′ /⌒\ \ \ \ У二乂/-二彡,
x<´ / / / / j乢レ' /⌒\ \ \ \>弍_{=彡< `弌〉 特に飛翔にキャパシティの大半を費やす
/⌒)_}/// / ハ仙 ノ⌒ヽ \ \ \ > ⌒^^''冬ミ、 (
7^i/ / / ./ | 仙 ー─=辷| | |ik \ \ 〈 ∨__ヘ 鳥類の変化について想像を逞しくしたり……。
癶_{/ ,√/ /{ { l 仙 | | | | |ik \ \> 辷圦 \
/ / | { レ゙ / j / ルレ | | | | | | |\\ } 辷辷`'<^
{ 人 し{ / / / / | | | | し┘ \> ル'⌒) } テイマー系主人公が、可翔型の恐鳥類と
..| ノしレ⌒∨ 〈/{/ | | | レ′ / レ'⌒ヽ/
..レ′ VV´ _// ヽ/ 一緒に冒険する小説とか見たいですよね!
/ )_√)__/
恐鳥類とオヴィラプトロサウルス類の羽毛恐竜は癒し。 ´ ̄ ´ ̄
あと、プリオサウルス類!科博の天井釣り下げ化石は時々癒されに行く。
.
- 592 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/20(火) 17:23:29 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……と、まぁ、マトモな理由の一つもあれば良かったのですが、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 概ねは遊んでいたわけです。シカモ、ナニヒトツ カタチニ ナッテイナイ……。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> プロット無し直書き縛りのない夫冒険者はまだ手を付けてませんが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 息抜きにチマチマ手を付けてたメガテンネタ嘘予告とかもあるので、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 暫くの間、長期更新停止はないと思われまする。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ そんな訳ですいません。誰も待ってないだろう穀潰しのディゴジゴでした。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
- 593 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 17:53:43 ID:8F/eLZt90
- 待ってまーす
- 594 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 17:56:00 ID:tVejBUfA0
- 待ってますー
- 595 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 18:27:59 ID:9DR16ev+0
- 待ってまーす
- 596 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 19:40:54 ID:87WmKMRE0
- 待ってますよー
- 597 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 19:45:48 ID:yL6NOVH/0
- 待ってます
マシュマロ入り珈琲おいしそう
- 598 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 19:54:11 ID:8V9g7D9B0
- 待ってたよ
- 599 :名無しの読者さん:2018/02/20(火) 23:29:04 ID:jLtZT+3Y0
- 待ってます<●><●>クワッ
- 600 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 00:03:04 ID:qxOAEi810
- 待ってます
- 601 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:03:40 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ どうでも良い話―。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ダリフラ水着回で、ゾロメが焼いてるの見て、
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 あぁ、焼きマシュマロもいいなぁ。トースターで一個焼くかなぁ。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ とか思いながらマシュマロ入り珈琲飲んでたら、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ イチゴ隊長がマシュマロ入り珈琲飲んでるとこが映って、ブフッてなった。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ と言う訳で投下します。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 前回 ttp://hosirin.sakura.ne.jp/test/read.cgi/bbs/1465648427/379
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 602 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:07:56 ID:???0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,// 【前回までの要点+α】
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´ ・勘違い系天才美少女たばねちゃん、はっじまっるよー♪
寸:;|:l o o |::l;::}ニア ・勘違いムーブの連鎖で日本が大激震!
‘!从._-_,.ィrイ1′ ・公安と県知事とラケルてんてーに伝手が出来たよ!やったね!!
`` Yh+‐{ゝ, ・これからが本当の地獄だ!(主に野党側の)
У‡ Li↑
1´`゛T゜
’ ̄’
.
- 603 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:09:08 ID:???0
-
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.i
.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:! 一夜明けて始まった記者会見は、
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 } 大方の予想を遥かに上回る、波乱含みの展開となった。
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi
:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ その理由は幾つかあるが、まず第一に挙げられるのは、
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、!
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. } 事が男性問題、それも、一番死亡率の高い
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、 乳幼児の生存率向上に関わるものだけに、
ミi'' `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>
. ヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´ 野党や諸外国、それらの影響を受けた特定報道機関内での
i { |
; , ' <,..__ !ー ´丶,、 充分なコンセンサスが取られておらず、
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ / \_ ・ ・ ・
、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ 攻撃側の足並みが揃わなかった事。
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
=!.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:/.:.:.:,;,;,;.:.:.:.;,;リ.:.:.:.:./:./´ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:!
=:7.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:,:':.:.:.,;,;,;.:.:.:.:.,;;{.:.:.:.:.:'.:´.:.:.:.:.:.:`;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.|
=7:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.':.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;.:.:.:}
┌──────────────────────────┐
│LIVE/: : :.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ_\ >:.:.:.:.:.:.:.:.! .│
│ /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.|:\:.:.:.:.:.:.:.:.', .│
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│ i:.:.: :イ:.:.:.:.:.:.:l: : /!! ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.',:.: : :.:.\: :.:.:ヽ │ 第二に、誰もが予想しなかった、
│ l:.:./: !: : :.:.:.:.|: ,' .|! \:.:.:ヽ: :.:.|: !',.:.:.:i:.:.',:ヽ:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.\ .│
│ !:.: :./!:.:.:.:.:.:/!:.!.斗‐- ヽ:斗‐メ!:.! l: :/:.!:.l:.:.:.\: : :.:.:.:ヽ.:.:.:.:',.....│ 記者会見における“篠ノ之束発言”の全肯定及び、
│ l:.:.:/ .!i\:./:.ヽ! ─ 、 , ヽ!:/ j/ !/!:.:!/:.:.:.:./ \:.:.:.:.:.:',:.:.:.:' , │
│ |: ,' il `i:.:.:.:! r==-、 _,-==-y ,':/:.:|: :.:.:./ . \:.:.:.:',:.:.:.:! │ IS民生化計画のガイドラインの公表。
│ i:. !i |:.:.ヽ_ ゝc;;ソ ゞ゛d;ノ /:/ノ/: : :.:.', ヽ:.:.i: :./..│ ビッグネーム
│ l:! |:.:.:|:八"" , "" /:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ )// │ 第三に、県及び共幼、男性医学の第一人者である、
│ ヽ !ヽ:!:.:.:.\ 。 ., ' !: :.l:.:.:.:.:.:.:.:\:.',\ .〃´ │
│ ',ヽ`ヽ:.:.:.::ヽ、 イ /:.j:./.:!ヽ、:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ │ ラケル・クラウディウス博士の連名で行われた、
│ イ.-ヘ:|:.:\.::ヽ`´ イ/:./イ:::::::::::\::::ヽl::.:', :.:.:.;、 │
│ / |:::::::|:.:.:.:.l>リ、 、‐_,‐<イ/:::|::::::::: ) :::::\i:.:.:.:.i │ IS民生化事業の第一弾への参加表明。
│ イ :V:::: ///´ ̄ ̄""'''ー--、,,_____::::::::::::::::::l/:.:,' │
│ /::::}::::l":::::「:/ _/___::::::::::!:.イ │ そして最後に、これらの衝撃によって個に分断され、
│ ./::::V /:::::::::::/ f゛―-、 __丿:::::::,:' │
│生中継::::::::::T´ ::::::/ > 、_ ノ ::::::::/ .│ 右往左往するマスコミを……。
│ ┌─────────────────┐ .│
│ │. 某県知事御筆やらない子記者会見 .│ .│
│ └─────────────────┘ .│
└──────────────────────────┘
.
- 604 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:15:33 ID:???0
-
___
,.、. /::::::::::::::::::`ヽ
く/\ /:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
\□\ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 乱入した私が、知事ごと背後から殴りつけた。
\□\|:::i、:::\:::::::::/:::/i:::〉 ___
\□i:::| ● fヽ ● |:::|一'´.::::::::::::::::::\ 丹生側出やる夫というカードは
/ ,Xへi ⊃(__|l }__)⊂ j::::≦´ ̄\:::::::::::::/
ヾ/ /\\ / ノ _ノ:::::::::::::\ ヽ:::::::::〉 巧く使えば、状況を大きく動かせるが、
/.:::::::\ヾ:| ´ ̄ヽ}:::::::::::ハ::::::::\ \::ノ
/::::::ハ:::::::ヽノ '⌒ヽ{::::::::::{ ヽ:::::::::\ 男児保護を第一に掲げる御筆知事には、
/::r'⌒ー‐一'´ )ノ::::::::::::| ヘ:::::::::::}
〈::〈〈XXXXXX{ー一'´\:::::::::::〉 }::::::::,′ 絶対に切らないし、切る事はできない、
∧::ゞ'´ ̄ :::::::{ ≧{ }≦〉:::::::::〉\ ⌒V
,':::::::::::::::::::::::::::::::::::7 ハ\ゞ'⌒{\: \ 一種の禁じ手だ。
.{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l__|::ヽ/::}Xx|:::::ヽ: \
\::::::::::::::::::::::/ ̄〃7/:::::|Xx|:::::::::::',/,)
`ー一ヘ='ヘ. {.{ }ム::::ノXx{::::::::::::} ̄
,ゞ'"´〉|〈_,.イ´ ̄ヽ::::::::/
r((⌒_,ノ:人:ノ j , , , }三/
`ー‐一'゙ `ー'ー'ー '  ̄
⌒ヽ / ,イ ./ >  ̄`ヽ
⌒ ー- ` 、 > ゞ=ミソ ∠ イ ' 、`ー
j >' `ー-、 ´ ̄  ̄`ヽ./ / .
/ , ' / ,イ '⌒ヽ\{ ハ
, ' ,イハ ' / \ '.
, ' / ///,{ ∧ `ヽ ヽ / '.
: /ヽ / ////∧ //,ハ ∨ ' 勿論知事も、自分の急所である私が、
,´ / ' 〃 / .'//'´`゙ヾイソヘ'iノ ' .|
, / / ' ゝi/イ ,'{|从 '. | 勝手な判断で動きかねない事に
! { ノ { |! i {从`ー / |! `ヽ '. ∨ i ' .|
: ハ {/`ヾ==ミ:.、 、 ノ _ __ '. '. ∨ | ` .! ; 気づいており、幾つかの防衛策を
′} ヽ`ヾ\`ー>ゞキミイ; '´:.≧z. ー- .ハ ! .| | .′
` ∨イ.' {ハ\`ミ二=三=ミ ' ヘ 、 fぇミ:.从 .| .|.| ヽ \/ 講じていたようだが、本来行動を
ゝ .ノ /ハゞ ハゞミ=ニ=゙ / `=,´ i ! .| '. ヽ
\ {i \ ノ`i≧二ニ'´ ri:、 / ,′ .' ., , ハ i| ゝ 抑える側にある五課の護衛が、
ヽ 八 `ヽ ムミ三{ ` イ〃 ' / 从 { '
乂 乂 i \ ハミ>`ー _ / / ' ノ∨ ' } リ,/ 交渉でこちらについてしまっては
`ーチ '. ><> ´` ー ´ ,.イ八 /ヽ` <ハ .∨/ / ノ′
/ / ゞ> ´.∧ r'´ (( ` <. /イ八 もうどうしようもない。
. / / /.::::::::::::∧ Y´'´ ̄ ` \〃'
. _/ ' ノ ,イ.:::::::::::::::::::i`ー==彡.ム _ ` /´,イ` 、
//// / ,イー===⌒j´: .` ; '´: : : i `ヽ:ハ /,' /////\
イ////ハ ,イ///////// }、: : : : : : : . ゝ __`ゝ. 〃/////////
////// ////////////〃: : : : : : : : }//////>- 、イノ///////////
////,' , ´////////////,/: : : : : : : /////////,} //////////////
////! ///////////////i : : : : : //////////// '//////////////
////| .////////////////| ,イ/////////// ム/////////////
.
- 605 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:18:41 ID:???0
-
, ⌒ハ ハ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i 結果、味方の筈の五課に
ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ 後ろ弾で撃たれた知事は
Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) ルリノ ━━┓┃┃
リ::::::( ( ○) (○::( ゚o ┃ ━━━━━━━━ 公衆の面前で見事な顔芸を披露……
. ハ::::ハ 。゚ , 。 j) ) 。゚ ・ ゚ ┃ ┃┃┃
) ) )、 ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛ 良質なネットミームを後世に残す代わりに、
(,(.( 'ヘ。≧ 三 ==-
ノ/)` -ァ, ≧=- 。 数々の疑惑を無条件に擦り抜ける事に
,' ノ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
l: ( ..≦`Vヾ ヾ ≧ 成功したのだが……と、閑話休題。
lヾ. .. ::::。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
_
,.. -─‐- 、 r''7'´/‐=z._
. , ‐' ´ ̄ ` _`ゝ
/'´ `ヽ
. / i ヒ 兎も角、元より混乱に混乱を重ねた
i/ ,. -=‐ヽ! | ラ
イ ィ´ |. | l 、\ ヽ、.__ ゙、 メ 状況であったこの会見は、
| | '" ̄` ヽト、トゝ、三ニ、=-‐ィ シャキーリ が
. i │,. -─ 、 , -‐- 、 ,゙_彡' ポン !! シ 現れた私が、知事をやり込めるに至って
{ヽJ .ノ (:U:} {:U) i | /||/、 舌 ャ
`ミ._,. ノノ,.イ.) ー-ー' { `ー‐' .l. |. <:、「/ (:)(:) の ッ その頂点に達した。
/  ̄ ヽ、._ > | | /i ー-‐' ヽ、 上 キ
. { ./ ヽ fニニニ7 ,! i i iニ! Lゝ) iゝ. .で リ 元よりこの世界の女性には、
Y l l /| `‐、 ヽ、‐ ' "´ ̄ ̄ ̄ ̄ `:{ニ! .{ iニ! .踊 ポ
. { | | ,' .! ` ‐、._ヽ、 ヽ、ヾ、 ! /ノ る ン 男は女の従属物的な固定観念が
ヽ!、 | !ノ 「ヽ \ ヽ、 i / わ と
─ 'T´ ̄ !`T\ ヽ ) { \ ! 根強く染みついている。
i | ヽ ∠/」」 ヽ
ヽ、 ノ `‐、 ヽ }
` ー------‐ ' ´ ` ‐ 、. _____,ノ
.
- 606 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:23:06 ID:???0
-
: : : : : : /≠ヾY{: : : : : : : : : :|、: : : : : : :ヽ: : : : : : : : : ヽ
: : : : : / .l: : : : : : : : : :| ∨: /: : : :∧: : : : : : : : :∧
: : : : / |: : : : : : : : : :| V : /: : : ∧: : : : : : : : :∧
: : : :.′__ |: : i: : : : : : : | _∨: /: : : ∧: : : : : : : : : {
: : : :| ̄ ̄` .八 : {、: : : : : : ! ´ ̄∨: /: : : :.}: : : : : : : : 八 その中でも特に弱く、脆い存在とされる小児が
: : : :| ヾ{ ヽ : : : : { ∨: /: : :.|: : : : : : : : }、:.\
: : : :| .| \: : :.| ∨: /: : l: : : : : : : : | ≧=- 自らの意志と力で表に現れ、敏腕知事をやり込める等、
ヾ: : { ヽ: { ∨: : : |: : : :.| : : : |
\{ ―- \-― ∨: : ト、: : :{ : : }:.! 彼女達の常識の埒外にあったのだ。
.ィ≦示弐ミ .ィ≦示弐ミ、ヾ:.{ ハ: {: : :ハ{
' .′ }Y/ | そのショックで停止状態にあった彼女達の前で、
::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::: .′ /: :/
. -、‐=ニニニ=―-、 {_/}: / 私はまず事の経緯から説明を始めた。
/:/: : ̄: ̄: ̄: `ヽヽ |: :/}/
{': : : : : : : : : : : : : : :V .八′ クラウディウス博士の力を借りてブラッシュアップした現状認識を、
ヽ. \: : : : : : : : : : : :/ .イ{>―― <
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三}.、 誰にでもわかる自明の理として、噛んで含める様に丁寧に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄乂_ノ}
乂_.ノ} まるで聞き分けの無い子供を諭すかのように、説明する。
乂_ノ}
n____ __00 r‐‐┐ .乂_ノ} そして、IS民生事業の目的が、現状の打破であること、
く勹 r┘ ,⊆.己└‐┐l く,勹| .乂_ノ}
くノ [][]「l `フ_厂 (ノ [][]「l く_ノ .乂_ノ} 手法も穏当であり、共幼のデータを考えれば、
くノ くノ .乂_ノ}
乂_.ノ}/ヽ 間違いなく一定の成果は得られるだろうこと……。
, ― ´ }
{ .イ
>---=≦ .ノ
{ / }
≧=-=≦ ./
人__ イヽ
( ノ
≧=-=≦
_,. -‐'"-'" ̄  ̄`ー、ヽ、 |
_,.-'",.-‐'" -‐'"  ̄ ̄ ̄ ̄ `ー、ヽ、 |
// '"´ _,.-───── `ヽヽi
// '" 二二二二 __ `ヽヽ、
// _,.-‐───────── 、_ ` ー、 \\
/' / / l三三三三三三三三彡 ヽ ミ、` ー、 -、`ヽ \\
{ { { l三三r'"`ヽ三三ア´ _,.- 三ミ、ヾ ミヽ、 `ヽ、`ヽヽ、 ヽ ヽ
ヽ ヽ ヽ l三三i r‐、ヾ三/ /=  ̄ 二=ゞt-、 ミヽ、 \\\ } }
\ \\ /三三l l 〈 /ダ { `ヽヾォヽ,ミi \ ', ', / ノ
\ \\ ./三三ミl ヽ l ヽ-‐─へニ=_ ーヾ‐ ノ ∧ } } / /
`ー、`ー、`/ニ/ ̄ヘ /= ニ__ r‐、__f‐'"ノ ノ / /
`ヽ∨/ ゝ-'" /= _ `ヾiォ、/‐'"-'" / /
/ | 彡 = |7二'"-'"-‐'"-'"/
./ | 彡 ニ ヽ、 、-‐'' ヽ |ニニニ-‐─ '"´
/ j 彡 三、 \-、_ ヽニュ__ノ
_/_ { /. : : : .ヽ、_ `ヽ`ヽ、_ Y´
'"´ ̄` ー 、ー 、 /`ヽ . : : : : : : : : : .ヽ、ヽ<了゙
` ー 、 ` ー`、-、_ 彡 ミヽ ヽ::::ァ゙
`ヽ、 `ー、`ヽ、彡 ミニ、 ∨
\ `ヽ`ヽ! j三ニヽ、 /
なお、必然として、その説明には某主義者達を真っ向から否定する内容を盛り込まざるを得ず、
“学習機会を奪われた一部男性も分かるように”と、平易な説明に心を砕いた結果、
シプリーチョ
所謂フェミナチや、一部政党の政治家達がどうしようもない大馬鹿であると、
懇切丁寧に説明しているように聞こえたかもしれないが、特に他意はない。
.
- 607 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:28:05 ID:???0
-
/二二二≧-----、 /|
, ---------- 、 /ニニニニニニニニハ / |__
/ニニニニニニニニ\ . /ニニニニニニニニニニ∧ \ /
/ \ /--─────ミニニ∧ /ニニニニニ/⌒⌒{ニニニニニ:∧ | \
/ /\ ノL ‘, / 、 / Vニニ∧ {ニニニ}ノ ∨ニニニニ∧  ̄ ̄
..ノ / /__ \\\ ⌒ } 厶--\_r=ミ/_/-- 、U)ニニ} ト、ニニノ}ノ- ‐‐ミニニニニニニ∧
{// /´ ___ \___\ミ三三 人 { | (_G) } { (G__) }=}ニニニノ_ <ニニ | _ _\ニニニニ,
{/./{Y´rzュ rzュヾ\ミ三三:} 乂___.ノ}::::\__ノ {/⌒Vハ ノニニ|Y (0)`}...... ´(0) Y}ニニニニノ
..∨/| _ヒソ....... ヒソ_ | }≧ 三ノ| | r┘ 〈 }lニリノ} {ニニ| / |/⌒Vニニフ
{ { l ノ |ノヽ | | |li| { / ̄`ヽ ___ノニニノ . \ニ| く ) /ニニ\
∨l{ , ---、 _.ノ|l | | |li| 人 「 ̄ ̄ ̄) /{ニニニニ\ / :人 r==、 oイニニニニ}
∨l\ {___) /{lil|||l | | |li| \ ー─一' V-、ニニニ{ {ニニ\ {__j イニニニニニフ
∨|| |> __ イ ∨ノl | | |li| ____/≧r─一 | \ニニニ) \ニニニ>- < ノ⌒}\ニニニ>
. ∨ |||>} V\ノ_,ノ /´ / { | } ̄ ̄ ̄`ヽ У´{ \_____... イ } \ニニノ
/ ̄ ̄{ (___ _...イ /´ ̄> 、 . 〈 | / {\. /| | / ‘, _ イ } / .\
/ \ O)r‐一' / \{ ̄ | \ lニニ≧===≦ニニ| <´ / } /´ / |\ // |`≧---- 、
しかし、そんな子供にも判る平易な理屈を、
何故か自分への侮辱と受け取る人達が、この会見会場には相当数混じっているらしい。
もしもそのような者達が実在するのだとしたら、
それはあの大虐殺の首謀者たちの精神的子孫に他ならないのであるが、
当時の社会を徹底的に批判し、反面教師としたはずの今の時代になぜ?
____
/― ―\ とまぁその様に、無邪気な子供を演ずること十数分……。
/ ● ● \ 。
| ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| / 流石に男児を野次る愚は弁えていたらしく、
ヽ ` ´ イ /
/  ̄ヽ 介/; ̄ lヽ、 ,rE). しわぶき一つ立たぬ会議場を見渡して質問を求めると、
. │ | ゝヾ, / 7 | ソ◇'
. | | \ ゚|/ |\/ 勢いでこちらを飲もうとでも言うのだろうか?
_|__|___゚|___|_
|\ ヽ⌒ヽ⌒ヽ \ この種の会見ではまずあり得ない量の手が、大袈裟な仕草で伸ばされる。
|\\ ⌒ ⌒ 甘 \
| \| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
.
- 608 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:34:25 ID:???0
-
____
. /⌒ ⌒\ θミ 「そう慌てなくても大丈夫ですよ、
./ ⌒ ⌒ \ バンバンバンバンッ
.|⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃| θミ 質疑応答の時間は充分取りますし、
.\ / .__,, イ
..( ̄ ̄ ̄`つ""“rf π三≡≡≡≡===kpr、、 L__ ==- == ____ 仮に足りなくても、ネットでの回答を行う予定です」
 ̄ .!!__,--、__fk'⌒) ̄ ̄ `ー'' r" ==--  ̄ ̄ ̄
ヽ_ノ ̄ ⌒
___
,、 , .ィ"´: : : : : : : ヽ、 ィヘ
_{/Y /: : : : :{"''ヘ: : ヽヾ//}
ゞ≧イ: |: {_i_;| }ナ‐ } リ/`⌒ヽ
イ: : : :ハ:!: ヽ: ヽ! リヘ/: }: : : : : : } _
ィヘ: : : : } l : :ア「7了 「T了、 : ヽ : リ / ノヘ 「ではまず……一番待ちきれなさそうな、
ヽ: }: : : / {: } イ乂ソ 乂ソ: :ハ: : /: / {ハ`/-,
ノ/: : :イヽヘ: 八u , 、 ノ: {: : :/:イ _! } つ 東西新聞社の、荒川記者、質問をお願いします」
/: : : : ; :}:): : }: :}> ̄r< {_|: ヽ: {: :{ イ 〈 ノ ノ
. {: : : : 〈://: :ィ: ∧ ヽr=ヘ: : ハ: : ヽ / ∨ヽ人
ヽ : : }: !r<ゞハ{; 「 ヘ リ{ハ/、/ ∨_フ 諭すようにそう告げてから、
ヽハ/ ヽ |―― } / /{ ノ
. / ∨ | .| イ // ´ 一番興奮している記者を名指しで指定すると、
. }ヽ 7 }∨ ヽ ! / }ヽ、 /
〃 ` ̄j ∨ ', リ / } `¨´ 視界の隅に、ドン引きしている知事達の姿が映った。
/ 〃 ト 、}∨/」 /
ノ}  ̄7|ヾ , こちらは望まれた役柄をこなしているだけだと言うのに、心外な話だ。
// / 」 ノ }
`||リ '
.
- 609 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:38:32 ID:???0
-
,x≦三三三≧ 、
. /ニニニニニニニ:\
/, - '⌒ヽU}ニニ:∧ とまれ、それからはもう、鴨打ちだった。
, ----、__, ──ミ くニニニ∧
{ } (_9)} { (9_) }=}ニニニニ} なにしろ、子供にもわかるように説明した正論に対して、
. 乂__ノ:::\__ノ::::{/⌒Vニノ
{ { :::::::/::::::}ニト、 怒り心頭で答えた時点で、
| ∠二二ヽ :::::::::)::::/ニニ}_
、 {::::::::::::::::::} ,、__..イニニニ}_ その記者は自分がまともではないと認めた様なモノなのだ。
\ ー─一' ::::::::::|ニニニニニ)
, -、 ____ ≧ー :::/XX/⌒\{
/⌒>、}/XXXXXヽ|_{⌒\__./XX/XXXXX\
/ /)XXXXXX/( \XX{XXXXXXXX}
-―- . i'´.ヽ
/ '⌒ ヽ f.i ⌒|
./ ● (_,、_)ノ ノ
.i. ⊂⊃ { ソ / 公明正大な正論を告げる子供に激高し、
ゝ イ /
> ィ=-、 Y 感情論の力押しで押しつぶそうとする大人。
r´  ̄ } !
―一ー ' ! . そんな異常な大人を、子供は幼児にするように諭し、
ノ !
/ ,ィ | 多くの気遣いと少々の毒を孕む無邪気さで応える。
/ / | |
/ / .| | 後は反対すればするほど、異常に見えてくる寸法だ。
(´ l | !
`─″ . ヽ _ ノ
.
- 610 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:43:22 ID:???0
-
. /⌒ヽ._ノ/ /: : : : : : : : :>.、
|/ ̄ / ノ: : : : : : : : : : : : : : \
ノ ト、: : : : : : : : : : : : ヽ : : ヽ
/二二ヽ / \: : : : : : : : : : : : '; : : ∧
. / ヽ.∨ 丶、 : : : : : : : : ',: : : ∧
/ }/| >丶 : : : : : : :ハ : : : ハ
. , ' /:.ト-、 ー' ,ィfテ‐ァ`ヽ: : : l「} : : : :ハ
. , 'l: : : ャゥミ、 弋リノ jハ: ノリ: : : : : :} 感情論で同意を求め、同意すればそれを拡大解釈、
, ' /|: : : lゞ'- | j/ /: : : : l lリ
..⌒ヽ { / { l: : : :\ 、-, 厂: : : : : :l:/ しなければそれを理由に貶めるやり方は彼女達のお家芸だが、
ヽ | V : : : 「 __ /! : : : /: :./
. ’, ∨: : : :\ ´こ´ / ト、/: / 求める対象が自分達より多くを制限された小児とあっては、
..', ヽ ヽ:_: : : (`>--< |} l:_/
’, ’、__  ̄ |\`ー─‐一'(_)| それはただのキチガイ染みた我儘にしかならない。
. 、 ヽ`ー─ヘ、` |\__
ヽ \_| \__ __,ノ l }__| ̄ヽ 冷静さを失っていた最初の数人の熱弁は、
'、 V  ̄ ∧ |ヽ.
ヽ ∨ ∧ / i 彼女達の異常性を浮き彫りにする結果に終わった。
‘ 、 ヽ V ∧ ∨ l
ヽ \ } l ∧ ', l 流石にここまで来れば、譬え平静を失っていても、
‘ 、 // ', ∨│
∧ // i、 __ -‐‐} } ! 勝手が違う事には気付く。
| V/ ノ ` ー "´ ̄ / / l
│// ヽ. __ -==ニ /
∨ `二´ -─={'" |^ヽ
. V i | | ',
【女性党の論客(例)、エマ・シーン】
Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : :./
',::::::::::ヽ::ヘ:彡ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' 次に彼女等が目論んだのは、
}:::::::/ ヘ:::::ヘ::::::::ヘ:::::::::::::::::::: | こ じ
}:::::/ ヘ::::',ヽ:::::::ヽ:::: ::::::: :::| .う ゃ 私を宥め、揺さぶり、その化けの皮を剥がす事だった。
死 |:::,' \ \:::{_ヽ:::::::::::::| .し `
|:::{,ィ ̄ ̄` `ヽ `ヽ、:::::| ま 男性は女性に従属的な存在と言う固定観念が、
刑 }: | _____ `.! し
゚ }:::{ ., ィニニヽ、 彳''Yヽヾ、 { ょ 小学生の男児が自らの意志と判断でこれを行っている
,'::::Y/Y .Y}`` {、_ノ:リ ', う
,':::::::', {ゝ''リ ヾ,,ツ_, ', ゚ と言う事実を拒否したのだろう。
/:::::::::i `'"‐''' ` ',
/::::::::::::; ヽ 持って廻ったやり方で子供の上げ足を取ろうとしたが、
∠:::::|:::::::{ 〈 ノヽ
/{::|:::: |::::::ハ ` r、 ノ|/ヽ、_, 文字通りの子供騙しが、この場で通用するはずもない。
_ヘ ヘ:!:::::|::::|:::ヘ rニニニニニニヘ ./.|`´::::::::::::::::::::::
_, / ` {:::: |::::|::::::ヘ \---,>'' ./ |:::::::::::::::::::::::::::
ヽ:::',:::|::::::::::\  ̄ / |:::::::::::::::::::::::::::
ヽ::::',:::::::::::::::\ / {:::::::::::::::::::::
ヽ::',::::::::::::::::::::l>..、 ___,,.....< ヘ--、:::::::::
.
- 611 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:46:58 ID:???0
-
__
,. -'"´ `ヽ それでも食い下がる記者もいたが、そもそもの説明範囲が小さい。
/ U \
/―― ―― ヽ、
, ' 、ィ= 、 、ィ= 、 ヽ. 「……え? まさか今迄の説明、全く理解できてないんですか?
/ |:| ,リ |:| ,リ U '.
| ゞー' ゞー' | . 流石にそう言われると、どう説明していいのか見当もつかないんですが?」
i⊂つ ⊂つ /
ゝ U ( ) /
` 、 `ーr'´`iー- ′ _,.イ 似たような質問の繰り返しに引いた様子でそう応えると、
> 、 `==' ャ≦
,ゝ ̄ ̄ `ー──┴- 〉 まだ分別を残していたらしい彼女は、
/ ゙ 、 _ /` 、
/ __,,. ー' ヽ 怒りにか羞恥にか、顔を真っ赤にして質問を終えた。
// \ 、 ∧
i' } V ハ
| i }
____
/⌒ ⌒ \
/● ● \ こうして、最後の妨害役が力尽きた後、
__ |⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
――――――――――─────Eニニl三||r'___ヽ ゝノ ィ’ .説明会は終始和やかに進んだ。
| ● | |::| .|::| |ニニ| |::☆::| | ∧ |  ̄,タ'て ヽ
 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ゛='´ ̄ ̄ ̄ ̄.l | | .数人、怯えたような目でこちらを見る記者がおり、
| l |
| l | .どんな記事を書かれるのか不安な面はあったが、
| ┐ |- '
| .|| | まぁ、これも目的の為の必要経費だ。
| | | |
(___ノ(___)
.
- 612 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:54:39 ID:???0
-
rzzzzzzz 、 xzzzzzzz.、
∨ハ .Vハ___ / \\ \\
. /∨ハ l/!: : : : : :/ : 、 \\ \\
/ /:/Vハ__ノ/}: : : : : : : : : :\. \\___ノ ノ
/ : /:/: : \_____.ノ: :ヽ: : : : : : : : :‘. ≧=≦
/: : :}/ : : : : : /:./|: :V人 : '. : : ' : : ∧
/: : :/: : :{斗//}:/¨|: : ヾ{:.\{: : : |: :/人
/: : :/: : : :|:./}'xz!_ Y: :|V{=ミ、 : :!: : : }ヾ
./: :/:/} 八{ 《 込リ`.人:{ zx:ト、Y:|: :|: :|
/ //:イ: : :|ヾ:{ヽ `弋ソ》'}:从: |、人
/://: : :{: : : :弋_\ ' .〃 : /}/ ヾ:{ 尚、事前に想定された“篠ノ之博士との関係性”については、
/:/ /: : :八: : /: : {:}ヽ ` - イ: : :/ /
./:/ /: : :/: : ∨: : : |\ \ . <ノ/ハ 互いの年齢差が大きいからか?軽く触れられる程度に留まった。
/: :/ ./:_:_:/:r_、:_:∨: : | ハ >.fヽ_: /: : /{
./: :/ 〃´ \弋 ∨: :∨ノ | { ハ》{ : /八 “手のかかる妹の様な同志”と、思う所を素直に述べた為、
/: :/ /,′ ∨ハ. ∨: :{/ ! |、,' |〉|: :|_:_:_:}
./: :/ /:,′ .V〈. ヾ:人 |ヽ .{ヽ〉、:人 ヽ 少なくともそれを突っ込まれるだろうと思っていたのだが……。
../: :/ ./ ,′ ヾ{ー '}: : :ヾ ∨ \ハ } '.
.{ : { ./:./ \ \:.人 \ .{: :ヽ ハ |
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_,,.. ----- 、..,,,,_
,..-'".::.::.::::::::::::::::::::::::::::::`''-、 ……兎も角こうして、緒戦は圧倒できた。
,/´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'-、
.,..‐゛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\ とは言えこれは、相手の情報不足と
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 油断に付け込んだ奇襲だ。
./::.::.:::::::./ . ヽ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l,
l::.::.::::::./ .`'-、_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 私の論戦は、所詮、付け焼刃。
l:::::::::::/ `゙゙'''ー 、.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
!::::::::::l゙ ,..-'''"_. `'、::.::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l 正面から組み合う以降の戦局は
!:::::::::l " /゙゛:i l;:::::,i''''',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
',::::::::| '"゙゙" `'':l!′ !:::i゛:::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l, もっと厳しい物になるだろう。
l,::::::', .'" ̄、 !::|;::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l゙
.ヽ::::.l .'!'" l |::.!:::./ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,!
\ヽ .゙、 ´ :i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
│ _,、 ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
l. ´ l,::::::::::::::::::::::::::::::::::::/゛
ヽ, l.:::::::::::::::::::::::::::::./ 「……ちょっ、ちょっと待ってよ!
`'ッ、, _..-'' ゙;;、、::::::::::::::::::./ オ ト コ ノ コ ナ
ヽ,:`''ー-''゙´:::::: ._,,,.. -'"´ l;::::::::./ 無敵の鎧着てる上に、あれだけ頭が回って、
`'''ッ-‐'''^゙゙´ ::.::.::l'ー'"
ナニカ シカケタラ .i . ::::::.::.:::.::.::::::::;:l しかも、大義も世論も、一切合切向う側って……。
フェミナチニ サレル l. :: :::::::._,,./ :ー ,,_
l ,,, -''',゙.: ::::゙゙'ー ,,, 私、あんなの相手に論戦吹っ掛けるの絶対嫌よ!?」
_.. -.!, _,.. -''" ::.::../ ::::::::::::::,/"
,.. -‐_‐" .`゙゙´ .::.::.:::./ : ::./ ――女性党の論客、某曰く
....| l ::./ 〈
,、 "..-‐'' :./ `''‐ー′
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- 613 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 20:57:04 ID:???0
-
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r'ー'´`ー// `ー 、
ノ`(', ',l | //―-`ヽ
}ミミ{',ヾ冖ヽ\`ヽ ̄` ,
<// /l i ヽ' , ノ`ー'⌒`ヽ 後は、束さんと公安五課の動き次第だ。
//l| ,' l |ヽ,rー'`ヽ \ ソ ヽ
l_/ノ`ヽー 、/`ヽ\i ヽ',ヽヽ /\ 素人交渉人が襤褸を出す前に
l´ ,Y /ノ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY
r' i ノv' { {゙゙ `´ヽlノl / /l // }',l, 趨勢が定まるといいのだが……。
.}Yl 丶 ,、lヽl ', 、 lフj/}/_ノl/l//l l }',
lノリ、 、 x 乂三、ヽ ./イ(・)ゝノ|/l |';|ヘ
`ヽヘヾゝ rt・チゞ ー '・ //l|l |i ヘ
,r‐――===`ヽミゝ=彡( l / | l |.l lヘ
、└l i' l \彡ミ ' ハl.| .| | ',;ヘー-、
冫、__,ンゝノ ./ l> /l、ミヾ ,rt‐、 ハ|l il ノ ヘ/\
´ゝ_ ∠_ノ / /ノl |l lヘ/ミ/` / .| l、ヽ \
.` ̄´ {/ ̄ヽゝlノ;;;;´/ミ/`ー' .| l ゝ _ノ;;;ヽ. 「予想以上……いや、文字通りの禁じ手だな、コイツは。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|リ /|;;;;;/ミ/ヽ .ノ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;`゙゙',ミリ\ / l .|、;;;;;;;;;;;;;;. ま、十にも満たぬ歳の餓鬼が、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ /.ノ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i \ .`ヽ;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ `ヽ ヽ };;;;;;;; 自分の意志で世界に声を張り上げてるんだ。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ミ ', } ,r´;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ < ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ',///;;;;;;;;;;; マトモな神経持ってる奴が見れば、自分を顧みるか」
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\/;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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,' ⌒ハヽ、,_r - −¨⌒`へ _,、,ハ⌒ 、
ノ....:::::::::.%〃:::::::::::::::::::::::ヘ::::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::ハ こうして、与えられた役割を演じきった私だったが、
i...:::ィ::::∧:::::::: ::_::::::::,::::ハ:::::::::::ヽ:ヽ ´丶:/:i
. ト..:::/::/::|/::: :/´:::::::::メ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::::::i 当然、それでめでたしめでたしとはいかなかった。
/.:::ノ::::リ/:::/:::::/:::/´::::/::/| l:::::l::::::::::::丶::ヽ::::::リ
{.: 〈jYyノ::/::::イ:::::::::::::::::/|/ l:::/l:::/l::::::::i:ヽ::l:::〈 敢えて話さなかった意図を理解しているとは言え、
) |/|/:::;;/l;::/.レl/,. j l::/l;:/ !:::::::l::::l ルリ:::、
l:/::::l;::/.レl/,. l/ ,l;_ l:::,::::l:::! ヽ) 下手をすれば、今までに知事が築いてきた物を
レ∧:j:l"弋ラ`` " ヒラ``レ::i::l:Y
|/::ハ'''' . ''',!ノ:l:::l:/ 打ち崩しかねない危険な博打を打った私に、
!/:::::`ト ,、 , ':::/|:::i:|
l:::,':::i:::;;l:`r 、_ , イ/:::/:::|:::i:| 知事は怒りを抱いていたし……。
:l::l/:::::l/:l;l:::l |l::从:ノl:.:.V
:::/ ...;;::::l:/l::l:{ヾ、 _ ソ/ ̄/'ヽl:.::ヽ,
/'l..,ィ'´‐∧ ゞi ヘ-‐-イ/ / `ヽ、
/:.::{ ゝ ヽ '⌒`V^~^V⌒ヽ / i/ 'ヽ
.
- 614 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:00:56 ID:???0
-
γ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 それ以上に、母が怒り狂っていたのだ。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ 再会以来、奇妙な状況に混乱しつつも、
∩ (:::::::::/ ::\:::/:: \:::::::) ∩
l ヽ∩\/ (○)::::::::(○) \ノ∩ノ j ずっと私の心配を続けていた母だったが、
ヽ ノ | (__人__) | ヽ ノ
| ヽ \ `|!!il|!|´ /./ j 会見への乱入を知って終に、その感情は怒りに転嫁されたらしい。
\ ` ー` ー‐' ´‐´ /
. \ /
_____
γ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 「やる夫、か―ちゃんはね、今怒りの有頂天だよ!」
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
γ:::::::::::人::::人::人:::人::::::::ヽ
(:::::::::::/ノ└ \,三_ノ\:::::::)∩__ .尤も、その怒りが有頂天な辺り、未だ混乱中ではあるようだが。
\:/:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu
|:::::::u:::::::⌒(__人__)⌒ | | | 兎も角、そんな母は、そんな共通点を持つ知事と意気投合、
\::::::::: ` ⌒´ ,/_ | |
ヽ i 丿 共同して私の動きを封じ込めに走った。
/(⌒) / ̄ ̄´
/ / /
.
- 615 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:09:47 ID:???0
-
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.i
.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:! とは言え、それも想定された事態の一つではある。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 } 男児の政治利用の疑いを否定する為にも、
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi
:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ 知事には私を表に出す選択肢はなかったし、
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、!
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. } 母が私の暴挙に対し、今後の行動に制限を
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、 課す可能性も、高いと踏んでいた。
ミi'' `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>
. ヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´ 現在の立場では起こせる行動も少ない為、
i { |
; , ' <,..__ !ー ´丶,、 元より会見後しばらくは、母の精神安定も兼ね、
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ / \_
、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ 軽い情報収集程度に行動を抑える心算ではあったのだ。
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
=!.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:/.:.:.:,;,;,;.:.:.:.;,;リ.:.:.:.:./:./´ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:!
=:7.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:,:':.:.:.,;,;,;.:.:.:.:.,;;{.:.:.:.:.:'.:´.:.:.:.:.:.:`;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.|
=7:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.':.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;.:.:.:}
|ミ|
|ミ|
|ミ| 想定外だったのは、その拘束の度合いである。
|ミ|
|ミ| 県は、フェミナチの暴発の恐れありと
|ミ|
__l_.|__ 職員と共幼関係者及びその家族を呼び集め、
/― ―\
/ ● ● \ その中でも子ども達は、扇情的、衝撃的な報道を
|⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃|
\ / 遮断する事で精神の安定を図るとの理由で、
.{三三三三三三}
.{三三三三三三} 外部情報から隔離された。
.{三三三三三三}
ヽ i /
〈___人___〉
.
- 616 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:14:08 ID:???0
-
_∧ , -‐……‐r…‐- 、 ∧/\/\
_/. . |/. . . . . . . . . . . . . . . . . \/ }!/ . . . . \
\. . . ./. . . . . . . . . . . . . . . . . ..し. . ..ヽ./. . . . . . . . . \ こうなってしまうと、私も大人たちのフォローに回らざるをえない。
| /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..',. . . . . . . . .|⌒ヽ
/. : . . : . . : . . : . . : . . : . . : .,. : . . : . ..|. : . . : . . : | 子供達の多くは、降って湧いたこのイベントに色めき立ち、
、 /. : . : . : . : . : . : . : .U. : ∧. : ..ハ;. : . : . |. : . : . : . : |
 ̄ ̄!'^}: : : :|!: :∧: : i.: : : :./ ',: :/ |.: : : :.|: : : : : : : : :ヽ 大人の感情に敏い一部は、保護者や保育士の周りに、
|: :|: : : :}∨ \{\/ ∨ |.: : : :.| : : : : : : : : : |
|: :| : : イ ⊂⊃ ⊂⊃ |.: : : :.∧: : : : : : : : : ! 不安げに張り付いている。
|: :| ,: : } |: : :./ )i: : : : : :|: :/
\!∧人 U )| {∧ / \: : :.|:/ 共幼以降、県は緊急時の備えを増やしていたが、
) \ }≧=‐-----‐=≦(_ノ ′i(\ \ノ(
)} { {: : {: :}、 : : } 〉 , それを扱う大人達の経験は、年一の訓練に留まっていた。
o / \/TT\__}/ 〉´,
\ ├| |‐┘ \ / ´,
| || | | | ′
○ | | | | |
| | | | |
| | 0 | | |
| | | | |
┌─────────────────────────────────────────────┐
│【6sq系隔離世界】介入者がたった一人での大規模世界改変に成功した件……【dbW分枝】 │
│1:新人ワールドコーディネーター:rwbh9a.y*.et(・∀・) y7:ao:]- ID:jsknsjq9 │
│ こちらのミスで死なせてしまった介入者の魂を、一時退避の心算で加護を与えた上で隔離世界へ .│
│ 送ったところ、たった一人で大規模な世界改変を発生させてしまいました。 │
│ 改変許可は取得済みですのでそれ自体には問題は無く、親世界との経路も維持しておりますので .│
│ 他世界法則の流入による世界線の変動自体は普通に起こりうる事象なのですが、今現在観測され │
│ 変動の度合いが、維持されている経路の規模に対して非常に大きく、また、それに呼応するように .│
│ 本来この世界には存在しない筈の可能性の発現が頻発しており、なにか見落としがあるのではな │
│ いかと危ぶんでおります。 │
│ どなたかお手すきの先輩方がおられましたら、チェックをお願いしたいのですが │
│ │
│ │
│2:ワールドコーディネーターな名無しさん::rwbh9a.y*.et(・∀・) 2w:vd:^3 ID:mvtyq311 │
│ 6sq系列といやぁ、あの男性虐殺世界か……。 │
│ ちょっと待ってろ、今確認するわ。 .│
└─────────────────────────────────────────────┘
こうして、籠の中に隔離されてしまっていた当時の私は、外の状況を大まかにしか掴むことができないでいた
……が、どうやら穏やかだった小さな世界の外を、会見の波紋は予想より遥かに強く、揺り動かしていたらしい。
旧勢力の力が揺らぐ、その瞬間に炸裂した爆弾は、欺瞞を封じた箱を強かに打ち据えたのだ。
.
- 617 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 21:14:48 ID:de88GO4m0
- 男に対する言論統制だな
- 618 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:17:48 ID:???0
-
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミミ:::ζ そもそもの前提として、
/:::::::::::::::::::::::::::::rR4:::::::::::::::ζ
}::::::::::::::::::/ ´r::::::::{ 女性党を初めとした
}:::::::::::::::/ f::::{
丶::::::::::::/ ``"‐-,, ,, -‐`´'l:/ フェミナチの精神的後継者達の主張は
\::::l <●> <●>|:l ・ ・ ・ ・
丶ヽ丶イ | y 基本的に間違っている。
ヽ_レ \ /( ,__、\ `l
丶::l } ___ { / それがまともな討論であれば、
、仆, ヽ ェェェェェ/ 入 二位じゃダメなんですか?
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ z ビシッ 簡単に論破されるであろう
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄ お粗末な内容である事がほとんどだ。
, -―、 | __|_
( f⌒} | , .:::::::::::::::::::::
l r ゙ |/.:::::::::::::::::::::::::
| _」__ /.:::::::::::::::::::::::::::::::
r '´ | , - 、r―‐- 、 ;::::::::/l:::::::::::::::::::::::
-―‐- 、| | /.:::::::::、vi::::::::::.、`{:::/リ ∨ヽ:::::::ト、:
/.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ト、 __ /.::::::;:イ:/ l:::::::::::.ヽVl //////}::::::| }
/.:.:.:{.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.::| /` \ ̄` < ̄ヽ /イ::/‐{/ ‐ヘト:::::::::::! | ,. -‐┐ |::::::lノ::
,:.:.:.;ィヘ:.:.:.ト、--:.:.:| .〈:.、.. .. 、\ \:| /:/― L/ ―- \ト、}:{〈 | |::::::l::::: では、それが何故、
{.:´:lリ '; .:| rァく 、:.|/:ヘ:.\:::::..\:.\:..:..:..:.i| イ::/- '´ ゙ー- -‐' |:::::::ヽ\. | |::::::l:::::
l/l:.代:)ヽ! `ー' ト{:::::/\|` ー_|::::::ト、::::}:|l レ{ ,、 |:::::::::::>r┴、!::::::::::: よりまともな政党のアンチ足り得るか?
V:. _ l:.リl::|‐-r┐'´ lァ::::| V.::!:!. |:\ l__〉 」::::::;、:::} |:::::{/〉::::::::::
}.:ヽ ヽ ) ノ./ |L..ノr‐〒―'|:::::::l_ノ::::l::\ リ|::/>――ァ ´ ヘ::/>、|::::::/ヽ::::::::: その理由は、それを聞く民衆の存在に在る。
__ 、__ノ:.}:}:.:|>r '/:ノ.:.:l::ト、 l l |::::::::l::::/ ̄ヽ>_」ノヘ jr‐'´ 〉、 /.:/ |::::,′ }ヘ:::::
./ (_,ヘ 7ノ/>ァ'7 (:( ノ.:::::::トl__j_ . イ:::::::::} l )/ ∨ `/.::::/ |:::′ l l::::
{ ノ /f(イ ,' / ノノ(:::::::::;:イ,.ィ::「 lノ::::::/| ノr{, ' /.::::/, l::{ ,′l::::
.ヽ { (rヘrァ! {,ノ ,(:{ >:ノ| { {:::l 〈::::::く r┴‐-〔 / / {::::::l/ .|::l ,′ l::::
l 」┐ / |/ ` (:< l lイ::::! |>:ノ 」_ / ,′ l::::::l |:::! ! |::::
.<⌒´ノ!/{ | /  ̄ 〉 !::::l | ̄ 「 ` ー | l:::::l l::::l| l ::
l ̄ ト、 l | / ,′l:::::l.| | | l /.::::{ |::::l ト、 |:
| |ヽl r' / { ';::::',.! | | l /.:::::/! |::::l| \l:::
| l } ,′ l ';::::', | | l 〈:::::/ | |::::| | |:::
.
- 619 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:23:47 ID:???0
-
,ji! ミミy'′. .: .: .:. :. :. :. :.: .: .: .ヾミミミヽヽ _从人__从_从人__从人人_人从_人从
、 __ノi';'; ,rミミシ .: .: .:. :. :. . :.: .: .:. :.:. :. :ヾ ノ ヽ
`フ i';'; ;'.';! 7 .: .: .:. :. :. :. `ヾミミミヽ. :. .< 死ぬ覚悟があれば、どんな酷い事も
.:~: ..: .: / ヾル V .: .: .:. :. :. :. :. :. .: ミミミ < やってもいいと言うの?
.: ゜。 . ゜.〈 / ,' ,.ィイシ ハ .:.::.:.. :. :.: .: .:. : .:. :. ヾミミ.: . ヽ イ
.: ゜。 . ゜.: V /l ィイノリ ,,、-‐ミミヽ `ヾミミミヽ、. :. :.: .: .: .: .: .: .: Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒⌒YW
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Vトト、i リ´,ィ≦_,,,、、、 ミミヽ ```ヽ. :. :. :. :.: .: .:jjNN
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄>'ヽ(:::〉 _1シ_/ ``フ .: .: .: .: .:. :. :. :.: .: .:jNN
'"``.::/ ル , .: .: .: .:. :. .: .:. :. . :. :HH ヽ_人人人人人人人人人人人人人人人
.:~: ..: .: .:~: ゜ / ル、 .: .:.:ii;;:;.:. :. :. :. : .:. :. :. ノ ヽ
。.^ .: ゜。 . ゜ 。'ーr- トト、 . :. : :;: ;:.: .: .: .:. :. : < 信念さえあれば、どんな非道い事も
.:~: ..: .: .:~: ゜ ..L_ ,,、、 ′`ゝ)トト、; :; :; :.. :. :. :.: < どんな愚かな事もやってもいいと言うの?
.:~: ..: .: .:~: ゜ .: .:. : l ノ ,′ ノハト、; :;: ;: ;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ イ
 ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ └r ,.イ ``ヾ;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒⌒YW
| /::::、 i ノノ ノノトト、ノト、
`""´ .:.:::::., l / /..:.:::::::::
.:.:.:.:::, l / /.:.:::::::::::::::
. ::;;:;;;! / /.:.:.:::::::::::::::::::
討論であれば論理の優越が求められるが、民衆が居ればショーでいい。
例えば、政府や与党が強い物である事を前提として、その法案の意義や必要性、効果を全く無視しながら、
悪影響の可能性や、受益者の存在のみを針小棒大に喧伝。
弱い物を踏みにじる気かと言い立てると言った風に、派手な振りの陰で、こっそり論旨をすり替える
・ ・
そんな政治的な手品が通じてしまうのだ。
.
- 620 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:27:23 ID:???0
-
,.ィ洲洲洲洲洲洲≧=-、
rzzz}少≧ニニニ弍戒洲洲洲lヘ、
r洲lマ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`寸洲:、 前世においても、経済に堪能な総理が
}洲/:::::::::::::::: マ洲キ
i洲:::::::::::::::: - ── V洲', 相応の成果を上げていたにもかかわらず、
,洲:::::::::::___ _,. - 、 i洲i|
|洲::::::::〃⌒ヾ、 ,k' ⌒ヾ、 |洲| 庶民的な食べ物を知らない、
. {洲::::::::' ,. tzミ、:::: :::::::=ニミx、_ィ_ j洲r:、
YY!::::::.:::: ̄::''´ :: :::: ',ヽ }/ {::i| 庶民感覚に欠けるなどと言った言説で、
',{ヾ;,:::::. ...::r 〈 〉 Y、 ', .:::Y::V
',、 :i::::::...::/::'´丶 '⌒´ ヽ .:::::ゞ'/ 民衆に総理を
{ :!:::::', { ,.. ┬┬┬、__, ::::::r-:' ジブンタチ
 ̄{:::::::', ` ┴┴┴ '´ ,',' .:::::/ “一般庶民”と違うもの
ヽ:::::::.  ̄ ̄ ,'.:::::;:イ',
ヽ._:.. ...:::::;::イ/ ',ヽ とカテゴライズさせて問題をすり替え、
,ハ::::>-----=≦ _,.ィ j三\
∧:::::::::::::::::::::x< /三三 ト、
_,. ィ i \ ,. イ. /三三ニ:|三ト _
__ r――-- 、、
,. -―‐- 、 f,´‐-- 、`丶 ,ィ'ー―‐、::::::::ヽ
/,. ―- 、:::`ヽ. /、 _,,,_ ノ::::::::ヽ l:l__・ _,,,_ t:::::::::::l 肝心の経済政策やその結果とは関係なく
,'/、_ _,...、゙t:::::::} f。ミfr。、 ヾ::::::::l tr。〉'f・=゙' l::r‐vi
゙l'・ヲ f・ラ {::::::l {ーム":'´ tf'う}! l,イ_,,ぅ、´ `tうリ 政権を奪取すると言う離れ業を演じた
l^, 'ーヘ⌒ Уソ lf,-‐-、 ミンリ Y,.--y} 「lj
、 '二`:_,. ィ^′ ヽ二. ノY ヾニ, /ヽ 政党があったが……。
゙トー '´ 人_ ヽ ,: /ヽ `ヽ-'_/ / ̄`~`丶、
,. -―〈 \_,ィ三、Yl`丶、__,.,へ,__,/ /``丶、 /|,ィ介、 / , '⌒ヽ、
r'ニユ、_ ヽイ_},ニ)ツノ,ィ'"´ |,イミメ,ィi'l^t‐、 / {-r'゙ヽ' :, \
j ー‐}'′ /:::ll `У/ ,〉イ. {゙ー'″/ / l:l 、 \
/ ' テ′ /::::::l l/ /ミミ! ヽ- 〈 / l::! ヽ \
,'" ,イ l:::::::,} /ヽ /ミミl '、 ヽ__{ l::l lニニニニl ゝ、
,ィ! l,| l:::::/レ'′ l ,lミミミl ト、 / ヽ /::,! | | /\,
/ l ノ∨ ,l:::/ /l'、 へ lミミミ! l ヽl ヽ /::/ | _ | / {
{ ,レ' l /`>_| ̄|__ ヽノヽ二´ ̄> /'^7,、 /Z/Z__ ┌┘└┬―'^フ l
'、 /l ノ ,_ __| ,へ ┌‐┘└‐┐ > `' ム< ロ _ ニl ▽ lコ l二_ /`'ー
ヽ-―'^l ヽ.ノr―' '―┐ ヽノ ,二コ l二、 l_ ,._|| ロ ,コ 'ニl lニ| ri ┌' /
,}、 ` ̄| | ̄´ /7 | ┌‐┐| 「l| |「l| ロ ,コ ゙フ ヾフ / | | ,',ニ,ヽ‐ァ‐
l三三|二二._.二二l <_/ |__,二二,__|--Ll|__|Ll|__,,.....コ <,イ__ト<_/ |__| ヽニノ /
.
- 621 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 21:28:46 ID:N91bhud90
- おぉぅ
- 622 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:32:26 ID:???0
-
/::::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\
/:::::::::::/::::/::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/ヽへ::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::\
//::::::::/::: /:::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::: / ヽ\:::ヽ::::::::::::::ヽ:::::::、::::ト
//::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::::/::::::::::イ:::;イ| Y:::ヽ:::::::::::::::::ト::ヽ::::Y:lゝ
/:::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::/:::::::::::::::/:::::::::::::|::| ノ| ___l::::::::Y l::l::::::::| レヘ::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::: ::イ::::::::::::: : |コレ ̄ __ゝ:::::::::|::|:::::::| レ'
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|l_::::::::::::::| `ーr" / ヽ:::::::|::|::|:::|/
\:::::::::::::::rー 、:::::::::::::::::r―― ┘_ヽ::::::::::| `i | / T. |:::::ノ::::rイ
ヽ::::::::::| フイ:::::::::::::::::| ` ̄ `ー' ̄ゝー'_ノ ヽ、__ノ_ノ:::イ::::/
/:::::::::|( |::::::::::::::::::| 、、、 ト /::ノ 「聞こえるだろ?
/::::::::::::\_ノノ::::::::::::::::|i | ∧ ギロチンの鈴の音がさァ!!」
/::::::::::::::r'二ニヽ::::::::::::トゝ、 ヽ /:::ヘ
ー―-:イ::::::::::::::::::l/ ` |:::::::::::ト、 ` ,, ゝ ./:::::::ヘ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー--イ|::::::::ト| ヽ ,r――ァ. /::::::::::::ヘ- 、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / |:::::::|、.| / ̄ ヽ;;;l /::::::::::::l::::| \
::::::::::::::::::::::ノ/::::;;;;;/ / |::::::| \ ヽ__ノ / |::::::::::::|V \
\ ̄ ̄ ̄ /::;;;;;;;/ /ヽ |:::::::| \ "''''''" /;;;;;;| |::::::::::::| \
\ ./:;;;;;;;;/ l \ |:::::/ `ヽ 、. /|;;;;;;;;; |. ヽ:::::::/ l
Y l;;;;;;;;;;;| / // / ̄ ̄ ノ .|;;;;;;;;;;| 人|:::::/ |
| |;;;;;;;;;;;| ,| / \ / / /;;;;;;;;;;;レ |::/ /
今を生きるその精神的後継者たちもまた、論旨のすり替えでレッテルを張りつけ、
自分達を相対的な善と見せかける赤錆びた古刀で、現状改善の方策に斬り付け続けている。
.
- 623 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:35:26 ID:???0
-
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 }
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi
:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、! 民主主義の限界とはこのような事を言うのだろう。
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. }
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、 国民すべてとは言わない、
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、
ミi'' `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> せめてその1/3が民主主義の意味を理解し、
. ヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´
i { | 適切に権利を行使しているのであれば、
; , ' <,..__ !ー ´丶,、
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ / \_ 彼女たちのような存在はそもそも存在し得ない筈なのだが……。
、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
___<i>___
////|lr。i||//∧
V/,(()〈〉()),// ……ともあれ、そんな女性党の前に現れた私は、
{i工8[i_!]8工i}
/― ―\ 端的に言って彼女たちの天敵だった。
/ ● ● \
|⊂⊃ (_,、_,) ⊂⊃| 今の世の中で、幼い男子ほど弱く、
\ /
ミ''''''',,《≫≪》,,''''''彡 守られるべきものは存在しない。
''''''''''/ ノハ) ヾ゙゙゙゙゙゙゙、
/ / l| {8} l| ヽ \
| l>= {8} =<\ \ __
l ノ\/Y\/i \ ヽ、
| | l | ー--―--一
ヽ >=<>=<〜―= ̄ ̄´
〈__ノゝ__〉
- 624 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:41:53 ID:???0
-
,r=/: : : ,: `ヽ
/ ゚.′. : : ゚ .
.イ ∧: : . : .:′ :.
,{∧ ゚ .:. .: \ __ 最も弱い、
/ 丶 、 丶.:{ / > ´ ゚ 、
,: \ \ ` .: {:. / ヽ 。 一番踏みにじられている存在の言葉に、
.: \ \─‐- 、 、 ,' - ;\
{ \ \ \ ,' 、__ ヽ } ヽ 彼女たちは、未来なんて知った事じゃないと、
: 丶 、 ゚ 、 ! 、__ .イ ≦ ∧
: 丶 ゚. :. , 弋、_, ,イニ=- ゚. より多数の、より強いものの権益を守る為に、
{ ヾ\ ∧ `ヽ rミ、_r、 .:::ゝ' ⊂⊃ / :.}
∧ ヾ ∧ :. V } `}>-_,.イ/ .: より少数の、より弱いお前たちが踏みにじられろと
} :.  ̄ ` 〉, ゚. :. ヽ / `>,イ / / }
:. :. .:' \ \ : / / イ .: そんな本音を口に出す事は出来なかった。
∧ :. / \ _`>ュ._} { / / .:} ′
:. ゚.{ 丶 ̄ ヽ、_ `>=- ._r'´> 、 .: /
:. 八 :. :. ヾ' `ヾ/ ∨ .:/
j}ニ=\ .:} ;j :., < /:::} '
ゝニニ=-\ .: / /:.::::| /
`≧=- \ ,: ./ /} / ∨::| ′
. ,} ̄ニ=- \ ′ ¨´/ / }:::| /
イニニニニニ=- \ ////' .:|ノ /
> 、ニニニニニ=- ∨、 ∠イ‐ムイ‐'´ / | /
,r :;, ノ
/,! l゙i, `ヽ 親殺しの罪は
,! t</゙':,゙ソ l ノ たとえ総帥であっても
/゙-,/、_∧.-'、 `ヽ 免れることはできない!
/ ,..,ヽ|ノ,....、':, ノ 異議のあるものは
/ ,r"━,>< ━,),':, `ヽ この戦いの終了後
゙i、 /,/'l `''" : `'",!゙:,゙:, ノ 法廷に申したてい!!
` ゙i、 //:、゙i, : ,! ,r゙i,', `ヽ
゙ヽ. i / ゙; ゙i 、 :. ,! ,!'.ヽl ノ'⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
`'-、 ~`'ー、 〈;;;;;;;゙:, | ....:::::'' |,.ノ;;;;;;;ノ _
-、_ ゙t, ,rヽ、 ゙t,;;;;;;`'| |;;;;;;;;,r' ,,..r''"~ /
゙i、 `ー、_ ,!、 ゙i,゙:.、 `''-,,| !-''" ,r'" /y
゙ヽ. ~`i,、 l 〉-、゙`''i''''┬、,---'" ゙'-、、,..,...,r'" ,/
ヽ、 l `''yr‐'''"`''''ー二、゙i, ヾ.r'-';;`'-;、,_ _,,、-''!,r'" ,r/;
゙ヽ、 ,! ゙'、゙、- i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;~`''''''''";;;;;;;;;;;;;;;;゙i, ,,/,.!
゙ヽ、 ,ノ `'゙t、.゙l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,!゙i, フ ./
`'ー'-、__ |`'t';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ゙i ,,,/ヽ/
゙`ー'`-、_ | ゙t、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r' . | / ヽ
~`'ー---t--| ゙'t、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,:r''" l / ヽ
普段の主張が、そう言っているのに等しい内容であるのにもかかわらず、
いやだからこそ、常に自分達を正当化し続けていた彼女たちには、
私に直接譲歩を要求する事は、どうしても出来なかったのだ。
.
- 625 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:46:24 ID:???0
-
/ ゙i,::::::::::::::,r' \
/ ,,、r''~i、 i,:::::::: ,i" _,、-''' / ━ ┃ また、ただの子供に守るべき地位等ある筈もない。
/ / ゙:、 i;:::,r",、-'". \ ━ ┏┛
/ /;;l::' 、,.r- 、:,ヽ,'r''" ,r,r'",.r''' / ━┛ 女性党の同調者達のすり替えは、私には通用せず、
/'"/;;;;;;;;l '''i () ヽj、,,r--、-<_ \ ╋┓
/,/;;;;;;;;;;;;;l、 ヽ-‐'''ソ,r"`ヽ、'':::.... ` / ┃ いつもと同じ論調で放たれたその主張は、
ll';;;;;;;;;;;;;;;;;;;,!l, ''",:':/:::::::::::ヽ. '' \ ━━━┓
l|;;;;;;;;;;;;;;;;;;,!l:i, ,:':::/::::::::::::::::::ヽ. ./ ┣━┛ 正常な討論会であればそうなるように、
l';;;;;;;;;;;;;;;;;,!.l:::゙t /:::/:::::::::::::::::::::::::::ヽ、\ ┏┛
'l;;;;;;;;;;;;;;;;,! l:::::::~::::::::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ╋┓ ┓ 真正面から打ち砕かれ、諭され、
l;;;;;;;;;;;;;;;,!',|::::::::::::::::i,'-、:::::::::::::::::::::::::::::::\ ┃┃
l;;;;;;;;;;;;;,!.'|::::::::::::::::::゙:;;;ノ:::::::::::::::::::::::::::::/ ┃ ┃ それが空疎な感情論であると世に知らしめてしまった。
i,;;;;;;;;;;l', ゙i,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\. ┃ ┃
゙i,;;;;;;;l ', ゙i、:::::::::::::';;;:::::::::::::::::::::::::::::::::/ ・ . ・
____
@ /-‐ ‐-\
/ / \ \ 〜 小さな弱い男の子相手に、
|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
/⌒l ヽ._) ィ’ @ それを、国民の大多数が見ていたにもかかわらず、だ。
/ / ヽ
| l Y |
.
- 626 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:49:39 ID:???0
-
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / / / /ニニニ} |二ニニニニニニニ/⌒ヽ二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / ,′ ' i  ̄|ニ| |二二二ニニニニニ/ マ二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| , i i |: : i|ニ| |二二二ニニニニ, 遊 ∨二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| i | | i|: : i|ニ|_,,|二二ニニニニニi i二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| | { { i|_: : ゝ===,|二二ニニニニニ| び i|二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| | , , i|‐=¬-ミ.,i|二二ニニニニニ| |二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| { \ \!: : : :^ミt、:|二二ニニニニニ| ま i|二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| , jI斗劣云ミx\:.:.|二二ニニニニニ| |二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ∧ ィi〔 {//__ <\ ,:|二二ニ=‐ ‐=ニニ,{ し }二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / ∧ \ マ/,'} _) |二二二二ニニニ圦 ょ ,二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / ∧ \__ゝく ^⌒ |/(ニニニ,>ァニニニ,∧ /二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / \ / / :.:./ ァ ,(二ニア /二二二∧ ,/二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \ /ノ }ニニア__,イ二二ニニ∧__ノ二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|∨ \ \ / /=ア /ニニニニ/ /二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i ∨ \ 、 /ニ/ ,ニニ二アゝア二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ∨, \ 〉 / /ニ/ /二=,ア /二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \ { 圦、\{ , {=,{ {二ア /二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \, ヽ { {=,j {=,/ f二二二ニ> ノ二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \\ \ ヽ ‘, V, i{=, ,二ア ゝア二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \\ \ \ }___r__乂__〈ア r‐=ニ二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| { \,ヽ 、____| \} | / /〕iト __(二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ∧ \/ ,! ) 〉 { /二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ∧ {、 i| { } /二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \, ∧ | 〕iト、 } /二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| \∧ i| {--} ,/二二二二二二二二ニ=‐
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| __ \ ___} | | ,二ニ=‐ ‐=ニ二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|/\ 〕iト / { i| | }二二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ⌒ } ⌒^\\ , i| }二二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / \ , ≧=‐ | 从二二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| { \ \ i} ,ィi〔二二二二二二二二二二
二二ニニニニ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| | 〕iト ゝ-ア /二二二二二二二二二二二二
そして、与党側にバトンが回った。
女性党は、いつもは自分達が与党を責め立てていたその武器で、
その誤った論理を突き返される側に回ったのだ。
.
- 627 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 21:52:29 ID:/FGuCrw20
- うむ見事なブーメラン
- 628 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:55:40 ID:???0
-
∨........./ ∨.../......../...........;
Y...../ Y........../......... /
{....;′ ::.. ..:: }...................../
八_{ ''〜-、、::.. r __,,.. --一 }.............../
| } - trテァ:^! ::::''"ィtrッ-、::. |/⌒!/
| ::{ -‐=≦| ::::::... ̄ '´ } ::::: |.
八人 ::::| 人)::: / 勿論、彼女達とて馬鹿ではない。
∧_ト / ´/o/
○! ,/ゝ_ - ヽ、 |.○ 本当ならどうにかして体裁を整え、
| / 、_____、} |、
・・・デハ ソノヨウニ \ :. ー--一 / / ,.ィ升!_ 傷を小さくする事も出来たのだろうが……。
_______\:. / /イ /::::};;\
/;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;/≧=‐---‐=≦ .ィ升:::::/;;;;;;;;ヽ_
/;;;; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /;;;;;;;′‘, .。s≦:::::::::::::: /;;;;;;;;;;;|;;;;;≧s。.
/;;;;;;;{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;|:::::::‘, /::::::::::::::::::::::: /;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧s。.
|;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; /;;;;;;;;;; |::::::::::∨/::::::::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;|:::::::::::::Y::::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
【女性党選挙対策委員会委員長、へスター・ギャロップ】
r----x
{!/ `゚∨
,ィ≦二二二ニヽ、 ヽ-´ヽ-Y
i! i <二 ̄ ̄冫ヽ、 _ ......... _ヽzzzzソ
` <___k, ヽ,<>≦≧xi :/
,ゝ´> ´ i ` <ヽ
./>´ :! i ! ` ヽ
/ / i i\ヽ、 i>´ヽヽヽ、ヽ、 ヽ
/ ! ヘ≦≧x 、 { 芹気`iヽ!ヾ、ヽ ∨
/ ! ヘ≦:::::ヽ、 {:::::::::::::`iヽ!ヾ、ヽ ∨
//! ト`:::::@:::::`::::::::::::::/ 冫 ヽ≧メ=-
´ { /i!、ヽ. ノ '''//7 〉!、
!/ i! i>ヽ ー‐tァ ´>/ // i! ヽ
/ /`゙ ̄丶、 ,ィ / /´ ` ヽ
イ / i! i!  ̄≧T ´/ ! f/i i ヽ
/i / __ i i!rメ´ ̄ ! i// .ヽi ____ ヽ
´ iノィ´ ヽソ ! ヽ/´ _トノィ´ ̄ ヽ、`ヽ ヽ
,、>イ´ /__i,,/ ィ´ィ':/ソi `<iz ヽ
ヽ ヽ、 ,/' ´ / :i i}! `ヽ、 ヽ ……そこに、彼女たちの意識の外から
//ヽ >´i , / :iトソ ィ彡二ソヽiヽ ヽ
// ィ´ヾzzzx、.:/ __,xzzイzx、:i!《k、 // /∨ヽ ヽiヽ 槍が突き立てられた。
,ゝ、/ /o / `y ´ /o / ヽi!k,ヽ____/ィ/ ∨i/}/i'
/ i{ ゝ< ' ゝ< ヾi! ヽ/ゝヽ ∨
/ ゝ :. , / ヽ [
i! { ヽ、 .::::. ノ / ヽ :[
ヽ ヽ ≧z ´ ` ー---‐ < / ヽ [
.
- 629 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 21:58:24 ID:???0
-
,.ヘ、___ __
,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、 ……これはこれは。
/ノ ノ rミl:l:lハ ヽ `ヽ \ー'\
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ 鼠罠には似合いの
ノ 〈l lハ ゞjノー--H/、| } lハ \〉
// / Nゝ!'^`ヽ ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ 良く肥え太ったドブネズミじゃあないか。
/ l {イ弓彡、ミ_j 、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ
| l ! トト!〃_(・'`/ ゚ // /イ 〉 |
\l,! ヘ|Zヲ彡7ヽ r、 !イ/ /ト! } | ∫⌒
ヽ、|ミ彡彡{ ス//|rノ |
|lマ三彡7∠_ 二`ニー' j/´| ! | ((
| l∨辷/ | | ! | ( ⌒ )
| ll \払 ´ ミ /| | ! l (~ ノ スタンドアロンな情報機器ですら
/} | |l l\} /ケl | | ノ
ヾ 彡\ /ー'/ ! li | l |\ | | lヽ∫ ハッキングすることを可能にする
/`ヾ / / ノ| l | llハ ::::\ _ ィ _ィ| |l r_i~\
/ / / \─‐-、_/ム| l l/ハ ヾ壬/ `ヾ| l|ハノ人、ヽ_三⌒ヽ 驚異のシステムを有する篠之乃束と、
| _/ /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::| l |三∧ _ _ __,|z ニ1'\ヘ\ _`ヽ_ミリ
ヽ ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄ │! lヘ:::::::`ー--..、ル(_rヘ 彼女と手を組んだ優秀な猟犬の群れが、
l _/ 〉:::::::::::::::::::::::/ ノ | / ノ ', 、、\::::::::::::::::::::`丶、
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/ l ─--、 く_.. --─∧ゞ ニ _\__::::::::::::::::::::: 獲物を追い立て、槍衾に突き進ませたのだ。
/::\ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝヘ `~ z‐、/::::::\ _ ヽ ム:::::::::::::::::
,. -―- 、
/_,,,,,...=-゛‐.、
,,;'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶
.{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
i;;;;;;;;;;;'''"i_〕,`゛'‐i;;;;;;;;;;j その裏にどれだけの謀略があったのかは
!、;;;;;;{.i .-―‐- }.|;;;;/
`''(.{.`.  ̄ ̄ .jノ 隔離されていた私にはわからない。
iヽ__., ' !
__ ,,ノ-‐'iー―-,{. 私に知る事が出来たのは、
,-‐'' 、.:.:.:.:.`:ヽ.:.:.:丶l''ヾ/ヽ!ヽ.
,'.:.:.:.:.:.:.:`:丶.:.:.:丶_.:.:.:.:\!.::.. !':\ 起きた事件とその結果だけだ。
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`、.:.:.:.:.く.:.:.:.:.:.:ヽ:. }:.>.:丶
!.:,;,;,;,;,;,;,;,:.,;,;,;,;,;.:、.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:i: !`、.:.:`.、 切っ掛けは、情勢悪化の連続に動揺した下位構成員の暴発。
{:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.}.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.!i.:.:}.:.:.:.:.ヽ
i.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;ヽノ.:.:.:.:.:.:.丶.:.:.:.:..!!.:.!.:.:.:.:.:.} そんな良くある話が良くある話で終わらなかったのは、
},;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`,.:.:.:.:.:.:.:.:`、.:.:.:.:.i!:.|:.:.:.:.:.:!
{;,;,;.:.:.:.:/.:.:.:.`:.、:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:!:!.:.:.:.:.:|
|,;.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.|:!:.:.:.:.:.!
- 630 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:01:21 ID:???0
-
_,.。 *''":.:.:.:~"''*、------ 、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
;′:.:.:.:.:.:.:.:.:.jI斗--ミ:.:.:.\:.:.:.:.:.:/\
}:.:.‐=≦:.:.:./ `''<:.:.:.:/:.:.:.:}
/:.:.:.:.::.:.:.:.:.f -==-、 ::.... ^!:.:{
.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! -tゥ\__ ヽ ,,,_ }人
}:.:γ⌒Y:./ ⌒ ‐=≦:::: r-こ }:.:.}
./:.:.:.:! ^:{ ..::::! マァ ./:/
.{:.:.:.:.:{ ::( } ::` .:::::::∨~" {:/
八:.:.:圦 -、:;′/ /::. ノ .ノ
⌒ヽ:.○′;′ ,..:'´ __ ´ ./
}/ { / ∠:::::::::::Y.:} ′
_,/⌒У ::ヽ { ′ こ二`.};′
,,.。*'";;;;;;;;∨/ :{ :::\ / クッ、なぜ五課がここに!
_、+'”;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;∨ :| :::::≧s。. /イ
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;∨ :::::::::::::≧=‐'´
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;; ∨ 人
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨:、 ハ;;;∨ 五課が彼等の根城に踏み込んだその時、その場所に
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ∨\ } !;;; ∨
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ∨ \ ; ',;;;;; ∨、 連携していたフェミナチ系政党幹部と善後策を練る為、
;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ∧ ∨ ',;;;;;; ∨\
;;;;;;;;;_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ∧ ‘, .',;;;;;;;;;∨;;;\ 密かに訪れていた女性党の重鎮が存在していた事に在る。
;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ ‘, };;;;;;;;;;;∨;;;;;;\
, ´ ̄`ヽ
/ ,.-、 }
え?なんでそんなところに |__/ 0 {_/
| / ,. -――-、
女性党の選対委員長が? ∨//>--- 、__ r< ー--、 ヽ
,..</: : : : : : : : : :ヽ、//\ ゚r '__,ノ
/: /: : : : ,: : :/: : : : : |: :\/ ̄ ̄ ̄
,:': : :/: : / : /: ,.ィ: :.イ : : : |: :、: :ヽ
/ : : /: : / : /: / ':/ |,: : :./: : :∨: :、 よりによって,、なぜフェミナチ側の本拠で
ガヤヤ ボウガイニ ツカッテタ? ,.ィ : : /:/:': : :!{/ ̄}' ̄|: : /トl、: :|:|: :.`\
//: : :/': : : |: : :| == ムイ }'マ: |:|: ∧ 会合を開いていたのか等、気になる点も多いが、
//': :/: |: : : :l\:.| u 、 ==/l:/,:!,: : |
/: ' /: :,: : : ,: : : |、_ __ ,: /:.lリ \} きっと、それが篠之乃束と
/ ´ ,: : /: : : : ,: :.:.| :、 乂:.:.:.ソ 八:_:」 `
/ ' ,.-‐-、_/___|: :.∧ 、 イ: :.| 公安五課の手腕なのだろう。
/ / 〈l |::| l|: :{/∧ /` ー ´: /: : :|
/,. イ 〈l |::| ,: |/ / //:/|: : : :{-、: :|
,:/ Y |::| |:j! {_ ' ∨ !: : :/l〉 ∨ ,.-――---ァ
/:{ ヽ|::,...イ: ノ | ` r| ,: :{ l〉 `ヽ, rく _二≧ア
,: : | 、 }' {:.:ノ | , Y/' } / ー=rー '
{/!\_} / 「:.ノ | l ∨∨:、 _/ 〈 / 「/
/: //}//>- 、_,.イ、__/:「 < :. \∨}ィ//∧ , ' \__,/--'
,: :/'´ |////// :. {: | ̄T≧=--゙ー--'-ハ'////,/ '
.
- 631 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:04:22 ID:???0
-
/.:.:.:.::::::::::::;/
,′ ``:::V′ ,r'´ :.ヽ
i :::゙i ,′ .:.:.゙,
| ::::,r,r'" .:.:.:.゙,
|i :::ィイ .:.:.:.:.:!.: . . もう何も失いたくない
|li `ヾィイ´ ,j!.:.:.:.:.::!;;;:. :. :.: . .
||i `ヾ .:.:,ィ.:.:..jj.:.::.:};;;;:;;;; :. :. :. :.
||l ヾィイ ,.ィイソ.:.:jj.:.:.:シ,;,;ソ;;;;;;;;;;;;;;;: ;: ;: ;: .:. . だから
||| \``ヽイ从.:jj.:::.:ソ‐-、;;;;;;;;: ;: ; .: .:. .:. :
リ \ \从r'" / ̄`ヽ;;;;;;:; :; :; . .
,′ \:::::::: ``Y:::::::.:.: \. :.: .:.
,′ l ``¨¨ヽ、ヽ:::::::::::.:.. \.:.
,′ l .::::ト、ー- 、::::.:.:.. \
/ l ,. '´ .::::i ', ``''ー- 、 \
/ l ,. '´ .::::/ ノ ヽ
_ノ ノ .:.:: ,.イレ'.:'" j
_」 ̄ .:.:.:::::ィイレ:::::::::::::::::::::.:.:.:.:. . . .. . . .. . .ノ
 ̄ .:.:.:::::::::.:.:. .:.:::::::::r'"´  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
.:.:::::::.:.:. .:.:::::::::::/
 ̄``丶 .:.:::::.:.:.:.:.:.:::::::::/ roQ:::. :. :.
\ .:.:.:::::::::::::::./  ̄ 男がいなくなるその日まで
\_,. イ .:.:.:::::.:.:/
〈 .:.:.:::::::ノ
ト、 .::::::::/ 私は 私にできることをするだけ
|::::. .:.::::/
|::::::. .:.:::::/
|::::::::.:::::/
先年の癒着事件の記憶もまだ新しい中、 起きたこのスキャンダルは、彼女たちの首根っこを掴んだ。
ヤワ
流石に、これで息の根を止められる程軟ではなかったが、少なくとも掴まれ、動けなくはなったのだ。
i、_tー''"´ / , ニ≡‐- 、 ヽ、
、_  ̄ノ / , // //, \ \
/  ̄ , // ' | l Y _ \
/ /, / ' / .) ,-、 | l ,-、|'" ヽ
レ // / /"7 ノ, -、 / l| / |/´ i | / / / /
| / / / / /'´ / / | l| |ヾ≦) i | l| /へ.ノ /へ.ノ  ̄ /へ.ノ /へ.ノ
l / l 「/ / / | リハ , `i 、/ /// /イィ
ヽ. l | rf| |-=i ///// | | . l , / l |/ ィ / レ 乞ノ
、 _冫| l i | /| { l|. | /イ´ , /-ノイ ノノノ〃 _ ノ ノ | l |イ く / / / / /
> ∧ト `` l | rf //==彳zイ<壬i / ,<イノノ八 l | ヽ、 l /へ.ノ /へ.ノ  ̄ /へ.ノ /へ.ノ /へ.ノ
/,ィ ! ヽ lハ(ト ー┬ッ‐r‐-、弌V`'厶ニ_==>-ゝ ソ /
l'| l | l. ト-ゝ ` ̄ ̄ ′ /ー'-へ / / ノ
l/ ィ i 、 ゙、 ヽ / <二ノ / / /
` 丶、∨| ゞヾ、 ゙、 l | / 八(_ /へ.ノ  ̄ /へ.ノ  ̄
:::::::::::::::`''ー-i ヾ、 ゙、 | ,.、 」 /ノ ノノ‐-ゝ
::::::::::::::::::::::ノイ ノ ∧ l _` / / /イ_
::::::::::::::::::::::::/,イ /7′ /  ̄二" / / /:::::::..ヽ、 / / /
:::::::::::::::::::::::l/l. /::〈 /\ /ト、〈 /.:::::::::::::::..\ /へ.ノ  ̄ /へ.ノ  ̄ /へ.ノ  ̄
:::::::::::::::::::::::::::V::::::.ヽ ∧ヽ `丶、 /l人_\` 〈:::::::::::::::::::::::...ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\ / ', `ーrへ`ー ' Vハ  ̄ヽ:::::::::::::::::::::::: l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...\/:::::::::| / 〉::::::::::l l ゙、:::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l/ 〉::::::::::| ∧::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 〉:::::::::::| /.:: l ::::::::::::::::::: |
そして、激動するこの情勢下では、その長くはない遅滞が、千金でも贖えぬ価値を持つ。
少なくとも今の彼女たちには、権利の保護云々を言い立てて、本来対処されてしかるべき案件を、先延ばしにする余力はなく、
.
- 632 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:06:32 ID:???0
-
'; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : / /: : : : :l i、
'; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ : ,イ \ /: : : : :| l丶 「国はあなたたちのオモチャではない!
'; : : : : : : : : : : _ -‐ , ̄「 二T` ‐ニ_ \: `、: : : : : :| .| ',
'; : : : : : :_ イ :::l, ::::::l、:::{´z=;ミ: rヘ ヽ-ヽ: :\: : : :l ! .l いい加減感情でものを言うのはやめなさい!」
'; : : :/:::;イへ: l ', :::::l `ヽ {-'´ }`ヘ 丶 `ヾ、‐-丶 :/ | l
'; :/ /゙} z;=;ミト ヽ ::{ rう一'一}ヽ ヽ ヽ i_/ |
/}ソ /} {-' } , \'、 ,<` ‐<ヽ ', ', 'l __」
/ / , ' ∧ゝ''" 、 `` / < `丶、`i l } {´ 丶
/ } / /::l`,、,.、 ヽ \ `ヽ ヽ! ' .ト、 丶 悪化し続ける事態に幹部が奔走していた
} | l {:::;ゞ'´ ノ ,ニ;==‐、 \ ', | \
| } } l:j r'7 {'´ _,ノ ソ1 _ .|. / ゝ '´ 本来対処されるべき組織のいくつかが、
{ ' |. {  ̄-‐ 7\ / /-‐'" { _|/ //
ヽ ト/ゝ‐ '´ / `ヽノハ l |` \/ 統制の乱れた下部構成員の暴発や離散で姿を消した。
{`i !{ _ - '´\ ', ', L_ \
i、 ', ', 「` ー┴T´ \ ヽ `-‐'`、‐- ヽ
+
゚・*:.。. 。.゚:
:. ゚・ *.
゚ .。
゚・ *:.。. * ゚
+゚ それは決して根絶されたわけではなく、
。 .:゚* +
゚ 嵐が過ぎ去ればまた新たな種が芽を出すのだろう。
゚ /ヾー、
r!: : `、ヽ けれども……。
l:l::..: :.|i: 〉
ヾ;::::..:lシ′
`ー┘
ヽ ll , '´ ', /
\ ヽ ll , ' , / /
\ \ ヽ ll , , / /
`丶 \ 。 ヽ ll , ,/ /
`丶、 \・ ヽ ll , , ‐- 、 / / ゚
丶、 \ ヽ ll ,' , ' i / /
丶 、丶 \ ヽ. ll, ' ,/ /
`丶、 \ ヽ ll , ' / / _ ─
`丶、 \ ' ll,' , '´ i // ゚ ─
・ 丶、 ' ,' , '、 ,' ,' ─  ̄ ──
。' ,' ,'f/ ,ィヾ , -  ̄ ──  ̄ ̄
ニニ 二二二二二二二二二二二─,' ,' ,' l{ ,、ヾノ ,  ̄ 。
 ̄ ̄ ̄ ̄二 ,' ,' ,'ヾツ{ソ_,。"
, - ' ,' ' ,'  ̄ ̄ヽ, ' \ ・丶
, - ' , ' ,' ,' , 〃,' ヾ!ヽ \ 丶
, - ' 。 , , , /' ,' i ,' ヽ ゚ \ 丶
, - ' , / , ; / i ヽ ・ \ 丶
, / , !/ , 'i ヽ \
, / , /` - ' ,' i ヽ \
/ / , / ,' i ヽ \
゚ / , / , i ヽ \
/ , / , i ヽ ゚ \
/ , / , ' i ヽ
.
- 633 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:07:22 ID:???0
-
{ ア マ二二ニ=‐⌒〕iトY }
{ / }二ア / / )ィi〔\
圦 /⌒ ア ィi〔 / { /⌒ヽ ヽ
L __/ / i{ /ミt、{^マ⌒ } } 「なら国民の皆様の前で白黒つけましょォン?
∧ / |i a笊ヽ マW ,
/ 乂_ , | | /ゝ vリ 芍}/ }/ 丹生側やる夫君を国会に招致する事を提案するわァン」
ア | | / ´从 ア
, { ヽ/ V ノ/ ノ
/ 八 {__\ /ィi〔/ r‐= ァ
/ / >ミ / 〕iト {辷アノ / _ }⌒/〕iト
/ / / 〈-- __ {‐≦ _ __ 。s≦ ≧s。.,_ __ノ }
ィi〔 } 〈 __ }ニニア ⌒く \⌒\〉\〉 /
ィi〔 ノ ∧ ヽア/ ≧s。 / __ ---- ,
/ /( / { ', 〕iト, ‐=≦ ⌒ /
./ /∨ヘ ∧ 圦 } } /
/ ,/ハ マ,∧ / 乂 / ゝ ノ _ , /
ィi〔 /, ∨ヘ∨ア マ_ ≧=≦ /ニハ ゝ=く /
ィi〔 / / ∨∧/ ‐=ニ二二ア }_{⌒}} } /
/ , ア^| \ __/={ }} , /
/ / | / )- ゝ=〈 〈ア /
. / , } , / /〕iト、 {=} {=} /
/ / ノ / / /^( ≧=‐ {=} {=} ,
/ , / / ア ) {=Lノア / . けれどもその空隙は、
. / / / / , 〈 ≧^ 〈 /
≧/ 〈 / / ア } ∧ / 小学生一人を国会に招致する、
ゝ__〉〕iト、 , { / , } / } ィi〔
〕iトi レ { , ‰ ィi〔 そんな特例を通すに充分なものだった。
\ ア { / 〃 {--- ===‐=≦
{ レ /' ,
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 我々としては、小学生男子の行動を、当人の言動のみで
| 判断するのは危険だと判断せざるを得ません。
| 当人だけではなく関連人物の参考人招致を提案します。
\____ ___________________/
|/
_ _ (◯
,..:'.:.:.:.:.:. :ヽ、 ,イ7´
/;;;:;:.r─‐-、jlノ\ /;:;:i
|;;;;:;:;{ ,,_ `ヾN /;:;:;:.! 人人人人人人
l;;r、/ rェテ rz< リ /;:;:;:;:;| ノ ヽ
r‐j uj. , _j 「 /;:;:;:;:;:;:| < 馬鹿な!? >
〉フ^8、 ' r -, / /;:;:;:;:;:;:;:;| ヽ r'
二二二 二_ _,, ィ´/ \ `´ /二二 二二二 二二,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:|二二 二二 二二二 Y^Y^Y^Y^Y^Y^
, r‐'"´ / lト、 丁´ /|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!
/⌒ヽ. / ハ \__/| ト、 / |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
,! ゙、 \ / ', O ト、! \ / |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
| ', 〈 , l ヽ l! / |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| ,.-─- 、
| ゙i/ ゙、. ゙、 / 〉| l ,/ !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;| /,^ヽ _,、 ! ただし、対する抵抗勢力も
| !リ ゙、 V / ! | ,/ |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|. リ,,,,_ ,,,,_ ! |
| l! \ l / ,! | / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| /´~7 `~'`{ j ただ手をこまねいていたわけではない。
.! } \!/ ,' | /i |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ! /^ニヽ ソ
! | | / │ ,/.::| |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| 」  ̄``,イ 審議の結果、私以外にも三人の女性が、
| ! ! | / | /.:.::l| ,ィ´.:.:.:.:.::,、 -‐ ''7.:l `\二7 ハヽ,, _
| ! / |,イ | /:.:.::::|| /.:;;/ /. .:. : .:. :./.:.:.ト、_ ,イ;;;;;V^!.: i.:.:.:` 同日に国会に招致される事となる。
ト、 V / l |/.:.::::::::|;! |:;;;;i / .:. :.: .: .: .:..|_.:_.:! 〉;;;{ l.:.:.|.:.:.:.:
/ ト、 \ / l !:.:.::::::::|;;| |;;:;;;!! .: .:. :. :. :. :.: /.:ヽ /;;;;;;|/:\.: .:.:.:
′/ \ \ /| | 」:.:.:::::::|;;;| \;;||. :.: .: .: .: .: .: \:.::.:\;;;;;;/ :.:./.: .:.:.:.:
.
- 634 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:11:06 ID:???0
-
/|\ _, . :‐: : : : : : \___.ノ
.ィ__〉|:ト\./: : : : : : : : : : : : : : : : : \
. / r::|:::|\/: : : : : |: :i : : : : : : : : : : : : : :\ その内一人は、言わずと知れた天才科学者“篠之乃束”嬢。
/ o./::/:::ル': : : : : : :|: :{ : : : : i: : : : : : : : : : : \
. |_ /::/::://: : : : : : : λ: :、 : : : |: : : ト: : ヽ: : : : : :ヽ 彼女のみは私同様、与党側の招致した参考人だが、
. | し'///: :/ : : : : : {: ト: : ゝ: : :!:./|⌒i: :} : : : :| : ',
. し.';/ {: :/: :/ {: : : |: |}从:〉 : : !ヽ: }ヽハ:!|: : : :|: : :', それ以外の二人は、野党側が参考人に捩じ込みだ。
|:/: : {: :|: : :/|:l {\: : : i'´V-―z|:!: : : :!: : : ',. /ヽ _
|: : : :| : |: : :|:.:|.メ〉 \__i '" ̄ ̄|jノ: : :i! : : : ', / // /、 一人目は共学卒だと言うこと以外、
|: {: :/!: :|: : :W .ィ:チ ,. '' "/:/: : /|: : : : ', { ヽ / // / /
V|: :{ |: : : : :|ィ/ ′ l:/: : /: |:\: : 丶! レ // / / __ 特筆すべき情報の無いフェミ系運動家だと言う女性。
|: :| |: : :\{ 、'' " ノ /: /: : |: : :\: :ノ 、 〈//
V ト _{.:_;>.._  ̄ ∠ィ: : l: : :|: : : : _/ ) / そして、最後の一人が……。
. ( \ 丿: : : :: ヽ: : `i ーr--- |: : :|: : :|/い{ / /
\ \(\: : : : : : : 丶: | : : | |: : :|: : :!ヽ ヽ)ヽ /===ュ
. \ \ \: : : : /λ|: : ノ | : V: : | \ うト=='" i [_]
____〉 i ヽ: / (ハ: : { |) __ /ヽ:_: : /_//〉| | |
}―――― { V (| |: 丿|) 〉 ` 〈:ヽ:)--〜ヾ | ,..イ\
(二二二 _} (| |}:!:|_|)/ ):〈\___ >r――イ、.丿: : ヽ
/\___.ノ∧ X (:.:ノ / ヽ/ } : :)∧::::ヽ | |/}: : :\
.
- 635 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:14:28 ID:???0
-
/ \
/ / \
/:;' / ヽ
/.::::,' / / /{:__ ',
. 〈.::::::l ′ l . ィ'^い(~゙` : : . ヘ ,
ヽ:::l | | :{ :l ':、ヽ\: : : ', ⌒ヽ ,
'|、 、| | ハ:l,.kァぅヽ\ヽ : : : } :}ト、 }: : ……保育士及び幼稚園教諭、山本奈々子。
| \ヽ :| | :|//、ノ:::j ヽぃ }ノ ィッv、 l: } }:i
| i:\ ー:| ヽ|' {:.::::: リ jノ んハ ∨: リ | i
. /| i : :Y~| │ ゛'ー ' i:.:::リ }i / | ii
/::| i : : {:│ | ゙ー' :/ | :ii
. 〈:::リ i : :八:| | , イ | :!
/ :i ,' : :│ | ,' l │
/ :i ,'. : : i |. `'' ー- ノ: | ′
. / i , : : : : i l 丶、 . イ : : l ,′
. / , : :i :/i : . l ` .,__,...:::j:|: : | i i j/
/ :i , : :i/ i : : l /ー<ノ: : ハ!:i /
,' :i ノ_ノii ', : : : ', 〈 ヽノ / !.! ,
,' i /⌒ i:i ヽ : : : : :、 \ ∨ リ : ,′ どうやら、またしても私は、
,' :i 厶 _j:i_ \: : : :ヽ\. │ 厂∨ : : /
,'i :i:/ ̄  ̄リ⌒゙丶、 \: : : \\ | / / : く 彼女を厄介ごとに巻き込んでしまったらしい。
. / i / 〃 丶、 `'ー--\ヽ| / .ノ イ :|\
{ i :{ / \ 丶、 ∨ / | | ヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.i
.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:!
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:( ゝ、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.丶、 }
.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:.:.:.:.:. 〈 ̄'_.ヽi
:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:(._`__;`ヽ
ー-.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:./´` 、!
:.:.:.:.:.`:.'':.ー-:.;,_;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.ー'~ヽ,. } 彼女たちが、奈々子先生に
`ー-.;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:ー‐---‐ ''´.:`.:.、
;;;;;;'''ーヾ;;-::;;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`::...、 どんな勝算を見出したのかはわからない。
ミi'' `‐::;;≧ー-_::;_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>
. ヽ `ヽ''"´  ̄¬ー-―┬‐'' ´ けれどもその狙いは明白だ。
i { |
; , ' <,..__ !ー ´丶,、 私と関わりが深く、一部教育関係者には
ヽ ー- ..__ ,-ー〈 ヽ / \_
、.. ̄┌┘ ヽ. / _,メ.:ヽ ある種の殉教者のように扱われている彼女だが……。
┌┘ / ,...-'".:.:.:.:.:.:.:\
ヽ、 / ヽ ,./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/、ー`-...,__.ノー- .,, ('´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー}.}.:.:.:.:´、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:'丶、 \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.丶
=il.:.:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:`、 ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:ヽ
==:}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;.:.:.:.:.:.:.\.、
==:!.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.;,;.:.:.:.';,.、. \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:..ヽ、
==l:.:.:.:.:.<:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.,;,;.:.:.:,:.}!:.:.\_,.、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
=!.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:/.:.:.:,;,;,;.:.:.:.;,;リ.:.:.:.:./:./´ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:!
=:7.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:,:':.:.:.,;,;,;.:.:.:.:.,;;{.:.:.:.:.:'.:´.:.:.:.:.:.:`;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,:.:.:.|
=7:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.':.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;,;,;,;,;,;.:.:.:}
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- 636 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:15:49 ID:???0
-
, ´ . : : : : : : : : : . ` 、
/ . : : : : : : : : : : : : : : : : . \
/. : : : i : : : : : : : : : : : : : : : : : . ヽ
/. : : : : :.:|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
,<|. : : : : : :|:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
/;;;;;;| : : : : :.:ハ⌒:、: : : : i:| :⌒ヽ、 : : i: : ト、 彼女自体は優秀なれど極普通の教師。
ヽ;;;,| : : : : : i ヽ: 丶:.: : 八 : : 、` : : :i: : |;ハ
У|: : : :|ヽj _ \:\: : ト`ヽ: ヽ : :Y : : !;;;/ それも気性はおっとりしていて、隙が多い。
′|: : : :| -―‐- \i_ ヽハ :.:}:.: : レ′
/ : :| : :.:トヽ `ヽ |:./: : : | 立場があり、敵であり、隙が多く、
′: :| : :.:i、N⊃ レi:.: : : |
/: : : :| : :.:ト、 ' ⊂⊃ }ソ:.: : : | 〜♪ 私と結びついている。
ハ i : :| : :.:i:.:丶 、 , イ: | : : : |
//ハ」彡i : : :!´ ト、 . <: :i: :| : : : |
ノ´ ̄|:::::::| : :.:| ` ― ´ ′ ||`ヽ_i : : : |
/ |:::::::| : :.:ト、 || ::::: |:.: :.: ト、
′ |:::::::| : :.:| `ー 、 , -――‐|| ::::: |:.: :.: | ヽ
/ 、 .|:::::::| : :.:| ,|| ::::: |:.: :.: |: \
/ ヽ .人:::人: :人` ―――――‐ ´ .|| ::: 人:.: : レ ヽ
/ ∨ヽ ::ヽ::ヽ: ハ`〈 ̄〉〈 ̄〉〈 ̄〉〈 ̄/:.: : ハ} i
/ ヽ 〉 ̄ ̄\ハ}`ー―――――‐彡: /. / ヽ
i / :::: :::: :::: ` :::: :::: :::: :::: :::: :::: ムイ :::: ∨ i
,・ー・、
/彳| ‘ ’’ハミヽ
丿| |、K⊂._⊃|| ||| |
丶ミL二弋ニ彳 彡ゝ
了’’丶シ ヽヒツ .Yく,. 牟
/ ̄ ̄ 丁ニ―┬十 ゛‐ 、 丿彡 丿|
‘ ̄ /| Δ ◇ |三モI I弋 へ ,\_ ノ〈爻乂丶 イ彡
フ ・〉n/〉 ◇ 彳II三キ Iギ介〉(;ミ弋>z ノ‘‘‘介ミ∧,|ヽY彡/
_,了〜v〆ミタ彡II三三I I三介ミV‐弋弋ヤV 彡ノ州|(毒 ・‘ く
フ彡繆彡芻彡I I三三I I三)ミ沸斂龕彡ノ 彳川川 ノ | ‘,
丿彡芻繆彡彳彡I三チI I二ユミ川 州ル彡卯川 ゾゞ, ‘ 〉
ノノ 彡 ミ毛=彳ン八IMI\エ彡彳彳彡州川川州| ┃\ | 丿
丿丿彡V三ミぐ彡;ノ十−十 |未P件彡州川川川柵《 ┗┛” ‘| ’|
丿(彡ヾ(ミミ| ヽ‘く二厂丁‐入┃彳イ州仆从从嚇無 ヾ | ’
丿 Vつノ責)ヽ ; ∈ゝ生功 |《イ巛川从双憮髑憮 丶ヾ | |
/丿須驫鬱)ミ二__彡∈ΣVノ 《イ《从从双憮鬱∧迷ミ ヾ | .|
/須鬱鰺ノレ三ヾ Ynル へ巛彡柵从双从憮纔′ H ヽ ‘ |
須タヌタ’〉三; | |バ州\俎巛颱从淫鹽ア Y) | | |
タ ノ レE三 人∧く| |ミ)川彡ヾ巛双从淫鬱‘、 H‘ 入 l |
夕夕<,/ Eく リ Y|ル川己衛\ヾ双双鬱鬱 \、、 ∨ ÅV| 将を射んと欲すればまず馬と言うが、
レ///巛二彡ミM介》》ぐ二く孃慯畿ミ:寿鬱【 X.三ヲ /二Yヨ
/ ////〉舞巛|| |\巛\λζλミ鬱憮亊五=====>(从\V/ 彼女は、私の馬であると主張できる極少数の一人であり、
uu|厂「弋Y ̄ ̄ ̄| 》 \弋γξτ・ミ憮鬱ζξヽ,‐、_|込X+7
冊|| ‖ |(巛W》ソ 丿 \ιγζζξζπππππ彡πτ’ 情報操作で、私の操り手に仕立てあげられる
‖ ‖ グvW_\弋\ |rκξκννγνξξξυηξζ
|| | 川 | |》/) | \ヽハτ\‘’V )( ’ソ’κη‘・’‘ζ’ι 可能性も無くはない人物でもあった。
丶 | (||《 | ||/|〈 く・._ ‘V=,,_ Xn(〈〃ィレ〆/
| | ヽ巛|| |/介) ) ’:6= .,_;人(‘ 》く丿||
【やる夫の戦力評価@女性党】
.
- 637 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:23:32 ID:???0
-
l: : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : :.|___/__|: : : : : : : : : : : :|: : : :.:|
l: : : : : :l: : : : : : : : : l: : : : : :.l:::::::::::::::::::::::l: : : : : : : : : : : l‐ 、 : :!
|: : : : : :|: : :.∨: : : : :l: : : : l: :l:::::::::::::::::::::::l: : : : : : : : : : :.l }: | おそらくは、フェミ思想の活動家であると言う
|: : : : : :.!: : : ∨: : :l: :.l: : : :l: :l::::::::::::::::::::::::l: : : : : : : : : : .l l: |
|: : : : : : ∨: : ∨: : l: :.l: : : lマ !:::::::::::::::::::::::|: : : : : : : : : : | / : | 私と関わりのない人物こそが、
. !: : : : : : :∨: : :∨: :|l: :l∨:l::マl::::::::::::::::::::::::l: : : : : : : : : :.l /: :.:.|
. ∨: : : : : : ∨: :l∨: {マ:.l ∨l::ヾ、::::::::::::::::::: |: : : : : : : : : :| : : : :| そこに刺さって来るのだと思うが、
∨: : : : : : ∨:.{ ヽ:ヘ::ヽ:::ヾ、:::___ / l: : : : : : : : : .l: : : : l
. ∨: : : : : : ∨',ヽヽヽ, ― l: : : : : : : : : !: : : : l 現状手に入る範囲にはそれらしき情報は見当たらない。
∨: : : : : : :\∧/\ , |: : : : : : : :/: : : :.:.:|
∨: : : :.',: : : :.∧ ヽ __ |: : : : : : /|ヽ: : : :.:|
\: : : :',: : : : :ヘ ´ !: : : : :./-|::|: : : : :l
\: : ',: : : : : : : :≧ / |: : : :/:::::::: | / ≧ュ、
\:、 : : : : : : : : : : : ≧≦:::::::::|: : :/:::::::::/ \
| \: :|: : : : : : : : :ヽ::::::::::::::::|: :/::::::/ 二
|: : : : |: : : : :,x≦ /::::::::::::::::::|/:::/ x≦ ≧―
|: : : : | ,x≦ /:::::::::::::::::::/:/ ,x≦>・ ≠―
|: : : 〃.| / ̄ ̄ ̄\/ / / / /:.:.:.:.:
| /:i | | |二二二二/ / / / /:.:.:.:.:.:.
/:.:.:.:.| | | | / / // /:.:.:.:.:.:.:.
i:.:.:.:.:.l l l l| 〃 / // /:.:.:.:.:.:.:.:.
|:.:.:.:.:.ト l | / / // /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,. ―-- ..___
∠´:.:.:.:. : : . . . . `ヽ
/:.::::):.:.:.:r::―::.-- ‐''´ . ヽ
/:.:::/:.:.:.:.:.{::::::::::::.:.:.:. : : . . i
,. -‐ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!::::::::.:.:.:.:. : : . . _l
/.:.:.:.:/:::`ヽ:.:.____;,:.:. -― ''´ l`ヽ、
{.:.:.::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : . ノ ヽ
丶.:.::::::\:__:::::::::::::::::::::::_;_;_;_,. -‐' ノ
ヽ=.、:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:,,.:.:.:.:__r''´
「 ─ ー‐─‐-‐‐─== r
l `ー'' 、_ !
!  ̄´
、 (_,、_,) ⊂⊃ / 事態の変化に伴い、
,`二__,, ィ
〃:.!:|〉r'´ ,〃:. .〉、 態の良い軟禁状態から解き放たれてはいたが、
/'.:.::l:l}_ハ.//:.:. :/: .ヽ
,';フ::.|:l! l//、:.:. /:.:., -ヽ 厳重な警備下に在る重要な警備対象、
ハ:::.:.:|:|//:.:.ヾ:、':.:/:. : i
i:.:.l\::!::/:.:.:_;.ノ:.:/:.:.:. : l それも小児が鼓動して手に入る情報など
l:.:.:|o:ヽ!':./:. : : :.:.l:.:.:.: : l
l:.:.:::!::.:.:.:l/:.:. : : .O:.:.|.:.::.:. : .l 多寡が知れている。
r':.:.::l::.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:::::::.:. .l
rヘ:___|:O:.:..!::::::::.:.:.:.:.:.:.:.l:::::::::::.:.| しかも悪いことに、束さんも五課も、
rタ八_rj}|:.:.:.::::!:::::::::::::.:O:.:.:|:::::::::::::rへ
!l{カ}rグ l:.:.::::::|::::::::::::::.:.:.:.:.:{:::::::::::::}'っ } 予想を超える大捕物となった女性党幹部と
片f-'´ l:.:.:::::::|::::::::::::::::.:.:.:.:_こー¬t〜´
‘ー'' !.::::::::::|::::::::::::::::::/ ハ_,r':.| フェミナチの癒着事件に振り回され、
|:::::::r-、::::::::::::/ / '}::.:.:.|
!:::::::ヽ_ry、r'´ ,r' |::::.:.:! フェミナチ事件と直接関係の無い案件に
、:::_rく`,ィ{_,、 / |:::::.:.:!
Y二rX{,V⊥r';rー'^Yj,r-‐'7 手を突っ込める状況ではなかった。
Tノヘ.Yr‐、Yっァヮぅゝ-‐'
〈:.:.:::::とヘこノr7´r;:ノニフ
,ゝ、:::__;;:Yゝ,rクrtくゝ'{
/::::::::::_;.rク ^^'}Jヽ':::〈
‘、__;.-_'r‐'´ くr―-、ノ
` ̄´ | ::::::::}
t、__::;.ク
`ー'´
.
- 638 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:24:13 ID:???0
-
/ / i ヽ ヽヽ
// / , / ! ヽ ', ',
// /-‐‐l lヽ-‐-! ',_',
,..// /./ハ l\. i \| !,'i\
/;;;トl ∧| ' __ゝ `ヽ. _ ヽ | !/!;;;;\
ヽ;;;/トl ハi.Y´ ` ''¨`ヽi. l i/|;;;;/
`{;;トl l:| //// , ////!| ! l;;i
/;;l.l l:l', ._ _ l. ! !. !;;! ……あっ!
l;;;;;,'l l:l:ヘ. 、 _ノ ,.4 | l l;;;!
`7 l |:l:::::i>. ,.イ::::| l l! ト'
/ | l:|:::::i:i:::..|.`::¨::´: {::i::l::|/ /l! ',
/./ i !i:::::i:i:ノj '\!/ //ji. ',
. /./,..,-ヽ从 ̄ , ハ,、、 ,' ./' 丿7ー'、
. //´ ヾ::::ヽヾ`~冫/, ' 、ヽ¨ ! //:::/ `, こうして私は、結局彼女の過去を何も知らぬまま、
. // ヽ::::ヽ /././.∧ 、. ', レ'゙/::::/ __ }
/ .{,'´`\ }:::::.} ' .::V:. { /::::/ ., '"´ ゙|
〃/l ヽ」:::::r'{_ ::::::::: _ト、'::::/'´ l!
,.イ ll 、j::::;j `ー´`ー´ /::::::Y 八
l ll ヽ`;:::〉\_, 、_/ 〉:::::r'./´ {ハj
/ ハ }/ ` ハ;::::゙j 〉
/ . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . \
' . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . ヽ
′. : . : . : . : , : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :.
/ . .: . .: . .: . .:/: . .: . : . .: . .:|: . : . : . : . : . : . i
,.イ . .:! . : . : . : /ヽ. .: . .: . .: . .:|i. : . : . : . : . : . : . |
/ ;;;| . : |. .: . .:i: :/. :i . :ヽ . : . : . :|ト、 : . :ヽ . : i:. :. :. |
〈;;;;;;;;;;| . : |. : . : | :|´⌒ヽ: .:ト、. .: . .:||´⌒`ヽ|: . :|: . : . i\
\;;;;| . : |.: : .:∧:| ヽ:j \ : .ハ:ハ: . :| :/:|: . : . |;;;;;ヽ
ヽ| . :八i : .i ヘ____ ヾ ∨_____ヽ:.W: |: . : . |;;;;;;;;;〉
| . : . :ヽ: ,イ´ ̄ ̄  ̄ ̄`ヽ八:.:|: . : . |;;;/
| : . .: . .:ト、ヽ |;イ: . : . |´ 久しぶりね、やる夫くん。
| : . .: . .:| " " ´ ' " " ´ 从!: . : . |
| : . .: . .:|、 /八|:. . :. .|
| : . .: . .:|.:ト、 ー- -‐ /-‐´|:. . :. .|
| : . .: . .:|.:|!: ヽ、 ∠: : : : |:. . :. .|
八 . : . : |.:|!: : :个 、 イ: : |: : : : :|:. . :. .| 彼女との数年ぶりの再会の日を、
/ . :|: . : . :|.:|! : : ノ >― ´ |: : :|: : : : :|:. . :. .|
/ : . :|: . : . :|.:|i:/ /∨} 八:. :|: : : : :|:. . :. .| 迎える事になる。
/ . : . :|: . : . :レ' /ハYメ、 `く: : : : :|:. . :. .|
. / . : . : ,|、. : . : | // | !| ヽ、 :|:. . :. .|
/´⌒ー‐ヘ:| ヽ: . :八 // /Yf}.! ∨:. . :. .|-― 、
/ ヽ ∨:ハヾ // / |.|l.| / : . : . 八 \
.
- 639 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:24:30 ID:???0
-
, : : : : : : : : : : l /: : : : :ー 、
, -―/: : : : : : : : : : : : l, 7 /; : : : : : : : :'i
―――/ /: : : : : : : : : : : : : : : i, ! ./;〃: : : : : : :/:i: |
i’ /: : : : : : : : : : : : : : ; : :.l:.〉/" /: : : : : : :/: :!: |
ー 〉'/:/: : :l: :|: :/: : : :|: : :|: : :|l: \_、,i:/: : : : : :': : : : |
___/"/: /: : : |: |: /: : : /|: :/|//儿:_: i, i': : : : : ;/: : : : /|
/ ̄/: /: : :|.:|: |:/: :/:/ .|:/ノ|_/,,,,__/ ̄7: : : :;.'/: : : :,:/: :| え? やる夫くんが今まで単身赴任してきた
. |: :||: : :|: |: |〉__'_/ ノ' ´!' い::::"ミ/: : ://: : ;//: : :|i,
|: :|.|: : |: :|;: |,z-=z_ 弋::::::/: ://:;,イ: /l: : : |:li, 世界線に、経路に引っかかって雁字搦めになってる?
. |: | i;: :|l:';|:i,ヽい::::', ''///,,.:'': : イ: : :l.: : :|: l'i,
i;:| i; :|i; |: i,弋::::::;i ´' '´~|: : : : : ||: : : l: : :|: :l: i,
. i;| i;:|/`: :i, , , , `__,.,-−、 .|.: : : : :|||: : : l: : |.: :l: :i,
. i| 〉:/: : :i, u 'y' ,) ./.: : :_: ||||: : : :l: :|: : l: : i,
/:/: : : : :〉、__ __'ー,,ニ-―/: / ー|: : : :l: |: : :l: : :i,
/ /: : : :/,=三三::シ"i: :./:l: : :〉' .::|: : : :l.:|: : :l.: : :i,
/: : :// /: :/ ,i: /: l:/ .:::::|.:l.: : :l:|.: : :l.: : :i, ☆凛男友達シリーズ二次創作
/;,;,;,// /: :/ ./: /: ,i' ::::::;|: |: : : |!: : : l.: : :i, インフィニットストラトス
 ̄ / /: :/ ./: /: ,i' :|:::;i.: :|l.: : :|: : : : l: : :i, ――やる夫は、無限の成層圏に手を延ばすようです――
/ /: :/ /: /.:,i'/. .::|::;i.: :|.|.: : :|.: : : : :l: : :i、 ヒロガリ
/ ./: :/ /.:/.:,i'" .:::|:;i: :/|.|.: : :|: : : : : :l: :,: i:':.、 第五話(中) 【波及】 完
/ / ; ' /: /:,i' .::::::|;i: / | |.: : :l: : : : : : l: :,: i;:::::':.、
/ / / /: :/ .::::::::|: / ! |.: : :!: : : : : : :!: :': i;:::::::::':.
.
- 640 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 22:26:04 ID:MGtnqGSG0
- 乙!
- 641 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 22:27:29 ID:ee35EPsr0
- 乙ー
- 642 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/02/25(日) 22:29:58 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 銀英伝ファンの方にはすいませんが、私の眼にはジェシカ・エドワーズは、
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 良くいる行動力だけ無駄にあって中身の無い、フェミ系政治家にしか見えません。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 後、女性党関連考察してると、現在と構図が殆ど変わらんのがキツイです。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 民主政治って、所謂ユートピア思想の類で、根本的な所で
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 人類向きの政治形態じゃないのではないかとて、真面目に思えてきます。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 643 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 22:34:19 ID:yYviLu0j0
- 乙でした。
もっとマシな政治形態が発明されるまでの繋ぎだから……。(何時発明されるかは分からない。)
- 644 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 22:36:23 ID:N91bhud90
- 乙様ー
- 645 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 22:36:39 ID:xg7G0XdO0
- 乙でした!
やっぱり面白い
- 646 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 23:07:43 ID:+cRJx2Sr0
- 乙でした!
エタ―にならず嬉しいです! あと銀英伝はヤンの民主主義からしてアレだからw
- 647 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 23:25:32 ID:Qb94Mrew0
- 乙でした
続きが見れて嬉しい……
- 648 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 23:26:10 ID:xn/OToYT0
- 乙でした
- 649 :名無しの読者さん:2018/02/25(日) 23:50:18 ID:awesz3Kz0
- 乙
銀英伝が、というより産みの親のガイエがなあ…
- 650 :名無しの読者さん:2018/02/26(月) 02:20:13 ID:K8IPhKR80
- 乙 奈々子先生は過去になんかあった設定だったな。続きが待ち遠しいわー
- 651 :難民 ★:2018/02/26(月) 03:20:08 ID:???0
- 乙でした。
- 652 :名無しの読者さん:2018/02/26(月) 03:37:12 ID:IrsvRtJ20
- 乙でした
- 653 :名無しの読者さん:2018/02/26(月) 04:19:40 ID:P/KVqSq30
- 乙でした
- 654 :名無しの読者さん:2018/02/26(月) 18:42:06 ID:nq2rBN4O0
- 乙でした!
- 655 :名無しの読者さん:2018/02/26(月) 21:11:40 ID:EtvrMCmG0
- 乙でした ひどい小学生詐欺だわw
- 656 :名無しの読者さん:2018/02/27(火) 04:23:27 ID:tL2ztFM10
- あぁあぁ乙に御座います!
- 657 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:37:23 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ どうもお久しぶりです、順調に遅れてます。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二> どうでも良い事なのですが、変な夢を見て起きて、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ なんだか眠れそうにないので、夢の内容をつづってみます。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ まぁ、そんな大した夢ではないのですが……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 658 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:37:39 ID:???0
-
-‐…‐- 自分が主人公ではなく、お話を眺めている様な夢で、
>.: `ヽ、
./ , i 、 、 、 :\ 話のラインと言うか、導入は凌辱調教系NTRのテンプレに近い感じ。
/ / ,イ l .\ ...、 .', ヽ
ll. / / /.」厶ム、 V ..', ', まず最初に身近な女性の様子が変だから始まり、
!i f ./ / 从ィ依マY′,}/ヘ : . .i
i.!l l,,_/ / '.{″ {::::ソっ| /.〈}, }.!: :| 鈍い主人公を横目に、性的な仄めかしみたいなものが
| .!!i.'´レ.,ィ仭{ ` ...'゙..:::ノィ′ ,ノ..!: :|
| l.!l . 、i{ {:::ソ.; ....:::::::::: .,..i,/ハl 読者に提示されるところから始まりました。
乂.!i、ト{o゚'゙..:::. _ .: :/ハ`ヽ.
. ヾ` .ヽ f-'⌒ヽ 厶}; .-.'_'.、:.:.:.:.:.:.:ー―――――‐---
.` 、 ∨ ̄ / 〃´ `ヽー-----------――‐ ミ:.:.:`ヽ
.≧=‐<} // '.\ ヾ:.:.:.i
〈] /i i | i:.:.:.|
/ / :| | | |:.:.:.|
/{ / ∨ .∠. /∨ 〈 .':.Λ|
/ 八.{ -ヘ,_/ ̄`VV′ ヾー------‐ ´:/ {
{/; / ___} } | ` ――‐ ´ ヽ、
/ ,/ ハ :| | }
【被害者A】 .' {: , ' / ,ハ :| | _ノ
{ . : :〈: . {,/ ノ ヽ. :| |
.
- 659 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:38:03 ID:???0
-
´ >'''~ \
/ ´ ヽ
/
′ \ , 普通のNTRものだと、
/ / \ l! |
' ' 、 \ ヽ .l! | 主人公の優柔不断であったり
| / / j| |ヽ ' l! |
| ' ' ./ | | \ _,. -''~ | |ヽ | 鈍感であったりが原因で、
| | !| / / .!`~l ̄ ̄´ 、 | |/ハ ヽ
| | !| | ,/ / | / ´ ヽ_| |/ミ'ヽ ', 後戻りできないところまで行ってしまったり
| | jI斗''~// -、 ' / ,-― ,ィてつ |〉 }ノハ ヽ
| | ', ヽ |' // ィ=≡彡' || |y~/ ,\ \_
| | ヽ ヽ|__,ィn / || }イ ! |  ̄
| ヽ ヽとつニ''~-‐=ミ、 /リ ハ | .ハ
人 ヽ\/ ̄ ,, /`i__ }} 、 } /ヽ V | / .l}
\_,〉 { / / / ハ_ !l /イミk,} }_// リ
ハ. / / / ハ !l r‐_-夕 / ハ`l /::::::}:}ヽ/
/ /V { { ,' } !lー、- ,_/ !|::::::::o:):ノ`ー――--― 、
/ノ .| | | ! | j」 ハ /'_/:7::{ / ̄ ',
,. -''~ノ ノ / | |'''´ { /マ-―ミk:ハ / }
____
/ "''<__
,ィ''" ` <
/ / / ∨
/ / / ', ∨
/ / { }. } ∨
. /. : : / } / } l {
/ {: :. : : : :/ / }. ', ヽ
. / {.: : : : : :. :.,イ. / } ', ∨
/ {. : : : : / /: :. } ',. }
. / ',: : / /: :. ,'_ }ノ}ノ
.. ,'{ / {. ≠ /: : :. / . Y }
{ゝ‐-イ ',. Y´ハ. /: : :. / ノ }. /
. 乂 { ', 人 ',{ ∨: : :. { /,, , イ {. /
. / ,,ハ } ヽ \: : : : `'<: : {./_,,イ V
. { {i /: : ヘ } ハ. /\.: : : :. 、`ヽ. ', ヘ.: : :. ‘,
从ハ. ハ.: : : :.ヘ }.: : :.)'. : : /ヽ: : :. ',ヽ Y', ヽ: : : :. ヽ
. ゝ( ): : : :ノリ: :/: :./}: : :.ハ: : :. レ,イ 、乂_',: : : ',
ノ_ 彡イ_ァ(: :,ィ /: :,: :}ノ: : :. ノ´ノ / ヽ: : :. ハ }
_>''" ゝ{ イイ''"( ,, -=≦─-<. ,イ}: : :. 'イ/
ァ''´ ゝ ¨"''<_ .イ 被害者が増えてしまったりするのですが、
. / ヽ
{ } 夢の中の物語はそうはなりませんでした。
{ }
', ', .:: ' と言うのも……。
', :l ..::::: :::: }_____l
/:´: ̄:≧s。:: ..:::: 。s≦: ̄: : : : : : : : : : `>
. { : : : : : : : : :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :{
.
- 660 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:38:19 ID:???0
-
,_,.ィ_,._
_ソ:::::::::::::´<,
イ;;:::::::::::::::::〉
,_'リヽ;;;::::;;;/
/´ ̄ヾ:::フ'ヽ、
. { ,}::/ l::`‐.、 _,..:-=ー'
ヽ, ノ {'′/ ヽ::::::l, ,. ,r-‐;=' "´ ,..ィ
} ! ,! ,/ 〉::::l, ,..‐'´::`ー‐'´::::::て_ ,.. -‐''´::::::
〈 ヽ, | / /::::::::ヽ、 ,..-''´;::-ー''::´:::::::::::::::::::::: ̄::::::::::::::::::::::
〉 ,.!ィ l/ ,:へ::::::_;:::-:''´-ー'´::::::::::::__;;::::::::--:──:---:::::::;;____
/ ,/ ,;.ゝ'´::::``ニ´_;:::::-‐‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/-/:''´ ̄'':´::::;;:: --‐、──t-、;:: -── '' ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`` ‐-
/イ_;::::ィ‐''´ ̄l, {::::::::::|
,/''::::::〉'´;;;;;;!;;;;;;;;:l !::::::::::l
,<二ミ/;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;:} /:::::::::/
i- 、:::::ソ ;;;;;;;ヘ:;;;;;;;;;;;;;:l, ,ゝ、:;;:」
└ター゙';;;;;;;;;;:l !;;;;;;;;;;;;;;:l, !_z'=〈 夢の中のNTRれ男は……、
l:;;;;;;;;;;;;;;;;:! |:;;;;;;;;;;;;;;;:l ゞー'´
|:;;;;;;;;;;;;;;::l !:;;;;;;;;;;;;;;:l その、正義の味方、だったのです。
. |::;;;;;;;;;;;;::/ ヽ:;;;;;;;;;;;;;:l
|::;;;;;;;;;;;::/ ヽ:;;;;;;;;;;;;::!
!:;;;;;;;;;;;:/ ヽ:;;;;;;;;;;;:|
|::;;;;;;;;;::| |::;;;;;;;;;;:l 【NTRれ男……もとい、探偵役の正義の味方】
|:;;;;;;;;;;〈 |::;;;;;;;;;;;ヽ
|:;;;;;;;;;::l′ ヽ;;;;;;;;;;;;:|
.
- 661 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:38:40 ID:???0
-
<::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::\:::::::∧::::::::::::::v::::::::::::::::::::
 ̄/::::::::::::;::::::::::::/:::::/:::::::::::::::::::::\::::::|::::、::::::::∨:::::::::ハ::::
/::::::::::::/::::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::::\|v::::\::::::V::::::::::|::::
/::::::::::::/::::::::::/:::::/:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::V:::::∧:::::V :::: |::::
厶斗::::/:|:::::/|::::::|:::::::::l:::::|:::|:::::::::::::|::|:::|::∨:::: |::::::!V:::::|::::
l:::::/: j/:::/|::::::;v:::::::l::::;l:::|:::::::::::::}::|:::|V:lV::::|:::::l l:::/:::: 身内が意に沿わぬ仕打ちにあっている
j/|:::::::{ |/ .|::::/ ∨::;W l::|v::::::::/|リY lリ V::|v::l j/}:;、:
l::f Y l::/ V { ゙{ V:::/, }' }' / _,.j/ }/ j/ | そう察した彼は、すぐさま行動に移ります。
j/| {ム r=fzz≧ミメ、_ 〉jV/ _,..ィ≦zzfir_ ,'〈:|
八{:: ', 、_Vzツ `⌒ `ゞ ´く Vz;ツ/ ')ノ, ' たとえそれが身内の傷を晒す事であろうと、
ヽゝ', ,'´/
,.ィi〔ム.,_', ::| 'ィニ\ 自分にだけは知られたくないと思っていても、
/ニ/ニニム :::| /二二二
/ニニ{二二ニ込 ::| ,.:;'二ニニニ= 彼は止まりません。
,.ィ={二ニl二二ニニ\ ,.イ:;'二二ニニ=
/ニニv二ニV二二> ´',:\ ´  ̄ ̄ ` /:::::;'マ二二二/
/二二二V二ニV> ´: : : : :.',:::::\ /:::::::::;': : :`マニ=/=
/二二二二ニV二ム: : : : : : : :l:::::::::::\__/:::: /:::::;': : : : :.|=/二
_,. {二二二二二ニマ二ム: : : / l ',:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::;: 、: : :./二ニ=
_,.。s≦二{二二二二二ニニマ二ム:/ :::':; ::::::::::::::: : /::: ::,イ二ニニ=
,.。s≦二二二二v二二二二二ニニ寸ニニ\ ::',\::::://::: /二二ニニニ
` 、
, \
. / ヽ
/ /
/ ,
/ / / i//i '.
. / / / i l i. !
/ _/Y__,/ ' / /l i l │
/ !. /| `! /_/ ' .
. / / / j/│ ' `l /、 ! i
/_j/_ i イ //' j./ \ '. !
 ̄ ̄`ヽ〉 jノノ' /' i !
___ }
::::::::::::::::::.  ̄ ̄`ヽ\ハ l 彼には守らねばならない人達がいました。
:::::::::::::::::: , `i
::::::::::::::::::: /_/! i! そして、助けなければならない人が居ます。
ャ=―- _ :::::::::::::::::::./ ノ ハ
乂 ノ '< l. │i なあなあにすると言う選択は、
.、 ー ´ イ .! .! |
\ < j ! | 彼の中には端からありませんでした。
. ヽ < ' j
>--< { - 、f⌒ヽ / / !
- 、 , -- 、, -- 、r ´ / , /` 、
/. r:.、 `ヽ .::/ i iニニニヽ
/:: : . i ヘ ∨ | lニニニニニ
::: : : . .!/ :i ∨.::::/ ; jニニニニニ'.
:: : : : . .:j ;::::; イ . /ニニニニニ i
: : : : : . , i::::!//| i /ニニニニニニニ!
: : : : : : . i l::::::::/ .| l. /ニニニニニニニニ
.
- 662 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:39:04 ID:???0
-
: : : : \: : : :\: : : : : : : : : : : : :ヘ
\: : : : ヽ、: : : :ヽ;: : : :; : : : : ,: :'i,
`ヽミゝ、:;_ヽ、: : :i: : : : :\ : : : :\≧ 一時の情に流され見て見ぬふりをしたところで、
: : : ::\`ヽ、 ̄`ヽ!\: : : : :ヽ: : :; :>
\: : : : ヽ: : :\: : : : :ヘ ; ::; : :',: : ヽ 彼女の傷を増やすだけ、被害者を増やすだけ。
: :,:\: : : :',: : : :';\: : : i !: : ヽ:}: ;: ::i
: :.i: : \; : }≧=≦xミ:、从、: : :iWヽ! ,ィ 今は痛くとも、傷口は切開し、
,: :|、: :./ ∨:;rイ´ ̄`i .|: ::}´`i' ,ィ .//
.ヽ! ∨ /;イ{::}.i! / .;i!:/ ,'/ / / / , 膿を出さなければならない。
,爪、マ彡'弋_ソ / ,'::!' /::ヽ,/_∠ / iヽ,
ヾ:/ _;、 . , :' .,' ;' ,:/:ヽ::t:、;:::: ̄`ヽ,_ l ヘ, 愛する家族の拒絶にこそ彼はいきり立ち、
∧  ̄ ̄ ̄ .,'::,'彡'::::::::i:::∨》:::::::::::: ̄ニ=-'x
爪i 从:::::::::::::::::i:::::∨:::::::::::::::::::::::::::::: ̄ニ=-、 己の信じる正義を貫きます。
川li /从ゝ、:::::::::::{:::::::::::::::::::::{ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::
∨ソ ///!l|! _ニ-i:::::::::::::::::::::ヘ ヘ:::::::::::::::::::::::::::::
.//// .|l|! \ }:::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::
ニ三≫ ///// |l|L∠_ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ∧/// |i!ヾ `i!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
__, イliW ::;ilW .リ \'{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
圭圭彡' /:/ マノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
// _,, r=''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〃 , r '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〃r'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
- 663 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:39:19 ID:???0
-
,_、_
_)`;.:.:.:.:.:.´< -=ミ
ソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y-=ミ _ ,.ィ、.=´二二ヘ:\
∠:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ≧.ャ.≦ィ≦//////\ヽ<
イ;:.:.:.:.:.:.:/ / /<//////////ハ : : : : :<
,'リ .イ / / <///////ハ : : : : : : :. .
√´ : :} / / ___ <////ハ : : : : : : : : : .
_> : : : : :i / / />< 〈」 〈」><///}}>,; : : : : : : : .
/: : : : : : : : | 川 /〈] 二_─ ヾ/}}
/: : : : : : : : : :/ | | / ___ 二ニ 「 ̄ ̄ ∨}
γ: : : : : : : : : ィ'" \V |!__」 / | \ 丿ハ
/: : : : : : : :/ く | / / 丿 `¨´
ノ : : : : ,_::/ ヾ: /  ̄ ̄ ̄ ,' .ハ 斯くして、明らかに一般人ではない
/ : : :;/::/ / ,' .ハ
/ : : : : : :/ / /=ミ ハ 覚悟ガンギマリの主人公は、
/ : : : : : :/ / / ∨ ∧
. / : : : : : :/ / >- く ∨ 実力行使に出た敵を蹴散らしながら
/ : : : : : :/ / / .:::⌒ヽ ∨
. / : : : : : :/ / ,.ィ/;/:: : . | ∨ 網を手繰り寄せて行きます。
r' : : : : : ::/ / ././,'「 ̄  ̄ :T ∨
. ゞヘ : : : :/ / / li:|:| l .∨ そして……。
/ ヽ ;{ / ニ=/ li:|:| | .∨
. | r ゞハ. 》 { /∧. 弋i:| | ∨
廴んノノJ { ヘ 从 i ゝ、
∨: / ヾト、_ _ノハ ‘ <
∨ / `ー ─' `´‘ <
.
- 664 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:39:31 ID:???0
-
rー ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::::::::\::`::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::l
/:::::::::::::::::::::::::::/ミヘ:://ヘ:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::`..、
l::::::::::::::::::::::::,/ヾヾヾヾ´´ )::::::::::::::::丿:::::::ヽ:::::ヽ::ヽ
/:::::::::::::::::::::::/ : : : ::/::::::::::::::ノ:::::::::::::::::l::::::::ヽ:l
/:::::::::::::::::::::::::::::\: :: .(:::::::::/ ゞ、:::::::::::/:::::::::::::::|
(:::::::::::::::::::::/:::::::::::) : : :ヽ::::ヽ ::ヽ::::::::ヽ:::::::::::l::l ついに姿を現した敵。
):::ノ::::::::::::( ゝ-、::/ : : /::/` ̄ ソ::::::, ノ::::::::::::::l:l
|::(::::::::::::::::ヽ ,ゝ(- : : : y ⌒ - (::/´(::::::::::::,::::::l ヽ それは、彼の親友でした。
l:::::::::::::::::/ ,´,,,,,,,,、 : : /〒宙ヽ、 .ソ:::::::::,::::ヽ
l:::::::::::::::( ./ | i:::c` : : : ` .┸=゚ソ,》 ):::::::::::::::ソ 大切な人を人質に、
\:::::::,-ヽ ` :` ´ : : : : ¨¨ l/_`l:::/
/:/l:::l :l : : : : :. . : : : :{ /:: l´ 手を引くように告げる友に……。
ヽ ヽ:l : l : : : : : : : : : : , ) : /、
\ヽ : : : : : : : : ´/l`-ゝ
ゝヽ : : : : , -――---- ゝ y`-´:ソ
\ : : : : : :--- / |::::/
\ : : : : /: : /:::(
ヽ : : , ´ : : イ_`
,, --| ヽ -..:::: : : : : : __ .l>`l
|: :` -==--- ― ´ |
, - |: : : :|三|三| |-ヽ
,,,, --´ .|: : : :|三|三| , -´丿ヽ-- 、_
----――― ´´ `ヽ :|三|三|_ , , -― ´ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.
- 665 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:39:46 ID:???0
-
{:::::::::::\::::::::::::::::::{ \::::::::::l::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::/:::::::
\::::::::::::\:::::::::::::\ー- \::::}:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::/:::::::::::::
―、 }:::::::::/ \::::::::::::) ヽj:::::::::::::/::::::::::::::::::::{:::::::::::::::
./´ ̄ヽ /:::::{:::l / ヽ::/ /:::::::::/ {::::::l:::::::::::::ヽ::::::::::::
. { __ ./´v´ `Y´ ̄ヽ {人 ヽ{= ' =_ {::::::::::{ ヽハ::::::::::::::}ーv::::
/ニ=- _ / / / l } j 》 ; \:::ノ }::::::::/ ∨
__ノ二二二二/ / / | l=- ... __ / ┃ / / l ヾ /::/ / ∨
、二ニニニニ/ { l二二二二ニニ==- / 、 ' U ヽ{ j } }
\二二二l | ̄l r' / / ' /
\ニ=-| { {、 '. /::::::
ヽ } .l j } ノヽ .- <::::::::::::
/ | / ゝ._ {_ ノ\ / \::::::
/l、 .l / -\ U / , z≦ }::::::
ー ' } ト、 | 、 / / ヽl l /: : : : :j::::::_
/ l: :} l , -== 、Y ´ー―- フ U //: : : :, z≦´: :
. / /:ハ ! / , ――=≧s。 rニ´< u. /: : : :/: : : : : : :
/ : : : | '. / /.:.: : : : : : : : : :.\ { /./: : : :/ : : : : : : : : :
. /: : : : : : | l /: : : : : : : : : : : : : : : } ヽ _ . 、 /: : : :/: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : :.:∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : l ゝ -=ニ´:/ : : : /: : : :/.: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : :./ :: : : : : : : : : : : : : : : : : :.:| /: : : : :l: : : : :{ : : / : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : :.{ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | /: : : : : :l : : : : \/ : : : : : : : : : : : : : : : : :
しかし、正義の味方は問答無用でした……。
- 666 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:39:59 ID:???0
-
,.,r'´4, _
/: : : : :゙i. -≦ : : : :|
,. -<´: : : : : : : :゙i: : : : : : : :L
}. : : : : : : : : : : : : :゙i.: : : :゙i : :i: :j
/: : : :.: : : : : : : : : : : : :{: :゙i,∧ : : : ':-!、._
,r':´:} : : : : : : : : : : : : :゙i'⌒ヽ,ノ``'ミ,!、.: :!、 :{,
/ : :,r': : : : : :l: : :l : :{ : :〈,イ゙\ /入、\: : : ‘、
〈: : :゙i : : : : : : :, : : : .: :-‐''"_ヽ'、 l l′/`_''l}`:〉: : : ;〉i
∧ : :゙i: : :゙i. : : : : :./ /∠´ `ヾ' l lレ'´ 'ヾ/.:. : :./
〈: : :゙i{:. : : : :゙ : : /u i{,_,, ゚ }! l li{,_,. ゚ }\; N
Y : : : : : : :. /u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ `}〉
゙i.: :l: :{  ̄Y: | u ' ` .,__〉〉 | 人質を取り余裕たっぷりだった親友を、
{.:∧.:l {_. ゙iヽ i| ,r‐ `'U'U__,.ィ} |
‘'{:::::゙i\ : : :l| /,r 'T"丁 ̄| ̄ | l|'| 一瞬の停滞も無く打ちのめした正義の味方は
ヽ::: / }i\,:`,r l! ,イ |__, ⊥ _|__,l|.|
∨::;:;:;ヽ::/ハ丿 i l_/ _,ノノ|| 自分が帰らなければ云々と告げる彼の
´狂.}iij.}’;:::. l |Y/ ‐┴''"||
| ム゙l! ::./ l . 仁 ._,__. || 右腕を躊躇なく踏み砕いてこう告げます。
ノ \ | lニレ'´ `ヾ'、 ||
≦´ ヽ 「]、. ヾ>、|| お前が真実を話さなければ、
孑´ | ヽ `「ヽ }H|\
´ ヽ _ |:ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐||/ `ー─ 骨を一本ずつ砕いていくと……。
゛'' .., |:::l\`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
゛'' ..,}::l:::ト\ ` ̄ ̄ ̄ /
 ̄`¨≦}::l::}≧¨`−──‐
|:::l:::|´
.
- 667 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:40:19 ID:???0
-
l 三三三三 l
l 三三三三____ l
,-‐'´ ̄ ̄ ̄二二ニ=〉:::::::::::::::〈=``‐-〈
//////,-‐'´/:::::::::::::ヽ‐':::::::〈__,‐、>-、_/ ̄ヽ
////´ 〈_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ l////
//// /`‐‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉l////
`‐-l ヽ::::::::::::::::::_/_,、/ヽ:::::::::::::::'‐、lヽ//
l 〈::::::::::::::::::::::ヽ >:::::::::::::::〈l l―
l ヽ:::::::::::::::/ 〉:::::::::::::::〉l l
/ヽ 、 ` ̄ ̄´ ヽ___/ l /
////l ヽ ,-‐'´ヽ ,-‐、_ / /´
../////l ヽ ヽ,:::::::l、 l:::::::::// /\
/ l//∧ 、 ヽ l:::::::::/ 〈:::::::// ./ \ 事態は当初のNTRれモノのラインを踏み砕き、
l///l l ヽ ヽ  ̄´ ,-、 ヽ-‐'/, l
l/∧ヽ ヽ ヽ `´ ////、 絶対妥協しないマンの爆走は続きます。
\/\ヽヽ ヽ_ ,-‐、 / /l///、
∨/, / 〈 レ‐//l////、 その狂気にただのレイパーが勝てる筈も無く。
∨/\ レ ヽ ヽ ヽ‐‐,////,
∧ \/ , ヽ / ヽ ヽ l////,
∧ / ヽ / ヽ l i ∨ヽ'
``‐-、__ / ` l l l l /
l``‐-、__/ l l l l 〉三
∨ l l /l /, / l,
∨ iニニ〉``‐、 // // //, / l/
ヽ 〉 // ///// / //,
.
- 668 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:40:34 ID:???0
-
_ __
,. ´ `ヽ‐- 、
/ ヽ
/ / ` 、
/ ./ . / .,:イ | :.
./ ...// / / ∧ ;
/ .../ / / . / V ...| .:!
′ .|: |__,,x≦ミ´ /.../ `ー-∨...| i| |
.|i .|才´ (:,:o,),` // =ァミ \| || |
..八 .|i..|`¨  ̄ /´ 、(:,:o:,)ヽl| リ |
ヽ l|乂 .: .:  ̄¨´ !.../ ;’
..∧八 ′.:::: /./ ./
{ (:. _ /ク.:イ´
\_. ´ こ`ヽ /´ )}
`、 ..::::/__/ 後戻りできない一歩手前で
l\ ...::::://
ヽ|`:.. ...::::,. イハ 被害者は救出された
| ` ― ´...::::{:::::::ヽ
,/| /´ ̄ ̄lヽ:::::::ヽ
_ _//| / } ヾ:::::::ヽ,
,/'"  ̄~ /~´ / | / /´ ̄¨´--─'-
/ `゙゛‐〈 / /\ ヽ' ̄~ l' `ヽ、
/ l O――――、_ ∠ /l l、
/ l/ ̄ ̄ ̄"` ―――O l l:::ヽ.
/ /::::::::::::::::::::::Y::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 l }、::::::.
l /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ l l ヽ::::::;
l /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.l' l :::::::;
l 〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}/ l /::::/
- 669 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:40:47 ID:???0
-
>''"  ̄ "''<
/ \
/ ア. ヽ ∨
,'. ,' l イ从乂 }、)ヽ}、Y l }
ノ. ハ {、{_ `''"¨ } | {
,イ{イ{ Y ` .,ィ竓トァ . |ヽ
} }. ィ筏芯 ゞ‐゚'/ l' ヽ
(、_ノ /,' ハ.`¨´ 〈 ハ ヽ`=-
爻Y゙/ ノ人 `_ .ィ} {、 >ノノ
ゞゝУ乂( ) `≧-≦ {〈ハ ∨イ (__,,
爻 乂 从(,リ. 〈ヽ ノ(乂''"
爻>'"‖ }} `'' < _
ァ''"´ ` {{__ヽ ,__‖ ∨
. __{_ :l ヾ、`´ 〃 , ___∨_
/ : : : `ー──--ヾV/,,,ィ''" ̄: : : : : : : :}
〉:_:_:_:_ァ :_:_:_:_:_:_:_: ∨: _:_:_:_:_:_:_:〈:_:>''"ヽ
. { / 、:У´ ヽ´/ ヾ } ゝト、
. ,イ V 〃 }ノ. }、
. ,' 从 ::{ ‖ _}_
. {: :ヽ ヘ、 人.、 ,イ、/ 、イ: : : : :',
/: : : : : : :>.{ ''"´ ミニ- ‐- .イ/ {‐":_:_:_:_:_:_ァ: 〉
ゝー{ `''<:_:/ イ.{ {_/. 人
. / _{_ __ } / /
. ,' / 、 "'' 、 ____ 〉/ /
l ムニニ=≦、ヽ、 -==彡> /
. | {ニヲニニニニニ}ニ}O>、 ,ィ 〉/ 二次被害は未然に防がれた……
. |. ,'彳ニニニニニニトニVニニニニニ==ム〈
. }. ムニニニニニニニニ}ニ}ニニニニニニゞ=', Y
. }._{ニニニニニニニニミ}ニリ彡ニニニニニニハ {_、
ハ `¨''ニア゙マニニニニニニ==イ >イ
,' >''" ̄"'<. `〉〈´ {
. ヾ} j! `}' . 〈 ァ''" ̄ ̄ ̄ }イ
`| }. {. |
| l l l
. l. ,'. l l
.
- 670 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:41:05 ID:???0
-
、.......::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,.. -`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,.:-'::´::::::::::::;:::::/l:::;イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::{::::ト;::| ヾ' ヾ\:::、::::::::::::::::::::::::
. /::::::::::;:::::::ヽ:|,ィ,'ィ ヽ!\:::::::::::;:--
,r'::::::::::::::l:::::ト::ハノ::;:<''"7 ヽィ:::/ r''
'7::;::::::::::::{::::{'リ/:;イr、ヽ ! ヽ| /,r
/:/::::;:::::::::ハ:|/::/ヽー'ノ,/ `! 〉
. {/|:::;l::::::;/ └'′ `,'"' u ノ
ヽ|ヽ:|ト;:>、 ' {ノ
ヾヾ{iヽ ……と、思われた、のですが……。
ソ
. く... ,. -─‐ヽ
ヽ` / ‐,.二ノ
\ ヽr '´ /
\ /::..
\ /:::::::::::...
.
- 671 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:48:41 ID:???0
-
,. '"´ ̄ ̄`丶、
/ \
/´` 、 / ヽ
,' r Yl \ ヽ ',
. i | l∨| ! ', ヽ ヽ , そこに、意外な人物が現れます。
l | |`´||', 、 ', ', !
| l l| ', '、ヽ \,.イ´丁 | 守らなければならない大切な家族。
| | -l‐|―-ゝ\ヽ、イ \\} ,,.|
| l ' j___,,.`゙\`====彡' l', その姿を見た瞬間、
l l ‐'"「 ̄ ̄´ 、 , , l ',
l ' ' l __,. // l ', 主人公の頭の中でナニカが繋がりました。
. l ,' ,' , \  ̄ /' ' l ヽ
l / / ,' l l`i丶、 _,. く:∨ l __ \ 妥協しない正義の味方が、
. l/ ,' / ノ ! r! r‐''´.:.:.:.:/,' ' ,'/.:.:.\ \
. / / // ノ/⌒'、.:.:.:.:.:./ '/ ,'′.:.:.:.:.:. \ ヽ ただ一つだけ自分を誤魔化していたモノ。
, ,' ,' ' /`Y′ \/ , ' /:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ヽ
,' /l i ,':´/.:.厂`i‐r''ア // /.:,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:', .:.:.:ヽ ヽ
l 'l | | ,'/.:./ ! ∨/ / /.:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.'、 \
|' | l l '.:.:/ | /イ , '.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.ヽ ヽ
i,ハl|/ , ' l l' l / .:.:.:.:.{__.:.:.:.:.:.:.:.:.:..: l.:.:.:.:.:.:.:.:.\ i
/.:.ハ |,' / ! l l /.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄`ヽ.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ!
. /.:.:.:.:l.:.:'l __{ | l !/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Λ.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
/.:.:.:.:.:.:.:.',.:.´.:.:.`¬、__|-l'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/j 厂.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
.
- 672 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:48:54 ID:???0
-
__,..-──- 、
/ `ヽ \
, 、
/ |
′ |i / |
| |i ,′ |
|| j/
ゞ} j / / || そして、頑なに彼の介入を拒んでいた
|/V / / | 、
ノ // _、‐''゛ ,ィ |\〉 彼女の顔が絶望に染まり……。
,ノ'゙ _、‐''゛ ///
( _、‐_゛____ア-〈/_
, -‐=ニ ニ=‐、
| |
| `{ }' |
- 673 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:51:35 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……と、ここで目を覚ましました。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 流れ的に、家族の一人が黒幕で、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 被害者はそれをかばっていたモノと思われますが……。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 674 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/04/05(木) 06:55:23 ID:???0
-
. / / .: / | |i |i l 、 \ ゚. ヽ ‘, :.
/ / .: | | ト:. |i | \ ゚. ' '. : |
. ′, .:| |; Y:. : . | : . { '. } : l |
: .: | l{ {i爪 : . |、 : . |\ :. | |:l |
. |′ .: | ヾ、 : \\ : . | \ :.| \ ト. |_ .′ | 「お兄ちゃん、正義の味方ごっこは楽しかった?」
||  ̄「Т ‐- _\ヾ{ \丶. \{_ -r fi^「 } / | |
|| _.:_|斗=ァ=‐-≧x-\ \{x≦-‐=≠刈 }//__ | |
||'  ̄^⌒ト〈 うヘ::::ハl}^\ /^うヘ::::::バ} 〉「厂 ̄ | |
. ||i .: ∧ 弋)I彡ソ . : : : : . 弋)I彡ソ 匕} | |
, |l .: ト :. . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . 厶イ | {
. / l|レ .: |i圦 . : : : : : : : : : : : : : : : . /:^| | :. ……一体、どんなオチだったのでしょうね?
_厶イl|i .: |i{: :丶 、 ′ .:′i: :| , |\_\
. j「 Yl .: |\ : : \ ゚¨⌒^´ / : : /: :| i | / ヾ:,
/;{ |:l .: | : :\ : :/` . ..く : : _,厶彡 l |′ }}\
. //八 Y ! :| : : 7: : : : :>. __ .<: : : : :`〈 /} , j | ,〃/ハ
////∧ { | | i| .′ .: : : : : : . 丶 :. // , / l /////∧
. ///////\ | | i| { { \ } 〃 ,: /}/ ///////ハ
.
- 675 :名無しの読者さん:2018/04/05(木) 07:56:52 ID:70UUKz1o0
- 乙様ー
- 676 :名無しの読者さん:2018/04/05(木) 10:04:09 ID:u61oNKLx0
- 乙です
- 677 :名無しの読者さん:2018/04/05(木) 10:41:15 ID:BEYMPOa10
- 乙です
NTRが寝取られ、NTLが寝取り、でしたっけ?
- 678 :名無しの読者さん:2018/04/05(木) 23:27:08 ID:hSakfvoU0
- 乙でした!
配役がぴったりすぎる
- 679 :名無しの読者さん:2018/04/06(金) 17:07:25 ID:lxE/BNun0
- 乙
ワカメ「台本とちがーう!」
- 680 :名無しの読者さん:2018/04/12(木) 04:45:01 ID:Dr4rG9GB0
- プレイ に 他人を 巻き込まない!
乙
- 681 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 18:50:33 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 誰も見てないでしょうが、なんとなく晒してみたくなった
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 火パ ニーナ、シャリオス陛下、アオイドス氏、ユエル、マギサ
〉==⊆レル!'´ SSR ゼダ、ガンダゴウザ、グレア、パー様、ザルハメリナ
}== {;;了 水パ 水着イシュミ、シルヴァ姉、ヨダ爺、リリィ、リルル
〈_ ,ニ二> SSR 眼鏡(シル姉メイン火力の白雪パなのでベンチ)、怪盗、ヴェイン
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 地パ メルゥ、ユグユグ、ハレゼナ、ラスティナ、セワス
〉二i r;;;r‐┘ SSR アルル、アレ爺
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 風パ レナ、カルメ、髪長、ガウェ、セワス
)== i {;;;丁~ SSR スカサハ、申、メー姉
に二{____ { ,ニ二⊃ 光パ レ・フィ、クリマリ、クラリス、リミヴィ―ラ、セワス
,...__)二...j(;j;;(..._ SSR 雷迅卿、ルシオ、ジャンヌ、ソフィア、アミーラ
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 闇パ マルキ爺、アザゼルさん、ケルベロス、ナルメア、セワス
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':' SSR ゼダ、フォルテ、バザラガ、ヴァイト、闇サル
.
- 682 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 18:51:07 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 私は、寝取られ=NTRR表記派です。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ って言うか、LとRじゃ区別付きませんよね?
}== {;;了
〈_ ,ニ二> プレイに他人を巻き込まないと言うのはごもっともなんですが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ アレはそう言う問題だったんでしょうか?
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ……同士の投下を見ている内に、何故かこれの続きをと言う
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 使命感が沸いてきたので即興投下です。出来るかどうかは不明ですが。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 683 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 18:51:38 ID:???0
-
ヽ., /| ,、
、_ }ヽ、 _,/亠}:ト、 ,イ 【前回までの要点+α】
ヾ、‐゙ `戈´..::::::/ |::::`.vイ_,//
``'ー/.::::;ィ/ィ:j、_|::i:::::ヾ´_∠ ・ない夫くん、レベルが上がり過ぎると長命種にチェンジ!
-=ニi::l::/l/W ヘj:::l:::|_/´
寸:;|:l o o |::l;::}ニア ・あまつさえ、成長ルートによっては、身体がロボットに変化とかしちゃうぞ!
‘!从._-_,.ィrイ1′
`` Yh+‐{ゝ, ・しかもなんだか脳がおかしいよ。なんでそんな事が判るんですかねぇ……。
У‡ Li↑
1´`゛T゜ . ・そんな事情は取り敢えずゴミ箱にダンクして、友達を見つけに図書館に急ぐぜ!
’ ̄’
.
- 684 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 19:06:57 ID:???0
-
-――――-
/ \
/ ゙
′ i
r‐ .、 │__ __ | スキルを使った写本を申し出たのは、
r‐...、 | i | \ / |
} i i | Y⌒Y \_j 、_/ :| 彼等の境遇を憐れんだ……からではない。
/ i / |: | | ー―‐ ー‐一 |
{ 〈 i .|. | | /⌒ i i ヽ | 持っている能力の一部を公開する事は、
| '. .| .!. _| l i {_.人__.ノ :|
i i | . 「:::ソ |__! ! ` | 初めから考えていた事だ。
、 Y , ∨ !:::::/ i`ヽ |
\ ヽ〉 .、_/ i:::/ ;:::::|`1 「 ̄ ̄/ その証人が高位冒険者で、しかも好感度を稼げるなら、
ヽ i/ /::::::| | __| /{__
} }:::::::| | ̄ l /:::::::/ こんなに好都合な話は無かった。
/:::. |:::::::| / {:::::::/---..
/::::::::::. |:::::::|、 \_/ /::::/:::::::::::::::..、
/::::::::::::::::::, ;::::::::| \〈 /{:::::::::一ァ::::::::::::∧
{::::::::::::::::::::::. ,´ヽ:::| }o |::::::::::::::|::::::::::::/::::i
|::::::::::::::::::/´} / /}:| } .|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|
l:::::::::::::/::{\\ _/_,..イ:/::! }o |::::::::::::::{:::::::::::::::::::|
\\
ヽ、 \ \〉 _
` ー ゝ }゙ヽ
__,. ---───‐‐‐┐ 了 ゝ ・ .・ ・ .・. ・ ・ ・ ・
\ | ハ 》 “魔本”の力は余りに使え過ぎる為、
`-- ─ー‐‐─‐--=! { ,r'
_ . ∧ i / 信用できる人間以外にはとても明かせない。
/{ . / / ∨
/ 了 . ____ / <
《 ハ \ ソ / ∠> /|
ヽ } . Σ ̄ ̄ ̄ \∧ .|/| , ‐'゙ /
ソ . > > .| / ヽ ∧ _,.. ‐´ ''´
.  ̄\ | |/ ゝ/ / ̄ ̄Σ ノ_,. -''´
Σ ̄ ̄ ̄ ̄. \ | ./ //三三< ´
.  ̄ ̄ ̄ ̄\. \ .| / ///三三三Z
/ ̄ ̄ ̄ ̄ . \ \ |./ //// \
7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ V !/ //// \ /\
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ V.//// | \l
}:三三三三三三三.×\\l.///×三三三三三三三:{
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ー――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
- 685 :名無しの読者さん:2018/05/16(水) 20:31:07 ID:4JsaikM60
- 寝落ち?
- 686 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 20:37:29 ID:???0
-
>>685
完全に即興なので……。
/\
/ \
/ \
/ \
/ \ その為、当面ソロを続けざるを得ないのだが、
/ \
/ \ そうなると必然的に、ソロに向かないメイジ系冒険者が
r´ ´\ /
( \ / 単独で下手なパーティより多くの敵を狩ると言う
\ \ / .\
\ \ / \ 悪目立ちする状況が、発生してしまう。
\ \ / \
\ \ / \
\ \∠_________\
\ r´=========r´
\ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ==========ゝ
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.:\
: : : :/: : : : : : : : : : : : ヽ : : : : :ヽ
_/.: : :/ /: : :/: : : :.|: : : : :',∨: ‐tr┴-ミ
. /: ′: :.:l: |: :.:/l: : : : :|、: : \',∨:/ハТ' 、:\
/: /| l: : :.l:⊥:.」_|_ : : : | \: ____|:|/:,': ' | \:\
// | | : : |: |∨|八: : : :|  ̄\:.:.|:|:/|: ::|| ヽ: |
|:| :|八: :.|:Y忙_ 代朮Y|:| /: : || | |
|:| |:.\|: l乂_ソ 乂_ツ |:|Y: :.:.|| | |
|:| |: : :.|: |, ::::: , ::::: _|:|′ : || | |
_ |:| !: : l: 込 、 _, . イ: |:| : : : || | |
.〈\ | | :|:| : :八|:.:.个 _. イ、:.:.:.|:|: : :.:八 | | なにしろ、まだ大した成果もあげていない
', | | :|:| ∧: : :V_,/、|_`´ _,」ノ\: lノ: : /__: ', | |
. 〉 ∨ L____|:| /:∧: .:.∨| /^U^l //: : :/ ∧ ', :| | ぽっと出の前にすら胡乱な輩が現れるのが
. /^\ ,.ィ´:|: /:/ '^', : : ',|/\_|/\ //: : :/ / ′:, , ,
{\\) ̄| \', /:/ { :}: : :.| ̄ ̄ 「」 ̄ /: : :/ / | : ', // このセンダイの街の冒険者ギルドである。
. \「 ( ) | | |:∨: : : j /ハ: : |V__/八\:|: : :.|`く l_: :∨′
/ ―― / ∧(\: / ///|: /|/__∧∧_|: : | ∨ |: /:\ それがどれだけの耳目を集めるのかは、
. 八 / l\ 厂// | j/ o} :||:.| }` ‐=L,_: : : ヽ
. \ ̄ ヽ// 八 八 |八:.| 八 / 〈 : : : : : 想像に難くない話だ。
`ー< // ,,l个r- { \ {: r' _,}: : : : :|
. /`┬ /才/:| 叭 o', У'⌒\ ヽ: : : : | 今後、秘密を守る難度は上昇すると
// : ア´ / /| l |/ } __r‐┴ |\: : |
: : : :| ̄|| ̄ l :| |_ノ { 「/⌒ \ |ノ: :∧::| 踏んで動くべきだろう。
|| : | || l :|/ { o} | }ノ:|: :/ } |
|八ハ:|_||__|/ \ { |_|_|__|__|__〉_/: | / /:/
| / l ∪ l | |ノ:、 \ノ /
|__{ o { ∧j_|ノ:::::lーヽ}
/ ̄ ̄\_ _/ /|彡へ|::::::\_ ヽ
| | | | l  ̄ / /_| .>ミ|::::| ̄:,
Т`'ト L_| | | / ∧/_| _/ ̄ ̄ヽl\::',
|:::::::|:::::|:::::T=---':l::|_] ´ `ト:|::|
. \::|:::::|::::::|:::::::l:::: |_lノ、 |_う′
| \l\」\_「´|―‐| |
', | | |
.
- 687 :名無しの読者さん:2018/05/16(水) 21:12:21 ID:Ls3PRGDz0
- 続きだー!!
- 688 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 21:52:15 ID:???0
-
__________
r´ ´\ \
( \ \ 戦闘に召喚術を使わない事、そして、その内容に
\ \ \
\ \ \ 疑問を持たれないように、当たり障りのないものとして
\ \ \
\ \ \ それを知らせて置く事は必要だった。
\ \_________\
\ r´=========r´
\ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ==========ゝ
/ ̄ ̄\
/ ⌒´ ⌒
. | ( ⌒) (.⌒)
| (___人__)
. | ノ そうして完成した本を、フェイト先輩に手渡す。
| |
j、_ |
√::::::...`ミュ、r< 「コイツは“魔本の喚起”と言う召喚呪文でしてね。
. /.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ
/ .:::/.:.:.: : : : : : : :.:.::..\ 本当は、前もって召喚した“魔本”とやらを
. ,' .::::/.:.: : : : : : :./ ⌒ 、ヽ
. i .::.::.::.:. : : : : : .:.:.:.:.:::::...ヽ:.', 宿す器に降ろす呪文らしいんですが……」
i ::::.::.::.::.:.: : :/ .:.:.:.:.:.:.:.::::::: }::
i ::::::.::.::.:.:.:.:/ .:.:.:.:.::::::::::::: ,.:: i
', :::::::::::::::く .::::::::::::::::/:::〈:::: |
.
- 689 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 22:06:51 ID:???0
-
|从. / .ィ 7/ /.,'/ /// ./ .,.:'〉./i! l| lト、.\
||l|| ./<´ ,' .'/ ./.イl′ .,',',.' /.::く/, ' .|| .ハ l >\
|ハリ .,i. / .//.:l.| ,'// /_/.、/イヽ |l ,| li | 「……魔本?」
|! ∨ .ll/ .〃 | |.! ,',',' /'ヾ¨メ、ヽ /ll. ;!l ハ .|
.乂ハ リ /{ .l| |,! ,:,'i / .ハ/゙/ ,'| ,'| ; ' |
∨ 〈メ| ', |l .|l ;/ |'| ヽV l /l| ,' |,′.リ 「ええ、その魔本って言うものが
.〉 ,' l| .li . ||l.|l ,′.|i| ヽ.|,′
./イ ,/ i .||l W.Wl|,l .|ハ ,.イ/ 何なのかはいまいちわからないんですが……」
.⌒イ//イ 从 从.| Y.Y.W.lハ ......_ /〈/
´ 〉.l/ ミY、';l、 ';|. Yヽ|l `¨ノ´
r/.::::::::::::';| > 、 /¨>.、 ,.'´
,..<::::::>ミ、:::::::::::::::://. `:::´
/ ̄ ̄ \ 「そいつは、単品で使えばそのまま残るし、
⌒ ⌒ \
(⌒)(⌒ ) | 記述の無いページには、
(__人_) |
'、`-ー-′ | . -, 他の本の内容を複写できるんですよ」
| `` | / /
| ィ { r 、 / /
`ュ`ー─ー ´_ノト} }/,`〈 これは本当の話だ。
/ム _ ,. - / :./リ ,/ /ヽ{
_,. -:::/:/:::ハ / : :/ :.ノ )(_/ ヽヽ、 召喚した内容を引き写す機構と、
// : / : /:::l y : : : / : : } >-< } : :i
j : : : : :> :./:::::l ./ : : : :i : : :Λ / / : :∧ まど神様との通信用の機構が
i : r : : 〈 : i::::::::レ : : : : : : : : : :〉、_ 〈リV. :Λ
. i : | : : : :', :i::::::/ : : : : : : : : : :.乂`ニニ彡´:.V. : ', 噛みあって生まれた裏技の類だが。
| : | : : : : ', :i::/ : : : : : : : : : : : Λ : : : : : : : :V. :.i
.
- 690 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/16(水) 23:30:13 ID:???0
-
_____
´ `
′: : : : \
: : : : : : : : i 渡した本と、複写元の本、
i : : : : : : : : : : |
゙<.、: : : : :_; :、 _ 両方を広げ、白紙の冒頭にペン先を置いた。
__トゝ.!^≦z.、: : |:|>=≦.:、.:ニ=‐- ,
_,、,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ、 すると、複写元の内容が、白紙のページに浮かび上がる。
,r'/ .: .: .:(.人.___) !l:!._、/.::.:.:/.: ゙i
リ : : : : : : : ゙i´. `: : : :、,r': :/:|.:.: ..:.:l/: : :彳 ハ 1ページずつ複写しなければならないが
ノ!゙i : : : : : : :.ト-‐‐=ニ 、<: : : |: /: :、:.V . : : :_:_ 、ゝ{
,r'リ:ヘ: : : : : : ::レ^<:ヽ::ハ: : :\|i :、: :.:l.:} : :<.: : : l それでも、普通に書き記すのと比べれば、
/ゝ:_:_: :.\ : : : : : : :: :`ソ|: : : : :.: : . :.:.:.`l <: : :¨.:ニ:, i
_r'. .: ;: : : : .:.:.:.i : : : : : : :. : !i:.: :、:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ< Y 労力、速度共に、雲泥の差があった。
| |,r'ニ=‐--=≦ \: : : : : : : !l:、:> : : : .: ., .::.厶イ: : > , {
__| | : .: -‐=ニ.: .:_、,rヘ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. ./ : : <:.゙i}
γ、 Y`ヽ : .:.゙i_>-=≦、ト:,:_:_:_:_:_:.!j: : :、-=≦`'r:ト`≦. Y |
iヽ.Li.メ{ i ir'γ'二 ̄' :.゙i.: ̄ !i.: : i: ̄.:¨.:ニ=‐- !: :.i. ト、!
lーj:| |::. .ノヘ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.゙i :,r'
 ̄ ̄ ̄ ̄`ーY ̄ ーヘーー⌒-―ー゙――ー-―――――-ー´`´ ̄ ̄ ̄
-
´ `
/ ーヽ彡 。
/ ヽ ` 、
/ }ミ=―┐
i / ヽ / } 「……運が無いね、君
{/ / ,′ ∨ ,′
/ l{ { ヽ } , 冒険者じゃなければそれを売って
{ l| | \ / {
', | } .`ー―ミ | 一財産築けたろうに」
゚。 | -=彡' /{ ./-‐ 7ヽ} / l
ヽ{ { ニ7冖人 }/,__ノ ,' / |
| ゚。/幺斗匕 ヽ ノ./ んソ } , |
/| .∧ 弋.辷ノ }i==({ ¨” {/ { { l|\
/二| ト、 .∨ ー彡´ `ー一' リ ! ! l!三\
/二二| | ヽ  ̄ ´ //} | |└―┐ それを眺めていたシェイクスピア嬢が、
∠======| | ゚。 \ - イ./ | | .ー‐┐|
/| | {⌒ヽ >= ´: :.l三三`{ └-- _ ー一 呆れたようにそう呟いた。
/: : { l ノ\三\ \: : : : |\三ニ}  ̄ ̄ ̄ ̄}
∠====ゞー \三) }: : : :.| }三人_______ .|
/ ( ̄ ___ノ: : : 人_______ } .} |
/ \( ̄ ̄\_): : : :/\: : : : : : : : : : :.} | / /
/ ┌――一( \ヘ,//\.: : : : : :. :. :.| | ( (
./ .{: : : : :.xく ヽ \\'//,'\: : : : : : :.| {_ \ ヽ
{ 人: (⌒ヽ ヽ ヽ'///,\: : : : :.| _} `ー一
.| \> ゚。,'///,'\: :.:ノ /
.
- 691 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 00:11:07 ID:???0
-
_
_/' ´ -= > 、
. ‐ァ'_ ≦/ ⌒ 、
―=≦ /., //.、 \
.. /_.彡 // // {l \ 、\ \ ___ 「だけど、これに宿るとなると、
| { . / { / 从|| {、 \ \ヽ.r===- _ //}
{ | / ハ 芹斥x| |斗≦.\ 、 ,7 v./ / 魔本とは一体どう言うものなのか……」
| / イ/ l .杙圷`l| ヽ.斥rミ 、lヾ ,7 _ ゚ ,7 /
V ∧l∧l ハ `¨ 、ゞ' ハ ,:7 /::_{ ,7 ./
. ヽ 小E .从 _ ' / ハ./ .,:7 rv:::::ゝ_ ,7 /
/ィル小 个 - ' .イ //' .,:7 ゞ''ゞ''-'' ,7_ / ちらちらと複写元と見比べているのは、
|.:イ } r-≧r - .|ル' ,:7 r | |Y
r: :|ノ: :l.{:.{ {:. r 、\ } | } 持ち込んだその本が、自分、もしくはその先祖が
_. . .<: : : :ー:.》〉>. ._ =‐- 、\.ヽ 八
f: : ヽ: :/ : : : : : : E: : : : : :.ヽ ノ ヽ ./ スキル
. : : : : V: /: : : : : : .E: : : : : : |::. _{. /、 魔本で作った本ではないかと言う危惧からか?
{: : : : : :.V:./ : : : : : : E: : : : : :|: :-、 込====イ
r': : : : : :.:.Y: : : : : : :.:.:E:.r===|: : : :\ }: : : : : :/
}: : : : : : : : v: : : : : : : : :.}}l: : : : :| : : : : : \ . : : : :.: :
/: : : : : : : /ノ: : : : : : : :.:.:|ll: : : :.:.|: : : : : : : :/: : : : : /
. : : : : : : : /: : : : : : : : : : :.|ll: : : : :|: : : : : :.:ノ: : : : : :
. {: : : : : :.:.:∧: : : : : : : : :.:.:.:|ll: : : : :| \: : : {: : : : : : :ノ
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /)
. (__人_) { , ' ´,/ 「召喚も一緒に覚えたんですが、
'、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ どうやら本来は、召喚を維持したまま喚起するらしくて、
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ まだ片方ずつしか使えないし、召喚だけだと何が何だか」
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
. _,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨} 考えておいたカバーを告げると、
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ 先輩はふむとその顎に手を当てた。
. i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
. | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
- 692 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 01:09:23 ID:???0
-
/ / ハ〈 、
| ′ ,//
/. | |//. |〃イ } \
| | |/ ノ{{ ' i/ }
i | | j」,, ∠ }}/ /
/ | ├ 「 / /}.∧ / // ′
. | | j/}_,厶〈= } / /ハ{
. _| _,ノ笊筏弃豕 ∨ } ,′ 「……単体で使った時はどんな感じ?」
-=ニニ| | | `寸 {{ (_ { }. ,′
二ニニ| | | | 込炒 (/ ,′
二ニニ| |\ | | 、 / ∨ ,′
二ニニ| |= \. | | ー‐'′ \ ′ 「何かに繋がったと判る位ですね」
二ニニ| |ニ \\. Yi | / ,′
ニ=-‐i゙| |ニニ. Yi| _. _′ / /
:i:i:i:i\| |ニニ | ノ / /{{
:i:i:i:i:i:i:i〉| ⌒^, | / / / {{ 「へぇ、召喚術に関する本も読んだ事があるけど、
:i:i:i:i:i:i/i | ‘,. | ≧=-‐' / / {{
:i:i:i:/:i| |i:i: ‘, | / { /'′ そう言った話は聞いた事が無いね」
///> ,.:i:i:i:i:i:i:i:i:.‘, | / {/
/ ,ィ, / / |i \ 、 \|、 ∧
.ィ<__/ / / ,' / ll|i ∧>.∨ 、 \、 ハ
 ̄ ̄.,.' .イl ,' ,!| .,' l.',∨ ヽ `=‐-、_ \ .',
// ,' | .i ,'l.| i| |', |∨ \ \ \ \ .!
.〃 .:;::::| | ., .!| .l | .| ',.', ∨、 \ \、\_>、_二ニ=
./ ; | | ,i |l| ll | : | Y \ト、 _ ト、 ト、.\ー` .;'
.i ,'.} .|! ,'.| |.l| l.|.|l :| ∨ィ=≠、\ \\リ |`.\ .,' 「……こちらでも少し調べておこう。
.l .,'イ! ||! .i_',」__!_| l.|Y ィ'´ヽ__ _.ィ=ァ`./ヽ〃,' .,'
| ;..:| !..:||l '|、'j _Y l| ',| .:'ィ<フl|.|'} / ノ' l .,' 出来れば白紙の本を何冊か売ってもらいたい所だが」
l/ /ハ |Y!.弋爪云 弋__ノイ/,' /.}.∧ .:∧
| . ';| ∨ ∧.、V_,}  ̄ / .,' / .,'∧ ト.∧
l! ヽ \、` , /イ/リ .〉、 ト|、ヽ| ……と、問いかけたフェイト先輩と、
l .\|.\、 、, -, / /.:∧|ム
`ヽ_>.. _ .イ .x<::::::::::::::ト、 シェイクスピア嬢の視線が交わった。
≧ <ハ|≦::::::::::::::::::/.::.\
_,.イ}∧:::::::::_;:イ::::::::::::::..\
,.....‐≦:::::::::::::::::〉リ‐:<::::::::::::::::::::::::::::..\
<::::::::::::::::::::::::::::::::川l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
.
- 693 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 01:15:45 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 今晩はここまで
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 ながら作業だったとはいえ、この体たらく……。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 毎回書きながら投下できる人は凄いなぁと思いましたとさ。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 後、誰か私に、水エルーンかドラフの火力ユニを
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 引き当てる運をください。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 694 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 01:28:33 ID:Hx1trzVf0
- 乙でした
まーのんびりいきましょう
- 695 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 02:24:39 ID:1lDnQoca0
- 乙様ー
- 696 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 12:28:07 ID:Z/43yS8U0
- 乙です
- 697 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 19:03:47 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ と言う訳で昨日の続きです。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 紅茶とか珈琲とか入れると、それだけで三十分位飛んでったりするんで、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 長く間開いても気にしないでね。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ ダイスもなにも使わない、プロット無しのマジ即興なので……。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 今日の目標=10レス
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 698 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 19:26:46 ID:???0
-
/ ,〉 \ \
/ ノ′ ┐
r / / ! ;
. , { /{ , /__{_、__j
ここまで来れば . ′ {-‐か∨^\ハ7 /ニ=- ,_
} {/^`ハ八 { / /{ニニニニ=- _
一目瞭然ではあったが、 ,ノ { _,ノ⌒ヽ. __ノ / /i {-ァニニ=-‐ '⌒
∠ 小 込、 _ }. //| {/:i:i:i:i:..、
この二人、どうやら余り仲は宜しくない。 }} , {\´ / //_] {-┐:i:i:i:i:\
}} ハ \{//ア7:レ:i:i//{__|{___!:i:i:i:i:i:i/
それが性格の不一致か、 }} } {こ{:i:{:i:i:i:/ {\」{ ``丶、\
、., 」 {/:V:i:i:/{ \ {{ ,. -‐ヘ 、
それとも利害の対立かはわからないが……。 )У ノ:i:i:i:i「}:i:iー- 、 )ノ / {\ \
. (( <:i:i:i:i:i:i:i|」:i:i:i:/.く(; / / {/ハ ,
_,, -- j <ヽ, -=ニ二三L W .′{//∧ ′
ー-======ミYr‐==冖:.:.:.:.:.:.:.:.V {{ /. { //∧ }}
. \:.:.:.:.:.:.:..:.:.〈:.:∨:MACBETH:.:.:Y{-‐===ミ//⌒ヽ 」」
. \:.:.:.:.:.:.:__〉:.:.〈 {_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V....〈____〉......\//{ //
\:.:.:.{ミ、ミー‐ \━‐- ミ:.ノ-‐===ミ......///{,//
\:\.,___ }}} ``丶、 }////{./
/ / //|l ;′ ./ | :ハ l. ヘ ∧ \ ヘ.ト、Y
./ .;'.://ノ|| ;'! ..イ ;'l ;'l ; :l'.;∧ \.ヘ\_ ヽ.`T , '´ `ヽ
, ´ ̄ ̄`ヽ . ;.:/l./|.,|| .'」 ./.:|;' :! l | '; | ∨;\ヽ\\〉.r 、メ|、 / .い オ 薫
./ .', .'/ .リ.;./l|:. :i/l ./¨T'ヽ':..ハ| -:'; T¨ヽ〉¨7、ト、刈、' / .,′.き.:ス :り
i 英 こ :; l′ ./Yl 弋|'T示ミ ;:! :! - ';| __,' / `.:/./. ,:' , ´ ̄ `ヽ.| .な.:テ.:高
|:: .国 れ l ∧l .ハ '弋_ソ l| ゙`ミ≠'¨.;'.,:' // .,.' 〃 り ィ き
|:: .人 .:だ |: '; .l ∧':, 、 ,'/ //.,.:′,′子 :ミ な ミ ミ :ア 銘
| .は .か :|_, ', l|ヽ∧:ヽ _ 〈/ .イ/.〈 l .:供.:ル.ん.ル ル.:ン.茶
:'. ら r‐'´ ';lト、iヽ.\. ` ` ィ//メ\.∨ l| み.:ク で ク .ク :テ と
:::, ,'.:/⌒i 'l ヽ メ、/l>.、 .イ リ| .ハト、〈ヽ〉 l| :た テ も テ .な ィ.名
ヽ __/`ヾ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :`; 〈/ .|イ、 ニ--‐_..彡イ':;| ` < い.::ィ :か .ィ .ん l .高
ノ 、 | _____ |__........ -≠:|:::| | | ̄:::::::::::h l|. だ ::l ん l て に.:い
.| ';:|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l::::::::::::::::::::::乂!;| |:::::_;::::-::::::`::...、 人 で 八 .: /
/ ヽ :l| |::::::::::::::::::::::::リ l 〈::::::::::::::::::::::::::::::::>.、 \ .:も ./  ̄ ̄
兎も角二人は、気力という名の有限なリソースを、出来るだけ多く自分達に振り分ける為の闘争を開始した。
.
- 699 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 19:38:25 ID:???0
-
/ ̄ ̄\ 年相応、可愛いものと言いたいところだが、
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) 彼等は高位冒険者。流石に直接手は出さず、
| U (___人__)
.| ` ⌒´ノ__ 漫画的な覇気っぽいサムシングのぶつけ合いや
| _/  ̄\ヽ
人、 '、/  ̄ ヽ '、 静かな舌戦等を展開しているようだが、正直二人とも
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ | こちらが駆け出しと言う事を忘れてはいないだろうか?
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^ それからフェイト先輩、レモンは紅茶には根本的に合わないので、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧| これ見よがしに何枚も入れるのはやめた方が良いと思います。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ノ レモンノセイブンデ コウチャノセイブンガコワレテ ザツミガデルノ
- 700 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 21:01:11 ID:zgqmw5Xf0
- きのこたけのこ戦争にアルフォートで割って入るが如き所業…
- 701 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 21:23:36 ID:???0
-
, ´  ̄ ̄ ` 、
/ ヽ いや、自分はまだいいのだ。
/ _,ノ_ `ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉 力の多寡は兎も角、能力の純度が高い分、受け流せもする。
ノ U { ) j
,.イ 、 V / けれど、この施設には一般職員もいるのではないか?
,/(:::ヽ.ヽ { r
_, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r /⌒ヽニ‐-、 そう考えた所で、扉の向こうからドタンと重い音がした。
/::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: | ……不味い、ここはエントランスだった。
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '.,
_______________
. |\\ .|:::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::::\\ ! :::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::|
. |:::,、::::\\ |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::||\:::::\\ !:::::!:::::::::::::::::::::!:::::! 慌て扉を開くと、その向こうに散乱する本が見えた。
. |:::||:::::\:::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| どうみても一度に借りられる量ではなく、
. |:::||::::::::::|::::|lll| ||]::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| どうやら、最悪の事態は免れたようだ。
. |:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::||::::::::::|〔 !lll! !:::::!:::::::::::::::::::::!:::::!
. |:::||::::::::::|::::|lll| |:::::|______|:::::|
. |:::\:: :: |::::|lll| |:::::::::::::::::::::::::::::::: |
 ̄ ̄ \::::\::|::::|lll|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\::::`:::::!lll!
\:::: !lll!
\|lll|
- 702 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 21:44:39 ID:???0
-
| ::| | |:| |\\ヽ |///, ,.ィ/::::::/__/ ,.イ::||:::::||..| ̄| |/
| ::| | |:| |:::::| :|:l | __,|癶//, /|//::::::,.ィ /||:: |:::||:::::||..| ̄|
| ::| | |:| |:::::| :|:l | |ム γ γ^ヽ//ム|〈 /:://:::/|::|| |:::||:: |:::||:::::||..| ̄|
| ::| | |:| |:::::| :|:l | |:マムY_{ :::::: |:∨ム∧ /::///|:::||::|| |:::||:: |:::||/ : | ̄| ,.ィn
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|マムニニγYl| ∨ム圦 /-,ィi||:: ||:::||,:|| |:::||:: |/ :| ̄|,.ィn
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| |─|`YY|\∨ム__\ /,ィi「:|||:: |l/ :|| |:::|レ'" ,.ィn _,. -=
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄ト、}_,}|゙|::|:圦ム|_|∧ ∠|/ |/ ,|| '" ..,.ィn| ̄| | ̄_,,...
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄|_|、_|l::|::|:l:|'´::|_|'vム_,,,「l´ ̄ ̄/::::/,.ィ | ,ィi「:|| ,.ィn :| ̄| | ̄| |_,,
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | ̄| |^'||::|::|:l:| ::|_|::'vム‐|」 /:: ,.| | | |,.ィ「:|::| || ,.ィn .:| ̄| | | |-─
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | |,,_ト、|::|:l:| ::|_|、::'vム..| ̄癶/,ィi「| | レ| |:|:l |::| ||n,。s≦| .| ̄| | | |::::::
| ::| | |:| |:::::| :|:l | | :|::|| | | | | \l:| ::|_| \|_,l | |[]/ィi「,イ'",.:| |:|:l_|┴'| | ,. -'" | ̄| | | |::::::
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ニ二/゙|二二ニ:| | |_,|::|| | | | |:|:|:||::ハハ..||..,,_|_||.| []][]||,. '「|_,。s1「|l「」| |:| | ̄| |_|二二
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_ |::| | | |、.___ | | | | |:|:|:|| | | | ||:|:|:|::|..||~゙|゙~||i||ili| | | |:l | |:i|| |:|_└┴┘ :l ̄|
~ ̄:| | | |::|_二i| |_| |‐:|:|:|:|| | | |_|Lレ'|┴||_,,|,,_||‐ト、| | | |:l | |:i|| |:|: : :::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丁二二二二
-┬… '| | | |::| | |/_V ̄|“”:|_|_| |:::|_レ'二二二ミs。.,| | | |^'|‐-| ̄| : : : : : : : : : : : : ::::|: : : : : : : : :
. | :| | | |::|-‐|…| |_|_| //二二二二二二二二ニ=- 廴|_ | | : : : : : : : : ::「 :i::::::| : : : : : : :: :
. | ,| | | |::| | |~゙ ̄| | |"::::::: :: 二二二二二二二二二二二ニ=- | : : : : : : : : : | |: :::| : : : : : : : :
-┴ "| | | |::|ー十'' l | |_,,|/-_-_-_-_-_-_-_-_-ヾ二二二二二二二二ニ=- _: : : L_|: :.:| : : : : : : : :
| -‐ "|::| ,.」廴__|//-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_\\二二二二二二二二二ニ=- 廴._| : : : : : : : :
. ,.イ |::|,.。s1ニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_,ムニマ二二二二二二二二二二二二ニ=- _: :
.イ | ,。s1ニニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニニ
'´ | |,。o1ニニニアニア-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニ
。s≦ニニニニニアニニ7-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ムニマニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
介抱しようと外に出る。
すると、尻もちをついたまま困ったような笑顔で
頭を掻く中年男と目が合った。
.
- 703 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 21:54:49 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ __,ノ `⌒ 身なりは良いが、おそらくは彼も冒険者なのだろう。
| ( ⌒) (⌒)
.| (___人__) 位置関係からするに、二人を止める為、
| ` ⌒´ノ.
| | 本を抱えたまま駆けこもうとして、
,. --、― --ー y:ヽ 丿
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..\ __ _ r.〉 入口の石段で足を滑らせたと言った所か?
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... _ ィ\
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. `, 「大丈夫ですか?」
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... `,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、
ヽ::::::::::::::::::::.. \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
\::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ・、
\:::::::::::::::::::::.. \:::::::::::::::::::::::::::: / ヽ::::::::::::::::::::::::.. 、
,-,
r-、 ,イ / ,-,
/ .リ ./ ,,イ./ /!
/ ,イ./ ,イ,イ ./,'
/ ./イ .ゝ' /.,'
l .//
l ,イ
l イ そう手を延ばすと、
/ イ
/ .,。イ
/ ,' 「情けない所を見せてしまったね」
/ ,'
/ .,'
/ ,' 男はそう答えて、こちらの手を掴んだ。
,' ,'
.,イ ,' その掌は柔らかく、どうやら彼も魔法使いの様だ。
,イ .,'
,イ .,'
.
- 704 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 22:15:28 ID:???0
- すいません、ちょっとマウスの調子がおかしいので、今日は帰ってこないかもしれません。
- 705 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 22:50:47 ID:Z/43yS8U0
- 乙です
- 706 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 22:57:40 ID:udImhzqo0
- 旦乙です。
了解しました。
- 707 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 23:03:56 ID:9nhuN50f0
- 乙様ー
- 708 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 23:04:14 ID:???0
- 取り敢えず、パソ備え付けのマウスを掘り出しましたが、使い辛いな、おい。
後1〜2コマは投稿したいが、トラックボールマウスが恋しい。
- 709 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 23:12:22 ID:???0
-
______
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.: ̄ハ
r':.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:._ゝ、
/:.:.:.:.:.:.:/ ` ̄ ̄ ̄ ヽ:.l
i:.:.:.:.:.:.:.i l:.i
,f:.:.:.:.:.:.:.:l _ _ i:.l 「中の乱痴気騒ぎを見るに、
j彡:.:.:.:.:.ノ " ̄ ̄ヾ ,.==-!j
{∨`'ハ:.{ _ ィf:テン :. ∠ェ- y' 君が噂の本の主かな?
!ヘ { { !j i ` ー ´ " }` ニ´ i'
iヽ ゙ルヽ_ ヽ , i ,′ 始めまして、私がセンダイ冒険者文庫の主催者、
レ´} ヽヘ i i ` ー "、 '
/ ,イ_ /{ ヽ ’ ー- = =- ’ / ヨブ・トリューニヒトです」
/, -'==シ _ ∧/\ \ i ー==' , ′
_レ ,ィーイ f l /: :∨/ \ \ !
i ´ ! ヘ { j, _ イハ: : : : :∨///> 、` ー-- r' 彼は、拾い集めた本を抱え込むと、
l/  ̄ `r、ヽ ヽ _,. -‐": : : : ', : : : ∨//////ー-ィく | ヽ-、_
. r' r  ̄ 「 i k -‐" : : : : : : : : : i: : : : : :∨///////:i:i:i:i∧: : \: : `ー. 、 人好きのする笑顔を浮かべた。
. ヽ ー' / 、j !: : ヽ: : : : : : : : : : :!. : : : : : ',ヽ,/_/_/ヽ:i:i:ト、ヘ : : : ヽ: : : : : : `r、
', ヽ リ: : : ハ: : : : : : : : : : l : : : : : : ∨/////.「:i:ハ/∧: : : :ハ: : : : : : :i: i
{ ' /: : : : :ハ: : : : : : : : : l: : : : : : : :∨////.|:i:i:i:∨∧ : : : ヽ: : : : : l: ハ
,ハ _ ' !: : : : : : : ',: : : : : : : : :.|: : : : : : : : ∨///i:i:i:i:i:i:∨/ト、: : : ゝ: : : : } : }
. 「{∧、´_ ト、-_: : : : : :i: : : : : : _ L_: : : : : : ィ∨//|:i:i:i:i:i:i:i//}: : `く_,: : ィ: : l: :j
j: :</////77} ヽ: : : : : :」 : : : : : ヽ: : ̄ == ´ : : ∨/l:i:i:i:i:i:i:i、//!: : : : : : :,': : :j /
/: : : : ` <///! ,ハ: : ´: : :l: : : : : : : :\: : : : : : : : : : ∨.|:i:i:i:i:i:i:il//|: : : : : : f: : : l/
./: : : : : : : : : o`Y: : !: ィ  ̄ l: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : ∨j:i:i:i:i:i:i:i:∨l: : : : : : !: : : |
': : : : : : : : : :o: : j : /: : : : : :}: : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ!:i:i:i:i:i:i:i:i、j: : : : : :,': : : l
.
- 710 :名無しの読者さん:2018/05/17(木) 23:25:40 ID:U0DbEOie0
- うわww
- 711 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 23:30:07 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \ 「始めまして、やらない夫です」
(●)(● ) |
(__人___) |
'、`⌒ ´ u | これはやり辛い相手だな、と思った.
| |
ヽ 、 イ 仕事で会ったやり手のワンマン社長を思い出す。
ィヽ-ー ≦ノ7 カリスマ
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、 なんと言うか、風格があった。
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
/,r''" 、ヽ、ミ、l i, ヾ ノ ヽ
/, '" ィr'⌒`''ー- 、ヾL}リノツツハ
// // '('゙( ̄`Y } 「そんなに硬くならないでくれたまえ。
// ,、-''゙ ノ! ` |ミ|
/ / / ノ ,,.. ト;| 多少ランクは違っても、私も君と同じ一人の冒険者に過ぎないよ。
∨ ,r‐ 、 ,ニ-ァ' ..:: |'リ
レ! ⌒ゝヽ7 ,、-ニ三゙'=:、 _,z=、「 今はまだ、ね」
{/| l′〈 l彡 <´-tェァッ `'ヽ ,f,,ニ,ン/
ヾ'、ヽ、「 ''´ ,! `-,` ̄'" '" ゙ト¨´.::|
,リ^\_; '、 .: | ,' イメージアップ
レリ´ | ':, ,.ィ ,: | ./ なるほど、冒険者の社会貢献の出所は、この人か。
,ィj^`′l, ,. ` -ニン′/
/〈 ゙、 い, ` `''-=─---r' ゙ / 冒険者の中では上澄みと言って良いインテリを、
/ ゙、 \ ゙、\ .; ー-`二´ /
/ ゙、 ヽ、\ `ヽ、'、  ̄ /′ この上昇志向の強い男が繋げて箱を作った。
\ `ヽ、 ヾ、 _;'
\ `''ー- 、 ̄ ̄「ヾ'ー- 、_
l\ `>'‐-、ヽ `''ー- 、_
.
- 712 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/17(木) 23:46:30 ID:???0
-
マヘ |: :l| |! :| //l!
マヘ |: :l| |! :| //: :.||
マヘ. |: :l| |! :| ///|: :||
マ/::ニニニ|: :ll ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ |! :lニニニニニニ ///: :| |l/
l 「 ̄ ̄.| l| |:: ::| .|! :l ///: : : : .!/./´
| | | l| |:: ::| .|! :| ,// .|l : : : :.//´
| | | l| |:: ::| .|! :l ,///| ||: : //:´:!
| | | l|_____________| : ///: :| |l//'´|:::::|!
__ | | |_ィ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::::://: : : : .|// . |:::::|!
// !\ | | ./:/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l |: :!!: : : : //, |:::|!
. //::::|::::!:\ .| | /:/ || : : : : : : : : : : : :| |: : : : : : : : : : : : |.l: :|l: : // ,ィ |:::::|!
//!|::::|: :l::|::;:\ └―./:/ l l| : : : : : : : : : : : :| |: : : : : : : : : : : : |.|: :|l// /!:! |:::::|!
. //::::|::::|:ィ==========/:/ l l l|______|_|______| !// /. : !:! |:::::|!
//!|::::|: :/三三三三三/:/,l l l l|______________l/ /. : /|:| |:::::|! そして、その実績は力となる。
. //::::|::::|:/三三三三三/:/.l l l l/! __________ .! ,.イ. : /: : :!:! |:::::|!
//!|::::|:: /三三三三三/:/ l l l l/::| |「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | |::|/..: : : ::|:| |:::::|! 冒険者の中では知識層にあたる
/::::|::::!:/ニニニニニ /:/ l l l l/: ::| || 「 ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : :|| | |::| . : : : : : !:! |:::::|!
::l: :|:::l/ニニニニニ /:/ l l l l/ : : | || |__.|―─┐: : : : : : :|| | |::|.:: : : : : ::|:| |:::::|! 上級の魔術師達に、
::l: :l::/ニニニニニ /:/ l l l l/:: : :::| ||: : ::| ~~~~ |:: : : : : : ::|| | |::| : : : : /}:! |:::::|!
::|: :/二二二二二/:/ l l l l/:: : : :::| ||: :: :|_____.!: : : : : : : || | |::|.:: :://|:| |:::::|! 影響力があるとなれば……。
::|:/二二二二二[_].l l l l/:: : : : :::| ||: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|| | |::|://.: ::|:| |:::::|!
::/二二二二二 : | | l l l/::: : : : : ::| ||_________.|| | |:{ / : : : ::!:! |:::::|!
/二二二二二二:| | l l/:: : : : : : ::[二二二二二二二二二二二二二二] |::|:: : : : : :::|:| |:::::|!
二二二二二二 | | l/:: : : : : : : :::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::l :| |::|:: : : : : :::|:| |:::::|!
二二二二二二 | |/:: : : : : : : : :::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::|: ::l: | |::|:: : : : : :::|:| |:::::|!
-‐ ⌒¨¨ニ=‐-
,. '゙ ` ー--┐
/ {
| | | ___,」_____
/ i| |i |ニニニニニア そんな事を考えながら、落ちた本の半分を抱え、
. { i| |i |ニニニ=‐
‘, | | |i i | ニ=‐i〔 トリューニヒト氏の案内で、再び文庫の中に戻った。
‘, ‘, / |ノ | |i
〉 ‘, ‘, ,. /-==:i:i:i:T/‘, ‘, 未だ角突き合わせている二人は、
. / 7 ‘,___j_rァ..:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/∧ |〉
/ニ7:i:i:i:i:i:i{:i:{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i///∧‘,ハ| 振り返りもせず異句同音にこう言った。
}:i:i:i:i:i:i」:i:}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{// / |
/:i:i '゙ /]:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}/, . ′|
. ノ'゙ / ‘,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}/ ‘, 「そんな性悪、放っとけばいいのに……」
. /. / ∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〈. ‘, 「ソイツには、騙されないように気を付けた方が良い」
/. / / .∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ハ:i. }}
. / / / / ‘,:i:i:i:i:i:i/ }i:i〉 }}}
. / / / / \i/ V /
,′ { ./ / } ‘, /iハ
.
- 713 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 00:01:38 ID:???0
-
/ ̄ ̄\ どうやらじゃれ合う二人とも、
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒) 最低限は周りに気をつけていたらしい。
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ
. | | 「ハハハハハ……」
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___ どう答えてよいやらわからず、笑ってごまかすと
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ 本を置いたトリューニヒト氏は、おどけたように肩を竦めて見せた。
ノ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::/}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj! 「双方理のある関係を築いた筈なんだが、
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,! 何故だか皆こんな感じでね。
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ やらない夫くんはどう思う?」
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/ そりゃあ、俗世の垢を良しとしない
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/ 象牙の塔の学者趣味が、
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/ 濁りを好む魚を近づけて喜ぶはずもない。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
.
- 714 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 00:27:51 ID:???0
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒) だが、少なくとも、
. | (___人__)
| ノ こうして率直に言い合えている。
.| |
人、 | 見た目ほど仲が悪くはないのだろう。
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 こうしてる間も角突き合わせている、
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ あの二人と同様に……。
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ 率直な感想をオブラートにくるむと、
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、 トリューニヒト氏は嬉しそうに頷いた。
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
/. : : ''´ニニニ ミミミ ヽ.:`;、 .,ji i 、j!;i;i;ヽ
/, .: :'"´ -‐=ニ 三三ミミミヽ ', j i i i!Ii;i;i;!i',
/'′: : '"´彡ィ´゙゙゙゙゙゙゙゙゙`ヾ';いj川ノソソノ;ミ!
,レ'′: : ,.彡,イ ``j ))´ `ヽiミ!
!レ': : ,. '´彡彡イ ' '′ iN!
!.:.,r'´.:.:ィイイノノノ ,. 、 .._, N! 「やはり、外の人の感想は新鮮だね。
Vィ⌒ヽィ彡ソ: : : ,. -─- 、 , .-.リ
/i:レ'⌒ヽi彡′: : :'"´  ̄``ヽ;;、,, ,.ィ 二V それに、どうやら君は、私よりの人間ようだ。
W {: : :くi彡: : : : : : ーtェテッ: :. `` 斤ェッ /
W、`ヽ( : : : :i. ``  ̄´ `ト ~´1 ……ああ、上昇志向と言う意味ではないよ、
ゞミヽ _,: : : .:l .:.; ! ,!
V川( i: : : ::', ,. .:.::;;. } ′ 実務より、という意味だがね」
_j!`゙゙::::!: : : : :. `ー、;; ,,/ ,′
/.ハ::::::::',ヽ : : : : { 、.. _ _ _ , ,′
,/.:::', '、::::::.:.\: : : . 、 .. _  ̄ / 強い力を持った魔法使いは、
_/.::::::::', ヽ :..、:.:.\: : . _二´ ,′
,.ィ´.;.:::::::::::::.', \;;;.:.:.:.:\:. . ,′ どうにも浮世離れした人間が多くて困ると、
´.:.:::i.:;;;;.::::::::::::::::', `ヽ::::::::.`ヽ、 _ノ
:::::::::l.:;:::;::::::::::::::::::', `丶、 `゙゙゙゙゙/ \:.、 そう、苦笑を浮かべる。
::::::::::l.:;:;:;;;:::::::::::::::::', `丶、 _/_ ト、:.:.:.`` ー- 、、
:::::::::::l.:;:;:;:;:;.:::::::::::::::', /:.:.:.:`ヽ l:::.\:::::::::::::::::::.:.:.``:.:.
::::::::::::l:;:;:;:;:;;:::::::::::::::::', /.:.:.::::::::::i l:::::::::.\::::::::::::::::::::::::::::::
.
- 715 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 01:27:08 ID:???0
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /) 言わんとする事は理解できるのだが、
(__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´ 素直に肯定するには
| 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ 目の前の人物は余りにも、その、なんだ。
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、 政治的すぎる、というのだろうか?
_,. -/:/===/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.::::{ | :::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::::::l |::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ; 「出来れば中庸でいたいのですがね」
i :::r :〈 ::::::::i |::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., ::::i {:::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::',::::i ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::/
______
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.: ̄ハ
r':.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:._ゝ、 そう言葉を濁すと、
/:.:.:.:.:.:.:/ ` ̄ ̄ ̄ ヽ:.l
i:.:.:.:.:.:.:.i l:.i トリューニヒト氏は軽く手を上げ
,f:.:.:.:.:.:.:.:l _ _ i:.l
j彡:.:.:.:.:.ノ " ̄ ̄ヾ ,.==-!j 片目を瞑ってみせた。
{∨`'ハ:.{ _ ィf:テン :. ∠ェ- y'
!ヘ { { !j i ` ー ´ " }` ニ´ i'
iヽ ゙ルヽ_ ヽ , i ,′ 「なに、一方的に、どちらかの
レ´} ヽヘ i i ` ー "、 '
/ ,イ_ /{ ヽ ’ ー- = =- ’ / 肩を持たないのなら大歓迎さ。
/, -'==シ _ ∧/\ \ i ー==' , ′
_レ ,ィーイ f l /: :∨/ \ \ ! 改めて、ようこそ、センダイ冒険者文庫へ」
i ´ ! ヘ { j, _ イハ: : : : :∨///> 、` ー-- r'
l/  ̄ `r、ヽ ヽ _,. -‐": : : : ', : : : ∨//////ー-ィく | ヽ-、_
. r' r  ̄ 「 i k -‐" : : : : : : : : : i: : : : : :∨///////:i:i:i:i∧: : \: : `ー. 、
. ヽ ー' / 、j !: : ヽ: : : : : : : : : : :!. : : : : : ',ヽ,/_/_/ヽ:i:i:ト、ヘ : : : ヽ: : : : : : `r、
', ヽ リ: : : ハ: : : : : : : : : : l : : : : : : ∨/////.「:i:ハ/∧: : : :ハ: : : : : : :i: i
{ ' /: : : : :ハ: : : : : : : : : l: : : : : : : :∨////.|:i:i:i:∨∧ : : : ヽ: : : : : l: ハ
,ハ _ ' !: : : : : : : ',: : : : : : : : :.|: : : : : : : : ∨///i:i:i:i:i:i:∨/ト、: : : ゝ: : : : } : }
. 「{∧、´_ ト、-_: : : : : :i: : : : : : _ L_: : : : : : ィ∨//|:i:i:i:i:i:i:i//}: : `く_,: : ィ: : l: :j
j: :</////77} ヽ: : : : : :」 : : : : : ヽ: : ̄ == ´ : : ∨/l:i:i:i:i:i:i:i、//!: : : : : : :,': : :j /
/: : : : ` <///! ,ハ: : ´: : :l: : : : : : : :\: : : : : : : : : : ∨.|:i:i:i:i:i:i:il//|: : : : : : f: : : l/
./: : : : : : : : : o`Y: : !: ィ  ̄ l: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : ∨j:i:i:i:i:i:i:i:∨l: : : : : : !: : : |
': : : : : : : : : :o: : j : /: : : : : :}: : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ!:i:i:i:i:i:i:i:i、j: : : : : :,': : : l
.
- 716 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 01:32:58 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 今日はここまで。昨日よりはマシになりましたかね?
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 トリューニヒト氏を代表で出そうと思いついた時、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ もう少し早く思いつければ
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ ヤンへのミスリードを仕込めたのに……と、思いましたが後の祭り。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 魅力あるトリューニヒト氏に書ければいいのですが。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 小説のトリューニヒト氏は、描写が、ねぇ。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 717 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 01:37:35 ID:tNkQuh660
- 乙でした
- 718 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 01:38:09 ID:1eSBcW2G0
- 乙です
ぶっちゃけ登場時普通にヤンかと思っry
- 719 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 01:50:33 ID:VSP2mQ2d0
- 乙
- 720 :難民 ★:2018/05/18(金) 01:53:06 ID:???0
- 乙でした。
- 721 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 01:55:18 ID:vGXiJg1E0
- 乙
- 722 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 02:46:48 ID:zwp+JFfd0
- 乙でした
魔本の続きが来て嬉しいです
- 723 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 09:47:46 ID:adbWGfp00
- 乙っしたー
- 724 :名無しの読者さん:2018/05/18(金) 11:24:33 ID:KLT5kYC70
- 乙です
- 725 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 21:21:05 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 一応、トリューニヒト氏登場イベは、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ヤンに見えてくれるといいなぁ。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> けど、キャラAA出さないで引っ張ったからバレバレだろうなぁ。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ミスリード仕込みたかったなぁ…とか思いながら書いていたので、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ヤンだと思った人が居たら嬉しいですね。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ んじゃまぁ、今日も即興のお勉強を始めますよっと。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 726 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 21:34:18 ID:???0
-
| | ̄ ̄| | ̄ ̄| |二二二二二二二 _─゙|::::|二二二二二二二二
| |__| 口 |__| |二二二二 _─ ̄ :|::::| _
|_____________________|二二二__─ ̄ 二二二二|::::|:::大二二_ -‐  ̄: : : :
`'<三三三三三三三三三三三三三三三三三三>''~¨¨¨¨¨¨¨ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨゙∧|::::|,'|....|¨ ̄: : : : : : : : : : : : : : :
 ̄>─< /丁丁 \|::::::|/丁\|::::: |>''~ ∧::∧ L」|::::|└┘ _ : : : : : : : : : :
// ̄~‘,V__|__|__|__|_,∧::/__|__|__|,∧ : | 叩 L」::L」 叩 |::|: : : ::/ヽ、`ー─- ミ: : : : : : :
=====:| |ロ::O:: | |ゑゑゑゑゑ|::|ゑゑゑrュ|::::[=========∨====|:::|======∨===ー|::::|: : : /...__\ ``ヽ、: : :
: : : : : :| |:::::::::::::| |[__|__|__,|__,|__,|::||__|__|,__|__,|::::| . . . : : : : |:::|: : : : : : : : : : : :.:::|::::|_/|___|__\____\
__ -  ̄ ̄ ̄∠⊆⊇二弋二ア二二二二⊥⊥-  ̄ ‐ _ :|:::| : : : : : : : : ::|::::|____________
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ア |:::|__ n. : :|::::| |::|二|::|¨¨ | |¨¨¨弌ア¨¨¨¨
| _____ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ :| 「 ̄ ̄_|,_ γ::ヽ :|::::| |::|…|::|‐- |_|: : : :.:| |: : : : :
| ̄|]┴───┴‐ッ__r___||_,||__,||_,||__,||_,||_|_─r=ニ二.._ ⊆⊇  ̄|::::::::|⊥::|_| ̄”¨Ti: : : : ~" '' |_| ‐- _
|_|」 ,.ィ´ー─‐|:|i:i|─||‐||─‐||‐||─‐||‐||─┘ .|i:i:i:i:i|::::::::::|`丶 `¨¨´  ̄”¨“ニ=- __
../ ̄ ̄/ 乂| |:|i:i| |i:i:i:i:i| ̄ ̄\ :|二二二二二二:::n ̄ ̄ ̄ ̄ヽニ=- _
__ ̄___彡'゙〕 |:|i:i| |i:i:i:i:i|  ̄ \:|. : ::|_______|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| =- .._ ¨
‐┐二二ニ=┬ニ”|___|:|i:i| Li:i:i:i:|____\.::.|:|i:i|¨|〕iトk:|i:|i|i:∧i:i∧i:i:∧i:| ¨
i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| :|/¨¨¨¨¨¨¨j√| |iпi:i|‐‐rr┬r┘:|:|i:il: :li:|:| ̄|:|i:|i|i:∨i:i:∨i:i∨i:|
i:i:| ̄ ̄.:|i:i:i:i|/二二二二リィ′ |i:| |i:i|==|:| |i:i|: :. |:|i:i|: :|_|〕iト¨¨¨゙|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iリ
i:i:|: : : :.:.:|i:i:i:i|: .|i:i[======|i:| |i:| |i:i|====|i:i|.:.:.:|:|i:i|: : :.:|:〕iトk√i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
i:i:|_:_:_:_: :|i:i:i:il. .|i:i|_______,|i:|  ̄|i:i| |i:i|: :.:|:|i:i|: :.:.::|i:i:|: : `|i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|: . .
i:i:|i:i://.:.:|i:i:i:i|...|i:i|¨¨¨~¨~:|i:|  ̄  ̄: : :|:|i:i|: : : :|i:i:|: : : |i:|i:i| ̄ ̄|i:i:i:|: : : : : . .
‐┘//|. . |i:i:i:i|. |i:i|: : : : : :└  ̄. . . :|i:i:|`丶|i:|i:i|: : : : |i:i:i:|: : : : : : : : . .
その会話を最後に、受付を職員に任せて談話室へと移った。
古い集合住宅を改装した建物だけに、水回りには余裕があるのか、
通された部屋は、ちょっとしたカフェのようなスペースになっている。
.
- 727 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 22:03:20 ID:???0
-
/. : : ''´ニニニ ミミミ ヽ.:`;、 .,ji i 、j!;i;i;ヽ
/, .: :'"´ -‐=ニ 三三ミミミヽ ', j i i i!Ii;i;i;!i',
/'′: : '"´彡ィ´゙゙゙゙゙゙゙゙゙`ヾ';いj川ノソソノ;ミ!
,レ'′: : ,.彡,イ ``j ))´ `ヽiミ!
!レ': : ,. '´彡彡イ ' '′ iN!
!.:.,r'´.:.:ィイイノノノ ,. 、 .._, N! 「ここは文字通り、私たちの城だからね。
Vィ⌒ヽィ彡ソ: : : ,. -─- 、 , .-.リ
/i:レ'⌒ヽi彡′: : :'"´  ̄``ヽ;;、,, ,.ィ 二V 場合によっては、会合やパーティを開く事も考えられる。
W {: : :くi彡: : : : : : ーtェテッ: :. `` 斤ェッ /
W、`ヽ( : : : :i. ``  ̄´ `ト ~´1 だから、出来るだけ居心地が良くなるように設えたのだよ」
ゞミヽ _,: : : .:l .:.; ! ,!
V川( i: : : ::', ,. .:.::;;. } ′
_j!`゙゙::::!: : : : :. `ー、;; ,,/ ,′
/.ハ::::::::',ヽ : : : : { 、.. _ _ _ , ,′ そう得意げに語る氏を後目に、
,/.:::', '、::::::.:.\: : : . 、 .. _  ̄ /
_/.::::::::', ヽ :..、:.:.\: : . _二´ ,′ 残る二人はいそいそと厨房に入ると、それぞれ
,.ィ´.;.:::::::::::::.', \;;;.:.:.:.:\:. . ,′
´.:.:::i.:;;;;.::::::::::::::::', `ヽ::::::::.`ヽ、 _ノ マイポット、マイ薬缶らしきものの準備を始めた。
:::::::::l.:;:::;::::::::::::::::::', `丶、 `゙゙゙゙゙/ \:.、
::::::::::l.:;:;:;;;:::::::::::::::::', `丶、 _/_ ト、:.:.:.`` ー- 、、
:::::::::::l.:;:;:;:;:;.:::::::::::::::', /:.:.:.:`ヽ l:::.\:::::::::::::::::::.:.:.``:.:.
/  ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \ 「そ、そうですね……」
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) │
'、'ーー´ 'J | 秘密基地を自慢する、稚気を覗かせた姿には共感が持てたが、
| |
ヽ 、 イ 正直その後ろ、競う様に湯を沸かす二人が気になって、
ィヽ-ー ≦ノ7
_, 、- ― '´ヘ:::::::::::::::::::::::::ト、__ 気が気ではない。魔法で火をつけ、薬缶を炙ったりしているようだし。
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... 、
丿;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、 自分の分だけ入れるのか、それとも下手な競争心を起こして
/ ;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;:::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: | それぞれ差し出し、どちらかを選ばせるつもりなのか?
/ ;;;;;:::::::::::::: /;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::: |
.
- 728 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/18(金) 23:59:33 ID:???0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./ .,.イ" / ..,' ;′/;′ ./.| l :::| 子供っぽいやり方ではあったが、後輩の為、わずかでも早く、
/ / ;′ .′ ..:' ,' /.l| / | | .:::| オ ー パ ー ツ
./〃 ; ; .l l /、_|l. / .| .; '; ::::| 持ち込んだ本を確保しようとしていた子が、少し肩の力が抜ければ
. 〈/ ; .l l|土=ミ|トz/=- 、|:;' ∨ :|
:: i :| l|Y l|l:/;;j¨.Tミリミ、∧ | この有様なのだから、彼等にとって氏が主導したこの箱は、
| | .l|l∧ 、乂_ .ノ _, ∨l|
| | .l|ト.∧ `ー‐‐'´ ∨' それだけ力が抜ける場所と言う事なのだろう。
| | l l||ヽ.ハ /:ヽ
|i l||i \〉 ヽノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ / ,〉 \ \
/ ノ′ ┐
r / / ! ;
. , { /{ , /__{_、__j
とは言え、少し気安すぎやしないかと思わなくも無いが、 ′ {-‐か∨^\ハ7 /ニ=- ,_
} {/^`ハ八 { / /{ニニニニ=- _
そこは受けた教育の乏しさと、 ,ノ { _,ノ⌒ヽ. __ノ / /i {-ァニニ=-‐ '⌒
∠ 小 込、 _ }. //| {/:i:i:i:i:..、
力さえあれば評価される環境を }} , {\´ / //_] {-┐:i:i:i:i:\
}} ハ \{//ア7:レ:i:i//{__|{___!:i:i:i:i:i:i/
一足飛びで駆け抜けたその経験に依る物なのだろう。 }} } {こ{:i:{:i:i:i:/ {\」{ ``丶、\
、., 」 {/:V:i:i:/{ \ {{ ,. -‐ヘ 、
彼等はそれが許される立場だったと言う事だ。 )У ノ:i:i:i:i「}:i:iー- 、 )ノ / {\ \
. (( <:i:i:i:i:i:i:i|」:i:i:i:/.く(; / / {/ハ ,
_,, -- j <ヽ, -=ニ二三L W .′{//∧ ′
ー-======ミYr‐==冖:.:.:.:.:.:.:.:.V {{ /. { //∧ }}
. \:.:.:.:.:.:.:..:.:.〈:.:∨:MACBETH:.:.:Y{-‐===ミ//⌒ヽ 」」
. \:.:.:.:.:.:.:__〉:.:.〈 {_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V....〈____〉......\//{ //
.
- 729 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/19(土) 00:12:46 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……どうも気が散って進まないので、今日はここまで。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 気分が盛り上がらないので、景気づけにかけてた
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 民謡ロックがいけなかったのでしょうか?
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 金毘羅船々とかじょんがら節とか津軽タント節とか
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 斉太郎節とかサンサ時雨とか、色々好きなんですが、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ やはり、音楽として良いこととBGMに向くか否かは違うと言う事ですね。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 730 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 00:20:55 ID:xt3zRDYg0
- 乙です
- 731 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 00:33:17 ID:t16hYVOA0
- 乙様ー
- 732 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 01:01:41 ID:aP7UChN80
- 乙
トリューニヒトは近年本当にやる夫スレで立ち位置変わったよね
- 733 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 06:21:12 ID:4BsrNJ0T0
- 乙でした
- 734 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 10:19:13 ID:ozjTmDa90
- 乙です
- 735 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/19(土) 12:07:38 ID:???0
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } トリューニヒト氏については、元々創竜伝以降の銀英伝ファンの中には、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 作者やヤンの言う事は明らかにおかしくねって裏返った層が一定数存在しまして、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 不満の修正が試みられる二次創作界隈では、後ろ暗い所はあっても有能でまともから、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ヤン側視点だからアレに見えているだけ迄、様々な再評価が成された作品が、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 常に一定数存在するような状況でした。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ それが、民主政権以降はなんか加速した様な状況に感じられます。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
l:::::::::::::/::::::/::::::::::/::::::::::/:l::::::l:::::::\
ノ:::::::::::::::,ィ""ー─z_:::::::::::/:::l::::::l::::::::::::\
ハ:::;-‐'" ゞ,:::::::::::l::::::l:::::::::::::::::\、
'::::lヽl / ̄__, ヽ/'l::::::::::::::::::::、:::::::ヽ\
l:::::l l___ /ィ示¨'" '゙ ヽl:::/::::::::::::::::ゝ::::::::ヽヽヽ
ヽ:::l ゝ,ャュ ¨ l ノ:::::::::::::::::::::::::::\::::l ノ/
やる夫界隈での変化については、 ヽ二ニ、 j r呂::::::::::::::::::::::\:::::::\/
、 _ /ヽ_::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::\
単に、もっと記憶に新しい /\`-=‐ ' ',ヽ\:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::)
/:::::::::\ / Yニl ゝ、_:::::::::::::ノ::::::/
悪役政治家役をこなせるAAの増加に伴い、 /ィ:::::::/ > ヽ /ニムニニニニニ=、〈
ゝ __::/ / 〉 ,/ニニムニニニニ/ニヽ"'- 、
テンプレ以外の仕事が出来る様になった , -/ ,イ。゚l ‐-、 --//ニニニムニニニ/ニニ=l::::::::::)
ノ'´=// 。゚ゝo─ '。。。 'ニ\ニニムニニ/ニニニl:::::/
だけだと思いますが……。 /ニニ// ““ ゚ ゚ ゜/ニニニ:\ー‐'゙ニ/ニニニニl‐'
l=/_イ ,ィ_, -‐'/ニニニニニ>ニニ/ニニニニニl
_, -- 、 /ニニ/ ∨⌒ /ニニニニニ/ニニニニニニニニl
_ - 〃 ⌒ヾ, ハニニj ヽ /ニニニニ>'"ニニlニlニニニニニ=l
_ - l====ヾ 、 lニlニニl l ll/ニニニ>'"ニニニニ',ニニニニニニl
, -‐ ´ ヽ ヾ 、 ∧=lニ=l /ニニ>'"ニニニニニニニ',ニニニニニ=l
/ \ ヾ 、_, __/ニl=lニ=l/ニ>'"ニニニニニニニニニ',lニニニニニl
、 \r┬─`¨ ‐- _`_‐、ニヽ/>'"ニニニニニニニニニニニニ/lニニニニニl
\ \ ̄`` ‐-- \lニニニニニニニニニニニニニニ/ lニニニニニl
l¨‐\ ヽ`` ‐-、 \ニニニニニニニニニニニニ/ lニニニニニl
.
- 736 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 12:59:21 ID:ozjTmDa90
- 二陣営を対比させる為に、かなりカリカチュアされてる所がありますからね
- 737 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 13:02:09 ID:M9tAAUuB0
- ガイエがなあ…
創竜伝で目が覚めた人が多いがガイエはそれ以前からアレだったからなあ
- 738 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 13:11:38 ID:pm6/eENk0
- 作中でも皇帝の独裁に不満のある官僚を抱き込んで立憲君主制を導入させる寸前まで行っていたとも言われますからね
死んでいなかったら帝国に民主主義を導入させることができていたかもしれないなんて評価もあります
- 739 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 13:51:38 ID:Izem+1nk0
- 作品の本質からすると、ラインハルトと対比されるべきはヤンではなく、トリューニヒトであるからね
- 740 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 16:00:56 ID:yCROlrNm0
- ローエングラム朝も短命になる可能性割とあるよね。
- 741 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 17:54:29 ID:If5DqsFq0
- 今のアニメ版のヤン見てるとただの能力に自惚れてる協調性の無いボケに見えるw
年食ったんだろうなあ・・・
- 742 :名無しの読者さん:2018/05/19(土) 18:59:07 ID:If/s/apb0
- そりゃあ、本来なら学校行ってる年頃(5〜15歳)の時に父親に誘拐まがいに連れ出されて宇宙船生活してたなら、一般的な同盟人との価値観の共有とか情緒が形成されずにボッチ気味になるわな
- 743 :バジルールの人@バシルーラ ★:2018/05/19(土) 19:46:07 ID:???0
- ヤンは「弱者の味方」ではなく「強者の敵」と言われて納得した
兎に角反権力傾向が強い、書いた人間の思想をもろに受け継いでるから
- 744 :名無しの読者さん:2018/05/22(火) 21:08:21 HOST:kd036012034097.au-net.ne.jp 0
- ヤンは民主主義にかぶれすぎて、
下手するとアナーキストって言っていいぐらいに尖っているからな。
- 745 :名無しの読者さん:2018/05/22(火) 21:34:12 HOST:121-85-74-149f1.shg1.eonet.ne.jp 0
- 国民全員がヤンならヤンの主張も正しかろうw
- 746 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 747 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 748 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 749 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 750 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 751 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 752 :シベリア送りだ!:シベリア送りだ!
- シベリア送りだ!
- 753 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:05:13 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 知っているキャラがひどい役で固定されそうになってるのを見ると、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ マトモな役で書かなきゃって思えてくるのは何故なんでしょう?
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 後、こう言っちゃなんですけど、話のヘイトはキャラじゃなく作者にね?
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 作者には生み出した責任があるけど、役者に罪はないからね?
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ヤンについては、その、まぁね。キャラは作者の思想信条を選べないから。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ それから、同志! ロボの侵攻の後処理、ありがとうございました。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 754 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:07:19 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒) そんな彼らを何とは無しに目で追うと、
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ
. | | 「可愛い物だろう?」
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___ それに気づいたか、トリューニヒト氏はこう言った。
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ノ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::/}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M! 「当たり年、とでもいうのかな?
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ あの二人……いや、あの二人の徒党は、
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1 本物のギフテッドの集まりでね。
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/ 私が三十年かけた道のりを、
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/ ほんの数年で駆け抜け、今追い越さんとしている所だ」
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
.
- 755 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:25:58 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) | 「……」
(__人___) |
'、`⌒ ´ u |
| | 何と答えていいのかわからぬままに、
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7 氏の手ぶりに応じてテーブルに腰かける。
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: { 「……ああ、別に僻んでいるわけじゃあない」
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
/,r''" 、ヽ、ミ、l i, ヾ ノ ヽ
/, '" ィr'⌒`''ー- 、ヾL}リノツツハ
// // '('゙( ̄`Y }
// ,、-''゙ ノ! ` |ミ| しかし、頭に浮かんだ幾つかの予想に反して、
/ / / ノ ,,.. ト;|
∨ ,r‐ 、 ,ニ-ァ' ..:: |'リ 彼は、実に朗らかな表情で、こう続けた。
レ! ⌒ゝヽ7 ,、-ニ三゙'=:、 _,z=、「
{/| l′〈 l彡 <´-tェァッ `'ヽ ,f,,ニ,ン/
ヾ'、ヽ、「 ''´ ,! `-,` ̄'" '" ゙ト¨´.::| 「何しろ、このセンダイに、
,リ^\_; '、 .: | ,'
レリ´ | ':, ,.ィ ,: | ./ 私より恵まれた冒険者等滅多には居ない。
,ィj^`′l, ,. ` -ニン′/
/〈 ゙、 い, ` `''-=─---r' ゙ / 実のところ私は、他の都市に根を張る商家の、
/ ゙、 \ ゙、\ .; ー-`二´ /
/ ゙、 ヽ、\ `ヽ、'、  ̄ /′ 三男坊でね……」
\ `ヽ、 ヾ、 _;'
\ `''ー- 、 ̄ ̄「ヾ'ー- 、_
l\ `>'‐-、ヽ `''ー- 、_
.
- 756 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:39:09 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) | 「……」
(__人___) |
'、`⌒ ´ u |
| | 何と答えていいのかわからぬままに、
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7 氏の手ぶりに応じてテーブルに腰かける。
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: { 「……ああ、別に僻んでいるわけじゃあない」
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
/,r''" 、ヽ、ミ、l i, ヾ ノ ヽ
/, '" ィr'⌒`''ー- 、ヾL}リノツツハ
// // '('゙( ̄`Y }
// ,、-''゙ ノ! ` |ミ| しかし、頭に浮かんだ幾つかの予想に反して、
/ / / ノ ,,.. ト;|
∨ ,r‐ 、 ,ニ-ァ' ..:: |'リ 彼は、実に朗らかな表情で、こう続けた。
レ! ⌒ゝヽ7 ,、-ニ三゙'=:、 _,z=、「
{/| l′〈 l彡 <´-tェァッ `'ヽ ,f,,ニ,ン/
ヾ'、ヽ、「 ''´ ,! `-,` ̄'" '" ゙ト¨´.::| 「何しろ、このセンダイに、
,リ^\_; '、 .: | ,'
レリ´ | ':, ,.ィ ,: | ./ 私より恵まれた冒険者等滅多には居ない。
,ィj^`′l, ,. ` -ニン′/
/〈 ゙、 い, ` `''-=─---r' ゙ / 実のところ私は、他の都市に根を張る商家の、
/ ゙、 \ ゙、\ .; ー-`二´ /
/ ゙、 ヽ、\ `ヽ、'、  ̄ /′ 三男坊でね……」
\ `ヽ、 ヾ、 _;'
\ `''ー- 、 ̄ ̄「ヾ'ー- 、_
l\ `>'‐-、ヽ `''ー- 、_
.
- 757 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:42:14 HOST:???
-
コピーのつもりで、一コマ上書きしてた……orz
- 758 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 19:55:33 HOST:???
-
_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[|_| ̄[
|──┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬─::|
|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─::|
|┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::|
|──┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴───┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─::|
| |l三三|─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬ |l三三|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬ |l三三|┬─::|
| |l三三|─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴ |l三三|┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴ |l三三|┴─::|
|──┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬───┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::|
|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─::|
|┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::|
|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─::|
|┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─::|
|┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─┬─┴─::|
|┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───::|
┏ ┓
┃ 私がこの都市に来たのは、第二市壁の建造が佳境に差し掛かった頃だ。 ┃
┃ 第二次計画終了に伴う、第三次拡張計画の選定や、第二市壁内の開発計画などで、 ┃
┃ 市政がごたついていた反面、センダイ中に活気に溢れていたよ。 ┃
┃ だが、今の私を見ればわかる通り、ウチが来た目的は、他の商家とは違ってね。 . ┃
┗ ┛
.
- 759 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 20:08:16 HOST:kd059136194016.ppp-bb.dion.ne.jp 0
- はじまた!
- 760 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 20:09:13 HOST:???
-
-‐=7,ト.、__
/: : :.:://: : : :.\
/i: : : : : { {: : : : : : :` 「と言うのも、これまでの開拓都市とは異なり、
/: : : : : : I}i{i: : : : : : : ∧
/: : : : : : : }}_}}_rx: : : : : : } このセンダイでは百年以上の狩り続けても、
}: : : : : : ir气x____ ≧x: : :}
v: : : : :/I{`7‐=='`ー'E刈 モンスターの湧出に衰えが見られない。
∨: : :{___.ノ / }
Y: :I〔W ./ それで、親愛なる我が父上は、今迄とは違い
,.Y´:..>xzz‐=ニニ .イ
{: : :/r='''¨W この都市ではモンスターは一時的な開発特需ではなく、
{: : :i: 人,ィ
}: : \r ^~7__ 恒久的な資源として扱えるのかもしれないと考えたんだ」
__{: : : : : \,イ ./`ーミ、__
/i: : : : : : : : : : :.{ { I irく ̄≧x___
._____乂__i`ーE'": : :八 .}x‐''¨I>''"<ト==-x ,イ
__x≦rく¨ ̄_ { { I_}__≧x .ゝ-..彳 /__ )r-、 .≧x: : \__/:i}
E廴i弋 >-く/゛ ̄: : : ::7\: : : : :..i/: :}‐- }: >x./,イ ≧x:\ノ
\ィ{ト==‐‐: : : : : : : .{: : : `: ,、: : : : : :}> .}‐-: : : ≧=‐ \\
.` ミx: : : : : : : :./: : : / `ー‐‐^.i /{ ≧=‐_x
\: : : ::.イ: : : :.ト ,,x E-ィ} `トミx
` 、{ `ー==ミ、/: i} .Yi∧ \
\ }: :,′ `ト:i∧
/: :{ `杉{
{ I } }: :}
,イ I { { 八
ヒ弍〔____/_.ノ /r=ri}
^ ̄ ̄ ,彳._. ト、
゛Y¨¬′
.
- 761 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 20:24:10 HOST:???
-
ヾー -、
\ ゙\ト、 i 、,,
!ヾ ´トィi、 「今迄の様な受け身で、冒険者たちが
! i , ,トィ,
ト、 ! i i !、 ただ売りに来るのを待つのではなく、
.寸ト、 } i i ゝ
.寸j心i i /| ゝ 自前の狩猟隊――そう、専門の魔物狩人を
寸麒心、弋_/ /|` 、 ミ
>、麟仍 r´ ノ ;{ 育成し、そのノウハウを培う。それが可能な、
/ `^´ ノ r゙゙ ゝ
}ュ ,ィ斧 fノ |r-、 \ 恒久的な狩猟拠点にし得る土地なのではないか?」
/ / | f ノ k ,ィ
,| /゙ ! !斤-、/i/ i_ _
\弋__fツノ ! ! /  ̄フ
< i ̄` / ! i / , ' ´ \
, -、∠ t-fヤ !/,/, ; ゙ ;,'´: ' ´
__,!: :: :ヽr、 i: :: :: :: : /, ´ , - ー - 、'´
i´: :: :: :: :: :: :`〉: :: :: :: : // /: :: :: :: :: :: :: :: :
},、 ,、 ,、: :::/: :: :,': :: :// ,/: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :
【魔物素材装備に身を包んだ魔物狩人(想像図)】
′' ' '. ,
. ! i ! //!
. ! | | / }>゙|
「何しろ、レベルのおかげで、 ├┼─---─r一 , <〔_!//}
人_{____{_ , イミ⊆}}=彳
狩りを続けさえれば、誰でも一定の戦力にはなるし、 Z: : :`´: : : : : : : リ ‐}从ヽ
廴:_:r=ミ、_:_:_:_/_}_/ /i:i{_
産業として必要な素材は 圦 }_  ̄, %ムイi:i ≪≫‐━‐ ミ
\ ー %'i:i:i///
大抵はその一定の戦力で狩り取れる」 γ⌒i: 、 , ´  ̄f>===彳i:i:i///
/{i:i:i`i:、i:\ /}辷=y≪三 ≫ ,
. /{{{i:i:i`i:、\i:}'´ ̄{{ ̄'i:i:i:i:/i:i:i:≪三≫ ,
/{{{{{i:i:i\i:〉i}ノ {{!/i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:≪三≫,___
【ギフト無しB級冒険者、某】 . /i:i{{{{{\i:ノ厂ノ //i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i〃i:i:i:i:i:iヾ.}}}}}\i:i:i:
/i:i:i癶ニ=彡'_ ノ ' 〈i:i:i:i:i{i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:》、i:i:i:i}}}}}i:i:i:ヽ:
.
- 762 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 20:32:50 HOST:???
-
| |: : : : : : : : : : :|: :|: : : :.j{
| |: : : : : : : : :O |: :|: : : j{
「そして、下積みである低レベル帯の | |: : : : : : : : :/: :j{: : :j{
|---- 、O:_/: : : j{: : : j{
突破にかかる時間と危険は、 j{ j{: : : : : : : : : : : j{: : : :||
j{-ノ- 、 : : : : : : : : j{:_:_:.ノ|
一定レベルまでは装備で担保できるのだ。 j{-- 、: : : :‐------{: : : : : 〉
``丶:/≧=------┴=≦::|
冒険者をマネジメントする事で、 厂 ̄ ̄ ̄`ヽ::::::::::::::::::::ト、
/: :/ : : : : : : : |:::::::::::::::/: :|
破落戸を魔物狩人へと変え、 /: :/: : : : : : :O: :〉::::::::厂: : :.:|
/ ̄ ̄`丶: : O: : /:::::::::/: : : : :人
後方生産地と繋げることで /-/ 、: : : : : \:./:::::::::/: : : :/
/__/: : : : \: : : /::::::::::::人_:/
新たな産業を興す……」 / / `丶: : : : : :/::::::::::::/ ̄ ̄
/ /: : : : : : :  ̄∨::::::::::::/
//: : : : : : : : : : : : :}:::::::/
人{________ノ:/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,.-'''"´ ̄ ̄``ヾ、
, ィ (( ,j , /,r'´ 三二:;;\
人 ゝ>j 川/,,、r‐<ミミヽ;;;:'、
l彡メ‐''"´((´ ̄  ̄``ヾミミ:;;;;゙、.
|/l′ ヽ lミミミ:;;;;|.
lレ! ー- '" _ _ ト、ミミ:;;;l
V!,r==z、 r'´-─-`、 〉;:r‐V! 「……私は、その事業に先鞭をつけるべく、
;i〉,ィせ:j! 、´ せン'`` ミノハV
l| ` ´j  ̄` ! ノソ ! このセンダイにやってきたんだが、
,.-─ ─ ゙、 〈 `,j ,' Y,イ/── ─- マ チ
,/ .:.:.:.:.:.:::::::', `^^ ハソ:::::::::::::::::::::::: この都市の異常な冒険者蔑視に、
/ .:.:.:.:.::::::::::::::::::', ' ゙ ̄ ̄`` ! / !::::::::::::::::::::::::::
,′.:.:.:.::::::::::::::::::::::::', ` ̄ ` ,′/ /L:::::::::::::::::::::::: 少しばかりそれを阻まれてしまってね」
i .:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::ヽ ___ _,/ / i!\::::::::::::::::::
| .:.::::::::::::::::::::::::::::::::/´| ,、‐ "´ / i^ ー 、,,::::
l .:.:.:.::::::::::::::::::::::/| >‐< / l `
\:.:.:::::::::::_ , イ //;.;.;.;.Λ ,イ |
_ >''"´ / /´ 〉.ー;イ L__// !
, ィ´ _/ / /;.;.;.;.;.| / !
- 763 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 20:45:58 HOST:???
-
∩
l |._
rつ´ /ヾ 社会的信用を持った冒険者と、
i、 Y _)
_}===={ 冒険者を蔑まない商家――
/ ト、
__ N\,,,,∧,r─...、 | :| この都市の外にはそれが実在し、
>`´: : : : : : : '''l 、:::::`ヽ | :|
_ _>‐ 、-、 ヨ: : : : /;: : : : : :`ヽ::::::ヽ.| :| また、適切な訓練と装備によって、
. n__<¨く ヽ )‐′ .‐彡,r∨ >ニレ、; : : : :..:ヽ::::i| :|
. l.人__)-'¨ _, <. ∨,。 r ヽ`iノ `''ii: : : : :ヽ!| l _ 誰でもレベルを一定までは上げられる
_>´ _, < ∨. ,r'/ ̄ ゚ ' l,、r ⌒、 | :/__ / |__
〃`ヽ _, < ∨ ._ ,-‐`-‐¬ム ^ i i.:| :i| il| V ) ――そんな当たり前を証明する為に、
lつ-'< ∨`Yヽ_./ i, ヽ /// :||i l|\_'、 )
∧ ∨ ', /:::::レ'゙゙゙゙}゙冫‐、,、,ヘ .r.イ:i ||i l|/ \一′ 自ら冒険者になった訳だ。
. ∧ ∨ ',/::/l/〉└ミニ二l`' ,i/|:::ヘ. |彡─.r‐、 ∨
∧ ∨ |///:::/|乂__ ,イ:|/|:::::ヘ |ミ 三 (◎) |
. ∧ ∨/::::::/ 乂ヽ_ ̄ ̄_, < ./:::|/|:::::::::\__/| |\__/
∧ \:::::/ / 二 -‐ :´/::::::|ll乂::::::::::::::::::::::::l | }} |
. ∧ \ ./O/ ./:::::::::l、//\::::::::::::::::::l | }} |
∧ \ i::::::::::::::::\//\__.l | }} |
\ \_ |:::::::::::::::::::::::::::<//// l | }}_|
\ \. |:::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::<l |─<──、
\ `ァ l::::::::::::::::::;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \-、 |
\__ / l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ¨)l |
\ ./ l::::::::::::::::::::::;ィ´ ̄ ̄\__/ /、 //.l
\ / .l:::::::::::::::イ \!、‐' /
l / └─ ´ ヾ‐´
∨
.
- 764 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 20:46:56 HOST:124-140-77-74.rev.home.ne.jp 0
- やっぱり他都市(よそ)から見てもおかしいのか、冒険者蔑視。
- 765 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 20:59:33 HOST:???
-
.,r' , ,r' ,〃 _,,.. `ヽ,
f゙、、_(( !、 〃f゙r' ィ;ニ=-≡、 ミ!
j゙`=ラ ``ーァァ-─''"⌒``ヾ:、 ミl
//,イ ( ( `ト、 | 「尤もこれには、
f゙ /i゙ ` トミ、゙!
| /! `ー'゙ !`ヾ,) 実は私自身が、所謂、
∨〈 -==、,,_ _,,ィ===、 |`>ミ! ギ フ テ ッ ド
゙>j :-=・=-冫 f -=・=-:. i'゙,、iリ 戦いの才覚を与えられた者だったと言う
. |`! `ー '"/: ` `` '´゙ !「l!リ
l,{、 ヽ: , /'r',/ オチが付いてたのだがね」
゙`i:、 ,ィ,、 ,..):、 ./ rt'
゙i,゙; , _,.,_,,,_ 、 ,ト'′
l、 ゙ 、__,. ′ /.| 氏は、なんとも微妙な表情でそう言った。
|.\ ,イ |
.」: ',\ ,r// ,」`'ト、
,、イ ゙ヽ、 `‐::::::::::'"'゙_,、-'" l \
,,/ i゙ `'-、.,_ _,、-''" ! l\,_
''"/ | /゙゙\. ;' ! `''ー
. / |:、 ∧ ヽ ,イ |
/ ! ゙:, ,r'゙ ヽ, ,∧ // |
. | ヽ/ /⌒゙く ヽ / / |
/ ̄ ̄ \
_.,ノ ヽ、,_ \
(= ) (= ) |
「……って、ギフテッドで良かったじゃないですか (__人___) u | ⌒ヽ
'、 | ____ ,.-、ヽ、
なんでそれがオチになるんですか?」 ,,. -ー| |ヽ__∠___ゝ」 r'
/ .::::::、::| /ィ::::〔 _,.-ー `'r-、
l :::::::::::::::::ヽ__、____,. ":::/:::〔/ l:::. ヽ
」 ::::l:::::::::::::::「二二::::/ :::::::ト、 y |::::::. ',
< 「では聞くが……」 l ::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r l:::::::: i
/ :::::;;:ーミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、_ ノ L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く:::::::::::::::: i::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 :::::::::::::::: ||
/ ::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::V :::::::::::::::: |
.
- 766 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 21:06:14 HOST:124-159-71-33.ppp.bbiq.jp 0
- 目的の広告塔としては失敗やしw
- 767 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 21:09:08 HOST:69.118.0.123.cc9.ne.jp 0
- 共感は得られないよなぁ
- 768 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 21:13:51 HOST:???
-
,/
. ィ/
/ . ィ( /
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/ :| / / / ./ /(__ -=≦ __. ィ(
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:i |∨ _ -――-:.:.:.:.:.:.:.:.∨∧ / _,.。s≦ /
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:|| ,′ /:.ィ{:/.(_◎_j)ニ∨^!:.:k _ _,.。s≦ ≧=- _
:|:\/ /´ ̄,|/{〈苡 ^苡〉 }!人:.\ /、`>、 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____ノ /´ ̄ 圦メ ' _ ∠\ト、(^\∨∧ / \
 ̄\. /{斗<^ヽ. 个 ´_ ∠_ \/__}.} ̄∨ / \. ( ̄ ̄ ̄
) /__,><__, -┘ /r―‐ 、 ィ( ∨. ∨ / \\
ィ( .≧=rく `{ } i :}! ∨ /)ト \
/ / .ィ { \ ト、 |/ ィ,ノ :}ト、. ∨ ./ .)ト\
. / / .i :「 /⌒≧=- / .ィ(<_ > ∨ / 「彼方達の問題を理解し、親身にサポート致します
// | / 'ー-.乂 {、__/ .ィ(> .,< ̄__. ィ(_、__∨ /
. / :| ./i ./\. ` <iL ィ(. \[_}>――――<]∨ / その為に、自ら冒険者になりました。
|/ :| ./ \|\「 ≧=く_ \ 、\ __, ∨、 ∨ /
| |/ ./´ ̄ ` \ { \.∨ ……そう主張する者達の首魁が超人で、
|! / )ト、 ‘, \,
/ >― 」 ‘, 少々の装備格差等、全く無意味な速さで
{_ _,. < \ }!
}  ̄ ィ「 、 \ 階梯を駆け上って行ったらどうするね?」
〈___. ィ「 \ 、__, \
ィ{ i| ∧ \\ L_ \
_ ィ( ≧=≦/ } )、 \( ̄ ∧
ィ( ̄ ヽ /_ ノ }ト、__ ィ( :〉
〈、___ }i.。s≦ └--=≦ ト、/∧ 「………………」
ー―‐ ´ \/ ∨∧
∨∧∨ノ\
 ̄] ̄{____ \
「 ̄( ‘,
∨/_\__〉
`ー―‐一'
.
- 769 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 21:20:51 HOST:???
-
_,,,r-─-、-‐─‐-、,,_
,,r-─''"^~川川ミミ三二彡ヽ、≡\,,__ 「普通に進めば格差が開き、
,,r‐'^川冫三─ヽ、ミミシ/卅─ミ=ヽヘ彡\`ヽ、
/川彡ソ彡厂ュ7卅川Y川川((ミヽ、_彡\彡i,刈ヘ ゆっくり進めば金持ちのお遊びとみられる。
_,,,,,___ /ミノ((ヾミ三三三彡川リ}川川ミミ三三三彡\ミi,刈ミ}\
〈^=くo>=ミ`''メ三彡人ミ三三三三三メ刈ル/ミヾ三三三三彡\i,{三ニヽ おかげで随分と遠回りをしてしまったよ。
└ト、ミミ''''"::::::ノへ二二二エ二─≡三ニヘ/ミミヘ三三三}三三彡ヘメ三三゙ヘ
〉ソフ‐-=彡ノル\;;;;;:::::,, ̄`''─-、,,_二i!>ヽ、彡/ミ三三三三彡手ミ三彡ヘ 尤も、そのおかげで、こうして彼等と
ム彳'"^<ソ=))个、ヾ-ミ;;;ヾ:::二ヽ::;;;;;;`''ゞ、く`ヽ\iミ三三キ三三彡ミiミ三三彡
`''‐-┬-、彡ヘ;;i!//\》ゝ:::::;;〃メ'^ニヽミ、,,\、,,,ノ|`ヽ‐┬─三二 ̄二二ii||彡}、 この都市の知識階級とを仲立ちできるのだから、
/ミ=\\ヘミヘ彡川ミ//;;;;/=ー-、,,ヽヘ};;:::::\彡i!¬i|厂=─十三三三|厂ト,\_
/丼井ュ゙i;,ミ\ヽ、ヽニ─-''/井#キ♯ミフノミ\\`、::;;;》川彳=ハ=─┐||i!;;;|ハ;;;;> 痛し痒しではあるがね」
/#井##ミ入ヘ‐\ヽヽ─ノ/;;;〈干ミ{;;;;くi,,Yノノ::::\\二ノ川i!:::;;;;i^!;;/:;;;;ノ/i!;;;/;;ソ
/乂メ干キヲ´ `''<二ェュ-‐;;}彡牙タキュ\|!/ノ;;;;;ノ;;;ヽ/彡人ミ二ニi!;;;;;;;;;ノ/;;/冫
├ミiミiミ三/  ̄`┤キ井井♯彡レノ彡/;;;:://三三二ニ─、三彡レ/゙i!
/〈ニiミ干ハ {てハXソソi!刈、_;;;;::,,,/' ̄`''─フ>/刀ヘ_/三三゙i!
`ヽーノ、ノ-'´ {レトキ干刈>く}  ̄`'''‐───‐'''´─‐''''"^{ニ、ソミ〉i_〉
}ソ乂井井キi} `ヽ‐ニノ‐"
>ミ乂干井キi}
ノー人ノニトソ
`メ、ス二ソ^
, ´  ̄ ̄ ` 、
/ ヽ
/ _,ノ_ `ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉 「……それはまた、
ノ U { ) j
,.イ 、 V / なんと……………
,/(:::ヽ.ヽ { r
_, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r /⌒ヽニ‐-、 ……………………
/::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: | ……………あれ?」
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '.,
.
- 770 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 21:22:52 HOST:???
-
,  ̄
/ ヽ
. | ‐ - -‐
| ( ●) (●)
.| (___人__) 「……って事は、あの子らが五年で進んだ距離を、
j / ',
_..ノヽヽ ハ ヽ 三十年かけて踏破したと言うのは……」
,r¬;;――''゙::::::::::::::≧=-、_ノ、_/ ̄ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧、〈´/::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、ヤ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ 「……だから妬んではいないと言っただろう?」 >
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
゙)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|、:::::::::::::::::∧
::: ゙ヽ<`'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ハ
:::::::: \ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l゙:::::::、:::::::::::::::ノ
:::::::::::: `'、l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ
______
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.: ̄ハ
r':.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:._ゝ、
/:.:.:.:.:.:.:/ ` ̄ ̄ ̄ ヽ:.l
i:.:.:.:.:.:.:.i l:.i
,f:.:.:.:.:.:.:.:l _ _ i:.l
「回り道さえしなければ大差はなかっただろうね」 j彡:.:.:.:.:.ノ " ̄ ̄ヾ ,.==-!j
{∨`'ハ:.{ _ ィf:テン :. ∠ェ- y'
!ヘ { { !j i ` ー ´ " }` ニ´ i'
iヽ ゙ルヽ_ ヽ , i ,′
レ´} ヽヘ i i ` ー "、 '
/ ,イ_ /{ ヽ ’ ー- = =- ’ /
/, -'==シ _ ∧/\ \ i ー==' , ′
_レ ,ィーイ f l /: :∨/ \ \ !
i ´ ! ヘ { j, _ イハ: : : : :∨///> 、` ー-- r'
l/  ̄ `r、ヽ ヽ _,. -‐": : : : ', : : : ∨//////ー-ィく | ヽ-、_
. r' r  ̄ 「 i k -‐" : : : : : : : : : i: : : : : :∨///////:i:i:i:i∧: : \: : `ー. 、
. ヽ ー' / 、j !: : ヽ: : : : : : : : : : :!. : : : : : ',ヽ,/_/_/ヽ:i:i:ト、ヘ : : : ヽ: : : : : : `r、
', ヽ リ: : : ハ: : : : : : : : : : l : : : : : : ∨/////.「:i:ハ/∧: : : :ハ: : : : : : :i: i
{ ' /: : : : :ハ: : : : : : : : : l: : : : : : : :∨////.|:i:i:i:∨∧ : : : ヽ: : : : : l: ハ
,ハ _ ' !: : : : : : : ',: : : : : : : : :.|: : : : : : : : ∨///i:i:i:i:i:i:∨/ト、: : : ゝ: : : : } : }
. 「{∧、´_ ト、-_: : : : : :i: : : : : : _ L_: : : : : : ィ∨//|:i:i:i:i:i:i:i//}: : `く_,: : ィ: : l: :j
j: :</////77} ヽ: : : : : :」 : : : : : ヽ: : ̄ == ´ : : ∨/l:i:i:i:i:i:i:i、//!: : : : : : :,': : :j /
/: : : : ` <///! ,ハ: : ´: : :l: : : : : : : :\: : : : : : : : : : ∨.|:i:i:i:i:i:i:il//|: : : : : : f: : : l/
./: : : : : : : : : o`Y: : !: ィ  ̄ l: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : ∨j:i:i:i:i:i:i:i:∨l: : : : : : !: : : |
': : : : : : : : : :o: : j : /: : : : : :}: : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ!:i:i:i:i:i:i:i:i、j: : : : : :,': : : l
.
- 771 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 21:39:04 HOST:???
-
※なんか気になるので修正
,  ̄
/ ヽ
. | ‐ - -‐
| ( ●) (●)
.| (___人__) 「……って事は、あの子らが五年で進んだ距離を、
j / ',
_..ノヽヽ ハ ヽ 三十年かけて踏破したと言うのは……」
,r¬;;――''゙::::::::::::::≧=-、_ノ、_/ ̄ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧、〈´/::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、ヤ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ 「……だから妬んでないと言っただろう?」 >
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
゙)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|、:::::::::::::::::∧
::: ゙ヽ<`'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ハ
:::::::: \ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l゙:::::::、:::::::::::::::ノ
:::::::::::: `'、l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ
______
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.: ̄ハ
r':.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:._ゝ、
/:.:.:.:.:.:.:/ ` ̄ ̄ ̄ ヽ:.l
i:.:.:.:.:.:.:.i l:.i
「回り道さえしなければ ,f:.:.:.:.:.:.:.:l _ _ i:.l
大差はなかっただろうしね」 j彡:.:.:.:.:.ノ " ̄ ̄ヾ ,.==-!j
{∨`'ハ:.{ _ ィf:テン :. ∠ェ- y'
!ヘ { { !j i ` ー ´ " }` ニ´ i'
iヽ ゙ルヽ_ ヽ , i ,′
レ´} ヽヘ i i ` ー "、 '
/ ,イ_ /{ ヽ ’ ー- = =- ’ /
/, -'==シ _ ∧/\ \ i ー==' , ′
_レ ,ィーイ f l /: :∨/ \ \ !
i ´ ! ヘ { j, _ イハ: : : : :∨///> 、` ー-- r'
l/  ̄ `r、ヽ ヽ _,. -‐": : : : ', : : : ∨//////ー-ィく | ヽ-、_
. r' r  ̄ 「 i k -‐" : : : : : : : : : i: : : : : :∨///////:i:i:i:i∧: : \: : `ー. 、
. ヽ ー' / 、j !: : ヽ: : : : : : : : : : :!. : : : : : ',ヽ,/_/_/ヽ:i:i:ト、ヘ : : : ヽ: : : : : : `r、
', ヽ リ: : : ハ: : : : : : : : : : l : : : : : : ∨/////.「:i:ハ/∧: : : :ハ: : : : : : :i: i
{ ' /: : : : :ハ: : : : : : : : : l: : : : : : : :∨////.|:i:i:i:∨∧ : : : ヽ: : : : : l: ハ
,ハ _ ' !: : : : : : : ',: : : : : : : : :.|: : : : : : : : ∨///i:i:i:i:i:i:∨/ト、: : : ゝ: : : : } : }
. 「{∧、´_ ト、-_: : : : : :i: : : : : : _ L_: : : : : : ィ∨//|:i:i:i:i:i:i:i//}: : `く_,: : ィ: : l: :j
j: :</////77} ヽ: : : : : :」 : : : : : ヽ: : ̄ == ´ : : ∨/l:i:i:i:i:i:i:i、//!: : : : : : :,': : :j /
/: : : : ` <///! ,ハ: : ´: : :l: : : : : : : :\: : : : : : : : : : ∨.|:i:i:i:i:i:i:il//|: : : : : : f: : : l/
./: : : : : : : : : o`Y: : !: ィ  ̄ l: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : ∨j:i:i:i:i:i:i:i:∨l: : : : : : !: : : |
': : : : : : : : : :o: : j : /: : : : : :}: : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ!:i:i:i:i:i:i:i:i、j: : : : : :,': : : l
.
- 772 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 21:48:51 HOST:???
-
, -‐―- 、 , - ― - 、
/:: :: :: \ヽヽ、 ./ ̄ ̄ \ //:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ、:: ヽ、 /__,.ノ ヽ、,_ \ ,-/:: i:/::/⌒:: :: :: ::|
v:: :: :: :: :: l:|Y⌒ 、`、 l ( = )( = ) l-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: ::/
v:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: :: :l. (___人___) .|:: :: :: 〉レ´:: :: :: :: :: :: ::/
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: :: l ` ⌒ ´ 'J |:::::::::::Sレ‐i:: :: :: :: :: ::/
v:::lヽ:: ::|::l:: ::`ヾ_ i |;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: / 「………あー、はいはい。
l::|;;l:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ =', /L,/´ヽ:: :: ::l::|::/:: :/
';!::l:: ::|:: :: ::/:. :.,,>》'ヽ、._,_/:::ゞ ヾ、 ヽ;; :: |::l:: :/ それでトリューニヒトさんは、
';:: ::l:: :::/:. :.ヽ'´:.i`ヽ:. ニ二ニ :./ :. :. v:. :. l::|:: :: :/
i:: :::l:: /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :!::l::l:: :/ なんで俺にそんな話を?」
∨:::|::/:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. v:l::/
|;: :レiヽ、:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. |、/
∨ l :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: Y
ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::|
__
__,,,;:::-ー'ニ"" ゙ミー-:、
,;r'''" -ー = ニミ:、 ミヾ)) ゙ト、_
,;f" ''ニ" ̄ー ミヽ ゙'i,) ソ,レ',,ムノ,,} ゙i,
,;r' ,,ニ"-'',ニ=''""''''''''''''ヽ<"~ ゙ドl,
,l' " .,i'" -'゙ゾ ゙lミl
. ,l' ,リ ゙l,゙i,
.|, ソ | ,, 、.,;:' .V
`l 〃,| _,,,,,,_ _,,::==ー、}
゙レ',ノ' } ,-'''"_三二゙''''ー 7,;'-tテシ ,i'
レー、| .ニ三゙'ー'゙ ア''"ノ l;゙ゝ ̄'" :{.
{ ヾl, ,, ゙゙ ゙l;::. } 「なに、君は自分で思っているより
゙l、 っ゙l.゙i, ,,. ゙l:::. ./
゙ヽ、_,, ヽ -''..,,,,___;:':: | 余程目立っているし、
:{ ゙l、 ` _ニ_,,, ;l
| ゙i.|゙i; :: ''''''~ー─'''". .;| 注目されてると言う忠告だよ」
゙ヽゝゝ\ ===='''" ,/i゙l、
,イ゙:l、::::. ゙ヽ、 ,r' ! ゙l゙l,
/i ヘ :::. `ヽ、,_ _,,,:r' / ;l \
,,:::-'" l: \ :  ̄ / | ゙''ー
|: ゙\ / |
. |. ゙'ー-、,,__,;:-''" |
| / ゙\ |
.
- 773 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 22:28:08 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- YU-NOU!
- 774 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 22:31:05 HOST:???
-
. _______
/ \,-、__
/_,ノ `⌒ ヽ.,__ ヽ
「……え?」 | (● ) (● ) ,.! ┴-'、
| (___人___) 〉-‐‐´ l
.| u 〉--‐´ l
| iヽソ l
驚く俺に、氏はとても悪い顔で笑って見せた。 Λ ∧`;" '、
__,. ィ仏 ___、___ ィ_ノヘヽ、 _,.‐ー、_
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::/::::::::>´..:::::::.. ヽ`.、
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...\::ヽ
/ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ 「人間と言う生き物はね、
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,! 君が思っているよりずっと、異物には敏感な物なのだよ。
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/ それがあからさまに隠し事をしているとなれば、尚更ね。
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/ その上、あんな危険物をウチにに放り込んできたとなれば、
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/ 当然、私だって、君の顔を見に来るさ」
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
.
- 775 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/24(木) 22:55:21 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(= )(= ) | 「……あー」
(__人__) U |
l` ⌒´ |
. { U | 彼等から見て、自分が
{ /
_. -: ´∧ _,__ _.へ` 、 浮世離れして見えるだろうとの自覚は一応あったが、
r<....::::::::::ゞ::::::::::::r' \ :\_
/.::::::l:::::::::::::::::::::::::::::L>、 >ヘ::ヽ それに加えて、挙動不審でもあったらしい。
| :::::::ト、::::::::::「|:::::::::::::::::::`ー/:::::::::V::|
〈:::::::::::::::::::/へ、:::::::::::::::::∧::::::::::::::V }
/::::::_ン´「 ヽ`ヽノ:::::::::::::::::::Λ::::::::::::::ヘ}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,.-'''"´ ̄ ̄``ヾ、
, ィ (( ,j , /,r'´ 三二:;;\
人 ゝ>j 川/,,、r‐<ミミヽ;;;:'、
l彡メ‐''"´((´ ̄  ̄``ヾミミ:;;;;゙、.
|/l′ ヽ lミミミ:;;;;|.
lレ! ー- '" _ _ ト、ミミ:;;;l
V!,r==z、 r'´-─-`、 〉;:r‐V! 「……まぁ、実際に会ってみると、
;i〉,ィせ:j! 、´ せン'`` ミノハV
l| ` ´j  ̄` ! ノソ ! 余りにも……なんと言うか、あれだ。
,.-─ ─ ゙、 〈 `,j ,' Y,イ/── ─-
,/ .:.:.:.:.:.:::::::', `^^ ハソ:::::::::::::::::::::::: おのぼりさん過ぎて、
/ .:.:.:.:.::::::::::::::::::', ' ゙ ̄ ̄`` ! / !::::::::::::::::::::::::::
,′.:.:.:.::::::::::::::::::::::::', ` ̄ ` ,′/ /L:::::::::::::::::::::::: 逆の意味で心配になってきたがね」
i .:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::ヽ ___ _,/ / i!\::::::::::::::::::
| .:.::::::::::::::::::::::::::::::::/´| ,、‐ "´ / i^ ー 、,,::::
l .:.:.:.::::::::::::::::::::::/| >‐< / l `
\:.:.:::::::::::_ , イ //;.;.;.;.Λ ,イ |
_ >''"´ / /´ 〉.ー;イ L__// !
, ィ´ _/ / /;.;.;.;.;.| / !
.
- 776 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 23:36:25 HOST:p291092-ipngn702morioka.iwate.ocn.ne.jp 0
- 「悪意」をなかなか想像できないのもあるよね
- 777 :名無しの読者さん:2018/05/24(木) 23:45:19 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- ある種、超越者の余裕があったか…
- 778 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 00:47:18 HOST:???
-
/! | 「////}
i ヽ / .l 、 j. //〉///}
. i \ / | , ヾ、 Jヽj // 〉/⌒¨¨
/y::;:::::::--==、__:::::|:::::::;丶::::::_::゙: j }\ \ / | // j ヽ i {//{ {
//:l:::{ヾ;_::::::::::::::::>}:::i::::l;i:}ヽ:::`゙.厂 .} .`ー'ー.′ レ / ∧ヽ_J ∧ i Y∧',___
::|::;|::::ヾ、_>=、:=:::ニ;}:::::::|;i:ト;:::Vi i / ∧ ヽ _jV V \/7777
::i:::|A::::∧_=ニ__≧x |:|:::::|;r、;t::::',: } rrt { ∧ ィ \/ V Y⌒{_
:::';::ハ_ミ 、:; ´シ¨´ j;| ::::/ヒ | }:::::ヽ / _ .i i { {`ー` ¨ //_,..-: : :ニ=-V 乂___}
;;;i:::::t-| ` シ.|::/i rツノ:r:: / / ヾ!.i,∨ {∨://:__∠ V |/「
i;:::::::f i , レ tiiト, ∠ {┌´ ヽ ヽ: :.イ/: : : : : : `ー--、 >…=ミ_ノ} |/|
j`|::ット __ -; ノ |i__.... /_ | .} | _/: : : :i{ヘ: : : : : :\ヽ ̄! __彡': : : : : : : :.〈 |/|
i \ - ´ /:::::::l . ヽ | ヽ L//イ: :/ト、: : : : : ヽ: ヽ: \ ⌒ア: : : : : : : : : ∧ |/|
\ '::::::::.l レ‐_゙. } i ∧ ∨´ イ: イ \i: :`=-ヽ: : ト、: ヾー < : : : : : : : : : : : :r\ |/|
>、 _ _−=1 ソ゚.. } } ∧ ∨ レ、!´ヒリヽ{_斗七: :iヾ\! i . r '" ̄ ̄ ̄ ̄``=- : _: :.{ |/|
ヘ > ´≦l |::::/ yゞ゙. i i ∧ ∨ヽ ,ヽ o-o 辺 ∧: iヾ . } 「 ̄ ̄ ̄} =‐--/i:i7 |/|
/ / ̄´:::::::レ´`v彡¨ t-‐ | { イ ∧/∧ ∨>'二!_ イ v / ¨}i:i}¨¨¨¨ /i:i/ .|/|
| /:::-´テ</ yiiiiiiii¨ii ̄ | ∨ i .∨/,∧ ヾ\-― | . 〈 /i:/ /i:i/ |/|
l ̄ ヽ__{ / / iiiiiiiiiiiiiiiiii | ∨ i ∨/,∧ ∨ `ー / . \. {i:i{ _ -=ニ⌒\ |/|
L>´i/>シ‐彡iiiiii/iiiiiiiiiiiiiiiiiii } .∨ ∨/,∧ ヽ / / ./\}i:i} _ -= Yi, |/|
_x</iiiii/ //_\/it==t===.ii - _ }/ヽ V \`¨∨ \ / / . `¨¨¨´ Yi, .|/|
iiiiiii/iiiii/ { t--liiiii=l liiii| |iiiiiii < ∧ Vム \ ∨ `ー- く. { {i:i{ Yi, |/|
iiiiii{iiiii/ / {iiiiiiiiii\iLliiiLliiiiiiiii / < ∧ ∨\ \∨ \_. { {i:i{ \ Yi, |/|
iiiiiliiiii{ { L__ iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;////\∧ ∨ \ \ `ヽ、 { {i:i{ }i \_}i |/|
iiiiiiiiii/ l ラ ̄ iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;////////∧ ∨ .|`ヽ、 { {i:i{ }i }}\=ミ. _|_;|
iiiiiiiiiL | |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;/////////i ヽ ヾ ヽ///`ー-,,_ . /{ {i:i{ リ }} ∧_______ /^ ,〉
iiiiiii/i7 | | iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii ;/////////,i ヽ \ \//////`ー-,,_ . ,: { {i:i{ }l /∧¨¨Yi:, }
ともあれ君は、望む望まざるにかかわらず、もう舞台に上がってしまった。
ここは、ただの冒険者たちの社会貢献施設と言うだけではなく、センダイ大手パーティの連絡組織でもあるからね。
今日君の顔を見に来るのは私だけじゃない。
“不可能男”、“雷天大壮”、“腹黒眼鏡”……、錚々たる面子が君の顔を見にやってくるだろう。
.
- 779 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 01:13:56 HOST:???
-
| ── 、
| . / ヽ
| ,′ `、
| | _ .',
| /y^YヘハLヽ f\ , \<
| 『ちょっと待って、 人! .| ト、ヽ\`ー,’ 〉}/ /:::::`-<__
| /::::::^ゝへ_ ` ___ィ_/ /:::::::::::::/:::::\
| 俺どうなっちゃうの?』 .j::::::::_ムュー、\/:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y
l /:\/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}
ヽ }:::::/::::::::::::::::イ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,'
) //::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::/::::::::::::::::::::::イ.
( .}':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::\___/ |
ゝ ___ ヘ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::\::/..:::i
 ̄ ̄ ̄ ̄) .ゝ..___, ハ::::::::::::::{::::::::::::::::::::'.::::::::::::::7::::::::{
( -- 、
ゝ----( )--- 一 【やらない夫の心象】 ノ
` ー‐ ´ _ ______
⊂⊃ l i / \
o l l_./ _,ノ ヽ、,_\
l/ ニヽ( ●) ( ●) |
「……悪意が無いって事、 l / y 「'i___人___) u.|
l <、.l |
どうやったら納得してもらえますかね?」 ', ',/ |
j ノ ,/'|、
_∠⌒ヽ j 'i, __ , __ ィ/::L___
/ ...::::::::::ヽVヽ::::::::::::::::::::::::::/:::..´''' 、、、 _
/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... i::..\
/ .:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::: l
.
- 780 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 01:18:56 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……今宵はここまでに致しとう存じます。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 なお、トリューニヒト氏の設定と、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ センダイ冒険者文庫のもう一つの役割は、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 今日書いている内に勝手に生えてきた模様。
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ ノープロットって怖い。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 781 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 01:21:12 HOST:101-140-233-116f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 782 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 01:26:10 HOST:ac042238.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp 0
- 乙
ヨブニキいぶし銀
- 783 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 03:13:14 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙でしたー
心配性だなぁやらない夫君は
- 784 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 03:48:30 HOST:i114-185-22-44.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
カッコいいヨブ様だ
- 785 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 07:33:11 HOST:p96f65d3f.tokynt01.ap.so-net.ne.jp 0
- 乙でした〜
面白い観点と発想。続き待ってます
- 786 :名無しの読者さん:2018/05/25(金) 11:44:41 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 787 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 21:50:13 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } これから珈琲淹れて、その後始める予定です。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ トリューニヒト氏の暴走で、本気で先行き判んなくなってきたけど、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 逆に、物語としての方向性は定まってきた気がする
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ この奇妙な感覚よ……。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ そして、ない夫のヒロインどうしよう?
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ いっそ、良い子で美形な桜ちゃんに……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 788 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 22:44:51 HOST:???
-
__
__,,,;:::-ー'ニ"" ゙ミー-:、
,;r'''" -ー = ニミ:、 ミヾ)) ゙ト、_
,;f" ''ニ" ̄ー ミヽ ゙'i,) ソ,レ',,ムノ,,} ゙i,
,;r' ,,ニ"-'',ニ=''""''''''''''''ヽ<"~ ゙ドl,
,l' " .,i'" -'゙ゾ ゙lミl
. ,l' ,リ ゙l,゙i, 「それについては安心したまえ、
.|, ソ | ,, 、.,;:' .V
`l 〃,| _,,,,,,_ _,,::==ー、} 素の君を見て、そこに悪意を見出そうとするのは、
゙レ',ノ' } ,-'''"_三二゙''''ー 7,;'-tテシ ,i'
レー、| .ニ三゙'ー'゙ ア''"ノ l;゙ゝ ̄'" :{. それこそ私位のものだよ。
{ ヾl, ,, ゙゙ ゙l;::. }
゙l、 っ゙l.゙i, ,,. ゙l:::. ./ 尤も、彼等に安全だと判断されるかまでは
゙ヽ、_,, ヽ -''..,,,,___;:':: |
:{ ゙l、 ` _ニ_,,, ;l . 保証できないがね」
| ゙i.|゙i; :: ''''''~ー─'''". .;|
゙ヽゝゝ\ ===='''" ,/i゙l、
,イ゙:l、::::. ゙ヽ、 ,r' ! ゙l゙l, トリューニヒト氏は、質問に胡散臭い笑みを返す。
/i ヘ :::. `ヽ、,_ _,,,:r' / ;l \
,,:::-'" l: \ :  ̄ / | ゙''ー
|: ゙\ / |
. |. ゙'ー-、,,__,;:-''" |
| / ゙\ |
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \ 「…………」
(●)(● ) |
(__人___) |
'、`⌒ ´ u |
| | 言われてみれば、そうだ。これからここに現れると言う者達は、
ヽ 、 イ パーティ
ィヽ-ー ≦ノ7 そのそれぞれが徒党のリーダーか、それに近い者達だ。
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、 集団に責任を持つ彼等にとって、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i 重要なのは善良さより、安全さや有用さであろう。
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
.
- 789 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/25(金) 22:53:42 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__) いや、そう言った意味では、氏すらまだ、
.| ` ⌒´ノ__
| _/  ̄\ヽ こちらに危害を加えないとも限らない。
人、 '、/  ̄ ヽ '、
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v 善良とのお墨付きはいただいたものの、
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、 安全との言葉はまだもらっていないのだ。
丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;;:::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ノ
それどころか、
\\
ヽ、 \ \〉 _ 仮に現時点ではそうだとしても、
` ー ゝ }゙ヽ
__,. ---───‐‐‐┐ 了 ゝ 持参した本の中身や、
\ | ハ 》
`-- ─ー‐‐─‐--=! { ,r' 魔本の情報を知った彼が、
_ . ∧ i /
/{ . / / ∨ 同じ判断を下すとは限らない。
/ 了 . ____ / <
《 ハ \ ソ / ∠> /|
ヽ } . Σ ̄ ̄ ̄ \∧ .|/| , ‐'゙ /
ソ . > > .| / ヽ ∧ _,.. ‐´ ''´
.  ̄\ | |/ ゝ/ / ̄ ̄Σ ノ_,. -''´
Σ ̄ ̄ ̄ ̄. \ | ./ //三三< ´
.  ̄ ̄ ̄ ̄\. \ .| / ///三三三Z
/ ̄ ̄ ̄ ̄ . \ \ |./ //// \
7´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ V !/ //// \ /\
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ V.//// | \l
}:三三三三三三三.×\\l.///×三三三三三三三:{
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ー――'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
- 790 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/26(土) 00:36:39 HOST:???
-
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)(
| (__ノ`, そして、今の彼のこの言動ですら、
| ン′
_ノ `、 7 こちらの手札を見透かす為の
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 ブラフであるのかもしれないのだ。
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ 「……参ったな」
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、 . 思わずそんな、呟きが漏れた。
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲l/ー/、 〉;';';';';';';';';';';';';';';';';';'弌≧s。ー=ニ二三三三 . 『……なんと言うか、チートを貰った。
洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲/ー/、:.;:.;:.;、 〉;';';';';';';';';';';';';'乂'´リ爻爻ハミs。ー=ニ二三三
州州州州州州州州州アー /_‐_‐:.;:.;:.;:.;:.;、 ,ィx、 ,. '゙ 乂;';';';';';';';';';'/:.:. ノ爻爻爻爻〕h。ー=ニ二三三 . ファンタジーっぽい、退行した文明。
圭圭圭圭圭i:i:i:i:i:i:i:i:アー xくi:i:ム_‐_‐_‐:.;:.;:.;乂_彡;';';';'リ : : : ;';';';';';';';';'ソ:.;:{l爻爻爻爻爻爻ヘー=ニ二三三
主主主主主i:i:i:i:i:i:iアーァ'゙ ゙i,i:i:i:i,_‐_‐_‐:.:.:.;:.;:.爻彡'⌒: : : : : :::: :: : :: : ;: ;: ;: ;:ル爻爻爻爻爻ハ彡ヘー=ニ二三三 その印象だけで、
王王王王王i:i:i:i:i:7ー/ li:i:i:i|;';';'-_-_-_:.;:.;:.:‐、.,:: .;::.:.'┌──┐.:; ;,.xX爻爻爻爻爻彡;';';';'/;';゙∨ー=ニ二三
Ξ三三三三i:i:i:i:7ー/ |i:i:i:|;';';';';';';';';':.;:.;:.;\〉──‐|__,zニ爪;';';';';'爻爻爻彡'´;';';';';'〃;';';';'∨ー=ニ二三. どこか侮っていたんだな』
ニΞニΞニΞi:i:i:i:i{ーi{ |i:i:i:|;';'/^ヽ':;.,";';';';':.;二二ア⌒Vニ爪;';;:;';';';';;;爻爻彡'⌒;';';';';';'彡;';';';';';';';マー=ニ二三
ΞニΞニΞニi:i:i:i:{ーi{ .|i:i:i:|/,|^Yハ }/;';';';';';'¨丁丁丁丁乂;';';';';';';'爻彡'´;';';';';';';';';'爻彡;';';';;';';';'゙i,ー=ニ二三
ニΞニΞニΞi:i:i:i:{ーi{、、 .|i:i:i:|/,| |:i:| 〃:./;';';'ミx竺竺竺竺竺テ;';';';' ;';´|乂爻爻爻爻爻爻彡';';';';|ー=ニ二三
ΞニΞニΞニi:i:i:i:{ニニミh。. |i:i:i:|/,| |:i:|//;';';';';';';'ソニニニニニ'´;';';';';';';';'´| ̄|`゙' |"" |⌒ー‐'^> "ー|ー=ニ二三
 ̄`ヽーー─|i:i:i:}二二二ミh。|i:i:i:|/,| |:i:|/ニニミ彡ニニ>-_‐‐ミ乂;';゙;゙;'ソ|'´| ̄| |'´| ̄_|:: :,、‐'"ーーーー|ー=ニ二三
:.;:.;:.;:.;∨:.;:.;:.;:|i:i:i:|二二二二ニミh。|/,| |:i:|ニニニニニアi:/: : : \\二二::|'´| ̄| |'´|,,、-'"~〜ーー‐‐::|ー=ニ二三
:.;:.;:.;:.;:.;V:.;:.;:.;|i:i:⊥二二二从;';';゙';\| |:i:|:::|⌒Vニニ/i:i/::::斗=ミ:: Vi:ヘニア´|'´| ̄| /::::::::::::::::_:_ーーー:|ー=ニ二三
ーーーー弌:.;:.;:.乂i:i:i:i:i:i:,x≠ミx从,,::;;"ミx |:::|::::::::Yニj{i:i:ア´: : : _‐_寸i:i:|_|//,|'´| /::::::::::::::////`ヽーー|-=ニ二三三
;':.;:`:.,;",:;;\:::ノi:i:i:i:i:i/////,∧:;゙゙;:,,,;ji:i:i:iミ└─┘j{i:i:i|::_:_: : :_‐_‐|i:i:i:|_|//,|ノ´::::::::::::::,イ////////|二l|二ニ=-‐…
;';'":.;'i:;';';;':.゙;'`:.:.;i:i:;';'{//////ハ::.;:.;i:i:i:i:i:/ ̄ \ニi|i:i:i:|´: : `ヽ_‐_:レf七Iニニ:γ ヽ:::://////////゙|_‐_|j{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;';'`;';';'::;';'::":.;':;';'ミミミ///////,l{:::|i:i:i:/ ̄ ヘ;;;;;〉 ̄|:|: : : : : :}_‐_|:|ニニニニl |_i{::::: :}i :|/////////,゙|工|j{wwwwWW
- ゙",;;..:;,;::",:;';,;;":.从//////,ノリ:|/__/: :: 〉-ヽ:::|:|_______,ノ:_:_:|:|ニニニニl_| i{::: :: }i::|//////////|工工工工工工
工工エェ- ーーーーーーミ仆ww彡从::::::::::::|: ::::/ ̄|:: |:|‐: ::: ‐‐:─|:|i:i:i:i:i:i:i:i:|_i{ニニ}iリ//////ア´工工工工工,,,.;;';'
工工工工工工工エエエエエエエエエエエエエエア´:::::::::::爪|:|‐ |‐‐: :─ |:|i:i:i:i:i::ミミミミミミミミミ彡工工工工工工工工;';';';';';';'
xヘ、\工工工工工f⌒'´ ̄\ ̄::::::::::::::::::\_γ⌒ヽーソ‐ 川─=ニ_⌒ヽ |工工工工工工工工工工工工;';';';';';';'
:_:_:_、\\\ ̄/:\\'´ ̄\ー宀冖''  ̄: :乂_ノf´ } ノ. . :  ̄ ̄ ̄⌒^^''ー---==エエエエエエエ工工
: : : : :\\\'´: : : : : \\⌒ ̄: : : : : : . . . . . : : :乂........ノ⌒'ー' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::: ヽ三
.
- 791 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/26(土) 00:53:26 HOST:???
-
, ´  ̄ ̄ ` 、
/ ヽ
/ _,ノ_ `ヽ-、 『ま、侮るのやめたからって、
/ (√丶丶´v 〉
ノ U { ) j それで人間力と経験の根本的な差が
,.イ 、 V /
,/(:::ヽ.ヽ { r 埋まってくれるわけじゃないんだが……』
_, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r /⌒ヽニ‐-、
/::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: | なにしろ向うは、年齢が上のカリスマ社長。
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '., . こちらはと言えば、調子に乗り易い一介の会社員だ。
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '.,
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_ 重い息を吐き出す。
| ( ●)(●)
.| U (___人__) 取捨選択、思考を纏め、
| ` ⌒´ノ
| |_,-‐、_ -、 何某かを話そうと口を開……。
.人、 厂丶,丶 v 〉.
_,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, 、 -― ''"::::::::::::\::::::::::::::::::::( <"ニ‐-、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ;;;;;;; ) 「……だからいったじゃないか」
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V/..... ̄ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::\::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ハ ::;;;;;;;;::::::::. ',
.
- 792 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/26(土) 01:00:18 HOST:???
-
_,,.......,,_ i゙、
,.ィ''´,.ィ',三'、`'_ヽ:ュ.,_
_,,,..ィ'´イ,イ´/,イ'' ヽ、ヽヽ、
.  ̄,イ/,/ ,/ ,/ ,/!lヽヽゝ、ヽ'i、
,ノ''7'/! /!,/l! ,/|.!ヾ、ヽ、ヽ、ヾ、
//i'{ _l_j三i./ |!三、,ュ、ヽヽiヾ、
i/ .!/! lヽノ ' ' ゝノ /,` //、
′/ ! !、 _ // /,/
……こうとしたその時だった。 . '、|:ヽ、 ー' /ノ!/
゙、!''},ノ!_ー_''´|i7ヾ!
横合いから、そんな助けの声が差し入れられたのは……。 ' ' _」::::||:::::l、' `
_,...ィ':´:::`ー!{‐:':::ヽ、
i:´:'!:::::::::::::::::::::!|::::::::::::::::ヽ、
i':::::::'!:::::::::::::::::::||:::::::::::::::::|::|
「そんな“扇動屋”の言葉を、 |::::::::::'!::::::::::::::::::l.!::::::r=、::|:::|
i'::::::::::::i::::::::::::::::::|.|:::::: ̄:::!::::!
まじめに受け取るから……」 |::::::::::::::};:::::::::::::::::!.!::::::::::::i:::::l!
l::::::::::::::ハ::::::::::::::::|.|:::::::::::|::::::l!
. l!::::::::i:::,′'i::::::::::::::::!.!::::::::::!::::::l!
l!:::::::::i';' <::::::::::::::::|.|:::::::::l!::::::l!
先輩は、呆れたようにそう呟くと、 ,l!::::::::::::ヽ,.../:::::::::::::::|.|:::::::::l;:::::::'!
. ヾ:::::::::::/':::/:::::::::::::::::|.|:::::::::::!:::::::|
目の前に紅茶のカップを差し入れた。 ヾ:::::〈:::::::ヾ::::::::::::::::|.|:::::::::::'!::::::|
ヾ:::ヾ::::::::`:::::::::::::ハ::::::::::::!::::::!
ヾ:;ヾ::::::::::::::::::/∧i::::::::::::i::::::!
ヾ:ヾ;::::::::::://::::l.l::::::::::」::::::!
|ヾ/:`:ー、'/|!::/`ー:'':´l!::::::!
|:::::::::::::::::::::|、':::::::::::::::l!=={
.
- 793 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/26(土) 01:02:31 HOST:???
- ※なんか気になったんで改訂
_,,.......,,_ i゙、
,.ィ''´,.ィ',三'、`'_ヽ:ュ.,_
_,,,..ィ'´イ,イ´/,イ'' ヽ、ヽヽ、
.  ̄,イ/,/ ,/ ,/ ,/!lヽヽゝ、ヽ'i、
,ノ''7'/! /!,/l! ,/|.!ヾ、ヽ、ヽ、ヾ、
//i'{ _l_j三i./ |!三、,ュ、ヽヽiヾ、
i/ .!/! lヽノ ' ' ゝノ /,` //、
′/ ! !、 _ // /,/
……こうとしたその時だった。 . '、|:ヽ、 ー' /ノ!/
゙、!''},ノ!_ー_''´|i7ヾ!
横合いから、そんな助けの声が差し入れられたのは……。 ' ' _」::::||:::::l、' `
_,...ィ':´:::`ー!{‐:':::ヽ、
i:´:'!:::::::::::::::::::::!|::::::::::::::::ヽ、
i':::::::'!:::::::::::::::::::||:::::::::::::::::|::|
「そんな“扇動屋”の言葉を、 |::::::::::'!::::::::::::::::::l.!::::::r=、::|:::|
i'::::::::::::i::::::::::::::::::|.|:::::: ̄:::!::::!
まじめに受け取るから……」 |::::::::::::::};:::::::::::::::::!.!::::::::::::i:::::l!
l::::::::::::::ハ::::::::::::::::|.|:::::::::::|::::::l!
. l!::::::::i:::,′'i::::::::::::::::!.!::::::::::!::::::l!
l!:::::::::i';' <::::::::::::::::|.|:::::::::l!::::::l!
先輩は、呆れたようにそう呟くと、 ,l!::::::::::::ヽ,.../:::::::::::::::|.|:::::::::l;:::::::'!
. ヾ:::::::::::/':::/:::::::::::::::::|.|:::::::::::!:::::::|
目の前に紅茶のカップを差し入れた。 ヾ:::::〈:::::::ヾ::::::::::::::::|.|:::::::::::'!::::::|
ヾ:::ヾ::::::::`:::::::::::::ハ::::::::::::!::::::!
ヾ:;ヾ::::::::::::::::::/∧i::::::::::::i::::::!
ヾ:ヾ;::::::::::://::::l.l::::::::::」::::::!
|ヾ/:`:ー、'/|!::/`ー:'':´l!::::::!
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.
- 794 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/26(土) 01:05:59 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日は、ここまで。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ……なんでうちの主人公は
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 延々おっさんと話し込んでんだろ。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 信じられるかい?
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ このチート主人公、異世界転移してからまだ一度も、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ まともに女性と会話してないんだぜ?
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 795 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 01:12:45 HOST:fl1-60-239-197-211.stm.mesh.ad.jp 0
- 乙 おっさんが活躍するのは良い作品
- 796 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 01:15:11 HOST:i114-185-22-44.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 797 :難民 ★:2018/05/26(土) 01:16:20 HOST:???
- 乙でした。
- 798 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 01:59:38 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙です
女神様は女ではなかった…?(文通です)
- 799 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 08:11:29 HOST:60-56-39-236f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 800 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 09:33:25 HOST:i114-182-5-89.s42.a013.ap.plala.or.jp 0
- 乙っしたー
おっさん同士の会話とか立志伝好きにはたまらんですわw
- 801 :名無しの読者さん:2018/05/26(土) 13:18:54 HOST:sp49-98-88-160.mse.spmode.ne.jp 0
- 遅ればせながら乙
さくらちゃんとは会話してる……事務のおねーさんは流石にカウントに入らないか
- 802 :名無しの読者さん:2018/05/27(日) 14:38:02 HOST:137.92.137.133.dy.bbexcite.jp 0
- 乙
人生ってどこでもいつでもママナラナイヨネ! たーのしー!
- 803 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 20:33:49 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 確かに、まど神様は雌性体で、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 変換フィルターを通せば、コミュニケートできますけど、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 逆に言うと、フィルターを通さなければ、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 人間にはそもそも認識できるかすら怪しい存在なんですが、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ それを女性と言っても良いのでしょうか?
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 後、さくらちゃんとは、要件以外碌にお話してないの……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 804 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 20:59:55 HOST:???
-
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;| ビジネス
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;! 「私は、真っ当な商売しかしていないし、
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M! 人を煽って何かをさせた記憶もないのだけれどね」
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1 先輩の言葉に、氏はお道化た表情で、肩を竦めて見せた。
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/ 「……ところで、私の分はないのかな?」
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
/〉,..-―――‐ ..
_,..-、l /´ ,.. '´., _,、 >、
フ¨ / / ./∧ ⌒ヽ\
/ / / ./ ./ .ト、 .ハ \
,'.// ././ / .;′l|!:.\、.∧ヘ、_\
_,ィ-‐;′.,i ;′ ;'l| ;:| 从. '; .>-'.; \⌒ヽ
.:l:| i /:| l ;' ノ .:/|l |l W'.ハ、 .ト、\
::|: ;!.:;'.イl | ;'.ナl ;'‐|:';.:||ノ ヘ∧ ト、∧ `ヽ〉
. Y |.∧:|.l:|. l;′|:/..:ノ:.:';|! 、___メ!刈 ヽ〉
':;|l;' .;メY ハ!ヾ=≠′ l `¨´l| /l| 「それは、出遅れたトマスに頼んだらどうだい?」
:|ハ;'l .';| .;!ハ ..ィ川リ、
.ノ′ l .l:ヘ∧ .-<^iィ ´ 二二i
/イ ノ| |lノ_`l>'´ _ ヽ!| | 先輩は、そう言って隣に座ると、
./´.:lリ ;′ ....`ー!、 __, ノ
.イ:\:::; `ヽトミー‐ ´ レモンを入れた紅茶をうまそうに口に運んだ。
.,..:'´::::::::::::::」l. ー‐{:::::::`:::...、
,.イ:::::::::::::::::::/:l.l| 、r .ノ:::::::::::::::l:ハ ふと、手元の紅茶を見下ろす。
i::::::\::::::::::::/.:.:从、_.ノl〈::::::::::::::::::|::::';
|:::::::::ハ:::::;:':.:.:.:.:.:.:ヽ_ノ_l | l:::::::::::::::::i::.::.'; 流石にレモンは入っておらず、ソーサーに添えられている。
.;':::::::::::::::У.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:l | l:::::r===_l::::::::';
.;':::::::::::::;:'::.::.::.::.::.::.::.::.:/::::| l |::::::: ̄::;'::::::::::';
;:::::::::_;/.::.::.::.::.::.::.::.::;::'::::::::! !.|::::::::::::::i::::::::::::::.
..:i:::;ィ"::.::.::.::.::.::.::.::.::,:':::::::::::::| l.|:::::::::::::;|::::::::::::::::'.,
. |/.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:./.:::::::::::::::| |:!:::::::::::::l::::::::::::::::::::'.,
. |::.::.::.::.::.::.::.::.::./.::::::::::::::::::| l:|:::::::::::::l!::::::::::::::::::::::':,
.
- 805 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 21:19:00 HOST:???
-
_____
´ `
′: : : : \ ほっと安堵の息を吐き、
: : : : : : : : i
i : : : : : : : : : : | 取り出したハンカチの上にレモンを置いた。
゙<.、: : : : :_; :、 _
__トゝ.!^≦z.、: : |:|>=≦.:、.:ニ=‐- , . ナイフで皮を除去し、
_,、,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ、
,r'/ .: .: .:(.人.___) !l:!._、/.::.:.:/.: ゙i 創り出したピンセットで果肉のみを持ち上げる。
リ : : : : : : : ゙i´. `: : : :、,r': :/:|.:.: ..:.:l/: : :彳 ハ
ノ!゙i : : : : : : :.ト-‐‐=ニ 、<: : : |: /: :、:.V . : : :_:_ 、ゝ{ . レモンティーはタイミングが命だ。
,r'リ:ヘ: : : : : : ::レ^<:ヽ::ハ: : :\|i :、: :.:l.:} : :<.: : : l
/ゝ:_:_: :.\ : : : : : : :: :`ソ|: : : : :.: : . :.:.:.`l <: : :¨.:ニ:, i. . レモンという強すぎる薬味で味を壊さず、
_r'. .: ;: : : : .:.:.:.i : : : : : : :. : !i:.: :、:.:..:.:.:: : ::.::.::.:.>.:イ< Y
| |,r'ニ=‐--=≦ \: : : : : : : !l:、:> : : : .: ., .::.厶イ: : > , { 香りだけをつけるには確かな熟練がいる。
__| | : .: -‐=ニ.: .:_、,rヘ: : : : : : ヾ.: : : : : : : :. ./ : : <:.゙i}
γ、 Y`ヽ : .:.゙i_>-=≦、ト:,:_:_:_:_:_:.!j: : :、-=≦`'r:ト`≦. Y |
iヽ.Li.メ{ i ir'γ'二 ̄' :.゙i.: ̄ !i.: : i: ̄.:¨.:ニ=‐- !: :.i. ト、!
lーj:| |::. .ノヘ/´ .‐―.:........:.:.:.:.::!i:..j...!i: :.:j,: : : : : : : : : :.ヽ:.゙i :,r'
 ̄ ̄ ̄ ̄`ーY ̄ ーヘーー⌒-―ー゙――ー-―――――-ー´`´ ̄ ̄ ̄
..-─━─-
.
-‐━‐- 、 / i
/三三三三≧二f>ヘ_ ,イ/ !
/ニ三三i三三三i:三三://./ /  ̄ .
_/三三三ニ|三三三j三三//./ i
ノ三三ニ/三 i三三 /三三/i//{ | . / .fヽ /
/三f、三/三ニ:l三 /三三ニ7V/! />/´ .Y ゙.上zY /
_/三三三三三三j_/三三ニ////fV/.:Tヘ -、___ i Y⌒ /fzx_j' にもかかわらず、
三三三三三三/ニ三三三三V//// イ.::/1 リ辷ハ ゝ,.__.ノ_j¨
三三三三三/三三三三三ニ V///.:7 |レ三三ニ`ー ´ 今紅茶にレモンを潜らせようとしている男は、
三三三三/ニ三三三三三三ニ.V.::::::厶イ>`三三∧
三三三/三三三三三三三三ニヘ/>` 三三三三ニ{ 学生時代に少し紅茶を嗜んだ程度の半端者に過ぎない。
三三/三三三三三三三三三/三三===/三三三 /
三/ >三三三三三三三0)f ニ三三三/ニ三三三{
三i j三三三三三三三三/.三三三/Y三三三三/ 『……いけるか? 行けるのか?』
三| /三三三三三三三0)/三三三,イ V三三三ニi
.
- 806 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 21:39:25 HOST:???
-
┌───────,
『……南無三!』 └────.ァ. / _ _
/ / / 〉 / /__
/ < /  ̄__ /
紅茶の中に、レモンを潜らせる。 / へ. \/_/ ̄ / /
/ _∠ ..\.\ / /
二度、三度と揺さぶり、すぐに引き上げた。 ー ''" \\// / /
__  ̄ ̄ / / /
レモンをソーサーに置き、 / ::::::::::::::::::::: / / / /
/ ::::::::::::::::: / / / /
恐る恐るとカップを持ち上げる。 | ::::::::::::::::: / / / /
l ヽ :::::::::::::::::i / / /
_{ i :::::::::::::::.\ ,_
_,. -‐'">、 l u :::::::::::::::\;'ヽ、' ー、ー--――――――-、-.、
,. '´:.:.:.:.:.:.:.:}`ー-- ヽ、 :::::::::::::::::::ヽ. i.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:丶
,..-‐':.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:..! `"`ー- ::::::::::::::::::::: ,} }.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`;.:.:.:ヽ
!,;.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.{ i / :::::::::::::::::: / !:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:.:.:.:}i、
f",;,:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:tー-, l 。/ r'ー ノ ´':: / !:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.,;,:.`!
_,'7,;.:,;,;,;.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:}~`''' ; ,'.ー''´ ::::: / l.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.;,;,;,:.:.:.:.}ヽ、
_,-‐'.:.:.:.;,;,;,:.:.;,;,;,:.:.:l.:.:.:.:.:.:.丶、 !_,./..、 :::::: / l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,:.:.:.:.:,;/.:.,;,;,;,;.:.:.:.:,;,;i.:.:.\
_,.‐".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ̄´l.:.:.:.:l. \...,,__::::::: / l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:;,;,;,;.:.:,;,/.:.;,;,;,;,;.:.:.;,;,;,;,;,!.:.:.:.:.
,. ''".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,:.:.:.:.;,;,;,;l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.l. fiヽ.,_,.'.,_ .!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;/.:.;,;,;,;,:.:.:.;,;,;,;,;,;,{.:.:.:.:.:
_,..-',;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:,;,;,;,;,;,;,;,;,:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:l. {i.i.i.i.i.i.i.i.i,λ、 !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,/,;,;,;,:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;.,'.:.:.:.:.:.
r‐',;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;:=ー―-\.:.:.:.:.:.:.t.:.:.:.:.:.:.:.\i.i.i.i.i.i./ } 〉v'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.,;,;,;,;,;,;/,;.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.:.:.:.:.:.:.
ー.:.:.:,;,;,;,;,;,;,;,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;_;: -''´ 丶.:.:.:.:..:\.:.:.:.:.:.:.:\i.i.i.i} /./.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,/""'''- .._.:.,;,;,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ̄ ̄\
ノ ヽ、_ \
( .(●) (● ) | 「あー、駄目だな。
.) .(__人__) |
(__.(,`⌒´ | ちょっと早すぎたか」
| |{ |
モ| | ヽ. ノ
.|ョ フ ヽ/ト. \ 一口含んでそう呟くと、
ヽ、__ノ. _ ィ ヽ
\_/| | | 奇異の視線と目があった。
/⌒ ̄ ̄ ̄ ノ
.
- 807 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 21:52:38 HOST:124-159-71-33.ppp.bbiq.jp 0
- 妙な拘りやな。
- 808 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 21:52:52 HOST:opt-123-254-4-124.client.pikara.ne.jp 0
- うーんこのw
- 809 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 22:12:12 HOST:???
-
.,r' , ,r' ,〃 _,,.. `ヽ,
f゙、、_(( !、 〃f゙r' ィ;ニ=-≡、 ミ!
j゙`=ラ ``ーァァ-─''"⌒``ヾ:、 ミl
//,イ ( ( `ト、 | 「……たのし、そうだね?」
f゙ /i゙ ` トミ、゙!
| /! `ー'゙ !`ヾ,)
∨〈 -==、,,_ _,,ィ===、 |`>ミ!
゙>j :-=・=-冫 f -=・=-:. i'゙,、iリ 「ええ、こう言うのは結構好きなもんで」
. |`! `ー '"/: ` `` '´゙ !「l!リ
l,{、 ヽ: , /'r',/
゙`i:、 ,ィ,、 ,..):、 ./ rt'
゙i,゙; , _,.,_,,,_ 、 ,ト'′ そう答えて口に含むと、やはりレモンの香りは薄い。
l、 ゙ 、__,. ′ /.|
|.\ ,イ | 茶葉自体も味に斑があり、化工の悪さか、距離を運んだ為か、
.」: ',\ ,r// ,」`'ト、
,、イ ゙ヽ、 `‐::::::::::'"'゙_,、-'" l \ それとも、レモンティーが流行ったアメリカの様に、
,,/ i゙ `'-、.,_ _,、-''" ! l\,_
''"/ | /゙゙\. ;' ! `''ー 茶葉自体に混ぜ物がされているのか?
. / |:、 ∧ ヽ ,イ |
/ ! ゙:, ,r'゙ ヽ, ,∧ // | 変な雑味やエグミの様なものが感じられた。
. | ヽ/ /⌒゙く ヽ / / |
, -- 、
. / ヽ 『この質なら、レモンや牛乳マシマシなのも分かるか』
| ─ ─
l -- --|
| u (__人__) それでもまぁ、缶の紅茶飲料よりかはまだマシだったが。
| i
rー} ヽ / と言うか、パンジェンシーを企画した糞野郎とか、
ノ... \゙  ̄「ー.、
,ィ´ \ ,イヽ 弋 ,ヘ 日本の清涼飲料水業界には、紅茶が好きでもない癖に
,,イ V 〈:::::〉 Vー、
/ l::::! l 金になるからと言って適当な事をする糞野郎が多すぎる。
. / l::::l !
/ .!:::::l .|
.
- 810 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 22:17:02 HOST:fl1-133-203-117-7.stm.mesh.ad.jp 0
- 化工× 加工○ かな?
後、紅茶よりも緑茶の方がどうしても日本だとノウハウの蓄積が多いかね……でも、キリンの無糖紅茶はイケると思う。
- 811 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 22:36:41 HOST:135.54.100.220.dy.bbexcite.jp 0
- 無糖紅茶出るまでは、ペット飲料の紅茶はジャワティストレートだけかなあ・・たまーに甘いのが欲しいとロイヤルミルクティとか浮気したけど
- 812 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 22:47:37 HOST:???
-
,.-'''"´ ̄ ̄``ヾ、
, ィ (( ,j , /,r'´ 三二:;;\
人 ゝ>j 川/,,、r‐<ミミヽ;;;:'、
l彡メ‐''"´((´ ̄  ̄``ヾミミ:;;;;゙、.
|/l′ ヽ lミミミ:;;;;|.
lレ! ー- '" _ _ ト、ミミ:;;;l
V!,r==z、 r'´-─-`、 〉;:r‐V! 「……予想はしていたが、
;i〉,ィせ:j! 、´ せン'`` ミノハV
l| ` ´j  ̄` ! ノソ ! 君はずいぶん良い所の出の様だね。
,.-─ ─ ゙、 〈 `,j ,' Y,イ/── ─-
,/ .:.:.:.:.:.:::::::', `^^ ハソ:::::::::::::::::::::::: この茶葉は、センダイ一般市民が
/ .:.:.:.:.::::::::::::::::::', ' ゙ ̄ ̄`` ! / !::::::::::::::::::::::::::
,′.:.:.:.::::::::::::::::::::::::', ` ̄ ` ,′/ /L:::::::::::::::::::::::: 手に入れられる中ではグレードの高いモノなんだが」
i .:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::ヽ ___ _,/ / i!\::::::::::::::::::
| .:.::::::::::::::::::::::::::::::::/´| ,、‐ "´ / i^ ー 、,,::::
l .:.:.:.::::::::::::::::::::::/| >‐< / l `
\:.:.:::::::::::_ , イ //;.;.;.;.Λ ,イ |
_ >''"´ / /´ 〉.ー;イ L__// !
, ィ´ _/ / /;.;.;.;.;.| / !
-
´ `
「……そうですね。 / ーヽ彡 。
/ ヽ ` 、
先輩たちの前で言うのも何ですが、 / }ミ=―┐
i / ヽ / }
少なくとも、飢えたり凍えたりはしませんでした」 {/ / ,′ ∨ ,′
/ l{ { ヽ } ,
{ l| | \ / {
', | } .`ー―ミ |
遅れてやってきたトマス嬢を ゚。 | -=彡' /{ ./-‐ 7ヽ} / l
ヽ{ { ニ7冖人 }/,__ノ ,' / |
気にしながらそう答えると、 | ゚。/幺斗匕 ヽ ノ./ んソ } , |
/| .∧ 弋.辷ノ }i==({ ¨” {/ { { l|\
/二| ト、 .∨ ー彡´ `ー一' リ ! ! l!三\
/二二| | ヽ  ̄ ´ //} | |└―┐
「……変な気を廻す必要はない」 ∠======| | ゚。 \ - イ./ | | .ー‐┐|
/| | {⌒ヽ >= ´: :.l三三`{ └-- _ ー一
/: : { l ノ\三\ \: : : : |\三ニ}  ̄ ̄ ̄ ̄}
∠====ゞー \三) }: : : :.| }三人_______ .|
彼女は不機嫌そうにそう言って、 / ( ̄ ___ノ: : : 人_______ } .} |
/ \( ̄ ̄\_): : : :/\: : : : : : : : : : :.} | / /
空いていた氏の隣に腰かけた。 / ┌――一( \ヘ,//\.: : : : : :. :. :.| | ( (
./ .{: : : : :.xく ヽ \\'//,'\: : : : : : :.| {_ \ ヽ
{ 人: (⌒ヽ ヽ ヽ'///,\: : : : :.| _} `ー一
.
- 813 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 23:44:10 HOST:???
-
/ / //|l ;′ ./ | :ハ l. ヘ ∧ \ ヘ.ト、Y
./ .;'.://ノ|| ;'! ..イ ;'l ;'l ; :l'.;∧ \.ヘ\_ ヽ.`T
;.:/l./|.,|| .'」 ./.:|;' :! l | '; | ∨;\ヽ\\〉.r 、メ|、 「まぁ、あれ程の本が、
.'/ .リ.;./l|:. :i/l ./¨T'ヽ':..ハ| -:'; T¨ヽ〉¨7、ト、刈、' /
l′ ./Yl 弋|'T示ミ ;:! :! - ';| __,' / `.:/./. ,:' 何冊も死蔵されていたと言う時点で、
∧l .ハ '弋_ソ l| ゙`ミ≠'¨.;'.,:' // .,.'
'; .l ∧':, 、 ,'/ //.,.:′ 選択肢などそれほどないだろうしね」
', l|ヽ∧:ヽ _ 〈/ .イ/.〈
';lト、iヽ.\. ` ` ィ//メ\.∨
/⌒i 'l ヽ メ、/l>.、 .イ リ| .ハト、〈ヽ〉 そう片目を瞑って見せる先輩に、苦笑を返す。
/`ヾ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :`; 〈/ .|イ、 ニ--‐_..彡イ':;| `
ノ 、 | _____ |__........ -≠:|:::| | | ̄:::::::::::h
.| ';:|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l::::::::::::::::::::::乂!;| |:::::_;::::-::::::`::...、
/ ヽ :l| |::::::::::::::::::::::::リ l 〈::::::::::::::::::::::::::::::::>..、
__
/ 丶
/ `
/ ', 「ま、この身なりと体格で隠そうなんて、
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ 初めから思ってませんよ」
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 /
. / : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ 多少の種族差はあるにせよ、成長期の栄養状態は
. / : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、
/: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :. 成長後の体格に大きく影響する。
. { :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\ 彼ら彼女らの様な体格が標準的な冒険者業界で、
/:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
. / : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ 飽食の日本で更に体格が良いと言われていた人間が
∧ : : : : : : : イ.: : : : : : : : : : : : : : :.`|,/ ̄`y!!: : : :./
. { ノ : /⌒< : : : : : : :/ : : : : : : : ノ ノイr'¨゙ ´ ただの冒険者として埋没出来る筈も無かった。
. /: : : :∠ : : :γ>'-=ニ< : : : : : : : : :.{ ィ l l fi'´
. {: : : /: : : : : :{ { ´`⌒⌒ヽ : : : : : :.ヘヽヽノ:|
. ゝ─…‐=ミ:人__r} { { { ト、: : : : : :}: : : : :|
. / / ト { { }: : : : : :く: : : く
.
- 814 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 23:51:16 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今宵はここまでで。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ジャワティ―作った人は、缶ジュースでもちゃんとした紅茶をと
}== {;;了
〈_ ,ニ二> マイナーなジャワの茶葉を使って無糖・無添加の紅茶飲料を実現しました。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 註:配合されているビタミンは、法律的に必要な保存料なので除く。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ しかし、作るのに必要な茶葉の量が多くなってしまったので、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 利益率が低いと売れ行きの割りに評価されなかったそうです。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 815 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 23:51:57 HOST:sp1-75-209-59.msb.spmode.ne.jp 0
- 乙でしたー
- 816 :名無しの読者さん:2018/05/28(月) 23:52:34 HOST:101-140-64-98f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 817 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/28(月) 23:55:35 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 対し、午後ティーパンジェンシーを企画したド畜生は、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 紅茶は好きじゃない商売だからやっていると公言している人物でして
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 単に、一番初めに試しに積んだ茶葉だから数量が少ない
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ロットナンバー1を特別な茶葉と喧伝し、しかし、香りが爽やかで
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 味が軽い初期のロットをボディの思い紅茶に使われる
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ パンジェンシーなどと言う極と併せやがったからさあ大変……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 818 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 00:00:53 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } なんでロット1でパンジェンシー?
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ まぁ、ブランド発売前の限定品だし、値段的も高めだから味はマトモだろうと
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 高い金を出して購入した私の舌に大きなダメージを残しました。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ほぼ同時期にネタで購入した超希少な純イギリス産紅茶(超お高い)が
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ネタにならない程度には美味しく、流石紅茶の国を名乗るだけの事はあると
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 日本との格差にさめざめと涙を流したものです。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 819 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 00:03:31 HOST:42.225.232.153.ap.dti.ne.jp 0
- 普通にスーパーで売ってるティーバックですらおいしいもんねぇイギリス。
- 820 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 00:04:48 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } そんな私の個人的な憤りが噴き出てしまった今回のアレですが、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 普通ならカットするところを、即興だからとそのまま投下しました。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> まぁ、普段は書き溜で自主的にリテイクかましまくりな私ですが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 修正はありだけど、書いたら絶対投下が原則だと
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 思ったより話が進みますね。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ その分話としてはあれなんでしょうが。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 821 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 02:07:09 HOST:i114-185-22-44.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 822 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 03:32:56 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 興奮しすぎ(作者)&隠す気無さすぎぃ!(ない夫)
いや面白かったですけどね?乙です
- 823 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 08:53:00 HOST:p291092-ipngn702morioka.iwate.ocn.ne.jp 0
- 趣味への拘りの投下が、ない夫の出自の描写に繋がるのは面白い
- 824 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 19:53:56 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 茶葉も豆も切らしていたの忘れてた……。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 今から四十キロ走るのもあれだし、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> ホットミルクでも飲むかなぁ。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 後、煌ギラーガ、イイですね。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 元々ガフラン系列のMSは好きでしたけど……。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 825 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 19:56:28 HOST:???
-
_________________
| , |
| ゙ / / { j , |
|, / 、 , { |
| . ′ \ { |
| i , , _ ` 、{ |
| { ′≧=- ..,_ ;j! |
| { 圦 弋弐ミiト、 .ノ亥 _,.斗| 正直な話、事務的な会話をしただけの受付嬢に、
| } . >冖^ ´ ;矛^⌒ ※ |
| }] : , ノ , | 「市民落ち」と言われた時点で、
| }}}, i // } : |
| }j .: U / , 、| 出自を隠し、冒険者の中に溶け込むのは
| j . ! / 〈 ;|
| . i / 、 ィ' | もうあきらめている。
| ′ ; lヘ ′ ` _.r'’ |
| / Uヘ , | 下手に隠して逆に不振に見られるよりは、
| // i - 、 -‐… ━‐ ━-|
| ′ // l ニ. \ -==- | どこか別の街から落ち延びて来た上流階級、
| / // i l 二 __,,.. ..,,|
|// ,′ iU 二 、 | フクシマ出身は嘘――と言うカバーを、
|/ //} ;! 二\ |
| /.:::::/ ,刈j - ニ` 。._____,. | 御座なりに隠しているふりをして、
| ./::::::/ /,′ - 二  ̄ ̄ |
|/:::::::, , _ 二 | そこで追及が逸れるか、止まってくれる事を期待していた。
|::::::::: .:.、 . ニ - |
|::::::::: ./{:::\ : . __ |
|::::::::: / :{:::::::::\ : . |
|::::::::::. ::::::::::::::\ : . |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 826 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 20:06:49 HOST:???
-
从}\}\}\}\}\、
\}: \:::::::::::::::::::::::::::::}\
<_ : : :.:::::::::::::::::::::::::::::::ハ
_二=- 、: :. ::::::/::::::::::::::::::从
三二: : \: 〃::::::::::::::::::::::::}/}
 ̄ \, : :}::/⌒ヽ\:::::::/:::}
>─── 、 /⌒V Vハ:::::::::.′
/ /{ ,}::\ | l { / } } |::::::/{ そう、決して、真面目に狩りを続ける
. / 「::::: { ⌒丶人:::::| |_ ` ´ 八,;| :::::/ __ /
|/ |::::::::{厂。) V⌒ | }\ (_∠フ7 }7):::/ / \ 冒険者達を見て、
.. 八 |::(・{⌒¨¨ / } }:::} 乂 ̄ } ¨¨ /八::{ _ }/ } ハ ,/
. }| :::::{/⌒V }ノ:: } } ムノ _, 「 } 从 _ | ( ( 厂 |/::::::: 『彼等に馴染む事はできそうにないな、
|::::::::}-一' :| \ | ¨二¨¨ ノ ハニニ≧、 } ̄) )/⌒) /} :::::/
|::::::::厂¨¨ .ノ 丶 __ __八 ノ // _ ∧ニニニ\, /V⌒}_⌒¨¨ }八/. 主に服飾的な面で……』と、
. 八:::::{___, イ / /ニニニニ\/ニニ/|  ̄ ̄ / /} }_}ニニニ_ハ/ }/二ニマ∠ } 入
//}::::::::} __ /(_ニニニニニニニニ/⌒乂___,イ }/ /ニニニニニ=\/::}乂二フ 二八 \ 投げ出したわけではない。
/ ̄V´ 乂 ̄{ ̄ ̄{ {/  ̄ ∨ニニニニニ/ ̄{_{_{_}_}/  ̄.:′ニニニニニニニ\::}\__ イ ∠
( ̄ {{ ̄ ̄ }/ ̄ ̄ / }ニニニニV ミ/厂 /ニニニニニニニニニニニ⌒\} ____/ニ うん、本当だ。信じてほしい。
{{ - ′ <二フ <二) :}ニニニニ{{ {/ 〆ニニニニニニニニニイ ̄ ̄¨¨ヾ\ /|ニニ
⌒V {{ ミ{ 彡 {_____八二ニ八 {彡 //ニニニニニニニニ/ \\/:::/|ニニ
/ ,八 ミ{ 彡 厂 / \ニ∧ \ { / /ニニニニニニニ∠_ ハ_∧/::!ニニ
∧ ミ{ 彡 / ヘ,_{ \ニ} \ { _/ //_ニニニニニ∠¨¨¨¨⌒ }ニ|::::乂_
{⌒ .∧ミ{ 彡 /( ̄ ̄ \ }ニ} ノ\  ̄ / /ニニニニ,/ }ニ|:::::::::::
∨乂ノ ∧ { /( ̄ ̄⌒ \ }/__ 丶 |ニニニ/ / } }ニ|:::::::::::
. ∨ \ / ( ̄ ̄ ___ 二 ̄/ニニ/  ̄⌒> |ニニ/ / / \\ヽ :}ニ|:::::::::::
. \ /⌒/ /  ̄ """ {ニニ_{ 、 `>/ / / /ニl/:::::::::::
\{ { """" {ニニ={ \ / / / /ニl/::::::::
.
- 827 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 20:08:23 HOST:59-170-23-81.rev.home.ne.jp 0
- 服飾的な意味www
- 828 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 20:21:01 HOST:147.54.100.220.dy.bbexcite.jp 0
- 真面目に狩りをしてるまともな冒険者、ただし外見は世紀末か蛮族か、ということかw
- 829 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 20:24:10 HOST:124-159-71-33.ppp.bbiq.jp 0
- 世紀末・蛮族スタイルが大人気になったのか。
- 830 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 20:31:48 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、 ……等と言う冗談はさておくとして、
. | ( ●) (●)
| (___人__) 実際には、異邦人としての
| _.ノ
| _/__゙ヽ_ アイデンティティの問題なのだろう。
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 | こちらの世界の服へと着替えるのは
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ, どうにも気乗りがせず、
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::| 能力で繕い、手を加え、
i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::| コピーした服をずるずると着続けている。
', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \ 尤も、そのリスクについては、
. | ( ●)(● ) |
,-──---. | (__人__) │----─--、 覚悟していたと言うよりは、
//ミ/ ̄ ̄ ゙̄| `⌒ ´ | ̄ ̄`\彡ヽ
l.l三l l:.:.:.:.:.:.:.. | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l三.ノ 高を括っていたと言う方が正しいだろう。
`iめl.l:.:.:.:.:.:.:.. ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l P}
`l l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノト\_ /λ;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.l l.l 氏に気付かされたが、異世界訪問と言う体験に、
l l l---≦´///l: ::>二<´: l/777---;l l l
/l/////,-´///l / >-<.:∨///ヽ-,////77_ 文字通り浮かれていた……、
////l////∧ ///∧:/彡;l:://////////////∧
/ /////l/////∧///∧彡彡////////////////\ 地に足が着いていなかった訳だ。
. /////////l///////\//∧彡//////////////////\
/三三ヾ_/////l ////////\/`//////////\/////三三\
{三三三三三>-´`i//////////ミミミヾ、//////// >-─´三三三三}
.
- 831 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 20:58:59 HOST:???
-
, -- 、
. / ヽ
| ─ ─ ともあれ、今は時間が重要だ。
l -- --|
| u (__人__) 話を戻さなければ……。
| i
rー} ヽ /
ノ... \゙  ̄「ー.、 「それで、ここのメンバーが
,ィ´ \ ,イヽ 弋 ,ヘ
,,イ V 〈:::::〉 Vー、 顔を見に来ると言う話でしたが……」
/ l::::! l
. / l::::l !
/ .!:::::l .|
. / / / / -==ミ __// \
. / / / /く/ / ー‐ '′ } |
/ / / /}/小 .′ / / V. |// | 「そこの扇動屋は、嘘は言っていないよ。
_/ / |/7/ハ〈| ∨ /v / ′ . / |
V // /| | V炒 | | ′ 」i\ / ∨ ; 君に悪意を見るのは自分位なものだ
/ .′i ′ | .ノア// -‐ァ}i .xヘ、,′ | ′/
. / | |/「`¨¨ イ}〕{ ん}刋i ′ | / / ……という言葉を含めてね」
.. { | | .| 「 V__炒 / / / /
{{ | :. n \ ア. // /
{{ | :. ー-/ イ / { / つまり、氏程政治的な利害を考えて動く人間は
{{ , :.,___ __,. '゙ /,∧ /
{{ ′ ////ア -== /// ∧.:i:i:i:i:i:i:i:..、 他には居ないと言う意味か……。
\ Ti:| -=ニ. / /{///∧:i:i:i:i:i:i:i:i:\
. \i:i| / / //////{{////∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\
- 832 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 21:11:14 HOST:???
-
/,r''" 、ヽ、ミ、l i, ヾ ノ ヽ
/, '" ィr'⌒`''ー- 、ヾL}リノツツハ
// // '('゙( ̄`Y }
// ,、-''゙ ノ! ` |ミ|
/ / / ノ ,,.. ト;|
∨ ,r‐ 、 ,ニ-ァ' ..:: |'リ 「いやいや、安全上問題ないとなれば、
レ! ⌒ゝヽ7 ,、-ニ三゙'=:、 _,z=、「
{/| l′〈 l彡 <´-tェァッ `'ヽ ,f,,ニ,ン/ 総取りを考える人間もいるさ。
ヾ'、ヽ、「 ''´ ,! `-,` ̄'" '" ゙ト¨´.::|
,リ^\_; '、 .: | ,' ……この箱庭の外には、ね」
レリ´ | ':, ,.ィ ,: | ./
,ィj^`′l, ,. ` -ニン′/
/〈 ゙、 い, ` `''-=─---r' ゙ /
/ ゙、 \ ゙、\ .; ー-`二´ / 向けた視線に、悪びれもせずにそう答えた氏に、
/ ゙、 ヽ、\ `ヽ、'、  ̄ /′
\ `ヽ、 ヾ、 _;' 重い溜息を吐いた。
\ `''ー- 、 ̄ ̄「ヾ'ー- 、_
l\ `>'‐-、ヽ `''ー- 、_
/ ̄ ̄\
_,ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
「……俺みたいなおのぼりさんが、 (__人___) |
'、 |
後ろ盾も持たず、餌ぶら下げて歩くのは | |
| , /_.{
危険って事ですね?」 `ァニニ<//〉、__ __
,./ /\ / : : : : : : > : :\
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
そう尋ねると、彼はにこやかに首を振る。 ,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
/ :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
{ : : : : : :\、 : : : : : : : : : : : : : : : :\. : : :∨ : :l
ヽ: : : : : : : : ̄"\ : : : : : : : : : : : : : : : / : : :{
.
- 833 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 21:16:27 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- うーん(嫌味な)大人だ
- 834 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 21:38:40 HOST:147.54.100.220.dy.bbexcite.jp 0
- 稀覯本所有しててボンボンぽいヤツが、何の危機感もなくのほほんとしてたら、嫌みの一つも言いたくなるかも知れない
- 835 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 21:44:35 HOST:???
-
______
,.ィ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.: ̄ハ
r':.:.:.:.:.:.:.___:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:._ゝ、
/:.:.:.:.:.:.:/ ` ̄ ̄ ̄ ヽ:.l ・ ・ ・
i:.:.:.:.:.:.:.i l:.i 「君自身が、美味しそうな餌に見えると言う話だよ。
,f:.:.:.:.:.:.:.:l _ _ i:.l
j彡:.:.:.:.:.ノ " ̄ ̄ヾ ,.==-!j 実際、そこの二人にも、ぱくりと頂かれそうになかったかい?」
{∨`'ハ:.{ _ ィf:テン :. ∠ェ- y'
!ヘ { { !j i ` ー ´ " }` ニ´ i'
iヽ ゙ルヽ_ ヽ , i ,′
レ´} ヽヘ i i ` ー "、 ' そう問いかける彼には、苦笑で答えるしかなかった。
/ ,イ_ /{ ヽ ’ ー- = =- ’ /
/, -'==シ _ ∧/\ \ i ー==' , ′
_レ ,ィーイ f l /: :∨/ \ \ !
i ´ ! ヘ { j, _ イハ: : : : :∨///> 、` ー-- r' 「価値感覚の違いと言う奴ですか……」
l/  ̄ `r、ヽ ヽ _,. -‐": : : : ', : : : ∨//////ー-ィく | ヽ-、_
. r' r  ̄ 「 i k -‐" : : : : : : : : : i: : : : : :∨///////:i:i:i:i∧: : \: : `ー. 、
. ヽ ー' / 、j !: : ヽ: : : : : : : : : : :!. : : : : : ',ヽ,/_/_/ヽ:i:i:ト、ヘ : : : ヽ: : : : : : `r、
', ヽ リ: : : ハ: : : : : : : : : : l : : : : : : ∨/////.「:i:ハ/∧: : : :ハ: : : : : : :i: i
{ ' /: : : : :ハ: : : : : : : : : l: : : : : : : :∨////.|:i:i:i:∨∧ : : : ヽ: : : : : l: ハ
,ハ _ ' !: : : : : : : ',: : : : : : : : :.|: : : : : : : : ∨///i:i:i:i:i:i:∨/ト、: : : ゝ: : : : } : }
. 「{∧、´_ ト、-_: : : : : :i: : : : : : _ L_: : : : : : ィ∨//|:i:i:i:i:i:i:i//}: : `く_,: : ィ: : l: :j
j: :</////77} ヽ: : : : : :」 : : : : : ヽ: : ̄ == ´ : : ∨/l:i:i:i:i:i:i:i、//!: : : : : : :,': : :j /
/: : : : ` <///! ,ハ: : ´: : :l: : : : : : : :\: : : : : : : : : : ∨.|:i:i:i:i:i:i:il//|: : : : : : f: : : l/
./: : : : : : : : : o`Y: : !: ィ  ̄ l: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : ∨j:i:i:i:i:i:i:i:∨l: : : : : : !: : : |
': : : : : : : : : :o: : j : /: : : : : :}: : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ!:i:i:i:i:i:i:i:i、j: : : : : :,': : : l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
の .の .た あ |
よ 心 . だ れ |
ね .算 . の |
: だ .冗 |
: っ 句 . │
. た 乂
\___________/ -――-
_/ \ 先物買いが過ぎると思っていた
//: :/ :| : : |: :│: : _/{⌒\
/: /i 仏ィ| : : |ー八-∨ j:|:ト、: : . あの美人局だか街娼だかだが、
/ :/八i庁仆: : 斥允ヵ:∨リ:|い: :i
: : i |: i:代:ソ \|弋:::ソノ|Y^' |: :|: :| 彼女から見れば普通にねらい目の
: : | | 从 '__ u. |:|ノ: |: :|: :|
| : | |:V介: . ‘ ′ イj/: ; : :|: :| 獲物だったと言う事か……。
| : | ∨!:.| i: ≧= ´ト、∨: /: : : :│
| : | |_|: リくΥ r'´ /7゙: /i: : :| :│
< どう言う . | : | /V: /L|人,,/}//: :/ `\l : :|
冗句ですか! | : l |/: /〈 `YY⌒〉/: : : /│: :|
| : |/|: :| く__ノ入,ノ>| : : | ' |: :│
| : |/|: :| / /` | : : |∨/ |: :│
| : i{ |: :| { {. \| : : |リ/ :|: :│
│:从|:八 ○、\八|_八i{ 八 : |
.
- 836 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 22:22:59 HOST:???
-
__, ィ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ヽト、
―/ , <⌒ヽ _.├‐z
./ // , .ト、 ヽ ハ
., ' .イ/ ./ ,' / | ヽ\ ハ :.',
/ イ ,' ,' / ,' ./.| l 、>ミx_.∨:',
./´ ,' i .i .,' /l ./ | W、 ∨.∧ ヽ:i、
.,ィi ./:| |-,'‐ -|、,' ',_!_',_、_.∨.∧ト、ミi
' }./ .l| i|./ | _l/ ´V_.∨、`l\∧ト|`
「……そいつの事だ。 l/´.:l| .lil\T`Tミ 〒.〒ァl\././ミ、
.l| ,∨ハ:.ゝ' 乂リ./ , ./_/
どうせ、脅して自分を頼らせようとしたんだろうが、 V ∨ト、 /イ.ィゝ`ヽ
Y `;..、´` イ トム ハ ',
少なくともここには、力づくで支配しようとする奴はいないさ。 /イ}≧=≦==ト、| ノ⌒ . ヽ
_,...ィ|::::|:|:|:::::::::ト.、リ |
当の本人が、そう言う輩を締め出したからね」 ,ィr≦::::::::::>州―<::::::l_ヽ .|
ハ::|::::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::Y .|_,、
,'.:::::::li:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::\//∧
.:;:::::::::::|l:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::lУ..::::o:∧
流石にばつが悪そうに頬を書きながら、 .;:::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::o:ハ
i::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::l::.∨.::::::::::::ハ
先輩がそう補足をすると、 .;:::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll::::::::::::::::::::::::ヽ::::V.:::::::::::::ハ
.i::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::::;'\∨:::::::::::::∧
氏はまたしても、その言葉に首を振る。 .|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::; \::::::::::::::::/
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::i ヽ:_/
,.-'''"´ ̄ ̄``ヾ、
, ィ (( ,j , /,r'´ 三二:;;\
人 ゝ>j 川/,,、r‐<ミミヽ;;;:'、
l彡メ‐''"´((´ ̄  ̄``ヾミミ:;;;;゙、.
|/l′ ヽ lミミミ:;;;;|.
lレ! ー- '" _ _ ト、ミミ:;;;l
V!,r==z、 r'´-─-`、 〉;:r‐V! 「残念ながら、ウチに必要なのは凡人だけだ。
;i〉,ィせ:j! 、´ せン'`` ミノハV
l| ` ´j  ̄` ! ノソ ! やらない夫くんを取る事も出来なければ、
,.-─ ─ ゙、 〈 `,j ,' Y,イ/── ─-
,/ .:.:.:.:.:.:::::::', `^^ ハソ:::::::::::::::::::::::: 頼ることをするつもりもないよ。
/ .:.:.:.:.::::::::::::::::::', ' ゙ ̄ ̄`` ! / !::::::::::::::::::::::::::
,′.:.:.:.::::::::::::::::::::::::', ` ̄ ` ,′/ /L:::::::::::::::::::::::: これはまぁ、所謂老婆心と言う奴と、
i .:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::ヽ ___ _,/ / i!\::::::::::::::::::
| .:.::::::::::::::::::::::::::::::::/´| ,、‐ "´ / i^ ー 、,,:::: 引っ掻き回される側のただの嫌味だ」
l .:.:.:.::::::::::::::::::::::/| >‐< / l `
\:.:.:::::::::::_ , イ //;.;.;.;.Λ ,イ |
_ >''"´ / /´ 〉.ー;イ L__// !
, ィ´ _/ / /;.;.;.;.;.| / !
.
- 837 :名無しの読者さん:2018/05/29(火) 22:54:04 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- まあ並みのギフテッドどころじゃないからねぇ…
- 838 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/29(火) 23:25:55 HOST:???
-
/ ̄  ̄\
/ \
| |
| |
| -ー" `ー- 「嫌味……ですか?」
ィli (ー) (ー)}ヽ
// ', ! l l`- ,
/ l " ' , (_人_ ) / l ` - ..
/ / λ \ ⌒ /," .l `. らしくも無い答えを、さらりと口に出した先人に、
/ {,.ノ ^ ', ` r-_/" `!_,j `;,
/ ` ヾ {二; ヾ / , そう聞き返すと、彼は、ああと首肯した。
/ ヽ } {k ', / l
/ Y ヘ / ゝ `;, / l
l l ヽi ヽ ` -y イ {
/ i l \ ``-- }
__
__,,,;:::-ー'ニ"" ゙ミー-:、
,;r'''" -ー = ニミ:、 ミヾ)) ゙ト、_
,;f" ''ニ" ̄ー ミヽ ゙'i,) ソ,レ',,ムノ,,} ゙i,
,;r' ,,ニ"-'',ニ=''""''''''''''''ヽ<"~ ゙ドl,
,l' " .,i'" -'゙ゾ ゙lミl 「直接かかわっていないと、ピンと来ないかもしれないがね、
. ,l' ,リ ゙l,゙i,
.|, ソ | ,, 、.,;:' .V 魔法と言う技術は、魔物を抑える結界を始め、
`l 〃,| _,,,,,,_ _,,::==ー、}
゙レ',ノ' } ,-'''"_三二゙''''ー 7,;'-tテシ ,i' 都市のあらゆるインフラ、多くの大量生産過程に
レー、| .ニ三゙'ー'゙ ア''"ノ l;゙ゝ ̄'" :{.
{ ヾl, ,, ゙゙ ゙l;::. } 密接にかかわる、希少な技術だ。
゙l、 っ゙l.゙i, ,,. ゙l:::. ./ ・ ・ .・ .・ .・. ・. ・. ・ .・
゙ヽ、_,, ヽ -''..,,,,___;:':: | 君の本は、その裾野を倍以上に
:{ ゙l、 ` _ニ_,,, ;l . ・ ・ ・ ・ ・
| ゙i.|゙i; :: ''''''~ー─'''". .;| 広げられる可能性を示したのだよ」
゙ヽゝゝ\ ===='''" ,/i゙l、
,イ゙:l、::::. ゙ヽ、 ,r' ! ゙l゙l,
/i ヘ :::. `ヽ、,_ _,,,:r' / ;l \
,,:::-'" l: \ :  ̄ / | ゙''ー
|: ゙\ / |
. |. ゙'ー-、,,__,;:-''" |
| / ゙\ |
.
- 839 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/30(水) 00:07:13 HOST:???
-
________ 「それはその、なんと……」
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ | そして、その余りの内容に絶句した。
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) | ゲーム的な世界とのイメージが災いしたか、
/ / |
/ ノ / 今迄魔法を『魔物を倒す力』としか認識していなかった。
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _ だが、確かに言われてみればその通りだ。
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
_____ ____ _________
/ /`ー、.、 今迄、魔法の便利さは誰よりも満喫してきた。
〈′ } / \
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 〉 / \ そして、センダイに来てから散見された
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ \:.:.:.:.. \
\:.:.:.:.. \ 大量生産された鉄パイプと言ったオーパーツ群。
\:.:.:.:.. \
\:.:.:.:.. \
.
- 840 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/30(水) 00:13:07 HOST:???
-
_,,,......................,,,,,__,
,, ‐'''"´ ______、 .´゙''''ー .._
,..-''´ ._.. -‐'''"゙´/、 i 、 ̄ ̄''''ー ,,、 `''-、、
,/゛ .,, ‐'" .i,゙,,〉 ! .l .ir .i;;;; `''-..、 .`'-、
/ / .,, __,,,,...................._ ″.ゝ ,, `'-、 \
./ / /'- `ー .,.. -''"´,,,.. -----........,,_´゙''ー ,,_'" .,,..'l''' \ \
./ ./ 〈'' / ., / ,.. ‐'"゛. -L.. .ッ'iy.,了ー ,,.`'‐、. ―.l,,-.i \ \
./ / / ,,/゛.xt!''゙二-ー'''"゙゙゙゙゙゙゙゙゙"'''ー-..,゙ !.... !-、 \ .-rクi \ \
./∠..(、............ / .∠.......... / .,....r=ニニミ厂゙二ニニッ 、..`'‐..iニ....ニx. ゙'、、...............゙lv....ム
/ l,.く 'i . / ./ / ...-'゙゛ i! l'i .l `\、゙'-、 .\ ヽ , ,i'./ .ヽ 仮にそう言った品々の源が魔法に有り、
./ / ヽヽ.` / / yi" ./ / .,巛┘._.. /.i;;;;.l...l ,,、...テ''i .\ \ .\ ヽ .ノ"/./ .l .l
.i′./ ヾV゛./ _lミ'゙,/ .,i". ヽ.゙,.,シ彡'"゙/ / l .l゙゙'''ミ-.".- .,, \ ヽしミ,ヽ ヽ.,/,i′ !、 l その裾野が大きく広がるのなら、
! / 7 l゙ .゛./ / `´'!シソ゛ 〈) ./ l ".゙ ゙L.l ,i .`' !./ ″ ヽ ゙.l . l. l/ .l .!
│ .! .r‐ ! l\ / i冖'''''''''''!''¬''''''''.'" 冖''''''''''".`'''''''''''''"冖''''''''.''). l ./、.l .,=@l .l それは一種の産業革命の様なモノだ。
.l .| .゙ご'゙ l / ヽ.l/ l`'‐、'-// 、 .,! /..‐二ミヽ.l .l. ._,, l.l..‐'.,/.! l.ノ,i'.! | iー'.l" .! l
.! │.!ゞ‐ | .! ゙V ,! `ッi,゙'-,,..″ / /./ . iiii.`、.l l ".,/ / | 〔/ .| .! .´_| | │ また、冒険者の育成に関する
.! | .| .! | l、 ,l . !.! `'-,゙'-/ /| | .,ii, iii !.,!i ゙='"..‐゙〕.! ,iく,,、! l゙,,..L.! | !、. | .!
.! │ ! ,! ! |ヽゝ ! .!.! .,.`i ._ゝ).\,,,,,,,/iシ'" l´,r>/,!.ヾ .,i'| ,!`'.,││ ′`T.| │ ノウハウを集めていたトリューニヒト氏は、
! │ .ー"│ .l 、.;; .l |'、'./ ,八.l ` / / `‐、゙'くニツ“ / .l, .l //i'ッ‐ノ,/ l .〈、/ l l .!
.! .! lュ l .l .!;;' ゙l, lヽヽ . ヽ> l .〉 =@,ゝ _ .く、 ty .l ゙t/゙.l/゙ノ,i'ゞ / iニ'7 l ! │ 現在の育成法と今後の事業計画にも
l .l .、> ! . l '´、 ヽ ヽ'、ヽ" .゙' ! ! ,/./゙、`'-..\,,.. l、 l. .,i'ノ/ ./ ,」 ./ / /-゙ワ .l゙ l
..l .l, .,..l l゙'゙,゙. ヽ. ヽ)_ヽ / i∨゙__r'_,_,,゙,,,,.. ;;>.,゙'' ! l,i'〃 / . " / / . -、 i ./ / 大きな変化を余儀なくされるだろう。
. l. ..l. ..、゙".、ヽ .\.'゙゙,, \ ゙ヽ li′...‐゙、 .゙,゙,゙'''''''^'二..、 \ ,ノ"../、/゙ / / ‘'" ´./ /
ヽ .ヽゝ-'冫.\ `、゙‐' ゙'-、`'<、 ゞ " ゙Ψ '! = .,, / ゛,/ ゙レ./ / . ,_ ./ /
ヽ .ヽ ゛,,-. .\ `-、 .`'ッ ,,_`"―-----―'''"゙_,,,イ″ ._/ ./. ' ,ヽ 、./ ./
ヽ. \゙'.iッ'" .\. `-、、 ヽヽ´゙'''''――ーー'''"´,i'./ , / .,/....-/' ,,´ .r'" /
.ヽ, .\ .〃 'i \ ,..`''ー コ,レ __i⊃ー'" _..-'" .!< .>./ ./
\, \ ゞ‐゙l 、゙"'ー ..,,,_ ` ゙̄^^゙゙゙゙゙´ ._,,.. -‐"゛ 、´゙ゝ ./ /
\. `'-、, ._゙フ ‐フ'i ヽ! ̄"^ ̄/./ .!-、 _..-" /
`'-,,. `''ー.こ ′ .ヽ'i, .lil゙/./ _,, -'" ._ /
゙''ー..,,、 .`゙''―- ....,,゙liヽ,/i彡.... -ー'''"゛ _,..-'"゛
`゙''ー ..,,___, ヽ/゛__,,,,,, -ー'"゛
 ̄ ̄゛
.
- 841 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/30(水) 00:17:46 HOST:???
-
── 、
. / ヽ ……と、そこまで考えた所で、
,′ `、
| _ ∨──-┐____ もう一つにも気付いた。
/y^YヘハLヽ f\ , \</______/|
人! .| ト、ヽ\`ー,’ 〉}/ /:::::`-<__////Y/ | 今日持ち込んだ書物、その内容は、
/::::::^ゝへ_ ` ___ィ_/ /:::::::::::::/:::::\/ i//|
.j::::::::_ムュー、\/:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y:i//| レベル上昇に必要な経験点や、
/:\/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}:|//|
}:::::/::::::::::::::::イ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,' |//| それに影響するギフト群の研究書……。
:x、 //::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::/::::::::::::::::::::::イ./|//|
. >x、 }':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::\___/ |/|//|
> x >ヘ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::\::/..:::i/|//|
ZZZ>>x ゝ..___, ハ::::::::::::::{::::::::::::::::::::'.::::::::::::::7::::::::{/|//| 『……やべぇ、やべぇよ。
ZZ/ /ZZZ>x >x、::Λ:::::::::::::::::::}::::::::::/::::::::::|/|//|
Z/ /ZZZZZZZ>x >';:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|/|//| オレ、この星の未来を大きく変えちまったかもしれねぇ』
< \ZZZZZZZZZ>x、 ゝ::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::::::|/|//|
`゙<` <ZZZZZZZZ >x、  ̄>x、:::::::::::::::: {/|//|
.
- 842 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 00:21:06 HOST:124-140-77-74.rev.home.ne.jp 0
- それがなにか問題でも?w
- 843 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/30(水) 00:26:27 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ 今気づいたけど、ホントにどうしよう、これ(をい)。
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 後、モヒカンな人達についてですけど。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 1)低位冒険者の防具は、さほどランクの高くない魔物の皮製
〈_ ,ニ二> 2)ちょっとランクが上がると、そこに金属のプロテクターが付くだろう。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 3)下の服は、敗れても言い着古したもの。
〉二i r;;;r‐┘ 4)歴史的に見て、ああいうその日暮らしのビビったら終わりの人達は、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 外見を奇抜に着飾る傾向がある。
)== i {;;;丁~ 5)そういった人たちに、廃材を持った新入り冒険者が混じる。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 1〜5番を念頭に、真面目な(血の気の多い)ボリュームエリアの冒険者を思い浮かべてみよう。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 844 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/05/30(水) 00:27:52 HOST:???
- あ、今日はここまでっす。
- 845 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 00:33:06 HOST:101-140-64-98f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 846 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 00:35:35 HOST:af213027.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp 0
- 乙
逆に考えるんだ変えてはいかんのかと考えるんだ
- 847 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 01:34:27 HOST:host14-14-28-126.tvm.ne.jp 0
- 乙
逆に考えるんだ 「やらかしてしまってもいい」 そう考えるんだ(野となれ山となれ精神
- 848 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 03:16:05 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙
霊長への第一歩なんやな
- 849 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 05:00:22 HOST:sp1-75-198-221.msb.spmode.ne.jp 0
- 乙
- 850 :名無しの読者さん:2018/05/30(水) 07:03:15 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
映画の「キングスマン」でManners maketh man.と言ってたのを思い出しました。
- 851 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 19:12:37 HOST:???
-
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ
| 埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ埋まってしまえ………………
\_____ ________________________________________
V
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ コ オ ヤ
}_ヽ___.、<ヾ } } } キャラは作者を選べない――この言葉の意味を痛感しました。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ごめんよ、ない夫。本当はさ、こう、チートでスローライフ的な
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 腐ったなろう系みたいな話を書きたかったんだよ……。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 他に書いてるのが全部、割と胃をすり減らすような話だからさ、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ センダイの一番栄えた時代を、ちょっと優しくしたような街でさ、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 優しい女神さまに見守られ、キャッキャウフフのスローラ……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 852 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 19:14:04 HOST:???
-
.,r' , ,r' ,〃 _,,.. `ヽ,
f゙、、_(( !、 〃f゙r' ィ;ニ=-≡、 ミ!
j゙`=ラ ``ーァァ-─''"⌒``ヾ:、 ミl
//,イ ( ( `ト、 | 「まぁ、一番の理由は、
f゙ /i゙ ` トミ、゙!
| /! `ー'゙ !`ヾ,) 君に危機感を持たせる事だ。
∨〈 -==、,,_ _,,ィ===、 |`>ミ!
゙>j :-=・=-冫 f -=・=-:. i'゙,、iリ そこまで恐縮する必要はないよ。
. |`! `ー '"/: ` `` '´゙ !「l!リ
l,{、 ヽ: , /'r',/ ……どうにも危機感が薄いのは、
゙`i:、 ,ィ,、 ,..):、 ./ rt'
゙i,゙; , _,.,_,,,_ 、 ,ト'′ 生命として強すぎるギフテッドの宿痾だな」
l、 ゙ 、__,. ′ /.|
|.\ ,イ |
.」: ',\ ,r// ,」`'ト、
,、イ ゙ヽ、 `‐::::::::::'"'゙_,、-'" l \
,,/ i゙ `'-、.,_ _,、-''" ! l\,_
''"/ | /゙゙\. ;' ! `''ー
. / |:、 ∧ ヽ ,イ |
/ ! ゙:, ,r'゙ ヽ, ,∧ // |
. | ヽ/ /⌒゙く ヽ / / |
/ ̄ ̄\
/。 __,ノ ⌒ そうフォローを入れる氏に、
| (⌒ ) (⌒ )
|u (___人__)i 恐る恐る手を挙げた。
| ノ
| |
人、 | 「……ん? なんだね?」
_,イ ト、 ヽ 、 __ ,_ ノ
,. -─‐-´ `, へ \__、_ハ
/ :i ハ、 イ;;ヽト、 怪訝に問い返すその言葉に、
ト⌒ :i `<´.〉:.;〈ヽ \、
/ , : . \ :L__ `v;;;;ヘ ' ,<ヽ 歯切れ悪く持ち込んだ本を示す。
ノ l : : : . ヽ: . く '';;;;;ヘ l `l `-、
i !: : 、: : : : ヽ '';;;;ヘi i r i
/ ´: : : ' : : : \ '';;;::| ,| __| | 「……その」
. / : : γイ: . `、 ':;;:| l、__j.|
/ / /: : : : : : . . `、 `':'} | |!
.
- 853 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 19:34:25 HOST:???
-
/ ./ / ≧ 、
r今 / / ./_ 一二三≧ 、
. Y´ { il / ./ r< Y
{ヽ L W /_ュ≦ ⌒Y ミ、ミ、 | 何かを悟ったのか?
{ }´ `{ハ{´ { `ミ、 {
/ / ヽ` {` ミ 、 `ミl 文字通り血を吐いたような顔で
{ } `ー ヾ \ {
{ / _ , ___ / ̄` {ヽ ` ハ 目と口を大きく見開いた氏に、
`{  ̄ >_〈 { ケ>-< } / .`Y }
ヘ. ´ o 77 、 ´ _o__` }W / ̄.} } 引き攣った口に
. , ニ´/ . : `ー - , / }
{ / . : : : . / { / ∧ 歪んだ笑みを浮かべ頷いた。
. `ヽ -ュ_ ,.ュ {′ ,_ 人 .∧
ヽ __ {i:ヲ ./ .| {`ミ、{
∧ 、 f==.=_`Y _ ′ .l ヘ }
∧ { }_ ___} / tヲ / }ハル′
ヽ /i:iに _ {i:W ,4 〉 、
}i:i:i:i} {i:ハ ./i:} , .}>
{i{´ヾ:} _ }i:{ /i:i:{´ < lニニ>
<人_ }i:}_j劣 ヘi:/i:i:i:i/i:} .ニニニ} }
. } }ニニニ| {i:i:i:i:i:i:i:i:, < lニニニ} }
<ニニ} }ニニニ| `゙寸i:i:i∧ /ニニニ.} }
【……これは心象表現です】
.
- 854 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 19:36:06 HOST:125-56-5-25.ppp.bbiq.jp 0
- これは酷いw
- 855 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 19:43:21 HOST:???
-
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \ 「……それは、その……私が持ち込んだ、
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |. 必要経験点とスキル、
r /___) |
/ / | レベルアップ時の能力上昇の
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____ 相関関係についての研究書です」
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
>- , <  ̄/ ̄ ̄ ̄ //>
/ // , / , / > /
/ / ′ ,彡´ / _ > _ _,\ \
, /. , ´ , 彡′. Y´ ̄_ ` <_>'´ ̄> \ \
/l l ,' / / , 彡´ {_ \_  ̄} ヽ \ \
, | l l l | / ̄ヘ{ ̄ `<__>=- >、 ヽ ヘ ∧ ∨
∨. ∨ / , < _} ∧ ∨
. , | | ∨ ,/ `ヾ \ ,z劣ェ.、..fユ∧ ∨
∨ ヽ \ } , / / 、 、 \ r令...、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ュ-=..、 .∨
. ∨ \ 、 、 !} ./ ./ .} . l ヽ、___ }i:i:i:i:i∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:i:{
. | \ ヽ \}-ー !} / ./ o ./ } __ 寸i:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:i:i:Y
. l\ \ _l _ !}/ニ.' ./ニ / _ {i:i心、寸∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:少
. | ` >- 7 , -=´ 47ニヘ/ニ/ r今} `寸ヲ \ .∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧}
. ∧ ヽ . >- ─/彡´ 、 }7ニニニ/ __ `¨´ __ .\∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧__
∧ > - </ヘ 、 ヽ ソ ヽニ' <ニニ', ヽ {i:i) /}i:≧-ュ-f壬∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
. ∧ / `=ー { `<ニニニ} , }. /, /`_i:i≧=-´ ∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
ヽ、_/{\ ヘ 、_>-┘ 、 '<ニi {_ // /_____ 反i:i}∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
. Y. /,′ ヽ !l二,二ヽヽ > ` /≧-// l、ニニニ./i:i:i:i/ }i:i:i:i:i:i:i:i:i| ̄ ̄ ̄
{ ,//{_ ∧ .l! o !}ニヽニニ>-<ニニ .{ l |`ミ、寸ニ7i:i:∠ />'´  ̄ \
ヽ/ `ミ、 /. ', l! /′/ニニニニ {i:i:) 7i:{´`ミi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:7/ ___ ヽ
>- _`ミ、> ヘニニ` .´ /ニニニニニ 寸ル,.../(に ニニヽi:i:ヽニ.../. . . . . : : : : : : : : : : : :
. . . . . ̄ <_> 、ニニニニニニニ,ニニニニ{i:i:i:}´ニニニニヽi:i:∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ←紅茶と影です
<: : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄ :>-. .<. . .――――. .<: : : : ̄ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
-<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
┏ ┓
┃ 告げると同時に、氏は机に突っ伏した。その前のカップが倒れる。 ┃
┃ 元凶が言って良い事ではないかもしれないが、その気持ちはよくわかった。 ┃
┃ 氏と単純に喜んで見える二人との違いは、もてる視点の差だろうか? . ┃
┗ ┛
.
- 856 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 19:59:13 HOST:248.61.100.220.dy.bbexcite.jp 0
- まるでロイエンタールに撃たれたかのようだw
- 857 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 20:03:57 HOST:???
-
_ _
, < ̄ ̄ ̄ヾヽ、
_, --'三三 _ミミミミ >jj.}ヽ
/ ̄ 彡´ ̄ `ヾjj.ノノ-、、 どんな分野であれ、
// 彡r' .( ヘ ヘ,
.. /彡ノ彡ゝ { .ヾ、 'i彡 急激に行われる改革――革命は、
/彡',ニ=、f f _,,,,,ェェ,,,, ゙i r }彡、
, rゝ'i ifソ,))ヽ)_,,,ゞf' ̄`ヾr_jェ、r,ゝ=ッヘ ゝ 往々にして赤く染まった歴史を齎す。
{{{{ 巛 ミミ彡 t´ゞ、,::::::..ノソ ヘヘ{:::::....゙,t==.、
ヾ-rf'''f;;ヽ'f { `== ':: , .} ヾ___.ノ}ミ }}', フランス革命を見てみるが良い。
ヘ ヾr, ヾ ヽ /r= ヽソ, jヾt '
}、ヾ、 ヽ`て __ミ`‐´ ,イ, { 市民革命のロマンティシズムに酔った
r--ミ__} i r' ∠--‐--ミ イ/' /
f/ ∧ヽ_{ / ヽ-,r= ッ /‐' ___ 暴徒達の齎した惨禍を……。
/ f /; ;l ヘ_ \ ::: /-‐ ´r,.}
/ //; ; ;l l l ミ、ヽ. :::.. /f /; ;ll
_,/ / /./; ; ; l l l ミミ_,-、ヽ、 :::::::::: / .ll l l /; ;.ll
/ ヽ/ /; ; ; l l l/ ヽ-、 ̄ ̄ ̄/l l l l; ; ;l l
ヽヽ / /; ; ; ; ;l lヘ 二二 ヽヾ-'r--‐─ヽ{; ; ; l ヘ
t 〉从||||iiー''";;;;;;;;ー、リリ) ~'ー、
了 ,r'~;;;;Lr'";;;;;、 '"ヽ ~' 、ii〈 /
て 消 ( /ソ、;;;;;;;;;;;/::: ::ヽ:::ヽi| 土 わ (
え 毒 〉 |/、,, 'ーiii~''",,,、ヽ- 、,,t:::::j 下 は 〉 特に、今現在のセンダイは、
か さ ( y,,,,='';;'"´ ;;;;;;、r'--ミ:ヌ 座 は (
┃. れ ヽ, t'" ;;;r'⌒''yー'" ::t ) し は / ,,、-''" インフラを維持する市民階級と、
┃ ゝ i ̄:::::ノ'ーイ;;;;,,,,_ー、 彡|i | ろ /'",、-'"
┃ ,r" ヽ、 'r=='"~,,)i'iii リ:j | // 〉::::::::::::: 産業を支える冒険者階級との間に
// r-、| ', i;;;;r'"~~ リ ソ:://'''ー、 ・・ _(::::::::::::::
・・ | i tー'--,ノ / ,r';;; :::L _ __ /::::::::::::/ 大きな断絶がある状態だ。
,r、 ,、-- 、, -'" ,iヽ, 二~-ー, ',、 ':::::::::/ ノ/",, レ''"、~ ,、 ':::;;、
レ"从 ;:;: ( _,, r'''~|::::to'''''"o~j";;;、 -'":::"::| ,,,,」L,,,, ヽ''",,、-'~:::: そんな状況で
从 ),,,、-ー ''''" ̄ ̄::/::::. (、;;;;二=ー'''":::::::::::::::,、-''i, |j" ,,,,,、- '":::::::::::::
゙〉 , '''~ '''"::''___''''/::::::::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;、-ー''"/从;;;;~'''''''i'i""| i|:/ ̄ ̄ 冒険者階級の力が急増する事が、
∫ (,,:::::''" ,r"ii .ツY""::/:' 、;;;;;;;;;;、 -ー ''"" i i|||;;;;;;;;;;;;;;||;;;;;| i|:::/
`}∫ _ノ、,,,,,,,/ニ了 ̄/,,,,,i////::::::::::::::::::::tj:::::::::::::::::::::::::| }||;;;;;;;;;;;;;;;|i;;;;;;| |/ どんな乱痴気騒ぎを齎し得るのか……。
";:;: ;:i'___(二二i|/iiiiii//// :::::i ::: i 〈t""○;;;;ti;;;;;;i /
'、t,,々ヽ==、、~'' 、ヽ| iOj//リ:::::,、 '"" :::| ::: t | t、、 ti;;;;;;i 悪い事に、今はギフテッドの当たり年。
.,r/;:;~''tt;;;;;:ヽヽヽ'yi|リ,//iソ''~ ::::| ::: '、ヽ';;;;;;O;;;;ヽ;;i
.i.|;:;:;:;:;;゚;;;;o;:;;:;:;:i |"|::|O|ii|||| :: it ::::::: ' 、;'、;;;;;;;;;;;;ヽ| 、、 しかも彼等は連名で、地位向上の為の
i ';:;:;:;:;;;;;;:;:;:;:;;:;:;ノノ:::i:ソii|||i| || ::;;ヽ ::::::::......................`' 、;;;;;;;;;;;;;;;i :::" ,、
ー、' 、、;;;;;;;;;;;、 '"::::ノ人i从i || ::::::;;;j ~' 、,,::::::::::::::::::::::::::::::\;;;;;;;;;;;t ::::::,、 '~ ,, 社会活動を行っていると来た。
_i、ヽ,,二_,,、 '",,r"入从jノ:::::::::::::::::::::::::::;;/ (:、 ~ '''''''''''''''''""""~ヽ;;;;;;;;;'、/:::/::
'フヽ、iii二二;;;;、-'"ー-'、〉、、;;;;;;;;;;;;,、- ''~ ;;;;};;;;:::::;;;;;;;; ,,,,,,,,,、 ,、-ー''''、~フ""/:::::::
/、 '"~(~~~ '''、"~ ヽ,...,,'ー-、~'ー、::::'''" ヽ:: ~ 、-ー''":::::::ヽ Y
.
- 858 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 20:18:01 HOST:125-56-5-25.ppp.bbiq.jp 0
- もー爆弾をポンポン投げ込んでー。
- 859 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 20:22:35 HOST:???
-
ニニニ≧s。. ;i:
ニニニニニニニ≧s。. ;;:i:i
ニニニニニニニニニニニ≧s。. :i:i:i:i
ニニニニニニニニニニニニニニニ≧s。. :i:i:i:i:i:i
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧s。. :i:i; ;:i:i:
ニニニニニニニニニニニニニニ=--ニニニニニニニ≧s。.:i:i :i: そして、その結果には、
ニニニニニニニニニニニニ=- _ -=ニニニニニニニニ≧s。.
ニニニニニニニニニニニ=- / `` 、 -=ニニニニニニニニニ どんなものが予想されるのか?
ニニニニニニニニニニ=-_/ \:i:i-=ニニニニニニニニ
ニニニニニニニニニニ=- ` 、 \:i:i:i:i-=ニニニニニ
ニニニニニニニニニ=-_ `:., ' , 〇.∧:i:i`-=ニニニニ
ニニニニニニニニニ=-_ `ヽ ''::;i: ' 〇 ∧:; '. -=ニニ 「…………はぁ」
ニニニニニニニニニニ=-_ ⊂⊃:i | _ハ ;:;i:-=ニニ
ニニニニニニニニニニニ=- :; :i:i:i: >``_:i:i:i:i :i:i -=ニニ
ニニニニニニニニニニ=-` , ' :i:i:i:i ,..:::;;;;:::::::`:i: ,:i:i; -=ニ
ニニニニニニニニ=--0イ ./:i:i:/:::::( ・ )::::::}!; /:i:i: | -=
ニニニニニニニ=- ̄ >` /:i:i:i乂;;;;;;;;;;;;;;;ジ}/:i:i:i:i;、| - ……どうにも明るい未来を予想できずに、
ニニニニニニニ=-_ ̄\ | {彡:i:i:i:i;.ー ̄ :i:i; /:i:iーミ
ニニニニニニニニ=- >`` ̄ ̄ ̄ ̄:i:二二彡:i:i:i:i ;; 重苦しい溜息を吐き出した。
ニニニニニニニニ=-` O :i:i:i;O o o o :i:io :i:i; /}
ニニニニニニ=-` o :i:i:i:______:i:i:i:_;i:i/;; } 顔を上げた氏と視線が交わる。
ニニニニニニ=- o >``;; 'ヽ=--:i:i:i:i ;; :i:i:i:i∨ /
ニニニニニ=- /, r_ノ }:i:i:, ー:i:i; ∨ 無言のその目は何よりも雄弁に、
ニニニニニ=->``:i:人ー 、 ノ=- :i:i:i:i;;_ノ:i:i: }
ニニニニニ=- :i:i: -`=ニ二ニ=-, -:i:iー``;:i:i:i:i: }_- ――絶対逃がさない。
ニニニニニ=- ,; :i:i: .、 ` ;:i:_, ー'/:i:i; _-=
ニニニニニ=-__.、:i:;;`` _, ― ;:' イ:i:i:i:_-=ニニ そう告げていた。
` .ニニニニ=-:i:i;,_;i:i:ー ^ ,,、 ` __ :i:i;-=ニニニニ
`\ニニニニ=-_――''`` _ -=ニニ _-=ニニニニニ
\ニニニニニ=-_ _ -=` _-=ニニニニニニニ
_ -=ニニニ=--_、ニニニニニニ=-_;;' :i:,_-=ニニニニニニニニ
マニニニニニニニ=-__-=ニニニニニニニニニニ
'.ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
lニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
.
- 860 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 20:39:46 HOST:opt-123-254-4-124.client.pikara.ne.jp 0
- wwwww
- 861 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 20:41:28 HOST:???
-
―――
,ィヽ< `ヽ
. / / 決意を込めて、頷きを返す。
/ { ,
. / \ なにしろ、冒険者の中では
/ \ |
. 〃 ! | .| / ヽ}! l. ! l .| 最上の知識層であろう彼女達ですら
/ ┼|―-ト / / |┼|┼/.k:k\ |
{{ l. ! .! ∨ / ! l .! .|k:k:k}}k:、 大人二人の浮かべる危惧を
ゝ K 芹芋 イ芹芯芋 |k:k:〃k:k:k:、
/k:∨ | 廴} f―--{. 廴_丿 | ̄/彡 ̄ ̄ 全く予想できないでキョトンとしているのが、
. /k/∨ト. ー ‐' - `ー―イ !.}/====zミ、
'"´ ゝ f≧=ァ==≦ハ l !/三三三三ハ このセンダイと言う街の現実だ。
} |{三}_{三三ソ | .|三三三三彡'
川.丿レニハニ彡' ゝ ゝ三三ニ/´ 一人逃げるのは簡単だが、
{ { }/ ∨.lf=z---} /-`¨¨¨´===z、
> `ヽ | | Y|__ 彡| ヘ ̄`ヽ ヽ < その後を考えると寝覚めが悪すぎた。
l .!. | |. Y!. | \<__ , - ' }
/ .l | フイ .ヘ >< |
. / l | :} {_ムイ ゝ、 ん
∨ l ト、 /l:l:l:| _ >' ノ
〉-l ||:l ./l:l:l:l:l!--ヘ _ノ {
. / l ||`.|:l:l:l:l:l:|:l:|ヘ 丿
/ .l || |:l:l:l:l:l;ヘ:l \ 彡'´
/ l || |:l:l:l:/ `∨ .\____厂 ̄
{. || |:l:l/ /`ヽ∨ヘノ}
`ヽ__厂 {:l:リ ̄ ヘ:l:l:チ
¨´ `¨
.
- 862 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 21:00:56 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/_,ノ ヽ、,__ \ 『なんで外様の二人が顔を突き合わせて
| (●.) (● ) |
| (__人___) U | この都市の未来を思い悩まにゃならんのだ……』
| |
| |
ヽ 、 . { 一瞬そんな風にも思ったが、
√ヽーー- ´/ i、
/ヽ \ 、 ノ∧ 共に外から変革の風を吹き込んでしまった以上、
, . < ハ 厂iヽ }∧ }
/ ∨ヽ::ヽ{-ニ/〉 V >.、 そうも言ってはいられない。
r ´ `∨::::::}/ ヽ
ノ V 〉:::〈 `,
i 、 / |::::::| iノ r
/ ' |::::::| 」 |
/ V |::::::| l: i
∧
}ヽ /i:∧ , ,イ
|i:i:i\ |i∨i:i:i:iハ /i:! /i:i|
ヽ、 |i:i:i:i:i:ヾi:i:i:i:i:i:i:i:i∨i:i:レi:i:i:| ,ィ
∨\∨i:i:i:i:i:ii:i:i |:i| :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ // レベルを上げよう、
∨:i:iト!i:i:iヾi:i:i:i. |i| :i:i:i:i:'/i:i:i/イi:i:/
∨\i:i:i:ヽヾi:{.|i| !:i:/,イi:i:i:i:i:ィi:/ なりふり構わず、我武者羅に……。
ヾi:i:i:\ヾ!ヾ:ヾト!|'i/イ/i:i/イi:'ー
>i:i:i:≧,.ヾ《:i:》i/,.イi:i:イ´ その結果、普通の人とは
,ィ'7ゝi弋tzi{t也フi'ノ!¨|¨}、
/ ゝ| {八 f==ァ ,i! i i ! ヽ 全く違う存在に
j |iーi!―≧〒彡`¨7!Ti´ }、
/´ マ ヾ、 、 } { , / ' ノ、 ヽ なり果ててしまうとしても。
/ ノ}、_人、ー ,.人_ ,.イ ヽ ∨
/ / i!`゙i! ゝVノ fイ' i! \ ,r',ri:iヽ_
/三ミヽ /´ ゝ |! .|! i!/ ノ ∨i'i:;r'ri:i:i:{、,.=、
rイ三ミ、})' / `ミ=tァーtァヲ7´ヽ ーi{f'i:i:i:i:/{_r-.∨
f二ヽ/i:i:i:i:i:i:})'" , ' \`  ̄ '/ ∨ `゙<i/,.< \ _}
ノ' /´〉マヾ}i>'´ / ∨ `゙{ヽ `r '
ゝ__ ' / )ノ' ノ' ,. ∨ `´
` ー' ノ ‐- _ '",. `!
.
- 863 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 21:25:54 HOST:???
-
. . . . . . : : : : : : : : : : : . . : : : : . . : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . : : . . . . : :
- ,,, ____ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=- ..,,,,,, ___ : : : : : : : : : : : : : : : _,,,,,_ : : : : : : : :_,,
――――――……………=--- ,,,,,... -- ,,,,,,,_''⌒:>-‐=≦:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=----‐=≦:i:i:i
;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;、;`^⌒ー-====
;、;、;、;、;、';⌒,;。;、。;、ノ(;、;、;、;、;、;、ノ),:. :. :.o:. :(⌒Y人);、;、;、;,o;、;、o; 乂 -=彡へ ノ 自分で蒔いた種だ。
;、;、⌒;、;、;、-=-;、;、;、ノ);、;、;、;、;、;、;、;、;、o;、;、;、;、o;、;、o;、;、;、;、o;、;、⌒ ;、;、;
;、;、v⌒x );、;、;、; < ;、v⌒Y;、; { );、;o;、;、;、;、;、(ノ;、;、;、;、乂);、;,(⌒X⌒>';、;、;、;、;、 刈り取らねばならぬ。
{(;、>);、;、⌒));、≫;oo;、;、人;、;乂二=;o; ゚。;、;、;、;、;、<_ノ乂);、;、;、⊂⊃;、;、;、;、o;、;、
;、Y;、;O;、;、;、;、rー ⌒廴 ;、;、O;、;、;、; ,ーへ、;、 ハ ;、 ;、 ^ ノ;o(>;、;, ^^っ;、;、;rっ;、;、 それがどれだけ生い茂ろうとも……。
;、;、;、;、;、;o ゚;、;乂__人__ ノ;、;、;、;、;、; /^ ノ;,し';、(ノ乂(;、;/;、Y⌒);、ノ^ヽノ;、;、从;、;、
;、;o; _ ;、;、;、;、r し;、;、o: ノ)(ン );、;、;、)人ノ;、;、;>v⌒Y;、;r--V⌒'';、;、;、Y^);、;、;、; 譬え中身が空でも、だ。
;、;、乂);、;、;、; し;、;、;、;、Y;人ノ ⌒ヽ ノV⌒)⌒Yつ;、;{ `<⌒Y⌒Y;、;、o人{;、;、/;、
;、;、个; r-ー ヘo _ つ;、;ハ;、;、_⌒廴(;、;(⌒;、;(';、;、; 乂,人ノ_乂 ____ノ;\;、;、;、;、ノ;、;、;、
___、ノ{;、乂人ノへ;、;厂( へ; ;∨);、;⌒Y )人 ;, >;、;、_彡';、;O;、;、ノ^ヽ_O_彡 '⌒Y;、;、
つ;、;、___ノ);、;Y;、;/へ;,Y;、/;、乂⌒V⌒(;、> |'ー人_)(;、;、;、;/Y_ ノ⌒)(;、;、ノ/;、;/;、;、
;⌒Y;、;、 ;、;、;、/⌒);、|;、;、 /⌒;(⌒> ∨;,;,|;、乂_ ); >ーイ;、;ノ /;、\-=彡乂ノ;人(;、;、
;、;ノ ;、;{⌒ヽ|!;、'⌒ー イア⌒V⌒);、;、;7イ( ;人;,V⌒ヽ;、_;_O; '⌒ 人⌒廴ノヽヘ;、(⌒ o:,
;、{;、 ;/;-=彡{;、;、 ;、;、;、;、; ノ ;、;、、} };、;、 ;、;y; Y;、;、 ;、; 乂彡イ ; 乂 ノ⌒廴)人);();、
;、);√);、;、 ;、;、;、;、;<;、; (;、;、 ;、;,乂;、;、 ;、;、;人;、;、从 ;、;、;7;、;、 ;、;、;、;、;、゚;、;、;、
.
- 864 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 21:46:29 HOST:???
-
/ ./ / ≧ 、
r今 / / ./_ 一二三≧ 、
. Y´ { il / ./ r< Y 意を決し、
{ヽ L W /_ュ≦ ⌒Y ミ、ミ、 |
{ }´ `{ハ{´ { `ミ、 { まだ立ち直り切れていない氏に、
/ / ヽ` {` ミ 、 `ミl
{ } `ー ヾ \ { 言葉をかける。
{ / _ , ___ / ̄` {ヽ ` ハ
`{  ̄ >_〈 { ケ>-< } / .`Y }
ヘ. ´ o 77 、 ´ _o__` }W / ̄.} }
. , ニ´/ . : `ー - , / } 「……トリューニヒトさん、
{ / . : : : . / { / ∧
. `ヽ -ュ_ ,.ュ {′ ,_ 人 .∧ 俺の顔を見に来ると言う人達の中に
ヽ __ {i:ヲ ./ .| {`ミ、{
∧ 、 f==.=_`Y _ ′ .l ヘ } 危惧を共有できる人は
∧ { }_ ___} / tヲ / }ハル′
ヽ /i:iに _ {i:W ,4 〉 、 どれくらいいらっしゃいますか?」
}i:i:i:i} {i:ハ ./i:} , .}>
{i{´ヾ:} _ }i:{ /i:i:{´ < lニニ>
<人_ }i:}_j劣 ヘi:/i:i:i:i/i:} .ニニニ} }
. } }ニニニ| {i:i:i:i:i:i:i:i:, < lニニニ} }
, -- 、
. / ヽ すると氏は、はっとしたような顔で紅茶をぬぐい、
| ─ ─
l -- --| ふぅと息を吐いて、気息を整えた。
| u (__人__)
| i
rー} ヽ / 「情けないところを見せたね」
ノ... \゙  ̄「ー.、
,ィ´ \ ,イヽ 弋 ,ヘ
,,イ V 〈:::::〉 Vー、 「いえ、こちらこそすいませんでした」
/ l::::! l
. / l::::l !
/ .!:::::l .|
.
- 865 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 22:00:15 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 大人は辛いのう元市民との差か…
- 866 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 22:08:31 HOST:???
-
/. : : ''´ニニニ ミミミ ヽ.:`;、 .,ji i 、j!;i;i;ヽ
/, .: :'"´ -‐=ニ 三三ミミミヽ ', j i i i!Ii;i;i;!i',
/'′: : '"´彡ィ´゙゙゙゙゙゙゙゙゙`ヾ';いj川ノソソノ;ミ!
,レ'′: : ,.彡,イ ``j ))´ `ヽiミ! 「……確かに今は時間がない。
!レ': : ,. '´彡彡イ ' '′ iN!
!.:.,r'´.:.:ィイイノノノ ,. 、 .._, N! 細かい部分は抜いて、手短に説明しよう。
Vィ⌒ヽィ彡ソ: : : ,. -─- 、 , .-.リ
/i:レ'⌒ヽi彡′: : :'"´  ̄``ヽ;;、,, ,.ィ 二V 確実に共有できるのが、
W {: : :くi彡: : : : : : ーtェテッ: :. `` 斤ェッ /
W、`ヽ( : : : :i. ``  ̄´ `ト ~´1 ログホライズンの腹黒眼鏡こと、シロエ。
ゞミヽ _,: : : .:l .:.; ! ,!
V川( i: : : ::', ,. .:.::;;. } ′ 説明されれば理解できると思われるのが、
_j!`゙゙::::!: : : : :. `ー、;; ,,/ ,′
/.ハ::::::::',ヽ : : : : { 、.. _ _ _ , ,′ アルシエルの“魔王の盾”、バーテル……」
,/.:::', '、::::::.:.\: : : . 、 .. _  ̄ /
_/.::::::::', ヽ :..、:.:.\: : . _二´ ,′
,.ィ´.;.:::::::::::::.', \;;;.:.:.:.:\:. . ,′
´.:.:::i.:;;;;.::::::::::::::::', `ヽ::::::::.`ヽ、 _ノ
:::::::::l.:;:::;::::::::::::::::::', `丶、 `゙゙゙゙゙/ \:.、
::::::::::l.:;:;:;;;:::::::::::::::::', `丶、 _/_ ト、:.:.:.`` ー- 、、
:::::::::::l.:;:;:;:;:;.:::::::::::::::', /:.:.:.:`ヽ l:::.\:::::::::::::::::::.:.:.``:.:.
::::::::::::l:;:;:;:;:;;:::::::::::::::::', /.:.:.::::::::::i l:::::::::.\::::::::::::::::::::::::::::::
/ / ∠ '´∠ -───=ュ 、
,イ′ / /‐ ' ´ , = ≡二 ̄
// /., '´ ' ´ _, 三-、 二ニュ _ ィ
i{ r'‐ ' _二フ, <-、 ̄ 二丶 // -ァ 「本人は理解できないが、
ヽ」 r三=三ニ ミ 、 丶三三二 ン ' ∠__
,' ,ハ ヽヾ ¬弐= 、ミ、 、 丶≡マヘ < 周りに理解できる人物がいるのが、
,' i| ト、ヾヽ、イ}ハ ` `丶丶ぅリi}} ,ム
| |i iト ァ、、 ゞり 〃 '´フ リ r─ ァ'´ `ヾ丶、 アリアダストの“不可能男”、トーリ。
!.|!l ヾ,{もヾソ ) ‐' 冫 ,/ ヽ \
. ,ヘ.l l! i}! ロ´ ,ィて`ヽ / ,'/ i そして逆に、理解しようとしないと思われるのが、
! } ‖、 '、 ヾイ´!、 ! /_ / ' i
i { _ゞ ` 、`` ,.〃ヾ、マ'″ | 白き翼の“雷天大壮”スプリングフィールドだ」
,.」 jィ ___二フ ¨ ニ∠_ / !
rヾ、 ヽ {、r‐-─ ' ¨´ / ∠_/
{ 、 ヽ. l ゞ、__ / /
∧ ゝ 〕' __ ヽ. / /
i. ヽ、__, -=¨´ , ' /
ヽ `ー-‐ ´ , ' / 丶、
丶--、 _, ィァ' / 丶、
.
- 867 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 22:12:47 HOST:59-170-23-81.rev.home.ne.jp 0
- 理解しようとしないwww
- 868 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 22:27:32 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \ 「白い翼の雷天大壮……」
(●)(● ) |
(_人___) U |
'、 │ 「ああ、そこに居るアーウェルンクス君の
<二ニヽ |
. /-‐ `i 、 ___,. イ i 徒党のリーダーだ。悪い事に、彼は
. {/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ . |\ /\ / | // /
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 孤児院出_| \/\/ \/\/ |∧/ ///
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、 \ /
. 「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、 ∠ ちょっと待て、何を言っている! >
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : } /_ _ \
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }  ̄ / /∨| /W\ /\|\ .|  ̄
. / : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j // |/ \/ \|
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
_,,.イ,´_,.-/ ,/ ,.ィ´イヾ、i ヽ、 \ ヽ、
 ̄ ̄//′/ ,.イ´ ,/' / ヾ、'! ヽ、 ヽ、 \ ヾ
. i/ ,イ /; / ,/' ,イ .|ヾ、、 ヽ. ヽ、 \ 'i、
. / ,.イ,/ ,/ /!/,/ ,/' /| |、`i、ヽ、ヽ. ヽ. \! 「……彼は聡明な男だ!
/ //! ,/ |l' / //! ,!'l: |、i 'iヽ:、ヽヽ \、 \
. 〈,イ'´ ! ! !!/! ,/! ,| i/|、 !゙、. '、、'、`'ー=:、_ \ヽ、.,_ ヽ、 お前達の話程度を、理解できない訳ないだろう」
. | ! .| |,/l / | /! l'| !.'、 .!、ヾ、'i、ヾ、. ヽ、、、 \i、_、``' ´
| i ! |!‐l|」_ ! ,! !ハ '、 !ヽ.!ヽ ',_;ュ>、 ヽ、ヾ、、 \`
. | l、|! ≪|''ホ'f=yユェ;_‐"i !、 .|-ヾyユュzyェョ;、ー=:.、7':i`` ー
. '、 、ハ. |i'ヽゞ' ノ `' '、゙、| ''゙l .!ツ ノ ア7 ,/' `/ /
゙、 l!゙、 | ',゙`匕:-‐' ヾ ヾ=匕/ / /' / / 「……この通りだよ。
ヽ 'ヾ !、'、 i::. /,/' /}/
ヾ、゙、 | ヽヽ ' /" /;'/ / 彼は、非常に魅力的な人物でね、
ヾ '、 |、ヾ,ヽ 'ツ' ′
'、 .!`ヽミヽ、 , -‐ 、 /// 一部冒険者たちのカリスマになっている」
_,,,,.............,,_,.,'、 !∠-'|゙l!ヽ、  ̄ ,.イ!、.|ゞ``
:'´:::::::::::`ヽ、::::::::::::'、!::::::::;|:、ヽ、`ヽ、.__,..イ´,イノ`:ー::..._
::::::::::::::::::::::::::ヽ;:::::::'、!:::::::(!:::`:ー二‐┬‐彡イリ:::::::::::::::`:::::ー-......_
::::::::::::::::::::::::::::::::\::::!::::::::\::::::::::::::| | |:::::::::/ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:''‐;.、
.
- 869 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 22:31:20 HOST:125-56-5-25.ppp.bbiq.jp 0
- フェイトくん、今何の話してるかわかるん?
- 870 :名無しの読者さん:2018/06/01(金) 22:32:20 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- お前デレッデレやな(微笑み)
- 871 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 22:43:33 HOST:???
-
―― 、
/ 〉 ´ \
/ /' __ ノ ゝ.__ ヽ 「……フェイト先輩。
/ //〉 ( ー) (ー ) l
l ´ イl (___人___) l 私たちは今、冒険者階級が急速に力をつける事で、
. l iYl ` ⌒ ´ l
. / ハ !.! ! センダイの街に混乱が起こる可能性について
. / / ' ヽ /
l // 、ゝ / ヽ_ 話をしています。
´` ー‐ '`./ `ー、 ,−´ / \
. i ii / `:.i i´ヽ. / ` 、 出来れば先輩の意見も
. , 'l l.! / l ! ハ / \
/ ,:| | ヽ/ !_' V , , ヽ 聞かせていただきたいのですが?」
. / / l | /:.:.:.:ヽ / / / i
. !/ ! l\. i:.:.:.:.:.:.i / / / l
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
__, ィ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ヽト、
―/ , <⌒ヽ _.├‐z
./ // , .ト、 ヽ ハ
., ' .イ/ ./ ,' / | ヽ\ ハ :.', 「…………?
/ イ ,' ,' / ,' ./.| l 、>ミx_.∨:',
./´ ,' i .i .,' /l ./ | W、 ∨.∧ ヽ:i、 冒険者が力をつけるのは良い事だろう?
.,ィi ./:| |-,'‐ -|、,' ',_!_',_、_.∨.∧ト、ミi
' }./ .l| i|./ | _l/ ´V_.∨、`l\∧ト|` そりゃあ、今まで大きな顔をしていた
l/´.:l| .lil\T`Tミ 〒.〒ァl\././ミ、
.l| ,∨ハ:.ゝ' 乂リ./ , ./_/ 商人や市民が、多少は割を食うかもしれないが、
V ∨ト、 /イ.ィゝ`ヽ
Y `;..、´` イ トム ハ ', それは僕らが手を廻しフォローすればいい」
/イ}≧=≦==ト、| ノ⌒ . ヽ
_,...ィ|::::|:|:|:::::::::ト.、リ |
,ィr≦::::::::::>州―<::::::l_ヽ .|
ハ::|::::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::Y .|_,、
,'.:::::::li:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::\//∧ そうして返ってきた答えに、
.:;:::::::::::|l:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::lУ..::::o:∧
.;:::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::o:ハ 重い溜息を吐く。
i::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::l::.∨.::::::::::::ハ
.;:::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll::::::::::::::::::::::::ヽ::::V.:::::::::::::ハ 聡明な印象を受けた彼の視点は、
.i::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::::;'\∨:::::::::::::∧ コミュニティ
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::; \::::::::::::::::/ 冒険者の中だけで完結していた。
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::i ヽ:_/
.
- 872 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/01(金) 23:42:34 HOST:???
-
;;、 ...; ;:;:;:; .,,.,; '' '; ;;... .;; |;:. . . ;|;.. ;..; ::| ... ; ;;.
....;;;; ,,,,,,、、、 ;::::;:;:;:;:; :;: |..;; メ ; |;. ;::. ,ζ ;: ....;;; ∧;
.... ,,,... ;;.... ; .. .;:,, ::;| ̄( -_-)., ;; |;;... ;;;; .;;.; ...; .;;..
,,,,,,, ,, ,,,. ,,, | (∩∩)\;., :| ;;... ;;.. .:.::; ;;...メ
.. | \|________
;:;:;: :: ;:;:; :;:; :;; ;:;:: ;,.,;:,.;,:|
;;.... ;;;::; ,.,.;;::; ;; ;. |
|
_______________|
┏ ┓
┃ おそらく、先のパワーバランスと言う言葉も、 ┃
┃ 広くてもスラム街かその周辺の縄張り争い程度の理解だったのだろう。 . ┃
┃ 市民達、センダイを取り囲む衛星集落群や、ひいては大陸全土等、 ┃
┃ 彼にとってはどこか遠い外国の出来事と言う訳だ。 ┃
┗ ┛
` <: : : : >:. ',: ヽ ',:}
. . .-: : : ̄二ニニ:-:-: : : : >.',: :∧ }:}/{
: : : : : ;<: : : : :x<: : : : : : : : : : : ニ7ノ}リ'
ア7/: : : : :イ: : : : : /: : : : :,: :,: : /: 人
./: : : : : :/: : : : : :/: : : : : /: /: //: ハ`≧、
: : : : :,イ:/: : : : : : ; : : : : /: : :/: イ: : : : ',:ハ
イ77/: :/: : : : : イ: : : :`7ー-/、/ }: : : : ',: ハ それに氏の言葉を加味すると、
∧V;イ/: : : イ': :イ: : : : /:/z=tテミ、}',: : : :.ト、ハ
/∧∨' ://iγ´|: : : /レ {{ {ノ| { ',: : :.iマ} ヾ 雷天大壮氏がどんな人物かも見えてくる。
//,'V////i/{ ヾ|: : / Lj/`「}: : ; } リーダーカク
///´ヾ、////,\.|: / ‘ー'ヾi: ;' おそらくは、孤児院での冒険者たちの利益代表。
/////∧// |/、 __ { i,'
// ∨' , マ l ヽ  ̄´ ´ 加えてカリスマ持ちとなれば、想像以上に状況は悪い。
/ ,-/ \ , 、 イ
,く:.:.:\ \ /__  ̄ もし仮に、彼が善良で裏表がない人物であったりしたら、
'´:.:.:ヽ:.:.:.:\ `ヘぅ、}
:.、:.:.:.:.:.\.:.:.:.ヽ イ;;;;;;}l、 目も当てられない事になる可能性があった。
:.:.:.\:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.\ヽ-{、',、
:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.\;;;',:V`:.:、
.
- 873 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 00:18:01 HOST:69.118.0.123.cc9.ne.jp 0
- 善意で舗装する工事に皆で全力を尽くすことになる
そりゃ恐ろしいわ
- 874 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 00:42:46 HOST:???
-
── 、
. / ヽ
,′ `、
| _ ∨──-┐____
/y^YヘハLヽ f\ , \</______/|
人! .| ト、ヽ\`ー,’ 〉}/ /:::::`-<__////Y/ | なるほど、先輩が氏を毛嫌いするわけだ。
/::::::^ゝへ_ ` ___ィ_/ /:::::::::::::/:::::\/ i//|
.j::::::::_ムュー、\/:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y:i//| 彼の狩猟団構想は、冒険者を区分けして、
/:\/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}:|//|
}:::::/::::::::::::::::イ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,' |//| 二つの階層に分離させる事に繋がる。
:x、 //::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::/::::::::::::::::::::::イ./|//|
. >x、 }':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::\___/ |/|//| 良く判らない外部の理屈で、
> x >ヘ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::\::/..:::i/|//|
ZZZ>>x ゝ..___, ハ::::::::::::::{::::::::::::::::::::'.::::::::::::::7::::::::{/|//| 彼等の仲間を分裂させようとする
ZZ/ /ZZZ>x >x、::Λ:::::::::::::::::::}::::::::::/::::::::::|/|//|
Z/ /ZZZZZZZ>x >';:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::|/|//| 胡散臭い奴と言う事だ。
< \ZZZZZZZZZ>x、 ゝ::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::::::|/|//|
`゙<` <ZZZZZZZZ >x、  ̄>x、:::::::::::::::: {/|//
/
,. / l} \
{ / / ノ ‘,
| / { / | ‘,
| / ,{__/ } ,
| [ l /⌒ ̄ } :}
| [ | [ { {. { } } | 対して、先輩と似た対応だった
{ [ ----┼┼ \ | ∧ } } |
∨ { l {/ 从从 ヽ Y | 7ー┼ミ、 } | トマス嬢はと言えば、
∠ { [ | {弭苧ミメ\ } } | ./__] ∧ \, |
∠三 ∨ [ | |ん::::::::ハ lノ l人 {弭苧ミメ゚。 ′ } 感情の読めない表情ながら、
.∠三ニニ.| [ | |ゝ-- ノ'⌒ { ん::::::::ハ }/ / /
∠三三三 | ハ 人` -= ´ 乂 ⌒ =-ソ// / その瞳には幾許かの理解が見て取れた。
l { ‘, \ ' ` _ / /! , \
| [_゚, }⌒ -= /// / / .|三\ ……尤も、単に彼等の主が貶されていないから
-―┤ | : : :. | ト ´ // / / ||三三\
/: : : : : : : : | |γ´‘, | | \ r<r― '/ / |├======' 静観しているだけかもしれないが……。
く.: : : : : : : : : :.| | [ | ヽ ー≦ |): :] .{ / ./ | l
\.: : : : : :. :.] ,ノ {ー- ‘, .| : : \__ __/: : :ト l, / /!⌒\ ,ノ
ヽ: : : :。o// 人___ノ. |.: : : :. :.] [: : : : : : | |/ |: : : :\
。o< // / |> : : /⌒\: :__ノ ζ./ / .ト : : : :\
/ ./ { / ].: : : :.[: : : : : :]: : \ { / / | \: : : :〉
{ .{ | / /: : ___人____人__: : \l / .| \:/
.
- 875 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 01:21:03 HOST:???
-
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;! 『……参ったな』
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ 口中呟いて、溜息を吐いた。
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1 氏が先の評を二人の目の前で話したのは、
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/ 既に先輩側からの評価が、固定されているからだろう。
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/ だから、最低限必要な事だけを、敢えてこの場で話した。
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : : : :` '' ‐-、_
| U (___人__)‐-─≦/.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : :丶、 だが、今後白き翼と交渉する可能性を考えると、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :} これ以上話を続けたり、場所を変えて話たりするのは、
ト、 | __,. -<`丶、.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :/
ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:r´ 明らかな悪手だ。
_ ,.-=〈:.:'、`ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : 、: : i:: : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:/
_< : : : : ∧ :ヽ /:::ヽ Vヽ:ハ : : : : :ヽ: : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:./ . こちらへの評価も低下しきってしまえば、交渉もままならない。
. , -‐ '´: : : : : : : : : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : :i: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:_r'´
. /: : : : : : : : : : : : : /: : l V !::::{ `!: : : : : : l: : : i:: : : .:.:.:_、-‐''゙´ . せめて、雷天大壮氏の為人を掴むまでは、その危険は冒せない。
.f : : ヽ : : : : : : : / : : : : l l::::::i l: : : : : /. : : :!.:.:.:/
.ゝ: : : i: : : : : : :〈: : : : : : : l {::::::i !: : : : /: : : : :l/
.j : : : : i: : : : : : : ヽ: : : : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : :!
.
- 876 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 02:07:37 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日はここまで……。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ なんで、今まで善意で配置してきた善性のキャラクター達が、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> こう、見事に連鎖し絡まって、地獄への道を舗装し始めるのでしょう?
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ マジで即興って怖い。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 細かい表現までが噛みあってたりするよ。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 877 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 03:25:17 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙
キャラクター性の妙だから(震え声)
- 878 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 07:53:46 HOST:101-142-63-207f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 879 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 07:59:00 HOST:6ac24f46.t-net.ne.jp 0
- 乙ー
まど神様ーはやくきて癒しをくれー!
- 880 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 09:52:26 HOST:i114-182-5-89.s42.a013.ap.plala.or.jp 0
- 乙っしたー
すっげぇワクワクしてきたぞぉ(震え声)
- 881 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 14:26:14 HOST:???
-
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| だいすだいすだいす〜! ぼく、だいすだいすき〜! │
\_____ _________________/
V
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……胃が痛くなるような話に疲れたので、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 今日はダイスと戯れてみようかと思います。
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ※無限の成層圏は、次話完成後、最初の休日の夜に投下予定です
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ※ない夫冒険者は、平日夜、手が空いてる時に投下する予定です
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 882 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 14:33:14 HOST:???
-
(__) O 。
O 0 O 。
O O O O
○O 0 0 O
0 O (__) 0 O
○ ○ 0 O
(__) 0 O 0
ふと目が覚めて、瞼を開くと、 0 O 0 。 。
アワイ (__) 0 O O
光の 間 を揺蕩っていた……。 (__) 0 O
(__) 0 O
(__) O O
○ 0 O 。
(__)O 。
O O
○ 。
○ O
O
(__)O
.
- 883 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 14:41:31 HOST:???
-
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:..;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:...;:;:;:;:;:;;:;:;:...;:;:;:;:;:;;:;:;:...;:;:;:;:;:;;:;:;:...;:;:;:;:;:;;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:..
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: 周囲は淡い、光に鎖され、
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;: 影の一つも見当たらず、
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ヌルマユ
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; 身体は微温湯の中、揺蕩うようで、
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;: ただ暖かく、ふわふわと……。
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.
.
- 884 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:04:53 HOST:???
-
, .. . + 。 ’‘ :: . .. ::::
, ,:‘. 。 + ,..
’‘ + ,.. . ..; ', ,:‘ :::::::’’ 。...::::’’
::::: : + :::
::
: ,:‘
.::.... ..;....
,:‘. ..::.. 。 ... ..... イロ
+ , .. . + ’。 ....... ……差し込む光の照らす彩、
,:‘. 。 .. . . ::: ' ,:‘. , .. . + 。 , .. . + . : :...
, ,:‘. .. . . .... .. ..; ', . . ::: ' ,:‘. その濃淡しか無いその内で、
, ,:‘. ....
,:‘. 。 .. . . , .. . 俺ははぁと、溜息を吐いた。
:::::::’’ 。...::::’’ , ,:‘. ..’
...... ’‘ ....... ::::::
..::: 。 .. . . ::: ' ,:‘.
; ', . . : ,:‘. ,:‘. 。 ..
,:‘. 。 ..
,:‘. . . .. ..; ', . .
... :: . .. ..; ', . .
::::: ...::.. ......
, ,:‘. ,:‘. 。 .. 。...::::
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \ ……眠い、
. | ( ○)(ー ) |
. | (__人__) │ ただ只管に、穏やかで、暖かで。
| `⌒ ´ |
. | | 夢の境を揺蕩っているのか、
. ヽ / ウツツ
ヽ / それともこれは現の事か…….
> <
| |
| |
.
- 885 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:22:41 HOST:???
-
____
/ \ それとも或は、自分はもう死んでしまったのか?
/ |
/. ‐-- | それも分からず、ただ只管に眠く、
| (\) /
゙i (__/
/ __/ 「……もういい、眠ってしまおう」
/. |
| |. | |
| |. | | そんな風に思い瞼を閉じかけた時……。
| |. | |
`'''ー ..、 `''-、 \ ヽ .l | / / / .‐'" ._,.. ‐ ‘゛ ._,,,.. .‐''"
`゙''ー- 、 丶 .丶 l l , / .'" _..- .´ ., _, .`゛
__ ` ー ..,,_ .`" ., \ ヽ ゛ l .ノ / .,..-' . 、.-‐'"゛._ .-‐''″
.⌒ '''―- ... .''ー- .. .'-.゛ 、 .l .l ' .-'.,..- .,, ‐'.,,, ー'''"´ .__ ..---‐ ''''''"゙´
`゙゙゙'' ー . ._ `' .-. '''" _ ― '''"
___ __ _ _ _ _ _ _ _ __ _ _ _ ___ _
_,,,,、. ー ._,,,"゙″ 丶.^" ''ー .-- . __
、 ,,.... -‐ '''''^゙´ . -ー'' .゛._ ._. ''' ..、.´` ー ,_ `゙″.''''―- .__、
´ ,,.. -‐ .'"´ ..''″ .'".‐゛ ''‐ `' 、、 .`゛ .- ..,,_ ´゛
ー''''"´ ._ ー''″ ,..-' .,/./ .,/ ,i'/ l .! . ′ .\ .' ‐ .゛ . 、 `'' ''― ..、
... .゛ -'' ./ ., ‐ .、゙.、./.i ,!.i." 、 .、 " -、 .゛ .、、 `'' 、 `゙"
. ,, -'''" .,..-'" .,/ . " ″./ / ‘ ! ..l.l..!、 , .\ .゛ 、, .` : 、 .,,
.. ‐' 、.‐ ._. ./ ./ 、 " " l " .. .、.、 .ヽ 丶 ヽ \ .` `゙'ー
-'″ '´ '" ./゛ / ' .,l .、 .! .′.." l ゙‐ .、 ヽ .\ .、 .`'‐ 'ー、,、
.,..-'″ / .,- .,. ./ . l l゙ ., .| ;.゛ .ヽ ` `'- .`'-、. ..゛ ー .
‐″ '" " . ゛ ′ , l .| . , .ゝ ';; .'、 \ `'‐ \ 、,
./ / . " ." .i' ′ 、 .! .. .゙‐ .、 .` .ヽ \ \. .-、 `'‐
,, ‐ ./ ′ / ゙ | .! ′ 'i .l .ヽ ゙'‐ `' .`'- '-.
" / ./ ./ / .l゙ | ′ l i l ヽ .ヽ 、 \ \
┏ ┓
┃ ふと、こちらに差し込んでくる、強い光があった。 ┃
┃ 閉じかけの瞼を薄く開いて、向う側を覗きみる。 ┃
┗ ┛
.
- 886 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:42:22 HOST:???
-
\ \ \ l | | / ./ /
. \ ,, \ \ ゙L } .l / ./ /
`"\. ヽ. \ l ! .l ,iシ" ,/
\\ .\ ..l ,! ! ┘ / .,/
`''ミx \ ヽ | / ,/゛ _/゛
`'・ \ l │ ! ,/゛ .,/゛
\.l 、.| .! .,=@ ,/ _/゛
: 、,,、 i、 `″ │| ! ., ''./ / ,/゛
. `゙'''-、 ゙ぐ-. .i. ! | / ,ィ./ ./ / .,..-'"
`ゝ、、 \`'、、 .,i、. ::..... ::......, ''/ノ゙ / _ ''ン.'" 開いた瞳の視線の先には、
`゙''ー ,,_ \ .`'-:: _,, :: :: :: ,,_ ::.... / ..‐ソ'´ ヒカリ
 ̄ ̄¨¨¨''''''''''¬――--ニニッiiii_. :: :: ,*'" ._,,...,,_ .゚'*, :: :....‐'/゙.r!'" 強く輝くの光球があった。
`. : :: \ .,*'" ..:::::.. ゚'*, .% :: :゙/
-‐==ニ...: :: :: \ :: :: % :: :: :.. ̄ 二ニニ==‐ それは、目を突き刺す事無く
$ :: .:○:. :: $.... く
_.:: :: :: %, ::. .: ,:° :: ::゙,_`'-、 体に染み入って、暖かなそれが染み込む度に、
_.. -''″ ._.:: :: %, ゚*。.;;_ _;;.。*°..,:° ::...,`゙''''ニti、
,,,-'" _..-二r':: :: ゚*。.,,_ ._,,.。*° ::.、 \ 頭の眠気が、瞼の重さが、徐々に消え失せて行く。
_.. ‐'" _ / ゙,/´ :: :: ::. :: :: :: :: :: :: : . ヽ `'-、 `'-, `ニ¬ ..,,、
. / '" ,/゛ / ′l゙ l .゙ト l .ヽ `''-、ヽ, . \ `''-、
/ ._./ / ./ | l .l ヽ `'″ .\ .`''-..、
/ .,,, ‐'″ / / | ,! .l. ヽ \ `''-、,、
. / ._,,.. ‐'″ / ./ ! l l ヽ \ `゙''
/ ‐'″ / / │/ . l .ヽ \
/ / !l゙ l .ヽ '、 \
/ ./ 「 . l ヽ ゙.l-, \
/ / l ヽ ヽ.\ \
/ ./ l .ヽ ヽ \
/ / l ヽ ヽ \
やらない夫に差し込んだ光の色は? …… 【1D10:1】
1 :強い桃色
2〜3:柔らかな桃色
4〜5:濃い青
6〜7:鮮やかな紫
8〜9:眩い白
10 :……え?
.
- 887 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:44:30 HOST:???
-
圭乂_: : : : : : : : : : : : : : >: :´ ̄ / .l: : : : : : : : : : : : : : :`''< \__xイ `¨マ''マ¨´_ : : : : : : : : : :
ミ圭圭圭圭 =――ァ ´ : : : : : : / .{: : : : : : : : : : : : : : :_>''"`∨:.:|| V :` 、: : ̄: :¨: :=‐-_
圭圭圭圭,,.. -‐≦〆: : : : : : : : :ヽ_ノ l : : :!: : : : : ト; : i<_:\>气ア || __V:_:> '' ´ ̄ ̄
 ̄: : : : : : > ´:/: : : : : : : : : : : ∧ l : :∧: : : :._|ハ:.:|::::::: 癶以'´ lV:∨:.|匕 ̄/ ´ ̄ ̄ ̄`
. . . .> ´: : :./:/ : : : : : : : : _ : : : \/l: : : ∧:/: |:::ヽ!::::::::::: レl: : : :| ) /
: : : : : : : :.∠ イ: : : : : : :_ . イ: : : : :/リ .|ハ : : : \: :|:::::::::::::::` ,/ .|: : ハ| ) |
: : : : : : : : : : ノ _ 。s≦: : :/: : :/// l\\: lヽl\ __,,..彳 /!:./ / ) |、
: : : : : : : : :  ̄: :.> ´>/: /l/: / 丿リ lヽNハ: ≦=z-- ┬ _´,,,..|/ ノ ノ |`、 /
: : : : : : _ 。s≦:> ´∠ イ: 〃: :{ /ヽ(/,/:./:./: :.:∧:.|´ =-‐7,、,、 .トミノ 0 ! /
-‐ ¨: : : :> ´: : : : _ </:〃 : : 乂(: :.:/,/:./_厶<´∧| 、 ^^^乂)__0 |/ ∧ / 乂
: : : : :> ´ : : : _ <圭 /〃 : /: : :.:/>' ,ハ 0 0 .( `^ソ ∧{ \
>.:´: : : :_ <.圭圭./〃: /:.: :.:// / ' ',. ( / _全s。___
'¨> ⌒' ‐-= ..,,_':.:〃:/: : :./∠-――-ミ ./ ,/ ', (ヽ、| / i| `Y
´ _____ ノ〃/: : :./ ( /く 厶-‐z ‐-ミi{ ! ( └! ./ | 乂_,,..
/圭/ /: :/イ:.: : :.:/圭モ≧‐〆 `<_乂_,/ /__) ノ^^乂 |/ リ_ ニ=-―‐
../>'´>‐ミ/: : : : : :/圭圭圭/∠、,、 ,、,、,vvv^^^^`ーァ≦^^^^^ハL,,_>''´
,'> ''´ `'' <_´.圭圭圭./: : : /.: :^^n^ /: : /: :/: : : l.:ハ 乂
___,,.. イ/l圭圭/: : : /: : :./ /: : : :./: :/: : : :.l: : :| /≧s。.,__,,..
_,.。s≦: :。s≦圭 / /圭/: :.:/:>'´ __/: : : : :.:/: :/: : : : :.! : : ! 厶イヽ/ヽ/ヽ/ヽ
ハ、 ヤ´ __ 斗< /-‐´'' ¨  ̄´ ,./ヾ\:_:_:_:_:_:_:_:r‐-ミ ___,ノ ´`´`´`´`´`
.√ ヾ¨ヽ´ ___  ̄ ̄ア r―< .// ヾ\__ ∧ ` <
// ̄ ̄ ̄ / <´ .>―┘ ./゚~~\ // `≧s。\ `''< /
´ _,,. 。s≦ _。s≦\ _ < \// _ \ ` < /
。s≦ } ∧`<ミミ\≦圭 ___ ___ // \  ̄ ̄ ̄
 ̄´ ノ ∧ ` <i>、 /' / /圭八 `''< ~ ,.斗\
___,,,...。s≦ ̄¨l\=‐-∧ ∧∨' / / 圭__, `、 \ ´ ≧s。 _
モ> ´\.圭.r―┘、\モ∧ ∧∨ / / i|__,| __ `、 \____ / `≧s。.,___
圭\_ <圭,!-=. _ヽ,/ 圭∧ ∧∨ / ツ / | `ヾ、 \三三三| ´ >'' ´
圭li|\モ圭〈iハ ¨ ‐=_/∧ ∧∨  ̄ ̄ .∧ `、 \_/ /
圭li| \.圭.Vハ V ∧ ∧∨,圭圭圭∧ `、 ヽ _ /
圭li| \ Vi〉‐- _ V > _ ∧∨ ./i| | l',. V、 ¨ '' ‐-==-‐ ''¨ ̄
==人 \`¨ ‐- 二 」.圭圭圭.> ∧,〉 | | | |ハ V`、
 ̄\\ |圭圭圭圭圭圭圭| ̄|.圭圭圭.|//モ| ハ \≧s。 _
デデーン、アウト!
.
- 888 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:46:56 HOST:???
-
参考:
柔らかい桃色 \ー─────/ .: | -┘  ̄ ̄ ., __
\ 〃 . . : / \ / \
⌒>: : : : : | ー=彡 \/ : : ./⌒\
⌒'ー─: : | / ‘,.:/ i
_ノ: : : :八/ / / ,/| l V |ニ=- _
 ̄ ̄厂 ̄⌒¨/ / /// | | | | r‐ / ,' =‐-
/ : : イ /-/─-/ | | | | | }: : : / /── <
⌒\: : : : :|/ | ://斗=ミ. |:. 八‐-ミ. |:. |/ |: : /: : : . . . . \
───- ....... ___廴__/ /i/'〃ん/ハ ∨ x=ミ、\:../ |::.八__/\ : : \__ \
 ̄ ̄ ───‐〃.::::::::| Vしソ んrv;ヾ ∨ |/: : \:. /廴_ \ ̄ ̄ ̄⌒ヽ
i ::::::|::{ ::::::: {::rjノリ i}/ / :|: : : \ノ  ̄ ̄
/| :::/|::|\ ` :::::::´ / / 八: : . \
/ 八/ :乂::::::::... ` ー ー=彡 / /: V⌒ヽ_ノ⌒
─────────‐=彡. : : : : : : : :::::::::::::::> .. ___ -/ / /: : . ‘,
─- .... __ ,. -=ニ  ̄ ̄〉ー─ヘ ` ー--/:::: : :ムィノ}/:\: : ,
 ̄ ̄ ̄ '" . : ) _ r 「{  ̄ ̄{::::::: : : : :´ | \ ′
__/ / (\\ヽ\ \:::... : : : | \ \
───‐=二厂/ / / :(\ ` ` } 厂⌒\ | \ \
ノ廴{⌒\/. : / / / \ |⌒⌒ ゚:,八 \
. . . . : : :<_ ( / /,, '" ヽ. { 0 . : i :、 ____
__: : : : :\`ヽ、__⌒\ ≠⌒ ,x‐=ニ}ノ ‘, .::/ , \ ─────
 ̄ ̄ ̄⌒廴_::::::/⌒<___/ . : /: ) | ゚,..::/ ‘, \
─=彡⌒// / . : :./: : 廴_ノノ | |, ∨ |: , \
 ̄ ̄ ̄ ̄ i / / / : : : : : :〃 ∧ | \| |: ′ \
| /{/〈_/ |/ |∨ 廴__ | i::... \
_____ `ー '".:::/ | ∨\ノ乙___|\:::::...
 ̄ ̄ ニ=- _ノ\ | ‘:, /⌒廴 (| ::::.... ____
__ ,. < ∧ ∧::::::::::{_人 ‐- .... ______
 ̄ ̄ \ . . . ./:::‘, / ,`⌒⌒⌒´
⌒ヽ . . . . . . _彡}::::::::::\_ノ::::. ′
ノ ト、:::::::. | \:::. ':,
......:::: / | \:八 \ \
濃い青 ___
/ / ̄ ̄ \
j斗-く ̄ \}
-――‐-=ミ{::::::::::::::Y⌒\ |
, ´ \:::::::ノ l | |
/ \ \_)_,ノ| |
/ / / | ∨ / ヽ___ノ /
// /| | | V ∧ /
. / / // l/ | | | ∨ / | ̄``〜、、__ノ
/ / /∧ | |∧ | | | |:/ ∧ /
|/i ,竹_ /|/斗`、∨i| | |′ / ―――
| i|ハ トJ|ヽ{ x==ミ, ∨ | |/ / `、
八:} Vノ ん:j |》,V /|//\ \
. ∧ | { ' 弋.ン/ ` / 八 \
∧ i|込、ヽ _, / /イ \ `丶、
/ ∧| | \ ___//ア⌒\ ``〜、、
/ | 人  ̄\/// \,,__ ``〜、、 \
. \\ l// _、:::ヽ `丶、 \,,_
__ `ァ'´}/|:| 、 / _\l`〜、、 \ ̄``〜、、\丶、
. /ニ'l | lハ く_/‐‐::| ,ノ\ / / \ ``〜、、 \ \ `、 \
| 〈//〈 /厂 ̄「 「 { | \ `丶、 \ \', \ / )
| Y / /:::::::::::\\ ヽ | >―-=ミ `ヽ、ヽ l| / ′
V⌒'7 ̄::::::::::\/:::\\___> `丶、\‘, ノ / , ヘ
. ∧ {::::::::::::::::::::/\::::::\___/::::\ \_}ノ_ _,/ ̄ / |
. / ∧ 人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::: |\ _,,.. ´ / ⌒'__ ノ
/ ∧ \::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| > .,_ ( / /⌒ヽ { | |
/ ∧ ≧={::\:::::::::::::::``〜、、:::::::|'´ 二ニ=‐- _{ { ___ 〉_ l 「|
. / ∧ V::::::::::::::::::::::::::::::::::::``〜、、 _,,ヽ ∨\`´ ,ノ/'′
\ ∨:::::::::::::::::::´ ̄ ̄ ̄ ̄``〜、、 _,. -=''´__,,,」 }______ ̄ ̄
\ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ''´ ,.ィi〔 ̄>ィi〔:i:i:i:i:i:i:{_,ノ ̄:i:i:i:i|
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/ / V::::::::::::::::::::/ /\:i:i:i:i:i:i:i:i∠ i:_:i:i| _/:、i/:i:i:i:i:i:i/: :|
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/ ´ / ヽ_/i:i:i:i:|:i:i:i/ 、: :\: ̄/\/ : : : : 〉 ∨\_/ ̄}
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/ '´ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄「 ̄ ノ |: :厂
| /{ /_/ : : : : : /: : : :`¨¨フ '´ ` 厂
|{ \ \/  ̄ ̄ ̄└――=彡 / ,′
. 八 \ / ̄``〜、、 / ,′
.
- 889 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 15:51:09 HOST:???
-
鮮やかな紫 \ \ l | | / ./ /
. \ ,, \ \ ゙L } .l / ./ /
`"\. ヽ. \ l ! .l ,iシ" ,/
\\ .\ ..l ,! ! ┘ / .,/
`''ミx \ ヽ | / ,/゛ _/゛
`'・ \ l │ ! ,/゛ .,/゛
\.l 、.| .! .,=@ ,/ _/゛
: 、,,、 i、 `″ │| ! ., ''./ / ,/゛
. `゙'''-、 ゙ぐ-. .i. ! | / ,ィ./ ./ / .,..-'"
`ゝ、、 \`'、、 .,i、. ::..... ::......, ''/ノ゙ / _ ''ン.'"
`゙''ー ,,_ \ .`'-:: _,, :: :: :: ,,_ ::.... / ..‐ソ'´
 ̄ ̄¨¨¨''''''''''¬――--ニニッiiii_. :: :: ,*'" ._,,...,,_ .゚'*, :: :....‐'/゙.r!'"
`. : :: \ .,*'" ..:::::.. ゚'*, .% :: :゙/
-‐==ニ...: :: :: \ :: :: % :: :: :.. ̄ 二ニニ==‐
$ :: .:○:. :: $.... く
_.:: :: :: %, ::. .: ,:° :: ::゙,_`'-、 魔神@デスマ
_.. -''″ ._.:: :: %, ゚*。.;;_ _;;.。*°..,:° ::...,`゙''''ニti、
,,,-'" _..-二r':: :: ゚*。.,,_ ._,,.。*° ::.、 \
_.. ‐'" _ / ゙,/´ :: :: ::. :: :: :: :: :: :: : . ヽ `'-、 `'-, `ニ¬ ..,,、
. / '" ,/゛ / ′l゙ l .゙ト l .ヽ `''-、ヽ, . \ `''-、
/ ._./ / ./ | l .l ヽ `'″ .\ .`''-..、
/ .,,, ‐'″ / / | ,! .l. ヽ \ `''-、,、
. / ._,,.. ‐'″ / ./ ! l l ヽ \ `゙''
/ ‐'″ / / │/ . l .ヽ \
/ / !l゙ l .ヽ '、 \
/ ./ 「 . l ヽ ゙.l-, \
/ / l ヽ ヽ.\ \
/ ./ l .ヽ ヽ \
/ / l ヽ ヽ \
眩い白 , - 、
/:.;:ィ=.:.ヽ ,、-=- 、
,':, ' __}:.ヽ_ _ // ̄l:.:i
,、‐ ニニ.l:.l≧ュ:. :ヽ:.';'マ:.://、 !:.l
/ __, ィ l:.|:. :. `丶:.ヽ} y'/: ; -=ニ|:.|ニ‐- 、
, ' /: :,' : :.|:|:. :. : :. :\}:.{/ :. :. :.:.: |:.!ヽ`丶`丶
. / .// : :.:.:|.|:.:.:.:.:.:.,.ィ/`´|'.;:..:.:.:.:.:.:....:.|:.! : ヽ \:.ヽ
′ /: : ; : : !.|.:.: :/ / |',:.: : : : : : : j/`丶{ ' . ',
,′ .〈: : : ..': :,: , '!|/ ,.′. ;i| ! ゝ: : : : /:.: :.:.:\ V:}
, ./ハ: :.,':.:,.':.:.;:4キ==ュ′ !リ | \:.:.: /: : ヽ, :.:./ }:.l
{ / {:.:∨:./:.:./ _ェュェ{ ヽ レ l-==ミ ′:.:.:.:i:.:./:{ j:/
. /, / /\:}:/:.;イ .ィ代! |dヽ ,ィ行ミ/ヽヽ:.:.:.!/: :j /
. / ./ヽ,.' : |ゝ/./:. ! 込ム八 {:::しらハ ヽ\|,.イ , '
<⌒Yヽ ,.'___|//|:.:.:.',フ . : : ` マ" /}:\ヽ. /
`ヽ{/}/__ム{ /ハ |.:.:.λ : : マ:.ノハ lヽヽ
,',' }:. :. :', 、 ´ .._ _,.ムイ:!イ|| }∨
,, /:. ゝ、ヘ. ` ´ /. .:.i:.|: リ /..}
i{ /: : : : /`ヘ ィ/:.:.:.:.|:.レ' ∨ /,:|
'{ '..:.:.:.:.:/:.:.: :.:| 丶 ,. <.|/:.:.:.:,:イ.| _∨ }:!
乂:.:.:.:.:/:.:.:.:.:rキー―――‐/: .:.: :. : !_)__フ j/
/: : : : :/:.:.:,'.:.:.|____, .... =--/-,' : : : : L_{,..../―- 、
/:./: : : :./:.:. /:.>'´ / .: : : : : :| /,.、イ; ̄ `丶
,、 '´: :.:/: : : : />/'´ . -‐/={: : : : : :.| ,.、イ´;';';';';';';';';';';';';
> : : : :/: : : :, ' . / ̄`丶 / / l.: : : : : : !;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
>:..: : : : : : /7: : : : :/ / / ,|: : : : : : :!';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
: : : : :/;:;:/: : : : />/、 /,.、イ;';';|: : : : : : :l;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
.
- 890 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 16:11:30 HOST:???
-
圭圭圭圭圭圭圭圭≧、 マム _,,。x≦圭圭圭圭圭圭
 ̄ ̄``''''≠≦圭圭≧;、 マム _,,。x≦圭圭圭圭≦≡≠'''"”
````''≠≧;,、_ゞ;。ャぁゎ,、 ,z、_,,。x≦≡≠'''"¨”´ ̄
``'ん圭i゚圭Λ`”  ̄
__,,。x=''"´ {圭゚i:i:i:゚i:圭} _ ___,,,,。xz-=
,,,,,____,,,,,。x;≠〆'"´ ,r;; ゚守゚圭i:iУ ゞ'-ー-==≠≡ニニエエ≦圭圭圭圭圭
圭圭≦エエニ≠‐''”´ ,〆゙ `゚¨¨゚´  ̄ ̄ ̄ ̄
,,〆゙ ,{G ム},,_
,,〆゙ ,〆 7 ``ヽ、
_,,zィ''"´ _,〆゙ /′ \
zェz=≠'''"´ _,ィ紗" /′ ゙\、、
_,ィ炙;〆 /i゙ ヾ_、 ……強い威圧感。
_,ィ炙圭〆 /7 ヾ_、
_,,,ィ炙圭圭〆 /i7 ヾ_、 腋下に汗が滴る。
ィ炙圭圭圭〆 ,イi7 ヾi_、
〆圭圭紗'" ,イ紗′ ゙{圭}li; 目の前に現れた強い桃色の光は、
圭伊紗'” ,イ紗'′ }圭7}i;
〆紗'” ,,イ圭7′ ,{圭圭! 暫くこちらを照らしていたが、
圭'” ,ィ'圭〆 ;{圭圭|!
У ,,ィ升〆 /圭圭7 やがて、明滅と共にこんな言葉を投げかけてきた。
,ィ炙紗" /圭i圭7
,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,ィ炙圭紗" /圭i圭7
圭圭伊′ /圭i圭7
伊≠ ,イ圭i圭7
――‐ 、
/ \ 【 死亡 】 【 存在 】 【 契約 】 【 転生 】
/ \ 【 権能 】 【 預託 】 【 育成 】 【 試練 】
′ ―― ―‐ ヽ 【 競争 】 …………………………………………。
( (::::) ) ( (:::)) !
| |
| ( _人 __) |
| | 頭を強く、連続でぶん殴られたような衝撃。
!
切れ切れの単語の様にも感じられるそれは、
∧ ′
∧ / 言葉ではなく、複雑なイメージを意味に込めた、
/丶 イ、
/ \ 思念のハンマーとでもいうべき何かの連打であった。
.
- 891 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 16:44:58 HOST:???
-
,, -−- 、
, r " ヽ
/ ヽ
/ u ',
. i i なんとかその拷問を耐え抜き、
. | l
. l u i 脳に焼き付けられたに等しい
i !
i i あの言葉の情報を解読すると、
i i
. i i (ヽ,ヘ だいたいこういう事の様だった。
! !. ∩/ /./
ヘ ノ ! l
ゝ_____.メ、. ) /
/ ヽ / ̄ ̄!
/ ', / |
・ ま 燃 ま 燃
・ っ え. っ え まず第一に、俺はもう死んでいて、
・ 白 つ 白 た
・ な .き に よ 光の主と契約して生まれ変わるか、
. 灰 た ・ ・
. に ・. ・ ・ ‐…‐ あるいはこのまま光に溶けて消えるかの
・. ・. ・ ・. / \
・. ・. ・ ・ /:::::::::... \ どちらかの選択しか存在しない。
・. ・ {:::::::::::::::::.. `"''<
・ ヘ:::::::::::::::_:::: ::.......::::::::....<
ヘ::::::::'´丿::::. i ::::::::::::::::::::::::::::..<
\::::::-、::::: | ::::::::::::::::_,,..-‐;;; `ヽ
/:::ゝ-<_::::: /ヽ::::::,.-''´::::;;;;;;;;;, ::::∨
{;;;ヽ::::::::::`´_..::::'´;;::::::::::::::::;;{;;;;;, .:::::::}
jヽ;;;;\::::::::::::∨;;;;:::::::::::::::,,;ヘ;;;;;;;; .:::::::::!
'::;;::::;;;;;;;\:::::::::∨;,:::::::::,,,;;;;;;;/\;; :::::://
i::::::::;;;;!:::/ ヽ._,ヽ._,,,,;;;;;;;;;;/ ::i:::i/
|::::::::;;;;!:/ ヘ::::::::::::::::::::::::,' ::::.....:::::!::!
ノ_::::::;;// }::::'´i""''‐、:' .:::::::!::::/:/
/:::::::}::/:/ {`ー┴-..,,__{::::::::/:::/:/
.
- 892 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 17:05:52 HOST:???
-
―
/ \
/_____ノ::}
|:::::::::::::::::::::::::::::≦|
{>-----≧´ィ句| その契約の内容は、光球達の競争のコマになる事。
∧ ー ´ ¨ i
く:::ハ _冫_ あの桃色の光の欠片を宿して生まれ変わり、
レ' ∧ ` ´ .|::: ̄〉},.〜:、
-‐, 〜//::> _ イ:厂八/::::::::广 二度目の生涯で、力を育てて、
/ 〈::::::∧∨ / //:::::/ \
/ ハ8{ \`ー― / , く:8::イ ' , 死後解放された力の大きさを比べ合うようだ。
く Y >v < Y:{ 〉
く `ー 、 / V\ 八 転生後の行き先は 【2D6:6(4+2)】+【2D6:8(3+5)】+【2D6:9(5+4)】
く__ `ー ∨ ノイ i!::::!> ― - イ:::::\
/_/:::::::::∧く_メ≧ 八:::\`ー --〈|:::::::::ハ
/_/:::::::::/:::∧ー―< ̄>―― イ /〉::::::\___/::::::::::::::} 6 いあいあ
{:::::::::::::::::::イ ト、 Y ノ _ノ::::::::::::::::::::::イ :::::::::::::::ノ 7-13 ファンタジー
14 ファンタジー(D)
15-21 スチパン
22-28 SF
29-35 ごった煮
1 え?
.
- 893 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 17:22:24 HOST:???
-
__´ ̄ ̄二ニ= 、
/  ̄´ ヽ
/ /ィ }i ∧ まさかのSF世界である。
r-‐-=ミtr--= _ヲム ,′∧
イ fr=ァ {{ z==ュ ̄\ / ∧ ただし、どの程度SF世界なのかは
ヽ\_-<ニ=- _ /く\__/ヘ
/ヤ'7=ニ二二二≦__ 」Lヘ/ ∧ 教えてくれないらしい。
; (_\_ (___  ̄ ̄V⌒{ / }}
:; }`ラ `でフ´ 〉 人 / /^ と言うのも、それぞれの光球が
'、 {( ィ' //L {__/(__
_{へ≧^ゝ、___ノ__z彡二弐≠ >/ ̄ ̄ミヽ 一定の要件を満たした世界の中から一つを選び、
r{_ `ー=<三>'’ )二二 / // ___ \
// {\ ` ̄ /二二// /イ Yiっ) -┐ \ 自分が選んだ以外に送られるからとの事……。
{ V 〉 〈ニ二彡イ { { }」つ)二! -03 |l
{ i \ /}ト、 i /八ヘ  ̄´ |l
)〉=ニi \_∠_//z/\ i / > _ /l
汀 i 〔_二// ̄ \/ / >=-≠〈/
!| iト \ \ / 勹/⌒[_]
`v \ \ /
\ \ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ さて、問題はこの申し出を受けるか否かだ。
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) 死ぬのは恐ろしい。
| ` ⌒´ノ
. | } けれども、先のあの倦怠と温かさに
. ヽ }
ヽ ノ 飲まれて消えるのであれば、
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\ それはそれで構わないのではと言う気もしていた
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
.
- 894 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 17:31:54 HOST:???
-
.|ニニニニニニニニニ| ,' 死 i/
|ニニニニニニト! .! い .ん !ニニニ そして何より、あの光球は信用ならない。
/=ヽ ,..=ニ7... . -. . . -. . . ., iヘ\l い .じ lニニニ イメージ
/ニニヾ,..: ´: : : : : : : : : : : : : : :`:l=|ニ=l の ゃ .lニニ 【言葉】を受け取った時の印象ではあったが、
,'ニニ=:'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : lニ}ニニl .に え .|ニニ
{ニ/: : : : : : : : : : ,': : : : : : : : : : : : iニ!ニニ', .: ば ./ニニ ドブ以下のクセェ臭いがプンプンすると言うのは、
. /: : : : : : : : ,': : : i: : : : : : : : : : : : : :〉ニニニ\ クスッ /ニニニ
: : ,. /: : : : ::i: i: : : : |: : :∧: : : ハ: : : : //ニニニニ,'\__/ニニニニ ああ言う事を言うのだろう。
´: :/::/ +―|-|、: : : :l: ,./-‐l―|‐!-: ::iニiニニニニ/、ニニ|: : : : \ニニニ
//:/ |: /|/|: : : :/|ハ|::::::::|: : | ゙i,: : lニlニニニニ/: |ヽニ!: : : \ヾ、ニニ ただ問題なのは、死を選んだとしても、
/': : {::|::::|/‐-:|゙i,: :/::|!::l -―|: :|::::゙i,: 廴ニ=‐'/: : |ニ\: : : : : :\ニニ
: : : :|:|γ斧ミメ:::i,/::::::::''¨斧芋ミ、::::〉: /ニニニ{: : :,!ニニ\: : : : : :゙i,ニニ 素直に死なせてもらえるとは限らないと言う事だ。
: : : :|ハ;;...込zリ::::::::::::::::::.. 込zzリ ゙/::/ニニニニl: : {:\ニ/^: : : : : ::゙iニニ
: : : : : i ``````,`''''''- .;;;;;;;;;;;;;;/:/__r-、=/: : : ゙i,: `´: : : : : : : : : |ニニ
: : : : : i /: : : : : : : :l: : : : : : ゙i,|\: : : : : : : : : |ニニ
: : ゙i,: /\ ‘ - .' ./: : : : : : : : : :/: : : : : : : : ゙i,ニ\: : : : : : : lニニ ない夫は……【1D100:80】
: : ::∨: : : \ /'l: : : : ,.:´/: : : : : : : : : : : \二ニ=-、|\!ニニ
゙i,/: : |: : : : : |> ..,, 、-‐|: : /=/:/=ニ=- .,_: : : : : : : : : >=ニ二ニ=-'゙ 01-10 死を選ぶ(邪神まどか補正)
゙i,: : ゙i,!\: :l: : : : : : : 〕ニ|: /ニ{:/ニニニニニニニ=-.、: : : : : : : : : : : \ 11-30 質問してみる
.゙i,!\: : |\!: ,..‐f´ `´|/ニニ!'ニニニニニニニニニニニニニ二/~ハ: : : : : \ . 31-99 転生する
\| .|:/ニニニ〉 γニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニi`` ト、: : : : : : . 100 ハンサムなやらない夫様は
.l::{ニニニ〉 /ニニニニニニlニニニニニニニニニニニニ} <^^>: : : : 起死回生の策を思いつく
l: :lニニニ〉 ./ニニニニニニ\:lニニニニニニニニニニニl >` <,: : :
.l: ::/ニニニ∨ニニニニニニニニニ\ニニニニγ⌒ー‐' > ``
l: /=・=0=ハニニ0ニニニ・ニニニニニ゙i,ニニニ{‐''¨´ >
【これはイメージ映像です】
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- 895 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 17:53:23 HOST:???
-
二}ムs。., ニ。_ =_ ,ィn ,i{ニニ=- ,イ ,i{「二
二二二」}≧。., ミム}, ニニマ, }i ,イ「 ,イ" _.., ,..ィi!{二二=-
`''ーミ二二二二ム ミムi マ., }i, ,ィn i{ _ ,イ二二≧s。___,イ{二二
`''ーミ二二i マ=。.._ マ }i. ,イn ,イ==-s。......,ィnニ=イニ=n<二二二>‐´
V二ム `''_}h。_ マ.,}i._ イin ,。イ'' _,ム _ィn_.ィi{二才 -==-___`-‐´ _....。s≦
‐= _ V二ム _ -_ `''_。., マiァ、_ マ,_}iュ .i{マ ィin" _.ィnイn≦ニ''"ィ≦''"_..。s≦、__...。s≦ニ=‐''"
‐V二ム_イn`''ーsイ≧s。.._`''_。. `-ニニム マ, `ミ} .i{マ .ィi{マ ..ィi{n /ニ' /ム。s≦´-≦ニマ}i。.___...。s≦二
=s。....._ V二}s。._ .ィi{二才-=二≧i{二≧s。..ィi{二i=、ニ。 マ,, ニ .i{マ__イnイ≧、ニ≦´ _.イニ=-≦'''" __イ/_....。o≦ニマ=-'''"
二二二二ニニニ≧-s。ニニニ=-s。...._.ィi{マニo。. `''ー≧is。., `寸}i、マ, ニi..... .iマニニ/才企--'_.。s≦ニ-'''"====‐≦=ニ'''"
三三三三三三三三三三三二ニニ、/`'''ー=ニ二/三≧s。>。企、isニ:::::::::i{‖:::/:::::。s≦n企/≦´―――――――――――ニニ二二
三三三三二二二====二二二}h。 ‐- _ ィ=----≧s。:::::::ヽ}i。::::::‖≦二=‐'''"-‐ ´ .イ二二二二二二二二二二
三二二二二二二二二二二二二二二}h.-------イi{マ:::::::::::::::::ィニニニニ=-:::<ニ=--s。....._ イ二二才 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
二二二二二二二二二二二二二二二二}i。 ̄ ̄ ̄ ̄'''''''':::::::/ニ'::::::::::::::::ニマi。:::‐- `~''''ー=ニニニニニニニニ二二/
二二二二二二二ニニ==― _=寸二二二i。 _....ィニニ二/ ..ィi{/:::::ニ::寸i。 ‐ _`-==-_ _ - _ -=ニニ=--n ___
______。s≦二ニニi。__ -‐  ̄ \二二二i≦二二ニ‐'"。i{ニ/,:::::::' ニ'::::::寸,____==-マi  ̄ ‐- _  ̄ ‐ニ二≧=-s。 _
 ̄ ̄ ̄ `ー=‐ ´_....。s=s。. _....。\二二二二-' i二/ ,:::::::::'_ ニ `>ニニニニ}i。_ `_。_ ‐_  ̄‐==ニニ≧
_....。s≦二=-'''"`'ー=‐'´ \二-'´ lニ ,::::::::'寸ニ|ニ_// ̄ ̄寸二h。- _ ` - _ - _
y≦二ニ‐ ´ _ - ~ = _ - _- ニ,:::::::::' _ ニ`''≧s。―_ \二二i。 ‐_ -_ - _
ムニ' = _- _-イ:::::::' _ lニ -_ ミニi -_ \二二}i。= _ =  ̄
ノ二' _ - _- _-イ::::::::::' _ 二 -_ マ}i, - _ \二三≧。- = _ __
。s≦二ニ' = _ _ = _-イ:::::::/}i。 _ 二 -_ マ}i -_ \二二三\_― - _
二> ´ _ - _ - ‐≧s。 _- _- 弋:/ `}hi _ 二 - マi -_ /二二二二二}h。
_ - _ - _- `-= ム! = 二≧s。 -_ /二二二二二/ ` }h。
_ - _- _ - _ - ム!' = `-=二二≧。 -_ /二二二二二/ ` }h。
_ - _ - __- ム! = `寸二二i - _/二二二二二/ iニ
_- - _- _ 。s≦二二' ニ V二二, ./二二二二二二、 |ニ
__ ‐ イ二ニ- ´ ニ V二二, 寸二二二二二二}i。. |ニ
┏ ┓
┃ 考えた結果、俺は素直に転生する事にした。 ┃
┃ 何しろあの光はヤベェ、暗黒の太陽だ。 ┃
┃ しかも、時間が経つ毎にビクンビクンと強く脈動して力を貯めている。 ┃
┗ ┛
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- 896 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 18:03:57 HOST:???
-
A:: : : . . . . . . . . . : :B
A:: : : . . . .l . . . : :B
A:: : : . . . . . . . : ::B
_ A::-: . . ‐v‐ . : : ::B _
>_´ A:: : : . . }{ . : : : ::B `_<
´ _A:: :_: . . l!. : : : : ::B ` 、
// _.ノ:::A´.:.:.:.:.:.l:V:.ヽ_:.:.B。。 \\
/ _/:::::::::::::::A.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.B::::゚::::゚o。 ヽ 、
/ ′ ...'::::::::::::::::::::::::::::A::::::::::::l:::::::::::::::B::::::::::::::゚∞o。 l |
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l l /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|し::::::::::::::::::::::::::B!:::::::::::::::::::::::::::::::゚:゚o / ′
V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚丿::しァ:::::l:::::::::::::Blし(_:::::::::::::::::::::::::::::V /
、 \:::::::::::::::::::::::::。8oO゚。゚。::(o。゚ Y´(_,ィヒ:_八。゚(_::::::::::::::::::::::::/ /
\ \::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::::゚o○(_)οΟ○∞o゚::::::::::::::::/ / どんどんどんどんどんどんどんどん……。
! 、 ` <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::::::::::::::::::> ´ , @
! > _ ――--------―― _ < @ それに溜まった黒くて熱いナニカは水位を上げて行く。
. ! l\ :` ――---------―― ´ | @
. ! l: :.:※:.: :: :.:※:.: :| |÷−÷−÷ l. @ アレに余計な衝撃を与えないように、
!、 l/ : \/ : \| |U U U | @
!')k l\ : /\ : /| |÷−÷−÷ | @ 細心の注意を持って当たるべきだ。
! ´''*c。、:※:.: :: :.:※:.: :| |U U U l @
! |⌒“'冖宀∽*g| |g*∽宀冖'”⌒´ @ 俺はそう考えた。
.
- 897 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 18:10:51 HOST:???
-
圭乂_: : : : : : : : : : : : : : >: :´ ̄ / .l: : : : : : : : : : : : : : :`''< \__xイ `¨マ''マ¨´_ : : : : : : : : : :
ミ圭圭圭圭 =――ァ ´ : : : : : : / .{: : : : : : : : : : : : : : :_>''"`∨:.:|| V :` 、: : ̄: :¨: :=‐-_
圭圭圭圭,,.. -‐≦〆: : : : : : : : :ヽ_ノ l : : :!: : : : : ト; : i<_:\>气ア || __V:_:> '' ´ ̄ ̄
 ̄: : : : : : > ´:/: : : : : : : : : : : ∧ l : :∧: : : :._|ハ:.:|::::::: 癶以'´ lV:∨:.|匕 ̄/ ´ ̄ ̄ ̄`
. . . .> ´: : :./:/ : : : : : : : : _ : : : \/l: : : ∧:/: |:::ヽ!::::::::::: レl: : : :| ) /
: : : : : : : :.∠ イ: : : : : : :_ . イ: : : : :/リ .|ハ : : : \: :|:::::::::::::::` ,/ .|: : ハ| ) |
: : : : : : : : : : ノ _ 。s≦: : :/: : :/// l\\: lヽl\ __,,..彳 /!:./ / ) |、
: : : : : : : : :  ̄: :.> ´>/: /l/: / 丿リ lヽNハ: ≦=z-- ┬ _´,,,..|/ ノ ノ |`、 /
: : : : : : _ 。s≦:> ´∠ イ: 〃: :{ /ヽ(/,/:./:./: :.:∧:.|´ =-‐7,、,、 .トミノ 0 ! /
-‐ ¨: : : :> ´: : : : _ </:〃 : : 乂(: :.:/,/:./_厶<´∧| 、 ^^^乂)__0 |/ ∧ / 乂
: : : : :> ´ : : : _ <圭 /〃 : /: : :.:/>' ,ハ 0 0 .( `^ソ ∧{ \
>.:´: : : :_ <.圭圭./〃: /:.: :.:// / ' ',. ( / _全s。___
'¨> ⌒' ‐-= ..,,_':.:〃:/: : :./∠-――-ミ ./ ,/ ', (ヽ、| / i| `Y そしてどうやらその選択は、
´ _____ ノ〃/: : :./ ( /く 厶-‐z ‐-ミi{ ! ( └! ./ | 乂_,,..
/圭/ /: :/イ:.: : :.:/圭モ≧‐〆 `<_乂_,/ /__) ノ^^乂 |/ リ_ ニ=-―‐ 間違ってはいなかったらしい。
../>'´>‐ミ/: : : : : :/圭圭圭/∠、,、 ,、,、,vvv^^^^`ーァ≦^^^^^ハL,,_>''´
,'> ''´ `'' <_´.圭圭圭./: : : /.: :^^n^ /: : /: :/: : : l.:ハ 乂 桃色の光から感じる圧は
___,,.. イ/l圭圭/: : : /: : :./ /: : : :./: :/: : : :.l: : :| /≧s。.,__,,..
_,.。s≦: :。s≦圭 / /圭/: :.:/:>'´ __/: : : : :.:/: :/: : : : :.! : : ! 厶イヽ/ヽ/ヽ/ヽ 僅かに柔らかい物となり、
ハ、 ヤ´ __ 斗< /-‐´'' ¨  ̄´ ,./ヾ\:_:_:_:_:_:_:_:r‐-ミ ___,ノ ´`´`´`´`´`
.√ ヾ¨ヽ´ ___  ̄ ̄ア r―< .// ヾ\__ ∧ ` < その代わりにねっとりと、
// ̄ ̄ ̄ / <´ .>―┘ ./゚~~\ // `≧s。\ `''< /
´ _,,. 。s≦ _。s≦\ _ < \// _ \ ` < / 身に絡みつくような粘性を帯びる。
。s≦ } ∧`<ミミ\≦圭 ___ ___ // \  ̄ ̄ ̄
 ̄´ ノ ∧ ` <i>、 /' / /圭八 `''< ~ ,.斗\
___,,,...。s≦ ̄¨l\=‐-∧ ∧∨' / / 圭__, `、 \ ´ ≧s。 _
モ> ´\.圭.r―┘、\モ∧ ∧∨ / / i|__,| __ `、 \____ / `≧s。.,___
圭\_ <圭,!-=. _ヽ,/ 圭∧ ∧∨ / ツ / | `ヾ、 \三三三| ´ >'' ´
圭li|\モ圭〈iハ ¨ ‐=_/∧ ∧∨  ̄ ̄ .∧ `、 \_/ /
圭li| \.圭.Vハ V ∧ ∧∨,圭圭圭∧ `、 ヽ _ /
圭li| \ Vi〉‐- _ V > _ ∧∨ ./i| | l',. V、 ¨ '' ‐-==-‐ ''¨ ̄
==人 \`¨ ‐- 二 」.圭圭圭.> ∧,〉 | | | |ハ V`、
 ̄\\ |圭圭圭圭圭圭圭| ̄|.圭圭圭.|//モ| ハ \≧s。 _
.
- 898 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 18:38:34 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- コワイ
- 899 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 18:39:15 HOST:???
-
l
lヒ そして、光の抱擁を受けた全身から、
|ll!
''lllヒ 熱くてコワい、何かが染み込んできた。
lllム _/
lllllヒ _│
''lllllム lサ
゙lllllル lllト
゙llllllll!_ |llヒ
゙lllllllム |llll!
゙゙lllllllル_ llllヒ `'ll_ ゙l
゙llllllllllll_ |llllヒ ^llllll_ .lル
゙llllllllllll 、 lllllヒ ゙lllllllll_ 、 .lllル
゙llllllllllム ゙lllllル 1 ^llllllllllll 、 ゙l 、 lllllヒ
゙llllllllllル_ ゙llllllll │ ^lllllllllllム_ ゙キ 、 lllllllト
゙llllllllllll!ノllllllll ‖ ゙lllllllllllllム ゙lム llllllllナ
゙゙llllllllllllllllllll! ゙lll lllllllllllllllム |llll 、 .llllllllナ
^lllllllllllllllllllll!_ ''lム lllllllllllllllllヒ ゙lllll! ,llllllllllll!
ー--,,__ ゙lllllllllllllllllllム ゙lllll_ |llllllllllllllllll! lllllヒ ,llllllllllllナ
゙゙゙サllllllll_ ゙llllllllllllllllllll_゙lllム ゙lllllllllllllllllllヒ lllllll! ;lllllllllllレ
゙゙|lllllllllll__ ゙llllllllllllllll!ノllllム .|llllllllllllllllllll! ! .|llllll! _llllllllllllllナ
lllllllllllllllllllll_llllllllllllllllllllllllル |llllllllllllllllllllエ ‖ |llllllll! ,llllllllllllllナ
゙lllllllニ゙゙゙レレlllllllllllllllllllllllll!llllllム ''lllllllllllllllllllllll! |ll! lllllllllヒlllllllllllllllll/
゙lllllllll____ニlllllllllllllllllllllllllllllll!llllllllllllllllllllllル .|ル! lllllllllllllllllllllllllル
゙゙゙!lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllト _lllll! ,lllllllllllllllllllllllル’
 ゙゙̄lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll llllll! ;lllllllllllllllllllllヤ _
\ ゙lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!llllllll!_lllllllllllllllllllル´ ,,llll!
゙ll 、 ^llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!llllllllllllllllllllllllll_______lllllllll!
゙lll_ llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllヤ
゙lllll 、 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllル~~
゙|llllム_ lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllル ̄^]lllll!|llllll!
lllllllム ゙llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllサ’ __llllレ’.|llllllト
''llllllllll! ゙lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!ニ___llllルレ’ _llllllll「
|llllllllll! |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllルレ´___llllllレ’
llllllllllllll_.lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllルレニ_llllllllルレ'´
|llllllllllllエlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllルllllllllllllllllllル~~
.llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllルレ~~´
.
- 900 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 18:41:37 HOST:kd182250246243.au-net.ne.jp 0
- めっちゃ重そうなんですが軽いのとは一体w
- 901 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 18:57:20 HOST:???
-
/ ̄ ̄\ ヽ_,
. / ノ \ \ ヽ(_/
. | (◎)(◎) | ) ( ――【 力 】 【 望 】 【 願 】
. | (__人__) | ノ (`
| |!i!i!i!i| .} ´⌒\
| |i!i!i!i:| } そして、その奇妙な感触に耐える俺の頭を
ヽ ` ⌒´ }
r‐, |ヽ __ノ 再びのハンマーが滅多打ちにした。
_/_,ノ__|  ̄ {__
__ノ ( \
. | ヽ \\__ | | 力を望み願え
( \ \_)、__) | | ない夫の容量 【1D70:42】+30
/\__)ー' | | | 一つ目の願い 種別 【1D12:3】
. |___/| | | 01 まど神様セレクション
02-03 感覚
04-05 知識
06-07 体力
08-09 技術
10-11 超力
12 !?
.
- 902 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 19:07:52 HOST:???
-
行き先はSF、未来社会……。
_ ._ しかも、能力を育てるとなれば、
i| ‖ __
i| ‖ _/'1| 荒れた世界である可能性が高い。
f⌒} , -=f¨| |.!
_ ________ |/ |/ :レヘ/く \ となれば、まず必要なのは、
/.x\ .|::::::, : ´ }!\i司  ̄ }
//, :=ァヾニ=- .._.|/ }! ヽ{ / 敵より早く相手を見定める事だろう。
\X_r</ _/ ‘, j! } |∨ /
/`=-:' /ム∨ ‘, _.. zz=-<ノ } .W __。s≦\
| ./:∧ V\ __彡' (_(こ二ニ≡=─¨¨//////∧
| { :{::∧ ∨三__彡j{_(_(0ニ≡=─////////// ニ=- ..__
\ Vハ/∧ \ ̄ ̄ ̄ f(_仕) / || ¨∨///////  ̄|fヘ⌒iヽ
frく≧szzzzイ//∧ _>==─=< _.| l \// ∠==ー--、 r--{ rfミv':}
..。s≦V。s≦イ L>x::V {.∧ Yム __.. zz=:ニ¨¨} | .l=-x |\{ ゚ oヽ | .{二i彡!
__ .。s≦ .。s≦´:fく 0 _rx_} V∨>=-=ニ¨__.. zz=ニ{_V.|:|',∧\ 辷弌 ゚ ├─'¨ゞ=-イ
frくV .。s≦ _/ 0 .。s≦ .。s≦ rfヘ Y}¨ __ zz┤:|. V∧ i\ ¨ニ=- --<
」!x≦ _.。s尨!ニ=-j'´ \_/ /|ヘ 0',__... -=ニ¨´ fY .Y∧ V∧_| .\
/ V.。s≦´ x\_彡ヘf´ /| .,:L∧0', :{ヽ _.. -=Lj:┘ ∧x\\ !
.。sV V .。s{¨7x:∧ ∧_xf ,:!' / >'¨辷zz弋jT¨ | マ斗< \\\ |
z=x.≦´ _.V V__.。s≦ {_ムjv∧∧彡' ./|// ./ ./.! !ム \\j
V0∧s≦´ _.,V_ ハ/∧ {_ノ_/)_} ̄ |_ヾく //____//.| |Vハ \ _ ,ィ
. V0∧r≦´ V/∧ ゞ=イ \/////7___/7// | |/Vハ `/ ≧s。 // ,
V斗’ }__.丿 , :-==-x// ///// //// | |/ Vハ 。s≦ ./ ∨ /! / / /'
fニマ / /__./ /// .| |\_V:\/。s≦:' ', ./{/ .レ' '/ ./_ .zァ
/\ \_ 辷{三_:{_// | | \///| { } ./ / _.,
/{ .\f二フ .} V´ | ! ニ=f :| |\ 三 ∧ / ' : ´/_
/ ∧ / , /  ̄ ̄ | :| |', ≧s。__彡’.:∧/ -=ニ._ ,
/ / \ヾ _/ ./ :' ./ , | :| |. ', ∨ ∧ ∧ /
/ /  ̄ア ‖ /',/ .| :|_| ', ∨ ∧ ∧ ∠_彡ヘ
./ 〈 //! /{./ / '/ |/:' ‘, .∨_彡< ∧ , , -=ニ´
_.。s≦ ̄\ \ / / :レ' / :' ム斗ァ _ | ‘, _ r≦⌒ヘ=〈 / / :. ,
f≧s。. ≧s。 ./ , ∠彡/ {Vx /\ Vr≦¨ ∧ ,'// /
r≦`ミ<>_ .. -=ニ}/! ./ ., / ≦=Z_ | \\ / \:x .∧ ' /
rく``〜、、//¨ニ=- ./ .レ ,' // _。s≦ ! }\¨V_rf≦\x ∧ -=ニア´ /ニ=-
\``〜、、ヘ _.。s≦/{ _______ニ=-─ ゙ :、.ハヽ \ \::\ ゞ===i _彡' ∠_
≧s。.._\ 。s≦ ニ=-──ア 弋}人 ≧s。 { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ニ=- ── ¨¨ ̄
 ̄ ≧s。 { }
ない夫能力容量 -/72 知覚能力種別 【1D12:6】/強度 【1D50:33】
01-05 視覚系 06-08 嗅覚系 09-11 触覚系 12 え?
.
- 903 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 19:18:50 HOST:???
-
忘れてた 能力相性 【1D100:10】
- 904 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 19:22:52 HOST:???
-
もう一つ 取得判定【1D100:41】
- 905 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 19:46:59 HOST:???
-
ィ/{ ハ
:':/:::! /:'!:', 相性10(うわ)-取得判定40=30
/:/:::::{ ,::::':i:::! 33×1.3=43 33÷1.3=25(共に小数点以下四捨五入)
. /:/:::::::斗‐‐::-..ミ'::::':::!::i
/:/::ィ:::::::::::::::::::::::::::::::メ、! 超嗅覚L2を手に入れた強度25/コスト43
. /::/ア'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム 大気中に含まれている物質とその流路を感知・分析できる。
ハ:'::::::::::::::::::::::::ヽ::::、狗::::::::::ハ これは、通常の嗅覚とは切り離して使用する事が出来る。
. '::::::::::::::::::::::::::_:::::::ヽ::V!:::/::::::::.
'::::::::::::::::::::/:::::`メ::',:j:!:/:::::::::::! 現在の能力容量43/72
!:::::::::::::::::く:::::r‐-<:ノ!:{:::斗ミリ ― 超嗅覚L2:43
!:::::::::::::::::::::::、≧≦:'::::i:|≧彡'{
!:::::::::::::::::::::::::::`ー/::::::i:|::',::::::::!
}::!:::::::::::::::::ァ'^⌒'ー-r-'-ミ:::/ 視覚以外の外部認識能力をと求めた能力だったが、
/八:::::::::::::::,' (___,'{_) }:'
/:::'::::::\::::::::{ ´ ー‐‐ ` ノ/ どうやら相性は相当悪かったようだ。
,::::::::::::::::::>::、:.、 r ': 、 ,〃
,.::::::::::::::::::::::::::::::`<x、____ノ:ノ::{ 大分てこずったが、何とか抑え付ける事が出来た。
,.ィ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧==≦::::{、
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |
r /___) | まだ容量は、大分残っているようだが……。 【1D100:17】
/ / | 1-80 まだ貰う 81-99 もうやめる 100 !?
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人_
| |/  ̄ ヽ
.| | ィ ヽ
.
- 906 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 19:56:44 HOST:???
-
\
| 身体中を悍ましい力が走る。
\ _/ ニニニ l
 ̄ ̄ ニニニニl | 苦鳴をぐっと飲み込み、
. / / \ ニニニニニ| | モノ
/ /:::::::::/⌒Y::i ニニニニニ\__/ 目の前にある光を自ら掴んだ。
. | {:::::::::::{ |:::| |ニニニ/r‐、::ヽ|
. \ \::::::乂_ノ::ノ / ニニニ|::::{ }::::::| 神だろうが悪魔だろうが、
`ー一' /ニニニニヽ乂ノ:::::/
/ ヽ  ̄| 力はあるに越したことはない。
/ i \
| | │
人______/ /
|V v ____ \_/
|_____ ` / | 力を望み願え
| __ ヽ/ | ない夫の容量 43/72
. | ニニニ | 二つ目の願い 種別 【1D12:5】
| | 01-02 まど神様セレクション
. | | 03 感覚
` ‐- _ / 04-05 知識
- _ _/ . 06-07 体力
 ̄ ̄ ̄\ 08-09 技術
\ 10-11 超力
\ 12 !?
.
- 907 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 20:01:22 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- ダイス目渋いな
- 908 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:11:32 HOST:???
-
知識は力である、どんな世界であろうと。
/ ̄ 丶
l l ないよりあるに越したことはない。
j (_ノ、)__
,r : ' : : "/ヘ ∧ : :>.、 知識系スキル 強度【1D50:22】 適性【1D100:4】 取得 【1D100:83】
ハ : : : : : ', ` -ュ'´ i : : : : :j 種別【1D12:6】
{ : ', : : : : :∧ ∧::ハ } : : : : :{ 01-04 鑑定
}>‐::'、 : : : : V /::Y`i : : :/ :} _、 05-08 翻訳
} : : : : : : : : ∧i::::レ : : : i: : :i _r T {JJーァ . 09-11 記憶
i : : : :i : : : : : ∧/:>へ : : :!/ 'J┘ / 12 . !?
}, -‐-'、:_:,. - '´ 'V ヽ./ /
Y ´ : : : : : : : : : : :」イ`t У /
─── `、 : : : : : : : >'´─<____/─────────────
 ̄ ̄ ̄
.
- 909 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:16:59 HOST:???
-
知らない言葉を理解できれば
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 世界が広がるとは
| ( ○)(○)
. | o゚ (__人__) \ だれの言葉だったか?
| 0 `ー'´ノ \ \
. | } そう念じてみたが、相性は先より悪い。
. ヽ } __
ヽ ノ´ ̄ ̄´  ̄\ 力を取り込めずにはじき出された。
/ ⌒゚ '"'"´(; \
/ ,_ \ \\ \ }て・,‥¨ ビターン
と___)_ヽ_つ_ヾ_つ___ _ノ そ¨・:‘ . まだ容量は、大分残っているようだが……。 【1D100:60】
゚ 。 YY ̄ ̄YY ビターン 1-80 まだ貰う 81-99 もうやめる 100 !?
・; ∵ .
.
.
- 910 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:19:00 HOST:???
-
ダイスがやらない夫ハードを望んでいるッ!
, --────-- 、
/ \
/ \
/ \
/ \
i Y
.| l ……もう一度だっ!
| 丶 乂 ノ |
| ーー--≧=ハ=≦--ーー. |
| : : : { { ┃} Y : 从 : Y {┃ } } : : : .|
.| : : : ヽ `ー′ノ: : 川 : :丶`ー′ノ: : : | 力を望み願え
| ´ ̄ ̄` ´ `  ̄ | ない夫の容量 43/72
| | 三つ目の願い 種別 【1D12:1】
.| ,/⌒ | \ | 01-02 まど神様セレクション
|. ( | ) | 03 感覚
.| 冫 く\ /\__/ヽ | 04-05 知識
| >ニニーーーニニ< | 06-07 体力
∧ 二二 ∧ 08-09 技術
/ \ ´ ` / 10-11 超力
ノ \ / 12 !?
ヽ /
.
- 911 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:28:58 HOST:???
-
圭乂_: : : : : : : : : : : : : : >: :´ ̄ / .l: : : : : : : : : : : : : : :`''< \__xイ `¨マ''マ¨´_ : : : : : : : : : :
ミ圭圭圭圭 =――ァ ´ : : : : : : / .{: : : : : : : : : : : : : : :_>''"`∨:.:|| V :` 、: : ̄: :¨: :=‐-_ 焦れたのか、やらない夫を抱擁する光が
圭圭圭圭,,.. -‐≦〆: : : : : : : : :ヽ_ノ l : : :!: : : : : ト; : i<_:\>气ア || __V:_:> '' ´ ̄ ̄
 ̄: : : : : : > ´:/: : : : : : : : : : : ∧ l : :∧: : : :._|ハ:.:|::::::: 癶以'´ lV:∨:.|匕 ̄/ ´ ̄ ̄ ̄` その力を増した。
. . . .> ´: : :./:/ : : : : : : : : _ : : : \/l: : : ∧:/: |:::ヽ!::::::::::: レl: : : :| ) /
: : : : : : : :.∠ イ: : : : : : :_ . イ: : : : :/リ .|ハ : : : \: :|:::::::::::::::` ,/ .|: : ハ| ) | 滑らかで柔らかい感触が、
: : : : : : : : : : ノ _ 。s≦: : :/: : :/// l\\: lヽl\ __,,..彳 /!:./ / ) |、
: : : : : : : : :  ̄: :.> ´>/: /l/: / 丿リ lヽNハ: ≦=z-- ┬ _´,,,..|/ ノ ノ |`、 / やらない夫の体を包み込む。
: : : : : : _ 。s≦:> ´∠ イ: 〃: :{ /ヽ(/,/:./:./: :.:∧:.|´ =-‐7,、,、 .トミノ 0 ! /
-‐ ¨: : : :> ´: : : : _ </:〃 : : 乂(: :.:/,/:./_厶<´∧| 、 ^^^乂)__0 |/ ∧ / 乂
: : : : :> ´ : : : _ <圭 /〃 : /: : :.:/>' ,ハ 0 0 .( `^ソ ∧{ \ 能力強度 【1D50:20】+50 汚染【1D100:84】
>.:´: : : :_ <.圭圭./〃: /:.: :.:// / ' ',. ( / _全s。___
'¨> ⌒' ‐-= ..,,_':.:〃:/: : :./∠-――-ミ ./ ,/ ', (ヽ、| / i| `Y 相性【1D100:39】 取得 【1D1:1】
´ _____ ノ〃/: : :./ ( /く 厶-‐z ‐-ミi{ ! ( └! ./ | 乂_,,..
/圭/ /: :/イ:.: : :.:/圭モ≧‐〆 `<_乂_,/ /__) ノ^^乂 |/ リ_ ニ=-―‐ 能力傾向【1D12:11】
../>'´>‐ミ/: : : : : :/圭圭圭/∠、,、 ,、,、,vvv^^^^`ーァ≦^^^^^ハL,,_>''´
,'> ''´ `'' <_´.圭圭圭./: : : /.: :^^n^ /: : /: :/: : : l.:ハ 乂 . 01-02 因果
___,,.. イ/l圭圭/: : : /: : :./ /: : : :./: :/: : : :.l: : :| /≧s。.,__,,.. 03-05 攻撃
_,.。s≦: :。s≦圭 / /圭/: :.:/:>'´ __/: : : : :.:/: :/: : : : :.! : : ! 厶イヽ/ヽ/ヽ/ヽ 06-08 防御
ハ、 ヤ´ __ 斗< /-‐´'' ¨  ̄´ ,./ヾ\:_:_:_:_:_:_:_:r‐-ミ ___,ノ ´`´`´`´`´` 09-11 回復
.√ ヾ¨ヽ´ ___  ̄ ̄ア r―< .// ヾ\__ ∧ ` < 12 呪詛
// ̄ ̄ ̄ / <´ .>―┘ ./゚~~\ // `≧s。\ `''< /
´ _,,. 。s≦ _。s≦\ _ < \// _ \ ` < /
。s≦ } ∧`<ミミ\≦圭 ___ ___ // \  ̄ ̄ ̄
 ̄´ ノ ∧ ` <i>、 /' / /圭八 `''< ~ ,.斗\
___,,,...。s≦ ̄¨l\=‐-∧ ∧∨' / / 圭__, `、 \ ´ ≧s。 _
モ> ´\.圭.r―┘、\モ∧ ∧∨ / / i|__,| __ `、 \____ / `≧s。.,___
圭\_ <圭,!-=. _ヽ,/ 圭∧ ∧∨ / ツ / | `ヾ、 \三三三| ´ >'' ´
圭li|\モ圭〈iハ ¨ ‐=_/∧ ∧∨  ̄ ̄ .∧ `、 \_/ /
圭li| \.圭.Vハ V ∧ ∧∨,圭圭圭∧ `、 ヽ _ /
圭li| \ Vi〉‐- _ V > _ ∧∨ ./i| | l',. V、 ¨ '' ‐-==-‐ ''¨ ̄
==人 \`¨ ‐- 二 」.圭圭圭.> ∧,〉 | | | |ハ V`、
 ̄\\ |圭圭圭圭圭圭圭| ̄|.圭圭圭.|//モ| ハ \≧s。 _
.
- 912 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:33:48 HOST:???
-
__ムllllllレレレレllllllll_
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_lllレ ゙lllヒ,_ムl+‐ーー+-..__
lル ,lllllレlllllム __lllllllル ゙゙''ll 、
:|ll| ル_,/ ゙lル _;llllル" ゙lル ゙ll_
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_ムll!'!'ナ'¬llllll_ ゙゙レレ~~^ ;lllル’ lル _llllll_
,ノll~~ ゙゙ヘl_ ,lllル'´ lル :llllllllllllllル _l!
llレ ゙゙ヘ_lllルレ |ル 'lllllllllllllル _/’
|ル ノl"~~ヘll_ ゙llllルル |ル ゙'llllllニニ ___/'´ 強大な何かが、
゙lヒ |ル 'lレ ゙lヒl ,llllllル |ル ~~~~´
lll_ ゙キllllレ ;lllル llllllル゙lレ |ル やらない夫の中に押し入り、
____ ゙リll____llllミllllll_ lllllllル ル __lルllllllllllllllllー
_;lllllルレlllllム ^~~ :|lllllllllll_;llllllル" |ル __lllllllllllllllllllllllル´ 根を張った。
.;llル「 |ル |llllllllllllllllllll「 lト _llllllllllllllllllllllllllllル’
.|llllル ゙llllllllレ |lllllllllllllllllllllll lト ,lllllllllllllルllllllllllllllllト それは彼の体を繋ぎ止め、
|llllllル llllllルlllルlllllllllllllll |l! ,llllllllllllllllルllllllllllllllル
゙lllllllル |llllllllllll!lllllllllllllllル^:llllllllllルlルllllllllllllllllllナ 回復させ続ける。
゙lllllllル 'lllllllllllllル|lllルlllllllル|llllllllllルllllllllllllllllllllル
゙llllllllル ,llllllllllllllllllll]lllllllllル|llllllルリllllllllllllllllルレ ……望む望まざるにかかわらず。
______゙llllllllル ;llllllルllllllllllllllllllllル |llllllルlllllllllllllllllル!lllllllllllllll__
:llllllルレルllllllllル ,llllllル'´ ^゙llllllllllル__lllllllllllllllllllルルルレレレレレlllllllllllllllllllllll_
゙llレ" llllllヒ ;llllllル" :lル![llllllllllllllllllllllルll|_ ゙゙゙llllllllllllム_
_..---,,_ :|llll| ;llllllル'´ _llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllム ゙゙llllllllllllll
/^_,,,, ^ll_ lルト ;llllllル'´ _,llllllllllllllllllllllllルlルllllllllllllllllllllllllllll _______________ llllllllル
ヒ'll,,l!‖ ゙l! lルレ _;llllllル'´ _,lllllllニ_____ ゙゙lllllllllllllllllllllllllllllルlllllllllllllルレ~~~~゙゙ニニ゙゙゙゙゙''lllllllレ
゙゙ーー''´ |! _llル" _;lllllllル´ __lllllルlllllllllllllllllllllll_ ゙゙llllllllllllllllllllllllllllllllllllll ;lル ,llllllル
ノ ,lllル゙_lllllルル゙゙ __llllllll~~ ゙lllllllllllllllllll_lllllllllllllllllllllllllllllllルllルサ lllllllllllllllllllル^゙ll
.
- 913 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 20:49:53 HOST:???
-
.|ニニニニニニニニニ| ,' そ i/
|ニニニニニニト! .! 死 .う !ニニニ
/=ヽ ,..=ニ7... . -. . . -. . . ., iヘ\l な 簡 lニニニ
/ニニヾ,..: ´: : : : : : : : : : : : : : :`:l=|ニ=l せ 単 .lニニ
,'ニニ=:'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : lニ}ニニl .な に .|ニニ 強度70 相性39-取得1=-38
{ニ/: : : : : : : : : : ,': : : : : : : : : : : : iニ!ニニ', い は ./ニニ
. /: : : : : : : : ,': : : i: : : : : : : : : : : : : :〉ニニニ\ クスッ /ニニニ 70÷1.38=51 70×1.38=97(共に四捨五入)
: : ,. /: : : : ::i: i: : : : |: : :∧: : : ハ: : : : //ニニニニ,'\__/ニニニニ
´: :/::/ +―|-|、: : : :l: ,./-‐l―|‐!-: ::iニiニニニニ/、ニニ|: : : : \ニニニ
//:/ |: /|/|: : : :/|ハ|::::::::|: : | ゙i,: : lニlニニニニ/: |ヽニ!: : : \ヾ、ニニ
/': : {::|::::|/‐-:|゙i,: :/::|!::l -―|: :|::::゙i,: 廴ニ=‐'/: : |ニ\: : : : : :\ニニ 能力容積94/72
: : : :|:|γ斧ミメ:::i,/::::::::''¨斧芋ミ、::::〉: /ニニニ{: : :,!ニニ\: : : : : :゙i,ニニ あなたの宿した力は、器の大きさを越えている。
: : : :|ハ;;...込zリ::::::::::::::::::.. 込zzリ ゙/::/ニニニニl: : {:\ニ/^: : : : : ::゙iニニ その力は時に、自らをも傷つけるだろう。
: : : : : i ``````,`''''''- .;;;;;;;;;;;;;;/:/__r-、=/: : : ゙i,: `´: : : : : : : : : |ニニ 汚染度82
: : : : : i /: : : : : : : :l: : : : : : ゙i,|\: : : : : : : : : |ニニ あなたは女神の寵愛を受けている。
: : ゙i,: /\ ‘ - .' ./: : : : : : : : : :/: : : : : : : : ゙i,ニ\: : : : : : : lニニ ただし、その愛の形が人のそれと同じだとは限らない。
: : ::∨: : : \ /'l: : : : ,.:´/: : : : : : : : : : : \二ニ=-、|\!ニニ
゙i,/: : |: : : : : |> ..,, 、-‐|: : /=/:/=ニ=- .,_: : : : : : : : : >=ニ二ニ=-'゙
゙i,: : ゙i,!\: :l: : : : : : : 〕ニ|: /ニ{:/ニニニニニニニ=-.、: : : : : : : : : : : \ 超嗅覚Lv2
.゙i,!\: : |\!: ,..‐f´ `´|/ニニ!'ニニニニニニニニニニニニニ二/~ハ: : : : : \ 大気中の物質を知覚、分析する。
\| .|:/ニニニ〉 γニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニi`` ト、: : : : : : . 悪臭や臭気による催眠誘導などを無効化する。
.l::{ニニニ〉 /ニニニニニニlニニニニニニニニニニニニ} <^^>: : : :
l: :lニニニ〉 ./ニニニニニニ\:lニニニニニニニニニニニl >` <,: : : 女神の寵愛(再生)Lv9
.l: ::/ニニニ∨ニニニニニニニニニ\ニニニニγ⌒ー‐' > `` 女神の力は、譬え肉片になろうともその命を繋ぎ止め、
l: /=・=0=ハニニ0ニニニ・ニニニニニ゙i,ニニニ{‐''¨´ > . その体を再生させる。
.l: iニニニニ弋リニニニニニニニニニニニニ゙i,ニニ\ >>., . 貴方は、女神を満足させるその時まで、
.|: !ニニニニ/ ゙i,ニニニニニニニニニニニニニ|\=ノ \ > >: : > . 死ぬことすら許されない。
!八ニニニ〈 弋_ニニニニニニニニニニニ|: : : ー''´ >ー<: : : :
|: : :\ニ=〉 ゙i,ニニニニニニニニニ.ニ|: : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : |ニニ|`` >、_ニニニニニニニム: : : : : : : : : : : : : : :
|:l、: ::lニ=| ./ニニニニ\二ニ=‐'''ト!: : : : : : : : : : : : : :
.|! ゙i,: | ̄><ニニニニニニニニニニニニ\: : : : : : : : : : : :
.
- 914 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 21:04:20 HOST:???
-
, '  ̄ ヽ ウチに入り込んだナニカに、
/::::::::::::::: .} ,
/:::::::::::::::::: ; 体がはち切れる。
/:::::::::::::::::::::::::::::/
__,l__:::::::::::::::/ , そうして開いた傷口から
_rV二二ミ≧ー=7´ ヽ 。
/ /:::::::l::::::::::::::::::/ } ナニカが溢れだし、
/:::::::{:::::::::、:::::::::::::./ /
:::::::::::::::::::::::::::',::::::::::: ,' ,/ 這い出した穴を覆って塞いだ。
::::::::::::::::∧:::::::::::',:::::::::,'::::::: , イ
:::::::::::::::/¨\:::::::::::,::::::{ :::::::y\ そうしてやらない夫の体は
::::::::::::::/ 、:::::::::、\::::::::::::ヽ ヽ
:::::::::::::/ ∨::::::::',:::::\::::::::::}ーっ_,´ ̄l 何かに置き換えられていく。
\:::::::::::' ,:::\:ノ 、ニ)、{
\::::::::ー-:::::::\\) 7ー- _ そして……。
ト、:::::::l/::::::::::::::´/ ヽ
\:::::::/ \_ / ヽ
V \ ー-:::::::::::::.........,,,,,,,,,,,, \
-−/ { ∨ `ヽ
r ´ / :. }! j{ }!∧ .∨/ .、
i{ ′ { 斗---:}! j!| ゝ \_}∧ \
八 , :j{ i{八 i| \ ハ | } ヽ 、 \
、 , .:| i{ / i 、 i| ィぅミzァ ,′ { 、 (⌒
,/ \ ‖!.:| i{ 从{_\ {´ ゝ "从{ ; }i、 、 j{
イ j{/ |i | 人 ィ´ぅ \!/:/:/:/:|i { }! \ \八
意識を失うその直前に、 }| i{ 从 {: {N\{/: ′ |i ,ハ , \`ヽ〉ーゝ
}| .:ノ| / \{:∧八 r,⌒ア .リi ; ゝ / 斗 う|
彼を抱きしめる光の中心、 .八 {.i|!{:| 从{ {ヽ:.> {iノij/i|! ′人Y{ {/ { )/、}
ヽ{Y}i 从Y (\ }≧=- 八_|/ ´ ヽゝ \ \ \
欲情に目を潤ませる少女の姿を見た。 Yゝ _ノ!\{i ;ハ ! }_ > ノ ./ 「ー^¨¨¨ <ヾ. \
//i\> ´{ / / _r'⌒ Y<⌒
そんな気がした。 イ< ィ ´ Lヽ/ /__r' } `
。s≦ 斗≦ /j{ _ {_ィ_/ー' ヽ{ .ハ `
´⌒7// ,/ノ⌒ (/ /:} ハ 〈} ハ } { {ゝ. 、
.
- 915 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 21:07:15 HOST:???
-
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ………どうしてこうなった! │
\_____ _________________/
V
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……一時中断です
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 これはみんなダイス様のせい。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ※無限の成層圏は、次話完成後、最初の休日の夜に投下予定です
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ※ない夫冒険者は、平日夜、手が空いてる時に投下する予定です
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 916 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 21:07:42 HOST:sp1-75-198-221.msb.spmode.ne.jp 0
- 一旦乙です
- 917 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 21:12:46 HOST:101-142-63-207f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 918 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 21:20:20 HOST:ntaich002115.aich.nt.ngn2.ppp.infoweb.ne.jp 0
- 乙でした
- 919 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 22:07:27 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙
厄ゥイ
- 920 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 22:35:19 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ 善性8、悪性?1、悪性1で悪性を引き当て
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 望んだ能力押し付けられた能力全てが適性が低く、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 汚染ダイスだけ高い数値をマーク。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ ダイスパイセンはなぜ頑なに
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ ない夫ハードを突き詰めるのでしょうか?
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 921 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 22:40:00 HOST:???
-
: ││|==:| | | | |´ ̄ ̄\ニニ\ | |ゝイ| :| |/ ,.ィi〔ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ| | |‐‐| | |/::: イ || |====\,.。o≦二二
: ││|==:| | | | |__ ` 弌ニニ弌二_| :| |〕イ‐l||| ///:| | |‐‐| | |::::,イ=| :|| |\,..。o1ニニニニニニニ
: ││|==:| | | | | | | | |〔:|:|==_〕::|==弌二| :| |〕 |l‐||||l 癶 /| ゙̄| 〈//,::| | |‐‐| | |/===|_,|| |二乂__|」 | | | ̄
: ││|`ヽ| | | | | |_|_|_|〔斗==_ミ |、:| |ニ}| :| |〕 |l‐||||zzェ|ェ:|zzzzzzzzzzz|:|:::: :|__ ∨/_| | |‐‐| | |_| |'´____|| ∩.:|_|li'´ ̄|」 | ,,.。o≦
: ││|`ヽ| | | | | |二∠二Y´ `Y:|_,,|ニ}| :| |〕 |l‐|||| ││││ |:|:::: :|: |//‐‐| | |‐‐| | |_| |]_||_ノ|| |:::| | | |」/ __
: ││|`'||| | | | | |s。.,__|____|\,,|___}|_:|_,,|〕_| ||||-‐┴┴┴┴=ニニニ|癶: :| //ー‐ | | |‐‐| |/ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ̄`Y´_」Lニニニニニ
: ││| ||| | | | | | ≧o。l__|\|_|_|ヽニニニニ二|_: : 冂:_:_:_:_:_:_:_:|_jI斗也/ー/| | |‐‐|/::::_:_|二二二二斗--<_,,.. ===
: ││| ||| | | | | l`|゙'ー- _≧rー|‐-|/_,|¨゙`ヽ|_|_|_|_| ̄|::|Y,,|┬ェ| ̄|'":::。o≦>イ_|_|/| ̄|,イニニニr≦i:i:i:斗===」_ -─…
: ││|‐l||| | | | | |│ | :l``| ̄|_|ニ|二二ハ_|_|_|_|_|┴|二二「」_|__>''" /ーーーー/ーー//i| ̄|,.ィ〔二二{{二弋 ̄__二二ニ
: ││|¨:||| | | | | |⊥,,_| :|.,,_| ̄|~|│ll_//i|ニ∧二二二≧s。`ー─────=ァ'´ ̄ ̄ ̄ ̄~`ヽi|「」|‐l||│ ̄ || ̄~| | ̄:::: | |::::::::::| |
: ││|_,,||| | | | | |丁 Ti=-|.,,_| ̄|~|│l|/:|_i|三|ハ‐_─‐、 、──ー┐|]]]]]]]]ア´: |::::______ム「」|‐l||│ : : ||::: :::| |:::::::::::| |::::::::::| |
‐┴┴─:|| |二二|┴- 廴_|_|_|TTT|┴l| | i|Ο| ̄|_^Y。s≫l|=CZZZZZZ>'_,。oT|::: | ̄ ̄二ニ=マ::::ム ̄~||│ : : ||::: :.:| |:::::::::::| |::::::::::| |
ニニニニニニl| |__|_____,|TTTTTTT | |_i|Ο| |_|≫''^ }|=C |::::| |:l|ィi〔|:|:|:|:|:|:::::|T「|:|:|::| |::| マ: ム ||└─ ||ー‐| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
===/ //,'|| |∧マヘ'⌒ヽl|^||二二二二l|Y | ̄丁丁}‐┐....0|=C,.レ--ミ| |:|:|:|:|:|:|:|: : |:|:|:|:|:|::|_|::|─ マ::ム‐||___||____,| | : : : : : : : : : : : :
==/ ///::|| |::: |: |:∧:::: || :||:::|:::|:::| :|:|:|:| Y|'´ ̄マフ| ̄|_ -=|>--、' rxニミs。|:|:|:::: |-<二≧廴_|::::::マ========ミ|_|──────
‐‐|//| ̄~| |:::::|: | ハ::: || :||:::|:::|:::|_,|」斗::|‐| _ -=>/〉:_:_γ^i 弋rt_xヘ≧s。,|===Y=/,.---`'< ̄`'' <i:i:i:i:i:i:i:i:≧=_- _
~\ ̄ ̄ ̄\_|_,|_ハ_,||_,||。o≦「__|::|_,|_ -=> ゙ Vo∠∠orク `¨>くx====-ミi:i:<)ー-ミヽ__ノ_xヘ二二ハ─<´::::::::::::: ̄`ヽ、
\ ̄__≧=--------------_-=ニ≫ ゙ ,. -====ミー-、 {^Y二ヽ:::::::::ノーrミi:i:≧<zzzzzzzj^ゝ‐'V^i `ー< \:_:_ノ
^\ ̄ _ -=ニ≫ ゙__∠_::::::::::::::::_:_:}i ハ) ∨ ゝ _二__人_)ミi:i:i:i:i:≧s。ー'゙ ゝ-<γヽ`辷rェェェェ
_,.、-‐''" _」 _ -=ニ≫ ゙ // ̄ /::::::::::/ {^VY〉 ≧≦===≧≦ ^'<i:i:i:i:i:i:i:≧s。.,_ 弋ソー‐ァ──
,.。o≦⌒ _ -=ニ≫ ゙ V777 //`¨¨´ 〈「「l| ∨) ^'<i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧s。., `¨¨¨´
転生先の世界は……。
技術レベル【1D100:55】 文明圏の広さ【1D100:35】 文化度【1D100:82】 安定度【1D100:17】(内憂⇔外患【1D100:90】)
.
- 922 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 22:54:52 HOST:???
-
ri iー‐-、
|イ `ヽ ``ヽ、
| ト、 ) ァ ャ、
.| t_t,ノ´ { ハ `ヽ、
|, ー‐-.、,_ λ_丿 .`ヽ、
.|_________ ``ヽ、_ . `ヽ、
キ\\\\ ``ヽ、_ `ヽ、
キ. ヽ ヽ ヽヘ `ヽ、_ ヽ、 ___ ェェ ___ 太陽系歴【2D100:149(83+66)】+2D100年、
キゝゝゝゝゝ.ヘ `ヽ、_ `ヽ `[]=|Ξ|=t]´´
キ ミミミミミミヘ `ヽ、 `ヽ、rー‐‐‐‐ー‐-- 幾多の混乱を乗り越え、
キ ミミミミミミミ} `ヽ、 ヘニニニニ`ー-
λ二ニニ=丿 \ヘ ( ")") / 恒久の平和を築き上げた筈の人類は今、
\_ΞΞノ .rt ``ヾ /
ヽ、 ̄ [| 〉 彡 未曽有の困難に遭遇していた。
メ、 〃ミミョェ_ キ
彳ヽ }
ヽ _______,,,,,,---‐‐ー`ヽ、 . 技術Lv55-恒星間文明級+
冫------‐‐‐ー''''´´ ノ 文明圏35-星系文明級+
/ _,;ノ´ 文化Lv82-高度成熟、素敵な未来級
/ ,/レー‐ァ 安定度17-瓦解寸前/外患90(文明圏外の敵)
/ /[ニニニ]ア``ヽ
/ ,/
{ _,/
ゝ _, -'´ .
ゝ、 __,-ー'"´
``"´
.
- 923 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 22:56:03 HOST:???
- ※ミス修正
ri iー‐-、
|イ `ヽ ``ヽ、
| ト、 ) ァ ャ、
.| t_t,ノ´ { ハ `ヽ、
|, ー‐-.、,_ λ_丿 .`ヽ、
.|_________ ``ヽ、_ . `ヽ、
キ\\\\ ``ヽ、_ `ヽ、
キ. ヽ ヽ ヽヘ `ヽ、_ ヽ、 ___ ェェ ___ 太陽系歴149+【2D100:152(76+76)】年、
キゝゝゝゝゝ.ヘ `ヽ、_ `ヽ `[]=|Ξ|=t]´´
キ ミミミミミミヘ `ヽ、 `ヽ、rー‐‐‐‐ー‐-- 幾多の混乱を乗り越え、
キ ミミミミミミミ} `ヽ、 ヘニニニニ`ー-
λ二ニニ=丿 \ヘ ( ")") / 恒久の平和を築き上げた筈の人類は今、
\_ΞΞノ .rt ``ヾ /
ヽ、 ̄ [| 〉 彡 未曽有の困難に遭遇していた。
メ、 〃ミミョェ_ キ
彳ヽ }
ヽ _______,,,,,,---‐‐ー`ヽ、 . 技術Lv55-恒星間文明級+
冫------‐‐‐ー''''´´ ノ 文明圏35-星系文明級+
/ _,;ノ´ 文化Lv82-高度成熟、素敵な未来級
/ ,/レー‐ァ 安定度17-瓦解寸前/外患90(文明圏外の敵)
/ /[ニニニ]ア``ヽ
/ ,/
{ _,/
ゝ _, -'´ .
ゝ、 __,-ー'"´
``"´
.
- 924 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 23:19:37 HOST:121-85-74-149f1.shg1.eonet.ne.jp 0
- これ宇宙人と戦争中では?w
- 925 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 23:22:05 HOST:???
-
【女神さま被り付き大興奮】 _
. _{ \―- ミ __
. : :´: : :人 ∧: : : : : :<⌒
/: : : : : : : : : \_ノ \: : : : : :\ 敵の技術Lv【2D100:90(43+47)】
. /: : : : : : : : : : \: 〈_} トミ : : : : : ヽ 文明圏【1D100:69】
. ___/ : : : : : : : : : \: : :\ : (__〉:./|: | : : ', 文化度【1D100:49】
{ / : : : : : |: : :\: : :\: : :ヽ | : ∨|/: |/ : : : |
人_./イ: : : : | :|: : : : |>x==ミ ̄:|: :.:.| イ: :∧: | 開戦責任
|:∧l :l: : : |: l\: :.:| r': ハ |: :.:.|^Y:/ :∧ }八 地球【1D100:90】-82
|:.:叭 l: : : |: | \l 乂ソ |i : :|ノ l: / : ', 敵 【1D100:74】-文化
|/∧:、: :.W爪ハ :::::::: 从: :|: : |/: : : :',
. -┬〈7V\ト l{乂リ 、 .ィ: 八: : : : : : : :、 戦力比 地球⇔敵 【1D100:16】+補正
l: ∧ : : \∧ ::::::: rっ /-X: : : : _: : : :\
|/ } |: :|ト:个‐ ..,,_____/ / ̄_( ̄ ヽ: : : :\
|人: :ト| ヽ(: : : : : : :j/ __ノ { ∨ : : : \
( \ |: : __,,ィ _ノ | l : : : : : : \
|: / 。o(_) 0 0 | |\ : : : : : : \
/:〈 У/⌒\ \} トミ___ : : : : \
. /: //. イ ( / \ }/ \ :}: : : : : : :\
/: //´ { / 、 \/ _,<) ノ\: : : : : : :.`丶、
. //八 イ,/ ≧=彡 7⌒ニ二  ̄ _ノ7:、: : : : : : : : : `丶、
. /∠,____〈 Y Т |ニ====彡<: : :\: : : : : : : : : :
/:.:У____,彡} .ノ |: : : : : : : : : :\: : :\‐- : : ___
. /: : :/\:/ { _ -=' /_: : : : : : : : : : : :.\: : :\: : : : : :
/: : :/: :.:.,′ X -=' ,イ  ̄ ¬=‐-: : : _\: : :\: : : :
. /: : :/: : : :i | / /( \: : ‘,―
. /: : :/: : : : :| | /|// /´ ̄ ̄\ ヽ : :',
/: :/: : : : :_{\ ∧| / /-=''ア \―――――‐--=ミ ',: :i
. //: : : : : : :\ ∨ |^У / \ \_ \|
. /: : : : : : : : /-', ⌒ヽ/ \  ̄ ̄ ̄ ̄\ \
. /: : : : : : : : ///∧ ∨ /__ \‐- \ \
/: : : :__,.. -‐ ´__// /∧ { 〈三/ \ \  ̄ ̄ ̄\ /⌒',
-‐  ̄{:.:..// /-=ミ ∧ ノl l l { { Т三三) /⌒) _/ニニニ/
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ∩ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ∪ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : ::::::::::::::::::::::::::::::::/ o \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : :::::::::::::::::::::::::::/_________.\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : :::::::::::::::::::::::::::::::プレイエリアの外です:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.
- 926 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 23:27:25 HOST:???
- 少し間違えたので変更……。
敵の技術Lv50+【1D150:83】
- 927 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 23:52:15 HOST:???
-
_
/ |,,---"" -- ,,,____ 敵技術Lv33(133)、星系内文明級
,,-‐,ラ >,,--、 `ヽ  ̄ ー ,,,_ ,. i''"| 文明圏69 銀河腕文明級
/フ>< ̄`ミ、/ `、。 。 。 ゙、 "-< |三| 文化Lv49 現代地球級
// ̄|| \/ 9_~")` Y ク ゚ ゚ ゚ "-,,, |三| 開戦責任 地球8:敵25
./,,⌒`iヽ--"" (_天__ノ 《 (() (() "-,,,|
./..,,, .. ヾ  ̄ ゛ ミッ,,_,, ヽ ヾス-,, ._
//|_ `、: f=ヽ彡"'': ̄~)゛]....'lll。 。iii 。 。 。 ゚ ゚ ゚ 。 。ゞ_ _ }- ,,_<__少_
,'> /(0 ̄,,)三ワ ノ 刀/' ゚ ゚.lll ゚ ゚iii } _ .} - -.+ )<二二)~゛'' ‐- ..,,_
(0 ̄{{/´`i  ̄i:`´ミ ,,.. ''" } }.o.} .} ノ- "ノ<二勹.. -−一'''''' ""
 ̄ .{ }: : ノ / ./ ノ / ノ< ̄ 夕
ノ: ,′ ___ / ノ ノ / ,,--"" ~゛'' ‐- ..,,_
ヾ _ノ,,,彡)) y'う _) rー""~~ヽ"- ,,。  ̄。 ゚ .;<" b ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,,ゝ" (彡 ¨ </´ 爪 / 丿 ..; ,,,- ̄
`-"\  ̄フー=≠ フ ,,,-""-=′ 敵は星系内文明程度の技術レベルで
夕ヽ ノ ∠,,-""
゙゙ -t 、___ ∠二二=テテ´ 銀河腕一つを支配してる級の文明を誇る
`゙-- ̄
ファンタジー系星間国家です。
_,.._
_,. -'"`ヽ`ヽヾ`ヽ.
/, - 、ヽ ヽヽ ヽヽ ヽヽ
/ - 、 ヽヽ ヽヽ ヽヽ ヽ\ 開戦責任としては、
/ ゝ-、_ヽ_ゝヽ-ゞゝ、,.ゝゝ<
〉, r='" -===- {ヽミ どちらが悪いと言い切れるものではありませんが、
l l ,ィ==- ,ィョェュ、 ヤミ
Λλ 、ヒャォア〉 ヒャェォ }ミt 比較すると適法に非が多いと思われます。
ヽ{ ,l  ̄ , ヽ ̄ lミ/
ヽ∧ ゝ - < l/ 精神的に若く、広大な文明圏を持つ彼らが、
|/ll /,rェェ、 } /
' ∧ 〈__ソj / 面子にこだわって引かなかったと言う所でしょうか?
_,.。- '"´ l ヘ . ヽ==-' , f
_,.。- '"´ / ヘ ヽ ヽ ノ ,〈`゙' -。.,_
_,.。- '"´ / ヘ ヽ. ` ==' -' ヘ. ` - .,_
/ \ ヘ / >、 ハ `' - .,_
} / ヘ /ヽ / \/ .l \
| \ ,r、 >-、 V / ̄\ l l . l
.〉 ,/. }{ } ヘ l ヘ l l l
../ / . ;::j } ,j ヘ l ヘ ヘ l . l
{ r '-─┴、. |、 ヘl ヘ ヘ l l
.} { _,..._ ヽl ヘ ヘ l l l l
,( `ヽ ,) ヘ ヘ l l l l
_,. -( `' - ._ ,ノソ ヘ ヘ l l l l
_,. - '" 〉. - ._ _,)'" ヘ l l l l l
{ ゝ._ ,./j| ヘ ヘ | | | |
.
- 928 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 23:55:44 HOST:p188.net118151192.tokai.or.jp 0
- >>927
適法に非が多い → 敵方に非が多い
- 929 :名無しの読者さん:2018/06/02(土) 23:55:58 HOST:124-140-77-74.rev.home.ne.jp 0
- 星詠み号じゃねーかw
- 930 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/02(土) 23:59:08 HOST:???
- >>928
指摘ありがとうございます
と言う所で、明日時間が有ったら、
星間戦争世界に転生したない夫くんの人生について綴っていこうと思います。
……キャラメイクと世界観設定に一日かかるとは思わなかったよ。
後、ダイスパイセンはやらない夫に厳しすぎ。
- 931 :名無しの読者さん:2018/06/03(日) 00:00:33 HOST:sp1-75-198-221.msb.spmode.ne.jp 0
- 乙でした
- 932 :名無しの読者さん:2018/06/03(日) 00:24:22 HOST:101-142-63-207f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 933 :名無しの読者さん:2018/06/03(日) 01:03:45 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙でした
邪神抱擁ひどす…
- 934 :名無しの読者さん:2018/06/03(日) 12:58:05 HOST:124-140-77-74.rev.home.ne.jp 0
- 「敵技術Lv33(133)、星系内文明級」ってファンタジーで下駄はかせ実質133相当ってことだよな。どんだけファンタジーなんだ?
- 935 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/03(日) 14:35:20 HOST:???
- 違うねん。現代以上のSF社会が前提だったんで、地球の方が1の時点で現代以上なんねん。
何で敵が最初2D100次が1D150+50になったかと言うと好きなSFの中に、
謎の精神生命体と交感したせいで、カヌーで宇宙に漕ぎ出してたネイティブアメリカンと
順当に宇宙船で地球飛び出した地球人が出会って……と言う話あったんで、国家規模=総合能力で、
科学技術を独立させることにしたねん。
だから、技術力は国家規模準拠で、科学技術のレベルがプラネテスとかに毛が生えたレベル。
逆に地球が怪しい数値になったら、超能力文明に目覚めてラフノールの鏡で星間移動とか怪しい世界になってたんや。
- 936 :名無しの読者さん:2018/06/03(日) 16:05:26 HOST:124-140-77-74.rev.home.ne.jp 0
- ゴメン、ヨーわからん
- 937 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/03(日) 16:31:00 HOST:???
- 敵の文明のアレは、-100です。
地球は、宇宙に飛び出す前の下積み全部を、さっぴいてるので、実質+百。
なんで現在の地球までが百なのかと言うと、現代基準で上はふわっとしてるから。
- 938 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 20:19:54 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日はない夫冒険者の続きです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ……今、スタドラ映画版見てるんですが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> プロフェッサー・グリーンが普通に格好良く戦ったように
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 編集されていて、やっぱり草。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ※プロフェッサー・グリーンは、初期の敵の中で唯一、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 主人公をガチで敗北直前まで追い込んだ強敵です。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 939 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 20:27:46 HOST:???
-
_,,、、、、.,,__ _
. ,r'゙イィ二三二ニニ'ー-、
,jいノイ,ィミニ=-、二`ー、\
メ厂 ̄ ̄`ヾミ三二ニニヾ,ヽ
/ 、 ji!``ゝニニ ‐-、j゙、
,!、,,,._ ヽ 〈lト、,三二ニ、ヽ、 ! そんな予想を裏付けるように、
,j rェッ、`` ヾミ,r'⌒!ニ、,ヽV
/ ゙` !ミ! ,ヘ,ト、ヾヽi゙ 氏は最後の発言以降、
! _, ,' 'ヾ' ノ,イ!`i V
丁__ 、 / ,「``´) jトリY. 幾度かのゼスチャーを除いて、
} ` ′ / リ)从イ、
7´ ,ィ´ , / \ 溢した紅茶の処理に専心していた。
`ー‐''i"´ ,' ,/ \
, イ´! ,' / /`ー 、
_,,、r-‐''"´/ / /ヽ / / `ヽ、
/ ! / / / ,イ / ``ー- 、
./ ! / / ! // / , \
/ / ! / ,'、 | /,/ / / \
l/ l ,' ,! \!/ ̄/ / / ゙ヽ
/ | ,! ,! / / / / i
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
. | ( 一)(●)
| (___人__)
| ` ⌒´ノ 「なぁ、そのスプリングフィールドさんと、
| }
. ヽ ⊂ニヽ トーリさんてどういう人なんだ?」
/\ r┴│
_ -‐=ニ/二_ \--/ニニ }
/ニニ二二|二ニニ_ __/{_(_オノ |__
ノ二二二|ニニ\二ニ=_ | | | |二ヽ だからと、差しさわりの無い会話で、
ニニニニ|二二_\二ニ_ | |ー‐ヘ|ニニ|
ニニ二二|二二二_\二ニ 」___/ニ=_=| 今有用そうなものをチョイスして口に出す。
ニニニニ/二二二ニニ=_二=|二二二ニ=_
ニニニ/二二二二二二=_ |ニニニニニ|
二/ヽニニニニ二二二二| |二二二二|
=く }ニニニニニニニ二| |二二二二|
.
- 940 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 20:52:08 HOST:???
-
__, ィ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ヽト、
―/ , <⌒ヽ _.├‐z
./ // , .ト、 ヽ ハ
., ' .イ/ ./ ,' / | ヽ\ ハ :.',
/ イ ,' ,' / ,' ./.| l 、>ミx_.∨:',
./´ ,' i .i .,' /l ./ | W、 ∨.∧ ヽ:i、
.,ィi ./:| |-,'‐ -|、,' ',_!_',_、_.∨.∧ト、ミi
' }./ .l| i|./ | _l/ ´V_.∨、`l\∧ト|`
l/´.:l| .lil\T`Tミ 〒.〒ァl\././ミ、
そう問いかけられた先輩の、 .l| ,∨ハ:.ゝ' 乂リ./ , ./_/
V ∨ト、 /イ.ィゝ`ヽ
変化は覿面だった。 Y `;..、´` イ トム ハ ',
/イ}≧=≦==ト、| ノ⌒ . ヽ
何気ない素振りで口を開いた彼の口から、 _,...ィ|::::|:|:|:::::::::ト.、リ |
,ィr≦::::::::::>州―<::::::l_ヽ .|
畳みかける様な言葉の羅列が ハ::|::::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::Y .|_,、
,'.:::::::li:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::\//∧
ほとばしり出る。 .:;:::::::::::|l:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::lУ..::::o:∧
.;:::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll:::::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::o:ハ
i::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::l::.∨.::::::::::::ハ
.;:::::::::::::l|l:::::::::::::::::::::lll::::::::::::::::::::::::ヽ::::V.:::::::::::::ハ
.i::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::::;'\∨:::::::::::::∧
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|:::::::::::::::::::::::::; \::::::::::::::::/
.|::::::::::::::l||:::::::::::::::::::::|l|::::::::::::::::::::::::i ヽ:_/
,
/
/; ,,;
.// /:/
、_ ヘヘ ./: :/___,,,....--,-
ヽ ̄ヘY: :  ̄: : : ー--<´
, . :':´: : : :ヾ、: : : : : : : : : : ヽ丶
,. : :': ; /: : : : : /ミl:`=、ヽ_:_: ヽ: : :ヽヽ: `: 、
//: /: : : / ヘ: : l ̄〒ー|: : : :i: ヘ ̄
/"/:,イ: :,.-/‐‐- .ヘ: |ヾ代ーヘ-: : :| : ヘ
/"l/l: : /,んう` ヘ:l ,..-ー、ヘ: : : ト、: ヘ
.|/| 从`弋;ij ヘ し;;ヽ` ト、: :|ヘヽヘ
l |:/ ヘ .○‐,‐○`”' /、ヘ: :|ヘ 丶
|/ヽ_ヘ t===ァ /_/ヘ|
l /丶、 ヽ .ノ ./ 曰く、理知的、曰く、博愛、曰く、正義感……。
_  ̄´//i丶 _ .//ゝ、
/ .:::: ̄ヘ::ヘ丶、 .i//i ̄ どことなく、友人や尊敬するリーダーと言うより、
i .:::::::::::::::::::ヘ::ヘ ` v'`,.、
| .::::::::::::::::::::::ヘ::ヘイ;;`トl .:...、 痘痕も靨式に惚れた男を語る
.| .::::::::::::::::::::::; .>ヘト-イ|< .:::丶
≦ .::::::::::::::::::::i ヘ .:::ヘ|;;;|l .::ヽ::::::ヘ 女の惚気の様にも聞こえたが……。
l .::::::::::::::::::::::/ .::::ヘ.:::::|;;;| .:::/.::::i.:::|
.| .:::::::::::::::::::::| .:::::::::ヘ.:::|;;;|.::/.::::::|.:::|
.
- 941 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 21:26:04 HOST:???
-
―― 、
/ 〉 ´ \
/ /' __ ノ ゝ.__ ヽ
/ //〉 ( ー) (ー ) l
l ´ イl (___人___) l
. l iYl ` ⌒ ´ l 因みに、トーリ氏の方は
. / ハ !.! !
. / / ' ヽ / 何だか良く判らなかった。
l // 、ゝ / ヽ_ ウェットマン
´` ー‐ '`./ `ー、 ,−´ / \ ワカメ男だとかなんだとか……。
. i ii / `:.i i´ヽ. / ` 、
. , 'l l.! / l ! ハ / \ 兎も角、彼の言葉が本当だとしたら問題だ。
/ ,:| | ヽ/ !_' V , , ヽ
. / / l | /:.:.:.:ヽ / / / i
. !/ ! l\. i:.:.:.:.:.:.i / / / l
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
` <: : : : >:. ',: ヽ ',:}
. . .-: : : ̄二ニニ:-:-: : : : >.',: :∧ }:}/{
: : : : : ;<: : : : :x<: : : : : : : : : : : ニ7ノ}リ'
ア7/: : : : :イ: : : : : /: : : : :,: :,: : /: 人
./: : : : : :/: : : : : :/: : : : : /: /: //: ハ`≧、
: : : : :,イ:/: : : : : : ; : : : : /: : :/: イ: : : : ',:ハ
イ77/: :/: : : : : イ: : : :`7ー-/、/ }: : : : ',: ハ
∧V;イ/: : : イ': :イ: : : : /:/z=tテミ、}',: : : :.ト、ハ
/∧∨' ://iγ´|: : : /レ {{ {ノ| { ',: : :.iマ} ヾ
//,'V////i/{ ヾ|: : / Lj/`「}: : ; }
///´ヾ、////,\.|: / ‘ー'ヾi: ;'
/////∧// |/、 __ { i,' どうやら彼は、
// ∨' , マ l ヽ  ̄´ ´
/ ,-/ \ , 、 イ 正義感が強く不正が許せない
,く:.:.:\ \ /__  ̄
'´:.:.:ヽ:.:.:.:\ `ヘぅ、} 言わば、古き良き少年漫画の
:.、:.:.:.:.:.\.:.:.:.ヽ イ;;;;;;}l、
:.:.:.\:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.\ヽ-{、',、 主人公タイプであるらしい。
:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.\;;;',:V`:.:、
.
- 942 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 21:53:50 HOST:???
-
_____
/ \
/ \
/ |
| |
| / { | ……となると、
| __/ \____ |
| | 知識を独占しようと言う申し出には、
| ( ● ) ( ● ) |
レ‐┐ | | たとえそれが一時的な話でも、賛同しない
/// ノ (__人__) |
/| | _/ ⌒ / ――或は、出来ない可能性が高い。
/| | | } /
. ___/\ヽ│ \ /
... _ ‐ \ \| \__ /\
. / \ \ \___,,/ \
/ / ̄ ̄ ‘, \ ∨ /l|\__
/ ‘, \ |∧ / l| \
‘, ノ | ‘, / 八 \
‘,// | ∨ / \ \
__________
r´ ´\ \ その上、アーウェルンクスの手には
( \ \
\ \ \ 既にその知識がある。
\ \ \
\ \ \ 事前予防と言う意味合いにおいては、
\ \ \
\ \_________\ 状況は既に詰んでいた。
\ r´=========r´
\ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ==========ゝ
.
- 943 :名無しの読者さん:2018/06/04(月) 23:44:45 HOST:125-56-5-25.ppp.bbiq.jp 0
- よくわからないまま起爆するからwww
- 944 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 23:53:16 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/_,ノ ヽ、,__ \ 裏のあるなしに関わらず、
| (●.) (● ) |
| (__人___) U | そもそも彼の立場では、
| |
| | その存在情報が漏れてた時点で、
ヽ 、 . {
√ヽーー- ´/ i、 こちらの申し出は 『理解する事が出来ない』案件なのだ。
/ヽ \ 、 ノ∧
, . < ハ 厂iヽ }∧ } となれば、その時点で既に、
/ ∨ヽ::ヽ{-ニ/〉 V >.、
r ´ `∨::::::}/ ヽ 情報を隠す意義は失われている。
ノ V 〉:::〈 `,
i 、 / |::::::| iノ r
/ ' |::::::| 」 |
.
- 945 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/04(月) 23:59:11 HOST:???
-
_ __
\ {::::\ /::::::::、
}\ 乂人:::> ` !:::::/{ ̄\
,:::::::) {.! __ ]::/.ノ:::::::::ノ
,'√ }、 /´´ h )::::::::ヽ:::/ ̄_
‖ ノ::::::、 { ノ ,::::::::::ノ}::::::- __:::::::::::::::<
ヽ¨´::::::√ .ノ⌒y' // ̄、丶` ノ::::::::::::::/
`‐=' ':.:.:.:.i:{ ィiノイ__ ノ=- ´ .>┐〈ノ ̄ ̄
__r、ノ√::::> .':.:.:.:.:|', 从 〜< ' __ゝ:::二>
⌒、::`'<´ ,:.:.:.:.: | } 彳ゝ‐-:.:.:.:.ノ >::ノ::─┐
ヽ:::::::{ ,:.:.:.:.:.人、、__ /ニ=-ヽト、iヽ{⌒{ ≧=┐{_´
〈ヽ\::、 弋:.:.//:.:.:.:.:.:.⌒ヽ:.:.:.:.〕iト=ニ二二、 /<>::::::::::::ヽ,
ノ:::: ̄〉__ ≧s。:.:.\ヽ、}:.:.:.:.:.:.:.:.:.} ̄ ̄ノ ≧s。 ヽ '´ -=`''''´
</':::√ ヽ:::::, .〕h、:.: ノ:.:.:.-=ニヽ!:.:.:./ニニ=-ヽ:.:.:.ヽ _//:::::}
/::::/γヽノ::::::〉 ヽ,∧_ノ-=ニニニ〕ニニニ=-!:.:./:.}. `¨¨/::/::、
/::〈_!::ヽ廴::、::::< Y-=ニニニニニ!ニニニ=-}ノ{:.:, / '´、_〉:::>
`¨¨¨__‐=' >' Y-=ニニニニ !ニニニ=-!//:.:, ´ 〈::ゝ::ィi〔
_ >:::> )ノ-=ニニニニ〕ニニニ=-}//:.:.:, `´
ゝ=-/ノ /:.-=ニニニニニ!ニニニ=- !/,:.:.:.:., 、─<
/:::::<_ ,:.:.:.:.-=ニニニニiニニニ=- !'/,:.:.:.:., '::::::/
<_√≧=‐'´-=、 ./:.:.:.:.-=ニニニニiニニニ=-〕 '/,:.:.:.:, .'::/、 /´
><ヽ∧::( ./:.:.:.:.-=ニニニニニiニニニニ=-、.'/,:.:.:.i .//ヽ:::ヽ , '::::(
<⌒::>'::::/ゝ' √ /:.:.:./i-=ニニニニiニニニニ=-Y/,:.:.} ,/ 〈:::::::::::::::ノ
`¨/::/-< 乂:///}-=ニニニニ!ニニニニニ=-',}/,:.:.:!. ´ ≧s。√
/>':::::/⌒  ̄〕-=ニニニニ!ニニニニ=-ノ}!/,:.:.}
⌒/:::( !///‐=ニ二!二ニニ=- ≦ 7⌒ヽ 情報公開を前提に、
ヽ::::::::::::、 '///////‖//////// ,.八 /´ ヽ
`''<::ノ '///////, .∨/////// ヽ ヾ〈}リ 対策を考える必要がある。
〈::〉 '//////., .∨///////, ∨::ノ
}/////.7 ' ///////, Y 事の元凶が言うのもなんだが、
〈::〉 }/////, ∨///// , `'
}/////i ∨/////〕 白き翼がどんな結末を迎えるかは、
〈::〉ヽ }/////} '//////! .
/:::ノ '/////i }//////} 正直知った事ではない。
/::::::/ '/////〕 '///// 7
/:::::::ノ {/////〕 !/////7 だが……。
./::√ '////.7 {////.7
ヽ' '///.7 !////,
√:::) }///.! }////i
`'<> '/// ! ハ/// {
【やらない夫の中の雷天大壮氏のイメージ】
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- 946 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 00:12:17 HOST:???
-
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, .. .:.:.:.: .: .... .:.:.:...... .... .. .:.:.:.:. .. ... ....:.:.:.: .: .... .:.:.:.. .. :... .. ... .:.:.:.. .. :... .. ..
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ . .:.:.:.... .:.:.:..... .. .. :. .:.:.:.: .. .:.:.:.:.:.:.:.... .. . . ..:.:.:..: .:.:.:... .. .:.:.:.. .. :... .. ..
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, . .. .... .. ......:.:.:.:γ⌒ヽ ...:.:.:.:.:.... .. .. .... .:.:.:.:.:...... .. ... . .. ... ..:.:.:.:....... .. ... . .
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ .. .... ...:.:... .. .⊂ニニニ⊃. .:...:... .. . .. .. . .. .... .. .. .. .. . .. .... .. ..
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" .. . .... ..`ー-‐′ . . ..... .
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ " / ヽ
゛ ヾ;i;;ii ;iiメソ ヾ; ;ゞ " 彡 / O ヽ ノノノ卍
""|l!|| ll|ソ "" δ 大 (゚∈゚#)  ̄
li(~):|l| ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,, , ,,,,,丿\ノ⌒\  ̄
|:l||l |l| ,,iiiii;;;::..゙ ,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙ ,,ii∧ ∧゙,,iiiii∧ ∧ ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙∧_∧,,iiiii;;∧_∧
|;l!l| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;/゚U゚iiiii;;;;;:::::::iii___( *^ヮ)_ (゚Д゚,,)_;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::_( ´_ゝ`)_(´<_`* )__
|ill|| lll⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒|三三三 |っ^l^O三と |三|⌒Y⌒Y⌒Y| ( つ/ FMV/ と)三|
二llil|l l!|二二二二二二二二二二.`┳━ 〜ヽ ^) )━と~ ノ┳二二二二二`┳ヽ ) ) / / (´━┳
、.,.ノiiノ:l|| !ヽ、.,., ,.、.,┴ `JJ.,,,.、.,,`J .┴.、.,., - (_)_)_(__) ┴
"" ^~"" ^~ " "
∩_∩ ∧_∧ この活気にあふれるセンダイの街が、
( ´ー`) ζ(´〜` )
(つ/と) |__と ιと ) __「|_ そんな自殺行為の巻き添えを食うのは
。,, |/ | Y 人 γ⌒ヽ焼芋ヽ
δο 彡ミ ))_) (__)`J @@@@ || l四l} ||三三|__ 到底許容できなかった。
"°゙;σ @#゚д゚) |TTTT||TTTTTT!
( つ |_と(・∀・ )==┴(@)‐(@)┘
∪∪
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
.
- 947 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 00:20:04 HOST:???
-
/ / ハ〈 、
| ′ ,//
/. | |//. |〃イ } \
| | |/ ノ{{ ' i/ }
i | | j」,, ∠ }}/ /
/ | ├ 「 / /}.∧ / // ′
. | | j/}_,厶〈= } / /ハ{
. _| _,ノ笊筏弃豕 ∨ } ,′
-=ニニ| | | `寸 {{ (_ { }. ,′
二ニニ| | | | 込炒 (/ ,′ しかし、幾ら決意した所で、
二ニニ| |\ | | 、 / ∨ ,′
二ニニ| |= \. | | ー‐'′ \ ′ それで名案が浮かぶわけも無し、
二ニニ| |ニ \\. Yi | / ,′
ニ=-‐i゙| |ニニ. Yi| _. _′ / / なんの収穫も無いままに、
:i:i:i:i\| |ニニ | ノ / /{{
:i:i:i:i:i:i:i〉| ⌒^, | / / / {{ ただ二人と言葉を重ねた。
:i:i:i:i:i:i/i | ‘,. | ≧=-‐' / / {{
:i:i:i:/:i| |i:i: ‘, | / { /'′
///> ,.:i:i:i:i:i:i:i:i:.‘, | / {/
/ ,ィ, / / |i \ 、 \|、 ∧
.ィ<__/ / / ,' / ll|i ∧>.∨ 、 \、 ハ
 ̄ ̄.,.' .イl ,' ,!| .,' l.',∨ ヽ `=‐-、_ \ .',
// ,' | .i ,'l.| i| |', |∨ \ \ \ \ .!
.〃 .:;::::| | ., .!| .l | .| ',.', ∨、 \ \、\_>、_二ニ=
どうやら二人とも、 ./ ; | | ,i |l| ll | : | Y \ト、 _ ト、 ト、.\ー` .;'
.i ,'.} .|! ,'.| |.l| l.|.|l :| ∨ィ=≠、\ \\リ |`.\ .,'
こちらを徒党に引き込みたいのか、 .l .,'イ! ||! .i_',」__!_| l.|Y ィ'´ヽ__ _.ィ=ァ`./ヽ〃,' .,'
パーティ | ;..:| !..:||l '|、'j _Y l| ',| .:'ィ<フl|.|'} / ノ' l .,'
徒党の事を結構細かく教えてくれる。 l/ /ハ |Y!.弋爪云 弋__ノイ/,' /.}.∧ .:∧
| . ';| ∨ ∧.、V_,}  ̄ / .,' / .,'∧ ト.∧
どんな事をしているのか、 l! ヽ \、` , /イ/リ .〉、 ト|、ヽ|
l .\|.\、 、, -, / /.:∧|ム
どんな構成なのか、 `ヽ_>.. _ .イ .x<::::::::::::::ト、
≧ <ハ|≦::::::::::::::::::/.::.\
どれくらいの人数がいるのか、など……。 _,.イ}∧:::::::::_;:イ::::::::::::::..\
,.....‐≦:::::::::::::::::〉リ‐:<::::::::::::::::::::::::::::..\
<::::::::::::::::::::::::::::::::川l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
.
- 948 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 00:53:52 HOST:???
-
{-=ニニニニニニニニニ=-}
. /ニニニニニニニニニニニニ\
. /ニニニニニニニニニニニニニニ∧
/ニニニニニニニニVニニニニニニニ∧
/ニニニニニニニニニニニニニニニニ∧
/ニニニニア777T¨¨¨¨¨¨¨¨¨T77ハニニニニ\
. _/ニ=--―-{/// {__,,ニニニニ,, } //}ニニニニニ\ それで判った事は、
/ニニ{ {/// {,, -====-..,,} //{__ }ニニ=-
. /ニニニ=- _,, {/// {〈/:.:.:.:/:.ヽ:.:.:ヘ } //} ̄` r'ニニニニ=- 彼等が既に、所謂ゲームのパーティなどより
. /ニニニニT {/// {/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.(} //}__ )ニ7レ'^ニニ}
/ニニニニ∧_,ノ {/// {/:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:...,//} ` /ニニ{........{ニニ7 よほど大きな組織だと言う事だ。
. {ニニニニニニ= _,/≧=ァ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V/{__/ニニニ}_./=-ヘ、
.. ‘,ー‐==ニニニニ{ ̄ (]:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.〉:.:.:.:.:.} ̄`マニニニ7´ 〉 特に、アリアダストは、
. ‘, \ニニ} <:i:]:. /:.:.:/:.:|:.:.:.:.:.ハ:.:.:/\-=ニニニ7 '′
\ >、. ^|:.:.:.i:/:.:.:j:.:.:.:.:.:.:}:./-‐ ' __/ / 既に非ギフテッドの後衛職を中心に、
``丶、/// >、__ ‘;.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.\:.:./ _rァ7/\ ,, '’
{/// \`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ r/ ̄ `V///} 商業活動や後方支援を行う組織が産まれている。
}/{\__ 、\\ `丶_/ // ノV//{
 ̄ \j-┘` └Y´とr '’
,.-'´ 、丶、
, '´ ヽ ` 、
/ \ / そして、問題の白き翼はと言えば、
/ i ヾ
. / ', i、 同じ孤児院での冒険者パーティと緩く連携をとって
l ,. -、= ¬、 ̄`i ̄ヾ‐、
! , ィ ' ´ ', ヽ l. ', i 犯罪組織に対抗しながら、
. ! ,. '´ ヽ ! ヘ i ヘ l l
! ,. '´i r ヽ `, ヘ __」__」__」 i 孤児院や、新入りの孤児に対する支援・教育を
iィ ! ヽて ヤ, `、 ,. -'マ::::::::::::::|ト::::トン、
「,.`、 ヽひ‐'- .,. ィ7',´,ィエ,¬、:::::::::::!ヘヽミ、丶 積極的に行い、自分達の支援と教育を受けた徒党に
,.、 `!、ヽ ヽ,.ュ' ´ 〃 マ:::::: i '、::::::::ト、リ'\
ムヘ `ト,ヽ ,ィ'´ -- ヽー'′ ',:::::|i!ンiニ二フ のれん分けして後ろ盾となる、
ヘヘヘ ゝriヾ、 r'"´ /// ,ハ:::l::!ケミ三、_
ィチ!トヘ. |:i!::::ヾ 、 _,. -ュ / ヘ::::li!ヘ``ゞく フランチャイズに似た組織構造を作っていた。
l'´',ンヘ |!ハ::::丶 丶ュ ´ノ , ' ,. ヘ::::| ヽ-::::``ニ、ー‐---
'´'´ ヘヘ ヽ:::::::!`iー 、 _ // i:::!,. '´  ̄ ̄ ̄````、丶、
r‐ュ、i,ヘ. ヽ::::トヘ フ ´ く 冫′, '´ ̄ ヽ丶、
ゝ、 丶. ヽ:::'、ヽ/ 冫 / , ' ヽ
【白き翼提携徒党狗神党リーダー】
.
- 949 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 01:07:02 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日はここまで……。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 書いてる内に、白き翼が後にマフィア化しそうな気が
}== {;;了
〈_ ,ニ二> プンプンしてきたのは、何故なんだろう。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 後、やっぱりスタドラは良いねw
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 映画版見た後で、思わず先生の回も見ちゃったよ。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 950 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 01:10:06 HOST:101-140-62-124f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 951 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 01:36:18 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙
フランチャイズ…近隣本部直轄店…雇われ店長化…ウッ…頭が…!
- 952 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 03:31:21 HOST:42-151-38-141.rev.home.ne.jp 0
- 乙
- 953 :難民 ★:2018/06/05(火) 08:16:48 HOST:???
- 乙でした。
- 954 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 11:27:55 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 955 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 18:25:12 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 作中の白き翼が、孤児院出身でちうたんや師匠勢のいない
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 白き翼+体育会系男子連合から、なんか鉄華団互換イメージに……。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 後、その気になってLv上げれば、自前でMHもファティマも作れるぞ!
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ……なデウスエクスマキナ主人公で予防線を張ったつもりが、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 何故か腕力ではどうにもならない敵相手に呻く物語になっている。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 不思議!
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 956 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 18:29:39 HOST:???
-
/ ェ
{ |ヘ´二ニ`:::丶__
/i|、ミ_`≧:{::i:、:て
li::{t、ヽ≧≦|::}_}_∨
∨リテ``¨´ リ/rソ- アーキテクチャ
jクじ ; __- ノリ」 ,.、 この二つの組織の性質の違いは、
.<ミ三ヾ、 \ / } レ レz_
x二,__ t-―‐-, /i:{i:ハ ;';:、::::::== , 、_xfj,__l彡ム ←==テ / “雷天大壮”と“不可能男”、
:::::::__ ≧x_, Y、_-iヾ_ヽ_ /::{lハンェヲ::ト、::ヾ、 __l/== / /`==-シiゝ_fy、iiL ヘ_/ム__.
:i::ゝ -;:::}_ヾ、ミ_ リ_ ´` アi{|` ∨、fキ `¨ |-ィ;;;ゝ、:>= ナヾ.ノiiii_iiiii/iiiiiiiiiゝくiF= >´`/i{ ,≦ニニ. 二人のリーダーの性質の差に依るモノで、
:_';::L=ト_r):::ヽ >x _ラ=, -Lヾ≧__ ヽ;ヽ' - ′{;;riii/ii/ /ムiiiifiit=iiiiiiiiiiiiiiiiii\ ̄ /ィ|}__リ l ヾ、ィ、
xムシr´)i::}` >x 、_Yソ≧ルトェ=入_x',i \_>t_r彡タi/ii/ {_i_iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiヾiiiiiiiiiiiィ { /サ::トム;ルf_ゞ } .... その優劣を現しているわけではない。
_}、ノ_ , /-...、rヽ _>ハiiii_iiiiiiiiiiii{iiiiゝ゚ii', ,ム__ ヒヲ/---/v〉i/_ | }iii|iiiiiliiiiiiiiiiiiiiiiトiiiiiiii∧ y∧i{:{ ¨ `=ィ、ム
:Y=タУ>..<r}`丶-iiiiiiiii`iiii===iiy----, ._ヽ >x r´:ニi-=={iiii}}iiii ]_ |i___iiiiii{iiiiiiiiiii∨ ∨iiiiiiУ//Y_ュミ イ:y´〉 だが、個人的に組織評価を言うのなら、
iiiiiiiiioiiiiiii_i_i}iiiYt}{ ',iiiiiiiioiiiiiiiiiiiiiiiiy=―{ミ,}´¨ンミミ\liii`iiiiiiiiiiiiiivi}i/{ { ラii{iiiiiiiiiiiii/ }iiiiiiii{/////`√L.
iiyiiir、iiiiiiiiiiiト--、i|_ |iiiiiiir,iiiiiiiiiiiiiiii∧iiiiii',、_´ィx/、ヽ_}iioiiiiiiiiiiiii/iii/y i \iiiiiiiiii/ ソ}iiiiii∧// ト-==1/ゝ=... 俺は間違いなく、後者に軍配を上げる。
≧iiiニ_i_iiiii,y-- 、/>iiiiiiyiiiiiiiiiiiiii〈 }iiiiiii',5テY ヾ彡|rl丶_iiii/iii/;;|i | r 厂iiiiム, |i{iiiiiiiiiii|//ノ/////{}///
ヽつ_v, 、´、iiiiiiii/ /、iiiiiiir、iiiiiiiiiiiii∧|iiiiiiiiil V彡´¨i}iiii| } |i{i/iii//;;{| | /¨/iiiiiiiiiiii」 l¨vi}iiiiiiiiiiL==ミ彡ニ入/...
>ソ//¨`iii / /` }iiiiiii`iiiiiiiiir=ニニiiiiiiiiiiLゝt=テ´r、j_人.{_Уii/;-=- レ=yiiiiiiir,eiL_ L-=iiiiiiiii{////LY7{i レ ..
iiiiiiii ̄ir__、 i_i/ / /ii}ノiir、iiiiiiii{/l 」iiiiiiii|: : :{ >、 y?iiiiiiイyiiir;;;/:ト=iiiiiiii=iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiゝ┤iiiii}iiiiiii。i ////} |{iiiLッ .
iiiiiiiii゚゚゚レrtィy==、 レii、V〈ッゞ、ン`ホ L iiiii|_: : |yУ≧、ミУii<__;;;v 7ii{.|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiixiiiiiiiiiii}iiiiiii゚。い//\´:::::::]ii .
ル。:::|_:.__::|__|\ \| ̄ d : :. | :..
__|_|__|\ \| ̄ .:: .. | ::..
_|__:;;;|\ \| ̄ 》1 wiil die .| :.
;;;,,,,_;|\ \| ̄'' 目 .. ;;. l :. ::.
' \| ̄ ;;./ ヽ_(´∀`)y-~ : . | ∧∧
 ̄ ̄'''' |〜|ノ( ヽヘ) ̄ ̄ ̄''\,~-∩‐,,)
|__,,| ´ 。 ゛ ,\(_ソと) 貧すれば鈍すると言うが、
./´二ヽ ∧wノl::. .( ,(xノ ::.
(.,,`ー) (Дキ.,) ;;:: ..,_ レノ_ゝ、 困窮し、普通は明日の食事を考えるのが
/,`ー'~つ と'[](_,ノ \
(´ ̄ヽ)`ヽ (___,,)~ .∧,∧ :::; ∧_∧ヽ せいぜいらしい孤児院出の冒険者達の中で、
´" ̄ ´"` .,、 (,‐Д‐) (∀^メ,,) \ _
(つ]]]`) とl33;;;;`) ヽ ..|\ヽ 仲間達に未来のビジョンを指し示し、
;:" (`つし' (;;;;;`)(';;;;);;:.´ ::; ヽl .\\
[][]]] ;| l´.ヽ それを形にしてのけた白き翼のリーダーは、
::; [[[][] | | |
∧_∧ ;;:., ヽ .l .l 確かに一代の英傑だ。
;;:" (; ,) ::;;;;; ..,"´ \_|_|
∧_∧ ) (⌒ ̄ヽ ヽ それは疑うべくもない。
(;x∀・,)_〔〕) ∧_∧(A^*リl .\
(`つ] 'つ / ヽ (∀`,, と l .,,:, \
;;;'゙ :::| l | l〜.| [と´ l⌒l) )〜 ;;;;;,´ ...\
L_)_,,) |_,| ( ̄(_.)),,'J ":; ヾ
.
- 957 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 19:00:52 HOST:???
-
/
.:/
<`ヽ、 ...__ 、へ i. /, _ . . . : :ァ
. ヽ.: メ{.; Y \ \ i ∨/ . . :<: : : >
, -、 .,. イ } .: .:て .', \ \ ヽl l/ヽ: : : :  ̄: : : : : :
', (: . { / .:7⌒ヽ ` \ \ -=ニ: : : : フ  ̄: i i: :∧: : : : : : : : : \: :> 一 リーダー ガ ヒッパル
ヘ ...\.V .: .{ ” \ \ ァ: : : :/: : ::ii: i: : : : : : : : : : : : : :ヽ77z, だが、これはカリスマ主導型
ヽ ` :..、ヽ ` , ヽ、\ \ /: : :/: : : : : ::i!ヾ、: : : : : ヽ: : : : : :ヽ: \''-`
...从 ).ノ ” \、 ) \ \ /: : : :/: : : : : : /ミi: ヾ\: : : :ハ: : : :ハ :ハ: : ヽ 組織の弊害と言うべきか?
⌒ヽ、 ( ' . .: }ヽ , ( . .:.:r' マ \ : ; イイ: : : :、_/ i: : : \ヽ_: : :ハ: : : : i ∧、: : ヽ ・. ・ ・ .・
ー == .. }て 。 : ノ .: ソゝ; . ヽ,.ソ 从 // //i: : : : /\__ i: : : :i/ハ` ミ=‐: : : : i : ∧\: :ハ 如何せん閉鎖的で、思考の幅が狭いのだ。
_ r人 { ` 、 " .: ,; .: ., / ⌒ヽ` / i: : : /〃て斥、 i: : : :i マヽ__: : : :i: : :∧ \}
 ̄ }. :. ノ , ,;:. .: , " ::.. }/ . ムi: : /{i {:::::ノ._. i V: iィて斥、V: : : : :iハ: : ハ おそらくは雷天大壮氏も、
...从,,ノ.:/ ,;.: ' .ノし': .: ," ::.....\ マi: /、 .i ( )__ V杙:::::::} ヾ: : : : :iハ: : }
⌒ヽ .;/ .: ,,; 从 .:.., 从 ヽ / .\ _i/ム`i __ '`( .) ` '´ '∧: : : / ∧ i その自覚があって、
, '...}/ `,;.: ",, ;.:て , ,, ,,, .:. `,;" 〉 ' .\ハ ヽ__ | \\\ { ヽ -―/ノ∨: / /ヽv
.ノ{ ゙ 、 ,”,; , .: ,; " / ,, ; ” V ∧ \_ \\ 丶 ノ イ,\´ }:.// ∨ このセンダイ冒険者文庫に
.⌒ヽ ノ{ .: ." ∴.: ,; .:"..- ノ } ∧ ヽ \ \\ _ < ニニニフ}// ∨
 ̄ \”. :. ,し'/; ,;;: ; :.. ノ i 丶 \ ヾ 、ニニイ \ //! ; ∨ 参加したのだろうが……。
...` . ,. .: ( .: #. .:ノ{从:.: . " / i 丶 \ ヾ、/,'| / / `i ∨
,,,.:; ,, ,; ,; .:.: ,; .; ;,.; て..- < i \ ヾ、 // __ /i ∨
/ / i ヽQ ∨O/ ヾ ∨
/ < ヾL」 / ∨
< //L]ヾ、 / ∨
\ \ ./lV/'//l/l/l//-,///丿 丿 V/ノ / ./ / 組織の中には
.\ i/l/ / V /l /l /l // //l / / / /
\ .l ,、//ヽVV_,,_______l/ /,、/l , l///l 彡 / / ./ その決定への不満を顕に
vV/ /l _,-'"-==iiiiii、"'--、,' / //ノl / //l ノ / /
l'lvv/V_,-':::::: "lllll、 '-、'' //l/// ' //v / / / 外部の拒絶を叫ぶ者もいるらしい。
l' ./'ヽ/":::::: ニニ;;;--lllll、 "'''''''-、,,/'/,/,-//' . / /
V/l / ヽ、,,,,_(・)''llll、 丶, _ 'l ./ / 'ノ / / /
\ l'/ . "''- ' " '-/, =、,,、iiillllll l'/,-/ _> . / / ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
\ < (・) ,'i:::: 'l ∠ = ./ / < >
_,, > l"''-.' ::::::l-"/'" < ネギの兄貴っ! >
/ \ ,、-----、,,_ 、--、 l .l 丿 < なんであんなヨソモンに .>
<::::::: .\"ニ'''--、、''-.、_ " --" // _,,、、--, < 金出すんスか! . >
;;;l.、:::::::: .\ :::'ヽ,;;;;"''-、"''-、 /--''''"; ; ; ; ;/ < やるなら俺達でやりゃ . >
;;;;;>\::::::: .\:::: l;;;;;;;;;;;;;;"'-、l /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / < イイじゃねーっスか! >
;;;;ll\ \::::::: .\ l;;;;;;;;;;;;;; /./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / _,,、、---、<. .>
;;;;l:::::ヽ \::::::: .\;;;;;;;;/./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /,,、--",、-"; ; ;/ ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
;;l ::::ヽ ヽヽ:::::::: \/./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /; ; ;/; ; ; ; ; /;
/ :::::ヽ ヽニヽ::::::: \; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;,、-"; ; ; ; /; ; ; ; ; ; /; ;
::::::::\ \:::;;,、-、 \; ; ; ; ; ; ; ;/; ; ; ; ; ; /; ; ; ; ; ; ;/; ; ;
::::::::::::"'-、_ /;;;;;;;;;;;ヽ \; ; ; ;__/、----、/; ; ; ; ; ; ;/; ; ; ←典型的な孤児院育ち冒険者・某。
:::::::::,,、-<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l /''''""" "ヽ; ; ;/; ; ;
__ _,、.'" ヽ;;;;;;;_,.-<_ l _,、-" \.l; ; ; ;
.
- 958 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 19:24:50 HOST:???
-
_ ヽ、 _
_,. -── ¬=ヾヤ i, 'フ
`ニ二 ̄ ̄ , ィュ、 ! ``‐、
 ̄ア,チ´ ,r r;7 ' ⌒ ´ ̄ ヾ、 ヽ
, ',´'./ / 7 , i ヽ. !
/, ' ./ ,' ,ケ! l! ク i `, i ヽ ト,
/イ l | /|i ,! l |! |! ヽ. ` ヾ ,
/ i ,! l /,イ. ,i|! iリハl ト i `i, ヾ、
. ′/ ,!| | ,'/ i l,!|. ,!|! | ! `、 `, ヽ ヾ
/ ,イ! | | 〃_,| ,イ,l!| ,' ! i! ヽ ト、. ト、 ヽ
/ イ|! | !7´ |フ十 l ,' 弋´ ̄`、ナミ、 ヽ`、、`、
'´ |! /! |」 -イ=テ!_ i' ニえ:┬ 、!、,.ク、 ヽ丶\
l / ! lヘ i! !j |! | lj: ! j'´7イ ! \`、`
!' ヽヾヘ 丶-' ヽ.ノ〃'./|/ ヾ 自覚は無いように見受けられるが、
ヽマト ' /ソィ´/
ゝ!,丶、 ‐‐- ,.イ ! アーウェルンクスが本の獲得に躍起になり、
i ,ハ, i> 、_ , '´!、 !ヽ|
″ `/|`ー=≡'´ ̄ i `! それを持ち込んだ者の勧誘に意欲的な理由も、
_」::::::::::||||:::::::::::ト、
,. ' ´ `‐-、_」||L, -‐'::::` 、 案外、そんな背景にあるのかもしれない。
, ィ ´ : ::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::``‐、
/:::::i::::::::::::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
,i::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::||||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::i、
____________
_..-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-.._
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
尤も、それが叶ったとしても、 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
雷天大壮氏の神格化が進むだけで i::::::::::::ト 、::ト、ト、:::::ト、、ヽ、::::::::::::::::::::::i
l:::| ¨` ` ¨` ` ¨`' ' 、` Y::::::::::::::::::|
別の視点が尊重されたり、 ;:::/ i i:::::::::::::::::::|
V | ',::::::::::::::::i
組織の排他性が減るのかと言われれば、 ', ---___{ r______ ---- ',:::/~|::i
',冫_____ } 冫j =-_____- };/ {` リ,
間違いなくNO、なのだろう。 , ノi { ` y メj /
', i ; /_ノ/
そう言った意味で、 , /、_ {ィ }:/
, ` i ハ
白い翼と言う組織は非常に危うく思えた。 , r-----、 / / ト..、
', `二二` / / / i:.:.:.:.ト、
仮に彼らが暴走する事が無かったとしても……。 、 ` _ -´ /ノ /:.:.:.:.:.', ',、
/:.:7T---´ / i:.:.:.:.:.:.:.:l |\
,ィ=------*______________________ __ィi:::::/ ', 、 / /:.:.:.:.:.:.:.:.| | \
〈 ̄¨ -----====----≡≡≡_>ヽ´:.:.:i | } / i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i. i \
', `.、 ' ,|:.:.l ノ ̄\{ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |
'., ', ,:.:.|イ::::::::::::::::} /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |
',, '., '.,'i:::::::::::::::/i /].:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| |
'., '., '.,:::::::::::/ | /.:._-ィへ、:.:.:.:.:.:.i i
'., '., t_____/ i メ--''"´`ヽヽ:.:.:.:.:.:.:l ;
'., '., ',::::::i j/´ ', ' ,:.:.:.:.j j
文化の違いに精神をすり減らす '., '., ',:::::} ,/___--~~~-_ ' , ',:.:/ /
外様構成員・某 ハ '., '.,:::/ \ ', レ
.
- 959 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 19:52:39 HOST:???
-
i:i !:l/: : イ´: : : : : : : ,,,< /
ヾ i、: : : : : : : : : : : : : : :< /
/:ヾi_: : : : : : : : : : : : :\: : : : : < /
/:/: : : /ヽ`=ニニ=一: : : : : \` - \ i
/:/: : i: / \: : ヽ`斗七ト、: : :ハ/,\ ̄ i
/: イ: : i: i斗七¨マ: : :ヽ ,,zzx \: : ∧ `丶 i
/: イ: : :i/:! z==x \ヽi'' f oヽ》i/ヽ: :ハ /
/,' i,i: : :ii: i〃f O },-、, - ○一' i }∧: :i ./ /  ̄ `ヽ、
/ .i/i: : i_i:iヾ ヽ- ' ` ´ ’ /iノ , -ヽ! ´ i /
\ i: {{ハ /  ̄ヽ / ヾ 、 / /
、 ∨//,\ i/\__ヽ 乂 ノ イ| ∧ ! /ノ
ヽ\ ,ー、 ∨///,\/ ヽ' > イ | ∧ l , {\
)  ̄ \ ∨/,_../ \ iて  ̄ /| ノ ∧ l /7 .i // /
ヽ \ ∨i _ \ ヽ`ー= ノ | / 〉 // / / / 、
\ \ イ ヽ \ヽ ,yk .!/ / // / / / ヽ
) > \ ヽ∧:;ヘ/ / 7 ./ / <
__ ノ , -ニ _ \ ヾムjO/ / イ < ……組織に理想を提示し、
`ヽ、 , -‐'´ ` 、 ,、` ヽ Qヽii / / i ヽ < _ ... -
`ヽ、 _ ` 、__ 」  ̄\ \∨_ / \ _ ... -―  ̄ 主導する英雄の
ヽ 〉∧!////,\/llヾ 二]  ̄
\ l∨///////,\l \ __ ___ 神通力が薄れた時、
\ _ / ∨////////\ー:.:7\ └──┘
Y / ∨/////////\/ `ヽ、 そこに待つのは
l l / /∨//////////\ ` ー ... _
\ l/ / /:.:.:.:.:∨///////////\ - ... _ 抗争か、崩壊か、自滅か?
\ | /:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨///////////,\
ー .... _ | /:.:.\:.:.:.:.:.:.:./∨///////////∧ 或は、所謂マフィアの前身が、
ヽ } - ... ∧ イ:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:./:.:.:|:.i∨//////////,∧
\ | |`ヽ ∧. ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.ヽ:j:イ:.:∨//////////∧ 住民同士の互助組織であった様に、
`ー _ } l i ./ i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:\/////////∧
/ ヾ i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:./ \////////∧ 闇に飲まれて沈んでいくのか?
.
- 960 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 20:17:22 HOST:???
-
/ ̄  ̄\ ただの考えすぎ……と、
/ \
| | 言ってしまえれば気が楽なのだが、
| |
| -ー" `ー- 外敵に対し身内で固まり、
ィli (ー) (ー)}ヽ
// ', ! l l`- , 先鋭化して外部の価値観を拒絶する。
/ l " ' , (_人_ ) / l ` - ..
/ / λ \ ⌒ /," .l `. そんな例は歴史を紐解けば
/ {,.ノ ^ ', ` r-_/" `!_,j `;,
/ ` ヾ {二; ヾ / , 幾らでも転がっている。
/ ヽ } {k ', / l
/ Y ヘ / ゝ `;, / l そして……。
l l ヽi ヽ ` -y イ {
/ i l \ ``-- }
、.,;;. ,.;' 、.,;'゙:、.,;., ,.;_..;').二二ニニ|二二二二二ニ=. =ニ二二二二二|二ニニl ―l― lニニニニニ二ニ
,.、.;:ノ'";.、,:'゙、,:' ,:;゙ヽ,;.,ヾ二二二ニ|二二二二ニ .-=ニニ=- ニニニ二二|二二ニl l l二二二二ニニニ
、.,;'゙:、.,;., ;.,、_,.;' ., ;:.').二二二ニ|二二 .-=ニニニニニニ=- 二二.|二二二lIIIIIIIIIIII二二ニニニニニ
、,:'゙、,:' ,: 、;., 、.,;; ,.;' 二二二二| .-=ニニニニニニニニニニニ=-.ニ!二二二ニニニニニニニニニニ
., ;:.') .;.,、__,.、.;:ノ二ニ -=ニニニニニニニニニニニニニニニニ=- _=ニ二二二二二二二二二 おそらくはこの場所が、
;;. ,.;'ハ.,.;;'ノ二二ニ {二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二} ニニニニニニニニニ
.;:ノ'"、,;}===========\_r ― 、__________ ,――┐__,/================== その分岐点になる。
;'゙:、.,;.,) ニ二二二二二二ニ.{: :_} | l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l l {_: :}二二二二二二二二ニニニニ
'゙、,:'く二ニ>-‐= =‐-<ニ {: :_}_} }: : : : : : : : : :|: :|: : : : : : : : : :{ {_{_: :} 二>-‐= =‐ <二二二ニニ センダイの有力徒党の連絡会であり、
、;:ノ./ : : : : -‐=' '=‐-` {: :_}_}_}ニニニニニニニニニニニニニニニ二{_{_{_: :} /-‐= =‐- : : : :\二二二
/二 / : : ./\ |l _ / .|: : : :| | | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | |: : : :|′ ヽ -=l|= ./ ヽ: : .ヽ二二 外圧に立ち向かう、力以外の手法
;'二,′: :/ , ´|l ヽ |: : : :| | l =====================:| | |: : : :| 〃 l| ヽ ',: : : ';ニニ
ニニl : : , 〃 |l ;, |: : : :| | | : : : : : : : : : : |l : : : : : : : : : : | | |: : : :| ll l| l! l: : : :lニニ ――センダイ冒険者文庫。
ニ,l: :: :l __ll__|l__ll_|: : : :| | |: :: :,.‐==‐、: : :ll: : ;.‐==‐、 : : .| | |: : : :|_ll__l|__l|_|: : : :l二_
二l: :: :l  ̄ll  ̄|l ̄ ̄ll ̄|: : : :| | | : : |l | l|: : !l : :|l l l| : : | | |: : : :| ̄ll ̄ ̄l| ̄ ̄l| ̄l : : : lニニ 雷天大壮氏やアーウェルンクスが、
}ニl: :: :l . ll |l ll |: : : :| | |: :: :|l―|―|l: : || : :ll―|―l|: :: :| | |: : : :| ll l| l| | : : : lニニ
ニ.! : : l .ll |l ll |: : : :| | l : : :|l ̄l ̄ l : :|l : :|l ̄| ̄ll : : :| | |: : : :| ll l| l| |: : : ::lニニ ここを訪れ無くなったその時が、
ニl: :: :l .ll |l ll |: : : :| | | : : :|l ̄l ̄||: : |l: : |l ̄| ̄l| : : :| | |: : : :| ll l| ,..-l|、. l : : : :l二
"`゙ヾ ll_,_.-、 .,.ll-=|: : : :| | |: :: ::|l l || : :|l : :|l | l|: :: :.| | |: : : :|_ ll r'"´ ⌒ヽ, : ::lニ 終わりの始まりとなる可能性が高い。
,. '"⌒r'"´ .'⌒ヽ ;;|: : : :| | l: : : :|l_l_||: : |l: : ll | ll: : : :| | |: : : :|;;`゙ヾ ' ,、_,,.;.,'´ ̄`ヽ::l_ニ
;;.:''゙' ゙'{ ,、_,,.;.,'´ ̄ ヽ ;;|: : : :| | |: : : :|l_|_|| : :|l : :ll ̄| ̄l|: : : :| | |: : : :|;: '"⌒ヾ゙、 /l ,;' ,. ,;'r'"
.
- 961 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 20:44:08 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ
| (●)(●) | となれば当面やるべきことは、
| (__人__) |
| ` ⌒´ | ここに所属する各徒党に顔を売りながら
ヽ }
__,, -ヽ ノ -、 レベルを上げ、自分の徒党を作る。
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \ .
{::: l \ ヽ };;{ | | i } そしてできる事なら、特定の徒党が孤立する事無く、
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. } 冒険者文庫の繋がりが
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ 密になるよう働きかける……。
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
/. : : ''´ニニニ ミミミ ヽ.:`;、 .,ji i 、j!;i;i;ヽ
/, .: :'"´ -‐=ニ 三三ミミミヽ ', j i i i!Ii;i;i;!i',
/'′: : '"´彡ィ´゙゙゙゙゙゙゙゙゙`ヾ';いj川ノソソノ;ミ!
,レ'′: : ,.彡,イ ``j ))´ `ヽiミ!
!レ': : ,. '´彡彡イ ' '′ iN! 理想を言えば、
!.:.,r'´.:.:ィイイノノノ ,. 、 .._, N!
Vィ⌒ヽィ彡ソ: : : ,. -─- 、 , .-.リ ぶっちゃけ、トリューニヒト氏の徒党と
/i:レ'⌒ヽi彡′: : :'"´  ̄``ヽ;;、,, ,.ィ 二V
W {: : :くi彡: : : : : : ーtェテッ: :. `` 斤ェッ / 白き翼を合併させるのが一番世話が無い。
W、`ヽ( : : : :i. ``  ̄´ `ト ~´1
ゞミヽ _,: : : .:l .:.; ! ,! まぁ、流石にそんなに都合の良い事態は
V川( i: : : ::', ,. .:.::;;. } ′
_j!`゙゙::::!: : : : :. `ー、;; ,,/ ,′ 有り得ないだろうが……。
/.ハ::::::::',ヽ : : : : { 、.. _ _ _ , ,′
,/.:::', '、::::::.:.\: : : . 、 .. _  ̄ /
_/.::::::::', ヽ :..、:.:.\: : . _二´ ,′
,.ィ´.;.:::::::::::::.', \;;;.:.:.:.:\:. . ,′
´.:.:::i.:;;;;.::::::::::::::::', `ヽ::::::::.`ヽ、 _ノ
:::::::::l.:;:::;::::::::::::::::::', `丶、 `゙゙゙゙゙/ \:.、
::::::::::l.:;:;:;;;:::::::::::::::::', `丶、 _/_ ト、:.:.:.`` ー- 、、
:::::::::::l.:;:;:;:;:;.:::::::::::::::', /:.:.:.:`ヽ l:::.\:::::::::::::::::::.:.:.``:.:.
::::::::::::l:;:;:;:;:;;:::::::::::::::::', /.:.:.::::::::::i l:::::::::.\::::::::::::::::::::::::::::::
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- 962 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 21:03:05 HOST:pw126254067081.8.panda-world.ne.jp i
- せやな
- 963 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 21:29:13 HOST:???
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',:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::.:.:.:.:.:.:. !
そうこうしていると、ふと廊下の方から、 i:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l /::::::::::::::::::::::::.:./
l:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l /:::::::::::::::::::::. /
固い靴で板を踏む、 l::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l i:::::::::::::::::::.: /
l::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l !::::::::::::::::::.:./
カツカツと言う足音が聞こえてきた。 l::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.l !:::::::::::::::::. /
l::::::i:::::::.:.:.:.:.:.:.: |. i:::::::::::::::.:./
l::::::l:::::::.:./:.:.:.:.:| !::::::::::::::.:/
l::::::l:::::::/:.:.:.:.:.:|. /::::::::::::::./
「……ふむ、どうやら“魔王の盾”が来たようだね。 l:::: |::::/:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::::.:l
l:::::|:/:.:.:.:.:.:.:.:.:l ∧:::::::::::::::.:〉
鎧のままでここには来ないように言ってあったのだが」 |::: l':.:.:.:.:.:.:.:.:. ! {i ー ⌒i´
l::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ', ヾ、 !
/::ヽ:―‐:.、:.:.:.:.:.:〉 l! ヽ
〈:::::, ― 、:::.:.:.:.:! l{ }
今まで黙っていた氏が、思い出したようにそう口を開く。 V  ̄ ヽ ヾ 、_ ノ
´ | ` ー ´
/ ‐'}
{ ` ー―――‐ ´ ‐'
ー――――― ´
.
- 964 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 22:15:51 HOST:???
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 「その二つ名で呼ぶのはやめてください、
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ……トリューニヒト先生。」
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. そして、その言葉が聞こえていたか、
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| ̄|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 開きかけた扉の向こうから、そんな言葉が届いた。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| r√入.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |{ (5).:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||└ヽУ.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、 そうして現れたのは、
/:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
. ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、 男性には珍しいキノコヘアーの
/:::::::::::: , : : i'.: : :.!: :i,: : : ',.: : :. :. :.,: : : : : :::::::',
. /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::', 二つ名に似合わぬ優しそうな顔立ちをした
,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: :..ム:i七リ´レ. ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i 若い青年の姿だった。
,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i.i./ リ'...... _yi:!. : ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
. '′|丶::: i`. ヽ.′ 辷七彡'リ゙Εヨr-、',::::::: :i. :::i
|: ::\i゙、_,z.i ~ iヨ' r、.|:::',::::::: i: : ::i ,. '\
|: ::::i.::i `¨¨´,' iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j. ,. ' ´,.‐'''"~゛゛≧tュ、
! . :::i.::i:::', ヽ、 iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i /, -'": : :.,七二三<rー=、\
ヤ: :::i.::i::∧ , .-.、. | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ. ノ'.: : : :. :.,'二二三/_,r' ̄.゙ヽヽ
... i: :.:::i.::i、::::\ ` '"´ ,,. <三>:::ム-‐= = = −, ,. /''.: : : :: :.,'二二二三/. : : :ヾ',
`、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : : :.-/ : : : : ,'二二二二リ,. : : i: ',
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====./. : : ,'二二二三ニリ.. : : : ::.i::::',
/ __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/ ,'二二二三三ニト、: : : ,ノ,::::i
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/ ,<三二二二二二三辷ニ彡::i
i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': / ,<三三三三三三二二二二二ニi
.. _, ォノi:.:.:.:.:.:.:.:.,,.. ''"_,..-‐'''_,.-‐''"~. / ,<三二二三三三三三三三二二三リ
/r' ヒ,,:.:. ''"_,..‐''":. rr'''"i:':':':':':':' /: :. ,<三三二ニヲ' 三三三三ヲ''". /
/:.:. 冫、_ ,,... -''":.:.:.:.:. : :/i::i: :. i:':':':':': /.: : : : : :. :.,<三三二ヲ';';';':';';';';';';';';`¨iマ _ ,. -ー''''"゙`∧
./. :. :. i "'.,,_:.:.:.:.:.:.:: : _,..''" i::i: : i:':':':':':i.: : : : : :.,<三三二ヲ':':':':':':':':;';';';';';';' リ : : : : : : ∨∧//∧
i. : :j:' \;';';゙'' ‐rrr'";';';'゙/ i::i ト,:':':':゙i.: :. :.,<三三二ヲ':':':':':':':':':';';';';';';';';'; ヘ..: : : :. :. :.∨∧//り
.i,. / _:':' `i:':':':':'i.i.i':':':':':/:':':'゙〉::',. `、:':'゙i: :,<三三二ヲ';';';':':':':':':';';';';';';';';';' ;'; ,. ー''''' ‐ ,,_. ∨リ//リ
..ヤ i / i:':':'゙i:':':':゙i:i:i':':':':':i:':':':':i,弋弋 . `:':':レ三三二ヲ';';';';';';';';';':':':';';';';';';' . ''" ,.-‐''"~i: :∨ヤ//i
i. : :リ ,':':'゙/:':':'゙i:i::i':':':':':'i,:':':゙>、\\ `<三ヲ';';';';';';';';';';';';';';';';':,. ''" , ''".: : : :. :. :.i.: : ∨ヤ//i
i:. : iヽ´:' /:':':':'゙i:i::i:':':':':': \:':':':':':': \\: : :\ ヾ、;';';';';' ,r'ーー /.: :.. : : : : ノ: : :.∨ヤ//i
. 辷ェョ:':':'゙/:':':';';';':i::i:;';';';'':':':':゙` 、:':':':':':':'\\.: :.`丶、` 、:' / } /.: : : : :: : ._,..-v∧: : ∨ヤ//i
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- 965 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 22:32:53 HOST:???
-
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ 「ふむ、“痴女の騎士”の方が好みだったかな?」
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/ なれているのだろう。
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/ そんな氏の軽口をするりと躱して、
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/ 彼はこちらに歩み寄る。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
. __
,ィセ :' : : :丶ミ ト、
,イ: /: : ,': : : : :'; : ', : ヘ
. /: : ; : : i: : : : : :.i. : ; : : ∧ 「……紹介させてもらおうか。
i ; : :'; : : i: : : : :. !: : ;',: ; : i
. i: ',: : Lリ_仆: : : /i_|Lリ: i :.i こちらは、徒党アルシエルのリーダーで、クロア・バーテル君。
. iト :',圦芯トヘリ/イ芯i ! ,i': :i
',.:ヘ :ゝ`¨ | ¨´ネ}l{: :.i バーテル君、こちらが今日、ウチに蔵書を寄付しに来てくれた
!:ト:.圦 _ ゙ _, イ<‐>.:ト,
i!リ从允.、 ィ'ュレ.リ込! 噂のやらない夫くんだ」
'i ヾ弋州`iii´州'l.l |:':':':'|
_,ィ';':':':|||':':':';'i,| |':':':':!≧ェェュ 、
,. イ゙:´;';';';';';';';|||';';';';'ヾ'匕ェュ_;';':':':':':':ヘ,
. ,イ /. ':':':':':':';';';';|||;';';';':':ノ:':':':':':':'`ヾ==ー-〉 氏の言葉に立ち上がり、よろしくと右手を差し出す。
{ i:' ィ彡トュ':':':':|||':';'イ';':':':':':':':':':':':':':':':':';';,'
.. ', :i ||ト lll:':':':|||:'ヾヽ':':':':':':':':';';':':':':':';';','
i.__i斥ニ彡:':':':'|||':':'\\;';◎';イ:':':':';';';'/
. 斥ニiマ`.; ;';';';';';';';|||';';';';';';ヾ≧ュ/i;';';';';';';イ_
|:':':':':'i゙:':':':':':':':':':'|||:':':':':':':':':'`≦i'イ二辷_>
.
- 966 :名無しの読者さん:2018/06/05(火) 22:43:55 HOST:p217094-ipngn202okidate.aomori.ocn.ne.jp 0
- ジャクリルートに入ってるのね。
- 967 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 22:45:27 HOST:???
-
_ -―
、_ _ -‐
_ >一ー―――- 、__ , ---―- 、 _ .. -‐
 ̄ } _ -‐ッ' `ー--、} 「クロア・バーテルです。こちらこそ、よろしく」
「 ̄ 「 ,.-、 ',
| } / \ 、
i jノ ノ `丶、 ヽ
| `゙´ ヽ } 差し出された手を迷いなく握るその姿に、
/ ヽ |
: . . . /ヽ, -‐-、,r"ヽ 丶 .ィ´:、 . : : : : 正直、ほんの少しだけ感動した。
: : : : : : : : : : / 〈 ⌒/ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ 、: 、. : : : :_ .. -‐  ̄
 ̄ ―- __: : : : / `´{ / ∠、 \ \__ノ \}_ .. -‐ " この街にもこんな普通な冒険者がいたのかと……。
 ̄ ―┘ `¨´、 /- /丶、 >‐'
`゙'、__/`−-' ̄
_,. .‐ − - .._ そうして、自分の椅子を取りに立つ青年の背に、
,/´' ,: : ,' 丶: : : : : :`ヽ.
,イ / / ,':: ,': :, !`、 、.: : : :. :.ヽ なぜこんな普通っぽい人が、
,′' 'イ ,i:: ,': : i! i: :,: :i: :`, : : : : ',
,′',:: ! ,'i:: i: :./i/iト、i: :i: : ,',: ', ', . i rzzェュ 、 魔王だか魔女だかの盾などと言う
i.! !'! !i i. ! i! /ァセ_i:i.,': :,' ',',..',: ',: i /圭圭圭≧ュ、
,!i ト{_i,.Z、ヤ/イト_タンr=イ,ィ, i.i: :,: :', ', 〈巛≫.-z 圭圭≧ュ、 人聞きの悪い二つ名を付けられてしまったのかと
/ ,イリ`t_j,! ´  ̄ iミ;'イ i i:i,: i: :.,: i r' : : r'三/`ゝ、≪圭≧、
/ /!:',::ト.i, ヽ iミ;','-チi i ! i . ', ',. /. : :.i三_"''' !、` 、`≪ニ≧、 考えていると、それに気づいたか
,': イi',':::i:/ヽ、 ー ,旦,彡i,'ムz込',リト>´ : ,!二三三.゙ト=彡、:.:.`≪_≧、
_,zェェョュ {.,'/,'.'i: ::i,ィ_i >-−‐チ{三}厂 ___ / /二二ニ三.`==彡、ヾ、:.:.`≪_≧、 氏がにやりと笑みを浮かべた。
,ィ.テ三ニニ冫 ヾi/i.i.レ<ュェェョ,.: : : :.マ/ _√:':'/ /二二二二二三ヲ':.: ̄',: :\:.:.`≪_≧、
ム-≠≡ニ/. i' リリ\=三三ヲ: : : :._リ辷'リ:':'/: . /二二二ァ、二ヲ':.:.:,:.''"7セ.: : : :\:.:.`≪_≧、
. / /二/ , ィリ二テ"-'''" ̄_: :ノム/: : :./二二:ヲイ:三:`トゝ/: :\/ノ'` :、 \:.:.`≪≧、
/ _,. .-‐''" ,r' ,zセ彡'.: : : : :., -'i":':':':':';リ: :/三三ヲ;';';';';iニ三ヲ'"弋ト、 : :`ヽ ` 、 \:.:.`≪≧、
,'. /三ニ!−= ≠ =−i . マ.: :. :. .:._,.'i"i ':':':':':';' レ三三ヺ;';';';';';'; トヲ'/: : : : :.i : : ヽ ` 、. \:.:.`≪≧、
レ'ヲ/': : : : :, ィ≪ ̄ i イ;`'ソ//;';/.',:.', ',:':':':':';';弋_/'r‐=≠i //.: : : :.,..ヲ'、 : : : ', ` 、: :.ヽ:.:.`≪≧、
|ヲ'== '川川ト,:.:i, ',. /;'; ///:':':i'巛:.:',. 'i:':':':':;';';';';';';:/: :. i//.: :. :.,.': : /:::::::ヽ、 : : ', ヽ.: :ヽ:.:`≪≧ェュ、__
レ斥彡彡彡;.彡,:.:i、. i.i/;';..i i i:':':'`、ゞ'、:.', `、:':':';';';';':'ヾ、: : レ_: : : :/;i:: /.:..:.:::::::::ヽ、 : ', ヾ: :〉-ゞー-イ´/
iミi,i,i,彡彡i,ミトi,彡:.:.:i,.__,リ;';'; ///;';';';';..`ヾゝ:ヽ、` 、';';';';';';';ヘ: : :.  ̄弋リ;';'i´ ヽ.:.:.:.:.:.:::::::::', ', レ´==-ー ´
.
- 968 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/05(火) 23:15:57 HOST:???
-
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj!
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,!
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ 「彼は、レーヴァティルと呼ばれる
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1 特殊な魔法使いを守護する家の出でね、
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,!
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/ レーヴァティル達は、詩魔法と呼ばれる
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/ 規格外に強力な魔術が使えるんだが、
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/ その代償に、呪文の詠唱時間が非常に長い」
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
/ ,イ
/.. ,イ
/. ,イ
/ ,イ ,イ
/| / / ,イミ三ゝュ,イ 「彼の二つ名は、
/..i.// ,イミミ三三三,イ
/| / '/ ,イミミ三三三,イ レーヴァティルである徒党の仲間達を
/ ,/ / ヾミニ三三,イ
|V. / /,イiミ三,イ 庇い、補助する姿から着いたものだよ」
| / //,イ.. ,イ
. __ r/ /゙_,..-‐-.,,__,.-ュ,
_r'∨/iェ'´ /../: : : : : :/ィ´;;;;;;;;`ゝ, , ィ、
... i´i', ̄i . ∨/i ,ィイセ /::irト),: : :,i i';;;;;;;;;ィセ/´/ヽヽヽ
|/∧_,', ,.∨i,厶.辷ニ7|/ レ,ィ,'ィ//;;;;-'´´//ニニi i,ィ′
-‐=ニ..゙∨/// /〉'i|.../三ヲ〈〉丶 ',〈;'//;;/r'´/ニニ>'ト,
. /...`´〉イ,'/ヽ,.,/ミ三i|_,イr`ii三|;';'i/ニニ>、´ \弋:
/´/. <//||'(ヽ,_.゙|ミニ彡i三ヲrrイィ.,_`ヾ、ト, );´;,  ̄`´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
/ /゙,、ィ',辷ニ..',ミニ彡=ラ////|,!ヽ_,、ィ_ノ':':':';';,―´ i ', 「じゃあ、魔王と言うのは
... // iミヾミニト辷彡弋_┬..`゙´´//ノミゝ'、:':':':;'(', ̄ ̄ ̄`ヽ,/ i
/ \ニ/ `<彡' `´ヽ.;`ヾー==;';';i,. ノ i! その、詩魔法の破壊力から?」
| / |;';';':':':':':':';仆;i. /. i!
|. / r';';':':':':':':':':':';';'i、,. '´ i!
|/ /;';';':':'_','、'斗'セ/彡 ゝ= ,'
,.x斗亠´ ̄ /√, イ`ヽ`ヽミ三/
,,、ィ'´ ,、ィチ´/,xィ'"三三ミ', ,' /
/i|======≠ヲ/'´ ', `ヾ|,ィ'´
,ィ'ヤ三ニ≧=ーイ三彡′ '. , ゝ,_ ,,... _,..xィゞ==¬',.ー'
,ィミミラ゙/三三三三三三{ _,,.. -‐'' "_ ,,..-‐''"´ , ''"
. ,ィ'ミミミラ゙ ,ヾ==弋 ̄ |ヤ ,、ィ孑ゞ'´ ,. ''"
. ,ィ'ミミミミミラ゙ .i| ヤヤ、ィ'孑彡'ィム ,. ''" イ
,イミミミミミミラ゙. || ,、ィ匕彡彡ゞイヤヤム,,. ''" ,' |
/三三ミライ´/ ||斗匕弋=ゝイ彡彡ゞ'´ ゙マヤヤヤヤム. ,' | ,イ
,イ三三ミ/ ,レ匕彡彡孑´ ̄`ヾ-=ゞ´. ∨ヤ彡=ゝ /|,'. レ'/
,イ三三ニミi /三彡イ ヾ川彡三三≧,. / /
,イ三三三ミ/ |,イ´ `ヾマ彡三三ミゝ,/ /
- 969 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/06(水) 00:15:06 HOST:???
-
_,.. -―‐- ..,
,...:'´::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
,.:':::::::::::::::::::';::::::::';::::::';:::::::::::ヽ
/:::;'::::::::lヾ:、!、:;:::::::::';::::::';:::::::::::::', 「……それもあるんだが、
ノ:::::i:::从i! ,.. - ';:::::::::';::::::!::::::::::::::', レーヴァティル
i:::l从リ! / ィ '.::::::::::;ミ,ィ!:::::::::::::::', 実は、 徒党員 の一人でもある
l!从!、 ,.ィ仞. ;::::::::::i r,.!:::::::::::::::::',
ヘ 弋ソ i::::::::::l ,.イ:::::::::::::::::::', 彼の恋人が、人嫌いの裸族でね。
ソ !::::::::::!¨ i:::::::::::::::::::::'.、
∧ , !:::::::::;. '::::::::::::::::::::::::'.、 娼婦顔負けの格好で歩いていた彼女に、
ヽ¨´ ,!::::::::; ,.z=';:::::::::::::::::::::::::'.、
`iー::::i,'::::::::;'三三.';::::::::::::::::::::::::::'.、 知らずに声をかけた荒くれが
l:::::::::l!:::::::;'三ニ=‐ ';::::::::::::::::::::::::::::'.、
l::::::;イ:::::::;=‐'´////'、::::::::::::::::::::::::::::'.、 ボコボコにされる事案が頻発したのだよ」
l::/:;':::::::;'/////////,ヾ::::::::::::::::::::::::::::'.、
l':::;':::::::;'////////////ヾ:::::::::::::::::::::::::::':.、
/::/:::::::;' //////////////` 、:::::::::::::::::::::::::':.、
,:::/::::::::///////////////////`ヾ:::::::::::::::::::::::':.、
,:::;':::::::::;'//////////////////////ヾ、::::::::::::::::::::':.、
,'::;':::::::::;'.///////////////////////∧:':.、::::::::::::::::::ヽ
,':/:::::::::;'////∧////////////////////,ゞ:::ヾ:::::::::::::::::::'.、
,:/::::::::::;' /////∧ ////////////////////∧:::ヾ:::::::::::::::::ヽ
i'.lノ:::::::; ///////∧//////////_,.. -‐ //////,';:::::::ヾ:::::::::::::::::':.、
,!//!从! ////////ハ ///,..-‐''¨´////////////i::::::::::::':;::::::::::::::::::'.、
i///jl///////////∧///////////////////,!:::::::::::::::':;::::::::::::::::::'.、
!/////////////// / ///////////////////,'::::::::::::::::::::':;::::::':;::::::::::'.、
l //////////////,.'/////////////////////:::::i;::::::::::::::::::':;::::::';:::::::::::'.、
l//////////////i./////////////////////:::::::;!i::::::::::::::::::::';:::::::';::::::::::::'..
l//////////////!.////////////////////::::::::; !:::::::::::::::::::::':;::::::';::::::i、:::',
l./////////////〈ヾ//////////////////!:/::::/ l:::::::::::i!:::::::::::';::::::';:::::l ヾi
l /////////////∧. ヾ///////////////∧:::/ !::::::::::!l:::::::::::::';::::::i:::::! !
! //////////////∧. ‐'ヾ //////////////i' ,':::::::::;' l::::::::::::::i::!:リ!:::l
l./////////////////¨¨´/,ヾ、/////// ///,l /::::::::/ l::::::::::::::l'j/ l::::!
l////////////////////////`¨ ー‐ '/////,! /::::::::/ ノ::::::::::::::/ ノ从
l////////////////////////////////////l./;:イ/ ノ!リ从j/
l///////////////////////____///////!´ ノ´`i´
l////////////////_,. -‐ ¨´ .人  ̄¨!.//
l/////__,,... -‐ ¨´ / ` !/'
`¨¨´ / / /
/ / /
.
- 970 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/06(水) 00:15:38 HOST:???
-
, -- 、
. / ヽ ……Oh damn!神は死んだ。
| ─ ─
l -- --| 俺の女神様はすごぶる元気だが。
| u (__人__)
| i どうやら彼の二つ名の二つ目は、
rー} ヽ /
ノ... \゙  ̄「ー.、 魔女ではなく痴女だったらしい。
,ィ´ \ ,イヽ 弋 ,ヘ
,,イ V 〈:::::〉 Vー、 やはりこのセンダイにはイロモノ冒険者しかいないのか?
/ l::::! l
. / l::::l ! そんな事を考えていると……
/ .!:::::l .|
,'.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.i: : : :
. i : : i.: : :.i: :,i: : i,.: : : : : :.i.: :. :. :.,': : : :
. !: : :i.: : :.i.:.仆, i:!: :i!: : : :i.: : : :.,'.: : : : :
「……そう言わないでください。 . i: : :.i: : :.|斗匕|:||::ii:i: : :.i.tェェョr-、: : :
',::i,::ト, i |.ィリル' |l:i.i:!i,': :i |i:i:i|'ヘ∨: :
彼女にも色々理由があるので……」 . ヾト、!',i',| 辷=イ|/ リ !.:,'|:i|i:i:i|r^〉 〉: :
. / |/ リ.!i:i:|` .ノ: :,':
. 〈 |i:i:|.i´!: : ,': :
`i .|i:i|' !: :,'i: :
……やはり聞こえていたのか? ヽ、__ .|i:i| i /. !i
〈 zi五!、|' リ
戻ってきた青年は、言葉少なにそう告げ、 `i. /<三三>ー=
l _, <´.i 弋アr-‐=
四人掛けのテーブルの俺と氏の間に、 .,,,,,,.、、、--‐―┴.孑|∨,゙:':':':':':
. r'´ __ };| i:':':':':'::
持ってきた椅子を置いた。 !、._,,,,,,,.、、、、ー 7':':i i!':':':':'::'
. `iニニニ二ヲ i!':':i! i!:':':':,:''゙
.
- 971 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/06(水) 00:22:49 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日はここまで。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ クロアの嫁のジャクリさんは、原作においても
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 「見られて恥ずかしい体は持っていない」
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ と、全裸で世界を彷徨っていたラスボス系ロリババアです。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ヒロインで使いたいけどクロアの嫁だからダメと言うこのジレンマ。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ なんか胃が痛い面子ばっかりなので、クロアは癒しにしてみました。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 972 :名無しの読者さん:2018/06/06(水) 00:25:21 HOST:101-140-62-124f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 973 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/06(水) 00:29:17 HOST:???
- 日本語がおかしくなってたので修正
, -- 、
. / ヽ ……Oh damn!神は死んだ。
| ─ ─
l -- --| 俺の女神様はすごぶる元気だが。
| u (__人__)
| i どうやら彼の二つ名の二つ目は、
rー} ヽ /
ノ... \゙  ̄「ー.、 魔女ではなく痴女だったらしい。
,ィ´ \ ,イヽ 弋 ,ヘ
,,イ V 〈:::::〉 Vー、 やはりこのセンダイにはイロモノ冒険者しかいないのか?
/ l::::! l
. / l::::l ! そんな事を考えていると……
/ .!:::::l .|
,'.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.i: : : :
. i : : i.: : :.i: :,i: : i,.: : : : : :.i.: :. :. :.,': : : :
. !: : :i.: : :.i.:.仆, i:!: :i!: : : :i.: : : :.,'.: : : : :
「……そう言わないでください。 . i: : :.i: : :.|斗匕|:||::ii:i: : :.i.tェェョr-、: : :
',::i,::ト, i |.ィリル' |l:i.i:!i,': :i |i:i:i|'ヘ∨: :
彼女にも色々事情があるので……」 . ヾト、!',i',| 辷=イ|/ リ !.:,'|:i|i:i:i|r^〉 〉: :
. / |/ リ.!i:i:|` .ノ: :,':
. 〈 |i:i:|.i´!: : ,': :
`i .|i:i|' !: :,'i: :
……やはり聞こえていたのか? ヽ、__ .|i:i| i /. !i
〈 zi五!、|' リ
戻ってきた青年は、言葉少なにそう告げ、 `i. /<三三>ー=
l _, <´.i 弋アr-‐=
四人掛けのテーブルの俺と氏の間に、 .,,,,,,.、、、--‐―┴.孑|∨,゙:':':':':':
. r'´ __ };| i:':':':':'::
持ってきた椅子を置いた。 !、._,,,,,,,.、、、、ー 7':':i i!':':':':'::'
. `iニニニ二ヲ i!':':i! i!:':':':,:''゙
.
- 974 :名無しの読者さん:2018/06/06(水) 00:31:32 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙でしたー
- 975 :名無しの読者さん:2018/06/06(水) 10:16:43 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 976 :名無しの読者さん:2018/06/06(水) 21:49:58 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 977 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 21:56:29 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 毎回、始めるその前に、前回までの読み返して思う事。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 1)もうこんなに描いたの?
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 2)けど、これ推敲したら大分短くなるな……。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 同じような話を繰り返して堂々巡りとか、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ レポート書く時の引き延ばしみたいな有様になってるよw
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ まぁ、ノープロだしねぇ。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 978 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 21:57:06 HOST:???
-
/ ̄ ̄\
/_,ノ ヽ、,__ \
「それから、当文庫に貴重な本を | (●.) (● ) |
| (__人___) U |
寄贈してただいたそうで、 | |
| |
私からも一言、お礼を言わせてください」 ヽ 、 . {
√ヽーー- ´/ i、
/ヽ \ 、 ノ∧
, . < ハ 厂iヽ }∧ }
続けて頭を下げたその姿は、 / ∨ヽ::ヽ{-ニ/〉 V >.、
r ´ `∨::::::}/ ヽ
嫁が痴女とはとても思えない ノ V 〉:::〈 `,
i 、 / |::::::| iノ r
まともな好青年ぶりだ。 / ' |::::::| 」 |
/ V |::::::| l: i
/ イ |::::::| | |
. / _/ / |::::::| j i
}/ /i \ |::::::| .: !
. ′ ⌒丶 { } `、 |::::::| i |
i /  ̄`i i 〉 |::::::| / { {
! i i / |::::::| / ;.\i
V ', i |::::::| i |
. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、
「いえ、それがむしろ /:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
. ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、
昨日に引き続き、 /:::::::::::: , : : i'.: : :.!: :i,: : : ',.: : :. :. :.,: : : : : :::::::',
. /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::',
厄介ごとを持ち込んだように ,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: : i_,,i:::i斗厂,. ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i
なってしまいまして……」 ,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i | i七:/ィ-セ7|.,イ: ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
. '′|丶:::.`_二ニ、 レ' リ.'忙ン/゙レ.Εヨr-、:',::::::: :i . :::i
|: ::.....´ヤ刃.) i '¨¨′ iヨ' r、|:::',::::::: i: : ::i ,. '\
|: ::::i.::i....`-' ,' iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j. ,. ' ´,.‐'''"~゛゛≧tュ、
! . :::i.::i:::',. ヽ. iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i /, -'": : :.,七二三<rー=、\
ヤ: :::i.::i::∧. _ | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ. ノ'.: : : :. :.,'二二三/_,r' ̄.゙ヽヽ
... i: :.:::i.::i、::::\  ̄ ,,..<三>:::ム-‐= = = −, ,. /''.: : : :: :.,'二二二三/. : : :ヾ',
「……厄介ごと、ですが?」 `、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : : :.-/ : : : : ,'二二二二リ,. : : i: ',
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====./. : : ,'二二二三ニリ.. : : : ::.i::::',
/ __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/ ,'二二二三三ニト、: : : ,ノ,::::i
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/ ,<三二二二二二三辷ニ彡::i
i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': / ,<三三三三三三二二二二二ニi
.. _, ォノi:.:.:.:.:.:.:.:.,,.. ''"_,..-‐'''_,.-‐''"~. / ,<三二二三三三三三三三二二三リ
/r' ヒ,,:.:. ''"_,..‐''":. rr'''"i:':':':':':':' /: :. ,<三三二ニヲ' 三三三三ヲ''". /
/:.:. 冫、_ ,,... -''":.:.:.:.:. : :/i::i: :. i:':':':':': /.: : : : : :. :.,<三三二ヲ';';';':';';';';';';';';`¨iマ _ ,. -ー''''"゙`∧
.
- 979 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 22:07:26 HOST:???
-
_,,.......,,_ i゙、
,.ィ''´,.ィ',三'、`'_ヽ:ュ.,_
_,,,..ィ'´イ,イ´/,イ'' ヽ、ヽヽ、
.  ̄,イ/,/ ,/ ,/ ,/!lヽヽゝ、ヽ'i、
,ノ''7'/! /!,/l! ,/|.!ヾ、ヽ、ヽ、ヾ、
//i'{ _l_j三i./ |!三、,ュ、ヽヽiヾ、
i/ .!/! lヽノ ' ' ゝノ /,` //、
「……僕の目には、検証は必要にせよ、 ′/ ! !、 _ // /,/
モノ . '、|:ヽ、 ー' /ノ!/
とても素晴らしい内容に見えるんだけどね。 ゙、!''},ノ!_ー_''´|i7ヾ!
' ' _」::::||:::::l、' `
この二人が言うには、危険なんだそうだよ」 _,...ィ':´:::`ー!{‐:':::ヽ、
i:´:'!:::::::::::::::::::::!|::::::::::::::::ヽ、
i':::::::'!:::::::::::::::::::||:::::::::::::::::|::|
|::::::::::'!::::::::::::::::::l.!::::::r=、::|:::|
何を思ったか、アーウェルンクスはそう口を挟むと、 i'::::::::::::i::::::::::::::::::|.|:::::: ̄:::!::::!
|::::::::::::::};:::::::::::::::::!.!::::::::::::i:::::l!
手にした写本を青年に手渡した。 l::::::::::::::ハ::::::::::::::::|.|:::::::::::|::::::l!
. l!::::::::i:::,′'i::::::::::::::::!.!::::::::::!::::::l!
l!:::::::::i';' <::::::::::::::::|.|:::::::::l!::::::l!
,l!::::::::::::ヽ,.../:::::::::::::::|.|:::::::::l;:::::::'!
「……これが?」 . ヾ:::::::::::/':::/:::::::::::::::::|.|:::::::::::!:::::::|
ヾ:::::〈:::::::ヾ::::::::::::::::|.|:::::::::::'!::::::|
ヾ:::ヾ::::::::`:::::::::::::ハ::::::::::::!::::::!
ヾ:;ヾ::::::::::::::::::/∧i::::::::::::i::::::!
バーテルさんは戸惑った様子でそれを手に取ると、 ヾ:ヾ;::::::::::://::::l.l::::::::::」::::::!
|ヾ/:`:ー、'/|!::/`ー:'':´l!::::::!
眼鏡を取り出し、その索引を流し見る |:::::::::::::::::::::|、':::::::::::::::l!=={
.
- 980 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 22:32:57 HOST:???
-
___________________
\ \ \ 魔法で素材に手を入れ、加工し、
.. \ \ \
\ \ \ 図表なども付け加えてある“原本”とは異なり、
\ \ \
\ \ \ 複写本の書式・構成は、その質を
\ \ \
\_________\_________\ 落とせる最低限まで下げた簡素なものだ。
\ r´=========r´
\ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ==========ゝ
. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
言葉の印象にそぐわぬその簡素な帳面に. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、
/:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
真剣な顔で目を通す彼の、 . ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、
/:::::::::::: , : : i'.: : :.!: :i,: : : ',.: : :. :. :.,: : : : : :::::::',
その横顔をなんとわなしに眺めていると、 /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::',
,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
ふむと、氏がこちらに話しかけてきた。. ,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..' ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: :..-i:レチ厂 ,. ,イ: ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
. ,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i.i./...リィヤ戎}ラ..,.Εヨr-、:',::::::: :i . :::i
. '′|丶:::.゙二ニチ=弋チ ヒ沙//r iヨ' r、|:::',::::::: i: : ::i ,. '\
「……写本したにしては早過ぎるし、 . |:.::\iヤ符リ|| ヾ=≠´ . iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j. ,. ' ´,.‐'''"~゛゛≧tュ、
|: :::: 弋ヒ彡' . iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i /, -'": : :.,七二三<rー=、\
装丁の簡素さと仕事の丁寧さが . ヤ: :::i.::i::∧. _ | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ. ノ'.: : : :. :.,'二二三/_,r' ̄.゙ヽヽ
... i: :.:::i.::i、::::\  ̄ ,,..<三>:::ム-‐= = = −, ,. /''.: : : :: :.,'二二二三/. : : :ヾ',
大分不釣り合いな品に見えるが、 `、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : : :.-/ : : : : ,'二二二二リ,. : : i: ',
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====./. : : ,'二二二三ニリ.. : : : ::.i::::',
察するにあれも君の仕込みかね?」 / __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/ ,'二二二三三ニト、: : : ,ノ,::::i
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/ ,<三二二二二二三辷ニ彡::i
i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': / ,<三三三三三三二二二二二ニi
.. _, ォノi:.:.:.:.:.:.:.:.,,.. ''"_,..-‐'''_,.-‐''"~. / ,<三二二三三三三三三三二二三リ
/r' ヒ,,:.:. ''"_,..‐''":. rr'''"i:':':':':':':' /: :. ,<三三二ニヲ' 三三三三ヲ''". /
.
- 981 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 22:52:21 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
「……ええ、俺の召喚術の一つです。 (=)(= )/ ´/ /)
. (__人_) { , ' ´,/
俺の覚えた術は、どう言う訳か、 '、`⌒ ´ V __, <´
| 〈´/::::Λ
“召喚”と、“喚起”に分割されてましてね。 . | ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
作った器は、ああして本を複写するのに使えるんです」 /ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
. _,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
カバー j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
答えた作り話に、 i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
. i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
氏は意味深な笑みを浮かべた。 . | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/,r''" 、ヽ、ミ、l i, ヾ ノ ヽ
/, '" ィr'⌒`''ー- 、ヾL}リノツツハ
// // '('゙( ̄`Y } 「時にやらない夫くん、
// ,、-''゙ ノ! ` |ミ|
/ / / ノ ,,.. ト;| “ギフトは遺伝する”と言う話を知っているかね?」
∨ ,r‐ 、 ,ニ-ァ' ..:: |'リ
レ! ⌒ゝヽ7 ,、-ニ三゙'=:、 _,z=、「
{/| l′〈 l彡 <´-tェァッ `'ヽ ,f,,ニ,ン/
ヾ'、ヽ、「 ''´ ,! `-,` ̄'" '" ゙ト¨´.::| 「ええ、その中の一冊に、詳しく取り上げられてますよ。
,リ^\_; '、 .: | ,'
レリ´ | ':, ,.ィ ,: | ./ それに、先輩方にそれらの希少性を教えられた時、
,ィj^`′l, ,. ` -ニン′/
/〈 ゙、 い, ` `''-=─---r' ゙ / 正直俺も、同じことを考えました。
/ ゙、 \ ゙、\ .; ー-`二´ /
/ ゙、 ヽ、\ `ヽ、'、  ̄ /′ ……今となっては、もう藪の中ですがね」
\ `ヽ、 ヾ、 _;'
\ `''ー- 、 ̄ ̄「ヾ'ー- 、_
l\ `>'‐-、ヽ `''ー- 、_
.
- 982 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 23:26:05 HOST:???
-
/  ̄ ̄\
_ノ 'ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) | 「それと、念のため聞くがね、
(__人___) |
'、'ーー´ 'J | 他にも隠している物や盗まれたら困る類の本を、
| |
| .ィ { 部屋に置き放している……等と言う事はないね?」
_`ュ`ーー___´_ノ',
_, 、 -ー´. : l : .\ イ::::ハヽ{`、
/. : : : : : : : : i : : :.∨´〉::::::V: : 、>、 そして、続く指摘に、乾いた笑みを返す。
丿 : : : : : : i : : : :/ :`、 ',::::::: l : : > : : : -、
. r : : : : : : : :| : : :\ : : :`、',:::::::| : :.ヽ : : : : ',
. / : : : : : : : : i : : : : :ヽ : : ヽ',:::::| : : /:_:_:_:i;;⊥____
/ : : : : : : : : :丿: : : : : : ヽ : : ヽ::|/´ ヽ、,,______ノ 「持ち込んだ私物は他にも有りますがね、
/ : : : : : : : : :/: : : : : : : : : :ヽ ::/ ヽ、 }___)
,:': : : : : : : : ヽム二ニ - ´¨ ̄「 r' 、 ヽ .ノ : :| ああいった約ネタはあれで打ち止めですよ」
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | r_ノ.: : : |
i : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |へ-‐´ : : : :| : :!
. i : : :: : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:ゞソ: : : : : : : : | : :|
ゝ:_:_:_:_二ニ=-:::´ ¨ : : : : : : : : : : : : : : : : : | : :|
――――――}!
======|! r ====r===
l__ |!―――――f'¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| l : : : : : : マ.:|!....☆....|
l__ |! .ア :| ==┳== |―――‐┬――┤: : : : : :.ス::|! .......... |____
|! ヒ :イ :| ==┻== | エ | |: : : : : : :カ :|!.....ヒ . | |
ヽノ .|! メ ド.::| _____ | ―:| ス :| : : : : : : レ |!.....メ . | 私 そ :|
/ ` :|!. の ル :| ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ | Σ:| タ l: ヒ: : : : | |!....厳....l は こ |
|!: 筆 の :| ===- _ :l 「「!|: | :|:.メ: : : : :ド :|!....選....| 這. 崖..:|
. -r .、 |!: 跡 星 :l ≪二二二¨ :| 編:l 特 . l が: : : :.:・: :|!....オ . | い が :| 本当の所を言えば、
( _ノ ノ |! l ===- ¨ l マ l 集 . | 語 : : : :レ |!.....シ.. | 上 あ :|
|! & | ===== | ス | l: る : : : :ジ |!.....ャ....| が る..:| 厄ネタ程度では済まない
イ 木 |! | {{j {j .}}| カ | |: : : : : : :.ェ.:|!.....レ.. | る .:か :|
:| / | } .|!. 歩 .:::| :| レ | l: : : : : : :.ン |!.....靴...| ら.::| この世界の真の歴史や
__ |!: 幅 ::::| _____ |:| |. 全 :l ス: : : : :ド. |!. ......... | |
. l__| |!: 大 ::::l(¨¨¨¨¨)f¨¨¨¨}|: ド |: 部 :l タ: : : : : : : |!. ........ .| ├─ :! 世界システムに関する本が
: l__| |!: 特 ::::| ー ⌒ =":| :| ヒ |:| : : : : : : |!. ........ .| └─ .:|
|!: 集 ::::| _____ | :| メ |:へ : : : : : : |!. ........ .| \l :| 山積みになっているのだが、
マニXニア :|! :| ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ | :| |:の : : : : : : |!. ........ .l ノヽ |
i n .:|! :| _____ | :| |:道 : : : : : : |!. ........ .| | まぁ、あの部屋に侵入できる
HIME |! :l(¨¨¨¨¨)f¨¨¨¨}| :| |:の : : : : : : |!. ........ .| |
|! :| ー ⌒ =":| :| l り: : : : : : : |!. ........ .| | 人間はそう多くはあるまい。
|! :|―――――i::| :| |: : : : : : : : : |!. ........ .| |
|! :l」¨¨¨¨¨¨¨¨¨ | :| |: : : : : : : : : |!. ........ .| |
======|! :| ===== | :| |: : : : : : : : : |!. ........ .| |
.
- 983 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/07(木) 23:42:38 HOST:???
-
/〉,..-―――‐ ..
_,..-、l /´ ,.. '´., _,、 >、
フ¨ / / ./∧ ⌒ヽ\
/ / / ./ ./ .ト、 .ハ \ 「……ならよかった」
,'.// ././ / .;′l|!:.\、.∧ヘ、_\
_,ィ-‐;′.,i ;′ ;'l| ;:| 从. '; .>-'.; \⌒ヽ
.:l:| i /:| l ;' ノ .:/|l |l W'.ハ、 .ト、\
::|: ;!.:;'.イl | ;'.ナl ;'‐|:';.:||ノ ヘ∧ ト、∧ `ヽ〉 . そう言って氏は、アーウェルンクスをちらりと流し見た。
. Y |.∧:|.l:|. l;′|:/..:ノ:.:';|! 、___メ!刈 ヽ〉
':;|l;' .;メY ハ!ヾ=≠′ l `¨´l| /l| 強いカリスマ性を持つ英雄の下に
:|ハ;'l .';| .;!ハ ..ィ川リ、
.ノ′ l .l:ヘ∧ .-<^iィ ´ 二二i 特定階層が寄り集まった、視野狭窄で血気盛んな集団。
/イ ノ| |lノ_`l>'´ _ ヽ!| |
./´.:lリ ;′ ....`ー!、 __, ノ ――悪く言えば、であるが、白い翼とはそう言う組織である。
.イ:\:::; `ヽトミー‐ ´
.,..:'´::::::::::::::」l. ー‐{:::::::`:::...、 加え、センダイのED冒険者は、法に護られない化外の民だ。
,.イ:::::::::::::::::::/:l.l| 、r .ノ:::::::::::::::l:ハ
i::::::\::::::::::::/.:.:从、_.ノl〈::::::::::::::::::|::::'; . 敬愛する雷天大壮の為、或は、単に手柄が欲しくて短絡する
|:::::::::ハ:::::;:':.:.:.:.:.:.:ヽ_ノ_l | l:::::::::::::::::i::.::.';
.;':::::::::::::::У.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:l | l:::::r===_l::::::::'; . そんな人間が出てきてもおかしくないと言う理屈は
.;':::::::::::::;:'::.::.::.::.::.::.::.::.:/::::| l |::::::: ̄::;'::::::::::';
;:::::::::_;/.::.::.::.::.::.::.::.::;::'::::::::! !.|::::::::::::::i::::::::::::::. . 分からないでもない。
..:i:::;ィ"::.::.::.::.::.::.::.::.::,:':::::::::::::| l.|:::::::::::::;|::::::::::::::::'.,
. |/.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:./.:::::::::::::::| |:!:::::::::::::l::::::::::::::::::::'.,
. |::.::.::.::.::.::.::.::.::./.::::::::::::::::::| l:|:::::::::::::l!::::::::::::::::::::::':,
.
- 984 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/08(金) 00:16:46 HOST:???
-
__
__,,,;:::-ー'ニ"" ゙ミー-:、
,;r'''" -ー = ニミ:、 ミヾ)) ゙ト、_
,;f" ''ニ" ̄ー ミヽ ゙'i,) ソ,レ',,ムノ,,} ゙i,
,;r' ,,ニ"-'',ニ=''""''''''''''''ヽ<"~ ゙ドl,
,l' " .,i'" -'゙ゾ ゙lミl
. ,l' ,リ ゙l,゙i, だが、流石にこれは露骨にすぎる。
.|, ソ | ,, 、.,;:' .V
`l 〃,| _,,,,,,_ _,,::==ー、} どう言う理由があってこんな事を言っているのか?
゙レ',ノ' } ,-'''"_三二゙''''ー 7,;'-tテシ ,i'
レー、| .ニ三゙'ー'゙ ア''"ノ l;゙ゝ ̄'" :{. 問題は、単に商売敵の白き翼が気に食わない
{ ヾl, ,, ゙゙ ゙l;::. }
゙l、 っ゙l.゙i, ,,. ゙l:::. ./ ……と言う事はないと思うが。
゙ヽ、_,, ヽ -''..,,,,___;:':: |
:{ ゙l、 ` _ニ_,,, ;l いや、それがある意味一番難儀なのか?
| ゙i.|゙i; :: ''''''~ー─'''". .;|
゙ヽゝゝ\ ===='''" ,/i゙l、
,イ゙:l、::::. ゙ヽ、 ,r' ! ゙l゙l,
/i ヘ :::. `ヽ、,_ _,,,:r' / ;l \
,,:::-'" l: \ :  ̄ / | ゙''ー
|: ゙\ / |
. |. ゙'ー-、,,__,;:-''" |
| / ゙\ |
/ ,/ / /イ' i′ ,//
/ , ;/ / //' ,イ /,/'!
./,/ ,/ / // / ! /',イ !
‐''/ ,/ ,/ ,//' ,イ ,! /,/'| .|
.,/ / / // ,/!' ,l! ,' /!. l .!
/ ,/! ;' ,i ,! /::l ,l:| ;'/::| !!.l どう答えていいか分からず言葉を濁すと、
./,l'| ;! .! i /::::! !::| ,'/:::| ,!ヾ
/!.l .| ,' | | />|,lx,| ,l::::::| l:::ヾ 視界の隅に凄い形相の
. /l.|,! l .il l」/zェェ|lェェ|,,l!>ミ!|、::::゙、
' !,! /!l l ;ィ斧''´´! 屮'ミミx,|!ミヽ,゙、 アーウェルンクスが見えた。
/ //l! '! ≪ γ ,.、`! ヾュ`ヾ '、
. / /! '、'! l lヽ | じ' | ` なるほど、これで彼は、
// ゙、、'、'、 | |゙、ヽ ゙、 ノ , ...:::::
´ ゙、 ゙、゙、 | |゙ '、 \`'''''´,,/..::::::::::::: 白い翼に不埒者が出ないように気を配る。
゙、 ヽi l | ゛、.....` ̄´::::::::::::::::::/|
゙、 ヾ l ト、. ヾ、 :::::::::::::::: '、 ! ……少しばかりちょろ過ぎる少年と、
ヽ ゙、 !.l、ヾ、\ `
ヽ ゙、 l.| ヽ\ヽ\ 偽悪的な氏に思う事がないではないが……。
. ヽl、 i.| ヾ\.`` 、ー―
. ヾ .i.ト.、 ヾ、`i:、. ー‐
,..ィ´'. i.!:::\ ヾ、:l、ヽ、
. ,...ィ:´:::::::::Λ :|゙、::::::\ヽ!:、 \ヽ、
,..ィ:´:::::::::::::::::::::::Λ |:ヾ、::::::::ヾ!:\. \ ゙ヽ、
':´::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ |::::::::::::::::::::ゝ;;:::\ `ヽ、
.
- 985 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/08(金) 00:35:21 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……今日はここまです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 無意識に書いてて、ああ、ここで繋がるのかって思う事ってありません?
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 即興を書き始めてからは、何かそう言う事ばかりですわいな。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ そして、グダグダしてるからすっぱり進めたいと思いつつも、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 展開的に切れないこのジレンマ……。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 書き溜なら、いったん没にして構成やり直すところだな、うん。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 986 :名無しの読者さん:2018/06/08(金) 00:40:49 HOST:58-190-199-32f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 987 :名無しの読者さん:2018/06/08(金) 00:47:44 HOST:flh2-133-204-80-128.osk.mesh.ad.jp 0
- 乙でした
今のところ楽しめてるからダイジョーブ
- 988 :難民 ★:2018/06/08(金) 01:07:11 HOST:???
- 乙でした。
- 989 :名無しの読者さん:2018/06/08(金) 07:01:42 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 990 :名無しの読者さん:2018/06/08(金) 11:23:26 HOST:i114-182-5-89.s42.a013.ap.plala.or.jp 0
- 乙っしたー
- 991 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:24:18 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 超どーでもいーはなしー。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
/ }/l / / | |∨^\ `、 l \
. //,l / ,:´ | | | ` | | l l¨¨⌒
{//l / / | | | | | | l l
. /〉/l/ l |: /| | | | /| | | | l
{/ | | _」 / :| | | |: / :|/| | |\l
. ^マ777 | | /|``'〜、、|\ | _|/∠=-─ァ|\ |
| \l /| |: 厶|/==‐-ミ'ー\| ´/'つ::}:}/ / /\|
l |: /| |: /|∧\( つ{:::}::}`' 戈ン゙ / / l
l |∧| |/\ '、 戈こン / / l l ……モーさんの舎弟にされて、
l │ \`、 // │l
. l | ^ト\ / /│ |│ タカられる夢を見ました。
. | | | :| __ /l | │|
. | /∧ |〉 |\ \v-----‐=ァ .イ/ l | │|\
. |////∧: |∧ :|//|丶、 ‐--‐''´ /////l| 八|'//\
///////∧|/∧ |//| . /'//////,|: / ////// \
. <\//////////∧ :|'/ノ ^''ー‐'^ | ///////|/ /////// />
//\\/////////∧|{ |\///////////////
////\\///////八゙、 }}\'//////////
.
- 992 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:27:35 HOST:???
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.`''< _,,,,.r:、
≧s。. `''<_ ____ ,r≦:.:.:.:.:.:.:.:.Y_-―――‐
___≧s。._]|!| 彳:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.}:爻 ̄ ̄ ̄
|!|!| 从:.:ィ、:.:.:.:.v.:.:}.:.:.ミ
} .|!|!| | .Y .)、:.:.:.:.:.:.:.:从__γヽ_
| .|!|!}┴八 ´ \y:.:.:v{二二二二
ミh、 |!|!| 个o。._ ^~^|____
 ̄´ .|!|!|T  ̄こ}ィi「:::::~"''*、
_ |!|!|.| /::::::::\:iヽ:::_::::-:\ なんか、正義の味方にならなかった衛宮士郎が、
.| |!|!|.|__{-}|::::::::::::::::::\:i:i>''"::::
.| |!|!|.|. 八:::::::::::::::ヾ:::マム:::::::::::: ウチの近くにケーキの美味しい小さな洋食屋を開いて、
〕iト. .|!|!|.|---- ヾ::::::::::::::::}:::マム:::::::::
|!|!|.| }:::::::::::::::}:::::マム:::::::: 学生のとき彼の友人だった主人公(自分)が、
|!|!|.| ハ::/:::::::::ヾ::::マム::::::
ュ. |!|!|.| __厂}::::::::::::::::)::::マム::::: 週一位で飯食ったり、茶を飲みに出かけてる。
..|! ._ |!|!|.| | __| __〉:::::::::::/::}::::::マム:::
┴.. ....|‰| .|!|!|.| K_/___}:::::::::::::::ノ≧トマム: ……みたいな話で。
/:/| |g|. |!|!} ̄ ̄ ̄ ̄ 丁 ̄ |:i:i:i:i:i:i:i:i:
:/ .| |f| .|!|!| } }:i:i:i:i:i:i:i:i:i
_.|.  ̄ . |!|!|______! .ム、:i:i:i:i:i:i:i:
ニニニニニニニ{!|!|[_______} ,.: ´/´:i:i:i:i:i:i:i
―――――― ノ ノ^´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| }i'´i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| }:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| }:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
__
/´ ̄ ̄`ヽイヽv´⌒v
/ ノ´ '. l /´ ヽ
{ , z≦}二≧s。 /` 、
, z≦ `\\ }
// / ヽ '.-= ヽヽ
/ / /__ ./ / / Y r'.メヽ 士郎、アルトリア夫婦が切り盛りするお店に、
, イ / / l ,/ l l li -= { l )}
/{ 'r_、{ ハ−{ 、 l / / lイ } アルトリアの妹のモーさんが下宿だか、
/ / {込 ' V r=_`/ ' ヽ' ' }.ノ
/ l .,., ん:ぅ》 / ニ=- /`Y 居候をしていおり、その関係で私とモーさんは
. / / ハ ' .,.,`¨' ./{ -、 ./}/
{/l / ハ ´丶 / ./ ー ノ/イ 遇えば挨拶をする程度の顔見知りだったのですが
i l{ { '. / / lr彡 ∨\
ハハ > ' /,r-v ┴ v /i;i:i:i:}ミh。,_
// __/{ _ -===== {i:i:/ハi:i:i:} \ヽ
{ /二二二\ー=ー-'´、 .li:l´ }i:i:}
/二二二二ニヽ ヽ Vi:l=-、 . li:i:i|
r={二二二二二ニト、} /i/ ヽ'.  ̄←看板娘のアルトリアさん
´ ト.二二二二二二ム <i;/ l=- }li.
r/`Tー=-> ´ ̄ヽl } r'ム
.
- 993 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:28:02 HOST:???
-
l;ヽ /;:i ,;,;, /;:;:/;,.:,;:..;,:;
i;:;:レ'.;:;:;/,;,; ,;,;,;,;,;,;/.;:,;.:,;:
,. --=ーヽ,/;:;:;:;:;:;/,;,:;:;:;:;:;;:/;.:,;.:;,:;.
/ ., ;:;:;:/,;,.;;:;:;;;:/:.;,:.;,:;.:;,:.;,:
/ i , ヽ`' ;:;/;:;:;:;/;:;:;:;:/,.,.; ; ; ; ; ; ; ;
彳 L_ ヽヽ、ヽ;:;:レ,; ',;,''',;:;:;:;:;:;:;:イ.;,:;.:,;.:;,:.;,:;.:;,:
レ' / ゙' `'ゝヽi;:;:;:;:;;:;'',,:;:;:;;:;:;:;:;,. フ.;:,;.:;,:.;:,;.:,;.:;,:.;:,;.:;,:.;,:
」_,! __‐-、 ;:;:;:;:;:_;:'イ;:;:;;:;;:;;:;;:;;:,. ;:.:;.:;.:;.:;.;:.:;.:;..
/ ヘヽ.土ン`ー ;:;:∠__ ノ;.;.',;:;:;:;:;:;>;:;:;;:;:;:;:.;...;.;.;.;.;.;
\_sレ ' ;:;:;:;:;.;.;.;.;.;.;, ;:;:'',,''''.;.;.;:..;,:.;:,;.:;,:.;:,;
`'i ,' ヽ_;:,.ノ /ヲ .;:.',.;:.:;:.:;.:;:.;,:;.:,;.:
ヽ、{w.,.,.,.,.,.,.,.w' ヲ:.:.;.;;:,';:;:;:;:;:;.,:;.:,;.:;,
i \ ̄ ̄`゙゙゙゙゙' /:::;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
| ;. \__ _,. イ´;:;:;:;:;:;/|;:;:;:;:;:;:;
/´ ! ヽ ,;':;:;:;:;:;::;/:.:.:.|;:;:;:;:;
,. イ / ; ヽ ,;';:;:;:;:;:;;:;/.:.:.:./;:;:;:;:;:;:;:;
_,.-‐'´ / /:,:,:,:,:,:,:,:,:,';:;:;:;:;:;:;:;/.:.:/;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:
,.-‐'´ ̄ / i:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:Lー _」;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
/ / |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:..:.Y^>;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ある時、型月世界間らしく
/ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Lー」;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
〈 ○ !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 〈〉;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:; 見てはいけないものを
ヽ i!.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;:;;:=;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
> |.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;';,';,';, 偶然目撃してしまった私が、
| / !;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
| | i.;.;.;.;.;.;.;;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;;;;;;;;;;;;;;.:.:.:.:.:.:.:.:.: なんか怪物っぽいナマモノに
| ii i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;┬‐-v.;.;.;.;.;.;.;;;;;;;;;;.;.;.;.;.:.:.:.:.:.:.:.:
:! | /.;.;.;.;.;.;;;.;.;.;.;..ヽ、 i ヽ.:.:.:.:.:;:;:;:;,.イ ̄フ.:.:.:.:.: 処分されそうになったところを、
‐- _ノ|  ̄ | /.;.;.;.;.;.;.;;;;.;.;.;.;.;.;..;.` ̄´.:.:.:.:.:..:.:.:`ー‐´.:.:.:.:.:
i ,' ´/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ハ v、.:.:.:.:.:.:.:
i /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;_vxV. }.:.:.:.:.:.::.:.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;rVVVY´ ,. ∧∧!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, rvrv∧'';:;:;:;:;:;:;〉.:.:.:.:.:.:.::.
.;.;;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.L 〉";:;:;:;:;:;:,,,イ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :
_ -―‐=ミ
 ̄ ̄>ミ \''⌒ヽ
/ -=二  ̄> -―……―‐ -
_ >――=二 /〈__\ ⌒ヽ / ― `
\――=二 / / Y /)−ヽ / / / \
>-‐…= // /〈 }\⌒ァ / / / ヽ
/ /_彡 ' | ∨:i ) ' //イ // |
/) //| | ∨/ / / メ / / i
( /____彡' /八 / / __彡 \ / ' |
/ / , >' // f fi^刈 / // / |
/'" ノ / / , , 乂ソ __彡∠ イ |
{ ー=彡 イ /、 // x=ミ/ | 八
/ 〉' // fソイ; j/ 「流石に、兄上のダチを
|/-</'八 ` _ /八
/〈:. :. : \ \ イ / 見捨てるわけにはいかねーか」
,;: :./. :.\:. :. : \ へ _ <  ̄ /
/:. /:. :. :. : >--:. 〈 )__彡
/:. /:. :. :. /:. :. :. :. :. :\
/:. /:. :. :. :.i:. :. :. \:. :. :. \
/:. /:. :. :. /:.|:. :. :. :. :.\:. :. :. } なんか通り縋った
,:. /:. :. :. :.i 八:. :. :|:. :. :.:.\:. :. 、
i:. i:. :. :. :. | \ :. : |:. :. :. :. : \:. \ モーさんに助けてもらいます。
|:. l:. :. :. :. |:. :.:.\:.|:. :. :. :. :. :. :. :. : \
.
- 994 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:28:24 HOST:???
-
:. :/_>へ\:.\/ )\
: /〈Y ̄r〜 ⌒/ / / ヽ
/ |:人__:{:. :>' ,: ',
:.|:|:. \ ̄ /: / :/| .:i | | ',
:.|:|:. :. :/ / ̄:/ /:./ ://| .:∧ :| ,
:.|:|:. 八 ヽ 7 /:. i :/:|ミメ:i }_:/ :' }
ノ |:. :. {\ { .:| / | 苅〈j/: ∧ :.,
}八:. :./j , .:| :∧ | {ソ ヾ :| / :/ んで、そのまま、
― }:/ : V ヽ /|' } .:/
:. / { { { / .:'
' } | / / , }\ 〉 :.}:/
、 , イ /} / ` / / 「暫くボディーガードしてやっから、
:.:ヽ { |/:.へ イ | /
:. :. i l イ ;|ハ:. :.个≦: | :| :| 代わりに舎弟になれ!」
:. :. |\ || ノ:. :.:.|:.{\ 从.:l ハ|
:. :. | \ 、 i| ',:.:.|:.|/:.\ ヽ
:. :. | 天 ',: |/:. :. :. :.}
:. :〈| } X} ∨ :. ヽ: : :| と、パシリにされてしまいまして……。
:. :. ヽ_ ≧≦__}:. :. :. ∨:.|
:. :. :. | ̄{ (⌒) ) ̄|:. :. :. i:./
―:. :.l -=彡' |:. :. ̄|:|
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ノ }
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< ̄ V / ´ ̄ ア
-- ヽ _.イ <
/ ,ィf>~~  ̄ ̄ ̄ ` <_
./ / ,ィfサ ´ \ `ヽ
<__ ィ {/ } ヽ \
/ ./ , ', ', ',
, { / / }ヽ ', }
| ., //、 / i , i ト、{ ./
j∧ 乂_ ィ |/|/ 、 | /!/_ ノ| ハ{、_ ノ
', ヽi |汽笊ミ、j/ ィf弐ア/ ',
', | | V ッ Vッ { .',
', | | /i/i/ /i/i/从 ',
} .| |、 /^ーヘ イ ',
/イ .| i ≧ .{ _ソ ≦ |/i .ハ!
ヽ∧ ハ{´./{ }}`Y .}/
ヽ// ム L __ノハ. ',
ノ ∨ |` ̄弋ナ ´ 〉 ',
, / /}、 ___ ,ハ. ', 以後暫くは、
// {__/ / ノ { ', 乂_
.{ { ( / ム、__ _ ' __ _.| ヽ _) エミヤに胃袋を掴まれてたモーさんに
_ `¨ゝrf:.<{_{_{団}__}_}ハ
< fメxx: : : :}__{ : : : xメ 店に行く度に、ケーキだのなんだのと
∠ __ イ i `^7⌒i^^´ i
, i | , 驕らされる日々を送っていたのですが……。
i | ! ,
!、____! |. _,i
{////} |///,|
!///,| .|///|
|////} .{///,!
`¨¨ ´ `¨¨ ´
.
- 995 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:31:27 HOST:???
-
/(,, ――=ァ
-――-< -―=ミ
/ '" ``丶、 \
' \ 〈 ヽ
_ノ ヽ ',
⌒7 | i
/ / ,| | | | ハ i
イ /'| / | | | | ハ / |i |
i ' | メ j| | | | i| |i |
|//l,/心八 ‐|ヽ―|― ,' | l| , 八 ,
/ 从 vソ 、 |x-‐==ミV | /|,/ /
// i , \| f fソ イ |⌒ イ i
. ' , 从 `¨´ノ /|) ,ノ /' i |
/' i ' ∧ ⌒7 lイ イ | |
| |/ :∧ ` / イ |⌒ | / ,
人 j :/ _,,.. ji |____彡 /
\:/ `¨¨¨¨「 /' ノ' 从> _彡'
,  ̄ア}( / / V /
/ ィn ハ /_彡´ ∨
, ィn ∨' } /\ ある日エミヤの店に行くと、
{ ィn '  ̄ _/ ィn `丶、
|ィn { / ィn ヽ なんか見るからに挙動不審なモーさんがいまして、
ィn __L_ '" , n
/==ミ (_ ノ /V i いつも通りケーキセットをおごらされたんですが、
, // / r‐――ミ ':V |
/ VV____彡'^``丶、:\ i/{ | 食いもせず突っつくばかりで上の空、
{ 7¨¨´ \\V| ∨ |
人 { \::.、 i 食事もし終わってどうしたのか尋ねると。
、 \ , \ 、{ }
ト 二ニ=- / 八
{\ 、 _ \ ¨´ ' :. i
:. ‐-================-‐ | {
i  ̄ ̄ ̄ ̄ ,:|
|', }i / | |
| i | |
| | { | |
| { 、 | |
- 996 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:32:29 HOST:???
-
__,.、__,.、_______________,.、__,.、__
(三三|0| : : : |0|三三三三三三三三三三三三三三三|0| : : : |0|三三)
 ̄ ̄^  ̄ ̄ ^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ^  ̄ ̄^  ̄ ̄
なんか、小振りな棍棒みたいなのを渡されまして、
「お前はなんか巻き込まれやすいみたいだからこれをやる。
コイツを振り回せるくらいにはしとけ」
と、それだけ言ってケーキを頬張り、さっさとどこかに行ってしまいました。
.
- 997 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:33:02 HOST:???
-
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}ヽ!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.:.:ハ
/ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:L:.:._:.}^`:.:.:.:}
j:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:{Z:.{:.:.:.:.:.:.:r弋:.「⌒Y}:.:.:.:.:{
Y:.{:.:.:.:Asセ升 Z:.:. /ィチ笊示ミ、 '⌒ヽ{
}:.:λ:.:.|,.シ芹ミx Y:/ 乂:::ソ ' .):: /
Y Y〈 乂:::り - '" _ノ{ んで、次にエミヤの店に行ったとき、
心、 :、 ー‐ .:} /从:|
/z∧ ` / |_、 モーさんがいなかったので、
{:i:i: 込、 ー 一'" .::: }:i:i\__
{:i:i:i:{i:i个o。. / j:i:/三≧、 斯く斯く云々の事があったんだけど、
∧:i:i:i:i:i|ヨ!:i:i:!≧=‐ .升 ,ノ:i/三ニai:i:\
∧:i:i:i:|ヨ!:i:i圦 ,.ィi〔i:/三ニ/i:i:i:i:i:i:i:i∨ なんかあったのかと聞いてみた所……。
∧i:i:|ヨ| ヾt、__、+'”i:i:i:i: /三ニ/i:i:i/i:i:i:i:i:i ∨
ヽ|ニ! ` "´ ._/三ニ/i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i: ∨
|ニ! |三ニ{i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨
|ニ| |三 /Yi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
|:圦 /三| }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〉
∨ニミh、_ ,.。sョiI〔三三{ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/|
ヾ三三三三三三三圦 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i / .}
ヾ三三三三三三三i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ {、
_、+''"~ -、 ̄ zzzzzzz ~"''*、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ }
_、+'”γ::::::::) }三三三::::ノ .ノi:⌒ヾi:i:i:i:i:/-≦三冰,
,.:'´/ __ `¨¨´___、rf〔三三三ソ .。s个i:i:i:i:i:i:i}i:i:i:/三三ニa }ミh
/ (::::)⌒爻爻爻三三三ソ ,.。sョiI〔 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:/三ニ厂 }三!
八、 (::::)爻爻 _,,.. -‐ ''" / ノi:i:i:i:i:i:i:i/三三| }Y
≧=‐--- ‐=≦ `¨´ヽ _jI斗zz一仁i:i:;。s≦ニ三ニ:|、 }
 ̄`¨´>''"三三三三三ニミT升三三三ニ|:i:\_,}
/ 三三三三ニ三三三三三ニニ三ニニ|:i:i:i:i:i:i:|
/三三三三三三三三三三三三三三ニ!:i:i:i:i:i:i:|
/ 三三三三三三三三三三三三三三ニニ|i:i:i:i:i:i:リ
/三三三三三三三三三三三三三三三三ニ!i:i:i:i:i:/
クイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨
/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.ム:.:.:.ム
ィ:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:./!:.:.:.:V:.:.:.:.:.:ハ:.:.\
ノ:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.{:.:|:.:.:/!;/ {:.:.:.:.:}!:.:|:.:V.:.}:.弋′
7:.:.:.:.レ:.!ハ:.:.}レヘ;\}!. V:. /V/ハ:.:}:.、:}
イ:.:.:.:.:.:.:.:.!V,,zzzx,, ヾ! V '" レ' .}:.:.| `
|:.:.:.:/^ヾ} 〈!ん:ハ ` 芹^〉 ハ!}!
从:.:! ::( 乂シ' {ソ,
V:ヽ、 u `¨´ |〉¨´ 从
从:. 圦 /
/ニ{三 Y;/: \ {:::::::::::) 「え? あの子ならこないだ実家に帰ったけど、
_/ニニ\ニ|!. \ /、
/ニ/ニニニニ≧s。. ≧ - イニニム アイツなにも話さなかったのか?」
_,.ノニニ-ミニニニニニニ\ !ニニニニ}:圦、
/ニニニニニニ`≧s。.ニニニニニヽ. | _ニ王ニ}
ノニ-ミニニニニニニニニ≧s。.ニニハ 寸ニ/\
/ニニニニニヾニニニニニニニニニニ:\ニハ __/ニ/ニニ≧s。.
/ニニニニニニニムニニニニニニニニニニニマニム / ./ニ/ニニニニニニハ
./ニニニニニニニニニムニニニニニニニニニニニVニハ--―イニ./ニニニニニニニニ
.
- 998 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 20:33:34 HOST:???
-
__
'" ``丶、_\ /
/ /⌒ \ )i/(___
' \ \ -―=ミ\
/ `、 `、 v-=ミ\ ` \
/ ' i | ', <⌒ 人ヽ ヽ
i | | V)/| i:\ i
i | | {\ __ :i |' ハ \ {
| l 从 / \___|_| | ヽ/ \{
| i、 人斗t爪ヽ { ァ'f 杰7 | }' /' i \ ただそんだけの、なんてことない夢だったんですが、
| | \ 灯心 \ 乂ソ| |,イi ' |
|/ | ∧ Vj | | | | i | 私、アポはアニメ見ただけだし、GOもやってないしで、
| /'込 ' | | | | | ,
| 介 - , | l j人 | / 別にモーさんは好きでも何でもないんですよ。
| | | ` 、__,,. | 人 \ '
j人 | } i| / \{ なんであんな夢見たのでしょうね。
\,|___/j /:!/ァー='7 ̄``丶、
/ ̄/'_/ /__/__,/ /
' // 'ヽ // , , i
i }:// { / i i |
| //__ ァ⌒Y_ | | / | 好きなキャラを言うなら、
| /====r:乂_ノ ======‐- | | , |
/ 乂=7==乂 “ ‐=/ | 葛城宗一郎&メディア夫妻なのですが……。
{ { ' |
|、 /| |
| Y-==============‐-.,//' | |
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了
〈_ ,ニ二> とまぁ、そんなところで始めまーす。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ (始められるとは言ってない)
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 999 :名無しの読者さん:2018/06/19(火) 20:47:44 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- で、これの投下は何時ですか?w
- 1000 :名無しの読者さん:2018/06/19(火) 21:04:24 HOST:101-142-61-139f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 1001 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 21:09:24 HOST:???
-
______
/ \-一ヽ、 __r‐- 、_
/ __,ノ ヽ、_,7 7 } : : : :\__
| ( ─)(─)/` ‐ / /: : : : : : : :` ‐-、
| U (___人__)‐-─≦/ : : : : : : : : : : : : : 丶、
| ` ⌒´ノ └‐-、__:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ヽ
| | `ヽ.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : } とは言え、折角氏が上げてくれたトスだ。
ト、 | __,. -<`丶、:.:.:.:.: : : : :/
..ハ、.,ヽ., ___ ,__ノ--─一⌒V : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:r´ 無駄にするのは余りに悪い。
..=彳: .'、 ヽ、___ ヘヽ:.\: : : : : :、 : i: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
_<: : : : /: : : i /:::ヽ V : :ヽ: : : : : ヽ: : : : : .:.:.:.:.:.:.:/
, -‐ '´ : : : : : :<: : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : : :i: .:.:.:.:.:.:.:.>'´ 「……先輩はもうちょっと落ち着いてくださいよ。
/: : : : : : : : : : : : : >' : : l V !::::{ `!: : : : : l: : : : : !:.:.:.:>''´
f : : ヽ : : : : : : : Υ : : : : l l::::::i !: : : : :/ : : : : i.:/ それから、トリューニヒトさん。
ゝ: : : i : : : : : : : : V: : : : :l {::::::i !: : : : /: : : : : f´
j : : : : i: : : : : : : : : :ヽ : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : : l 貴方はどうしてそんな偽悪的なんですか?」
,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
/ r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
/ ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
,レ'´ィイ"´ __,′ リソ ``ヾイ;;;;!
/ィィ彡 ニ二ヲ _ __ '′ Njj! そう二人に声をかけると、
〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨` |M!
1//⌒ヾラ/ '" ̄``ヽ、 jソ,! 氏はこちらを見てにやりと笑った。
,リj! い、 N ー牙ュ-、.:;;ゞ ,,、z==zjソ
ilN ヾY'リ i `二ニ~´ 斤= 、`ノ
ヾ>、 ! ; 1;;.ー'' 1
/.::〃Y. ; _ ,.,′,!:;;`、 ,! 「私は別に、白き翼に含むものはないのだがね、
_,/.::.ノノ`1 ! `ー= イ;:;:;:;;::/
.:;:;;V ! '′、 ``".::::::::/ 彼は、私と仲良く話している所を
;;;;;;;;,ヽ 、 ``ー---‐;;::::/
;;;;;;;;;;;;;,\ ヽ、 `ー ‐.:.::;;::/ 見られたら困るだろう?]
;;;;;;;;;;;;:;:;;:;.\ \ .:::::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;.ヽ、 ヽ、 _ __.::/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;.ヽ、 ,ィ介.、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;;:>‐‐‐<::::::::::::\
.
- 1002 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 21:49:14 HOST:???
-
_,,.. -――‐-- ., |:、
_,,.ィ''"´.,_ 、 ヾ |r=‐
. _,.ィ'"ィ' `ヽ、 ヽ ⌒ヽ
そして、それとは対照的に、 ,,..ィ'7' / / ヽ、 \.\ ヽ ゙、
. -='-‐'7'′' ,/i .i. ヽ ヽ、\ ゙、 ゙、
アーウェルンクス氏の返す答えは、 . // / i' !. l 、 ヽ ヽ ヽ!、 ゙、
,/イ /,!. l | .!、゙、. ヽ \ \ ゙、
少しばかりの硬さを含む物となった。 . / .i' /イ ! !.l!、 !、.ヽ、. ヽ、、 ヾ、:=-`ー ゙、
. l ;/ ! |! .!!'!l|、 、lヽ.ヾ、 ヾ:、ヾ: 、,_\`` .リ
. !/ .!.|!l l| '!::ヾ:! `i.ヽ`ゝ、.ヽl`ヽ}、`` /
l' .l! l| l! }:::::::ヾ、||. `ヽ//`l'ー.i' /
′ ` ゙j>′ | ,!l ,' / l! ,' ,/
「……白き翼にも、 . ゙、 ! ,/i : / / ,' /
゙、 ! /il ,'イ' ,/i ,/ ,/
ハイネセンのメンバーとの付き合いを !、⊃i/ / /'/ / |'/ 〈
. '!゙、 // /'" !′, . ヽヽ
とやかく言う人間はいない」 . '!.ヽ ´ ,. -'、_|. /l /、 !、lヽ 'l ゞ
ヽ ゝ'´ i''r..':レ'::|/::ヽ. |:::`::!'ヾ
ヽ.| l|::::::::::::::::::::::ヾ:::::::!
ヾ 》:::;;;::::::-::‐::‐:‐:‐:ヾ、
_,,,..................-‐:'':"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::.、,_
/´::::::::::ヾ:;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::::ー:.、_
.. /:::::::::::::::::::::::ヾ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`i:ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::i
_____
_. , -―-ミ. /三三三L _______
/////\. }>f7.:::::::::::::::::く⌒ /三三三三ハ} ___.//////ハ
////////,ハ r匕{从rtァハ}八ミ }三r-u--u┐..._ / /| //////|
斗=====气 7::八(V - ノ)) [[]].....≧=ニ二.. / `ヽ / /..゙|////// | __
it{{ ゚ ij ゚ }j {::{厂>r===く⌒Y:{ { L-==ニ../ / / L_________」 〈:0:〉
. 八乂 = .人 イ {/ fK )__j7∧ /二二 ノ八((u ハハ ' /.... i j{ | .|I|
/ ̄ヽー=セ `ヽ. {{ {{ {{_リV_______{ __〉 }. }二二二..゙/ }り i '. 人 ^ 人......|I|
{____j ヽ }iー 、...└r-┤7rfrfrfr{「::{ ./ ノ二二二....^iア ,ハ从. 〈 r====cメア(__)
/ ∧ } / ! \. {二二二二....`rー=斗 } !/////}ハ |I|
L__________} } {| } 气x/ \. / |/////{八ノ|I|
f ジV {.{_ }i
/彳. : :v } {リ
┏ ┓
┃ 主な人員の供給元が同じ、白き翼とハイネセンだが、 ┃
┃ 0から始めた前者と、商家のバックアップとそれなりの歴史がある後者とでは、 ┃
┃ 明らかな待遇の違いがあると思われる。 ┃
┗ ┛
.
- 1003 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 22:34:55 HOST:???
-
__ _ __ __
_ - "´ ̄´ ~´ヽ,
「 、 ヽ l / / / ハ
l 、 ヽ トヽ l i | | i / / /∧
ト 、_\\ ヽヽヽ l | | ||/ /ノ/ ハ
三二 Y冖┴--ヽ.」⊥⊥L∠ -ーヾオ
} ィ彡≦{ }ミ! 加えて、二人のリーダーの方向性を考えると、
レ'///ハ i!|
|///// _,. 、._ ! われ関せずのハイネセンメンバーに
レ'〃// r''"´ , -┐ r-、_ `` |
/`ヾ /,′r‐rニニ∠‐ヽ,_ノ_へニニ‐┐l お高く留まった裏切り者と突っかかる
| ^>、マ={| _ ィニニミ├‐十Kニニヾ、.|=}
l 、 (〉i} └ ¨´──‐┘ !ー──`┘| 白き翼末端構成員と言う図式が思い浮かぶ。
ヽ ーく | l
\__ 、 _イ ′ なるほど、俺を勧誘しているアーウェルンクス氏としては
} ヘ ,.,.,;;;';;i_l`;;,,..,, /
_」 ゙、 r─一ー¬ーァ / 痛いところを突かれたと言ったところなのだろうが……。
/ `丶、ヽ ヽ ̄ ̄ ̄`マ , ′
/ _ ``\ \二二/ /
,.、-‐'"´ ̄  ̄`丶\ `ー一'’/
./ 弋ル州リカ″ _
/ _ >-'一"´ `丶、 -‐-- __
/ --一 ''"´ /  ̄ ァ─-- , -- _
/ / / /
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
問題は、 (=)(= )/ ´/ /)
. (__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´
『……氏は、そう言う所を含めて | 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ
白き翼を可愛いと思ってそうなんだよなぁ』 `ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
. _,. -/:/:::ハ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
彼等も俺にだけは言われたくはないだろうが……。 //./.:::/:::l y .::::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::i::::::::レ .::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
. i :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
. | :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
- 1004 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/19(火) 23:22:34 HOST:???
-
| | \ \{\{/ )\_,,ノ___,,厶ィ/ ⌒¨フ
|―| / / \ |―}⌒ヾ´
i⌒ヾ―| ,,. '゛ / \ ハ j
l ヽ}/ ,. ´ / ∧ V⌒i
. /| レ'´,. '" ___,,,... ''゙ { .y/ |\
/ 八,/ '" __,,.. -- 、二厂 { __/ ̄ ̄` ヾ/⌒' .′ 逆境に折れず、上を目指す子供達……。
__,: / .イ `ー==='^ 丶 ゞ‐≪゙苡¨¨フ^ / / /:、
,. ''" / , : ィ´:\ } '" } .′ ミ ′ ′::. 良識ある大人が見れば、彼等は可愛いし、助けたいと思う。
'" / / i: :{:.:.:.:.:.ハ ′ /´/:.:.:.:.:.:}
/ | ./ |: :..:、:.:.:{ ; { .:ィ゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:} どこまで受け入れられるかは、その人の度量に依るだろうが、
/ .|/ .|: : : : 、:{ ′ - } /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
{: : : : : \ :, , ′ ′:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ ある程度の反発も、覇気の表れと好意的に取られるだろう。
. / 、: : : : : :\′ `ー― ⌒ ー一′ ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} ‘,
/ }\: : : : : : :\:,  ̄ ̄ / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} ‘
\ }: : :丶: : : : : : :\ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′ ,
. \ .}: : : : : : 、: : : : : :.:\ ____ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ }
\ }: : : : : : : :丶: : : : : : \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .}
ノ'
,.:::"::::'―-...、
、..._,.:::':::::;::'::::::::::::::::::::::..._
、__,.ゝ::::;::::{:::、::::::::::::::::::::::::::rー'
`ー/::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::';:::ト、
,::::::ト、::::::、::::::::::::ヽ::::、:l:::::::ゝ_ ただ問題なのは、何事にも限度があると言う事だ。
ノ'jハ:::::丶:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::;:`
ハ:::::::::::>'"二二`<::::Y ' 多くの物語がそうであるように、
'{:::::/ニ二二二二二ニト、
/ニニニ二二二二ニニ>、 反発するだけでそれを学べなかった子供達は、
/二二二二二二二二二二二>.、
/二二二二二二二二二二二二二二> 、 大人と言う壁にぶつかって砕け散る事になる。
/ニ二二二二二二二二二二二二二二二ニ\
/=-―''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''―-=ニ二二\
_ -‐''" ̄ >- _ _ -‐ ''" ̄ ̄ - ._
_.. '" / ̄ ―--------‐< ‐ _
, <、 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : \ ヽ、
,.ィ‐<//\ /: : : : : : : : : : : : : : :! : : : : : : : \ ,イ//\
/ N \/,\ .,.': : : : : : : : : : : : : : : : :.l: : : : : : : : : : ヽ /// ヘ
. / .N l////ヽ .| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ’. ,イ//マヽ ’
/ N .l/l \//ヽ |: : : : : : : : : :/ : : : : : : :.l: : : : : : :ヽ.: : : : : i // ヽヘ. }
. { .N l/l V//,ヘ | : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :、: : : :.! //マ\. ヾ', .!
- 1005 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/20(水) 00:05:46 HOST:???
-
/ / //|l ;′ ./ | :ハ l. ヘ ∧ \ ヘ.ト、Y
./ .;'.://ノ|| ;'! ..イ ;'l ;'l ; :l'.;∧ \.ヘ\_ ヽ.`T そう言う意味では、氏のあの弄りは
;.:/l./|.,|| .'」 ./.:|;' :! l | '; | ∨;\ヽ\\〉.r 、メ|、
.'/ .リ.;./l|:. :i/l ./¨T'ヽ':..ハ| -:'; T¨ヽ〉¨7、ト、刈、' / 逆効果ではないかと思うのだが、
l′ ./Yl 弋|'T示ミ ;:! :! - ';| __,' / `.:/./. ,:'
∧l .ハ '弋_ソ l| ゙`ミ≠'¨.;'.,:' // .,.' 理解した上であえてやっているのか、それとも……。
'; .l ∧':, 、 ,'/ //.,.:′
', l|ヽ 三 ≧ ',,._. 〈/ .イ/.〈 ━━┓┃┃
. ゚ 。゚ 三 ≧ ゚'ゝ ィ//メ\.∨ ┃ ━━━━━━━━
/⌒i -== 三 ≦ リ| .ハト、〈ヽ〉 ┃ ┃┃┃
/`ヾ´ ̄ ̄ ̄。 -=≦ ,ァ_..彡イ':;| ` ┛
ノ . ゚ ・ ゚。 三< 、,Jト_:l::::::::::h
.| ';:|  ̄ ≦ ッ ッV´≧:::レ':l_;::::-::::::`::...、
/ ヽ .・ 。 ゚ 。 ミ´ 、、 ハト・。゙i ゚。!、::/X:::::::::::::::::::::::>..、
__
__,,,;:::-ー'ニ"" ゙ミー-:、
,;r'''" -ー = ニミ:、 ミヾ)) ゙ト、_
,;f" ''ニ" ̄ー ミヽ ゙'i,) ソ,レ',,ムノ,,} ゙i,
,;r' ,,ニ"-'',ニ=''""''''''''''''ヽ<"~ ゙ドl,
,l' " .,i'" -'゙ゾ ゙lミl どちらであっても違和感を感じないのが
. ,l' ,リ ゙l,゙i,
.|, ソ | ,, 、.,;:' .V 氏の恐ろしいさ……と言ったら
`l 〃,| _,,,,,,_ _,,::==ー、}
゙レ',ノ' } ,-'''"_三二゙''''ー 7,;'-tテシ ,i' 持ち上げ過ぎだろうか?
レー、| .ニ三゙'ー'゙ ア''"ノ l;゙ゝ ̄'" :{.
{ ヾl, ,, ゙゙ ゙l;::. } ともあれ氏の助け舟か、
゙l、 っ゙l.゙i, ,,. ゙l:::. ./
゙ヽ、_,, ヽ -''..,,,,___;:':: | 始まった二人の丁丁発止を眺めていると、
:{ ゙l、 ` _ニ_,,, ;l
| ゙i.|゙i; :: ''''''~ー─'''". .;| ぱたりと、隣で本を閉じる音がした。
゙ヽゝゝ\ ===='''" ,/i゙l、
,イ゙:l、::::. ゙ヽ、 ,r' ! ゙l゙l,
/i ヘ :::. `ヽ、,_ _,,,:r' / ;l \
,,:::-'" l: \ :  ̄ / | ゙''ー
|: ゙\ / |
. |. ゙'ー-、,,__,;:-''" |
| / ゙\ |
.
- 1006 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/20(水) 00:10:17 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今日はここまです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 ……眠い。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ なんでこんなに眠いんだ……。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 後、マジで夢に見ただけなんで、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ モーさんの話の投下予定はありません。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1007 :名無しの読者さん:2018/06/20(水) 00:11:36 HOST:sp49-98-166-71.msd.spmode.ne.jp 0
- 乙でしたー
- 1008 :名無しの読者さん:2018/06/20(水) 00:12:17 HOST:101-142-61-139f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 1009 :名無しの読者さん:2018/06/20(水) 00:28:09 HOST:203-165-124-64.rev.home.ne.jp 0
- 乙
- 1010 :名無しの読者さん:2018/06/20(水) 02:57:24 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 1011 :豚死ね ★:2018/06/20(水) 15:53:57 HOST:???
- 乙であります
- 1012 :名無しの読者さん:2018/06/20(水) 17:43:16 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 1013 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:27:32 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ここ最近頭の中で、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ヨブ氏=原作+マクマード+肉おじ−犯罪行為
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 白き翼=原作+鉄華団子供勢+マクギリス−(ビスケット+ちうたん)
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ でイメージ固定されてきている気がします。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 後者は元々、孤児院出カリスマ徒党なんで、あまり変わってないのですが、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ なんなんだよヨブ氏、そのパーフェクトジオングめいた珍妙なナマモノは……。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1014 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:28:03 HOST:???
-
ィ
イ //{!
イ斗===‐┴―<
><////////// ィ:::⌒ヽ 、
/イr: }////////./ 〃::::::/}:: }//\―<
〃{! t,'/////////i! { |::::::tメ ∧/// ヽ―=-_
//:{弌メ////////.八 乂zz.メ//////:∧ξ< >⌒
:|//>‐<-=====‐-=ニニ<//////////:|-冖´
:|厂 ̄ 乂__ノ 、__ノ ` ・ 。///////|
ヘ ∨ニニニ^^ i| \////
\ \ニ/⌒ / /::::ヽ/
、 ヽ イ ....::::::::::::r`゙
>‐‐ 、----==≦斗―ァ _
ノ∨-・゛メト、_./ /:::::{__ \
/ハ::|../z 、::::{⌒冖 /::/ ̄ ̄\__|
/マ⌒`ァ<メ::::: ,' |:: { 後、ちょーどーでも良い自慢ですが、
人:::::`_、::::::::::::::ノ .∧::∨
,'::::::::⌒=<:::. _ ヘ:: Y グラフェスが今日までなので、
ィ|:::::::::::::::::::::::::::/<⌒., .ノ:: /
{( )――γハヽ:厂 {L.ノ―=≦a'゙ P5コラボ十連券使ったら
}ト<////ゝ_'.ノi!_斗ィ|― <
乂:',::ヽ::::::::::ノ:::::人_ ノ 未所持有能SSRが三人纏めてやってきました。
.,=- / `・、:::::::::::.
}__.j `・ 、 ゙ 、 ひゃっほい!
¨^´ .`} , }
゙¨゙
.
- 1015 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:29:05 HOST:???
-
|i, >===.< ,i|
iニ ヽ`'< .,ニ
i二 _,,,,,,,,,,,,,_ ヽ,_ .\ ,ニi
.ノ三〉 ,。s≦─≦三彡/三三≧s。`''<ヽ二i
ノ三ヽ,。≦/ ̄ ̄.\\{、i.∨,ィ>'´ ̄ヾi≧s。イ=( .\
ノ`''<_彡(((i、 \\、i,ィイ _,,ィノ 乂==ヽ,、∨ 、 ,ィ、
,ィゞ´_,,ィ ゝ≦戈`"'''ー==ニニ彡、i ヾ,、ヾ ノヽ_/彡ゞ´ヽ三i)´ ',ヽ.} .ヽ i.{ ∨/
./,,。ゞイ 、三7 ヽ} ノ) i マ´ 〈ニ〉、,,_ヽ .∧{{、 ∨/
./ゝ 、ノ ヾi{ ./i )=≧),,、iノ|i、 /i .i/<ヽヽ} 、 ∧}.i .∨/
./ {イ.i |i ノ__∨ / 〈.、)ノ∧ノ、∨ ノ三ゝ__{ __ }iヽ // ∨/
/ ノ ノ >===.、,ィ─ーニニヾイ ゝ≧s戈 乂 {三三三i}乂 ゝヽ.|i .∨i{ i|
>=.、 .i,ィ)/ >==))ゞ''´ゝ=={ヽヾ┐,ィェェ彡'ヾ≧s。,,i|'<===ミッ ヾi |i `´ .i|
,,,イi{ ヽiソ_,,,,、 .ヽ// i< {、_(''''ヽ i|'''ヽ/'''''<ゞ'´ソヾニニ≧s{ `"'i .|i .i|
{ i{,,,,)≧'''''''´{〈_ノ }i /;;{ ヽイ;;;;;;;}i==、 ノノ_ ゞ、ノ〉 |iニノ ノノ_ ∨ 〈〈 .i|
ヽ)==彡_ ノ乂_ノ{ / ∨ゝ=≦≧s。ヽ i彡´ ./ ./ }辷ヾ/ i{ (ミミi丿 ``}i i|
,,/i{ ヽイミ三'´ {、 /;;;/マノ ノ、 `''ヽ}、〈 /≧s。_i}_,,。〈〈ノノ|ii, |i./ノニニii i、iノ. i|
.{乂.\,ィ''''''i} "i `''ー、ミ'''_ノ. 芸{ゝイi{ \、ヽ ', i__/ノ /´ |ニi {i|ニニニニゞ // .i|
\ゝ彡ノ__i|,ィ=.、 i}< /;;;;イ人'. _, i''_ノノ≧s、`"'マ===ゞ 'ニi, .ノi|´ノニニ_.// i|
/ }〉イノ´ ,ィi}_ノ}i (.∨/_ ゝ=彡ノi i'≧i'_,,。===,ヽノノ ノニニ乂 i {ニ, ノi| }、ニ二// i|
‖ノ{ヽノi乂,,_イソ,ィ''''〈 i} 〈 }ゝ}ゝ∨/ ,ィ戈ノ,イ i},,,_}__,ィ''''{、〈{乂イ、、ミ三ノ .∧ iマニニi|::} ./´ ./
.∨ ',.i|/乂__丿 }ノ .{ }コ} .{人.,ィゝ/ ノ'´==-ミ乂 i;;;,ゝ,__ノ))ゝ/ 〈::::::::::マニi|:ノ }i__ ./
\ \\""´ / イ ./_/ コ}ヾゝ_i /i{、iiii/ .ノ∧ ∨i_}ノノ´´ィi'iィッ <:::〉ヽ:::ヾ:::ヽ ノ,,。 .〈i ./
\ `''<_/ {、ノノ/ リヽ〉 }=イノi''"}ー-=}イ∧ .ゝ─ー.'ノノ'´ ∨ ヽ::::::::/ >イ ノ.7./
.`'<""´ ヽ,イ .ノ ヾi}、/,ィ;;;;;;;;;;;;;〉i.//≧sイ、:::::ゝー,‐''''"´i} <:::::> ./ ./ //
`"''‐'.ゝ==彡/イ;;;;;;;;;;;;;;;;;/ノノi ヾッゞ.i、、::::::::::',<__.i|_ i:::i ゝ ././イ
.∨i Y リノ;;;;、;;ノ;;;;;;;/'/};;;| 斧≧i.i;;∨/::::::::::::::i!:::\、 .i::i / ./
ヾ,、 ヽゞ''゙ ゝ./イ/;;;;;| 戈ii匁i;;;;∨/、、:::::::i!ゝ==}∨ i:i ノ /
ヽ .ヽ,、 ./i{i ',;;;;;;;;;; i.`〉〈リ、≧;;∨/ `" i! `` i:i/>´
`' ‖i .∨;;;;;;;;;i 寸,"}i.;;;;; ∨/ i! /イ
i 乂_ノミ=-;;;;;i _ ∨;;;;∨/ .i! .i|
\ 、 |,ィヽ}乂ヾ;;;;;;;;;;i イ戈ミi∨i|乂.、 i ヽ, まず一人目は、
〉ゝゝ、 {ノ弌、、;;;;;;;;;;;;;;;;;iゝY,ィイ.∨ヽゝ、> .\、 ',
`".ヾゝ .}彡ッイ};;;;;;;;;;;;;;;;;;乂戈弐i.∨;;;;;;;;;≧s。 .ヽゝ、 i::::、.}i, 土の守護神にして薄幸幼 女のサラちゃん。
,ィi{ヽ,_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧===彡;;;;;;;;;;;;;;ア、 ∨ヽ}:::::i }∨
ゝミマ彡ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丿ゞ'i┐;;;;;;;;;;ノゞ´ ヽ、ヽ, .、 .∨::::::::::::::i ブロディアさんの登場や無属性攻撃の増加で
ゝ=ニi、戈ノ===∧ i """" i! ヽ_、、 ヽ ∨::::::::::::i
i i .∧ i ,ィ、 ( ',( .∧ .i:::::::::::::i 微妙に地位が下がってますけど、
s。,,,_ .i . i .i .i ,ィ''''i!<.'< \ ヾ .∧':::::::::::::i
>''''''''''''''ゝゝ ノ__ } ..{___ ___}、}i,,,,,,,ゝ,, ≧s。ゝ, /:::::::::::://' 初心者に勧めるサプチケ最有力候補の一人です。
ゝ==彡ゞ'´ >'''""´.ノ .ム } .{ ̄´ノ,,∧___ ,=、.`''ヽ ./::::::::::::::::::/
>´./从{ >''´ノゝ ゝ=< .i .i ./::::∨ `' ヾ、 .ノ:::::::::::::::/
/'´ /:::::::::::::≧、 ゝ=彡,,。イ::::::::::ゝ。,,,_ )イ:::::::::>,。イ
.乂i丿:::::::::ノ):、 、、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::>''´::::::::::::::::::>''´
.\:、乂::::::::::::≧s。 `"''''彡::::,,。≧'´::::::::::::::::,。≧´
ヾ `'≦。,,:::::::::::≧===========≦:::::::::::::::::::,。≧´
`"''''─────────''"´
.
- 1016 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:29:58 HOST:???
-
lV{
ハ l、 { l 丶
.': :', ハ ', "'''- .
{: l: :. _/:{: :', 、 ヽ
ハ{: l: : :. /: : {: : ', ヽ }ヽ
|: : :l{: : : :. / : : :{ : : ', } ′}
|: : : l: : : : :.、 ハ{: : : : ', : : ', , -'" }
{: : : 'i : : : : : \ ,′: : : : :,〉: : :', _,,..-‐'' }/}
∨: : 'i,: : : : : : : \ ,′: : : : : {: : : : ' /:/ィィ }
_ V: : :'i,: : : : : : : : :\ ,' : : : : : : : {: : : : :', /: : : : : ://l/l /
f r'\\ r', : : :'i, : : : : : : : : : ヽ ′: : : : : : : {: : : :γ=ミ、: : : : : : : : : /:7 / _l
{ { ヽヽ V: : : : 'iゝ : : : : : : : : :. {: : : l、: : : : ハ: : ://: : } } : : : : : : : : : : ///_,ィ/:.{
{ { )} ∨ : : : 'i,: : : : : :_,,..-┴─── _/: : : }ヾ}ヽ: :l}: : //: ',: :} } : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
', ', ./  ̄ ̄ ヽ : : 'i,:. -'" : : : : : : : : : : : : : : : ``丶、._:::::::l}: :// : : l: } }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,
丶∨ ):-'" : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : >''  ̄ ` マ}://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,′
.r ‐ニニニニマ───‐/: : /: : : : ,.': : : : : : :l: : : : : : : : : : : : / V/-------、: : : : : : : : : : : /
乂ゝ _ ゝ  ̄ / : : : ': : : : : :/ : : : : : : : l: : : : : : : : : : : :r ___ } ̄ ̄ ̄: :)ノ: : : : : : : : :/
"'''- .===>‐:_/: : :/: : : : : /.: : : : : : : : :l : : : : : : : : : : : マ ───‐ 7:_;,:.-‐'', -'": : : : : : : :/
, -'"-‐ l: 7/ : : : : / : : : : : l{ : : : |: : : : : :l : : : : ',: : : : : : : \ _マリ'^マ─<: : : : : : : : : :/..-─‐
.// _イi//: : : : : ,': : : : : : ハ: : : | : : : : : l、: : : : :',: : : : : : : : {`¨¨ヽヽ }: : 〕iト.\: : :-‐', -'" ,.._
乂_ -=ニ‐//〉: : : : : :{: : :"'''- . V: : }l: : : : : :l \: : :_:, -'" : : : 人 rァ', ', ノヤー----' )─'/  ̄ ̄ ノ
.// { : : : : : └┬≦⌒"'''‐-'  ̄ ̄ _ー‐‐''⌒ー\: : : : : : ゞ≦¨_)ィiハ⌒ヽーz=‐(⌒ー==./
/.,' 乂: : : : :', :‐fr=苻苡芋 ` )=苻苡芋=アー---─'': :{=-、/ハ//ハ <゚ )- 、ハ/
,' ,' "'''- .', : lマ Lちルリ Lちルリ /}: : :l: : : : : : :l ∨', /リ <゚ / そして、ユエルの嫁である
,' ,' }:.\:', 乂辷ソ 乂辷ソ }: : :l: : : : : : : 、 V',ィ<ヽノ‐'
l .l /: :/ ヾ { : : l从l : : l: : :\ _ )ハVノ''' 有能バッファー火ソシエさん。
f7〕 rv^Y^八 """ """ { : : l ヘ : '、: : : :\ ノL
トり , v⌒/^トミ丶 ー─( , --ァくーァ: : `丶 乂: "'''- .:.}レノ} これで火のユエソシでパーティ組めますね。
¨ l !、 {, ‐'‐ y=‐^ ー- _____( /γ´ ヽミ\: : :}'⌒ ̄`): :)ヾ`^´
(\___(_,. -'" ( { { γ 人ミ^ノ/ /-'"
 ̄  ̄^⌒ ̄
【AAが無いので旦那が代理】
.
- 1017 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:30:27 HOST:???
-
/{/ /
,イ / /
,' ,イ>''" ̄≧__
{ _.ト、 ァ'"_,, ―''" ̄ ̄ミ_
>―― >斗 、_____ ―''''"``
. >''" __,, イ / }! `'く 、. ヽ
. /, ‐''ア"´. /. }! ヽ \ ヽ
. { / ,イ ,' .| .}! ヘ. ヽ ', ,.ィ
X,イ / / i | | ハ ヽ ', ', ∨、 >''´
/ / / .ハ.|. || : :', ', , ヘ ', l ヽ、`¨¨´ ,ィl ,ィ
/ ,' .: ハ |`''ト ||: :斗---、 ',.} l ヽ`¨''ー//.}''´
, ,',' {: ,ィzzミ、i 从: : : ゞヽ ヽ ',! ', ヽ ///}
l l.' ', .i 《 {:::n:}ヘ. ', ィzzミ、: :トヽ. ', 、 /////__>'"
{ i! . ヘ ハ :、乂り :ヽ. ', んn必ァ ヽヽ、', ヽ. /////
. 八. | |ヾ }:〃: : ' : : : :\',.乂ン〃{ \ `''<、,,,イ'////
`| | ! : : : : : : : : : : : :`¨”: : lヘ .ヘ ヽ 、 ,イ///// ,ィ/7 そして、有能だけれど3アビの制限が
. | | |>、: : : ト、._: : : 〃 : : l. ∧ ヘ. ,イ////////ア丶,ィ
l . ァ:', ∨ミh、: ゝイ: : : : :_ イ,'/ {ヽ. ,イ///////,ア、 ヽ 効果量に見合ってないと噂の恒常調停者さん。
. ∨: :ヘ `. マム> -=≦: : : :/ : }、ゝ,ィ///////ア'" ノ>x
ハ : : : :Y⌒ヾ', : : } : : : : : : : : : }:/^////≫''" ヽ 〉 同じ光銃のクリマリーと相性がよさげです。
',:.l⌒>、 ヽ: : : : : : : _,.斗,イ//≫''": : :ヽ', ∨、,、¨´
',:∨ }}ヾ `>========<'/: : : : : : : :} ,::::::::ヽ_ ……………あれ?
. ',:.∨ }} ≧=- 、、、、、、.斗===ァ : : : : 八 }::≠::::::
. ',:/. }} ‖ / : : : : / }':::::::::::::
.
- 1018 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:30:49 HOST:???
-
: : : : : : : : : : : :入_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : j
: : : : : : : : : : : :) (: : : : : : : : :}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_; :ィ′
: : : : : : : : : : :.} 入:_:_:_:_:_:_:厂`>、: : : : : : : : : : : : : ノ: : : : : : /
: : : : : : : : : : ノ { 、____,,..斗匕__ 乂:_:_:_: : :Т¨¨ヾ: : : : : : : /
: : : : :(_:_:_:,⌒ヽ.,_j\ー‐ / ノ⌒)下 〈 : : :〈⌒> 〉: : : :_/
: : : : : : :人 r‐r_ \ 、.弋少 -=彡' /: : : :ノ
: : : : : : : : ハ,{__以リ 丶.,},,_____ u r‐f: : : : :イ
⌒ー‐‐‐t_:_} j \ ` | |: : : : : ゝ.,__,ノ ……この有能三人衆、現状だと席なくね?
:, 。 / ーァ┐ |: : : : : : : : 彡'
-- 、 :, \ ` / } / Y>┐: :_:_;ノ
/ _ \ 、 、___,,,... ´r'^ノ 〉:::∧: :⌒ーァ
,,´ ヾ) \ ー―… ´ / /: : : :∧:_厂 、
/////////∧ 丶 ¨¨¨ / / : : : : : : ∧__,,. --ヘ、 ,,/ \
///////////∧ /::::\ / /: : : : : : : :/: 斗--ヘ/ / / ̄ ̄ ̄ ̄
////////////∧/::::::::::::::ーヘ . : : : : : : : : :/ /\ , / /
/////////////∧::::::::::::::::::::::::, /: : : : : : : : :/, ゙ y′ / 【ニーナ&陛下の代理で師匠】
∨////////////∧ー┐::::::::::ィ} {: : : : : : : : :/'′ / /../
火パ ― ニーナ、陛下、アオイドス氏によるニーナちゃんをちやほやし隊。
現状、武器が不完全でも天井近くを叩く火力お化け三人衆を外す意義が感じられない。
土パ ― メルユグによるハレゼナ介護パーティ。殴られるほどに強くなるメルゥと補助盾ゆぐゆぐで介護は充分。
控えのカウンター盾も居るし、ぶっちゃけ、どいつを盾専に変えても火力とか落ちる。
光パ ― レ・フィ、クリマリ、光クラによる奥義ブッパパーティ。控えに光の守護神ヴィ―ラ様。
……光ゴリラで有名なジャンヌや、リミキャラのルシオ、個人的お気に入りのビリおじすら押しのけられてる。
.
- 1019 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:32:02 HOST:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } まぁ、編成バリエが増えるので、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 素直にうれしくはありますが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> こう、多少キャラパワーは弱くとも、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ もっと、その、バンジョー、セントー、ベストマーッチ的な
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 現行の補強になる人が来てくれたらナァとは思いました。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ ……とりあえず始めますね。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1020 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 19:37:32 HOST:???
-
. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、
/:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
. ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、
/:::::::::::: , : : i'.: : :.!: :i,: : : ',.: : :. :. :.,: : : : : :::::::',
. /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::',
,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: : i_,,i:::i斗厂,. ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i
,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i.i./ リ' .}ラ|.,イ: ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
こちらの気を引くためか? . ′|丶::: i_,..ヽ=弋辷七ン//゙レ.Εヨr-、:',::::::: :i . :::i
|: ::\゙、_z|| ヾ=≠´ iヨ' r、|:::',::::::: i: : ::i ,. '\
クロアさんは故意に音を立て . . |: :::: 弋ヒ彡 iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j. ,. ' ´,.‐'''"~゛゛≧tュ、
! . :::i.::i:::', ヽ、 iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i /, -'": : :.,七二三<rー=、\
本を閉じると、重い息を吐いた。 ヤ: :::i.::i::∧ , .-.、 | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ. ノ'.: : : :. :.,'二二三/_,r' ̄.゙ヽヽ
... i: :.:::i.::i、::::\ ` '"´ ,,...<三>:::ム-‐= = = −, ,. /''.: : : :: :.,'二二二三/. : : :ヾ',
`、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : : :.-/ : : : : ,'二二二二リ,. : : i: ',
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====./. : : ,'二二二三ニリ.. : : : ::.i::::',
「正確な理解ができたとは言いませんが、 / __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/ ,'二二二三三ニト、: : : ,ノ,::::i
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/ ,<三二二二二二三辷ニ彡::i
確かに、今のままのセンダイに i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': / ,<三三三三三三二二二二二ニi
.. _, ォノi:.:.:.:.:.:.:.:.,,.. ''"_,..-‐'''_,.-‐''"~. / ,<三二二三三三三三三三二二三リ
この知識を普及させるのは、 /r' ヒ,,:.:. ''"_,..‐''":. rr'''"i:':':':':':':' /: :. ,<三三二ニヲ' 三三三三ヲ''". /
/:.:. 冫、_ ,,... -''":.:.:.:.:. : :/i::i: :. i:':':':':': /.: : : : : :. :.,<三三二ヲ';';';':';';';';';';';';`¨iマ _ ,. -ー''''"゙`∧
問題が大きいかもしれません」 /. :. :. i "'.,,_:.:.:.:.:.:.:: : _,..''" i::i: : i:':':':':':i.: : : : : :.,<三三二ヲ':':':':':':':':;';';';';';';' リ : : : : : : ∨∧//∧
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- 1021 :名無しの読者さん:2018/06/21(木) 19:46:19 HOST:113x40x35x107.ap113.ftth.ucom.ne.jp 0
- 他は持ってないんでわからんがサラちゃんは鰻絶対完封するウーマンの役があるし、やっぱ「かばう+50%カット+防御10倍」はクソ痛い単体特殊技使ってくるヤツには有効よ
常に減衰届かせないとイヤってんならまあそらしゃーないけど
- 1022 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 20:27:35 HOST:???
-
,' , ハ刈トヾ `ヽ
|!1 i { | |i !j^ヽ |!i\
|! | | | ,イリ从ふj |!l ド、
低ランクの冒険者が |! | | | =ナ′ j ト jリ j \
ト、!ヾL _ ュ ノY / / \
タカリになり下がる理由は多々あるが、 '| i  ̄∨∨/ ⌒ヾ
__ | } , 〉f' i / /│
その芯にある物は常に、 // ̄⌒ヽ j | /;;; /│ ;;;;;;;;;;,|/ / !
// \ ノ j /;; / ! ;;;;;;;;; | / j
モチベーションの低下である。 // i \ / ン;; i. j ;;;;;;;i / i
/' , / ! \ / ,ノ 丿 ノ ,,;;;;;;/ / / /
/ / / ノ { \ノ i r' / /,,,,;;;;;;;;/ / /
. / / / ,ヘヽ ∨_上'_ / / ,,,;;;;;;;;// /
/ / / / \ j 厶<、 ;;;;/´ '
/ / / rニ三\ ノ \\ ヽ // /
/ / / `Tニ 二\ ∠ニ `ー ∨/ /
ヽ / / _, -‐''´  ̄  ̄ / /
、 \ / , -‐ ´ / ̄`ヽ /
>'´ / /⌒ヽ ∨
´ / __ イ rイィィ 〉= ´
ヽ /
| /
お 落 ほ | ___ |. 不 み
う .ち .ん | ,x≦三三三二ヽ、 |. 人 ん
え 目. と │ ∠二===≡三ニ:ヽ |. 情 な
ん の の | | ,ム-く >-、_ヽニニ| | だ
. し 時 フ | |/ 。V 。 Y !乍ム ム ゚
な に ァ | 〈!ヘ. λ .j ̄ ` ム } ゝ、
. く こ .ン > ゙i. `¨¨ゝ `¨¨´ ,-'" `ー---一 '"
ち そ. な. ,' ゝ、__,. -─-、 ,.イL_
ゃ ら | `゙Tー==‐ '" /'´`Y
゚ ` .| トf´ `ヽ.イ{. 7 、 そして、モチベーションの低下する理由は
ノ VV `ヽf Y
ー-------------一 '" `弋 __,.ィV/ 多岐にわたるが、こと冒険者に限ればその第一は、
ヒzzz≦三三j
V三三三:ソ 先が見えない、成功した自分が想像できないの
}==ォ'"{ __,.--、
,′ λ `T´ `}ニ}゙i どちらかになると思われる。
ム、_ j ゝ-┴r─{ニ} l
| .j r仁三ア/
_..┴、__j、 ゝ≦彡'′
f二三二三三リ
`ー----一 '"
.
- 1023 :名無しの読者さん:2018/06/21(木) 20:38:22 HOST:113x40x35x107.ap113.ftth.ucom.ne.jp 0
- まあやる気起きなきゃどんだけ能力あってもな
- 1024 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 20:46:32 HOST:???
-
_ -ニ三ニ ̄ ̄ ̄ ̄ -_ -_ -=ー-ニ二二二三ニi
_-二=─ ̄-‐二 二三 イ//ノ_三二ニニ三三三三三三l /ヽ ,,ィヘ
__-ニ三─_-‐ニ三三三三二ニニニニニニ三三三三三二三i l :.:. l / :.:. l
ィヽ/ニヽ-=ニ二 _ニ三二ニニ三二二三三三三三三三三三三三三二ラ Y:.:. l:;:;:;,':.:.:. / ,.-=1
,ィミi l ヽ ̄_二二=─二三三三三三三ニニ====‐二二ニニニ|ヘ―'" ̄ ̄ 、ミ::i :.:. ヾ/ :.:.:,/:;:;/:.:. l
r=ヘ ヽ,,,、ヽ.ニ i三三ニ─二三三三ニ=  ̄ シ/oァ:;:;:;:メ:;:;`O、:;:;ミ マ ⌒`ヽ、 、ミ:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ー/:.:.:.:/
,,メ三ヘ 三ヽ≧l、_,,リニニ、三>'''"´ 彡三ソ/〈:;:;:;:;:;ヘ:;:;:;:ミ,ヽ::::::::''/:.:.` ミ:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:./彡
/ /ヽ'"i〉_'7≧/'"i i:;:;:;リ、,, 彡:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;i:;:;ヾ:;:;:;ミ、 ` ー 、:./:.:.:.:.:.ヽ:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.ハ彡-、、
i>///7イ/////ヽ三≧、シ:;:;彡,, 彡ィ∨'ニニiー-z‐=ミ; メ:;:;:;彡,, くi :.:.:.:.:.:.:.:.゙;:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ'
ヘ/////ィ':;:;:;:;:;:;:;ミ゙/:;:;:;:;:;:;:;彡,; イ彡;ハこト,/ヽ/ ヘニ'",,,/:;:;:;:;:;彡ィ彡\:.:.:.:.:.:.,i:.:.:.:.:.:.≧=/ミ´
`ニ>ヘメ:;:;:;:;:;:;メメ":;':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミニ≧‐、 彡':;l,,iー//;;;;;;;;;ァ〉‐ヽ//i/:;:;:;:;:;>/:;:;:;:;彡ッィ,,,ヽ:.:.:.:.:.:.:./:;:;ミ
"メメ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミ:::メ::::彡 \ \ー- ヾニ三メ////l、≧ィ‐升ーィ///:;:;:;:;///メ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヾメヽ:;ィ:;//:;:;:;ミ
"メ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミ:::ミ::::メ::::: ヽ ヽ \ li/:::::メ/ハk'ェ'z'ケメ'7彡:;::ミ///彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ:;:;:;:;:;ミ`
彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミ:;:;:;メ::::::: ヽ ヽ ヽ,メ/;:::::;:;ミ≧ーヽー'"'/メ:::::::;:;l'//lメ彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ィメ:;:;:;:;ミ゙
彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミ:;:;:;:ッ::::::: \ ソメ:::::;:;:;:;ミ:;:;:;≧三彡ィメ:;:;:;:;:;:ヘィ:;:;サi 彡:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;彡:;:;:;:;:;ミヽ
彡':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ミ:;:;シ:.:. 彡':;:;:;:;:;:;ミ///|i イ彡:;:;:;:;ミ1 li∧ 彡ツッッッッヾ:;:;:;ミ`
彡メメメメッッッッッ彡'三三三三三三 ッ彡メ:;:;:;:;:;:;∧、 |l 彡ィ:;:;:;:;:;ミ∧!/lヾヽ≧三 三三//l:;:彡ー
"""""""`ー ニニニニニニニニ彡メ:;:;:;:;:;:;:;ミヽ `ヽ、l/" メ彡':;:;:;:;:;ミヽ、 \≧三三三≦彡:;:;:;:;:彡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄イ彡:;:;:;:;:;:;ヾ ゛< i,>'" メ/:;:;:;:;:;:;:;:;:;\ミ三二≧テ‐":;:;:;:;:;:;ミ彡
┏ ┓
┃ 一般の冒険者達の中に、成功した冒険者と自分を同一視できるものなど、ほとんどいない。 ┃
┃ なぜなら、成功したと言われる冒険者のおおむねは、ギフテッドと呼ばれる生き物で、. ┃
┃ 彼等は一度見れば違う生物だと理解できるほどに、普通の冒険者と隔絶した存在だからだ。 . ┃
┗ ┛
( な の い `ヽ
_> く . ぞ き /
( し み る (. 成功した冒険者達がゴミの様に握りつぶすモノを、
`; .た を )
/ ° rー' 苦労して時間をかけて、傷だらけになって倒して、
`------ーt, |
゜ 。 __.._ . 。 \ /`ー─' 一体いつレベルが上がるのか?
.{川cj ~
.:=- i T´ . ° 上がったとしてどれくらい強くなれるのか?
/´~⌒ヽ. ゜ -=:
=- レ'r.;_r-'´`ーvwn,、 どのくらいの歳になるまでこれを続けられるのか?
r'~`r---'~ )、 (!||||||||!) -=:
`-└─¬´r~ニゝ'^y'.つ
`ー└-.._`;
.
- 1025 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 20:51:50 HOST:???
-
/Wー…━━…ッ'ひ'てン⌒ヌ ∧
k、 /》 / _ -┐ <() >└…・・・・・…‐-弌, \
} 》《 《/∠ } 人) ノ____ _ 弌ー―=ヤて ̄ ̄ ミy'⌒>
{《__》 ト У -┐¨´/() ノ <() > `¨フ爪 ⌒>、
} /!  ̄_ 人) ノ_  ̄ ___ 弌冖¬≠彡' . :‘,
,' /-、} ∠ }  ̄/() ノ /() ノ > _ . : :',
} {`ブ ト .У -┐ ̄ _ ̄ __(r―ァ'´ 、 、 、 . : :}
,′∠}  ̄人) ノ_ /() ノ/()_,ノ { { 爪()ノ\ト、 }刈刈 . :{
. / {`フ ∠}  ̄/() ノ  ̄  ̄ __ } } / 乂 V |トイ}| 八 どんな怪物が待っているやも知れぬ、
/ A {`フ ∠]  ̄ ‐…━*.<() >′ { `='マ___,ノ リ l八 { ||}
∀∧ /`フ /M¶M⌒¶}}}} _(r==个う人 `辷ノ /-‐━W爪 先も見えない闇の中を、
Α ト> /! ´ <⌒¶{ ∧ ,ハ{{{<() >乂ノ \ ト、 Τ / . : ::o偽’ノ
∀Α トУ f_ 爪/___V }}}トミ <() > } | V`¨´┘ . : ::of爪 手探りで転びながら、
∀∧ rくト、ル'>'´ <{{{{v'フヽ __ 乂ノ ノ ‥…━ヒ⌒¶li敝
トソ rf¨W / 弍冖}}}}  ̄ <() > / ____彡仙li炒v'! 一歩一歩歩いて行く。
,.斗∨ / ドミトミ/ ,′ トミ ′ . : ::|||lilili狄
ヽ_彡代ノ / 〈\{\{\ナ彡/ v'フヽ ヽ ‥…━ヒ⌒¶lii※ 多少誇張してはいるが、
V{∧ノ / 〈\(\>'´}¨ヽ ,′ `¨´ ____ _____彡仙liミマ
ト/弋冖Y⌒彡{ { { { {\ ヽ 人)ノ____ . : ::}} これが一般人にとっての
/ / ̄`v{{ } }_,x‐}'⌒>、v'フヽ _____ `¨´人)ノ____ O . : ::,,′
< √`Zフ¨´ }}彡' ̄)( }{ 》 `¨´ W⌒ >、 `¨´人)ノ . : ::《 冒険者生活と言っても、
{| {⌒⌒J し' }} 《 Α() 《{ { } }≫ `¨´ 弌≠彡》
! } ,′ 》∀ 八乂ノ _,,>'´ . : ::,,′ そう的は外れていないと思われる。
乂_,ノ! { 《  ̄ O . : ::i{
}{U (} }! . : ::i}
{ } o ,″ . : ::i{
Y O {! . : :シ{! . : ::i}
! }! . : :/ {! . : ::i{
|、 《 . : :/ ', . : ::》
U O 》 . : :/ } . : :i{
.
- 1026 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 21:00:17 HOST:???
-
\ \ ./lV/'//l/l/l//-,///丿 丿 V/ノ / ./ /
.\ i/l/ / V /l /l /l // //l / / / /
\ .l ,、//ヽVV_,,_______l/ /,、/l , l///l 彡 / / ./
vV/ /l _,-'"-==iiiiii、"'--、,' / //ノl / //l ノ / /
l'lvv/V_,-':::::: "lllll、 '-、'' //l/// ' //v / / /
l' ./'ヽ/":::::: ニニ;;;--lllll、 "'''''''-、,,/'/,/,-//' . / /
V/l / ヽ、,,,,_(・)''llll、 丶, _ 'l ./ / 'ノ / / /
\ l'/ . "''- ' " '-/, =、,,、iiillllll l'/,-/ _> . / / ∧∧∧∧∧∧∧∧∧
\ < (・) ,'i:::: 'l ∠ = ./ / < >
_,, > l"''-.' ::::::l-"/'" < ヘッ こーなったら >
/ \ ,、-----、,,_ 、--、 l .l 丿 < >
<::::::: .\"ニ'''--、、''-.、_ " --" // _,,、、--, < 矢でも鉄砲でも >
;;;l.、:::::::: .\ :::'ヽ,;;;;"''-、"''-、 /--''''"; ; ; ; ;/ < >
;;;;;>\::::::: .\:::: l;;;;;;;;;;;;;;"'-、l /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / < 持って来いって ! ! > そう言った意味では、
;;;;ll\ \::::::: .\ l;;;;;;;;;;;;;; /./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / _,,、、---、< >
;;;;l:::::ヽ \::::::: .\;;;;;;;;/./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /,,、--",、-"; ; ;/ ∨∨∨∨∨∨∨∨∨ 冒険者の多くが
;;l ::::ヽ ヽヽ:::::::: \/./; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /; ; ;/; ; ; ; ; /;
/ :::::ヽ ヽニヽ::::::: \; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;,、-"; ; ; ; /; ; ; ; ; ; /; ; 学の無い孤児院出なのは、
::::::::\ \:::;;,、-、 \; ; ; ; ; ; ; ;/; ; ; ; ; ; /; ; ; ; ; ; ;/; ; ;
::::::::::::"'-、_ /;;;;;;;;;;;ヽ \; ; ; ;__/、----、/; ; ; ; ; ; ;/; ; ; ある意味幸いであるとも言える。
:::::::::,,、-<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l /''''""" "ヽ; ; ;/; ; ;
__ _,、.'" ヽ;;;;;;;_,.-<_ l _,、-" \.l; ; ; ;
∩00 ∩ │ やられた……
⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、 | 買い占めだ……!
,. ---ゝ ) | レ'/⌒ヽヽ |
( (´ ̄ ̄ / / ノ.ノ ○ O│ オレたちがグーを
ヾニニ⊃ ,`'∪ ⊂ニ-‐' ` z. | 買い占めたように
_ _ / yWV∨∨VVv` │ 元々先が見えない者には、
> `´ < | i' -== u ==ゝ. | このフロアーの誰かが……
. / M ミ |r 、| , = =、 ! | パーを買い占めた……! どれ程闇が深くとも問題はない。
l ,ィ卅ノ uゞト、.ゝ |!.6||v ー-゚ l l゚-‐' | ` ー──────────y─
| |「((_・)ニ(・_))! |ヽ」! u' L___」 v | ,' // イノ \ ヽ ゝ 中途半端に利に敏く
|(6|! v L_.」 u リ | /l. ,.-─--‐-、 | / /`/ィ'__> u /∠ヽ! .!
/| ,イ )⊂ニ⊃( !\ | / l ー-─‐-‐' ! / /⌒y' ==== _ ,'== レ、 ! 遠くが見えるお利口さん程、
.-‐''7 |/ `ー-、ニ,.-イ ト.、 /l/ ヽ. = /ト7 l.{ヾ!,' `ー-°' ゙゙ 〈ー°.y/ i
/ | |. ⊥ -‐'1_|\ ` ー--‐ ' ノ / ヽ,リ u u r __ ヽ. ,'/ ! この闇に足を取られて、
∩00 ∩ ,イ´ l__l \ /_,. '-‐''7! ト、 v ___ーY1 |
⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、 ヽ、,ゝ、 _,,.ゝ-‐'''"´ /.! !. \. └-----' / |\.| 落ちて行くだろうから。
,. ---ゝ ) | レ'/⌒ヽヽ ヽ/ヽ /, ! i | \. ー / |. \
. ( (´ ̄ ̄ / / ノ.ノ ○ ○ / l / 1|! l | \ ,イ !
ヾニニ⊃ `'∪ ⊂ニ-‐' / | / !| ‖ |\ \, ' | ‖|
.
- 1027 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 21:35:48 HOST:???
-
i
i ,ハ
/| i|ri|
i|_| i|ri| ハ i
i|_| i|ri| ./⌒:., |l l|
i|_| i|ri| { .} ,|l l| i
i|tl i|ri|. ', 八,ノ|l l| i ハ
. i|x| .i|V|. |⌒l ┌|V| i|^| i|^|
. i|v| j{Ni|. |´`ト、,,|::| | i|v| .i|X|
i{N|.瓜li| /^ヽー|::| | ilX| .i|vi|
. j{Niリ_|‐i| |'⌒| |::| | i|xl| i|Xi| o_o
. j{lNj{‐|‐i| |:: : | |::| | i|xi| i|lXl| |K||
j{iN|iー|‐i| |:: : | |::| | j{x_|. j{iXi| _{Kl}_
,、,、 j{_N|iー|‐i|∩:∩∩.|::| | j{|Xi| j{|X|i| |K||
洲洲ミs。..,爪N|iー|‐i|| |-| |i .| |::| |___ j{i{Xi|. j{i{Xil| |K||
洲洲洲洲洲ミs。‐‐i|| |‐| | |// :| || ̄| ̄|rュュ j{i{Xi:| j{i{Xi_| |K||_
洲洲洲洲洲洲洲洲ミwx、TTTTTi|_||_|_|_,|_,| ¶ i ,爪Xi:| 爪Xi | |K||ニ||
洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲洲ミxx、 ,爪Xix| 爪Xixi|_,,|K||ニ|| _
州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州州ミs。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄从洲wxxf州州州ミw
川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川ミ=──=彡川川川川川川川川
ーーーーーーーーー-= _`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`:、`ミ、ー=彡,:",:'´,.:'´`:、`:、`:、`:、
 ̄ ̄``゙゙''ー〜ーー'´ ̄ . . :```''ー- _ーーーーーー_二ニ
. . : : : :, :, :, :, :, ー=ニ二 ̄ー=_⌒^´ ̄: : : : : :.
. : :, :, :, :, :; :; :. :;`ヽ、 ``ヽ : : : :. :. :.:.:.:.
┏ ┓
┃ だが今ここに、そんなセンダイの冒険者達が変わるかもしれない、その転機が存在する。 ┃
┃ トリューニヒト氏のハイネセンは、普通の冒険者が人並みの成功者になる為の工程表を示した。 ┃
┃ それを追う、白き翼やアリアダストのギフテッド達は、普通の冒険者を引き上げようと走り出している。 ┃
┃ 本来遠い存在である筈のギフテッド達が、今や目指す先を示して光り輝いていた。 ┃
┗ ┛
/ニ∨!_ /t
r、_ _,ノニニニニニヽニニ{ ム
_ >ニニニニニニニニニニニニニニニ}_
マニニニニニニニニニニニニニニニニニニニゝ_
x≦ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ>
ノニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ_,
´ゞニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニム-,
一般冒険者を支えるモチベーションの ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ<
/ニニニニニニニニニメニニニニニニニニニニニニニニニニl
前提が書き換わりつつある。 lニニニr、ニニニニニ/シフニニニ/マニニニニニニニ{ ヾ!
!'´シ=!ソマニ/>- 、 'ヾシ' , -<ニニ/ lニニム
もしかしたら…ではあるが、 ヽ .マ ! _ ` ` ´ _ !ヾj,丿シ
/メムヽ_(::) (::) _丿/'"\
一度躓いて倒れた者達が、 x' / | ゝ.∵ i ∵ノ |\ 、
r≦_/ .| ヘ>、 rー ‐, イ/ .l > ≧x
落ちて行くことなく立ち上がり、 / 、 .| /V .>  ̄< /\ j Y
| ヽ > /V /ニ\ / \ \ / .l
再び天を見上げて走り出す。 l ヘ l // ゝ!ニニニニニ! \ \メ / / l
} i l \ ∨ニニニシ / ././ j
そんな時代が来るのかもしれない l ∨!_,, ヽ=-、マニニム / i / ,
| f´ / Y- 、ニニヽ / / ,
……信じられるのかもしれない。 l. j ソ / Y ヽニ〉 }. ,
! _ >{ ´ / / ト=、 .l, -一 /
! ‖ .// Y ′ ′ .j メ .ゝ ̄ ヽ``、ヽ {
j / ‖ l .! / ヽ ヾ、 ヘ メ
{ || l .l メ , |l ヾ! j
ゝ、 || l ゝ、_ _,, > ´, - ´ } j! j
l>ゞ ゝ、 ノ}-一´ , -‐ /ノ ノ .ノ
/  ̄ ゝ- 一 /、 >´<l
l |  ̄ ̄ ´ l
.
- 1028 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 22:59:33 HOST:???
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. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、
/:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
. ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、
/:::::::::::: , : : i'.: : :.!: :i,: : : ',.: : :. :. :.,: : : : : :::::::',
. /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::', そう説明して、クロア氏は眼鏡をはずした。
,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: :..ム:i七リ´レ. ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i
,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i.i./ リ'...... _yi:!. : ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
. '′|丶::: i`. ヽ.′ 辷七彡'リ゙Εヨr-、',::::::: :i. :::i 「そこに持ち込まれたこの本は、言わば地図のようなものです。
|: ::\i゙、_,z.i ~ iヨ' r、.|:::',::::::: i: : ::i
|: ::::i.::i `¨¨´,' iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j. この知識を公表すれば、冒険者全体のモチベーションは
! . :::i.::i:::', ヽ、 iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i
ヤ: :::i.::i::∧. _ | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ. 確実に上がる。今の傾向はより強化され、
... i: :.:::i.::i、::::\  ̄ ,,..<三>:::ム-‐= = = −,
`、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : : :.- 有能で頭の廻る冒険者達が着実に増える事でしょう」
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====./.
/ __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/
i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': /
/ ,ィ, / / |i \ 、 \|、 ∧
.ィ<__/ / / ,' / ll|i ∧>.∨ 、 \、 ハ
 ̄ ̄.,.' .イl ,' ,!| .,' l.',∨ ヽ `=‐-、_ \ .',
「……いい事じゃないか。 // ,' | .i ,'l.| i| |', |∨ \ \ \ \ .!
.〃 .:;::::| | ., .!| .l | .| ',.', ∨、 \ \、\_>、_二ニ=
それの何処が危険なんだい?」 ./ ; | | ,i |l| ll | : | Y \ト、 _ ト、 ト、.\ー` .;'
.i ,'.} .|! ,'.| |.l| l.|.|l :| ∨ィ=≠、\ \\リ |`.\ .,'
.l .,'イ! ||! .i_',」__!_| l.|Y ィ'´ヽ__ _.ィ=ァ`./ヽ〃,' .,'
| ;..:| !..:||l '|、'j _Y l| ',| .:'ィ<フl|.|'} / ノ' l .,'
理解できないと言った風に l/ /ハ |Y!.弋爪云 弋__ノイ/,' /.}.∧ .:∧
| . ';| ∨ ∧.、V_,}  ̄ / .,' / .,'∧ ト.∧
尋ねるかけるフェイトに、 l! ヽ \、` , /イ/リ .〉、 ト|、ヽ|
l .\|.\、 、, -, / /.:∧|ム
彼は続けた。 `ヽ_>.. _ .イ .x<::::::::::::::ト、
≧ <ハ|≦::::::::::::::::::/.::.\
_,.イ}∧:::::::::_;:イ::::::::::::::..\
,.....‐≦:::::::::::::::::〉リ‐:<::::::::::::::::::::::::::::..\
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- 1029 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 23:38:46 HOST:???
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. _,...-.'':~:゛:`:゛:¨:': .‐..,,
. ,..'''~: : : : : : : : : : : : : : : : :.`:::..、
/:::::: : : : : : : : : : :.', : : : : : : : : : :::::ヽ
. ,イ:::::::::: : : :,i: : :.i: : : : :.',: : : : : : : : : : :.::::::`、
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. /,イ: ':: i:: i:::: :i: : : ,'i: :.i: : :ト ',: : i.: : :.ト ,: :、: :::::::',
,'::i:::..i i !:::: :i!: : ,' i: :,ヤ /i',..',: :!: : : :!:::::: : : : ::::::',
. j:::i:::: i i. i:::: :.ii: :..ム:i七リ´レ. ',/: ,: :/,:::::::.: : :. :.::::i
,イ,i:',:::.弋:iヽ',マ i.i./ リ'...... _yi:!. : ノ.Λ:::、::::::: :., . :::i
. '′|丶::: i`. ヽ.′ 辷七彡'リ゙Εヨr-、',::::::: :i. :::i
|: ::\i゙、_,z.i ~ iヨ' r、.|:::',::::::: i: : ::i
「……ギフテッドとは違って、 |: ::::i.::i `¨¨´,' iヨノ i:::: i:::::: i: :.::j.
! . :::i.::i:::', ヽ、 iヨヒ彳::: i:::::: i: : :i
. 中々上に上がらない、 ヤ: :::i.::i::∧ , .-.、. | |.レi:::::./::::: ノ: :.リ
... i: :.:::i.::i、::::\ ` '"´ ,,. <三>:::ム-‐= = =
大量に獲物を狩る冒険者が `、. ヽ,ヽ、!::/>、_,,.. ..'"_ !リヒ´j : : : :
. `、 >-‐'''"~ `iリ;' ;' i ,r====.
相当数増えるんだ」 / __,,.. .-‐.、: : : : : :..゙i;';';';';廴/:':':':':':':'゙/
. Λr‐'''"~:.:.:.:.:.:.:. : :ヲ: : : : : :. \; ;' /;';';';';':'゙/
i!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ノ. ,,. -〉/:':':':': /
/;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;\;;;;;;;;;;;;;;|
l;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;j;;;_;;;;/ |;;;;;;;;;/|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
l;;;;;;;';l;;;;;;;;//.l;;/,/ .l/ |// │ ヾヽ\i\;;;;;;;;;;;;;|
|;;-i;;;;;/i/ i' ' ' ' ` i;;;;;r-ヾ 余りに急速に事が進めば、
i/_,ヾ;;l j i |;;/ - |
i ヾ、 -=、,,____ ヽ, / ___,,r==- ,イ ,/ | 政庁も下位のモンスターの討伐料と
丶ヽ i;r、 ,,r'':::::::::::::::ヾ__,、,_ir ':::::::::::::::::ヽ_/,liri' / ・ ・ ・
`j、 l;l ゙ii::::::::::::::,; -メ‐、 ヽ::::::::::::::::::::ノ ,irメ / 素材の買い取り価格を
/:lトヾ,, ヾ--./ / ./ヽ, `──‐‐´ ,r/l_/::::\
/:::::|iiilヾヽ,_/ , ' / i !;i liiil::::::::::\ _ 下げざるを得なくなる。
_, -/´:::::::lr'ヽjl´ ,, ' ./ / _,-` j;トjiii/:::::.:.::.:.:.:.|:ヽ_
_, - '´.:.:.:.:|::::::::::::| / ,i´ / ,i_''_, _ ,-、 ,_j;;i //:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.\_
_ , -─'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ::::::::::| / / / / _/ ,/,,,j';;/ 〃::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.::.:ヽ-、_
-‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ヾ::::::/ / / / フ´ /-'_;/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ,,_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::/ / ,ト-/ /;;;;;;rl,イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /;/ /;;;;; i,,-´ |:::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:
.
- 1030 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/21(木) 23:57:02 HOST:???
-
.,r' , ,r' ,〃 _,,.. `ヽ,
f゙、、_(( !、 〃f゙r' ィ;ニ=-≡、 ミ!
j゙`=ラ ``ーァァ-─''"⌒``ヾ:、 ミl
//,イ ( ( `ト、 |
f゙ /i゙ ` トミ、゙!
| /! `ー'゙ !`ヾ,)
∨〈 -==、,,_ _,,ィ===、 |`>ミ! 「……その本はそこまでのモノなのかね?」
゙>j :-=・=-冫 f -=・=-:. i'゙,、iリ
. |`! `ー '"/: ` `` '´゙ !「l!リ
l,{、 ヽ: , /'r',/
゙`i:、 ,ィ,、 ,..):、 ./ rt' 「この記述が真実であれば…の話ですが。
゙i,゙; , _,.,_,,,_ 、 ,ト'′
l、 ゙ 、__,. ′ /.| 次のレベルに必要な経験点や、
|.\ ,イ |
.」: ',\ ,r// ,」`'ト、 モンスター毎の基礎経験点なんかも分かりますし
,、イ ゙ヽ、 `‐::::::::::'"'゙_,、-'" l \
,,/ i゙ `'-、.,_ _,、-''" ! l\,_ スキルや副職も、かなりの確率で
''"/ | /゙゙\. ;' ! `''ー
. / |:、 ∧ ヽ ,イ | 狙って取れるようになりますね」
/ ! ゙:, ,r'゙ ヽ, ,∧ // |
. | ヽ/ /⌒゙く ヽ / / |
: : : i: :/ : : : :, : |: : : : : : / : : ヽ: :|: : : : :/: : : /: : : : :/
: : : |: | : : : /: :人ト、: : :/!: : :/}ハ|: : /| : /|:|: :/
/: |八: : // V |/ V ∨ 人:| : f
/: : 彡V )' | ガ ふ
: : :,:彡 | キ ざ
: :/彡 | が け
/: イ -====x、 : :. | : た
: :/{ :、 ___`ー=ニミ、.: ::、_,ィニニ=ー=| :
/: :| \:.-≦ ̄o ̄,}ミ、 .:::}.__,/.::____ ! ……最悪の話ですが、
人:{ ヽ`ヾ===彡'^ ノ.:::!  ̄|::f´{f ̄o ̄≧-ヽ、 リポップ
\リ | | ヾ===彡'^ } モンスターの再出現に対し
\_{ | | ノ__
/´ ̄ ̄ \ ,. } | j///`ー一< 冒険者が過密して、
ヽ / 〈 :|ヽ ,'/////////,ハ
わ な | `ー-、_,ノ‐′ ,://///////// 平原で獲物の奪い合いになると思います。
か ん ! ;__ { /////////////
っ も \ ,. --、_,__ 、 //////////////
て //く-―---- -‐>\ ,イ//////////////
ね | :、 ` ー―一 ´ //|//////////////
ェ | ` ー======‐'´ // |//////////////
: !\ / / ///////////////
: ノ ` ー――一 ´ / ////////////////
.
- 1031 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 00:26:37 HOST:???
-
/ミハ | | | | ||||| | | | | |ノム /
{ミミハ| | | | ||||| | | | l/彡ム ∨
/ミミミ》x、:| | ||||| | | ,x《彡彡ハ |
{ミミミf ` ー┴┴┴┴一 ´ ⌒};彡{ヽ | 大 思 じ い オ
fミミツ u ノィ彡} | 間 っ っ つ レ
_ノイミf - 、 ,. - }:イハ | 違 て と ま ら
`ハミ:| :. \ }: :{ / .: |:i|fコ | い た し で が
| {ミ:! ヾーo‐:、 `'《 》'´ ,r‐o‐'/ |:リ } / だ ら て も
__人ヾi `ニ彡 | | ミニ´ !f_ノ、_, 一< ぞ る 黙
ノ{}ハ /| |ヽ !}从 \ !! と っ
ー=彡lニコハ ヽi__jノ ,'ニコド==- | て
__ノ| |/:ハ ハ\ __ー__ /ハ ,ハ| |从\ |
/V: :| '. { {` ー-----‐ '´} } / |V \ ノ
,.イ: : : : : :| i::\\ー-------‐//:! |: : : : i\ ⌒\ /´
_, . : ´ :|: : : : : | ヽ:. \`ニニニニニ´/ .::/ |: : : : | : :` ー- . _ ヽ'´ ̄ ̄` 、 /
_,. -‐ ´: : : : : : / : : : : : : 、 ::.. ` ー―一 ´ ..:: / : : : : :, : : : : : : : :` ー- 、 \,. -―――┘
.,. -‐: :´: : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : \ ::.. ..:: /: : : : : : : :、: : : : : : : : : : : : :` : . 、
┏ ┓
┃ あまり考えたくありませんが、冒険者同士の抗争が発生したり、 ┃
┃ 狩場の占有に押し出された初心者が上位ランクのモンスターに…… . ┃
┃ なんて事態も、全く有り得ないとは言えません。 ┃
┗ ┛
/ ./ / ≧ 、
r今 / / ./_ 一二三≧ 、
. Y´ { il / ./ r< Y
{ヽ L W /_ュ≦ ⌒Y ミ、ミ、 |
{ }´ `{ハ{´ { `ミ、 {
/ / ヽ` {` ミ 、 `ミl
{ } `ー ヾ \ {
{ / _ , ___ / ̄` {ヽ ` ハ
`{  ̄ >_〈 { ケ>-< } / .`Y }
流石にそこまでとは思っていなかったのか? ヘ. ´ o 77 、 ´ _o__` }W / ̄.} }
. , ニ´/ . : `ー - , / }
血を吐くような顔でこちらを見た氏から { / . : : : . / { / ∧
. `ヽ -ュ_ ,.ュ {′ ,_ 人 .∧
ついと目をそらした。 ヽ __ {i:ヲ ./ .| {`ミ、{
∧ 、 f==.=_`Y _ ′ .l ヘ }
すいません。 ∧ { }_ ___} / tヲ / }ハル′
ヽ /i:iに _ {i:W ,4 〉 、
その中に書いてある内容は }i:i:i:i} {i:ハ ./i:} , .}>
{i{´ヾ:} _ }i:{ /i:i:{´ < lニニ>
神様保障で100パー真実です。 <人_ }i:}_j劣 ヘi:/i:i:i:i/i:} .ニニニ}
. } }ニニニ| {i:i:i:i:i:i:i:i:, < lニニニ}
<ニニ} }ニニニ| `゙寸i:i:i∧ /ニニニ.}
ニニニニ .} }ニニニ| /|¨´ ∧. /ニニニニ.}
ニニニニ .} }ニニ .∧ ./ .| ∧ /ニニニニ..}
.
- 1032 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 00:29:25 HOST:opt-123-254-4-124.client.pikara.ne.jp 0
- hahahah
- 1033 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 00:46:31 HOST:???
-
=======、-、
/  ̄ ̄ ヽ ////////////////|//|
/ \ .///////|//|
, -<i U. : :i≧=ー´ ̄ ヽ、.////|//| とは言え、流石にそこまでとは予想外だった。
/ : : : : ! : ;イy : : : : : : : : : ////i//|
/ : : :ヽ :.∧ . : : ム{ : : : : : : : : : :`, /i//| だって、結構常識的な事しか書いてないのよ?
ノ : : : : : : V/ヽ、_ . : : : : へヽゞ/ ̄ : : : : : :.} /i//|
/>── ァ'´ : : : : : :ヽ ̄ ̄ _ιУ、 : : : : : : : Λ/i//| 危ないそうな事は避けたのよ?
/ : : : : : : : : : : : : : : : : :_/`-ー=´ : : :`ヾ : : : : : : :ィ :} ///|
/ : : : : : : : : : : : : : : :/'´ : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ : : { ///| 何千年も開拓続けてて、こんな単純なことまで
 ̄ ̄  ̄ { ⌒ ,.-'´ : : : : :>'´ へ: : : : : : : : : : : : : : : : : :}/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ : : : : : : :,彡'´ `'' -\ : : : : : : : : _,ノ 学問として纏まってないとか、現代人にわかるかド畜生!
 ̄ ̄ ` ' ── ´
/ 、 ‘,
{/ / }} Y \
/ /, } ノ′ } 丶 顔付き合わせて悩む大人三人と、
. 〈 }/ ,ノ/ { }
, { 〃{ { }|; @ 流石にヤバさの片鱗に気付いたか
_ -=_. {八{{从ヽ ハ ハN ニニ=-_
_ -=ニニニ N ヽ }人{ '′/ ニニニニ=- 苦い顔をする少年一人、
ー-==ニニ}〉 ,小ー‐‐ '^⌒^ー‐ァ /ー‐.、 '" ̄
. く::::::}∧ ト ., _'_ イ′ /{:::::::::/ われ関せずと俺が持ち込んだ本を読む少女が一人……。
ヽ:}/ハ ‘,:::〕i ー iノ:::|i //{ト、::/
,.ノ// ‘, }\::::V:::::::/ /八{{ ``、 張り詰めた沈黙の中止まっていると。
{ {{ } {{__〉:::-/ | )} !
/} {{__, / /:::::::::{_:/::::::``丶、({ / !
/ ⌒) (:::::::::::::/八:::::::::::::::::::〉 ; ! 「よーよー、おっちゃん。ナニ血―吐いてんの?」
′ 7 ):::::::::/:}{::\:::::::rく{ ノ ‘ ,
; ハ \ハ:::::::/:::{ }:::::::ハ;ノ { / {〉.
| | { ^⌒\:{ }:: イ { ,/ /..∧
.
- 1034 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 00:50:04 HOST:???
-
.バタンッ! | _,.. ┐ | | / _,,,...---
. || ̄ ''''ー-...__ |.. _,..-‐'''"~ .| ..| | 「 ̄ .|
. ||  ̄''''ー- ___,..-‐'''"~ .| | | | |
. || .ー−-- ....,,,,,____ | | | | | |
―--,,,___|| | ┌ -- ..,,,,,__ | | | | | | |
___ .|| | | | | | | | | |_,,,,--|--''''
====┐ .|| | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | | | | ばたんと突然扉が開かれ、
――||―|| | | | | | | | | | |_,,,,
|| || | | | | | | | | |--'''' ̄| その向こうから
|| || | | | | | | | | | |
|| ロ(()==| .| | | | | | | | そんな能天気な声が聞こえた。
|| || | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | |,,,,....--- |----
|| || | | | | | | | ...___|,,,,,,,,,
.
- 1035 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 00:53:55 HOST:125-56-5-25.ppp.bbiq.jp 0
- 先が読める悲観的な面子だからなあ。
- 1036 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 00:57:58 HOST:???
-
それでもトーリなら!
トーリなら、きっと流れを変えてくれる!
\_____ ____________丿
V_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今宵はここまで。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ こういう時のトーリって、すごく頼りがいがあっていいですね!
}== {;;了
〈_ ,ニ二> その頼りがいのあるトーリを
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 自分で書かなきゃいけないと言う点に目を瞑れば、ですが……。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 誰だ!こんな状況書いた奴は!
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ >>1021
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ 現状、普通に挑める相手には、オーバースペックなんや。
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1037 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 01:02:55 HOST:???
-
. ,ィセ:. ̄.:ミト 、
,イ.: : /: : : :.ト: : : :ヘ
/.: :! : :i : : : : :i : : . :.∧
,ヘ.: i: :. :.i : : : i : : : i',: : i 流れを変える事を期待して出した
i: ',: .Lリ_仆: :i_|Lリ /: : :.i
. i!: :',:i.芯トヘリイ芯ンi ,! . i クロアくんなんですが、
i',.:ヘゝ l .ネ但: :i
. !:ト :圦. ー_‐ .イ<‐> ト, 彼もどちらかと言えば悩むタイプの
レ'ヾiリ允ュ. ィ'ュ|_レ'リニコ
_,i':':':':|||':':':'i|.|':':':':| ,ィェュ 、 真面目くんなんですよね……。
. , . ィ':´;';';';':':':|||':';';';'ヾ'匕ェュ_':':':':'ヘ,
. ,イ . /. ':':':':':':';';';|||;';';':':':ノ:':':'`ヾ==ー-〉
. { i:' ィ彡トュ':':':|||':':,イ':':':':':':':':':':':':':':':,'
',. i.||ト lll:':':|||:'ヾヽ':':':◎:':':':':':':':':,'
. i !斥=彡':':':'|||':':'\\:':':'∧:':':':':/
斥ニiマ゙;';';';';';';';'|||';';';';';';ヾミ≧ィセニ≧ュ、
- 1038 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/22(金) 01:31:10 HOST:???
-
/
/ /_____
/ / : : : : <´___
__|: : : : : : : : : : : : : : :<
厶: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::\
/: : : : : 从: : :: :: :: :: : |: : : : : : : : : :|\
|: : : : : |_∨: : : : : : :_!_: : : : : : : : 〈
厶: :: :: :≠ミY ,斗=_´_: :!: : : : : : ∧
| : : : { Vリ|-.{x ´Vソ `.|、: : : : /
V: : : :、 _,ノ 乂__ノ |ソ|: : :|人
∨: ::八 ′ /!〈___|
〈 ̄ \ ー- / |//////〉
}\/ `ー /////////
ノ  ̄ ̄ ̄ ̄./: :/  ̄ ̄{
/ /: :/
/ _/: :/::ヽ この状況で腹黒眼鏡投入とか
/ [: : /ー ′
/ /\| マジどうしよう。
/ / | |州|
/ / | | | l州| ……と言った所でおやすみなさい。
. | / | | | | | 州 |
. | / 三三三三三三
. | / | | | | | | | | |川 !
- 1039 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 01:34:35 HOST:58-190-196-159f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 1040 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 02:22:11 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 1041 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 02:27:30 HOST:59-170-23-81.rev.home.ne.jp 0
- 乙
- 1042 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 03:33:35 HOST:137.92.137.133.dy.bbexcite.jp 0
- 乙
むしろ腹黒眼鏡は、原作じゃこういうややこしい揉め事に放り込まれてた気がする
- 1043 :名無しの読者さん:2018/06/22(金) 13:04:28 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 1044 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 19:07:12 HOST:???
-
../ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
│ >>1042 │
│ けどそうなった場合、 │
│ 腹黒眼鏡の冴えたアイディアを、 . │
│ 誰が代わりに考えると思う? 配点(万丈). │
..\____ ________________丿
V _lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 珈琲入れたら始めます。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ 配点(本当に始められるのだろうか?)
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'': '
.
- 1045 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 19:31:45 HOST:???
-
_.........._ \
/..:::::::::::::::::>.}ヽ _
.::::;/:::-‐<7:::::::/::::::.´
'::::::{::// /::::::/ヽ:::::::.
, 、 }:::::::==ミy::イ/_ }::::::::}
{ }. 从::ト{ {/ =ミ }:::::::ハ
r ー=ミ 人:{ r―-、 ノ::::イ
{ ー } _ 人 乂_ノ ー=彡ハ{
} }/ ヽ. }\ _ . イ
〈 イ ト {
.′ーィ ', ゝ
./ { ´ \ _ >
/ / ヽ 、, ヽ
.′ .} イ }
{ // { 乂 _ .: }
ヽ ノ ` 、ノ 丶
ー ´ ', : i\ ヽ それに続いて部屋に入ってきたモノは、全裸だった。
',
i ′ ヽ 、 ものっそいイイ笑顔でサムズアップした全裸が、
| }. , ´ }
} { ./ .′ マリリンモンローか変態仮面かと言った勢いで
}' / /
′ ∨ 尻をくねらせながら――否。
ヽ ハ /
/ ______/_ ヾ_ 或はあれは、全裸ではないのかもしれない。
└┌ ─┐r─‐┐r┘} }-}
.′ r.└─ ┘ー 一.└, 、 ´ 魔法と思しき鳥居の映像に隠されて、
| l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 「 \
| l :::::::::::::::::::::::::| | 彼の局部はこちらからは見えない。
i | l :::::::::::::::::::::::::| | ヽ
| |_l :::::::::::::::::::::::::|_| あの下に、前張りか、Cストリングか、
| l \ ペニスケース
| l \ ', 或は コテカ 辺りを付けた全裸風の仮装
l l ヽ
――そうみるのが、正しい現代人としての
}) }
{ / ヽ ; 常識的思考判断と言うものではないだろうか?
′ イ
イ ′ ,
} ハ.{
}{ { /
′ }
i ′ i ′
.
- 1046 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 19:57:25 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \
/ _/ \_
| ( ●)(●)
| (_人__)
| U ` ⌒´ )
| | 『何を考えているんだおれは……』
} /
| `ー―┬'
/\___//|\__ 突然の全裸の乱入に混乱しながらも、
_/ニl∧}_::∧ /=|二二二二=- _
/ニニ/ニ| /::::| )/ニ=|二二二二二二_ 助けを求める様に、
/ニニ<ニ/|/::::| /二ニ\二二二|二二二=__
|二ニニ/二|::::::| /二二ニ/二二二|二二二ニ| 氏やクロアさんの方に視線を向けると……。
∧|二ニ|ニ二|::::::|/二二/二ニニニ|二二二二|
|ニ|ニニ|=ニ|::::/二ニ/二二ニニニ|二二二ニ∧
|ニ|二ニ\ニ∨ニ/二ニニニニニ|二二二二∧
|ニ|二二ニ\|/二二二二二二二∨二二ニニ∧
. |ニヽ二二ニニ|二二二二二二二二∧二二二/ ̄ ̄ \
. |ニニ|二二ニ|二二二二ニニニニ/ ∨二/{ ___ \_)
|ニニ|二ニニ=|二二二二二ニニニ/ ∨/ r‐「 | K }│
|ニニ|二二ニ|二二二二二ニニニ{ V (\\\\ノ
>- , <  ̄/ ̄ ̄ ̄ //>
/ // , / , / > /
/ / ′ ,彡´ / _ > _ _,\ \
, /. , ´ , 彡′. Y´ ̄_ ` <_>'´ ̄> \ \
/l l ,' / / , 彡´ {_ \_  ̄} ヽ \ \
, | l l l | / ̄ヘ{ ̄ `<__>=- >、 ヽ ヘ ∧ ∨
∨. ∨ / , < _} ∧ ∨
. , | | ∨ ,/ `ヾ \ ,z劣ェ.、..fユ∧ ∨
∨ ヽ \ } , / / 、 、 \ r令...、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧ュ-=..、 .∨
. ∨ \ 、 、 !} ./ ./ .} . l ヽ、___ }i:i:i:i:i∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:i:{
. | \ ヽ \}-ー !} / ./ o ./ } __ 寸i:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:i:i:Y
. l\ \ _l _ !}/ニ.' ./ニ / _ {i:i心、寸∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i:少
. | ` >- 7 , -=´ 47ニヘ/ニ/ r今} `寸ヲ \ .∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧}
. ∧ ヽ . >- ─/彡´ 、 }7ニニニ/ __ `¨´ __ .\∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧__
∧ > - </ヘ 、 ヽ ソ ヽニ' <ニニ', ヽ {i:i) /}i:≧-ュ-f壬∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
. ∧ / `=ー { `<ニニニ} , }. /, /`_i:i≧=-´ ∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
ヽ、_/{\ ヘ 、_>-┘ 、 '<ニi {_ // /_____ 反i:i}∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
. Y. /,′ ヽ !l二,二ヽヽ > ` /≧-// l、ニニニ./i:i:i:i/ }i:i:i:i:i:i:i:i:i| ̄ ̄ ̄
{ ,//{_ ∧ .l! o !}ニヽニニ>-<ニニ .{ l |`ミ、寸ニ7i:i:∠ />'´  ̄ \
ヽ/ `ミ、 /. ', l! /′/ニニニニ {i:i:) 7i:{´`ミi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:7/ ___ ヽ
>- _`ミ、> ヘニニ` .´ /ニニニニニ 寸ル,.../(に ニニヽi:i:ヽニ.../. . . . . : : : : : : : : : : : :
. . . . . ̄ <_> 、ニニニニニニニ,ニニニニ{i:i:i:}´ニニニニヽi:i:∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : :
<: : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄ :>-. .<. . .――――. .<: : : : ̄ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
-<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
┏ ┓
┃ ブラスターか何かに撃たれたような表情で、卓に突っ伏す氏の姿が見えた。 ┃
┃ 目的はそんな氏か、それとも隣のシェイクスピア嬢か、 ┃
┃ 唖然とする俺を後目に、彼は尻と腕をくねらせながらこちらの宅に近寄ってくる。 ┃
┗ ┛
.
- 1047 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 20:11:22 HOST:???
-
,, -‐┐__ __,,zァ__rァァァzz_
|i ,, '゙ r‐:.:.:.:.ヘ、 iニニi ノ厶=-‐━━‐-トミ,_
|レ _,,.:.:.\:.:.:.:.:\:.\ ニニニニニニニニニニ7
. 八:.._,,.:.:.:.:.:.:..,:.:.:.:.:.:\:.:.:.:‘,:.:.:.\__ iニニi ニニニニニニニニニ7
. |i⌒7:.:ー-=:.:.:.:.ニ=ミ:.:丶:.:.:|:i^ヽ 「`' />ニ=-‐━━n/ {:::::/
八 {:.:\:.:.:\二ニ= ヘ_,,‘,:.:.:.| ハ} </ _‘,::::::::::::::/ }ノ.} }{/
ア{:.‘,:‘, 、:.:.:\ fV炒' }/:.:| / V ____ \:::::::」 } } }〈
. / {:.:.‘,:‘Jニ=-‐ー-- __jハ V⌒/ ヽ / ̄ /┘
‘,:.:.:.\\7 {./ / 〈 / ‘, { __,, '′
\:.:.:.:.:.:.\ー ,,__ '′/ { ‘, `、 {
\ \:.:.:≧=- ./ /ハ ‘,! !
` }\{__, } r '′、`、 } ‘,| 「おっちゃん、おっちゃん。なに倒れてんの?
r‐…'’ \丶 | ,
/ | }``、 ′ ははぁーん、さてはまた抜け毛が増えたな? ほら、ワカメ食え、ワカメ!」
_r‐r‐rvV |i. } ‘ ,
__,〔_j | |―┐ ; }. i| !
| j,ノ-┘ |\} / ‘, |
. i| /}「わ天{〈ぇ| ! {. ‘, ,′ 彼は、クロアさんと氏の間の机の角に腰かけると、
. i| }/| か然V}i |ハ ! / {\ .′
. i| }/| め {〈_ |/``丶 \ __ ; ‘,  ̄ どこからともなく大盛のワカメを取り出した。
. i|//j_____,, 」/} | ‘, } { { ‘,
. i| }///////ア |``丶、`、 { ‘, その動きを、何故か美しいと思った。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \.\ { / 、
`、 / \
`、 { \ \
`、 ; \
_`、 ‘,
_,, -‐ ‘,
,, :.
,, '’ } |
,, } |
. ,, / ;
〈 -‐ ‐---- ,,__ __,, -==冖冖冖==- ,,___
`、 -‐━━‐---====}: :-‐: : : : : : : : ̄: : : : : : : : : : : : : : : :
. `、 \ /. └r-==: : : : : :ニ二三: : : : ̄: : : : : : :
/
ー=v:レ‐-..、
/:.:.:.:.:.__:.ヽ:ヽ / ⌒ヽー- __
. /:.:.:.:.:.:.:{:.X^}ハ:.} -‐ --- ニ=ミぅ
/:.:.;.:.{:.:.:.:\ ー'' ` ┐ -‐ '
i:.:.:.:.;.:.\:.:.:.:.> 、__ _/ '
. 从{:.:.\:.{ ー-^ __j __ -‐ '′
ヽr‐-、:「}j {___ ィ -ー
} , -‐
__/ jレ '′
/ ヽ {
. / } i.
/ _, -‐ヘ j :. そう思って否定する。
. / / l
. / \ “何故か”ではない。
. / <. ヽ |
丶 i i やっている事は異常だが、
. \ \. } } {
., \_____,ノ__j____}_____ 確かに彼の動きは、美しい所作をしている。
\ {__ r―――┐┌───┐r'
}l:::! |77777| {7777777 | {_ 天性か、それともそう言う修練を積んだのか?
{ j:::r────────┐r'
}_j:::|口■レ===ミ口■口! | アレは、見られることを意識している動き、
. |:::|■[]〃木 木 ヾ口■i! |
. |:::|口[]{{ ==== }}■[] ! | 指先まで意志の通った動きだ。
. |:::|■口ヽ/_」_ヽ/口■_j!:|
」:::!L■口■口■口■[]:.| !
 ̄ ̄ | ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 7 、 :.
| ,.. \ ::.
| ;. \ }
| i. / /
j | / /
/ ! ; ;
/ / ; ;
/ / ; ;
/ ′ i /
i ;. | ;'
| ;. l
| ; | /
| ; ;' i
| ; ; !
| ; / {
l i / \r────┐
/ l i ー-rxィ^] |
/ i `ー‐--- }_jU^ |
/ ー-/ ̄ ̄ ̄ ̄][[^ |
{_ ___ |i ][[ |
二二≧,┘ i][[ |
.
- 1048 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 20:31:53 HOST:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) |
(_人___) U |
'、 │ ……これも、ガーランドとやらの効果だろうか?
<二ニヽ |
. /-‐ `i 、 ___,. イ i かつてこの惑星に居たガーランドの中は、
. {/´、 ',┐__>ーメ ┴ュ
しrヽ V:::Λ / : : :>、_ 概ね大型機械を扱うものと、
,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
. 「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、 人造生命体の製造を主とする者に別れていたと言うが。
/. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : }
/ y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
. / : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ
/: :./ : : : : / __ヽ:.:.:.:.:.i _j:ト、:';.:.:.:.:.
. :.:.. :|: :.:.:. :./´ ';.:.:.:.:!⌒:ヘY:.:.:.:.:.
. |:.:.:.:!:.:.:.:.:.:′ _ =ミ }:.:.: !r=′ }:.:.:.:.: そんな事を考えていると、
. jレ':.:.:';.:.:.:.:.:レ' んハ, jハ:' r心ヽ ,':.:}:.:.:|
V:.r 圦:.:.:{ヽ Vi:ツ / } Vツ }:.:/:.:.:.| 彼が面白い物を見つけたとでもいうような顔で、
ヽハヽ介x:., { /イ^刈:!
ー-ミ ハ \n_j. '´ // ノ} こちらを見ている事に気が付いた。
\ \ r==ァム入 -----、 /{{ -‐ / ___
}ニニニレ \ { --、 / /=vy' /´ ーァ
}ニニニ{ 、 イニニニム __/_, -―‐<
} ̄ ̄ヽ}ニニニ{ ー /マニニニム / / ー- __
\__, ノニニニト- ., ]__マニニニム ー--、 /
.
- 1049 :名無しの読者さん:2018/06/27(水) 21:12:51 HOST:182-255-66-26.catv.tees.ne.jp 0
- バカにロックオンされちゃったかw
- 1050 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/06/27(水) 21:53:43 HOST:???
-
V _lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 すいません。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ トーリの対応が難しすぎるんで、今日は終わりにします。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ ホライズン読み直さなきゃ……。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'': '
.
- 1051 :名無しの読者さん:2018/06/27(水) 21:57:14 HOST:101-142-213-192f1.hyg1.eonet.ne.jp 0
- 乙様ー
- 1052 :名無しの読者さん:2018/06/27(水) 21:59:16 HOST:fd212-249.infoaomori.ne.jp 0
- 乙です
- 1053 :名無しの読者さん:2018/06/28(木) 00:02:37 HOST:z210145.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp 0
- 乙
全裸が全裸でやってきた!
- 1054 :名無しの読者さん:2018/06/28(木) 04:47:34 HOST:i114-180-36-220.s42.a014.ap.plala.or.jp 0
- 乙です
- 1055 :名無しの読者さん:2018/06/28(木) 21:01:19 ID:ftPgpKMm0
- 乙です
全裸を気にしすぎてはいけない、あれは天才で天災的なアレだと思うの
- 1056 :名無しの読者さん:2018/06/28(木) 21:57:47 ID:JmTCGjKO0
- 乙でした〜
- 1057 :名無しの読者さん:2018/06/29(金) 04:01:53 ID:T/GfTowz0
- 乙
ふわっとって感覚も大事だと思うの。
- 1058 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 20:08:01 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } タカリさんの所のここ最近の議論を見ていて思った。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ やっぱり、理解する気が無い人に理解させるのって難しいよね?
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 読んだだけで理解しようとしてない、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 同意以外を求めてない様に見える人って多いもん。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 傍から見てて、真面目に考えてる人と、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ やんわりと纏めようとしているタカリさんが可哀想に思えてきた。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1059 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 20:15:15 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ない夫の話は煮詰まってきてる感じなので、
:}==仁´} } ノノ.ノ セイシンノ リセット ノ
〉==⊆レル!'´ 視点を変える為に違う話をやります。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> これも即興投下のお勉強ですが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 短編且つ、プロットはきっちり造ったので、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ トチ狂って続編とか始めなければ延びる事はないはず。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1060 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 20:23:30 ID:GN4tiMts0
- (13ない夫関連かしら議論て
短篇はよい文化まってますん
- 1061 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 20:34:48 ID:???
-
./ ̄ ̄\
./ _ノ ⊂_ ‐-' <
| ( ―) λ ヽ
,ヘ__| .u (__人) ヽ ',
__,/ ` < ⌒ノ . r'-‐¬
/---‐――--.、ゝ\ ノ 」-‐>ヽ \ -、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ノ /.:.:.:´.:.:.:.:l (__丿
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.´.:`ヽ ヽ..:.:.:.:.:.:.:.:!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ l`.:.:.:.:.:.:.! その日俺は憂鬱だった。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:_ __ヽ-、 !.:.:.:.:.:.:.:.!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:_十''''''''"".:.:.:.:.:.:.:.:.:\ <.:.:.:.:.:'.:.:l
::::::::::::::::
:::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄~γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || 例えば昨晩見たノンフィクションを自称するドラマが、
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || 脚色バリバリで原形をとどめていなかった事や、
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || 野党がまた良く判らない論法で
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || 政治と関係ない事を騒ぎ立てていた事……。
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || その理由の一つ一つを挙げて書き連ねれば、
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... || それこそ帳面のページが何枚も埋まるだろうが
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
:::::::::::::::::: │ あしくびあしくびあしくびあしくびあしくび... ||
::::::::::::::::::____│.__________________..||
::::::::::::::::::────へ──────────────────´
.
- 1062 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 20:48:33 ID:???
-
/ ̄ ̄ \ -、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(=)(= )/ ´/ /)
それを大雑把に纏めれば、 (__人_) { , ' ´,/
'、`⌒ ´ V __, <´
“未来への不安”の一言になるだろう。 | 〈´/::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ
ここに“小人閑居してなんとやら”を当てるのは、 `ュ`ー─ー V::::::::::::::Λ
/ム _ , -./V::::::::::::::Λ、
誤用だそうだが……。 _,. -/:/===/´..::/i:::::::::::::::::::Vヘ
//./.::::{ | :::::/::::i::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::::::l |::::::::::::::i::::::::::::::::::::レ;
i :::r :〈 ::::::::i |::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::ノ
i :::| :::::'., ::::i {:::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::',::::i ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/  ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
| |
,ヘ_ j u. / “人間、暇を持て余すと碌な事を考えない”と言うのは、
__,/ ` < i /
/---‐――--.、ゝ\ ./ どうやら、一面の真実を張らんでいるようだった。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./⌒ヽ. ´_ ノ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.´.:`ヽ 高校進学を目の前にして、中学はもう自由登校。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:_ __ヽ-、 行くところも、やる事も、やりたい事も無く……。
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:_十''''''''"".:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.
- 1063 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 20:55:37 ID:???
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 俺は、部屋の中に閉じこもり、
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 来るかも知れない
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| ̄|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: “明るくない未来”のことばかりを考えている……。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| r√入.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |{ (5).:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||└ヽУ.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::|| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||_|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| |:::::||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.
- 1064 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 21:23:53 ID:???
-
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)( これは精神に良くない。
| (__ノ`,
| ン′ 何処でもいいから外に出よう。
_ノ `、 7
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ そう思ったのは当然の判断だったが、
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、 そこで躓いた。
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ 今の俺には、行ける場所も、行きたい場所も、
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ 会いたい人も誰も居ない……。
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
、i;:;:;l: : :.l l: : : : : : : : : : : : : : : :.r'/: :./;:;:;
,. -‐― 》 . ヽ;:;l: : //: : : : : : : : : : : : : : : :.l |: : :/;:;:;:;
/ ノ `、:.//-、: : : : : : : : : : : : : : //: : /:;:;:;:/ ...
', ________ ',/  ̄~ ~ ̄//: : /:;:;/: :
. ∨ / \ i i i: : //: : : : ……人口比、二百対一。
∨ / .《 l l:/: : : : : : :
∨l / l ',: : ‐-. . . . . . . . . . . .l l: : : : : : : : : : それが、俺をこの部屋に閉じ込めた現実だった。
iハ | ´ ̄` ´ ̄` l ∧::::::::.... : :.:.:.::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
l ∨ | ,_ _ 、,,__.、 lハ `ヽ、::::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : : . 希少な保護動物である男性は、
∧ ヽ、_ | `¨¨´ ',、 ヽ::::::::::::::::::::::::::l l: : : : : : : : : :
/ ∨  ̄` ' ー- 、 ⊂つ ⊂つハ ヽ: : : ::::::::::::::l l: : : : : : : : :/: 一人で外を出歩く事すらままならない。
/ , '´:∨ `ヽ (__人__) /´`ヽ ト、: : : : : : :.l l: : : : : : : /: : ..
. //: : :/ヽ、 ', /´`ヽ、 ,.ゝ'," i^ti `ー- 、: :l l: : : : : :./: : : ..
. 《: : : / /: : ヽ、 '>i_,.....,_ ト,´o_,<.ト'"ノ、 / ` ^' ヽ、::/: : : :
\/ i:.:.: : : /`ヽ、 ゝ `゙'ー-- --y' / `゙
\ i::::::::::::i /` ー- 、 / r-'´¨
ー-、:i .l ` 'ー-- .,,__ ./ /: : `ヽ、
.
- 1065 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 21:37:36 ID:ZB1RmE7b0
- あの世界か…
- 1066 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 21:40:12 ID:???
-
__\、 _
'" ``丶、
/ :. ヽ
_ -= / .: ..:/ :i ',
 ̄ ̄/.:/ :// ..:/.: .:/:. / :| ',
/:/:./ :.':. :. :./ :/: .: .: ' .:.:.:' .: | i:.
' .:/:. / .: ./:./:/:. :. / : /:. /:| |:|
{_彡:.:./ .: / ̄/7:. / }/7:.:7 十 /! 勿論政府も、その辺りは配慮している。
/.:/.: .:小''斥示' ィア宍_ .: .:.,
/ ⌒¨∧ 辷 ソ 辷 ソ .: .:/ヘ{ 男の子が一人でも外に出られるようにと、
/ .::/ (ハ , /.::::::/{| ノ
, / .:.::/ ヽ圦 / .::::/_/ 専属ボディガードの派遣などを行っているが
/.::/ .::::::, ヽ -==- '.: .::::::::' ||
'⌒ 7 .:::::/ > / / .:::/ ||
/⌒7' /.:.:_} ` ,./_/ /{ リ
/ _//`〜、、 /:/_ ノヽ_ 「私が政府より派遣された、貴方の専属ガードです」
_ 彡/ニ|//////天/////∧ニ\
-‐…・・・・・・・…‐ _ -/ニニ|∨////::::::∨////|ニニニ=- _
-‐…・・・・・ ___ -‐ニ二 /二二 |∧/// :::::::: ∨///|二二∨二二=- _
⌒ー---- -=ニ =二二二 , 二二ニ: : :. ̄vx=ミ:// ̄/:|二二z∨二二二二}=-
-=ニ 二二二:/二二二{: : : ∨:::::::::∨: :./: :|二二二V二二二ニ, ニ|
i-=ニ二 =ニ|二 i二二二=|: : : :, ::::::::::: ∨/: : :|二二二 V二二ニ /二 |
|-=ニ二=ニ|二 |二二二=|: : : :i.:::::::::::::::|: : : :.:|二二二ニi二二=/二ニ:|
/  ̄ \
. /
/
| _____
__ | ー  ̄  ̄ \
./ 二 \. \
′ ,/ \ なんと言えばいいのか、
/ / / | ヽ\
/ / | | | | ヽ それではダメなのだ。
| | / | | ` ー | __」__ ∧
`ー┼―― ' 「 \ \ ヽ | ∧ 監視され、守られて、
ヽ=- | | ヽ. \ / |
| | ―― 二==ニ三 三三ニニ= | 行った先の人達に迷惑をかけて、
| | ニ三三三二== ニ三三三三. |
| | |||| | | / それで楽しむのは俺には無理だった。
| | |||| | |. /
| | ___ | |/
| ∧ / ]! | ,ハ 「……誰も迷惑しませんて、
| / \ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ハ
| ./ ‐- ____ イ \.| ∧ むしろ経済効果とかもあるんですよ?」
|/ /:::::::|\ /|::::::::::::::| |ハ \
/::::::::::::| |||| |:::::::::::::::::| \ \
/:::::::::::::::\/::::::::::::::::::|  ̄ ̄
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.
- 1067 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 21:49:03 ID:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) | 「息抜きの気分転換で、
'、`⌒ ´ u |
| | 態々ボディガードに来てもらうのもなぁ……」
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、 そう、何度重ねたわからないサイクルを
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: { 俺はまた一つ繰り返しかけて
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
.
- 1068 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 21:56:48 ID:???
-
______________________________,、‐''゛ |::|
──────────────────────────ーi´| | _|⊥ -‐  ̄
| ;| ├…  ̄ _|::|-‐ ¬  ̄
| :| ├…  ̄ |::|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二Tニニニニi | :| | |::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | | | :| | |::| 俺はふと、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | |__|_,|,, | |::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | |.:.:| || |::| 一か所だけ一人でも行ける場所がある事を
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | |.:.:| || |::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | | |.:.:| || |::| 思い出した。
二二二二二二二二[三三]二二二二二二二二二⊥ニニニニ|.:.:l] |┴- ..,,_ |::|
─‐┐__ ____ __ ____ |.:.:| | ⌒ニ=- ..,,_
二二rイ __]二二二丁 r─‐┴ー┴┐ r┴ー┴‐┐:|.:.:| r┴───┐ ⌒ニ=-
─イ:| i| 丁¨二二二i|'´|| l丁二二二丁| |「¨丁¨二二⊥⊥......⊥`¨|¨¨¨|¨「 r─────‐
‐| li| | i|__∠二二二二二ア|__,,|弋──‐ァ゙¨¨¨¨¨丶|_||`丁¨7¨¨¨¨Y=-..|,_ | :| :|i^''ーn──r─
. | li| | i| ||───‐||‐'||:| | ||ニ\~¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨\|`丁¨|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨\|| |:| |\ ̄ ̄
二|i|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄アl|:| | ||ト─|¨7´ ̄ ̄ ̄`Y´i| i| i|\_i二二二二二了¨¨¨¨¨¨',|\|二二
|i丈二二二二二二アi'´||:| |`'|| ||__|_______|__i|__||__|| ̄_||___\ || ||_____|,,|_|__
|i || || || .|| || ||| || || ||\________\`'||¨¨||¨¨|| || |トミ`〜、、
|i ||/ ̄ ̄ ̄ ̄/||| || ||i==i||\廴________,ノ || || || || || || `丶、`丁二二二二
.. |/ ̄ ̄ ̄ ̄ `刈 | || ||\||___,,\|l || || || || || ||_||──‐‐||─ 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ア || || ||──ーー|||l ||\_||_||_||_||\|| ||\__||____\
/| || || || :|||l || || ̄ ̄ ̄ || ̄|| || ||¨¨¨||¨¨¨¨¨||
/ ィi| || || γ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ || || || :|| :||
_________// | | ||\||___|_______|________ || || || :|| :||
.
- 1069 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 22:16:48 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__) 「学校かぁ、盲点だったわ」
| ノ
.| |
人、 | 毎朝毎夕の通学にボディガードを伴うのは
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 流石に威圧的……どうやらそんな意見があったらしい。
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ 例外的に、通っている学校だけは
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ 専用の自動送迎車で、ではあるが、
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、 自由に行き来が出来る様になっていた。
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
.n _ ... _
i ! /。 \
.i ! / ゙、
i ! 〃トi ゚ ! 正直そこは、余り良い記憶の無い場所だった。
.i ! ノ ! .: . |
i ! ーi .:: ! ! 聞いた話によると、一昔前と比べれば
.i ! /´! i:: ! |
i_!/ i :i|:: .::|. | 大分マシになっているらしいが、
(/ ! :||:: :::|i:. |、
iンヽi :::||:: :::|.L_j" 自分は珍獣で、トロフィー、安楽な生活へ続く鍵。
.i' ヌ!¨ ` ̄ ̄ !
ヽ_イL,____」 楽しそうにしている女子を硝子越しに眺めて、
.i ! / !
i y ! 捕まえようとする女子の手を躱して、
.v , , , , i
/ ; .; ; ; ! 今にして思えば、やる事があった分、
,' ; ; ; .; i,
ー-,ニニL三iニ|―゙ ,..............r―┐ 一人部屋に閉じこもっているよりは
i, |,' i ‖ ̄ ̄ ̄i:!-i゙!
;i, .! ,' .‖ |l || 幾分マシだったかもしれないが……。
ハ l{ .! ‖ .|| ||
.! ! !i { .‖ |l .||
.!i .ハ ゙! ‖ .|| .||
├‐┤.├‐┤ .‖ || .||
| ̄,' ;; ! ̄| ‖ .|| .||
| i; ; ;| | ‖ || ||
| ,! ; ;.;! .| .‖ || ||
| i ; ; l .| ル-― '"  ̄ || ̄¨ニ=i
L,」_i_l-:| /_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7|| ̄ _」
...........i゙ i:::::::::i゙_i:::::..... ー"ーーーーーー∠,¨-‐ '"
:::::::::└‐┘
.
- 1070 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 22:26:42 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒) 「……ま、折角だし行ってみるか」
. | (___人__)
| ノ
.| | それでも行ってみる気になったのは、
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ どうしてだったのか?
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、 俺は、生徒手帳を取り出すと、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ ポケットに入れて部屋を出た。
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
.
- 1071 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/10(火) 22:28:17 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ なんか頭痛いんで今日はここまでにします。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 昨日寝るとき、扇風機タイマーにし忘れたのが悪かったかなぁ。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1072 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 22:29:46 ID:77bxDPZN0
- 乙でした
お大事に
- 1073 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 22:32:56 ID:IYvtLVqN0
- おつでした
扇風機当たり続けてると脱水症状危ないのでほんと気をつけたほうがいいですよ
- 1074 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 22:33:35 ID:GN4tiMts0
- 乙様ー
- 1075 :名無しの読者さん:2018/07/10(火) 22:42:57 ID:2kzPw24A0
- 乙でした
- 1076 :名無しの読者さん:2018/07/11(水) 00:33:51 ID:IMlDdZ7T0
- おつです
お大事に
- 1077 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/11(水) 19:34:14 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ ……続きを始める。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 即興の上にながら投下なので、
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ いつも以上の遅滞が予想されるが。
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1078 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/11(水) 19:35:12 ID:???
-
ー======================────--------ミ、
/ー==ニニニニニニニニ7´,ィ=====┐',.v──────ー┬─────┐∨
//: : : : `"7""´i:ヽ'´,イ┐i:.{i:i:i:i:}i i.i.∨二i二ニi!二二二i!二二二二二ニi! .∨
,。イ/''´_,。、: : :./ィ、i:i:iイ//,,,,,,,,}i}ィ≧≦i! .i i ∨ニi!二ニi!二二二i!二二二二二ニi! i!
{イ--=≦三≧ニニ{i:i:ノ./.ソ/ー=彡),,。-==イ .i .i ∨.i!二ニi!二二二i!二二二二二ニi! i!
./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾミ≧ ゞ''""´ ̄ .,。vi irn、''─────.┬─────.┘ i}
‖ _ .i ゞ.| イ二}i__.iゞー'。。。。。。--=≡≡≡≡≡≡≡ i}
.トv┬=匁)===vッィ======i|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/'''i| i -=- .i}
}((ノマ三=三三={.iア)()()}:::i| >'´ ̄`ヽ/ i| i /,。= 。ヽ, i}
| {二二二二二.i{ ̄ ̄i! ̄i| / ,ィ≦≧ 、 i .i ./i:i:i:ヽ∧ __|
h{{//////////i} __ | /i:i:i:三i ヽ,:', .i __,,,,,,。。。==={ー,'i:i:ィフivi::i} ̄ .リ
.ゞ___i´ ̄`i''''''''´ 〔()i!|. .|_,,,,/i:i/ヾリイ'vi}::}イ}´ ̄ .ノ /i:i:{≧≦}}マニ=ー''
ゝ===ゝェェェ三三ヽ,。イ___ii:i:i:>()<}i:/_ゝ====ニニニニ二二二i:i:i:i∨_∨ノ
マi:i:i:i:i:i:i:i:/""""""´.マi:i:i:∨{〕ゞi/::::::::::::`'''''''''´::::::::::::::::::::::::::ヾi:i:i:i:i:/二ニ=ー
ー==ニ::::`''''''''''''´:::::::::::::::::::::::>=ニ二ニイ:::ニ=ー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏ ┓
┃ 送迎車はそのイメージにそぐわず、一般的な商用自動搬送車両と同種のバンタイプになっている。 ┃
┃ まぁ、貴重品の在処を触れ回るのは愚かであるし、いざと言う時の救急搬送や簡易シェルターも ┃
┃ 兼ねるとなると、このタイプが便利であるらしい。 ┃
┗ ┛
/ / /.:.:.:.:.:/.:.:}::.:.、::.:.\::.:.ヽ::.:.\
| | i|:.:.:.:.:.:|:.:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.| 「……何、だ…と」
| | i|:.:.:.:.:.:|:.:.:.|:.:.:.}:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
| | ト、 ∧:.:.:.:.:|:.:.:从/|:.:.;イ:i|:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
| |十ヘニヽト、l: .:l/::「/::l7Tニ/|:.:.:.:.:.|
| トィ斧=ミ ィ斧 =ミ:.:.|:.:.:.:.:.| 生体認証で扉を開き、端末に生徒手帳をかざすと、
| 弋r:::リ l. ヒrリノ .:.:.:.:.:.:.|
| l |: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:| 車体は、いつもの通りの自動送迎モードに入った。
| ト、 u ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'}:.:.:.:.:.:|
|l ∠二ヽ.:.:.:.:.:.:.:./Y .:.:.:.:.:| ……なお、保護者か専属ガードが同乗していれば、
|l l /\ .:.:.:.:.:.:.:.:./∨.:.:.:.:.:.:|
lヘ i|,/.:.:.:.}\ .:.:.:.:.:.:.:イ V.:/.:.:.:.| ロックが外れて自由に移動する事も出来るのだが、
从 i|.:.:.:.:/| ≧ =升:.:| .マ.:.:;イ |
ヽl.:.:/ ノ ,ノ::::ト、 }ノ iリ 思い返してみると、今までその機能を使った記憶が無い。
_ , イ/::::\ ....:::::/::::ヘ=- 、
_ =≡//ヘ:::::::::::::>,,,<::::::::::: /////∧= _
_ - =≡////////\ マ:i:i:i:7::::::::: ///////∧ ≡== 、
/ ////////|:::::::\/ i:i:iイ::\/:|///////∧ ヘ
./ /////////| :::::::::::: i:i:i:i:i::::::::::::::|////////∧ ゝ
.
- 1079 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/11(水) 19:52:45 ID:???
-
、、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : : : : : : : : ////i:, : : : : : : : : ∧: : :
: :`ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ --─  ̄: : : : : : : : : : ://∨ \i:, : : : : : : : ∧: :
: : : : : :ニ=-─…  ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : //∨ 寸i: : : : : : : :∧
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : //∨ 寸i : : : : : _: : :
ニ=- _: : : : : : : : : : : : : : : : : :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:: : : : : : : : : : : //∨ ∨i: :Y´ `Y
~ ─=二二=- _: : : : : : : : : : :\________\: : : : : : : ://∨ ∨i人 人 因みに中身はと言えば、
 ̄ ─ニニ=- _: : : : : : \_____\_:_:_:_:_:ム∨ Yi `¨¨´
 ̄ - _二 ̄ / ̄__|二|__:\___.\ Yi: : : : : : 学生には不相応に豪勢で、
/: : : : /:::/⌒i ∨:|| ̄ ̄|:|∧ Yi: : : : : :
/: : : : : : {::::{-rイ }::}|二二|:| _゚。 _____ } }: : : : : : 豪華すぎて落ち着かないと、
_ ─ ___∠ -,、イ ̄ ̄ ``7宀宀r''"´ ̄ ̄ ̄`ハ_| |乂_乂____} }: : : : : :
 ̄ <.:.:.:.:.: : 弋二二二二:|: :|: : : : : : : /: : : : : ‘, : : : : : : : :/:.::|<`二二二二L_ |: : : : : : 家族が使わない一因となっていた。
∨.:/:∧.:.:.:.:.:.:.:.:∨777777| |: :| ̄ ̄ ̄7: : : : : : : :V ̄ ̄ ̄ |: : |\`Y´ ̄ ̄7´ゝ、 ̄ ̄``丶
: ∨.:/:∧.:.:.:.:.:.:.: ∨/////り: ::| ̄ ̄ ̄|: : : : : : : : :| ̄ ̄ ̄ |: :.:|::::| | ̄ ゙̄|`丶、 `¨¨¨¨¨¨¨ 特にシートとサスペンションの質は良いらしく、
.:.:.∨.:/:∧--─.:.:.∨/////: : 「 ̄ ̄ ̄|: : : : : : : : :| ̄ ̄ ̄rkぅうv| |:::::::::: | ≧=‐ -=
.:.:.: ∨.:/:∧.:.:.:.:_.:∨Y´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ´ ̄ γ´ ̄ ̄ ̄rf f〔迄ソ| |::::::: : | | ̄`丶、 中にいると悪路でも滑る様だし、
‘, .:. ∨.:/:∧ ̄.:.:.:.:.:∨_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:{_:_:_:_:_:}_:_:_:_:_:_:_:_:4ン辷ソi| |:::::::::::| |::::::::::::::::`丶
:∧.:.:.:∨:/.:∧.:.:.:.:.:.:_⊥-─ ァ  ̄ \/ ̄~\: :.::|ニニニニ刈圸| |::::::::: | |::::::::::::::::::::::::::\ シートを倒して上で飛び跳ねても
.:.∧.:.:.:∨.:.:.:.:},,x*''” / /.:.:〉 /: : \|ニニニニニi|\__ ∧:::::: | |:::::::::::::::::::::::::::::::
.:.:_∧.:.:.:):::,x*''” ̄  ̄  ̄ /.:.:_-ニ- ./: : : : :√ ̄ ̄ ̄ | :|V∧:::::| |:::::::::::::::::::::::::::::: 外には分からない程なのだとか。
'": : :),x*''”二二二 ̄二二 ア.:.:.:.:_‐二- /: : : : :.j{ | :| V∧:::| |::::::::::::::::::::::::::::::::
,,x*''”.:.:.:.: / /.:.:.:.:._-二- /: : : : : j{ 乂 | ∨∨ |:::γ  ̄ 丶:::γ
.:.: / /.:.:.:.:_-二- ,.:゙: : : : : :j{ γ⌒ヽ ̄\ \ |::::|乂__乂|:::|ゝ
.
- 1080 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/11(水) 20:12:15 ID:???
-
_``丶、、__|:.:.:li|:.:.//:.:.:.:.:.:.`トキ====Llーァ:'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:`ヽ. _,.ィ'゙| | | |
``丶、_ゝ-|:.:.:.}}:ノ':.:.:.:.:.:.:.:.:.|ゝユ、 ̄`「'/ア|=============、: :.ト、 トl、! | | | |
| |:.:.:{レリ:.:.:.:.:.:.:.:. : |l| fi、 | | | |:.:.:.:.:.:._ri -‐、:.:.:.:.:ll: :.| \ | |_|゙'l>'´
| |:.:.:メ{!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|キ=lti、、__| | | ,!∠二 ,'ニ=、、`ヽll: :| 丶、 |'´
| |:.:ムソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|リ | l| | | |ノ|:.:/ /」, _, jフ /:ll: | ``ト、
、、 | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | ,! |l、 | | し!:(_`~´ `´ 〈:.:ll:ノ!_,. -┬- 、| `丶、_ また、偽装で窓は塞がれているが、
``' ー-;|_|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | / ゙il | | ヽ、:_:_`_丶、__j:_リ !、、 |:. :. :| ┌‐
| ̄|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |={ト、__lL.」 | ,. :´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``ヾ ``'|==|z、__|「 外部監視の為か
、、 | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | lト. ヾーイ /|====ァ====,、=z=、: :゙!―-|、_.| |ト、
: :``' ー-.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | Vir―l||l |l ||r'`弋 r'"´|,rwi:::ll: :|___|: : : 「lー--|l、_ その内側はスクリーンになっており、
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|_`| W ||. ||^> ´〉 )-彡<二ll: | `! ̄:H-、,__lL..
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| |: `| r|l| ||. |,ノ::/ ,.、_`´ \::::::::::ll: |. |: : :| |  ̄ 補正を受けた隠しカメラの映像が
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|`'ー、| ||',i || K::〈_‘ーr、`t, ,、ヽ:::::::ll/| |: : :| |
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : :| ||_l| || 'i、:::::: ̄´//::〉 〉:::::リ| |: : :|.L _,. 投影されるようになっている。
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : :| `゙|l l.L_`二ニ=====彡ノl__ ,. -l― '|"´
: : : : : : :.| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|: : : :| リト、_rュ_`二二二二二フノノ |: : :|
/ ̄ ̄ \
_.,ノ ヽ、,_ \
もっと男性が活動的だった時代に因んで、 (= ) (= ) |
(__人___) u | ⌒ヽ
この種の男性専用車はハイエース型と言うらしいが、 '、 | ____ ,.-、ヽ、
,,. -ー| |ヽ__∠___ゝ」 r'
正直、もうちょっと日常使いにしやすい車の方が / .::::::、::| /ィ::::〔 _,.-ー `'r-、
l :::::::::::::::::ヽ__、____,. ":::/:::〔/ l:::. ヽ
良いのではないだろうか? 」 ::::l:::::::::::::::「二二::::/ :::::::ト、 y |::::::. ',
l ::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r l:::::::: i
/ :::::;;:ーミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、_ ノ L::::|
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く:::::::::::::::: i::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 :::::::::::::::: ||
/ ::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::V :::::::::::::::: |
.
- 1081 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/11(水) 20:18:57 ID:???
- 雷が酷いので一時撤収……。
パソコンの電源落とすわ。
- 1082 :名無しの読者さん:2018/07/11(水) 20:31:24 ID:Px4e2PfE0
- 乙です
お気をつけて
- 1083 :名無しの読者さん:2018/07/11(水) 21:21:34 ID:yhWyCwZ30
- 乙です
- 1084 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 19:07:05 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ すいません、気が付いたら寝てました。
〉==⊆レル!'´
}== {;;了 昨晩は、篠突く雨と轟く雷鳴に、近くの大型病院に
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ 救急車が幾度も重なると言う割とアレな状況でしたが、
〉二i r;;;r‐┘
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 少なくともウチ近辺は災害も雷の停電の類も無く
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ ちょっと派手な夕立が長めに続いたなって感じでしたねー。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1085 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 19:09:30 ID:???
-
.,;、 ,、
,;;;;ゝ;;;ゞ;; :
~ii" ii 'i' :::
゙'''" "゙"'''""゙'''' ゙''; ;: : : :: ,,;""゙'''" "゙"'''""゙'''" "゙"'''""゙'''" "゙"'''"" " ゙""゙ "゙" "゙" ""
゙"゙'''" "゙"'''""'''゙'''゙ ; :: .. .. .. .. :: ::: ; "''"゙''゙゙''゙゙"゙゙''" ゙゙゙ ゙゙" ゙゙""゙゙" ゙"" ゙ ゙""゙" ゙ "゙" "゙ "" ""゙ ""
" ゙"゙'''" "゙"""゙゙ 、'';; ;; :: :: ::: ::: :: :: ;;'',, ,,; "''"゙''゙゙''゙゙゙''" ゙''゙゙ ''゙゙ " ゙""゙ "゙" "゙" "" ゙ "゙ ""゙ "" "゙""゙
''゙" ゙"゙''""゙" ""゙",,;'';;'';゙ヾ,, ::: :::: :: ;;ヾ;;";;゙;'';;'''- :;,," ゙''゙゙ ''゙゙ ゙""゙ "゙""゙" ゙"" ゙ ゙""゙" ゙ "゙" "゙ "" "" "
" ゙" ゙" ゙" ''",,;''゙''"゙''゙゙''゙゙゙;; :: :::: : : :: ::;;゙ヾ;; ゙''"゙''゙゙''゙゙"゙゙'''ー ..,,,, ''゙゙゙" "゙ "゙" "゙" ゙"" ゙ ゙" "゙" ゙ "゙" "゙ そんな詰まらぬ事を考えながら、
゙' ゙" ""''゙"゙,,;;'' ゙"゙'' ゙"゙''゙"゙''" ;; :: ::::: :: ::: :::: ::;;;゙ヾ;; " ゙" ゙"゙''゙" ""'' ゙"゙'゙'''ー ..,,,, ''゙゙ ゙" "゙ "゙ ""゙" ゙"" ゙ ゙
゙" " ゙"゙;;;゙" ''゙" ゙"゙''""゙" ゙" '' ;; :: :::: : ::: ::: :: :: ::;;゙ヾ;;、 " ゙" ゙" ゙' ゙" ""'' ゙"゙""゙゙゙''' ー- ....,,,, " ゙" ゙" 街並みを通り抜ける。
" "゙ ;;;''"''" ゙" ゙" ゙" ゙" ''""゙" ゙"';; :::: :: ::: ::: :: :: :: ::: :: :::;;^ヽ;;、 " ゙" ゙" ゙' ゙" ""'' ゙"゙"゙" "゙ ゙"゙ "゙ ゙"'
゙::;;''゙ " ゙" ゙" ゙' ゙" ""'' ゙"゙"゙" "゙ ゙" ゙;; :::: :: :: : :: : :: :::: :: ::: :: : :;;"-;;、,,"" "" "" "" "" """" "" 気の持ちようでこれ程まで違うのか?
ll ̄l――― l ̄l――― l ̄l――― l ̄l――― l ̄l――― l ̄l――― l ̄l――― l ̄l―――
|| | || | || | || | || | || | || | || | 毎日見ていた筈の景色の中の、
|| | || | || | || | || | || | || | || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 気付かなかった事ばかりが目につく。
' . : '.
, ' ; . :
______________________________________
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
: ' . ' : '
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ⌒) (⌒)
| (___人__) 「……ここ、自転車か何かで走ってみたいなぁ」
.| ノ__
| _/  ̄\ヽ
人、 '、/  ̄ ヽ '、
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v 風を受けて、自分の足で……。
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、 自転車通学の女子達は、送迎を羨んでいたようだが、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^ 俺は逆に、自由気儘に走っていける彼女達を羨んでいた。
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧| 素直にそう感じられることが、何故だかどこか、ほろ苦い。
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ノ
.
- 1086 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 19:18:28 ID:???
-
_ __
/´/∠彡≦ __ ¨`ヽ _ _ -=ニニニニニニニニ}
〉イ ≦ /ニニニニニニニニニニニ.}
{ _ ミ=- _ _/ニニニニニニニニニニニニニ}
ハ {ヽヘ,仞`ヽ{ リニ=- '´ ̄ `-=彡 V∽ニニニニニニニニニニニニニ=-
从{爻 「 }‘, `ト ヽ=ニニニニニニニニニ=-
ハ r¬ .: }__〉 } {ニ=ニニニニニ=-
ヽ、 ,ノ{ゝ、 }|i;, -‐- /ニ, } ヽ、
` 爪 {へ.,_ノ }i;,_ ^¨´ ! :. 「~\`'ァ
/ `¨¨¨ヾlililili __ ′ .}r┤ ヽ〉
いつもは自転車で賑わう道を、 ≧7ヽ、 _,.ヘ / ¨´ζz‐ァ…} 八ム _ =-'^
〈 {(゚д゚)ィ…┬ミ_ / レ′,/,.,ム,_ /
ただ一台、通り抜けていった。 r゚。 { --┼¬ | ┼ 〈[皿] ムレJJヲ ゚
┌┼├ ┼ ┼ |┼┼メ ヽ 〈
いつもと同じ道、同じ曲がり角、 ├┼┼ ┼ ┼ |┼┼メ \入. ゚。
┼┼ ┼ ┼ |┼┼メ, /| \//∧¬…┐
同じ家々、同じ木々、 「│┼ | ‐‐‐‐| ┼メ、/ , V/∧'…‐┘
├ ‐┼ |‐‐┼ | ┼メ/ 。 V/∧}
いつもとまるで違って見えるその道のりを、 | i ┼ | ┼‐‐┼ ト,/ ト、__ムV//
`¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ミ彡/ 、 V//ハ∨.∧
俺を乗せた車は、滑る様に走って……。 . -‐‐‐- ミ彡 \\ V//.}}//∧ c ミ ,
. -‐‐‐- ミ彡 } \\ V//}レ'//ハ
そうして最後の曲がり角の向こうに、 / / ヽ. }、 \\V/.}{ニニニニ} Vハ
/ } } } } \\.}{ニニニニ} /
いつもの学び舎が見えてくる。 / / } } } } . \\{ { } }
/ / ヽ // /ハ . / \\', ニ= =ニ } }
/ ′\ // // / , , {─┼}\〕 / \
′ \ // // / ′ ゝ、__ハ . ヽ /
. // // } } ヽニニ}ニ 、 / ′
. 三二ニ=- 〔二二二) } } 八ニヲ ニニ\二ニ彡'
{ ニニニニニニニ=-
{ { / | =ニニニニニニニニニニニ=‐
, ′ ′=ニニニニニニニニニニニニニ=-
, / |
′
.
- 1087 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 19:43:14 ID:???
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/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.イ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/| |
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ..| |
ヾ===================================================== コ | |
| | | | | | |;;;| | |
| | | | | | |;;;| | |
| | __@ __@ _ __二 __ __00 __ | | |;;;| | | 校門脇の駐車場区画、
| | ‘==勹‘==勹 ト=‘==勹 ト=‘==勹 ト==、 とつ .| | |;;;| | |
| | |-ト`丶|-ト`丶 ||-ト`丶 | ||-ト`丶 | | _ -.、 .| | |;;;| | | 三年の割り当てがぽっかり空いた駐輪場を横目に、
| | r==,入\r==,入\ r==,入\\. |r==,入\\. | i_.r,〃ヾヽ| | |;;;| | |
| | /´〃'| |/´〃'| |''ヾi/´〃'| |''ヾi \/´〃'| |''ヾi \rヾユ、 ,>),!.| | |;;;| | | 車を降りた。
| | { { {! c|j{ { {! c|j },{ { {! c|j },!} { { {! c|j },!} ヾゝイノヾ‐シ.| | |;;;|
| | ヽヾ、 _,.ヽヾ、 _,.ノノヽヾ、 _,.ノノ ヽヾ、 _,.ノノ  ̄ `~´......| | |;;;|
| | ` ー‐''´` ー‐''´ ` ー‐''´ ` ー‐''´ | | L二
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
日差しは柔らかく、空は青く晴れている。 / :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::(⌒).(⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ノ
「……いい天気だ」 | :::::::::::(__人___) .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | /):::::::::::::::::::::: /
流れる薄雲を目で追って、そんな事を呟いた。 | :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
.
- 1088 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 19:57:09 ID:???
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| / / ニ=-
| / / ニ=- :|: : :
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二=-.:|: : : : : |: : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::::||:::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::||:::::::::::)>' i¨: : :.::|: : : : : |: : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||::::/ ̄\::::::||:::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::〕=- :| : :.:.:|: : : :.:.|: : : : : |: : :
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二=-.:T”: :|: :.:.:|: : :.::|: : : :.:.|_ .. -‐: ¨: : さて、ここから昇降口は真直ぐだが……。
::::::::::::::::::::::::::::: |||::::::::::::::::::::: ::: ||: :|. . . . . . | || 〕=-:i¨: |: : :| : : |: :.:.:| __ -|‐:' ゚”|: : : : : |: : :
::::::::::::::::::::::::::::: |||::::::::::::::::::::: ::: ||: :|. . . . . . | || |: |: :|: : |: : :|_. -|‐:.:「: : :.:|: : : :.:.|: : : : : |: : : そう考えて、首を横に振る。
ZZZZZZZZZZ|||ZZZZZi゚´ ̄||Zi!. . . . .....lZi||ZZZZI|: |_..l-‐: ¨:| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.:.|: : : : : |: : :
||| |. . ..|| |. . . . . . | || |¨|: :|: : |: : :| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.::|__:_: : ⊥ - おそらく、今日この時を逃せば、
||| |. . ..|| |. . . . . . | || |_.|_,,|...、l---ー┿¬f:¨:¨丁 ̄.: :|: : : : : |: :
二二二二二二|二二二二二..|l二二二二二二二二.|: |: :|: : |: : :| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.::|: : : : : |: : この学校を見て歩く事はもう二度とないだろう。
[||l] |... . ..|| |. . . . . . | || |: |: :|: : |: : :| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.::|: : : : : |: :
[||l] |... . ..|| |. . . . . . | || |”|¨:|¨¨|"":|"'''T冖¬¬┿…‐┼------ 今日俺は、ここに回り道をしに来たのだ。
||| |. . ..|| |. . . . . . | || |: |: :|: : |: : :| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.::|: : : : : |: :
||| └--..|| |. . . . . . | || |: |:_:|: : |: : :| : : |: :.:.:| : :.:.:|: : : :.::|: : : : : |: :
||| || |. . . . . . | ||-‐=ニ¨ ̄  ̄¨ ニ=┴ ⊥.._: :|: : : :.::|: : : : : |: :
二二二二二二|二二二二二二二二二二¨| ⌒ニ=- _  ̄”“二ニ ==‐‐
´"ー=ニ_ ⌒ニ=- _ . . : : : : : :
. . ´" -=ニ_ ⌒ニ=- .._ . . : : : : :
. . : : : ´" ー=ニ_ ⌒ニ=‐
. . . : : : : : ´" ー=ニ
. . . . . . : : : : . . . .~" -=ニ
. . . . . : : : : : : . . . . .
. . . : : : : : : : : : : : : :
.
- 1089 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 20:20:16 ID:???
-
,:',:',:',:',:'ミ / /i! ! ,彡' ミ,:',:',:',:',彡,:',:',:',:',:',:,;'',;''
,:',:',:',:'';;'ミ / /| | |ィハ彡,:'彡',:',:',:',:'彡,:',:',:',:',:',:',:,;'',;'';;;
ミノ彡レミ" / ∠| ,| |=彡,:',:',:'彡,:',:',:',:'_ノ,:',:',:',:',:',:',;'',;'''川
,:',:',;'';;';'ミ / ,/||/レ'彡',:',:',:',:',:'彡',:',:'彡メ,:',:',:',:',:',:',:',:;;彡'ム
.ヘ从彡^ / |∠/|l/,:'彡',:',:',:'ミゞ',:',:',:',:',:'ィ'爻'从,:',:',;'',';';;;;',;''' 今は授業中……。
゙\ | / ,/|/| 彡,:',:',:'彡,:',:',:',:'_ノ,:',:',:',:',:',:',;'',;'''川ゞミ=ィ刈
\| | / |∠/レ ノ_ノリ彡',,;'',;'',;''ノ从从乂从 人ノ,:',:',:',:',:',:'爻'从 静かで人気のない構内を
\| | / /| |/ z=:'彡',:',:',:'ミゞ',:',:',:',:',:'ィ'爻'从,:',:',;'',';':',:',:',:',:',:',:',:,:,;
゙\ | / /| | | z=彡,:',:''ミ三彡,:',:',:',:'ノノ_ノリ彡',,;'',;'',;''ノ从从乂从 人 ゆっくりと歩いて行く。
\| | / /|__,|ミメソ,:',:',,ィ三彡,:',:',:',:',:',:',:',:',;'',;''',;'',;''乂彡''' "_ ,:;;;:.ィ''「||!|亥
____|____________l∠≦z=彡爻,:',:'彡,:',:'彡',:',:',,;'',;'',;'',;'',;''彡从.'''"::;_,.,,:x彡災炎メ|l||l|乂 この中庭は、普段は人が多くて
| 彡ミ三彡,:',:'彡,,;'',仆ミ彡彡从レ''"_,: ;. -''"≦爻爻炎爻メ|!|||爻
| ┌―‐┬‐―┐ ┌―‐┬‐―┐ ┌ミ三彡ノ,:',:'彳,:',:',:'ミ L. -''';;:::_,..:-'''.ニニニニニニニニニニニニニニ|}|||ニ 足を踏み入れたことがない。
| |_____|_____|, ゙|_____|_____| |__ミニ彡州く彡介ミ_,.-'汀ノ乂爻乂爻乂丈苅:艾艾艾艾|l|l|チ
|_______________ __.ミ三彡ル行个ーWyv;|;||==============|l!ニ='lV"‐十|j|!|| 一度くらいは、
____ 冂―――――‐冂 __ ___ | ||| | __ |l||.__. |:::| | |__lL.|l| | |.-‐十||||| |
|___||___| | ||ノ从、 ノ|| | |___||___| | ||| | |___l.|l||_||__| |:::| | |__|L.|i| | |.-‐十|l|{lレ' ここで弁当を食べて見たかった。
|___||___| | ||ミ从ミ ,从|| | |___||___| |_ |ll!...| |___l.|lll_||__| |:::| | |__|L.|!| 〔[[[[[[[「|!||l|L
(;:: ));; .)::..|(:; )ゞ.||^ll~゙‐ --‐'~'゛'|| |,,(;;:((;;: ;: ): ),.,.,|,,;|ii|,, |..,., ,.,.,, |ll|,..,.,,., |:::|..~ ̄ ̄|l|, ,:j王仁|l|l |゙
.;.: : Xx+ (: ヾ)|,,」l─‐ ‐-- ― .!! l ((;: ,::(;::.:;:));;)) .|il!)::; :)::ゞ );)|!l|ヾ);;))ゞ_ロ」(ヾ)ゞ);.|l|;) (;;((ソ;; (:(:|l!l||;)
,.,..(;; );;);;) ll/ .\\.エエ((;::.:;:.::;:.::::|il|;;:));::;ヾ;)::;|!l|;;):)リ::))三(::(:;:.:);:.;|l|::(:;::;:;((;::;( |;l|!|::)
;;);)));llレl/ \\{工工工工|il|工工工工|l||工工]}___iエエエエエ|l|r┬┬┬┬|l||l|‐
:::)::ゞl/ .\\ |l!|. . . . . . . ..|||l|,.「~¨¬ニ二l===゙┴┴┴┴┴|j||l|‐
王lレ' \,\ "^ : : : : : : : |l||: : : . . . ...||__| ̄| ̄丁ミlニニニ|}|{}|
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\ \ "^" : : : : : : : : : : : : : :. `└‐‐┘|jl|;i|
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.. . . . ..,. .. . . : ::. .:.: :.:: .\ ヽ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.j川l|、
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- 1090 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 20:28:22 ID:???
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` <
` < , -─-,.-- 、
` < , イ:::::::::::ミy:::::::::::::::::::ヽ
` < /:::::::::::::::::y::::::::::::::::::::::::::::ヽ
、 ` < /::::;':::::::::/:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
. 丶 ` < ,゙::::i:::::::::::i::::::::l::::::l:::::ト、:::::::::::::::::::i
. 丶 `ヽ l:::::ハ:::::::::ll:::::::ll::::::l::::l ヽ::::::::::::::::!
゙ 、 :. V >‐. 、 .从i ヽ:::::|マ::::ハ::::ハ:/_,,.. Y::l;::、:}
` ,,_ :. vマ´ マヘ- 、マj ヽ' .レ. ,∠,,,_ .l:リ-、マヽ _ 校庭。
`丶 : : : : :. i' .` ,ィ=、 ´{:::::゚リ` "} . リ::ノ≦//,}
ヘ :. l 丶 , ,i_.//ソ-==' まだ寒いからか、それとも偶然か、
ヘ ム :: ! ヽ _ ,.イ/´ ̄ヽ:::::::::`:...、
/,ヘ_ l ', 、 ヽ´ //,ィ.、,-‐、,r=、::::::::::\ 校庭を使っているクラスは少ない。
/◎γ´'====== /.l l: .ヘ ヽ´==i ´ ´ ┌======
/!/,ハ三三三三三三三/ l l:. 丶 マ三;;;;l マ三三三三三三 実を言えば、健康の為とかで、
/>一',ヽ ゝ! .l l ヤ 丶 ヽ l `¨フヽ ヽ:::::ヽ
<彡'///ヽ ', .l l ヘ ` 、 , -‥. \.l , イ ヘ ヽ::::ヘ 外のグランドで体育の授業を受けた事が無い。
. ゙マ/////,ヽ. ',l l .ヘ ` .、/´ ヾ、 :、_,,,,,,,,,,,,,,〉. マ::::',
. ゙マ/////ヽ l l . ヤ _ヽ-‐=- ,,_ .ヽ ゙マニミ! ';::::} ふと見ると、校庭の隅で鉄棒をしている女子の中に、
. ゙マ/////ヽ l l. ヤ ,ィ´_ ニニ _ ヽ.`丶 ヽ ` 、ヽ .}::リ
゙マ/////ヽ . l l-'.ヤ // / /`ヽ` 、ヽ、.、 .ヽ! /' 一人だけ半袖ショートパンツ?の生徒がいた。
゙マ/////ヽ . ! l_,,,ヤ i / / / ` 、ヽヽ ヽ l
゙マ/////ヽ! l:::::::. .',/ / / / \ ヘ.ヘ.、 ノ すげぇ。
゙マ////,l } ::::::. .', ./ / / /ヘヘヽ. ` ¨
゙マ'//,l ‖:.:::::::. ヘ / / / ヽヽヽ 見た感じ虐めとかではないっぽいが、
. ゙マ,ハ ‖::::::::ハ \ / / / ヽヘヘ
ヽハ ハ==彳ム ` - 、 / / 、ハ 寒くはないのだろうか?
ヾ ,イ:.::::';.:.:{i:.:.:.:.ム ヽ / / .} }
ヽ _,.イ:.:.:.:.:::::';.:l!:.:.:.:.:.:.:゙:..、 ,イ!.\ ./ .//
`r‐=≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.';l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧:- ..__,,,.. イ:./ ` .__ >' "
`マ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::/
`マ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::/
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 ̄¨¨““''‐-===-''"
.
- 1091 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 21:11:05 ID:???
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;.,:', .,:', |: |
:',,:',,:' .,:',,:',,:', :',,:',,:'. リ',,. |: |
i:i:i:i| :',,:',,:' .,:',,:',,:', ',,:',, _, |: ./| |
i:i:i_ ,:', ,:', ,:', 彡' ,,:',,:ミ、 |: /||::::| |______
i:i:i:i| nミ,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:..', ,:',',n.',,:', . |: |: :||::::| /|
i:i:i:',,:',,',, ...,:', ,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:',.....i:k ',,:',,:',,:',..i |: |: :||::::|./ :|
i:i:i:i|,:',,:'...._,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:' ,n,,:',,:', ,:',. /| ̄ ̄ ̄ ̄| | 知っているようで
i:i:i:i|ij,:',,,,:' ノ廴 :',,:',,:' .彡爻 从 :',,...,,:',,:',メ | :|____| |
i:i:i:i|彡' :|:i:i:| :',,:'.|:i:| |:i| |i|.._:',彡' |<:{}: : :.{} { ̄| | 知らない事だらけの校舎の
i:i:i:i| |:i:i:| |:i:| |:i| ..|i | | ̄ .rェェェェェュ !============
i:i:i:i| |:i:i:| |:i:. ,.,.; | | i| | | 外周をぐるっと回ってから
i:i:i:i| , , , ,,.. ; ..;_;xi:k.n´.:/ | | i| | |
, , , ,.、 ; '. ゛,:',,:';;; ;;,_xik爻彡n´: :/ \!__i| | | 中に入った。
; ; ; ;; ; ;; _,; : xik爻彡爻 n´ : : / i|___| |
; ;,,..xiム彡爻从爻彡n゙´.: :. .:./ | |
彡爻从爻彡n゙´.: : :. :. :./ \_|______
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: : : :\| |:| |:| |:| |i:| |:|:| |:| |:|: : : : : : .. //| :| ,..| ⊥ ┴-⊥_| | | | |i | |_ -‐  ̄ : : : :  ̄ ¨
: : : : : :\| |:| |:| |::\|:| |:| |:|__ --─ ¨ ̄ '┴──┘: : : : : : : . .
: : : : : : : :\| |:| | \|:| |:| . : : : : : : : : : . .
: : : : : : : : \|_| _\|:| . . : : : : : : : : : .
 ̄ . . . : : : : : : : : .
┏ ┓
┃ 流石に授業中の校舎を冷やかすのは気が引けるので、今度は真っ直ぐ、三階の、自分の教室へと向かう。 ┃
┃ 俺が入学する事になった時、学校は特別教室を一つ作る事でそれに対応した。 ┃
┃ だから、普段は学年ごとに移動する教室が、俺の学年は三年間最上階に三年間ととどまっている ┃
┗ ┛
.
- 1092 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 22:31:56 ID:???
-
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) | 「まったく、嬉しくない特別のオンパレードだな」
| u |
| .|
ヽ 、 ,イ 尤も、特別になりたい大多数の女子と、
/ヽ,ー- ト、
_, 、 -─ '".:.ヽ:.:.\__ /ノ ト、__ そこに配された彼女等には、逆の話なのだろうが……。
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
\ r 、 _ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ー、
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.\
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. \
.
- 1093 :名無しの読者さん:2018/07/12(木) 23:07:54 ID:JuYJE6sn0
- >>1092
「俺の学年は三年間最上階に三年間とどまっている」
→「俺の学年は三年間最上階にとどまっている」
- 1094 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/12(木) 23:31:29 ID:???
- ____ _、 ` _、イ丁 _ -|
|', ,,'゜ _、‐''゛ || |_⊥-ー  ̄ _ ‐|
| | _、 ` _、‐''゛ _、 < ___ -ー ¨ |
| | , '゜ _、‐''゛ | └=T丁 | .|
| | _________ _、 ` _,┐ | | | | ̄ ̄~|| | | _ -┴
| |__ └──────‐┘ , '゜_,、ヽ | | | | |  ̄ ̄ || |_⊥- '' 二 -‐ '' ¨
| | .::| _/ .イ | | l | | | | || |:T'' ¨
| | .::|__ _、‐'|_|i'´l |..| | l | | | | _|| | |
| | .::| |_ ⊂ニニ⊃ ,.イ|''´|| i| | l |..| | l | | |_ ┴ _二” - | | | _, ┐
| | ..:| | |_ _、‐'1 |::lニl|| i| |┬:┤|_|_|__| ├‐… .:.: ̄.:.:.:.:.: .: | | | |:::::::|
| | .::| | || |__,rT 「| |⊥L .||¨| |::||[:l|¨¨¨ ̄:::| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .: | | | |:::::::|
| | .::| | || | | ̄| ||| | |..|~| ̄|i | |::||[:l|.:.:.:.:.: .: :| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. | | | |:::::::|
| | .::| | || |_|_|_||| | |i:l :|: : | :| |::|| |.:.:.:.:.: .: :| |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. | | | |:::::::|
| |____| | ||_|: : : :.: :ヽ、,|_||、|: : | i| |::||i .|.:.:.:.:.:. :. | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. | | |  ̄
| | .::| | .: : : : :.:: :└ |`“| :| |::|| |.:.:.:.:.:. :. | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. | | |
| |'7| | |′: : : : : : . : : : :` .,| :| |::|| |トミ.:.: .: | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. | | |
| | | | /::: : : : .. : ::: : : :`┴ |::|| | | :|`' ┤ トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | | |A 誰も居ない三階の廊下を一人歩いて行く。
| |,/| |′:: : : : : : ::: : : : : : `┴ | | :| | | |`` .,_.:.:.:.:.:.:.:.: | | |
| |,_,|.::: ::: : : : :. ::::. : : : : : :: `′, | | | |i |`′ .,_.:.:.| | | 普段は常に視線を感じる廊下はシンとして、
______,| | /::::: ::: : : : : ::::::::::: : : : :: : :: : ` - _| |_|i | ``'| | |
/'| |.:::: :: :: : : : : : : :: : `'弌'=- | | | | 世界が自分一人になってしまったようだ。
_____/ |/::::: :: : : : : : : :: : ... : `'弌'=- | | | |
==ィ゙ ̄/:::: :: : : : : . : ::: : : : : ..: : `'<ニ=- | | |
ィ゙ i|: .:::::: :: .: : : . : ::: : : : : ::: : `' ニ=- _ | | |
i| /:::::: :: : : : : ::: ::... `'<ニ=| | |
.
- 1095 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/13(金) 00:02:12 ID:???
- すいません、今日はここまでで……。
- 1096 :名無しの読者さん:2018/07/13(金) 00:21:08 ID:UfCtxdyI0
- 乙様ー
- 1097 :名無しの読者さん:2018/07/13(金) 00:46:16 ID:o/QBzACt0
- 乙ですー
そこまで酷い学園生活ではなかったようだけど、さてはて
- 1098 :名無しの読者さん:2018/07/13(金) 12:17:46 ID:tvBfwpJ10
- 乙です
- 1099 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 19:32:24 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 長々と続く学校探検に、“これどういう話なんだろう”
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ――そう思われた方もおるかと思われますが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> そろそろ次の展開が始まる予定です。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ……始まらなかったらどうしよう。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ と言う訳で始まります。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ エ、イツモトカワラナイ?
`ー- }二" }, r;;;;rー┘ ソモソモ、ソウオモウヨウナ ヒトハ、ダレモミテナイ? ハハハハ
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1100 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 19:32:58 ID:???
-
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)(
| (__ノ`,
| ン′ 「いつものアレが嘘みたいだな」
_ノ `、 7
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 俺の学年のクラス分けは特殊で、
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ まず一年の初めの時点で、今迄の歴史や結婚の利点を教え、
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ その上で、結婚に対する希望や思想・適性テストの結果、
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、 容姿、成績などを元に女子のランク付けを行う。
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
_ ___
-‐''": : :`丶、 , ィ´: : : :、`丶、 . ''" ̄ ̄丶、
/: : : : :!: :|: : : : :\ //:/、、: ヽ: : 、ヽ /:::/::::::::::::::::::::ヽ
「四組かぁ」 ,': : :: :/イ: :!: : |:ヽ: ::| /ハ:∨_..ヽ\: :V: !| i '::/:/ A::|:::::!l:|::::::ハ 「今期はどうだった?」
!::|: ル'_、‐┘>∨! ! |::| V´ `丶、:l: :|| | !::l:/:/ |ハ:::| !|l::::|::::|
. ノ: |:イィfヽ Pヽi :|ハ ∨/xチヽ チヾY/ |::|::ィ'fぅ ¨fぅ|、|::::|
/: : {!:' `´ , `´ j :|)ハ iヽ `´ . `´ レ') ||:「└′ └'W!):::!
|l:: :∧:'. /:/: : !| `ヽ /´「私三組」 !:|ハ /!::::|
’ヽ: ::ヾ> 、.. ィ:レ'; !_/リ .ゝ、 . ィ′ |:::::::丶、 ' イl:|:::::l
`¨>'~'‐r‐' Vイノ ィ ヽニ.‐' l、 }!:::|:レ/ト、´_ノ!、!/:::: !
, ‐'´ '、 /Xヽ/ `丶、 , ''" ヽ./テト./ 丶、 ,斗'" !ハ ム. /〃丶j
' {l !||!|| ヽ / |lノ||l」| ヽ / リ.∨l |〈 l \
! `Y!|!ソ | l ヽ|。W / | l l 〈.仆j」 / |
| 、 |l|! | / / ! ! |! |j レ .! | 丶 l」|」 / l
| \| ; !′ ! ! l.| / ' | ヽ| ; / |
. ! ! /o / | .! ! o ∨ ′ | | | ィ |
┏ ┓
┃ そして、男子学級の一組に選抜された女子が、二組に思想に問題なく結婚願望のない女子が、 ┃
┃ 以降、三組、四組と、ランクの低い者ほど遠くのクラスに配属されるようになっていた。 ┃
┃ 当然、クラス内を除く女子側からの男子への直接的な接触は禁じられており、 ┃
┃ 結婚を望む生徒は、三か月ごとに行われるクラス入れ替えで上を目指す。 ┃
┃ 数年前から、公然の秘密であった中学男子の自殺問題が公に取りざたされるようになった為、 ┃
┃ 何かあれば直接的な非難を受ける学校が、捻りだした苦肉の策がこれだ。 ┃
┗ ┛
.
- 1101 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 19:48:39 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ⌒
| ( ー)(ー) 男子の処理能力を上回らないように、
.| (___人__)
| ノ 傍に選抜された女子と結婚を目的としない女子を置き、
| |_,-‐、_ -、
.人、 厂丶,丶 v 〉 思い余った行動をさせないよう監視システムを敷き、
_,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, 、 -― ''"...:::::::::\::::::::::::::::::::( 〔"ニ‐-、 競争させる事で団結の防止と熱意の誘導を促す。
/.::::::: ':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ:::::: )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',::::| まぁ、そう言うシステムなわけだが……。
:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::... ',::i
:::::::::::::::!::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. ',
, ´  ̄ ̄ ` 、
/ ヽ
/ _,ノ_ `ヽ-、 そうなると、当然、特に下位クラスの生徒には、
/ (√丶丶´v 〉
ノ U { ) j 抜け道を探す者達が現れる。
,.イ 、 V /
,/(:::ヽ.ヽ { r つまり、俺に指定されると言う裏道で
_, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r /⌒ヽニ‐-、
/::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,::::: 男子学級に入ろうとする者達が……。
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '.,
.
- 1102 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 20:11:44 ID:???
-
_,n_00 |//,|. ヽ
└l n | ,⊆.己 _,n___ |//,| ヽ
U U `フ_厂 `l_ヤ′ |//,|. ヽ
┌―――――――――――――..|//,|. ヽー┐
| |三三三三三三三三三三三三三.|//,| ヽ.|
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |//,| | |
| | |//,| | | しかし、直接働きかける事は禁止されているわけで、
| | |//,| | |
| | |//,| | | 下手な事をすると、結婚どころか、問題ありとして
| | |//,| | |
| | |//,| | | 他校に転校させられる可能性すらある。
| | |//,| | |
| | |//,| | | となれば、どうにかアピールして
| | |//,| | |
| | |//,| | | 向うに扉を開かせるしかないとなる訳で……。
| | |iーi,| r 、 | |
| | |lニl,| | !l | |
| | |L.l,| | ;!!. | |
| | |//,| |-|l. | |
| | |//,| |i l.! | |
| | |//,| |.! !!. | |
| | ||l l|| | !.||. | |
| | ||l_l|| | l ||. | |
| | |//,| | | |l. | |
| 〈//〈 /厂 ̄「 「 { | \ `丶、 \ \', \ / )
| Y / /:::::::::::\\ ヽ | >―-=ミ `ヽ、ヽ l| / ′
V⌒'7 ̄::::::::::\/:::\\___> `丶、\‘, ノ / , ヘ
. ∧ {::::::::::::::::::::/\::::::\___/::::\ \_}ノ_ _,/ ̄ / |
. / ∧ 人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::: |\ _,,.. ´ / ⌒'__ ノ
/ ∧ \::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| > .,_ ( / /⌒ヽ { | |
/ ∧ ≧={::\:::::::::::::::``〜、、:::::::|'´ 二ニ=‐- _{ { ___ 〉_ l 「|
/ ∧ V::::::::::::::::::::::::::::::::::::``〜、、 _,,ヽ ∨\`´ ,ノ/'′
五組四組の辺りでは、 \ ∨:::::::::::::::::::´ ̄ ̄ ̄ ̄``〜、、 _,. -=''´__,,,」 }______ ̄ ̄
\ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ''´ ,.ィi〔 ̄>ィi〔:i:i:i:i:i:i:{_,ノ ̄:i:i:i:i|
ペナルティを喰らわないギリギリの線を攻めて /`'≦ ∨::::::::::::::::::::::::::::/ ィi〔:i:i:|: ̄ ̄ア¬┐:i:i:i:/ ̄/ ̄ | ̄|
/ / V::::::::::::::::::::/ /\:i:i:i:i:i:i:i:i∠ i:_:i:i| _/:、i/:i:i:i:i:i:i/: :|
こちらの気を引くチキンレースが / ∨:::::::::::/ /:i:i:i:i:i:i\i:i:i:i:( ̄:\: : ̄: : : :/\:i:i:i:i:i:i| ̄∧
/ / / ∨:::/ /i:|:i:i:i:i:i:i:__ ̄ ̄\: : \: : \( ∨__|//:i/
毎日繰り広げられる事になる訳だ。 / ´ / ヽ_/i:i:i:i:|:i:i:i/ 、: :\: ̄/\/ : : : : 〉 ∨\_/ ̄}
. | / / 〉:i:/i:i:|/:i:i:i:i:i\ : `く:\ \_:/ i:i:i:i:/: :.:/
. ∨ / //:i:i:i:i:i: ̄ ̄ ̄ ̄): : : / / | ̄ \/
/ '´ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄「 ̄ ノ |: :厂
| /{ /_/ : : : : : /: : : :`¨¨フ '´ ` 厂
【ギリギリのライン(イメージ)】 |{ \ \/  ̄ ̄ ̄└――=彡 / ,′
. 八 \ / ̄``〜、、 / ,′
.
- 1103 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 20:30:40 ID:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
「まさか、アイツらがいない事を (●)(● ) |
(__人___) |
寂しく感じる日が来るなんてな……」 '、`⌒ ´ u |
| |
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7
人生万事塞翁が馬と言うが、 _, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
何時か、アレを懐かしむ日も 丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
やって来るのだろうか? /.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
l i !il! il!!il! i|――――――――――――――――――――――― し三三三三三三三三三||
!il! il!!il! i!!!!|" ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"|| ̄ ̄ ̄| il!! il!!il| / ̄ ̄f=----―――
!il! il!!il! il!!il| || | | || | il!! il!!il| iー――,|il!! il!il!| ||
!il! il!!il! il!!i!| f|| | | || | il!! il!!il| | |il!! il!il!| ||
!il! il!!il! il!!il| || | | || | il!! il!!il| | |il!! il!il!| ||
!il! il!!il! il!!il| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i| il!! il!!il| | |il!! il!il!| || そんな事を考えながら、
!il! il!!il! il!!il| ̄ ̄ ̄i|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|il!! il!!!i| i il!! il!il!| ̄ ̄ ̄
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| ̄ ̄| | 誰も居ない教室を覗いて歩く。
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| | |
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| | | 普段できない事をするのは、
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| | |
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| | | それがどんなちっぽけでも
!il! il!!il! il!!!| || | | || |il!! il!!ii| | |l!! !!!ll| | |
!il! il!!il! il!!!|三三三三三三f=个=}三三三三三三三三三三三|il!! il!!ii| | |l!! !!!ll|====| | 爽快だった。
=======-ュ __ _{:::沁__;;} _ ___ _ ___ | .└-ー"____
彡=ii|ー|| f`"ニニニニ7三;フ |_}} iュ`======`、 |冂}ニニ====----,f i 、 f-`ニー--
H f= ̄i_ iil-;――――---||. |_|}___, || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`.、||``||三=||"~f!========iー ― 、
H || ー=========== " |i!!.||. ||||ー-―` ,|F川`ー=========||ー|| ||-,||""|| ||`"fi``ヽ-========
-―┴―――7___!i__|_ .1 || ,i ii || ,| ||`ー――――――― || || ||ー|| ||ー||三下、ii___
/ii ii ii i! || !|i!!i |iーii ,| |i------__`A `ヽ, ii-ii!|| || !|| |i !i i!|| i !i i i! i!i
=========/ ̄ ̄ ̄`||フ|!i i!|| ,!!i!i ij ij{`f"i\i==================f .,ii..ii--.!ー" ̄`!!\,ii !! i!
.
- 1104 :名無しの読者さん:2018/07/15(日) 20:47:54 ID:Zh1/DNw50
- 青春小説のようだ
- 1105 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 20:52:50 ID:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
それに、本当のことを言えば、 (●)(● ) |
(__人___) |
一度こうしてみたい誘惑も '、`⌒ ´ .|
| | _
全く無いわけではなかったのだ。 ヽ 、 イ / /7
ィヽ-ー ≦ノ7 ,ィj / /
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、 |.!l l ! /ニ!
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... -、 l V
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::{ l ./
r :::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,:::i .∧、_ ,ノ
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:i /:::::::::...゙7
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V /::::::::::::::/
八:::∨ |/:::∧::::::八 rvヘヘ n从
//∧:::∨::::∧ 〈:::::::: '| | | |∨:::}
|::::|:∧:::∨:::小‐',:::::::\/ /__}:乂
!-|:::∧:::∨::|小 |\:::::::::`¨¨ア_ ああ言った事をする生徒が
/ | :::∧:::∨|::|:: |:::::|\_彡'′ \
| | :::|:∧:::∨:|:: |:::::|\:::∨ ノヘ 地雷である事は、
|\ | :::|:::∧::::Y:::|:::::| |::::| { / }
∧ }| :|:/::∧:::Yi|:::::| |::::| ∨/ ハ 勿論わかり切っていたのだけれど、
/ ∧ { |::::/:::/ ∧ : 寸::::| |::::| 〈 |::|
/:∧} |:/: :/::/::: \:::\| / : | ノ:, || 俺も健全な男子学生だし、
/:::::::/ /::::/::/:::::::::/:\:::\:::::人 ヽ |::|
/⌒¨¨´:::::/|/::::::/:::::::::∧:::::::\:::\ \ Vハ 精神的に追い詰められていたという
(:::::::::::(¨¨¨´ /:::/::::::::::/::::::::::::::::::\::::. }} }___
____ア⌒ニ=-‐=ニア:::::::::::/::::::::ノ^\::::::::::|:::| 丈彡'⌒) ) 昔の学生たちよりは
(___/ ̄::::::::::/ >、、 /:::::::::/{:::::::::::::{⌒ \::::∨ イ⌒¨¨))くく
. >'´::::::::::::::::/ / \_/::::::::::::/ {:::::::::::::{ {\ \::寸¨ )\ 大分まともな性欲を持っている。
/:::::::::::::::::___|/ /::::::::::::/⌒^{:::::::::::::{ { \ \`¨¨¨¨¨¨¨¨¨::'く
{:::::::::://¨ア {:::::::::::/ 八:::::::::::::\ 〉 } }`¨'く::::::::\:::::::::\ 一時の誘惑にグラつく事が
..人::::::( |, ′ 人::::::/ / \:::::::::::\__{ \_\:::::::\:::::::::\
/::/\::ヽ/ ‐- ../:::ハ:::{: \:::\:::\  ̄V ハ \\::::::}\:::::::::. 無かったと言えば嘘になる
{:::{ }::/ /:::::/、 j圦 . ´ }::::::}\:::\ '/ }ノ\ } :: } ',::: }
{::::\_,/ {:::::::{ ヽ|:::::\,. ´ __ノ::::ノ \::\ '/_}: \}: : } }::::::}
\:::::/ \:::\ Y:::::/ / ̄::::/ \ ::.|\__/:/ /::::/
)::′ \:::) |::::,′ /::::::::/ ´,::| /::/ /::/
7-‐……‐- ., / ,::::′ {/{/ .| | /:::::::( `¨´
/: : : : : : : : : : : ::\ /::::| __ 从廴_::::>
./: : : : : : : : : : : : : : : :. /:::::::| / ̄: : : : :. ̄\ / ):::::)
: : : : : : : : : : : : : : : : : ::. \ |/: : : : : : : : : : : : : : \ / (::::::(
: : : : : : : : : : : : : : : : : : }/ |: : : : : : : : : : : : : : : : : :.〉 \__>
: : : : : : : : : : : : : : : : :/ |: : : : : : : : : : : : : : : : : :.,′
: : : : : : : : : : : : : : :/ |: : : : : : : : : : : : : : : : :.:,′
.
- 1106 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 21:17:13 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒) 或は彼女等も、
. | (___人__)
| ノ 今の俺みたいな気分だったのかもしれない。
.| |
人、 | 現実の壁から目をそらし、
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 日常の中にある小さな冒険を楽しんでいたのかも……。
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ 気は持ちようとは言うが、
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ わずらわしいと思っていたモノが、
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、 そう思うと途端にかわいらしく思えてくるのが不思議だった。
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
___________________
. | __________________ |
. | | | |
. | | | | いつもは足早に過ぎる道を、
. | | | |
. | | | | 今日はゆっくり、時間をかけて歩く。
. | | | |
. | | | | けれど、学校もそんなに広い訳ではない。
. | | | |
. | | | | 俺のささやかな冒険は、
. | | | |
. | | | | あっという間に最後の扉に差し掛かった。
. | | | |
. | | | | ただ一つ、中を覗けない作りの部屋の、
. | | | |
. | | | | オートロックの防弾扉。
. | | | ̄ ̄| | |
. | | | | | | 学校には似つかわしくないそれに、
. | | | (二二二! | |
. | | |__| | | ゆっくりと手を掛け開く。
. | | | |
. | | | |
. | | | |
. | | | |
. | | | |
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- 1107 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 21:25:17 ID:???
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. | | | l| |
. | | | l| | すると……。
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_ __
. ´ ==- .、 ` ‐- .
,' ` ` .
/ 丶
/ ヽ
; 、゛ヾ
|;: . ``ヽ 丶
|;_ , ' ., ' i ::::’
弋、_./ . / ;:::. ::
r-ヾ刈.{. . . ´ λ .:::i
廴._t. 'ヒ、 , . ' ノ i.:.: i
. ==彡( ~ヽi、゙.i .' ' ´ // / ::::: :.
/ ;´`: . .ゞ__.ノ;`'. .| ' .; / / / :::: .::::}ヽ.
/ i __,..=彡ソ (`ヽi、 | ' .' メ ./ / / ‐ '/::: ::丿 }
/: {⌒ヽ~:´ . :ヽヽ i | i / /,'___../, // _ / .': :::::: ∧
. r-', : i ヽ: . ::} }≧-、;ヽ | /,ナ''Τ/ / f',´ , , ::/ ゙.
│!iヽ ヽ } : :::斤 ̄!. \ヽ | , ' 、._i/ .__彡 l ヽー´ ‐´/ .}
│i! ヽ. \ ノ/ ::丿 | \ !/、 ゚、 ̄ 、、. / |.:.: ../ /`ヽ
. `、 ゝ、___ / | \{. ‐- ...._, !ゝ..__ . /`ヽ. ゙.
ヽ ヽ、_ } ̄ i __...> ~ ̄~゙`ゝ, --、/  ̄~゙゙゙ヽ 丶 } ;
ー‐ ' ; ヽ : , i |. ヽ ノ-' その向こうに、彼女がいた。
ノ:: ;: | | ; ゝ .| /丿:;
,r‐' :. i:: | ., 卜 | ∨ .f::: 眠っているのか、
マ !:: i __...=== |=ゝ ..___.,' ’~ ゙.
ミ\____ i:::: ゝ==‐ ´ | | | | } ゙、 自分の席に俯いて……。
ヽー{ `|::::: . | | .i i .'
| ヽ:::: | | i i /
! 丶::. | | i i ., '
! 丶 ー‐ i ... -‐ ’
.
- 1108 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 21:32:47 ID:???
-
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
「……あー」 (__人___) |
'、`⌒ ´ u |
| |
ヽ 、 イ
見てはいけないモノを見てしまった。 ィヽ-ー ≦ノ7
_, 、 -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ト、
そんな気がして、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........--、
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::: {
俺の喉からそんな音が漏れる。 r :::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`,::::i
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::i
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
// ヽ
/ / _ ―  ̄ ¨ ― 、 \
/ / / / \ ',
i / / \ i
/v‐ 、 / l: 、 ' , i
{ | ヽ l:: ヽ:. i 「……ぅん?」
>r )/_ .::/ / /: i:: / }ヽ
{ ゝ_) / ::::/ / / イ l:: 〉 l_}
、 /(_) ::i / .::/' / i i l: { ( ) } その音に気付いたか、
/ V::|:{ :i :l ー―-≠-/ / i i l l/_ノ
. /ヘ ',l:ノ):.i i //::/ / ´ \i_i l イソ\ 彼女は寝ぼけ眼で顔を起こして……
< \ ',ヘ\.i |/ xぅテ=ミ |:l`ト l /::l:/ へ、
___\ ヘ\\ l 弋゙z'ソ マミヾ|、 l / /` > /
/\:::::.:.\ ...::::::::〉 ̄\| ハ ヽ 弋l_jソ}`l/ /,..ノ / /_
/ \ー‐\:_:::::::/ |:、 ::、 ハヽ¨´ /:/ (:::.. /.::
{ \ / ̄ :i |:| > ´/ \:::...../ー
>、 .::::::>/ :i |:| : \ ー - _ ,, -イ: /:: |` ´ /
( ( `ー 、::_/ ,:i-―.... ̄:⌒Y¨Y ̄.....‐-.ノ/、/: \ (::::
\\ \. . ヽ::::::::::::::: ,;;;;;辷ノ;;;;;; ::::::::::::::/: . . . . ノ \:::...
> > \: :ヽ: . . 〉::::::::: ;;;;;;//| |\;;;;;,, :::::::/ /: : :/  ̄
.
- 1109 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 21:56:00 ID:???
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/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒) 「……お、おはよう」
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ
. | |
. ヽ | そんな彼女を眺める俺と、目が合った。
ヽ __ , _ ノ
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ノ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::/}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
__ ━┓
(/⌒)) -=‐-- 、 ┏┛
〔l´ ´ `ー 、 ・
O / ヽ 「え? あれ? 御筆君?」
' ,イ ハ ',
/ / ! ′', i i ((⌒))
. ′ -/‐ │ /‐- 、. l ! 〃
. !( Y / i / ∨ ! (()) o 彼女は、未だ目が覚めきらぬと言った風で
. ! (_i iノ i| i / ii ヽ!i ((><))
┌‐―-圦 ゝ、i !! レ′ i| リ (()) しきりにそう首をかしげていたが……。
. \ ヽ `ヽ i′,,, / / />----、
\ \.込 ''' / /´)_〃 /
. yr‐‐-―=ヽ. \r>、._`´ .斗-ヲ´ / /
/ \___ X ゝ、 「¨1 r‐三.゙ / / ∠_____
\ \ ̄ ̄ ̄`十ー¨ー└三=r‐┴ ┴i.〃 / /ヽ.
.. \ \ i___」 !_____i ` ̄ ̄ ̄ ̄/ /
. \ \ i ヲ===.! 〉i / /
x=二X_丿 人 ! '. /i}i 〈 入
. 乂! ゝ、__ノ .:: ゝ、_丿 ! `ー==x、
.
- 1110 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 22:20:55 ID:???
-
_,.. -- ..,
. r ''"´ ヽ, ``ニ‐ 、
., : ´ / u``:.\
/ u / /', ; i ヽ,\r:.、
/ / / ,〃/ ', i| ! U fk ii },.r-.
ノ u _|_ /// ,. ー'''"丁!`'' u | l!|_|}/} } 「ご、ごめんなさい!? い、今出て行くから!」
/''7 フ /|_`7 / ''",,==リヘ. ', !|( )_.} }
| u i /ャ=≧、 "f泛_ヾ,'; 弋个ヽ、
ゞ ! i |〃 んが r'::::::リ ノ`i} U i} }'、.))
Σ |∧', :{ r'::::亅:::::::::::::::::::::ー-' u } u /ゞニ_i~"
. そ ノ fヽミヘ ¨ ´ ’ 〃〃u /! ,/7} /
、 ヽ |``〃〃 ,.__ _,,.、 ノ//ノノ/ ノノ ……我に返ると、
. ゝ`ー- ノ圦 ( ) ./,ー '"´| ´
_,,.. -‐‐<_〃 \ ` ~´ 人 ヽ丶ゝ_,- . すぐにそう慌てふためいた。
} ≦三 ゝ<" ヘ . . ィ" `ー-,//_`!、
/____ ヽ.ノ´ >=…=f壬 __|_ 《/ / _」 彼女の名は、巴マミ。
__ノ`ー-フr―--.、!´ ̄_]|[ ̄,.~ィ.:.:.:.:.:.:{_/V /"´__ヽ
∠= ~`了‐‐!:.:.:.:.:.:.:.:ミ.v':.:.:.'v.":.:.:.:.:.:.:.:.┃ ゝ<≧"´_ ヽ’ 俺のクラスメイトの一人だ。
/二三 ,-. { {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:┃ ; 《 / ,. ^, ’
_,./h i'′ ! {:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノー‐'ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,┃ | \// / ' _ 気を使う性質なのか、
(`ヽ"〃 | ! | >.:.:._,:/ ‖" |:\.:.:.:.:.:.〈┃ i| ゝ/ / } / 丿
\. \ | | ノ ゞ彡:/ ,:′ .|:.:.:.ゝー' ( `ヽ. / / // / 単に要領が悪いのか、
ヘ | ヽ ヽ..,ノ '<. , '´ `}━━━━━|:.:.:.:.|━. \ ヽ / ヽ- '" /
\ 丶、{ ヽ ` 〉! ./′ ,′ i|:.:/ ', ヽ´ -<..___ そう言う作戦なのか、
丶、 `" ,r ./ ' { ; ` i ` .._____..ノ
_,,..> ,′ } { ' `; `ヽ、 ……それとも?
<´___,...., ; / ゝ.__ ,>,、 \
/ ,,..>、 _. /! ヽ. ,. ∧ _ ,.:ヽ '、丶.._ヽ
./_,z<ヾ ``<´//ゝ:.,,_ 丶 '" / 〈 ヽ_,.フ ´ 丶.\
/ <ヾ ´ / .| | ヽ / 〕 ‘,
/ ̄ ̄\
/ __,ノ `⌒ 自分をアピールせずに
| ( ⌒) (⌒)
.| (___人__) フォローばかりをしている娘で、
| ` ⌒´ノ.
| | ふと目があったりすると
,. --、― --ー y:ヽ 丿
/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..\ __ _ r.〉 こんな風に慌てだす。
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... _ ィ\
//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ
ノ ..::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶
/ ...::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. `, 「……いや、いいよ。
/ ..:::::: -、::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... `,
i :::::::::::.. -‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r/ノ::.. `、 巴さんは、どうして学校に?」
ヽ::::::::::::::::::::.. \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j::::::::::::::::.. ヽ
\::::::::::::::::::::::.. 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /ヽ:::::::::::::::::::.. ・、
\:::::::::::::::::::::.. \:::::::::::::::::::::::::::: / ヽ::::::::::::::::::::::::.. 、
.
- 1111 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 22:45:02 ID:???
-
/ ./ / // ./ } .i ヽ
| / /l / / / l ト、 l l|
| | /l / | / l | ヽ l リヽ 「え?え?あ……?
ト, ,| / | / _, イ/ ヽ--、|,!__ヽ l }レ'-、 /ヽ
ノ`ヽ、 V{ヾ l ,. l-イ/´ ! __|_ `ヾi , ' /り// ヽ そ、その、暇だった…から、かしらね?」
/ \-、Vl ゙、 | V / /チ'´ , )
< ヽ‐|ヽ .ヽ |, ,===、 ,===、 l / ,/レ' ,. '´ /
. ,. -ゝ、ヽヽ ヽ,l ゝ ヾ, ゚ / /ー‐,/,/ _ ̄ ヽ
{ `ヽ\ ヽ> ヽ ! ヽヽヽ , ヽヽ /',.ヒノ--<,. ノ,. '´ ,_.-|
ヽ ヽヽ / `ヽ`ヽ 人_. Y´ ,. イ´,/ 泣きそうな顔でそう答える彼女を、
\\ ヽヽ / ヽ「`ゝ 、. ー ‐ , イ } / ヽr'´ /ム===-、
,. ---ヽi ノ'´ ヾ `ヽ 、 _ , イ´ |/ \ ,. ___、 | ちょっとかわいいな…と、思った。
/ ' /, -―- 、 | `゙ | | 、_ { ,. -―-ヾ | /
レ'´ ̄ ̄ |´ !、 / /Ti`r 、ー |'´ ノ '´
ヽ ∧ /イ|| | iヽ、__ } /
ヽ , / {_ ,.. イ/ L-―‐_| .|ニノ`ー' ヽ >'´ 「奇遇だな、俺もそうだよ」
,} | ー| i ̄  ̄ | | | ヽ
/ { | | | | / ヽ
-
´ ` 、
. / , ‐ \
/ / \
/ / / / / ハ l ',
. / イ / l ィ / i l ヽ ヽ / }
i / i i 、/l /l / i ト , |、 | /lノフ そんな彼女の混乱は、
. | l i i l`l\l/ \|,×、 | l 川 |l l} }ノ
V ', ` l V '`~ ~´ V | 人ノ{ 俺がそう言いながらその前の席に座ると、
', \| ○ ○ | // ) }
f `\ ', i / lノ Y 最高潮に達したらしい。
| ミ \ ', ____ /ノ/ l
匕 ミ `l` | | ´ノ 彡 丿 固まってしまった彼女に、苦笑を浮かべた。
r -> 、 > ` _ _ ィ イ _ _ ≦-、
l ` ミ ニ二.`´ fー- 二 -‐'l ` >ー ´ |
辷ミ _ ,r‐'―==、ー||- ‐,>-'―-、彡ノ
. _ / ̄ | , Y Y l <、ー、 「実はさ、前々から巴さん興味ががあったんだ」
((/ \  ̄ ト ィ ` ̄ ノ V
/ y | イ | l\ | 丶. ' ,
/ / l_ , <// l l \ ノ ヽ ' ,
| 、 〈  ̄| | ̄ ̄| | ̄ ̄ 〉、_ 〉
| ` ー \ l_l l_l / /
.
- 1112 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 23:01:58 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒) 「……え? あ? あ、あのね、御筆君?
. | (___人__)
| ノ 軽々しくそんなこといっちゃ駄目よ?
.| |
人、 | 女の子に自分に興味あるとか誤解させたら……」
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ 「巴さんは誤解しないだろ?
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ だってさ、巴さん……」
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
「……別に、俺と結婚したいわけじゃないだろ?」
.
- 1113 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 23:03:40 ID:???
- 今日はここまでです。
- 1114 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/15(日) 23:03:53 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 今回でどういう話になるのか分かっていただけたかと思いますが、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ プルスウルトラして、普段は絶対書かない話を書こう。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 誰も書かんだろう話を書こう――そう考えて思いついたのが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ちょっとはマシになった男友達世界を舞台に
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ 標準男友達世界なら自殺していた中学生が主人公の
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 甘酸っぱい恋愛話でしたとさ。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1115 :名無しの読者さん:2018/07/15(日) 23:10:38 ID:lJtGyMqF0
- 乙様ー
- 1116 :名無しの読者さん:2018/07/16(月) 00:27:26 ID:V9ACfFBI0
- 乙
- 1117 :名無しの読者さん:2018/07/16(月) 00:45:01 ID:hat7zgrw0
- 乙
春休みの中学生というには精神年齢高すぎに感じたない夫が、マミさんの登場でやっと学生っぽくなったw
- 1118 :名無しの読者さん:2018/07/16(月) 10:15:54 ID:Eb4pnATL0
- 乙です
- 1119 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/23(月) 18:52:10 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 私的に男友達世界の平均的自殺男子のイメージは、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 部屋に閉じこもって古い時代の遺産ばかりに目を向けている
}== {;;了
〈_ ,ニ二> テツガクしてるブンガクんなイメージ。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ イメージが貧困なのか、暗夜行路で罪と罰して自分を追いつめてる
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ キャラクター像しか浮かばんのねん。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ なので、書を捨て街に出ようしたない夫も、考えてる事はこざかしいのです。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1120 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/23(月) 18:54:16 ID:???
-
-=‐-- 、
´ `ー 、
/ ヽ (`Y´)
' ,イ ハ ', ヽ´ 前々から、
/ / ! ′', i i
. ′ -/‐ │ /‐- 、. l ! 何かが違うとは思っていたのだ。
. !( Y / i / ∨ ! (())
. ! (_i iノ i| i / ii ヽ!i ((><)) 他の娘らが、早いサイクルで巡ってくる
┌‐―-圦 ゝ、i !! レ′ i| リ (())
. \ ヽ `ヽ i′,,, / / />----、 クラス落ちの危険に何処か怯え、焦っていたのに、
\ \.込 ''' / /´)_〃 /
. yr‐‐-―=ヽ. \r>、._`´ .斗-ヲ´ / / 彼女だけは違った。
/ \___ X ゝ、 「¨1 r‐三.゙ / / ∠_____
\ \ ̄ ̄ ̄`十ー¨ー└三=r‐┴ ┴i.〃 / /ヽ.
.. \ \ i___」 !_____i ` ̄ ̄ ̄ ̄/ /
. \ \ i ヲ===.! 〉i / /
x=二X_丿 人 ! '. /i}i 〈 入
. 乂! ゝ、__ノ .:: ゝ、_丿 ! `ー==x、
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__)
| ノ その落ち着きと余裕からか、
.| |
人、 | 俺は彼女に悪印象を覚えなかったし、
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 それが功を奏したか、彼女は一組の常連で、
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ そう言う作戦かとも思っていたが……。
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
.
- 1121 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/23(月) 19:06:17 ID:???
-
/ ̄ ̄ \,-、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(●)(ー-/ ´/ /),
. (__人_,{ / ' ´ミ、
流石に、もう万策尽きたこの時期に、 '、`⌒ ´V __ <、
| 〈´/::::::Λ
偶さかの幸運に恵まれたその反応がこれでは、 | ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ーV::::::::::::::Λ
純粋に結婚への興味が薄いとしか思えない。 /ム _ , ー ' V::::::::::::::Λ、
_,. -/::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vヘ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::.∨}
j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::レ;
i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::::ノ
. i :::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-==:::イ
. | :::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ : : : : : : : : : /: : : : : :` : : : : : ヽ:\
// : : : : : : : : : /\ : : \: : : : : : : : v:ハ、 何故だかそれが腹立たしくて
: : : : : : : /: : / 丶: : : : : : : : : : : ハ|V{ハ
ii : : : : : : : : : / }: : : : : : : : : : i:i:|ivi:リ 投げかけたその意地の悪い問いかけに、
|i : : : i : : i : :, ー=-‐':|`ヽ:i: : : : : : じじハ
|i : : : | : :ハ:i| j| jハ : : : : |: |i i|ハ, . ヘ、
ハ : : :iiハi:{ 八 '"芹示 |: : : : ハ: じj/: : : : : ヽ 「……そう言われても仕方ないって自覚はあるけど」
V :ハ从,茫ミ、 v:ツ | : : ,/,ハ: V: : : : : : : :/}
i爪: :\ vリ ....::::::: ノ : :/r' У: : : : : ,ィ彡' ,. ヘ、
` ミ;ゝ.:: , `ー彡|_/: : : : : :/ _/ : : : : :ヽ 彼女は、そう困ったような顔で答えた。
丶 、 / |Y: : : : : :/_,ィ勿' : : : : : ,ィ刋
ι ,. :'" > . _ . r: ´ / 丶: : : : i三彡': : : : : :ムィ'"
/ : : : : : :_:_:_:_,≪r‐一 ´ / ̄ ̄ ̄`'く: : : : : :/
ヽ : r<´ ̄ ̄i i| ,ィー…< / \: : / /
.
- 1122 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/23(月) 19:25:18 ID:???
-
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)( 「別にそれが駄目だって言ってるわけじゃないさ。
| (__ノ`,
| ン′ 俺も、巴さんには随分助けられたしな。
_ノ `、 7
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ ……だから、ただ、知りたいだけなんだよ」
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ 目の前にいる少女に、例えば“実は学生に化けた護衛だった”
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ ……等と言った興醒めなオチが無いのであれば、
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\ . 彼女は相応の物を犠牲にして、ここに留まっていたはずなのだ。
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
/ : : : : : : : : : /: : : : : :` : : : : : ヽ:\
// : : : : : : : : : /\ : : \: : : : : : : : v:ハ、
: : : : : : : /: : / 丶: : : : : : : : : : : ハ|V{ハ
ii : : : : : : : : : / }: : : : : : : : : : i:i:|ivi:リ 「……ええと、取り敢えず、二つ訂正させてもらうわね?」
|i : : : i : : i : :, ー=-‐':|`ヽ:i: : : : : : じじハ
|i : : : | : :ハ:i| j| jハ : : : : |: |i i|ハ, . ヘ、
ハ : : :iiハi:{ 八 '"芹示 |: : : : ハ: じj/: : : : : ヽ
V :ハ从,茫ミ、 v:ツ | : : ,/,ハ: V: : : : : : : :/} 何故それを知りたいのかわからぬままに、
i爪: :\ vリ ....::::::: ノ : :/r' У: : : : : ,ィ彡' ,. ヘ、
` ミ;ゝ.:: , `ー彡|_/: : : : : :/ _/ : : : : :ヽ 言い訳がましく言葉を連ねた俺に、
丶 、..:::) / |Y: : : : : :/_,ィ勿' : : : : : ,ィ刋
,. :'" > . _ . r: ´ / 丶: : : : i三彡': : : : : :ムィ'" 彼女はそう言葉を紡いだ。
/ : : : : : :_:_:_:_,≪r‐一 ´ / ̄ ̄ ̄`'く: : : : : :/
ヽ : r<´ ̄ ̄i i| ,ィー…< / \: : / /
.
- 1123 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/23(月) 19:57:19 ID:???
-
_... '' ´ ̄ ー .._
, ' `丶
/ ヽ
/ , ヽ 「……面と向かってこう言う事を言うのは
,、 ' / ‐ 、 ゙.ヘ
∩/', / ! ヽ ',リ かなり気恥ずかしいけど、
ヘ|_iノ, } / i ヽ レ,
|.!{ ii'.} ! / ; / l丶 i ', !|. 私にだって、男の子や結婚への興味は
!|゙lノ゙i丿' .:! / / | | ゙、 .! i. |!:}
,,-――‐}} ノii { .::| /| / i .! ', i |.j}ミ`_ヽ ちゃんとあります」
/ / ̄:::::::|iィ |.|.|| :::| / i / | / i | !. i |;j}:::::::ヽ 丶
. / {::::::::::::::::::::i.゙.i_゙/ i |:| _.∠-|‐‐/ ! / ´  ゙̄サ‐ !: | iィ:::::::::::::゙. ゙
/ 、:::::::::_:::::`ノ{ { i || / i / i./ | ! |:! j .i i__ヽ::::::::::l ',
. { ゝ/´ _...-―ゝ.゙丶 { / i/ / 、_ | |:| j./|i:::::::ヽ::::丿 , 頬を染めてそう答えた彼女の、
. { `<:::::::::::::::::::::ゝ_ゝ、 l/ 、__彡 ´ ====’!/ /ノ::j::::_:::ノ ´ /
ゝ 、 `丶―‐ ' _.,ィ`ヽゝヽ  ̄ ̄ / / ` ´ , / ヽ. 言葉にほっと息を吐いたのはなぜだろう。
/ (\ ヽ._ __ ,- ´ Vヘ\.\_' ' ' ' ' ' ' ./ィ ' `丶 、 __. ,/_/| !
. i \i\._ `== i Vヘ `丶、 ー ‐ _..ィ゙ !|| ヽ_´_/_|〃 !l
. |ヽ `'' == ''~ | Vヘ >- .... </ ||| |:::::/ .ノ/
.ゝヽ、 | Vヘ___`゙ヽ、...,r ' ...-/--,'iij...__ !~ /ノ`ヽ 「じゃあ、なんで……」
./ `丶ヾー‐-- 丿 _...::::゙:::::::::::::::::::::::::≧:.,::l::,'≦::::::::::::::::::::::::::::゙i |__...,' `ヽ::: }
{ :::: ´ `ー―./ {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::i 丶. }:: ノ
.、 ( / ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::| 丶 ノ
_... '' ´ ̄ ̄ `''ー-,_
, ' i `゙丶
/ / / 丶 `ヽ
/ / / , , ' ./ヽ \ ヽ
' / // /. / ./ ゙、 i ゙.
/ ., :/ // / // / i | 、 、'、
,ヘ_' / .::; __.,;斗-‐'/ // ー‐--l、lヽ i :i レカr、 「あら、“隣に立つ人達には笑っていて欲しい”
| {∨ i:{ ´/ |,/ / |/`ヽ |::| |,' /!|
ィトヘ| |:| / __.!__‐ 、 -‐___リ_ ヽ;::| |'/// ――そう願うのは、そんなにおかしな話かしら?」
什゙{ |:| /,イc///}゙ '{c///゙i_. ;/ .j》'.{
ヘテヘ i:{ {i {;t';;;;ノ.i i:'t;;;;ノ'.} ゙./ ./ソヘ;}
||、|ゝ ゝl ゝ-‐ ' ., `‐‐- ' / /‐、ゝ,'
ii }{ \ ヽ. 、 、 、 、 、 、 /.//ヽ }`´ そう言って、照れたように微笑む彼女に、
ゝヽ{´ i \ 、 / /ソ 丿ゝ._,-‐┐
/ ゙̄`ヽノゝ_ゝi、 ` ー -‐ / ./ / ヽ、 なぜか心臓を掴まれたような、そんな気がした。
/ `ヽゝ , '~ゝ/ ___ヽ
/¨ ..;__ ヽ> .._ _.. ´ / ., _, '__,.ノ ――胸が痛い。
~``ヽ、.._ `ヽ、.._ \._〕 | ‐ ... ‐ | / / /´~ ´ _. -、
r―- 、..__`丶、._ヽ、 `i | | ( 〃 /、__., -‐''´ i
ノ二‐、_ \ ̄ `ヽ., .ィ' { ̄ ̄ ゙̄|´ ̄ ̄`} ゙ヽ , ' / ゙、
/ ヽ \-― ' _..,}__ │ __{..__ ゝー/ ., ' ゙, 「……なんだ、いるじゃないか」
ゝ、~`丶、_ ヽr::::::::::::::::::::≧::...._____..::≦:::::::::::::::::::::゙! f、,./ _..,===,ノ
゙'' ‐-、_\_ r‐''´~|:::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::|`゙''‐ゝ ./_...-― ~´
./ ̄_`` ゙ー‐‐' / }::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::!::::::::::::::::::::::::::::::i ヽ/  ̄ ̄ ゙ .
{ { `` ゙ー―/ !::::::::::::::::::::::// | |゙ヽ:::::::::::::::::::::::::{ ヽ ̄ ̄`゙ヽ、 ヽ . ふと、そんな呟きが洩れて、口元を押さえる。
丶 ヽ / .:i i:::::::::::::::://::/│ | !:::ヘヽ:::::::::::::::i i 丶 } }
ゝ..丶._ / .:/´ `ー ´ /:::/ | | i:::ヘ ゝー ' `!:. ゙ヽ、 .ノ ノ
/ / ┗━./:::/━━━ i::::ヘ━━┛ 丶:: ヽ/‐ ´
〈::::゙::ヽ..__ / /::::/ |::::ヘ ヽ .,..-‐:'::::::::i
ヽ::::::::::::::`:ヽ{ /::::/ |::::ヘ }:´:::::::::::::::::/
.
- 1124 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 00:36:51 ID:vS13FCi80
- ちょろーん(残当)
- 1125 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 18:03:05 ID:???
- すいません。昨日は気が付いたら寝てました。
ここのところ暑くて睡眠時間も短くなりがちだったんですが、
ちょっと過ごしやすくなるとアレっすね。
今日は眠らんように気を付けます。
- 1126 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 18:03:31 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ⌒) (⌒)
| (___人__)
.| ノ__ 「……ははは、みんながみんな、巴さんみたいに言ってくれたら、
| _/  ̄\ヽ
人、 '、/  ̄ ヽ '、 俺達も苦労しないんだろうな」
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉, 先の呟きが聞こえていなければいい、
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i ――意味も分からずそう願いながら、そう口を開いた。
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ノ
. , ':/ ; ヽ
/:::' ∧ :.
':/: ::'::::/ ' :/ ', :ト、 ' 「きっと、みんなだって同じよ。
|;'::::. ...:::!:::|:;イ :::/! / , ! ヽ::ヽ:. i
,.、!::::::::. ' ::/!斗‐ト/ ,::/ ‐‐トミ、V | ただ今は、ちょっと周りを見る余裕がないだけで……」
{l`!l;:::::::::. '::/´ ,/__j/ j/ __j! ` V: r.¬
,...ミj !;::::::::.レ' ,斗==x x==-ェ、.i:. ‖7,'
{{ `,,(:}}l、 ::::!"イi;;;r圷 ij;;;rハ`}:. jj/ムゞ
. r-`-"jj‖{\ト、 _v,...;リ v;...;リ_, ,'/}〈 }} それに、サラリと返されたそんな言葉に、
j::::::::::::`ヽ:入_,ミヽ ,,,, , ,,,, /'_;ノ∧_‖ _
{;_:_:`ヽ::..\ 人 人::ム斗≦ }. 何かがすとんと、胸の奥に落ちる。
. `ー-`ヽ ::::::.. > ` ´ _ < <´:: _ ィ=='
. { ̄`::ー-..、ノ`ヽ:::::. 〉 -=「≧ - 壬=- ヽ::ィ< _,.. ー ¬ 確かにそれは、この身で体験したばかりの事だ。
j;_三_::ミ::::::::ヽ_:j::/ _}`::: ̄ Y  ̄ ´{_ ー{::: {
. `ー ‐‐`ヽ:::::::ヽ _ . rr/ 、 lj , ヘrr . _ v-;ー―'
y  ̄ r - ー― ヽ_r¬_ィ ー -- 、  ̄ ゞ:ト、
_ ノj::::::::::. .. ヽ >::::|_!::< / i \ミ__ 「一度足を止めさえすれば、周りも見えてくる……」
_,..ィフ ̄` ーィ:::::::::::: :: . |:〉 :://j lj | \ 〈:| ハ ー 、ヽ
(::::.. / /:::::::::j |:\/ / ! i j | \ /:j i::. \ j:: )
.
- 1127 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 18:25:27 ID:???
-
, ´  ̄ ̄ ` 、 「……ははは。
/ ヽ
/ _,ノ_ `ヽ-、 畜生、そんな単純な事なのかよ」
/ (√丶丶´v 〉
ノ 。{ ) j
,.イ 、 V /
,/(:::ヽ.ヽ { r たった一個のボタンの掛け違いで、
_, 、 -― ''":::::::::::::\::::ヽヽ., __r /⌒ヽニ‐-、
/::::::::゙:':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ '.,::::: こんなにも優しい現実が訪れるのか。
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::.. '.,::i こうも救われない現実も、
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::::. '., 小さなボタンが堆く積み上がったに過ぎないのか。
_,.. -- ..,
. r ''"´ ヽ, ``ニ‐ 、
., : ´ / u``:.\
/ u / /', ; i ヽ,\r:.、
/ / / ,〃/ ', i| ! U fk ii },.r-. 「え? あれ? 私何か変な事言ったかしら?」
ノ u _|_ /// ,. ー'''"丁!`'' u | l!|_|}/} }
/''7 フ /|_`7 / ''",,==リヘ. ', !|( )_.} }
| u i /ャ=≧、 "f泛_ヾ,'; 弋个ヽ、
ゞ ! i |〃 んが r'::::::リ ノ`i} U i} }'、.)) 慌てる彼女に、俺はただ、ありがとうと答えた。
Σ |∧', :{ r'::::亅:::::::::::::::::::::ー-' u } u /ゞニ_i~"
. そ ノ fヽミヘ ¨ ´ ’ 〃〃u /! ,/7} / あたふたとするその姿に、喉の奥から笑いが込み上げる。
、 ヽ |``〃〃 ,.__ _,,.、 ノ//ノノ/ ノノ
. ゝ`ー- ノ圦 ( ) ./,ー '"´| ´ 巴さんにとって、それはあたりまえの一言だったのだろう。
_,,.. -‐‐<_〃 \ ` ~´ 人 ヽ丶ゝ_,- .
} ≦三 ゝ<" ヘ . . ィ" `ー-,//_`!、 なんて事の無い、それは誰でも知っているような事。
/____ ヽ.ノ´ >=…=f壬 __|_ 《/ / _」
__ノ`ー-フr―--.、!´ ̄_]|[ ̄,.~ィ.:.:.:.:.:.:{_/V /"´__ヽ だからこそそれは、きっと誰にとっても正しい。
∠= ~`了‐‐!:.:.:.:.:.:.:.:ミ.v':.:.:.'v.":.:.:.:.:.:.:.:.┃ ゝ<≧"´_ ヽ’
/二三 ,-. { {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:┃ ; 《 / ,. ^, ’
_,./h i'′ ! {:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノー‐'ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,┃ | \// / ' _
(`ヽ"〃 | ! | >.:.:._,:/ ‖" |:\.:.:.:.:.:.〈┃ i| ゝ/ / } / 丿 「………っハハハハハハハ」
\. \ | | ノ ゞ彡:/ ,:′ .|:.:.:.ゝー' ( `ヽ. / / // /
ヘ | ヽ ヽ..,ノ '<. , '´ `}━━━━━|:.:.:.:.|━. \ ヽ / ヽ- '" /
\ 丶、{ ヽ ` 〉! ./′ ,′ i|:.:/ ', ヽ´ -<..___
.
- 1128 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 18:47:37 ID:???
-
___
/ \
. _ / ヽ
. /´ ._>.、 | _,ノ ^ヽ、 | 「いやー、ほんっと久しぶりに笑ったわ。
/〈 〈/ / ヽ. >..、 | (一) (ー) |
./_/ヘ_lヽゝー ヽ ノ7、(__人_) | ……ありがとな、巴さん」
⊂ -'‐-、 ` ̄`¨ ,/:::::ヽ、 !
.  ̄ ̄´`7 /::::::::::::::::`>.v'、
.....::::゙ゝ:::::::::::::::::::::::':::::`ヾ、
. /´::::::::::::::::<:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ 込み上がる笑みをやっと押さえつけ、袖でごしごしと顔をぬぐった。
. /::::::::::::::::::::::::::::≧_、:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::>、:::::ー::::::::::::::::::::i
/::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::>、::::::::::::::::::_ノ
j::::::::::::::::::::j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y´ ̄ 「……なんだか、釈然としないのだけど」
. /:::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,{
/:::::::::::::::::::/ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
/. . . . ./ . . ,′::/;ォ ,' ,′ . . ,' / ∨:. . . . . . ハ
. /. . ..:: .,′. .::! .::〃 ! i:/::. . . .// '.:.i:. . . . 、. . . そうして、微妙な表情をする彼女に、
. ,′ .:; . .i. . :.:/|.::/ i! i::: _ ォ〃 i!刈. . . .'.:. . i モ ノ
,'.: i.::/. . .| . :;' _|斗‐ .|ニ ̄. ./  ̄ 二 ―-}′|. . . . i:: . } 再び湧き上がる感情を必死で抑えつける。
| ;'|:::|. . .::! . { .亅x≦二 _ミメ′ ≠ .≦=.ミ 、 |. . . . i!:: i!
{ | :i!. :::::!. .:| ,≠ な 。ハ ヽ ´た:。:ハ ヾ,i: .:′.|::. i
. ハ. !. :::::ト、.{ ヾ.弋 ー.'ツ 弋:_ー:'ソ 〃;:/. . .i!::.;
ヽ. ::::::!:::ヽ  ̄ l  ̄ ¨ /' . . . h:ノ 「……確かにそうなんだよな。
i. ::i::|::::iハ / VV丶 /VVヽ 从 . . 儿
从:|、!:::i:::|:. メ:'::;′. /こ) 結婚目指すなら、もっと効果的なやり方が幾らでもあるのに、
__/::ハ }::::::::|:∧ _ _ /:; .'. . ./≧:::ミ..‐-.、
{ミ、:::::::≠=-.乂:::刈 ` ´ 二 ` .´/. . ./:-==≦彡. } アイツらにはそれができなかったって事か」
| . .. .≧==.≦.ヾ:::| `i . . . .ィ {, ≠ ̄. . . . . . _ ≦メ、
!ミ. ‐-. . . . . . . -‐:}. |: : : `: .--. : ´ | {.‐-. . . . . . ̄. . . .彡′
.
- 1129 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 20:12:58 ID:???
-
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__) 今パッと思い付いただけでも、それは片手に余るほど。
| ノ
.| | 足を止めて周りを見れば、きっと彼女達もそれを思いつけたのだろう。
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ けれど、そんな単純な答えを思いつけない位に、一生懸命だったのだ。
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ 「それに振り回された御筆君は、三年間ご苦労様でした」
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
__
'" `
/ \
, ' ':,
, ,
.′ / /\ \\::. __
| .: .:: | | | / l,' ハ \ ';:∧{ 〉
|:::.:::| | | | ‘ |/ ̄ ':.「V } }{ ハ~}
|::::l::l:. /⌒| | i | _jノ_」.:| l`Y^7"}
..八 ::::::::. l:::..八∧| ィ灯心, |::| | j∨∨
\\:: ァ'灯心、 `¨´ |/ /,'八. \/゙\ 冗談めかせて頭を下げる彼女に苦笑を返した。
.\\ . `¨´ 、 ,,,,...ムイ/ \/:: /_
., -‐}::ヾ .,,,, , 仆´ __ ,/:::::: /_/\
.< ::::\_,,仆___ ` /ノ/ // ` 、//:: /_
..r─\:i.斗 `ーt-、 `ヽ彡" ,/ // /⌒ヽ/⌒':, } 「巴さんこそ、三年間ありがとうございました」
..| \⌒| | || ,} }__,/__,// / } }/
r─\ :::ソ | ,イ廴_,/〉::::::::::::\ // ゙ヽ /
八{ ̄⌒/ \ У/〉 `7:::::::::::/ / ':,/
.\ \ / ,// /|\ ::: | / / 「どういたしまして」
〈\ 〈// ||:Г\| { \_//
i / 〈_____| j:」 | /、
| / /、{ 〈 /
_ノ/ / ヽ | ´l
{`{ / .| i
| / _ __l i
 ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ー| ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ ̄ \ l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
{ | { ノ
.
- 1130 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/07/24(火) 20:14:58 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ ……ごめんなさい、また寝てました
}== {;;了
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ きょうはもうやすみまする
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1131 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 20:17:14 ID:cn6V6c/S0
- 乙です
- 1132 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 20:18:18 ID:Jg2gWSAi0
- 乙様。誰しも寝不足になる今日この頃では致し方なし。
- 1133 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 20:21:43 ID:/3mx3K8S0
- 乙様ーちゃんとねませう
- 1134 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 20:30:45 ID:viNY3KIN0
- 乙です
- 1135 :名無しの読者さん:2018/07/24(火) 20:31:57 ID:lAx8wl8k0
- 乙ー、読解力のない俺には難しい話であった
- 1136 :名無しの読者さん:2018/07/25(水) 04:45:13 ID:lza82QI+0
- 乙
極限状態での『気づかい』のなんと儚い事よ…
- 1137 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 18:57:12 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } お久しぶりです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 熱波の戻りで割と死んでましたが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 大分マシになったので続きを投下します。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ ちゃんと投下できるかはまた別の話ですが(をい)
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃ ……あ、別に、氷獄の結晶集めに飽きたからじゃないよ。
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1138 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 19:02:21 ID:u7i+Hb7X0
- おっおまちしてましたよ
- 1139 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 19:11:31 ID:???
-
_ ,,,,,... ...,,,_
, '';":.;.:.:/.:.:..へ.:.:`' 、,
,-' /゙ ' ゙ ヽ
, ' _, :. `, しかつめらしく頭を下げ合い、
/ ,' /.: .:/ ,/ ,. '´丿人 :.:. i ヽ
,' / ,':.:.:.:/ / / / / ', !:: .:|: i どちらともなくぷっと噴き出す。
,斗 ' :.:.!::/:/! /,'// / i,' ',.:.:l:.:. 「 `ゝ
く i i :.:.l::,'斗/-∠ / _,,...-r'、l:.:.l:.:. : i/ 笑いすぎて、思わず涙がこぼれた。
ヽ! !:.:.:.l´i i' `'' ´ |`lヽ,':.:.:.lヽ
', :.i:.:',!| __ __ ノ リ ,'.:.: ,' 〉 夢じゃなかろうかと、そう思う。
ゝ l:.:.:',;;==ミ 彡==ミトノ:. 人´
_人\:ヽ丶//l/l /l//l /_, '\ \ こんな幸せな現実があるはずないと、
) ̄< __>ゝ ,  ̄ノノ` ー-、 -ヽ,
∠_.:.:.:.:.:`:..、 ' 、 .ー--, / ,- ''゙~:::_,,ー` 心の何処かから、誰かの声が聞こえた気がした。
ア""ニ- 、 `、`ヽ ` 、 `ー ´ , - ´ ///ニ==-- 、
L.:.:.:.:` ヽ..:\,:ノ __i > - .:.:.:.´/ソフi )_∠-ー,=´:::::__ゝ
_`,ゞ、__\.:ヽ,-ー、,.=-l ヾTlTニニ二´´/__ ´ _<ニ;∠;:::<、_
`、 < ̄ / ̄´ // ' !k| `/`フ´ ' 、 ̄ ゝ`>
)::ヽ / | ,' ̄`ーtサーー─--/、 / ヽ ('、´
、__ ノ_:ノ/ | { ::::::::::_i:::::::::::::::..:.:.:.: / i i ヽ_ノ/
 ̄ / /ミ !_;;;//ミヽ::::::::::::::::: i l ',
/ , ' / /:::/ ,'::::|`丶、_,ノミミミi i
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ `⌒
| ( ●)(●)
.| (___人__) 「なぁ、巴さん、これから時間あるか?」
| ノ
| |_,-‐、 / ⌒)
.人、 厂丶,丶,丶´ / ̄ ふと、そんな言葉が口から洩れる。
_,/( ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, 、 -― ''"::::::::::::\:::::::::::::::::::::( <"ニ‐-、
/::::::::::':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ::::::: )
丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',:::::|
i .:::::::::::::::::::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::::::::... ',::.
/ ..::::::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::\:::::::::::::::;;;ハ ::::::::::::::::::.. ',
.
- 1140 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 19:46:15 ID:???
-
l、 / / / / / ヽ 、 .! 、 \ ヽ
__| V / / ./ , '/ / ゛、.! 、 ヽ ヽ _ ,,r-,
\ // /|_ / // ――L|、 l ! }へ| |l}
< .!/| l /'|´ / l/ リ ヽ | ∧ |/ /`V=、 自分で言って、驚いて、
/ . || | l | ,X= | \|(__;)}=| c | |l
. '一 7 ! ! ヽ ゝ|, ´⌒ヽ , ´⌒ヽ. | / A iiiゞV 驚く彼女と、目があった。
ヽ ヽ!{ } { } / /=ヾ|、X
`ー乂__ノ .乂__ノ / ,/ ) ,. |、 -、_>--,
/| ' ‖‖ / ノ/リ-'ノ- '´ ――|
r―--/人 ___ ー'´/,-- '´ ヽ 『……幾らなんでも、それは驚き過ぎだろう』
,! ――-、ー ヽ、 | | ,. イ / -- 二二,!
/___ ` ヽ、 |_____|- '´ | </ _,..-_-'´―-、
___ `ヽ、 \|ー -=---、__,.|っ ヽ /´  ̄ ̄,. - '´´|
/ ` ヽ<´`ヽ ,.ノ、  ̄l || | ヽム二,r '´ | そんな突込みで、心が揺り戻される。
/==-、__ ,/ ̄ ̄ '、::'、 r---- 、_, |l| ノヽ-、-./_ , -- ' 二,}
ー―-、_/ 、:::、 .| _ Y'''ト-'´ |`ヽr ,. イ ̄
____, / ヽ 、::、 ヽ __ ,| ,!- | |_ ヽ--――
/ / ヽ 、::゛、| |'ヽ / |`゛ヽ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、__ .\ 「え、あ、あの、それって、
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) | も、もしかして、で、デート?」
l`⌒ ´ |
| |
| 、 _,.ーへ
_. -: ::::ヽ__「 v、___ 余りの慌てぶりに思わず笑みを漏らすと、
__,. <::::::::::::::∧:::二〈 、 ∨:::::\
/:::::::ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_〉、 -ー、:::::∧ からかわれたと思ったか、彼女の頬がぷうと膨れた。
/::::::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー/ ::::::::>:、::ハ
〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::::::::v::、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::::::::::::::::::::::::ヽ|
.
- 1141 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 20:26:43 ID:PVpmAlC40
- カワイイ
- 1142 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 20:39:13 ID:???
-
,. -  ̄ ̄`´ ゛ ヽ、
/ \
/ > ヽ 恥も外聞ないその膨れ面に、酷い顔だなと思った。
/ /ヘ .、 ヽ ヽ
/ / // ゙、.} ! | そんな彼女を抱きしめたくなり、口元を歪める。
| i / | /,´/ i |ヽ、 | |
| | | /_ イ /'’ ‘'ー=:.|l`ヽ | l | 意地悪な顔に見えたらいい、そう願って……。
| l | l xァ示ミ ッ示ミリ リ| /
i V{ l {{ vぅリ vぅリ }} l} /|、 , -、
____ノヽ ヽ{ ` `~ `~ ´ イ,イ/ ,>'´ ヽ 「……ま、学校に来るくらい暇なもんでね。
/--、ヽ、`ヽ .{ " ′ " イノ`'´ /,ソ
ト、 ` `ヽ从 , -( ノ/ / / 巴さんが付き合ってくれると助かるんだけど」
. `ー-、 }>.. イ/ ./ / /`ー,
__ \ \ ヽ f=-、ー ,.ノ,=} / // __, / ,,ィ
/___` ー、---,.‐-=厶rr_' __`-i i´___ `ヽ -‐- 、,/ ,/ そうしてやっと、そんな言葉を舌の上に乗せた。
{ `ヽ / ',.ノ'´ __Y`f- ` ー ', ム-==-、
. ̄`゙ー、 ′ } r |__|- / i / ,. ―-,}i }
.r,r {ー‐' `ト.、 { //l|ヽ、 /. l ´ / ,/
{ ヽ ノ| \ {ヽ、 //.| | | |`ヽ、/ } /´| / ,/
ヾ ーr' | / .| |`ー'// | | | | .| | ヽ |./ ,/
/ ̄ ̄\
/ ヽ、__ .\
(⌒)(⌒ ) | こんな感情を、きっと愛おしいと言うのだろう。
(__人___) |
l`⌒ ´ | 彼女を手放したくなかった。
| |
| 、 _,.ーへ けれども、触れたらこの幸せな夢が、
_. -: ::::ヽ__「 v、___
__,. <::::::::::::::∧:::二〈 、 ∨:::::\ 終わってしまいそうで、怖い。
/:::::::ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_〉、 -ー、:::::∧
/::::::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー/ ::::::::>:、::ハ
〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::::::::v::、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::::::::::::::::::::::::ヽ|
.
- 1143 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 20:45:18 ID:u7i+Hb7X0
- カワイイ
- 1144 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 21:22:15 ID:???
-
// ヽ
/ / _ ―  ̄ ¨ ― 、 \
/ / / / \ ',
i / / \ i
「……もう。あんまり意地悪すると /v‐ 、 / l: 、 ' , i
{ | ヽ l:: ヽ:. i
付き合ってあげないんだから」 >r )/_ .::/ / /: i:: / }ヽ
{ ゝ_) / ::::/ / / イ l:: 〉 l_}
、 /(_) ::i / .::/' / i i l: { ( ) }
/ V::|:{ :i :l ー―-≠-/ / i i l l/_ノ
遠回しなOKに、内心快哉を上げた。 /ヘ ',l:ノ):.i i //::/ / ´ \i_i l イソ\
< \ ',ヘ\.i |/ xぅテ=ミ |:l`ト l /::l:/ へ、
頬がひくついていないかと、 ___\ ヘ\\ l 弋゙z'ソ マミヾ|、 l / /` > /
/\:::::.:.\ ...::::::::〉 ̄\| ハ ヽ 弋l_jソ}`l/ /,..ノ / /_
恐れながらこう口を開く。 / \ー‐\:_:::::::/ |:、 ::、 ハヽ¨´ /:/ (:::.. /.::
{ \ / ̄ :i |:| > ´/ \:::...../ー
>、 .::::::>/ :i |:| : \ ー - _ ,, -イ: /:: |` ´ /
( ( `ー 、::_/ ,:i-―.... ̄:⌒Y¨Y ̄.....‐-.ノ/、/: \ (::::
「……とは言っても」 \\ \. . ヽ::::::::::::::: ,;;;;;辷ノ;;;;;; ::::::::::::::/: . . . . ノ \:::...
> > \: :ヽ: . . 〉::::::::: ;;;;;;//| |\;;;;;,, :::::::/ /: : :/  ̄
/ ̄ ̄ \
_.,ノ ヽ、,_ \
(= ) (= ) | 「行くとこないからここに来たわけだし、
(__人___) u | ⌒ヽ
'、 | ____ ,.-、ヽ、 男の俺が飛び込みで行けるとこって、
,,. -ー| |ヽ__∠___ゝ」 r'
/ .::::::、::| /ィ::::〔 _,.-ー `'r-、 殆どない訳なんだけどさ。
l :::::::::::::::::ヽ__、____,. ":::/:::〔/ l:::. ヽ
」 ::::l:::::::::::::::「二二::::/ :::::::ト、 y |::::::. ', 巴さん、どこか行きたいとことか
l ::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r l:::::::: i
/ :::::;;:ーミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、_ ノ L::::| やりたい事ってあるか?」
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く:::::::::::::::: i::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 :::::::::::::::: ||
/ ::::::::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::V :::::::::::::::: |
.
- 1145 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 22:22:05 ID:???
-
| / :| | | \ : ハ
/ .′ : :.|: ハ ! |:. :. \: ハ
/ ; ! :.:│ | |: ト. l: :. :. :. \∧
.′ i | : : :ハ: :. | :,:. | Vハ: : . :. i : . ヾ`ヽ、 「やった! 初仕事っ!!」
.′ i _|_: : : | :,.:. |.! V | Vハ: : : . ::. | : : . ハ :.
.′ i ∧.:`:''ト.∨,,_|ヽ E Y_;,..斗…'!'" : : :}、! :.
l: : :iハ r=≠示テミ! リ ''"rfテ云=ミ ‘,j : | リ ヽ 何処に行くにも、
r≦|: : : : :| {'. ` |::ili::」 ゞ ! / |::ili::」ゞ∧∧: ,′ 、 ヘ
// l: : : : : :l、 :, 弋::::フ 弋::::フ ヾヘ/レ'、 丶 ヘ まずボディガードに行く先を伝え、
// |: : :i: : :!:!/ヽ_; l / ///小: . :. :, '.ー‐- ..,
// |: : :i: : : |:|.//∧ .:| /´////.|ハ: . :. ハ 、 '. : : . `ヽ 飛び込みの可否を尋ねて
// ’ : .!: : :.|:|.////\ ____ /////// l/∧: : : ハ∧ ; 、: : : : . 丶
//∧: :.! : : |リ// ':::::::::ヘ ` ー‐ ´ イ:::::!///////! /∧: : :.i l/.l |/|\: : : : . 予約を入れなければならないのが
///∧: !: : :|///,:::::::::::::ハ 丶 彳::::::::|///////|.///}ハ: :| l/.リ/|//jヽ: : : :
////∧i: : :|///|::::::::::::::∧ ` ‐ ´/:::::::::::::,′/////..|///.|| Yノ////!//| \: : この世界の男だ。
//////\八.//l::::::::::::::::::::ヽ._,.r≦:::::::::::::::::://///////|///.リ/リ////;’//.! V
////////////.|:::::::::::::/:i:i:i:iヘ::::::::::::::::::::::,://///////|//////////;’///j ノj
////////////.|:::::::::イi:i:i:i:i:i:i:i:i:V::::::::::::::::////////// !///////// ///l;′
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ⌒
| ( ー)(ー) これでも、一頃と比べれば
.| (___人__)
| ノ 格段に自由になったと言うのだから酷い話で、
| |_,-‐、_ -、
.人、 厂丶,丶 v 〉 例えば、公共の場所などなら、
_,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, 、 -― ''"...:::::::::\::::::::::::::::::::( 〔"ニ‐-、 行きつけになれば、ある程度は配慮してもらえるらしい。
/.::::::: ':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ:::::: )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',::::|
:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::... ',::i
:::::::::::::::!::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. ',
.
- 1146 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/18(土) 22:32:32 ID:???
- すいません。きょうはここまでで……。
- 1147 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 22:42:32 ID:u7i+Hb7X0
- 乙様ー
- 1148 :難民 ★:2018/08/18(土) 22:43:20 ID:???
- 乙でした。
- 1149 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 22:47:30 ID:pUhQ4K2w0
- 乙でした。
初仕事w
- 1150 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 22:48:29 ID:gUhCSd6a0
- 乙でした
- 1151 :名無しの読者さん:2018/08/18(土) 23:04:28 ID:PVpmAlC40
- 乙
護衛いたのかw
- 1152 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 14:17:42 ID:???
- >>1145 分かり辛かったので修正
┌──────────────────────────────────┐
│ | / :| | | \ : ハ │
│ / .′ : :.|: ハ ! |:. :. \: ハ 「やたっ! 初仕事っ!!」 .│
│ / ; ! :.:│ | |: ト. l: :. :. :. \∧ │
│ .′ i | : : :ハ: :. | :,:. | Vハ: : . :. i : . ヾ`ヽ、 │ 何処に行くにも、
│ .′ i _|_: : : | :,.:. |.! V | Vハ: : : . ::. | : : . ハ :. │
│ .′ i ∧.:`:''ト.∨,,_|ヽ E Y_;,..斗…'!'" : : :}、! :. │ まず護衛官に行く先を伝え、
│ l: : :iハ r=≠示テミ! リ ''"rfテ云=ミ ‘,j : | リ ヽ │
│r≦|: : : : :| {'. ` |::ili::」 ゞ ! / |::ili::」ゞ∧∧: ,′ 、 ヘ │ 飛び込みの可否を調べて
│// l: : : : : :l、 :, 弋::::フ 弋::::フ ヾヘ/レ'、 丶 ヘ │
│// |: : :i: : :!:!/ヽ_; l / ///小: . :. :, '.ー‐- .. │ 予約を入れなければならないのが
│// |: : :i: : : |:|.//∧ .:| /´////.|ハ: . :. ハ 、 '. : : . `ヽ │
│// ’ : .!: : :.|:|.////\ ____ /////// l/∧: : : ハ∧ ; 、: : : : . 丶 │ この世界の男だ。
│//∧: :.! : : |リ// ':::::::::ヘ ` ー‐ ´ イ:::::!///////! /∧: : :.i l/.l |/|\: : : : . │
│///∧: !: : :|///,:::::::::::::ハ 丶 彳::::::::|///////|.///}ハ: :| l/.リ/|//jヽ: : : : . │
│////∧i: : :|///|::::::::::::::∧ ` ‐ ´/:::::::::::::,′/////..|///.|| Yノ////!//| \: : . │
│//////\八.//l::::::::::::::::::::ヽ._,.r≦:::::::::::::::::://///////|///.リ/リ////;’//.! V . . │
│////////////.|:::::::::::::/:i:i:i:iヘ::::::::::::::::::::::,://///////|//////////;’///j ノj . │ ストーキング
│////////////.|:::::::::イi:i:i:i:i:i:i:i:i:V::::::::::::::::////////// !///////// ///l;′ . │ 【影から護衛中の専属護衛官・某】
└──────────────────────────────────┘
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ⌒
| ( ー)(ー) これでも、一頃と比べれば
.| (___人__)
| ノ 格段に自由になったと言うのだから酷い話で、
| |_,-‐、_ -、
.人、 厂丶,丶 v 〉 例えば、公共の場所などなら、
_,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ
_, 、 -― ''"...:::::::::\::::::::::::::::::::( 〔"ニ‐-、 行きつけになれば、ある程度は配慮してもらえるらしい。
/.::::::: ':、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ:::::: )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V/..... ̄ ',::::|
:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::... ',::i
:::::::::::::::!::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::ハ ::::::::::::::::::. ',
.
- 1153 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 14:21:56 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 専属護衛官ですので、電話の盗聴とかはしてますし、
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 流石にふらふら家の外に出たらついてきます。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> ついてく事でストレス掛けたらいけないので、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 黙って出かけた時は基本的にストーキングです。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ これ以前の出番は、ない夫の記憶とメタ発言ですが。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ あ、今日はこれから何もなければ、夕食後に投下しますね。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1154 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 14:28:47 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } 書き溜めなら多分、記憶とメタ発言と出番で
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 枠を付けたり変えたりしたんでしょうが、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 即興だとどうしてもそう言う所が行き届きませんね。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ (即興じゃなければ行き届いてるとは言わない)
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1155 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 19:19:37 ID:???
-
../ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
│ │
│ │
│ トウカ ヲ ハジメマス │
│ │
│ │
..\____ ________________丿
V _lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } ……が、それはそれとして、ふとアレな話が頭をよぎった。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 専属護衛官の人は、護衛の為に護衛対象の監視と盗聴、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> ストーキング等をしてますが、
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ それはつまり護衛対象のアレでナニな音も聞いているわけで。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ ある日、盗聴器から僅かに聞こえてくるアレな創作物の音声と、
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ 衣擦れ、何かを擦るような音……(をい)。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1156 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 21:01:27 ID:???
-
┌─────────────────────────────┐
│ / ̄ ̄>-‐=ニ =r-、 │
│ /⌒ヽ '´ ̄`ヽ ` 、 │
│ . // , 、 ∨ ∧ │ 逆に、普通なら許可が下りない場所に
│ // / / /| { 、 、 ヽ ∨ ∧ 早くしろ! │
│ И.,' /i .{│ト、\\ ', ∨ i │ 立ち入る事が出来たりもするのだが、
│. И { ∨人{ \\\| │ } 間に合わなくなっても知らんぞー! │
│. N|笊ミ、 _斗ャfキ¨ К/ │ ともあれ、日はもう午後に差し掛かっている。
│ | 圦乂} ´∧ヒ刈 |人 │
│ |小 `´ノ  ̄│ |ヘ::\ ,-、 │ 今からでは選べる選択肢はそう多くはない。
│ |ノ.人 ャ--、 .| │ } :} | │ , -、 │
│. /|'´ } \ `‐ ' . イ│ │ | :| | | / / . │ そんな事を話すと、彼女は少し首を傾げていたが
│. ′ l / /:::)ミi´ ,乂l 刈_ノ,-┴=、, ││ / /. │
│. ,ィ圦{¨¨7¨´∨_/ }'// 二>辷V {‐-ノ / _, 、 . │ ややあって、笑顔でその両手を叩いた。
│ / ∨` 〈_/厂7 / ./ / / /} `´ / _>'¨ ノ │
│. / レ'i:i:i:,ィ介v'\/i:i:i:i:{ / レ'ノ、__ `'´ _, '´ . │
│ /i:i:i:i://:│ /i:i:i:i:i: ', ___ ,>'´ ` 、 '─---─ァ . │
│. { ./:i:i:i:i//::.: | |:i:i:i:i:i:i:i:', (__, --、__ ``y'`…‐-‐'′ . │
│ . │ }i:i:i:i//::::::: | /i:i:i:i:i:i:i:i:i:', ヽニ≧=‐'´ │
│. │ ,|i:i:i〈/ :::: |. /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:', _,ィ─‐---─‐'´ │
│. │ ,|i:i:i:i:ミ.::: ,イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:./ │
└─────────────────────────────┘
/ ,r' / } \
/'/ , ' , ' _ ノー、 、 ヽ \ー
/ / / ,/ /,.ィ"´ ヽ_ヽ l '.
/' '! l_/-‐''//i/ ´l ヽ`丶、'. | 「なら私、御筆君のお部屋に
l' l l l | // ヾ、 l ! | ヽ. !
|!| 从 |i_,, ノ--ノ人 ヽ. |`¨´ 行ってみたいわ!」
l ! | ,-''斥芯ヽ ァ笊込、 ヽ ヽ!
___ ゙.ヽ ヽ! {l::u:::l} {!:u::l} 〉イ `ソー'-
,r' / `ヽ. Yヽ \ '.;;;;;ノ '.;;;;;ノ / イ、!ヽ ,r'、__
,r/ ,'ヽ ヽ! lrヽ ヽ ー , ー /,ィヱ'ノ / ,| i ヽ
,.-| { ヾ ヾ、ミヒーヽXxx Xxx "´/r-'' / //l ト`ー、
,r'"| λ ヽ l | !  ̄l"ト、 < フ _ノ!il l l i/ l l ! | | ___
,イヾ、 l i ト ヾ.\ \l __l | _ノノl `r 、 _ <") l ヽ、 _ゝ y' // / //,' ! /´ヾヽ
// ヽヽ l ヾ ヾ、\ ヽ、 ̄ _ノ l <! - -‐ i,>) ヾ、三 / , 'y' /,ィ" l |
ノノ ヽヽゞヾヾヽ、≧ ,r─--<__ _,| `゙-;---''´ |_ ヽ´、_// ,イノ/ l l
"´ ゝ、ノ`ー──‐/ `""` ` / | / `''ー''"" ̄ ̄ト、 `""ー''´ゝ' ノ'
.
- 1157 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 21:53:58 ID:???
-
――‐ 、
/ \
/ \
′ ―― ―‐ ヽ
( (::::) ) ( (:::)) !
| |
| ( _人 __) | 「え?」
| |
!
∧ ′
∧ /
/丶 イ、
/ \
┌─────────────────────────────┐
│ /  ̄ \ │
│. / .│
│ / │
│ | _____ │
│ __ | ー  ̄  ̄ \ │
│./ 二 \. \ │ 一瞬、
│′ ,/ \ │
│ / / / | ヽ\ │ 彼女が何を言っているのか
│/ / | | | | ヽ │
│ | | / | | ` ー | __」__ ∧ │ 理解できなかった。
│ `ー┼―― ' 「 \ \ ヽ | ∧ .│
│ヽ=- | | ヽ. \ / | │ 勿論、クラスメイトは全員、
│ | | ―― 二==ニ三 三三ニニ= | 「……え?」 .│
│ | | ニ三三三二== ニ三三三三. | .│ 結婚を希望しているのだから、
│ | | |||| | | / │
│ | | |||| | |. / │ 全くない選択肢ではないのだが……。
│ | | ___ | |/ │
│ | ∧ / ]! | ,ハ │
│ | / \ ´ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ハ │
│ | ./ ‐- ____ イ \.| ∧ │
│ |/ /:::::::|\ /|::::::::::::::| |ハ \ │
│ /::::::::::::| |||| |:::::::::::::::::| \ \ │
│ /:::::::::::::::\/::::::::::::::::::|  ̄ ̄ │
│ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| │
└─────────────────────────────┘
- 1158 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/19(日) 23:09:48 ID:???
-
__ ━┓
(/⌒)) -=‐-- 、 ┏┛
〔l´ ´ `ー 、 ・
O / ヽ 「……え?」
' ,イ ハ ',
/ / ! ′', i i ((⌒))
. ′ -/‐ │ /‐- 、. l ! 〃
. !( Y / i / ∨ ! (()) o まさか巴さんがとの驚きに目を見開いた俺に、
. ! (_i iノ i| i / ii ヽ!i ((><))
┌‐―-圦 ゝ、i !! レ′ i| リ (()) 彼女は意味が分からないと言う風に首をかしげて、
. \ ヽ `ヽ i′,,, / / />----、
\ \.込 ''' / /´)_〃 / その頭の上に幾つもの疑問符を浮かべた。
. yr‐‐-―=ヽ. \r>、._`´ .斗-ヲ´ / /
/ \___ X ゝ、 「¨1 r‐三.゙ / / ∠_____
\ \ ̄ ̄ ̄`十ー¨ー└三=r‐┴ ┴i.〃 / /ヽ.
.. \ \ i___」 !_____i ` ̄ ̄ ̄ ̄/ /
. \ \ i ヲ===.! 〉i / / 【ない夫の心象風景】
x=二X_丿 人 ! '. /i}i 〈 入
. 乂! ゝ、__ノ .:: ゝ、_丿 ! `ー==x、
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__) 「あー、巴さん、自分が言った言葉の意味って解ってる?」
| ノ
.| |
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ 不信に思ってそう問い返すと、案の定彼女は、
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、 こてんと首を傾けて間の抜けた言葉を発した。
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ 「えっと、だから御筆君の部屋に……」
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
.
- 1159 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/08/20(月) 19:21:08 ID:???
- すいません、昨日は気が付いたら寝てました。
今日は用事があるので、続きは多分、明日になるかと思います。
- 1160 :名無しの読者さん:2018/08/20(月) 19:40:33 ID:f5/Hf4y00
- 無理したらあかんでー
乙様ー
- 1161 :名無しの読者さん:2018/08/20(月) 20:04:34 ID:3Vb/zqOI0
- 乙でーす
- 1162 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 18:55:55 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } } どうもお久しぶりです。
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 暑さの戻りにグダっとしてたり、
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 突然小説欲が沸いてきて
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ 只管書いては消しを繰り返したり、
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~ かんぱにで白モニ一発自摸ってビビったり
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ まぁ、大体はグダグダしてました。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
.
- 1163 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 18:56:46 ID:???
-
‐…‐ ミ
Σ 〃 ヾ
l __,、 、__,ノ | とりあえずこのままではいかんと思い返しまして、
l O ◯ |
| | ない夫の話を再開……しようと思ったのですが、
| (__j___)
l |__| _/ いきなりぶっつけで即興は辛いので……。
___ _/⌒〉
〈V^ xく⌒L 今日、北海道物産展の鮭トバ食ってて思い出した
/l」/__
」 xく⌒^ \ アイルランドの神話の話などてきとーに駄弁ってみようかと……。
| } i `、
| } l `、
| } | `、
.
- 1164 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 18:58:31 ID:???
- ↑訂正 誤:思い返し 正:思い立ち
- 1165 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 19:07:47 ID:???
-
_
, : :´: : : `:ュー -―- 、
/: : _: : : : : : : : : :`i : : :ハ
, ': : :/: , -―: : : ィ-┴-、: ノ_
,:': : :/: :/: : : : /: : : : : : : `、ふ、
/: : :/:/: : : :/: : : : : :/: : : : : : : `i
/: : :/:/: : : /: : : : : :/: : : : : : : : : : }:`i
/: : : |/: : /: : : : : : :/: : : : : : : : : : : ::リ: :}
/: : /: : :/: : ;ィ : : : /:ィ: :イ: : : : ;: : : :/ : :|
/: : /: : :/: /: / ; :/升-、.| /: :/: :/:/: : :ノ
/: : ハ: : :/: /:i : |: {:'( £m -y: イ:〆ノ/: ; リ
ノ: :/: : : ://l.;.;.|: :{`、i -弋ノ ィヲ;//:/://
//: : : : :|/. |.;.;.`i、l ` 、~ ,イ/ イ
イ:/: :r ´ ̄ 、、 l: .;.;{\>、 __ ノ:ト: { ノ
//: : : : / ヽ \く: : |//`゙ミ.>- イ: : { \ さて、アイルランドの英雄と言えば、
,/ /: : : : : ! ヽ ハ: : :l>=={{ `i;: : |
〃 ./ : : : : : | ヽ ハ: ハ ( )|| {': : l 第一にクーフーリンでして、
〃 .,:': : : : : : : : l `i ヘ:ヘ `´ !| i |: : ト 、
〃 ./: : : : : : : : : :ト. 、 } |: r' |l y !: ト、 \、 今回の話も彼についてなので……え?
||〃: : : : : : /: .;.;|ヘ '、' ノ: ζ-、l| i ): |リ\ i|゙、、
X/ : : : .;/: : :/ l ヘ ヘ `-、:|、__ノ|.| /:イノ: : ヽリ 〉:)
∧: : .;.;/: : :/: .;.;.| ヘ ヘ イ || | ´{.;.;.: : ヽ /:ノ
{| イ: : /: : :.;.;(: : :.;.;.;.;! ヘ ハ || !!{ |.;.;.;: : : ):/
{l !.;/ : : : .;.;ヽ: .;.;.;.;.| ヘ ハ|| _ !!| ゙i.;.;.;: : :リ'
【クー・フーリン(AA代理;;逢坂大河】
ト、_ _
ヾー-< ̄¨ヾト、. \.ヽ ヽト、
_ト--'ド=、=三≧=ニト、ト、\}iYi }i ,.ィ
> =ニト-ドミi、`ヾミli、\ド、Vi:レ/i/
≦===< ̄¨ニ=- 、 `ヾ \ Yl/ .lレイ
<-―=ニ三≧=、ト、 >}-iド!¬iヘi斤K
≦= '三 ニ=,.ニ.Z 〃.〃 {{i { {iヾヽ
之_Z二〃 ̄ __,.ィ! {{ |{. |{ト、 ヽ ∨ }}
≦ィ'∠,/ ̄,.イく. リ_,」ヒ==≠=ミ;、 z久ノ
ノイ∠.イi,r<ソ' ,ィ''::ナ≧ fテ
∠ィ'〃,'{ ¬.、 ` ̄ ´ 「i AAが違う。こっちだろって?
フイ小| '、:::} \
 ̄}ノ,'八.ヽ-、 _ ,ノ いえ、↑であってますよ。
'^^!个irr:ェ ___7
ド.Ll {. } ヽ ‐''",. -.〉
川||.| ト、._ {
リ .| ∨ `ヽ、 _ノ
厶=r:|_ ` T  ̄
/ く_  ̄¨ ¬------┴、
/ / ノ  ̄¨ ¬-------イ
,/,∠.../ \_
【外見でそれっぽい部分が殆どない男】
.
- 1166 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 19:11:44 ID:ySOmq+bs0
- ??
- 1167 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 19:18:18 ID:???
-
___
___|:i:i:i:i:\_ト、__ .__
トー:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:ヽ|:i:i\ ←子犬ちゃん(意訳w)
_|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨| ____
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| / |
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ:i:i:\ :i:i::i/:i:i:i:i:|/| .| な i . だって、クーフーリンの特徴ったら第一に
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:_-` ̄ \:i:i:iヽ:i:/:i:i:i:i:i:i:i/ | l
:i:i:i:i:i:i:i:i:i> _ / `--i|--:i:i/ i ん } . “チビ”
:i:i:i:-、:i:{ _ \( .i|__.|::{ __| /
i:i:/{` ' O  ̄ ,_/__ .|:i:| / ・ _」 じゃないですか。お肌もつるつる髭も生えて無くて
.|:iヽo|  ̄ O _ /|/_/ ・ }
|:i:iト.| し |/ ̄./ | ・ | 身近な大人は、従者のロイグですら
|/ | | ト _== __ / | だ | ちびクー
' .| | | \ ---' /_ < | 彼を『子犬ちゃん』とか呼んでます。
- _ |_| .| ヽ __ ィ |三= | と .|
\_ ` / 三三|_/- .| | いえ、マジですよ。マジ。
 ̄  ̄ - _ / ・ |
/ ヽ / .・ | ほぼ初対面の人にそう呼ばれても、
./ i \, .・ |
/ | ヽ ./ 怒らず普通に相手してます、彼。
 ̄ ̄ ̄ヽ /
/:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : : : : _∧:\
/:.:.:.:.:.:.:.:. , : : : : : : : : : : : : : ( )__」 X:.ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /: : : /:ハ:ト: : : : : : :.{ r_ ヽ:ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./: :/: : : // i:ト: : : :ヽ、: \ (ノ 厂 }>i 可愛くてわがままで
/:i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.!: :/: : :./ i| !l ヽ:.:. : :ヽヽ、`.┬(⌒): : !
/イ:.:.:.!:::::::i:.:.:.:.|-{斗ナヽ|| l{ \⌒:ト ト: :.:i : : : : : : | 義侠心の強いチビです。
|:.:.:.|:.:.:.:.|:.:.:.:|/ |:/ !{ ヾ、 \:| ヾ!\l: : : : : : :!
|:.:.:.!:.:.:.:ハ:.:.:.|,沂示≧ ≦示乏、リ: : : : : : ! アルスターの戦士たちの間では
!:.:∧:.:.:{:ヘ:.:.:《 N.:.:.しi イN:.:.:ぅ 》 }:.: : : : : ,'
ヘ:.{ヘ:.:.:',:.:ヘ:{ つ:‐クj つ‐クノ ,' : : :/:./ さぞや可愛がられていた事でしょう。
ヾハ:.:.i:.:.:.ト! ゞー´ j `ー< ,' /: :/::,'
|∨:.:.:..i r ‐―v┐ / /: : : ,' この子の髪の毛が後二十センチ長ければ、
|:.:.:.:.:.:.ハ |/⌒ i /:./.:.:.: /
|:.:.:.:.:i:.| >―┐ヽ ノ ┌―/:.,:'.:.:.:∠ 多分AAはこっちになっていたと言う
ヘ:.:.:.:.:ト「「 ̄7 ト 、  ̄ |「 //:.:.:/: : : \
>:.:.ヽ\< | 」` ニ二´/∠∠:./: : : : : : : } 元気っ子なボクッ子なんです。いや、マジで……。
{::::::::::ヾ:\:::::::::::\二ニ∠: :/: : : : ::::::::::/⌒ヽ
/ `ー〜、:::: ー: : : : : : : : : : : : .::::::::::::::::/ \
/ i ∧::::::::::::. : : : : : : : : :.:::::::::::::/ /⌒ヽ
i |/ニァ\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/{ {;;;;;;;O;i
.
- 1168 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 19:30:32 ID:???
-
, - 、 _
, ‐´- `丶 _ クアルンゲの牛捕りを読んだ方には
.〃 .i! ヽ .゚,冫
/i! / !ヾ丶、 ゚, .l`i 理解していただけるかと思いますが、
{!/i/! イア i! .i )
ノ ´ ヽ ',ノ'- ‐ 。 なんでFate/Staynightで、アーサーを女性化した!
ヽ ..::i!ヽ! |ヽー´= 、、
`,´i -ッ ′ヾ,,_ あの面子で女性化するならクーフーりんだろ、JK
,,″i!´'' ,, ″>::::`.....、
,,..::::i 〃 _ ``_ ゛ .、:::::::::::`:::.... と、声を大にして言いたいレベルで彼は元気っ子です。
i!″_ _.,''、 _″.!|´ ` .、 ヾ、::::::::::::::..ヽ
V<.,ャ。 i!, - i !、 冫丶 ヾ:::::::::::::::::. つーか、なんでアサオさん女性化したんよ。
v!i。 < ' .> ´. . . ..' 、`、,:::::::::::...、
_〉∠ > ´/. . . . . . . . . . . . ゙丶::::::::::::..丶
, - ‐ ...::'ヽ::. > ´ , ' `丶. . . . . . . . . . . . ヽ`、:::::::::::::::::....
, ,_ ヽ , ._ _:_:, ´!::.. i . . . . . . . . . . . . ヽ:::::::::::::::::::...、
.!、! (!>; ' ! !- .l::. .冫ヽ .\. . . . . . . . . . ..\ 、::::::::::::::::::::..`::.....、
``i`!´ .; ! /.::. / 丶 .`. . . . . . . . . . . . . .、 丶::::::::::::::::::::::::::::..`丶
! l .; V .' -ヽ ヽ. . . . . . . . . . . . . . ...ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::.....、
! i .<, - ‐ \ \. . . . . . . . . . ..ヽ . 丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...ヽ
!ハ .i // ` 、 丶. . . . . . . . . . ..ヽ 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....、 _
i ,、', i!、 , ヘヽ 丶 \. . . . . . . . . . ..、 `、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::.ヽヽ
__
_..,.,.,.、、、,.,.,_ _,/´ ̄`ヽ、 ←髭の代わりにされた謎の毛
,.:.´: : : : : : : :ヾ:.:/: :`: :.、 )
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/: : : : : : . . . . . . . . . . . . . .: : :.:.:'.,
/:.:./: : : /: : :/:.i: : : : : : ヘ: :ヘ: : :. ', だって、アサオさんったら“髭”じゃないですか。
i/: : : : :/: : /: :.|: : ∧; : : ヾ: :|: : : }
{:.:./////ー':|: /ー'|: : :|ヽ、|:.:.,:.:i “髭”こそ誇り、誇りこそ“髭”。
∨ /| '´ - |/ - |/ヘ|/ |:.:.:|:./
!/i:.:.:l  ̄ ̄` ′ ´ ̄ ̄ |:.:.:| } 髭が男性的価値観の象徴と言うのはそうなんですが、
. 〈 .|:.:.:! |:.:.:.!イ __ , -―- 、
`|:.:.:| ∪ |:.:.:l.l/.:.! __,r‐、 アーサー王はとりわけ“髭”です。
!:.:.| r――┐ ,. !:.:.:!{.:.:.! /.:ノ.:.:〈
|:.:.:| \ ` ̄ ̄´ ,.イ |:.:.:||:.:.:.\ ,.-ノ:/.:.:.:/ 髭なんです(誇張あり)。
__ __ ヘ;:.:!>{::`:ーr:┬:r‐:´::::}<!:.:/ >、:.:.:.Υノ :.:.:.:.:/
/´:::::::::::::∧`\ヾ!:::/´ ̄>C< ̄`∨::|/ !{__:.!.:.:.:.!;.-'.:.:.:./
:::::::::::::::://::::∨♀´ ̄  ̄`Y´ ̄  ̄`♀∨ノl:.\:.:|:.:.:.:.;.イ、
:::::::::://::::::::::::| 人 | ヽ:_:ヽ.:.:/丿i
:::://::::::::::::::::::! /´ `\ !  ̄ ̄ |
∨::::::::::::::::::::::ノ /´ `\ ヽ ノ
【クリープのないコーヒー(古ッ!)】
.
- 1169 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 19:35:15 ID:pilEby450
- へー(素直に勉強になる)
- 1170 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 19:35:23 ID:IlEKR0hk0
- 作者の好みの問題じゃないかなあ
- 1171 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 19:42:03 ID:???
-
,,,_ _,, -‐''' ̄~ヽ
γ´: : : ̄: : : : : : : : : : :ヽ
∧: : : : :/: : : : : : : : : : : ヽ
ゝ:ヽ: : :/: : : : : ー- ,,_: : : : : : ',
γ´γ⌒: : : '⌒ヽ、: : : : : \: : : : ', あによ、髭なんて……。
/: : :}: : : : : : ヽ: : : : : : : :、: : 丶: : : ∧
けどね、クーフーりんは違うんですよ! {: : :.|: : : : : : : : :\: : : : : : V : : :ヽ: : ∧
|: : : |: : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :∨: : : ヽ: : :',
メイヴが高名な戦士にクーを倒してくれと頼む。 }: : : |: : : : : : : : : : : : ',: : : : : :V: : : : :}: : :\
{: : : ',: : : : : : : ∧: :',\|: : : : : V: : : : {: : : : :\
→あんな子供相手にしたら戦士の名誉に傷がつく ',: : :',:|\: : : :/ー‐_ソ,,, ',: : : : :,: ',: : : : ',: : : : : :\
',: : :〈弋夂ノ 弋少} 〉: : : : :∧:',丶、: ',: : : : : : :\
→メイヴがなだめすかし、報酬釣りあげて誘い出す。 \: : ヽ ヽ <ノY: : :/:∧|::::::::ヽ:',: : : : : : : : ゝ、
丶:ヘゝ _ イ|: :/: :ノ:::::::::::::::ヽ: : : : : : : : : : : ゝ 、
→実物見て、あんな髭の一本も /ー―`.'.゚⌒丶´ レイ: :}:::へ、:::::::::::',: : : : : : : : : : : : : Y
/ / / ` 、 |: :/::::::::::\::::::::::',: : : ヽ: : : : : : : :丿
生えてない子供とはやはり戦えぬ。 // V / ヽ.l: /ゝ::::::::::::::::::::|:::',: : : : 丶: : : :/
</イ\∧∧ ´ | ヽ/:::::::::::::::::::::::ノ::::{: : : : : ',: : :/
→子犬ちゃん、馬鹿にされたと怒って、 丿 // 丶ヘ_/ ',:::::|::::::::::::::::/:::::::',: : : : :|: :〈_
/ / | \ |',::}::::::::/:/:::::::::::',: : : :{: : : : ̄~'''7
適当な草を魔法で口元に付ける。 /__ / } フ ハ | ',|::::ノ:::::::{::::::::::::::',: : ノ: : : {\: :/
〉/~~'''/~~'''ー-, { `YV } ' 〉/:::::::::::}:::::::::::::::丶: : : :ノ V
「ほら髭だぞ!これで戦えるんだな!」 <ヘ / ゝ、 | { .| ' _,,イ<::::::::::|::::::::::::::::::::}: : :/
ゞY. / / |└-、 __,,└^::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::イ: : :(_,,ノ|
→高名な戦士 ,'ヘメ /. ._,,,/,,, } ,Дー''~;;;;;Y::::::::::::::::::::::::::イ:::::::::イハ |∧: : _ノ
〉´ / // , ~''〜Y;;;;;;;;;;;;;;;;',:::::::::::, イ~ヘー'''~ | | | V丿
「……ま、まぁそれなら」 / /. ./// ,イ ,、_ __,, 」;;;;;;;;;;;;;ト--'~ 〈 V∧ ヽ .l }
/ / .,'^^'~ムイ |. ~~ \;;;;;;;;;;;;_/、| 丶 | } V }
/. / ノ 〈 | / ̄ ̄| > ~~| 、 / 〉
ここまでが一セットです。 /. / }___. } { | \ └l 丶、__ノ /
_/ ,,イ ノ ~~''ー---,,,,,,,,,___ ト--,,,,_>-‐'~ミ /
⊂⊂__,,, -ー- ,,,,-'~ ~~ー--,,,______,,,,,,,,,, -‐''''~~
.
- 1172 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 19:47:39 ID:ts+zWysl0
- アルトリウス(アーサーの元ネタ)ってあえて訳すなら「熊男さん」ですからね
そのまんま女性名化したアルトリアも当然「熊子さん」とでも呼ぶべきお名前だったり
- 1173 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 19:50:46 ID:qI0WBBX00
- というか細マッチョが持て囃されるのは日本に二次元ぐらいですし
- 1174 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 19:56:05 ID:???
-
/⌒\
, -く: : : : : \
,. : ̄/: : : :\,: ---:ミー- .
/:/: ': : : :,: : : : : : : : :\: :ヽ
根元が黒、 ': : ':/: : :/: : : :ィ:、: : : : : : : : ::. しかもですよ。知らない戦士が見たら、
中が赤、 /: :/ィ: : /: : : :/ }:∧: : : : : : : : l
先端が金 / : : : ∧:-:|、:,:/ , --、|: |: : : : |: : 必ず見習いに相手をさせよと言うこのちびクー、
おくれ毛は紫金 → /:,: : :/:{ V∧:{ |:ハ : |: : : : |
/イ/: :./:从イ雫ミ ィ雫ミ }:/: : :|: :| 美貌でも知られているんですが、
/:イ: |:{: :. Vり Vり /: : : |: |: :|
{/从:{ : ∧ ´ <: イ: /: l: ∧ その描写すらもなんとも女性的でして……。
/: : :/: /:从 V:::::ア ム:イ|: /: : : .
/: : :/: /: /: :`: . . ` ´ ィ: :/: :j:|/: : |: : :. 少なくとも私は、髪の毛を何色にも染め分けて
/: : ,イ: /: /: :/: r--|`「 ̄ ̄イ:/: |: : : |∨: .
/: : / /:イ: :/: : 7´ ̄:´:_/ ̄ V: |: : : | V: :. 冠の様に複雑に結い上げ、
/: : /rイ : : : : /r//乂: 「//〉' }: : : : ∧ 、: :、
/: : / /:イ: : : :////〉- `}':〈 {/ V: :/: /: : \ \:\ 後ろに流して三つ編みに……。
{ : / /: : :/: r介::「::::介:::::V |:イ: :〈: : : : : ヽ ヽ:
|: :{ /: : :/: : : 7/::/::::〈/:::::/_/_ /: : : : :}: : : : : : :. }:| 琥珀のビーズの飾り紐で髪を飾っていただの、
|: :∨: : : /: : : : ://_/::::〈/>´ /: : : :/: : : : : : : }/:,'
从: :〉: : /: :「ヽ>-乂 ̄\ ,: : :/: : : : : : : :/イ 笑窪の描写迄ある英雄なんて他に知りませんよ。
,ィ }/: : :>  ̄ ∨ ̄ }_ ) ,:r- く: :,: : : : : : : : /: (
「: :(__/:r ´ r-〉 ,イ〉_/―く:::/: : :/: : /: : : :イ⌒ヽ:〉 まぁ、その笑窪は片頬に四つずつあって
乂: : : : : : :/l , イ乂j::<_ノ´:::::::::::::::::{: :イ: : /{: : ( /'
` ⌒ 〈 〈 L|〈-ァ:〈/:::::〈/::::/⌒\:::|/: : : :( ` ー 四色に染め分けられていたりするのですが。
∧」Vー':\_/> ´ 「 { /  ̄ 〉 ̄ ̄\〉
/::::::::::::|::::::::\ |/ j_∨ ⌒V{_/⌒7、
【昨日は酷い姿を見せちゃったからと、おめかしする子犬ちゃん
……ただし、完全武装で手には生首五個下げてますorz】
.
- 1175 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 20:04:28 ID:???
-
, -‐''7 ∧
ノ: : : :/ , -、__ ノ: :ノノi
γ: : : : :.( /: :/: ヘ/: ∠,,,,___
(: : : : : : : \ ∩ {: :_ノ: : : : : : : : : : :⊂二、. _,、
_ V: : : : : : : :`〈 .{<:/: : : : <\- ,,_: : : : / //.}
/ |. /⌒\: : : : : : :.} .| : |: : : : : :) > 、Y: :> { 丿
/ / |: , -、: `: : : : : :.| ∨: : : : : :\ O , O}: :> ./ /
|⌒〉 ∨ }: : : : : : : : :} .∨: : : : | ̄ Δ ./: :} / /
} / |: : : : : : : : : | 丶、: :|:.| ゝ イ丶J/ イ\
し´ |: : : : /: : : :丶、 \',:\ 〈 _,,,イ〜⌒):/
_,,, -.‐┐ _ 人: : :/: : : : : : : : \ ノ`\\|_ ,,, イ´
`ーヽ 〉イ´ ~|/て:/⌒): : : |ノ ノ: ノ | しかもこの子犬ちゃん。
}/. ∨ \:∫/ (:/. |
/ (ν / / 生き急いだことでも有名な英雄でして、
| | | / /
| ヽ | / { 死んだのは多分、二十半ばにもならない時期。
} {二\,-、,/ニ}
. 〉 匚'''ー-'´τ<つ 下手すると十代です。
{ ~~'''''~~ `ゝ>
丶 / | え、息子のコンラはどうしたって?
ヽ、 / / |
ゝ〜/ / / アイツはちびクーが六歳の時の子だよ!
/ / 子犬ちゃん十七歳
〈_ / ク ワ ル ン ゲ の時にはもう十歳位だから、
`ヽ、 /
ヽ / 父親基準なら既に修行を終えてるよ!
\ /
丶 ,,,___,,,, イ
.
- 1176 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 20:16:32 ID:???
-
人__人____人__
x<|∨|><|><|>-‐…ー-ミ
/⌒ア⌒'乂人__人_ノ ""~~"'_ \
. __/_/:::::::::::::::\ ̄ ̄ ̄ :. : : :... ,
描写的に、十代だと思われるエウェル嬢→/:::::::::::::::\\:::::::::::::::|\ : :. : . . . : 丶 ',
/_/\:::::::::::::\:、::::::::i|:|::::\ : :. . . : :. : : : ::: ',
. /:|::::::::::::::::::\::::::::::::\:、::i|:|:::::::::)k : :. . . : :.. . : : :: ´,
. /:::|::::::::::::::::::::::::\::::::::::::}:}八::ー‐‐ァハ : :. . . : ::.. . : :::. 、
/:::: |::::::::::∨/::::::i::::\::::://∧V7爪:: ::ノ, : ::. . : : ::.. . : ::. \
::::: :: |:::::::::::::∨/:::|:::|:::::|X:::::/∧V/ハ::: ハ : ::. . : ::::... 、:.. \
|:::::::::|:::::::::::::::∨/:|:::|:::::|i::|h:::::::::}:}i:::::::::::{::{::. .: ::. . . : : :::...`.. \
|::i::::::::::::::::::: :: ∨ i斗ャ笊サ|h,:::/八:: : |::ハ V, : :.::. . . : : : : ::. \
|::|::::::::\:::::::::::::|'´|: |:/ \| V/: :{\:|:::::}::}ハ . : ::.. . . : : : :: \
||::::::::: |\:::::::| |/|′ __j |:::::::{:::::i|:::::}::}::::V : : ::.、 . . : : \、
|小::::::::: |::::::\:{ ,Jノィe ノ:::::ノ}::: リ:::/::ハ:::}i, : : : ::::..、 \:l , 、
||\:::い::::::::::::〉 ,'´::::f´ {:::/::/::/:::Vハ : : : : : ::..、 : ′\
| )ハ:V/: :/ |从:i| ノ:/:/::/::::: }:://, : : : : ::i\〉 \
j八::::\ { 八 {::|/::: {::::::::{//:ハ, : : : : | \
因みに、ちびクーが、 ∨ハ|i:.、_ _, ){::|i::::::{:::: ::∨:/ ハ : : ; __ノ \
// |::::}\ 〉八:::::\:::: ∨Y||:{\ \{ ァ'⌒′
アイルランドの神話の女には珍しい位 ⌒′,ノ:::八:::\ ィi(/ \:::::〉::/⌒八{ ̄\ rー<
γ゜ァ'´ )::::::)T爪::j::/:| }::∧/ Y辷ハ )ハ f⌒´ \
できた嫁であるエウェル嬢を、 {::八 /⌒V|j 〉ン Y´ ̄// | 人__,リ/ }ヘ‐┐ 〉 \
j/ 〈〈/ } {:{ 人ノ乂__ン_/〉<\ 〈 \
最初に貰いに行ったのが五歳の時です。 \ /´ ̄ リ 乂 廴_ノ__ノ )k'′ \
/ -‐ / `¨¨マ乂____彡′ \
そりゃフォルガルさんも反対するよね。 , ∨∧ V/
/ / '. ∧ 〈
五歳でダメだししたら、 厶=-‐… . ∧ V/ \
,. ´ | | ∧ 〈
七歳になって武術を修めたぞーって . / | | | /∧ V/
)VV( | | | //∧ 〈
帰ってきたんだから )ソ )Y⌒Y⌒Y( | | | / ∧ ∨
- 1177 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 20:28:11 ID:???
-
__ /: : : : : : : : : : ∨ |
/  ̄二7: : : : : : : :ト、: : :| |
∨ / : : 从{\从,∠、| |
∨ 〈]: : :/r≧ イf9 }〉} |\
∨ j: : :代 f9 , ∠:イ .′: \_____
∨ \: : :> f‐ヘ / /: : : : : : : : : : : : : \
∨ 冫:込。└j⌒》| / : : : : : : : : : : : : : : : :〉
\ <:く 《⌒Х/圦 | : : : : : : : : : : : : : : : /
/\ \〉 `ア /\∨\ | : : : : : : : : : : : : : /
___/: : : :∧ ∨ }: :/ | : : : : : : : : : : : : 〈
/: : : : : : : : : :_ イ: ∧ o \o ∨ 八 : : : : : : : : : : : : \
∨: : : / ̄ |: : :/ ∨ 〈: : : : : : : : : : : : : : : : :ハ _
∨: / ノ: :/ o o_」 ∨: : : : :/ ̄ ̄ ̄\: 廴/⌒)〉
∨廴_ /: :/ / \: : 〈_____  ̄´ </
\_:/ /: : :/ /⌒`丶、_,. イ⌒Vハ: : : : : : : : :\
/: : :/ ィ゙ -―=¬=ミ | ∨| : : : : : : : : : ハ
/ : : : 人 // j//⌒\__.八 ク: : : : /⌒\り
〈/⌒\__\j / /-_-_-_-.\ [ ハイ:_:_:/
__,≫彳 j{-_-_-_-_-_-_∨ ∨
と言う訳で、この子犬ちゃん。 ⌒マ ̄ / / 八-_-_-_-_-_-_ハ 八
/\/ / / .∨-_-_-_-∨-j\ \_
某セイバーみたいに / ∨/ ./ ∨-_-_-_-Y `ト、 \
/\ Y / /∨-_-_-_-_∨ 丿/\ 〉
成長止まる呪いだの何のと言わずとも、 /-_-_-ハ |] / | .∨-_-_-_-_Υ/////\/
/-_-_-_-_-L ⊥__/ 」__∨-_-_-_-_|/////_/
ひんぬうの一言で性転換させられる /-_-_-_-_-_ニ-  ̄  ̄Т ̄////∧-_-_-_-_[ ̄ ̄
/-_-_-_-_-/ \//////∧-_-_-_-|
スペックの持ち主なんですよ! 八-_-_-_-_∧  ̄ ̄ ̄ ̄V-_-_-_|
∨_-_-_-_∧ ∨_-_-_|
え? コンラ? ∨_-_-_-_-_ ∨-_-_|
∨-_-_-_-_ ∨-_-|
六歳の時の子供でも、女同士の子でも、 \-_-_-_-_ /⌒丶∨
\-_-_-_ ‖⌒^\`、
ぶっ飛んでる事には変わらないよ! \_-_-_ {{ -=ニ YI
\--_ 夊 _YI
お相手も、半神みたいなオイフェだし。 ∨_-_ \ -ニ Z
∨-_\ ∨ Z
実際、嫁との間に子供はいないみたいだしね! }-_-_-ハ ∨ ]|
∨-_/ /〉 八 リ
У // >彡
/ .//
/ //
マ込__彡
.
- 1178 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 20:45:57 ID:???
-
__ ><
r< ィi〔 < ‐=ニハ
/ニ/{\≧s。二ニ=‐ ヽ ≧s。ミt、
. 。s≦/∧ \ ≧s。 ≧s。 , ……と、言う訳で、
/ ,/ ∧ \ ‐= 、
ィ f ∧ \ \ ‐=≦ / 『長身兄貴のランサーってなんか違和感ない?』
', |i ∧ ,jI斗七 ,\ \ /\ \
∨ | l⌒\ {,ィ泛笊 \⌒ / \ \ というお話でしたとさ……。
, i| c笊ミ ヽ| h少/\___〉 / ヽ
∨ 叭 vリ \ ゞ‐' } l ,/ ∧ \ え?なんで鮭トバ食っててそんなこと考えたのかって?
. ∨ ‘, ハ/l/ /l//l| } ,/ / ∧ \
∨ ∧ 入 ぅ | / / / 廴 ちびクーがスカアハから習った
. ∨ { ∧ { <i| ,/ / / / ∧
. \{ \{__|__≧≦---ア/< |7ハ‐=≦ ,/ ∧ 20の戦士の技の重要な一つが、
/ /////アi:i:i:i:i{///{ |ヽ,} / ∧
/ {// { /i:i:i:i:i:i:i{ニ,/ i!辷 ≧s。.,_ ,/ ∧ 鮭の様に跳躍する術だからだよ!
. / ィi〔/≧ア\i:i:i>''´ ∨| |ニニハ l /, ∧
/ fニ!/、// / Y i!ニニ,} 後、栩木センセ、和訳で空幻魔杖とか大胆鮭跳躍とかは
‐=/ /^ { | / %二ニ} } /
/ {=,{ /_____| ‐==ニニニ| %二∧ >ミ / 正直アレじゃないっすかね。無理に縮める必要はないんじゃと言うか。
. / { /}ニ,{ /‐=ニニニニニニニ二|/ },ニニニ‐{ ( )} /
. / { Yニ{{‐=ニニニニニ二二二二| i}二ニニ,≧≦ ‐=≦ 原書読めない人間の言う事ではないですが……。
【ひんぬう犬属性で候補に挙がったが、
髪の毛ボリューム在りすぎ問題で没になった狼】
_,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、. / 入 遠 ほ
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. !. れ 慮 ら
゙l'´゙《 __,,,ゝ:::r、:::::l |. て し
ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::} ヽ み な
゙i`"l  ̄ ソ::::ヽ l′ ろ い
゙i. ゝ^ , /ヾヾヾ、 ヽ, よ で
ヽ ゙こ´ / ヽ、 ∠_ ああ、そうそう、20の戦士の技の一つでもあり
ヽ、 /__,∠、 `'-、 ^ー――
`゙ク'゙´ ` ゙'、 ヽ ギャグだとアレな使い方される事が多く見える
/ 〉 ヽヽ
ィ ヽヽ ゲイボルグですけど、
_,,-'´::: ゙i
/ ` } アレ実は、ほぼ原典準拠です。
/ ,-ィ‐r'´´ / l
__r'〈 ,ノ / ```l / l
-‐ ´ ‐ '' ´ /l::: l ー'´ l
.
- 1179 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 20:57:32 ID:???
-
r _。rz
イ ゝ ´〉ィ _ <r`´
イゝ ´ ゝ ´ ri}!_ _ <r`
イゝ ´ ゝ´ ri} _ .<イr`
イゝ' ゝ' .ri} _ < _ ィ!
イゝ' ゝ' ri} _ < _ .< ヽ
イr ´ゝ' ri} _ .< _ .< _ .<イ
イr ´r.´ ri} _ .<_ .< _ . <<> ´
イr ´r ´ri} _ < <. _ < <> ´
イr ´イri} < <_ < .> ´
イr.´イri} < < > ´
イr ´イ}< _ < > ´ ○ゲイボルグ(をい)
イィイ} <><> ´
. イィイ}><> ´ 海獣の骨でできている、銛のような形で膨らむ槍。
rイ イ <> ´ 戦士の決闘場である“浅瀬”の水に流れる位軽い。
〈ヽヽ}}r ´
. ` ´
┏ ┓
┃ と言うのも、ゲイボルグって、ほんっとーに強敵相手じゃないとつかわない必殺武器なんですよね。 ┃
┃ 最初っから装備してるのはほんっと希で、強い敵に攻めあぐねた時とかに、 . ┃
┃ 『ロイグ!ゲイボルグを射出してくれ!』 ┃
┃ ってやるわけです。尚、ロイグは水の流れに乗せて、クーの手元まで届けたりします……。 . ┃
┗ ┛
, , , /
, ,l、 i l ll l ,イl ,イ/,イ,
、 ム ',ム ム ll l/l,イ/,イ,イイ//
、\ 、'ム l/ムム'////////////ム/ ,
、 \ム',/////////////////////ムイ
`マム、マ////>'´ ̄'/ヲ////////////>'
―=三///, ' /'/7////////////ム、
,イ///, ' / ///'7///////////<ヽ、
,イ/// ' ///7///////////ム
7/,/ ' //'/ ,イ////////ムヽ`、 でまぁ、神秘の補正も
,7/,/ ' ' / ,イイ/////////ム`
7//i ' / ,イ//////、ムヽ、 クーフーリンの専売特許じゃないわけで、
7// / /,イ////ムム ', l`
7/, ' ,' lイ///ム 'ム '. l その中には当然の様にいるわけですよ、
,7/ __ l 'マl lマ, マ l
,7/ , ´`ヽ、 //////≧、 l l ll l ',,イ三l 皮膚が固くて、普通にやったんじゃ
,7/ / イム ',  ̄ ̄ニ=マム、 l l ,イ>二7
,7,l l i´ イ7 ' ` 、 _゚_`` ,イく ゚イ ゲイボルグでも刺さんねぇってやつ。
7 l l ' ', ',  ̄ l
/ ヽ、 ヽム' ', ,' そう言う奴の効きそうなトコに、
. / ヽ、 イ ', /
`´ i _ 冫 / 下から槍を蹴り上げるとなると、
i , 苟 /
' , -ニニニニニ'`/>、 当然刺さるのは……。
' , /l:::::::::::>、
', ヽ、 ,イl l::::::::::::::::::::ヽ
、ヽ ヽ、 ,イlll l::::::::::::::::::::::::ヽ
::ム ヽ ` ー ― ´ l ll l:::::::::::::::::::::::::::ヽ
.
- 1180 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 21:06:20 ID:???
-
_,,-i、
_,,―''"` ゙l, __
_,,-‐'″ ゙l、 /| `゙'''ー-
,,,,-‐"` _ |、 ,i´l゙ .l゙ ……と、なるわけです。
.,,-''"` _,/"| ,li、 丿 .l゙ ,l゙
..〔 _,,,-'"゛ .| ,"|、 ,/ │ │ なお、このよく尻に刺さるゲイボルグ。
`ヽ .,,-'"` ,,,-, ,l゙ │ ゙l、 ,/ ,| ,i´
ヽ ,/ ./′ ゙ッ′ 丿 .゙l ,/ ,l゜ │ 一説には袋の槍と言う意味でして、
゙'ヽ、 ヽ .,/_,,,,,,,,-←i、 ,,-‐i、 丿 l゙ ,l゙
`'-,、 ゙i、 .,,/` ゙l | .゙l ゙l ゙l .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ィニ,,,,,,,、 .| ./ 袋の付いた槍=……と、言う事で、
`'-、 ゙l ゙レ、 ゙l .゙l .゙l | .| .l゙゙l | .| │
`''-| | \ │ .゙l ゙l .| .l .| ,←―――――-r",,-“',,,Z″ ある種のメタファーなんではと言う説もあります。
/ | `'i、l,--←'''''゙l / .l│l゙ ,,-ンシ广゛ l゙
丿 .| ゙'ミヽ.__,,,,-'" .,iト|│ ,,/ンシ'゛ .l゙ .| 私はボルグ・マックベインが最初に作ったから
,i´ / `!|、 ,l゙l゙|.l゙ ,,r'/シ'".,,/゙~゙゙二''" ゲイ・ボルグ
`'ヽ,、 .,/ ゙゙l,_,,,,-''"` ||,l゙ .,,/゙lソ'゙,,-'"_,,,-‐'″ ボルグの槍と呼ばれる説を推しますがね。
`'ヘ-,,,、 `'i、 ,lリ .,,,ji!'彡‐,ン‐'"
`゙''ー-_ `ヽ .l|" ,,,il|リニン''″
`゙'''ー-,,,,\ ,リ,,,終゙‐'
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ >>アーサー女性化は作者の趣味
〉==⊆レル!'´ いや、プ―サーは男ですし。ヒロインは必要で女にしたらしいですよ。
}== {;;了 苦み走ったナイス髭の方が良いじゃん……は純粋に俺の趣味ですが。
〈_ ,ニ二>
⊂ニ{二 !.{;;;L..__ >>アルトリウス&細マッチョ幻想
〉二i r;;;r‐┘ ですよねー。正直、設定の裏付けなく優男ばっかなのは
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐ 美少女動物園並みに違和感あります。
)== i {;;;丁~ まぁ、アルトリウスはローマ部族名説の方が優勢ですけれど。
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._ ……と、言う訳でお目汚しでした。
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
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- 1181 :ディゴール・ダ・ジゴール ◆ja204PtLEU ★:2018/09/21(金) 21:08:09 ID:???
-
_lヽ._
r'ヾ〉 ∀ `ミヽ
}_ヽ___.、<ヾ } } }
:}==仁´} } ノノ.ノ
〉==⊆レル!'´ 追伸……。
}== {;;了
〈_ ,ニ二> 日曜夜までにはない夫の続きをやりたいです。
⊂ニ{二 !.{;;;L..__
〉二i r;;;r‐┘ もしかしたら即興では無く書き溜るかもですが。
⊆ニ〈`~¨'i ' ┴-┐
)== i {;;;丁~
に二{____ { ,ニ二⊃
,...__)二...j(;j;;(..._
`ー- }二" }, r;;;;rー┘
゙:゙':':':~:~;";'';':':':~:”:^:'':';~:゙:゙':':';~::~:":'';';;~;”:^:'':'
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- 1182 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 21:12:22 ID:ySOmq+bs0
- 乙です
生き急ぎ過ぎじゃない?w
- 1183 :名無しの読者さん:2018/09/21(金) 21:16:26 ID:pilEby450
- 乙でしたー
ゲイボルグって元ネタからしてそんな感じなのかw
- 1184 :名無しの読者さん:2018/09/22(土) 00:26:10 ID:hVQw0w0r0
- ダディフェイスとか
マックスペイン?で金玉アタックに草
- 1185 :名無しの読者さん:2018/09/22(土) 00:26:26 ID:hVQw0w0r0
- あっと乙でした
- 1186 :名無しの読者さん:2018/09/28(金) 11:24:18 ID:JixyMSDp0
- 乙
- 1187 :名無しの読者さん:2019/03/04(月) 22:14:38 ID:hp6uRUyh0
- >>591
…ん?まさか
0ch+ BBS 0.7.4 20131106